JPH08317625A - リニアモータのブレーキ方法およびブレーキ装置 - Google Patents
リニアモータのブレーキ方法およびブレーキ装置Info
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- JPH08317625A JPH08317625A JP13890995A JP13890995A JPH08317625A JP H08317625 A JPH08317625 A JP H08317625A JP 13890995 A JP13890995 A JP 13890995A JP 13890995 A JP13890995 A JP 13890995A JP H08317625 A JPH08317625 A JP H08317625A
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- braking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な制動特性で信頼性の高いリニアモータ
のブレーキ方法およびブレーキ装置を提供する。 【構成】 リニアモータのスライダの制動を行うブレー
キ方法において、制動時において、リニアモータの駆動
用電磁石12により形成される磁力によって、スライダ
11と固定側とのギャップ間隔を変更する。また、固定
磁界発生部に対して移動磁界発生部を移動させるリニア
モータにおいて、駆動用電磁石12を有したスライダ1
1を移動磁界発生部に備えさせ、固定磁界発生部との間
で形成されるギャップ間隔が可変となるようにスライダ
11を構成し、スライダ11に磁力を作用させてギャッ
プ間隔を変更する手段によって、このギャップ間隔を変
更可能とする。これによって、制動時において、スライ
ダ11と固定側2とのギャップ間隔を減少させることに
より、駆動用電磁石12による制動トルクの増加、ない
しスライダ11と固定側2との間の摩擦トルクの発生に
よってブレーキ作用を奏させる。
のブレーキ方法およびブレーキ装置を提供する。 【構成】 リニアモータのスライダの制動を行うブレー
キ方法において、制動時において、リニアモータの駆動
用電磁石12により形成される磁力によって、スライダ
11と固定側とのギャップ間隔を変更する。また、固定
磁界発生部に対して移動磁界発生部を移動させるリニア
モータにおいて、駆動用電磁石12を有したスライダ1
1を移動磁界発生部に備えさせ、固定磁界発生部との間
で形成されるギャップ間隔が可変となるようにスライダ
11を構成し、スライダ11に磁力を作用させてギャッ
プ間隔を変更する手段によって、このギャップ間隔を変
更可能とする。これによって、制動時において、スライ
ダ11と固定側2とのギャップ間隔を減少させることに
より、駆動用電磁石12による制動トルクの増加、ない
しスライダ11と固定側2との間の摩擦トルクの発生に
よってブレーキ作用を奏させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータに関し、
特に、移動機構の駆動源として使用するリニアモータを
制動するためのブレーキ方法およびブレーキ装置に関す
る。
特に、移動機構の駆動源として使用するリニアモータを
制動するためのブレーキ方法およびブレーキ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工作機械,産業機械あるいはその他の移
動機構に使用する駆動源として、リニアモータが知られ
ている。従来、リニアモータを制動させるものとして、
例えば、駆動されたリニアモータが持つエネルギーを電
気的に吸収して制動を行う電気的制動(以下、ダイナミ
ックブレーキと呼ぶ)や、別途摩擦ブレーキ機構を設け
機械的摩擦トルクを発生させて制動を行うもの等が知ら
れている。
動機構に使用する駆動源として、リニアモータが知られ
ている。従来、リニアモータを制動させるものとして、
例えば、駆動されたリニアモータが持つエネルギーを電
気的に吸収して制動を行う電気的制動(以下、ダイナミ
ックブレーキと呼ぶ)や、別途摩擦ブレーキ機構を設け
機械的摩擦トルクを発生させて制動を行うもの等が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リニアモータの制動機構では、制動特性やスペースの点
で問題点がある。
リニアモータの制動機構では、制動特性やスペースの点
で問題点がある。
【0004】例えば、従来のダイナミックブレーキによ
る電気的制動において、早送り速度が大きい場合には停
止距離が長くなり、制動を開始してから停止するまでの
距離を長く必要とし、良好な制動特性を得ることができ
ない。そのため、リニアモータを用いた駆動装置を構成
する場合には、この制動に要する停止距離をあらかじめ
見込んで、移動部分のストロークを設計を行う必要があ
り、装置全体が大型化することになる。
る電気的制動において、早送り速度が大きい場合には停
止距離が長くなり、制動を開始してから停止するまでの
距離を長く必要とし、良好な制動特性を得ることができ
ない。そのため、リニアモータを用いた駆動装置を構成
する場合には、この制動に要する停止距離をあらかじめ
見込んで、移動部分のストロークを設計を行う必要があ
り、装置全体が大型化することになる。
【0005】停止距離を短くするために、例えば、図1
1に示すように、スライダ11およびテーブル10の移
動を強制的に停止させるダンパ30を設ける制動構成が
考えられるが、この場合にはダンパを設けるためのスペ
ースが必要であり、装置全体が大型化することになる。
また、従来のダイナミックブレーキによる電気的制動に
おいて、リニアモータを重力軸等の垂直軸の駆動機構に
適用した場合には、落下を防止するためにカウンタバラ
ンスを設ける必要がある。
1に示すように、スライダ11およびテーブル10の移
動を強制的に停止させるダンパ30を設ける制動構成が
考えられるが、この場合にはダンパを設けるためのスペ
ースが必要であり、装置全体が大型化することになる。
また、従来のダイナミックブレーキによる電気的制動に
おいて、リニアモータを重力軸等の垂直軸の駆動機構に
適用した場合には、落下を防止するためにカウンタバラ
ンスを設ける必要がある。
【0006】また、摩擦ブレーキ機構の機械的摩擦トル
クによる制動では、信頼性に問題がある。
クによる制動では、信頼性に問題がある。
【0007】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決して、良好な制動特性で信頼性の高いリニアモータ
