JPH08312231A - 扉の回動構造 - Google Patents

扉の回動構造

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JPH08312231A
JPH08312231A JP11858995A JP11858995A JPH08312231A JP H08312231 A JPH08312231 A JP H08312231A JP 11858995 A JP11858995 A JP 11858995A JP 11858995 A JP11858995 A JP 11858995A JP H08312231 A JPH08312231 A JP H08312231A
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housing
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Takahiro Sakai
貴広 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理装置などの筐体の扉の回動構造に関
し、扉の開け過ぎによる破損を防止することを目的とす
る。 【構成】 筐体1と扉2との間に備えられて前記扉2を
回動可能に係合枢着するヒンジ3と、該ヒンジ3回りに
付設されて前記扉2が一定開度を越えて開かれると、互
いに乗り上げ前記係合を解除する斜面4とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置などの筐
体の扉の回動構造に関する。情報処理装置などの筺体の
扉は、筐体との間にヒンジを備えて扉を回動開閉してい
る。扉が一定の開き角度を越えて開き過ぎると、ヒンジ
部分が破損し易い欠点があり、その対策が要望されてい
る。
【0002】
【従来の技術】図9(a),(b) の装置の外観斜視図及びそ
のD−D断面図に示すように、従来の扉の回動構造は、
双方共に合成樹脂成型でなる、筺体100と扉110と
の間に互いに凹凸組み合わせ係合するように一体成型さ
れたヒンジ120で構成されている。なお、図9(b) は
上側のヒンジのみを示す。
【0003】このヒンジ120は、扉110の側端の上
下に扉面に対しL形直角に張り出したアーム110aの
それぞれの内側に上下互いに対向するように一体突設し
たヒンジピン120aと、このヒンジピン120aを回
動可能に枢着し支持するように筺体開口部の上下に穿設
したピン孔100aとで構成されている。扉110は図
9(a) の2点鎖線で示すように上下のヒンジ120を中
心にして通常、一定の開き角度約120度に開閉され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記扉の回動構造によれば、扉を一定の常用開度に
開く場合は問題ないが、限界を越えて開け過ぎると、扉
の側端が筺体の側面に干渉し(当たり)、そこを支点に
したてこ作用による大きな力がヒンジに掛かり、ヒンジ
ピンを折損するとかピン孔を損傷するといった問題があ
った。
【0005】上記問題点に鑑み、本発明は扉の開け過ぎ
による破損を防止できる扉の回動構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の扉の回動構造においては、筐体と扉との間
に備えられて前記扉を回動可能に係合枢着するヒンジ
と、該ヒンジ回りに付設されて前記扉の一定開度を越え
ると互いに乗り上げ前記係合を解除する斜面とで構成す
る。
【0007】
【作用】扉と筐体との間に、一定開度までは互いに係合
枢着して正常に回動するヒンジに、一定開度を越えると
互いに乗り上げて係合を解除する斜面を付設することに
より、扉が一定開度を越えて開けられると筐体に干渉す
る前に係合が解除されてヒンジ機能はなくなり扉は筐体
に対し外れる状態になるため、ヒンジに過負荷が掛かる
ことはなくヒンジの破損、損傷を防止することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
の要旨を詳細に説明する。第1実施例の扉の回動構造
は、図1(a),(b) の要部組立平面図及びそのA−A断面
図と、図2の要部分解斜視図とに示すように、双方共に
合成樹脂成型でなる、筺体1と扉2との間に互いに凹凸
組合せ係合するように一体成型したヒンジ3で構成す
る。
【0009】このヒンジ3は、扉2の側端の上下に扉面
に対しL形直角に張り出したアーム2aのそれぞれの内
側に互いに対向するように一体成型で突設したヒンジピ
ン3aと、ヒンジピン3aを回動可能に枢着し支持する
ように筺体開口部の上下に穿設したピン孔3bとで構成
する。
【0010】そして更に、本発明の第1実施例では、筐
体1と上下のアーム2aとの間のヒンジ回りに、互いに
乗り上げる斜面4〔図1(a) の扉側の斜面は右上がり斜
線部分、筐体側の斜面は左上がり斜線部分〕をそれぞれ
に有した一対の突起5を備える。
【0011】一対の突起5のそれぞれの斜面4は扉2を
90度開いた位置から始まり回転角30度の範囲の扇形
をしており、斜面4に続く回転角30度の平坦部4aを
備える。扉2は回転角120度を開くと、互いに斜面4
を上り切り平坦部4aに達する。
【0012】各平坦部4aの高さH(図1(b) 参照)は
互いに斜面4を上り切ったとき、ヒンジピン3aがピン
孔3bから抜け出て扉2を筐体1から外せる寸法にす
る。なお、扉2の筐体1への取り付けは、上下のアーム
2aを押し拡げるようにしてヒンジピン3aをピン孔3
bに嵌めて行う。
【0013】このように構成することにより、扉は通
常、斜面同士が重なる回転角120度までヒンジを中心
に円滑に開閉する。しかし、扉の開度が120度の限界
を越えて開き過ぎると、突起は互いに相手斜面を摩擦し
ながら乗り上げ、図3の要部断面図のように対向する上
下のアーム2aを弾性変形させて押し拡げるため(図は
上側のアームを示す)、扉2を開ける力に斜面の摩擦抵
抗を受けるとともに、斜面を上り切り平坦部4aに達し
たときには、ヒンジピン3aがピン孔3bから抜け出
て、扉2は筐体1から外せる状態になる。
【0014】したがって、扉を開き過ぎて扉の側端が筺
体の側面に当る前にヒンジ機能は失われることになるた
め、ヒンジピンに無理な力は掛からずヒンジピンが折損
したり、ピン孔を損傷するのを防止できる。
【0015】つぎの図4の要部組立側断面図は第2実施
例を示す。この第2実施例は、上下のヒンジ3−1、3
−2を同じ向きに構成する点が、ヒンジを互いに上下対
称に構成した第1実施例と異なる。即ち、下側のヒンジ
3−2を上側のヒンジ3−1の向きに合わせ構成する。
勿論、これとは逆向きに合わせてもよい。
【0016】そして、ヒンジ回りの斜面4を有する突起
5は第1実施例と同様に一体成型で突設する。扉2は筐
体1に上下のヒンジピン3aを上からピン孔3bに落と
し込むようにして嵌める。
【0017】このように構成することにより、扉は第1
実施例と同じように通常、120度まで軽快に開閉す
る。扉の開度が120度を越えると突起は互いに相手斜
面を乗り上げ、扉は上方に持ち上げられる。そのとき、
上下のヒンジを同じ向きに構成しているため、上下のア
ームは第1実施例のように弾性変形することはない。
【0018】突起が相手斜面を上り切ると、ヒンジピン
がピン孔から抜け出て扉は筐体から外れる状態になり、
第1実施例と同じ作用、効果を奏する。また、アームの
弾性変形がないため、ヒンジの摩擦抵抗は第1実施例よ
り小さく、ヒンジの磨滅を少なくできる利点がある。
【0019】つぎの図5(a),(b) の要部組立平面図及び
そのB−B断面図と、図6の要部分解斜視図はそれぞれ
第3実施例を示す。この第3実施例は、第1実施例にお
けるヒンジとヒンジ回りに形成した斜面付き突起とを合
体した変形例である。即ち、第3実施例のヒンジ3は、
扉2の上下のアーム2aの対向面に一体成型で突設した
円環の一部(通常の開く回転角120度に後述の回転角
10度の平坦部4aを加えた回転角130度)を切欠い
て形成した円弧形のヒンジピン3aと、この円弧形のヒ
ンジピン3aを回動可能に枢着する円環形のピン孔3b
とで構成する。
【0020】そして更に、円環形のピン孔3bと円弧形
のヒンジピン3aは、第1実施例と同じ機能を有した互
いに乗り上げる斜面4,4−1(回転角30度で、扉2
側の斜面4は右上がり斜線部分、筐体1側の斜面4−1
は左上がり斜線部分)を備えると共に、円環形のピン孔
3b側の斜面4−1は、この斜面4−1に続く回転角1
0度の平坦部4aと共に円環形のピン孔3bの一部を埋
める形で備える。
【0021】円弧形のヒンジピン3aの高さは、扉2が
開かれて互いに斜面4が斜面4−1を上り切って平坦部
4aに達したときに、円環形のピン孔3bとの係合が外
れる寸法に設定する。
【0022】このように構成することにより、扉は通
常、円弧形のヒンジピンが円環形のピン孔に嵌まって回
転角90度と斜面同士が重なる回転角30度の合計12
0度を係合して開閉する。更に扉を開け過ぎて開度12
0度を越えて互いに斜面を上り切る平坦部まで開くと、
ヒンジピンはピン孔から抜け出るため、第1実施例と同
