JPH0830924B2 - 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置 - Google Patents

熱ロ−ラ定着方法及び定着装置

Info

Publication number
JPH0830924B2
JPH0830924B2 JP62036208A JP3620887A JPH0830924B2 JP H0830924 B2 JPH0830924 B2 JP H0830924B2 JP 62036208 A JP62036208 A JP 62036208A JP 3620887 A JP3620887 A JP 3620887A JP H0830924 B2 JPH0830924 B2 JP H0830924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
softening point
parts
toner
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62036208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63201677A (ja
Inventor
達夫 竹内
幸三 荒原
敏一 大西
博 福本
博 里村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62036208A priority Critical patent/JPH0830924B2/ja
Publication of JPS63201677A publication Critical patent/JPS63201677A/ja
Publication of JPH0830924B2 publication Critical patent/JPH0830924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真等の静電記録装置あるいは磁気写真
装置の複写機一般に適用される熱ローラ定着方法及び定
着装置に関するものである。
〔従来技術と解決すべき問題点〕
従来、トナー像を定着する定着装置に於いては、熱に
よるトナーの溶融定着又は圧力のみによる圧力定着と、
熱を主流としてトナーを接触溶融定着するローラ定着が
ある。
これらの定着装置の内、圧力定着器は、二本の定着ロ
ーラ間に像支持体を加圧挾持し、通常ローラ長手方向1c
m当り10kg以上の圧力によって像支持体にトナー像を定
着させるものであるが、この定着ローラの表面材質とし
て硬質クロームメツキの被膜層が用いられている。これ
は、硬質クロームメツキの被膜層がローラの表面強度を
高めるとともに、該表面からの像支持体の離型性を良く
することとの点で優れているからである。しかしなが
ら、長手方向1cm当り10kg以上の高圧力をかけるため定
着装置の重量が重くなったり、紙等の像支持体が圧力の
ために光沢を持ったり、両面コピーが困難になる等の問
題点がある。このため、圧力を低下させる努力が為され
ているが、定着ローラ表面温度が室温以下では、現在迄
のところ1cm当10kg以下の圧力で定着する定着装置は開
発されていない。
このため一般に広く用いられている定着方法は熱定着
であり、例えばチヤンバー定着器、熱ローラ定着器:フ
ラツシユ定着器等がある。しかしながら、チヤンバー定
着器においては、トナー像を有する紙を赤熱したシーズ
ヒーターを用いて非接触加熱し樹脂から成るトナーを溶
融させ紙に定着させるため大量のエネルギーを必要と
し、さらにジヤム時に於いては紙が加熱により発火する
という問題点を有している。また、フラツシユ定着器に
おいては、閃光ランプに瞬時に高電圧を印加して発火さ
せるため大型のコンデンサーを必要とし、装置の大型化
を招くと共に、コンデンサーの充電時間を必要とするた
め、高速化が困難という問題点を有している。このため
現行の電子写真装置に於ける定着装置はトナー像を担持
した記録材と接触して、記録材上に該トナー像を定着さ
せる定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧ローラと
を有する熱ローラ定着器が主流である。しかし、この熱
ローラ定着器も鋼製シンリダー表面にRTFE,PFA等のフツ
素樹脂をコートした定着ローラーを内側からハロゲンヒ
ータ等で約150〜200℃迄加熱し加熱された定着ローラと
該定着ローラに圧接するこれも鋼製シンリダーにシリコ
ンゴム等をコートした加圧ローラ間を紙が通過すること
でトナー像を定着させるものであるため、定着に用いら
れるエネルギーの効率は低いものとなっている。
すなわち、熱源であるハロゲンランプヒーターの熱効
率は、熱として取り出せる赤外放射が約80〜85%と低
く、さらにこの熱を鋼製もしくはアルミニウムのシリン
ダーに伝達するためシリンダー端部からの熱の逃げが生
じ、実際に定着に利用できる熱は全体の70%以下になっ
てしまう。この為端部の断熱手段が考えられているが、
十分な断熱は装置の複雑化とコストアツプを招く。
また、従来定着方法及装置においては、加圧ローラを
硬度の低いゴムを肉厚に金属シリンダー上に形成してい
る為、定着ローラとの接触幅が増し、特に1分間に60枚
(A4)以上の複写を行う機器においては、10mm以上とな
っている。この為トナーだけを加熱するだけでなく転写
材たる紙へ大多数の熱が奪われてしまう。さらに熱が奪
われる定着ローラは連続転写により急激に冷え、定着性
が低下することとなる。
これに対して使用するトナーの軟化点を下げる事によ
って、定着温度を下げ定着効率を上げるという努力が為
されているが、トナーは、画像性を維持するため適当な
粒径に微粉粉砕が可能なものでなければならず、また、
ブロツキングを呼ばれる凝固を発生しないようにする必
要があるため、実際上、低軟化点化は困難なものとなっ
ていた。
以上のように今までのところ省エネルギーでかつ高速
に対応できる定着方法及び定着装置が得られていない。
〔課題を解決する技術手段、その方法〕
本発明は、以上のような事態に対処すべくなされたも
のであって、低消費エネルギーでかつ高速に対応できる
定着システムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の目的は、内部に熱源を持ち、該熱
源により加熱昇温されるローラを少なくとも対の一本を
する熱ローラ対間にトナー像を有する最終転写材を挾持
搬送し、該トナー像を定着する熱ローラ定着方法におい
て、該熱ローラ対間に掛かる圧力が200kg/cm2以上150kg
/cm2以下であり、且つ、該トナー像を形成するトナーが
懸濁重合法によって生成された静電荷像現像用重合トナ
ーであり、スチレン系重合体またはスチレン系共重合体
100重量部、軟化点40〜130℃を有し且つ芳香族基を有す