のブレーキ方法およびブレーキ装置を提供することを目
的とする。
解決して、良好な制動特性で信頼性の高いリニアモータ
のブレーキ方法およびブレーキ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアモータの
ブレーキ方法およびブレーキ装置は、リニアモータの移
動側と固定側との間で電気的な制動トルクないし機械的
な摩擦トルクを発生させ、これによって、リニアモータ
の制動を行うものである。
ブレーキ方法およびブレーキ装置は、リニアモータの移
動側と固定側との間で電気的な制動トルクないし機械的
な摩擦トルクを発生させ、これによって、リニアモータ
の制動を行うものである。
【0009】本出願の第1の発明は、リニアモータのス
ライダの制動を行うブレーキ方法において、制動時にお
いて、リニアモータの駆動用電磁石により形成される磁
力によって、スライダと固定側とのギャップ間隔を変更
することによって、前記目的を達成するものである。
ライダの制動を行うブレーキ方法において、制動時にお
いて、リニアモータの駆動用電磁石により形成される磁
力によって、スライダと固定側とのギャップ間隔を変更
することによって、前記目的を達成するものである。
【0010】そして、制動時において、スライダと固定
側とのギャップ間隔を減少させることにより、駆動用電
磁石による制動トルクの増加、ないしスライダと固定側
との間の摩擦トルクの発生によってブレーキ作用を奏さ
せることができる。
側とのギャップ間隔を減少させることにより、駆動用電
磁石による制動トルクの増加、ないしスライダと固定側
との間の摩擦トルクの発生によってブレーキ作用を奏さ
せることができる。
【0011】本出願の第2の発明は、固定磁界発生部に
対して移動磁界発生部を移動させるリニアモータにおい
て、駆動用電磁石を有したスライダを移動磁界発生部に
備えさせ、固定磁界発生部との間で形成されるギャップ
間隔が可変となるようにスライダを構成し、スライダに
磁力を作用させてギャップ間隔を変更する手段によっ
て、このギャップ間隔を変更可能とすることによってリ
ニアモータのブレーキ装置を構成して、前記目的を達成
するものである。
対して移動磁界発生部を移動させるリニアモータにおい
て、駆動用電磁石を有したスライダを移動磁界発生部に
備えさせ、固定磁界発生部との間で形成されるギャップ
間隔が可変となるようにスライダを構成し、スライダに
磁力を作用させてギャップ間隔を変更する手段によっ
て、このギャップ間隔を変更可能とすることによってリ
ニアモータのブレーキ装置を構成して、前記目的を達成
するものである。
【0012】そして、ギャップ間隔を変更する手段とし
て、移動磁界発生部に第1のスライダ用磁力発生部を設
け、第1のスライダ用磁力発生部が発生する磁力をスラ
イダに作用させてギャップ間隔を変更する構成とするこ
とができる。
て、移動磁界発生部に第1のスライダ用磁力発生部を設
け、第1のスライダ用磁力発生部が発生する磁力をスラ
イダに作用させてギャップ間隔を変更する構成とするこ
とができる。
【0013】また、ギャップ間隔を変更する他の手段と
して、移動磁界発生部に磁性体を設け、駆動用電磁石に
よる磁束によって発生する磁力をスライダに作用させて
ギャップ間隔を変更する構成とすることができる。
して、移動磁界発生部に磁性体を設け、駆動用電磁石に
よる磁束によって発生する磁力をスライダに作用させて
ギャップ間隔を変更する構成とすることができる。
【0014】さらに、ギャップ間隔を変更する別の手段
として、固定磁界発生部に第2のスライダ用磁力発生部
を設け、第2のスライダ用磁力発生部が発生する磁力を
スライダに作用させてギャップ間隔を変更する構成とす
ることができる。
として、固定磁界発生部に第2のスライダ用磁力発生部
を設け、第2のスライダ用磁力発生部が発生する磁力を
スライダに作用させてギャップ間隔を変更する構成とす
ることができる。
【0015】
【作用】リニアモータの駆動は、リニアモータの駆動電
磁石に電力を供給して、駆動電磁石を励磁させその励磁
位相を制御することによって、固定磁界発生部に対して
移動磁界発生部を移動させている。
磁石に電力を供給して、駆動電磁石を励磁させその励磁
位相を制御することによって、固定磁界発生部に対して
移動磁界発生部を移動させている。
【0016】このとき、本発明による移動磁界発生部で
は、リニアモータの駆動時には、スライダが備える駆動
用電磁石に駆動電流を供給してリニアモータの駆動を行
うとともに、スライダに磁力を作用させてギャップ間隔
を変更する手段によってスライダと固定磁界発生部との
間を所定間隔とする。
は、リニアモータの駆動時には、スライダが備える駆動
用電磁石に駆動電流を供給してリニアモータの駆動を行
うとともに、スライダに磁力を作用させてギャップ間隔
を変更する手段によってスライダと固定磁界発生部との
間を所定間隔とする。
【0017】リニアモータの制動を行う場合には、ギャ
ップ間隔を変更する手段によってスライダと固定磁界発
生部との間の間隔を変更することによって、リニアモー
タの移動側と固定側との間で電気的な制動トルク、ない
し機械的な摩擦トルクを発生させ、これによって、リニ
アモータの制動を行う。
ップ間隔を変更する手段によってスライダと固定磁界発
生部との間の間隔を変更することによって、リニアモー
タの移動側と固定側との間で電気的な制動トルク、ない
し機械的な摩擦トルクを発生させ、これによって、リニ
アモータの制動を行う。
【0018】ギャップ間隔を変更する手段として、移動
磁界発生部に設けた第1のスライダ用磁力発生部を使用
する場合には、リニアモータの駆動時には第1のスライ
ダ用磁力発生部が発生する磁力によってスライダのギャ
ップ間隔を所定間隔とし、制動時には第1のスライダ用
磁力発生部が発生する磁力を減少させてスライダのギャ
ップ間隔を狭め、これによって、移動磁界発生部に発生
する制動トルクを増加させて、制動性能を向上させる。
さらに、スライダが固定磁界発生部と接触すると、スラ
イダと固定磁界発生部との間で摩擦トルクが発生し、制
動性能が向上する。
磁界発生部に設けた第1のスライダ用磁力発生部を使用
する場合には、リニアモータの駆動時には第1のスライ
ダ用磁力発生部が発生する磁力によってスライダのギャ
ップ間隔を所定間隔とし、制動時には第1のスライダ用
磁力発生部が発生する磁力を減少させてスライダのギャ
ップ間隔を狭め、これによって、移動磁界発生部に発生
する制動トルクを増加させて、制動性能を向上させる。
さらに、スライダが固定磁界発生部と接触すると、スラ
イダと固定磁界発生部との間で摩擦トルクが発生し、制
動性能が向上する。
【0019】また、ギャップ間隔を変更する手段とし
て、移動磁界発生部に設けた磁性体を使用する場合に
は、リニアモータの駆動時には移動磁界発生部が発生す
る磁束により磁性体に生じる磁力によってスライダのギ
ャップ間隔を所定間隔とし、制動時には移動磁界発生部
が発生する磁束を減少させて磁性体に生じる磁力を弱め
てスライダのギャップ間隔を狭め、これによって、移動
磁界発生部に発生する制動トルクを増加させて、制動性
能を向上させる。さらに、スライダが固定磁界発生部と
接触すると、スライダと固定磁界発生部との間で摩擦ト
ルクを発生し、制動性能が向上する。
て、移動磁界発生部に設けた磁性体を使用する場合に
は、リニアモータの駆動時には移動磁界発生部が発生す
る磁束により磁性体に生じる磁力によってスライダのギ
ャップ間隔を所定間隔とし、制動時には移動磁界発生部
が発生する磁束を減少させて磁性体に生じる磁力を弱め
てスライダのギャップ間隔を狭め、これによって、移動
磁界発生部に発生する制動トルクを増加させて、制動性
能を向上させる。さらに、スライダが固定磁界発生部と
接触すると、スライダと固定磁界発生部との間で摩擦ト
ルクを発生し、制動性能が向上する。
【0020】また、ギャップ間隔を変更する手段とし
て、固定磁界発生部に設けた第2のスライダ用磁力発生
部を使用する場合には、リニアモータの駆動時には第2
のスライダ用磁力発生部が発生する磁力を微小あるいは
消失させておくことによってスライダのギャップ間隔を
所定間隔とし、制動時には第2のスライダ用磁力発生部
が発生する磁力を強めてスライダのギャップ間隔を狭
め、これによって、移動磁界発生部に発生する制動トル
クを増加させて、制動性能を向上させる。さらに、スラ
イダが固定磁界発生部と接触すると、スライダと固定磁
界発生部との間で摩擦トルクを発生し制動性能が向上す
る。この、第2のスライダ用磁力発生部は、移動磁界発
生部に設けた第1のスライダ用磁力発生部、あるいは移
動磁界発生部に設けた磁性体と併用することができる。
て、固定磁界発生部に設けた第2のスライダ用磁力発生
部を使用する場合には、リニアモータの駆動時には第2
のスライダ用磁力発生部が発生する磁力を微小あるいは
消失させておくことによってスライダのギャップ間隔を
所定間隔とし、制動時には第2のスライダ用磁力発生部
が発生する磁力を強めてスライダのギャップ間隔を狭
め、これによって、移動磁界発生部に発生する制動トル
クを増加させて、制動性能を向上させる。さらに、スラ
イダが固定磁界発生部と接触すると、スライダと固定磁
界発生部との間で摩擦トルクを発生し制動性能が向上す
る。この、第2のスライダ用磁力発生部は、移動磁界発
生部に設けた第1のスライダ用磁力発生部、あるいは移
動磁界発生部に設けた磁性体と併用することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
【0022】(本発明の第1実施例の構成)図1は、本
発明のリニアモータのブレーキ装置の第1の実施例の構
成を説明するための、一部を切り欠いた斜視図である。
図1では、リニアモータの移動機構の駆動源を構成して
おり、移動側1は固定側2に対して移動する。
発明のリニアモータのブレーキ装置の第1の実施例の構
成を説明するための、一部を切り欠いた斜視図である。
図1では、リニアモータの移動機構の駆動源を構成して
おり、移動側1は固定側2に対して移動する。
【0023】固定側2は、例えば、移動方向に延びたベ
ース20を備え、該ベース20上に複数個の固定磁石2
1が移動方向に配列されている。また、ベース20の一
部には、移動側1を移動可能に支持するレール22が、
ベース20に対して一体あるいは別個の部材として設け
られている。図1に示す例では、レール22はベース2
0の両側部に長さ方向に沿って形成されている。
ース20を備え、該ベース20上に複数個の固定磁石2
1が移動方向に配列されている。また、ベース20の一
部には、移動側1を移動可能に支持するレール22が、
ベース20に対して一体あるいは別個の部材として設け
られている。図1に示す例では、レール22はベース2
0の両側部に長さ方向に沿って形成されている。
【0024】ベース20上に配置された複数個の固定磁
石21は、リニアモータにおける固定磁界発生部を形成
しており、さらに、本発明のリニアモータにおいてはス
ライダとの接触によって摩擦トルク発生部として使用さ
れる。固定磁石21を摩擦トルク発生部として使用する
場合には、表面に被覆を施して適度な摩擦トルクの発生
するためのブレーキパッドを構成したり、表面の保護を
行うことができる。
石21は、リニアモータにおける固定磁界発生部を形成
しており、さらに、本発明のリニアモータにおいてはス
ライダとの接触によって摩擦トルク発生部として使用さ
れる。固定磁石21を摩擦トルク発生部として使用する
場合には、表面に被覆を施して適度な摩擦トルクの発生
するためのブレーキパッドを構成したり、表面の保護を
行うことができる。
【0025】移動側1は、固定側2に対して移動する部
分であり、駆動コイル等によって構成される駆動用電磁
石12が設けられたスライダ11を備えており、移動磁
界発生部を構成している。このスライダ11は、通常の
リニアモータにおけるスライダであり、駆動用電磁石1
2によって形成される移動磁界発生部の磁束と、固定磁
石21により形成される固定磁界発生部の空間的に周期
的な磁束との相互作用によって、駆動力を受けるもので
ある。なお、この駆動機構については、通常のリニアモ
ータと同様であるので、詳細な機構については省略す
る。なお、このスライダ11には、固定磁石21と対向
する側にコア12を設け、磁束密度を向上させることが
できる。
分であり、駆動コイル等によって構成される駆動用電磁
石12が設けられたスライダ11を備えており、移動磁
界発生部を構成している。このスライダ11は、通常の
リニアモータにおけるスライダであり、駆動用電磁石1
2によって形成される移動磁界発生部の磁束と、固定磁
石21により形成される固定磁界発生部の空間的に周期
的な磁束との相互作用によって、駆動力を受けるもので
ある。なお、この駆動機構については、通常のリニアモ
ータと同様であるので、詳細な機構については省略す
る。なお、このスライダ11には、固定磁石21と対向
する側にコア12を設け、磁束密度を向上させることが
できる。
【0026】移動機構は、スライダ11に取り付けられ
たテーブル10を備えており、固定側2のレール22に
対してスライド移動を案内するガイド16が設けられて
いる。テーブル10は、ガイド16によってレール22
上をスライドして移動することになる。このガイド16
は、例えば、ベアリング機構を備えた構成とすることが
できる。そして、スライダ11と固定磁石21との間に
は、移動時には所定の間隔のギャップ間隔が形成されて
いる。
たテーブル10を備えており、固定側2のレール22に
対してスライド移動を案内するガイド16が設けられて
いる。テーブル10は、ガイド16によってレール22
上をスライドして移動することになる。このガイド16
は、例えば、ベアリング機構を備えた構成とすることが
できる。そして、スライダ11と固定磁石21との間に
は、移動時には所定の間隔のギャップ間隔が形成されて
いる。
【0027】また、本発明におけるスライダ11は、テ
ーブル10と固定磁石21との間で移動可能の取り付け
られており、このスライダ11の移動によって、スライ
ダ11と固定磁石21との間のギャップ間隔を変更可能
としている。ギャップ間隔を変更する手段としては、例
えば、スライダ11内にストッパボルト開口部15を形
成し、このストッパボルト開口部15内にストッパボル
ト14を通し、該ストッパボルト14をテーブル10に
固定することによって構成することができる。この構成
により、スライダ11は、ストッパボルト14を案内軸
としてテーブル10と固定磁石21との間を移動可能と
なる。
ーブル10と固定磁石21との間で移動可能の取り付け
られており、このスライダ11の移動によって、スライ
ダ11と固定磁石21との間のギャップ間隔を変更可能
としている。ギャップ間隔を変更する手段としては、例
えば、スライダ11内にストッパボルト開口部15を形
成し、このストッパボルト開口部15内にストッパボル
ト14を通し、該ストッパボルト14をテーブル10に
固定することによって構成することができる。この構成
により、スライダ11は、ストッパボルト14を案内軸
としてテーブル10と固定磁石21との間を移動可能と
なる。
【0028】一方、テーブル10には、スライダ11の
駆動用電磁石12と対向する位置にブレーキ用電磁石1
3が設けられている。このブレーキ用電磁石13は、作
動時においてスライダ11を引きつけるものである。
駆動用電磁石12と対向する位置にブレーキ用電磁石1
3が設けられている。このブレーキ用電磁石13は、作
動時においてスライダ11を引きつけるものである。
【0029】本発明の制動機構は、前記した固定磁界発
生部側の固定磁石21とスライダ11と移動磁界発生部
側のブレーキ用電磁石13とを備えている。ブレーキ用
電磁石13が発生する磁力は、スライダ11をテーブル
10側に引きつける。
生部側の固定磁石21とスライダ11と移動磁界発生部
側のブレーキ用電磁石13とを備えている。ブレーキ用
電磁石13が発生する磁力は、スライダ11をテーブル
10側に引きつける。
【0030】したがって、リニアモータの通常の移動時
には、ブレーキ用電磁石13を駆動してスライダ11を
引きつけ、スライダ11と固定磁石21とのギャップ間
隔を移動時における所定間隔とする。図2は、リニアモ
ータの通常の移動時におけるスライダと固定磁石との間
の位置関係およびギャップ間隔を示す断面図である。図
2において、スライダ11はブレーキ用電磁石13によ
って引きつけられ、所定のギャップ間隔が形成される。
には、ブレーキ用電磁石13を駆動してスライダ11を
引きつけ、スライダ11と固定磁石21とのギャップ間
隔を移動時における所定間隔とする。図2は、リニアモ
ータの通常の移動時におけるスライダと固定磁石との間
の位置関係およびギャップ間隔を示す断面図である。図
2において、スライダ11はブレーキ用電磁石13によ
って引きつけられ、所定のギャップ間隔が形成される。
【0031】これに対して、リニアモータの通常の移動
時には、ブレーキ用電磁石13による磁力を弱めたりあ
るいは消失させることによって、スライダ11の引きつ
けを弱め、スライダ11と固定磁石21とのギャップ間
隔を移動時の所定間隔より狭めたり、あるいはスライダ
11を固定磁石21と接触させる。図3は、リニアモー
タの制動時におけるスライダと固定磁石との間の位置関
係およびギャップ間隔を示す断面図である。図3におい
て、スライダ11は固定磁石21に引きつけられ、ギャ
ップ間隔が狭まったり、スライダ11と固定磁石21と
の接触が行われる。
時には、ブレーキ用電磁石13による磁力を弱めたりあ
るいは消失させることによって、スライダ11の引きつ
けを弱め、スライダ11と固定磁石21とのギャップ間
隔を移動時の所定間隔より狭めたり、あるいはスライダ
11を固定磁石21と接触させる。図3は、リニアモー
タの制動時におけるスライダと固定磁石との間の位置関
係およびギャップ間隔を示す断面図である。図3におい
て、スライダ11は固定磁石21に引きつけられ、ギャ
ップ間隔が狭まったり、スライダ11と固定磁石21と
の接触が行われる。
【0032】なお、ブレーキ用電磁石13の発生する磁
力は、スライダ11がテーブル10側の位置にあると
き、固定磁石21による磁力に抗してスライダ11をテ
ーブル10側に引きつけるに充分大きくなるよう、コイ
ルの卷回数や供給電流等を設定する。
力は、スライダ11がテーブル10側の位置にあると
き、固定磁石21による磁力に抗してスライダ11をテ
ーブル10側に引きつけるに充分大きくなるよう、コイ
ルの卷回数や供給電流等を設定する。
【0033】(本発明の一実施例の作用)次に、本発明
のリニアモータの第1の実施例の作用について、図4,
図5,および図6を用いて説明する。図4は、リニアモ
ータの駆動時における状態を説明するための断面図であ
り、図5,図6は、リニアモータの制動時における状態
を説明するための断面図である。なお、スライダは、図
5においては固定磁石と非接触状態にあり、図6におい
ては固定磁石と接触状態にある。
のリニアモータの第1の実施例の作用について、図4,
図5,および図6を用いて説明する。図4は、リニアモ
ータの駆動時における状態を説明するための断面図であ
り、図5,図6は、リニアモータの制動時における状態
を説明するための断面図である。なお、スライダは、図
5においては固定磁石と非接触状態にあり、図6におい
ては固定磁石と接触状態にある。
【0034】図4において、リニアモータの駆動時に
は、ブレーキ用電磁石13に電流を供給して磁力を発生
させ、スライダ11を引きつける。これによって、スラ
イダ11と固定磁石21と間にはリニアモータの通常の
駆動時における所定間隔のギャップ間隔が形成される。
は、ブレーキ用電磁石13に電流を供給して磁力を発生
させ、スライダ11を引きつける。これによって、スラ
イダ11と固定磁石21と間にはリニアモータの通常の
駆動時における所定間隔のギャップ間隔が形成される。
【0035】一方、スライダ11に設けられる駆動用電
磁石12のコイルに対して駆動電流を供給し、駆動磁界
を形成する。このとき形成される駆動磁界の磁束の強さ
は、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔とによ
り形成される磁路の磁気抵抗により定まる。この駆動磁
界は、スライダ11と対向してベース20側に設けられ
た固定磁石21の磁界との間で相互に作用する。そし
て、この相互作用によって、スライダ11は駆動力を受
ける。このとき、テーブル10はレールおよびガイドに
よってスライド可能に支持されているため、この駆動力
によって図4の前後方向に駆動が行われる。
磁石12のコイルに対して駆動電流を供給し、駆動磁界
を形成する。このとき形成される駆動磁界の磁束の強さ
は、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔とによ
り形成される磁路の磁気抵抗により定まる。この駆動磁
界は、スライダ11と対向してベース20側に設けられ
た固定磁石21の磁界との間で相互に作用する。そし
て、この相互作用によって、スライダ11は駆動力を受
ける。このとき、テーブル10はレールおよびガイドに
よってスライド可能に支持されているため、この駆動力
によって図4の前後方向に駆動が行われる。
【0036】これに対して、図5において、リニアモー
タの制動時には、ブレーキ用電磁石13に供給する電流
を減少させて、スライダ11を引きつける磁力を弱め
る。これによって、スライダ11と固定磁石21と間の
ギャップ間隔は、図4に示した通常のリニアモータの駆
動時のギャップ間隔より狭まる。このギャップ間隔の変
更により、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔
とにより形成される磁路の磁気抵抗は減少し、駆動用電
磁石12により形成される磁界の強さは強まる。このと
き、駆動用電磁石12は、例えば発電制動や逆相制動や
回生制動等の電気的制動を行っており、ギャップ間隔の
変更によって制動トルクは増加する。
タの制動時には、ブレーキ用電磁石13に供給する電流
を減少させて、スライダ11を引きつける磁力を弱め
る。これによって、スライダ11と固定磁石21と間の
ギャップ間隔は、図4に示した通常のリニアモータの駆
動時のギャップ間隔より狭まる。このギャップ間隔の変
更により、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔
とにより形成される磁路の磁気抵抗は減少し、駆動用電
磁石12により形成される磁界の強さは強まる。このと
き、駆動用電磁石12は、例えば発電制動や逆相制動や
回生制動等の電気的制動を行っており、ギャップ間隔の
変更によって制動トルクは増加する。
【0037】さらに、図6において、リニアモータの制
動時において、ブレーキ用電磁石13に供給する電流の
減少によるスライダ11に作用する磁力の減少により、
スライダ11は固定磁石21と接触する。このスライダ
11と固定磁石21との接触によって、スライダ11と
固定磁石21との間には摩擦トルクが発生し、機械的制
動が行われる。
動時において、ブレーキ用電磁石13に供給する電流の
減少によるスライダ11に作用する磁力の減少により、
スライダ11は固定磁石21と接触する。このスライダ
11と固定磁石21との接触によって、スライダ11と
固定磁石21との間には摩擦トルクが発生し、機械的制
動が行われる。
【0038】したがって、スライダ11と固定磁石21
とのギャップ間隔を狭めることにより、移動磁界発生部
と固定磁界発生部とを通過する磁気抵抗を減少させて、
発電制動や逆相制動や回生制動等の電気的制動の制動ト
ルクを増加させ、これによって、制動特性を向上させる
ことができる。
とのギャップ間隔を狭めることにより、移動磁界発生部
と固定磁界発生部とを通過する磁気抵抗を減少させて、
発電制動や逆相制動や回生制動等の電気的制動の制動ト
ルクを増加させ、これによって、制動特性を向上させる
ことができる。
【0039】また、スライダ11を固定磁石21に接触
させることによって、両者の間で摩擦トルクを発生さ
せ、これによって、制動特性を向上させることができ
る。
させることによって、両者の間で摩擦トルクを発生さ
せ、これによって、制動特性を向上させることができ
る。
【0040】(本発明の第2実施例の構成および作用)
次に、本発明の第2実施例の構成および作用について説
明する。本発明の第2実施例の構成は、前記第1の実施
例の構成においてブレーキ用電磁石に代えて磁性体を用
いるものであり、その他の構成については共通してい
る。
次に、本発明の第2実施例の構成および作用について説
明する。本発明の第2実施例の構成は、前記第1の実施
例の構成においてブレーキ用電磁石に代えて磁性体を用
いるものであり、その他の構成については共通してい
る。
【0041】したがって、駆動用電磁石と固定磁石とに
よるリニアモータの駆動については、前記第1の実施例
と同様でるあため説明を省略し、リニアモータの制動に
ついてのみ図4,図5,および図6を用いて説明する。
よるリニアモータの駆動については、前記第1の実施例
と同様でるあため説明を省略し、リニアモータの制動に
ついてのみ図4,図5,および図6を用いて説明する。
【0042】図4において、リニアモータの駆動を行う
場合には、駆動用電磁石12に駆動電流を供給して磁界
を発生させる。この磁界はリニアモータの駆動に用いら
れるとともに、テーブル10側の磁性体に磁力を形成す
る。この磁性体に形成される磁力は、スライダ11をテ
ーブル10側に引きつける。これによって、スライダ1
1と固定磁石21と間にはリニアモータの通常の駆動時
における所定間隔のギャップ間隔が形成される。
場合には、駆動用電磁石12に駆動電流を供給して磁界
を発生させる。この磁界はリニアモータの駆動に用いら
れるとともに、テーブル10側の磁性体に磁力を形成す
る。この磁性体に形成される磁力は、スライダ11をテ
ーブル10側に引きつける。これによって、スライダ1
1と固定磁石21と間にはリニアモータの通常の駆動時
における所定間隔のギャップ間隔が形成される。
【0043】駆動用電磁石12によって形成される駆動
磁界の磁束の強さは、スライダ11と固定磁石21とギ
ャップ間隔とにより形成される磁路の磁気抵抗により定
まる。この駆動磁界は、スライダ11と対向してベース
20側に設けられた固定磁石21の磁界との間で相互に
作用する。スライダ11は、この相互作用によって駆動
力を受ける。このとき、テーブル10はレールおよびガ
イドによってスライド可能に支持されているため、この
駆動力によって図4の前後方向に駆動が行われる。
磁界の磁束の強さは、スライダ11と固定磁石21とギ
ャップ間隔とにより形成される磁路の磁気抵抗により定
まる。この駆動磁界は、スライダ11と対向してベース
20側に設けられた固定磁石21の磁界との間で相互に
作用する。スライダ11は、この相互作用によって駆動
力を受ける。このとき、テーブル10はレールおよびガ
イドによってスライド可能に支持されているため、この
駆動力によって図4の前後方向に駆動が行われる。
【0044】図5において、駆動用電磁石12に供給す
る電流を減少させてリニアモータの制動を行う場合に
は、磁性体がスライダ11を引き寄せる磁力は弱まる。
これによって、スライダ11と固定磁石21と間のギャ
ップ間隔は、図4に示した通常のリニアモータの駆動時
のギャップ間隔より狭まる。このギャップ間隔の変更に
より、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔とに
より形成される磁路の磁気抵抗は減少し、駆動用電磁石
12により形成される磁界の強さは強まる。このとき、
駆動用電磁石12は、例えば逆相制動の電気的制動を行
っており、ギャップ間隔の変更によって制動トルクは増
加する。
る電流を減少させてリニアモータの制動を行う場合に
は、磁性体がスライダ11を引き寄せる磁力は弱まる。
これによって、スライダ11と固定磁石21と間のギャ
ップ間隔は、図4に示した通常のリニアモータの駆動時
のギャップ間隔より狭まる。このギャップ間隔の変更に
より、スライダ11と固定磁石21とギャップ間隔とに
より形成される磁路の磁気抵抗は減少し、駆動用電磁石
12により形成される磁界の強さは強まる。このとき、
駆動用電磁石12は、例えば逆相制動の電気的制動を行
っており、ギャップ間隔の変更によって制動トルクは増
加する。
【0045】また、駆動用電磁石12に供給する電流を
停止してリニアモータの制動を行う場合には、磁性体が
スライダ11を引き寄せる磁力は残留磁場を無視すると
ほぼ零となる。これによって、スライダ11と固定磁石
21と間のギャップ間隔は、接触方向に向かって急速に
狭まる。このギャップ間隔の変更により、スライダ11
と固定磁石21とギャップ間隔とにより形成される磁路
の磁気抵抗は減少し、駆動用電磁石12により形成され
る磁界の強さは強まる。このとき、駆動用電磁石12
は、例えば発電制動や回生制動等の電気的制動による制
動トルクを増加させ、これによって、制動特性を向上さ
せることができる。
停止してリニアモータの制動を行う場合には、磁性体が
スライダ11を引き寄せる磁力は残留磁場を無視すると
ほぼ零となる。これによって、スライダ11と固定磁石
21と間のギャップ間隔は、接触方向に向かって急速に
狭まる。このギャップ間隔の変更により、スライダ11
と固定磁石21とギャップ間隔とにより形成される磁路
の磁気抵抗は減少し、駆動用電磁石12により形成され
る磁界の強さは強まる。このとき、駆動用電磁石12
は、例えば発電制動や回生制動等の電気的制動による制
動トルクを増加させ、これによって、制動特性を向上さ
せることができる。
【0046】さらに、図6において、リニアモータの制
動時において、スライダ11が固定磁石21と接触する
と、スライダ11と固定磁石21との間には摩擦トルク
が発生し、機械的制動が行われる。
動時において、スライダ11が固定磁石21と接触する
と、スライダ11と固定磁石21との間には摩擦トルク
が発生し、機械的制動が行われる。
【0047】したがって、スライダ11と固定磁石21
とのギャップ間隔を狭めることにより、移動磁界発生部
と固定磁界発生部とを通過する磁気抵抗を減少させて、
発電制動や逆相制動や回生制動等の電気的制動の制動ト
ルクを増加させ、これによって、制動特性を向上させる
ことができる。
とのギャップ間隔を狭めることにより、移動磁界発生部
と固定磁界発生部とを通過する磁気抵抗を減少させて、
発電制動や逆相制動や回生制動等の電気的制動の制動ト
ルクを増加させ、これによって、制動特性を向上させる
ことができる。
【0048】また、スライダ11を固定磁石21に接触
させることによって、両者の間で摩擦トルクを発生さ
せ、これによって、制動特性を向上させることができ
る。
させることによって、両者の間で摩擦トルクを発生さ
せ、これによって、制動特性を向上させることができ
る。
【0049】(本発明の第3実施例の構成および作用)
次に、本発明の第3実施例の構成および作用について説
明する。図7は、本発明のリニアモータのブレーキ装置
の第3の実施例の構成を説明するための断面図である。
本発明の第3実施例の構成は、前記第1の実施例の構成
において固定磁界発生部側に第2ブレーキ用電磁石を設
けるものであり、その他の構成については共通してい
る。
次に、本発明の第3実施例の構成および作用について説
明する。図7は、本発明のリニアモータのブレーキ装置
の第3の実施例の構成を説明するための断面図である。
本発明の第3実施例の構成は、前記第1の実施例の構成
において固定磁界発生部側に第2ブレーキ用電磁石を設
けるものであり、その他の構成については共通してい
る。
【0050】第3実施例に示す第2ブレーキ用電磁石2
3は、図7においてベース20に固定磁石21と併設し
て設けることができ、制動時においてスライダ11に磁
力を付与することができる。なお、図7においては、前
記第1実施例に示したブレーキ用電磁石13を第1ブレ
ーキ用電磁石17として示しているが、同様の電磁石に
よって構成することができる。
3は、図7においてベース20に固定磁石21と併設し
て設けることができ、制動時においてスライダ11に磁
力を付与することができる。なお、図7においては、前
記第1実施例に示したブレーキ用電磁石13を第1ブレ
ーキ用電磁石17として示しているが、同様の電磁石に
よって構成することができる。
【0051】そして、駆動用電磁石と固定磁石とによる
リニアモータの駆動については、前記第1の実施例と同
様でるあため説明を省略し、リニアモータの制動につい
てのみ図8,図9,および図10を用いて説明する。
リニアモータの駆動については、前記第1の実施例と同
様でるあため説明を省略し、リニアモータの制動につい
てのみ図8,図9,および図10を用いて説明する。
【0052】図8は、実施例3のリニアモータの駆動時
における状態を説明するための断面図であり、図9,図
10は、実施例3のリニアモータの制動時における状態
を説明するための断面図である。なお、スライダは、図
9においては固定磁石と非接触状態にあり、図10にお
いては固定磁石と接触状態にある。
における状態を説明するための断面図であり、図9,図
10は、実施例3のリニアモータの制動時における状態
を説明するための断面図である。なお、スライダは、図
9においては固定磁石と非接触状態にあり、図10にお
いては固定磁石と接触状態にある。
【0053】図8において、リニアモータの駆動時に
は、第1ブレーキ用電磁石17に電流し、一方、第2ブ
レーキ用電磁石23への電流の供給を行わない。これに
よって、第1ブレーキ用電磁石17についてのみ磁力を
発生させスライダ11をテーブル10側に引きつける。
これによって、スライダ11と固定磁石21と間にはリ
ニアモータの通常の駆動時における所定間隔のギャップ
間隔が形成される。
は、第1ブレーキ用電磁石17に電流し、一方、第2ブ
レーキ用電磁石23への電流の供給を行わない。これに
よって、第1ブレーキ用電磁石17についてのみ磁力を
発生させスライダ11をテーブル10側に引きつける。
これによって、スライダ11と固定磁石21と間にはリ
ニアモータの通常の駆動時における所定間隔のギャップ
間隔が形成される。
【0054】一方、スライダ11に設けられる駆動用電
磁石12のコイルに対しては、前記実施例1と同様に駆
動電流を供給し、駆動磁界を形成する。そして、スライ
ダ11と固定磁石21とギャップ間隔とにより形成され
る磁路の磁気抵抗により定まる駆動磁界の磁束の強さに
応じた駆動トルクが形成される。
磁石12のコイルに対しては、前記実施例1と同様に駆
動電流を供給し、駆動磁界を形成する。そして、スライ
ダ11と固定磁石21とギャップ間隔とにより形成され
る磁路の磁気抵抗により定まる駆動磁界の磁束の強さに
応じた駆動トルクが形成される。
【0055】これに対して、図9において、リニアモー
タの制動時には、第1ブレーキ用電磁石17に供給する
電流を停止させて、スライダ11を引きつける磁力を弱
めるとともに、第2ブレーキ用電磁石23に電流を供給
して、スライダ11を固定磁界発生部側に引きつける磁
力を発生させる。これによって、スライダ11と固定磁
石21と間のギャップ間隔は、図8に示した通常のリニ
アモータの駆動時のギャップ間隔より狭まる。このギャ
ップ間隔の変更により、スライダ11と固定磁石21と
ギャップ間隔とにより形成される磁路の磁気抵抗は減少
し、駆動用電磁石12により形成される磁界の強さは強
まる。このとき、駆動用電磁石12は、例えば発電制動
や逆相制動や回生制動等の電気的制動を行っており、ギ
ャップ間隔の変更によって制動トルクは増加する。
タの制動時には、第1ブレーキ用電磁石17に供給する
電流を停止させて、スライダ11を引きつける磁力を弱
めるとともに、第2ブレーキ用電磁石23に電流を供給
して、スライダ11を固定磁界発生部側に引きつける磁
力を発生させる。これによって、スライダ11と固定磁
石21と間のギャップ間隔は、図8に示した通常のリニ
アモータの駆動時のギャップ間隔より狭まる。このギャ
ップ間隔の変更により、スライダ11と固定磁石21と
ギャップ間隔とにより形成される磁路の磁気抵抗は減少
し、駆動用電磁石12により形成される磁界の強さは強
まる。このとき、駆動用電磁石12は、例えば発電制動
や逆相制動や回生制動等の電気的制動を行っており、ギ
ャップ間隔の変更によって制動トルクは増加する。
【0056】また、実施例1と比較して、スライダ11
を固定磁界発生部側に移動させる磁力を大きくすること
ができるため、実施例1より急速にギャップ間隔を変更
することができ、制動トルクの増加を早めることができ
る。
を固定磁界発生部側に移動させる磁力を大きくすること
ができるため、実施例1より急速にギャップ間隔を変更
することができ、制動トルクの増加を早めることができ
る。
【0057】さらに、図10において、リニアモータの
制動時において、第1ブレーキ用電磁石17への電流供
給の減少および第2ブレーキ用電磁石23への電流供給
の開始によるスライダ11の固定磁界発生部方向への引
きつけによって、スライダ11は固定磁石21と接触す
る。このスライダ11と固定磁石21との接触によっ
て、スライダ11と固定磁石21との間には摩擦トルク
が発生し、機械的制動が行われる。また、実施例1と比
較して、スライダ11を固定磁界発生部側に移動させる
磁力を大きくすることができるため、スライダ11と固
定磁石21との接触を実施例1より早期に行うことがで
きる。
制動時において、第1ブレーキ用電磁石17への電流供
給の減少および第2ブレーキ用電磁石23への電流供給
の開始によるスライダ11の固定磁界発生部方向への引
きつけによって、スライダ11は固定磁石21と接触す
る。このスライダ11と固定磁石21との接触によっ
て、スライダ11と固定磁石21との間には摩擦トルク
が発生し、機械的制動が行われる。また、実施例1と比
較して、スライダ11を固定磁界発生部側に移動させる
磁力を大きくすることができるため、スライダ11と固
定磁石21との接触を実施例1より早期に行うことがで
きる。
【0058】したがって、第2ブレーキ用電磁石によっ
て、電気的制動および機械的制動の制動トルクの発生時
期を早期とすることができ、これによって、制動特性を
向上させることができる。
て、電気的制動および機械的制動の制動トルクの発生時
期を早期とすることができ、これによって、制動特性を
向上させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
良好な制動特性で信頼性の高いリニアモータのブレーキ
方法およびブレーキ装置を提供することができる。
良好な制動特性で信頼性の高いリニアモータのブレーキ
方法およびブレーキ装置を提供することができる。
【図1】本発明のリニアモータのブレーキ装置の第1の
実施例の構成を説明するための、一部を切り欠いた斜視
図である。
実施例の構成を説明するための、一部を切り欠いた斜視
図である。
【図2】リニアモータの通常の移動時におけるスライダ
と固定磁石との間の位置関係およびギャップ間隔を示す
断面図である。
と固定磁石との間の位置関係およびギャップ間隔を示す
断面図である。
【図3】リニアモータの制動時におけるスライダと固定
磁石との間の位置関係およびギャップ間隔を示す断面図
である。
磁石との間の位置関係およびギャップ間隔を示す断面図
である。
【図4】リニアモータの駆動時における状態を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図5】リニアモータの制動時における状態を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図6】リニアモータの制動時における状態を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図7】本発明のリニアモータのブレーキ装置の第3の
実施例の構成を説明するための断面図である。
実施例の構成を説明するための断面図である。
【図8】本発明の実施例3のリニアモータの駆動時にお
ける状態を説明するための断面図である。
ける状態を説明するための断面図である。
【図9】本発明の実施例3のリニアモータの制動時にお
ける状態を説明するための断面図である。
ける状態を説明するための断面図である。
【図10】本発明の実施例3のリニアモータの制動時に
おける状態を説明するための断面図である。
おける状態を説明するための断面図である。
【図11】従来のリニアモータの制動機構を説明するた
めの概略図である。
めの概略図である。
1 移動側 2 固定側 10 テーブル 11 スライダ 12 駆動用電磁石 13,17,23 ブレーキ用電磁石 14 ストッパボルト 15 ストッパボルト用開口部 16 ガイド 20 ベース 21 固定磁石 22 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 慎哉 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 鈴木 竜二 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 リニアモータのスライダの制動を行うブ
レーキ方法において、制動時において、リニアモータの
駆動用電磁石により形成される磁力によって、スライダ
と固定側とのギャップ間隔を変更することを特徴とする
リニアモータのブレーキ方法。 - 【請求項2】 前記ギャップ間隔を減少させ、駆動用電
磁石による制動トルクを増加させることを特徴とする請
求項1記載のリニアモータのブレーキ方法。 - 【請求項3】 前記ギャップ間隔を減少させ、スライダ
と固定側との間で摩擦トルクを発生させることを特徴と
する請求項1記載のリニアモータのブレーキ方法。 - 【請求項4】 固定磁界発生部に対して移動磁界発生部
を移動させるリニアモータにおいて、前記移動磁界発生
部は、駆動用電磁石を有したスライダを備え、前記スラ
イダは固定磁界発生部との間で形成されるギャップ間隔
を可変とし、前記スライダに磁力を作用させてギャップ
間隔を変更する手段を備えたことを特徴とするリニアモ
ータのブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記ギャップ間隔変更手段は、移動磁界
発生部に設けたスライダ用磁力発生部であることを特徴
とする請求項4記載のリニアモータのブレーキ装置。 - 【請求項6】 前記ギャップ間隔変更手段は、移動磁界
発生部に設けた磁性体であることを特徴とする請求項4
記載のリニアモータのブレーキ装置。 - 【請求項7】 前記ギャップ間隔変更手段は、固定磁界
発生部に設けたスライダ用磁力発生部であることを特徴
とする請求項4,5,又は6記載のリニアモータのブレ
ーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13890995A JPH08317625A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | リニアモータのブレーキ方法およびブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13890995A JPH08317625A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | リニアモータのブレーキ方法およびブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08317625A true JPH08317625A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15232980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13890995A Withdrawn JPH08317625A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | リニアモータのブレーキ方法およびブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08317625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114301256A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-08 | 深圳市东奇动力技术有限公司 | 一种具备停电制动机构的直线电机 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP13890995A patent/JPH08317625A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114301256A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-08 | 深圳市东奇动力技术有限公司 | 一种具备停电制动机构的直线电机 |
| CN114301256B (zh) * | 2021-12-29 | 2024-03-22 | 深圳市东奇动力技术有限公司 | 一种具备停电制动机构的直线电机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |