JPH08317735A - 植物成長制御用被覆材料 - Google Patents
植物成長制御用被覆材料Info
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- JPH08317735A JPH08317735A JP8054882A JP5488296A JPH08317735A JP H08317735 A JPH08317735 A JP H08317735A JP 8054882 A JP8054882 A JP 8054882A JP 5488296 A JP5488296 A JP 5488296A JP H08317735 A JPH08317735 A JP H08317735A
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- JP
- Japan
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- plant growth
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- Pending
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- Protection Of Plants (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 光を透過させたときの光合成有効光量子
束(PPF)透過率が50%以上、かつ、下記式で表さ
れるA値が0.9以下であることを特徴とする植物成長
促進用被覆材料、および、光を透過させたときの光合成
有効光量子束(PPF)透過率が50%以上、かつ、A
値が1.3以上であることを特徴とする植物成長抑制用
被覆材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
である〕 【効果】 簡便に植物の成長を制御できる被覆材料を提
供する。
束(PPF)透過率が50%以上、かつ、下記式で表さ
れるA値が0.9以下であることを特徴とする植物成長
促進用被覆材料、および、光を透過させたときの光合成
有効光量子束(PPF)透過率が50%以上、かつ、A
値が1.3以上であることを特徴とする植物成長抑制用
被覆材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
である〕 【効果】 簡便に植物の成長を制御できる被覆材料を提
供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の成長を促進
または抑制する新規な被覆材料に関するものであり、施
設園芸において極めて価値のあるものである。
または抑制する新規な被覆材料に関するものであり、施
設園芸において極めて価値のあるものである。
【0002】
【従来の技術】施設園芸や家庭園芸に用いられる被覆材
の第1目的は、外気と温室の間の対流伝熱による熱損失
を抑える(換気率を小さくする)ことにより、温度環境
の適切な調節、栽培時期の調節、栽培必要日数の短縮、
栽培回数の増大などを図ることである。その他、降雨を
遮断して農薬、肥料などが温室外へ移動するのを抑制す
る等の効果もあり、またCO2 施肥なども可能とするも
のである。一次被覆材は、外気や太陽光に直接さらされ
るため、耐用年数が長いことが望ましく、また、光線透
過率が高いことが必要である。この目的には、ガラス、
プラスチック板またはフィルムが用いられている。特に
フィルムの場合、安価で、取りつけ、取り外しが簡便と
いう利点を持つ。また、二次被覆材は、保温目的、遮光
用を主たる用途とし、分光透過率、透過光全量中の拡散
光の割合を増加させる目的もあり、ポリエチレン、アル
ミ蒸着フィルムが多く用いられる。このように、現在実
用化されている被覆材の機能は、温度環境の保持調節を
主体とするものである。その他の被覆材料の機能につい
ての検討は、1950年代に光形態形成に関する研究が
急速に発展したのに対応して、わが国でも農林水産省が
主体となり、光形態形成制御を含む光質利用研究が19
83年までの20年以上にわたり、活発に行われてき
た。しかしなお、実用的な成果を得るに到っていない
(農業および園芸、第69巻第9号、986頁、199
4年)。
の第1目的は、外気と温室の間の対流伝熱による熱損失
を抑える(換気率を小さくする)ことにより、温度環境
の適切な調節、栽培時期の調節、栽培必要日数の短縮、
栽培回数の増大などを図ることである。その他、降雨を
遮断して農薬、肥料などが温室外へ移動するのを抑制す
る等の効果もあり、またCO2 施肥なども可能とするも
のである。一次被覆材は、外気や太陽光に直接さらされ
るため、耐用年数が長いことが望ましく、また、光線透
過率が高いことが必要である。この目的には、ガラス、
プラスチック板またはフィルムが用いられている。特に
フィルムの場合、安価で、取りつけ、取り外しが簡便と
いう利点を持つ。また、二次被覆材は、保温目的、遮光
用を主たる用途とし、分光透過率、透過光全量中の拡散
光の割合を増加させる目的もあり、ポリエチレン、アル
ミ蒸着フィルムが多く用いられる。このように、現在実
用化されている被覆材の機能は、温度環境の保持調節を
主体とするものである。その他の被覆材料の機能につい
ての検討は、1950年代に光形態形成に関する研究が
急速に発展したのに対応して、わが国でも農林水産省が
主体となり、光形態形成制御を含む光質利用研究が19
83年までの20年以上にわたり、活発に行われてき
た。しかしなお、実用的な成果を得るに到っていない
(農業および園芸、第69巻第9号、986頁、199
4年)。
【0003】ところで、今日、種苗生産施設で生産され
た苗は一般に徒長ぎみであり、矮化した頑丈な苗が望ま
れている。矮化した苗は自然環境に強く、倒伏軽減効果
による作物の収穫量低減防止にも効果がある。花卉栽培
においては軸の長い花が切り花として珍重される反面、
鉢物の場合は矮化した大輪の花が望まれるなどの傾向も
みられる。果樹栽培では、植物体の矮化は作業性の向上
のための大きな課題である。また、接ぎ木苗の場合、ロ
ボットによる切断では節間の均一化が問題となる。この
ように、植物の伸長成長は商品価値を左右するが、現
在、これらの調節は薬品の矮化剤による化学的調節や、
力学的抑制(整枝剪定)によって行われており、より安
全かつ簡便な方法が望まれている。
た苗は一般に徒長ぎみであり、矮化した頑丈な苗が望ま
れている。矮化した苗は自然環境に強く、倒伏軽減効果
による作物の収穫量低減防止にも効果がある。花卉栽培
においては軸の長い花が切り花として珍重される反面、
鉢物の場合は矮化した大輪の花が望まれるなどの傾向も
みられる。果樹栽培では、植物体の矮化は作業性の向上
のための大きな課題である。また、接ぎ木苗の場合、ロ
ボットによる切断では節間の均一化が問題となる。この
ように、植物の伸長成長は商品価値を左右するが、現
在、これらの調節は薬品の矮化剤による化学的調節や、
力学的抑制(整枝剪定)によって行われており、より安
全かつ簡便な方法が望まれている。
【0004】従来、人工光源を用いた実験より、遠赤色
光が多い光環境では、植物の伸長成長を促進することが
知られている。この理由は、遠赤色光の増加によりr/
fr(rは660nmの光量子束、frは730nmの
光量子束)比が低下し、その比がフィトクロム光平衡を
変化させ、その結果が植物に信号として作用し、伸長を
促進すると推測されている。逆に赤色光が多い光環境で
は伸長が抑制されることが知られている。しかし、被覆
材料を使ってそれを実証した例はない。例えば、紫外線
と可視光線を制御するフィルムに関しては、特開昭52
−117738、特開平1−132648、特開平2−
283212、特開昭61−170322等に報告があ
るが、遠赤色光の影響、r/frとの関係、伸長促進作
用等に関する記載はない。また、遠赤色光を制御するフ
ィルムに関しては、具体的な植物への効果を示したもの
はない。
