JPH08319848A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH08319848A
JPH08319848A JP7093763A JP9376395A JPH08319848A JP H08319848 A JPH08319848 A JP H08319848A JP 7093763 A JP7093763 A JP 7093763A JP 9376395 A JP9376395 A JP 9376395A JP H08319848 A JPH08319848 A JP H08319848A
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JP
Japan
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valve
engine
intake
exhaust
speed
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Application number
JP7093763A
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English (en)
Inventor
Shunji Yamada
俊次 山田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸・排気カムシャフトの捩れ振動を抑えて、
エンジンの高速化をはかる。 【構成】 エンジンの最高回転数域に設定された所定の
バルブ運動限界回転数を越えて上昇するバルブ運動限界
領域Dを判定し、バルブ運動限界領域Dであると判定さ
れた場合に、バルブタイミング調整機構を作動させて吸
気弁と排気弁の中心角間角度θを小さくする制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸・排気弁のバルブタ
イミングをエンジン運転条件に応じて調節するエンジン
の動弁装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンが6000rpmで回転してい
るときに、吸・排気弁は1秒間に50回も開閉作動する
ので、吸・排気弁を開閉駆動するカムシャフト等の部品
が変形することは避けられない。カムシャフトの変形が
大きいほど、吸・排気弁はカム面に追従できなくなるバ
ルブ運動限界回転数が低下し、エンジンの高速化が妨げ
られる。
【0003】エンジンの運転条件に応じて最適な吸気量
あるいは排気量が得られるように、エンジン回転数、負
荷等に応じて吸・排気弁の開閉時期を調節するバルブタ
イミング制御装置を備えるものがある(特開昭62−1
91636号公報、参照)。
【0004】このバルブタイミング制御装置として、従
来例えば図7に示すマップに基づいて吸気弁のバルブタ
イミンを制御するものがあった。
【0005】これについて説明すると、低速高負荷領域
Bにおいて、吸気弁の開弁時期を進めて排気弁とのバル
ブオーバラップを大きくすることにより、低速トルクの
向上がはかられる。
【0006】低速低負荷領域Aや高速領域Cにおいて、
吸気弁の開弁時期を遅らせて、排気弁とのバルブオーバ
ラップを小さくすることにより、アイドル時の燃焼安定
性を確保しつつ、高出力化がはかれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸・排気カ
ムシャフトがその回転に伴って、吸・排気カムによって
バルブスプリングに抗して吸・排気弁を開閉駆動すると
き、各バルブスプリングの弾性復元力が各ロッカアーム
を介して吸・排気カムシャフトのそれぞれに捩りトルク
として周期的に作用する。
【0008】吸気カムシャフトと排気カムシャフトはチ
ェーン等を介してクランクシャフトの回転が伝達される
ため、吸・排気カムシャフトは、各バルブスプリングの
弾性復元力により働く捩りトルクを、それぞれの前端か
らチェーン等を介して伝達し合うと、両者に生じる捩れ
振動が大きくなって、吸・排気弁の開閉作動が正確に行
われなくなる可能性がある。
【0009】吸・排気弁の中心角間角度θ(開弁時期相
対位相)が大きくなるほど、吸・排気カムシャフトに働
く捩りトルクがチェーン等を介して伝達し合い、両者に
生じる捩れ振動が大きくなる。このため、図6に示すよ
うに、吸・排気弁の中心角間角度θが大きくなるほど、
吸・排気弁が吸・排気カムに追従できなくなるバルブ運
動限界回転数が低くなる傾向があり、エンジンの高速化
が妨げられる。
【0010】本発明は上記の問題点を解消し、吸・排気
カムシャフトの捩れ振動を抑えて、エンジンの高速化を
はかることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ンの動弁装置は、エンジンの回転に同期して回転し、吸
気弁を開閉駆動する吸気カムシャフトと、エンジンの回
転に同期して回転し、排気弁を開閉駆動する排気カムシ
ャフトと、吸気カムシャフトと排気カムシャフトの開弁
時期相対位相を変えて、吸気弁と排気弁の中心角間角度
θを変えるバルブタイミング調整機構と、エンジンの回
転数を検出する回転数検出手段と、検出されたエンジン
回転数が、エンジンの最高回転数域に設定された所定の
バルブ運動限界回転数を越えて上昇するバルブ運動限界
領域Dを判定するバルブ運動限界領域判定手段と、バル
ブ運動限界領域Dであると判定された場合に、バルブタ
イミング調整機構を作動させて吸気弁と排気弁の中心角
間角度θを小さくするバルブタイミング制御手段と、を
備える。
【0012】請求項2に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項1に記載の発明において、エンジンの負荷を検出
する負荷検出手段と、検出されたエンジン回転数が、エ
ンジンの最高回転数域に設定された所定のバルブ運動限
界回転数を越えて上昇し、かつ検出されたエンジン負荷
が所定値以下であるバルブ運動限界領域Dを判定するバ
ルブ運動限界領域判定手段と、バルブ運動限界領域Dで
あると判定された場合に、バルブタイミング調整機構を
作動させて吸気弁と排気弁の中心角間角度θを小さくす
るバルブタイミング制御手段と、を備える。
【0013】請求項3に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項2に記載の発明において、エンジンの吸入空気量
を絞るスロットルバルブと、負荷検出手段として、スロ
ットルバルブの開度を検出するスロットルバルブ開度セ
ンサと、を備える。
【0014】請求項4に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項2に記載の発明において、運転条件に応じてエン
ジンに供給される燃料噴射量を算出する手段と、算出さ
れた燃料噴射量を入力する負荷検出手段と、を備える。
【0015】
【作用】請求項1に記載のエンジンの動弁装置におい
て、エンジンの運転時、吸・排気カムシャフトはチェー
ン等を介してクランクシャフトに同期して回転し、カム
の回転によりバルブスプリングを伸縮させながら吸・排
気弁を開閉作動させる。
【0016】吸気カムシャフトと排気カムシャフトはチ
ェーン等を介してクランクシャフトの回転が伝達される
ため、吸・排気弁の中心角間角度θが大きくなるほど、
吸・排気カムシャフトに働く捩りトルクがチェーン等を
介して伝達し合い、両者に生じる捩れ振動が大きくな
る。
【0017】本発明は、エンジン回転数が最高回転数付
近にあるバルブ運動限界領域Dにおいて、バルブタイミ
ング調整機構を作動させて吸気弁と排気弁の中心角間角
度θを小さくする制御を行う。
【0018】中心角間角度θが小さくなることにより、
吸・排気カムシャフトに働く捩りトルクがチェーン等を
介して伝達し合うことが抑えられ、両者に生じる捩れ振
動が小さくなる。この結果、バルブ運動限界回転数を高
めて、エンジンの高速化がはかれる。
【0019】請求項2に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、検出されたエンジン回転数が、エンジンの最高回
転数域に設定された所定のバルブ運動限界回転数を越え
て上昇し、かつ検出されたエンジン負荷が所定値以下で
あるバルブ運動限界領域Dにおいて、バルブタイミング
調整機構を作動させて吸気弁と排気弁の中心角間角度θ
を小さくする制御を行う。
【0020】例えばトランスミッションをギア比が最も
高いシフトポジションにして高速走行している状態か
ら、ギア比が比較的低いシフトポジションにシフトダウ
ンさせて、エンジン回転数がバルブ運動限界回転数を越
えて上昇するような運転条件において、通常運転者がア
クセルペダルを踏み込むことがなく、中心角間角度θを
小さくする本制御が行われる。
【0021】中心角間角度θが小さくなることにより、
吸・排気カムシャフトに働く捩りトルクがチェーン等を
介して伝達し合うことが抑えられ、両者に生じる捩れ振
動が小さくなる。この結果、バルブ運動限界回転数を高
めて、エンジンの耐久性を維持できる。
【0022】請求項3に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、負荷検出手段として、スロットルバルブ開度セン
サを用いることにより、負荷に応じてバルブタイミング
を制御する応答性を高められる。
【0023】請求項4に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、負荷検出手段として、燃料噴射量を決定する信号
を入力することにより、スロットルバルブ開度センサ等
を廃止して、構造の簡素化がはかれる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0025】図4に示すように、シリンダヘッド1は燃
焼室19に吸気を導入する吸気ポート2、燃焼室19か
ら排気を排出する排気ポート3等を有する。
【0026】吸気ポート2を開閉する吸気弁12と、排
気ポート3を開閉する排気弁13がそれぞれ設けられ
る。吸・排気弁12,13は、シリンダヘッド1に対し
てバルブガイド5を介して摺動可能に支持される。
【0027】吸・排気弁12,13のステム部にはリテ
ーナ6が嵌められ、リテーナ6とシリンダヘッド1の間
にコイル状のバルブスプリング7が介装される。バルブ
スプリング7の付勢力により吸・排気弁12,13は引
き上げられて、各バルブシート8にそれぞれ着座する。
【0028】シリンダヘッド1上には吸・排気カムシャ
フト15,16が設けられる。吸・排気カムシャフト1
5,16には2本の吸・排気弁12,13をY字形のロ
ッカアーム11を介して開閉駆動する吸・排気カム2
2,23がそれぞれ形成される。
【0029】各ロッカアーム11は、それぞれの基端が
ピボット10を介して揺動可能に支持され、それぞれの
途中に吸・排気カム22,23を摺接させるカムフォロ
ワ部25を有し、それぞれの先端が吸・排気弁12,1
3のステム頂部にシムを介して摺接する。
【0030】各ピボット10は油圧ラッシュアジャスタ
24を介してシリンダヘッド1に支持される。油圧ラッ
シュアジャスタ24は、図示しないオイルポンプからオ
イルギャラリ27を介して送られる油圧を受けてロッカ
アーム11のカムフォロワ部25を吸・排気カム22,
23に押し付けて、バルブクリアランスを零に保つ働き
をする。
【0031】吸・排気カム22,23は、これが摺接す
ることにより吸・排気弁12,13を各バルブシート8
に着座させるベースサークル部27と、これが摺接する
ことにより吸・排気弁12,13を各バルブシート8か
らリフトさせるカム山部22を有する。
【0032】図5に示すように、吸気カムシャフト15
と排気カムシャフト16の回転位相差を変えるバルブタ
イミング調整機構70が設けられる。バルブタイミング
調整機構70は吸気カムシャフト15とカムプーリ71
の間に設けられ、運転条件に応じて両者の位相角度を変
えて吸気弁12の開閉時期を変えるようになっている。
カムプーリ71はタイミングベルト66を介してクラン
クシャフト(図示せず)からの回転力が伝達される。
【0033】吸気カムシャフト15の端部は筒形のイン
ナハウジング65がボルト64を介して締結される。イ
ンナハウジング65の外周に回転可能に嵌合する筒形の
アウタハウジング63が設けられ、アウタハウジング6
3にカムプーリ71が一体形成される。
【0034】インナハウジング65とアウタハウジング
63の間にはリング状のヘリカルギア73が介装され
る。ヘリカルギア73の内外周にヘリカルスプラインが
それぞれ形成され、各ヘリカルスプラインがインナハウ
ジング65の外周とアウタハウジング63の内周と噛合
い、ヘリカルギア73がリターンスプリング74に抗し
て軸方向に移動するのに伴いアウタハウジング63に対
してインナハウジング65が相対回転し、カムプーリ7
1に対する吸気カムシャフト15の回転方向の位相角が
変化する。
【0035】インナハウジング65とアウタハウジング
63とヘリカルギア73の間には油圧室75が画成され
る。油圧室75に導かれる油圧力が所定値を越えて上昇
すると、ヘリカルギア73が所期位置からリターンスプ
リング74に抗して図中右方向に移動することにより、
吸気カムシャフト15は吸気弁12の開閉時期を進角さ
せる方向に回転するようになっている。
【0036】これにより、ヘリカルギア73が初期位置
にあるときは、図2に実線で示すように、吸気弁12の
開閉時期が遅れる開閉特性INT1となり、ヘリカルギ
ア73が最大に変位したときは、図2に破線で示すよう
に、吸気弁12の開閉時期が進められる開閉特性INT
2となる。なお、排気弁13の開閉特性EXHは、図2
に1点鎖線で示している。
【0037】ここで、吸気弁15と排気弁16が一緒に
開弁するクランク角度をバルブオーバラップとすると、
このバルブオーバラップは上記開閉特性INT1で最大
となり、開閉特性INT2で零となる。
【0038】また、図3にも示すように、排気弁16の
リフト量が最大となるEXH中心角と、吸気弁15のリ
フト量が最大となるINT中心角の間の角度を中心角間
角度θと定義すると、この中心角間角度θは上記開閉特
性INT1で最大となり、開閉特性INT2で最小とな
る。
【0039】油圧室75は吸気カムシャフト15の内部
に形成された軸孔78と、シンダヘッド1に形成された
オイルギャラリ59と、シリンダブロック68に形成さ
れてオイル供給通路13を構成するメインギャラリ58
を介してオイルポンプ50からの吐出油圧が導入され
る。
【0040】動弁切換制御弁15として、吸気カムシャ
フト15の他端にはエンジン運転条件に応じて開閉制御
される電磁切換弁79が設けられる。電磁切換弁79は
非通電時に図のように軸孔78を開いて油圧室75に導
かれる油圧を低下させ、通電時に軸孔78を閉塞して油
圧室75に導かれる油圧を高めるようになっている。
【0041】バルブタイミング調整機構70の制御手段
として、電磁切換弁79の通電を制御するコントロール
ユニット80が設けられる。
【0042】コントロールユニット80は、エンジン回
転信号、エンジン負荷信号、冷却水温信号をはじめ、潤
滑油の温度信号、過給機による吸気の過給圧力信号等を
入力して、これらの検出値に基づいてエンジンの発生ト
ルクの急激な変動(トルク段差)を抑えつつ、バルブリ
フト特性の切換えを円滑に行うようになっている。
【0043】なお、エンジン負荷を検出する手段とし
て、エンジンの吸入空気量を絞るスロットルバルブの開
度を検出するスロットルバルブ開度センサを設けるか、
またはエンジンの燃料噴射量を決定する信号を入力して
もよい。
【0044】負荷検出手段として、スロットルバルブ開
度センサを用いることにより、負荷に応じてバルブタイ
ミングを制御する応答性を高められる。
【0045】負荷検出手段として、燃料噴射量を決定す
る信号を入力することにより、スロットルバルブ開度セ
ンサ等を廃止して、構造の簡素化がはかれる。
【0046】コントロールユニット80は、図1に示す
マップに基づいてエンジン回転数と負荷に応じて、吸気
弁15の開閉特性をINT1とINT2の間で切換える
ように、電磁切換弁79の通電を制御する。
【0047】低回転低負荷域Aにおいて、吸気弁12の
開閉時期を遅らせる開閉特性INT2とする。これによ
り、吸・排気弁12,13が一緒に開弁しているバルブ
オーバラップを小さくし、排気ポートからシリンダへの
排気の吹き返しを抑えられ、残留ガス率を低下させて燃
焼を安定させ、アイドル安定性を高められるとともに、
燃費の低減がはかれる。
【0048】この低回転低負荷域Aよりエンジン回転数
またはエンジン負荷のいずれかが高い領域Bにおいて、
吸気弁12の開閉時期を進める開閉特性INT1とす
る。これにより、バルブオーバラップを大きくして、低
中回転域における吸気充填効率を高め、低速トルクの向
上がはかれる。
【0049】領域Bよりエンジン回転数またはエンジン
負荷のいずれかが高い領域Cにおいて、吸気弁12の開
閉時期を遅らせる開閉特性INT2とする。これによ
り、吸気弁15がピストンの吸入下死点を越えて開弁す
る期間を長くし、吸気の慣性過給効果を利用して吸気充
填効率を高め、高出力化がはかれる。
【0050】ところで、吸・排気カムシャフト15,1
6がそれぞれの回転に伴って吸・排気カム22,23に
よってバルブスプリング7に抗して吸・排気弁12,1
3を開閉駆動するとき、各バルブスプリング7の弾性復
元力が各ロッカアーム11を介して吸・排気カムシャフ
ト15,16のそれぞれに捩りトルクとして周期的に作
用する。
【0051】吸気カムシャフト15と排気カムシャフト
16は共通のタイミングベルト66を介してクランクシ
ャフトの回転が伝達されるため、吸・排気カムシャフト
15,16は、各バルブスプリング7の弾性復元力によ
り働く捩りトルクを、それぞれの前端からカムプーリ7
1およびタイミングベルト66等を介して伝達し合い、
両者に生じる捩れ振動が大きくなって、吸・排気弁1
2,13の開閉作動が正確に行われなくなる可能性があ
る。
【0052】ここで、吸・排気弁12,13が吸・排気
カム22,23に追従できなくなるエンジン回転数を、
バルブ運動限界回転数と定義する。吸・排気弁12,1
3の中心角間角度θが大きくなるほど、吸・排気カムシ
ャフト15,16に働く捩りトルクがタイミングベルト
66等を介して伝達し合い、両者に生じる捩れ振動が大
きくなる。このため、図6に示すように、吸・排気弁1
2,13の中心角間角度θが大きくなるほど、バルブ運
動限界回転数が低くなる傾向があり、エンジンの高速化
が妨げられる。
【0053】これに対処して本発明は、図1に示すよう
に、エンジンの高速域で、負荷が低下するのに伴って吸
気弁12と排気弁13の中心角間角度θを小さくするバ
ルブ運動限界領域Dを設定する。
【0054】コントロールユニット80は、図1に示す
マップに基づきエンジンの回転数および負荷の検出値に
応じて、運転条件が領域Cからバルブ運動限界領域Dに
入ったことを判定すると、電磁切換弁79をONからO
FFに切換え、吸気弁15の開閉特性をINT2からI
NT1へと切換える制御を行う。
【0055】コントロールユニット80は、スロットル
開度もしくは燃料噴射量の検出値が予め設定された所定
値以下となり、かつエンジン回転数の検出値が所定値以
上となる運転条件をバルブ運動限界領域Dと判定するよ
うにしてもよい。
【0056】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0057】エンジン回転数が最高回転数付近にあり、
かつスロットルバルブが閉じているバルブ運動限界領域
Dでは、吸気弁12の開閉特性がINT1に切換えら
れ、吸気弁12と排気弁13の中心角間角度θが小さく
なる。
【0058】吸・排気弁12,13の中心角間角度θが
小さくなるほど、吸・排気カムシャフト15,16に働
く捩りトルクがタイミングベルト66等を介して伝達し
合うことが抑えられ、両者に生じる捩れ振動が小さくな
る。このように、バルブ運動限界領域Dにおいて、吸・
排気弁12,13の中心角間角度θが小さくすることに
より、図6に示すように、バルブ運動限界回転数が高く
なり、エンジンの高速化がはかれる。
【0059】バルブ運動限界領域Dは、自動車の通常運
転ではあり得ないような高回転域に設定されるものであ
り、例えばトランスミッションをギア比が最も高い5速
にして高速走行している状態から、ギア比が比較的低い
2速にシフトダウンさせて、エンジンが強制的に回転さ
せられるような運転条件である。このような高回転域に
おいては、通常運転者がアクセルペダルを踏み込むこと
がなく、中心角間角度θを小さくする本制御が行われ
る。これにより、吸・排気カムシャフト15,16の捩
れ振動によって吸・排気弁12,13が吸・排気カム2
2,23に追従できなくなることを防止し、エンジンの
耐久性を維持できる。
【0060】また、中心角間角度θを小さくする制御を
低負荷域に限定することにより、エンジンの発生トルク
が急激な変動することを抑えられ、運転者に違和感を与
えることを防止できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のエ
ンジンの動弁装置においては、吸・排気カムシャフトの
捩れ振動を抑えて、エンジンの高速化をはかりつつ、動
弁系の耐久性を維持できる。
【0062】請求項2に記載のエンジンの動弁装置にお
いては、車両の高速走行時からエンジンブレーキを働か
せるような運転条件において、バルブ運動限界回転数を
高めて、エンジンの耐久性を維持できる。
【0063】請求項3に記載のエンジンの動弁装置にお
いては、負荷に応じてバルブタイミングを制御する応答
性を高められる。
【0064】請求項4に記載のエンジンの動弁装置にお
いては、スロットルバルブ開度センサ等を廃止して、構
造の簡素化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、吸気弁の開閉特性を設
定したマップ。
【図2】同じく吸・排気弁のリフト特性図。
【図3】同じく中心角間角度θの説明図。
【図4】同じくバルブタイミング調整機構等の断面図。
【図5】同じくエンジンの断面図。
【図6】中心角間角度θとバルブ運動限界の関係を示す
特性図。
【図7】従来例を示し、吸気弁の開閉特性を設定したマ
ップ。
【符号の説明】 1 シリンダヘッド 2 吸気ポート 3 排気ポート 7 バルブスプリング 11 ロッカアーム 12 吸気弁 13 排気弁 15 吸気カムシャフト 16 排気カムシャフト 22 吸気カム 23 排気カム 66 タイミングベルト 71 カムプーリ 70 バルブタイミング調整機構 73 電磁切換弁 80 コントロールユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの回転に同期して回転し、吸気弁
    を開閉駆動する吸気カムシャフトと、 エンジンの回転に同期して回転し、排気弁を開閉駆動す
    る排気カムシャフトと、 吸気カムシャフトと排気カムシャフトの開弁時期相対位
    相を変えて、吸気弁と排気弁の中心角間角度θを変える
    バルブタイミング調整機構と、 エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 検出されたエンジン回転数が、エンジンの最高回転数域
    に設定された所定のバルブ運動限界回転数を越えて上昇
    するバルブ運動限界領域Dを判定するバルブ運動限界領
    域判定手段と、 バルブ運動限界領域Dであると判定された場合に、バル
    ブタイミング調整機構を作動させて吸気弁と排気弁の中
    心角間角度θを小さくするバルブタイミング制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 【請求項2】エンジンの負荷を検出する負荷検出手段
    と、 検出されたエンジン回転数が、エンジンの最高回転数域
    に設定された所定のバルブ運動限界回転数を越えて上昇
    し、かつ検出されたエンジン負荷が所定値以下であるバ
    ルブ運動限界領域Dを判定するバルブ運動限界領域判定
    手段と、 バルブ運動限界領域Dであると判定された場合に、バル
    ブタイミング調整機構を作動させて吸気弁と排気弁の中
    心角間角度θを小さくするバルブタイミング制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    動弁装置。
  3. 【請求項3】エンジンの吸入空気量を絞るスロットルバ
    ルブと、 負荷検出手段として、スロットルバルブの開度を検出す
    るスロットルバルブ開度センサと、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの
    動弁装置。
  4. 【請求項4】運転条件に応じてエンジンに供給される燃
    料噴射量を算出する手段と、 算出された燃料噴射量を入力する負荷検出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの
    動弁装置。
JP7093763A 1995-03-23 1995-04-19 エンジンの動弁装置 Pending JPH08319848A (ja)

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