JPH08309659A - 被加工物の研磨方法及び装置 - Google Patents

被加工物の研磨方法及び装置

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JPH08309659A
JPH08309659A JP11739195A JP11739195A JPH08309659A JP H08309659 A JPH08309659 A JP H08309659A JP 11739195 A JP11739195 A JP 11739195A JP 11739195 A JP11739195 A JP 11739195A JP H08309659 A JPH08309659 A JP H08309659A
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polishing
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work piece
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plate
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JP11739195A
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English (en)
Inventor
Toshio Kasai
敏雄 河西
Toshiro Doi
俊郎 土肥
Koichiro Ichikawa
浩一郎 市川
Yasuo Inada
安雄 稲田
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Fujikoshi Machinery Corp
Original Assignee
Fujikoshi Machinery Corp
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨加工における周期的運動の弊害を避けて
高精度研磨加工を可能にする被加工物の片面研磨方法及
び装置を提供する。 【構成】 レンズ研磨装置10は下定盤12の研磨面1
2Aに被加工物支持板14を対向して配設し、被加工物
支持板14に支持された被加工物23を研磨面12Aに
接触する。この状態で、被加工物23を研磨面12Aに
対して周期的な研磨運動軌跡で移動させて、研磨面12
Aで被加工物23の片面を研磨加工する。このレンズ研
磨装置10は位相変化手段16を備えている。そして、
この位相変化手段16で被加工物23の周期的な研磨運
動軌跡の位相をずらすことにより、研磨加工における運
動の周期性の影響を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被加工物の研磨方法及
び装置に係り、特に被加工物を研磨工具面に対して周期
的な研磨運動軌跡で移動させて被加工物を研磨加工する
被加工物の研磨方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、研磨加工として、ラッピング、
ポリッシング及び砥石研磨等が知られている。この研磨
加工は、研磨剤あるいは研磨液を研磨工具面に供給しな
がらレンズや半導体ウエーハ等の被加工物と砥石等の研
磨工具とを擦り合わせて被加工物を要求精度に仕上げて
いる。このように研磨加工を行う場合、被加工物と研磨
工具面とが互いに均一な軌跡密度で擦り合うことがひと
つの基本条件とされている。
【0003】上述した研磨加工を実施する装置としてレ
ンズ研磨装置、修正輪形研磨加工装置及び両面研磨装置
等が知られている。以下、レンズ研磨装置、修正輪形研
磨加工装置及び両面研磨装置について説明する。レンズ
研磨装置は円板状の下定盤を備え、下定盤の表面には研
磨工具面が形成されている。この下定盤はモータに連結
され、モータの駆動で回転する。また、下定盤の上方に
は被加工物支持板が回動自在に支持されると共に円弧上
に往復運動可能に支持されている。この被加工物支持板
には被加工物が支持され、被加工物は下定盤の研磨工具
面に接触している。
【0004】従って、被加工物支持板に支持された被加
工物を下定盤に接触させた状態で、下定盤を回転すると
共に被加工物支持板を円弧上に往復運動することによ
り、被加工物支持板が被加工物の研磨抵抗で下定盤の回
転に連れ回る。これにより、被加工物支持板は、下定盤
との位置の変化に伴い無理のない従動回転運動をする。
従って、被加工物支持板に支持された被加工物が下定盤
で均一に研磨加工され、平面、球面、非球面に仕上げら
れる。
【0005】この場合、被加工物支持板に支持された被
加工物と下定盤の研磨工具面とは互いに均一な軌跡密度
で擦り合うように設定され、被加工物支持板に支持され
た被加工物と下定盤の間で描かれる研磨運動の軌跡は円
形、螺線形、更に複雑な曲線等の周期性をもつ。そし
て、この周期性をもつ研磨運動が長時間にわたって実施
される。
【0006】また、修正輪形研磨加工装置は円環状のラ
ップ定盤を備え、ラップ定盤の研磨工具面上にリング状
の修正輪が載置されている。この修正輪は、ラップ定盤
の回転中にガイドローラで偏心位置に支持されると共に
ガイドローラに案内されて回転する。従って、修正輪内
に収納された被加工物が修正輪と共に回動して、被加工
物の片面がラップ定盤の研磨工具面で研磨加工される。
【0007】この場合、修正輪内に収納された被加工物
の回転数と修正輪の回転数を同一に設定すると精度よく
研磨加工が行われる。さらに、両面研磨装置は円環状の
下定盤及び上定盤を備えている。下定盤と上定盤との間
にはキャリアを介して被加工物が支持され、被加工物は
