JPH08311283A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物Info
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- JPH08311283A JPH08311283A JP12411895A JP12411895A JPH08311283A JP H08311283 A JPH08311283 A JP H08311283A JP 12411895 A JP12411895 A JP 12411895A JP 12411895 A JP12411895 A JP 12411895A JP H08311283 A JPH08311283 A JP H08311283A
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- Japan
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- chloride resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 JIS A5756の建築ガスケット規格に
適合する耐火性ガスケット用塩化ビニル系樹脂組成物を
提供する。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部、難燃性可塑
剤20重量%以上を含有する可塑剤50〜200重量部
及び酸化珪素5〜100重量部を主要成分とする耐火性
ガスケット用塩化ビニル系樹脂組成物。
適合する耐火性ガスケット用塩化ビニル系樹脂組成物を
提供する。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部、難燃性可塑
剤20重量%以上を含有する可塑剤50〜200重量部
及び酸化珪素5〜100重量部を主要成分とする耐火性
ガスケット用塩化ビニル系樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火炎性に優れた、特
に耐火性ガスケットの用途に用いて好適な難燃性を有す
る塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
に耐火性ガスケットの用途に用いて好適な難燃性を有す
る塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築用気密材、例えばガスケット
等は、高度な難燃性、耐延焼性、火炎の遮蔽性が要求さ
れるようになってきている。軟質塩化ビニル樹脂組成物
は、成形加工が容易であること、柔軟性があり、弾力性
に富むため、ガスケット用材料として多用され、該組成
物の難燃性を高めるために、燐、アンチモン、硼素、ア
ルミニウム、マグネシウム、モリブデン、ハロゲン等の
化合物を添加して、酸素指数を高めている。
等は、高度な難燃性、耐延焼性、火炎の遮蔽性が要求さ
れるようになってきている。軟質塩化ビニル樹脂組成物
は、成形加工が容易であること、柔軟性があり、弾力性
に富むため、ガスケット用材料として多用され、該組成
物の難燃性を高めるために、燐、アンチモン、硼素、ア
ルミニウム、マグネシウム、モリブデン、ハロゲン等の
化合物を添加して、酸素指数を高めている。
【0003】しかしながら、このような組成物は、火災
時に高熱に晒された場合、溶融して著しい変形が起こ
り、該組成物に含まれる成分の揮散による収縮や発泡に
よる変形、灰化することによる組成物の崩壊、揮発した
可塑剤の発火等が起こり、ガスケットに成形して用いた
とき、気密保持性が失われ、火炎を遮蔽し、延焼を防ぐ
効果が充分ではなかった。
時に高熱に晒された場合、溶融して著しい変形が起こ
り、該組成物に含まれる成分の揮散による収縮や発泡に
よる変形、灰化することによる組成物の崩壊、揮発した
可塑剤の発火等が起こり、ガスケットに成形して用いた
とき、気密保持性が失われ、火炎を遮蔽し、延焼を防ぐ
効果が充分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、可塑剤の
揮発性を少なくし、且つ、難燃性に優れた組成物であっ
て、ガスケットとして用いたときでも、着火せず、また
気密性を損なわないJIS A5756の建築ガスケッ
ト規格に適合する組成物を開発すべく鋭意検討した結
果、難燃性可塑剤と酸化珪素を併用することによって上
述の目的を達成しうることを見出し、本発明を完成する
に到った。すなわち、本発明の目的は、JIS A57
56の建築ガスケット規格に適合する耐火性ガスケット
の成形材料として好適な塩化ビニル系樹脂組成物を提供
するにある。
揮発性を少なくし、且つ、難燃性に優れた組成物であっ
て、ガスケットとして用いたときでも、着火せず、また
気密性を損なわないJIS A5756の建築ガスケッ
ト規格に適合する組成物を開発すべく鋭意検討した結
果、難燃性可塑剤と酸化珪素を併用することによって上
述の目的を達成しうることを見出し、本発明を完成する
に到った。すなわち、本発明の目的は、JIS A57
56の建築ガスケット規格に適合する耐火性ガスケット
の成形材料として好適な塩化ビニル系樹脂組成物を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、塩化ビニル系樹脂100重量部、難燃性可塑剤2
0重量%以上を含有する可塑剤50〜200重量部及び
酸化珪素5〜100重量部を主要成分とする塩化ビニル
系樹脂組成物及び該組成物を成形してなるガスケットに
