JPH08309436A - 金属ストリップの多層捲回体 - Google Patents

金属ストリップの多層捲回体

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JPH08309436A
JPH08309436A JP7120061A JP12006195A JPH08309436A JP H08309436 A JPH08309436 A JP H08309436A JP 7120061 A JP7120061 A JP 7120061A JP 12006195 A JP12006195 A JP 12006195A JP H08309436 A JPH08309436 A JP H08309436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
metal strip
wound body
winding
wound
Prior art date
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Pending
Application number
JP7120061A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kamei
利幸 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP7120061A priority Critical patent/JPH08309436A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属ストリップを円筒状にスプールに捲回し
てなる金属ストリップの多層捲回体において、該スプー
ルの軸芯は実質的に金属ストリップの厚さ相当分の段差
を軸方向に有しており、該金属ストリップは該スプール
の上記段差位置で巻き始められて多層捲回されているこ
とを特徴とする金属ストリップの多層捲回体。 【効果】 金属ストリップの巻取り開始位置において、
金属ストリップ自体の厚みによってスプール外周面と形
成する段差の影響を低下し、段差部分が使用できないこ
とによる製品収率の低下を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップの多層
捲回体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に金属ストリップは、連続表面処理
ライン、加工ラインおよび塗装ライン等に見られるよう
に、目的の加工が終了した段階で巻取り装置によってス
プールに巻き取られ捲回体となる。金属ストリップをス
プールに巻き取る場合、巻き擦れや、巻き締まりを発生
させないために、ある程度以上の張力をかけて行う必要
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプー
ルの表面では、金属ストリップの巻取り開始位置におい
て、金属ストリップ自体の厚みがスプール外周面と段差
を形成し、その段差の上に次周回以降に巻かれる金属ス
トリップ部には、巻取り回転軸と平行に線状の段差の痕
跡を残すことになる。巻取り装置でスプールが1回転す
る度に、金属ストリップは前記段差上に次々と巻き重ね
られ、巻取りの数が増加してスプール上に多層が形成さ
れても、段差の痕跡は徐々に減じながらも、漸次積層さ
れる金属ストリップ上に段差と同様の痕跡が転写される
ため、巻取り開始部に形成された段差の影響は数百巻き
に達する場合もある。前記痕跡は、僅かな変形ではある
が、解消させるのは極めて困難であって、金属ストリッ
プの用途によっては、痕跡が特に強固な最初の数巻きだ
け使えない場合や、段差の痕跡が目視で確認できる部分
は全て使えない場合がある。特に0.1〜0.5mmの
厚さのアルミニウム又はその合金板を支持体とする感光
性印刷版においては、厳格な平面精度が要求されること
から、痕跡部分は一切商品化できないので、従来、1つ
の捲回体の通常長である7000mのうち、合計で約4
00m程度の廃棄を余儀なくされ、著しい収率悪化を招
いていた。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討の結果、スプール上に特定構成
の段差を有するスプールを用いて金属ストリップをその
段差位置で巻き始めることにより、金属ストリップ上に
形成される段差痕跡の発生を防止もしくは少くとも減少
させ、段差部分が使用できないことによる製品収率の低
下を抑制することを見いだし本発明に到達した。
【0005】即ち、本発明の目的は、製品収率を向上す
る金属ストリップの多層捲回体を提供することにある。
しかして、かかる本発明の目的は、金属ストリップを円
筒状スプールに捲回してなる金属ストリップの多層捲回
体において、該スプールの軸芯は実質的に金属ストリッ
プの厚さ相当分の段差を軸方向に有しており、該金属ス
トリップは該スプールの上記段差位置で段差に対向して
巻き始められ、多層捲回されていることを特徴とする金
属ストリップの多層捲回体、によって容易に達成され
る。
【0006】以下、本発明を図面と共に詳細に説明す
る。本発明における円筒状スプールは、その軸芯の断面
が、ほゞ円形であるものを全て包含し、その意味では、
“円筒状”の用語は、必ずしも厳密ではなく、いわゆる
円筒状や円柱状の軸芯を有するものをも広く包含するも
のとする。図4−(1)は従来の捲回体を、スプールの
軸芯の断面で模式的に示したもので、1は段差等を有し
ていないスプールの軸芯を、2は該軸芯の周囲に捲回さ
れた金属ストリップを、3は該金属ストリップの巻き始
め端部をそれぞれ表わす。図4−(2)の如くこの捲回
体から金属ストリップを引出す際、軸芯に近づくと、金
属ストリップに線状の段差痕跡が表われ製品として使用
することが不適な場合を生ずるが、この痕跡は図4−
(1)において、金属ストリップの1周目以降の各層に
おける巻き始め端部3に対応した位置に表われるもので
ある。
【0007】これに対して図1は本発明の一例を例示し
たもので、図1−(1)はスプールの軸芯を断面の模式
図で示し、図1−(2)はその周囲に金属ストリップを
捲回した状態をそれぞれ示している。本発明において
は、スプールの軸芯1には、金属ストリップの厚さに相
当する段差5が設けられており、図1ではその段差が半
周で滑らかに減消する例を示している。この段差の減消
は1周内に達成されれば良いが、具体的には捲回痕跡が
現われない範囲で加工の容易さ等も勘案して適宜決定さ
れる。通常は1/24〜1/2周より好ましくは1/1
2〜1/4周の範囲から選択するのが好ましい。
【0008】本発明では金属ストリップの巻き始め端3
をスプールの段差5に当接して捲回することが重要であ
り、この両者がある程度以上離れると折角段差5を設け
た意義が失われる。その為には、金属ストリップの巻き
始め端3をスプールの段差5に当接し、積層痕跡を生じ
ない様な薄さの片面粘着テープでスプールの段差上段部
と金属ストリップの上面を貼着するが、同様の両面接着
テープで金属ストリップの先端部分においてその下面を
スプールの段差下段部に貼着する方法等を採用すること
ができる。
【0009】あるいは図2の如くスプール軸芯1の段差
5の位置に内側への切込み6を設け、金属ストリップの
先端を折込み、その折込み部をこの切込み6に嵌合する
方法を採用しても良い。本発明における円筒状スプール
の軸芯の材質は、金属ストリップの捲回に支障のない限
り特に限定されず、例えば、圧縮成形等の紙製、鉄およ
びその合金製、アルミニウムおよびその合金製、その他
の金属製または塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等のプラスチック製等の材料から形成される。
【0010】前記段差は、スプール材自身によって形成
されていても良いのは勿論であるが、場合により図3の
7に示す様な内面がスプール軸芯に嵌合し、厚さが滑ら
かに漸減する当て材を用いて形成してもよい。
【0011】
【実施例】次に、本発明を図面を用いて実施例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例によって限定されるものではない。 実施例 図2に示すように、圧縮成形紙を用いて、外径600m
mのスプール1の外周上に0.3mmの段差5と、該段
差部の円周側に深さ5mmの切込み6を設け、該段差5
が連続的、かつ、スプールの1/4周で滑らかに減消さ
れるように作製した。次に、厚さ0.3mm、幅1mの
光沢面を有するアルミニウムストリップ3を前記スプー
ル1上に、ストリップの先端がその厚みで前記段差を打
ち消すように、段差と対向させて載置し、張力1.7k
g/mm2 で2000回巻き取った。続いて、巻き取っ
たアルミニウムストリップを巻き出し、アルミニウムス
トリップの段差上に積層されていた光沢部を目視観察し
たところ、段差の痕跡は、巻取り開始位置から数えて約
10回以降は判別不可能であった。
【0012】比較例 図4−(1)に示すような、段差と切込みを有しない通
常のスプールを使用した以外は実施例と同様にして、ア
ルミニウムストリップ5を巻き取った。段差の痕跡6
は、図4−(2)に示すように、巻取り開始位置から数
えて300回まではっきりと目視観察された。
【0013】
【発明の効果】金属ストリップの巻取り開始位置におい
て、金属ストリップ自体の厚みによってスプール外周面
と形成する段差の影響を低下し、段差部分が使用できな
いことによる製品収率の低下を抑制する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は段差を設けたスプールをその軸芯の断
面で示した模式図であり、(2)は当該スプール上に、
アルミニウムストリップを巻き取った本発明の金属スト
リップの捲回体の概要を断面で示す模式図である。
【図2】本発明で使用されるスプールが段差と切込みを
有する一例をスプール軸芯の断面で示した模式図であ
る。
【図3】本発明においてスプール上の段差がスプール本
体とは別の当て材で形成された一例を示す断面模式図で
ある。
【図4】(1)は通常のスプール上に、アルミニウムス
トリップを巻き取った従来の金属ストリップの捲回体の
概要を示す断面模式図であり、(2)はこの捲回体から
金属ストリップをスプールの軸芯近く迄引出した状態を
示した模式図である。
【符号の説明】
1 スプールの軸芯 2 アルミニウムストリップ 3 アルミニウムストリップの捲き始め端部 4 段差痕跡 5 スプール軸芯に設けられた段差 6 スプール軸芯の段差位置に設けられた切込み 7 スプールに段差を設ける為の当て材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップを円筒状にスプールに捲
    回してなる金属ストリップの多層捲回体において、該ス
    プールの軸芯は実質的に金属ストリップの厚さ相当分の
    段差を軸方向に有しており、該金属ストリップは該スプ
    ールの上記段差位置で巻き始められて多層捲回されてい
    ることを特徴とする金属ストリップの多層捲回体。
JP7120061A 1995-05-18 1995-05-18 金属ストリップの多層捲回体 Pending JPH08309436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120061A JPH08309436A (ja) 1995-05-18 1995-05-18 金属ストリップの多層捲回体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120061A JPH08309436A (ja) 1995-05-18 1995-05-18 金属ストリップの多層捲回体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08309436A true JPH08309436A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14776927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7120061A Pending JPH08309436A (ja) 1995-05-18 1995-05-18 金属ストリップの多層捲回体

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JP (1) JPH08309436A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020250539A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17
CN112139283A (zh) * 2020-10-12 2020-12-29 天津军星华泰科技有限公司 基于预应力钢绞线成品束向内成卷的收线架

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020250539A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17
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