下定盤及び上定盤のそれぞれの研磨工具面に接触してい
る。そして、この両面研磨装置は、下定盤、上定盤、キ
ャリアの回転の組み合わせで3つのタイプ(2モーショ
ンタイプ、3モーションタイプ、4モーションタイプ)
に分類される。
【0008】2モーションタイプの両面研磨装置は下定
盤、上定盤が固定の状態でキャリアが公転と自転とをお
こない、3モーションタイプの両面研磨装置は下定盤、
上定盤のいずれか一方が回転し、かつキャリアが公転と
自転とをおこなう。また、4モーションタイプの両面研
磨装置は下定盤及び上定盤が回転し、かつキャリアが公
転と自転とをおこなう。これらの両面研磨装置によれ
ば、下定盤や上定盤には駆動モータの回転力がベルト又
はギアを介して伝達される。この場合、キャリアの穴の
中に支持された被加工物は下定盤や上定盤に均一な軌跡
が描かれ、被加工物が精度よく平行平面に研磨加工され
る。
【0009】この場合、上定盤に支持された被加工物と
下定盤や上定盤の研磨工具面とは互いに均一な軌跡密度
で擦り合うように設定され、被加工物と下定盤や上定盤
の間で描かれる研磨運動の軌跡は円形、螺線形、更に複
雑な曲線等の周期性をもつ。そして、この周期性をもつ
研磨運動が長時間にわたって実施される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
研磨装置の場合、被加工物は下定盤に対して周期性をも
つ研磨運動をするので、被加工面上の所定の一点と下定
盤の研磨工具面上の所定の一点が研磨加工中に幾度も遭
遇することになる。従って、仮に研磨工具面上の所定の
一点に穴があいていた場合、被加工面上の所定の一点が
不完全材料除去部分になり、研磨精度が低下する。特
に、鏡面仕上加工においては研磨工具に軟質なポリシャ
が使用されるので、下定盤の研磨工具面上に発生した穴
に限らず、研磨工具面の一部に生じた硬質部分や軟質部
分の影響で研磨精度が低下する。尚、研磨工具面の硬質
部分や軟質部分は、研磨工具面を構成する材料の不均質
さに起因して点在あるいは分布する。
【0011】また、修正輪形研磨加工装置によれば、修
正輪内に収納された被加工物が修正輪に対して周期性を
もつ研磨運動をするので、被加工面上の所定の一点とラ
ップ定盤の研磨工具面上の所定の一点が研磨加工中に幾
度も遭遇することになる。従って、レンズ研磨装置の場
合と同様に研磨精度が低下する。さらに、両面研磨装置
によれば被加工物は下定盤や上定盤に対して周期性をも
つ研磨運動をするので、被加工面上の所定の一点と下定
盤や上定盤の研磨工具面上の所定の一点が研磨加工中に
幾度も遭遇することになる。従って、レンズ研磨装置や
修正輪形研磨加工装置と同様に研磨精度が低下する。
【0012】一方、被加工物についても全てが円形とは
限らない。三角形、四角形、長方形、更に異形のものと
いったいわゆる異方性をもつ被加工物も対象になる。こ
れらの異方性をもつ被加工物を研磨加工する場合、研磨
運動の周期性による干渉現象ともいうべき影響で、研磨
工具面が摩耗して研磨工具面に凹凸が発生する。この場
合、研磨工具面に発生した凹凸が被加工物側に反転して
研磨精度が低下するという問題がある。
【0013】特に、近年研磨精度を向上させるために、
被加工物の一部にエッチングなどで微小溝を形成して
その深さの変化により加工量を測定・評価する、工具
の一部に穴をあけ超音波発振・受信器を取り付けて被加
工物厚さを研磨加工中に検出する、あるいは工具の一
部を穴を通して研磨加工中の温度を測定するといった研
磨加工における様々な状態の加工中のモニターが行われ
ることが多くなっている。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被加工面や研磨工具面に欠陥とも言える局部的
な凹凸をもつ場合の研磨加工と併せ、形状に異方性をも
つ被加工物の研磨加工において、被加工物の周期的な研
磨運動軌跡の位相をずらして、研磨加工における運動の
周期性の影響を緩和させ、研磨加工における周期的運動
の弊害を避けて研磨加工精度を向上する被加工物の研磨
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、研磨工具面に接触させた被加工物を前記研
磨工具面に対して周期的な研磨運動軌跡で移動させて前
記被加工物を研磨加工する被加工物の研磨方法におい
て、前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期
的な研磨運動軌跡の位相をずらすことを特徴とする被加
工物の研磨方法、及びこの方法を実施する装置を備えて
いる。
【0016】
【作用】本発明によれば、被加工物を研磨工具面に接触
させた状態で、被加工物を研磨工具面に対して周期的な
研磨運動軌跡で移動させて、被加工物を研磨加工する被
加工物の研磨装置において、被加工物の研磨装置に位相
変化手段を備えた。そして、この位相変化手段で被加工
物の周期的な研磨運動軌跡の位相をずらす。従って、被
加工面上の所定の点と研磨工具面上の所定の点が研磨加
工中に幾度も遭遇することを防止できるので、例えば研
磨工具面上の所定の点に穴があいていた場合、被加工面
上の所定の点が不完全材料除去部分になることを防止で
きる。このように、研磨加工における運動の周期性の影
響を緩和して被加工面を高精度に仕上げることができ
る。
【0017】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る被加工物
の研磨方法及び装置の第1実施例(レンズ研磨装置)に
ついて詳説する。図1、2に示すように、レンズ研磨装
置10は下定盤12、被加工物支持板14、揺動手段1
5及び位相変化手段16(図3参照)等を備えている。
下定盤12は円板状に形成され、その表面に研磨工具面
12Aが形成されている。また、下定盤12の下端部に
は同軸上に回転軸17が固定されている。図3に示すよ
うに、シャフト20はベアリング22を介してレバー2
4に回動自在に支持されている。レバー24はピン26
を介して枠体28に揺動自在に支持されている。
【0018】シャフト20には駆動モータ30が連結さ
れ、シャフト20の右端部には摩擦板32が同軸上に固
定されている。摩擦板32の右側には摩擦転子34がシ
ャフト36の下端部に固定され、シャフト36は枠体2
8に回動自在に支持されている。摩擦板32の摩擦面と
摩擦転子34の周縁との接触状態、非接触状態はレバー
24を矢印方向に揺動することにより行われる。シャフ
ト36の略中央にはプーリ36Aが固定され、プーリ3
6Aは無端状ベルト38を介してプーリ39に連結され
ている。
【0019】プーリ39には同軸上に回転軸17が固定
され、回転軸17は枠体28に回動自在に支持されてい
る。回転軸17の上端部には下定盤12が同軸上に固定
されている。プーリ39の下方にはクラッチ40が設け
られ、クラッチ40が操作されるとプーリ39の回転が
停止して下定盤12の回転が停止する。また、クラッチ
40がフリーの状態に維持されると下定盤12が回転す
る。
【0020】シャフト36の上端部には揺動手段15の
クランク円板42が同軸上に固定されている。揺動手段
15は連結ロッド44、揺動軸45、アーム46及びピ
ンホルダ47等を備え、連結ロッド44の一端はクラン
ク円板42に偏心した状態で回動自在に支持されてい
る。連結ロッド44の一端はピン48を介して揺動軸4
5の右端部に回動自在に支持されている。揺動軸45は
左端部がピン50を介して枠体28に回動自在に支持さ
れている。
【0021】揺動軸45の中央にはアーム46が固定さ
れ、アーム46は略三角形状に形成されている。略三角
形状のアーム46の頂部にはピンホルダ47が固定さ
れ、ピンホルダ47の先端部にはシャフト49を介して
被加工物支持板14が回動自在に支持されている。従っ
て、クランク円板42を回転することにより連結ロッド
44を介して揺動軸45がピン50を中心に揺動運動す
る。これにより、アーム46やピンホルダ47等を介し
て被加工物支持板14が矢印A−B方向に円弧運動す
る。尚、被加工物支持板14の底面には被加工物23、
23…が支持され、被加工物23、23…は下定盤12
の研磨工具面12Aに接触する。
【0022】また、シャフト49には下方向への押付力
F(図2参照)が作用する。これにより、シャフト49
に回動自在に支持された被加工物支持板14に支持され
た被加工物23、23…が下定盤12の研磨工具面12
Aに押し付けられる。位相変化手段16は、定期的ある
いは不定期的に、短時間だけ、駆動モータ30の回転数
を増減することにより、被加工物支持板14の往復運動
に対して下定盤12の回転運動を僅かな時間だけ早め、
あるいは遅らせて周期性をもつ研磨運動軌跡54A(図
4参照)の位相を変位させる。尚、周期的な研磨運動軌
跡には正弦曲線のような短期的なものや、例えば24時
間間隔で1周期となる長期的なものも含まれている。
【0023】また、位相を変化させる場合の他の実施例
として、動力伝達系にブレーキを含む加減速機構を設け
て研磨運動軌跡54Aの位相を変位させることが可能で
ある。さらに、他の実施例としてクラッチ40で被加工
物支持板14の回転を停止させて、無端状ベルト38と
プーリ39に滑りを発生させて研磨運動軌跡54Aの位
相を変位することが可能である。また、他の実施例とし
て無端状ベルト38を使用せずに下定盤12と被加工物
支持板14とを個別の駆動モータで回転するように構成
し、各駆動モータを回転制御するとにより研磨運動軌跡
54Aの位相を変位させることが可能である。
【0024】前記の如く構成された本発明に係る第1実
施例のレンズ研磨装置の作用について説明する。先ず、
被加工物支持板14の底面に被加工物23、23…を支
持して、被加工物23、23…を下定盤12の研磨工具
面12Aに接触する。次に、駆動モータ30を駆動し、
図3上でレバー24を右方向に揺動して摩擦板32の摩
擦面と摩擦転子34の周縁とを接触させる。これによ
り、駆動モータ30の回転力がシャフト36に伝達され
る。シャフト36の回転力はプーリ36A、無端状ベル
ト38、プーリ39及び回転軸17を介して下定盤12
に伝達され、下定盤12が回転する。同時に、シャフト
36の回転力はクランク円板42等の揺動手段15に伝
達され、被加工物支持板14が矢印A−B方向に円弧運
動する。
【0025】この場合、被加工物支持板14がシャフト
49を介して回動自在に支持されているので、被加工物
支持板14が矢印A−B方向に往復運動することによ
り、被加工物支持板14は被加工物23、23…の研磨
抵抗により下定盤12の回転に連れ回る。従って、被加
工物支持板14は下定盤12との位置の変化に伴い無理
のない従動回転運動をする。このとき、被加工物支持板
14の中心部は下定盤12の研磨工具面12Aに、図4
に示す周期性をもつ研磨運動軌跡54Aを描く。
【0026】次に、位相変化手段16で定期的あるいは
不定期的に、短時間だけ、駆動モータ30の回転数を増
減して、被加工物支持板14の往復運動に対して下定盤
12の回転運動を僅かな時間だけ早めあるいは遅らせ
て、周期性をもつ研磨運動軌跡54Aの位相を膨らむ方
向(正側)又はへこむ方向(負側)に数度〜数10度の
ずれ角θ(図5参照)でずらす。図5上では研磨運動軌
跡54Aの位相がP点で正側にずらされて研磨運動軌跡
54Bとなる。
【0027】この研磨運動軌跡54Aの位相ずらしは、
周期運動が数周期から数10周期のたびに周期角度の数
分の1から数10分の1の位相ずらしが効果的である。
次に、本発明に係る第1実施例のレンズ研磨装置で位相