ある。
ろは、塩化ビニル系樹脂100重量部、難燃性可塑剤2
0重量%以上を含有する可塑剤50〜200重量部及び
酸化珪素5〜100重量部を主要成分とする塩化ビニル
系樹脂組成物及び該組成物を成形してなるガスケットに
ある。
【0006】本発明を詳細に説明するに、本発明の樹脂
成分である塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル又は塩化ビ
ニルとこれに共重合可能なコモノマーとの混合物を懸濁
重合法、塊状重合法、微細懸濁重合法又は乳化重合法等
通常の方法によって製造されたものすべてが用いられ
る。コモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル
類、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エス
テル類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等の
マレイン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチル
フマレート等のフマール酸エステル類、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテ
ル等のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレ
ン、スチレン等のα−オレフィン類、塩化ビニリデン、
臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリデン
又はハロゲン化ビニル類、ジアリルフタレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート等の多官能性単量体が挙
げられ、勿論、コモノマーは、上述のものに限定される
ものではない。コモノマーは、塩化ビニル系樹脂の構成
成分中30重量%以下、好ましくは20重量%以下の範
囲である。
成分である塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル又は塩化ビ
ニルとこれに共重合可能なコモノマーとの混合物を懸濁
重合法、塊状重合法、微細懸濁重合法又は乳化重合法等
通常の方法によって製造されたものすべてが用いられ
る。コモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル
類、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エス
テル類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等の
マレイン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチル
フマレート等のフマール酸エステル類、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテ
ル等のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレ
ン、スチレン等のα−オレフィン類、塩化ビニリデン、
臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリデン
又はハロゲン化ビニル類、ジアリルフタレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート等の多官能性単量体が挙
げられ、勿論、コモノマーは、上述のものに限定される
ものではない。コモノマーは、塩化ビニル系樹脂の構成
成分中30重量%以下、好ましくは20重量%以下の範
囲である。
【0007】また、塩化ビニル系樹脂の範疇には、上述
のようにして製造された塩化ビニル樹脂を後塩素化した
塩素化塩化ビニル樹脂をも含ものとする。これら塩化ビ
ニル系樹脂には、塩化ビニル系樹脂と相溶性のある高分
子化合物を添加することが出来る。このような高分子化
合物としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチ
レン、メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられ、塩
化ビニル系樹脂100重量部当たり150重量部以下、
好ましくは100重量部以下の範囲で添加される。
のようにして製造された塩化ビニル樹脂を後塩素化した
塩素化塩化ビニル樹脂をも含ものとする。これら塩化ビ
ニル系樹脂には、塩化ビニル系樹脂と相溶性のある高分
子化合物を添加することが出来る。このような高分子化
合物としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチ
レン、メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられ、塩
化ビニル系樹脂100重量部当たり150重量部以下、
好ましくは100重量部以下の範囲で添加される。
【0008】本発明の組成物に用いる可塑剤は、塩化ビ
ニル系樹脂に通常使用するものなら特に限定されるもの
ではなく、例えば、ジブチルフタレート(DBP)、ジ
ヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト(DOP)、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデ
シルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤;ジオク
チルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジオクチル
セバケート等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤;トリ
オクチルトリメリテート(TOTM)、トリデシルトリ
メリテート等のトリメリット酸エステル系可塑剤;トリ
クレジルホスフェート(TCP)、トリフェニルホスフ
ェート、トリキシリルホスフェート、トリオクチルホス
フェート、オクチルジフェニルホスフェート、クレジル
ジフェニルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェ
ート、トリクロロエチルホスフェート、トリス(2−ク
ロロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロ
ロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジブロモ
プロピル)ホスフェート、トリス(ブロモクロロプロピ
ル)ホスフェート、ビス(2,3−ジブロモプロピル)
−2,3−ジクロロプロピルホスフェート、ビス(クロ
ロプロピル)モノオクチルホスフェート、含ハロゲンポ
リホスフェート等のリン酸エステル系可塑剤;ポリエス
テル系高分子可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、液状エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤;塩素
化パラフィン;五塩化ステアリン酸アルキルエステル等
の塩素化脂肪酸エステル等を挙げることが出来る。可塑
剤は、組成物及び該組成物から得られるガスケットに柔
軟性を付与するとともにガスケットの気密性を保持する
という効果を発揮する。
ニル系樹脂に通常使用するものなら特に限定されるもの
ではなく、例えば、ジブチルフタレート(DBP)、ジ
ヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト(DOP)、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデ
シルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤;ジオク
チルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジオクチル
セバケート等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤;トリ
オクチルトリメリテート(TOTM)、トリデシルトリ
メリテート等のトリメリット酸エステル系可塑剤;トリ
クレジルホスフェート(TCP)、トリフェニルホスフ
ェート、トリキシリルホスフェート、トリオクチルホス
フェート、オクチルジフェニルホスフェート、クレジル
ジフェニルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェ
ート、トリクロロエチルホスフェート、トリス(2−ク
ロロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロ
ロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジブロモ
プロピル)ホスフェート、トリス(ブロモクロロプロピ
ル)ホスフェート、ビス(2,3−ジブロモプロピル)
−2,3−ジクロロプロピルホスフェート、ビス(クロ
ロプロピル)モノオクチルホスフェート、含ハロゲンポ
リホスフェート等のリン酸エステル系可塑剤;ポリエス
テル系高分子可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、液状エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤;塩素
化パラフィン;五塩化ステアリン酸アルキルエステル等
の塩素化脂肪酸エステル等を挙げることが出来る。可塑
剤は、組成物及び該組成物から得られるガスケットに柔
軟性を付与するとともにガスケットの気密性を保持する
という効果を発揮する。
【0009】本発明の組成物では、これらの内でもリン
酸エステル系可塑剤、塩素化パラフィン又は塩素化脂肪
酸エステル等の、いわゆる難燃性可塑剤の少なくとも一
種を添加することが必須である。難燃性可塑剤の量は、
組成物に配合する可塑剤全量の20重量%以上、好まし
くは20〜50重量%を含有せしめることが必要であ
る。また、組成物への可塑剤の配合量は、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して30〜200重量部、好まし
くは50〜150重量部の範囲であるのが好適である。
難燃性可塑剤は、その添加により、高熱において揮発す
る可塑剤の発火を防止する作用があり、難燃性可塑剤の
添加量が可塑剤全添加量の20重量%よりも少ない場
合、揮発する可塑剤の発火を防ぐことが困難で、火災の
延焼を阻止することが出来ない。また、難燃性可塑剤の
みであれば可塑化効率が悪いので、可塑化効率の良い可
塑剤、例えばDOP等を併用するのが望ましい。
酸エステル系可塑剤、塩素化パラフィン又は塩素化脂肪
酸エステル等の、いわゆる難燃性可塑剤の少なくとも一
種を添加することが必須である。難燃性可塑剤の量は、