る低軟化点ワックスA30〜1500重量部、前記低軟化点ワ
ックスA以外の軟化点40〜130℃を有する低軟化点ワッ
クスB20〜1500重量部および着色剤を含有している重合
トナーであることを特徴とする熱ローラ定着方法を提供
することにある。
また、本発明の目的は、内部に熱源を持ち、該熱源に
より加熱昇温されるローラを少なくとも対の一本とする
熱ローラ対間にトナー像を有する最終転写材を挾持搬送
し、該トナー像を定着する熱ローラ定着装置において、
懸濁重合法によって生成された静電荷像現像用重合トナ
ーであり、スチレン系重合体またはスチレン系共重合体
100重量部、軟化点40〜130℃を有し且つ芳香族基を有す
る低軟化点ワックスA30〜1500重量部、前記低軟化点ワ
ックスA以外の軟化点40〜130℃を有する低軟化点ワッ
クスB20〜1500重量部および着色剤を含有している重合
トナーから形成されているトナー像を定着するための熱
ローラ対であって、該熱ローラ対間に掛かる圧力が20kg
/cm2以上150kg/cm2以下に調整されている熱ローラ対を
有することを特徴とする熱ローラ定着装置を提供するこ
とにある。
本発明においては、20kg/cm2〜150kg/cm2以下の圧接
力をトナーに加えることで熱流動性を増加せしめ、前述
定着時の温度をより低下せしめたことを特徴とするもの
である。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する第2図
は本発明定着装置を適用した電子写真装置を示してい
る。不図示のコピーボタンが押されると感光体ドラム1
が矢印方向に回転を始める。
感光体ドラム1は回転に伴なって帯電器3より一様に
帯電される。一方、原稿照明系2は感光体ドラム1の回
転に伴なって、ホームポジシヨンから移動を開始する。
原稿台4上の原稿は原稿照明ランプ5により照明され、
レンズ系6を介して順次原稿光像が露光位置7に於いて
一様に帯電された感光体ドラム1に露光される。これに
より、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。そし
て、この静電潜像は現像器8によりトナー像に現像さ
れ、トナー像は給紙ローラ9とレジストローラ10により
前述トナー像の先端に同期して給紙された記録材として
の転写紙Pに転写帯電器11により転写される。トナー像
が転写された転写紙Pはさらに搬送ベルト12により搬送
されて本発明の定着装置Fに至る。転写紙Pは内部に熱
源を有する定着ローラ13と、これに圧接する加圧ローラ
14との回転体対により挾持搬送される。このとき定着ロ
ーラ13からの熱伝導と加圧ローラ14からの圧力により軟
化した転写紙P上に定着される。そして、定着後、転写
紙Pは分離爪15により前記ローラ対から剥離され機外に
排出される。尚、トナー像が転写された後の感光体ドラ
ムは、クリーナー17により残留トナーを除去され次回の
画像形成に備えることとなる。
次に第2図を用いて本発明である定着器Fについて詳
述を加える。定着ローラ13はアルミニウム,ステンレス
鋼等の剛体シリンダー上にPFA,PTFE等の高離型性を有す
るフツ素樹脂を塗装して成膜したものである。さらに、
該定着ローラの内部にはハロゲンランプ等の熱源が設置
されており、定着ローラ13の表面を所定の温度迄昇温さ
せている。
加圧ローラ14はアルミニウム、あるいは、ステンレス
鋼のシリンダー上に、シリコンゴム,フツ素ゴム等の離
型性を有するゴムを被膜したもである。
また、前記2本のロールはニツプ部Nにおいてバネ16
により圧接されている。
つぎに、細部の条件について述べると、該ニツプ部N
に於ける圧力は20kg/cm2以上120kg/cm2以下であり好ま
しくは25kg/cm2以上80kg/cm2以下であり、20kg/cm2未満
の圧力では定着率が著しく低下し60%以下と成ってしま
う、また120kg/cm2を越える場合、転写紙の表面が光沢
を帯びる、さらに前記ロール対の芯金が圧力に耐えるた
め必然的に厚く成らざるをえず、結果として該ロールの
熱容量が増加し、始動時に多くの時間がかかる事とな
る。
ニツプ部Nにおける該ロール対の接触幅(ニツプ幅)
は前記圧力および後に述べるシリコンゴ、フツ素ゴムの
肉厚と硬度によるため一概に決めらないが、ロールの周
速度(Vpmm/sec)ニツプ幅(Npmm)との間に関係0.01>
Np/Vp>0.002が成り立つように設定すればよい。
また、定着ロール13の温度は、前記ニツプ部の圧力と
ニツプ幅により異なってくるが85℃以上140℃以下の間
でほかの諸条件を考慮して適宜決めればよい。さらに定
着ローラ13の表面はできあがった画像の品位を左右する
ためできるだけ滑らかなほど良く、表面粗さでは、3μ
mrmS以下が好ましい。
次に加圧ローラ14に用いることの出来るゴムについて
のべると、シリコンゴムとしては、KE−16,1091,1092,1
093,KE−119,KE−1205,1206,1300,1600(RTVシリコンゴ
ム),KE−106,KE−1201,1202,1204,KE−1212,KE−1800
(LTVシリコンゴム),KE−530,540,550,KE−860,870(H
TVシリコンゴム)[信越シリコーン(株)製]、フツ素
ゴムとしては、G−201,501,G−602,603,701,751,702
[ダイキン工業(株)製]等が用いられる。但し、前記
HTVシリコンゴムを用いる場合定着時のトナーのオフセ
ツトを防止するため、該加圧ロール14のシリコンゴム表
面にシリコンオイル等の離型剤を塗布又は含浸して使用
することが好ましい。ゴムの肉厚はニツプ部Nに加えら
れる圧力とゴム硬度により適宜定められるが、傾向とし
てゴム硬度が高い場合には厚くすることが可能であり、
低くなるに連れて薄くなる。ただし、0.1mm以下の厚み
では実際上の耐久性に乏しく、転写紙の斜行等によりニ
ツプ部Nにおいて転写紙はしわ及び折れ等を生じた場合
ゴムに局部的圧力が加わり、その結果亀裂、はがれが発
生することとなってしまう。このため、使用するゴムの
厚みは少なくとも0.2mm以上必要であり好ましくは0.3mm
以上である。また、5mm以上の厚みでは定着に必要とさ
れる圧力を加えたときにニツプ部Nにおける転写紙と定
着ローラ13の接触幅が大きくなり転写紙に余分な熱が伝
わるためエネルギーロスが著しくなる。適正な厚みとし
ては、例えば使用するゴムの硬度を50度とすると0.3〜1
mm、70度とすると2〜3mmの値に設定することが好まし
い。但し、この値は前述シリコンゴムを用いた場合であ
って、実際上は使用するゴムの引っ張り強度と硬度並び
に前述の諸条件により適宜定めれば良い。
次に、本発明において用いることのできるトナーにつ
いて詳述する。
本発明に係るトナーは、懸濁重合法によって生成され
た静電荷像現像用重合トナーであり、スチレン系重合体