をずらした研磨運動軌跡で被加工物23を鏡面研磨加工
した場合と、従来のように周期性をもつ研磨運動軌跡で
被加工物23を研磨加工した場合の実験結果について説
明する。
【0028】この場合、被加工物23にガラス円板を採
用し、酸化セリウム砥粒を純水に分散した研磨剤を用い
た。下定盤12の研磨工具面12Aは、微細な溝付きの
ポリ塩化ビニール樹脂製の軟質材料を用い被加工物23
の直径dの1/6の幅の切欠13(図6参照)を下定盤
12の研磨工具面12Aの半径方向に形成した異常研磨
工具面12Aと切欠13のない正常研磨工具面12Aを
準備した。そして、異常研磨工具面12A及び正常研磨
工具面12Aを使用して、従来の周期性をもつ研磨運動
軌跡の条件(図4参照)と本発明による位相をずらした
研磨運動軌跡の条件(図5参照)で被加工物23を研磨
加工して被加工物23の仕上面の平面度について実験し
た。
【0029】実験の順序は、先ず、正常研磨工具面12
Aを使用して、従来の周期性をもつ研磨運動軌跡の条件
で被加工物23を研磨加工し、被加工物23の仕上面を
高精度に平面研磨加工ができることを確認した。次に、
正常研磨工具面12Aを異常研磨工具面12Aに換え
て、従来の周期性をもつ研磨運動軌跡の条件で被加工物
23を研磨加工した。その結果、被加工物23の仕上面
に癖のある凸状の面が観察された。
【0030】次いで、異常研磨工具面12Aで、位相を
ずらした研磨運動軌跡の条件で被加工物23を研磨加工
した。このように、周期性をもつ運動軌跡に位相ずらし
を取り入れることによって被加工物23を癖のない高精
度な平面に仕上げることができた。前記実施例では下定
盤12の上方から被加工物23を研磨工具面12Aに接
触させた状態で被加工物23を研磨する研磨装置に本発
明を適用する場合について説明したが、これに限らず、
裏面に研磨工具面を有する上定盤を備え、上定盤の下方
から被加工物23を研磨工具面に接触させた状態で被加
工物23を研磨する研磨装置に使用しても同様の効果を
得ることができる。
【0031】前記第1実施例ではレンズ研磨装置につい
て説明したが、本発明の特徴は修正輪研磨加工装置にも
適用することができる。以下、第2実施例の修正輪研磨
加工装置を図7〜図13に基づいて説明する。図7に示
すように、修正輪形研磨加工装置110はラップ定盤1
12、支持手段114、位相変化手段116及び修正輪
118等を備えている。ラップ定盤112は円環状に形
成され、その表面に研磨工具面112Aが形成されてい
る。また、ラップ定盤112の下端部には同軸上に回転
軸120が固定されている。回動軸120に駆動モータ
121が連結されている。従って、駆動モータ121が
駆動することにより回転軸120が回動する。これによ
り、ラップ定盤112が反時計回り方向に回動する。
【0032】ラップ定盤112の上方には支持手段11
4が配設されている。支持手段114のアーム122、
122、122は等間隔に配置され、それぞれラップ定
盤112の上方に半径方向に伸長している。アーム12
2には一定の間隔をおいて一対のガイドローラ124
A、124Bが回動自在に支持されている。ガイドロー
ラ124Aはラップ定盤112の中心側に位置し、ガイ
ドローラ124Bはラップ定盤112の周縁側に位置し
ている。
【0033】ガイドローラ124Bと駆動ローラ124
Cとに無端状ベルト124Dが張設されている。駆動ロ
ーラ124Cにはローラ駆動用モータ125が連結され
ている。これにより、ローラ駆動用モータ125が駆動
することにより駆動ローラ124C、124C、124
Cを介して無端状ベルト124D、124D、124D
が時計回り方向に周回する。
【0034】位相変化手段116はローラ駆動用モータ
125の回転数を制御して、無端状ベルト124D、1
24D、124Dの周回数の増減を調整する。修正輪1
18及び被加工物126の回転数を僅かな時間だけ早め
あるいは遅らせて、周期性をもつ被加工物126の軌跡
の位相を正側又は負側に数度〜数10度ずらす。また、
位相を変化させる場合の他の実施例として、動力伝達系
にブレーキを含む加減速機構を設けて被加工物126の
軌跡の位相を変位させることが可能である。さらに、他
の実施例として回転力伝達系に摩擦クラッチを設けるこ
とにより被加工物126の軌跡の位相を変位することが
可能である。
【0035】修正輪118はリング状に形成され、ラッ
プ定盤112の研磨工具面112Aに載置されている。
この修正輪118内には被加工物126、126、12
6が収納されている。被加工物126、126、126
の上端部にはウエイト128が載置されている。これに
より、ウエイト128が修正輪118内に落ち込むの
で、ウエイト128の自重で被加工物126、126、
126がラップ定盤112の研磨工具面112Aに押し
付けられる。
【0036】この状態で、駆動モータ121を駆動して
回転軸120を介してラップ定盤112を反時計回り方
向に回動する。これにより、ラップ定盤112の研磨工
具面112A上に載置された修正輪118が、ラップ定
盤112と共に反時計回り方向に回動してアーム122
のガイドローラ124Aと無端状ベルト124Dに当接
する。従って、修正輪118はラップ定盤112の中心
から偏心した位置に位置決めされる。
【0037】また、駆動モータ121と同時にローラ駆
動用モータ125を駆動して無端状ベルト124D、1
24D、124Dを時計回り方向に周回する。これによ
り、修正輪118、118、118が反時計回り方向に
回動し、さらに修正輪118内に収納された被加工物1
26及びウエイト128が反時計回り方向に回動する。
これにより、被加工物126、126、126がラップ
定盤112の研磨工具面112Aで研磨加工される。
【0038】このように、被加工物126、126、1
