JPH083114Y2 - 車載用スピーカ装置 - Google Patents

車載用スピーカ装置

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JPH083114Y2
JPH083114Y2 JP5419290U JP5419290U JPH083114Y2 JP H083114 Y2 JPH083114 Y2 JP H083114Y2 JP 5419290 U JP5419290 U JP 5419290U JP 5419290 U JP5419290 U JP 5419290U JP H083114 Y2 JPH083114 Y2 JP H083114Y2
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達生 大脇
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のドアに取付けられるスピーカ装置に
係り、特にスピーカの防水構造に関する。
(従来の技術) 第4図及び第5図は、従来の車載用スピーカ装置を示
す図面である。
図中51は、センターポール52aを有するプレート52上
に、環状のマグネツト53と、同じく環状の上部プレート
54とが載設されて成る磁気回路であり、この磁気回路51
の上部には、略円錐形状のフレーム55が固着されてい
る。
図中56は円錐形状の振動板であり、その外周縁部は弾
性エツジ57を介してフレームの周縁部に弾性的に取付け
られ、また、内周縁部は円筒形のボビン58の一端に接着
されている。ボビン58の他端にはボイスコイル59が巻回
されており、このボイスコイル59が前記磁気回路51の磁
気ギヤツプ51a内に位置する状態で、ボビン58がダンパ6
0によつて弾性的に支持されている。尚、フレーム55の
外周面には、振動板56が振動した際に振動板56の背面の
空気圧が高くなり、充分な振幅が得られなくなることを
防ぐために複数の通気孔61,61,…が設けられていると共
に、ボイスコイル59に音声電流を供給するための端子部
62が配設されている。
上記構成から形成されるスピーカ50は、車輌のドアの
インナパネル63に穿設された取付孔64に埋設される際
に、車輌のドアの内側に侵入する雨水により機能の低
下、または故障が発生することがないように防水手段が
設けられるものが一般的である。従来の防水手段とし
て、図中65に示す金属材料から成るレインシールがスピ
ーカ50の背面を覆うように取付けられるものがある。こ
のレインシール65の外周面68の下側には、スピーカ50の
背面の空気圧を高めることがないように挿通孔66が複数
設けられていると共に、この挿通孔66,66,66の周縁部分
は外側に折り曲げられて折曲片67が形成されている。し
たがつて、車輌のドアの内側に浸入し、レインシール65
の外周面68の上面に滴下した雨水は、レインシール65の
外周面68または背面69を伝つて下方へ流れ、折曲片67の
下端から滴下するので、スピーカ50の内部、或は端子部
62に雨水が付着して、スピーカ50の機能が低下するとい
うことがないようになつていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような金属材料から成るレイ
ンシールが取付けられたスピーカ装置は、かなりの重量
を有するために、その取付作業性が悪く、長期間の使用
によつてはレインシールに腐触が発生するという問題が
あつた。
また、レインシールには複数の挿通孔を設け、さらに
各々の挿通孔の周縁に折曲片を形成するという構成のた
め、製作時の作業が複雑化し、コストアツプの要因とな
つていた。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は、可撓性を有す
る合成樹脂から略円筒状に形成された防水カバーの筒部
に、この筒部の一部が内周方向へ突出し且つその突出量
が前面側から背面側に向かって大きくなるように形成さ
れた折曲部を少なくとも2つ設け、この防水カバーに端
子接続部が突設されたスピーカが挿入される際に、各折
曲部の間に位置する係合片の内面がスピーカの端子接続
部に当接して外周方向へ押圧され、折曲部が弾性的に伸
張された状態で係合片の内面が端子接続部の前面側に圧
接されるようにしたものである。
(作用) 上記手段により、軽量で且つ耐腐食性に優れた防水カ
バーを提供することが可能となり、スピーカ装置の取付
作業性及び耐水性が著しく向上すると共に大幅なコスト
ダウンを図ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の車載用スピーカ装置につい
て、図面に基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案による車載用スピーカ装
置を示す図面である。
図中1は、内部中空の略円錐形状で、外周縁にフラン
ジ部2を一体に備えたフレームである。このフレーム1
の傾斜面1aには、複数の通気孔1b,1b,…が設けられてい
ると共に、フレーム1の一部が外周方向へ突出するよう
に折り曲げられて、端子取付部1cが形成されており、基
板3に端子4a,4bが取付けられて成る端子部5が、この
端子取付部1cにリベツト6によつて固定されている。フ
ランジ部2には、4つの取付孔2a,2a,2a,2aが等ピツチ
で穿設されており、このフランジ部2の前面には円錐形
状の振動板7の外周縁部が、弾性エツジ8を介して揺動
自在に固着されている。この振動板7の内周縁部は、円
筒状のボビン9の一端に接着されている。ボビン9の他
端外周には、ボイスコイル10が巻回され、さらに、ボビ
ン9の長手方向略中央部には、波形の断面形状で成るダ
ンパ11の内周縁部が固着されている。尚、ボイスコイル
10の末端は、ボビン9の外周面に添つて振動板7の裏面
に引き出され、錦糸線12,12を介して端子4a,4bに接続さ
れている。そして、タンパ11の外周縁部がフレーム1の
内面に固定されて、ボイスコイル10を備えたボビン9が
フレーム1に弾性的に支持されている。フレーム1の背
面側には、中央部に円柱状のセンターポール13aを有す
るプレート13と、環状のマグネツト14及び同じく環状の
上部プレート15とからなる磁気回路16が固定されてい
る。センターポール13aの外周面と、上部プレート15の
内周面との間には、環状の空間である磁気ギヤツプ17が
形成されており、この磁気ギヤツプ17内に、ボビン9に
巻回されたボイスコイル10が偏心することなく嵌入し、
スピーカ19が形成されている。
図中20は、例えばポリエチレンなどの可撓性を有する
合成樹脂から形成された防水カバーである。この防水カ
バー20の前方端の外周縁部には、スピーカ19のフレーム
1のフランジ部2と同じ外径でなる突片21が設けられて
おり、この突片21にはフランジ部2の取付孔2a,2a,2a,2
aと対応する貫通孔22,22,22,22が設けられている。この
防水カバー20の背面23の下方部分は、スピーカ19の背面
側が密閉されて振動板7の振幅を抑制することがないよ
うに開放され、開口24を形成している。背面23と連続す
る円筒状の筒部25の下側、即ち、背面23の開口24と対応
する部分には、この筒部25の一部が内周方向へV字状に
折り曲げられた状態で突出し、且つ、その突出量が前面
側から背面側に向かって大きくなるように形成された2
つの折曲部26,26が設けられている。この折曲部26,26
は、図中の矢印A−A方向にV字が開くように弾性的に
伸張自在であり、また、各折曲部26,26の間に位置する
係合片27は、図中の矢印B方向(外周方向)に弾性的に
揺動できるようになっている。この防水カバー20は、成
形時に例えば金型をスライドさせるなどの複雑な作業及
び二次加工を必要とせずに一体成形できるため、低コス
トで製作することができるものである。
図中28は、車室内のアンプなどの電子機器(図示せ
ず)から延出されたケーブルであり、先端にはコネクタ
29が設けられている。このコネクタ29をスピーカ19の端
子部5に接続することにより、端子部5と連結されたボ
イスコイル10に音声電流が供給されるようになつてい
る。
上記構成から成るスピーカ装置30を車輌のドアのイン
ナパネル31に取付ける際は、まず、インナパネル31に穿
設された挿入孔32に、防水カバー20の筒部25を挿入し、
突片21の裏面21aをインナパネル31の前面に当接させ、
インナパネル31の挿入孔32の周囲に設けられたねじ孔3
3,33,33,33と、防水カバー20の貫通孔22,22,22,22とを
対応させる。このとき、防水カバー20の突片21の裏面21
aに予め接着剤を塗布しておくことにより、防水性及び
取付作業性が一層向上するようになる。
次に、車室内の電子機器から延出されたケーブル28の
先端のコネクタ29を、インナパネル31の挿入孔32及び防
水カバー20の筒部25の内側を通して前方へ引き出し、ス
ピーカ19の端子部5に接続する。この状態から、スピー
カ19の背面側を防水カバー20の筒部25の内側に挿入す
る。この際、防水カバー20の突片21に、コネクタ29が接
続されたスピーカ19の端子部5が衝突しないように、ス
ピーカ19を第2図の二点鎖線に示すように傾けながら挿
入する。そして、端子部5が防水カバー20の係合片27の
内面27aに当接し、さらに、防水カバー20の突片21にス
ピーカ19のフランジ部2の下端2bが当接した段階で、ス
ピーカ19のフランジ部2の裏面全体を、防水カバー20の
突片21に密着させる。このスピーカ19の動きに伴なつ
て、防水カバー20の係合片27はスピーカ19の端子部5に
接続されたコネクタ29に押圧されて図中矢印B方向へ揺
動し、同時に折曲部26,26が矢印A−A方向に弾性的に
伸張されるようになっている。この折曲部26,26は常に
成形時の形状(V字状)を維持しようとするので、係合
片27の内面27aはスピーカ19の端子部5に接続されたコ
ネクタ29の前面に常時圧接するようになっている。この
状態からスピーカ19のフランジ部2の取付孔2a,2a,2a,2
aを、防水カバー20の突片21の貫通孔22,22,22,22及びイ
ンナパネル31のねじ孔33,33,33,33に対応させ、取付ビ
ス34,34,34,34をスピーカ19の前面からインナパネル31
のねじ孔33,33,33,33にねじ込むことによりスピーカ装
置30が車輌のドアに固定される。
次に、車輌のドアの内側に浸入し、上述したスピーカ
装置30に付着した雨水Wの流下経路について説明する。
まず、防水カバー20の筒部25の上面25aに付着した雨
水Wは、筒部25の外周面25bを伝わつて下方へ流れ、外
周面25bの最下部に到達し、さらに下方へ延びる係合片2
7の外面を伝わり、最終的に係合片27の先端27bから滴下
する。防水カバー20の筒部25の前方端部25cと、インナ
パネル31の挿入孔32の内周面との間隙に入り込み、この
間隙の最下部へ流れた雨水Waも、同様に防水カバー20の
係合片27の外面を伝わり、係合片27の先端27bから滴下
するようになつている。一方、防水カバー20の筒部25の
上面25aから背面23を伝わつて流下した雨水Wは、背面2
3の下端23aから滴下する。また、第3図に示すように背
面23の下端23aの両端部23b,23bは、丸みをおびて筒部25
の外周面25bと続かつているので、この両端部23b,23bに
付着した雨水Wは、滞留することなく筒部25の外周面25
bに伝わり、最終的に係合片27の先端27bから滴下するよ
うになつている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の車載用スピーカ装置に
よれば、スピーカの背面側に設けられる防水カバーを合
成樹脂によって形成したため、スピーカ装置全体を軽量
化でき、車輌への取付作業が容易となると共に、長期間
の使用に対しても防水カバーが腐食することがないので
防水性に優れ、また、製作コストを大幅に低減すること
ができる。
さらに、防水カバーの係合片の内面がスピーカの端子
接続部の前面側に圧接し、この端子接続部が確実に覆わ
れるので、雨水の付着による端子接続部のショートなど
の電気的な故障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の車載用スピーカ装置を示
す分解斜視図、第2図は同側断面図、第3図は同背面
図、第4図は、従来の車載用スピーカ装置を示す側断面
図、第5図は同背面図である。 5……端子部、19……スピーカ、20……防水カバー、23
……背面、24……開口、25……筒部、26……折曲部、27
……係合片、29……コネクタ、30……スピーカ装置、31
……インナパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声電流が供給される端子接続部が突設さ
    れたスピーカの背面側が、可撓性を有する合成樹脂から
    略円筒状に形成された防水カバーの内側に挿入されてな
    る車載用スピーカ装置であって、前記防水カバーの筒部
    には、この筒部の一部が内周方向へ突出し且つその突出
    量が前面側から背面側に向かって大きくなるように折曲
    げられて形成された折曲部が少なくとも2つ設けられ、
    この防水カバーに前記スピーカが挿入される際に、前記
    各折曲部の間に位置する係合片の内面が前記端子接続部
    に当接して外周方向へ押圧され、前記折曲部が弾性的に
    伸張された状態で前記係合片の内面が前記端子接続部の
    前面側に圧接されることを特徴とする車載用スピーカ装
    置。
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