JPH08311533A - 真空脱ガス装置排気系ダスト除去方法およびその装置 - Google Patents

真空脱ガス装置排気系ダスト除去方法およびその装置

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JPH08311533A
JPH08311533A JP7121126A JP12112695A JPH08311533A JP H08311533 A JPH08311533 A JP H08311533A JP 7121126 A JP7121126 A JP 7121126A JP 12112695 A JP12112695 A JP 12112695A JP H08311533 A JPH08311533 A JP H08311533A
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JP
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dust
vacuum
vacuum degassing
mesh filter
exhaust
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JP7121126A
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Inventor
Masashi Kawamoto
正志 河本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空脱ガス処理の真空排気系において排気ガ
ス中の多量のダストを確実に捕集除去でき、真空脱ガス
処理中においても連続的に捕集除去でき、安定した真空
脱ガス操業を可能とし、最新の昇温精錬技術等の実施お
よび真空ポンプの採用も可能とする。 【構成】 真空脱ガス装置1の真空排気系における減圧
用多段ブースター21および/またはエジェクター22
の前部あるいは後部、および/または真空ポンプ装置3
1の前部において、真空または減圧下での真空脱ガス処
理により発生する排気ガス中のダストを網目状フィルタ
ー34で捕集し、この捕集されたダストを、真空脱ガス
処理中、あるいは非脱ガス処理中に、洗浄水スプレー装
置35で水洗浄することにより、網目状フィルター34
から除去し、洗浄水およびダストをシール槽25へ排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶融金属の精錬に用
いられる真空脱ガス設備の真空発生装置(エジェクター
や真空ポンプなど)および排気ダクト内壁へのダスト付
着を防止する真空脱ガス装置排気系ダスト除去方法およ
びその装置に関するものであり、特にダクト内を流れる
排ガス中のダストが増加傾向(昇温精錬など)にある最
近の真空脱ガス処理設備の排ガス中ダストを効率的に捕
集し、連続的に排出する場合に有効な方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高炉からの溶融銑鉄を精錬する
転炉あるいは原料を溶解する電気炉で得られた溶鋼は、
酸素,窒素,水素などのガス成分により汚染を受けてい
るため、溶鋼を取鍋に移して鋳型まで搬送する途中で、
この取鍋内の溶鋼に対して脱ガス処理等の二次精錬(炉
外精錬)を行っている。この脱ガス処理は、真空槽内に
取鍋内の溶鋼を吸い上げて真空に晒すことにより脱ガス
する方法であり、通常は還流式のRH真空脱ガス処理法
が採用されている。
【0003】図3に示すのは、従来既設のRH真空脱ガ
ス装置と真空排気系からなる真空脱ガス処理設備の例で
あり、RH真空脱ガス装置1においては、取鍋2を昇降
駆動装置により上昇させることにより、2本の浸漬管3
を取鍋内の溶鋼に浸漬させ、真空により溶鋼を真空脱ガ
ス槽4内に吸い上げ、同時に真空槽内の真空度に応じて
取鍋2を上昇させる。次いで、上昇管内部あるいは下方
にArガス等の還流ガスを吹き込み、エアリフトポンプ
の原理で溶鋼を真空槽内に吸い上げ、下降管で取鍋内に
下降させることにより、溶鋼を真空脱ガス槽4と取鍋2
との間で還流させている。
【0004】真空脱ガス槽4の上部には、成分調整用の
合金鉄投入装置5,監視用のITV6、脱炭等のために
酸素等を吹き込むトップランス,排気口7などが設けら
れ、排気口7は、水平な排気ダクト8,ガスクーラー