26の研磨加工はラップ定盤112と被加工物126及
び修正輪118との回転によって進行し、ラップ定盤1
12と被加工物126との両者の任意の点における相対
速度vは、図8に基づいて次式(1)で与えられる。 v=2π{NW 2 ・C2 +rTW 2 (NT −NW 2 +2NW ×(NT −NW )・C・rTWcos θTW1/2 …(1) 但し、NW :被加工物126の回転数 C :被加工物126の中心O′が描く円の半径 rTW:ラップ定盤112の中心Oから被加工物126の
所定点Aまでの距離 θTW:ラップ定盤112の中心Oと被加工物126の所
定点Aとを結んだ線の傾斜角 そして、ラップ定盤112の回転数NT と被加工物12
6の回転数NW とが等しい場合、N=NW =NT とする
と、相対速度vは次式(2)で、 v=2πN・C …(2) 与えられる。このように、修正輪118の回転数NT
被加工物126の回転数NW とを等しくすると高精度の
研磨加工が可能になる。
【0039】前記の如く構成された本発明に係る第2実
施例の修正輪研磨加工装置の作用について説明する。上
述したように、駆動モータ121及びローラ駆動用モー
タ125を駆動して、ラップ定盤112を反時計回り方
向に回動すると共に修正輪118を反時計回り方向に回
動する。これにより、修正輪118内に収納された被加
工物126及びウエイト128が反時計回り方向に回動
して、被加工物126、126、126がラップ定盤1
12の研磨工具面112Aで研磨加工される。
【0040】この場合、ラップ定盤112の回転数及び
無端状ベルト124D、124D、124Dの周回数
は、ラップ定盤112の回転数NT と被加工物126の
回転数NW とが等しくなるように設定される。このと
き、被加工物126のA点はラップ定盤112の研磨工
具面112Aに、図9に示す周期性をもつ円形軌跡30
Aを描く。
【0041】次に、ラップ定盤112の回転数NT と被
加工物126の回転数NW とが等しい状態で作動してい
るとき、位相変化手段116で定期的あるいは不定期的
に、短時間だけ、ローラ駆動用モータ125の回転数を
増減して、無端状ベルト124D、124D、124D
の周回数を増減する。これにより、修正輪118と被加
工物126の回転数NW を僅かな時間だけ早めあるいは
遅らせて、周期性をもつ円形軌跡130Aの位相を正側
又は負側にずれ角θ(図10参照)で数度〜数10度ず
らす。図10上で円形軌跡130Aの位相がP点で正側
にずらされて、円形軌跡130Bとなる。
【0042】この円形軌跡130Aの位相ずらしは、周
期運動が数周期から数10周期のたびに周期角度の数分
の1から数10分の1の位相ずらしが効果的である。以
下、本発明に係る第2実施例の修正輪研磨加工装置で位
相をずらした円形軌跡で被加工物126を鏡面研磨加工
した場合と、従来のように周期性をもつ円形軌跡で被加
工物126を研磨加工した場合の実験結果について説明
する。
【0043】この場合、被加工物126にガラス円板を
採用し、酸化セリウム砥粒を純水に分散した研磨剤を用
いた。ラップ定盤112の研磨工具面112Aは、微細
な溝付きのポリ塩化ビニール樹脂製の軟質材料を用い被
加工物126の直径dの1/6の幅の切欠113(図1
1参照)をラップ定盤112の研磨工具面112Aの半
径方向に形成した異常研磨工具面112Aと切欠113
のない正常研磨工具面112を準備した。そして、異常
研磨工具面112及び正常研磨工具面112を使用し
て、従来の周期性をもつ円形軌跡の条件(図9参照)と
本発明による位相をずらした円形軌跡の条件(図10参
照)で被加工物126を研磨加工して被加工物126の
仕上面の平面度について実験した。
【0044】実験は、先ず、正常研磨工具面112を使
用して、従来の周期性をもつ円形軌跡の条件で被加工物
126を研磨加工し、被加工物126の仕上面を高精度
に平面研磨加工ができることを確認した。次に、正常研
磨工具面112を異常研磨工具面112に換えて、従来
の周期性をもつ円形軌跡の条件で被加工物126を研磨
加工した。その結果、図12に示すように、被加工物1
26の仕上面に平面度の等厚干渉縞の癖のある凸状の面
126A、126A…が観察された。
【0045】次いで、異常研磨工具面112で、位相を
ずらした円形軌跡の条件で被加工物126を研磨加工し
た。このように、周期性をもつ運動軌跡に位相ずらしを
取り入れることによって、図13に示すように、被加工
物126の仕上面を癖のない等厚干渉縞として高精度な
平面に仕上げることができた。前記第2実施例では修正
輪研磨加工装置について説明したが、本発明の特徴は両
面研磨装置にも適用することができる。以下、第3実施
例の両面研磨装置を図14〜図18に基づいて説明す
る。
【0046】図14に示すように、両面研磨装置210
は下定盤212、上定盤214、キャリア216、太陽
ギア218、インターナルギア220及び位相変化手段
222等を備えている。図15に示すように下定盤21
2は円環状に形成され、その表面に研磨工具面212A
が形成されている。また、下定盤212の下部には基板
224(図14参照)が固定され、基板224中央には
穴が形成されている。この穴を形成する周壁には外筒2
26の上端部が固定されている。
【0047】外筒226の下端部にはギア228が固定
され、ギア228にはギア230が噛み合っている。ギ
ア230はシャフト232に固定され、シャフト232
の下端部にはギア234が固定されている。ギア234
及びギア236には無端状のチェーン238が張設され
ている。ギア236は減速機240の出力軸240Aに
固定され、減速機240は無端状のベルト242を介し
て駆動モータ244に連結されている。従って、駆動モ
ータ244が回転すると下定盤212が回転する。
