JPH0831684A - 難燃性コンデンサ - Google Patents

難燃性コンデンサ

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Publication number
JPH0831684A
JPH0831684A JP19172094A JP19172094A JPH0831684A JP H0831684 A JPH0831684 A JP H0831684A JP 19172094 A JP19172094 A JP 19172094A JP 19172094 A JP19172094 A JP 19172094A JP H0831684 A JPH0831684 A JP H0831684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
impregnated
flame
capacitor element
make
Prior art date
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Pending
Application number
JP19172094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nakabo
年宏 中坊
Kimio Suganuma
紀美夫 菅沼
Takehiko Iinuma
武彦 飯沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型、高性能の難燃性コンデンサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 プラスチックフィルム、絶縁紙の一方または
両方を誘電体とし、これを巻回してなるコンデンサ素子
に、沸点が80℃以上のパーフルオロカーボン液を含浸
する。これにより従来の油浸コンデンサに比較して遜色
のないコンデンサ性能と、優れた難燃性能を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難燃性コンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増加と地価高騰の影響
を受けて、受変電・配電設備を地下に設置する傾向があ
る。この場合、機器の小型化、高性能化、高信頼性が要
求されることはもちろんのこと、勃発的な災害の防止、
抑制の意味で、機器の不燃、難燃化も要求される。前記
設備に使用されるコンデンサについても同様である。
【0003】現在では難燃性コンデンサとして、SF6
ガスのような絶縁性のガスを充填したものが知られてい
る。すなわちコンデンサ素子をケース内に設置し、絶縁
性のガスを充填した構成のものである。しかしこのよう
なガス絶縁コンデンサは、そのガスの特性として絶縁耐
圧が低いため、機器の容積が大きくなるといった欠点が
ある。
【0004】また絶縁性の液体、たとえばリン酸エステ
ル系の絶縁油を含浸させた難燃性コンデンサも知られて
いるが、この種の絶縁油は、コンデンサ製造工程におけ
る処理が極めて困難であり、製造工程が複雑となるばか
りでなく、性能面ではtanδが大きいといった欠点が
ある。一方、鉱物油、合成油などの絶縁油を含浸したコ
ンデンサは可燃性であり、難燃性能を満足させるもので
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型、高性
能の難燃性コンデンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フィルム、絶縁紙の一方または両方を誘電体とし、これ
を巻回してなるコンデンサ素子に、沸点が80℃以上の
パーフルオロカーボン液を含浸してなることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】パーフルオロカーボンは、炭素と直接結合した
水素部分が全てフッ素で置換された炭化水素構造で、そ
の分子内に他の原子が結合しているものも含まれる。そ
してその沸点が80℃以上、好ましくは80℃〜270
℃のものを使用する。コンデンサの製作工程において熱
処理されるが、その処理温度はおおよそ80℃より低
い。したがってその処理工程において、含浸させたパー
フルオロカーボン液が沸騰することは好ましくないから
である。またパーフルオロカーボン液は、少なくとも−
20℃〜80℃において液体状であるものを使用する。
通常コンデンサの使用温度は−20℃〜80℃であるか
らである。
【0008】パーフルオロカーボン液の性能を表1に示
す。比較のために、合成油である1−フェニル−1−
(ジメチルフェニル)エタン(以下単にPXEとい
う。)および鉱物油の性能を併示する。これからも理解
されるように、パーフルオロカーボン液は、合成油、鉱
物油に比較して絶縁性能が優れており、また粘度および
表面張力が低いことは、誘電体層間への浸透性が優れて
いることを意味する。
【0009】
【表1】
【0010】表2は、誘電体として使用されるポリプロ
ピレンフィルムの、パーフルオロカーボン液、合成油、
鉱物油に対する膨潤性能を示したものである。これから
も理解されるように、合成油、鉱物油に対してはポリプ
ロピレンフィルムは6%、9%膨潤するのに比較して、
パーフルオロカーボン液中では、ポリプロピレンフィル
ムは膨潤による寸法変化は全く起きていない。
【0011】
【表2】
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。厚さ20μ
mの粗面化ポリプロピレンフィルム2枚に、電極として
アルミニウム箔を重ね、これを巻回してコンデンサ素子
を構成した。このコンデンサ素子にパーフルオロカーボ
ン液を含浸して、10μFのコンデンサを製作した。比
較のために実施例と同じコンデンサ素子に、PXEを含
浸して10μFのコンデンサを製作した。両コンデンサ
の特性を示したのが表3である。
【0013】
【表3】
【0014】表3から理解されるように、本発明による
コンデンサは、比較例のものよりもtan δが低く、
また部分放電開始時の放電電荷量が小さい。放電電荷量
が小さいことは、絶縁破壊に到る可能性が低いことを意
味している。
【0015】次に前記両コンデンサの難燃性について検
討した。すなわちあらかじめコンデンサ素子に絶縁破壊
を起こさせておき、このコンデンサ素子を収納したケー
スに孔をあけて着火しやすくしておいてから、コンデン
サに6000V、6000Aの短絡電圧、短絡電流を5
0m秒間供給した。
【0016】その結果、実施例のコンデンサでは、一瞬
火炎が発生したあとは白煙のみを噴出し、燃焼は継続し
なかった。このことから自己消火が行なわれたことが判
明する。またブッシングはなんら破損しなかった。なお
ケースには若干の変形がみられた。これに対し、比較例
のコンデンサは、大きくアーク放電したあと、大規模に
火炎が噴出し、燃焼が継続した。またブッシングは破損
し、ケースも大きく変形した。
【0017】以上の例は誘電体としてポリプロピレンフ
ィルムを使用したものであるが、これに代えて他のプラ
スチックフィルム、または絶縁紙を使用したもの、ポリ
プロピレンフィルムのようなプラスチックフィルムと絶
縁紙とを合わせて使用したもの、更には金属化フィルム
を使用したものについても、同程度のコンデンサ性能お
よび難燃性能を呈することが確かめられている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンデンサ特性において従来の油浸コンデンサと比較して
なんら遜色はなく、しかも従来の油浸コンデンサと比較
して優れた難燃性を呈することができる効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム、絶縁紙の一方ま
    たは両方を、もしくは金属化フィルムを誘電体とし、こ
    れを巻回してなるコンデンサ素子に、沸点が80℃以上
    のパーフルオロカーボン液を含浸してなる難燃性コンデ
    ンサ。
JP19172094A 1994-07-11 1994-07-11 難燃性コンデンサ Pending JPH0831684A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19172094A JPH0831684A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 難燃性コンデンサ

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JP19172094A JPH0831684A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 難燃性コンデンサ

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JPH0831684A true JPH0831684A (ja) 1996-02-02

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JP19172094A Pending JPH0831684A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 難燃性コンデンサ

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