JPH0831230A - 半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物 - Google Patents

半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0831230A
JPH0831230A JP16246294A JP16246294A JPH0831230A JP H0831230 A JPH0831230 A JP H0831230A JP 16246294 A JP16246294 A JP 16246294A JP 16246294 A JP16246294 A JP 16246294A JP H0831230 A JPH0831230 A JP H0831230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
aromatic polysulfone
resin composition
carbon black
polysulfone resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16246294A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sato
隆 佐藤
Masaji Yoshimura
正司 吉村
Kazuharu Kanezaki
和春 金崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP16246294A priority Critical patent/JPH0831230A/ja
Publication of JPH0831230A publication Critical patent/JPH0831230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の樹脂組成物は、芳香族ポリスルホン
樹脂10〜95重量%、ポリフェニレンスルフィド樹脂
5〜90重量%よりなる樹脂組成物100重量部に対し
て、DBP吸油量が100〜300cc/100g、窒
素吸着比表面積が10〜100m2/gのカーボンブラ
ックが10〜50重量部からなる半導電性芳香族ポリス
ルホン樹脂組成物。また、これより成形された成形物の
表面抵抗値が、105 〜1012Ωの範囲内に入る性能を
有する成形体。 【効果】 安定した半導電性を有し、量産性、成形加工
性、耐熱性、寸法精度等に優れた半導電性芳香族ポリス
ルホン樹脂組成物を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】帯電防止機能を付与した樹脂組成
物は、家電機器やOA機器、IC関連分野の静電気によ
る誤動作や機能低下、埃による汚れの付着防止等、多く
の分野への展開が期待できる。特に本発明に使用される
芳香族ポリスルホン樹脂は、高い耐熱性と寸法安定性を
有するので、その特徴を活かした具体例として、IC製
造のベーキング工程時に使用されるキャリア、トレイ等
が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】高分子化合物は成形性、量産性、軽量
化、コスト等が優れていることから、あらゆる分野に利
用されているが、従来高分子化合物は表面抵抗値が10
15〜10 17Ωと絶縁体という性質のため、静電気を蓄積
し帯電しやすいという欠点を有している。帯電した高分
子化合物による障害としては、埃・汚れの吸着、電撃に
よる不快感、AV機器・OA機器等のエレクトロニクス
製品におけるICの誤作動、損傷などが挙げられる。
【0003】このような障害を避けるための高分子化合
物の帯電防止法として一般的な方法には、表面処理法と
練り込み法がある。表面処理法は成形体表面に、導電性
塗料、メッキ、金属の蒸着、界面活性剤の吹きつけ・塗
布等により表面を処理し、帯電を防止する方法である。
しかし、工程が増え、大がかりな設備が必要となり、コ
スト高となる。その上、水洗い・擦れ等による帯電防止
剤の剥離・損失等の欠点がある。
【0004】これらの欠点を解決し、永久的な帯電防止
効果を発現させる方法として、界面活性剤、親水性ポリ
マー、カーボンブラック、導電性フィラー等を高分子化
合物に練り込む方法がある。界面活性剤や親水性ポリマ
ーは、吸湿により蓄積された静電気をイオン伝導により
拡散させ帯電防止効果が得られるが、使用温度が高かっ
たり、湿度が低い場合は帯電防止効果は発現しない。ま
た、スーパーエンプラのように成形加工温度が高いもの
は、界面活性剤や親水性ポリマーが熱分解してしまい、
帯電防止効果を発現することができない。
【0005】導電性付与の目的で代表的手法として、カ
ーボンブラック、特に導電性カーボンと呼ばれるものを
添加する方法がある。しかし、日本接着協会誌Vol.
