JPH08313843A - 視線追従方式による広視野高解像度映像提示装置 - Google Patents
視線追従方式による広視野高解像度映像提示装置Info
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- JPH08313843A JPH08313843A JP7116762A JP11676295A JPH08313843A JP H08313843 A JPH08313843 A JP H08313843A JP 7116762 A JP7116762 A JP 7116762A JP 11676295 A JP11676295 A JP 11676295A JP H08313843 A JPH08313843 A JP H08313843A
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広視野映像と狭視野映像を組合せ、同じ走査
線数のモニタを使用しても、周辺の背景を構成する広視
野映像を低解像度で表示し、視線に追従して注視点の狭
視野映像を高解像度で表示することができるので、現実
感の高い映像を装着者に与えることができ、また、特
に、視線追従範囲を垂直・水平の2次元に拡張した広視
野高解像度映像提示装置を得ることができる。 【構成】 装着者の視線に対応した映像を作成する作画
装置と、前記作画装置で作成した映像を装着者に提示す
る映像位置制御装置を含む映像提示装置と、前記装着者
の視線を検出する視線検出装置とを備え、かつ前記映像
位置制御装置は直角をなす2軸のまわりに回転可能なミ
ラーと前記ミラーを回転駆動する駆動装置とを有し、前
記視線検出装置からの信号によって前記作画装置を制御
しかつ前記映像位置制御装置を制御するように構成す
る。
線数のモニタを使用しても、周辺の背景を構成する広視
野映像を低解像度で表示し、視線に追従して注視点の狭
視野映像を高解像度で表示することができるので、現実
感の高い映像を装着者に与えることができ、また、特
に、視線追従範囲を垂直・水平の2次元に拡張した広視
野高解像度映像提示装置を得ることができる。 【構成】 装着者の視線に対応した映像を作成する作画
装置と、前記作画装置で作成した映像を装着者に提示す
る映像位置制御装置を含む映像提示装置と、前記装着者
の視線を検出する視線検出装置とを備え、かつ前記映像
位置制御装置は直角をなす2軸のまわりに回転可能なミ
ラーと前記ミラーを回転駆動する駆動装置とを有し、前
記視線検出装置からの信号によって前記作画装置を制御
しかつ前記映像位置制御装置を制御するように構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、臨場感の高い映像を
人に提示するための視線追従方式による広視野高解像度
映像提示装置に関するものである。
人に提示するための視線追従方式による広視野高解像度
映像提示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TVカメラで撮影した情景を臨場感を持
って人に視覚的に表示したり、あるいはコンピュータの
中で作られた仮想的世界を人に臨場感を持ってグラフィ
ック表示するために、ヘッドマウントディスプレイが開
発されている。このヘッドマウントディスプレイは人の
左右両眼の前にそれぞれ独立に小形のTVモニタを配置
し、立体感のある映像を人に提示することを可能にする
装置である。
って人に視覚的に表示したり、あるいはコンピュータの
中で作られた仮想的世界を人に臨場感を持ってグラフィ
ック表示するために、ヘッドマウントディスプレイが開
発されている。このヘッドマウントディスプレイは人の
左右両眼の前にそれぞれ独立に小形のTVモニタを配置
し、立体感のある映像を人に提示することを可能にする
装置である。
【0003】一般には、ゴニオメータや磁気的な方法で
計測される頭の動きに応じて、TVカメラあるいはコン
ピュータディスプレイ上に生成されるグラフィックス像
を操作し、そうして生成された映像を左右両眼のディス
プレイに提示することで、あたかもTVカメラの置かれ
た位置で外界を見ているかのような、あるいはコンピュ
ータグラフィックスが提示する映像の世界の中に実在し
てその世界を見ているかのような感覚を生成することが
できる。ヘッドマウントディスプレイはこうしたいわゆ
る人工現実感システムの視覚表示装置として注目されて
いるが、一方、左右両眼への映像提示に小形モニタを用
いるため、モニタの外枠が常に視野内に入り、臨場感が
損なわれるという欠点があることも指摘されている。
計測される頭の動きに応じて、TVカメラあるいはコン
ピュータディスプレイ上に生成されるグラフィックス像
を操作し、そうして生成された映像を左右両眼のディス
プレイに提示することで、あたかもTVカメラの置かれ
た位置で外界を見ているかのような、あるいはコンピュ
ータグラフィックスが提示する映像の世界の中に実在し
てその世界を見ているかのような感覚を生成することが
できる。ヘッドマウントディスプレイはこうしたいわゆ
る人工現実感システムの視覚表示装置として注目されて
いるが、一方、左右両眼への映像提示に小形モニタを用
いるため、モニタの外枠が常に視野内に入り、臨場感が
損なわれるという欠点があることも指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】人は通常眼球の中心を
軸として視野角±40゜の視野を有するといわれてい
る。従って、ヘッドマウントディスプレイではこの領域
をカバーする画面の大きさを有するTVモニタを両眼の
前方に配置しないと、人はTVモニタの枠が見えるた
め、結果的に提示される映像は枠を通して情景をのぞい
ているような感じを持つようになる。こうした問題を解
決する一つの方法は人の最大視野をカバーする画面を有
するTVモニタを導入することであるが、一般にTVモ
ニタに映像を表示する走査線の数は制限があるため(例
えば通常のNTSC方式では走査線は525本、高品位
TVモニタの走査線は1125本程度)、大きな画面の
TVモニタを使うと像の解像度が低下する。この解像度
の低下は人にぼけた像を提示することになり、臨場感を
損なう一因となる。
軸として視野角±40゜の視野を有するといわれてい
る。従って、ヘッドマウントディスプレイではこの領域
をカバーする画面の大きさを有するTVモニタを両眼の
前方に配置しないと、人はTVモニタの枠が見えるた
め、結果的に提示される映像は枠を通して情景をのぞい
ているような感じを持つようになる。こうした問題を解
決する一つの方法は人の最大視野をカバーする画面を有
するTVモニタを導入することであるが、一般にTVモ
ニタに映像を表示する走査線の数は制限があるため(例
えば通常のNTSC方式では走査線は525本、高品位
TVモニタの走査線は1125本程度)、大きな画面の
TVモニタを使うと像の解像度が低下する。この解像度
の低下は人にぼけた像を提示することになり、臨場感を
損なう一因となる。
【0005】この問題を解決するには、人の視力を損な
わない高解像度な映像を画面に表示できる走査線数の多
いTVモニタを開発することであるが、現状では人の視
野に対応する、高解像度TVモニタを開発することは技
術的に困難である。この発明は、このような視野の狭い
現状のヘッドマウントディスプレイの視野を、解像度を
落とすことなく拡大する方法を提供すべく成されたもの
である。人は注視点(眼球の中心軸すなわち視線を向け
て見ている対象の位置)およびその狭い周囲でのみもの
がよく見えて(通常は視線を中心に±5゜の領域)、そ
れ以外の領域では像がぼけて見えるという現象が知られ
ている。この発明はこうした生体の特性に注目し、オプ
トメカトロニクス的方法により、広視野・高解像度なモ
ニタを用いたのと等価な像を操作者に提示できる装置に
関するものである。
わない高解像度な映像を画面に表示できる走査線数の多
いTVモニタを開発することであるが、現状では人の視
野に対応する、高解像度TVモニタを開発することは技
術的に困難である。この発明は、このような視野の狭い
現状のヘッドマウントディスプレイの視野を、解像度を
落とすことなく拡大する方法を提供すべく成されたもの
である。人は注視点(眼球の中心軸すなわち視線を向け
て見ている対象の位置)およびその狭い周囲でのみもの
がよく見えて(通常は視線を中心に±5゜の領域)、そ
れ以外の領域では像がぼけて見えるという現象が知られ
ている。この発明はこうした生体の特性に注目し、オプ
トメカトロニクス的方法により、広視野・高解像度なモ
ニタを用いたのと等価な像を操作者に提示できる装置に
関するものである。
【0006】このような人の注視点及びその狭い周囲だ
けを高解像度に表示するためには、まず人の注視点すな
わち、人の視線を検出して、その人の視線に追従して高
解像度の映像を人に与えるのがうまい解決策である。こ
の特許出願の出願人は先にオプトメカトロニクス的方法
により人の視線を検出し、その人の視線に追従して高解
像度の映像を人に与えるヘッドマウントディスプレーを
提案した(平成5年特許願第174935号及び平成5
年特許願第222794号参照)。この先に提案された
視線追従型ヘッドマウントディスプレーは、作画装置と
映像提示装置と視線検出装置を備え、撮像装置はカメラ
装置と撮像方向制御装置とを有し、映像提示装置は、モ
ニタと接眼光学系とを備える。作画装置で撮影された映
像は処理されたのち、接眼光学系を通して装着者の眼球
に与えられる。装着者の眼球の視線が動くと、視線検出
装置で検出し、眼球の視線とモニタの中心とを一致さ
せ、また眼球の視線と一致するようにカメラ装置の向き
を変えるように構成したものであり、眼球の位置を正確
に測定して、その眼球の視線に対応した範囲の映像情報
だけを人の眼球に正面から与えるようにして映像情報を
絞り込んで解像度を上げることができるのであるが、視
線追従範囲が水平または垂直方向の一次元に制限される
という問題がある。
けを高解像度に表示するためには、まず人の注視点すな
わち、人の視線を検出して、その人の視線に追従して高
解像度の映像を人に与えるのがうまい解決策である。こ
の特許出願の出願人は先にオプトメカトロニクス的方法
により人の視線を検出し、その人の視線に追従して高解
像度の映像を人に与えるヘッドマウントディスプレーを
提案した(平成5年特許願第174935号及び平成5
年特許願第222794号参照)。この先に提案された
視線追従型ヘッドマウントディスプレーは、作画装置と
映像提示装置と視線検出装置を備え、撮像装置はカメラ
装置と撮像方向制御装置とを有し、映像提示装置は、モ
ニタと接眼光学系とを備える。作画装置で撮影された映
像は処理されたのち、接眼光学系を通して装着者の眼球
に与えられる。装着者の眼球の視線が動くと、視線検出
装置で検出し、眼球の視線とモニタの中心とを一致さ
せ、また眼球の視線と一致するようにカメラ装置の向き
を変えるように構成したものであり、眼球の位置を正確
に測定して、その眼球の視線に対応した範囲の映像情報
だけを人の眼球に正面から与えるようにして映像情報を
絞り込んで解像度を上げることができるのであるが、視
線追従範囲が水平または垂直方向の一次元に制限される
という問題がある。
【0007】この発明は上記の如き事情に鑑みてなされ
たものであって、広視野映像を提示することが可能であ
るとともに注視点において高解像度の映像を提示するこ
とができ、かつ、人の視線の検出が容易で、映像の追従
も良好に行うことができて、仮想現実感の実現を良好に
行うことができるとともに、装置の構成も簡単であり、
特に視線追従範囲を垂直・水平の2次元に拡張した投影
方式による眼球運動追従型視覚提示装置を提供すること
を目的とするものである。
たものであって、広視野映像を提示することが可能であ
るとともに注視点において高解像度の映像を提示するこ
とができ、かつ、人の視線の検出が容易で、映像の追従
も良好に行うことができて、仮想現実感の実現を良好に
行うことができるとともに、装置の構成も簡単であり、
特に視線追従範囲を垂直・水平の2次元に拡張した投影
方式による眼球運動追従型視覚提示装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の視線追従方式による広視野高解像度映像提示装
置は、装着者の視線に対応した映像を作成する作画装置
と、前記作画装置で作成した映像を装着者に提示する映
像提示装置と、前記装着者の視線を検出する視線検出装
置とを備え、前記作画装置は広視野映像を作成する広視
野映像作画装置と前記広視野映像よりも狭い視野角で高
解像度の狭視野映像を作成する狭視野映像作画装置とを
含み、前記映像提示装置は、前記作画装置で作成した映
像を表示する表示装置と、前記装着者の眼球の前方に配
置されていて前記表示装置に表示された映像を透過する
接眼光学系と、前記接眼光学系に入射する狭視野映像の
位置を制御する映像位置制御装置とを備え、前記表示装
置は前記広視野映像を表示する広視野映像モニタと前記
狭視野映像を表示する狭視野映像モニタとを有しかつ前
記映像位置制御装置は直角をなす2軸のまわりに回転可
能なミラーと前記ミラーを回転駆動する駆動装置とを有
し、前記視線検出装置からの信号によって前記作画装置
を制御しかつ前記映像位置制御装置を制御するように構
成したことを特徴としている。
の発明の視線追従方式による広視野高解像度映像提示装
置は、装着者の視線に対応した映像を作成する作画装置
と、前記作画装置で作成した映像を装着者に提示する映
像提示装置と、前記装着者の視線を検出する視線検出装
置とを備え、前記作画装置は広視野映像を作成する広視
野映像作画装置と前記広視野映像よりも狭い視野角で高
解像度の狭視野映像を作成する狭視野映像作画装置とを
含み、前記映像提示装置は、前記作画装置で作成した映
像を表示する表示装置と、前記装着者の眼球の前方に配
置されていて前記表示装置に表示された映像を透過する
接眼光学系と、前記接眼光学系に入射する狭視野映像の
位置を制御する映像位置制御装置とを備え、前記表示装
置は前記広視野映像を表示する広視野映像モニタと前記
狭視野映像を表示する狭視野映像モニタとを有しかつ前
記映像位置制御装置は直角をなす2軸のまわりに回転可
能なミラーと前記ミラーを回転駆動する駆動装置とを有
し、前記視線検出装置からの信号によって前記作画装置
を制御しかつ前記映像位置制御装置を制御するように構
成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】眼球の動きに対し光学系を操作して、常に視線
がモニタの中心一点を見つめるようにすると同時に、モ
ニタの中心領域には、直接眼球の前にモニタが置かれて
いる場合に眼球が注視するはずの領域の像を高解像度で
提示し、その領域の周囲の映像を低解像度で提示する装
置であり、その映像は映像を透過させる接眼光学系を用
いて装着者の正面から装着者に与えられる。
がモニタの中心一点を見つめるようにすると同時に、モ
ニタの中心領域には、直接眼球の前にモニタが置かれて
いる場合に眼球が注視するはずの領域の像を高解像度で
提示し、その領域の周囲の映像を低解像度で提示する装
置であり、その映像は映像を透過させる接眼光学系を用
いて装着者の正面から装着者に与えられる。
【0010】まず、装着者の眼球の直前に接眼光学系を
配置し、接眼光学系の一点を見つめさせると、その視線
は接眼光学系を透過し、更にハーフミラーにより外部に
取り出される。その視線方向をモニタの中心を向くよう
に変更すると、光学系の双方向性から結果的に装着者は
接眼光学系を介して、モニタの中心を見ることが出来
る。一方、眼球が動き視線の向きが変わったときは、そ
れをモニタの中心を通る軸上に置かれたセンサで眼球の
動きを捉えて検知し、それに応じてミラーの向きを2次
元で制御して、常に視線の向きがモニタの中央に固定さ
れるようにする。また、これと同時に、眼球の動きに応
じて作画装置を制御して、眼球の運動に応じた視線方向
の映像がモニタ中央に映し出されるようにする。ミラー
の制御や作画装置の制御は視線信号発信装置からの眼球
の位置信号にもとづき、それぞれの制御装置が行う。
配置し、接眼光学系の一点を見つめさせると、その視線
は接眼光学系を透過し、更にハーフミラーにより外部に
取り出される。その視線方向をモニタの中心を向くよう
に変更すると、光学系の双方向性から結果的に装着者は
接眼光学系を介して、モニタの中心を見ることが出来
る。一方、眼球が動き視線の向きが変わったときは、そ
れをモニタの中心を通る軸上に置かれたセンサで眼球の
動きを捉えて検知し、それに応じてミラーの向きを2次
元で制御して、常に視線の向きがモニタの中央に固定さ
れるようにする。また、これと同時に、眼球の動きに応
じて作画装置を制御して、眼球の運動に応じた視線方向
の映像がモニタ中央に映し出されるようにする。ミラー
の制御や作画装置の制御は視線信号発信装置からの眼球
の位置信号にもとづき、それぞれの制御装置が行う。
【0011】
【実施例】図1(a),(b)にこの発明の基本的考え
方を示す。例えば人が肉眼で対象物10を見つめる場合
を考える。まず眼球が符号15で示す位置にあってその
視線が50の方向を向き、物体10上の点P1 を注視す
るとする。また次に視線の向きを変えて、眼球を15′
の位置に動かし、視線を50′の方向に向けて、点P2
を注視する状況を想定する。この時、人の視覚系の特性
から、各眼球位置において人は注視点P1 ,P2 の近傍
で高分解能な映像を取得することができる。一方、注視
点からはなれた外方位置の状態は明瞭には判別できない
から、広画角・低分解能な映像を得ることができる。こ
うした視覚の特性を利用して、視線方向の注視点のみ常
に高分解能な映像を提示するようにして、等価的に広画
角・高分解能な映像を提示することを考える。
方を示す。例えば人が肉眼で対象物10を見つめる場合
を考える。まず眼球が符号15で示す位置にあってその
視線が50の方向を向き、物体10上の点P1 を注視す
るとする。また次に視線の向きを変えて、眼球を15′
の位置に動かし、視線を50′の方向に向けて、点P2
を注視する状況を想定する。この時、人の視覚系の特性
から、各眼球位置において人は注視点P1 ,P2 の近傍
で高分解能な映像を取得することができる。一方、注視
点からはなれた外方位置の状態は明瞭には判別できない
から、広画角・低分解能な映像を得ることができる。こ
うした視覚の特性を利用して、視線方向の注視点のみ常
に高分解能な映像を提示するようにして、等価的に広画
角・高分解能な映像を提示することを考える。
【0012】そのために、図1(a)と等価なディスプ
レイ系として図1(b)のような系を考える。すなわ
ち、まず図1(b)の(イ)のように眼球の運動に応じ
てその視線方向にモニタの位置が動くディスプレイ系
と、図1(b)の(ロ)に示すように、カメラの位置
O′および光軸が図1(a)の眼球の位置Oおよび視線
と一致するように置かれた撮像系を想定する。ここで眼
球が図1(a)の位置15に対応する図1(b)の位置
15にある時に、カメラ装置5を視線50の方向に向
け、点P1 を撮像してその注視点像を高解像度で視線5
0方向にモニタ122に写し、また、眼球が15′に移
動したときはその動きを検出して、それに追従するよう
にモニタ122を視線50′方向の122′の位置に動
かすと同時に、カメラもまたその視線50′に一致する
方向に動かし、点P2 を撮像してその注視点像を高解像
度で位置122′にあるモニタ122に写す。ここでモ
ニタの大きさを高視力を有する眼球の狭視野をカバーす
る程度の大きさにすれば、人は図1(b)のシステムで
も図1(a)とほぼ同様の映像を受容することができ
る。ここで、図1(b)の(イ)のようにモニタ122
を動かせば、対象物10の全面を一度に提示する固定モ
ニタを用いる場合よりも、小さい画面のモニタで同様の
像の提示効果を得ることが出来るから、同一走査線数の
モニタを利用する場合、より解像度の高い像を提示する
ことが可能になる。次に狭視野映像の作成と同様に、広
視野映像も装着者の視線と一致させて作成し、人が低視
力となる眼球の広視野をカバーする程度の大きさのモニ
タに提示し、狭視野映像を広視野映像中にスーパーイン
ポーズして装着者に与える。ただし、図1(b)の
(イ)のようにモニタ122を高速な眼球の動きに応じ
て動かすのは困難であるから、この発明ではこれと等価
な効果を、光学系を用いて実現することを考える。
レイ系として図1(b)のような系を考える。すなわ
ち、まず図1(b)の(イ)のように眼球の運動に応じ
てその視線方向にモニタの位置が動くディスプレイ系
と、図1(b)の(ロ)に示すように、カメラの位置
O′および光軸が図1(a)の眼球の位置Oおよび視線
と一致するように置かれた撮像系を想定する。ここで眼
球が図1(a)の位置15に対応する図1(b)の位置
15にある時に、カメラ装置5を視線50の方向に向
け、点P1 を撮像してその注視点像を高解像度で視線5
0方向にモニタ122に写し、また、眼球が15′に移
動したときはその動きを検出して、それに追従するよう
にモニタ122を視線50′方向の122′の位置に動
かすと同時に、カメラもまたその視線50′に一致する
方向に動かし、点P2 を撮像してその注視点像を高解像
度で位置122′にあるモニタ122に写す。ここでモ
ニタの大きさを高視力を有する眼球の狭視野をカバーす
る程度の大きさにすれば、人は図1(b)のシステムで
も図1(a)とほぼ同様の映像を受容することができ
る。ここで、図1(b)の(イ)のようにモニタ122
を動かせば、対象物10の全面を一度に提示する固定モ
ニタを用いる場合よりも、小さい画面のモニタで同様の
像の提示効果を得ることが出来るから、同一走査線数の
モニタを利用する場合、より解像度の高い像を提示する
ことが可能になる。次に狭視野映像の作成と同様に、広
視野映像も装着者の視線と一致させて作成し、人が低視
力となる眼球の広視野をカバーする程度の大きさのモニ
タに提示し、狭視野映像を広視野映像中にスーパーイン
ポーズして装着者に与える。ただし、図1(b)の
(イ)のようにモニタ122を高速な眼球の動きに応じ
て動かすのは困難であるから、この発明ではこれと等価
な効果を、光学系を用いて実現することを考える。
【0013】以下に、その詳細を一実施例を示す図面を
用いて説明する。図2において、1は広視野高解像度映
像提示装置である。広視野高解像度映像提示装置1は右
眼用装置100aと左眼用装置100bを備えている。
右眼用装置100aは装着者14の右眼15aに与える
映像を取扱う装置であり、左眼用装置100bは装着者
14の左眼15bに与える映像を取扱う装置であるが、
右眼用装置100aと左眼用装置100bとは対称的な
構成であるので、ここでは右眼用装置100aについて
説明する。右眼用装置100aは作画装置2と映像提示
装置3と視線検出装置4とを備えている。作画装置2は
主としてモニタで提示すべき映像を作成するための装置
である。作画装置2はコンピュータグラフィックス装置
や対象物10を撮影して映像を作成する撮像装置2aで
構成することができるが、いずれの場合も、その作成さ
れる映像は装着者14の視線50に対応した内容のもの
であって、したがって装着者14の視線50が変われば
映像の内容も変るものである。以下に説明する実施例で
は作画装置2として対象物10を撮影して映像を作成す
る撮像装置2aを用いる場合について説明する。又、映
像提示装置3は、装着者14に作画装置2で作成した映
像を提示するための装置である。又、視線検出装置4は
装着者14の眼球運動を測定して視線を検出し作画装置
2(撮像装置2a)及び映像提示装置3を制御するため
の装置である。
用いて説明する。図2において、1は広視野高解像度映
像提示装置である。広視野高解像度映像提示装置1は右
眼用装置100aと左眼用装置100bを備えている。
右眼用装置100aは装着者14の右眼15aに与える
映像を取扱う装置であり、左眼用装置100bは装着者
14の左眼15bに与える映像を取扱う装置であるが、
右眼用装置100aと左眼用装置100bとは対称的な
構成であるので、ここでは右眼用装置100aについて
説明する。右眼用装置100aは作画装置2と映像提示
装置3と視線検出装置4とを備えている。作画装置2は
主としてモニタで提示すべき映像を作成するための装置
である。作画装置2はコンピュータグラフィックス装置
や対象物10を撮影して映像を作成する撮像装置2aで
構成することができるが、いずれの場合も、その作成さ
れる映像は装着者14の視線50に対応した内容のもの
であって、したがって装着者14の視線50が変われば
映像の内容も変るものである。以下に説明する実施例で
は作画装置2として対象物10を撮影して映像を作成す
る撮像装置2aを用いる場合について説明する。又、映
像提示装置3は、装着者14に作画装置2で作成した映
像を提示するための装置である。又、視線検出装置4は
装着者14の眼球運動を測定して視線を検出し作画装置
2(撮像装置2a)及び映像提示装置3を制御するため
の装置である。
【0014】撮像装置2aは対象物10を撮影するカメ
ラ装置5とカメラ装置5の撮像方向を制御する撮像方向
制御装置6とを備えている。カメラ装置5はこの実施例
では一対の広視野用TVカメラ5A,狭視野用TVカメ
ラ5aを備え、また撮像方向制御装置6は、ハーフミラ
ー60A、ミラー60a、スキャナー61A,61a、
スキャナ駆動回路62、スキャナコントローラー63か
らなっている。
ラ装置5とカメラ装置5の撮像方向を制御する撮像方向
制御装置6とを備えている。カメラ装置5はこの実施例
では一対の広視野用TVカメラ5A,狭視野用TVカメ
ラ5aを備え、また撮像方向制御装置6は、ハーフミラ
ー60A、ミラー60a、スキャナー61A,61a、
スキャナ駆動回路62、スキャナコントローラー63か
らなっている。
【0015】広視野用TVカメラ5A、狭視野用TVカ
メラ5aは自動焦点機能を備えていて、TVカメラ5
A、及び5aの焦点は対象物10の表面上の同一点Pに
一致している。広視野用TVカメラ5Aで撮像された広
視野映像40は画像処理装置12Aで画像処理された後
に広視野用モニタ24Aに表示される。狭視野用TVカ
メラ5aで撮像された狭視野映像41は画像処理装置1
2aで画像処理された後に狭視野用モニタ24aに表示
される。ここで注意すべき点は、広視野映像40と狭視
野映像41とは後にスーパーインポーズにより重ね合わ
されるのであるが、広視野映像40中の中央で狭視野映
像41が重ね合わされるべき部分は映像が欠除されて存
在しない。このような広視野映像40の画像処理は画像
処理装置12Aで行われる。広視野映像40と狭視野映
像41は映像提示装置3の接眼光学系13に送られる。
メラ5aは自動焦点機能を備えていて、TVカメラ5
A、及び5aの焦点は対象物10の表面上の同一点Pに
一致している。広視野用TVカメラ5Aで撮像された広
視野映像40は画像処理装置12Aで画像処理された後
に広視野用モニタ24Aに表示される。狭視野用TVカ
メラ5aで撮像された狭視野映像41は画像処理装置1
2aで画像処理された後に狭視野用モニタ24aに表示
される。ここで注意すべき点は、広視野映像40と狭視
野映像41とは後にスーパーインポーズにより重ね合わ
されるのであるが、広視野映像40中の中央で狭視野映
像41が重ね合わされるべき部分は映像が欠除されて存
在しない。このような広視野映像40の画像処理は画像
処理装置12Aで行われる。広視野映像40と狭視野映
像41は映像提示装置3の接眼光学系13に送られる。
【0016】映像提示装置3は一対の接眼光学系13を
有する。また表示装置として広視野用モニタ24A、狭
視野用モニタ24aとを有する。更に映像位置制御装置
101を有する。接眼光学系13は接眼レンズ29a,
29bで構成され、或るいは平成5年特許願第1749
35号及び平成5年特許願第222794号明細書、図
面に記載されたものを使用することができる。
有する。また表示装置として広視野用モニタ24A、狭
視野用モニタ24aとを有する。更に映像位置制御装置
101を有する。接眼光学系13は接眼レンズ29a,
29bで構成され、或るいは平成5年特許願第1749
35号及び平成5年特許願第222794号明細書、図
面に記載されたものを使用することができる。
【0017】この映像位置制御装置101は、人間の視
覚が視線方向の一定領域にのみ高解像度の像を受容する
能力を持つことに着目し、視線検出によって得られた視
線方向の一定領域に高解像度の狭視野映像41を提示
し、その周囲には低解像度だが広視野の広視野映像40
を提示することによって、広視野で高解像度の映像を提
示したのと同じ効果を得るためのものである。視線追従
範囲を垂直・水平の2次元に拡張した点がこの発明の視
線追従による映像位置制御装置101の特徴である。
覚が視線方向の一定領域にのみ高解像度の像を受容する
能力を持つことに着目し、視線検出によって得られた視
線方向の一定領域に高解像度の狭視野映像41を提示
し、その周囲には低解像度だが広視野の広視野映像40
を提示することによって、広視野で高解像度の映像を提
示したのと同じ効果を得るためのものである。視線追従
範囲を垂直・水平の2次元に拡張した点がこの発明の視
線追従による映像位置制御装置101の特徴である。
【0018】その基本原理は、図2に示すように、まず
同種の2つの広視野用モニタ24A、狭視野用モニタ2
4aの映像から対物レンズ30A,30aにより、それ
ぞれ広視野・低解像度の広視野映像40と狭視野・高解
像度の狭視野映像41が生成する。低解像度の広視野映
像40はハーフミラー31を透過し、高解像度の狭視野
映像41は、ハーフミラー31を反射させることによっ
てスーパーインポーズした映像を装着者14に投影す
る。そして後述する視線検出装置4によって検出された
視線方向データに応じて狭視野映像41を常に視線方向
に一致するように提示させるものである。そして狭視野
映像の提示位置を視線方向に常に一致させるためには、
水平・垂直の両方向に視線追従範囲を拡張することは不
可欠であり、そのためには入射した狭視野映像41をハ
ーフミラーなどの反射によって、2次元に移動追従させ
る機構が必要になる。高解像度の狭視野映像を2次元移
動を実現させる機構としてはジンバルを使用したジンバ
ル方式と分離した2軸を使用した分離制御方式が考えら
れる。
同種の2つの広視野用モニタ24A、狭視野用モニタ2
4aの映像から対物レンズ30A,30aにより、それ
ぞれ広視野・低解像度の広視野映像40と狭視野・高解
像度の狭視野映像41が生成する。低解像度の広視野映
像40はハーフミラー31を透過し、高解像度の狭視野
映像41は、ハーフミラー31を反射させることによっ
てスーパーインポーズした映像を装着者14に投影す
る。そして後述する視線検出装置4によって検出された
視線方向データに応じて狭視野映像41を常に視線方向
に一致するように提示させるものである。そして狭視野
映像の提示位置を視線方向に常に一致させるためには、
水平・垂直の両方向に視線追従範囲を拡張することは不
可欠であり、そのためには入射した狭視野映像41をハ
ーフミラーなどの反射によって、2次元に移動追従させ
る機構が必要になる。高解像度の狭視野映像を2次元移
動を実現させる機構としてはジンバルを使用したジンバ
ル方式と分離した2軸を使用した分離制御方式が考えら
れる。
【0019】まずジンバル方式を図3について説明す
る。図3はジンバル方式の構成を示している。ハーフミ
ラー31を駆動する駆動装置であるスキャナー35,3
6とハーフミラー31の部分をジンバル32によって2
軸化し直交する回転軸33,34に関して回転可能とし
たものである。この方式では映像光路が短く光学設計も
容易で、機器配置のための位置調整などが簡単である。
しかしながらこの方式では、狭視野映像41を垂直に移
動させるために、スキャナー35,36で2軸とも動か
す必要があり、かつこの場合には図4に示すように映像
の回転が発生する。
る。図3はジンバル方式の構成を示している。ハーフミ
ラー31を駆動する駆動装置であるスキャナー35,3
6とハーフミラー31の部分をジンバル32によって2
軸化し直交する回転軸33,34に関して回転可能とし
たものである。この方式では映像光路が短く光学設計も
容易で、機器配置のための位置調整などが簡単である。
しかしながらこの方式では、狭視野映像41を垂直に移
動させるために、スキャナー35,36で2軸とも動か
す必要があり、かつこの場合には図4に示すように映像
の回転が発生する。
【0020】次に分離制御方式を図5について説明す
る。図5は分離制御方式の構成を示している。これは構
成にさらにミラー37を追加し、駆動装置である2つの
スキャナー42,43によって別個に配置した回転軸4
4,45に取付けた別個のハーフミラー31、ミラー3
7を回転させ狭視野映像41の水平・垂直方向移動を別
々に制御する方式である。この方式では、ジンバル方式
に比べ映像光路が長くなるが、図6に示すように狭視野
映像41はスキャナー42により垂直方向に、スキャナ
ー43により水平方向に移動可能であるため、制御が容
易で、かつ映像の回転が発生しない。
る。図5は分離制御方式の構成を示している。これは構
成にさらにミラー37を追加し、駆動装置である2つの
スキャナー42,43によって別個に配置した回転軸4
4,45に取付けた別個のハーフミラー31、ミラー3
7を回転させ狭視野映像41の水平・垂直方向移動を別
々に制御する方式である。この方式では、ジンバル方式
に比べ映像光路が長くなるが、図6に示すように狭視野
映像41はスキャナー42により垂直方向に、スキャナ
ー43により水平方向に移動可能であるため、制御が容
易で、かつ映像の回転が発生しない。
【0021】尚、図2には分離制御方式の映像位置制御
装置101が示されている。図7には分離制御方式の映
像位置制御装置101の構成が斜視図で示されている。
装置101が示されている。図7には分離制御方式の映
像位置制御装置101の構成が斜視図で示されている。
【0022】一方、ハーフミラー71の透過側には視線
検出装置4が配置されている。視線検出装置4はレンズ
72、分割型光検出器(APD)、赤外CCDカメラ等
の光検出器73及び眼球照明用光学装置74を備えてい
る。眼球照明用光学装置74は赤外LED75を備えて
いる。光検出器73は増幅回路76を介して眼球位置演
算回路77に接続し、眼球位置演算回路77の出力はス
キャナコントローラー78、スキャナコントローラー6
3、画像処理装置12Aに入力される。
検出装置4が配置されている。視線検出装置4はレンズ
72、分割型光検出器(APD)、赤外CCDカメラ等
の光検出器73及び眼球照明用光学装置74を備えてい
る。眼球照明用光学装置74は赤外LED75を備えて
いる。光検出器73は増幅回路76を介して眼球位置演
算回路77に接続し、眼球位置演算回路77の出力はス
キャナコントローラー78、スキャナコントローラー6
3、画像処理装置12Aに入力される。
【0023】眼球位置演算回路77は例えばコンピュー
タとソフトウェアによって構成することができ、光検出
器73の出力信号に基づいて眼球の位置15を演算し
て、スキャナコントローラー78、スキャナコントロー
ラー63、画像処理装置12Aに入力する。スキャナコ
ントローラー78は例えばコンピュータとソフトウェア
とによって構成することができ、眼球位置演算回路77
からの信号によってスキャナ42,43の駆動量を算出
しスキャナ駆動回路81の動作を制御する。
タとソフトウェアによって構成することができ、光検出
器73の出力信号に基づいて眼球の位置15を演算し
て、スキャナコントローラー78、スキャナコントロー
ラー63、画像処理装置12Aに入力する。スキャナコ
ントローラー78は例えばコンピュータとソフトウェア
とによって構成することができ、眼球位置演算回路77
からの信号によってスキャナ42,43の駆動量を算出
しスキャナ駆動回路81の動作を制御する。
【0024】スキャナコントローラー63は、例えばコ
ンピュータとソフトウェアとによって構成することがで
き、眼球位置演算回路77からの信号によってスキャナ
61の駆動量を算出し、スキャナ駆動回路62の動作を
制御する。なお、図2において実線は電気的接続を示
し、破線は光軸を示している。
ンピュータとソフトウェアとによって構成することがで
き、眼球位置演算回路77からの信号によってスキャナ
61の駆動量を算出し、スキャナ駆動回路62の動作を
制御する。なお、図2において実線は電気的接続を示
し、破線は光軸を示している。
【0025】このように構成された広視野高解像度映像
提示装置1における映像の提示操作は次の通りである。
遠隔の作業環境にある対象物10は一対の広視野用TV
カメラ5Aで撮影され、その信号は画像処理装置12A
で処理された後に広視野用モニタ24Aに表示される。
画像処理装置12Aにおける処理の内容としては、例え
ば、狭視野映像が表示されるべき画面の中央部の映像の
消去またはノイズの消去等の処理がある。一方、同じく
対象物10は一対の狭視野用TVカメラ5aで撮影さ
れ、その信号は画像処理装置12aで処理された後に狭
視野用モニタ24aに表示される。画像処理装置12a
における処理の内容としては映像の縮小またはノイズの
消去等の処理がある。
提示装置1における映像の提示操作は次の通りである。
遠隔の作業環境にある対象物10は一対の広視野用TV
カメラ5Aで撮影され、その信号は画像処理装置12A
で処理された後に広視野用モニタ24Aに表示される。
画像処理装置12Aにおける処理の内容としては、例え
ば、狭視野映像が表示されるべき画面の中央部の映像の
消去またはノイズの消去等の処理がある。一方、同じく
対象物10は一対の狭視野用TVカメラ5aで撮影さ
れ、その信号は画像処理装置12aで処理された後に狭
視野用モニタ24aに表示される。画像処理装置12a
における処理の内容としては映像の縮小またはノイズの
消去等の処理がある。
【0026】広視野用モニタ24Aは映像を光路54に
投入する。光路54では広視野用モニタ24Aからの光
はハーフミラー31を透過し、次に接眼光学系13を通
して装着者14の眼球15に入射する。一方、狭視野用
モニタ24aの映像は光路55からミラー37で反射
し、ハーフミラー31で反射されて光路54に投入され
る。光路54では広視野映像40と狭視野映像41とが
重なり合い、広視野映像40の映像切欠き部分に狭視野
映像41がはめ込まれた状態の図8に示すように合成映
像となり、この合成映像が装着者14の眼球15に与え
られて眼球15の網膜上に結像する。これによって、装
着者14の眼球15の前方に対象物10上の点Pの注視
点像と周辺像が合成映像により形成される。このとき、
眼球15の位置すなわち視線は視線検出装置4によって
測定されている。視線検出装置4では赤外LED75か
ら赤外光が発光し、眼球15を照明する。眼球15から
の反射した赤外光は、接眼光学系13を通して光路54
に投入され、ハーフミラー71を通過して、視線検出装
置4に達し、レンズ72を通して光検出器73に入射す
る。光検出器73では眼球15の位置の変化によって出
力に変化が生じ、その信号を増幅回路76を介して眼球
位置演算回路77に入力し、眼球位置演算回路77が眼
球の位置15を算出する。
投入する。光路54では広視野用モニタ24Aからの光
はハーフミラー31を透過し、次に接眼光学系13を通
して装着者14の眼球15に入射する。一方、狭視野用
モニタ24aの映像は光路55からミラー37で反射
し、ハーフミラー31で反射されて光路54に投入され
る。光路54では広視野映像40と狭視野映像41とが
重なり合い、広視野映像40の映像切欠き部分に狭視野
映像41がはめ込まれた状態の図8に示すように合成映
像となり、この合成映像が装着者14の眼球15に与え
られて眼球15の網膜上に結像する。これによって、装
着者14の眼球15の前方に対象物10上の点Pの注視
点像と周辺像が合成映像により形成される。このとき、
眼球15の位置すなわち視線は視線検出装置4によって
測定されている。視線検出装置4では赤外LED75か
ら赤外光が発光し、眼球15を照明する。眼球15から
の反射した赤外光は、接眼光学系13を通して光路54
に投入され、ハーフミラー71を通過して、視線検出装
置4に達し、レンズ72を通して光検出器73に入射す
る。光検出器73では眼球15の位置の変化によって出
力に変化が生じ、その信号を増幅回路76を介して眼球
位置演算回路77に入力し、眼球位置演算回路77が眼
球の位置15を算出する。
【0027】次に、装着者14が視線を動かして、つま
り眼球15を動かすと、その眼球15の赤外光で照明さ
れた像は接眼光学系13を通しハーフミラー71を透過
して視線検出装置4に入る。視線検出装置4では眼球1
5の像はレンズ72を通して光検出器73で検出され、
その像の信号が増幅回路76で増幅されて眼球位置演算
回路77に入力され、そこで眼球の位置15の移動量及
び位置が検出される。そしてその眼球位置信号を撮像方
向制御装置6に入力し、撮像方向制御装置6は眼球の視
線の方向に狭視野用TVカメラ5aの撮像方向を変え
る。
り眼球15を動かすと、その眼球15の赤外光で照明さ
れた像は接眼光学系13を通しハーフミラー71を透過
して視線検出装置4に入る。視線検出装置4では眼球1
5の像はレンズ72を通して光検出器73で検出され、
その像の信号が増幅回路76で増幅されて眼球位置演算
回路77に入力され、そこで眼球の位置15の移動量及
び位置が検出される。そしてその眼球位置信号を撮像方
向制御装置6に入力し、撮像方向制御装置6は眼球の視
線の方向に狭視野用TVカメラ5aの撮像方向を変え
る。
【0028】これによって、装着者14の視線と狭視野
用TVカメラ5aの視線とが一致する。こうして装着者
14の視線が向いた方向の映像情報だけが狭視野用TV
カメラ5aで撮影されて狭視野用モニタ24a上に表示
されることになる。
用TVカメラ5aの視線とが一致する。こうして装着者
14の視線が向いた方向の映像情報だけが狭視野用TV
カメラ5aで撮影されて狭視野用モニタ24a上に表示
されることになる。
【0029】一方、装着者14の眼球15が動くことに
よって、眼球15からモニタ24aに至る光路54が変
化し、従って眼球15がモニタ24aの中心を見なくな
るので、これを一致させるために眼球位置演算回路77
で算出した眼球15の回転角θの1/2すなわち(1/
2)θだけハーフミラー31,ミラー37を回転させて
眼球15の視線をモニタ24aの中心に一致させる。こ
の狭視野映像41の位置は、ミラー37を回転させるこ
とにより垂直方向に、ハーフミラー31を回転させるこ
とにより水平方向に制御可能である。
よって、眼球15からモニタ24aに至る光路54が変
化し、従って眼球15がモニタ24aの中心を見なくな
るので、これを一致させるために眼球位置演算回路77
で算出した眼球15の回転角θの1/2すなわち(1/
2)θだけハーフミラー31,ミラー37を回転させて
眼球15の視線をモニタ24aの中心に一致させる。こ
の狭視野映像41の位置は、ミラー37を回転させるこ
とにより垂直方向に、ハーフミラー31を回転させるこ
とにより水平方向に制御可能である。
【0030】このハーフミラー31、ミラー37の制御
はスキャナコントローラー78からの眼球位置信号にも
とずいてスキャナ駆動回路81がスキャナ42,43を
駆動して行う。このようにして眼球15の視線とモニタ
24aの中心が一致すると、モニタ24A、24aの像
が、装着者14の眼球15に入射され、眼球前方に先ほ
どのTVカメラ5A、5aでとらえた視線方向の合成映
像情報が形成される。こうして、本装置は視線が変化し
ても視線方向の映像のみを眼球に入射することを可能に
し、図1bと等価な効果をもつ系の構成を可能にする。
はスキャナコントローラー78からの眼球位置信号にも
とずいてスキャナ駆動回路81がスキャナ42,43を
駆動して行う。このようにして眼球15の視線とモニタ
24aの中心が一致すると、モニタ24A、24aの像
が、装着者14の眼球15に入射され、眼球前方に先ほ
どのTVカメラ5A、5aでとらえた視線方向の合成映
像情報が形成される。こうして、本装置は視線が変化し
ても視線方向の映像のみを眼球に入射することを可能に
し、図1bと等価な効果をもつ系の構成を可能にする。
【0031】なお、本説明では視線方向に狭視野用TV
カメラ5aを制御して狭視野用モニタ24a上に像を提
示するシステムについて記述したが、眼球位置信号に応
じて、コンピュータグラフィックス像を制御すれば仮想
の世界を表示する仮想現実感システムを得ることも可能
である。
カメラ5aを制御して狭視野用モニタ24a上に像を提
示するシステムについて記述したが、眼球位置信号に応
じて、コンピュータグラフィックス像を制御すれば仮想
の世界を表示する仮想現実感システムを得ることも可能
である。
【0032】
【発明の効果】このように、この発明の視線追従方式に
よる広視野高解像度映像提示装置においては、図8に示
すように、広視野映像と狭視野映像を組合せ、同じ走査
線数のモニタを使用しても、周辺の背景を構成する広視
野映像を低解像度で表示し、注視点の狭視野映像を高解
像度で表示することができるので、現実感の高い映像を
装着者に与えることができる。しかも特に重要の点とし
て、この発明の視線追従方式による広視野高解像度映像
提示装置では、映像を接眼光学系を通して装着者の前方
から入射するので、映像の光路を屈折させる回数が少な
くなるなど、光路の構成が簡単になるので、映像にゆが
みが発生することが少なく、良好な映像を与えることが
できる。装着者の視線に追従してTVカメラの視線が変
化し、装着者の視線が向いた方向における映像だけを装
着者に与えることができるので、その視線方向周囲の像
を高解像で提示することで比較的小画面でも画面の枠を
意識させない高精度な像を表示することができ、装着者
は良好な視覚人工現実感を得ることができる。また、視
線を正確に測定することを可能にするとともに、視線の
追跡も容易にし、また、回転楕円鏡の焦点に人の眼球を
一致させる必要もないので装置の構成も単純化する効果
をもつ。また、特に、視線追従範囲を垂直・水平の2次
元に拡張した広視野高解像度映像提示装置を得ることが
できる。
よる広視野高解像度映像提示装置においては、図8に示
すように、広視野映像と狭視野映像を組合せ、同じ走査
線数のモニタを使用しても、周辺の背景を構成する広視
野映像を低解像度で表示し、注視点の狭視野映像を高解
像度で表示することができるので、現実感の高い映像を
装着者に与えることができる。しかも特に重要の点とし
て、この発明の視線追従方式による広視野高解像度映像
提示装置では、映像を接眼光学系を通して装着者の前方
から入射するので、映像の光路を屈折させる回数が少な
くなるなど、光路の構成が簡単になるので、映像にゆが
みが発生することが少なく、良好な映像を与えることが
できる。装着者の視線に追従してTVカメラの視線が変
化し、装着者の視線が向いた方向における映像だけを装
着者に与えることができるので、その視線方向周囲の像
を高解像で提示することで比較的小画面でも画面の枠を
意識させない高精度な像を表示することができ、装着者
は良好な視覚人工現実感を得ることができる。また、視
線を正確に測定することを可能にするとともに、視線の
追跡も容易にし、また、回転楕円鏡の焦点に人の眼球を
一致させる必要もないので装置の構成も単純化する効果
をもつ。また、特に、視線追従範囲を垂直・水平の2次
元に拡張した広視野高解像度映像提示装置を得ることが
できる。
【図1】眼球と対象物、眼球とディスプレイ、及びTV
カメラと対象物の関係を示す説明図。
カメラと対象物の関係を示す説明図。
【図2】広視野高解像度映像提示装置の構成説明図。
【図3】ジンバル方式による映像位置制御装置の基本構
成斜視説明図。
成斜視説明図。
【図4】ジンバル方式による映像提示の状態を示す説明
図。
図。
【図5】軸別制御方式による映像位置制御装置の基本構
成斜視説明図。
成斜視説明図。
【図6】軸別制御方式による映像提示の状態を示す説明
図。
図。
【図7】軸別制御方式による映像位置制御装置の斜視説
明図。
明図。
【図8】組合せ映像を示す説明図。
1 広視野高解像度映像提示装置 2 作画装置 2a 撮像装置 3 映像提示装置 4 視線検出装置 5 カメラ装置 5A 広視野用TVカメラ 5a 狭視野用TVカメラ 6 撮像方向制御装置 10 対象物 12A 画像処理装置 12a 画像処理装置 13 接眼光学系 14 装着者 15a 右眼 15b 左眼 24A 広視野用モニタ 24a 狭視野用モニタ 29a 接眼レンズ 29b 接眼レンズ 30A 対物レンズ 30a 対物レンズ 31 ハーフミラー 32 ジンバル 33 回転軸 34 回転軸 35 スキャナ 36 スキャナ 40 広視野映像 41 狭視野映像 42 スキャナ 43 スキャナ 44 回転軸 45 回転軸 50′ 方向 50 視線 54 光路 55 光路 60A ハーフミラー 60a ミラー 61A スキャナ 61a スキャナ 62 スキャナ駆動回路 63 スキャナコントローラー 71 ハーフミラー 72 レンズ 73 光検出器 74 眼球照明用光学装置 75 赤外LED 76 増幅回路 77 眼球位置演算回路 78 スキャナコントローラー 79 スキャナコントローラー 81 スキャナ駆動回路 100a 右眼用装置 100b 左眼用装置 101 映像位置制御装置 122,122′ モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 H04N 13/04 13/04 G06F 15/62 360
Claims (4)
- 【請求項1】 装着者の視線に対応した映像を作成する
作画装置と、前記作画装置で作成した映像を装着者に提
示する映像提示装置と、前記装着者の視線を検出する視
線検出装置とを備え、前記作画装置は広視野映像を作成
する広視野映像作画装置と前記広視野映像よりも狭い視
野角で高解像度の狭視野映像を作成する狭視野映像作画
装置とを含み、前記映像提示装置は、前記作画装置で作
成した映像を表示する表示装置と、前記装着者の眼球の
前方に配置されていて前記表示装置に表示された映像を
透過する接眼光学系と、前記接眼光学系に入射する狭視
野映像の位置を制御する映像位置制御装置とを備え、前
記表示装置は前記広視野映像を表示する広視野映像モニ
タと前記狭視野映像を表示する狭視野映像モニタとを有
しかつ前記映像位置制御装置は直角をなす2軸のまわり
に回転可能なミラーと前記ミラーを回転駆動する駆動装
置とを有し、前記視線検出装置からの信号によって前記
作画装置を制御しかつ前記映像位置制御装置を制御する
ように構成したことを特徴とする視線追従方式による広
視野高解像度映像提示装置。 - 【請求項2】 前記映像位置制御装置は1個の前記ミラ
ーと前記ミラーを支持するジンバルと、前記ジンバルの
2個の回転軸のまわりに前記ミラーを駆動する駆動装置
を有することを特徴とする請求項1記載の視線追従方式
による広視野高解像度映像提示装置。 - 【請求項3】 前記映像位置制御装置は一方の軸のまわ
りに回転可能な一方のミラーと前記一方のミラーを駆動
する一方の駆動装置と他方の軸の回りに回転可能な他の
ミラーと前記他方のミラーを駆動する他方の駆動装置と
を有することを特徴とする請求項1記載の視線追従方式
による広視野高解像度映像提示装置。 - 【請求項4】 前記ミラーのうち、光路上において最も
前記接眼光学系寄りに位置するものはハーフミラーであ
ることを特徴とする請求項1記載の視線追従方式による
広視野高解像度映像提示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7116762A JPH08313843A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 視線追従方式による広視野高解像度映像提示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP7116762A JPH08313843A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 視線追従方式による広視野高解像度映像提示装置 |
Publications (1)
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| JPH08313843A true JPH08313843A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14695115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7116762A Pending JPH08313843A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 視線追従方式による広視野高解像度映像提示装置 |
Country Status (1)
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