JPH08311745A - ジェットルームの給糸装置 - Google Patents

ジェットルームの給糸装置

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JPH08311745A
JPH08311745A JP14127395A JP14127395A JPH08311745A JP H08311745 A JPH08311745 A JP H08311745A JP 14127395 A JP14127395 A JP 14127395A JP 14127395 A JP14127395 A JP 14127395A JP H08311745 A JPH08311745 A JP H08311745A
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JP
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weft
yarn
yarn feeder
tensor
fluid
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JP14127395A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kaneda
和夫 金田
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Nissan Texsys Co Ltd
Original Assignee
Nissan Texsys Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給糸体の交換を迅速に行う。 【構成】 給糸体8と緯糸測長貯留装置16との間に、
テンサ40が配設されている。テンサ40の可動ディス
ク46はスプリングにより付勢され固定ディスク45に
圧接し、両ディスク45、46間に緯糸Yを挟持して緯
糸Yに引き出し抵抗を付与する。予備給糸体9を新しい
給糸体8とする給糸体切り換え時に、テンサ40は、開
閉弁37が開弁し、加圧空気供給経路36から分岐した
分岐経路50を通して空気の供給を受けると、可動ディ
スク46は空気圧によりスプリング力に抗して上昇し、
固定ディスク45より離れ、緯糸の引き出し抵抗はなく
なり、吹き上げノズル32と牽引パイプ35とを有する
牽引装置30における結び目を含む緯糸Yの牽引除去は
スムースに行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテンサを備えたジェット
ルームの給糸装置に関し、給糸体から予備給糸体に緯糸
が切り換わる際に、両者間の緯糸端部が継がれた部位
(ピックテール部)を迅速に除去して織布に織り込まれ
ないようにし、高品位な織布を製織するジェットルーム
の給糸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジェットルームにおいては、給糸
体と予備給糸体とを備え、給糸体の給糸終端と予備給糸
体の給糸始端とを結んで一体化する、いわゆるピックテ
ールを行っておき、使用中に給糸体の緯糸が無くなると
予備給糸体に切り換わるようにして、予備給糸体を新た
な給糸体として緯糸を供給している。ところで、特に電
子回路基板などの芯材に使用されるガラス糸の織布を織
るジェットルームでは、糸の結び目(ピックテール部)
が織布に織り込まれると、電子基板として品位が確保で
きないので、糸の結び目が織布中に織り込まれる以前に
除去して高品位の織布を織るようにしている。
【0003】そこで、例えば、給糸体に光電式の残糸量
センサを配設し、残糸量センサで給糸体の残糸量を検出
し、この検出残糸量が予め設定された所定値に達する
と、織機の運転を停止し、緯入れノズルから空気流を噴
射させるとともに緯糸測長貯留装置のドラムを回転駆動
させ、結び目(ピックテール部)を含む緯糸を緯入れノ
ズル側に索引除去し、予備給糸体に切り換え、緯入れノ
ズル側に索引除去される緯糸は緯入れノズルから経糸開
口内を通って、反緯入れ側に設けられた吸引ブロワー
で、捕集するものがある。(特開昭59−82446号
公報)。
【0004】上記の装置にあっては、緯糸測長貯留装置
のドラムを回転駆動して給糸体側から緯糸を引き出すの
で、緯糸が予備給糸体に切り換わるまでに時間がかか
り、織機の停止時間が長くなって稼動率が低下する。
【0005】これを改善するため、特開平6ー4738
3に開示されているような技術が知られている。これ
は、巻き付けアームの回転によって固定ドラム上に緯糸
を巻き付け、ドラムに対して進退する測長爪によって1
ピック分の緯糸を区分けするようにした、いわゆるフィ
ーダタイプの緯糸測長貯留装置を用いるようにし、給糸
体の残糸量が所定値となったとき、織機を停止して後、
緯入れノズルの噴射空気により緯糸を経糸開口列内に引
き出し、更に緯入れノズルと経糸列との間で牽引装置の
牽引空気流により緯糸を牽引除去してピックテール部を
除去するようにしたものである。
【0006】ところで、給糸体から測長貯留装置側に緯
糸が引き出される際に、一対のディスク間に緯糸を挟持
して引き出し抵抗を付与するテンサが一般的に設けられ
ている。緯糸は緯糸測長貯留装置の巻き付けアームの回
転により給糸体から引き出されてドラム上に巻き付けら
れるが、給糸体からの緯糸は、給糸体の周囲を旋回しな
がら引き出され、遠心力によって大きく膨らむように振
れまわる、いわゆるバルーニングが生じている。一方、
緯糸測長貯留装置では巻き付けアームの回転速度がドラ
ム上の緯糸貯留量に応じて変化し、巻き付けアームの回
転速度が低下すると、緯糸測長貯留装置側の緯糸の引き
出し速度は低下するが、給糸体からの緯糸は、前記のバ
ルーニングによる遠心力と緯糸の慣性力とにより必要以
上に引き出され、緯糸が緩んだ状態となって絡んだり、
或いは緯糸がドラムに巻き付けられる際の緯糸張力が大
幅に変化し、緯入れノズルの噴射空気によりドラムから
緯糸が引き出される際の引き出し抵抗が大幅に変化する
ことにより、ドラム上に巻かれる緯糸どうしが重なり合
ったりして、緯入れ不良が発生する恐れがあり、これを
防止するために上記のようなテンサが設けられるのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6ー47383号公報に開示されているように、ピック
テール部を牽引除去する際には、テンサが緯糸の引き出
し抵抗となり、また緯入れノズルと牽引装置との空気流
により牽引するので、その牽引力は小さく、その為緯糸
の牽引速度は低く、完全にピックテール部が牽引除去さ
れて再始動するまでに時間がかかり、稼動率が低下して
しまうという問題がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたものであり、テンサを設けた際にも
予備給糸体を新たな給糸体とする給糸体の切り換えが迅
速にできるジェットルームの給糸装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は第1
に予備給糸体との間で緯糸端部を継いでピックテール部
が形成された給糸体と、この給糸体からの緯糸を挟持体
で挟んで引き出し抵抗を付与するテンサと、このテンサ
からの緯糸を巻き付けアームによりドラム上に巻き付け
貯留する緯糸測長貯留装置と、この緯糸測長測長装置の
ドラム上に巻き付け貯留された緯糸を噴射流体により引
き出して経糸開口列内に挿入し緯入れを行う緯入れノズ
ルを備え、前記給糸体の残糸量が所定値になったとき織
機を停止し、前記緯入れノズルからの噴射流体により前
記緯糸測長貯留装置を経由して給糸体からの緯糸を引き
出し、更に経糸開口列側に設けられた牽引装置からの流
体により前記ピックテール部を含む緯糸を牽引除去し
て、予備給糸体を新たな給糸体として切り換えるように
した装置において、前記ピックテール部を含む緯糸の牽
引除去動作に連動して、前記テンサの挟持体を相対的に
離間させて緯糸を解放する駆動手段を設けたことを特徴
とする。そして第2に、前記駆動手段は流体により駆動
する駆動部を有し、この駆動部に流体を供給する流体供
給部は前記牽引装置と緯入れノズルの少なくとも一方の
流体供給経路に接続されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】給糸体の残糸量が所定値になったとき織機を停
止する。そして、緯入れノズルからの噴射流体により緯
糸測長貯留装置を経由して給糸体からの緯糸を引き出
し、この引き出された緯糸を経糸開口列側に設けた牽引
装置からの流体によりピックテール部を含め牽引除去し
て予備給糸体を新たな給糸体として切り換えることによ
り、ピックテール部を織布に織り込まれないようにす
る。ここで、前記緯糸の牽引除去動作中、テンサの挟持
体は駆動手段により相対的に離間し、緯糸を解放する。
これにより緯糸はテンサからの抵抗を受けることなく給
糸体から迅速に引き出され、牽引除去動作が迅速に行わ
れる。また、前記挟持体の解放駆動手段を流体により駆
動するようにし、その駆動部の流体供給部を前記牽引装
置と緯入れノズルの少なくとも一方の流体供給経路に接
続すれば、緯糸を牽引除去する流体によりディスクを駆
動でき、駆動機構が簡素で廉価となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、一実施例のジェットルームの給糸装置の全体を示
す図である。給糸体供給装置1の保持手段としてのター
ンテーブル2の中央部には、支持軸3が設けられてい
る。ターンテーブル2は、駆動手段としての単動スプリ
ングタイプのエアシリンダ4を後述する制御手段たる制
御装置15からの制御信号で伸縮動作することにより、
支持軸3を中心として、複数のボビンホルダ7の等分間
隔ごとに、回転、停止する。エアシリンダ4の加圧空気
供給経路5には、開閉弁6を設けてある。開閉弁6は、
制御装置15からの駆動信号によって電磁駆動して開弁
動作し、その駆動信号の出力停止によってスプリングで
自己復帰して閉弁動作する電磁駆動自己復帰型になって
いる。
【0012】複数のボビンホルダ7は、ターンテーブル
2の周縁部に、緯糸測長貯留装置16側に向けて突出し
て、周方向に等分配置して取り付けられている。複数の
ボビンホルダ7には、給糸体8と予備給糸体9とを装着
してある。給糸体8の緯糸終端は、予備給糸体9の緯糸
始端に結び付けられ、給糸体8と予備給糸体9とがピッ
クテールされている。給糸体8の位置が給糸位置であ
る。
【0013】ターンテーブル2の周囲には、給糸体8と
予備給糸体9との結び目(ピックテール部)10を含む
緯糸Yが引き出されることを検出する切り替え検出手段
としての切り替えセンサ11を設けてある。切り替えセ
ンサ11の検出信号は、制御装置15に供給される。
【0014】ターンテーブル2の側方には、残糸量検出
手段としての残糸量センサ12を設けてある。残糸量セ
ンサ12は反射型光学センサで、給糸体8の緯糸(例え
ば白色糸)の残量が所定量以下になると、ボビン(例え
ば黒色)が露出して反射光量が変化し、センサがこれを
感知する。残糸量センサ12の検出信号は、制御装置1
5に供給される。
【0015】給糸体8と緯糸測長貯留装置16との間に
は、給糸体8から連続的に緯糸Yを引き出すとき、緯糸
Yに適度の張力を付与するためにテンサ40が配設され
ている。緯糸Yは、給糸体8からテンサ40を介して引
き出され緯糸測長貯留装置16の巻き付けアーム17に
引き通されている。
【0016】緯糸測長貯留装置16は、巻き付けアーム
17とドラム18との相対回転によって、緯糸Yを、ド
ラム18の周面に挿入される係止爪19に掛け止めて、
ドラム18の周面に、1ピック分以上巻き付けて貯留す
る、所請フイーダタイプの緯糸測長貯留装置になってい
る。巻き付けアーム17は、制御装置15からの駆動信
号で一方向に回転駆動する図外のモータの出力軸に連結
されている。係止爪19は、制御装置15からの駆動信
号によってドラム18の周面から引き抜かれ、スプリン
グによってドラム18に挿入される電磁駆動型になって
いる。
【0017】テンサー40は、給糸体8から引き出され
る緯糸Yを挟持して引き出し抵抗を付与する挟持体、こ
の実施例では一対のディスク45、46を有し、流体供
給経路としての加圧空気供給経路36から開閉弁37を
介して、加圧空気供給経路36より分岐した流体供給部
としての分岐経路50に接続され、この分岐経路50を
通して空気の供給を受けると、可動ディスク46が、固
定ディスク45より離れ、緯糸Yに抵抗を付与しない状
態となるようになっている。また分岐経路50には、空
気流量を調整する調整弁として機能するスピードコント
ローラ62が、加圧空気供給経路36には同様にスピー
ドコントローラ61が設けられている。そして、テンサ
40はそれほど空気流量を必要としないので流量を少な
く、牽引装置30は大きな流量を必要とするので大流量
となるように調整している。
【0018】緯糸測長貯留装置16のドラム18に貯留
された緯糸Yは、係止爪19を経由して緯入れノズル2
0に引き通されている。緯入れノズル20の流体供給経
路としての緯入れ用の加圧空気供給経路21には、開閉
弁22を設けてある。開閉弁22は、制御装置15から
の駆動信号を受け、またスプリングで自己復帰して閉弁
動作する電磁駆動自己復帰型になっている。
【0019】織機は、緯入れ時には、係止爪19のドラ
ム18からの引き抜かれと、緯入れノズル20からの空
気噴射とにより、緯糸Yを緯入れノズル20から噴射さ
れた空気の噴射流に乗せて図外の経糸開口内に緯入れを
行う。この緯入れに引き続いて、図外の筬打ち運動機構
に連結された図外の筬保持台に取り付けられた筬23が
筬打ち運動を行う。この筬打ち運動により、経糸開口内
に緯入れされた緯糸Yが、図外の織前に筬打ちされて経
糸と上下に交錯され、図外の織布に織製される。この
後、筬打ち点付近において、緯入れノズル20と織り前
との間で、カッタ25が、筬打ちされた緯糸Yを切断す
る。これら緯入れ、筬打ち、切断が順次繰り返されて、
織布が織られて行く。カッタ25は、制御装置15から
の駆動信号によって切断動作する電磁駆動タイプになっ
ており、ダイヤモンドプレードの切断刃25を有してい
る。
【0020】また、緯入れノズル20の経糸開口列側
で、特に緯入れノズル20と図外の経糸列との間には、
空気流を利用した牽引装置30を設けてある。牽引装置
30のカッタガイド31は、緯入れノズル20と経糸列
との間で、緯糸Yが吹き上げノズル32からの空気噴射
によって上方に向けて吹き上げられる際に、緯糸Yの緯
入れノズル側部分を上から支えるとともに、この支えた
部分を筬保持台の移動に伴ってカッタ25の切断刃25
に導くものである。
【0021】牽引装置30の吹き上げノズル32は、カ
ッタガイド31と経糸列との間で、緯糸Yを上に向けて
吹き上げるものであって、筬保持台に取り付けられてい
る。吹き上げノズル32の流体供給経路としての加圧空
気供給経路33には、開閉弁34を設けてある。開閉弁
34は制御装置15からの駆動信号によって電磁駆動し
て開弁動作し、その駆動信号の出力停止によってスプリ
ングで自己復帰して閉弁動作する。電磁駆動自己復帰型
になっている。
【0022】牽引装置30の牽引パイプ35は流体供給
経路としての加圧空気供給経路36から供給された空気
を牽引パイプ35の中間部の入り口35aに吸引気流を
生成し、この吸引気流によって、カッタガイド31と経
糸列との間で、吹き上げノズル32側から吹き上げられ
た緯糸Yを吸引した緯糸Yを上記出口35b側に向けて
噴射された気流によって牽引するエジェクタタイプにな
っており、図外のヘルドガイドブラケットに取り付けら
れている。牽引パイプ35の加圧空気供給経路36に
は、開閉弁37を設けてある。開閉弁37は、制御装置
15からの駆動信号によって電磁駆動して開弁動作し、
その駆動信号の出力停止によってスプリングで自己復帰
して閉弁動作する電磁駆動自己復帰型になっている。な
お、図1においてSは開閉弁7と制御装置15との信号
線路を示している。
【0023】図2には、テンサ40を示す。筒体41と
テンサスタッド42がワッシャ43を介して締結され支
持体44の中央に立設されている。支持体44の上面に
は、円環状の固定ディスク45が固定されている。ま
た、テンサスタッド42の外面には可動ディスク46が
摺動自在に嵌挿されている。
【0024】テンサスタッド42は中心に空気通路47
を有し該空気通路47は上方でほぼ直交する貫通孔48
と連通し、下方はチューブジョイント49を介してエア
ーチューブで構成された分岐経路50と連通している。
ここで、分岐経路50は可動ディスク46の駆動部に流
体(空気)を供給する際の流体供給部を構成している。
【0025】可動ディスク46は、テンサスタッド42
に固定された冠体51と可動ディスク46との間に介装
されたスプリング52によって固定ディスク45側に付
勢されており、固定ディスク45に向かって押された状
態で接触し、緯糸Yを固定ディスク45と可動ディスク
46との間に挟持して引き出し抵抗を付与するようにな
っている。
【0026】可動ディスク46のテンサスタッド42の
外周面上を摺動する摺動面46aの上端は蓋53でおお
われ、空気室54を形成している。加圧空気供給経路3
6に設けられている開閉弁37を開くと加圧空気は分岐
経路50、テンサスタッド42の空気通路47と貫通孔
48を通り、テンサスタッド42と蓋53とにより形成
される空気室54に導入され、空気圧はスプリング52
のばね力に抗して可動ディスク46を押し上げる。すな
わち、テンサスタッド42と蓋53とで、ディスク(可
動ディスク46)の駆動部を構成する。これにより、可
動ディスク46は固定ディスク45から離間して、緯糸
Yには、引き出し抵抗が掛からない状態となる。また、
可動ディスク46の上方移動はストッパー55によって
規制されている。空気室54に導入された空気は、テン
サスタッド42と蓋53との間の隙間を通り徐々に排出
される。なお、空気の排出は、隙間を設けず、例えば開
閉弁37の閉弁時に、分岐経路50側が大気解放される
ようにしてもよい。なお、上記の分岐経路50、チュー
ブジョイント49、筒体41、そしてテンサスタッド4
2と蓋53とによりディスク(可動ディスク46)の駆
動手段を構成する。
【0027】また、支持体44にはヤーンガイド56が
設けられており、緯糸Yはヤーンガイド56により案内
され固定ディスク45と可動ディスク46との間を通過
するようになっている。
【0028】まず、テンサ40の動作を説明する。織機
運転中開閉弁37は閉じており、テンサ40には加圧空
気に供給されていない。テンサ40の可動デイスク46
はスプリング52により押され、固定デイスク45に圧
接し、緯糸Yは固定デイスク45と可動デイスク46の間
に挟持されている。これにより緯糸Yには適度な引き出
し抵抗が付与され、緯糸Yは絡んだりすることなく、ま
た緯糸測長貯留装置16のドラム18への緯糸Yの巻き
付けに際しては、大きな張力変化もなく、整列状態も適
正に行われている。
【0029】給糸体8の緯糸の残量が所定量以下になる
と、ボビンが露出して残糸量センサ12の受光量が変化
して、制御装置15は残糸量センサ12からの検出信号
の信号値(検出残糸量)が制御装置15に予め設定記憶
されている所定値に到達し、予め設定された動作手順に
従って緯糸体交換の制御動作を行う。残糸量センサ12
からの検出信号が前記所定値に到達すると、織機停止信
号が発せられる。織機停止動作の際に開閉弁37は閉じ
た状態にある。この時も、テンサ40には加圧空気が供
給されず、テンサ40の可動デイスク46は固定デイスク
45にスプリング52の抑圧力により押されて圧接し緯
糸Yに引き出し抵抗を付与している。従って、織機が停
止するときに緯糸Yがオーバーランによって必要以上に
引き出されることはない。
【0030】織機が停止した後、予備給糸体9を新しい
給糸体8とする給糸体切り換え時に開閉弁37を開いて
テンサ40へ分岐経路50を通して加圧空気を供給す
る。テンサ40の空気室54に加圧空気が分岐経路5
0、空気通路47、貫通孔48を通り導入され、空気圧
はスプリング52のばね力に抗して可動デイスク46を
上方へと押し上げる。可動デイスク46は固定デイスク4
5より離間し、緯糸Yに引き出し抵抗が掛からない状態
となる。このとき牽引装置30にも加圧空気が供給され
ているので、牽引装置30は、結び目10を含む緯糸Y
を牽引除去する。この際、テンサ40は解放されてお
り、緯糸Yにはテンサ40による引き出し抵抗は掛かっ
ていないので、緯糸はスムースに牽引除去される。
【0031】給糸体8の切り換えが終了すると、開閉弁
37を閉じてテンサ40及び牽引装置30への加圧空気
の供給を停止する。これにより織機停止中テンサ40は
緯糸Yに抵抗を付与する状況となる。そのため、織機の
停止中における、手動により緯糸測長装置16のドラム
18に緯糸Yを巻き付ける際に、緯糸張力が小さいた
め、緯糸に大きな張力変化が生じたり、緯糸に重なりを
生ずることが防止される。
【0032】次に、結び目10を含む緯糸Yの牽引除去
作業を説明する。先ず図1に示すように、織機が運転さ
れ、緯入れ、筬打ち、緯糸切断が順次繰り返されて、織
布が織られている運転中において、残糸量センサ12か
らの検出残糸量に到達すると制御装置15が織機の運転
を停止する。具体的には、制御装置15は検出残糸量が
所定値に到達した次のピックで、経糸開口中への緯入れ
中で停止する(図6の1次停止参照)。この1次停止
後、制御装置15は織機を低速度で正転駆動し、吹き上
げノズル32が牽引パイプ35の入り口35aの真下に
位置したところで、この織機の正転駆動を停止する(図
6の2次停止参照)、この織機の停止持には、緯入れ途
中であることから、緯糸測長貯留装置16の係止爪19
は、制御装置15からの駆動信号によって、ドラム18
の周面から引き抜かれている。
【0033】次に図3に示すように、制御装置15は、
開閉弁34を開弁動作する。これによって、空気が吹き
上げノズル32から矢印Xで示すような上方に向けて噴
射する。この吹き上げノズル32から噴射された空気に
よって、カッタガイド31と緯糸との間で、緯糸Yが略
U字形を描くように牽引パイプ35の入り口35a側に
向けて吹き上げられる。
【0034】上記開閉弁34の開弁動作と同時、また
は、少し後に図4に示すように、制御装置15は、開閉
弁37を開弁動作する。これによってテンサ40及び牽
引装置30に加圧空気が供給される。テンサ40には分
岐経路50を通り加圧空気が供給されるので、前記した
如く図2において可動デイスク46はスプリング52の
ばね力に抗して空気圧により押し上げられ固定デイスク
45より離間し緯糸Yに引き出し抵抗が掛からない状態
となる。また牽引パイプ35の入り口35aに吸引力が
発生し、牽引パイプ35の出口35b側に牽引力が発生
する。したがって。吹き上げノズル32からの空気流に
よって吹き上げられた緯糸Yが牽引パイプ35に抵抗な
く取り込まれる。また、上記開閉弁37の開弁動作より
も少し後に、制御装置15は開閉弁34を閉弁動作する
とともに、開閉弁22を開弁動作する。
【0035】つまり、吹き上げノズル32からの空気噴
射によって吹き上げられた緯糸Yが牽引パイプ35に取
り込まれたのに引き続いて、吹き上げノズル32からの
空気噴射を停止し、緯入れノズル20からの空気を噴射
する。この緯入れノズル20からの空気流と牽引パイプ
35での空気流による牽引力とによって、緯糸Yが緯糸
開口内から引き抜かれるとともに緯糸測長貯留装置16
のドラム18の周面から巻きとられた後、給糸体8の残
糸たる緯糸Yが牽引され、さらに、結び目10を含む緯
糸Yが緯糸測長貯留装置16の巻き付けアーム17と緯
入れノズル20とを通って牽引パイプ35に取り込まれ
る。
【0036】このとき、結び目10を含む緯糸Yが給糸
体供給装置1から巻き付けアーム17側に移動する過程
で、緯糸Yの引き出しが給糸体から予備給糸体9に切り
替わり、給糸体8のボビン本体だけがボビンホルダ7に
残り、この緯糸Yが給糸体8から予備給糸体9に切り替
わったことを切り替えセンサ11が検出してその検出信
号を制御装置15に出力する。
【0037】そして、図5に示すように、制御装置15
は上記切り替えセンサ11からの検出信号の入力によっ
て、給糸体供給装置1のエアシリンダ4を1回伸縮動作
させる。これによって、ターンテーブル2が隣り合うボ
ビンホルダ7間の距離たる1ピッチだけ1方向に回転し
た後、停止し、予備給糸体9の位置が、それまで使用し
ていた給糸体8の位置に置換される。この給糸体供給装
置1による予備給糸体9と給糸体8との位置置換動作に
より、位置が切り替わった予備給糸体9が新たな給糸体
8となって、織機が再駆動される。このとき、新たな給
糸体8たる予備給糸体9と緯糸測長貯留装置16の巻き
付けアーム17との位置関係が、これまで使用していた
給糸体8と巻き付けアーム17との位置関係と同等にな
る。このため、新たな給糸体8なる予備給糸体9の使用
時にも、緯糸測長貯留装置16側に送り出される緯糸Y
のバルーニングに変化が無く、緯糸張力が変動せず、緯
入れが確実になる。
【0038】これと並行して、制御装置15は、上記切
り替えセンサ11からの検出信号の入力から結び目10
が牽引パイプ35内に取り込まれるのに必要な経過時間
後に、カッター25を切断動作する。これによってカッ
ター25が、カッタガイド31の近傍部分で、緯糸Yを
切断する。この切断完了と同時に、牽引パイプ35側の
緯糸Yは、牽引パイプ35に牽引除去される。
【0039】引き続き、制御装置15は、開閉弁37を
閉弁動作するとともに、緯糸測長貯留装置16の係止爪
19をドラム18の周面に挿入した後、巻き付けアーム
17を1方向に回転駆動させ、ドラム18の周面に1ピ
ック分以上の緯糸Yを巻き付けて貯留する。そのとき、
テンサ40の可動ディスク46には空気力が作用しない
ので、可動ディスク46はスプリング52により押され
て固定ディスク45に圧接し緯糸Yを挟持する。緯糸Y
にはテンサ40により引き出し抵抗が掛かっているの
で、緯糸測長貯留装置16のドラム18に緯糸Yを巻付
ける際、緯糸張力が小さいために緯糸に重なりを生じて
しまうことは防止される。開閉弁22を閉弁動作し、織
機を低速度で検出残糸量が所定値に達したピックまで逆
転した後、空打ちをすべく織機を正常の速度で正転駆動
し、織機停止中に織前部の緯糸が経糸側にずれて織段が
生じるのを防止する。そして、この1、2回の空打ちに
引き続いて、織機の緯入れ、筬打ち、切断を順次繰り返
して織布を織るべく、再駆動を開始する(図6参照)。
【0040】なお、上記実施例では、テンサの挟持体と
してディスクタイプについて説明したが、これに限らず
複数の棒状体で緯糸を屈曲させるようにしたものでもよ
い。また、前記可動ディスク46の駆動を流体により行
うようにし、その駆動部(テンサスタッド42と蓋5
3)の流体供給部(分岐経路50)を前記牽引パイプ3
5の流体供給経路(加圧空気供給経路36)に接続した
が、これに限らず緯入れノズル20の流体供給経路(加
圧空気供給経路21)に設けても良く、また牽引パイプ
35、緯入れノズル20をそれぞれ同一の流体供給経
路、すなわち緯入れ用の加圧空気供給経路21に接続
し、この経路に流体供給部(分岐経路50)を接続する
ようにしてもよい。また、テンサ40の可動ディスク4
6の解放動作は、緯糸の牽引除去動作に連動するので、
流体供給部(分岐経路50)は流体供給経路(加圧空気
供給経路36)に接続された開閉弁37と牽引パイプ3
5との間に接続するようにし、これによりテンサ40の
可動ディスク46を駆動する際の制御弁を設ける必要が
なく、更に構造が簡素で廉価となる。なお、流体供給部
(分岐経路50)を緯入れノズル20の流体供給経路
(加圧空気供給経路21)に接続する場合は、開閉弁2
2と緯入れノズル20の間に接続するようにすれば、制
御弁が不要となって、上記と同様の効果を有することに
なる。また、上記実施例では、緯入れノズル20と牽引
装置30の流体、そして可動ディスク46を駆動する流
体がそれぞれ空気である場合について説明したが、これ
に限らず、例えば緯入れノズル20の流体を水とし、牽
引装置30と可動ディスク46を駆動する流体を空気と
する等、適宜行える。更にまた、給糸体と予備給糸体の
緯糸端部を継いでピックテールを形成する際、両者の緯
糸端部を結ぶようにしたが、これに限らず例えば接着剤
等で結合させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、緯入れノズル
の噴射流体により緯糸測長貯留装置を経由して給糸体か
らの緯糸を引き出し、この引き出された緯糸を経糸開口
列側に設けた牽引装置からの流体によりピックテール部
を含め牽引除去して予備給糸体を新たな給糸体として切
り換える際、テンサの挟持体は駆動手段により相対的に
離間し、緯糸を解放することにより、緯糸はテンサから
の抵抗を受けることなく給糸体から迅速に引き出され、
牽引除去動作が迅速に行われる。また、前記挟持体の駆
動手段を流体により駆動するようにし、その駆動部の流
体供給部を前記牽引装置と緯入れノズルの少なくとも一
方の流体供給経路に接続すれば、緯糸を牽引除去する流
体により挟持体が駆動でき、駆動機構が簡素で廉価なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す概略構成
図。
【図2】一実施例のテンサの構成を示す断面図。
【図3】一実施例のテンサが解放された状態でのピック
テールを含む緯糸が吹き上げられた状態を説明する作用
説明図。
【図4】一実施例のテンサが解放された状態でのピック
テールを含む緯糸が牽引装置側に取り込まれた状態を説
明する作用説明図。
【図5】一実施例の予備給糸体が所定の給糸位置に切り
替えられ、テンサにより緯糸に引き出し抵抗が掛かって
いる状態を示す説明図。
【図6】一実施例の織機の停止から再駆動までの作用説
明図。
【符号の説明図】
2 ターンテーブル 8 給糸体 9 予備給糸体 10 結び目(ピックテール部) 12 残糸量センサ 16 緯糸測長貯留装置 18 ドラム 20 緯入れノズル 30 牽引装置 32 吹き上げノズル 35 牽引パイプ 36 加圧空気供給経路(流体供給経路) 37 開閉弁 40 テンサ 42 テンサスタッド 45 固定ディスク 46 可動ディスク 47 空気通路 50 分岐経路(流体供給部) 52 スプリング 54 空気室 61、62 スピードコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備給糸体との間で緯糸端部を継いでピ
    ックテール部が形成された給糸体と、この給糸体からの
    緯糸を挟持体で挟んで引き出し抵抗を付与するテンサ
    と、このテンサからの緯糸を巻き付けアームによりドラ
    ム上に巻き付け貯留する緯糸測長貯留装置と、この緯糸
    測長貯留装置のドラム上に巻き付け貯留された緯糸を噴
    射流体により引き出して経糸開口列内に挿入し緯入れを
    行う緯入れノズルを備え、前記給糸体の残糸量が所定値
    になったとき織機を停止し、前記緯入れノズルからの噴
    射流体により前記緯糸測長貯留装置を経由して給糸体か
    らの緯糸を引き出し、更に経糸開口列側に設けられた牽
    引装置からの流体により前記ピックテール部を含む緯糸
    を牽引除去して、予備給糸体を新たな給糸体として切り
    換えるようにした装置において、 前記ピックテール部を含む緯糸の牽引除去動作に連動し
    て、前記テンサの挟持体を相対的に離間させて緯糸を解
    放する駆動手段を設けたことを特徴とするジェットルー
    ムの緯糸給糸装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は流体により駆動する駆動
    部を有し、この駆動部に流体を供給する流体供給部は前
    記牽引装置と緯入れノズルの少なくとも一方の流体供給
    経路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    のジェットルームの緯糸給糸装置。
JP14127395A 1995-05-16 1995-05-16 ジェットルームの給糸装置 Pending JPH08311745A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065365A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Karl Mayer Textil Mas Fab Gmbh 柄経糸用部分整経機の回転式クリールおよび柄経糸用部分整経機
JP2011038233A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Karl Mayer Textilmaschinenfabrik Gmbh 柄経糸用部分整経機の回転式クリールと、柄経糸用部分整経機、およびボビン直径を測定するための方法
JP2017089026A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社豊田自動織機 織機における緯糸測定装置

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