9,遮断弁ボックス10,垂直な排気ダクト11を介し
て真空排気機構へと連通している。
【0005】真空排気機構は、上流側から順に、スチー
ムエジェクターが多段に配列された減圧用多段ブースタ
ー21と、複数個のスチームエジェクター22と、これ
らの下流側にそれぞれ設置されるコンデンサー23とか
らなる。なお、No.1コンデンサー23-1とアフターコン
デンサ−23-4と間には、スタートエジェクター22-0
が設けられ、アフターコンデンサ−23-4内の清浄ガス
は、ドレンセパレーター24を介して大気解放される。
また、各コンデンサー23・ドレンセパレータ24の下
部は、シール槽(集水ピット,ホットウェルピット)2
5に連通している。
【0006】このような真空脱ガス処理設備において、
真空脱ガス槽4からの排ガスに含まれるダストは、一
部、乾式のガスクーラー9・遮断弁ボックス10で集塵
されるが、ここで集塵されなかった排ガス中の残ダスト
は真空排気機構に流入し、真空発生装置の各エジェクタ
ーやダクトの内壁に付着し、機能を低下させるなどの問
題が生じている。
【0007】従来においては、真空脱ガス処理設備にお
ける種々のダスト除去方法が開発されている。真空脱ガ
ス装置1と乾式のガスクーラー9・遮断弁ボックス10
との間における排気口・排気ダクトに関しては、特開平
1−279708号公報,特開平6−207789号公
報,特開平6−220522号公報などに記載されてい
る排気口ダストの除去方法あるいは排気ダクト内ダスト
付着防止方法などがある。一方、乾式のガスクーラー9
・遮断弁ボックス10の下流側に位置する真空排気機構
におけるダスト付着防止,ダスト除去方法としては、次
のような方法・装置が提案されている。
【0008】 実開昭63−50865号公報 図3の減圧用多段ブースター21の各エジェクターノズ
ルの下部近傍に洗浄水ノズルを配設し、非脱ガス処理中
に、この洗浄水ノズルにより多段ブースター内に堆積し
たダストを押し流し、さらにコンデンサー23の入口側
および出口側に水膜スプレーノズルを複数配設し、脱ガ
ス処理中に、この水膜スプレーノズルによりコンデンサ
ー横断面に水膜を形成し、この水膜によってダストを遮
断している。
【0009】 特開平6−158188号公報 図3の減圧用多段ブースター21および/またはエジェ
クター22における水蒸気を噴出するノズルへの水蒸気
流供給回路に不活性ガス供給回路を連結し、排気系の運
転停止により系内が大気圧に復帰する際、駆動蒸気供給
停止直後にエジェクターノズルに不活性ガスを供給し、
ノズル内を先行復圧させて逆流を阻止し、数秒遅れて別
の場所から不活性ガスを供給して復圧させ、逆流排気ガ
スによるダストがエジェクターノズルの内壁に付着する
のを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の真空排気系における排気ガス中の残ダストを除
去する方法では、次のような問題点がある。
【0011】(1) 排ガス中のダスト捕集が不十分であ
り、真空発生装置の機能・性能を維持できない。即ち、
減圧下での操業が長く、かつ高度な精錬を実施する最近
の真空脱ガス処理(真空脱ガス槽内脱炭精錬,溶鋼昇温
精錬など)では、ダストの増加が著しくなっており、従
来技術のスプレー水膜ではダストが通り抜けてしま
い、その効果が半減している。また、これらスプレー水
膜は、ダストの多いダクト内に設置されており、スプレ
ーノズルが目詰まりを発生し、その機能を十分に発揮し
ていないのが実態である。なお、従来技術のエジェク
ターノズル内に不活性ガスを供給する方法では、エジェ
クターノズルの目詰まりを防止することができるもの
の、ダストを捕集するものではないため、真空排気機構
において増大するダストを除去することはできない。
【0012】(2) 従来技術では、真空排気系におけるダ
スト除去が十分でないため、真空発生装置として真空ポ
ンプを採用した場合、この真空ポンプを安定して稼働さ
せ、長寿命に維持することができない。最近では、真空
発生装置の下流側に設置する複数段のエジェクターに代
えて、設備投資およびランニングコストの安価な真空ポ
ンプを採用することが増加しており、このような真空ポ
ンプの採用には、排ガス中のダスト量を減少させること
が必須となっている。
【0013】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、真空排気系における
排気ガス中の多量のダストを確実に捕集除去することが
できると共に、真空脱ガス処理中においても連続的に捕
集除去することができ、安定した真空脱ガス操業が可能
で、最新の昇温精錬技術等の実施および真空ポンプの採
用も可能となる真空脱ガス装置排気系ダスト除去方法お
よびその装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、真空脱ガス
槽に接続された真空排気系の排気ガス中のダストを除去
する方法において、真空排気系の減圧用ブースターおよ
び/またはエジェクターの前部あるいは後部、および/
または真空ポンプ装置の前部において、真空または減圧
下での真空脱ガス処理により発生する排気ガス中のダス
トを網目状フィルターで捕集し、この捕集されたダスト
を、真空脱ガス処理中、あるいは非脱ガス処理中に水洗
浄することにより、前記網目状フィルターから除去し、
洗浄水およびダストをシール槽へ排出することを特徴と
する。
【0015】このようなダスト除去方法を実施する装置
は、真空脱ガス槽に接続された真空排気系の排気ガス中
のダストを除去する装置において、真空排気系の排気ダ
クトの流路を覆い、排気ガス中のダストを捕集し得る網
目状フィルターと、この網目状フィルターの排気ガス下
流側に洗浄水を噴射して網目状フィルターに付着したダ
ストを洗い流す洗浄水スプレー装置と、洗浄水およびダ
ストをシール槽へ排出する集塵排水装置とから構成す
る。
【0016】網目状フィルターは、防錆処理された金属
製や、合成樹脂製などでよいが、錆が発生せず、表面が
滑らかで付着ダストを容易に洗い落とせる点で、ステン
レス鋼製とするのが好ましい。また、網目状フィルター
の網目の粗さは、付着ダストの洗い落としと、ダストの
捕集の点から、♯20〜♯80メッシュ程度(好ましく
は♯40〜♯80メッシュ)がよい。
【0017】洗浄水スプレー装置の洗浄水供給管には、
給水弁を設置し、集塵排水装置の排水管には、必要に応
じて排水弁を設置する。この給水弁あるいは排水弁を操
作することにより、減圧下(真空を含む)での真空脱ガ
ス処理中にダスト洗浄排出を連続的に行い、あるいは1
回の精錬処理が完了する毎に、大気圧下でバッチ式でダ
スト洗浄排出を行う。さらに、精錬処理システムにより
給水弁あるいは排水弁を遠隔操作し、ダスト量に応じて
ダスト洗浄排出を適宜行うようにする。なお、排水管の
下端が接続されるシール槽には、既存設備であるコンデ
ンサーのシールポットあるいはホットウェルピットを使
用することができる。
【0018】
【作用】以上のような構成において、減圧下(真空を含
む)での真空脱ガス処理中に、排気ガス中のダストが網
目状フィルターに捕捉され、次いで真空脱ガス処理中あ
るいは非脱ガス処理中に、洗浄水スプレー装置から網目
状フィルターの外面に洗浄水が吹き付けられ、網目状フ
ィルターに付着したダストが洗い落とされる。洗浄除去
後の洗浄水およびダストは、集塵排水装置によりコンデ
ンサー集水ピットなどのシール槽に排出される。
【0019】網目状フィルターおよび洗浄水スプレー装
置を備えた排気系ダスト除去装置は、真空排気機構のコ
ンデンサーの前部,エジェクターの後部,あるいは真空
ポンプの前部に設置するのが、最も効率が良い。即ち、
真空脱ガス処理設備の集塵装置機能は、真空脱ガス槽・
ガスクーラー・遮断弁ボックスでは乾式であり、減圧用
多段ブースター・コンデンサー・エジェクターでは湿式
であるため、減圧用多段ブースターの下流側に位置する
前記部分では、この部分を流れるダストは湿度100%
状態のダストで、ダクト内壁や真空発生装置に非常に付
着しやすい性質となっており、この状態で表面積の大き
い網目状フィルターを通すと、ダストが容易にフィルタ
ーに付着し、大部分のダストを捕集することができる。
【0020】さらに、ダストを洗浄した後は、網目状フ
ィルターは湿っており、ダストが付着しやすい状態とな
っている。従って、減圧用多段ブースターの前部の乾い
たダストでも容易に付着するため、ここに排気系ダスト
除去装置を設置しても、効果がある。
【0021】このような網目状フィルターに付着したダ
ストは、網目状フィルターの表面が湿って滑りやすいこ
とと、ダスト自体が一部を除いて湿度100%状態であ
るため、2次側の外面から洗浄水を噴射させることによ
り、1次側の内面から付着したダストを容易に洗浄除去