またはスチレン系共重合体100重量部、軟化点40〜130℃
を有し且つ芳香族基を有する低軟化点ワックスA30〜150
0重量部、前記低軟化点ワックスA以外の軟化点40〜130
℃を有する低軟化点ワックスB20〜1500重量部および着
色剤を含有している。以下、低軟化点ワックスAを低軟
化点化合物Aと称し、低軟化点ワックスBを低軟化点化
合物Bと称す場合がある。
本発明に係る重合トナーは、現像に使用され、通常体
積平均粒径約0.1〜約30μmの粒径を有し懸濁重合によ
って重合性単量体から生成された重合体100重量部に対
して軟化点40〜130℃の芳香族基を有する低軟化点化合
物A30〜1500重量部含有し、且つ芳香族基を有していな
い軟化点40〜130℃の低軟化点化合物B20〜1500重量部を
含有している。
本発明の重合トナーは、上述の如く従来の重合トナー
と比較して低軟化点化合物を多量に含有しているにもか
かわらず耐ブロツキング性に優れている。これは、低軟
化点化合物が重合性単量体から重合された重合体に良好
に内包化されており、低軟化点化合物が重合トナー粒子
表面に表出していないためである。耐ブロツキング性
は、直径約5cmの100ml容器に試料1〜5gを入れ温度50
℃、相対湿度約60±5%の環境下に一日放置した後の20
メツシ篩(テイラーメツシユ)に残留する長粒径約1mm
以上の凝集塊状物の有無によって測定可能である。
本発明の低軟化点化合物AおよびBにおいては、複数
の低軟化点化合物を混合して使用しても良い。使用する
複数の低軟化点化合物の軟化点(40〜130℃)および使
用量をそれぞれ(T1,W1)、(T2,W2)…(Tn−1,Wn−
1)、(Tn,Wn)とした場合、下記条件を見足すことが
好ましい。
尚、低軟化点化合物の使用量は、添加した重合性単量
体がほぼ100%重合して重合体を生成した場合を仮定し
ての値であり、重合体100重量部に対して50≦W1+W2+
…Wn−1+Mn≦1000の条件を満たしている。重合体100
重量部とは、換言すれば重合トナーを形成する重合体を
生成するために有効に使用される重合性単量体100重量
部を意味する。したがって、水性媒体に溶解する量およ
び未反応量を考慮して、重合性単量体を100重量部以上
使用して重合体100重量部が生成される場合もある。
上記条件からはずれて、0.05以下の値となった場合に
は低軟化点化合物の使用量が多すぎて、耐ブロツキング
性が低下し、重合トナーの機械的強度が不足する傾向が
高まる。反対に、0.8以上の値となる場合には低温定着
性および/又は低圧定着性の改善の程度が少なくなる。
本発明の重合トナーは、次の製造方法により生成する
ことが出来る。
すなわち、少なくとも重合性単量体、低軟化点40〜13
0℃を有する芳香族基を有する低軟化点化合物A、低軟
化点化合物Bおよび着色剤を含有する単量体組成物を、
高温に加温された水性媒体中で分散造粒し、造粒工程が
実質的に終了した後に、造粒された単量体組成物粒子を
含有する重合温度に調整された水性媒体中へ重合開始剤
を添加して、懸濁重合する方法である。この場合、水性
媒体の造粒工程時における液温は、低軟化点化合物の軟
化点よりも高温にする方が、造粒の容易さ及び粒度分布
をシヤープにする点で好ましい。
上記製造方法においては、重合性単量体を重合するた
めの重合開始剤が単体組成物を造粒後に水性媒体中に添
加されている。そのため、単量体組成物の分散媒体であ
る水性媒体の温度を従来より高温にして造粒をおこなう
ことが可能である。さらに、造粒後に分級工程を設けて
所定粒度を有する単量体組成物粒子と規定外の粒度を有
する単量体組成物粒子とを分級し、その後に重合開始剤
を添加して重合をおこなうことが可能であり、一方分別
された規定外の粒度を有する単量体組成物粒子を重合工
程前に他の単量体組成物と混合し、再度分散造粒して再
利用することも可能である。また、造粒工程中は重合開
始剤の分解温度を考慮することなく、水性媒体の温度を
高温にすることが可能であるため、単量体組成物中に低
軟化点化合物を多量に添加して造粒することができ、多
量に添加されている場合でも高温で造粒することができ
るため、シヤープな粒度分布を有する低温定着および/
又は低圧定着可能な省エネルギー用の重合トナーを製造
し得る。
本発明者らの知見によれば、水溶性の重合開始剤を使
用した場合、生成される重合トナーは耐湿性が低下し、
高温高湿時における現像特性および耐ブロツキング性が
劣化してしまうので、環境特性に優れた重合トナーを製
造するためには実質的に非水溶性の重合開始剤を使用す
ることが好ましい。実質的に非水溶性の重合開始剤を使
用する場合、従来の如く単量体組成物に予め溶解混合し
ている系では、各単量体組成物粒子に均等に重合開始剤
が分配されることが予想されるが、上記製造方法の如く
水性媒体中に単量体組成物を造粒後、実質的に非水溶性
の重合開始剤を添加する系においても、各粒子に良好に
重合反応が生ずるということは驚くべきでことである。
上記製造方法で使用される重合開始剤は、実質的に非
水溶性であることが上述の如く好ましい。本発明におけ
る実質的に非水溶性の重合開始剤とは、室温にて水100g
に対して1g以下の溶解度を有するものであり、好ましく
は水100gに対して0.5g以下、特に好ましくは水100gに対
して0.2g以下の低溶解度を有するものである。水100gに
対して1g以上の溶解度を有する場合には、重合終了後に
重合トナー粒子表面に残存する重合開始剤の分解生成物
が、重合トナーの耐湿性を低下させるので好ましくな
い。また、上記製造方法で使用する重合開始剤は重合性
単量体に可溶であり、通常使用する量範囲(単量体100
重量部に対して重合開始剤2〜5重量部)では良好に重
合性単量体に溶解する特性を有する。上記製造方法に使
用可能な重合開始剤として、2,2′−アゾビス−(2,4−
ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1′−アゾビス−(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)の如きアゾ系またはジアゾ系
重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカーボ
ネート、キユメンハイドロパーオキサイド、2,4−ジク
ロリルベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイドの如き過酸化合物系重合開始剤が挙げられる。本
発明の製造方法において、重合開始剤は重合温度(通常
50℃以上)と同等またはそれ以下の融点を有するものが
好ましい。また、重合体の分子量および分子量分布を調
節する目的でまたは反応時間を調節する目的等で二種類
またはそれ以上重合開発剤を混合して使用することも好
ましい。その場合、すくなくとも1種は、重合時の水性
