JPH08315905A - 防水コネクタ用ダミー栓 - Google Patents
防水コネクタ用ダミー栓Info
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- JPH08315905A JPH08315905A JP14258395A JP14258395A JPH08315905A JP H08315905 A JPH08315905 A JP H08315905A JP 14258395 A JP14258395 A JP 14258395A JP 14258395 A JP14258395 A JP 14258395A JP H08315905 A JPH08315905 A JP H08315905A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形時の脱型が容易にでき、また塑性変形や
破断等を生じさせることなく脱型できるようにした防水
コネクタ用のダミー栓を提供する。 【構成】 ダミー栓11は金型内において、栓本体12
の上下両端面から一対の行き止まり状の凹孔14を対向
して設けた形状に成形される。両凹孔14は変形許容孔
15を構成し、両凹孔14の奥端の間が閉塞部16とさ
れる。エジェクタピン32の下降によりダミー栓11が
脱型される際、ダミー栓11は変形許容孔14を潰して
径方向の内方に弾縮されつつ押し出される。それにより
アンダーカット部となる突条13の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される。それに伴い、ダミー栓
11に塑性変形が生じたり、突条13の付け根に亀裂が
生ずることが防止される。
破断等を生じさせることなく脱型できるようにした防水
コネクタ用のダミー栓を提供する。 【構成】 ダミー栓11は金型内において、栓本体12
の上下両端面から一対の行き止まり状の凹孔14を対向
して設けた形状に成形される。両凹孔14は変形許容孔
15を構成し、両凹孔14の奥端の間が閉塞部16とさ
れる。エジェクタピン32の下降によりダミー栓11が
脱型される際、ダミー栓11は変形許容孔14を潰して
径方向の内方に弾縮されつつ押し出される。それにより
アンダーカット部となる突条13の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される。それに伴い、ダミー栓
11に塑性変形が生じたり、突条13の付け根に亀裂が
生ずることが防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子家具が装着されな
い端子収容孔に挿入されてその端子収容孔を水密にシー
ルするために用いる防水コネクタ用のダミー栓に関す
る。
い端子収容孔に挿入されてその端子収容孔を水密にシー
ルするために用いる防水コネクタ用のダミー栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の防水コネクタの一例を図8によ
って簡単に説明する。雌側のコネクタハウジング1内に
は複数の端子収容孔2が形成されており、それらの端子
収容孔2内に、被覆電線3の端末に固着された雌形端子
金具4が挿入されて収容され、それとともに雌形端子金
具4の後側に固着された防水ゴム栓5が端子収容孔2の
入り口内に緊密に嵌合されることで、端子収容孔2が水
密にシールされる。そして、図示しない雄側のコネクタ
ハウジングとの嵌合部分にゴムパッキンが介装されて防
水コネクタが組み付けられるようになっている。
って簡単に説明する。雌側のコネクタハウジング1内に
は複数の端子収容孔2が形成されており、それらの端子
収容孔2内に、被覆電線3の端末に固着された雌形端子
金具4が挿入されて収容され、それとともに雌形端子金
具4の後側に固着された防水ゴム栓5が端子収容孔2の
入り口内に緊密に嵌合されることで、端子収容孔2が水
密にシールされる。そして、図示しない雄側のコネクタ
ハウジングとの嵌合部分にゴムパッキンが介装されて防
水コネクタが組み付けられるようになっている。
【0003】ところで、上記のような防水コネクタにお
いて、図8の最下段の端子収容孔2に示すように、一部
の端子収容孔2については雌形端子金具4が挿入されな
いままに使用されることがある。このように端子金具4
が挿入されない端子収容孔2では当然に防水ゴム栓5も
嵌合されないから、そのままではその端子収容孔2のシ
ールができない。そのため同図に示すように、端子金具
4が挿入されない端子収容孔2については、その入り口
にダミー栓Aを嵌合することでシール性を確保してい
る。
いて、図8の最下段の端子収容孔2に示すように、一部
の端子収容孔2については雌形端子金具4が挿入されな
いままに使用されることがある。このように端子金具4
が挿入されない端子収容孔2では当然に防水ゴム栓5も
嵌合されないから、そのままではその端子収容孔2のシ
ールができない。そのため同図に示すように、端子金具
4が挿入されない端子収容孔2については、その入り口
にダミー栓Aを嵌合することでシール性を確保してい
る。
【0004】このダミー栓Aは、例えばNBR(ニトリ
ルゴム)やシリコンゴム等の加硫ゴム、あるいはPVC
(ポリ塩化ビニル)系やスチレン系等の熱可塑性エラス
トマ材を素材として、栓本体Bの外周面に複数の突条C
を周設した形状に形成されており(図10参照)、従来
その製造は、成形金型により以下のようにして行われて
いる。
ルゴム)やシリコンゴム等の加硫ゴム、あるいはPVC
(ポリ塩化ビニル)系やスチレン系等の熱可塑性エラス
トマ材を素材として、栓本体Bの外周面に複数の突条C
を周設した形状に形成されており(図10参照)、従来
その製造は、成形金型により以下のようにして行われて
いる。
【0005】成形金型は、図9に示すように、上型a
と、成形用キャビティcを設けた中型b並びに下型dと
から構成されており、上型aはさらに第1金型eと、ス
プルー、ランナーを設けた第2金型f及びゲートhを設
けた第3金型gに分割されている。そして、同図に示す
ように型閉じした状態においてキャビティc内に溶融材
料を充填し、それを固化させることでダミー栓Aを成形
する。続いて、図10のように型開きしたのち上型a並
びに下型dを外して、図11のように、中型bの上方に
上型aに代わってエジェクタピンjの突設された脱型部
材iを配置し、最後に脱型部材iを下降させてエジェク
タピンjによりダミー栓Aを押し出して、図12に示す
ように取り出される。
と、成形用キャビティcを設けた中型b並びに下型dと
から構成されており、上型aはさらに第1金型eと、ス
プルー、ランナーを設けた第2金型f及びゲートhを設
けた第3金型gに分割されている。そして、同図に示す
ように型閉じした状態においてキャビティc内に溶融材
料を充填し、それを固化させることでダミー栓Aを成形
する。続いて、図10のように型開きしたのち上型a並
びに下型dを外して、図11のように、中型bの上方に
上型aに代わってエジェクタピンjの突設された脱型部
材iを配置し、最後に脱型部材iを下降させてエジェク
タピンjによりダミー栓Aを押し出して、図12に示す
ように取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
ダミー栓Aでは、外周の突条Cが深いアンダーカット部
となり、一方そのダミー栓Aは機能の上から中実状であ
って径方向の内方に弾縮しにくいために、エジェクタピ
ンjで押し出して脱型する作業が困難となる。すなわ
ち、ダミー栓Aがエジェクタピンjから押圧荷重を受け
ると、上記のようにダミー栓Aは径方向の内方には変形
しにくいから、アンダーカット部である突条Cが外方に
広がるように変形して引っ掛かりがよりきつくなり、そ
のため脱型がきわめて困難となる。また引っ掛かりがき
つい状態でエジェクタピンjがダミー栓Aを押圧するこ
とになるので、脱型されたダミー栓Aには、図12に示
すようにその上面に凹み状の塑性変形xが生じたり、ま
たアンダーカット部を無理に押し出すために、突条Cの
付け根部分に亀裂yが入るおそれもあった。
ダミー栓Aでは、外周の突条Cが深いアンダーカット部
となり、一方そのダミー栓Aは機能の上から中実状であ
って径方向の内方に弾縮しにくいために、エジェクタピ
ンjで押し出して脱型する作業が困難となる。すなわ
ち、ダミー栓Aがエジェクタピンjから押圧荷重を受け
ると、上記のようにダミー栓Aは径方向の内方には変形
しにくいから、アンダーカット部である突条Cが外方に
広がるように変形して引っ掛かりがよりきつくなり、そ
のため脱型がきわめて困難となる。また引っ掛かりがき
つい状態でエジェクタピンjがダミー栓Aを押圧するこ
とになるので、脱型されたダミー栓Aには、図12に示
すようにその上面に凹み状の塑性変形xが生じたり、ま
たアンダーカット部を無理に押し出すために、突条Cの
付け根部分に亀裂yが入るおそれもあった。
【0007】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、成形時の脱型が容易にでき、また
塑性変形や破断等を生じさせることなく脱型できるよう
にした防水コネクタ用のダミー栓を提供することを目的
とするものである。
されたものであって、成形時の脱型が容易にでき、また
塑性変形や破断等を生じさせることなく脱型できるよう
にした防水コネクタ用のダミー栓を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、防水コネクタのハ
ウジングに形成された端子収容孔のうちの端子金具が装
着されない端子収容孔内に挿入されて、その端子収容孔
を水密にシールするために用いる弾性材料からなるダミ
ー栓であって、栓本体の外周面に端子収容孔の内周面に
密着可能な突条を周設したものにおいて、前記栓本体の
内部には、軸線方向に沿いかつ途中に閉塞部を設けた変
形許容孔が形成されている構成としたところに特徴を有
する。
めの手段として、請求項1の発明は、防水コネクタのハ
ウジングに形成された端子収容孔のうちの端子金具が装
着されない端子収容孔内に挿入されて、その端子収容孔
を水密にシールするために用いる弾性材料からなるダミ
ー栓であって、栓本体の外周面に端子収容孔の内周面に
密着可能な突条を周設したものにおいて、前記栓本体の
内部には、軸線方向に沿いかつ途中に閉塞部を設けた変
形許容孔が形成されている構成としたところに特徴を有
する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記変形許容孔は、前記栓本体の両端面から一対の
凹孔をそれぞれ行き止まり状に穿設することで形成され
ている構成としたところに特徴を有する。請求項3の発
明は、請求項2の発明において、前記一方の凹孔は、そ
の奥端が拡径状に形成されている構成としたところに特
徴を有する。
て、前記変形許容孔は、前記栓本体の両端面から一対の
凹孔をそれぞれ行き止まり状に穿設することで形成され
ている構成としたところに特徴を有する。請求項3の発
明は、請求項2の発明において、前記一方の凹孔は、そ
の奥端が拡径状に形成されている構成としたところに特
徴を有する。
【0010】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のとおりである。
型内で成形されたダミー栓はアンダーカット部を有する
が、栓本体内には変形許容孔が形成されているため、エ
ジェクタピンで押圧する等によってダミー栓を脱型する
際に、ダミー栓は径方向の内方に弾縮しつつ押し出され
ることとなり、アンダーカット部の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される。それに伴い、ダミー栓
に塑性変形が生じたり、アンダーカット部である突条に
亀裂が生ずることが防止される。もちろん、その変形許
容孔の途中には閉塞部が設けられているので、本来のシ
ール機能は果たされる。
型内で成形されたダミー栓はアンダーカット部を有する
が、栓本体内には変形許容孔が形成されているため、エ
ジェクタピンで押圧する等によってダミー栓を脱型する
際に、ダミー栓は径方向の内方に弾縮しつつ押し出され
ることとなり、アンダーカット部の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される。それに伴い、ダミー栓
に塑性変形が生じたり、アンダーカット部である突条に
亀裂が生ずることが防止される。もちろん、その変形許
容孔の途中には閉塞部が設けられているので、本来のシ
ール機能は果たされる。
【0011】請求項2の発明では、栓本体の両端面から
凹孔を対向状に設けることで変形許容孔が形成されてい
るから、脱型の際にダミー栓はその全長にわたってバラ
ンス良く内方に弾縮される。また、変形許容孔を成形す
るための成形ピンは、キャビティを有する型の両側の可
動型にそれぞれ立てられることになるため、成形ピンを
抜くべく型開きを行う場合に、それらの可動型は短かい
距離だけ開けば良く、型開きは迅速に行われる。
凹孔を対向状に設けることで変形許容孔が形成されてい
るから、脱型の際にダミー栓はその全長にわたってバラ
ンス良く内方に弾縮される。また、変形許容孔を成形す
るための成形ピンは、キャビティを有する型の両側の可
動型にそれぞれ立てられることになるため、成形ピンを
抜くべく型開きを行う場合に、それらの可動型は短かい
距離だけ開けば良く、型開きは迅速に行われる。
【0012】請求項3の発明では、一方の凹孔の奥端が
拡径状であるということは、その凹孔を形成するピンが
先端に頭部を設けた形状となる。したがって型開きによ
りピンが抜かれる際に頭部が引っ掛かることで、ダミー
栓の一部が引き出され、その後にエジェクタピン等によ
って脱型が行われる。
拡径状であるということは、その凹孔を形成するピンが
先端に頭部を設けた形状となる。したがって型開きによ
りピンが抜かれる際に頭部が引っ掛かることで、ダミー
栓の一部が引き出され、その後にエジェクタピン等によ
って脱型が行われる。
【0013】
【発明の効果】すなわち請求項1の発明によれば、ダミ
ー栓を金型により成形するに際してその脱型が容易とな
り、また亀裂や塑性変形のない正規の形状で取り出すこ
とができる効果がある。請求項2の発明によれば、上記
の効果に加え、脱型がより簡単となり、また型開きも迅
速に行うことができて生産効率を高めることができる。
請求項3の発明によれば、上記の効果に加え、型開きに
伴ってダミー栓の一部を引き出すことができるから、脱
型がさらに容易となる効果が得られる。
ー栓を金型により成形するに際してその脱型が容易とな
り、また亀裂や塑性変形のない正規の形状で取り出すこ
とができる効果がある。請求項2の発明によれば、上記
の効果に加え、脱型がより簡単となり、また型開きも迅
速に行うことができて生産効率を高めることができる。
請求項3の発明によれば、上記の効果に加え、型開きに
伴ってダミー栓の一部を引き出すことができるから、脱
型がさらに容易となる効果が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 <第1実施例>本発明の第1実施例を図1ないし図5に
よって説明する。第1実施例のダミー栓11は、NBR
またはシリコンゴムを素材として、後記するように金型
において成形される。その形状は、図2または図5に示
すように、円柱状をなす栓本体12の外周面に、端子収
容孔2(図8参照)の内周面に密着可能な3本の環形を
なす突条13が、軸線方向に間隔を開けて形成されてい
る。栓本体12の両端面には、栓本体12の軸線上にお
いて、それぞれ行き止まり状となった一対の凹孔14が
対向状に穿設されている。これらの両凹孔14が変形許
容孔15となっているとともに、両凹孔14の奥端の間
の部分が閉塞部16となっている。
説明する。 <第1実施例>本発明の第1実施例を図1ないし図5に
よって説明する。第1実施例のダミー栓11は、NBR
またはシリコンゴムを素材として、後記するように金型
において成形される。その形状は、図2または図5に示
すように、円柱状をなす栓本体12の外周面に、端子収
容孔2(図8参照)の内周面に密着可能な3本の環形を
なす突条13が、軸線方向に間隔を開けて形成されてい
る。栓本体12の両端面には、栓本体12の軸線上にお
いて、それぞれ行き止まり状となった一対の凹孔14が
対向状に穿設されている。これらの両凹孔14が変形許
容孔15となっているとともに、両凹孔14の奥端の間
の部分が閉塞部16となっている。
【0015】続いて、このダミー栓11の製造工程を説
明する。成形金型は、図1に示すように、上型21と、
成形用キャビティ23を設けた中型22並びに下型24
とから構成されており、上型21はさらに第1金型25
と、スプルー、ランナーを設けた第2金型26及びゲー
ト28を設けた第3金型27に分割されている。上型2
1の第3金型27の下面と下型24の上面には、それぞ
れ凹孔14を成形するための成形ピン29が対向して突
設され、それぞれキャビティ23内へ軸線方向に沿って
進入可能となっている。
明する。成形金型は、図1に示すように、上型21と、
成形用キャビティ23を設けた中型22並びに下型24
とから構成されており、上型21はさらに第1金型25
と、スプルー、ランナーを設けた第2金型26及びゲー
ト28を設けた第3金型27に分割されている。上型2
1の第3金型27の下面と下型24の上面には、それぞ
れ凹孔14を成形するための成形ピン29が対向して突
設され、それぞれキャビティ23内へ軸線方向に沿って
進入可能となっている。
【0016】そして、同図に示すように、型閉じした状
態においてゲート28を通してキャビティ23内に溶融
ゴム材料を充填し、それを固化させることでダミー栓1
1が成形される。その際、一対の成形ピン29の介在に
よって、上記したように、栓本体12の両端面から行き
止まり状の凹孔14が形成される。次に、図2に示すよ
うに型開きが行われる。その際、上型21の第3金型2
7と下型24は、成形ピン29が凹孔14から抜け出る
まで開かれる。
態においてゲート28を通してキャビティ23内に溶融
ゴム材料を充填し、それを固化させることでダミー栓1
1が成形される。その際、一対の成形ピン29の介在に
よって、上記したように、栓本体12の両端面から行き
止まり状の凹孔14が形成される。次に、図2に示すよ
うに型開きが行われる。その際、上型21の第3金型2
7と下型24は、成形ピン29が凹孔14から抜け出る
まで開かれる。
【0017】次に上型21並びに下型24が外されたの
ち、図3に示すように、中型22の上方に上型21に代
わってエジェクタピン32の突設された脱型部材31が
配置される。続いて、脱型のために、脱型部材31すな
わちエジェクタピン32が下降される。すなわち脱型
は、エジェクタピン32がダミー栓11の上端面を押圧
してキャビティ23の下方に押し出すようにして行われ
る。
ち、図3に示すように、中型22の上方に上型21に代
わってエジェクタピン32の突設された脱型部材31が
配置される。続いて、脱型のために、脱型部材31すな
わちエジェクタピン32が下降される。すなわち脱型
は、エジェクタピン32がダミー栓11の上端面を押圧
してキャビティ23の下方に押し出すようにして行われ
る。
【0018】その際、成形されたダミー栓11の突条1
3がアンダーカット部となるのであるが、栓本体12内
には一対の凹孔14からなる変形許容孔15が形成され
ているため、図4に示すように、ダミー栓11は変形許
容孔15を潰して径方向の内方に弾縮しつつ押し出され
ることとなり、アンダーカット部の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される(図5の状態)。そのた
め、ダミー栓11が抵抗に逆らって無理に押圧されるこ
とで塑性変形が生じたり、アンダーカット部である突条
13に亀裂が生ずることが防止される。
3がアンダーカット部となるのであるが、栓本体12内
には一対の凹孔14からなる変形許容孔15が形成され
ているため、図4に示すように、ダミー栓11は変形許
容孔15を潰して径方向の内方に弾縮しつつ押し出され
ることとなり、アンダーカット部の引っ掛かりの抵抗が
低減されて、容易に脱型される(図5の状態)。そのた
め、ダミー栓11が抵抗に逆らって無理に押圧されるこ
とで塑性変形が生じたり、アンダーカット部である突条
13に亀裂が生ずることが防止される。
【0019】上記のように成形されたダミー栓11は、
図8に示すように、端子金具が挿入されない端子収容孔
2の入り口に嵌合されて使用される。そのとき、外周の
突条13が端子収容孔2の内周面に密着し、また内部に
設けられた変形許容孔15の途中には閉塞部16が設け
られていることで、その端子収容孔2が水密にシールさ
れる。このことについては、端子収容孔2にダミー栓1
1を嵌合して加圧空気法による防水性能試験を行ったと
ころ、従来品と同等の防水性能があることが確認され
た。
図8に示すように、端子金具が挿入されない端子収容孔
2の入り口に嵌合されて使用される。そのとき、外周の
突条13が端子収容孔2の内周面に密着し、また内部に
設けられた変形許容孔15の途中には閉塞部16が設け
られていることで、その端子収容孔2が水密にシールさ
れる。このことについては、端子収容孔2にダミー栓1
1を嵌合して加圧空気法による防水性能試験を行ったと
ころ、従来品と同等の防水性能があることが確認され
た。
【0020】このように本実施例のダミー栓11では、
栓本体12の内部に変形許容孔15を設けたことで脱型
が容易にでき、また亀裂や塑性変形のない正規の形状で
取り出すことができる。また、変形許容孔15は栓本体
12の両端面から凹孔14を対向状に設けることで形成
されているから、脱型の際にダミー栓11はその全長に
わたってバランス良く内方に弾縮され、脱型はスムーズ
に行われる。また、変形許容孔15を成形するための成
形ピン29は、上型21の第3金型27と下型24とに
それぞれ立てられているから、成形ピン29を抜くべく
型開きを行う場合に、それらの型27、24は短かい距
離だけ開けば良く、型開きが迅速に行えて生産効率が高
められる。
栓本体12の内部に変形許容孔15を設けたことで脱型
が容易にでき、また亀裂や塑性変形のない正規の形状で
取り出すことができる。また、変形許容孔15は栓本体
12の両端面から凹孔14を対向状に設けることで形成
されているから、脱型の際にダミー栓11はその全長に
わたってバランス良く内方に弾縮され、脱型はスムーズ
に行われる。また、変形許容孔15を成形するための成
形ピン29は、上型21の第3金型27と下型24とに
それぞれ立てられているから、成形ピン29を抜くべく
型開きを行う場合に、それらの型27、24は短かい距
離だけ開けば良く、型開きが迅速に行えて生産効率が高
められる。
【0021】<第2実施例>図6および図7は本発明の
第2実施例を示す。この第2実施例のダミー栓41は、
その外径形状、並びに栓本体12の両端面から一対の行
き止まり状の凹孔42、43が形成されていることは、
前記第1実施例のダミー栓11と同様であるが、一方の
凹孔43の奥端に、拡径状の球形孔44が形成されてい
る。
第2実施例を示す。この第2実施例のダミー栓41は、
その外径形状、並びに栓本体12の両端面から一対の行
き止まり状の凹孔42、43が形成されていることは、
前記第1実施例のダミー栓11と同様であるが、一方の
凹孔43の奥端に、拡径状の球形孔44が形成されてい
る。
【0022】そのため成形金型では、図7に示すよう
に、上記した球形孔44を設けた凹孔43を成形するた
めに、上端に球形の頭部47を設けた成形ピン46が下
型24から立てられている。なお、ダミー栓41並びに
成形金型において、上記の第1実施例と同一構造あるい
は同一機能を果たす部位については、第1実施例と同一
符号を付して、重複した説明は省略する。
に、上記した球形孔44を設けた凹孔43を成形するた
めに、上端に球形の頭部47を設けた成形ピン46が下
型24から立てられている。なお、ダミー栓41並びに
成形金型において、上記の第1実施例と同一構造あるい
は同一機能を果たす部位については、第1実施例と同一
符号を付して、重複した説明は省略する。
【0023】この第2実施例では、図7に示すように型
閉じした状態でダミー栓41が成形されたのち、同図の
矢線に示すように型開きが行われると、下型24が開か
れるのに伴って、成形ピン46の頭部47と球形孔44
との引っ掛かりにより、ダミー栓41がキャビティ23
の下面から一部引き出された状態となる。したがって、
前記の第1実施例で説明したように、エジェクタピン3
2によりダミー栓41の脱型を行う場合に、より簡単に
脱型が行われる。また、本第2実施例のダミー栓41に
おいても、脱型後に塑性変形や亀裂は認められず、また
良好な防水性能を果たすことが確認されている。
閉じした状態でダミー栓41が成形されたのち、同図の
矢線に示すように型開きが行われると、下型24が開か
れるのに伴って、成形ピン46の頭部47と球形孔44
との引っ掛かりにより、ダミー栓41がキャビティ23
の下面から一部引き出された状態となる。したがって、
前記の第1実施例で説明したように、エジェクタピン3
2によりダミー栓41の脱型を行う場合に、より簡単に
脱型が行われる。また、本第2実施例のダミー栓41に
おいても、脱型後に塑性変形や亀裂は認められず、また
良好な防水性能を果たすことが確認されている。
【0024】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0025】(1)ダミー栓の素材としては、上記実施
例のもの以外にも、PVC系やスチレン系等の熱可塑性
エラストマ材料を用いてもよい。 (2)閉塞部を設ける位置は変形許容孔の長さ方向の中
央部に限らず、長さ方向の途中の任意の位置に設けてよ
い。
例のもの以外にも、PVC系やスチレン系等の熱可塑性
エラストマ材料を用いてもよい。 (2)閉塞部を設ける位置は変形許容孔の長さ方向の中
央部に限らず、長さ方向の途中の任意の位置に設けてよ
い。
【図1】本発明の第1実施例に係るダミー栓の成形金型
の型閉じした状態の断面図である。
の型閉じした状態の断面図である。
【図2】ダミー栓成形後の型開きした状態の断面図であ
る。
る。
【図3】ダミー栓の脱型前の状態の断面図である。
【図4】脱型途中の状態の断面図である。
【図5】脱型後の状態の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例のダミー栓の正面図であ
る。
る。
【図7】その成形状態の断面図である。
【図8】ダミー栓を使用した防水コネクタの断面図であ
る。
る。
【図9】従来のダミー栓の成形金型の型閉じした状態の
断面図である。
断面図である。
【図10】その型開きした状態の断面図である。
【図11】脱型前の状態の断面図である。
【図12】脱型後の状態の断面図である。
1…コネクタハウジング 2…端子収容孔 4…雌形端子金具 11…ダミー栓 12…栓本体 13…突条 14…凹孔 15…変形許容孔 16…閉塞部 41…ダミー栓 42…凹孔 43…凹孔 44…球形孔
Claims (3)
- 【請求項1】 防水コネクタのハウジングに形成された
端子収容孔のうちの端子金具が装着されない端子収容孔
内に挿入されて、その端子収容孔を水密にシールするた
めに用いる弾性材料からなるダミー栓であって、栓本体
の外周面に端子収容孔の内周面に密着可能な突条を周設
したものにおいて、 前記栓本体の内部には、軸線方向に沿いかつ途中に閉塞
部を設けた変形許容孔が形成されていることを特徴とす
る防水コネクタ用ダミー栓。 - 【請求項2】 前記変形許容孔は、前記栓本体の両端面
から一対の凹孔をそれぞれ行き止まり状に穿設すること
で形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水
コネクタ用ダミー栓。 - 【請求項3】 前記一方の凹孔は、その奥端が拡径状に
形成されていることを特徴とする請求項2記載の防水コ
ネクタ用ダミー栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14258395A JPH08315905A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 防水コネクタ用ダミー栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14258395A JPH08315905A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 防水コネクタ用ダミー栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315905A true JPH08315905A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15318691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14258395A Pending JPH08315905A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 防水コネクタ用ダミー栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08315905A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100331935B1 (ko) * | 2000-05-23 | 2002-04-09 | 김홍근 | 정보통신용 방수플러그 제조방법 |
| JP2024040562A (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-26 | 内山工業株式会社 | 閉塞部材 |
| EP4641278A1 (en) | 2024-04-22 | 2025-10-29 | Sterlite Technologies Limited | Enclosure having a plurality of ports and one or more co-moulded plugs |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP14258395A patent/JPH08315905A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100331935B1 (ko) * | 2000-05-23 | 2002-04-09 | 김홍근 | 정보통신용 방수플러그 제조방법 |
| JP2024040562A (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-26 | 内山工業株式会社 | 閉塞部材 |
| EP4641278A1 (en) | 2024-04-22 | 2025-10-29 | Sterlite Technologies Limited | Enclosure having a plurality of ports and one or more co-moulded plugs |
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