JPH08311741A - 織機の開口制御方法と、その装置 - Google Patents

織機の開口制御方法と、その装置

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JPH08311741A
JPH08311741A JP11945495A JP11945495A JPH08311741A JP H08311741 A JPH08311741 A JP H08311741A JP 11945495 A JP11945495 A JP 11945495A JP 11945495 A JP11945495 A JP 11945495A JP H08311741 A JPH08311741 A JP H08311741A
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steps
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明彦 中田
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    • D03C19/00Methods or devices concerned with designing or making patterns, not provided for in other groups of this subclass
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口パターンのステップ間の開口負荷を平準
化し、織機の円滑な高速運転を実現する。 【構成】 設定手段11、修正手段12、メモリ手段1
3、制御手段14を設ける。設定手段11を介して設定
された開口パターンPは、修正手段12を介し、ステッ
プ間の開口負荷に基づいて修正され、制御手段14は、
修正された開口パターンPa に従って開口信号S1 を発
生し、ステップごとに開口装置22に送出することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、設定された開口パタ
ーンのステップ間の開口負荷が大きく変動する場合であ
っても、織機を円滑に高速運転することができる織機の
開口制御方法と、その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機の開口パターンは、製織する織布の
織組織によって決まり、特殊な織組織が指定されると、
ステップ間に移動すべき綜絖枠(以下、単に枠という)
の枚数が極端に多くなり、ステップ間の開口負荷(枠を
移動して所定の開口パターンを実現するために要する開
口用のエネルギを示す任意の指標をいう、以下同じ)が
大きく変動するために、円滑な開口動作ができず、織機
の高速運転ができなくなることがある。そこで、かかる
問題に対処するために、消極開口のドビー装置におい
て、プルアップ動作(いわゆる上口開口をいう、以下同
じ)とプルダウン動作(いわゆる下口開口をいう、以下
同じ)とを組み合わせる開口制御方法が提案されている
(特開平5−247770号公報)。
【0003】このものは、複数の枠の半数をプルアップ
動作に構成し、他の半数をプルダウン動作に構成するこ
とにより経糸を1本おきに全開開口させ、このようにし
て全開開口させた経糸に対し、設定された開口パターン
に合致しない枠のみを所定の開口パターンに駆動する。
そこで、このものは、大部分の経糸を上糸または下糸と
するような極端な開口パターンの織組織が設定されて
も、枠の約半数ずつを交互に駆動すればよく、ステップ
間に移動すべき枠の枚数をほぼ等しくし、ステップ間の
開口負荷を平準化することができる。なお、プルアップ
動作の枠は、ばねを介して下方に付勢し、ドビー装置に
よって上方に引き上げるように駆動し、プルダウン動作
の枠は、ばねを介して上方に付勢し、ドビー装置によっ
て下方に駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、特定の織組織に対して有効であるとしても、あ
らゆる織組織に対して有効である訳ではなく、適用上の
制約があるという問題があった。たとえば、平織組織を
考えると、移動すべき枠がステップ間に全く存在しない