23,No.3,103〜111ページ(1987)に
掲載されているように、高分子化合物にカーボンブラッ
クを添加してゆくと、添加量が少ないうちは導電性が発
現しないが、ある添加量を越えると急激に導電性が上昇
する現象が起こる。これはカーボンブラック自体が抵抗
値の低い粉体であるため、ポリマー中でカーボンブラッ
ク同士の接触が始まるためと思われる。その上、カーボ
ンブラックの凝集状態や配向により導電機構の形成が大
きく左右されやすい。すなわち、成形条件により表面抵
抗値が変化する上、成形品のゲート付近や流動先端等の
部分部分により表面抵抗値の違いが出ることになる。こ
のため、段階的にポリマーの抵抗値を変えるのは難し
く、特に帯電防止レベルである107 〜1012Ω程度の
導電性を有する高分子組成物、成形体を高い生産性で製
造を行うことは極めて難しい。
【0006】そこで、特開平1−268759号や特開
平1−268760号に体積固有抵抗値が101 〜10
6 Ωcmの金属フィラーの添加が提案されている。金属フ
ィラーの例としては、チタン酸カリウムウィスカーの還
元処理品や雲母のニッケルコート品、酸化亜鉛にアルミ
ニウムを主体とする処理剤を入れて、熱処理する事によ
り得られる導電化ZnOや三酸化アンチモン表面処理品
等が挙げられているが、これらは比重が大きいため単体
では多量に添加しなければ機能が発現しない。このた
め、体積固有抵抗値の低いカーボンブラック、グラファ
イト、チタンカーバイト、金属粉末等との併用が提案さ
れているが、処理品のフィラーは高価であり、添加量も
多いため、実際の生産量は少ない。
【0007】又、特開平5−117446号に、酸化処
理を施した炭素繊維、焼成温度を800℃未満にして炭
化の進行を不完全にして得た炭素繊維、ゲルマニウムの
繊維化物等、体積固有抵抗値が10-1〜103 Ωcmにコ
ントロールされた繊維、あるいは体積固有抵抗値が10
-1Ωcm以下である一般の炭素繊維、アルミニウム、スチ
ール、銅など高い導電性を有する繊維化物等を、ポリマ
ーに添加することにより体積固有抵抗値が105 〜10
13Ωcmに制御された繊維含有ポリマー化合物が提案され
ている。しかしながら、最近の半導体製造分野では、集
積回路の高密度化、表面実装技術の進歩、多ピン化によ
りピン間距離が狭まってきているため、上記の繊維含有
ポリマー化合物で成形されたトレイ、キャリアを用いる
と、成形品表面に浮き出た炭素繊維とピンが接触してシ
ョートし、集積回路の破壊がおこりやすい。これは、炭
素繊維自体が強力な導電材のため、帯電したICのピン
が炭素繊維に触れることにより、過電流が流れたり、ピ
ン同士が炭素繊維を介してショートするためである。こ
のため、半導体製造メーカーより導電材として、繊維形
状のものを用いないで帯電防止効果を有し、表面抵抗値
のばらつきの少ないポリマー化合物、成形体が求められ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ショ
ートによる集積回路の破壊がなく、安価で帯電防止レベ
ルの表面抵抗値が安定し、量産性、耐熱性、難燃性、機
械強度、寸法精度、成形加工性等に優れた半導電性樹脂
組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を鋭意検討した結果、特定の樹脂組成と特定のカーボン
ブラックの組合せにより達成された。即ち、本発明は、
芳香族ポリスルホン樹脂10〜95重量%、ポリフェニ
レンスルフィド樹脂5〜90重量%よりなる樹脂組成物
100重量部に対して、DBP(ジブチルフタレート)
吸油量が100〜300cc/100g で、窒素吸着
比表面積が10〜100m2/g以下のカーボンブラッ
ク10〜50重量部を添加した半導電性芳香族ポリスル
ホン樹脂組成物により達成される。本発明に使用される
芳香族ポリスルホン樹脂とは、(1)(化1)または、
(2)(化2)で示す繰り返し単位を有する樹脂であ
る。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】 この樹脂は、アルカリフェノレート基と、電子吸引性ス
ルホンで活性化された芳香族ハロゲン基と非プロトン性
極性溶媒中で、縮合反応させることにより得られる形式
の重合体であり、アリーレン結合(芳香族結合)、エー
テル結合およびスルホン結合の三者を必須の結合単位と
する線状重合体である。これら芳香族ポリスルホン樹脂
は、例えば特公昭40−10067号、特公昭42−7
799号、特公昭47−617号等に記載の方法によっ
て容易に製造できる。代表的な市販品としては、(1)
で示す繰り返し単位を有する芳香族ポリエーテルスルホ
ン樹脂として、ULTRASON−E(独国BASF社
製、商品名)、RADEL(米国AMOCO社製、商品
名)等があり、(2)で示す繰り返し単位を有する芳香
族ポリスルホン樹脂として、ULTRASON−S(独
国BASF社製、商品名)、UDEL(米国AMOCO
社製、商品名)等が挙げられる。
【0012】本発明において用いられるポリフェニレン
スルフィド樹脂とは、一般式として(3)(化3)で表
される樹脂である。
【0013】
【化3】 本発明において用いられるポリフェニレンスルフィド樹
脂は、(3)で示される繰り返し構成単位を60モル%
以上含むものであり、構成する共重合成分がメタ結合、
エーテル結合、スルホン結合、ビフェニル結合等を含有
していても、ポリマーの結晶性、延伸配向性に大きく影
響しない限りにおいて、差し支えない。
【0014】ポリフェニレンスルフィド樹脂の製造方法
としては、ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリと
の反応による方法(米国特許第2513188号、特公
昭45−3368号)等で合成した後、架橋して高分子
量化したものを架橋型ポリフェニレンスルフィドと呼
ぶ。また、重合の際に、アルカリ土類金属の酸化物ある
いは水酸化物を共存させることにより、高分子量の直鎖
状重合体を得る方法(特開昭60−55029号、特開
昭60−55030号)等があり、直鎖状ポリフェニレ
ンスルフィドと呼んでいる。代表的な市販品は、架橋型
ポリフェニレンスルフィド樹脂として、ライトンP−6
(蘭国フィリップス・ペトローリアム社製、商品名)が
挙げられる。直鎖状ポリフェニレンスルフィド樹脂とし
ては、フォートロンW−205(呉羽化学工業社製、商
品名)が挙げられる。本発明で用いられるポリフェニレ
ンスルフィド樹脂は、架橋型、直鎖状のどちらのポリフ
ェニレンスルフィド樹脂を用いてもよいし、2種類を混
合しても構わない。
【0015】本発明に用いられるDBP(ジブチルフタ
レート)吸油量が100〜300cc/100gで、窒
素吸着比表面積が10〜100m2/gのカーボンブラ
ックは、一般に市販されているものでよく、1種類ある
いは2種類以上併用してもよい。なお、DBP(ジブチ
ルフタレート)吸油量は、JIS K6221ゴム用カ
ーボンブラック試験法により測定され、窒素吸着比表面
積は、ASTM D3037の方法によって測定され
る。
【0016】代表的な市販品カーボンブラックとして
は、ダイアブラック(三菱化成社製、商品名)、Sta
tex(米国Columbian社製、商品名)、Vu
lcan(米国Cabot社製、商品名)、シースト
(東海カーボン社製、商品名)等が挙げられる。
【0017】本発明における表面抵抗値とは、JIS
K−6911法により測定されるものであり、本発明の
実験では、JIS K−6911に対応した測定器ハイ
レスタ(三菱油化社製、商品名)で測定を行った。
【0018】本発明において、芳香族ポリスルホン樹脂
およびポリフェニレンスルフィド樹脂の配合比は、芳香
族ポリスルホン樹脂10〜95重量%、好ましくは20
〜95重量%、ポリフェニレンスルフィド樹脂90〜5
重量%、好ましくは80〜5重量%である樹脂組成物1
00重量部に対して、DBP吸油量が100〜300c
c/100g、好ましくは100〜200cc/100
gで、窒素吸着比表面積が10〜100m2/g、好ま
しくは10〜80m2/gのカーボンブラック10〜5
0重量部、好ましくは10〜40重量部である。
【0019】芳香族ポリスルホン樹脂が10重量%未満
では、耐熱性の低下が著しい。95重量%を越えると成
形加工性が低下し、さらに、表面抵抗値が不安定にな
る。カーボンブラックの添加量が10重量部未満では表
面抵抗値が不十分であり、50重量部を越えると成形加
工性や機械強度が低下し、良好な成形物を得ることがで
きない。また、DBPすなわちジブチルフタレートの吸
油量が100cc/100gより下のカーボンブラック
は、ストラクチャーの発達が少ないため、多量に添加し
ないと導電性が発現しないので成形加工性が低下し、機
械物性も低下してしまう。また、300cc/100g
を越えるカーボンブラックは工業的に製造することは難
しい。DBP吸油量が上記の好ましい範囲であっても、
窒素吸着比表面積が100m2/gを越えるといわゆる
導電性カーボンと呼ばれるカーボンブラックであり、少
ない添加量で導電性を発現しはじめるが、前記のように
帯電防止レベル、すなわち表面抵抗値で107 〜1012
Ω程度の導電性を有する高分子組成物、成形体を高い生
産性で製造を行うことは極めて難しい。また、窒素吸着
比表面積が10m2/gより下だと、工業的に製造する
ことが難しくなる。
【0020】本発明の半導電性芳香族ポリスルホン樹脂
組成物は、芳香族ポリスルホン樹脂とポリフェニレンス
ルフィド樹脂のブレンドと、特定のカーボンブラックの
添加により、成形条件に影響されること無く、半導電性
である105 〜1012Ω程度の表面抵抗値が、安定して
発現することを見いだしたことである。このことは、従
来のカーボンブラック添加品では、成形品形状が変わる
たびにカーボンブラックの添加量や成形条件等を調整し
ても、部分部分の表面抵抗値が上記の範囲を外れてしま
うが、本発明は十分に上記の範囲内に入っており、形状
の異なる成形品にも対応可能な汎用性を持ち、量産性に
優れているという特徴を有する。
【0021】本発明の半導電性芳香族ポリスルホン樹脂
組成物の製造方法に関しては特に制限はなく、通常公知
の方法を採用することが出来る。芳香族ポリスルホン樹
脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、カーボンブラック
を前記の組成比で高速撹拌機などを用いて均一混合した
あと、十分な混練能力のある単軸または多軸の押出機で
溶融混練してペレット化される。
【0022】また、各種エラストマーを添加してもよ
い。エラストマーとしては、A−B−A’型ブロック共
重合体エラストマーが用いられる。ここでA、A’は重
合されたビニル芳香族炭化水素ブロックであり、Bは重
合された共役ジエンブロックまたは重合された共役ジエ
ンブロックが水素添加されたものである。同様の目的で
α−オレフィンとα、βの不飽和酸のグリシジルエステ
ルからなるグリシジル基含有共重合体、コア・シェル型
エラストマー、およびポリエステルエラストマーなどが
挙げられる。これらのエラストマーは単独あるいは併用
してもよい。さらに目的に応じて顔料や染料などの着色
剤、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維などの補強材、金
属酸化物、タルク、マイカ、炭酸カルシウムなどの充填
材、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤、ハイド
ロタルサイト類などの添加剤、フッ素樹脂あるいはシリ
コン樹脂などの離型剤、および特許請求の範囲以外のカ
ーボンブラックやグラファイト、金属粉、帯電防止剤な
どを添加することができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳し
く説明する。なお、実施例および比較例に記した表面抵
抗値は、以下の方法により測定した。 (1)使用射出成形機 PS20E2ASE(日精樹脂
工業株式会社製) (2)成形品 タテ80mm×ヨコ40mm×
厚さ2mmの平板 金型構造は三枚型を使用し、ピンゲートで樹脂溜めに落
した後、長手方向にフィルムゲート採用。 (3)表面抵抗計 ハイレスタ (三菱油化社製) JIS K−6911対応 評価方法 上記の平板を射出成形法で樹脂温度360℃、金型温度
150℃で、射出速度20%、80%の二つの成形条件
で十数枚成形し、温度23℃、湿度50%RHの条件で
48時間放置後、任意に3枚ずつ抽出し、それぞれにつ
いてゲート側、中央、先端の3ヵ所を表面抵抗計で測定
し、表面抵抗値の最小値から最大値の範囲が、成形条件
を変えても半導電性範囲である105 〜1012Ωに入る
ものを良しとした。なお、実施例および比較例に使用し
たカーボンブラックを表1に示す。
【0024】カーボンブラックのDBP(ジブチルフタ
レート)吸油量と窒素吸着比表面積は、次の方法により
測定。 DBP吸油量:JIS K6221 ゴム用カーボンブ
ラック試験法 窒素吸着比表面積:ASTM D3037
【0025】〔実施例1〜4〕芳香族ポリスルホン樹脂
として、ULTRASON−E1010P(独国BAS
F社の商品名、以下PESと略す)、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂としてライトンE−1880(東レ・フィ
リップスペトローリアム社の商品名、以下PPSと略
す)、カーボンブラックとしてN−550U(米国Co
lumbian社製、商品名)を表2に示す割合で配合
し、330℃〜340℃の範囲で混練、ペレット化し、
上記の条件で成形後、表面抵抗値を測定した結果を表2
に示す。
【0026】〔実施例5〜6〕カーボンブラックの種類
を変更した以外は実施例1〜4と同様とし、その結果を
表2に示す。
【0027】〔比較例1〜3〕表3に示した組成比にし
た以外は実施例1〜4と同様とし、その結果を表3に示
す。PES単体にケッチェンECの添加量を変えても、
表面抵抗値の範囲が外れる事が分かる。
【0028】〔比較例4〜6〕表3に示した組成比にし
た以外は実施例1〜4と同様とし、その結果を表3に示
す。比較例1〜3に比して、マトリックス樹脂をPES
/PPSのブレンドにすることにより、少量のカーボン
ブラックの添加量で導電性が発現しはじめることが分か
るが、表面抵抗値の範囲が外れる。
【0029】〔比較例7〜9〕カーボンブラックの種類
を変更した以外は実施例1〜4と同様とし、その結果を
表4に示す。本発明の特許請求の範囲以外のカーボンブ
ラックでは、比較例4〜6と同様に、表面抵抗値の範囲
が外れる。
【0030】〔比較例10〕表4に示した組成比にした
以外は実施例1〜4と同様とし、その結果を表4に示
す。本発明の特許請求の範囲以内のカーボンブラックを
多量に添加しても、マトリックス樹脂がPES単体で
は、導電性が発現せず、これ以上添加しても溶融粘度が
上昇し、成形加工上好ましくない。
【0031】〔比較例11〜12〕カーボンブラックの
種類を変更した以外は実施例1〜4と同様とし、その結
果を表4に示す。本発明の特許請求の範囲以外のカーボ
ンブラックでは、比較例10と同様に導電性が発現しな
い。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【発明の効果】本発明による組成物は、導電材として安
価なカーボンブラックを使用しながら、安定した半導電
性を有し、導電材の浮き出しによるトラブルが無く、量
産性、成形加工性、耐熱性、寸法精度等に優れた半導電
性芳香族ポリスルホン樹脂組成物を、安価に提供するこ
とができる。
【0037】上記特性を活かして、電子、電気分野の製
造工程に使用される治具、キャリア、トレイ等の用途展
開が期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリスルホン樹脂10〜95重量
    %、ポリフェニレンスルフィド樹脂5〜90重量%より
    なる樹脂組成物100重量部に対して、DBP吸油量が
    100〜300cc/100gで、窒素吸着比表面積が
    10〜100m2/gのカーボンブラックが10〜50
    重量部からなる半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導電性芳香族ポリスルホ
    ン樹脂組成物から成形され、その表面抵抗値が105
    1012Ωの範囲内に入る性能を有する成形体。
JP16246294A 1994-07-14 1994-07-14 半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物 Pending JPH0831230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16246294A JPH0831230A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16246294A JPH0831230A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831230A true JPH0831230A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15755083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16246294A Pending JPH0831230A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 半導電性芳香族ポリスルホン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831230A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7256979B2 (en) 2001-08-01 2007-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generator, and electric apparatus and air conditioning apparatus incorporating the same
WO2023228875A1 (ja) * 2022-05-27 2023-11-30 住友化学株式会社 樹脂組成物、成形体及びカーボンブラック分散剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7256979B2 (en) 2001-08-01 2007-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generator, and electric apparatus and air conditioning apparatus incorporating the same
WO2023228875A1 (ja) * 2022-05-27 2023-11-30 住友化学株式会社 樹脂組成物、成形体及びカーボンブラック分散剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4643007B2 (ja) 合成樹脂組成物
KR100258498B1 (ko) 액정 폴리에스테르 수지 조성물 및 성형품
KR19990088177A (ko) 열가소성수지조성물및ic용내열성트레이
JPH0368903B2 (ja)
JP2002231051A (ja) 導電性樹脂組成物およびその成形品
CN115135722A (zh) 聚芳硫醚树脂组合物
JP3110787B2 (ja) 導電性ポリスルフォン樹脂組成物およびそれから得られる高耐熱導電性半導体用成形品
JP4789312B2 (ja) 基板用カセット
JP4971654B2 (ja) 基板用カセット
JP4070707B2 (ja) フッ素樹脂組成物
JP2005290328A (ja) 低汚染性の射出成形体
KR20000017178A (ko) 수지조성물 및 이를 성형해서 얻어진 내열성의 회복가능한 ic트레이
JP2794850B2 (ja) 芳香族ポリスルフォン樹脂組成物
JP4810734B2 (ja) 炭素繊維強化樹脂組成物、成形材料およびその成形品
JP3920387B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
CN115803368B (zh) 聚芳硫醚树脂组合物的毛边抑制方法
KR100779967B1 (ko) 불소수지 조성물
JP3340213B2 (ja) ポリスルホン系樹脂組成物
JP3303692B2 (ja) 寸法精度に優れた摺動部材用樹脂組成物
JPH0548789B2 (ja)
JP3859986B2 (ja) ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物
JP2008007663A (ja) 樹脂組成物
JPH06256654A (ja) ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物
JP2004091504A (ja) ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物
JP2006291076A (ja) コイル封止材用熱可塑性樹脂組成物