することができる。そして、これにより新しい網目状態
となり、再びダスト付着が可能となる。なお、網目状フ
ィルターをステンレス鋼から形成することにより、腐食
・錆が発生することがなく、また表面が滑りやすいこと
からフィルターに付着したダストを容易に洗浄除去でき
る。
【0022】洗浄水スプレー装置の供給管に給水弁を設
け、洗浄水およびダストをシール槽に排出することによ
り、真空を含む減圧下での真空脱ガス処理中でも連続的
に洗浄水による除去が可能であり、また必要ならば、大
気圧に戻したタイミングでも除去が可能であり、多様な
使い方を行える。
【0023】洗浄水およびダストの排水出口は、水柱高
さで10.5m(1気圧は10.3m)以上とすれば、
また排水管径を給水管径より大とすることで、洗浄水お
よびダストのみが排水管を通ってシール槽に沈降してい
くことはいうまでもない。従って、この高さがとれる部
位に排気系ダスト除去装置を設置できるときには、排水
側の排水弁は不要となる。真空脱ガス処理設備の真空排
ガス系は、一般的に12〜15mの高さ位置にあり、最
下部にはコンデンサー集水ピット(シールポットまたは
ホットウェルポット)等が配置されており、ダスト濃度
の高い排水は、このピットに流し込むだけでよい。特別
な水処理設備は不要となる。
【0024】なお、コンデンサーの前部に、網目状フィ
ルターおよび洗浄水スプレー装置を備えた排気系ダスト
除去装置を設置する場合には、集塵排水装置はコンデン
サーの集塵排水装置を利用できる。
【0025】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て詳細に説明する。これは、転炉からの溶鋼をRH真空
脱ガス処理する場合に適用した例であり、図1にこの発
明に係るRH真空脱ガス処理設備の一例を示し、図2に
この発明に係るダスト捕集装置の一例を示す。
【0026】図1に示すように、本発明の実施例におい
ては、真空排気機構における真空発生装置の下流側の一
部に真空ポンプを用いており、従来のスタートエジェク
ター22-0・No.2スチームエジェクター22-2・No.3ス
チームエジェクター22-3・No.3コンデンサー23-3
アフターコンデンサ−23-4を無くし、代わりに真空ポ
ンプ30を複数並列配置した真空ポンプ装置31を設け
ている。その他の構成は従来と同様である。なお、ここ
で、集塵機能は真空脱ガス槽4・ガスクーラー9・遮断
弁ボックス10では乾式であり、減圧用多段ブースター
21・コンデンサー23・エジェクター22では湿式で
ある。
【0027】このような真空排気機構において、No.2コ
ンデンサー23-2と真空ポンプ装置31との間に、ダス
ト捕集装置32を新設する。このダスト捕集装置32
は、図2に示すように、主に、排気ダクト26の途中に
挿入される集塵容器33と、上流側の排気ダクト26の
流入口を覆うように集塵容器内に設置される網目状フィ
ルター34と、このフィルター34に付着したダストを
洗浄する洗浄水スプレー装置35と、洗浄水等を排出す
る集塵排水装置36から構成されている。
【0028】網目状フィルター34は、排気ダクト26
内を流れる排気ガス中のダストを捕集するフィルターで
あり、そのダストの効率的な捕集のため、そのフィルタ
ー中心軸線が排気ダクト26の中心軸線上に位置し、か
つダストがフィルターと接触する面積を最大にすべく円
筒形(あるいは直方体など)としている。また、網目状
フィルター34の材質はステンレス鋼製であり、網目の
粗さは♯20メッシュ(線径間g=760μm)〜♯8
0メッシュ(g=200μm)としている(図2(b)
参照)。
【0029】また、このような網目状フィルター34
は、集塵容器33の内面に交換可能に取付け、一定期間
使用後は定期的に交換できるようにする。なお、フィル
ターの形状は、前述した形状に限らず、平形フィルター
とし、これを複数段設置することで、捕集効率を更に高
効率とすることもできる。さらに、コストを低減するた
めに、一般に使用されている市販品Y型ストレーナーの
エレメントを使用することもできる。
【0030】洗浄水スプレー装置35は、洗浄水供給管
40と、遠隔操作で開閉する電動給水弁41と、多数の
ノズル42aを備えたノズルヘッダー42から構成され
る。
【0031】洗浄水供給管40には、図示しないタンク
からポンプにより低圧(0.98MPa〔10kgf/c
m2 〕以下)の洗浄水が供給される。ノズルヘッダー4