媒体中の液温に相当する温度またはそれ以下の温度の融
点を有するものを使用することが好ましい。何故なら
ば、重合反応時の液温で重合開始剤が油状化しているの
で、水性媒体へ添加後に分散されている各単量体組成物
粒子へ重合開始剤または重合開始剤から生成するラジカ
ルがより良好に付与されるからである。ちなみに、後述
の実施例で使用している2,2′−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)はメソ体(m.p.55〜57℃)とdl体
(m.p.74〜77℃)との混合物であり、該混合物は約45℃
で融解を始め約70℃で融解が終了する。重合開始剤の使
用量は、重合単量体100重畳量部に対して0.1〜20重量
部、好ましくは1〜10重量部である。0.1重量部以下で
は、各単量体組成物粒子へ均等に重合開始剤を付与する
ことは困難であり、20重量部以上では多過ぎて重合生成
物の分子量が低くなり過ぎるととともに重合反応が不均
一に発生する傾向が高まる。
懸濁重合反応は、通常重合温度50℃以上でおこなわ
れ、重合開始剤の分解速度を考慮して上限温度が設定さ
れる。設定重合温度が高すぎると、重合開始剤が急激に
分解されてしまうので好ましくない。上記製造方法にお
いては、懸濁造粒時には重合開始剤を単量体組成物中に
存在させる必要がないため、造粒時の水性媒体の液温を
例えば75℃以上にして単量体組成物の溶融粘度を低下さ
せることにより、造粒を容易におこなうことが可能であ
る。
形成された単量体組成物粒子が所定粒度を有している
ことを確認して後に、該粒子を含む水性媒体の液温を重
合温度(例えば55〜70℃)に下げて後に、重合開始剤を
添加する。水性媒体の液温を下げることにより、単量体
組成物粒子の保形成も向上し、粒子同志の合一も抑制さ
れる。重合反応時間は、重合開始剤の種類および重合温
度で変動するが、通常は2〜30時間である。
上記の製造方法においては、高温での分散造粒が可能
であるので、低軟化点化合物を単量体組成物に添加剤と
して多量に加えてもトナーとして使用可能な重合生成物
を製造することが可能である。本発明の重合トナーにお
いては、芳香族基を有する低軟化点化合物A及び低軟化
点化合物Bは結着樹脂としての役割をも有することが可
能である。本発明における芳香族基を有する低軟化点化
合物Aとは、環球法(JIS K 2531等参照)で測定した軟
化点が40〜130℃、好ましくは50〜120℃を有するもので
ある。軟化点が40℃以下ではトナーの耐ブロツキング性
及び保形性が不充分であり、130℃以上では定着温度ま
たは定着圧力を低下させる効果が少ない。芳香族基を有
する低軟化点化合物Aとしては、芳香族基を有する変性
ワツクスを例示し得る。異なる低軟化点化合物を混合し
て用いても良い。具体的には、ペトロジン80(三井石油
化学製)、ペトロジン100(三井石油化学製)、、ペト
ロジン120(三井石油化学製)、タツクエースA−100
(三井石油化学製)、タツクエースf−100(三井石油
化学製)、タツクエースB−60(三井石油化学製)、変
性ワツクスJC−1141(三井石油化学製)、変性ワツクス
JC−2130(三井石油化学製)、変性ワツクスJC−4020
(三井石油化学製)、変性ワツクスJC−1142(三井石油
化学製)、変性ワツクスJC−5020(三井石油化学製)等
を挙げることができる。尚、低軟化点化合物が芳香族基
を有しているか否かは、赤外線吸収スペクトル等から知
見できる。
ハイレツツT−100X(三井石油化学製)、ハイレツツ
T−200X(三井石油化学製)、ハイレツツT−300X(三
井石油化学製)、密ロウ、カルナバワツクス、モンタン
ワツクス等を挙げることができる。尚、100℃以上の軟
化点の低軟化点化合物を使用する場合には、加圧下で水
性媒体の液温を100℃以上にして分散造粒するのが好ま
しい場合もある。
上記低軟化点化合物A及びBは、重合トナーの定着温
度および/又は定着圧を下げるためにスチレン系重合体
またはスチレン系共重合体100重量部に対して、低軟化
点化合物Aの場合は30〜1500重量部、好ましくは50〜80
0重量部混合され、さらに低軟化点化合物Bの場合は20
〜1500重量部、好ましくは30〜800重量部混合される。
低軟化点化合物Aが30重量部以下の場合は、定着時にお
けるスチレン系重合体又はスチレン系共重合体との融和
が充分でなく、低軟化点化合物AとBとの総和が50重量
部未満では定着ローラの定着温度または定着圧力を下げ
るには不充分である。一方、低軟化点化合物AとBの総
和が3000重量部を越える場合は、耐ブロツキング性およ
び耐久性が低下する傾向が強まる。好ましくは低軟化点
化合物A及びBの総和量が1000重量部以下が良い。スチ
レン系重合体またはスチレン系共重合体との良好な融和
性を得るには、低軟化点化合物A及びBの総和量を基準
にして、低軟化点化合物Aが10〜90重量%含有されるの
が好ましい。
本発明の重合トナーを形成するために適用出来る重合
性単量体は、スチレンまたはスチレン誘導体であり、ス
チレンまたはスチレン誘導体と共重合されるべき重合性
単量体は反応基としてCH2=C<基を有するモノマーで
ある。例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−フエニルスチレン、p−クロルスチレン、3,
4−ジクロルスチレン、、p−エチルスチレン、2,4−ジ
メチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tertブ
チルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オ
クチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デ
シルスチレン、p−n−ドデシルスチレン等のスチレン
およびその誘導体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ベンゾエ酸ビニルなどのビニルエスエル類;アクリル
酸、メタクリル酸、マイレイン酸、マレイン酸ハーフエ
スレル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フエニル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチル
アミノエチルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸
エステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデ
シル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステ
アリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フエ
ニルなどのアクリル酸エステル類;ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
などのビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニル
ヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトンなどのビ
ニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾ
ール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンな
どのN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどの
アクリル酸もしくはメタリル酸誘導体などのビニル基の
如き反応性の二重結合を有する単量体がある。これらを
単独あるいは二種以上用いても良い。必要に応じて、架
橋剤を使用しても良い。架橋剤として、ジビニルベンゼ
ン、ジビニルナフタリン、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート等を
例示し得る。架橋剤の添加量は、通常重合性単量体100
重量部に対して0.1〜5重量部使用される。また、これ
らの重合性単量体の重合体を単量体組成物中に少量添加
しても良い。上記した単量体の中で、スチレン、アルキ
ル基の如き置換基を有するスチレン、またはスチレンと
アクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸ア
ルキルエステル単量体との混合単量体から生成された重
合トナーは、現像性、耐久性を考慮した場合好ましい。
又、単量体の重合時に添加剤として極性基を有する極
性重合体、極性重合体または環化ゴムを添加して重合性
単量体を重合すると好ましい重合トナーを得ることがで
きる。極性重合体、極性共重合体または環状ゴムは、重
合性単量体100重量部に対して0.5〜50重量部、好ましく
は1〜40重量部を添加するのが良い。0.5重量%未満で
は、充分な類似カプセル構造をとることが難しく、50重
量部を越える場合は、重合性単量体の量が不足して重合
トナーとしての特性が低下する傾向が強くなる。極性重
合体、極性共重合体または環化ゴムを加えた重合性単量
体組成物を該極性重合体と逆荷電性の分散剤を分散せし
めた水性媒体の水相中に懸濁させ、重合させることが好
ましい。即ち、重合性単量体組成物中に含まれるカチオ
ン性又はアニオン性重合体、カチオン性又はアニオン性
共重合体またはアニオン性環化ゴムは水性媒体中に分散
している逆荷電性のアニオン性又はカチオン性分散剤と
トナーとからなる粒子表面で静電気的に引き合い、粒子
表面を分散剤が覆うことにより粒子同志の合一を防ぎ、
安定化せしめると共に、添加した極性重合体、極性共重
合体または環化ゴムがトナーとなる粒子表層部に集まる
為、一種の殻のような形態となり、得られた粒子は疑似
的なカプセルとなる。そして、粒子表層部に集まった比
較的高分子量の極性重合体、極性共重合体または環化ゴ
ムは多量の芳香族基を有する低軟化点化合物A及び低軟
化点化合物Bをトナー粒子内部に内包するので、本発明
の重合トナー粒子にブロツキング性、現像性、耐摩耗性
の優れた性質を付与する。本発明に使用し得る極性重合
体(極性共重合体及び環化ゴムを包含する)及び逆荷電
性分散剤を以下に例示する。尚、極性重合体はGPCで測
定した重量平均分子量が5,000〜500,000のものが重合性
単量体に良好に溶解し、耐久性も有するので好ましく使
用される。
(i)カチオン性重合体としては、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリコート
等含窒素単量体の重合体、スチレンと該含窒素単量体と
の共重合体もしくはスチレン、不飽和カルボン酸エステ
ル等と該含窒素単量体との共重合体がある。
(ii)アニオン性重合体としてはアクリロニトリル等の
ニトリル系単量体、塩化ビニル等の含ハロゲン系単量
体、アクリル酸等の不飽和カルボン酸、不飽和二塩基
酸、不飽和二塩基酸の無水物の重合体またはスチレンと
該単量体との共重合体がある。
分散剤としては、水性媒体中で単量体組成物粒子を分
散安定化する能力を有し、水に難溶性の無機微粉末が好
ましい。水性媒体中への分散剤の添加量は水を基準とし
て0.1〜50重量%(好ましくは1〜20重量%)添加する
のが良い。
(iii)アニオン性分散剤としては、アエロジル#200,
#300(日本アエロジル社製)等のコロイダルシルカが
ある。
(iv)カチオン性分散剤としては酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム、カツプリング剤処理によるアミノア
ルキル変性コロイダルシリカ等の親水性帯電性シリカ微
粉末等がある。
上述の極性重合体または共重合体のかわりにアニオン
性を有する環化ゴムを使用しても良い。
磁性重合トナーを生成するには、単量体組成物の磁性
粒子を添加する。この場合、磁性粒子は着色剤の役割を
もかねている。本発明に用い得る磁性粒子としては、磁
場の中に置かれて磁化される物質が用いられ、例えば
鉄、コバルト、ニツケルなどの強磁性金属の粉末もしく
はマグネタイト、ヘマタイト、フエライトなどの合金や
化合物の粉末があげられる。粒径が0.05μm〜5μm、
好ましくは0.1〜1μmである磁性微粒子が用いられ
る。この磁性微粒子の含有量はトナー重量に対し、10〜
60重量%、好ましくは20〜50重量%が良い。又、これら
磁性微粒子はシランカツプリング剤、チタンカツプリン
グ剤等の処理あるいは適当な反応性の樹脂等で処理され
ていても良い。この場合磁性微粒子の表面積、表面に存
在する水酸基の密度にもよるが、5重量%以下(好まし
くは0.1〜3重量%)の処理量で十分な重合性単量体及
び低軟化点化合物への分散性が得られ、トナー物性に対
しても悪影響を及ぼさない。重合トナーは着色剤を含有
しており、着色剤としては従来より知られている染料、
カーボンブラツク、カーボンブラツクの表面を樹脂で被
覆しているグラフト化カーボンブラツクの如き顔料が使
用可能である。着色剤は、重合体および低軟化点化合物
を基準にして0.5〜30重量%含有される。トナー中には
必要に応じて荷電制御剤、流動性改質剤を添加(内添)
しても良い。荷電制御剤および流動性改質剤はトナー粒
子と混合(外添)して用いても良い。荷電制御剤として
はカルボキシル基又は含窒素基を有する有機化合物の金
属錯体、含金属染料、ニグロシン等がある。流動性改質
剤または潜像担持体(感光体)表面にクリーニング補助
剤としてはコロイダルシリカ、脂肪酸金属塩などがあ