【0048】下定盤212の上方には同軸上に上定盤2
14が配設されている。図15に示すように上定盤21
4は中央に穴が形成され、上定盤214の下面に研磨工
具面214A(図14参照)が形成されている。上定盤
214中央の穴には回転体246が同軸上に配置されて
いる。回転体246は固定部材(図示せず)を介して上
定盤214に固定されている。また、回転体246には
同軸上に回転シャフト248が固定され、回転シャフト
248の下端部にはギア250が固定されている。ギア
250はギア252を介してギア254に噛み合ってい
る。ギア254はシャフト232に固定されている。従
って、駆動モータ244が回転すると上定盤214が下
定盤212と反対方向に回転する。
【0049】太陽ギア218は下定盤212及び上定盤
214の中央に形成された穴内に配設されている。太陽
ギア218の外周にはギアが形成され、中央には穴が形
成されている。この穴を形成する周壁には内筒256の
上端部が固定され、内筒256の下端部にはギア258
が固定されている。ギア258にはギア260が噛み合
い、ギア260は駆動モータ245Aに連結されてい
る。従って、駆動モータ245Aが回転すると太陽ギア
218が下定盤212と同方向に回転する。
【0050】インターナルギア220は下定盤212及
び上定盤214の外周側に配設されている。インターナ
ルギア220の内周にはギアが形成され、インターナル
ギア220は支持筒262に固定されている。支持筒2
62の下端部にはギア264が固定され、ギア264に
はギア266が噛み合っている。ギア266は駆動モー
タ245Bに連結されている。従って、駆動モータ24
5Bが回転するとインターナルギア220が下定盤21
2と同方向に回転する。
【0051】下定盤212と上定盤214との間にはキ
ャリア216が配置されている。図15に示すようにキ
ャリア216は円板状に形成され、開口穴216B、2
16B…が形成されている。開口穴216B、216B
…には被加工物268、268…が嵌入されている。こ
の被加工物268の下面は下定盤212の研磨工具面2
12Aに接触し、被加工物268の上面は上定盤214
の研磨工具面214Aに接触している。
【0052】また、キャリア216の外周にはギア21
6Aが形成されている。ギア216Aは太陽ギア218
及びインターナルギア220に噛み合っている。従っ
て、太陽ギア218及びインターナルギア220が回動
するとキャリア216が公転すると共に自転して、被加
工物268の下面及び上面はそれぞれ下定盤212の研
磨工具面212A及び上定盤214の研磨工具面214
Aで研磨加工される。
【0053】位相変化手段222は、定期的あるいは不
定期的に、短時間だけ、駆動モータ245A、245B
の回転数を各々独立させて、又は同時に増減する。この
ように、位相変化手段222で駆動モータ244の回転
数を増減することにより、上定盤214の往復運動に対
して下定盤212の回転運動を僅かな時間だけ早め、あ
るいは遅らせて周期性をもつ研磨運動軌跡254Aの位
相をずらすことができる。これにより、後述する研磨運
動軌跡254Aの位相がずらされる。
【0054】また、位相を変化させる場合の他の実施例
として、動力伝達系にブレーキを含む加減速機構を設け
て研磨運動軌跡254Aの位相を変位させることが可能
である。さらに、他の実施例として動力伝達系に摩擦ク
ラッチを設けて研磨運動軌跡254Aの位相を変位する
ことが可能である。前記の如く構成された本発明に係る
第3実施例の両面研磨方法及び装置の作用について説明
する。
【0055】先ず、下定盤212上に配置されたキャリ
ア216の開口穴216B、216B…に被加工物26
8、268…を嵌入支持した後、上定盤214を被加工
物268、268…に載せる。これにより、被加工物2
68の下面が下定盤212の研磨工具面212Aに接触
し、被加工物268の上面が上定盤214の研磨工具面
214Aに接触する。次に、駆動モータ244を回転し
て、図15に示すように下定盤212を反時計回り方向
に回転すると共に上定盤214を時計回り方向に回転す
る。
【0056】同時に、駆動モータ245A、245Bが
回転して太陽ギア218及びインターナルギア220が
それぞれ反時計回り方向に回転する。この場合、太陽ギ
ア218の径はインターナルギア220の径より小さい
ので、キャリア216が反時計回り方向に回転する。こ
れにより、被加工物268の下面、上面がそれぞれ研磨
工具面212A、214Aで研磨加工される。このと
き、被加工物268の1点は下定盤212の研磨工具面
212Aに、図16に示す周期性をもつ研磨運動軌跡2
70Aを描く。次に、位相変化手段222で定期的ある
いは不定期的に、短時間だけ、駆動モータ245A、2
45Bの回転数を各々独立させて、又は同時に増減す
る。これにより、太陽ギア218の回転やインターナル
ギア220の回転を個別に、又は双方関連させて僅かな
時間だけ早め、あるいは遅らせる。これにより、キャリ
ア216の自転や公転が個別に、又は双方関連させて僅
かな時間だけ早くなり、あるいは遅くなる。これによ
り、周期性をもつ研磨運動軌跡270Aの位相を正側又
は負側に数度〜数10度のずれ角θ(図17参照)でず
らすことができる。図17上で研磨運動軌跡270Aの
位相がP点で負側にずらされて、研磨運動軌跡270B
となる。
【0057】この研磨運動軌跡270Aの位相ずらし
は、周期運動が数周期から数10周期のたびに周期角度
の数分の1から数10分の1の位相ずらしが効果的であ
る。次に、本発明に係る第3実施例の両面研磨装置で位
相がずらされた研磨運動軌跡で被加工物268を鏡面研
磨加工した場合と、従来のように周期性をもつ研磨運動
軌跡で被加工物268を研磨加工した場合の実験結果に
ついて説明する。
【0058】この場合、被加工物268にガラス円板を
採用し、酸化セリウム砥粒を純水に分散した研磨剤を用
いた。下定盤212の研磨工具面212Aは、微細な溝
付きのポリ塩化ビニール樹脂製の軟質材料を用い被加工
物268の直径dの1/6の幅の切欠213(図18参
照)を下定盤212の研磨工具面212Aの半径方向に
形成した異常研磨工具面212Aと切欠213のない正
常研磨工具面212Aを準備した。そして、異常研磨工
具面212A及び正常研磨工具面212Aを使用して、
従来の周期性をもつ研磨運動軌跡の条件(図16参照)
と本発明による位相をずらした研磨運動軌跡の条件(図
17参照)で被加工物268を研磨加工して被加工物2
68の仕上面の平面度について実験した。
【0059】実験の順序は、先ず、正常研磨工具面21
2Aを使用して、従来の周期性をもつ研磨運動軌跡の条
件で被加工物268を研磨加工し、被加工物268の仕
上面を高精度に平面研磨加工ができることを確認した。
次に、正常研磨工具面212Aを異常研磨工具面212
Aに換えて、従来の周期性をもつ研磨運動軌跡の条件で
被加工物268を研磨加工した。その結果、被加工物2
68の仕上面に癖のある凸状の面が観察された。
【0060】次いで、異常研磨工具面212Aで、位相
をずらした研磨運動軌跡の条件で被加工物268を研磨
加工した。このように、周期性をもつ運動軌跡に位相ず
らしを取り入れることによって被加工物268を癖のな
い高精度な平面に仕上げることができた。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る被加工
物の研磨方法及び装置によれば、被加工物の研磨装置に
位相変化手段を備え、この位相変化手段で被加工物の周
期的な研磨運動軌跡の位相をずらす。従って、被加工面
上の所定の点と研磨工具面上の所定の点が研磨加工中に
幾度も遭遇することを防止できるので、例えば研磨工具
面上の所定の点に穴があいていた場合、被加工面上の所
定の点が不完全材料除去部分になることを防止できる。
このように、研磨加工における運動の周期性の影響が緩
和されて干渉現象が消滅するので、研磨加工における周
期的運動の弊害を避けて高精度研磨加工を可能にする。
【0062】また、位相変化手段で被加工物の周期的な
研磨運動軌跡の位相をずらすことにより、異方性をもつ
被加工物でも高精度に研磨加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のレンズ研磨装置の平
面図
【図2】本発明に係る第1実施例のレンズ研磨装置の要
部を拡大して示した斜視図
【図3】本発明に係る第1実施例のレンズ研磨装置の動
力伝達機構を示した斜視図
【図4】従来の周期的な研磨運動軌跡で研磨加工する状
態を説明した図
【図5】本発明の第1実施例のレンズ研磨装置で周期的
な研磨運動軌跡の位相をずらした状態を説明した図
【図6】本発明の第1実施例のレンズ研磨装置の研磨工
具面12Aの半径方向に切欠13が形成された下定盤1
2を使用して被加工物を研磨加工する状態を示した平面
【図7】本発明に係る第2実施例の修正輪研磨加工装置
の斜視図
【図8】本発明に係る第2実施例の修正輪研磨加工装置
の修正輪と被加工物との研磨運動の相関関係を説明した
説明図
【図9】従来の修正輪研磨加工装置による研磨運動軌跡
を説明した説明図
【図10】本発明に係る第2実施例の修正輪研磨加工装
置で周期的な研磨運動軌跡の位相をずらした状態を説明
した説明図
【図11】本発明に係る第2実施例の修正輪研磨加工装
置の研磨工具面112Aの半径方向に切欠113が形成
されたラップ定盤112を使用して被加工物を研磨加工
する状態を示した平面図
【図12】従来の研磨方法による被加工物の鏡面研磨面
に生じた癖のある多重干渉縞を示した平面図
【図13】本発明に係る第2実施例の研磨方法で研磨さ
れた被加工物の鏡面研磨面に生じた癖のない多重干渉縞
を示した平面図
【図14】本発明に係る第3実施例の両面研磨装置の断
面図
【図15】本発明に係る第3実施例の両面研磨装置の要
部を拡大して示した斜視図
【図16】従来の周期的な研磨運動軌跡を示した説明図
【図17】本発明に係る第3実施例の両面研磨装置で周
期的な研磨運動軌跡の位相をずらした状態を示した説明
【図18】本発明に係る第3実施例の両面研磨装置の研
磨工具面212Aの半径方向に切欠213が形成された
下定盤212を使用して被加工物を研磨加工する状態を
示した平面図
【符号の説明】
10…被加工物の片面研磨装置 12…下定盤 12A、112A、212A、214A…研磨工具面 14…被加工物支持板 16、116、222…位相変化手段 23…被加工物 54A、270A…周期的な研磨運動軌跡 110…被加工物の片面研磨装置 112…ラップ定盤 118…リング 124A、124B…ガイドローラ 126…被加工物 130A…周期的な円形軌跡 210…被加工物の両面研磨装置 212…下定盤 214…上定盤 216…キャリア 218…太陽ギア 220…インターナルギア 268…被加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土肥 俊郎 埼玉県所沢市美原町3−2970−53 (72)発明者 市川 浩一郎 長野県長野市松代町清野1650番地 不二越 機械工業株式会社内 (72)発明者 稲田 安雄 長野県長野市松代町清野1650番地 不二越 機械工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨工具面に接触させた被加工物を前記
    研磨工具面に対して周期的な研磨運動軌跡で移動させて
    前記被加工物を研磨加工する被加工物の研磨方法におい
    て、 前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期的な
    研磨運動軌跡の位相をずらすことを特徴とする被加工物
    の研磨方法。
  2. 【請求項2】 表面に研磨工具面が形成された定盤に被
    加工物支持板を対向して配設し、前記被加工物支持板に
    支持された被加工物を前記定盤の研磨工具面に接触さ
    せ、前記被加工物を研磨工具面に対して周期的な研磨運
    動軌跡で移動させて前記被加工物の片面を研磨加工する
    被加工物の研磨方法において、 前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期的な
    研磨運動軌跡の位相をずらすことを特徴とする被加工物
    の研磨方法。
  3. 【請求項3】 ラップ定盤の研磨工具面上に載置された
    リングをガイドローラで前記ラップ定盤の偏心位置に回
    動自在に支持し、前記ラップ定盤を回転して前記リング
    内に収納された被加工物と前記リングとを回動させて前
    記ラップ定盤の研磨工具面で前記被加工物の片面を研磨
    加工する被加工物の研磨方法において、 前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期的な
    研磨運動軌跡の位相をずらすことを特徴とする被加工物
    の研磨方法。
  4. 【請求項4】 下定盤の外周側及び中央部にそれぞれイ
    ンターナルギア及び太陽ギアを配設し、前記下定盤に被
    加工物を載置した後、前記被加工物に上定盤を載置して
    前記下定盤及び前記上定盤で前記被加工物を挟持し、前
    記被加工物が保持されたキャリアの外周ギアを前記イン
    ターナルギア及び前記太陽ギアに噛み合わせた状態で前
    記太陽ギア及び前記インターナルギアを回転して前記キ
    ャリアを遊星運動させ、前記キャリアに支持された被加
    工物を前記上定盤及び前記下定盤に対して周期的な研磨
    運動軌跡で移動させて研磨加工する被加工物の研磨方法
    において、 前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期的な
    研磨運動軌跡の位相をずらすことを特徴とする被加工物
    の研磨方法。
  5. 【請求項5】 前記周期的な研磨運動軌跡は、定期的に
    又は不定期的に位相がずらされることを特徴とする請求
    項1乃至4項のいずれか1項に記載の被加工物の研磨方
    法。
  6. 【請求項6】 前記周期的な研磨運動軌跡は、数度〜数
    10度位相がずらされることを特徴とする請求項1乃至
    4項のいずれか1項に記載の被加工物の研磨方法。
  7. 【請求項7】 研磨工具面に接触させた被加工物を前記
    研磨工具面に対して周期的な研磨運動軌跡で移動させて
    前記被加工物を研磨加工する被加工物の研磨装置におい
    て、 前記被加工物の研磨加工中に、前記被加工物の周期的な
    研磨運動軌跡の位相をずらす位相変化手段を備えたこと
    を特徴とする被加工物の研磨装置。
  8. 【請求項8】 表面に研磨工具面が形成された定盤に被
    加工物支持板を対向して配設し、前記被加工物支持板に
    支持された被加工物を前記定盤の研磨工具面に接触さ
    せ、前記被加工物を研磨工具面に対して周期的な研磨運
    動軌跡で移動させて前記被加工物の片面を研磨加工する
    被加工物の研磨装置において、 前記被加工物の周期的な研磨運動軌跡の位相をずらす位
    相変化手段を備えたことを特徴とする被加工物の研磨装
    置。
  9. 【請求項9】 ラップ定盤の研磨工具面上に載置された
    リングをガイドローラで前記ラップ定盤の偏心位置に回
    動自在に支持し、前記ラップ定盤を回転して前記リング
    内に収納された被加工物と前記リングとを回動させて前
    記ラップ定盤の研磨工具面で前記被加工物の片面を研磨
    加工する被加工物の研磨装置において、 前記被加工物の周期的な研磨運動軌跡の位相をずらす位
    相変化手段を備えたことを特徴とする被加工物の研磨装
    置。
  10. 【請求項10】 下定盤の外周側及び中央部にそれぞれ
    インターナルギア及び太陽ギアを配設し、前記下定盤に
    被加工物を載置した後、前記被加工物に上定盤を載置し
    て前記下定盤及び前記上定盤で前記被加工物を挟持し、
    前記被加工物が保持されたキャリアの外周ギアを前記イ
    ンターナルギア及び前記太陽ギアに噛み合わせた状態で
    前記太陽ギア及び前記インターナルギアを回転して前記
    キャリアを遊星運動させ、前記キャリアに支持された被
    加工物を前記上定盤及び前記下定盤に対して周期的な研
    磨運動軌跡で移動させて研磨加工する被加工物の研磨装
    置において、 前記被加工物の周期的な研磨運動軌跡の位相をずらす位
    相変化手段を備えたことを特徴とする被加工物の研磨装
    置。
  11. 【請求項11】 前記位相変化手段は、前記周期的な研
    磨運動軌跡の位相を定期的に又は不定期的にずらすこと
    を特徴とする請求項7乃至10項のいずれか1項に記載
    の被加工物の研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記位相変化手段は、前記周期的な研
    磨運動軌跡の位相を数度〜数10度変化することを特徴
    とする請求項7乃至10項のいずれか1項に記載の被加
    工物の研磨装置。
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