2は、網目状フィルター34を2次側(排気ガス下流
側)から散水洗浄すべく集塵容器33内に配置される。
ノズルヘッダー42のノズル42aは、網目状フィルタ
ー34の外側面および先端面を指向するようにする。こ
の実施例では、網目状フィルター34の上部・下部・側
部・先端部の全方向から散水洗浄できるようにした。
【0032】集塵排水装置36は、集塵容器33の下部
とシール槽25を連結する排水管50と、必要に応じて
配設される遠隔操作で開閉する電動排水弁51からな
る。この実施例では、集塵容器33の下部出口が水柱高
さ13m(大気圧:水柱10.3m)のところにあるた
め、電動排水弁51は設けなかった。排水管50の径は
洗浄水供給管40の径の1.5倍とした。シール槽25
には、コンデンサー23の集塵排水装置が接続されてい
る既存の集水ピットを使用する。
【0033】以上のような構成において、精錬処理シス
テムの制御装置により電動給水弁41(あるいは電動排
水弁51)を操作して、真空脱ガス処理中に連続してダ
スト洗浄除去を行い、あるいはダスト付着量に応じて適
宜にダスト洗浄除去を行う。
【0034】また、1回の精錬処理が完了する毎に、バ
ッチ式にダスト洗浄除去を行うこともできる。洗浄後の
洗浄水およびダストは、大気圧以上の水柱により排水管
50を沈降してゆき、シール槽25に連続的に排出され
る。
【0035】以上は真空ポンプ装置31の排気ガス上流
側の前部にダスト捕集装置32を設置した例であるが、
図1に示すように、No.1コンデンサー23-1,No.2コン
デンサー23-2,あるいは減圧用多段ブースター21
(この場合、捕集ダストは乾燥状態)の前部に設置して
もよい。この場合には、ダクト内に網目状フィルター3
4と、洗浄水スプレー装置35のノズルヘッダー42を
配置すればよい。また、No.1コンデンサー23-1,No.2
コンデンサー23-2の場合には、集塵排水装置36を設
けることなく、コンデンサー下部に既設の集塵排水装置
を利用できる。なお、以上を単独で配置して使用しても
良いし、いくつかを組み合わせて使用してもよい。最も
効果の上がったのは、真空ポンプ装置31の前部とNo.1
コンデンサー23-1の前部であった。
【0036】図1に示す真空脱ガス処理設備において、
表1に示すような集塵装置・ダスト捕集装置の構成・条
件で集塵とダスト排出を行う。
【0037】
【表1】
【0038】図4に示すのは、コンデンサー23で捕集
したダストの粒度分布を示すグラフである。このグラフ
から多段ブースター21・コンデンサー23・真空ポン
プ装置31の前部近辺で捕集すべきダストは、粒度が小
さいが、量が多いのが特徴であり、このダストが各エジ
ェクター・ダクト内壁・ポンプ羽根等に付着して機能を
劣化させることになる。
【0039】このような粒度(0.1μm〜30μm:
中央値=8.5μm)のダストに対して、フィルター3
4の網目を♯20〜♯80メッシュ(760μm〜20
0μm)を使用することにより、またステンレス鋼とす
ることによりフィルター表面が滑り易いことが相まっ
て、洗浄水を流せば、フィルター線に付着したダストD
は全て洗い流すことができる(図2(b)参照)。さら
に、ダストDが洗い流されて新しくなった網目は、湿っ
ており、湿度100%状態のダスト,乾いたダストと
も、非常に付着しやすくなり、ダストを確実に捕集する
ことができる。
【0040】なお、以上は真空発生装置の一部に真空ポ
ンプを採用した実施例について説明したが、従来一般の
真空発生装置の下流側が複数段のエジェクターからなる
場合にも本発明を適用できることはいうまでもない。ま
た、以上は転炉からの溶鋼の真空脱ガス処理について説
明したが、電気炉等からの溶鋼やその他の溶融金属の真
空脱ガス処理にも本発明を適用できることはいうまでも
ない。
【0041】
【発明の効果】この発明は、真空脱ガス処理設備の真空
排気系において、エジェクターなどの真空発生装置の手
前で排気ガス中のダストを網目状フィルターで捕集し、
捕集されたダストを真空脱ガス処理中あるいは非脱ガス
処理中に水洗浄により洗い流し、洗浄水およびダストを
シール槽へ排出するようにしたため、次のような効果を
奏する。
【0042】(1) 真空脱ガス処理設備の真空排気系にお
ける多量のダストを確実に十分に捕集除去することがで
き、真空発生装置のエジェクター,ダクト内壁あるいは
ポンプ羽根等にダストが付着して真空発生装置の機能・
性能が劣化するのを防止することができ、安定した真空
脱ガス操業を行うことができる。
【0043】(2) 精錬時のダスト量が増加しても対応す
ることができ、最新の精錬技術である真空脱ガス槽内脱
炭精錬,溶鋼昇温精錬等が可能となる。
【0044】(3) 従来から実施している停機時の人力に
よる排気ダクト内壁や真空発生装置に付着堆積したダス
トの清掃作業が不要となり、あるいは大幅に減少し、コ
ストダウンを図れる。
【0045】(4) 真空発生装置として真空ポンプを採用
することが可能となり、設備投資およびランニングコス
トを低減することができる。
【0046】(5) 以上により、二次精錬(真空脱ガス精
錬)のコストを大幅に削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る真空脱ガス処理設備の一例を示
す全体概略図である。
【図2】(a)はこの発明に係るダスト捕集装置の一例
を示す部分断面図、(b)はその網目状フィルターの拡
大図である。
【図3】従来の真空脱ガス処理設備を示す全体概略図で
ある。
【図4】真空脱ガス処理設備の真空排気機構におけるコ
ンデンサー部で捕集したダストの粒度分布を示すグラフ
である。
【符号の説明】
D…ダスト 1…RH真空脱ガス装置 2…取鍋 3…浸漬管 4…真空脱ガス槽 7…排気口 8…水平排気ダクト 9…ガスクーラ 10…遮断弁ボックス 11…垂直排気ダクト 21…減圧用多段ブースター 22…スチームエジェクター 23…コンデンサー 24…ドレンセパレーター 25…シール槽 26…排気ダクト 30…真空ポンプ 31…真空ポンプ装置 32…ダスト捕集装置 33…集塵容器 34…網目状フィルター 35…洗浄水スプレー装置 36…集塵排水装置 40…洗浄水供給管 41…電動給水弁 42…ノズルヘッダー 50…排水管 51…電動排水弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空脱ガス槽に接続された真空排気系の
    排気ガス中のダストを除去する方法において、 真空排気系の減圧用ブースターおよび/またはエジェク
    ターの前部あるいは後部、および/または真空ポンプ装
    置の前部において、真空または減圧下での真空脱ガス処
    理により発生する排気ガス中のダストを網目状フィルタ
    ーで捕集し、この捕集されたダストを、真空脱ガス処理
    中、あるいは非脱ガス処理中に水洗浄することにより、
    前記網目状フィルターから除去し、洗浄水およびダスト
    をシール槽へ排出することを特徴とする真空脱ガス装置
    排気系ダスト除去方法。
  2. 【請求項2】 真空脱ガス槽に接続された真空排気系の
    排気ガス中のダストを除去する装置において、 真空排気系の排気ダクトの流路を覆い、排気ガス中のダ
    ストを捕集し得る網目状フィルターと、この網目状フィ
    ルターの排気ガス下流側に洗浄水を噴射して網目状フィ
    ルターに付着したダストを洗い流す洗浄水スプレー装置
    と、洗浄水およびダストをシール槽へ排出する集塵排水
    装置とを備えていることを特徴とする真空脱ガス装置排
    気系ダスト除去装置。
JP7121126A 1995-05-19 1995-05-19 真空脱ガス装置排気系ダスト除去方法およびその装置 Pending JPH08311533A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100355451B1 (ko) * 1999-12-23 2002-10-11 주식회사 포스코건설 탈가스설비의 수질향상장치 및 이를 이용한 수처리의수질향상방법
JP2002301324A (ja) * 2002-03-15 2002-10-15 Yms:Kk 集塵装置
KR100812955B1 (ko) * 2006-08-29 2008-03-11 주식회사 포스코 진공밸브가 구비된 진공 탈가스장치

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JP2002301324A (ja) * 2002-03-15 2002-10-15 Yms:Kk 集塵装置
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