JPH0831328A - プラズマディスプレイパネルとその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルとその製造方法

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JPH0831328A
JPH0831328A JP18652894A JP18652894A JPH0831328A JP H0831328 A JPH0831328 A JP H0831328A JP 18652894 A JP18652894 A JP 18652894A JP 18652894 A JP18652894 A JP 18652894A JP H0831328 A JPH0831328 A JP H0831328A
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electrode
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一成 田中
Shozo Otomo
省三 大友
Toshihiro Kato
俊宏 加藤
Takashi Kawai
貴志 河井
Hiroshi Murakami
宏 村上
Takao Kuriyama
孝夫 栗山
Eiji Munemoto
英治 宗本
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Japan Broadcasting Corp
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Sumitomo Metal Ceramics Inc
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射層の放電用小穴の形状を均一にし、放電
特性に優れた反射層を備えたプラズマディスプレイパネ
ルと、該反射層を、寸法・位置精度良く形成できるプラ
ズマディスプレイパネルの製造方法を提供する。 【構成】 一定の空間を隔てて一対の絶縁板を配し、該
両絶縁板間に複数の電極群および障壁を設け、該障壁に
より表示セルを形成し、かつ該表示セルの底面の少なく
とも一部に反射層を設けると共に、該電極の上に位置す
る反射層に放電用小穴を設けたプラズマディスプレイパ
ネルとその製造方法である。そして、該放電用小穴形状
を円形、または多角形のコーナー部を曲面に形成してい
る。またネガ型感光性ペーストまたはポジ型フォトレジ
ストを用いたフォトリソグラフィ法によって、ガラス化
した白色で緻密な反射層と、放電用小穴を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
パネル(以下、PDPという)とその製造方法に係り、
より詳細には、反射層の放電用小穴の形状を均一にし、
放電特性に優れた反射層を備えたPDPと、該反射層
を、寸法・位置精度良く形成できるPDPの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】PDP、例えば、直流型PDPの場合、
その基本構成の例を、図5、6に示す。すなわち、直流
型PDPは、一定の空間を隔てて絶縁板よりなる前面板
1と背面板2を配し、該両板1、2間に相対向して交差
するアノード電極群(陽極)3とカソード電極群(陰
極)4を設け、また両電極群3、4間に、光のクロスト
ークを防ぎ、両電極群3、4間を一定に隔て、放電空間
を確保するための障壁5を設け、該障壁5により表示セ
ル6と補助セル7を形成し、かつ表示セル6内の背面板
2に反射層8を設けると共に、反射層8のうちの電極3
の上に位置する反射層8に四角形の放電用小穴9を設
け、更に両電極群3、4間に希ガスを封入した構成とさ
れている。
【0003】そして、このPDPの発光は、補助セル7
における種火放電から荷電粒子などの供給をプライミン
グパス10を通じて受けながら表示セル6の内部に表示
用放電を起こして紫外線を発生させる。この紫外線によ
って励起された蛍光面11、12、13から可視光を得
る。従って、このカラーPDPでは、高輝度を得るため
のメモリー駆動のため、あるいは色滲み防止のため、表
示セルを形成する障壁は密閉型が必要となる。また螢光
体の発光を有効に利用し、輝度を向上させるために白色
で緻密な反射層8が必要となる。
【0004】ところで、このPDPにおける反射層は、
一般的に、絶縁体の上に反射層形成用ペーストを厚膜印
刷法によって印刷し、該反射層形成用ペーストを焼成す
ることで形成している(特開平6−5207号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この厚膜印刷
法を用いて反射層と、放電用小穴を形成する場合、次の
ような問題がある。すなわち、 反射層形成用ペーストのだれにより、放電用小穴の
形状および開口面積にバラツキが発生し、このバラツキ
により、各表示セルの発光輝度にバラツキが生じやす
い。 また、放電用小穴を、絶縁体のアノード電極の上に
正確に位置させる必要があるが、その位置精度の向上に
限度があり、特に、近年の大画面化の際の位置精度を確
保する要請に対応できない。 更に、放電用小穴が四角形状で、そのコーナー部
が、90°に近い鋭角に形成されているため、その焼成
時に、焼成収縮が生じて、該小穴の形状に焼成による歪
みが発生する。そして、この焼成による歪みによって小
穴形状のバラツキを招き、この形状バラツキがセル間の
輝度のバラツキ原因となり、PDPの表示特性が低下す
る。等の問題がある。
【0006】そこで、本発明者は、このような形状バラ
ツキをなくし、位置精度を向上させるために種々、研究
した結果、PDPにおける障壁を形成する場合に有効な
フォトグラフィ法を用いることによって、焼成による形
状の歪みを低減し、形状および開口面積にバラツキがな
く、位置精度を向上させることが可能な反射層を形成で
きることを究明した。
【0007】本発明は、上述した課題に対処して創作し
たものであって、その目的とする処は、反射層の放電用
小穴の形状を均一にし、放電特性に優れた反射層を備え
たPDPと、該反射層を、寸法・位置精度良く形成でき
るPDPの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明のPDPは、一定の空間
を隔てて一対の絶縁板を配し、該両絶縁板間に複数の電
極群および障壁を設け、該障壁により表示セルを形成
し、かつ該表示セルの底面の少なくとも一部に反射層を
設けると共に、前記電極の上に位置する反射層に放電用
小穴を設け、該放電用小穴形状を円形、または多角形の
コーナー部を曲面に形成してなる構成としている。
【0009】また、本発明のPDPの製造方法は、表示
セルの底面の少なくとも一部に形成される反射層が、電
極を形成した絶縁板上の全面に反射層形成用のネガ型感
光性ペーストを塗布してペースト層を得る第一工程と、
該ペースト層を乾燥した後、該ペースト層の反射層形成
部に選択的に紫外線を照射・露光する第二工程と、該第
一および第二工程を必要により数回繰り返して所望とす
る厚みペースト層の反射層形成部を得た後、現像液を用
いて該塗布膜を均一に現像して反射層パターンを得る第
三工程と、該反射層パターンを焼成し、該反射層パター
ン中の有機成分を揮散させ、無機成分のみからなるガラ
ス化した白色の反射層を得る第四工程を経て形成される
構成としている。
【0010】更に、本発明のPDPの製造方法は、表示
セルの底面の少なくとも一部に形成される反射層が、電
極を形成した絶縁板上に形成する反射層と同等もしくは
それ以上の厚みのポジ型フォトレジストを塗布してポジ
型フォトレジスト層を得る第一工程と、該ポジ型フォト
レジスト層における反射層形成部に選択的に紫外線を照
射・露光する第二工程と、該露光されたポジ型フォトレ
ジスト層の反射層形成部をアルカリ現像液により現像
し、該反射層形成部を除去して開口部を形成する第三工
程と、該開口部に反射層形成用ペーストを充填する第四
工程と、該反射層形成用ペーストが開口部に充填された
ポジ型フォトレジスト層に紫外線を全面照射して現像液
に対して可溶性にした後、該ポジ型フォトレジスト層を
アルカリ現像液により現像し、該ポジ型フォトレジスト
層を除去して反射層形成用ペーストのパターンのみを残
し、反射層パターンを形成する第五工程と、該反射層パ
ターンを焼成し、該反射層パターン中の有機成分を揮散
させ、無機成分のみからなるガラス化した白色の反射層
を得る第六工程を経て形成される構成としている。
【0011】
【作用】本発明のPDPは、表示セルの底面の少なくと
も一部に反射層を設けることにより、蛍光体の発光した
可視光を有効に利用でき、また電極の上に位置する反射
層に放電用小穴を設け、該放電用小穴形状を円形、また
は多角形のコーナー部を曲面に形成したことにより、該
反射層と放電用小穴を形成するに際し、その焼成時の焼
成収縮による亀裂の発生を軽減できるように作用する。
【0012】また、本発明の請求項2、3のPDPの製
造方法は、ネガ型感光性ペーストまたはポジ型フォトレ
ジストを用い、フォトリソグラフィ法により反射層と放
電用小穴を形成するので、ガラス化した白色で緻密な反
射層が寸法・位置精度良く形成でき、また電極の上に放
電用小穴が、所定の形状に、かつバラツキなく形成でき
るように作用する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。
【0014】−実施例1− 本実施例は、DC型PDPであって、前述した従来技術
で説明し、図5に示すように、一定の空間を隔てて絶縁
板よりなる前面板1と背面板2を配し、該両板1、2間
に相対向して交差するアノード電極3とカソード電極4
を設け、また両電極3、4間に、光のクロストークを防
ぎ、両電極部3、4間を一定に隔て、放電空間を確保す
るための障壁5を設け、該障壁5により表示セル6と補
助セル7を形成し、かつ両電極3、4間に希ガスを封入
した構成(図5参照)とし、また背面板2の上面で、表
示セル6内に反射層8を設け、またアノード電極3の上
に位置する反射層8に放電用小穴9を設けている。そし
て、本実施例のPDPにあっては、放電用小穴9は、図
1に示すように、四角形の小穴であって、その各コーナ
ー部9aを曲面に形成している。
【0015】前面板1と背面板2は、ガラス板等よりな
る絶縁基板であって、前面板1の内側には、カソード電
極4を平行に複数本設け、また背面板2の内側には、ア
ノード電極3が、カソード電極と直交するように複数本
設けられている。アノード電極3は、Ni,Al等の導
体金属、あるいはこれらの合金、更にこれらの金属に少
量のガラスを混入したペーストを用い、表示電極3aと
補助電極3bからなる。またカソード電極4としては、
酸化インジウム、酸化スズを蒸着した透明電極を用いて
いる。
【0016】障壁5は、アノード電極3に平行な三本の
縦障壁5bと、カソード電極4に平行で、縦障壁5bと
直交する複数本の横障壁5aで形成し、縦障壁5bと横
障壁5aにより区画された複数個の空間に、カソード電
極4と表示電極3aにより表示セル6を形成している。
そして、この障壁5を、複数個並列に設け、隣接する障
壁5,5間の空間に、補助電極3bとカソード電極4に
より補助セル7を形成している。
【0017】反射層8は、放電用小穴9からの放電によ
って、螢光体の発光した可視光を有効に利用するための
層であって、反射率が高く白色化したガラス層で形成し
ている。反射層8は、背面板2の上に形成されていて、
通常、その厚みが、10μm〜60μmで、40μm程
度が好ましい。そして、反射層8の上に、前記障壁5が
形成されている。放電用小穴9は、コーナー部9aに、
曲率半径:50μmのアールを形成している。
【0018】次に、本実施例のPDPにおける反射層8
の形成方法について説明する。本実施例における反射層
の形成方法は、概略すると、図2に示すように、ネガ
型感光性ペースト層形成工程、紫外線露光工程、反
射層パターン形成工程、焼成工程、の四工程を有す
る。以下、各工程について説明する。
【0019】−ネガ型感光性ペースト層形成工程(第一
工程)− 本工程は、アノード電極3を設けた絶縁板2上の全面に
反射層形成用のネガ型感光性ペーストを塗布してペース
ト層20を得る工程である(図2a参照)。ここで、該
ネガ型感光性ペーストとしては、鉛ホウ珪酸ガラス:4
0〜80重量部、アルミナ:10〜30重量部、酸化チ
タン:10〜30重量部の割合で含有する無機粉末、よ
り好ましくは、鉛ホウ珪酸ガラス:65重量部、アルミ
ナ:20重量部、酸化チタン:15重量部の割合で含有
する無機粉末:100重量部に、紫外線硬化樹脂:20
〜100重量部、(好ましくは、50重量部)と、溶剤
を混合して得たペーストを用いる。ここで、前記無機粉
末としたのは、後工程の焼成によって白色、緻密化する
こと、また障壁5と焼成時の収縮バランス性のよいこ
と、反射率が高いことを考慮したことによる。なお、該
紫外線硬化樹脂としては、紫外線照射により硬化して現
像液に不溶化するもので、例えば、ポリエステルアクリ
レート、ポリエステルメタクリエート等の、少なくとも
1個の不飽和結合を有するポリマー等を用いることがで
き、また溶剤としては、n−ブチルエーテルアセテート
を用いることができる。
【0020】−紫外線露光工程(第二工程)− 本工程は、ペースト層20を乾燥した後、ペースト層2
0の反射層形成部21に紫外線を照射・露光して、反射
層形成部21を硬化させる工程である(図2b参照)。
ここで、該紫外線の照射・露光は、補助セル7に該当す
る部分と、放電用小穴9に該当する部分を遮蔽できるマ
スク22を用い行う。また、紫外線の照射量は、ペース
ト層20の底まで露光硬化する量とすることが必要であ
る。
【0021】−反射層パターン形成工程(第三工程)− 本工程は、前二工程を数回繰り返し、所望とする厚みの
反射層形成層23を得た後、現像液を用いて該反射層形
成層23を均一に現像して反射層パターン25を得る工
程である(図2c参照)。すなわち、ペースト層20の
塗布形成、ペースト層20の反射層形成部21に紫外線
照射・露光し、硬化を繰り返し、所望とする厚みの反射
層形成層23を形成した後、この反射層形成層23を現
像液で現像し、アノード電極3の表示電極3a上に位置
形成される放電用小穴9を形成する部位と、補助電極3
bの部位に該当する非露光部24を溶出して反射層パタ
ーン25を得る。ここで、前記現像液としては、前記ペ
ーストに含有される紫外線硬化樹脂の種類に応じて選択
して用いる。
【0022】−焼成工程(第四工程)− 本工程は、反射層パターン25を焼成し(図2d参
照)、反射層パターン25中の有機成分を揮散させ、無
機成分のみからなるガラス化した白色の反射層8を得る
工程である(図2e参照)。ここで、反射層パターン2
5の焼成温度は、450℃〜600℃、好ましくは58
0℃とする。そして、この焼成により、反射層パターン
25を形成するペーストの樹脂等の有機成分が揮散し、
焼結・ガラス化した無機成分が残り、この残存した無機
成分が白色の反射層8を形成し、また同時にコーナー部
9aにアールを有する放電用小穴9をアノード電極3上
に形成する。
【0023】そして、以上の工程により形成した反射層
8は、緻密、白色化した反射率の高いものであり、また
放電用小穴9は、アノード電極3上に位置ずれなく、か
つ亀裂の発生もなく形成できた。更に、この方法により
形成した反射層8、放電用小穴9を備えたPDPは、表
示セル間の輝度のバラツキが少なく、大画面化に対応で
きるものであった。
【0024】−実施例2− 本実施例のPDPにあっては、図3に示すように、放電
用小穴9を、円形状小穴として形成し、反射層8、放電
用小穴9を、ポジ型フォトレジストを用いるフォトリソ
グラフィ法によって形成している。その他の構成につい
ては、前述した実施例1と同様であるので、その説明を
省略する。
【0025】次に、本実施例のPDPにおける反射層8
の形成方法について説明する。本実施例における反射層
の形成方法は、概略すると、図4に示すように、ポジ
型フォトレジスト層形成工程、紫外線露光工程、開
口部形成工程、反射層形成用ペースト充填工程、反
射層パターン形成工程、焼成工程、の六工程を有す
る。以下、各工程について説明する。
【0026】−ポジ型フォトレジスト層形成工程(第一
工程)− 本工程は、アノード電極3を設けた絶縁板2上にポジ型
フォトレジストを塗布してポジ型フォトレジスト層30
を得る工程である(図4a参照)。ここで、ポジ型フォ
トレジスト層30の厚みは、絶縁板2上に形成する反射
層8と同等もしくはそれ以上の厚みとする。なお、該ポ
ジ型フォトレジストとしては、ヘキストジャパン製のA
Z4903を用いた。
【0027】−紫外線露光工程(第二工程)− 本工程は、ポジ型フォトレジスト層30における反射層
形成部31を、マスク32を用いて紫外線を照射・露光
する工程である(図4b参照)。ここで、該紫外線の照
射・露光は、補助セル7に該当する部分と、放電用小穴
9に該当する部分を遮蔽できるマスク32を用い行う。
また、紫外線の照射量は、ポジ型フォトレジスト層30
の底まで露光する量とすることが必要である。
【0028】−開口部形成工程(第三工程)− 本工程は、露光されたポジ型フォトレジスト層30をア
ルカリ現像液により現像し、反射層形成部31を溶出・
除去して開口部33を形成する工程である(図4c参
照)。従って、放電用小穴8、補助セル7に該当する部
位以外のポジ型フォトレジスト層30がアルカリ現像液
によって現像・溶出することで、開口部33を得ること
ができる。
【0029】−反射層形成用ペースト充填工程(第四工
程)− 本工程は、開口部33に反射層形成用ペースト34を充
填する工程である(図4d参照)。該反射層形成用ペー
ストは、前述した実施例1で用いた無機粉末に、メタア
クリル系樹脂1〜20重量部、好ましくは、5重量部と
溶剤を混合して得たペーストを用いる。
【0030】−反射層パターン形成工程(第五工程)− 本工程は、反射層形成用ペースト34が充填されたポジ
型フォトレジスト層30に紫外線を照射し、残存するポ
ジ型フォトレジスト30aを現像液に対して可溶性した
後、アルカリ現像液で現像して、該ポジ型フォトレジス
ト30aを除去し、反射層形成用ペースト34のパター
ンのみを残し、反射層パターン35を形成する工程であ
る(図4e、図4f参照)。ここで、反射層形成用ペー
スト34が充填されたポジ型フォトレジスト層30への
紫外線の照射は、通常、開口部33に充填した反射層形
成用ペースト34が、ポジ型フォトレジスト層30の上
に付着・残存しているので、この付着した反射層形成用
ペースト34を研磨除去した後に行うか、あるいは反射
層形成用ペースト充填工程(第四工程)の前段階で行う
ようにしている。また、必要に応じて、絶縁体2の裏面
側から紫外線を照射することもある。このようにするこ
とで紫外線を十分に照射できる。そして、アノード電極
3の表示電極3a上に位置形成される放電用小穴9を形
成する部位と、補助電極3bの部位に残存するポジ型フ
ォトレジストを除去し、反射層8を形成する反射層パタ
ーン35を得る。
【0031】−焼成工程(第六工程)− 本工程は、前述した実施例1における焼成工程と同様で
ある。そして、この焼成により、反射層パターン35中
の有機成分を揮散させ、無機成分のみからなるガラス化
した白色の反射層8を得ることができ(図4g参照)、
同時に円形状の放電用小穴9がアノード電極3上に形成
できる。
【0032】そして、以上の工程により形成した反射層
8は、実施例1の場合と同じく、緻密、白色化した反射
率の高いものであり、また放電用小穴9は、アノード電
極3上に位置ずれなく、かつ亀裂の発生もなく形成でき
た。更に、この方法により形成した反射層8、放電用小
穴9を備えたPDPは、表示セル間の輝度のバラツキが
少なく、大画面化に対応できるものであった。
【0033】次に、前述した実施例1、2によるPDP
の効果を確認するために、反射層と、コーナー部にア
ールを有する四角形の放電用小穴を、ネガ型感光性ペー
ストを用いたフォトリソグラフィ法により形成した場合
(実施例1)、反射層と、円形状の放電用小穴を、ポ
ジ型フォトレジストを用いたフォトリソグラフィ法によ
り形成した場合(実施例2)、反射層と、四角形の放
電用小穴を、厚膜印刷法で形成した場合(従来手法)、
反射層と、四角形の放電用小穴を、ネガ型感光性ペー
ストを用いたフォトリソグラフィ法により形成した場合
(比較手法)のそれぞれについて、反射層8の形成によ
る放電用小穴9の位置精度と、焼成による亀裂発生率を
調べた処、表1に示すような結果を得た。なお、位置精
度は、B5サイズ基板におけるNi電極(アノード電
極)との最大ズレ量で測定し、また亀裂発生率は、複数
個の放電用小穴から無作為に100個選出し、その亀裂
のある個数を数えた。
【0034】そして、その結果、従来手法、比較手法の
場合、全ての放電用小穴に亀裂が認められたのに対し
て、実施例1の場合は、10%の放電用小穴に亀裂が認
められただけであり、実施例2の場合には、全く亀裂が
認められなかった。また従来手法の場合、±20μmの
ずれが認められたの対して、比較手法、実施例1、2の
場合は、±5μmのずれが認められたに過ぎなかった。
このことより、本実施例によれば、位置精度が良く、か
つ亀裂の発生しない放電用小穴を得ることができること
が確認できた。そして、この亀裂発生率、位置精度の差
が、表示セル間に大きな輝度バラツキの相違として表
れ、従来手法、比較手法の場合、PDPの表示特性の低
下が認められた。
【0035】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因に、前述した実施例におい
ては、放電用小穴を、円形、コーナー部にアールを形成
した四角形のもので説明したが、楕円形、その他多角形
のコーナー部にアールを形成した形状であってもよいこ
とは当然である。更に、前述した各実施例においては、
DC型PDPを例にとって説明したが、本発明は、その
他のすべてのPDPにもあてはまることは当然である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のPDPによれば、表示セルの底面の少なく
とも一部に反射層を設けることにより、蛍光体の発光し
た可視光を有効に利用でき、また電極の上に位置する反
射層に放電用小穴を設け、該放電用小穴を円形、または
多角形のコーナー部を曲面とした形状により、該反射層
と放電用小穴を形成するに際し、その焼成時の該放電用
小穴の歪の発生を軽減できるという効果を有する。
【0037】また、本発明の請求項2、3のPDPの製
造方法によれば、ネガ型感光性ペーストまたはポジ型フ
ォトレジストを用い、フォトリソグラフィ法により反射
層と放電用小穴を形成するので、ガラス化した白色で緻
密な反射層が寸法・位置精度良く形成でき、また電極の
上に放電用小穴が、所定の形状に、かつバラツキなく形
成できるという効果を有する。
【0038】従って、本発明によれば、反射層の放電用
小穴の形状を均一にし、放電特性に優れた反射層を備え
たPDPと、該反射層を、寸法・位置精度良く形成でき
るPDPの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示し、放電用小穴をコーナ
ー部にアールを形成した四角形穴とした場合のPDPの
概略斜視図である。
【図2】 ネガ型感光性ペーストを使用して反射層を形
成する構成を示す断面図である。
【図3】 放電用小穴を円形穴とした場合のPDPの概
略斜視図である。
【図4】 ポジ型フォトレジストを使用して反射層を形
成する構成を示す断面図である。
【図5】 PDPの模式図である。
【図6】 放電用小穴を四角形穴とした場合の従来例の
PDPの概略斜視図である。
【符号の説明】
1・・・前面板、2・・・背面板、3・・・アノード電
極、3a・・・表示電極、3b・・・補助電極、4・・
・カソード電極、5・・・障壁、5a・・・横障壁、5
b・・・縦障壁、6・・・表示セル、7・・・補助セ
ル、8・・・反射層、9・・・放電用小穴、9a・・・
放電用小穴のコーナー部、10・・・プライミングパ
ス、11,12,13・・・螢光体、20・・・ペース
ト層、21・・・反射層形成部、22・・・マスク、2
3・・・反射層形成層、24・・・非露光部、25・・
・反射層パターン、30・・・ポジ型フォトレジスト
層、30a・・・残存するポジ型フォトレジスト、31
・・・反射層形成部、32・・・マスク、33・・・開
口部、34・・・反射層形成用ペースト、35・・・反
射層パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 俊宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 河井 貴志 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 村上 宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 栗山 孝夫 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 宗本 英治 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の空間を隔てて一対の絶縁板を配
    し、該両絶縁板間に複数の電極群および障壁を設け、該
    障壁により表示セルを形成し、かつ該表示セルの底面の
    少なくとも一部に反射層を設けると共に、該電極の上に
    位置する反射層に放電用小穴を設け、該放電用小穴形状
    を円形、または多角形のコーナー部を曲面に形成してな
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 一定の空間を隔てて一対の絶縁板を配
    し、該両絶縁板間に複数の電極群および障壁を設け、該
    障壁により表示セルを形成し、かつ該表示セルの底面の
    少なくとも一部に反射層を設けると共に、前記電極の上
    に位置する反射層に放電用小穴を設けてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法であって、該反射層が、前
    記絶縁板上の全面に反射層形成用のネガ型感光性ペース
    トを塗布してペースト層を得る第一工程と、該ペースト
    層を乾燥した後、該ペースト層の反射層形成部に選択的
    に紫外線を照射・露光する第二工程と、該第一および第
    二工程を必要により数回繰り返して所望とする厚みペー
    スト層の反射層形成部を得た後、現像液を用いて該塗布
    膜を均一に現像して反射層パターンを得る第三工程と、
    該反射層パターンを焼成し、該反射層パターン中の有機
    成分を揮散させ、無機成分のみからなるガラス化した白
    色の反射層を得る第四工程を経て形成されることを特徴
    とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 一定の空間を隔てて一対の絶縁板を配
    し、該両絶縁板間に複数の電極群および障壁を設け、該
    障壁により表示セルを形成し、かつ該表示セルの底面の
    少なくとも一部に反射層を設けると共に、前記電極の上
    に位置する反射層に放電用小穴を設けてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法であって、該反射層が、前
    記絶縁板上に形成する反射層と同等もしくはそれ以上の
    厚みのポジ型フォトレジストを塗布してポジ型フォトレ
    ジスト層を得る第一工程と、該ポジ型フォトレジスト層
    における反射層形成部に選択的に紫外線を照射・露光す
    る第二工程と、該露光されたポジ型フォトレジスト層の
    反射層形成部をアルカリ現像液により現像し、該反射層
    形成部を除去して開口部を形成する第三工程と、該開口
    部に反射層形成用ペーストを充填する第四工程と、該反
    射層形成用ペーストが開口部に充填されたポジ型フォト
    レジスト層に紫外線を全面照射して現像液に対して可溶
    性にした後、該ポジ型フォトレジスト層をアルカリ現像
    液により現像し、該ポジ型フォトレジスト層を除去して
    反射層形成用ペーストのパターンのみを残し、反射層パ
    ターンを形成する第五工程と、該反射層パターンを焼成
    し、該反射層パターン中の有機成分を揮散させ、無機成
    分のみからなるガラス化した白色の反射層を得る第六工
    程を経て形成されることを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000003763A (ko) * 1998-06-29 2000-01-25 김영환 플라즈마 디스플레이 패널의 투명전극 형성방법
US6670063B1 (en) 1999-06-09 2003-12-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2006310162A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Ttt:Kk 放電型表示装置
KR100787467B1 (ko) * 2007-02-16 2007-12-26 삼성에스디아이 주식회사 디스플레이 장치와, 이를 제조하기 위한 방법

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