組成物に配合する可塑剤全量の20重量%以上、好まし
くは20〜50重量%を含有せしめることが必要であ
る。また、組成物への可塑剤の配合量は、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して30〜200重量部、好まし
くは50〜150重量部の範囲であるのが好適である。
難燃性可塑剤は、その添加により、高熱において揮発す
る可塑剤の発火を防止する作用があり、難燃性可塑剤の
添加量が可塑剤全添加量の20重量%よりも少ない場
合、揮発する可塑剤の発火を防ぐことが困難で、火災の
延焼を阻止することが出来ない。また、難燃性可塑剤の
みであれば可塑化効率が悪いので、可塑化効率の良い可
塑剤、例えばDOP等を併用するのが望ましい。
【0010】本発明組成物の必須成分である酸化珪素
は、市販されている微粒子もの、特に平均粒子径が50
μm以下、好ましくは30μm以下の無水酸化珪素(無
水シリカ)であるのが望ましい。平均粒子径が50μm
よりも大きいと、成形されたガスケットの表面平滑性が
劣る傾向にある。酸化珪素の添加量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対し5〜100重量部、好ましくは1
0〜70重量部の範囲が適当である。酸化珪素は、本発
明の組成物から製造されたガスケットが、高温に晒され
たときのガスケットの変形及び崩壊を防止する作用があ
り、添加量が5重量部よりも少ないと変形及び崩壊防止
の効果が不十分で、一方、100重量部より多いと組成
物の加工性が低下し、ガスケットへの成形が難しくな
る。本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、上述の配合
成分の他に必要に応じて公知の、例えば難燃剤、安定
剤、充填剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、発泡
剤、着色剤等の各種添加剤を組成物の物性が低下しない
範囲の量を配合することが出来る。
は、市販されている微粒子もの、特に平均粒子径が50
μm以下、好ましくは30μm以下の無水酸化珪素(無
水シリカ)であるのが望ましい。平均粒子径が50μm
よりも大きいと、成形されたガスケットの表面平滑性が
劣る傾向にある。酸化珪素の添加量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対し5〜100重量部、好ましくは1
0〜70重量部の範囲が適当である。酸化珪素は、本発
明の組成物から製造されたガスケットが、高温に晒され
たときのガスケットの変形及び崩壊を防止する作用があ
り、添加量が5重量部よりも少ないと変形及び崩壊防止
の効果が不十分で、一方、100重量部より多いと組成
物の加工性が低下し、ガスケットへの成形が難しくな
る。本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、上述の配合
成分の他に必要に応じて公知の、例えば難燃剤、安定
剤、充填剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、発泡
剤、着色剤等の各種添加剤を組成物の物性が低下しない
範囲の量を配合することが出来る。
【0011】難燃剤としては、例えば、三酸化アンチモ
ン、ほう酸亜鉛、メタほう酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、ドー
ソナイト、アルミン酸カルシウム、赤燐、錫酸亜鉛、ヒ
ドロキシ錫酸亜鉛、モリブデン酸塩等が挙げられる。特
に、ホウ酸亜鉛を酸化珪素と併用することにより、組成
物の炭化後、炭化物を固化させる作用があり、気密性を
保持する効果が優れる。而して、難燃剤の添加量は、塩
化ビニル系樹脂100重量部に対し250重量部以下、
好ましくは150重量部以下、特に20〜80重量部の
範囲が適当である。また充填剤としては、カーボンブラ
ック、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイ
ト、クレー、シリカ、ホワイトカーボン等が挙げられ、
適量の配合により、組成物の混練、成形を円滑にする作
用がある。水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウム
は、上述の通り難然剤としても作用する。充填剤の添加
量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し250重量
部以下、好ましくは150重量部以下の範囲が適当であ
る。なお、難然剤と充填剤の添加量の合計量は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対し250重量部以下の範囲
に止めるべきであり、添加量が250重量部を超えるよ
うであればガスケットの引張り強度、耐寒性が低下す
る。
ン、ほう酸亜鉛、メタほう酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、ドー
ソナイト、アルミン酸カルシウム、赤燐、錫酸亜鉛、ヒ
ドロキシ錫酸亜鉛、モリブデン酸塩等が挙げられる。特
に、ホウ酸亜鉛を酸化珪素と併用することにより、組成
物の炭化後、炭化物を固化させる作用があり、気密性を
保持する効果が優れる。而して、難燃剤の添加量は、塩
化ビニル系樹脂100重量部に対し250重量部以下、
好ましくは150重量部以下、特に20〜80重量部の
範囲が適当である。また充填剤としては、カーボンブラ
ック、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイ
ト、クレー、シリカ、ホワイトカーボン等が挙げられ、
適量の配合により、組成物の混練、成形を円滑にする作
用がある。水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウム
は、上述の通り難然剤としても作用する。充填剤の添加
量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し250重量
部以下、好ましくは150重量部以下の範囲が適当であ
る。なお、難然剤と充填剤の添加量の合計量は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対し250重量部以下の範囲
に止めるべきであり、添加量が250重量部を超えるよ
うであればガスケットの引張り強度、耐寒性が低下す
る。
【0012】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物を製造す
るには、塩化ビニル系樹脂、可塑剤及び酸化珪素、並び
に必要に応じて上述の各種添加剤を塩化ビニル系樹脂が
劣化しない温度範囲で均一に混合又は混練することによ
って調製される。上述の配合成分を混合するのに用いる
装置は、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダ
ー、プラネタリーミキサー等の混合機等が挙げられ、ま
た、混合物を混練するには、例えば、押出機、ロール、
バンバリーミキサー、ニーダー等の加熱しながら剪断力
下混練出来る装置が使用される。混練方法として、多段
の添加口のある押出機にて前段で樹脂成分及び各種添加
剤を投入し、後段で可塑剤を注入する方法を採用するこ
ともできる。
るには、塩化ビニル系樹脂、可塑剤及び酸化珪素、並び
に必要に応じて上述の各種添加剤を塩化ビニル系樹脂が
劣化しない温度範囲で均一に混合又は混練することによ
って調製される。上述の配合成分を混合するのに用いる
装置は、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダ
ー、プラネタリーミキサー等の混合機等が挙げられ、ま
た、混合物を混練するには、例えば、押出機、ロール、
バンバリーミキサー、ニーダー等の加熱しながら剪断力
下混練出来る装置が使用される。混練方法として、多段
の添加口のある押出機にて前段で樹脂成分及び各種添加
剤を投入し、後段で可塑剤を注入する方法を採用するこ
ともできる。
【0013】このようにして得られた本発明の塩化ビニ
ル系樹脂組成物は、押出成形法、射出成形法、回転成形
法、プレス成形法、カレンダーロール法等、通常の成形
方法のよって各種成形品、例えばガスケット、断熱板、
仕切壁、床材、電線被覆に加工される。そして、本発明
の組成物又はガスケットは、JIS A1321(建設
省告示第1828号)に規定された加熱炉で加熱試験を
実施しても、着火することがなく、また変形も少ないと
いう結果が確認されており、耐火性ガスケットとして使
用することが出来、例えば、JIS A5756に規定
された建築用の各種ガスケットとしての利用価値が頗る
高い。
ル系樹脂組成物は、押出成形法、射出成形法、回転成形
法、プレス成形法、カレンダーロール法等、通常の成形
方法のよって各種成形品、例えばガスケット、断熱板、
仕切壁、床材、電線被覆に加工される。そして、本発明
の組成物又はガスケットは、JIS A1321(建設
省告示第1828号)に規定された加熱炉で加熱試験を
実施しても、着火することがなく、また変形も少ないと
いう結果が確認されており、耐火性ガスケットとして使
用することが出来、例えば、JIS A5756に規定
された建築用の各種ガスケットとしての利用価値が頗る
高い。
【0014】
【実施例】次に本発明の塩化ビニル系樹脂組成物を実施
例にて詳述するが、本発明はその要旨を逸脱しない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1〜6、比較例1〜3 表−1に示した組成の塩化ビニル系樹脂組成物を165
℃の表面温度を有するミルロールにて混練りした後シー
ト化し、このシートを180℃の温度でプレス成形し、
厚さ5mmのガスケットを作成した。このガスケットか
ら直径40mmの試験片を打ち抜き、難燃性試験に供し
た。難燃性試験は、建設省告示第1828号に規定する
加熱炉を用いて、500℃の温度にて30分間、試験片
を加熱し、加熱中及び加熱後の試験片の状態を評価し
て、表−1に示した。
例にて詳述するが、本発明はその要旨を逸脱しない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1〜6、比較例1〜3 表−1に示した組成の塩化ビニル系樹脂組成物を165
℃の表面温度を有するミルロールにて混練りした後シー
ト化し、このシートを180℃の温度でプレス成形し、
厚さ5mmのガスケットを作成した。このガスケットか
ら直径40mmの試験片を打ち抜き、難燃性試験に供し
た。難燃性試験は、建設省告示第1828号に規定する
加熱炉を用いて、500℃の温度にて30分間、試験片
を加熱し、加熱中及び加熱後の試験片の状態を評価し
て、表−1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、高
温に晒された場合でも、可塑剤の揮発が少なく、組成物
自体に着火することが無い。そして、該組成物から得ら
れた成形体は、形状を保持したまま炭化及び固化し、灰
となって崩壊するおそれもなく、例えばガスケットとし
て用いた場合、気密性も損なわれない。また、ほう酸亜
鉛を併用することにより、一層炭化後の固化性が向上
し、崩壊を阻止することが出来る。従って、本発明の組
成物は、耐火炎性という優れた性能を有し、JIS A
5756に規定する建築用ガスケットの原料としての利
用価値が頗る高い。
温に晒された場合でも、可塑剤の揮発が少なく、組成物
自体に着火することが無い。そして、該組成物から得ら
れた成形体は、形状を保持したまま炭化及び固化し、灰
となって崩壊するおそれもなく、例えばガスケットとし
て用いた場合、気密性も損なわれない。また、ほう酸亜
鉛を併用することにより、一層炭化後の固化性が向上
し、崩壊を阻止することが出来る。従って、本発明の組
成物は、耐火炎性という優れた性能を有し、JIS A
5756に規定する建築用ガスケットの原料としての利
用価値が頗る高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/10 KGY C08K 5/10 KGY 5/524 KHX 5/524 KHX C09K 3/10 C09K 3/10 Z
Claims (6)
- 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部、難燃性可
塑剤20重量%以上を含有する可塑剤50〜200重量
部及び酸化珪素5〜100重量部を主要成分とする塩化
ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項2】難燃性可塑剤が、リン酸エステル系可塑
剤、塩素化パラフィン又は塩素化脂肪酸エステルから選
択される少なくとも一種である請求項1記載の塩化ビニ
ル系樹脂組成物。 - 【請求項3】酸化珪素の平均粒子径が50μm以下であ
る請求項1又は請求項2記載の塩化ビニル系樹脂組成
物。 - 【請求項4】ほう酸亜鉛を含有する請求項1乃至請求項
3いずれかの項に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4いずれかの項に記載
の塩化ビニル系樹脂組成物からなる耐火性ガスケット用
塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項5いずれかの項に記載
の塩化ビニル系樹脂組成物を成形してなる耐火性ガスケ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12411895A JPH08311283A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12411895A JPH08311283A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08311283A true JPH08311283A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14877374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12411895A Pending JPH08311283A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08311283A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013231134A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 塩化ビニル樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル |
| WO2015118941A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 絶縁電線 |
| US20230193012A1 (en) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | Baerlocher USA | Polyvinyl Chloride Bio-Plasticizer Compositions |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP12411895A patent/JPH08311283A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013231134A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 塩化ビニル樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル |
| WO2015118941A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 絶縁電線 |
| US20230193012A1 (en) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | Baerlocher USA | Polyvinyl Chloride Bio-Plasticizer Compositions |
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