場合と、全数を移動させなければならない場合とが交互
に出現する可能性があり、移動すべき枠の枚数が却って
極端に変動してしまう結果となる。
【0005】また、プルアップ動作、プルダウン動作の
枠を混在させること自体、織機の構造が複雑になり、機
械的に実現不可能になることも少なくない。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、織機の構造上の制約を受けることな
く、あらゆる織組織に対してステップ間の開口負荷を有
効に平準化し、織機の円滑な高速運転を実現することが
できる織機の開口制御方法と、その装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、設定された開口
パターンのステップ間の開口負荷に基づき、ステップ間
に中間開口パターンの補助ステップを挿入し、補助ステ
ップにおいて緯入れ動作を禁止することをその要旨とす
る。
【0008】なお、開口負荷は、上行枠数と下行枠数と
の和とし、上行枠数と下行枠数との重み付けされた和と
し、あるいは、上行枠、下行枠の所要仕事量の和とする
ことができる。
【0009】第2発明の構成は、開口パターンを設定す
る設定手段と、設定手段を介して設定された開口パター
ンのステップ間の開口負荷に基づき、ステップ間に中間
開口パターンの補助ステップを挿入する修正手段と、修
正手段によって修正された開口パターンを記憶するメモ
リ手段と、歩進信号を入力し、メモリ手段からの開口パ
ターンに従って開口信号をステップごとに開口装置に送
出する制御手段とを備えてなり、制御手段は、補助ステ
ップにおいて緯入れ禁止信号を発生することをその要旨
とする。
【0010】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、設定され
た開口パターンのステップ間の開口負荷が過大であると
きは、ステップ間に中間開口パターンの補助ステップが
挿入されるから、各ステップ間の開口負荷を有効に平準
化することが可能である。ただし、このときの中間開口
パターンとは、今回のステップの開口パターンから次回
のステップの開口パターンを実現するときに移動すべき
複数の枠のうち、一部の枠のみを移動させて作る中間の
開口パターンをいう。
【0011】また、補助ステップにおいて緯入れ動作が
禁止されるから、中間開口パターンに相当する不要な織
組織が織布に形成されることがない。なお、このように
して緯入れ動作を禁止し、挿入された補助ステップを実
行するときは、送出動作、巻取動作をも併せて禁止する
ことにより、織布上に織段が発生することを防止し、さ
らに、織前位置を適当に前進させ、後退させることによ
り、筬が空打ちされることによって生じる織段を防止す
ることが好ましい。
【0012】なお、開口装置が積極ドビーなどの積極開
口装置であるときは、上行枠、下行枠の各所要仕事量が
ほぼ同一であるから、開口負荷としては、上行枠数と下
行枠数との和を考えればよい。一方、プルダウン動作の
消極開口装置は、下行枠の所要仕事量が上行枠のそれよ
りも格段に大きくなるのが普通であり、プルアップ動作
の消極開口装置は、この逆になるのが普通である。そこ
で、このときの開口負荷としては、上行枠数と下行枠数
との重み付けされた和を考えるのが妥当である。ただ
し、ここでいう重み付けされた和とは、上行枠数、下行
枠数のそれぞれに対し、上行枠、下行枠の各所要駆動力
に対応する重み係数を考慮した上行枠数、下行枠数の和
をいうものとし、このときの重み係数は、ゼロを含む正
または負の実数をとり得る。
【0013】また、計算または実測により上行枠、下行
枠の各所要仕事量があらかじめ判明しているときは、開
口負荷として、上行枠、下行枠の各所要仕事量の和を考
えればよい。ただし、このときの所要仕事量とは、上行
枠、下行枠を所定のストロークだけ駆動するに要するエ
ネルギを表わし、枠の重量および慣性、経糸の数および
張力、枠を付勢するばねの張力、枠の移動ストローク、
枠の移動方向等によって決まる正または負の量である。
【0014】また、ここでいう上行枠、下行枠とは、そ
れぞれ、上方、下方に駆動する枠をいうものとし、一般
的な綜絖枠に加えて、ジャカード形開口装置の糸綜絖を
も含むものとする。
【0015】第2発明の構成によるときは、修正手段
は、設定手段を介して設定された開口パターンのステッ
プ間の開口負荷に基づき、ステップ間に中間開口パター
ンの補助ステップを挿入し、開口パターンを修正するこ
とができる。一方、制御手段は、修正手段によって修正
され、メモリ手段に記憶された開口パターンに従って開
口信号をステップごとに開口装置に送出することによ
り、修正された開口パターンに従って開口装置を作動さ
せ、ステップ間の開口負荷を平準化させることができ
る。なお、このとき、制御手段は、補助ステップにおい
て緯入れ禁止信号を発生し、緯入れ動作を禁止すること
ができる。また、このときの緯入れ禁止信号は、送出動
作、巻取動作の禁止や、織前位置の前進後退動作を含む
一連の織段防止動作に対し、併せ使用してもよい。
【0016】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0017】織機の開口制御装置10は、設定手段1
1、修正手段12、メモリ手段13、制御手段14を組
み合わせてなる(図1)。
【0018】設定手段11の出力は、メモリ手段13に
接続されている。また、修正手段12は、メモリ手段1
3に対して双方向に接続されており、メモリ手段13の
出力は、制御手段14に接続されている。制御手段14
には、外部の歩進信号発生器21からの歩進信号St1、
St2が入力されており、制御手段14からは、開口信号
S1 が開口装置22に出力され、さらに、緯入れ禁止信
号S2 が外部の図示しない緯入れ装置、送出装置、巻取
装置に出力されている。
【0019】歩進信号発生器21には、織機の主軸MS
の近傍に配設する近接センサSS1、SS2 の出力が接
続されている。近接センサSS1 、SS2 は、主軸MS
が回転するとき、主軸MSの周方向の一部に付設するド
ッグMSa に感応して出力信号Ss1、Ss2を発生するこ
とができる。そこで、歩進信号発生器21は、近接セン
サSS1 、SS2 からの出力信号Ss1、Ss2を利用し
て、主軸MSの正逆の1回転ごとに、正転方向の歩進信
号St1、逆転方向の歩進信号St2を発生して制御手段1
4に送出することができる。
【0020】設定手段11には、指定の織組織を実現す
るために、開口パターンPを設定する。ここで、開口パ
ターンPとは、図示しない織機の複数枚の枠を各ステッ
プs=1、2…ごとにどのように駆動するかを示すパタ
ーンである(図2)。ただし、ここでは、枠番号n=
1、2…8の各枠が、ステップs=1、2…10に対
し、それぞれ、どのようなパターンに従って上方に駆動
され、下方に駆動されるかが図表として示されている。
なお、ステップs=1、2…10は、織機の主軸MSの
連続する正方向の各1回転に対応し、ステップs=10
の次は、ステップs=1に戻り、ステップs=1以降が
繰返し実行されるものとする。
【0021】設定手段11を介して設定される開口パタ
ーンPは、一旦メモリ手段13に記憶され(図1)、修
正手段12は、メモリ手段13内の開口パターンPを読
み出して修正し、開口パターンPa としてメモリ手段1
3に再記憶させることができる。そこで、織機が運転さ
れると、制御手段14は、歩進信号St1、St2に対応し
てメモリ手段13内の修正された開口パターンPa をス
テップsごとに読み出し、開口パターンPa に従って開
口信号S1 をステップsごとに開口装置22に送出す
る。したがって、開口装置22は、開口パターンPa に
従って所定の枠を上下に駆動し、所定の織組織により織
布を製織することができる。
【0022】修正手段12による開口パターンPの修正
動作は、図3、図4のプログラムフローチャートによっ
て示されている。
【0023】図3において、プログラムは、まず、設定
手段11を介して設定され、メモリ手段13に記憶され
ている開口パターンPをステップsごとに読み出す(図
3のプログラムステップ(1)、以下、単に(1)のよ
うに記す)。つづいて、プログラムは、前回のステップ
s=sと今回のステップs=(s+1)との間における
開口負荷を算出する(2)。ここで、開口負荷として
は、たとえば、ステップs=s〜(s+1)間における
上行枠数N1 と下行枠数N2 との和Na =N1 +N2 を
とることができる(図2)。
【0024】次に、プログラムは、開口負荷の大きさを
設定値と比較することにより、開口パターンPの修正の
要否を判断する(3)。たとえば、開口負荷として上行
枠数N1 と下行枠数N2 との和Na =N1 +N2 を考
え、図2の開口パターンPに対して設定値Na1=7を設
定すると、ステップs=4〜5間、ステップs=6〜7
間においてNa =8であり、Na ≧Na1であるから開口
パターンPの修正が必要であり、他のステップs=s〜
(s+1)間においてNa <Na1であるから、開口パタ
ーンPの修正は不要である。
【0025】開口パターンPの修正が不要であるときは
(3)、次のステップs=(s+1)の開口パターンP
を読み出し(4)、終りまで同一手順を繰り返せばよい
((4)、(5)、(2)…(5))。ただし、ここで
いう終りとは、開口パターンPの最終ステップと第1ス
テップとの間(図2のステップs=10〜1間)の判断
を完了したことをいう。また、ステップs=s〜(s+
1)間において開口パターンPの修正が必要である場合
は(3)、ステップs=s〜(s+1)間に修正用の中
間開口パターンの補助ステップを作成挿入した上
(6)、同様の手順を繰り返す((6)、(4)、
(5)、(2)…(5))。
【0026】図3のプログラムステップ(6)の内容
は、たとえば図4のプログラムフローチャートのとおり
である。
【0027】プログラムは、まず、ステップs=s〜
(s+1)間において移動させるべき各枠の優先度を読
み取る(図4のプログラムステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)。ただし、各枠の優先度は、図2
の枠番号n=1、2…8の各枠が織前から順に遠い位置
にあるとき、たとえば、n=8、6、4、2、7、5、
3、1の順に、あらかじめ割り付けて記憶しておくもの
とする。一般に、各枠の開口時の移動ストロークは、織
前から遠くなるに従って大きくなり、したがって、各枠
の開口時の所要仕事量も、この順に大きくなるのが普通
である。そこで、各枠の優先度は、補助ステップの前後
における所要仕事量の総和が極端に変動しないように、
前述のように織前から遠い順に1枚おきに割り付けるこ
とが好ましい。
【0028】つづいて、プログラムは、各枠を移動方向
によってグループ分けする(2)。たとえば、図2の開
口パターンPのステップs=4〜5間に着目すると、こ
のときの上行枠は、枠番号n=8、7、6、5、4、1
の6枚であり、下行枠は、枠番号n=3、2の2枚であ
る。次いで、プログラムは、ステップs=s〜(s+
1)間に挿入すべき補助ステップ数aを決定する
(3)。ただし、補助ステップ数aは、たとえば、a=
[Na /Na1]として算出することができ、ここで、
[x]は、x以下の最大の整数を表わす。たとえば、図
2のステップs=4〜5間において、Na =8、Na1=
7であるから、a=[8/7]=1である。
【0029】次に、プログラムは、上行枠、下行枠の各
グループから、それぞれ[N1 /(a+1)]枚、[N
2 /(a+1)]枚の枠を優先度の順に抽出して選択す
る(4)。
【0030】たとえば、図2のステップs=4〜5間に
おいて、上行枠のグループからは枠番号n=8、6、4
の3枚を選択し、下行枠のグループからは枠番号n=2
の1枚を選択し、これらを組み合わせることにより、ス
テップs=4〜5間に挿入する中間開口パターンの補助
ステップs=4Aを作ることができる(図5)。すなわ
ち、ステップs=4〜4A間において、上行枠として枠
番号n=8、6、4を選択し、下行枠として枠番号n=
2を選択する一方、ステップs=4A〜5間において、
残りの上行枠として枠番号n=7、5、1を選択し、下
行枠として枠番号n=3を選択することができる。な
お、このようにしてステップs=4〜5間に補助ステッ
プs=4Aを挿入することにより、ステップs=4〜4
A間、ステップs=4A〜5間における上行枠数N1 と
下行枠数N2 との和Na は、いずれもNa =4<Na1と
なっている。
【0031】そこで、図4のプログラムは、このように
して作成した補助ステップs=4Aを中間開口パターン
としてメモリ手段13に記憶させ(5)、図3のプログ
ラムに戻る。すなわち、図3のプログラムステップ
(6)は、図4のプログラムフローチャートに従い、開
口パターンPのステップ4〜5間に中間開口パターンの
補助ステップs=4Aを挿入し、開口パターンPを修正
することができる。
【0032】図2の開口パターンPは、ステップs=6
〜7間においても、Na =8>Na1となっている。そこ
で、図3のプログラムは、ステップs=6〜7間におい
てもプログラムステップ(6)を実行し、同様にして、
開口パターンPのステップs=6〜7間に補助ステップ
6Aを挿入することができる(図5)。ただし、ここで
は、ステップs=6〜6A間において、上行枠として、
優先度の順に枠番号n=8、4、7が割り付けられてお
り、下行枠として、枠番号n=6が割り付けられてい
る。また、ステップs=6A〜7間において、上行枠と
して枠番号n=5、3、1が割り付けられており、下行
枠として枠番号n=2が割り付けられている。なお、ス
テップs=6〜6A間、ステップs=6A〜7間におけ
る上行枠数N1 と下行枠数N2 との和Na は、いずれも
Na =4<Na1となっている。
【0033】そこで、修正手段12は、設定手段11を
介して設定された開口パターンPに対し、適当な中間開
口パターンの補助ステップをNa ≧Na1となっている任
意のステップs=s〜(s+1)間に挿入することによ
り、開口パターンPを修正し、修正された開口パターン
Pa としてメモリ手段13に再記憶させることができ
る。すなわち、制御手段14は、修正された開口パター
ンPa に従って開口装置22を駆動し、所定の織組織を
実現することができる。ただし、このときの制御手段1
4は、挿入された補助ステップに相当する主軸MSの1
回転に対応して緯入れ禁止信号S2 を発生するものと
し、したがって、図示しない緯入れ装置は、補助ステッ
プに対応する緯入れを実行せず、送出装置、巻取装置
は、補助ステップに対応する経糸の送出動作、織布の巻
取動作を一時中止するものとする。
【0034】以上の説明において、使用する枠数が大き
く、補助ステップ数a=[Na /Na1]≧2となるとき
は、任意のステップs=s〜(s+1)間に2以上の補
助ステップが挿入されることはいうまでもない。
【0035】また、このようにして、開口パターンPの
修正の要否を判別するために、開口負荷として上行枠数
N1 と下行枠数N2 との和Na を使用するのは、上行
枠、下行枠の各所要駆動力すなわち各所要仕事量がほぼ
同一であるとみなしてよい場合であり、この条件に適合
する開口装置22は、一般に積極ドビーなどの積極開口
装置である。これに対し、開口装置22として消極開口
装置を使用するときは、開口負荷として、上行枠数N1
と下行枠数N2 との重み付けされた和Nb =|g1 N1
+g2 N2 |に着目すればよい(図2、図6)。
【0036】ただし、ここでは、上行枠数N1 、下行枠
数N2 に対する各重み係数g1 、g2 として、g1 =
1.0、g2 =−0.8を設定し、開口パターンPのス
テップs=4〜5間、ステップs=5〜6間、ステップ
s=6〜7間にそれぞれ中間開口パターンの補助ステッ
プs=4A、s=5A、s=6Aを挿入することによ
り、開口パターンPを修正して開口パターンPa が作成
されている。また、開口パターンPの修正の要否は、重
み付けされた和Nb に対する設定値Nb1=2.5を設定
し、Nb ≧Nb1が成立するときに修正が必要であるとし
ている。
【0037】一般に、消極開口装置の所要駆動力は、経
糸張力による抗力と、ばね等の消極駆動装置の抗力とに
よって左右される。ただし、前者は、後者に対し、かな
り小さいのが普通である。また、両者は、いずれも開口
位相によって変化するが、ここでは、簡単のために、開
口位相に依存しない一定の平均値を考えるものとする。
そこで、プルアップ動作の消極開口装置において、上方
向に開口させる上行枠の所要駆動力は、経糸張力による
抗力と消極駆動装置の抗力との双方が正方向に作用し、
下方向に開口させる下行枠の所要駆動力は、両者の差が
負方向に作用すると考えてよい。
【0038】たとえば、経糸張力による抗力と消極駆動
装置の抗力との比が0.1:0.9の関係にあるとき、
上行枠数N1 に対する重み係数g1 =0.1+0.9=
1.0とし、下行枠数N2 に対する重み係数g2 =0.
1−0.9=−0.8とすれば(図2、図6)、このと
きの重み付けされた和Nb =|g1 N1 +g2 N2 |
は、上行枠、下行枠の所要駆動力の合計を示す指標とな
り、開口パターンPの修正の要否を判断するための開口
負荷として採用することができる。なお、経糸張力によ
る抗力と消極駆動装置の抗力との比が1:b(ただし、
b>1.0)であるとき、重み係数g1 、g2 は、 g1 =(1+b)/(1+b)=1.0 g2 =(1−b)/(1+b)<0 としてノーマライズして算出することができる。また、
このような重み係数g1、g2 は、あらかじめ記憶させ
ておき、または、必要に応じて計算させることができ
る。
【0039】一方、プルダウン動作の消極開口装置は、
経糸張力による抗力と消極駆動装置の抗力との双方が下
行枠の所要駆動力として正方向に作用し、両者の差が上
行枠の所要駆動力として負方向に作用すると考えてよ
い。そこで、このときの重み係数g1 、g2 は、 g1 =(1−b)/(1+b)<0 g2 =(1+b)/(1+b)=1.0 として算出することができる。
【0040】なお、一般に、消極駆動装置は、ばね等か
らなっており、各枠の戻り方向の抗力を負方向の所要駆
動力として、すなわち開口装置の付勢力として有効に利
用することが困難である。そこで、消極駆動装置による
各枠の戻り方向の抗力を無視し得る場合は、プルアップ
動作の消極開口装置に対し、g2 =0として上行枠数N
1 にのみ着目し、プルダウン動作の消極開口装置に対
し、g1 =0として下行枠数N2 にのみ着目してもよ
い。換言すれば、プルアップ動作の消極開口装置は、上
行枠の所要駆動力が下行枠のそれより格段に大きいの
で、上行枠数N1 にのみ着目し、プルダウン動作の消極
開口装置は、事情が逆であるから、下行枠数N2 にのみ
着目して重み付けされた和Nb を算出し、開口パターン
Pの修正の要否を判断するための開口負荷として使用す
ることができる。
【0041】なお、各上行枠、下行枠の所要仕事量が実
測または計算によってあらかじめ判明しているときは、
開口負荷として、上行枠数N1 、下行枠数N2 を使用す
ることなく、上行枠、下行枠の所要仕事量の和を考える
ことができる。また、このときの所要仕事量は、プルア
ップ動作、プルダウン動作の各消極開口装置に対し、そ
れぞれ上行枠、下行枠の一方にのみ着目してもよい。
【0042】また、図3のプログラムステップ(6)、
図4のプログラムフローチャートにおいて、開口パター
ンPに挿入する補助ステップの中間開口パターンを作成
するとき、各枠の優先度は、織前から遠い順に1枚おき
に定めるに代えて、各枠に対する経糸の引通し状況に応
じて定めてもよく、順不同に定めてもよい。ただし、一
般に、耳糸に対応する枠の所要仕事量は、耳糸以外の経
糸に対応する枠のそれより極端に小さいのが普通である
から、前者を無視して後者のみに着目して開口パターン
Pの修正の要否を判断し、前者の駆動は、補助ステップ
にそのまま組み入れ、または、補助ステップ後の本来の
ステップにそのまま組み入れ、あるいは、補助ステップ
と本来のステップとに任意に割り振って組み入れてもよ
い。
【0043】なお、開口装置22がジャカード形開口装
置であるとき、各枠は、各経糸に対応する糸綜絖と読み
替えるものとする。
【0044】
【他の実施例】設定手段11は、補助メモリ手段13
a、修正手段12を介してメモリ手段13に接続するこ
とができる(図7)。
【0045】設定手段11を介して設定する開口パター
ンPは、一旦補助メモリ手段13aに記憶され、修正手
段12は、補助メモリ手段13a内の開口パターンPを
ステップごとに読み出し、必要な修正を加えることによ
って開口パターンPa を作成し、メモリ手段13に記憶
する。メモリ手段13が補助メモリ手段13aから分離
されているから、情報の錯綜がない上、補助メモリ手段
13a、メモリ手段13内の開口パターンP、Pa を比
較することにより、修正手段12を介して開口パターン
Pに加えられた修正内容を容易に検証することができ
る。
【0046】設定手段11は、修正手段12を介してメ
モリ手段13に接続してもよい(図8)。
【0047】修正手段12は、設定手段11を介して開
口パターンPがステップごとに設定されると、前回のス
テップs=(s−1)と今回のステップs=sとの間の
開口負荷に基づいて開口パターンPの修正の要否を判断
し、必要な修正を加えて開口パターンPa とした上、メ
モリ手段13に記憶させることができる。メモリ手段1
3には、開口パターンPの設定完了と同時に修正された
開口パターンPa が記憶されるから、その後、直ちに織
機を運転することができる。
【0048】以上の各実施例において、制御手段14か
らの緯入れ禁止信号S2 は、送出装置、巻取装置に対
し、織前位置の前進後退動作をさせるために使用するこ
とができる。緯入れ禁止信号S2 が出力されると、緯入
れ装置による緯入れ動作が禁止されるから、単に経糸の
送出動作、織布の巻取動作を中止させ、織前位置を不動
に保つだけでは、挿入された補助ステップ数aだけ筬が
空打ちされることによって直前に緯入れされた緯糸が移
動し、織段が発生するおそれがある。そこで、緯入れ禁
止信号S2 が発生したときは、送出装置、巻取装置を介
して織前位置を適当に前進させ、筬の空打ちの影響を避
けるようにし、その後、緯入れ禁止信号S2 が出力され
ず、正規の緯入れ動作なされるとき、それに先き立って
織前位置を正規の位置に後退させることにより、織段の
発生を防止することができる。
【0049】以上の説明において、設定手段11、修正
手段12は、機械的な紋紙作成装置とし、メモリ手段1
3は、修正された開口パターンPa の紋紙を仕掛ける機
械的な紋紙読取装置であってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、開口パターンのステップ間の開口負荷
に基づいて中間開口パターンの補助ステップを挿入する
ことによって、あらゆる織組織に対し、ステップ間の開
口負荷を有効に平準化することができる上、開口装置と
してプルアップ動作、プルダウン動作の枠を混在させる
必要がないから、開口装置の形式に拘らず、織機の構造
上の制約を全く受けることなく織機の円滑な高速運転を
容易に実現することができ、さらに、開口装置に要する
最大開口負荷を小さく抑えることができるから、駆動モ
ータを小形化し、全体コストを低減することができると
いう優れた効果がある。
【0051】第2発明によるときは、設定手段、修正手
段、メモリ手段と、制御手段とを設けることによって、
修正手段は、設定された開口パターンのステップ間の開
口負荷に基づいて中間開口パターンの補助ステップを挿
入し、制御手段は、このようにして修正された開口パタ
ーンに従って所定の織組織により織布を製織させること
ができるから、ステップ間の開口負荷を平準化し、第1
発明を円滑に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成ブロック系統図
【図2】 開口パターン説明図(1)
【図3】 プログラムフローチャート(1)
【図4】 プログラムフローチャート(2)
【図5】 開口パターン説明図(2)
【図6】 開口パターン説明図(3)
【図7】 他の実施例を示す要部ブロック系統図(1)
【図8】 他の実施例を示す要部ブロック系統図(2)
【符号の説明】
P、Pa …開口パターン S1 …開口信号 S2 …緯入れ禁止信号 St1、St2…歩進信号 s…ステップ N1 …上行枠数 N2 …下行枠数 Na 、Nb …和 11…設定手段 12…修正手段 13…メモリ手段 14…制御手段 22…開口装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された開口パターンのステップ間の
    開口負荷に基づき、ステップ間に中間開口パターンの補
    助ステップを挿入し、補助ステップにおいて緯入れ動作
    を禁止することを特徴とする織機の開口制御方法。
  2. 【請求項2】 前記開口負荷は、上行枠数と下行枠数と
    の和であることを特徴とする請求項1記載の織機の開口
    制御方法。
  3. 【請求項3】 前記開口負荷は、上行枠数と下行枠数と
    の重み付けされた和であることを特徴とする請求項1記
    載の織機の開口制御方法。
  4. 【請求項4】 前記開口負荷は、上行枠、下行枠の所要
    仕事量の和であることを特徴とする請求項1記載の織機
    の開口制御方法。
  5. 【請求項5】 開口パターンを設定する設定手段と、該
    設定手段を介して設定された開口パターンのステップ間
    の開口負荷に基づき、ステップ間に中間開口パターンの
    補助ステップを挿入する修正手段と、該修正手段によっ
    て修正された開口パターンを記憶するメモリ手段と、歩
    進信号を入力し、前記メモリ手段からの開口パターンに
    従って開口信号をステップごとに開口装置に送出する制
    御手段とを備えてなり、該制御手段は、補助ステップに
    おいて緯入れ禁止信号を発生することを特徴とする織機
    の開口制御装置。
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