様にヒンジの破損を防止できる。更に、この第3実施例
の円弧形のヒンジピンは、第1実施例のピン形状よりも
断面積を大きくできるため、折損に対する強度を大きく
できる利点がある。
【0023】なお、この第3実施例の上記説明では1つ
の円環上に設けた斜面同士の乗り上げによりヒンジピン
を外したが、2重の円環にし中心対称にもう1つの斜面
を設けてアームを偏りなく押し拡げることもできる。ま
た、第2実施例と同様に上下のヒンジを上下、同じ向き
に構成し、斜面同士の乗り上げにより扉を上に持ち上げ
てヒンジピンを外すようにしてもよい。
【0024】つぎの図7(a),(b) の要部組立平面図及び
そのC−C断面図と、図8の要部分解斜視図はそれぞれ
第4実施例を示す。この第4実施例は、第3実施例のヒ
ンジの変形例である。即ち、第4実施例のヒンジ3は、
扉2の上下のアーム2aの対向面に一体成型で突設した
円板形のヒンジピン3aと、このヒンジピン3aを回動
可能に枢着する円形のピン孔3bとで構成する。この円
板形のヒンジピン3aは外周部の回転角130度分を扇
形に切り欠き、その端部と円形のピン孔3bとの間に互
いに乗り上げる斜面4〔図7(a) の扉2側の斜面は右上
がり斜線部分、筐体1側の斜面は左上がり斜線部分〕を
備え、筐体1側の斜面4−1にはそれに続く回転角10
度の平坦部4aを備える。
【0025】このように構成することにより、扉は円板
形のヒンジピンが円形のピン孔に嵌まって回転角90度
と斜面同士が重なる回転角30度の合計120度を係合
して回動開閉する。更に扉を開け過ぎて開度120度を
越えて互いに斜面を乗り上げて平坦部まで開くと、ヒン
ジピンはピン孔から抜け出るため上記各実施例と同様に
ヒンジの折損を防止できる。
【0026】また、この第4実施例の円板形のヒンジピ
ンは、第3実施例の円弧形状よりも更に断面積を大きく
できるため、折損に対する強度を一層大きくできる利点
がある。
【0027】このように、上記説明の各実施例の扉の回
動構造は、扉の通常の一定開度までは双方共に合成樹脂
成型でなる筺体と扉との間に互いに凹凸係合するように
一体成型したヒンジを備えることにより、扉は通常、一
定開度まで正常に回動開閉することができ、さらに扉
を、一定開度を越えて開くと互いに乗り上げる斜面をヒ
ンジに付設したことにより、扉が筐体と干渉しヒンジに
過負荷が掛かる前にヒンジ機能を解除して扉を筐体から
離脱可能にするため、ヒンジの破損、損傷を防止するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
扉の開け過ぎによるヒンジの破損を防止できるといった
産業上極めて有用な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1実施例の要部組立平面図及
びそのA−A断面図
【図2】 第1実施例における要部分解斜視図
【図3】 第1実施例における相手斜面を上り切った状
態を示す上側のヒンジの要部断面図
【図4】 本発明による第2実施例の要部組立側断面図
【図5】 本発明による第3実施例の要部組立平面図及
びそのB−B断面図
【図6】 第3実施例における要部分解斜視図
【図7】 本発明による第4実施例の要部組立平面図及
びそのC−C断面図
【図8】 第4実施例における要部分解斜視図
【図9】 従来技術による装置の外観斜視図及びそのD
−D断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 扉 3 ヒンジ 3a ヒンジピン 3b ピン孔 4 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と扉との間に備えられて前記扉を回
    動可能に係合枢着するヒンジと、 該ヒンジ回りに付設されて前記扉が一定開度を越えて開
    かれると、互いに乗り上げ前記係合を解除する斜面とか
    らなることを特徴とする扉の回動構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ回りに前記斜面を有する突起
    を備えてなることを特徴とする請求項1記載の扉の回動
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジは、ヒンジピンと該ヒンジピ
    ンを回動可能に枢着するピン孔とでなり、該ヒンジピン
    とピン孔との間に前記斜面を形成してなることを特徴と
    する請求項1記載の扉の回動構造。
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