JPH08311767A - 湿潤発熱性繊維組成物とその製造法 - Google Patents
湿潤発熱性繊維組成物とその製造法Info
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- JPH08311767A JPH08311767A JP7156624A JP15662495A JPH08311767A JP H08311767 A JPH08311767 A JP H08311767A JP 7156624 A JP7156624 A JP 7156624A JP 15662495 A JP15662495 A JP 15662495A JP H08311767 A JPH08311767 A JP H08311767A
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- Japan
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- fiber
- fibers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タンパク質繊維の特徴である湿潤発熱性がタ
ンパク質繊維の化学構造、特にアミノ基、カルボキシル
基に起因することから、これらの官能基をそれ以外の繊
維、特に合成繊維やセルロース系繊維に導入させた湿潤
発熱性繊維組成物とその製造法を提供する。 【構成】 官能基としてアミン、ヒドロキシルおよびカ
ルボキシル基を単独および/または複数で含有する湿潤
発熱性繊維組成物。
ンパク質繊維の化学構造、特にアミノ基、カルボキシル
基に起因することから、これらの官能基をそれ以外の繊
維、特に合成繊維やセルロース系繊維に導入させた湿潤
発熱性繊維組成物とその製造法を提供する。 【構成】 官能基としてアミン、ヒドロキシルおよびカ
ルボキシル基を単独および/または複数で含有する湿潤
発熱性繊維組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維製品の保温性を基本
的に改善する方法を提供するものである。この組成物は
繊維組成物を衣料の分野だけでなく、保温効果の要求さ
れる産業用の分野で有効に利用できる。
的に改善する方法を提供するものである。この組成物は
繊維組成物を衣料の分野だけでなく、保温効果の要求さ
れる産業用の分野で有効に利用できる。
【0002】
【従来の技術】人類が生存するためには衣料の保温力は
必要不可欠のものである。このことを一つの基準として
人類は天然素材の中から現在のタンパク質繊維を選別
し、使用してきた。この繊維の大きな特徴は水分を吸着
したときに発熱することで、そのことが人体を外気の温
湿度の変化から防護するのに大きい効果がある為に利用
するようになった。近年になって、絹・羊毛に変わる繊
維として多くの化学繊維が開発され、利用されている
が、絹の有するこの性質まで保有した繊維は開発されて
いない。繊維に発熱性を付与する方法としては約10年
前、光熱変換素材を使用したナイロンが開発された。こ
の繊維は炭化ジルコニウムをナイロン繊維の芯部分に挿
入した芯鞘繊維であり、光により発熱することにより、
保温効果を向上させるものである。その繊維の欠点は、
タンパク質繊維のように吸湿したときに発熱せず、むし
ろ吸熱する事である。その後この分野での開発が進めら
れ、最近、綿繊維も僅かであるが、これに類似の性質が
あることから、その効果を取り上げた製品が開発されて
いる。しかしながら、タンパク質繊維のこの性能を有す
る繊維素材は開発されていない。
必要不可欠のものである。このことを一つの基準として
人類は天然素材の中から現在のタンパク質繊維を選別
し、使用してきた。この繊維の大きな特徴は水分を吸着
したときに発熱することで、そのことが人体を外気の温
湿度の変化から防護するのに大きい効果がある為に利用
するようになった。近年になって、絹・羊毛に変わる繊
維として多くの化学繊維が開発され、利用されている
が、絹の有するこの性質まで保有した繊維は開発されて
いない。繊維に発熱性を付与する方法としては約10年
前、光熱変換素材を使用したナイロンが開発された。こ
の繊維は炭化ジルコニウムをナイロン繊維の芯部分に挿
入した芯鞘繊維であり、光により発熱することにより、
保温効果を向上させるものである。その繊維の欠点は、
タンパク質繊維のように吸湿したときに発熱せず、むし
ろ吸熱する事である。その後この分野での開発が進めら
れ、最近、綿繊維も僅かであるが、これに類似の性質が
あることから、その効果を取り上げた製品が開発されて
いる。しかしながら、タンパク質繊維のこの性能を有す
る繊維素材は開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絹と同じ繊維を創るこ
とは人類の夢である。この夢の実現のために人類は19
世紀の後半から積極的に取り組んできた。その結果、類
似の性質を有する繊維を数種類工業化し、現在の繊維の
約半数をこれで賄い、豊かな衣生活が出来るようになっ
てきた。特に近年ポリエステルの物理的な改質により、
風合い面ではほぼ絹と同様な衣料製品・新合繊が実用化
されるようになったが、染色性、吸湿性、吸湿発熱性等
の絹・羊毛繊維の有する衣科品としての基本的性能は全
く無視されたものである。本発明は既存の化学繊維等に
この衣料品としての基本的性能、特に湿潤発熱性を付与
した繊維製品を開発しようとするものである。このこと
によりこれまでの化学繊維等のいちばん欠点とされてい
た性能が改善されるようになると同時に、染色性も同時
に解決される。
とは人類の夢である。この夢の実現のために人類は19
世紀の後半から積極的に取り組んできた。その結果、類
似の性質を有する繊維を数種類工業化し、現在の繊維の
約半数をこれで賄い、豊かな衣生活が出来るようになっ
てきた。特に近年ポリエステルの物理的な改質により、
風合い面ではほぼ絹と同様な衣料製品・新合繊が実用化
されるようになったが、染色性、吸湿性、吸湿発熱性等
の絹・羊毛繊維の有する衣科品としての基本的性能は全
く無視されたものである。本発明は既存の化学繊維等に
この衣料品としての基本的性能、特に湿潤発熱性を付与
した繊維製品を開発しようとするものである。このこと
によりこれまでの化学繊維等のいちばん欠点とされてい
た性能が改善されるようになると同時に、染色性も同時
に解決される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決した繊維組成物とその製造法を提供するものであ
る。即ち、繊維形成高分子に1,および/または4級の
アミン基、水酸基、およびカルボキシル基を単独または
複数導入した繊維組成物が湿潤発熱性を有することか
ら、その繊維組成物とその製造法を提示するものであ
る。本発明に関わる改質の対象繊維はタンパク質繊維以
外の既存の繊維類及び繊維形成能を有する高分子に適用
されるが、好ましくは合成繊維の中のナイロン、ポリエ
ステル、アクリル系、ビニロン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンで、特に好ましいのはアクリル系、及びポリエ
ステルであるがこれに限定されるものでない。アクリル
系繊維の場合、通常はアクリロニトリルと他のモノマー
共重合体で構成されている。この場合に使用する共重合
体成分の内、好ましくはハロゲン、第4級アンモニウム
塩を単独または両者含有するものであって、そのハロゲ
ンが塩素である成分がよいがそれに限定されるものでな
い。アクリル繊維を構成する共重合体成分で、ハロゲン
含有の単量体が、塩化ビニール、塩化ビニリデンである
ことが好ましいがこれに限定されるものでない。アクリ
ル繊維を構成する共重合体成分で、第4級アミン含有の
単量体がビニールピリジンであることが好ましいがこれ
に限定されるものでない。アクリル系繊維にアミノ基を
導入する方法はすでに提案されている既存の方法、例え
ばポリエチレンポリアミンで処理する方法、ヒドラジン
ヒドラートで処理する方法などが適応できるがこれに限
定されるものでない。本発明に使用するポリエステルは
次式で示されるものであるがこれに限定されない。 1) 酸性分 HOOC−R−COOH アルコール成分 HO− R’−OH ここに R ;(−CH2−)n (8≧n≧2) φ−A φ=C6H5 A = H,SO3Na,CH
2Cl R’;(−CH2−)n (6≧n≧2) よりなる単量体の重縮合物 2) HOOC−R−OH R ; 上記Rと同一よりなる単量体の重縮合物 であるが限定されるものでない。特に好ましいポリエス
テルはポリエチレンテレフタレート及びその誘導体であ
るがこれに限定されるものではない。本発明は天然繊維
特に麻、綿にも適応するがこれに限定されるものでな
い。本発明に関わる繊維組成物の製造法は既存の繊維、
又は繊維形製能を有する高分子に、これらの官能基を導
入する事にある。その方法は既に提案されている方法の
何れもが使用可能であり限定するものでない。これらの
方法のうち本発明における特に好ましい方法を以下に記
するが、これに限定されるものでない。セルロース糸の
繊維である綿、麻、レイヨン、キュプラの場合は、水酸
基と反応する反応基と、アンモニア、及びその誘導体と
反応する基を有する化合物(結合剤)と、アンモニア及
びその誘導体をアルカリの存在下、または無存在下で1
00℃以下で反応させる方法が好ましい。この場合に使
用する好ましい結合剤は例えば次の一般式で示されるも
のがあるが、これに限定されるものでない。 Y=CH2−Z−CH2Y’ ここに Y ; Cl,Br,I, Y’; エポキシ基、スルファイト基 Z ; −CnH2n− (1≧n≧4) −CnH2n−D−CnH2n− (n=1,2) D ; −S−,−NH2−,−SO−,−SO2−, この様な化合物の例は、エピクロルヒドリン、グリシド
ール、1,3−ジクロロプロパン−2−オール、等があ
るがこれに限定されない。本発明で利用するアンモニウ
ム、またはその誘導体の例は、アンモニア、エチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン、ポリエチレンイミ
ン、等があるがこれに限定されない。これらのアルキル
化剤とアミン類、例えばポリエチレンイミンと使用して
湿潤繊維を合成するときの混合比率はアミン類100に
対し、アルキル化剤は0.01乃至2.0、好ましくは
0.1乃至1.0であるがこれに限定されるものでな
い。本発明においてセルロース系繊維に1級アミンを導
入する方法として、アミノ酸を利用する方法があるがこ
れに限定されるものでない。本発明においてビニロンを
使用する場合の湿潤繊維の製造法はセルロース系繊維の
場合と基本的には同じ方法が適応できる本発明において
ポリエステルを使用する場合の好ましい製造法はアンモ
ニアの低温プラズマによる処理法がある。この場合、数
ミリトール以下に減圧した窒素雰囲気化でポリエステル
を低温プラズマ処理する方法が好ましいがこれに限定さ
れるものでない。得られた繊維組成物が吸湿発熱性を有
するのは次の理由によると考えられる。これまでタンパ
ク質繊維がその性能を有することは良く知られていた
が、その理由の解明は殆ど行われていなかった。発明者
らはこのことに興味を持ち、その機構に付いて鋭意検討
した結果、驚くべきことにタンパク質に含まれる官能基
特に1級アミン及びカルボキシル基が水分子と結合する
ときの反応熱およびその後に起こる水の凝縮熱が関与し
ていることが明らかになった。このような現象はタンパ
ク質繊維のように分子鎖の中にアミド結合を多数有する
ことが必要であると考えられていたが、驚くべきこと
に、疎水性高分子であってもアミノ基、カルボキシル基
のような吸湿性官能基を存在させれば同様の発熱現象が
しょうずることが明らかになった。本発明はかかる現象
の発見に基ずくものである。本発明を以下に述べる実施
例でさらに詳細に説明する。
解決した繊維組成物とその製造法を提供するものであ
る。即ち、繊維形成高分子に1,および/または4級の
アミン基、水酸基、およびカルボキシル基を単独または
複数導入した繊維組成物が湿潤発熱性を有することか
ら、その繊維組成物とその製造法を提示するものであ
る。本発明に関わる改質の対象繊維はタンパク質繊維以
外の既存の繊維類及び繊維形成能を有する高分子に適用
されるが、好ましくは合成繊維の中のナイロン、ポリエ
ステル、アクリル系、ビニロン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンで、特に好ましいのはアクリル系、及びポリエ
ステルであるがこれに限定されるものでない。アクリル
系繊維の場合、通常はアクリロニトリルと他のモノマー
共重合体で構成されている。この場合に使用する共重合
体成分の内、好ましくはハロゲン、第4級アンモニウム
塩を単独または両者含有するものであって、そのハロゲ
ンが塩素である成分がよいがそれに限定されるものでな
い。アクリル繊維を構成する共重合体成分で、ハロゲン
含有の単量体が、塩化ビニール、塩化ビニリデンである
ことが好ましいがこれに限定されるものでない。アクリ
ル繊維を構成する共重合体成分で、第4級アミン含有の
単量体がビニールピリジンであることが好ましいがこれ
に限定されるものでない。アクリル系繊維にアミノ基を
導入する方法はすでに提案されている既存の方法、例え
ばポリエチレンポリアミンで処理する方法、ヒドラジン
ヒドラートで処理する方法などが適応できるがこれに限
定されるものでない。本発明に使用するポリエステルは
次式で示されるものであるがこれに限定されない。 1) 酸性分 HOOC−R−COOH アルコール成分 HO− R’−OH ここに R ;(−CH2−)n (8≧n≧2) φ−A φ=C6H5 A = H,SO3Na,CH
2Cl R’;(−CH2−)n (6≧n≧2) よりなる単量体の重縮合物 2) HOOC−R−OH R ; 上記Rと同一よりなる単量体の重縮合物 であるが限定されるものでない。特に好ましいポリエス
テルはポリエチレンテレフタレート及びその誘導体であ
るがこれに限定されるものではない。本発明は天然繊維
特に麻、綿にも適応するがこれに限定されるものでな
い。本発明に関わる繊維組成物の製造法は既存の繊維、
又は繊維形製能を有する高分子に、これらの官能基を導
入する事にある。その方法は既に提案されている方法の
何れもが使用可能であり限定するものでない。これらの
方法のうち本発明における特に好ましい方法を以下に記
するが、これに限定されるものでない。セルロース糸の
繊維である綿、麻、レイヨン、キュプラの場合は、水酸
基と反応する反応基と、アンモニア、及びその誘導体と
反応する基を有する化合物(結合剤)と、アンモニア及
びその誘導体をアルカリの存在下、または無存在下で1
00℃以下で反応させる方法が好ましい。この場合に使
用する好ましい結合剤は例えば次の一般式で示されるも
のがあるが、これに限定されるものでない。 Y=CH2−Z−CH2Y’ ここに Y ; Cl,Br,I, Y’; エポキシ基、スルファイト基 Z ; −CnH2n− (1≧n≧4) −CnH2n−D−CnH2n− (n=1,2) D ; −S−,−NH2−,−SO−,−SO2−, この様な化合物の例は、エピクロルヒドリン、グリシド
ール、1,3−ジクロロプロパン−2−オール、等があ
るがこれに限定されない。本発明で利用するアンモニウ
ム、またはその誘導体の例は、アンモニア、エチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン、ポリエチレンイミ
ン、等があるがこれに限定されない。これらのアルキル
化剤とアミン類、例えばポリエチレンイミンと使用して
湿潤繊維を合成するときの混合比率はアミン類100に
対し、アルキル化剤は0.01乃至2.0、好ましくは
0.1乃至1.0であるがこれに限定されるものでな
い。本発明においてセルロース系繊維に1級アミンを導
入する方法として、アミノ酸を利用する方法があるがこ
れに限定されるものでない。本発明においてビニロンを
使用する場合の湿潤繊維の製造法はセルロース系繊維の
場合と基本的には同じ方法が適応できる本発明において
ポリエステルを使用する場合の好ましい製造法はアンモ
ニアの低温プラズマによる処理法がある。この場合、数
ミリトール以下に減圧した窒素雰囲気化でポリエステル
を低温プラズマ処理する方法が好ましいがこれに限定さ
れるものでない。得られた繊維組成物が吸湿発熱性を有
するのは次の理由によると考えられる。これまでタンパ
ク質繊維がその性能を有することは良く知られていた
が、その理由の解明は殆ど行われていなかった。発明者
らはこのことに興味を持ち、その機構に付いて鋭意検討
した結果、驚くべきことにタンパク質に含まれる官能基
特に1級アミン及びカルボキシル基が水分子と結合する
ときの反応熱およびその後に起こる水の凝縮熱が関与し
ていることが明らかになった。このような現象はタンパ
ク質繊維のように分子鎖の中にアミド結合を多数有する
ことが必要であると考えられていたが、驚くべきこと
に、疎水性高分子であってもアミノ基、カルボキシル基
のような吸湿性官能基を存在させれば同様の発熱現象が
しょうずることが明らかになった。本発明はかかる現象
の発見に基ずくものである。本発明を以下に述べる実施
例でさらに詳細に説明する。
【0005】
実施例1−48、比較例1−5 市販のアクリル繊維としてカシミロン(旭化成製)、ボ
ンネル(三菱レイヨン製)、エクスラン(日本エクスラ
ン製)、カネカロン(鐘淵化学工業製)トレロン(東レ
製)を使用した。これらのアクリル繊維を種々の濃度の
トリエチレンテトラミン水溶液に浸漬し(浴比1:20
0)、温度90℃で1〜12時間処理した。処理後、イ
オン交換水で洗浄液が中性になるまで洗浄した後乾燥し
た。処理後の繊維のアミノ基をMaclarren法の
オレンジIIの平衡染着量から求めた。これらの試料に
ついて次の方法で湿潤熱の滴定を行った。測定機として
示差走査熱量計DSC−50(島津製作所製)を使用し
た。十分に乾燥した2mm以下にカットした試料を2m
gサンプル瓶に挿入し蓋をせずにセットした。一定の湿
度に調整した窒素ガスを測定室に流入させ、試料を熱的
平衡状態に達せさせた後、湿度をさらに上昇させた窒素
を流入する。発熱開始から平衡に到達した後、5分経過
した時点までの総発熱量をその条件における湿潤発熱量
とした。
ンネル(三菱レイヨン製)、エクスラン(日本エクスラ
ン製)、カネカロン(鐘淵化学工業製)トレロン(東レ
製)を使用した。これらのアクリル繊維を種々の濃度の
トリエチレンテトラミン水溶液に浸漬し(浴比1:20
0)、温度90℃で1〜12時間処理した。処理後、イ
オン交換水で洗浄液が中性になるまで洗浄した後乾燥し
た。処理後の繊維のアミノ基をMaclarren法の
オレンジIIの平衡染着量から求めた。これらの試料に
ついて次の方法で湿潤熱の滴定を行った。測定機として
示差走査熱量計DSC−50(島津製作所製)を使用し
た。十分に乾燥した2mm以下にカットした試料を2m
gサンプル瓶に挿入し蓋をせずにセットした。一定の湿
度に調整した窒素ガスを測定室に流入させ、試料を熱的
平衡状態に達せさせた後、湿度をさらに上昇させた窒素
を流入する。発熱開始から平衡に到達した後、5分経過
した時点までの総発熱量をその条件における湿潤発熱量
とした。
【0006】実施例1−48および比較例1−5のアミ
ノ基量と湿潤発熱量測定結果を表1に示す。
ノ基量と湿潤発熱量測定結果を表1に示す。
【0007】
【表1】
【0008】実施例49−57、比較例6 精練漂白した麻繊維を10mmの長さに切断したものを
表2の処理液および比較としての水のみで、浴比を1:
50として40℃で表3の処理時間で処理した。
表2の処理液および比較としての水のみで、浴比を1:
50として40℃で表3の処理時間で処理した。
【0009】
【表2】
【0010】
【表3】
【0011】処理した麻繊維の湿潤発熱量を実施例1−
48と同じ方法で測定した。実施例49−57および比
較例6の湿潤発熱量測定結果を表4に示す。
48と同じ方法で測定した。実施例49−57および比
較例6の湿潤発熱量測定結果を表4に示す。
【0012】
【表4】
【0013】実施例58−62、比較例7 ポリエステル繊維の短繊維(2d)を十分に精練した後
乾燥したものを5g採取し、これを低温プラズマ処理装
置内に挿入する。処理装置内の圧力を1mmHg以下ま
で減圧した後、アンモニアを系内に挿入し槽内の圧力を
2mmHgに調整してプラズマ処理を行った。処理を行
った繊維および未処理の繊維の湿潤発熱量を実施例1−
48と同様の方法で測定した。表5にプラズマ処理時間
と湿潤発熱量を示す。
乾燥したものを5g採取し、これを低温プラズマ処理装
置内に挿入する。処理装置内の圧力を1mmHg以下ま
で減圧した後、アンモニアを系内に挿入し槽内の圧力を
2mmHgに調整してプラズマ処理を行った。処理を行
った繊維および未処理の繊維の湿潤発熱量を実施例1−
48と同様の方法で測定した。表5にプラズマ処理時間
と湿潤発熱量を示す。
【0014】
【表5】
【0015】
【発明の効果】本発明は羊毛・絹以外の繊維に羊毛・絹
と同様な湿潤発熱性を付与しようとするものである。こ
の様な性質を付与することにより、特にこれまで合成繊
維の欠点とされていた快適性を改善できることになる。
このことにより、合成繊維がまた一つ天然繊維に近ずい
たことになり、その効果は計り知れない。
と同様な湿潤発熱性を付与しようとするものである。こ
の様な性質を付与することにより、特にこれまで合成繊
維の欠点とされていた快適性を改善できることになる。
このことにより、合成繊維がまた一つ天然繊維に近ずい
たことになり、その効果は計り知れない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植嶋 宏元 奈良県香芝市下田東4丁目1−13 (72)発明者 武脇 稔 和歌山県日高郡南部町大字気佐藤141−3
Claims (11)
- 【請求項1】 官能基としてアミン、ヒドロキシルおよ
びカルボキシル基を単独および/または複数で含有する
湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項2】 官能基が1級および/または4級アミン
である請求項1記載の湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項3】 繊維組成物がセルロース系の繊維である
請求項1記載の湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項4】 繊維組成物がポリエステルである請求1
項記載の湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項5】 繊維組成物がアクリル系の繊維である請
求項1記載の湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項6】 官能基の含有量が0.1m mol/g
以上であって、好ましくは0.2m mol/g以上で
ある請求項1記載の湿潤発熱繊維組成物 - 【請求項7】 繊維組成物に官能基としてアミン、ヒド
ロキシ基およびカルボキシル基を単独および/または複
数で0.1m mol/g以上含有させることを特徴と
する湿潤発熱繊維組成物の製造法 - 【請求項8】 官能基が1級および/または4級アミン
である請求項7記載の湿潤発熱繊維組成物の製造法 - 【請求項9】 繊維組成物がセルロース系の繊維である
請求項7記載の湿潤発熱繊維組成物の製造法 - 【請求項10】 繊維組成物がポリエステルである請求
項7記載の湿潤発熱繊維組成物の製造法 - 【請求項11】 繊維組成物がアクリル系の繊維である
請求項7記載の湿潤発熱繊維組成物の製造法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156624A JPH08311767A (ja) | 1995-05-20 | 1995-05-20 | 湿潤発熱性繊維組成物とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156624A JPH08311767A (ja) | 1995-05-20 | 1995-05-20 | 湿潤発熱性繊維組成物とその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08311767A true JPH08311767A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15631777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7156624A Pending JPH08311767A (ja) | 1995-05-20 | 1995-05-20 | 湿潤発熱性繊維組成物とその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08311767A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001172866A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-06-26 | Toyobo Co Ltd | 保温性に優れた吸湿発熱性セルロース系繊維製品 |
| JP5480991B1 (ja) * | 2013-04-02 | 2014-04-23 | 美津濃株式会社 | 蛍光増白高架橋ポリアクリレート系繊維とその製造方法及びこれを含む繊維構造物 |
| JP2021025135A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 倉敷紡績株式会社 | 吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料 |
-
1995
- 1995-05-20 JP JP7156624A patent/JPH08311767A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001172866A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-06-26 | Toyobo Co Ltd | 保温性に優れた吸湿発熱性セルロース系繊維製品 |
| JP5480991B1 (ja) * | 2013-04-02 | 2014-04-23 | 美津濃株式会社 | 蛍光増白高架橋ポリアクリレート系繊維とその製造方法及びこれを含む繊維構造物 |
| JP2021025135A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 倉敷紡績株式会社 | 吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料 |
| JP2022177069A (ja) * | 2019-07-31 | 2022-11-30 | 倉敷紡績株式会社 | 吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料 |
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