JPH083182A - 新規物質fr171414、その製造方法及びその用途 - Google Patents
新規物質fr171414、その製造方法及びその用途Info
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- JPH083182A JPH083182A JP7034142A JP3414295A JPH083182A JP H083182 A JPH083182 A JP H083182A JP 7034142 A JP7034142 A JP 7034142A JP 3414295 A JP3414295 A JP 3414295A JP H083182 A JPH083182 A JP H083182A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 抗腫瘍活性を有する新規FR171414
物質、真菌に属するFR171414物質産生菌を栄養
培地で培養することによるFR171414物質の製造
方法、FR171414物質を含有する医薬組成物およ
びその抗腫瘍剤としての医薬用途。 【効果】 FR171414物質は、ヒトを含む哺乳
動物に対して、優れた抗腫瘍作用を有する新規物質であ
る。当該物質は、経口および非経口投与が可能であり、
抗腫瘍剤として有用である。
物質、真菌に属するFR171414物質産生菌を栄養
培地で培養することによるFR171414物質の製造
方法、FR171414物質を含有する医薬組成物およ
びその抗腫瘍剤としての医薬用途。 【効果】 FR171414物質は、ヒトを含む哺乳
動物に対して、優れた抗腫瘍作用を有する新規物質であ
る。当該物質は、経口および非経口投与が可能であり、
抗腫瘍剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規物質FR1714
14に関する。より具体的には、抗腫瘍活性を有する新
規物質FR171414、真菌(fungus) に属するFR
171414産生菌を培地中で培養することによるFR
171414物質の生産方法、FR171414物質を
含有する医薬組成物およびその医薬用途に関する。
14に関する。より具体的には、抗腫瘍活性を有する新
規物質FR171414、真菌(fungus) に属するFR
171414産生菌を培地中で培養することによるFR
171414物質の生産方法、FR171414物質を
含有する医薬組成物およびその医薬用途に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】本発明
は、抗腫瘍活性および以下に詳述する物理・化学的性質
を有する新規FR171414物質を提供するものであ
る。また本発明は、真菌に属するFR171414産生
菌を培地中で培養し、得られる培養物からFR1714
14物質を採取することからなるFR171414物質
の生産方法を提供するものである。さらに本発明は、有
効成分としてFR171414物質を含有する医薬組成
物、その抗腫瘍剤としての用途を提供するものである。
は、抗腫瘍活性および以下に詳述する物理・化学的性質
を有する新規FR171414物質を提供するものであ
る。また本発明は、真菌に属するFR171414産生
菌を培地中で培養し、得られる培養物からFR1714
14物質を採取することからなるFR171414物質
の生産方法を提供するものである。さらに本発明は、有
効成分としてFR171414物質を含有する医薬組成
物、その抗腫瘍剤としての用途を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微生物の
生産物から新規抗腫瘍物質を得るべくスクリーニングし
ていたところ、真菌に属する1つの菌株の培養物から新
規物質FR171414を単離することに成功し、本発
明を完成した。
生産物から新規抗腫瘍物質を得るべくスクリーニングし
ていたところ、真菌に属する1つの菌株の培養物から新
規物質FR171414を単離することに成功し、本発
明を完成した。
【0004】すなわち、本発明は下記の物理・化学的性
質を有する新規物質FR171414に関する。 (a)形状: 無色針状 (b)分子式: C10H12O4 (c)元素分析: C 61.88 ; H 6.32 (d)融点: 83〜86℃ (e)分子量:219〔FAB−MS:m/z 219 (M
+Na) 〕 (f)紫外線吸収スペクトル: λmax nm (ε) (CH 3OH): 273nm(ε=4,390) (g)赤外線吸収スペクトル:図1参照 (h)溶解性: 易溶:メタノール,酢酸エチル,ジクロロメタン,クロ
ロホルム,アセトニトリル,水 不溶:ヘキサン (i)呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、ヨウ素蒸気との反応、エーリ
ッヒ反応 陰性:ニンヒドリン反応、モーリッシュ反応、塩化第二
鉄反応 (j)1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )(図2
参照) δ ppm : 6.02 (1H, d, J=16Hz), 5.97 (1H, m), 4.94
(1H, br s),4.63 (1H, d, J=15Hz), 4.42 (1H, d, J=15
Hz),3.94 (1H, br s, exchangeable), 3.80 (1H, dd,
J=4 and 2Hz),3.55 (1H, dd, J=4 and 1Hz), 3.10 (1H,
br s, exchangeable),1.84 (3H, br d, J=6Hz), (k)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )(図3
参照) δ ppm : 195.2 (s), 147.0 (s), 135.3 (d), 130.9
(s), 121.4 (d),64.8 (d), 62.2 (t), 55.7 (d), 53.
5 (d), 19.1 (q). (l)比旋光度: [α] 23 D =−270°(c=1.