る。又、増量の目的で炭酸カルシウム、微粉状シリカ等
の充填剤を0.5〜20重量%の範囲でトナー中に配合して
もよい。さらにトナー粒子相互の凝集を防止して流動性
を向上するために、テフロン微粉末またはステアリン酸
亜鉛粉末のような流動性向上剤を配合してもよい。熱ロ
ール定着時の離型性を良くするスチレンモノマーをグラ
フト結合した低分子量炭化水素化合物(例えば重量平均
分子量500〜5000)を芳香族基を有する低軟化点化合物
Aとした場合、炭化水素化合物は疎水性であり、極性重
合体、極性共重合体または環化ゴムに比べ粒子表面には
出にくく重合トナーの内部に押し込まれる形となる。そ
の結果、多量の芳香族基を有する低軟化点化合物を含有
していても、内包化されているため耐久性、耐ブロツキ
ング性に優れる。そして加熱定着時または加熱加圧定着
時に内包されている芳香族基を有する低軟化点化合物は
スチレン系重合体または共重合体を溶解または相溶する
ので低温・低圧定着性を顕著に改善する。また、定着時
にスチレン系重合体又は共重合体が相溶することによっ
て粘度が高くなるので定着ローラに対しての耐オフセツ
ト性が向上する。
本発明に係る重合トナーを二成分現像剤に適用する場
合、通常のトナーとキヤリアーの配合比で適用可能であ
り、例えばトナー1重量部に対してキヤリアー1〜500
重量部を混合して使用される。
懸濁方法は、着色剤(本発明においては磁性体も包含
している)、重合性単量体100重量部に対して低軟化点
化合物50〜1000重量部および添加剤等を均一に溶解し、
又は分散せしめた単量体組成物を、0.1〜50重量%懸濁
安定剤(例えば、難溶解性分散剤)を含有する水性媒体
(例えば重合温度よりも5℃以上、好ましくは10℃〜30
℃以上の温度に加温されている)中に通常の撹拌機又は
ホモミキサー、ホモジナイザ等により分散せしめる。好
ましくは溶解または軟化された単量体組成物の粒子が所
望のトナー粒子のサイズ、一般に30μm以下(例えば体
積平均粒径0.1〜20μm)の大きさを有する様に撹拌速
度、時間および水性媒体の温度を調整する。その後、分
散安定剤の作用によりほぼその状態が維持される様、撹
拌を粒子の沈降が防止される程度に行いながら、水性媒
体の液温を重合温度まで下げる。重合温度は50℃以上、
好ましくは55〜80℃、特に好ましくは60〜75℃の温度に
設定し、撹拌しながら実質的に非水溶性の重合開始剤を
添加し重合を行う。反応終了後、生成したトナー粒子を
洗浄、分散安定剤の除去、濾過、デカンテーシヨン、遠
心等の如き適当な方法により回収し乾燥することにより
本発明の重合トナーが得られる。懸濁重合法において
は、通常重合性単量体および芳香族基を有する低軟化点
化合物Aおよび低軟化点化合物Bの混合物100重量部に
対し水200〜3000重量部を水性分散媒として使用する。
また、適当な安定化剤、例えばポリビニルアルコー
ル、ゼラチン、メチルセルロース、メチルハイドロプロ
ピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩、ポリアクリル酸およびそれ
らの塩、デンプン、ガムアルギン酸塩、ゼイン、カゼイ
ン、リン酸三カルシウム、タルク、硫酸バリウム、ベン
トナイト、水酸化アルミニウム、水酸化第二鉄、水酸化
チタン、水酸化ナトリウム等のいずれか1種または混合
物を水性媒体に本発明の製造方法に悪影響を与えない程
度に含有されたものも使用しても良い。
また、前記無機分散安定剤の均一な分散のために、界
面活性剤を本発明の製造方法に悪影響を与えない程度に
使用してもよい。これは上記分散安定剤の所期の作用を
促進するためのものであり、その具体例としては、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシル硫酸
ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫
酸ナトリウム、アリル−アルキル−ポリエーテルスルホ
ン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナ
トリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウ
ム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オ
レイン酸カルシウム、3,3−ジスルホンジ、フエニル尿
素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール−6
−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベンゼン
−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5−テトラメチル−
トリフエニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフト
ール−ジスルホン酸ナトリウム、その他を挙げることが
できる、しかしながら、親水性の有機安定剤または界面
活性剤を使用した場合には重合トナーの耐湿性が低下す
ることに留意する必要がある。
また、水に易溶性の重合単量体は水中で乳化重合を同
時におこし、できた懸濁重合物を小さな乳化重合粒子を
汚染するので水溶性の重合禁止剤、例えば金属塩等を加
えて水相での乳化重合を防ぐこともよい。また、水性媒
体の粘度をまして重合時の粒子の合一を防ぐために、水
にグリセリン、グリコールなどを添加することも可能で
ある。また、易溶性重合性単量体の水への溶解度減少の
ためにNaCl、KCl、Na2SO4などの塩類を水性媒体に加え
ても良い。また単量体組成物中の極性重合体または塩化
ゴムの極性基のイオン化を高めるために塩酸の如きブレ
ンステツド酸を水性媒体へ添加することも可能である。
特に、塩酸の如き、ブンレスレツド酸を水性媒体中に添
加することは、アニオン性重合体、アニオン性共重合体
または環化ゴムの効果をより高める上で有効である。
本発明に係る重合トナーは、公知の乾式静電荷像現像
法に適用できる。例えば、カスケード法、磁気ブラシ
法、マイクロトーニング法などの二成分現像法;導電性
−成分現像法、絶縁性−成分現像法、ジヤンピング現像
法などの磁性トナーを使用する−成分現像法:粉末雲法
およびフアーブラシ法:トナー担持体上に静電気的力に
よって保持されることによって現像部へ搬送され、現像
される非磁性−成分現像法:電界カーテン法により現像
部へ搬送され現像される電界カーテン現像法などに適用
可能である。乾式現像法に特に好ましく適用できるが、
場合により湿式現像法のトナーとしても使用され得る。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
実施例1 上記成分をアトライターにより温度80℃で4時間混合
してプレ単量体組成物を調製した。得られたプレ単量体
組成物2980重量部に芳香族基を有する低軟化点ワックス
としてベンゼン環を有するペトロジン100(軟化点100
℃,三井石油化学工業製)1000重量部及びパラフインワ
ツクス155゜F(軟化点69℃)2000重量部を加えて、さら
に加熱混合した。調製した単量体組成物のうちの250重
量部を、アミノ変性シリカ(アエロジル200の100重量部
をアミノプロピルトリエトキシシラン5重量部で処理し
たもの)20重量部および0.1N塩酸25重量部を含有する85
℃に加温された蒸留水1200重量部の水性媒体へTKホモミ
キサーの撹拌下に投入し、投入後15分間10,000rpmで撹
拌して、分散造粒した。
造粒後液温を60℃に下げ、重合開始剤として2,2′−
アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)3重量部
および2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1.5重量部を
水性媒体へ添加して、30分間撹拌した。さらに、撹拌を
バドル刃撹拌に変えて60℃で10時間撹拌し、重合を完結
させた。
得られた重合トナー含有の水性媒体を冷却し、脱水
し、水酸化ナトリウム溶液で洗浄してアミノ変性シリカ
を溶解除去し、水洗し、脱水し、乾燥して(必要に応じ
て分級して微粒子状の不用成分粒子を除去し)体積平均
粒径6.0μm(100μmのアパーチヤーを使用してコール
ターカウンターで測定)の重合トナーを得た。得られた
重合トナーは、スチレン−メタクリル酸2−エチルヘキ
シル共重合体100重量部に対してペトリジン約50重量部
及びパラフインワツクス約100重量部を含有していた。
また、得られたトナーは50℃の環境に一日放置してもブ
ロツキングは発生しなかった。このことから、ペトロジ
ン及びパラフインワツクスは重合トナー粒子内部に内包
化していることが知見された。
得られた重合トナー10重量部、ステアリン酸亜鉛粉末
0.1重量部、疎水性シリカ(アエロジルR972,日本アエロ
ジル社製)0.1重量部、および平均粒径40μmの絶縁性
キヤリアー粒子(四三酸化鉄75重量部とエポキシ樹脂25
重量部から形成)90重量部を混合して現像剤を調製し、
下記条件で現像をおこなった。
感光体 ……アモルフアスシリコン感光体 複写速度 ……600mm/sec 静電潜像形成条件 暗電位 ……+450V スリーブ径 ……32mm(周速600mm/sec) 磁性体のN,S磁極のスリーブ表面の 垂直方向の磁束密度 ……1000ガウス 現像剤層の厚さ ……0.2mm スリーブと感光体表面との距離…300μm 現像バイアス ……+150v(DC) 3.0KHz,1.4KVpp(AC) 定着条件 ・定着ローラ鋼鉄性芯金上PFA30μm ・加圧ローラ上シリコーンゴム (ゴム硬度90℃) ……KE−550 肉厚 ……1mm ニツプ幅 ……2mm 定着圧 ……30kg/cm2〜40kg/cm2 前記条件下で、アモルフアスシリコン感光体上に形成
された静電潜像は、前記の現像剤により良好に現像され
た。さらに、この現像されたトナー像を普通紙上に静電
転写し、前記定着条件で、定着ロール表面温度120℃と
して良好な定着性が得られた。又、上記以上の温度にお
いて、オフセツト性が改善されている為、高速複写を多
数枚行う場合の定着ロールの温度を十分高く保つことが
可能であり、150℃以上に設定してもオフセツトを発生
せず良好な定着画像が得られた。
実施例2 ペトロジン1000重量部及びパラフイン155゜F2,000重量
部のかわりに、芳香族基含有変性ポリエチレンTI163
(三井石油化学工業(株)製)(軟化点94℃)1000重量
部およびパラフイン155゜F(軟化点69℃)1,500重量部を
使用し、分散造粒時の水性媒体の液温を80℃にする以外
は実施例1と同様にして体積平均粒径5.8μmの重合ト
ナーを生成し得られた重合トナーは、スチレン−メタク
リル酸2−エチルヘキシル共重合体100重量部に対して
変性ポリエチレンTI163約50重量部及びパラフイン75重
量部を含有していた。実施例1と同様にして得た普通紙
上のトナー像を実施例1と同じ定着装置で定着温度130
℃で定着したところ良好に定着した。又、実施例1同
様、等量の芳香族基含有変性ポリエチレンTI163を含む
為、オフセツト温度が定着温度に対し20℃以上高まり、
高速定着性を向上させると共に定着装置の温度制御巾を
広く取れることとなった。
実施例3 上記成分をアトライターで4時間混合して単量体組成
物を調製した。別途アミノ変性シリカ20重量部、0.1N塩
酸25重量部および蒸留水1200重量部からなる水性媒体を
75℃に加温し、TKホモミキサーの撹拌下で上記単量体組
成物278重量部を水性媒体へ投入し、投入後10,000rpmで
30分間撹拌し、造粒後水性媒体を60℃に冷却した。重合
開始剤として、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)5重量部および2,2′アゾビスイソブチロ
ニトリル2重量部を添加後さらに30分間撹拌した。その
後、通常の撹拌機により回転数100rpmで撹拌しながら60
℃で10時間反応させた。その後実施例1と同様にして後
処理したところ粒度分布のシヤープな体積平均粒径7.0
μmの重合トナーが得られた。得られた重合トナーは、
スチレン−メタクリル酸2−エチルヘキシル共重合体10
0重量部に対して変性ポリエチレンTI189を100重量部及
びパラフィンを75重量部を含有していた。
実施例1と同様にして得た普通紙上のトナー画像はロ
ーラ表面温度120℃で定着したところ良好に定着した。
又、オフセツト温度は、定着温度よりも20〜30℃以上高
くなった。
比較例1 上記成分をアトライターにより温度60℃で4時間混合
して単量体組成物を調製した。
得られた単量体組成物254重量部に2,2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)を6重量部及び2,2′
−アゾビスイソブチロニトリルを3重量部添加し混合し
たものを、アミノ変性シリカ(アエロジル200の100重量
部をアミノプロピルトリエトキシシラン5重量部で処理
したもの)20重量部、および0.1N塩酸25重量部を含有す
る60℃に加温された蒸留水1200重量部の水性媒体へTKホ
モミキサーの撹拌下に投入し、投入後15分間10,000rpm
で撹拌して、分散造粒した。
さらに、撹拌をバドル刃撹拌に変えて60℃で10時間撹
拌し、重合を完結させた。次いで、実施例1と同様にし
て後処理して体積平均粒径5.3μmの重合トナーを得
た。得られた重合トナーは、ポリスチレン100重量部に
対してパラフインワツクス約20重量部を含有していた。
得られた重合トナー10重量部、ステアリン酸亜鉛粉末0.
1重量部、疎水性シリカ(アエロジルR972,日本アエロジ
ル社製)0.1重量部および平均粒径40μmのキヤリアー
粒子(実施例1と同様のもの)90重量部を混合して現像
剤を調製した。調製した現像剤を使用して実施例1と同
様にして現像、転写、定着をおこなったところ、定着温
度180℃以上で実用に供し得る定着画像が得られた。
又、220℃以上で定着が可能となるも、オフセツト領域
が定着温度に対し10度以上の昇温しか許されず定着装置
の安定性が乏しくなった。
比較例2 上記成分をアトライターにより温度60℃で4時間混合
して単量体組成物を調製した。
得られた単量体組成物254重量部に2,2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)を0.5重量部及び2,
2′−アゾビスイソブチロニトリルを0.2重量部添加し混
合したものを、アミノ変性シリカ(アエロジル200の100
重量部をアミノプロピルトリエトキシシラン5重量部で
処理したもの)20重量部および0.1N塩酸25重量部を含有
する60℃に加温された蒸留水1200重量部の水性媒体へTK
ホモミキサーの撹拌下に投入し、投入後15分間10,000rp
mで撹拌して、分散造粒した。
さらに、撹拌をバドル刃撹拌に変えて60℃で10時間撹
拌し、重合をおこなった。次いで、実施例1と同様にし
て後処理したところ粒径が100μm以上の粒子が多数あ
り、そのままでは静電荷現像用トナーとして実用に供し
得なかった。そのため、分級して体積平均粒径約8μm
の粒子を得たが、耐ブロツキング性が不充分であった。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような装置と現像材を用いているか
ら、定着時に余分な熱が転写紙に奪われず、かつ、現像
剤が常圧時に軟化点よりもはるかに低い温度で定着可能
となるため、エネルギーロスが少なく、高速定着が可能
なシステムが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例たる定着装置を示す概略側面
図、 第2図は本発明の定着装置を用いた電子写真装置の概略
側面図を示す。 13……ヒートロール、14……加圧ロール、15……分離
爪、16……加圧用バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 里村 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−27546(JP,A) 特開 昭62−982(JP,A) 特開 昭61−94062(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に熱源を持ち、該熱源により加熱昇温
    されるローラを少なくとも対の一本とする熱ローラ対間
    にトナー像を有する最終転写材を挾持搬送し、該トナー
    像を定着する熱ローラ定着方法において、該熱ローラ対
    間に掛かる圧力が20kg/cm2以上150kg/cm2以下であり、
    且つ、該トナー像を形成するトナーが懸濁重合法によっ
    て生成された静電荷像現像用重合トナーであり、スチレ
    ン系重合体またはスチレン系共重合体100重量部、軟化
    点40〜130℃を有し且つ芳香族基を有する低軟化点ワッ
    クスA30〜1500重量部、前記低軟化点ワックスA以外の
    軟化点40〜130℃を有する低軟化点ワックスB20〜1500重
    量部および着色剤を含有している重合トナーであること
    を特徴とする熱ローラ定着方法。
  2. 【請求項2】内部に熱源を持ち、該熱源により加熱昇温
    されるローラを少なくとも対の一本とする熱ローラ対間
    にトナー像を有する最終転写材を挾持搬送し、該トナー
    像を定着する熱ローラ定着装置において、懸濁重合法に
    よって生成された静電荷像現像用重合トナーであり、ス
    チレン系重合体またはスチレン系共重合体100重量部、
    軟化点40〜130℃を有し且つ芳香族基を有する低軟化点
    ワックスA30〜1500重量部、前記低軟化点ワックスA以
    外の軟化点40〜130℃を有する低軟化点ワックスB20〜15
    00重量部および着色剤を含有している重合トナーから形
    成されているトナー像を定着するための熱ローラ対であ
    って、該熱ローラ対間に掛かる圧力が20kg/cm2以上150k
    g/cm2以下に調整されている熱ローラ対を有することを
    特徴とする熱ローラ定着装置。
JP62036208A 1987-02-18 1987-02-18 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置 Expired - Fee Related JPH0830924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62036208A JPH0830924B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62036208A JPH0830924B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63201677A JPS63201677A (ja) 1988-08-19
JPH0830924B2 true JPH0830924B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=12463325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62036208A Expired - Fee Related JPH0830924B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830924B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0516062B1 (en) * 1991-05-30 1997-04-23 Kao Corporation Method of forming fixed images
JP2007326081A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Asahi Sunac Corp 多液混合装置
US20120039647A1 (en) * 2010-08-12 2012-02-16 Xerox Corporation Fixing devices including extended-life components and methods of fixing marking material to substrates

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752574B2 (ja) * 1973-07-10 1982-11-08
US4578338A (en) * 1984-08-31 1986-03-25 Xerox Corporation Development process with toner composition containing low molecular weight waxes
JPH073617B2 (ja) * 1985-06-26 1995-01-18 キヤノン株式会社 カラ−トナ−画像定着方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63201677A (ja) 1988-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3029144B2 (ja) 熱圧定着用トナー及び熱圧定着方法
JPH0376749B2 (ja)
US4912010A (en) Process for producing toner
JP4513690B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法
US4789617A (en) Production of toner through polymerization
JP2946133B2 (ja) 重合法トナー粒子の製造方法
JPH0830924B2 (ja) 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置
JP4085590B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、その製造方法及び画像形成装置
JP3637464B2 (ja) 静電荷現像用トナー及びその製造方法
JP2946108B2 (ja) 磁性トナー
JP2505773B2 (ja) 画像形成方法及び装置
JPH07219274A (ja) 電子写真用カラートナー及び定着方法
JPH07301949A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2614222B2 (ja) 画像形成方法及び装置
JP2012003176A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH0667504A (ja) 画像形成方法
JP4765650B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、その製造方法、画像形成方法及び画像形成装置
JPH0690578B2 (ja) 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置
JPS60103355A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPH0782248B2 (ja) 重合トナーの製造方法
JP5125736B2 (ja) 静電荷像現像用トナーと画像形成方法
JPS62266559A (ja) トナ−の製造方法
JP2009069351A (ja) 画像形成方法
JP2003316068A (ja) トナーの製造方法およびトナー並びに画像形成方法
JP2007163839A (ja) 静電荷像現像用現像剤、画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees