JPH08318718A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH08318718A JPH08318718A JP7130827A JP13082795A JPH08318718A JP H08318718 A JPH08318718 A JP H08318718A JP 7130827 A JP7130827 A JP 7130827A JP 13082795 A JP13082795 A JP 13082795A JP H08318718 A JPH08318718 A JP H08318718A
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- carcass
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カーカス折り返し部のセパレーションの発生
を有効に抑制し、ビード部耐久性を効果的に改善するこ
とが可能な重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供す
る。 【構成】 ビードコア2を介してタイヤ内側から外側に
折り返したカーカス端部3Aのビード部外側にスチール
チェーファー5を配置し、該カーカス端部の折り返し部
3aのタイヤ外径側でかつ内側に、カーカス3のスチー
ルコードsよりも伸びの大きいスチールワイヤwを有す
る補強層6を、タイヤ側面視で折り返し部3aと重複す
るように配置し、補強層6のスチールワイヤwを、カー
カス3のスチールコードsよりも伸びが2倍以上となる
ようにし、かつタイヤ径方向に対して35〜55°の範
囲内で配列したことを特徴とする。
を有効に抑制し、ビード部耐久性を効果的に改善するこ
とが可能な重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供す
る。 【構成】 ビードコア2を介してタイヤ内側から外側に
折り返したカーカス端部3Aのビード部外側にスチール
チェーファー5を配置し、該カーカス端部の折り返し部
3aのタイヤ外径側でかつ内側に、カーカス3のスチー
ルコードsよりも伸びの大きいスチールワイヤwを有す
る補強層6を、タイヤ側面視で折り返し部3aと重複す
るように配置し、補強層6のスチールワイヤwを、カー
カス3のスチールコードsよりも伸びが2倍以上となる
ようにし、かつタイヤ径方向に対して35〜55°の範
囲内で配列したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックやバス等に用
いられる重荷重用空気入りラジアルタイヤに関し、更に
詳しくは、カーカス折り返し部にセパレーションが発生
するのを抑制するようにした重荷重用空気入りラジアル
タイヤに関する。
いられる重荷重用空気入りラジアルタイヤに関し、更に
詳しくは、カーカス折り返し部にセパレーションが発生
するのを抑制するようにした重荷重用空気入りラジアル
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックやバス等に用いられる重
荷重用空気入りラジアルタイヤは、ビード部におけるカ
ーカス折り返し部のセパレーション発生を抑制して、そ
の耐久性を改善するため、様々な提案が行われている。
例えば、特開昭60ー94806号公報に開示されるよ
うに、カーカス折り返し部端を硬質ゴムで被覆すること
により、セパレーションの発生を抑制するようにした提
案がある。
荷重用空気入りラジアルタイヤは、ビード部におけるカ
ーカス折り返し部のセパレーション発生を抑制して、そ
の耐久性を改善するため、様々な提案が行われている。
例えば、特開昭60ー94806号公報に開示されるよ
うに、カーカス折り返し部端を硬質ゴムで被覆すること
により、セパレーションの発生を抑制するようにした提
案がある。
【0003】また、特開昭62ー4616号公報には、
ビード部のカーカスの周囲にコードを特定の角度に配列
した複数層のチェーファーを配設するようにした提案が
あり、特開昭62ー4616号公報には、ビード部のカ
ーカス周囲に補強フィラーを配設すると共に、カーカス
折り返し部の内側に該折り返し部を越えて追加補強フィ
ラーを配置する構成の提案がある。しかし、どの提案さ
れた重荷重用空気入りタイヤも、未だ要求される充分な
改善には至っておらず、一層の改善が望まれていた。
ビード部のカーカスの周囲にコードを特定の角度に配列
した複数層のチェーファーを配設するようにした提案が
あり、特開昭62ー4616号公報には、ビード部のカ
ーカス周囲に補強フィラーを配設すると共に、カーカス
折り返し部の内側に該折り返し部を越えて追加補強フィ
ラーを配置する構成の提案がある。しかし、どの提案さ
れた重荷重用空気入りタイヤも、未だ要求される充分な
改善には至っておらず、一層の改善が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カー
カス折り返し部のセパレーションの発生を有効に抑制
し、ビード部耐久性を効果的に改善することが可能な重
荷重用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
カス折り返し部のセパレーションの発生を有効に抑制
し、ビード部耐久性を効果的に改善することが可能な重
荷重用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、スチールコードをタイヤ周方向と直交する方向に
配列したカーカスの、ビードコアを介してタイヤ内側か
ら外側に折り返した端部のビード部外側にスチールコー
ドを配列したスチールチェーファーを配置し、該カーカ
ス端部の折り返し部のタイヤ外径側でかつ内側に、前記
カーカスのスチールコードよりも伸びの大きいスチール
ワイヤを有する補強層を、タイヤ側面視において前記折
り返し部とその折り返し部端を越えて重複するように配
置し、前記補強層のスチールワイヤを、前記カーカスの
スチールコードよりも伸びが2倍以上となるようにし、
かつタイヤ径方向に対して35〜55°の範囲内で配列
したことを特徴とする。
明は、スチールコードをタイヤ周方向と直交する方向に
配列したカーカスの、ビードコアを介してタイヤ内側か
ら外側に折り返した端部のビード部外側にスチールコー
ドを配列したスチールチェーファーを配置し、該カーカ
ス端部の折り返し部のタイヤ外径側でかつ内側に、前記
カーカスのスチールコードよりも伸びの大きいスチール
ワイヤを有する補強層を、タイヤ側面視において前記折
り返し部とその折り返し部端を越えて重複するように配
置し、前記補強層のスチールワイヤを、前記カーカスの
スチールコードよりも伸びが2倍以上となるようにし、
かつタイヤ径方向に対して35〜55°の範囲内で配列
したことを特徴とする。
【0006】このようにカーカスのスチールコードより
も伸びが2倍以上と大きいスチールワイヤを配列した補
強層をカーカス折り返し部の内側に配設すると共に、そ
のスチールワイヤの配向角度を上記のように設定するの
で、折り返し部がタイヤ外側に変形しようとした時に生
じる、セパレーションの大きな要因である折り返し部の
歪みを、伸びを大きくして上記の構成にした補強層によ
り分散させることができる。そのため、折り返し部、特
にその端部側に加わる歪みを効果的に低減することが可
能となり、それによって、カーカス折り返し部に発生す
るセパレーションを抑制し、ビード部耐久性を高めるこ
とができる。
も伸びが2倍以上と大きいスチールワイヤを配列した補
強層をカーカス折り返し部の内側に配設すると共に、そ
のスチールワイヤの配向角度を上記のように設定するの
で、折り返し部がタイヤ外側に変形しようとした時に生
じる、セパレーションの大きな要因である折り返し部の
歪みを、伸びを大きくして上記の構成にした補強層によ
り分散させることができる。そのため、折り返し部、特
にその端部側に加わる歪みを効果的に低減することが可
能となり、それによって、カーカス折り返し部に発生す
るセパレーションを抑制し、ビード部耐久性を高めるこ
とができる。
【0007】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の重荷重用
空気入りラジアルタイヤの左右に配設した一方のリムに
装着されたビード部の一例を示す。このビード部1に配
置されたタイヤ子午線断面が6角形状を有するリング状
のビードコア2の回りには、タイヤ内側に延設され、複
数のスチールコードsをタイヤ周方向Tと直交する方向
に配列した1層のカーカス3の端部3Aが、ビードコア
2を介してタイヤ内側から外側に折り返され、この端部
3A間にビードコア2とその外周側に配設されたビード
フィラー4とを介設するようになっている。
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の重荷重用
空気入りラジアルタイヤの左右に配設した一方のリムに
装着されたビード部の一例を示す。このビード部1に配
置されたタイヤ子午線断面が6角形状を有するリング状
のビードコア2の回りには、タイヤ内側に延設され、複
数のスチールコードsをタイヤ周方向Tと直交する方向
に配列した1層のカーカス3の端部3Aが、ビードコア
2を介してタイヤ内側から外側に折り返され、この端部
3A間にビードコア2とその外周側に配設されたビード
フィラー4とを介設するようになっている。
【0008】カーカス端部3Aのビード部外側には、複
数のスチールコードrを配列した1層のスチールチェー
ファー5が外側補強層としてカーカスに当接して配置さ
れている。カーカス端部3Aの折り返し部3aのタイヤ
外径側でかつ内側には、複数のスチールワイヤwを有す
る補強層6が1層配設され、この補強層6は、タイヤ側
面視においてカーカス折り返し部3aと重複するように
該折り返し部3aに当接して配置されると共に、折り返
し部3aの折り返し部端3a’を越えてタイヤ外径側に
延設されている。
数のスチールコードrを配列した1層のスチールチェー
ファー5が外側補強層としてカーカスに当接して配置さ
れている。カーカス端部3Aの折り返し部3aのタイヤ
外径側でかつ内側には、複数のスチールワイヤwを有す
る補強層6が1層配設され、この補強層6は、タイヤ側
面視においてカーカス折り返し部3aと重複するように
該折り返し部3aに当接して配置されると共に、折り返
し部3aの折り返し部端3a’を越えてタイヤ外径側に
延設されている。
【0009】補強層6の各スチールワイヤwは、カーカ
ス3のスチールコードsよりも伸びが大きく、2倍以上
になっている。また、スチールワイヤwは、その配向角
度αがタイヤ径方向に対して35〜55°の範囲内で配
列されている。このようにスチールチェーファー5を配
置したカーカス端部3Aの折り返し部3aの端部側を、
カーカス3のスチールコードsよりも伸びを大きくした
スチールワイヤwを用いた上記のような構成の補強層6
でタイヤ内側からカバーするようにしたので、カーカス
折り返し部のセパレーション発生の大きな要因である折
り返し部3aに歪みが発生しても、伸びを大きくした上
記補強層6が特にタイヤ周方向にその歪みを分散させ、
折り返し部3a、特にその端部側に加わる歪みを効果的
に減少させることができる。その結果、カーカス折り返
し部3aのセパレーション発生を有効に抑制することが
でき、ビード部耐久性の改善を効果的に行うことが可能
となる。
ス3のスチールコードsよりも伸びが大きく、2倍以上
になっている。また、スチールワイヤwは、その配向角
度αがタイヤ径方向に対して35〜55°の範囲内で配
列されている。このようにスチールチェーファー5を配
置したカーカス端部3Aの折り返し部3aの端部側を、
カーカス3のスチールコードsよりも伸びを大きくした
スチールワイヤwを用いた上記のような構成の補強層6
でタイヤ内側からカバーするようにしたので、カーカス
折り返し部のセパレーション発生の大きな要因である折
り返し部3aに歪みが発生しても、伸びを大きくした上
記補強層6が特にタイヤ周方向にその歪みを分散させ、
折り返し部3a、特にその端部側に加わる歪みを効果的
に減少させることができる。その結果、カーカス折り返
し部3aのセパレーション発生を有効に抑制することが
でき、ビード部耐久性の改善を効果的に行うことが可能
となる。
【0010】特に、空気充填時には、図3(a)に示す
ように、カーカス折り返し部3aにタイヤ径方向両側に
向けて引張る張力F1が作用し、また、負荷時には、図
3(b)のように、カーカス折り返し部3aにタイヤ径
方向内側に向けて押圧する押圧力F2とタイヤ周方向両
側に向けて引張る張力F3が作用し、その折り返し部3
aがタイヤ外側に向けて倒れ込もうとして大きな歪み
(変形)を受けるが、上記伸びを大きくした補強層6に
よりその歪みをタイヤ周方向に分散して、歪みを効果的
に抑制することができる。
ように、カーカス折り返し部3aにタイヤ径方向両側に
向けて引張る張力F1が作用し、また、負荷時には、図
3(b)のように、カーカス折り返し部3aにタイヤ径
方向内側に向けて押圧する押圧力F2とタイヤ周方向両
側に向けて引張る張力F3が作用し、その折り返し部3
aがタイヤ外側に向けて倒れ込もうとして大きな歪み
(変形)を受けるが、上記伸びを大きくした補強層6に
よりその歪みをタイヤ周方向に分散して、歪みを効果的
に抑制することができる。
【0011】上記補強層6のスチールワイヤwの伸び
が、カーカス3のスチールコードsの伸びの2倍よりも
小さいと、歪み抑制効果が低減する。上限値としては、
従来公知のものであれば特に限定されるものではない
が、好ましくは、製造コストの観点から4倍以下、より
望ましくは、3.5倍以下がよい。また、スチールワイ
ヤwの配向角度αが35°未満では歪み分散効果が乏し
く、55°を越えると歪みを分散することが困難になっ
て、カーカス折り返し部3aにセパレーションが発生し
易くなる。
が、カーカス3のスチールコードsの伸びの2倍よりも
小さいと、歪み抑制効果が低減する。上限値としては、
従来公知のものであれば特に限定されるものではない
が、好ましくは、製造コストの観点から4倍以下、より
望ましくは、3.5倍以下がよい。また、スチールワイ
ヤwの配向角度αが35°未満では歪み分散効果が乏し
く、55°を越えると歪みを分散することが困難になっ
て、カーカス折り返し部3aにセパレーションが発生し
易くなる。
【0012】上記スチールチェーファー5は、そのスチ
ールコードrのタイヤ径方向に対する配向角度βを20
〜30°の範囲に設定し、補強層6のスチールワイヤw
の配向角度αよりも小さくなるようにするのがよい。配
向角度βが20°よりも小さいと製造が困難(コードア
ングルが乱れる)であり、30°よりも大きいとリム擦
れ及びカーカス折り返し部3aの端部に発生するタイヤ
周方向の剪断歪抑制に効果がない。
ールコードrのタイヤ径方向に対する配向角度βを20
〜30°の範囲に設定し、補強層6のスチールワイヤw
の配向角度αよりも小さくなるようにするのがよい。配
向角度βが20°よりも小さいと製造が困難(コードア
ングルが乱れる)であり、30°よりも大きいとリム擦
れ及びカーカス折り返し部3aの端部に発生するタイヤ
周方向の剪断歪抑制に効果がない。
【0013】カーカス折り返し部3a、スチールチェー
ファー5、及び補強層6との間における配置関係として
は、チェーファー5のタイヤ内部側端5aが最もタイヤ
外径側に位置し、次いで、補強層6のタイヤ外径側端6
a、カーカス折り返し部3aの折り返し部端3a’、チ
ェーファー5のタイヤ外部側端5bの順で徐々にタイヤ
内径側に位置し、補強層6のタイヤ内径側端6bを最も
タイヤ内径側に配設するようにするのがよい。
ファー5、及び補強層6との間における配置関係として
は、チェーファー5のタイヤ内部側端5aが最もタイヤ
外径側に位置し、次いで、補強層6のタイヤ外径側端6
a、カーカス折り返し部3aの折り返し部端3a’、チ
ェーファー5のタイヤ外部側端5bの順で徐々にタイヤ
内径側に位置し、補強層6のタイヤ内径側端6bを最も
タイヤ内径側に配設するようにするのがよい。
【0014】即ち、ビードコア2のタイヤ幅方向におけ
る最外端2aからタイヤ軸に平行に引いた測定ラインL
から、チェーファー5のタイヤ内部側端5aまでの距離
をH、補強層6のタイヤ外径側端6aまでの距離を
H1 、カーカス折り返し部3aの折り返し部端3a’ま
での距離をH2 、チェーファー5のタイヤ外部側端5b
までの距離をH3 、補強層6のタイヤ内径側端6bまで
の距離をH4 とすると、H>H1 >H2 >H3 >H4 の
関係にするのがよい。このようにすることで、チェーフ
ァー5のタイヤ内部側端5aからカーカス折り返し部3
aに至るビード部1の剛性バランスを良好にすることが
できる。
る最外端2aからタイヤ軸に平行に引いた測定ラインL
から、チェーファー5のタイヤ内部側端5aまでの距離
をH、補強層6のタイヤ外径側端6aまでの距離を
H1 、カーカス折り返し部3aの折り返し部端3a’ま
での距離をH2 、チェーファー5のタイヤ外部側端5b
までの距離をH3 、補強層6のタイヤ内径側端6bまで
の距離をH4 とすると、H>H1 >H2 >H3 >H4 の
関係にするのがよい。このようにすることで、チェーフ
ァー5のタイヤ内部側端5aからカーカス折り返し部3
aに至るビード部1の剛性バランスを良好にすることが
できる。
【0015】チェーファー5のタイヤ内部側端5aまで
の距離Hとしては、タイヤ径方向において、ビード部2
の内周端とトレッド部のセンターラインにおけるトレッ
ド面との距離で定義されるタイヤ断面高さSHに対し
て、H=0.2〜0.35SHにするのが好ましく、ま
た、補強層6のタイヤ内径側端6bまでの距離H4 を、
タイヤ内部側端5aまでの距離Hに対して、H4 ≧0.
15Hの関係にするのが望ましい。
の距離Hとしては、タイヤ径方向において、ビード部2
の内周端とトレッド部のセンターラインにおけるトレッ
ド面との距離で定義されるタイヤ断面高さSHに対し
て、H=0.2〜0.35SHにするのが好ましく、ま
た、補強層6のタイヤ内径側端6bまでの距離H4 を、
タイヤ内部側端5aまでの距離Hに対して、H4 ≧0.
15Hの関係にするのが望ましい。
【0016】距離Hが0.2SHよりも小さいと、カー
カスがタイヤ外側に向けて倒れ込むのを抑制する効果が
乏しく、また、0.35SHよりも大きいと、カーカス
折り返し部3aにセパレーションが発生し易くなる。ま
た、距離H4 が0.15H未満になると、装着したリム
RのフランジR1の接触部域に位置し、該フランジR1
によりロック状態となるため、歪み分散効果が低下す
る。補強層6のタイヤ内径側端6bは、タイヤ側面視に
おいて、装着されたリムRのフランジR1の接触部域の
上方で、そのフランジR1と重複するように配置するの
が好ましい。また、チェーファー5のタイヤ外部側端5
bは、タイヤ側面視においてフランジR1を越える位置
までタイヤ外径側に配設するのがよい。
カスがタイヤ外側に向けて倒れ込むのを抑制する効果が
乏しく、また、0.35SHよりも大きいと、カーカス
折り返し部3aにセパレーションが発生し易くなる。ま
た、距離H4 が0.15H未満になると、装着したリム
RのフランジR1の接触部域に位置し、該フランジR1
によりロック状態となるため、歪み分散効果が低下す
る。補強層6のタイヤ内径側端6bは、タイヤ側面視に
おいて、装着されたリムRのフランジR1の接触部域の
上方で、そのフランジR1と重複するように配置するの
が好ましい。また、チェーファー5のタイヤ外部側端5
bは、タイヤ側面視においてフランジR1を越える位置
までタイヤ外径側に配設するのがよい。
【0017】
【実施例】タイヤサイズを10.00R20で共通に
し、図1のビード部を有するタイヤ構成において、表1
に示すように、カーカスのスチールコードに対して補強
層のスチールワイヤの伸びを変えた本発明タイヤ1〜3
と比較タイヤ1、及び図1の構成において、補強層6を
設ける代わりに、カーカス折り返し部端を硬質ゴムで被
覆した従来タイヤ1、補強層6とスチールチェーファー
5に代えて、ビード部のカーカスの周囲にナイロンコー
ドを特定の角度に配列した複数層のチェーファーを配設
した従来タイヤ2、図1に示すビード部における補強層
の伸びをカーカスの伸びと同じにした従来タイヤ3とを
それぞれ製作した。
し、図1のビード部を有するタイヤ構成において、表1
に示すように、カーカスのスチールコードに対して補強
層のスチールワイヤの伸びを変えた本発明タイヤ1〜3
と比較タイヤ1、及び図1の構成において、補強層6を
設ける代わりに、カーカス折り返し部端を硬質ゴムで被
覆した従来タイヤ1、補強層6とスチールチェーファー
5に代えて、ビード部のカーカスの周囲にナイロンコー
ドを特定の角度に配列した複数層のチェーファーを配設
した従来タイヤ2、図1に示すビード部における補強層
の伸びをカーカスの伸びと同じにした従来タイヤ3とを
それぞれ製作した。
【0018】なお、本発明タイヤ1〜3及び比較タイヤ
1における補強層のスチールワイヤのタイヤ径方向に対
する配向角度αは45°、チェーファーのスチールコー
ドの配向角度βは20°である。また、従来タイヤ3に
おける配向角度αと配向角度βは共に45°である。ま
た、タイヤサイズを上記と同様にし、上記本発明タイヤ
の構成において、表2のように、配向角度αを変えた本
発明タイヤ4〜6と比較タイヤ2,3とをそれぞれ製作
した。各試験タイヤにおける補強層のスチールワイヤの
伸びは共に3.5倍である。
1における補強層のスチールワイヤのタイヤ径方向に対
する配向角度αは45°、チェーファーのスチールコー
ドの配向角度βは20°である。また、従来タイヤ3に
おける配向角度αと配向角度βは共に45°である。ま
た、タイヤサイズを上記と同様にし、上記本発明タイヤ
の構成において、表2のように、配向角度αを変えた本
発明タイヤ4〜6と比較タイヤ2,3とをそれぞれ製作
した。各試験タイヤにおける補強層のスチールワイヤの
伸びは共に3.5倍である。
【0019】これら各試験タイヤを以下に示す測定条件
により、ビード部耐久性の評価試験を行ったところ、表
1,2に示す結果を得た。ビード部耐久性 各試験タイヤをリムサイズ20×7.00Jのリムに装
着し、空気圧をJATMAの正規空気圧にてドラム試験
機に取付け、JATMAの正規荷重にて、ビード部のカ
ーカス折り返し部にセパレーションが発生するまでの時
間を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指
数値で評価した。この値が大きい程耐久性が優れてい
る。
により、ビード部耐久性の評価試験を行ったところ、表
1,2に示す結果を得た。ビード部耐久性 各試験タイヤをリムサイズ20×7.00Jのリムに装
着し、空気圧をJATMAの正規空気圧にてドラム試験
機に取付け、JATMAの正規荷重にて、ビード部のカ
ーカス折り返し部にセパレーションが発生するまでの時
間を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指
数値で評価した。この値が大きい程耐久性が優れてい
る。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1,2から明らかなように、補強層のス
チールワイヤの伸びをカーカスのスチールコードの2倍
以上にし、かつタイヤ径方向に対してそのスチールワイ
ヤを35〜55°で配列した本発明タイヤは、耐久性が
110以上と顕著な効果を示し、カーカス折り返し部の
セパレーションの発生を有効に抑制し、ビード部の耐久
性を効果的に改善することができるのが判る。
チールワイヤの伸びをカーカスのスチールコードの2倍
以上にし、かつタイヤ径方向に対してそのスチールワイ
ヤを35〜55°で配列した本発明タイヤは、耐久性が
110以上と顕著な効果を示し、カーカス折り返し部の
セパレーションの発生を有効に抑制し、ビード部の耐久
性を効果的に改善することができるのが判る。
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明は、スチールコー
ドをタイヤ周方向と直交する方向に配列したカーカス
の、ビードコアを介してタイヤ内側から外側に折り返し
た端部のビード部外側にスチールコードを配列したスチ
ールチェーファーを配置し、該カーカス端部の折り返し
部のタイヤ外径側でかつ内側に、前記カーカスのスチー
ルコードよりも伸びの大きいスチールワイヤを有する補
強層を、タイヤ側面視において前記折り返し部とその折
り返し部端を越えて重複するように配置し、前記補強層
のスチールワイヤを、前記カーカスのスチールコードよ
りも伸びが2倍以上となるようにし、かつタイヤ径方向
に対して35〜55°の範囲内で配列したので、カーカ
ス折り返し部のセパレーション発生の大きな要因である
折り返し部の歪みを分散させて、カーカス折り返し部の
セパレーション発生を有効に抑えることができるため、
ビード部耐久性の効果的な改善が可能となる。
ドをタイヤ周方向と直交する方向に配列したカーカス
の、ビードコアを介してタイヤ内側から外側に折り返し
た端部のビード部外側にスチールコードを配列したスチ
ールチェーファーを配置し、該カーカス端部の折り返し
部のタイヤ外径側でかつ内側に、前記カーカスのスチー
ルコードよりも伸びの大きいスチールワイヤを有する補
強層を、タイヤ側面視において前記折り返し部とその折
り返し部端を越えて重複するように配置し、前記補強層
のスチールワイヤを、前記カーカスのスチールコードよ
りも伸びが2倍以上となるようにし、かつタイヤ径方向
に対して35〜55°の範囲内で配列したので、カーカ
ス折り返し部のセパレーション発生の大きな要因である
折り返し部の歪みを分散させて、カーカス折り返し部の
セパレーション発生を有効に抑えることができるため、
ビード部耐久性の効果的な改善が可能となる。
【図1】本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤに用
いられるリムに装着したビード部の一例を示す子午線断
面図である。
いられるリムに装着したビード部の一例を示す子午線断
面図である。
【図2】カーカスとチェーファーのスチールコードと補
強層のスチールワイヤとにおける配向関係を示す説明図
である。
強層のスチールワイヤとにおける配向関係を示す説明図
である。
【図3】(a)は、空気充填時にカーカス折り返し部に
作用する力の状態を示す説明図、(b)は、負荷時にカ
ーカス折り返し部に作用する力の状態を示す説明図であ
る。
作用する力の状態を示す説明図、(b)は、負荷時にカ
ーカス折り返し部に作用する力の状態を示す説明図であ
る。
1 ビード部 2 ビードコア 2a 最外端 3 カーカス 3A カーカス端部 3a 折り返し部 3a’ 折り返し部端 5 スチールチェ
ーファー 5a タイヤ内部側端 5b タイヤ外部
側端 6 補強層 6a タイヤ外径
側端 6b タイヤ内径側端 L 測定ライン T タイヤ周方向 r,s スチール
コード w スチールワイヤ α スチールワイ
ヤwの配向角度 β スチールコードrの配向角度
ーファー 5a タイヤ内部側端 5b タイヤ外部
側端 6 補強層 6a タイヤ外径
側端 6b タイヤ内径側端 L 測定ライン T タイヤ周方向 r,s スチール
コード w スチールワイヤ α スチールワイ
ヤwの配向角度 β スチールコードrの配向角度
Claims (4)
- 【請求項1】 スチールコードをタイヤ周方向と直交す
る方向に配列したカーカスの、ビードコアを介してタイ
ヤ内側から外側に折り返した端部のビード部外側にスチ
ールコードを配列したスチールチェーファーを配置し、
該カーカス端部の折り返し部のタイヤ外径側でかつ内側
に、前記カーカスのスチールコードよりも伸びの大きい
スチールワイヤを有する補強層を、タイヤ側面視におい
て前記折り返し部とその折り返し部端を越えて重複する
ように配置し、前記補強層のスチールワイヤを、前記カ
ーカスのスチールコードよりも伸びが2倍以上となるよ
うにし、かつタイヤ径方向に対して35〜55°の範囲
内で配列した重荷重用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 前記スチールチェーファーのスチールコ
ードの配向角度をタイヤ径方向に対して20〜30°に
した請求項1に記載の重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤ。 - 【請求項3】 前記スチールチェーファーのタイヤ内部
側端とタイヤ外部側端、前記補強層のタイヤ外径側端と
内径側端、前記カーカス折り返し部の折り返し端とにお
ける位置関係を、前記スチールチェーファーのタイヤ内
部側端を最もタイヤ外径側にし、次いで、前記補強層の
タイヤ外径側端、前記カーカス折り返し部の折り返し部
端、前記スチールチェーファーのタイヤ外部側端の順で
タイヤ内径側となるようにし、前記補強層のタイヤ内径
側端を最もタイヤ内径側にした請求項1または2に記載
の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項4】 前記ビードコアのタイヤ幅方向における
最外端からタイヤ軸に平行に引いた測定ラインから前記
スチールチェーファーのタイヤ内部側端までの距離H
を、タイヤ断面高さSHに対してH=0.2〜0.35
SHにし、前記測定ラインから前記補強層のタイヤ内径
側端までの距離H4 を、前記タイヤ内部側端までの距離
Hに対してH4 ≧0.15Hにした請求項3に記載の重
荷重用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7130827A JPH08318718A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7130827A JPH08318718A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08318718A true JPH08318718A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15043639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7130827A Pending JPH08318718A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08318718A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008088613A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Bridgestone Corp | スチールコード、ゴム−スチールコード複合体および重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
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| CN102092242A (zh) * | 2009-12-15 | 2011-06-15 | 韩国轮胎株式会社 | 用于抑制胎体切断的钢丝防擦布的帘线结构 |
| JP2012076678A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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| CN110001305A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-12 | 东洋橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7130827A patent/JPH08318718A/ja active Pending
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