0,CH3 OH) (m)薄層クロマトグラフィー: 固定相:シリカゲル60F254 (メルク社製)、 展開溶媒:CH2 Cl2 :CH3 OH=10:1、 Rf=0.47
質を有する新規物質FR171414に関する。 (a)形状: 無色針状 (b)分子式: C10H12O4 (c)元素分析: C 61.88 ; H 6.32 (d)融点: 83〜86℃ (e)分子量:219〔FAB−MS:m/z 219 (M
+Na) 〕 (f)紫外線吸収スペクトル: λmax nm (ε) (CH 3OH): 273nm(ε=4,390) (g)赤外線吸収スペクトル:図1参照 (h)溶解性: 易溶:メタノール,酢酸エチル,ジクロロメタン,クロ
ロホルム,アセトニトリル,水 不溶:ヘキサン (i)呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、ヨウ素蒸気との反応、エーリ
ッヒ反応 陰性:ニンヒドリン反応、モーリッシュ反応、塩化第二
鉄反応 (j)1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )(図2
参照) δ ppm : 6.02 (1H, d, J=16Hz), 5.97 (1H, m), 4.94
(1H, br s),4.63 (1H, d, J=15Hz), 4.42 (1H, d, J=15
Hz),3.94 (1H, br s, exchangeable), 3.80 (1H, dd,
J=4 and 2Hz),3.55 (1H, dd, J=4 and 1Hz), 3.10 (1H,
br s, exchangeable),1.84 (3H, br d, J=6Hz), (k)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )(図3
参照) δ ppm : 195.2 (s), 147.0 (s), 135.3 (d), 130.9
(s), 121.4 (d),64.8 (d), 62.2 (t), 55.7 (d), 53.
5 (d), 19.1 (q). (l)比旋光度: [α] 23 D =−270°(c=1.
0,CH3 OH) (m)薄層クロマトグラフィー: 固定相:シリカゲル60F254 (メルク社製)、 展開溶媒:CH2 Cl2 :CH3 OH=10:1、 Rf=0.47
【0005】FR171414物質は、No.1456
0株等の真菌に属するFR171414産生菌を培地中
で培養し、得られる培養物からFR171414物質を
採取することにより調製することができる。真菌に属す
るFR171414産生菌のうち、No.14560株
は本発明者らによって長野県諏訪湖で採取された落葉か
ら新たに単離された真菌である。No.14560株の
凍結乾燥品はブタペスト条約の国際寄託機関である工業
技術院生命工学工業技術研究所(茨城県つくば市東1丁
目1番3号)に1994年2月16日付で寄託番号FE
RM BP−4568として寄託された。
0株等の真菌に属するFR171414産生菌を培地中
で培養し、得られる培養物からFR171414物質を
採取することにより調製することができる。真菌に属す
るFR171414産生菌のうち、No.14560株
は本発明者らによって長野県諏訪湖で採取された落葉か
ら新たに単離された真菌である。No.14560株の
凍結乾燥品はブタペスト条約の国際寄託機関である工業
技術院生命工学工業技術研究所(茨城県つくば市東1丁
目1番3号)に1994年2月16日付で寄託番号FE
RM BP−4568として寄託された。
【0006】上述の微生物は、新規FR171414物
質の製造の説明のために例示したものにすぎず、新規F
R171414物質の製造は、ここで述べる特定の生物
の使用によるものに限定されない。。
質の製造の説明のために例示したものにすぎず、新規F
R171414物質の製造は、ここで述べる特定の生物
の使用によるものに限定されない。。
【0007】また本発明はFR171414物質を生産
することができるいかなる変異体の使用をも包含するも
のであり、その中には天然の変異体およびX線照射、紫
外線照射、N−メチル−N’−ニトロ−N─ニトロソグ
アニジン、2−アミノプリン等での処理といった慣用の
方法により、上述の生物から人工的に製造されうる変異
体も含まれる。
することができるいかなる変異体の使用をも包含するも
のであり、その中には天然の変異体およびX線照射、紫
外線照射、N−メチル−N’−ニトロ−N─ニトロソグ
アニジン、2−アミノプリン等での処理といった慣用の
方法により、上述の生物から人工的に製造されうる変異
体も含まれる。
【0008】No.14560株は、次の形態学、培養
上及び生理学的特徴を有する。 〔1〕FR171414物質産生菌No.14560株
の特徴 この生物は各種培地上で速やかに拡がり、黄色の集落を
形成する。本菌は各種培地上で、テレオモルフ、アナモ
ルフのいずれも形成しなかった。以下に本菌の菌学的性
質を示す。各種寒天培地上での培養性状を表1に示し
た。
上及び生理学的特徴を有する。 〔1〕FR171414物質産生菌No.14560株
の特徴 この生物は各種培地上で速やかに拡がり、黄色の集落を
形成する。本菌は各種培地上で、テレオモルフ、アナモ
