JPH08314071A - レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法

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JPH08314071A
JPH08314071A JP12330395A JP12330395A JPH08314071A JP H08314071 A JPH08314071 A JP H08314071A JP 12330395 A JP12330395 A JP 12330395A JP 12330395 A JP12330395 A JP 12330395A JP H08314071 A JPH08314071 A JP H08314071A
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Kazuo Okoyama
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 蓋部材45,46を前カバー33と一体成形
した。暗室内でパトローネ36から写真フイルム30を
引き出して巻取り軸41に巻きつけ、フイルムロール3
0aを作っておく。パトローネ36をパトローネ収納室
38に挿入してスプール48を係合軸23aに係合させ
た後、フイルムロール30aを巻取り軸41ごとフイル
ムロール室37に挿入する。後カバー32を本体基部3
1に装着してから、巻取り軸41を切欠39a,43a
からなる円形開口を介してフイルムロール30aから抜
き取る。前カバー33を本体基部31に装着することに
より、蓋部材45,46の突条45a,46aが縁部3
2aの溝に係合し、円形開口を含むフイルムロール室3
7の底部及びパトローネ収納室38の底部が蓋部材4
5,46によって光密に閉じられる。 【効果】 組立工程の簡略化,自動化に寄与する構成を
備えたレンズ付きフイルムユニット及びその製造方法を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付きフイルムユ
ニット及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡易な露光機構を備えたユニット本体に
製造段階で予めパトローネ付き写真フイルムを装填した
レンズ付きフイルムユニット,例えば「写ルンですSupe
r800」(商品名)が市販されている。このようなレンズ
付きフイルムユニットは、ユニット本体に紙箱等の外ケ
ースを被せたものである。
【0003】ユニット本体は、パトローネを収納するパ
トローネ収納室と、パトローネから引き出した写真フイ
ルムをロール状に巻いたフイルムロールが収納されるフ
イルムロール室とが形成され、簡易な露光機構が組み込
まれた本体基部と、この本体基部の前面側を覆う前カバ
ーと、パトローネ収納室とフイルムロール室の各底部を
覆うそれぞれの蓋部材がヒンジ部を介して一体成形さ
れ、本体基部の背面側を光密に覆う後カバーとから構成
されている。
【0004】このレンズ付きフイルムユニットを組み立
てるには、明室にて本体基部に露光機構を組み込んでか
ら本体基部の前面側に前カバーを装着する。一方、暗室
にて、パトローネから写真フイルムを引き出してこの先
端を巻取り軸に係止し、巻取り軸を回転させて写真フイ
ルムを巻き取り、ロール状のフイルムロールをつくる。
暗室に移した本体基部のパトローネ収納室にパトローネ
を挿入してスプールの先端部を巻き上げノブと一体成形
された係合軸に係合させてから、フイルムロールを巻取
り軸ごとフイルムロール室に挿入する。
【0005】フイルムロール室の底側には、巻取り軸を
通すU字形の切欠を有する鍔状のフイルム規制部が設け
られており、本体基部の背面側に後カバーを装着する
と、後カバーに一体成形された突起部がU字形の切欠に
入り込み、この間から巻取り軸が外部に突出した状態に
なる。この巻取り軸を引き抜くと、フイルムロールの端
面がフイルム規制部に当接してフイルムロールがフイル
ムロール室に残留する。この後、後カバーの各蓋部材を
ヒンジ部を中心に回動させて本体基部側に押しつけるこ
とにより、各蓋部材がパトローネ収納室とフイルムロー
ル室の各底部に爪係合してこれらを光密に閉じる。この
ように組み立てられたユニット本体に紙製の外ケースを
被せることによりレンズ付きフイルムユニットが完成さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、後カバーの下側縁部には、ヒンジ部を介して蓋部
材が形成されているため、組立工程の中に蓋部材の回動
作業が必要となる。このため、組立工程が複雑になり、
組立工程の自動化が困難であった。
【0007】本発明は、組立工程の簡略化,自動化に寄
与する構成を備えたレンズ付きフイルムユニット及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、パ
トローネ収納室とフイルムロール室の各底部を光密に閉
じる蓋部材を前カバーと一体成形したものである。
【0009】
【作用】蓋部材を前カバーと一体成形したから、蓋部材
を回動させる閉じ作業が不要なる。したがって、組立工
程が簡略化され、自動化も容易になる。また、後カバー
の縁部に蓋部材を設ける必要がなくなるから、後カバー
の占有面積が小さくなり、組立スペースが狭くて済む。
また、後カバーの縁部に丸みをつけることも可能にな
る。
【0010】請求項2記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットにお
いて、前記蓋部材は、この縁部が後カバーの縁部と係合
することにより、前記パトローネ収納室とフイルムロー
ル室の各底部を光密に閉じるようにしたものである。こ
れにより、前カバーの蓋部材と後カバーとでパトローネ
収納室とフイルムロール室が光密に閉じられるから、パ
トローネ収納室とフイルムロール室の各底部と各蓋部材
との閉じ構造を簡略化することができる。
【0011】請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
トの製造方法は、パトローネ収納室とフイルムロール室
の各底部を光密に閉じる蓋部材を前カバーと一体成形す
るとともに、暗室内にてパトローネ収納室にパトローネ
を挿入してからフイルムロール室にフイルムロールを巻
取り軸ごと挿入する第1工程と、本体基部の背面に後カ
バーを装着した後、フイルムロールから巻取り軸を抜き
取る第2工程と、前カバーを本体基部の前面側に装着す
ることによりパトローネ収納室とフイルムロール室の各
底部を前カバーの蓋部材によって光密に閉じる第3工程
とからなるものである。したがって、蓋部材の閉じ作業
が不要になって組立工程が簡略化され、自動化も容易に
なる。
【0012】
【実施例】図2に示すように、レンズ付きフイルムユニ
ット20は、撮影機構等が内蔵されたユニット本体21
とこれを収納する外ケース22とから構成されている。
外ケース22は、巻上げノブ23,ストロボ発光部2
4,シャッタボタン25等を露呈させるような輪郭とな
っており、また、撮影レンズ26,ファインダ27及び
カウンタ表示板28等を露出させるための穴が設けられ
ている。
【0013】ユニット本体21は、図1に示すように、
露光機構を前部に取り付けるとともに、背面側にパトロ
ーネ付き写真フイルム30を収納する本体基部31と、
この背面側を覆う後カバー32と、本体基部31の前面
側を覆う前カバー33とからなる。
【0014】本体基部31には、アパーチャ35を挟ん
で左右に、パトローネ36から引き出した写真フイルム
30をロール状に巻いたフイルムロール30aを収納す
るフイルムロール室37と、パトローネ36を収納する
パトローネ収納室38とが形成されている。また、フイ
ルムロール室37の底部側には、フイルムロール30a
の端面位置を規制する鍔部39が形成されている。この
鍔部39には、中央部にU字形の切欠39aが形成さ
れ、フイルムロール30aが巻取り軸41ごとフイルム
ロール室37に挿入できるようになっている。なお、本
体基部31の底部には、2個の係合爪40a,40bが
形成されている。また、本体基部31の上方には、2個
の係合爪40c,40dが形成されている。
【0015】後カバー32の縁部32aには丸みがつけ
られており、ユニット本体21のボディラインを滑らか
にしている。また、後カバー32には、切欠39aに挿
入される突起部43が形成されている。この先端部に
は、巻取り軸41の径に対応した半円形の切欠43aが
形成されており、フイルムロール30aをフイルムロー
ル室37に挿入した後、後カバー32を本体基部31の
背面に被せると、巻取り軸41が切欠39aと切欠43
aとの間から突出される。なお、縁部32aには、前記
係合爪40a,40bに対応した位置に係合孔44a,
44bが形成されている。また、前記係合爪40c,4
0dに対応した位置に係合爪44c,44dが形成され
ている。
【0016】前カバー33の下端側には、フイルムロー
ル室37,パトローネ収納室38の各底部に対応した位
置に、これらを後カバー32と協働して光密に閉じる蓋
部材45,46が前カバー33と一体に形成されてい
る。蓋部材45,46の縁端には、後カバー32に形成
された溝32b(図3参照)に係合される突条45a,
46aが形成されている。なお、撮影済みパトローネの
取出しを容易にするため、蓋部材46に肉薄部等を設
け、蓋部材46を破壊しやすくしておくことが好まし
い。
【0017】このように構成されたレンズ付きフイルム
ユニット20を組み立てるには、暗室内にて、パトロー
ネ36から写真フイルム30を引き出し、これを巻取り
軸41の周りにロール状に巻きつけ、フイルムロール3
0aをつくる。このフイルムロール30aを斜め上方に
した状態で、まず、パトローネ36のスプール48が巻
上げノブ23と一体成形された係合軸23aに係合され
るように、パトローネ36をパトローネ収納室38に挿
入する。次に、巻取り軸41ごとフイルムロール30a
を降下させ、フイルムロール室37に挿入する。
【0018】この後、本体基部31の背面側に後カバー
32を被せて本体基部31側へ押圧すると、本体基部3
1の係合爪40a,40b,40c,40dに、後カバ
ー32の係合孔44a,44b,係合爪44c,44d
が係合し、本体基部31に後カバー32が係止される。
このとき、鍔39の切欠39aに突起部43が挿入さ
れ、切欠39aと切欠43aとで形成された円形開口5
0から巻取り軸41が突出される。
【0019】この後、図3に示すように、巻取り軸41
を円形開口50を介してフイルムロール30aから引き
抜くと、フイルムロール30aは、鍔39及び突起部4
3によってその端面が規制されているから、フイルムロ
ール室37にそのまま残留する(A)。続いて、本体基
部31の前面側に前カバー33を爪係合によって装着す
る。これにより、蓋部材45,46の突条45a,46
aが縁部32aの溝32bに挿入され、蓋部材45,4
6の縁部と後カバー32の縁部32aとの隙間から内部
への光洩れが発生することなく、円形開口50を含むフ
イルムロール室37の底部及びパトローネ収納室38の
底部が蓋部材45,46によって光密に閉じられる
(B)。このようにフイルム装填が終了したユニット本
体21は、フイルム巻き上げや露光機構の作動テストを
経た後、外ケース22が被せられてレンズ付きフイルム
ユニット20になる。
【0020】なお、蓋部材45,46の縁部と後カバー
32の縁部32aとの隙間を遮光するため、上記実施例
では、蓋部材45,46の縁部に突条45a,46aを
形成し、これに対応した縁部32aには突条45a,4
6aが入り込む溝32bを形成したが、蓋部材45,4
6の縁部に溝を形成し、縁部32aに突条を形成するよ
うにしてもよい。また、蓋部材45,46の縁部と後カ
バー32の縁部32aとの隙間を遮光する構造は、上記
のような溝と突条に限定されないのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニット及びその製造方法によれば、フイルムロー
ル室,パトローネ収納室の各底部を光密に塞ぐ蓋部材を
前カバーと一体成形したので、蓋部材を回動させる閉じ
作業を不要にでき、組立工程の簡略化,自動化に寄与で
きる。また、後カバーにヒンジ部を設ける必要がなくな
るから、後カバーの占有面積が小さくなり、狭いスペー
スで組立作業を行なうことができる。また、後カバーの
縁部に丸みをつけることが容易にでき、これによってレ
ンズ付きフイルムユニットのボディラインを滑らかにす
ることができる。また、フイルムロール室,パトローネ
収納室の各底部を前カバーの蓋部材と後カバーとの係合
で遮光するようにしたから、パトローネ収納室とフイル
ムロール室の各底部と各蓋部材との閉じ構造を簡略化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニット本体の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観斜
視図である。
【図3】フイルムロール室の底部が前カバーの蓋部材に
より光密に閉じられる様子を示す説明端面図である。
【符号の説明】
20 レンズ付きフイルムユニット 21 ユニット本体 30 パトローネ付き写真フイルム 30a フイルムロール 31 本体基部 32 後カバー 32a 縁部 33 前カバー 37 フイルムロール室 38 パトローネ収納室 45,46 蓋部材 50 円形開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光機構が組み込まれるとともに、パト
    ローネを収納するパトローネ収納室と、パトローネから
    引き出した写真フイルムをロール状に巻いたフイルムロ
    ールを収納するフイルムロール室とが形成された本体基
    部と、この背面側を覆う後カバーと、前記本体基部の前
    面側を覆う前カバーとを備えたレンズ付きフイルムユニ
    ットにおいて、 前記パトローネ収納室とフイルムロール室の各底部を光
    密に閉じる蓋部材を前カバーと一体成形したことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は、この縁部が、前記後カバ
    ーの縁部と係合することにより、前記パトローネ収納室
    とフイルムロール室の各底部を光密に閉じることを特徴
    とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 露光機構が組み込まれるとともに、パト
    ローネを収納するパトローネ収納室と、パトローネから
    引き出した写真フイルムを巻取り軸の周りに巻きつけた
    ロール状のフイルムロールを収納するフイルムロール室
    とが形成された本体基部と、この背面側を覆う後カバー
    と、前記本体基部の前面側を覆う前カバーとを備えたレ
    ンズ付きフイルムユニットの製造方法において、 前記パトローネ収納室とフイルムロール室の各底部を光
    密に閉じる蓋部材を前カバーと一体成形するとともに、
    暗室内にてパトローネ収納室にパトローネを挿入してか
    らフイルムロール室にフイルムロールを巻取り軸ごと挿
    入する第1工程と、前記本体基部の背面に後カバーを装
    着した後、前記フイルムロールから巻取り軸を抜き取る
    第2工程と、前記前カバーを本体基部の前面側に装着す
    ることによりパトローネ収納室とフイルムロール室の各
    底部を前カバーの蓋部材によって光密に閉じる第3工程
    とからなることを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    トの製造方法。
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