JPH08319303A - 水性ポリマー分散液、水性系のための増粘剤、水中油型−エマルション及び水性ポリマー分散液の製造方法 - Google Patents

水性ポリマー分散液、水性系のための増粘剤、水中油型−エマルション及び水性ポリマー分散液の製造方法

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JPH08319303A
JPH08319303A JP8082877A JP8287796A JPH08319303A JP H08319303 A JPH08319303 A JP H08319303A JP 8082877 A JP8082877 A JP 8082877A JP 8287796 A JP8287796 A JP 8287796A JP H08319303 A JPH08319303 A JP H08319303A
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Christian Schade
シャーデ クリスティアン
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い割合の親水性モノマーを組み込み重合し
て含有するポリマーの、高い分子量並びに高い安定性を
有する水性ポリマー分散液を提供することである 【解決手段】 界面活性モノマーを含有しない、疎水性
及び親水性のエチレン性不飽和モノマーからなる混合物
を、ラジカル水性乳化重合の方法により重合し、分散媒
対として水及び水中完全は溶解しない有機溶剤からなる
混合物を使用することにより得られる水性ポリマー分散

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン性不飽和
基少なくとも1種を有するラジカル重合可能なモノマー
からなる混合物を、ラジカル水性乳化重合(radikalisch
en waessrigen Emulsionspolymerisation)の方法により
重合させることにより得られる水性ポリマー分散液に関
し、その際、次の条件がある: a)モノマー混合物は、混合物に対して30〜90重量
%までが、選択された重合温度及び選択された重合圧力
で、水中でのその溶解性が水量に対して≧5重量%であ
るモノマー(モノマーa)からなり、 b)モノマー混合物は、混合物に対して10〜70重量
%までが、選択された重合温度及び選択された重合圧力
で、水中でのその溶解性が水量に対して<5重量%であ
るモノマー(モノマーb)からなり、 c)モノマー混合物は、界面活性モノマー(モノマー
c)を包含せず、かつ d)ラジカル水性乳化重合の少なくとも1部が、水の他
に、水中でのその溶解性が、選択された重合温度及び選
択された重合圧力で水量に対して≦10重量%である有
機溶剤からなる分散媒体中で行われ、その際、有機溶剤
の量を、一方では水量の2倍を越えないが、他方では水
相の他に溶剤相の形成を生じさせるのに十分であるよう
に調節される。
【0002】更に、本発明は、このような水性ポリマー
分散液の製造方法及び増粘剤又は結合剤としてのその使
用に関する。
【0003】
【従来の技術】水性ポリマー分散液は、水性分散媒体中
での分散相として、ポリマー粒子を、安定分散分布して
含有する液系である。ポリマー粒子の直径は、一般的
に、主に0.01〜5μmの範囲内、しばしば主に0.
01〜1μmの範囲内にある。分散分布の安定性は、し
ばしば1カ月以上の時間、しばしばそれどころか3カ月
以上の時間に及ぶ。水性ポリマー分散液のポリマー容量
濃度は、水性ポリマー分散液の全容量に対して一般的に
10〜70容量%である。
【0004】溶剤の蒸発の際のポリマー溶液と同様に、
水性ポリマー分散液は、水性分散媒体の蒸発の際に、ポ
リマーフィルムを形成するための特性を有し、従って、
水性ポリマー分散液は、多くの場合に、例えばペイント
のための結合剤または皮を被覆するための材料として使
用される。
【0005】水性ポリマー分散液の更に注目に値する特
性は、同じポリマー含有率で、ポリマー溶液と比較し
て、その僅かな動的粘度である。従って、高い割合の親
水性ポリマー、例えば(メタ)アクリル酸を組み込み重
合により含有するポリマーの水性ポリマー分散液を、増
粘剤分散液として使用することは有利である。すなわ
ち、このポリマーは、酸性水性媒体中で、比較的低い動
的粘度を引き起こす、分散分布を生じさせる。次いで、
使用の際に、この低粘性水性ポリマー分散液を、pH値
の増大により、高粘性の増粘的に作用する水溶液に変え
ることができる(例えば、ドイツ国特許(DE−PS)
第1164095号明細書、ドイツ国特許(DE−P
S)第1264945号明細書、ドイツ国特許(DE−
PS)第1258721号明細書、ドイツ国特許(DE
−PS)第1546315号明細書及びドイツ国特許
(DE−PS)第1265752号明細書参照)。
【0006】基本的に、当業者は、水性ポリマー分散液
を、水性2次分散液(Sekundaerdispersion)と水性1
次分散液(Primaerdispersion)に分類している。水性
2次分散液は、その製造の際に水性分散媒体以外のポリ
マーが得られるものであり、例えば、水性ではない適当
な溶剤の溶液の形である。この溶液を、引き続き、水性
分散媒体に変え、かつ分散下に、溶剤を、一般的に蒸留
により分別する。それに対して、水性1次分散液は、ラ
ジカル水性乳化重合の方法によるエチレン性不飽和基少
なくとも1種を有するモノマーからポリマーを直接水性
分散媒体中で分散分布した形で製造したものである。
【0007】後述の方法は、繰り返し以前に記載されて
いて、かつ従って当業者に十分知られている(例えば、
Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,Vo
l.8,659頁以降(1987);D.C.Blackley,in High Polyme
r Latices,Vol.1,35頁以降(1966);H.Warson,The App
lications of Synthetic Resin Emulsions,246頁以降、
第5章(1972);D.Diederich,Chemie in unserer Zeit
24,135〜142頁(1990);Emulsion Polymerization,In
terscience Publischers,ニューヨーク(1965);ドイ
ツ国特許(DE−A)第4003422号明細書及びDi
spersionen synthetischer Hochpolymere,F.Hoelscher,
Springer Verlag,ベルリン(1969))。
【0008】他のラジカル重合法とは異なり、ラジカル
水性乳化重合の著しい利点は、これが殊に高い分子量を
有するポリマーを生じることであり(例えば、High Pol
ymers ,Vol.IX,Emulsion Polymerization,Inerscience
Publishers,Inc.,ニューヨーク(1965)、15/16頁
参照)、このことは、例えば、増粘剤分散液において有
利である。それというのも、所定のモノマー組成物にお
いて、高められた分子量は、一般的に増粘作用を促進す
るからである。
【0009】しかしながら、エチレン性不飽和基少なく
とも1種を有するモノマーからなる混合物のラジカル水
性乳化重合の公知の方法の欠点は、重合すべきモノマー
混合物中での親水性モノマー(高められた水溶性を有す
るモノマー)の割合が増大すると共に、得られる分子量
がその高さにおいてもはや十分でないことである。もう
一つの欠点は、重合すべきモノマー混合物中での親水性
モノマーの割合が増大すると共にラジカル水性乳化重合
の方法は、しばしば、完全にはもはやうまく実施できな
いことを原因とし、すなわち、しばしば、高い凝集物含
有率を有する水性ポリマー分散液が、もしくは安定性水
性ポリマー分散液の代わりに凝集する系が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、高い割合の親水性モノマーを組み込み重合して含有
する、高い分子量並びに高い安定性を有するポリマーの
水性ポリマー分散液を提供することである。更に、本発
明の課題は、このような水性ポリマー分散液の製造方法
を供給することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、冒頭で定義した
水性ポリマー分散液が見出された。
【0012】その際、一番わかりやすい従来技術として
の欧州特許(EP−A)第190892号明細書から出
発することができる。この明細書から、エチレン性不飽
和基少なくとも1種を有するラジカル重合可能なモノマ
ーa)、b)及びc)からなる混合物が、水及び水中で
減少された溶解性を有する有機溶剤からなる水性分散媒
体中で、十分に、水性ポリマー分散液に重合可能である
ことが知られている。更に、欧州特許(EP−A)第1
90892号明細書からは、その際に得られる水性ポリ
マー分散液が高い増粘作用を有する水性増粘剤分散液と
して(pH増大は増粘作用をもたらす)適当であること
が公知であった。
【0013】しかし、欧州特許(EP−A)第1908
92号明細書の教示の欠点は、それが、モノマーc)の
存在を不可欠なものとしてみなしていることである。更
に、欧州特許(EP−A)第190892号明細書から
は、その中に示された教示により実施する場合に、有機
溶剤の存在なしでの製造と比較して高い分子量を有する
分散ポリマーが得られることが明らかにされていない。
それどころか、欧州特許(EP−A)第190892号
明細書は、その教示により得られた方法生成物の高めら
れた増粘作用を、有機溶剤の存在がモノマーc)の殊に
均一な組み込み重合を引き起こすことに原因づけている
(欧州特許(EP−A)第190892号明細書の6頁
23行〜7頁10行参照)。相当する方法で、欧州特許
(EP−A)第190892号明細書中では、重合が、
モノマーc)の不在で、相当する有機溶剤の存在によ
り、減少された増粘作用を有するポリマーを生じること
から出発している(7頁、11〜20行目)。ラジカル
水性乳化重合の実施可能性のための有機溶剤の存在の重
要性は、欧州特許(EP−A)第190892号明細書
から、同様に、全く明らかでない。
【0014】この背景から、与えられた課題の本発明に
よる解決策は、意想外である。ここで、「界面活性モノ
マー(tensidische Momomere)」の概念は、両親媒性界面
活性物質を表し、これは、エチレン性不飽和基少なくと
も1種を有し、かつ適当なエチレン性不飽和基少なくと
も1個を有する、可動性プロトン(ブレンステッドの意
味での酸性水素)を有する化合物へアルキレンオキシ
ド、殊にエチレンオキシドを付加することにより得られ
る。このような可動性プロトンは、例えば、ヒドロキシ
ル基又はカルボキシル基を示す。前記界面活性モノマー
は、オリゴアルキレングリコールエーテル及び可動性プ
ロトンを含有するエチレン性不飽和結合少なくとも1つ
を有する化合物の縮合生成物としても理解される。
【0015】特に、本発明により一緒に使用すべき有機
溶剤の水中での溶解性は、選択された重合温度及び選択
された重合圧力で、水量に対して、≦8又は≦6又は≦
4又は≦1重量%である。
【0016】重合すべきモノマーの全量に対して、本発
明により一緒に使用する有機溶剤の量は、一般的に2〜
500、しばしば10〜400、大抵25〜200重量
%である。水性分散媒体の水の割合は、本発明によれ
ば、相当する方法で、一般的に40〜900重量%であ
る。全分散媒体の量に対して、溶剤割合は、一般的に、
少なくとも5、しかし通常≦50及び有利には≦20重
量%である。
【0017】本発明による一緒に使用すべき適当な有機
溶剤の例は、次のものである;鎖状(分枝した又は分枝
していない)または環状飽和炭化水素、例えばプロパ
ン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン及びパラフィン油、芳香族炭化水素、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレン及びイソプロピルベンゼン、
ハロゲン化された炭化水素、例えば塩化メチレン、クロ
ロベンゼン又は1,1,1−トリクロロエタン、ジアル
キルエーテル、t−ブチルメチルエーテル又はイソブチ
ルメチルエーテル、C1〜C20−アルカンカルボン酸と
一価のC1〜C20−アルカノールとからのエステル、例
えばギ酸メチルエステル、ギ酸エチルエステル、ギ酸プ
ロピルエステル、酢酸メチルエステル、酢酸エチルエス
テル、酢酸プロピルエステル、酢酸ブチルエステル、酢
酸アミルエステル、プロピオン酸メチルエステル、エチ
ルヘキサン酸エチルヘキシルエステル、パルミチン酸イ
ソプロピル又はミリスチン酸イソプロピル、炭素原子≧
5を有するケトン、例えばジエチルケトン、炭素原子>
3を有する一価のアルコール、例えばn−ブタノール、
n−ペンタノール、イソ−ペンタノール、n−ヘキサノ
ール、シクロヘキサノール、イソ−オクタノール、n−
オクタノール、イソ−デカノール又はn−ドデカノー
ル。もちろん、前記溶剤の混合物も使用することができ
る。
【0018】本発明によるラジカル水性乳化重合の終了
後に、一緒に使用した有機溶剤を得られる水性ポリマー
分散液から分離するのが有利である。従って、有機溶剤
として、その沸点が1atmの圧力で、≦150℃、殊
に有利には≦100℃であるものが有利に使用される。
溶剤分離の適当な方法は、慣例の蒸留、水蒸気蒸留、ス
トリップ法、吸着法、限外濾過又は透析である。溶剤の
概念は、これが、ラジカル水性乳化重合に関して実質的
に不活性の状態である化学化合物であることを含む。
【0019】モノマーa)は、選択された重合温度及び
選択された重合圧力で、水中でのその溶解性が水量に対
して≧5重量%であるものである。すなわち、選択され
た重合温度及び選択された重合圧力で相当する方法でモ
ノマーa)5重量%を水中に撹拌混合した場合、光学的
に均一に透明な相が生じ、その光学的に均一な作用はモ
ノマー及び水の同様の計算指数(Berechnungsindices)に
起因するのではなく、双方の物質の激しい混合の結果で
ある。
【0020】モノマーa)として、例えば、次のものが
これに該当する;α,β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、マレイン酸又はフ
マル酸の半エステル、例えばマレイン酸モノメチルエス
テル、フマル酸モノメチルエステル、マレイン酸モノエ
チルエステル、フマル酸モノエチルエステル、マレイン
酸モノブチルエステル及びフマル酸モノブチルエステ
ル、ホスホン酸基少なくとも1個又はスルホン酸基少な
くとも1個を有するモノエチレン性不飽和化合物、例え
ばビニルホスホン酸、ナトリウム−ビニルスルホネー
ト、ナトリウム−スチレンスルホネート又はアクリルア
ミドプロパンスルホン酸、スルフェートエステル基少な
くとも1個を有するモノエチレン性不飽和化合物、例え
ばカリウムスルフェートプロピルメタクリレート又はア
ンモニウムスルフェートエチルメタクリレート、α,β
−モノエチレン性不飽和カルボン酸のアミド及びその誘
導体、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミド、3−アクリルアミド−3
−メチル−酪酸、N,N−ジメチルアミノプロピルアク
リルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル−N−メタクリルアミドプロピル−N
−(3−スルホプロピル)アンモニウム−ベタイン又は
10−アクリルアミドウンデカン酸、アクリル−又はメ
タクリル酸と多価アルコールとからのヒドロキシエステ
ル、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート又はブタンジオ
ールモノアクリレート、更に、モノマー、例えばジメチ
ルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、4級化されたアン
モニウム(メタ)アクリレート、例えばN−トリメチル
又はN−トリエチルアンモニウムメチルアクリレート並
びにN−トリメチル−又はN−トリエチルアンモニウム
メチルメタクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール、N−C
1〜C10−アルキル−N′−ビニルイミダゾリウム化合
物、例えばN−メチル−、N−エチル−又はN−ブチル
−N′−ビニルイミダゾリウム−クロリド、−ブロミド
又は−メトスルフェート、1−ビニル−2−メチル−ビ
ニルイミダゾール、4−及び2−ビニルピリジン又はN
−ビニルフォルムアミド。
【0021】酸性又は塩基性基を有するモノマーa)
は、適当な酸並びに塩基を用いる中和により得られるそ
の塩の形で使用することもできる。中和の目的のための
適当な塩基は、例えば、アルカリ金属ヒドロキシド、ア
ンモニア又は有機アミンである。適当な中和する酸は、
鉱酸、例えば硫酸、塩酸又はリン酸並びにC原子1〜4
個を有する有機酸、例えばギ酸、酢酸、クエン酸又は酒
石酸である。
【0022】重合すべきモノマーの全量に対して、モノ
マーa)の割合は、有利には、合計して、少なくとも4
0、しばしば少なくとも50重量%になる。しかし、こ
れは、通常≦80、しばしば≦70重量%である。
【0023】有利なモノマーa)は、アクリル−及びメ
タクリル酸である。有利には、モノマーa)の全量の少
なくとも50重量%が双方の前記モノマーの少なくとも
一方からなる。殊に有利には、モノマーa)は、もっぱ
ら、アクリル−及び/又はメタクリル酸からなる。
【0024】モノマーb)として、次のものがこれに該
当する;スチレン及びその誘導体、例えばα−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−クロロメチルスチレ
ン、p−ブチルスチレン、p−エチルスチレン又はp−
クロロスチレン、ハロゲン化されたモノエチレン性不飽
和化合物、例えば塩化ビニル、塩化ビニリデン又はフッ
化ビニリデン、直鎖又は分枝鎖状のC原子2〜30個、
殊に2〜10個を有するアルカンカルボン酸のビニルエ
ステル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウ
リン酸ビニル、ネオオクタン酸ビニルエステル、ネオオ
ナン酸ビニルエステル、ネオデカン酸ビニルエステル、
共役多価不飽和化合物、例えばブタジエン又はイソプレ
ン、そのアルキル基がC原子1〜30個を有するビニル
アルキルエーテル、例えばビニルオクタデシルエーテ
ル、更にアクリルニトリル、メタクリルニトリル、C原
子3〜30個を有する1−アルケン、アルキル基がC原
子4〜30個を有するN−アルキルアクリル−又はN−
アルキルメタクリルアミド、例えばN−t−ブチルアク
リルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド又はN−
ウンデシルメタクリルアミド、アクリル−又はメタクリ
ル酸とC原子1〜25個を有するアルカノールとからの
エステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、イソ−ボルニルアク
リレート、ステアリルアクリレート及び相当するメタク
リルエステル、更にフェノキシエチルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート又はペルフルオロエチルアクリレ
ート。
【0025】有利なモノマーb)は、スチレン、C原子
2〜30個を有するアルカンカルボン酸のビニルエステ
ル、並びにアルキル基中にC原子1〜10個を有するア
ルキルアクリレート及び−メタクリレート又はこれらの
モノマーの混合物である。重合圧力及び重合温度で、水
中でのその溶解性がメタクリル酸メチルの相当する溶解
性と同じか又はそれより少なく、特にアクリル酸エチル
の相当する溶解性と同じか又はそれより少ないようなモ
ノマーb)は殊に一般的である。
【0026】通常、水性ポリマー分散液の皮膜形成物の
内部強度が高められるモノマー、つまり架橋作用のある
モノマーは、モノマーa)又はモノマーb)でることが
できる。通常、このようなモノマーは少なくとも1個の
エポキシ−、ヒドロキシ−、N−メチロール−、カルボ
ニル基又は少なくとも2個の共役でないエチレン性不飽
和二重結合を有する。重合されるべきモノマーの全量に
対して、このモノマーは通常、≦10重量%、有利に≦
5重量%の量で組み込み重合される。
【0027】このようなモノマーの例は、ジビニルベン
ゼン、ジビニルエチレン尿素、ジアリル酒石酸ジアミ
ド、メチレンビスアクリルアミド、アクリル−又はメタ
クリル酸及び多価アルコール、例えばエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリトリット、ネオペンチルグリコール、ビ
スフェノール−A、グリセリン又はプロパンジオールか
らなる、分子当たり少なくとも2個のエステル単位を有
するエステル、アクリル−又はメタクリル酸のアリルエ
ステル、トリビニルシクロヘキサン、トリアリルトリア
ジントリオン、トリメチロールプロパン、ペンタエリト
リット及びサッカロースの、分子当たり少なくとも2個
のアリルエーテル単位を有するアリルエーテル、ジヒド
ロジシクロペンタジエニルアクリレート、ジヒドロジシ
クロペンタジエニルメタクリレート、N−アリルメタク
リルアミド、N,N−ジアリル酒石酸ジアミド又はジア
リルフタレートである。ジビニルベンゼン、アクリル−
又はメタクリル酸のアリルエステル、1,4−ブタンジ
オールジアクリレート又は1,4−ブタンジオールジメ
タクリレートが特に有利である。
【0028】通常、本発明による方法において、関与す
るモノマーb)の溶解性は、本発明による方法に関与す
るモノマーb)の全量が、選択された重合温度で、及び
選択された重合圧力で、分散媒体の水性成分中で完全に
は溶解しない程度に準備される。
【0029】ラジカル重合開始剤として、本発明による
方法のために、光又は熱の作用下でラジカル水性乳化重
合を引き起こすことができるような全てのものが挙げら
れる。これはペルオキシドでもアゾ化合物であってもよ
い。もちろん、レドックス開始剤系も挙げられる。これ
は水中で良好に溶解するか僅かに溶解することができ
る。ペルオキソ二硫酸及び/又はそのアルカリ金属塩及
び/又はそのアンモニウム塩をラジカル開始剤として使
用するのが有利である。過酸化水素又はt−ブチルヒド
ロペルオキシドも適している。ラジカル重合開始剤の使
用量は、重合されるべきモノマーの全量に対して、原則
として0.1〜5重量%である。もちろん、本発明によ
るラジカル水性乳化重合は電離線により開始させること
もできる。
【0030】通常、本発明によるラジカル水性乳化重合
の範囲内で、生じる水性ポリマー分散液の安定性を保証
する分散剤が併用される。このようなものとして、ラジ
カル水性乳化重合の実施のために通常使用される保護コ
ロイド並びに乳化剤も挙げるられる。
【0031】適当な保護コロイドは例えばポリビニルア
ルコール、セルロース誘導体又はビニルピロリドンを含
有するコポリマーである。更に適当な保護コロイドの詳
細な説明は、ホウベンウェイル(Houben-Weyl, Methode
n der organischen Chemie,Band XIV/1, Makromolekula
re Stoffe, Georg-Thime-Verlag, Stuttgart, 1961,S.
411 - 420)に記載されている。もちろん、乳化剤及び
/又は保護コロイドからの混合物も使用することができ
る。
【0032】分散剤としてもっぱら、相対分子量(rela
tives Molekulargewicht)が有利に<1000である乳
化剤を使用するのが有利である。これはアニオン性、カ
チオン性又は非イオン性の性質であることができる。も
ちろん、界面活性物質の混合物を使用する場合、個々の
成分は相互に相容性でなければならず、これは疑わしい
場合には簡単な予備試験で試験することができる。一般
に、アニオン性乳化剤は相互に及び非イオン性乳化剤と
相容性である。同様のことがカチオン性乳化剤にも通用
するが、一方で、アニオン性及びカチオン性乳化剤は、
たいてい、相互に非相容性である。慣用の乳化剤は、脂
肪酸のアルカリ金属−、アンモニウム−及びアミン塩、
エトキシ化されたモノ−、ジ−及びトリ−アルキルフェ
ノール(EO−度:3〜100、アルキル基:C4〜C1
2)、エトキシ化された脂肪アルコール(EO−度:3
〜100、アルキル基:C8〜C18)、並びにアルキル
スルフェート(アルキル基:C8〜C16)、エトキシ化
されたアルキルフェノール(EO−度:3〜70、アル
キル基:C12〜C18)の硫酸半エステル及びエトキシ化
されたアルキルフェノール(EO−度:3〜100、ア
ルキル基:C4〜C12)、アルキルスルホン酸(アルキ
ル基:C12〜C18)及びアルキルアリールスルホン酸
(アルキル基:C9〜C18)のアルキル−又はアンモニ
ウム塩である。例えばスルホコハク酸エステルのような
他の適当な乳化剤は、ホウベンウェイル(Houben-Weyl,
Methoden der organischen Chemie, Band XIV/1, Makr
omolekulare Stoffe, Georg-Tieme-Verlag, Stuttgart,
1961, Seiten 192 - 208)又はR.ヘンシュ(R. Hens
ch, Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistr
y,5. Auflage, 1987, Vol. A9, S. 297 - 339)、E.
W.フリック(E. W. Flick, Industrial Surfactants,
Noyes Publication, Park Ridage, 1988)又はM.
R.ポーター(M. R. Porter, Handbook of Surfactant
s, Chapmann & Hall,New York 1991)に記載されてい
る。
【0033】特に、HLB値が>8であるような乳化剤
も適している。HLBとは乳化剤の「Hydrophile-Lipop
hile-Balance」の略称であり、乳化剤の親水性及び親油
性基の作用の相互のバランスを内容とする。この概念の
定義は、例えば「アトラスHLBシステム」("Atlas H
LB-System", Atlas Chemie GmbH, EC 10 G July 1971)
及び「HLBによる界面活性剤の分類」(Classificati
on of Surface ActiveAgents by "HLB", W. C, Griffi
n, Journal of the Society of Cosmetic Chemists, Ba
nd 1, 311 (1949))に記載されている。
【0034】原則として、使用する分散剤の量は、ラジ
カル重合すべきモノマーに対して、0.5〜20、有利
に0.5〜10、特に有利に0.5〜5重量%である。
本発明による直接の方法製造物は、自己重合するポリマ
ー、つまり同じ符号の電荷の反発に基づき安定性を生じ
ることができるイオン性基を有するポリマーの水性重合
分散液も含まれる。本発明による直接の方法生成物はア
ニオン性の安定化を示すのが有利である(特にアニオン
性分散剤)。しかし、カチオン活性化合物、例えば脂肪
アミン、第4球アンモニウム化合物又は4級化されたピ
リジン、モルホリン又はイミダゾリンも使用することが
できる。
【0035】本発明による方法は、減圧、常圧(1at
m)並びに高圧でも実施することができる。典型的に
は、本発明によるラジカル水性乳化重合の場合の圧力は
0.8〜15atmである。常圧で重合するのが有利で
ある。
【0036】本発明によるラジカル水性乳化重合は不活
性ガス雰囲気下で、撹拌しながら実施するのが有利であ
る。重合温度は原則として0〜160、頻繁に40〜1
60、有利に50〜120℃である。
【0037】必要な場合に、本発明によるエマルション
ポリマーの分子量は、分子量を調節する化合物の存在
で、本発明によるラジカル水性乳化重合の間に減少させ
ることができる。適当な分子量調節剤は、例えばハロゲ
ン化合物、例えばテトラクロロメタン、クロロホルム、
ブロモトリクロロメタン、アリル化合物、たとえばアリ
ルアルコール又は2,5−ジフェニル−1−ヘキセン、
アルデヒド、ギ酸又はギ酸エステルである。特に適した
分子量調節剤は化学的に結合した形で硫黄を含有する化
合物、たとえば無機の亜硫酸水素塩、亜硫酸塩、二亜硫
酸塩、亜二チオン酸塩又は有機スルフィド、ジスルフィ
ド、ポリスルフィド、スルホキシド、スルホン及びメル
カプト化合物である。分子中に2〜30個の炭素原子を
有するメルカプトアルコール、メルカプトカルボン酸及
びメルカプトアルケン、例えば2−メルカプトエタノー
ル、1,3−メルカプトプロパノール、3−メルカプト
プロパン−1,2−ジオール、1,4−メルカプトブタ
ノール、システイン、メルカプト酢酸、3−メルカプト
プロピオン酸、メルカプトコハク酸、n−ブチルメルカ
プタン、n−ヘキシルメルカプタン、n−ドデシルメル
カプタン又はt−ドデシルメルカプタンが有利に使用さ
れる。分子量を調節する化合物を併用する場合、重合さ
れるべきモノマーに対して、0.1〜15、有利に0.
1〜5重量%の量で使用される。
【0038】本発明により得られる水性コポリマー分散
液は、たとえば不所望な不純物の含有量を減少させるた
めに、その本来の製造に引き続き更なる方法工程にかけ
ることができる。このような方法は、たとえば後重合方
法、水蒸気処理、水相の部分的な留去又はストリップ方
法であることができる。しかし、これは他の処理工程、
たとえば濾過−、乾燥−又は凝集方法にかけることがで
きる。
【0039】もちろん、本発明により得られる水性コポ
リマー分散液はそれ自体通常の助剤、たとえば錯生成
剤、消泡剤、保存剤、腐食防止剤、ラジカル捕捉剤、酸
化防止剤、酸又は塩基が添加されていてもよい。
【0040】本発明による水性ポリマー分散液は、たと
えば重合バッチの全ての成分を重合容器中へ装入し、引
き続き重合温度に加熱することによって得ることができ
る。しかし、異なる成分又は全ての成分を反応の進行に
おいて、場合により相互に異なる時空で、部分的に又は
完全に重合容器に供給することもできる(供給法)。こ
の供給は空間的に異なる供給路を介して、場合により空
間的に一緒でも行うことができる。
【0041】本発明による水性ポリマー分散液は、供給
法によって、ラジカル重合開始剤の全量を水中に装入
し、この装入物を重合温度に加熱し、引き続き重合(温
度)を保持しながら重合されるべきモノマー、有機溶
剤、水及び合わせた分散剤を含有する水性エマルション
を、消費の程度に応じて、重合容器中へ連続的に供給す
ることにより有利に得られる。もちろん、例えば、重合
開始剤を、例えば水溶液として、空間的に別の供給路を
介してモノマーと同期的に供給することもできる。分散
剤の一部を重合容器中へ装入することもできる。
【0042】本発明の根本は、重合されるべきモノマー
の少なくとも一部の重合を、水相の他になお有機溶剤相
を含有する分散媒体中で実施することである。重合され
るべきモノマーの全量の少なくとも50重量%又は少な
くとも75重量%又は100重量%を、水相び有機溶剤
相からなる分散媒体中で行うのが有利である。
【0043】本発明による水性の重合分散液は、原則的
に水性系の増粘のため、特に水中油−エマルションの増
粘のために適しており、例えば化粧品の目的に利用され
る。この場合、油として、もちろんパラフィン油、エス
テル油(例えばイソプロピルミリステート)又は天然
油、例えばヒマワリ油、落花生油又はホホバ油が挙げら
れる。
【0044】通常、このような水中油−エマルション
は、その全量に対して、本発明による水性分散ポリマー
0.2〜10重量%を添加されて含有する。
【0045】
【実施例】
多様な本発明による水性ポリマー分散液Di並びに比較
分散液VDiの製造 D1:重合容器中で、水485g及びナトリウムペルオ
キソジスルフェート0.75gを装入し、撹拌しなが
ら、軽度の窒素流で80℃に加熱した。引き続き、この
重合容器に、80℃に保持しながら、水114g、エト
キシル化されたラウリルアルコール(エトキシル化度:
2)の硫酸半エステルのナトリウム塩5.5g=乳化剤
1、メタクリル酸105g、エチルアクリレート30g
及び酢酸エチルエステル75gからなる撹拌供給物を3
時間の間に連続的に供給した。供給が完了した後、なお
3時間80℃に保持しながら撹拌した。引き続き、酢酸
エチルエステルを蒸留して分離した。21重量%の固形
物含有量を有する水性ポリマー分散液が得られた。分散
されたポリマー粒子の重量平均直径は357nmであっ
た(散乱光測定)。
【0046】VD1:D1と同様であるが、酢酸エチル
エステルを添加しなかった。この重合バッチは重合の際
に凝集した。
【0047】D2:重合容器中で、水485g、及びナ
トリウムペルオキソジスルフェート0.75gを装入
し、撹拌しながら、軽度の窒素流で80℃に加熱した。
引き続きこの重合容器に、80℃に保持しながら、水1
14g、乳化剤1 5.5g、メタクリル酸120g、
エチルアクリレート30g及びナトリウム−スチレン−
スルホネート1.5g及び酢酸エチルエステル75gか
らなる撹拌供給物を、3時間の間で連続的に供給した。
供給が完了した後、なお3時間80℃を保持しながら撹
拌した。引き続き、酢酸エチルエステルを蒸留して分離
した。21.9重量%の固形物含有量を有する水性ポリ
マー分散液が得られた。分散されたポリマー粒子の重量
平均直径は377nmであった(散乱光測定)。
【0048】VD2:D2と同様であるが、酢酸エチル
エステルを添加しなかった。この重合バッチは重合の際
に凝集した。
【0049】D3:重合容器中で、水450g、及びナ
トリウムペルオキソジスルフェート0.80gを装入
し、撹拌しながら、軽度の窒素流で80℃に加熱した。
引き続きこの重合容器に、80℃に保持しながら、水1
50g、乳化剤1 5g、メタクリル酸75g、スチレ
ン75g及び酢酸エチルエステル75gからなる撹拌供
給物を3時間の間で連続的に供給した。供給が完了した
後、なお3時間80℃に保持しながら撹拌した。引き続
き、酢酸エチルエステルを蒸留して分離した。その後、
水性ポリマー分散液をポリアミドフィルターネット(メ
ッシュ幅:120μ)を介して濾過した。21.9重量
%の固形物含有量を有し、1カ月の貯蔵の後でも堆積現
象を示さなかった水性ポリマー分散液が得られた。分散
されたポリマー粒子の重量平均直径は84nmであった
(散乱光測定)。この分散されたポリマーのK値(23
℃、テトラヒドロフラン中0.1重量%の溶液)は6
6.3であった。
【0050】このK値はDIN53726と同様に測定
した相対粘度である。この値は、純粋な溶剤の流動速度
を、この溶剤中のポリマーの溶液のものと比較したもの
であり、ポリマーの平均分子量を表す。高いK値は、こ
の場合、高い平均分子量に相当する(Cellulosechemie,
Vol. 13 (1932), S. 58 - 64,及びKirk-Othmer, Encyc
lopedia of Chemical Technology, Vol. 23, S. 967 -
968参照)。
【0051】VD3:D3と同様であるが、酢酸エチル
エステルの添加は行わなかった。この重合バッチは重合
の間に部分的に凝集した。凝集しなかった部分は粗い粒
子の懸濁液からなり、急速に堆積した。
【0052】D4:重合容器中で、水450g及びナト
リウムペルオキソジスルフェート0.75gを装入し、
撹拌しながら、軽度の窒素流で80℃に加熱した。引き
続き重合容器を80℃に保持しながら、水150g、乳
化剤1 5g、メタクリル酸90g、エチルアクリレー
ト60g及び酢酸エチルエステル75gからなる撹拌供
給物を3時間の間に連続的に供給した。供給が完了した
後、なお3時間80℃に保持しながら撹拌した。引き続
き、酢酸エチルエステルを蒸留して分離した。21重量
%の固形物含有量を有する水性ポリマー分散液が得られ
た。分散したポリマー粒子の重量平均直径は266nm
であった(光散乱測定)。
【0053】この分散されたポリマーのK値は22.3
であった(23℃、テトラヒドロフラン中1重量%の溶
液)。
【0054】VD4:D4と同様であるが、酢酸エチル
エステルの添加を行わなかった。この重合バッチはゲル
化した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性不飽和基少なくとも1種を有
    するラジカル重合可能なモノマーからなる混合物をラジ
    カル水性乳化重合の方法により、次の条件: a)モノマー混合物は、混合物に対して30〜90重量
    %までが、選択された重合温度及び選択された重合圧力
    で、水中でのその溶解性が水量に対して≧5重量%であ
    るモノマー(モノマーa)からなり、 b)モノマー混合物は、混合物に対して10〜70重量
    %までが、選択された重合温度及び選択された重合圧力
    で、水中でのその溶解性が水量に対して<5重量%であ
    るモノマー(モノマーb)からなり、 c)モノマー混合物は、界面活性モノマー(モノマー
    c)を包含せず、かつ d)ラジカル水性乳化重合の少なくとも1部が、水の他
    に、水中でのその溶解性が選択された重合温度及び選択
    された重合圧力で水量に対して≦10重量%である有機
    溶剤からなる分散媒体中で行われ、その際、有機溶剤の
    量を、一方では水量の2倍を越えないが、他方では水相
    の他に溶剤相の形成を生じさせるのに十分であるように
    調節されている、で重合させることにより得られる水性
    ポリマー分散液。
  2. 【請求項2】 その際、選択された重合温度及び選択さ
    れた重合圧力で、一緒に使用すべき有機溶剤の水中での
    溶解性は、水量に対して≦6重量%である、請求項1記
    載の水性ポリマー分散液。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水性ポリマー分散
    液からなる水性系の増粘剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水性ポリマー分散液を含
    有する水中油型エマルション。
  5. 【請求項5】 エチレン性不飽和基少なくとも1種を有
    するラジカル重合可能なモノマーからなる混合物をラジ
    カル水性乳化重合の方法により重合させる水性ポリマー
    分散液の製造方法において、 a)モノマー混合物は、混合物に対して30〜90重量
    %まで、選択された重合温度及び選択された重合圧力で
    の水中でのその溶解性が水量に対して≧5重量%である
    モノマー(モノマーa)からなり、 b)モノマー混合物は、混合物に対して10〜70重量
    %まで、選択された重合温度及び選択された重合圧力
    で、水中でのその溶解性が水量に対して<5重量%であ
    るモノマー(モノマーb)からなり、 c)モノマー混合物は、界面活性モノマー(モノマー
    c)を包含せず、かつ d)ラジカル水性乳化重合の少なくとも1部は、水の他
    に、水中でのその溶解性が選択された重合温度及び選択
    された重合圧力で水量に対して≦10重量%である有機
    溶剤からなる分散媒体中で行われ、その際、有機溶剤の
    量を、一方では水量の2倍を越えないが、他方では水相
    の他に溶剤相の形成を生じさせるのに十分であるように
    調節されている特徴とする、水性ポリマー分散液の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 ラジカル重合開始剤の全量を水中に装入
    し、この装入物を重合開始温度まで加温し、かつ引き続
    き、重合の保持下で、重合すべきモノマー、有機溶剤、
    水及び全分散剤を含有する水性エマルションを、連続的
    に重合容器に供給する、請求項5記載の水性ポリマー分
    散液の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載による方法を実施し、かつ
    引き続き一緒に使用した有機溶剤を蒸留により分別す
    る、水性ポリマー分散液の製造方法。
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