ルフのいずれも形成しなかった。以下に本菌の菌学的性
質を示す。各種寒天培地上での培養性状を表1に示し
た。
【0009】麦芽抽出寒天培地の中心に接種し、25℃
で14日間培養した時の生育は極めて拡大的で、直径
7.5〜8.0cmであった。集落の表面は平坦、薄
く、フェルト状で、灰味黄色であった。集落裏面は明黄
色であった。分生子形成は見られなかった。同様な培養
をポテト・デキストロース寒天上で行った時も、生育は
極めて拡大的で直径6.5〜7.0cmであった。この
集落表面は平坦、フェルト状から綿毛状で、オレンジ色
味白色から赤味白色であった。集落裏面は茶色から茶味
オレンジ色であった。分生子形成は観察されなかった。
で14日間培養した時の生育は極めて拡大的で、直径
7.5〜8.0cmであった。集落の表面は平坦、薄
く、フェルト状で、灰味黄色であった。集落裏面は明黄
色であった。分生子形成は見られなかった。同様な培養
をポテト・デキストロース寒天上で行った時も、生育は
極めて拡大的で直径6.5〜7.0cmであった。この
集落表面は平坦、フェルト状から綿毛状で、オレンジ色
味白色から赤味白色であった。集落裏面は茶色から茶味
オレンジ色であった。分生子形成は観察されなかった。
【0010】No.14560株は4〜29℃で生育可
能で、最適生育温度は23〜25℃である〔ポテトデキ
ストロース寒天培地(日水社製)上での測定〕。
能で、最適生育温度は23〜25℃である〔ポテトデキ
ストロース寒天培地(日水社製)上での測定〕。
【0011】
【表1】
【0012】以上の特徴は、25℃で14日間培養後に
観察したものである。色調に記載はメチューン・ハンド
ブック・オブ・カラー〔エイ・コーナラップ・アンド・
ジェイ・エッチ・ウォンシャー著、3版、メチューン
社、ロンドン、1983年 (Kornerup, A. and J.H. Wansch
er, 「Methuen Handbook of Colour」 Third ed., p52
5,Methuen, London)〕をもとにして行った。
観察したものである。色調に記載はメチューン・ハンド
ブック・オブ・カラー〔エイ・コーナラップ・アンド・
ジェイ・エッチ・ウォンシャー著、3版、メチューン
社、ロンドン、1983年 (Kornerup, A. and J.H. Wansch
er, 「Methuen Handbook of Colour」 Third ed., p52
5,Methuen, London)〕をもとにして行った。
【0013】一般に、FR171414物質は、FR1
71414産生菌を同化されうる炭素源および窒素源を
含有する培地中で、好ましくは好気性条件下(例えば、
振盪培養、液内培養等)で培養することにより製造する
ことができる。培地中の炭素源は好ましくはグルコー
ス,フルクトース,グリセリン及び澱粉等の炭水化物で
ある。また、その他ラクトース,アラビノース,キシロ
ース,デキストリン,糖みつ等の炭素源を含有していて
もよい。
71414産生菌を同化されうる炭素源および窒素源を
含有する培地中で、好ましくは好気性条件下(例えば、
振盪培養、液内培養等)で培養することにより製造する
ことができる。培地中の炭素源は好ましくはグルコー
ス,フルクトース,グリセリン及び澱粉等の炭水化物で
ある。また、その他ラクトース,アラビノース,キシロ
ース,デキストリン,糖みつ等の炭素源を含有していて
もよい。
【0014】窒素源としては、好ましくは酵母抽出物,
ペプトン,グルテン粉,綿実粉,大豆粉,コーンスティ
ープリカー,乾燥酵母等、およびアンモニウム塩(例え
ば、硝酸アンモニウム,硫酸アンモニウム,リン酸アン
モニウム等)、尿素、アミノ酸等の無機または有機窒素
化合物である。炭素源および窒素源は、組み合わせて使
用することが有利であるが、それらの純粋な形体のもの
を使用する必要はない。なぜならば、純度の低い物質は
微量の成長因子とかなりの量のミネラル栄養素を含んで
おり、それが使用に適しているからである。また所望に
より、培地に炭酸カルシウム,リン酸ナトリウムまたは
リン酸カリウム,ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウ
ム,マグネシウム塩,塩化コバルト等のミネラル塩を添
加してもよい。また、必要ならば、培地がかなり泡立つ
場合に、液体パラフィン,高級アルコール,植物油,ミ
ネラル油またはシリコン等の消泡剤を添加してもよい。
ペプトン,グルテン粉,綿実粉,大豆粉,コーンスティ
ープリカー,乾燥酵母等、およびアンモニウム塩(例え
ば、硝酸アンモニウム,硫酸アンモニウム,リン酸アン
モニウム等)、尿素、アミノ酸等の無機または有機窒素
化合物である。炭素源および窒素源は、組み合わせて使
用することが有利であるが、それらの純粋な形体のもの
を使用する必要はない。なぜならば、純度の低い物質は
微量の成長因子とかなりの量のミネラル栄養素を含んで
おり、それが使用に適しているからである。また所望に
より、培地に炭酸カルシウム,リン酸ナトリウムまたは
リン酸カリウム,ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウ
ム,マグネシウム塩,塩化コバルト等のミネラル塩を添
加してもよい。また、必要ならば、培地がかなり泡立つ
場合に、液体パラフィン,高級アルコール,植物油,ミ
ネラル油またはシリコン等の消泡剤を添加してもよい。
【0015】大量にFR171414を製造するための
条件としては、液内好気性培養条件が好ましい。少量の
製造には、フラスコまたはボトル中での振盪または表面
培養が用いられる。さらに、増殖を大型タンク中で行う
場合には、FR171414の生産工程での成長遅滞を
避けるために、製造タンク中への接種に発育型の微生物
(微生物の前培養物)を用いることが好ましい。従っ
て、望ましくは、まず胞子又は菌糸を有する微生物を含
む比較的少量の培地を接種し、その接種培地を培養する
ことにより、発育型の微生物の培養物(微生物の前培養
物)を作製する。それから、培養した前培養物を無菌的
に大型タンクに移す。前培養物を作製するための培地と
しては、FR171414物質の製造に使用される培地
と実質的に同じもの、もしくは幾分異なるものが挙げら
れる。
条件としては、液内好気性培養条件が好ましい。少量の
製造には、フラスコまたはボトル中での振盪または表面
培養が用いられる。さらに、増殖を大型タンク中で行う
場合には、FR171414の生産工程での成長遅滞を
避けるために、製造タンク中への接種に発育型の微生物
(微生物の前培養物)を用いることが好ましい。従っ
て、望ましくは、まず胞子又は菌糸を有する微生物を含
む比較的少量の培地を接種し、その接種培地を培養する
ことにより、発育型の微生物の培養物(微生物の前培養
物)を作製する。それから、培養した前培養物を無菌的
に大型タンクに移す。前培養物を作製するための培地と
しては、FR171414物質の製造に使用される培地
と実質的に同じもの、もしくは幾分異なるものが挙げら
れる。
【0016】培養混合物の攪拌および通気は様々な方法
で行うことができる。攪拌は、プロペラもしくはこれに
準じる機械的攪拌装置の使用、培養器の回転もしくは振
盪、さまざまなポンプ装置の使用または滅菌エアーを培
地に通過させること等により行うことができる。通気
は、培養混合物中に滅菌エアーを通過させることにより
有効に行われる。
で行うことができる。攪拌は、プロペラもしくはこれに
準じる機械的攪拌装置の使用、培養器の回転もしくは振
盪、さまざまなポンプ装置の使用または滅菌エアーを培
地に通過させること等により行うことができる。通気
は、培養混合物中に滅菌エアーを通過させることにより
有効に行われる。
【0017】培養は、培養条件およびスケールによって
異なるが、通常約4℃から約40℃、好ましくは約20
℃から約30℃の温度で、50時間から100時間の間
行われる。
異なるが、通常約4℃から約40℃、好ましくは約20
℃から約30℃の温度で、50時間から100時間の間
行われる。
【0018】このようにして製造されたFR17141
4物質は、一般に抗生物質等の他の発酵生産物の採取に
用いられる常法により、培地から採取することができ
る。一般的に、生産されたFR171414物質の多く
が培養濾液中に見つかっているので、該FR17141
4物質は、培養物を濾過もしくは遠心することによって
得られる培養濾液から、減圧下での濃縮、凍結乾燥、常
用の溶媒での抽出、pH調整、常用の樹脂(例えば、陰
または陽イオン交換樹脂,非イオン性,吸着樹脂など)
での処理、常用の吸着剤(例えば、活性炭、ケイ酸、シ
リカゲル、セルロース、アルミナなど)での処理、結晶
化、再結晶化などといった常法を用いて採取することに
よって単離することができる。
4物質は、一般に抗生物質等の他の発酵生産物の採取に
用いられる常法により、培地から採取することができ
る。一般的に、生産されたFR171414物質の多く
が培養濾液中に見つかっているので、該FR17141
4物質は、培養物を濾過もしくは遠心することによって
得られる培養濾液から、減圧下での濃縮、凍結乾燥、常
用の溶媒での抽出、pH調整、常用の樹脂(例えば、陰
または陽イオン交換樹脂,非イオン性,吸着樹脂など)
での処理、常用の吸着剤(例えば、活性炭、ケイ酸、シ
リカゲル、セルロース、アルミナなど)での処理、結晶
化、再結晶化などといった常法を用いて採取することに
よって単離することができる。
【0019】FR171414物質の生理学的性質のい
くつかについては、次の試験で詳しく説明される。 試験例1 (インビトロでのFR171414物質によるヒト腫瘍
細胞に対する増殖阻害活性) 細胞毒性を調べるために、10%ウシ胎児血清,ペニシ
リン(50ユニット/ml)及びストレプトマイシン
(50μg/ml)を含むダルベッコ最少必須培地(完
全培地)を用いて、メタノールに溶解したFR1714
14物質の2倍希釈列各50μlを96穴マイクロタイ
タープレートに調製した。一方、A549(ヒト肺腺癌
細胞),MCF−7(ヒト乳腺癌細胞),HT29(ヒ
ト結腸腺癌細胞),Jurkat(ヒトT細胞白血病細胞)及
びU937細胞(ヒト組織球性リンパ腫)(5×1
03 )は、完全培地を用いて、細胞濃度を1×105 細
胞/mlに調製した後、各々上記プレートに50μlず
つ加えた。各プレートを37℃で4日間培養し、Mosman
n (J. Immunol, Methods, 65, 55-63,1983)に記載の
方法に従って、MTT(テトラゾリウム)アッセイを行
った。具体的には、ヒト腫瘍細胞の培養が終了した後、
MTT溶液(100μl培地あたり10μl)をアッセ
イする全てのウエルに添加し、プレートを37℃で更に
4時間インキュベーションした。酸−イソプロパノール
(100μl、0.04N塩酸含有イソプロパール)を
全てのウエルに添加して、暗青結晶が溶解するように十
分に混合した。全ての結晶が溶解した後、プレートを、
2波長マイクロプレート光度計(波長550nm、対照
波長660nm、モデルMTP−120;コロナエレク
トリックコーポレーション社製)を用いて測定した。な
お、MTT(テトラゾリウム)アッセイに用いるMTT
溶液は、MTT〔3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-d
iphenyl tetrazolium bromide 、シグマ社製〕をリン酸
緩衝液(PBS)に5mg/mlとなるように溶解し
て、滅菌濾過して少量の不溶残渣を除去して調製した。
結果を表2に示す。
くつかについては、次の試験で詳しく説明される。 試験例1 (インビトロでのFR171414物質によるヒト腫瘍
細胞に対する増殖阻害活性) 細胞毒性を調べるために、10%ウシ胎児血清,ペニシ
リン(50ユニット/ml)及びストレプトマイシン
(50μg/ml)を含むダルベッコ最少必須培地(完
全培地)を用いて、メタノールに溶解したFR1714
14物質の2倍希釈列各50μlを96穴マイクロタイ
タープレートに調製した。一方、A549(ヒト肺腺癌
細胞),MCF−7(ヒト乳腺癌細胞),HT29(ヒ
ト結腸腺癌細胞),Jurkat(ヒトT細胞白血病細胞)及
びU937細胞(ヒト組織球性リンパ腫)(5×1
03 )は、完全培地を用いて、細胞濃度を1×105 細
胞/mlに調製した後、各々上記プレートに50μlず
つ加えた。各プレートを37℃で4日間培養し、Mosman
n (J. Immunol, Methods, 65, 55-63,1983)に記載の
方法に従って、MTT(テトラゾリウム)アッセイを行
った。具体的には、ヒト腫瘍細胞の培養が終了した後、
MTT溶液(100μl培地あたり10μl)をアッセ
イする全てのウエルに添加し、プレートを37℃で更に
4時間インキュベーションした。酸−イソプロパノール
(100μl、0.04N塩酸含有イソプロパール)を
全てのウエルに添加して、暗青結晶が溶解するように十
分に混合した。全ての結晶が溶解した後、プレートを、
2波長マイクロプレート光度計(波長550nm、対照
波長660nm、モデルMTP−120;コロナエレク
トリックコーポレーション社製)を用いて測定した。な
お、MTT(テトラゾリウム)アッセイに用いるMTT
溶液は、MTT〔3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-d
iphenyl tetrazolium bromide 、シグマ社製〕をリン酸
緩衝液(PBS)に5mg/mlとなるように溶解し
て、滅菌濾過して少量の不溶残渣を除去して調製した。
結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】試験例2 (P388マウス白血病細胞に対するFR171414
物質の抗腫瘍活性) FR171414物質の抗腫瘍活性をマウス腫瘍モデル
で測定した。P388マウス白血病細胞(1×106 )
をBDF1 マウス(雌、8週令)に腹腔内移植した。腫
瘍細胞の移植後24時間たったところで、FR1714
14物質をマウスに腹腔内投与した。FR171414
物質の腹腔内投与は、1日に1回、更に3日間(qd1
−4)もしくは8日間(qd1−9)に続けられた。投
与にはFR171414物質を10%HCO 60(w
/v,ニッコウケミカル社製)を含む0.9%生理食塩
水に懸濁したものを用いた。対照マウスには10%HC
O 60を含む0.9%生理食塩水を腹腔内に投与し
た。結果を表3に示す。
物質の抗腫瘍活性) FR171414物質の抗腫瘍活性をマウス腫瘍モデル
で測定した。P388マウス白血病細胞(1×106 )
をBDF1 マウス(雌、8週令)に腹腔内移植した。腫
瘍細胞の移植後24時間たったところで、FR1714
14物質をマウスに腹腔内投与した。FR171414
物質の腹腔内投与は、1日に1回、更に3日間(qd1
−4)もしくは8日間(qd1−9)に続けられた。投
与にはFR171414物質を10%HCO 60(w
/v,ニッコウケミカル社製)を含む0.9%生理食塩
水に懸濁したものを用いた。対照マウスには10%HC
O 60を含む0.9%生理食塩水を腹腔内に投与し
た。結果を表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】抗腫瘍活性はグループの平均生存時間とし
て表わし、またT/C%(処理グループの平均生存時間
/対照グループの平均生存時間×100)として表わし
た。表中、実験1及び実験2は、FR171414物質
の投与をそれぞれ4日及び9日間続けたものである。
て表わし、またT/C%(処理グループの平均生存時間
/対照グループの平均生存時間×100)として表わし
た。表中、実験1及び実験2は、FR171414物質
の投与をそれぞれ4日及び9日間続けたものである。
【0024】試験例3 (急性毒性) FR171414物質をICR系マウス5匹に320m
g/kgの投与割合で腹腔内投与した。一週間の観察後
でも、異常な症状は認められなかった。
g/kgの投与割合で腹腔内投与した。一週間の観察後
でも、異常な症状は認められなかった。
【0025】本発明のFR171414は医薬上許容さ
れ得る担体が混入された状態で、ヒトを含む哺乳動物に
抗腫瘍剤として、カプセル,錠剤,顆粒剤、粉末剤、バ
ッカル錠、舌下錠および溶液といった医薬組成物の形態
で経口的もしくは非経口的に投与することができる。医
薬上許容され得る担体としては、薬学的目的のために通
常用いられる様々な有機もしくは無機性の担体が挙げら
れ、具体的には例えば添加剤(例えば、シュークロー
ス,澱粉,マンニット,ソルビット,ラクトース,グル
コース,セルロース,タルク,リン酸カルシウム,炭酸
カルシウム等)、結合剤(セルロース,メチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリプロピルピロ
リドン,ゼラチン,アラビアゴム,ポリエチレングリコ
ール,シュークロース,澱粉等)、崩壊剤(例えば、澱
粉,カルボキシメチルセルロース,カルボキシメチルセ
ルロースのカルシウム塩,ヒドロキシプロピル−スター
チ,グリコールナトリウム−スターチ,炭酸水素ナトリ
ウム,リン酸カルシウム,クエン酸カルシウム等)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、エアロジ
ル、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等)、香料(例え
ばクエン酸、メントール、グリシン、オレンジパウダー
など)、保存剤(例えば、安息香酸ナトリウム、亜硫酸
水素ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン
等)、安定化剤(例えばクエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、酢酸等)、懸濁剤(例えば、メチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ステアリン酸アルミニウム等)、
分散剤(例えば、界面活性剤等)、水性希釈剤(例え
ば、水等)、オイル(例えば、ゴマ油等)および基剤ワ
ックス(例えば、カカオバター,ポリエチレングリコー
ル,白色ワセリン等)が挙げられる。
れ得る担体が混入された状態で、ヒトを含む哺乳動物に
抗腫瘍剤として、カプセル,錠剤,顆粒剤、粉末剤、バ
ッカル錠、舌下錠および溶液といった医薬組成物の形態
で経口的もしくは非経口的に投与することができる。医
薬上許容され得る担体としては、薬学的目的のために通
常用いられる様々な有機もしくは無機性の担体が挙げら
れ、具体的には例えば添加剤(例えば、シュークロー
ス,澱粉,マンニット,ソルビット,ラクトース,グル
コース,セルロース,タルク,リン酸カルシウム,炭酸
カルシウム等)、結合剤(セルロース,メチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリプロピルピロ
リドン,ゼラチン,アラビアゴム,ポリエチレングリコ
ール,シュークロース,澱粉等)、崩壊剤(例えば、澱
粉,カルボキシメチルセルロース,カルボキシメチルセ
ルロースのカルシウム塩,ヒドロキシプロピル−スター
チ,グリコールナトリウム−スターチ,炭酸水素ナトリ
ウム,リン酸カルシウム,クエン酸カルシウム等)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、エアロジ
ル、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等)、香料(例え
ばクエン酸、メントール、グリシン、オレンジパウダー
など)、保存剤(例えば、安息香酸ナトリウム、亜硫酸
水素ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン
等)、安定化剤(例えばクエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、酢酸等)、懸濁剤(例えば、メチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ステアリン酸アルミニウム等)、
分散剤(例えば、界面活性剤等)、水性希釈剤(例え
ば、水等)、オイル(例えば、ゴマ油等)および基剤ワ
ックス(例えば、カカオバター,ポリエチレングリコー
ル,白色ワセリン等)が挙げられる。
【0026】FR171414物質の投与量は、患者の
疾患の種類、体重及び/又は年齢、さらには投与経路の
種類等の様々な要因によって変わり得る。FR1714
14物質の好ましい投与量は、通常0.1〜50mg/
kg/日の投与範囲から選択される。
疾患の種類、体重及び/又は年齢、さらには投与経路の
種類等の様々な要因によって変わり得る。FR1714
14物質の好ましい投与量は、通常0.1〜50mg/
kg/日の投与範囲から選択される。
【0027】
【実施例】以下、本発明を説明するために実施例を挙げ
る。 実施例1 (1)No.14560株の培養 シュークロース(4%),綿実粉(2%),乾燥酵母
(1%),ペプトン(1%),リン酸二水素カリウム
(0.2%),炭酸カルシウム(0.2%)及びTwe
en80(0.1%)を含む培地(160ml)を50
0ml容のエルレマンマイヤーフラスコに加え、120
℃で30分間滅菌した。該培地にNo.14560株の
斜面培養物を1白金耳接触し、ロータリーシェイカーを
使用して毎分250rpm、25℃で3日間振盪培養し
た。それから、あらかじめコーンスターチ(2%),グ
リセリン(1%),ピーナッツパウダー(1%),コー
ンスティープリカー(0.5%)および炭酸カルシウム
(0.2%)を含む培地(pH6.0)を500ml容
のエルレマンマイヤーフラスコ30本に160mlずつ
加え、120℃で30分間滅菌処理しておいた培地に、
得られた培養物を3.2mlずつ接種して、ロータリー
シェイカーで毎分250rpm、25℃にて5日間培養
した。
る。 実施例1 (1)No.14560株の培養 シュークロース(4%),綿実粉(2%),乾燥酵母
(1%),ペプトン(1%),リン酸二水素カリウム
(0.2%),炭酸カルシウム(0.2%)及びTwe
en80(0.1%)を含む培地(160ml)を50
0ml容のエルレマンマイヤーフラスコに加え、120
℃で30分間滅菌した。該培地にNo.14560株の
斜面培養物を1白金耳接触し、ロータリーシェイカーを
使用して毎分250rpm、25℃で3日間振盪培養し
た。それから、あらかじめコーンスターチ(2%),グ
リセリン(1%),ピーナッツパウダー(1%),コー
ンスティープリカー(0.5%)および炭酸カルシウム
(0.2%)を含む培地(pH6.0)を500ml容
のエルレマンマイヤーフラスコ30本に160mlずつ
加え、120℃で30分間滅菌処理しておいた培地に、
得られた培養物を3.2mlずつ接種して、ロータリー
シェイカーで毎分250rpm、25℃にて5日間培養
した。
【0028】(2)FR171414物質の単離および
精製 培養終了後、得られた培養物(4.8L)に等量のアセ
トンを加え、1時間室温にて抽出した。該抽出物にけい
藻土200gを添加し、濾過した。得られた濾液(8
L)を4Lになるまで減圧濃縮した。この濃縮物をpH
7.0に調整した後、等量の酢酸エチルを加え抽出し
た。抽出残渣に再び酢酸エチルを加え、抽出を繰り返し
た。得られた抽出液を減圧濃縮し、油状残渣をシリカゲ
ル50g(Kiesil gel 60,70 - 230 メッシュ: メルク
社製)と混ぜて、この混合物をメタノールでスラリーと
した。溶媒を留去した後、得られた乾燥パウダーをシリ
カゲルをn−ヘキサンで充填したカラムクロマトグラフ
ィー(100ml)に付した。このカラムをn−ヘキサ
ン(500ml)およびn−ヘキサンと酢酸エチルとの
混液(3:1v/v,500ml)で展開した後、n−
ヘキサンと酢酸エチルの混液(1:1v/v、2L)で
溶出した。目的物質を含有する画分を集めて減圧濃縮
し、油状の残渣を得た。この油状残渣(1g)をメタノ
ール(10ml)に溶解して、YMC ODS−AMカ
ラム(ODS−AM 120−S−50タイプ、YMC
社製)を備した逆相カラムクロマトグラフィーに付し、
20%水性アセトニトリルで溶出した。目的物質を含有
する画分を集めて、減圧濃縮した。該濃縮物を酢酸エチ
ルで2回抽出して、得られた抽出液を減圧濃縮し、乾燥
してFR171414物質の粉末(298mg)を得
た。
精製 培養終了後、得られた培養物(4.8L)に等量のアセ
トンを加え、1時間室温にて抽出した。該抽出物にけい
藻土200gを添加し、濾過した。得られた濾液(8
L)を4Lになるまで減圧濃縮した。この濃縮物をpH
7.0に調整した後、等量の酢酸エチルを加え抽出し
た。抽出残渣に再び酢酸エチルを加え、抽出を繰り返し
た。得られた抽出液を減圧濃縮し、油状残渣をシリカゲ
ル50g(Kiesil gel 60,70 - 230 メッシュ: メルク
社製)と混ぜて、この混合物をメタノールでスラリーと
した。溶媒を留去した後、得られた乾燥パウダーをシリ
カゲルをn−ヘキサンで充填したカラムクロマトグラフ
ィー(100ml)に付した。このカラムをn−ヘキサ
ン(500ml)およびn−ヘキサンと酢酸エチルとの
混液(3:1v/v,500ml)で展開した後、n−
ヘキサンと酢酸エチルの混液(1:1v/v、2L)で
溶出した。目的物質を含有する画分を集めて減圧濃縮
し、油状の残渣を得た。この油状残渣(1g)をメタノ
ール(10ml)に溶解して、YMC ODS−AMカ
ラム(ODS−AM 120−S−50タイプ、YMC
社製)を備した逆相カラムクロマトグラフィーに付し、
20%水性アセトニトリルで溶出した。目的物質を含有
する画分を集めて、減圧濃縮した。該濃縮物を酢酸エチ
ルで2回抽出して、得られた抽出液を減圧濃縮し、乾燥
してFR171414物質の粉末(298mg)を得
た。
【0029】
【発明の効果】本発明のFR171414物質は、ヒト
を含む哺乳動物に対して、優れた抗腫瘍作用を有する新
規物質である。当該物質は、経口および非経口投与が可
能であり、抗腫瘍剤として有用である。
を含む哺乳動物に対して、優れた抗腫瘍作用を有する新
規物質である。当該物質は、経口および非経口投与が可
能であり、抗腫瘍剤として有用である。
【図1】KBr法で測定したFR171414物質の赤
外線吸収スペクトルを示す図である。
外線吸収スペクトルを示す図である。
【図2】FR171414物質の 1H−NMR( 1H核
磁気共鳴)スペクトルを示す図である。
磁気共鳴)スペクトルを示す図である。
【図3】FR171414物質の13C−NMR(13C核
磁気共鳴)スペクトルを示す図である。
磁気共鳴)スペクトルを示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 1/14 C12R 1:645) (C12P 1/02 C12R 1:645) (72)発明者 高瀬 茂弘 茨城県石岡市総社1−12−10 (72)発明者 寺野 紘 茨城県土浦市真鍋2600−3
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の特徴を有する新規物質FR171
414。 (a)形状: 無色針状 (b)分子式: C10H12O4 (c)元素分析: C 61.88 ; H 6.32 (d)融点: 83〜86℃ (e)分子量:219〔FAB−MS:m/z 219 (M
+Na) 〕 (f)紫外線吸収スペクトル: λmax nm (ε) (CH 3OH): 273nm(ε=4,390) (g)溶解性: 易溶:メタノール,酢酸エチル,ジクロロメタン,クロ
ロホルム,アセトニトリル,水 不溶:ヘキサン (h)呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、ヨウ素蒸気との反応、エーリ
ッヒ反応 陰性:ニンヒドリン反応、モーリッシュ反応、塩化第二
鉄反応 (i)1 H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ) δ ppm : 6.02 (1H, d, J=16Hz),5.97 (1H, m),4.94 (1
H, br s),4.63 (1H, d, J=15Hz),4.42 (1H, d, J=15H
z),3.94 (1H, br s, exchangeable),3.80 (1H, dd, J=4
and 2Hz),3.55 (1H, dd, J=4 and 1Hz),3.10 (1H, br
s, exchangeable),1.84 (3H, br d, J=6Hz), (j)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ) δ ppm : 195.2 (s),147.0 (s),135.3 (d),130.9 (s),1
21.4 (d),64.8 (d),62.2 (t),55.7 (d),53.5 (d),19.1
(q). (k)比旋光度: [α] 23 D =−270°(c=1.
0,CH3 OH) - 【請求項2】 真菌に属するFR171414産生菌を
培地中で培養し、得られる培養物からFR171414
物質を採取することからなる請求項1記載のFR171
414物質の生産方法。 - 【請求項3】 有効成分として請求項1記載のFR17
1414物質を含有する医薬組成物。 - 【請求項4】 抗腫瘍剤である請求項3記載の医薬組成
物。 - 【請求項5】 カビNo.14560株の生物学的に純
粋な培養菌。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB94037744 | 1994-02-28 | ||
| GB9403774A GB9403774D0 (en) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | A new compound fr 171414, production thereto and use thereto |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083182A true JPH083182A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=10751017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7034142A Pending JPH083182A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-22 | 新規物質fr171414、その製造方法及びその用途 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083182A (ja) |
| GB (1) | GB9403774D0 (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 GB GB9403774A patent/GB9403774D0/en active Pending
-
1995
- 1995-02-22 JP JP7034142A patent/JPH083182A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9403774D0 (en) | 1994-04-20 |
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