光が多い光環境では、植物の伸長成長を促進することが
知られている。この理由は、遠赤色光の増加によりr/
fr(rは660nmの光量子束、frは730nmの
光量子束)比が低下し、その比がフィトクロム光平衡を
変化させ、その結果が植物に信号として作用し、伸長を
促進すると推測されている。逆に赤色光が多い光環境で
は伸長が抑制されることが知られている。しかし、被覆
材料を使ってそれを実証した例はない。例えば、紫外線
と可視光線を制御するフィルムに関しては、特開昭52
−117738、特開平1−132648、特開平2−
283212、特開昭61−170322等に報告があ
るが、遠赤色光の影響、r/frとの関係、伸長促進作
用等に関する記載はない。また、遠赤色光を制御するフ
ィルムに関しては、具体的な植物への効果を示したもの
はない。
【0005】本発明者らは、植物栽培用人工光源の評価
法、設計選択手法として、光合成有効光量(PPF発光
効率)とともに、赤色領域の光と遠赤色領域の光の比率
が光形態形成の観点から重要であることを明らかにし、
PPF発光効率が高く、赤色光/遠赤色光の比率を調節
できる光源が植物にとって望ましいとした。さらに、植
物栽培人工光環境における形態制御指標として、赤色光
/遠赤色光の比率を用いる場合に、波長帯(幅)を60
0〜700/700〜800nm(R/Fr)とするこ
とが最も適切であることも示した。さらに、PPF発光
効率が高く、R/Frを3段階もった4波長域発光形螢
光ランプを試作し、伸長成長の制御効果を実証した(村
上ら、生物環境調節,30巻4号,135〜141ペー
ジ,1992年)。しかしながら、これらの人工光源を
用いるには多大の設備費及び電力費等の運転費用が必要
であるために、より安価な手法が要求されているのが現
状である。
法、設計選択手法として、光合成有効光量(PPF発光
効率)とともに、赤色領域の光と遠赤色領域の光の比率
が光形態形成の観点から重要であることを明らかにし、
PPF発光効率が高く、赤色光/遠赤色光の比率を調節
できる光源が植物にとって望ましいとした。さらに、植
物栽培人工光環境における形態制御指標として、赤色光
/遠赤色光の比率を用いる場合に、波長帯(幅)を60
0〜700/700〜800nm(R/Fr)とするこ
とが最も適切であることも示した。さらに、PPF発光
効率が高く、R/Frを3段階もった4波長域発光形螢
光ランプを試作し、伸長成長の制御効果を実証した(村
上ら、生物環境調節,30巻4号,135〜141ペー
ジ,1992年)。しかしながら、これらの人工光源を
用いるには多大の設備費及び電力費等の運転費用が必要
であるために、より安価な手法が要求されているのが現
状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自然
光(太陽)を利用でき、安価かつ取り扱いが容易で、実
用的な植物成長を制御する被覆材料を提供しようとする
ものである。
光(太陽)を利用でき、安価かつ取り扱いが容易で、実
用的な植物成長を制御する被覆材料を提供しようとする
ものである。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明の植物成長制御用被覆材
料は、前記のA値を調節することを特徴とする被覆材料
である。本願発明において、A値を0.9以下に調節す
るためには600〜700nmの間に吸収極大を有する
色素を使用し、A値を1.3以上に調節するためには7
00〜900nmの間に吸収極大を有する色素を使用す
る。本願の被覆材料は、上記色素を高分子樹脂中に分散
溶解した樹脂フィルムまたは樹脂板、或いは、色素をイ
ンク化し塗布した樹脂板、ガラス板または樹脂フィル
ム、或いは、色素を含有またはコーティングした樹脂フ
ィルムを別の樹脂フィルム、樹脂板またはガラスに張り
合わせたもの、或いは色素を含有した接着剤で樹脂フィ
ルム、樹脂板またはガラスを別の樹脂フィルム、樹脂板
またはガラスに貼り合わせたもののいずれかであって、
光を透過させた時の透過光の光合成有効光量子束(PP
F)透過率が50%以上で、かつ、A値が0.9以下も
しくは1.3以上を示すものであればよい。A値が0.
9以下を示すように調節した場合植物の成長を促進する
ことができ、A値を1.3以上を示すように調節した場
合植物の成長を抑制することができる。植物成長促進用
の被覆材料において、更に好ましいA値は0.3以上、
0.7以下であり、一方、植物成長抑制用の場合の好ま
しいA値は1.5以上、3.0以下である。また、いず
れの場合もコントロール波長以外の光の透過率はできる
だけ高いものが好ましく、400〜700nmの光合成
有効光量子束(PPF)透過率は50%以上が好ましく
さらに好ましくは65%以上である。50%以下では、
植物の光合成が阻害され、葉緑素の少ない未成熟な植物
体となる傾向がある。なお、本願発明のPPF透過率お
よびA値は、標準光源D65を基準に算出したものであ
る。
料は、前記のA値を調節することを特徴とする被覆材料
である。本願発明において、A値を0.9以下に調節す
るためには600〜700nmの間に吸収極大を有する
色素を使用し、A値を1.3以上に調節するためには7
00〜900nmの間に吸収極大を有する色素を使用す
る。本願の被覆材料は、上記色素を高分子樹脂中に分散
溶解した樹脂フィルムまたは樹脂板、或いは、色素をイ
ンク化し塗布した樹脂板、ガラス板または樹脂フィル
ム、或いは、色素を含有またはコーティングした樹脂フ
ィルムを別の樹脂フィルム、樹脂板またはガラスに張り
合わせたもの、或いは色素を含有した接着剤で樹脂フィ
ルム、樹脂板またはガラスを別の樹脂フィルム、樹脂板
またはガラスに貼り合わせたもののいずれかであって、
光を透過させた時の透過光の光合成有効光量子束(PP
F)透過率が50%以上で、かつ、A値が0.9以下も
しくは1.3以上を示すものであればよい。A値が0.
9以下を示すように調節した場合植物の成長を促進する
ことができ、A値を1.3以上を示すように調節した場
合植物の成長を抑制することができる。植物成長促進用
の被覆材料において、更に好ましいA値は0.3以上、
0.7以下であり、一方、植物成長抑制用の場合の好ま
しいA値は1.5以上、3.0以下である。また、いず
れの場合もコントロール波長以外の光の透過率はできる
だけ高いものが好ましく、400〜700nmの光合成
有効光量子束(PPF)透過率は50%以上が好ましく
さらに好ましくは65%以上である。50%以下では、
植物の光合成が阻害され、葉緑素の少ない未成熟な植物
体となる傾向がある。なお、本願発明のPPF透過率お
よびA値は、標準光源D65を基準に算出したものであ
る。
【0009】ここで、植物の成長促進とは、草丈、茎
長、節間等の伸長の促進、側枝の成長の促進、開花の促
進、栄養成長の促進による早収、初期収量の増加等を指
す。また、植物の成長抑制とは、草丈、茎長、節間等の
伸長の抑制による植物体の矮化、側枝の成長の抑制、栄
養成長の抑制による遅収等を指す。さらに、被覆とは、
植物体の周囲全面または光が入射してくる少なくとも一
面以上で光を遮ることを指す。光とは、自然光あるいは
人工光源をさす。即ち、自然光を用いる点で、本願方法
はコスト的に有利であるが、当然人工光源を用いる場合
にも応用できる。
長、節間等の伸長の促進、側枝の成長の促進、開花の促
進、栄養成長の促進による早収、初期収量の増加等を指
す。また、植物の成長抑制とは、草丈、茎長、節間等の
伸長の抑制による植物体の矮化、側枝の成長の抑制、栄
養成長の抑制による遅収等を指す。さらに、被覆とは、
植物体の周囲全面または光が入射してくる少なくとも一
面以上で光を遮ることを指す。光とは、自然光あるいは
人工光源をさす。即ち、自然光を用いる点で、本願方法
はコスト的に有利であるが、当然人工光源を用いる場合
にも応用できる。
【0010】本願の被覆材料で用いる樹脂材料として
は、樹脂板または樹脂フィルムにした場合に、できるだ
け透明性の高いものが好ましい。具体例として、ポリエ
チレン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフッ化ビニル等ビニル等化合物及びビニル化合
物の付加重合体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸
エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリ
フルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラ
フルオロエチレン共重合体、酢酸ビニル/エチレンの共
重合体(EVA)、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共
重合体等のビニル化合物又はフッ素系化合物の共重合
体、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素を含
む化合物、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、
ポリイミド、ポリウレタン、ポリペプチド、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド等のポリエーテル、エポキシ樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等を挙げ
ることが出来る。これらの樹脂に限定されるものではな
いが、特に好ましい樹脂としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレー
ト等の汎用の硬質樹脂、あるいは、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、酢酸ビニル/エチレンの
共重合体(EVA)等の農業用軟質樹脂である。A値を
0.9以下に調節するために添加剤として用いる600
〜700nmの間に吸収極大を有する色素としては、下
記(化1、化2)の色素が例として挙げられるが、これ
らの色素に限定されるものではない。
は、樹脂板または樹脂フィルムにした場合に、できるだ
け透明性の高いものが好ましい。具体例として、ポリエ
チレン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフッ化ビニル等ビニル等化合物及びビニル化合
物の付加重合体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸
エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリ
フルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラ
フルオロエチレン共重合体、酢酸ビニル/エチレンの共
重合体(EVA)、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共
重合体等のビニル化合物又はフッ素系化合物の共重合
体、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素を含
む化合物、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、
ポリイミド、ポリウレタン、ポリペプチド、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド等のポリエーテル、エポキシ樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等を挙げ
ることが出来る。これらの樹脂に限定されるものではな
いが、特に好ましい樹脂としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレー
ト等の汎用の硬質樹脂、あるいは、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、酢酸ビニル/エチレンの
共重合体(EVA)等の農業用軟質樹脂である。A値を
0.9以下に調節するために添加剤として用いる600
〜700nmの間に吸収極大を有する色素としては、下
記(化1、化2)の色素が例として挙げられるが、これ
らの色素に限定されるものではない。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】 一方、A値を1.3以上に調節するために添加剤として
用いる700〜900nmの間の波長に吸収極大を有す
る代表的な色素としては、下記(化3)の色素が例とし
て挙げられるが、これらに限定されるものではない。
用いる700〜900nmの間の波長に吸収極大を有す
る代表的な色素としては、下記(化3)の色素が例とし
て挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0013】
【化3】
【0014】本願発明の対象植物としては、ウリ科、ナ
ス科、マメ科、バラ科、アブラナ科、キク科、セリ科、
アカザ科、イネ科、アオイ科、ウコギ科、シソ科、ショ
ウガ科、スイレン科、またはサトイモ科の野菜、キク
科、バラ科、サトイモ科、ナデシコ科、アブラナ科、イ
ソマツ科、リンドウ科、ゴマノハグサ科、マメ科、ボタ
ン科、アヤメ科、ナス科、ヒガンバナ科、サトイモ科、
ラン科、リュウゼツラン科、ミズキ科、アカネ科、ヤナ
ギ科、ツツジ科、モクセイ科、モクレン科、サクラソウ
科、シュウカイドウ科、シソ科、フウロソウ科、ベンケ
イソウ科、キンポウゲ科、イワタバコ科、サボテン科、
シダ類、ウコギ科、クワ科、ツユクサ科、パイナップル
科、クズウコン科、トウダイクサ科、コショウ科、タカ
トウダイ科、ユキノシタ科、アカバナ科、アオイ科、フ
トモモ科、ツバキ科、またはオシロイバナ科の切り花類
あるいは鉢物類の花卉、もしくはバラ科、ブドウ科、ク
ワ科、カキノキ科、ツツジ科、アケビ科、マタタビ科、
トケイソウ科、ミカン科、ウルシ科、パイナップル科、
またはフトモモ科の果樹が挙げられる。
ス科、マメ科、バラ科、アブラナ科、キク科、セリ科、
アカザ科、イネ科、アオイ科、ウコギ科、シソ科、ショ
ウガ科、スイレン科、またはサトイモ科の野菜、キク
科、バラ科、サトイモ科、ナデシコ科、アブラナ科、イ
ソマツ科、リンドウ科、ゴマノハグサ科、マメ科、ボタ
ン科、アヤメ科、ナス科、ヒガンバナ科、サトイモ科、
ラン科、リュウゼツラン科、ミズキ科、アカネ科、ヤナ
ギ科、ツツジ科、モクセイ科、モクレン科、サクラソウ
科、シュウカイドウ科、シソ科、フウロソウ科、ベンケ
イソウ科、キンポウゲ科、イワタバコ科、サボテン科、
シダ類、ウコギ科、クワ科、ツユクサ科、パイナップル
科、クズウコン科、トウダイクサ科、コショウ科、タカ
トウダイ科、ユキノシタ科、アカバナ科、アオイ科、フ
トモモ科、ツバキ科、またはオシロイバナ科の切り花類
あるいは鉢物類の花卉、もしくはバラ科、ブドウ科、ク
ワ科、カキノキ科、ツツジ科、アケビ科、マタタビ科、
トケイソウ科、ミカン科、ウルシ科、パイナップル科、
またはフトモモ科の果樹が挙げられる。
【0015】さらに詳しく例示するならば、キュウリ、
キャベツ、ゴマ、タマネギ、メロン、カボチャ、ニガウ
リ、ズッキーニ、スイカ、シロウリ、トウガン、ヘチ
マ、キンシウリ、トマト、ピーマン、トウガラシ、ナ
ス、ペピーノ、シシトウ、エンドウ、インゲンマメ、サ
サゲ、エダマメ、ソラマメ、シカクマメ、サヤエンンド
ウ、サヤインゲン、フジマメ、イチゴ、トウモロコシ、
オクラ、ブロッコリー、カイワレダイコン、クレソン、
コマツナ、ツケナ、レタス、フキ、シュンギク、食用ギ
ク、セルリー、パセリー、ミツバ、セリ、ネギ、ワケ
ギ、ニラ、アスパラガス、ホレンソウ、オカヒジキ、ウ
ド、シソ、ショウガ、ダイコン、カブ、ワサビ、ラディ
シュ、ルタバカ、コカブ、ニンニク、ラッキョウ、レン
コン、またはサトイモ等の野菜、ヒマワリ、洋ラン、イ
ンパチュエンス、マリーゴールド、サルビア、リモニウ
ム、デルフィニウム、ラクスパー、ブルーレース、ホワ
イトレース、ユリ、サクラソウ、アスター、ローダン
