JPH08309119A - 循環温浴装置 - Google Patents

循環温浴装置

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Publication number
JPH08309119A
JPH08309119A JP7115644A JP11564495A JPH08309119A JP H08309119 A JPH08309119 A JP H08309119A JP 7115644 A JP7115644 A JP 7115644A JP 11564495 A JP11564495 A JP 11564495A JP H08309119 A JPH08309119 A JP H08309119A
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JP
Japan
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drainage
bath water
drainage port
septic tank
bath
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JP7115644A
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English (en)
Inventor
Akihisa Suzuki
昭央 鈴木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄化槽内に残留する空気が容易に排出され、
浄化材の利用効率を高めることができる浄化槽を有する
循環温浴装置を提供することである。 【構成】 浄化槽22内の出口側端面の底部近傍におい
て、その上部には開口断面積が小さな排水口66を設
け、その下側には開口断面積が大きい排水口67を設け
る。それ等の排水口66、67は連通している。そし
て、その上方の排水口66には、上部開口が浄化槽22
の頂部近傍に配置される排出管22dが接続される。従
って、浄化槽22の上部に存在する空気を前記排出菅2
2dを介して前記小さな排水口66から浄化槽22の外
部に排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の浴用水を循環
させて浄化を行なうための循環温浴装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭において所望の時間に希望す
る浴用水温度で入浴するための循環温浴装置(通称24
時間風呂)が提供されている。その循環温浴装置は、浴
用水を循環温浴装置の装置本体内部と浴槽との間で循環
させることによって浴用水を浄化し、希望の温度となる
ように浴用水の温度を制御するためのものである。
【0003】この循環温浴装置は、浴用水を汲み上げる
ためのポンプと、そのポンプによって汲み上げられた浴
用水を浄化するための浄化槽と、浄化された浴用水を所
定の温度に加熱調整し、浴槽内の浴用水を希望の温度に
保つためのヒーターとで構成されている。さらに、その
循環温浴装置は、装置本体と浴槽とをつなぐためのホー
スと、浴用水の温度を設定するためのコントロールパネ
ルと、温度センサーとを備えている。循環温浴装置は、
これらの構成要素によって浴用水を循環温浴装置の装置
本体内部と浴槽との間で循環させることによって浴用水
を浄化し、かつ所望の温度となるように浴用水の水温を
制御している。
【0004】浴用水の浄化方法としては、一般には、活
性炭、あるいは鉱石等を使用して浴用水に混入する汚染
粒子を除去するフィルター浄化と、好気性の細菌を利用
した生物浄化とを組み合わせた浄化方法が用いられてい
る。生物浄化は、好気性の細菌を繁殖させた多孔質セラ
ミック等で構成された浄化槽を設け、同浄化槽内に浴用
水を循環させることによって細菌が浴用水中に溶け込ん
だ汚染物質を分解することにより浄化する方法である。
【0005】この他に、ミネラル成分を生成する原石等
を備え、溶出したミネラル成分により有機物を析出、凝
集させ、これをセラミック等の多孔質材料で構成された
浄化槽で濾過することにより浄化する方式を備えたもの
がある。この方式は、一定量の原石から抽出されるミネ
ラルの量そのものが微量なためミネラルを抽出する装置
そのものが非常に大きな容積を必要とした。この点を解
消するために特公平1−44363号公報に記載されて
いるように、天然鉱物よりミネラル成分を抽出した浄化
溶液を用いて装置を構成したものがある。これは、浄化
溶液を一定量浴用水に混入させることによって有機物を
析出、凝集させる方式であり前述のミネラル成分を溶出
する装置を小型化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の循環温浴装置において、特に、浄化槽部を横置き状
に設置する場合、浴用水が循環しても浄化槽内の空気が
充分に排出されずに残留してしまう問題があった。
【0007】このために、浴用水の濾過、浄化に寄与し
ない浄化材の部分が生じ、浄化材の利用効率が低くなる
と共に、常時浄化に寄与する浄化材に対する浄化負担も
増えるので、その再生回数も増える。これによって、い
つでも快適で健康的な入浴が楽しめるという循環温浴装
置本来の利便性が損なわれてしまうという欠点があっ
た。
【0008】そこで、本発明は、浄化槽内に残留する空
気が容易に排出され、浄化材の利用効率を高めることが
できる浄化槽を有する循環温浴装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の循環温浴装置は、浴槽から吸い上げられた
浴用水を濾過手段で濾過することにより浴用水を適正な
水質に保持することができるものを対象として、前記濾
過手段を、導入した浴用水を水平方向に流通させるよう
に横向きに配置し、前記濾過手段に、前記導入した浴用
水を排出するための複数の排水口を備え、前記複数の排
水口の内の1つの排水口を、他の排水口に対して上下方
向の低い位置に設置し、前記他の排水口は、前記濾過手
段の内側頂部付近に開口する排水流路の下側部に接続し
ている。
【0010】なお、前記他の排水口の開口面積を、前記
低い位置の1つの排水口の開口面積よりも小さく設定し
てもよい。
【0011】そして、前記低い位置の1つの排水口及び
他の排水口を連通させてもよい。
【0012】また、前記低い位置の1つの排水口を、前
記濾過手段の横方向の一側面における上下中間部より下
方の底部近傍に設置してもよい。
【0013】さらに、前記他の排水口に接続された前記
排水流路を前記濾過手段の横方向の一側面に形成しても
よい。
【0014】
【作用】前記構成を有する本発明の循環温浴装置によれ
ば、横向きに設置された濾過手段で濾過、浄化される浴
用水を排出する複数の排水口の内1つの排水口を、他の
排水口より上下方向の低い位置に設置し、前記他の排水
口は、前記濾過手段の内側頂部付近に開口する排水流路
の下側部に接続した構成としたので、浴用水を通水する
ことで濾過手段の上部に残留する空気を前記排水流路を
通じて前記他の排水口から容易かつ適切に濾過手段の外
部に排出させることができる。
【0015】また、前記他の排水口の開口面積を、前記
低い位置の1つの排水口の開口面積よりも小さく設定す
れば、前記他の排水口に連通する排水流路内に存在する
浴用水や空気は、前記低い位置に設置された1つの排水
口から吐出する多量の排水作用によって、吸い出され
る。つまり、所謂エゼクタ効果を確実に発生させて、前
記空気等を確実に排出することができる。
【0016】また、前記低い位置の1つの排水口及び他
の排水口を連通させることにより、その連結部におい
て、前記他の排水口に連通する流路内に存在する浴用水
や空気を、低い位置に設置された1つの排水口に吸い出
す力を働かせるエゼクタ効果を確実に発生することがで
きると共に、排水部分の構造を簡単な構成とすることが
できる。
【0017】また、前記低い位置の1つの排水口を、前
記濾過手段の横方向の一側面における上下中間部より下
方の底部近傍に設置することにより、濾過手段内の上部
に残留する空気をより容易、かつ適切に濾過手段の外部
に排出できることは勿論、濾過手段内に残留する浴用水
を全て排出する必要が生じた場合にも容易に対処するこ
とができ、この浴用水を完全に排出することができる。
【0018】さらに、前記他の排水口に接続された前記
排水流路を前記濾過手段の横方向の一側面に形成するこ
とによって、前記他の排水口に接続するための特別な配
水管の如き手段を備える必要がなく、他の排水口に関す
る排水構成を簡略かすることができる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の循環温浴装置を具体化した
一実施例を図面を参照して説明する。
【0020】先ず始めに、本実施例の循環温浴装置の概
要について図2及び図3を用いて説明する。
【0021】本実施例の循環温浴装置は、装置本体11
と、この装置本体11へ浴用水を入水ホース13aを介
して供給したり、装置本体11から浄化、加温された浴
用水を出水ホース13bを介して再び浴槽14へ戻す吸
い出しユニット15とから構成されている。
【0022】また、装置本体11への電力を、漏電ブレ
ーカ16とこれに接続された電源ケーブル17を介して
供給し、アース18がアースケーブル18aを介して、
装置本体11に電気的に接続された構成になっており、
漏電や感電に対する保護手段が施されている。さらに、
装置本体11は、浴槽14の縁の部分に設置され、吸い
出しホースユニット15が浴用水中に浸漬するようにし
て、浴槽14の側壁部に図示しない接着盤を用いて取り
付けられている。
【0023】なお、この吸い出しユニット15は、図3
に示すように、全体としてほぼ矩形状をなすユニットケ
ース15aと、そのユニットケース15aに接続された
浴用水を汲み出す吸い込み口15b及び浄化、加温され
た浴用水を排出し再び浴槽14に戻す吹き出し口15c
と、前記ユニットケース15aを浴槽14の側壁に接着
固定するための接着盤15dとから構成されている。前
記ユニットケース15a内部では、浴用水を装置本体1
1へ供給する入水ホース13aが吸い込み口15bに、
また、装置本体11から浄化、加温された浴用水を還流
させるための出水ホース13bが吹き出し口15cにそ
れぞれ接続されるように構成されており、浴槽14中の
浴用水が吸い込まれて装置本体11に供給され、再び浴
槽14に戻って循環するようになっている。
【0024】次に、濾過手段としての浄化槽22に収納
された濾過用のフィルタである多孔質セラミック層22
bで構成した本実施例の循環温浴装置の構成について図
1及び図4を用いて説明する。
【0025】装置本体11は、浴用水を汲み上げ循環さ
せる循環ポンプ20と、汲み上げられた浴用水を加熱、
保温する加熱槽21と、浴用水を微生物により浄化する
浄化槽22と、循環する浴用水の流路を切り換える切り
替え弁と、前記各構成要素を連通するための流路とで構
成される。前記切り替え弁は、浄化槽22中で浴用水の
流れる方向を切り換えることができる第一の三方弁23
と、この第一の三方弁23と連動して第一の三方弁23
を浄化槽22に設けられた流路の一端部としての入口6
5に連通したり、その入口65から流出した浴用水を浴
槽14に戻すことなく装置本体11外に排出できる第二
の三方弁26と、第一の三方弁23と連動して浄化槽2
2に設けられた流路の他端部としての出口66から流出
した浴用水を浴槽14に戻す通常の流通状態の流路を形
成したり、第一の三方弁23を前記出口66に連通する
ことができる第三の三方弁27とによって構成される。
【0026】このうち、通常の循環状態においては、浄
化槽22の入口65は、第二の三方弁26、第一の三方
弁23、循環ポンプ20及び加熱槽21を介して、入水
ホース13aに連通され、浄化槽22の出口66は、第
三の三方弁27を介して出水ホース13bに連通されて
いるので、これにより、循環ポンプ20により浴槽14
から吸い上げられた浴用水が装置本体11を通って再び
浴槽14に戻るという一連の連続した流路が形成されて
いる。
【0027】一方、浄化槽22の再生処理を行なう場合
は、浄化槽22の入口65は、第二の三方弁26を介し
て排出流路としての排水ホース13cに連通され、浄化
槽22の出口66は、第三の三方弁27と第一の三方弁
23とを介して循環ポンプ20に連通されるので、これ
により、循環ポンプ20により浴槽14から吸い上げら
れた浴用水は、浄化槽22内を通常の循環状態とは反対
の逆流状態となり、浴槽14に戻ることなく排水ホース
13cから装置本体11の外に排出されるように流路が
形成されている。
【0028】次に、前記浄化槽22は、円筒状に形成さ
れ、供給された浴用水を水平方向に流通させるように横
置きに配設されている。この浄化槽22は、上下一対の
排水口66、67が上下中間部より下方の底部近傍に設
置された筒状壁部22aと、入口65が上下中間部に設
置された蓋部22cとにより構成されている。この浄化
槽22の内部には、好気性の細菌を繁殖させた粒状の多
孔質セラミックが層状に収容され、多孔質セラミック層
22bを形成している。なお、蓋部22cは、筒状壁部
22aの入口65側の外周部に螺合により締め付け固定
される構成となっており、浄化槽22の内部に収容され
る多孔質セラミック層22bを取り出し可能になってい
る。
【0029】また、前記筒状壁部22aの上方の排水口
66には、浄化槽22の筒状壁部22aの内側面と一体
的に構成された排水流路としての排出管22dが設置さ
れている。その排出管22dの水平断面形状は半円形で
ある。前記排水口66の下方の浄化槽22の底部には、
その排水口66に連通するもう1つの排水口67が設け
られる。前記排水口66の開口断面積は、前記下側の排
水口67の開口面積よりも相当小さく設定されている。
前記排出管22dは、筒状壁部22aの内側面の上方の
頂部近傍に開口を有し、下側部が前記排水口66に接続
される。筒状浄化槽22の一側面における、上下中間部
より下方の底部近傍に設置された排水口66と、上下中
間部より上方の頂部近傍に設置された前記排出管22d
自体の上部開口とを連通する排水流路が形成される。こ
の排出管22dは、浄化槽22の筒状壁部22aの内側
面に一体に形成されているので、浄化槽22外に新たに
配管する必要がなく、コンパクトで、かつ簡略な構成と
なっている。
【0030】なお、加熱槽21の中には、ヒータ24が
設置されており、循環ポンプ20により汲み上げられた
浴用水は、給電したヒータ24によって加熱されるよう
になっている。
【0031】また、循環する浴用水の温度を検出する温
度センサ25が、浴槽14から加熱槽21に至るまでの
流路中に設けられており、この温度センサ25による検
出結果に基づいて、所定の加熱が行えるようになってい
る。本実施例の場合、温度センサ25は、加熱槽21の
入口近傍に設置されている。さらに、循環する浴用水の
濁度を検出する濁度測定器28が、浴槽14から浄化槽
22に至るまでの流路中、即ち、本実施例では前記加熱
槽21の出口近傍に設けられており、この濁度測定器2
8による測定結果に基づいて、浄化槽22の再生処理を
行なうか否かの判定がされる。本実施例の場合、濁度測
定器28は、加熱槽21の出口近傍に設置されている。
【0032】次に、本実施例の電気的回路構成について
図5を用いて説明する。
【0033】本実施例の電気回路は、漏電事故を防止す
るための漏電ブレーカ16と、主スイッチ、家庭用交流
電圧を所望の電圧に変換するトランス、トランスの出力
電圧を整流し直流電圧を発生する整流回路等から構成さ
れる電源回路38と、流路を切り換える三方弁やヒータ
24を制御可能な制御回路41と、その制御回路41か
らの命令信号に基づいて、ON/OFF制御することで
ヒータ24に駆動電圧を印加するスイッチ回路42と、
同様にして、通常に循環流路を形成したり浄化槽22の
再生処理をするための流路を形成したりするために、実
際に三方弁23、26及び27の弁位置を切り換える命
令信号を各三方弁23、26及び27に対して出力する
弁位置切り替え回路43とから構成されている。
【0034】また、前記電源回路38には、浴用水を浴
槽14から吸い上げ循環させるための循環ポンプ20が
接続されている。一方、前記制御回路41には、前記ス
イッチ回路42と、前記弁位置切り替え回路43と、前
記温度センサ24及び前記濁度測定器28と、その濁度
測定器28によって測定された水質の情報を基準情報と
して記憶するための記憶手段としてのRAM44とが信
号線により接続されている。
【0035】次に、前記した構成に基づく作用を説明す
る。新鮮な浴用水を入れ換えた直後は、浴用水の清浄度
は充分高く、入浴に適した水温にあり、循環温浴装置は
停止状態にあるとする。
【0036】まず、装置本体11に電源が投入される
と、浴槽14中の新しい浴用水は、循環ポンプ20によ
り汲み上げられ、浴用水中に浸漬固定された吸い出しユ
ニット15の吸い込み口15bから入水ホース13aを
介して、装置本体11内に供給される。同時に、加熱槽
21の入口近傍に設置されている温度センサ25によ
り、循環する浴用水の水温が検出されると共に、濁度測
定器28により、循環された直後の浴用水の濁度が測定
され、これらに基づく情報信号がそれぞれ制御回路41
に対して出力され、それぞれ水温及び濁度の基準値とし
てRAM44に記憶される。また、この制御回路41
は、電源投入時に、各三方弁23、26及び27を駆動
して通常の循環流路を形成するための命令信号を弁位置
切り替え回路43に対して出力する。これにより、入水
ホース13aを通った浴用水は、通常の循環流路を通っ
て再び浴槽14に戻る。
【0037】ここで、使用時間の経過と共に、短期的に
は浴用水の水温が低下し、長期的には浄化槽22の浄化
能力が低下し浴用水の濁度が増す。このとき、加熱槽2
1の入口近傍に設置された温度センサ25は、浴用水の
水温を検出すると共に、この水温に対応した情報信号を
制御回路41に対して出力する。すると、制御回路41
は、浴用水の水温を基準値に対して比較判断し、必要に
応じてヒータ24に電源回路38から給電されるように
スイッチ回路42を制御する。これにより、入水ホース
13aを介して浴槽14から加熱槽21に供給された浴
用水は、ヒータ24により加熱昇温される。この間、加
熱槽21の入口近傍に設置された温度センサ25は、浴
用水の温度を検出し、制御回路41は、温度センサ25
により検出された水温と基準値とを比較判断し、基準値
に検出された水温が達したと判断した場合、ヒータ24
に電源回路38から給電されないようにスイッチ回路4
2を制御する。
【0038】このようにして、加熱槽21で入浴に適し
た温度に加熱、保温された浴用水は、循環ポンプ20に
供給される。さらに、第一の三方弁23と第二の三方弁
26とを介して、浄化槽22内に供給される。浄化槽2
2の入口65から内部に流入した浴用水は、収容されて
いる多孔質セラミック層22bを通過して、主に、下側
の排水口67から浄化槽22の外部に排出される。ここ
で、この排水口67のすぐ上部には、浄化槽22内の出
口側端面において、小さな排水口66が連通している。
そして、前記浄化槽22の内側の頂部近傍に開口を有す
る排出管22dの下端が前記排水口66として、下側の
排水口67と共に排水する方向に開口して合流連結され
ている。この排出管22dの開口断面積は、排水口67
の開口断面積より小さいので、両者の連結部において、
エゼクタ効果により、排出管22d内に存在する浴用水
や空気を吸い出す力が働く。
【0039】そのため、浄化槽22に入口65から各排
水口66、67の方向に流れるように浴用水を供給する
と、各排水口66、67から浴用水が排出されると共
に、浄化槽22内の上部に残留している空気や浴用水が
排出管22dを介して小さな排水口66から浄化槽22
の外部に確実に排出されることになる。
【0040】これにより、浄化材である多孔質セラミッ
ク層22b全体が、循環する浴用水に浸ることになり、
常に高い多孔質セラミック層22bの利用効率を維持す
ることができる。
【0041】また、特に、下側の排水口67は、浄化槽
22の一側面の上下中間部より下方の底部近傍に設置さ
れているので、外部より空気を導入して装置内の浴用水
を排出しようとした場合でも、浄化槽22内に残留する
浴用水を完全に排出することができるので、浄化装置の
メンテナンス性を高めることができる。
【0042】処で、循環温浴装置は、長期的に使用する
ことにより浄化槽22の目詰まりが進行し、その浄化能
力が低下する。これに伴い、浴用水の濁度が高くなる。
加熱槽21の各排水口66、67の近傍に設置された濁
度測定器28は、浴用水の濁度を検出し、制御回路41
に濁度に関する情報信号を出力する。制御回路41は、
濁度測定器28により検出した濁度と基準値とを比較判
断し、検出された濁度が基準値を超えた場合、ヒータ2
4に電源回路38から給電されないようにスイッチ回路
42を制御すると共に、各三方弁23、26、及び27
を駆動して浄化槽22の再生処理をする流路を形成する
ための命令信号を弁位置切り替え回路43に対して出力
する。
【0043】これにより、循環ポンプ20から流出した
後の浴用水の流路が切り替わり、浄化槽22の中を通常
に循環状態を反対の方向に流れると共に、浄化槽22か
ら流出した浴用水は、第二の三方弁26を介して排水ホ
ース13cに流れ込み、浴槽14に戻ることなく浴槽外
部に排出される。この浄化槽22の再生処理は、予め設
定された時間続く。その後、制御回路41は、各三方弁
23、26及び27を駆動して通常の循環流路を形成す
るための命令信号を弁位置切り替え回路43に対して出
力し、通常に浴用水の循環状態にする。
【0044】このようにして、制御回路41は、電源投
入直後の循環する浴用水の濁度に対応した情報信号を濁
度の基準値としてRAM44に記憶し、これ以後は、こ
の基準値に基づいて各三方弁23、26及び27を駆動
する弁位置切り替え回路43を制御し、浴用水の濁度の
変化に対応して、浴用水の流路を通常の循環状態や浄化
槽22の再生処理の状態に切り換えて、常に浄化槽22
の浄化能力を維持し、浴用水を入浴に適した水質に保つ
ように働く。
【0045】なお、本実施例では、前記排水口66及び
排水菅22dを1組だけ設けたが、2組以上複数組設け
てもよい。この場合、浄化槽22の内側上部に存在する
空気をより効率的に浄化槽22の外部に排出することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の循環温浴装置によれば、横向きに設置された濾過
手段で濾過、浄化される浴用水を排出する複数の排水口
の内の1つの排水口を、他の排水口よりも上下方向の低
い位置に設置する一方、前記他の排水口には、前記濾過
手段の内側頂部付近に開口する排水流路の下側部を接続
した構成としたので、浴用水を通水することで濾過手段
の上部に残留する空気を前記排水流路を通じて前記他の
排水口から容易かつ適切に濾過手段の外部に排出させる
ことができる。これによって、濾過手段における浄化材
の利用効率を低下させることがなく、浄化材に対する負
担も減るので、浄化材の再生回数も少なくできる。
【0047】また、前記他の排水口の開口面積を、前記
低い位置の1つの排水口の開口面積よりも小さく設定し
たので、前記他の排水口に連通する排水流路内に存在す
る浴用水や空気は、前記低い位置に設置された1つの排
水口から吐出する多量の排水作用によって、吸い出され
る。つまり、所謂エゼクタ効果を確実に発生させて、前
記空気等を確実に排出することができる。
【0048】また、前記低い位置の1つの排水口及び他
の排水口を連通させる構成としたので、その連結部にお
いて、前記他の排水口に連通する流路内に存在する浴用
水や空気を、低い位置に設置された1つの排水口に吸い
出す力を働かせるエゼクタ効果を確実に発生することが
できると共に、排水部分の構造を簡単な構成とすること
ができる。
【0049】また、前記低い位置の1つの排水口を、前
記濾過手段の横方向の一側面における上下中間部より下
方の底部近傍に設置したので、濾過手段内の上部に残留
する空気をより容易、かつ適切に濾過手段の外部に排出
できることは勿論、濾過手段内に残留する浴用水を全て
排出する必要が生じた場合にも容易に対処することがで
き、この浴用水を完全に排出することができる。
【0050】さらに、前記他の排水口に接続された前記
排水流路を前記濾過手段の横方向の一側面に形成したの
で、前記他の排水口に接続するための特別な配水管の如
き手段を備える必要がなく、この排水部分をコンパクト
にすることができると共に、他の排水口に関する排水構
成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の循環温浴装置の要部断面図である。
【図2】浴室に循環温浴装置を設置した状態を示す斜視
図である。
【図3】循環温浴装置の吹き出しユニットの断面図であ
る。
【図4】図1のA−A線における浄化槽の水平断面図で
ある。
【図5】本実施例の電気的回路構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
22 浄化槽 22d 排出管 66 排水口 67 排水口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽から吸い上げられた浴用水を濾過手
    段で濾過することにより浴用水を適正な水質に保持する
    ことができる循環温浴装置において、 前記濾過手段を、導入した浴用水を水平方向に流通させ
    るように横向きに配置し、 前記濾過手段に、前記導入した浴用水を排出するための
    複数の排水口を備え、 前記複数の排水口の内の1つの排水口を、他の排水口に
    対して上下方向の低い位置に設置し、 前記他の排水口は、前記濾過手段の内側頂部付近に開口
    する排水流路の下側部に接続したことを特徴とする循環
    温浴装置。
  2. 【請求項2】 前記他の排水口の開口面積を、前記低い
    位置の1つの排水口の開口面積よりも小さく設定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の循環温浴装置。
  3. 【請求項3】 前記低い位置の1つの排水口及び他の排
    水口を連通させたことを特徴とする請求項1もしくは2
    に記載の循環温浴装置。
  4. 【請求項4】 前記低い位置の1つの排水口を、前記濾
    過手段の横方向の一側面における上下中間部より下方の
    底部近傍に設置したことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の循環温浴装置。
  5. 【請求項5】 前記他の排水口に接続された前記排水流
    路を前記濾過手段の横方向の一側面に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の循環温浴装置。
JP7115644A 1995-05-15 1995-05-15 循環温浴装置 Pending JPH08309119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128166A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Janome Sewing Mach Co Ltd ビルトインタイプの浴水浄化循環装置

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