セ、アザミ、ナデシコ、ストック、ハナナ、スターチ
ス、トルコキキョウ、キンギョソウ、スィートピー、ハ
ナショウブ、キク、リアトリス、ガーベラ、マーガレッ
ト、ミヤコワスレ、シャスターデージー、カーネーショ
ン、シュツコンカスミソウ、リンドウ、シャクヤク、ホ
ウズキ、リオン、ダリア、カラー、グラジオラス、アイ
リス、フリージア、チューリップ、スイセン、アマリリ
ス、シンビジューム、ドラセナ、バラ、ボケ、サクラ、
モモ、ウメ、コデマリ、キイチゴ、ナナカマド、ミズ
キ、サンシュ、サンダンカ、ブルバディア、ヤナギ、ツ
ツジ類、レンギョウ、モクレン、シラネリア、ディモル
ホセカ、プリムラ、ペチュニア、ベゴニア、リンドウ、
コリウス、ゼラニュウム、ペラルゴニューム、ロケヤ、
アンスリューム、クレマチス、スズラン、セントポーリ
ア、シクラメン、ラナンキュラス、グロキシニア、デン
ドロビューム、カトレア、ファレノプシス、バンダ、エ
ビデンドラム、オンシジウム、シャコバサボテン、カニ
バサボテン、クジャクサボテン、カランコエ、ネフロレ
ピス、アジアンタム、タニワタリ、ポトス、ディフェン
バキヤ、スパティフラム、シンゴニューム、オリヅルラ
ン、シエフレラ、ヘデラ、ゴムノキ、ドラセナ、コルジ
リネ、ブライダルベール、アナナス類、カラテヤ、クロ
トン、ペペロミヤ、ポインセチア、ハイドランジア、フ
クシア、ハイビスカス、ガーデニア、ギョリュウバイ、
ツバキ、ブーゲンビレア、またはボタン等の花卉、もし
くはニホンナシ、モモ、オウトウ、スモモ、リンゴ、プ
ルーン、ネクタリン、アンズ、ラズベリー、ウメ、ブド
ウ、イチジク、カキ、ブルーベリー、アケビ、キウィフ
ルーツ、パッションフルーツ、ビワ、ウンシュウミカ
ン、マーコレット、レモン、ユズ、仏手柑、ハッサク、
ブンタン、花ユズ、キンカン、セミノール、イヨカン、
ネーブルオレンジ、アンコール、ノバ、日向夏、ライ
ム、スダチ、カボス、晩白柚、タンカン、マンゴー、パ
インアップル、またはグアバ等の果樹である。
キャベツ、ゴマ、タマネギ、メロン、カボチャ、ニガウ
リ、ズッキーニ、スイカ、シロウリ、トウガン、ヘチ
マ、キンシウリ、トマト、ピーマン、トウガラシ、ナ
ス、ペピーノ、シシトウ、エンドウ、インゲンマメ、サ
サゲ、エダマメ、ソラマメ、シカクマメ、サヤエンンド
ウ、サヤインゲン、フジマメ、イチゴ、トウモロコシ、
オクラ、ブロッコリー、カイワレダイコン、クレソン、
コマツナ、ツケナ、レタス、フキ、シュンギク、食用ギ
ク、セルリー、パセリー、ミツバ、セリ、ネギ、ワケ
ギ、ニラ、アスパラガス、ホレンソウ、オカヒジキ、ウ
ド、シソ、ショウガ、ダイコン、カブ、ワサビ、ラディ
シュ、ルタバカ、コカブ、ニンニク、ラッキョウ、レン
コン、またはサトイモ等の野菜、ヒマワリ、洋ラン、イ
ンパチュエンス、マリーゴールド、サルビア、リモニウ
ム、デルフィニウム、ラクスパー、ブルーレース、ホワ
イトレース、ユリ、サクラソウ、アスター、ローダン
セ、アザミ、ナデシコ、ストック、ハナナ、スターチ
ス、トルコキキョウ、キンギョソウ、スィートピー、ハ
ナショウブ、キク、リアトリス、ガーベラ、マーガレッ
ト、ミヤコワスレ、シャスターデージー、カーネーショ
ン、シュツコンカスミソウ、リンドウ、シャクヤク、ホ
ウズキ、リオン、ダリア、カラー、グラジオラス、アイ
リス、フリージア、チューリップ、スイセン、アマリリ
ス、シンビジューム、ドラセナ、バラ、ボケ、サクラ、
モモ、ウメ、コデマリ、キイチゴ、ナナカマド、ミズ
キ、サンシュ、サンダンカ、ブルバディア、ヤナギ、ツ
ツジ類、レンギョウ、モクレン、シラネリア、ディモル
ホセカ、プリムラ、ペチュニア、ベゴニア、リンドウ、
コリウス、ゼラニュウム、ペラルゴニューム、ロケヤ、
アンスリューム、クレマチス、スズラン、セントポーリ
ア、シクラメン、ラナンキュラス、グロキシニア、デン
ドロビューム、カトレア、ファレノプシス、バンダ、エ
ビデンドラム、オンシジウム、シャコバサボテン、カニ
バサボテン、クジャクサボテン、カランコエ、ネフロレ
ピス、アジアンタム、タニワタリ、ポトス、ディフェン
バキヤ、スパティフラム、シンゴニューム、オリヅルラ
ン、シエフレラ、ヘデラ、ゴムノキ、ドラセナ、コルジ
リネ、ブライダルベール、アナナス類、カラテヤ、クロ
トン、ペペロミヤ、ポインセチア、ハイドランジア、フ
クシア、ハイビスカス、ガーデニア、ギョリュウバイ、
ツバキ、ブーゲンビレア、またはボタン等の花卉、もし
くはニホンナシ、モモ、オウトウ、スモモ、リンゴ、プ
ルーン、ネクタリン、アンズ、ラズベリー、ウメ、ブド
ウ、イチジク、カキ、ブルーベリー、アケビ、キウィフ
ルーツ、パッションフルーツ、ビワ、ウンシュウミカ
ン、マーコレット、レモン、ユズ、仏手柑、ハッサク、
ブンタン、花ユズ、キンカン、セミノール、イヨカン、
ネーブルオレンジ、アンコール、ノバ、日向夏、ライ
ム、スダチ、カボス、晩白柚、タンカン、マンゴー、パ
インアップル、またはグアバ等の果樹である。
【0016】これらの中でさらに効果のある具体的な植
物としては、ヒマワリ、キュウリ、レタス、キャベツ、
ゴマ、ピーマン、ナス、コマツナ、ミツバ、ホウレンソ
ウ、カボチャ、スイカ、メロン、インゲン、ブロッコリ
ー、イチゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、キク、タマネギ、
トマト、金魚草、カーネーション、カスミソウ、バラ、
ストック、トルコギギョウ、洋ラン、シクラメン、イン
パチュエンス、マリーゴールド、サルビア、リモニウ
ム、デルフィニウム、ラクスパー、ブルーレース、ホワ
イトレース、ユリ、フリージア、アイリス、サクラソ
ウ、ベゴニア、シュンギク、フキ、ニラ、ネギ、アスパ
ラガス、セルリー、ダイコン、エンドウ、またはビワ等
が挙げられる。
物としては、ヒマワリ、キュウリ、レタス、キャベツ、
ゴマ、ピーマン、ナス、コマツナ、ミツバ、ホウレンソ
ウ、カボチャ、スイカ、メロン、インゲン、ブロッコリ
ー、イチゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、キク、タマネギ、
トマト、金魚草、カーネーション、カスミソウ、バラ、
ストック、トルコギギョウ、洋ラン、シクラメン、イン
パチュエンス、マリーゴールド、サルビア、リモニウ
ム、デルフィニウム、ラクスパー、ブルーレース、ホワ
イトレース、ユリ、フリージア、アイリス、サクラソ
ウ、ベゴニア、シュンギク、フキ、ニラ、ネギ、アスパ
ラガス、セルリー、ダイコン、エンドウ、またはビワ等
が挙げられる。
【0017】色素を含有する樹脂フィルム或いは樹脂板
は、色素を添加した樹脂、色素を反応させた樹脂、ある
いは、色素を反応させた樹脂を別の樹脂に添加したもの
を基に、押出法、カレンダー法、キャスティング法等の
方法を用いて適宜得ることが出来る。色素をコーティン
グした樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスは、モノマー
または溶剤に溶解させた色素、エマルジョン中に分散さ
せた色素、エマルジョン中に溶解させた色素等を、バー
コーター、ブレードコーター、スピンコーター、リバー
スコーター、ダイコーター等を用いて、樹脂フィルム、
樹脂板或いはガラスに塗布することにより、適宜得るこ
とが出来る。
は、色素を添加した樹脂、色素を反応させた樹脂、ある
いは、色素を反応させた樹脂を別の樹脂に添加したもの
を基に、押出法、カレンダー法、キャスティング法等の
方法を用いて適宜得ることが出来る。色素をコーティン
グした樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスは、モノマー
または溶剤に溶解させた色素、エマルジョン中に分散さ
せた色素、エマルジョン中に溶解させた色素等を、バー
コーター、ブレードコーター、スピンコーター、リバー
スコーター、ダイコーター等を用いて、樹脂フィルム、
樹脂板或いはガラスに塗布することにより、適宜得るこ
とが出来る。
【0018】色素を含有或いはコーティングした樹脂フ
ィルムを、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに貼
り合わせる方法としては、熱ラミネート法、ドライラミ
ネート法、ウェットラミネート法等の方法を適宜用いる
ことが出来る。この場合、必要に応じて、接着剤を用い
ることもできる。色素を含有させた接着剤を用いて、樹
脂フィルム、樹脂板或いはガラスを、別の樹脂フィル
ム、樹脂板或いはガラスに貼り合わせる方法としては、
樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに接着剤をコーティ
ングした後、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに
貼り合わせる方法、樹脂フィルム、樹脂板或いはガラス
と別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスの間に接着剤
を流し込んだ後、硬化させる方法等、適宜用いることが
出来る。
ィルムを、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに貼
り合わせる方法としては、熱ラミネート法、ドライラミ
ネート法、ウェットラミネート法等の方法を適宜用いる
ことが出来る。この場合、必要に応じて、接着剤を用い
ることもできる。色素を含有させた接着剤を用いて、樹
脂フィルム、樹脂板或いはガラスを、別の樹脂フィル
ム、樹脂板或いはガラスに貼り合わせる方法としては、
樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに接着剤をコーティ
ングした後、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに
貼り合わせる方法、樹脂フィルム、樹脂板或いはガラス
と別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスの間に接着剤
を流し込んだ後、硬化させる方法等、適宜用いることが
出来る。
【0019】本発明における園芸施設用、あるいは家庭
用園芸施設用の被覆成形物としては、特に制限されない
が、例えば、本発明の樹脂フィルムを使ったハウス型、
本発明の樹脂板あるいはガラスを使ったハウス型、鉢物
を入れるか、あるいは、鉢物に上からかぶせるような小
型のボックス等が挙げられる。本発明の植物成長制御用
被覆材料を園芸施設に用いる方法としては、色素を含有
或いはコーティングした樹脂フィルムを、ガラス室のガ
ラスに貼付する方法、パイプハウス、ビニルハウスの外
張りに用いる方法、ガラス室、パイプハウス、ビニルハ
ウスの内張りに用いる方法、園芸用ベッドの上に被せる
方法、トンネルハウスに用いる方法、マルチングフィル
ムに用いる方法、果樹の少なくとも一本以上を被覆する
方法、果樹の枝を一本ずつ被覆する方法等、適宜用いる
ことが出来る。
用園芸施設用の被覆成形物としては、特に制限されない
が、例えば、本発明の樹脂フィルムを使ったハウス型、
本発明の樹脂板あるいはガラスを使ったハウス型、鉢物
を入れるか、あるいは、鉢物に上からかぶせるような小
型のボックス等が挙げられる。本発明の植物成長制御用
被覆材料を園芸施設に用いる方法としては、色素を含有
或いはコーティングした樹脂フィルムを、ガラス室のガ
ラスに貼付する方法、パイプハウス、ビニルハウスの外
張りに用いる方法、ガラス室、パイプハウス、ビニルハ
ウスの内張りに用いる方法、園芸用ベッドの上に被せる
方法、トンネルハウスに用いる方法、マルチングフィル
ムに用いる方法、果樹の少なくとも一本以上を被覆する
方法、果樹の枝を一本ずつ被覆する方法等、適宜用いる
ことが出来る。
【0020】家庭用園芸施設に用いる方法としては、前
記の園芸施設に用いる方法に準ずる方法、植木鉢または
プランターを少なくとも一つ以上被覆する方法、出窓の
窓ガラスの代わりに本被覆材料を用いる方法等、適宜用
いることが出来る。光を透過させたときの光合成有効光
量子束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、A値が
0.9以下の被覆材料を用いた場合について、ヒマワリ
やトマト、キュウリなどの苗を用いて茎伸長成長試験を
行ったところ、自然光に比較して成長速度が驚くほど促
進され、一方、光を透過させたときの光合成有効光量子
束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、A値が1.
3以上の被覆材料を用いた場合には、顕著に矮化した頑
丈な苗が得られた。
記の園芸施設に用いる方法に準ずる方法、植木鉢または
プランターを少なくとも一つ以上被覆する方法、出窓の
窓ガラスの代わりに本被覆材料を用いる方法等、適宜用
いることが出来る。光を透過させたときの光合成有効光
量子束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、A値が
0.9以下の被覆材料を用いた場合について、ヒマワリ
やトマト、キュウリなどの苗を用いて茎伸長成長試験を
行ったところ、自然光に比較して成長速度が驚くほど促
進され、一方、光を透過させたときの光合成有効光量子
束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、A値が1.
3以上の被覆材料を用いた場合には、顕著に矮化した頑
丈な苗が得られた。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。 実施例1 下記式(化4)で示されるアントラキノン色素4.0部
およびポリメタクリル酸メチル120000部を280
℃で溶融混練して、押し出し成形機を用いて厚み3m
m、幅1mの着色樹脂板を得た。本樹脂板を島津製作所
製分光光度計(UV−3100)を用いて光合成有効光
量子束(PPF)透過率およびA値を測定したところ、
PPF透過率は69.8%であり、A値は0.57であ
った。
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。 実施例1 下記式(化4)で示されるアントラキノン色素4.0部
およびポリメタクリル酸メチル120000部を280
℃で溶融混練して、押し出し成形機を用いて厚み3m
m、幅1mの着色樹脂板を得た。本樹脂板を島津製作所
製分光光度計(UV−3100)を用いて光合成有効光
量子束(PPF)透過率およびA値を測定したところ、
PPF透過率は69.8%であり、A値は0.57であ
った。
【0022】
【化4】 本樹脂板を用いて、高さ650mm、幅1750mm、
奥行き850mmのグロースキャビネットを作製した。
なお、以下の栽培においてはグロースキャビネットは屋
外に置き、換気扇を用い15.2m3 /分で通気を行な
い、外気温と同じになるようにした。本グロースキャビ
ネット中に高さ約8cmのヒマワリの苗7サンプルを入
れ、10日間栽培したところ、平均で、植物高は25.
3±0.4cm、茎長は21.8±0.7cmおよび第
1節間長が18.0±0.8cmであった。比較のた
め、同時に、色素を含まない樹脂板に寒冷紗をかけて、
光合成有効光量子束(PPF)透過率を69.2%(A
値は1.14)にしたものを用いた以外、他は全く同じ
条件で栽培したところ、平均で、植物高は17.6±
0.7cm、茎長は14.5±0.8cmおよび第1節
間長が10.8±0.6cmであった。このことより、
A値が0.57の被覆材料を用いた場合の成長促進効果
は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の場合に比
べ、約1.4倍であることが確認できた。
奥行き850mmのグロースキャビネットを作製した。
なお、以下の栽培においてはグロースキャビネットは屋
外に置き、換気扇を用い15.2m3 /分で通気を行な
い、外気温と同じになるようにした。本グロースキャビ
ネット中に高さ約8cmのヒマワリの苗7サンプルを入
れ、10日間栽培したところ、平均で、植物高は25.
3±0.4cm、茎長は21.8±0.7cmおよび第
1節間長が18.0±0.8cmであった。比較のた
め、同時に、色素を含まない樹脂板に寒冷紗をかけて、
光合成有効光量子束(PPF)透過率を69.2%(A
値は1.14)にしたものを用いた以外、他は全く同じ
条件で栽培したところ、平均で、植物高は17.6±
0.7cm、茎長は14.5±0.8cmおよび第1節
間長が10.8±0.6cmであった。このことより、
A値が0.57の被覆材料を用いた場合の成長促進効果
は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の場合に比
べ、約1.4倍であることが確認できた。
【0023】実施例2 実施例1の色素の代わりに、下記式(化5)で示される
色素4.5部を用いて、実施例1と同様にして着色樹脂
板を得た。光合成有効光量子束(PPF)透過率は7
0.2%であり、A値は1.72であった。また、本樹
脂板を用いて実施例1と全く同様にしてヒマワリの栽培
を行ったところ、平均で、植物高は11.8±0.7c
m、茎長は9.0±0.4cmおよび第1節間長が5.
8±0.4cmと矮化して頑丈な植物体となった。この
ことより、A値が1.72の被覆材料を用いた場合の成
長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に比べ、約
0.7倍であることが確認できた。
色素4.5部を用いて、実施例1と同様にして着色樹脂
板を得た。光合成有効光量子束(PPF)透過率は7
0.2%であり、A値は1.72であった。また、本樹
脂板を用いて実施例1と全く同様にしてヒマワリの栽培
を行ったところ、平均で、植物高は11.8±0.7c
m、茎長は9.0±0.4cmおよび第1節間長が5.
8±0.4cmと矮化して頑丈な植物体となった。この
ことより、A値が1.72の被覆材料を用いた場合の成
長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に比べ、約
0.7倍であることが確認できた。
【0024】
【化5】
【0025】実施例3 下記式(化6)で示される色素2.2部をポリビニルブ
チラール樹脂1000部に180℃にて溶解して、フィ
ルム作製機にて幅3m、厚み0.2mmの着色フィルム
を作製した。引き続き、該フィルムを3mm厚のフロー
トガラスで挟み込み、140℃、13気圧で20分間処
理し、合わせガラスを作製した。本合わせガラスの光合
成有効光量子束(PPF)透過率は69.0%であり、
A値は0.60であった。これを用いて高さ650m
m、幅650mm、奥行き650mmのグロースキャビ
ネットを作製した。実施例1と同様にして、ヒマワリ
(3サンプル)の栽培を行ったところ、平均で、植物高
は23.5±1.2cm、茎長は20.2±0.7cm
および第1節間長が16.8±0.5cmであった。A
値が0.60の被覆材料を用いた場合の成長促進効果
は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の場合に比
べ、約1.3倍であることが確認できた。
チラール樹脂1000部に180℃にて溶解して、フィ
ルム作製機にて幅3m、厚み0.2mmの着色フィルム
を作製した。引き続き、該フィルムを3mm厚のフロー
トガラスで挟み込み、140℃、13気圧で20分間処
理し、合わせガラスを作製した。本合わせガラスの光合
成有効光量子束(PPF)透過率は69.0%であり、
A値は0.60であった。これを用いて高さ650m
m、幅650mm、奥行き650mmのグロースキャビ
ネットを作製した。実施例1と同様にして、ヒマワリ
(3サンプル)の栽培を行ったところ、平均で、植物高
は23.5±1.2cm、茎長は20.2±0.7cm
および第1節間長が16.8±0.5cmであった。A
値が0.60の被覆材料を用いた場合の成長促進効果
は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の場合に比
べ、約1.3倍であることが確認できた。
【0026】
【化6】
【0027】実施例4 実施例3の色素の代わりに、下記式(化7)で示される
色素3.0部を用いて実施例3と同様にして合わせガラ
スを得た。本フィルムの光合成有効光量子束(PPF)
透過率は71.8%であり、A値は1.59であった。
本フィルムを用いて実施例3と同時に、全く同様にして
ヒマワリ栽培を行ったところ、平均で、植物高は14.
2±0.5cm、茎長は10.0±0.6cmおよび第
1節間長が6.6±0.2cmの矮化して頑丈な植物体
となった。このことより、A値が1.59である被覆材
料を用いた成長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場
合に比べ、0.8倍あることが確認できた。
色素3.0部を用いて実施例3と同様にして合わせガラ
スを得た。本フィルムの光合成有効光量子束(PPF)
透過率は71.8%であり、A値は1.59であった。
本フィルムを用いて実施例3と同時に、全く同様にして
ヒマワリ栽培を行ったところ、平均で、植物高は14.
2±0.5cm、茎長は10.0±0.6cmおよび第
1節間長が6.6±0.2cmの矮化して頑丈な植物体
となった。このことより、A値が1.59である被覆材
料を用いた成長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場
合に比べ、0.8倍あることが確認できた。
【0028】
【化7】
【0029】実施例5 三井東圧化学(株)社製ユーバンSE−60と、同社製
アルマテクス748−5Mを3:7で混合させた液体
と、実施例1の色素を1%溶解させたトルエンを2:1
の割合で混合させ、厚み75μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムにコーティングし、130℃で15分
間乾燥させた。本フィルムの光合成有効光量子束(PP
F)透過率は70.2%であり、A値は0.59であっ
た。実施例1と同様にして、ヒマワリの栽培を行ったと
ころ、平均で、植物高は23.8±1.4cm、茎長は
18.2±0.8cmおよび第1節間長が15.1±
0.5cmであった。比較のため、色素を含まないフィ
ルムに寒冷紗をかけて、光合成有効光量子束(PPF)
透過率を70.8%(A値は1.03)にしたものを用
いて全く同じ条件で栽培したところ、平均で、植物高は
17.5±0.8cm、茎長は14.6±0.6cmお
よび第1節間長が11.2±0.8cmであった。この
ことより、A値が0.59の被覆材料を用いた場合の成
長促進効果は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の
場合に比べ、約1.4倍であることが確認できた。
アルマテクス748−5Mを3:7で混合させた液体
と、実施例1の色素を1%溶解させたトルエンを2:1
の割合で混合させ、厚み75μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムにコーティングし、130℃で15分
間乾燥させた。本フィルムの光合成有効光量子束(PP
F)透過率は70.2%であり、A値は0.59であっ
た。実施例1と同様にして、ヒマワリの栽培を行ったと
ころ、平均で、植物高は23.8±1.4cm、茎長は
18.2±0.8cmおよび第1節間長が15.1±
0.5cmであった。比較のため、色素を含まないフィ
ルムに寒冷紗をかけて、光合成有効光量子束(PPF)
透過率を70.8%(A値は1.03)にしたものを用
いて全く同じ条件で栽培したところ、平均で、植物高は
17.5±0.8cm、茎長は14.6±0.6cmお
よび第1節間長が11.2±0.8cmであった。この
ことより、A値が0.59の被覆材料を用いた場合の成
長促進効果は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の
場合に比べ、約1.4倍であることが確認できた。
【0030】実施例6 実施例5において、実施例1の色素の代わりに実施例2
の色素を用いた以外は、実施例5と同様にして着色フィ
ルムを得た。本フィルムの光合成有効光量子束(PP
F)透過率は72.5%であり、A値は1.55であっ
た。本フィルムを用いて、実施例5と同時に、全く同様
にしてヒマワリ栽培を行ったところ、平均で、植物高は
14.9±0.4cm、茎長は10.3±0.5cmお
よび第1節間長が6.7±0.3cmの矮化して頑丈な
植物体となった。このことより、A値が1.55である
被覆材料を用いた成長抑制効果は、実施例5の比較樹脂
板の場合に比べ、0.9倍あることが確認できた。
の色素を用いた以外は、実施例5と同様にして着色フィ
ルムを得た。本フィルムの光合成有効光量子束(PP
F)透過率は72.5%であり、A値は1.55であっ
た。本フィルムを用いて、実施例5と同時に、全く同様
にしてヒマワリ栽培を行ったところ、平均で、植物高は
14.9±0.4cm、茎長は10.3±0.5cmお
よび第1節間長が6.7±0.3cmの矮化して頑丈な
植物体となった。このことより、A値が1.55である
被覆材料を用いた成長抑制効果は、実施例5の比較樹脂
板の場合に比べ、0.9倍あることが確認できた。
【0031】実施例7 実施例1で用いた着色樹脂板製グロースキャビネット中
に、高さ約6cmのキュウリの苗7サンプルを入れ、9
日間栽培したところ、平均で、植物高は28.4±1.
8cm、茎長は18.2±1.5cmおよび第1節間長
が5.7±0.9cmであった。比較のため、同時に、
色素を含まない樹脂板を用いて他は全く同じ条件で栽培
したところ、平均で、植物高は21.8±1.5cm、
茎長は11.3±1.2cmおよび第1節間長が2.7
±0.2cmであった。このことより、A値が0.57
の被覆材料を用いた場合のキュウリの成長促進効果は、
色素を含まない比較樹脂板の場合に比べ、約1.3倍で
あることを確認した。
に、高さ約6cmのキュウリの苗7サンプルを入れ、9
日間栽培したところ、平均で、植物高は28.4±1.
8cm、茎長は18.2±1.5cmおよび第1節間長
が5.7±0.9cmであった。比較のため、同時に、
色素を含まない樹脂板を用いて他は全く同じ条件で栽培
したところ、平均で、植物高は21.8±1.5cm、
茎長は11.3±1.2cmおよび第1節間長が2.7
±0.2cmであった。このことより、A値が0.57
の被覆材料を用いた場合のキュウリの成長促進効果は、
色素を含まない比較樹脂板の場合に比べ、約1.3倍で
あることを確認した。
【0032】実施例8 実施例2で用いた着色樹脂板製グロースキャビネット中
で、実施例7と同時に、全く同様にしてキュウリの栽培
を行ったところ、平均で、植物高は13.8±1.1c
m、茎長は6.8±0.4cmおよび第1節間長は1.
5±0.5cmの矮化して頑丈な植物体となった。この
ことより、A値が1.72の被覆材料を用いた場合のキ
ュウリの成長抑制効果は、実施例7の比較樹脂板の場合
に比べ、約0.6倍であることが判った。
で、実施例7と同時に、全く同様にしてキュウリの栽培
を行ったところ、平均で、植物高は13.8±1.1c
m、茎長は6.8±0.4cmおよび第1節間長は1.
5±0.5cmの矮化して頑丈な植物体となった。この
ことより、A値が1.72の被覆材料を用いた場合のキ
ュウリの成長抑制効果は、実施例7の比較樹脂板の場合
に比べ、約0.6倍であることが判った。
【0033】実施例9 実施例1で用いた着色樹脂板製グロースキャビネット中
に、高さ約5cmのトマトの苗7サンプルを入れ、9日
間栽培したところ、平均で、植物高は28.8±1.8
cm、茎長は21.8±2.0cmおよび第1節間長が
13.6±1.1cmであった。比較のため、同時に実
施例1で作製した、色素を含まない樹脂板を用いて他は
全く同じ条件で栽培したところ、平均で、植物高は2
2.4±1.8cm、茎長は14.8±1.5cmおよ
び第1節間長が7.7±0.9cmであった。このこと
より、A値が0.57の被覆材料を用いた場合のトマト
の成長促進効果は、実施例1の色素を含まない比較樹脂
板の場合に比べ、約1.3倍であることを確認した。
に、高さ約5cmのトマトの苗7サンプルを入れ、9日
間栽培したところ、平均で、植物高は28.8±1.8
cm、茎長は21.8±2.0cmおよび第1節間長が
13.6±1.1cmであった。比較のため、同時に実
施例1で作製した、色素を含まない樹脂板を用いて他は
全く同じ条件で栽培したところ、平均で、植物高は2
2.4±1.8cm、茎長は14.8±1.5cmおよ
び第1節間長が7.7±0.9cmであった。このこと
より、A値が0.57の被覆材料を用いた場合のトマト
の成長促進効果は、実施例1の色素を含まない比較樹脂
板の場合に比べ、約1.3倍であることを確認した。
【0034】実施例10 実施例2で用いた着色樹脂板製グロースキャビネット中
で、実施例9と同時に、全く同様にしてトマトの栽培を
行った。その結果、平均で、植物高は14.4±1.8
cm、茎長は10.2±1.4cmおよび第1節間長は
4.8±0.6cmであった。このことより、A値が
1.72の被覆材料を用いた場合のトマトの成長抑制効
果は、実施例9の色素を含まない比較樹脂板の場合に比
べ、約0.6倍であることが判明した。
で、実施例9と同時に、全く同様にしてトマトの栽培を
行った。その結果、平均で、植物高は14.4±1.8
cm、茎長は10.2±1.4cmおよび第1節間長は
4.8±0.6cmであった。このことより、A値が
1.72の被覆材料を用いた場合のトマトの成長抑制効
果は、実施例9の色素を含まない比較樹脂板の場合に比
べ、約0.6倍であることが判明した。
【0035】実施例11 その他の植物について、実施例1と同様の成長促進テス
トを行ったところ、表−1(表1)の結果となった。 実施例12 その他の植物について、実施例2と同様の成長抑制テス
トを行ったところ、表−2(表2)の結果となった。
トを行ったところ、表−1(表1)の結果となった。 実施例12 その他の植物について、実施例2と同様の成長抑制テス
トを行ったところ、表−2(表2)の結果となった。
【0036】
【表1】 ○: 促進効果 1.3倍以上 △: 促進効果 1.1倍以上、1.3より小さい
【0037】
【表2】 ○: 抑制効果 0.7倍以下 △: 抑制効果 0.7倍より大きく、0.9倍以下
【0038】比較例1 実施例1で用いた色素を含まない樹脂板製グロースキャ
ビネットに寒冷紗をかけて、光合成有効光量子束(PP
F)透過率を20.0%(A値は1.05)にしたもの
を用いて、実施例1と全く同じ条件で栽培したところ、
葉緑素の少ない未成熟な植物体となった。
ビネットに寒冷紗をかけて、光合成有効光量子束(PP
F)透過率を20.0%(A値は1.05)にしたもの
を用いて、実施例1と全く同じ条件で栽培したところ、
葉緑素の少ない未成熟な植物体となった。
【0039】
【発明の効果】近年、農業の合理化の観点から、栽培は
種子からではなく健康な幼苗から栽培する場合が増加し
ている。種苗生産においては、適切に苗を伸長させるよ
う制御することが商品価値を高めるので、本発明は種苗
生産工場における伸長制御上、きわめて重要かつ価値の
あるものである。また、日本ではハウス(一般にはビニ
ールハウス)が多く、本発明の樹脂フィルムは、植物伸
長調節の目的のためには安価で手間のかからない優れた
材料である。特に従来のビニールハウスに、本発明の高
分子被覆材料を可動式に重ね合わせてセットできるよう
にすれば、成長が早すぎたり、遅すぎたりした場合に、
目的に合致した成長度合いに制御することが非常に簡単
である。葉菜、果菜、根菜、種々の観賞植物および果樹
の施設栽培等において高品質化、省力化の観点より本発
明は非常に価値の高いものである。
種子からではなく健康な幼苗から栽培する場合が増加し
ている。種苗生産においては、適切に苗を伸長させるよ
う制御することが商品価値を高めるので、本発明は種苗
生産工場における伸長制御上、きわめて重要かつ価値の
あるものである。また、日本ではハウス(一般にはビニ
ールハウス)が多く、本発明の樹脂フィルムは、植物伸
長調節の目的のためには安価で手間のかからない優れた
材料である。特に従来のビニールハウスに、本発明の高
分子被覆材料を可動式に重ね合わせてセットできるよう
にすれば、成長が早すぎたり、遅すぎたりした場合に、
目的に合致した成長度合いに制御することが非常に簡単
である。葉菜、果菜、根菜、種々の観賞植物および果樹
の施設栽培等において高品質化、省力化の観点より本発
明は非常に価値の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 和浩 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 井門 修平 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 光を透過させたときの光合成有効光量子
束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、下記式で表
されるA値が0.9以下であることを特徴とする下記の
対象植物のいずれかの植物の成長促進用被覆材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
である〕 対象植物:ウリ科、ナス科、マメ科、バラ科、アブラナ
科、キク科、セリ科、アカザ科、イネ科、アオイ科、ウ
コギ科、シソ科、ショウガ科、スイレン科、またはサト
イモ科の野菜、キク科、バラ科、サトイモ科、ナデシコ
科、アブラナ科、イソマツ科、リンドウ科、ゴマノハグ
サ科、マメ科、ボタン科、アヤメ科、ナス科、ヒガンバ
ナ科、サトイモ科、ラン科、リュウゼツラン科、ミズキ
科、アカネ科、ヤナギ科、ツツジ科、モクセイ科、モク
レン科、サクラソウ科、シュウカイドウ科、シソ科、フ
ウロソウ科、ベンケイソウ科、キンポウゲ科、イワタバ
コ科、サボテン科、シダ類、ウコギ科、クワ科、ツユク
サ科、パイナップル科、クズウコン科、トウダイクサ
科、コショウ科、タカトウダイ科、ユキノシタ科、アカ
バナ科、アオイ科、フトモモ科、ツバキ科、またはオシ
ロイバナ科の切り花類あるいは鉢物類の花卉、もしくは
バラ科、ブドウ科、クワ科、カキノキ科、ツツジ科、ア
ケビ科、マタタビ科、トケイソウ科、ミカン科、ウルシ
科、パイナップル科、またはフトモモ科の果樹 - 【請求項2】 光を透過させたときの光合成有効光量子
束(PPF)透過率が50%以上で、かつ、下記式で表
されるA値が1.3以上であることを特徴とする下記の
対象植物のいずれかの植物の成長抑制用被覆材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
である〕 対象植物:ウリ科、ナス科、マメ科、バラ科、アブラナ
科、キク科、セリ科、アカザ科、イネ科、アオイ科、ウ
コギ科、シソ科、ショウガ科、スイレン科、またはサト
イモ科の野菜、キク科、バラ科、サトイモ科、ナデシコ
科、アブラナ科、イソマツ科、リンドウ科、ゴマノハグ
サ科、マメ科、ボタン科、アヤメ科、ナス科、ヒガンバ
ナ科、サトイモ科、ラン科、リュウゼツラン科、ミズキ
科、アカネ科、ヤナギ科、ツツジ科、モクセイ科、モク
レン科、サクラソウ科、シュウカイドウ科、シソ科、フ
ウロソウ科、ベンケイソウ科、キンポウゲ科、イワタバ
コ科、サボテン科、シダ類、ウコギ科、クワ科、ツユク
サ科、パイナップル科、クズウコン科、トウダイクサ
科、コショウ科、タカトウダイ科、ユキノシタ科、アカ
バナ科、アオイ科、フトモモ科、ツバキ科、またはオシ
ロイバナ科の切り花類あるいは鉢物類の花卉、もしくは
バラ科、ブドウ科、クワ科、カキノキ科、ツツジ科、ア
ケビ科、マタタビ科、トケイソウ科、ミカン科、ウルシ
科、パイナップル科、またはフトモモ科の果樹 - 【請求項3】 植物成長促進用被覆材料が、600〜7
00nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ青色色素
を含有する樹脂フィルム或いは樹脂板である請求項1記
載の植物成長促進用被覆材料。 - 【請求項4】 植物成長促進用被覆材料が、樹脂フィル
ム、樹脂板、或いはガラス上に600〜700nmの間
に極大吸収波長(λmax )を持つ青色色素をコーティン
グしたものである請求項1記載の植物成長促進用被覆材
料。 - 【請求項5】 植物成長促進用被覆材料が、600〜7
00nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ青色色素
を含有、或いはコーティングした樹脂フィルムを、別の
樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに張り合わせたもの
である請求項1記載の植物成長促進用被覆材料。 - 【請求項6】 植物成長促進用被覆材料が、600〜7
00nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ青色色素
を含有した接着剤で、樹脂フィルム、樹脂板或いはガラ
スを、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに張り合
わせたものである請求項1記載の植物成長促進用被覆材
料。 - 【請求項7】 光が請求項1、3、4、5、6のいずれ
かに記載の植物成長促進用被覆材料を通して対象植物に
あたるように工夫された、植物成長促進のための園芸施
設用、あるいは、家庭園芸用被覆成形物。 - 【請求項8】 植物成長抑制用被覆材料が、700〜9
00nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ近赤外線
吸収色素を含有する樹脂フィルム或いは樹脂板である請
求項2記載の植物成長抑制用被覆材料。 - 【請求項9】 植物成長抑制用被覆材料が、樹脂フィル
ム、樹脂板或いはガラス上に700〜900nmの間に
極大吸収波長(λmax )を持つ近赤外線吸収色素をコー
ティングしたものである請求項2記載の植物成長抑制用
被覆材料。 - 【請求項10】 植物成長抑制用被覆材料が、700〜
900nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ近赤外
線吸収色素を含有、或いはコーティングした樹脂フィル
ムを、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラスに張り合
わせたものである請求項2記載の植物成長抑制用被覆材
料。 - 【請求項11】 植物成長促進用被覆材料が、700〜
900nmの間に極大吸収波長(λmax )を持つ近赤外
線吸収色素を含有した接着剤で、樹脂フィルム、樹脂板
或いはガラスを、別の樹脂フィルム、樹脂板或いはガラ
スに張り合わせたものである請求項2記載の植物成長抑
制用被覆材料。 - 【請求項12】 光が請求項2、8、9、10、11の
いずれかに記載の植物成長抑制用被覆材料を通して対象
植物にあたるように工夫された、植物成長抑制のための
園芸施設用、あるいは、家庭園芸用被覆成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8054882A JPH08317735A (ja) | 1995-03-17 | 1996-03-12 | 植物成長制御用被覆材料 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-58438 | 1995-03-17 | ||
| JP5843895 | 1995-03-17 | ||
| JP8054882A JPH08317735A (ja) | 1995-03-17 | 1996-03-12 | 植物成長制御用被覆材料 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004374415A Division JP2005168507A (ja) | 1995-03-17 | 2004-12-24 | 植物成長制御用被覆材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08317735A true JPH08317735A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=26395711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8054882A Pending JPH08317735A (ja) | 1995-03-17 | 1996-03-12 | 植物成長制御用被覆材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08317735A (ja) |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP8054882A patent/JPH08317735A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041224 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |