JPH08319871A - 内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置Info
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- JPH08319871A JPH08319871A JP7125130A JP12513095A JPH08319871A JP H08319871 A JPH08319871 A JP H08319871A JP 7125130 A JP7125130 A JP 7125130A JP 12513095 A JP12513095 A JP 12513095A JP H08319871 A JPH08319871 A JP H08319871A
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高圧ポンプ故障時にもインジェクタから適正
に燃料噴射が行える蓄圧式燃料噴射装置を提供する。 【構成】 高圧ポンプ7は、燃料タンク8から低圧ポン
プ9が汲み上げた燃料を高圧に加圧し、供給管6を経由
してコモンレール4に圧送している。コモンレール4で
は、高圧ポンプ7から供給された高圧燃料を所定の高圧
に保持し、この高圧燃料は、電磁弁3により噴射制御さ
れる噴射弁2からエンジン1に噴射される。低圧ポンプ
9の出口側とコモンレール4とは迂回通路16により接
続されており、迂回通路16の途中に、コモンレール4
から高圧燃料が低圧ポンプ9側に逆流することを防止す
るチェック弁17が設けられている。これにより、高圧
ポンプ7の故障時においても低圧ポンプ9からコモンレ
ール4に燃料を供給可能になるので、エンジンを継続し
て稼働させることができる。
に燃料噴射が行える蓄圧式燃料噴射装置を提供する。 【構成】 高圧ポンプ7は、燃料タンク8から低圧ポン
プ9が汲み上げた燃料を高圧に加圧し、供給管6を経由
してコモンレール4に圧送している。コモンレール4で
は、高圧ポンプ7から供給された高圧燃料を所定の高圧
に保持し、この高圧燃料は、電磁弁3により噴射制御さ
れる噴射弁2からエンジン1に噴射される。低圧ポンプ
9の出口側とコモンレール4とは迂回通路16により接
続されており、迂回通路16の途中に、コモンレール4
から高圧燃料が低圧ポンプ9側に逆流することを防止す
るチェック弁17が設けられている。これにより、高圧
ポンプ7の故障時においても低圧ポンプ9からコモンレ
ール4に燃料を供給可能になるので、エンジンを継続し
て稼働させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧燃料を蓄圧した蓄
圧配管を経由してインジェクタから内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の燃焼室に燃料を噴射
供給するようにした燃料噴射装置に関するものである。
圧配管を経由してインジェクタから内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の燃焼室に燃料を噴射
供給するようにした燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりガソリン機関において排ガス対
策や燃料消費率の向上の見地から、燃料をポンプで加圧
してインジェクタから吸気マニフォールドあるいは吸気
ポートに噴射する燃料噴射方式が提案されており、さら
に燃焼室内に直接燃料を噴射する方式のものも各種提案
されている。
策や燃料消費率の向上の見地から、燃料をポンプで加圧
してインジェクタから吸気マニフォールドあるいは吸気
ポートに噴射する燃料噴射方式が提案されており、さら
に燃焼室内に直接燃料を噴射する方式のものも各種提案
されている。
【0003】直接噴射方式の燃料噴射装置においては、
エンジンの運転状態に応じて燃料噴射量と噴射時期を制
御することが必要で、この手段として一般にインジェク
タに電磁弁を設け、この電磁弁への通電のオン、オフに
よりインジェクタのノズルを開閉する方法がとられてい
る。しかしこの制御はいわゆる時間制御であり、インジ
ェクタへの燃料供給圧力により噴射条件が変動する。そ
こで特開昭62−645号公報などにおいて、燃料ポン
プとインジェクタを結ぶ供給通路に共通の蓄圧器を設
け、この蓄圧器で燃料圧を高圧に調圧して各インジェク
タに供給することが提案されている。
エンジンの運転状態に応じて燃料噴射量と噴射時期を制
御することが必要で、この手段として一般にインジェク
タに電磁弁を設け、この電磁弁への通電のオン、オフに
よりインジェクタのノズルを開閉する方法がとられてい
る。しかしこの制御はいわゆる時間制御であり、インジ
ェクタへの燃料供給圧力により噴射条件が変動する。そ
こで特開昭62−645号公報などにおいて、燃料ポン
プとインジェクタを結ぶ供給通路に共通の蓄圧器を設
け、この蓄圧器で燃料圧を高圧に調圧して各インジェク
タに供給することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開昭62−645号公報に示される燃料噴射装置による
と、低圧ポンプにより燃料タンクから汲み上げた燃料を
高圧ポンプを経由して蓄圧器に圧送し、この蓄圧器に蓄
えられた高圧燃料を電磁弁の開弁時間に応じてインジェ
クタから噴射供給している。蓄圧器に燃料を供給する燃
料圧力供給源は高圧ポンプのみであるため、この高圧ポ
ンプに故障が発生すると蓄圧器への高圧燃料の供給が不
能となるので、高圧ポンプの故障時にインジェクタから
エンジンへ燃料噴射が適正に行えなくなり、ひいてはエ
ンジンの運転が停止し、再始動不能になるという問題が
ある。高圧ポンプの故障原因としては、高圧ポンプ内
のプランジャへの異物のかみ込みによるプランジャ作動
不良、高圧ポンプの燃料吐出量を調整する電磁弁の作
動不良、この電磁弁への電気供給信号線の断線、こ
の電磁弁を制御する電子制御装置の故障、等があげられ
る。
開昭62−645号公報に示される燃料噴射装置による
と、低圧ポンプにより燃料タンクから汲み上げた燃料を
高圧ポンプを経由して蓄圧器に圧送し、この蓄圧器に蓄
えられた高圧燃料を電磁弁の開弁時間に応じてインジェ
クタから噴射供給している。蓄圧器に燃料を供給する燃
料圧力供給源は高圧ポンプのみであるため、この高圧ポ
ンプに故障が発生すると蓄圧器への高圧燃料の供給が不
能となるので、高圧ポンプの故障時にインジェクタから
エンジンへ燃料噴射が適正に行えなくなり、ひいてはエ
ンジンの運転が停止し、再始動不能になるという問題が
ある。高圧ポンプの故障原因としては、高圧ポンプ内
のプランジャへの異物のかみ込みによるプランジャ作動
不良、高圧ポンプの燃料吐出量を調整する電磁弁の作
動不良、この電磁弁への電気供給信号線の断線、こ
の電磁弁を制御する電子制御装置の故障、等があげられ
る。
【0005】本発明は、高圧ポンプ故障時にもインジェ
クタから適正に燃料噴射が行える蓄圧式燃料噴射装置を
提供することを目的とする。
クタから適正に燃料噴射が行える蓄圧式燃料噴射装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射装
置は、低圧ポンプにより汲み上げた燃料を高圧ポンプの
燃料加圧部で加圧し、この加圧された高圧燃料をコモン
レール内に供給して蓄圧し、前記コモンレール内からエ
ンジンの各気筒に対応する分岐管を経由して前記分岐管
に設けられる噴射弁を通して第1の電磁弁の開閉により
所定のタイミングでエンジンへ燃料を噴射するようにし
た蓄圧式燃料噴射装置において、前記燃料加圧部を迂回
して前記低圧ポンプ出口と前記コモンレール入口とを連
通する迂回通路を設けることを特徴とする。
の本発明の請求項1記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射装
置は、低圧ポンプにより汲み上げた燃料を高圧ポンプの
燃料加圧部で加圧し、この加圧された高圧燃料をコモン
レール内に供給して蓄圧し、前記コモンレール内からエ
ンジンの各気筒に対応する分岐管を経由して前記分岐管
に設けられる噴射弁を通して第1の電磁弁の開閉により
所定のタイミングでエンジンへ燃料を噴射するようにし
た蓄圧式燃料噴射装置において、前記燃料加圧部を迂回
して前記低圧ポンプ出口と前記コモンレール入口とを連
通する迂回通路を設けることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2記載のエンジンの蓄圧式
燃料噴射は、請求項1記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射
装置において、前記コモンレール内から前記低圧ポンプ
出口への燃料の逆流を防止するチェック弁を前記迂回通
路に設けることを特徴とする。本発明の請求項3記載の
エンジンの蓄圧式燃料噴射は、請求項2記載のエンジン
の蓄圧式燃料噴射装置において、前記迂回通路および前
記チェック弁を前記高圧ポンプ内部に設けることを特徴
とする。
燃料噴射は、請求項1記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射
装置において、前記コモンレール内から前記低圧ポンプ
出口への燃料の逆流を防止するチェック弁を前記迂回通
路に設けることを特徴とする。本発明の請求項3記載の
エンジンの蓄圧式燃料噴射は、請求項2記載のエンジン
の蓄圧式燃料噴射装置において、前記迂回通路および前
記チェック弁を前記高圧ポンプ内部に設けることを特徴
とする。
【0008】本発明の請求項4記載のエンジンの蓄圧式
燃料噴射は、請求項1、2または3記載のエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置において、前記高圧ポンプの燃料吐出
量を調整可能な第2の電磁弁と、エンジンの各種運転状
態を示す信号を入力し、この信号に基づいて前記第2の
電磁弁の開閉を制御する制御装置と、前記コモンレール
内圧力を検知する圧力センサとを備え、前記圧力センサ
で検知される圧力値が所定値以下になったとき、前記制
御装置は前記第2の電磁弁の動作を停止させることを特
徴とする。
燃料噴射は、請求項1、2または3記載のエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置において、前記高圧ポンプの燃料吐出
量を調整可能な第2の電磁弁と、エンジンの各種運転状
態を示す信号を入力し、この信号に基づいて前記第2の
電磁弁の開閉を制御する制御装置と、前記コモンレール
内圧力を検知する圧力センサとを備え、前記圧力センサ
で検知される圧力値が所定値以下になったとき、前記制
御装置は前記第2の電磁弁の動作を停止させることを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項5記載のエンジンの蓄圧式
燃料噴射は、請求項1、2または3記載のエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置において、前記低圧ポンプは電動ポン
プであり、前記コモンレール内圧力を検知する圧力セン
サと、前記圧力センサからの圧力検知信号に基づいて前
記低圧ポンプの回転数を制御する制御信号を前記低圧ポ
ンプに送出可能な制御装置とを備えることを特徴とす
る。
燃料噴射は、請求項1、2または3記載のエンジンの蓄
圧式燃料噴射装置において、前記低圧ポンプは電動ポン
プであり、前記コモンレール内圧力を検知する圧力セン
サと、前記圧力センサからの圧力検知信号に基づいて前
記低圧ポンプの回転数を制御する制御信号を前記低圧ポ
ンプに送出可能な制御装置とを備えることを特徴とす
る。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載のエン
ジンの蓄圧式燃料噴射装置によると、高圧ポンプの燃料
加圧部を迂回して低圧ポンプ出口とコモンレール入口と
を連通する迂回通路を設けることにより、低圧ポンプか
らコモンレールに燃料を供給可能である。このため、高
圧ポンプ故障時に高圧ポンプからコモンレールに高圧燃
料が供給されない場合でも、エンジンへの燃料噴射が可
能になるので、エンジンを継続して稼働させることがで
きる。
ジンの蓄圧式燃料噴射装置によると、高圧ポンプの燃料
加圧部を迂回して低圧ポンプ出口とコモンレール入口と
を連通する迂回通路を設けることにより、低圧ポンプか
らコモンレールに燃料を供給可能である。このため、高
圧ポンプ故障時に高圧ポンプからコモンレールに高圧燃
料が供給されない場合でも、エンジンへの燃料噴射が可
能になるので、エンジンを継続して稼働させることがで
きる。
【0011】本発明の請求項2記載のエンジンの蓄圧式
燃料噴射装置によると、コモンレール内から低圧ポンプ
出口への燃料の逆流を防止するチェック弁を迂回通路に
設けることにより、エンジンの通常運転時において、低
圧ポンプから高圧ポンプへの燃料供給が良好に行われ
る。本発明の請求項3記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射
装置によると、迂回通路およびチェック弁を高圧ポンプ
内部に設けることにより、エンジン回りに迂回通路用の
燃料配管を増設する必要がない。
燃料噴射装置によると、コモンレール内から低圧ポンプ
出口への燃料の逆流を防止するチェック弁を迂回通路に
設けることにより、エンジンの通常運転時において、低
圧ポンプから高圧ポンプへの燃料供給が良好に行われ
る。本発明の請求項3記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射
装置によると、迂回通路およびチェック弁を高圧ポンプ
内部に設けることにより、エンジン回りに迂回通路用の
燃料配管を増設する必要がない。
【0012】本発明の請求項4記載のエンジンの蓄圧式
燃料噴射装置によると、コモンレール内圧力を検知する
圧力センサで検知される圧力値が所定値以下になったと
き、高圧ポンプの燃料吐出量を調整する第2の電磁弁の
動作を停止させることにより、高圧ポンプ故障時のエン
ジン消費電力を低減することができる。本発明の請求項
5記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射装置によると、コモ
ンレール内圧力を検知する圧力センサからの圧力検知信
号に基づいて低圧ポンプの回転数を制御することによ
り、高圧ポンプ故障時においてもコモンレールに供給さ
れる燃料圧力を調整可能である。
燃料噴射装置によると、コモンレール内圧力を検知する
圧力センサで検知される圧力値が所定値以下になったと
き、高圧ポンプの燃料吐出量を調整する第2の電磁弁の
動作を停止させることにより、高圧ポンプ故障時のエン
ジン消費電力を低減することができる。本発明の請求項
5記載のエンジンの蓄圧式燃料噴射装置によると、コモ
ンレール内圧力を検知する圧力センサからの圧力検知信
号に基づいて低圧ポンプの回転数を制御することによ
り、高圧ポンプ故障時においてもコモンレールに供給さ
れる燃料圧力を調整可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴
射装置の全体的なシステムを図1に示す。図1に示すよ
うに、エンジン1には、各気筒の燃焼室に対応してそれ
ぞれ噴射弁2が配置されている。エンジン1は4気筒で
あるが本発明では気筒数は限定されない。第1実施例に
おいて4個の噴射弁2からそれぞれ対応する各気筒に対
して行われる燃料噴射は、噴射制御用の第1の電磁弁で
ある電磁弁3がオン、オフされることにより制御され
る。これら噴射弁2の入口側は各気筒に共通な高圧蓄圧
管(以下、「高圧蓄圧管」をコンモレールという)4に
接続されている。コモンレール4内には高圧燃料が蓄え
られるようになっており、電磁弁3が開弁している期間
内において、コモンレール4内で蓄圧された高圧燃料
は、開弁している電磁弁3により噴射制御されている噴
射弁2からエンジン1に噴射される。
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴
射装置の全体的なシステムを図1に示す。図1に示すよ
うに、エンジン1には、各気筒の燃焼室に対応してそれ
ぞれ噴射弁2が配置されている。エンジン1は4気筒で
あるが本発明では気筒数は限定されない。第1実施例に
おいて4個の噴射弁2からそれぞれ対応する各気筒に対
して行われる燃料噴射は、噴射制御用の第1の電磁弁で
ある電磁弁3がオン、オフされることにより制御され
る。これら噴射弁2の入口側は各気筒に共通な高圧蓄圧
管(以下、「高圧蓄圧管」をコンモレールという)4に
接続されている。コモンレール4内には高圧燃料が蓄え
られるようになっており、電磁弁3が開弁している期間
内において、コモンレール4内で蓄圧された高圧燃料
は、開弁している電磁弁3により噴射制御されている噴
射弁2からエンジン1に噴射される。
【0014】コモンレール4内には、燃料噴射圧に見合
った高圧の燃料が連続的に蓄圧される必要があり、この
ためコモンレール4には供給管6およびチェック弁5を
介して高圧ポンプ7が接続されている。この高圧ポンプ
7は、燃料タンク8から低圧ポンプ9が汲み上げた燃料
を高圧に加圧し、供給管6を経由してコモンレール4に
圧送している。コモンレール4では、高圧ポンプ7から
供給された高圧燃料を所定の高圧に保持するようになっ
ている。
った高圧の燃料が連続的に蓄圧される必要があり、この
ためコモンレール4には供給管6およびチェック弁5を
介して高圧ポンプ7が接続されている。この高圧ポンプ
7は、燃料タンク8から低圧ポンプ9が汲み上げた燃料
を高圧に加圧し、供給管6を経由してコモンレール4に
圧送している。コモンレール4では、高圧ポンプ7から
供給された高圧燃料を所定の高圧に保持するようになっ
ている。
【0015】電磁弁3のオン、オフを制御するため、電
子制御ユニット(以下、「電子制御ユニット」をECU
という)11が用いられており、このECU11には、
例えばエンジン回転数センサ12および負荷センサ13
からエンジン回転数およびエンジン負荷の情報が入力さ
れ、ECU11は、これらの情報により判断されるエン
ジン運転状態に応じて最適な燃料噴射時期および燃料噴
射量を演算し、この演算結果に基づいて電磁弁3に制御
信号を出力する。またECU11には、コモンレール4
内の燃料圧力を検知する圧力センサ14から圧力検知信
号等の情報も入力される。またECU11は、エンジン
の回転数やエンジン負荷に応じて噴射圧力が最適値とな
るように、高圧ポンプ7の燃料吐出量を調整する制御信
号を第2の電磁弁である制御装置10に送出している。
さらにECU11は、低圧ポンプ9の回転数を調整する
制御信号を低圧ポンプ9に送出可能である。
子制御ユニット(以下、「電子制御ユニット」をECU
という)11が用いられており、このECU11には、
例えばエンジン回転数センサ12および負荷センサ13
からエンジン回転数およびエンジン負荷の情報が入力さ
れ、ECU11は、これらの情報により判断されるエン
ジン運転状態に応じて最適な燃料噴射時期および燃料噴
射量を演算し、この演算結果に基づいて電磁弁3に制御
信号を出力する。またECU11には、コモンレール4
内の燃料圧力を検知する圧力センサ14から圧力検知信
号等の情報も入力される。またECU11は、エンジン
の回転数やエンジン負荷に応じて噴射圧力が最適値とな
るように、高圧ポンプ7の燃料吐出量を調整する制御信
号を第2の電磁弁である制御装置10に送出している。
さらにECU11は、低圧ポンプ9の回転数を調整する
制御信号を低圧ポンプ9に送出可能である。
【0016】高圧ポンプ7と低圧ポンプ9とは燃料通路
18により接続されている。そして、低圧ポンプ9の出
口側とコモンレール4とは迂回通路16により接続され
ている。この迂回通路16は、低圧ポンプ9から高圧ポ
ンプ7を迂回してコモンレール4に接続されている。迂
回通路16の途中に、コモンレール4から高圧燃料が低
圧ポンプ9側に逆流しないようにチェック弁17が設け
られている。これにより、コモンレール4内の圧力が低
圧ポンプ9の出口側の圧力よりも低い場合、高圧ポンプ
7を経由することなく低圧ポンプ9からコモンレール4
へ迂回通路16を通して燃料が供給可能である。
18により接続されている。そして、低圧ポンプ9の出
口側とコモンレール4とは迂回通路16により接続され
ている。この迂回通路16は、低圧ポンプ9から高圧ポ
ンプ7を迂回してコモンレール4に接続されている。迂
回通路16の途中に、コモンレール4から高圧燃料が低
圧ポンプ9側に逆流しないようにチェック弁17が設け
られている。これにより、コモンレール4内の圧力が低
圧ポンプ9の出口側の圧力よりも低い場合、高圧ポンプ
7を経由することなく低圧ポンプ9からコモンレール4
へ迂回通路16を通して燃料が供給可能である。
【0017】通常運転時、高圧ポンプ7により加圧され
た高圧燃料は燃料通路18からコモンレール4内に供給
される。コモンレール4内の燃料は、チェック弁5とチ
ェック弁17により高圧ポンプ7ならびに低圧ポンプ9
側に逆流しないようになっている。これにより、コモン
レール4内の圧力は所定高圧に保持されている。次に高
圧ポンプ7の構造について説明する。
た高圧燃料は燃料通路18からコモンレール4内に供給
される。コモンレール4内の燃料は、チェック弁5とチ
ェック弁17により高圧ポンプ7ならびに低圧ポンプ9
側に逆流しないようになっている。これにより、コモン
レール4内の圧力は所定高圧に保持されている。次に高
圧ポンプ7の構造について説明する。
【0018】高圧ポンプ7は、図示しないエンジンのク
ランクシャフトにより駆動されるカムシャフトのカムに
応動して往復移動する燃料加圧部であるプランジャが設
けられており、このプランジャの往復移動により圧力室
内に燃料が吸入されるとともに圧力室内で燃料が加圧さ
れる。そして、圧力室内の燃料を低圧側に溢流させる溢
流通路を開閉可能な第2の電磁弁を有する吐出量制御装
置10により高圧ポンプ7からの燃料吐出量が調整され
る。圧力室で加圧された高圧燃料は燃料通路18からコ
モンレール4に所定のタイミングで供給される。
ランクシャフトにより駆動されるカムシャフトのカムに
応動して往復移動する燃料加圧部であるプランジャが設
けられており、このプランジャの往復移動により圧力室
内に燃料が吸入されるとともに圧力室内で燃料が加圧さ
れる。そして、圧力室内の燃料を低圧側に溢流させる溢
流通路を開閉可能な第2の電磁弁を有する吐出量制御装
置10により高圧ポンプ7からの燃料吐出量が調整され
る。圧力室で加圧された高圧燃料は燃料通路18からコ
モンレール4に所定のタイミングで供給される。
【0019】高圧ポンプ7の作動について図2〜図4に
基づいて説明する。図2に示すように、ポンプヘッド3
0、ポンプハウジング31およびプランジャ32の端面
により形成される圧力室33は、低圧ポンプ9から燃料
を吸入する吸込口36とコモンレール4側に燃料を供給
する吐出口39を有している。吸込口36と圧力室33
との連通および遮断は吐出量制御装置10の一部を構成
する弁部材38の往復移動により行われ、弁部材38は
吐出量制御装置10の駆動部により開閉制御される。コ
イル37に通電することにより、弁部材38に結合され
る図示しない可動片が電磁吸引力により図2の上方に吸
引される。
基づいて説明する。図2に示すように、ポンプヘッド3
0、ポンプハウジング31およびプランジャ32の端面
により形成される圧力室33は、低圧ポンプ9から燃料
を吸入する吸込口36とコモンレール4側に燃料を供給
する吐出口39を有している。吸込口36と圧力室33
との連通および遮断は吐出量制御装置10の一部を構成
する弁部材38の往復移動により行われ、弁部材38は
吐出量制御装置10の駆動部により開閉制御される。コ
イル37に通電することにより、弁部材38に結合され
る図示しない可動片が電磁吸引力により図2の上方に吸
引される。
【0020】図2に示すように、弁部材38が開状態の
ときにプランジャ32が図2で下降すると吸込口36か
ら高圧室33に燃料が吸引される。このとき、コモンレ
ール4側の高圧力によりチェック弁5は閉じた状態であ
る。プランジャ32は最下端位置まで到達すると再度上
昇し始める。図3に示すように、プランジャ32が所望
の位置(調量弁最終駆動オンタイミング)に来たとき、
弁部材38は、図3に示す状態から3の上方である閉弁
方向に移動する。プランジャ32が最下端位置から上昇
し始め弁部材38が閉弁状態になるまで、圧力室33の
燃料の一部は低圧ポンプ側に吸込口36を経由して戻さ
れる。そして、図3に示す状態から弁部材38が閉弁状
態に移行すると、その後のプランジャ32の上昇により
圧力室33の燃料が吐出口39からチェック弁のばね3
5に抗して弁部材34を開弁方向に押し開き燃料通路1
8からコモンレール4内に高圧燃料を圧送する。この圧
送工程は、プランジャ32が最上端位置に到達するまで
行われる。プランジャ32が最上端位置に到達したと
き、吐出量制御装置10の電磁弁がオンからオフに切り
換わり時間遅れを伴って弁部材38が閉弁状態から開弁
状態に移行する。この開弁状態後、再び図2に示すよう
に吸込口36から弁部材38の周囲を通って圧力室33
内に燃料を吸入する。この動作を繰り返すことで高圧ポ
ンプ7から燃料通路18を経由してコモンレール4に燃
料が供給されコモンレール4内に高圧燃料が蓄圧され
る。吐出量制御装置10の電磁弁は調量弁としての作動
をするので、以下、「吐出量制御装置10の電磁弁」を
調量弁という。
ときにプランジャ32が図2で下降すると吸込口36か
ら高圧室33に燃料が吸引される。このとき、コモンレ
ール4側の高圧力によりチェック弁5は閉じた状態であ
る。プランジャ32は最下端位置まで到達すると再度上
昇し始める。図3に示すように、プランジャ32が所望
の位置(調量弁最終駆動オンタイミング)に来たとき、
弁部材38は、図3に示す状態から3の上方である閉弁
方向に移動する。プランジャ32が最下端位置から上昇
し始め弁部材38が閉弁状態になるまで、圧力室33の
燃料の一部は低圧ポンプ側に吸込口36を経由して戻さ
れる。そして、図3に示す状態から弁部材38が閉弁状
態に移行すると、その後のプランジャ32の上昇により
圧力室33の燃料が吐出口39からチェック弁のばね3
5に抗して弁部材34を開弁方向に押し開き燃料通路1
8からコモンレール4内に高圧燃料を圧送する。この圧
送工程は、プランジャ32が最上端位置に到達するまで
行われる。プランジャ32が最上端位置に到達したと
き、吐出量制御装置10の電磁弁がオンからオフに切り
換わり時間遅れを伴って弁部材38が閉弁状態から開弁
状態に移行する。この開弁状態後、再び図2に示すよう
に吸込口36から弁部材38の周囲を通って圧力室33
内に燃料を吸入する。この動作を繰り返すことで高圧ポ
ンプ7から燃料通路18を経由してコモンレール4に燃
料が供給されコモンレール4内に高圧燃料が蓄圧され
る。吐出量制御装置10の電磁弁は調量弁としての作動
をするので、以下、「吐出量制御装置10の電磁弁」を
調量弁という。
【0021】次に、調量弁の駆動パルスと調量弁のリフ
トとプランジャリフト量の関係を図5に示す。プランジ
ャリフト量は図示しない高圧ポンプのカムシャフトのカ
ム山に応じた往復運動を繰り返す。調量弁駆動パルス
は、プランジャリフト量が所望の値のときにオフからオ
ン切り換わり、このオン状態により調量弁が開から閉じ
に切換わる。反対に調量弁駆動パルスがオンからオフ状
態になるとその後に時間遅れを伴って調量弁が閉じから
開状態に切り換わる。調量弁駆動パルスのオンからオフ
への切り換わりはプランジャリフト量が最大量になった
時である。調量弁駆動パルスのオフからオンへの切換え
は、プランジャが所望のリフト位置に来たときに制御さ
れるのであり、このタイミングはカム角度信号から検知
される基準位置からの所定経過時間である調量弁最終駆
動オンタイミングTP で決定される。この調量弁最終駆
動オンタイミングTP は上述したようにエンジン回転数
およびエンジン負荷に応じて決定される。一般に高負荷
時にはTP を小さくし、低負荷時にはTP を大きくする
ことで燃料吐出量を調節する。
トとプランジャリフト量の関係を図5に示す。プランジ
ャリフト量は図示しない高圧ポンプのカムシャフトのカ
ム山に応じた往復運動を繰り返す。調量弁駆動パルス
は、プランジャリフト量が所望の値のときにオフからオ
ン切り換わり、このオン状態により調量弁が開から閉じ
に切換わる。反対に調量弁駆動パルスがオンからオフ状
態になるとその後に時間遅れを伴って調量弁が閉じから
開状態に切り換わる。調量弁駆動パルスのオンからオフ
への切り換わりはプランジャリフト量が最大量になった
時である。調量弁駆動パルスのオフからオンへの切換え
は、プランジャが所望のリフト位置に来たときに制御さ
れるのであり、このタイミングはカム角度信号から検知
される基準位置からの所定経過時間である調量弁最終駆
動オンタイミングTP で決定される。この調量弁最終駆
動オンタイミングTP は上述したようにエンジン回転数
およびエンジン負荷に応じて決定される。一般に高負荷
時にはTP を小さくし、低負荷時にはTP を大きくする
ことで燃料吐出量を調節する。
【0022】図5において、調量弁駆動パルスの調量弁
最終駆動オンタイミングTP1およびTP2は、それぞれ相
対的に燃料吐出量大のときと燃料吐出量小のときを示し
ている。調量弁駆動パルスをTP1でオフからオンに切換
えると、プランジャリフトS1のプランジャストローク
に対応した燃料吐出量となり、調量弁駆動パルスをT P2
でオフからオンに切換えると、プランジャリフトS2の
プランジャストロークに対応した燃料吐出量となる。
最終駆動オンタイミングTP1およびTP2は、それぞれ相
対的に燃料吐出量大のときと燃料吐出量小のときを示し
ている。調量弁駆動パルスをTP1でオフからオンに切換
えると、プランジャリフトS1のプランジャストローク
に対応した燃料吐出量となり、調量弁駆動パルスをT P2
でオフからオンに切換えると、プランジャリフトS2の
プランジャストロークに対応した燃料吐出量となる。
【0023】次に、調量弁を制御する制御系について説
明する。ECU11は、回転数センサ12からのエンジ
ン回転数信号、負荷センサ13からのエンジン負荷信
号、圧力センサ14からのコモンレール4内の圧力検知
信号等を入力し、これらの情報からエンジン運転状態信
号を取り込む。この動作フローチャートを図6に示す。
図6に示すように、ステップ101においてエンジン運
転状態信号を取り込み、ステップ102で燃料噴射量q
を算出し、ステップ103で噴射時期T1 を算出し、ス
テップ104で燃料圧力制御を行う。ステップ104に
おける燃料圧力制御は、具体的には図7に示す燃料圧力
制御ルーチンにより実行される。次に、図7に示す燃料
圧力制御ルーチンについて説明する。
明する。ECU11は、回転数センサ12からのエンジ
ン回転数信号、負荷センサ13からのエンジン負荷信
号、圧力センサ14からのコモンレール4内の圧力検知
信号等を入力し、これらの情報からエンジン運転状態信
号を取り込む。この動作フローチャートを図6に示す。
図6に示すように、ステップ101においてエンジン運
転状態信号を取り込み、ステップ102で燃料噴射量q
を算出し、ステップ103で噴射時期T1 を算出し、ス
テップ104で燃料圧力制御を行う。ステップ104に
おける燃料圧力制御は、具体的には図7に示す燃料圧力
制御ルーチンにより実行される。次に、図7に示す燃料
圧力制御ルーチンについて説明する。
【0024】ステップ201ではエンジン運転状態信号
を取り込み、ステップ202では目標燃料圧PT を算出
し、ついでステップ203で調量弁基本駆動オンタイミ
ングTB を算出する。ついでステップ204においてP
C (実燃圧)−PT の絶対値が所定の基準圧ΔPより大
きいか否かを判定し、|PC −PT |>ΔPでなけれ
ば、すなわちこの場合は実燃圧が目標燃圧に比較的近い
状態を表しており、このときには調量弁最終駆動オンタ
イミングの補正値TFBを補正値として調量弁最終駆動オ
ンタイミングTP を算出する。この手順はステップ20
6およびステップ213に示すように、調量弁最終駆動
オンタイミングTP =TB (基本タイミング)+T
FB(フィードバック補正タイミング)により算出され
る。ステップ204において|PC −PT |>ΔPであ
ると判定されたとき、ステップ205に進みPC >PT
であるか否かを判定し、PC >PT であればステップ2
08に進みTFBをTFB+ΔTに置き換える。すなわち調
量弁最終駆動オンタイミングTP を遅らす。これにより
燃料吐出量を減少させる。ステップ205においてPC
≦P T であると判定されたとき、ステップ207に進
み、TFB=TFB−ΔTにし、ついでステップ209に進
み、TFB<TFGであるか否かを判定する。TFB≧TFGで
あれば、ステップ213に進む。ステップ209におい
てTFB<TFGであると判定されたときは、高圧ポンプ故
障と診断し、このときからカウンタのカウント値を計数
しステップ210においてカウント値CPFを+1づつ加
算する。ついでステップ211に進みカウント値CPF>
所定値CK であるか否かを判定する。これは高圧燃料ポ
ンプの異常が発生した後カウント値CPFが所定値CK を
越えたかどうかを判定し、所定値CK を越えないときは
ステップ213により調量弁最終駆動オンタイミングT
P を算出しこの値により高圧ポンプを駆動する。カウン
ト値CPFが所定値CK を越えたときはステップ211か
らステップ212に進み調量弁の駆動を停止する。その
後は低圧ポンプ9から迂回通路16を経由してコモンレ
ール4内に燃料が供給される。
を取り込み、ステップ202では目標燃料圧PT を算出
し、ついでステップ203で調量弁基本駆動オンタイミ
ングTB を算出する。ついでステップ204においてP
C (実燃圧)−PT の絶対値が所定の基準圧ΔPより大
きいか否かを判定し、|PC −PT |>ΔPでなけれ
ば、すなわちこの場合は実燃圧が目標燃圧に比較的近い
状態を表しており、このときには調量弁最終駆動オンタ
イミングの補正値TFBを補正値として調量弁最終駆動オ
ンタイミングTP を算出する。この手順はステップ20
6およびステップ213に示すように、調量弁最終駆動
オンタイミングTP =TB (基本タイミング)+T
FB(フィードバック補正タイミング)により算出され
る。ステップ204において|PC −PT |>ΔPであ
ると判定されたとき、ステップ205に進みPC >PT
であるか否かを判定し、PC >PT であればステップ2
08に進みTFBをTFB+ΔTに置き換える。すなわち調
量弁最終駆動オンタイミングTP を遅らす。これにより
燃料吐出量を減少させる。ステップ205においてPC
≦P T であると判定されたとき、ステップ207に進
み、TFB=TFB−ΔTにし、ついでステップ209に進
み、TFB<TFGであるか否かを判定する。TFB≧TFGで
あれば、ステップ213に進む。ステップ209におい
てTFB<TFGであると判定されたときは、高圧ポンプ故
障と診断し、このときからカウンタのカウント値を計数
しステップ210においてカウント値CPFを+1づつ加
算する。ついでステップ211に進みカウント値CPF>
所定値CK であるか否かを判定する。これは高圧燃料ポ
ンプの異常が発生した後カウント値CPFが所定値CK を
越えたかどうかを判定し、所定値CK を越えないときは
ステップ213により調量弁最終駆動オンタイミングT
P を算出しこの値により高圧ポンプを駆動する。カウン
ト値CPFが所定値CK を越えたときはステップ211か
らステップ212に進み調量弁の駆動を停止する。その
後は低圧ポンプ9から迂回通路16を経由してコモンレ
ール4内に燃料が供給される。
【0025】次に、エンジン回転数、蓄圧配管内圧力、
調量弁駆動パルス、インジェクタ内電磁弁駆動パルスお
よび高圧ポンプ故障判定について図8に基づいて説明す
る。図8に示すように、高圧ポンプに異常が発生する
と、すなわち高圧ポンプから通常の燃料が供給吐出され
ないとき、コモンレール内の燃料圧力は次第に低下し、
ある一定値をカウンタがカウントしたとき、高圧ポンプ
の故障と判定し、この判定時以降高圧ポンプ内の調量弁
の駆動を停止する。すなわち調量弁の駆動パルスを停止
させる。その後はコモンレール内燃料圧力は次第に低下
するが、インジェクタの噴射パルスを相対的に増大させ
ることにより噴射量を増大させてエンジン回転数を一定
値に保持する。さらにコモンレール内燃料圧力が低下し
低圧ポンプ9の吐出圧力にまで低下すると、チェック弁
17が開弁することにより低圧ポンプ9から迂回通路1
6を経てコモンレール4内に燃料が供給される。その後
はインジェクタの駆動パルス開弁時間が長時間になるこ
とによりエンジン回転数は所定値に保持される。本発明
では、高圧ポンプ7故障時、ECU11から低圧ポンプ
9に回転数を増加させる制御信号を送出することによ
り、エンジン回転数を所定値に保持することも可能であ
る。
調量弁駆動パルス、インジェクタ内電磁弁駆動パルスお
よび高圧ポンプ故障判定について図8に基づいて説明す
る。図8に示すように、高圧ポンプに異常が発生する
と、すなわち高圧ポンプから通常の燃料が供給吐出され
ないとき、コモンレール内の燃料圧力は次第に低下し、
ある一定値をカウンタがカウントしたとき、高圧ポンプ
の故障と判定し、この判定時以降高圧ポンプ内の調量弁
の駆動を停止する。すなわち調量弁の駆動パルスを停止
させる。その後はコモンレール内燃料圧力は次第に低下
するが、インジェクタの噴射パルスを相対的に増大させ
ることにより噴射量を増大させてエンジン回転数を一定
値に保持する。さらにコモンレール内燃料圧力が低下し
低圧ポンプ9の吐出圧力にまで低下すると、チェック弁
17が開弁することにより低圧ポンプ9から迂回通路1
6を経てコモンレール4内に燃料が供給される。その後
はインジェクタの駆動パルス開弁時間が長時間になるこ
とによりエンジン回転数は所定値に保持される。本発明
では、高圧ポンプ7故障時、ECU11から低圧ポンプ
9に回転数を増加させる制御信号を送出することによ
り、エンジン回転数を所定値に保持することも可能であ
る。
【0026】これに対し従来の比較例では、低圧ポンプ
9からの燃料はコモンレール4内に供給できない構成で
あったため、図8の点線に示すように、コモンレール内
燃料圧力はさらに低下し、その後コモンレール内燃料圧
力が大気圧まで低下し、エンジン回転数は急下降しエン
ジン1の運転が停止する。本実施例ではこのようなエン
ジン1の運転が停止する事態を回避し、低圧ポンプ9か
ら吐出される燃料がコモンレール4からインジェクタを
通して電磁弁3の動作に応じてエンジン1に供給される
ことでエンジン1の運転が保持できる。
9からの燃料はコモンレール4内に供給できない構成で
あったため、図8の点線に示すように、コモンレール内
燃料圧力はさらに低下し、その後コモンレール内燃料圧
力が大気圧まで低下し、エンジン回転数は急下降しエン
ジン1の運転が停止する。本実施例ではこのようなエン
ジン1の運転が停止する事態を回避し、低圧ポンプ9か
ら吐出される燃料がコモンレール4からインジェクタを
通して電磁弁3の動作に応じてエンジン1に供給される
ことでエンジン1の運転が保持できる。
【0027】従って、高圧ポンプの故障時、例えばEC
U11の制御不能、調量弁を有する吐出量制御装置10
の作動不良、プランジャ32の異物のかみ込みなどによ
る作動不良等の異常が生じて高圧ポンプ7からコモンレ
ール4に燃料を圧送できないとき、低圧ポンプ9から迂
回通路16を経由してコモンレール4に低圧の燃料を供
給することで、噴射弁からエンジンに燃料を噴射供給す
ることができる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図9に示す。
U11の制御不能、調量弁を有する吐出量制御装置10
の作動不良、プランジャ32の異物のかみ込みなどによ
る作動不良等の異常が生じて高圧ポンプ7からコモンレ
ール4に燃料を圧送できないとき、低圧ポンプ9から迂
回通路16を経由してコモンレール4に低圧の燃料を供
給することで、噴射弁からエンジンに燃料を噴射供給す
ることができる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図9に示す。
【0028】図9に示す第2実施例は、低圧ポンプから
高圧ポンプを迂回してコモンレールに燃料を供給する燃
料通路を高圧ポンプ内に形成した実施例である。図9に
示すように、高圧ポンプ7のポンプヘッド30内に吸込
口36とコモンレール4への燃料供給通路48とを連通
する迂回通路46が形成されている。この迂回通路46
内にコモンレール4側から高圧ポンプ7側への燃料の逆
流を防止するチェック弁47を設けている。その他の構
成については第1実施例と同様であるので、図2に示す
構成部分と実質的に同一の構成部分については同一符号
を付し、説明を省略する。
高圧ポンプを迂回してコモンレールに燃料を供給する燃
料通路を高圧ポンプ内に形成した実施例である。図9に
示すように、高圧ポンプ7のポンプヘッド30内に吸込
口36とコモンレール4への燃料供給通路48とを連通
する迂回通路46が形成されている。この迂回通路46
内にコモンレール4側から高圧ポンプ7側への燃料の逆
流を防止するチェック弁47を設けている。その他の構
成については第1実施例と同様であるので、図2に示す
構成部分と実質的に同一の構成部分については同一符号
を付し、説明を省略する。
【0029】第2実施例によると、高圧ポンプ7の燃料
加圧部であるプランジャ32の作動に影響されない迂回
通路46を高圧ポンプ7のポンプヘッド30内に形成し
たため、高圧ポンプの故障時においても、エンジン周り
の配管を別途設けることなしに低圧ポンプ9からコモン
レール4に燃料を供給することができる。調量弁は、高
圧ポンプ4の通常運転時および故障時においても第1実
施例と同様の作動を行う。
加圧部であるプランジャ32の作動に影響されない迂回
通路46を高圧ポンプ7のポンプヘッド30内に形成し
たため、高圧ポンプの故障時においても、エンジン周り
の配管を別途設けることなしに低圧ポンプ9からコモン
レール4に燃料を供給することができる。調量弁は、高
圧ポンプ4の通常運転時および故障時においても第1実
施例と同様の作動を行う。
【図1】本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴射装置
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】第1実施例の高圧ポンプの主要部の作動を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】第1実施例の高圧ポンプの主要部の作動を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】第1実施例の高圧ポンプの主要部の作動を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】第1実施例による高圧ポンプのカム角度信号、
調量弁駆動パルス、調量弁リフトおよびプランジャリフ
トのタイムチャートである。
調量弁駆動パルス、調量弁リフトおよびプランジャリフ
トのタイムチャートである。
【図6】第1実施例の高圧ポンプによる燃料圧力制御の
メインルーチンを示すフローチャートである。
メインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例による燃料圧力制御ルーチンを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】本発明の実施例と従来の比較例とのエンジン回
転数、コモンレール内燃料圧力、高圧ポンプ内調量弁駆
動パルス、インジェクタ内電磁弁駆動パルス、高圧ポン
プ故障判定信号を示すタイムチャートである。
転数、コモンレール内燃料圧力、高圧ポンプ内調量弁駆
動パルス、インジェクタ内電磁弁駆動パルス、高圧ポン
プ故障判定信号を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第2実施例の高圧ポンプの主要部を示
す断面図である。
す断面図である。
1 エンジン 3 電磁弁(第1の電磁弁) 4 コモンレール 5 チェック弁 6 燃料通路 7 高圧ポンプ 9 低圧ポンプ 10 吐出量制御装置(第2の電磁弁) 11 ECU(制御装置) 12 回転数センサ 13 負荷センサ 14 圧力センサ 16 迂回通路 17 チェック弁 18 燃料通路 32 プランジャ(燃料加圧部) 33 圧力室 36 吸込口 37 コイル 38 弁部材 39 吐出口 46 迂回通路 47 チェック弁
Claims (5)
- 【請求項1】 低圧ポンプにより汲み上げた燃料を高圧
ポンプの燃料加圧部で加圧し、この加圧された高圧燃料
をコモンレール内に供給して蓄圧し、前記コモンレール
内から内燃機関の各気筒に対応する分岐管を経由して前
記分岐管に設けられる噴射弁を通して第1の電磁弁の開
閉により所定のタイミングで内燃機関へ燃料を噴射する
ようにした蓄圧式燃料噴射装置において、前記燃料加圧
部を迂回して前記低圧ポンプ出口と前記コモンレール入
口とを連通する迂回通路を設けることを特徴とする内燃
機関の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項2】 前記コモンレール内から前記低圧ポンプ
出口への燃料の逆流を防止するチェック弁を前記迂回通
路に設けることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項3】 前記迂回通路および前記チェック弁を前
記高圧ポンプ内部に設けることを特徴とする請求項2記
載の内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項4】 前記高圧ポンプの燃料吐出量を調整可能
な第2の電磁弁と、 内燃機関の各種運転状態を示す信号を入力し、この信号
に基づいて前記第2の電磁弁の開閉を制御する制御装置
と、 前記コモンレール内圧力を検知する圧力センサとを備
え、 前記圧力センサで検知される圧力値が所定値以下になっ
たとき、前記制御装置は前記第2の電磁弁の動作を停止
させることを特徴とする請求項1、2または3記載の内
燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項5】 前記低圧ポンプは電動ポンプであり、前
記コモンレール内圧力を検知する圧力センサと、前記圧
力センサからの圧力検知信号に基づいて前記低圧ポンプ
の回転数を制御する制御信号を前記低圧ポンプに送出可
能な制御装置とを備えることを特徴とする請求項1、2
または3記載の内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125130A JPH08319871A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125130A JPH08319871A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319871A true JPH08319871A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14902604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7125130A Pending JPH08319871A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319871A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1255037A4 (en) * | 2000-02-07 | 2004-06-30 | Bosch Automotive Systems Corp | FUEL INJECTOR |
| JP2014051912A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Denso Corp | ポンプ制御装置 |
| KR101519258B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2015-05-11 | 현대자동차주식회사 | 디젤커먼레일시스템의 릴리프밸브 제어방법 |
| DE102017223605A1 (de) | 2016-12-27 | 2018-06-28 | Denso Corporation | Kraftstoffinjektionskontroller |
| CN110296017A (zh) * | 2018-03-22 | 2019-10-01 | 现代自动车株式会社 | 防止车辆的发动机熄火的方法和设备 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP7125130A patent/JPH08319871A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1255037A4 (en) * | 2000-02-07 | 2004-06-30 | Bosch Automotive Systems Corp | FUEL INJECTOR |
| JP2014051912A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Denso Corp | ポンプ制御装置 |
| KR101519258B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2015-05-11 | 현대자동차주식회사 | 디젤커먼레일시스템의 릴리프밸브 제어방법 |
| DE102017223605A1 (de) | 2016-12-27 | 2018-06-28 | Denso Corporation | Kraftstoffinjektionskontroller |
| DE102017223605B4 (de) | 2016-12-27 | 2023-03-16 | Denso Corporation | Kraftstoffinjektionskontroller |
| CN110296017A (zh) * | 2018-03-22 | 2019-10-01 | 现代自动车株式会社 | 防止车辆的发动机熄火的方法和设备 |
| KR20190111311A (ko) * | 2018-03-22 | 2019-10-02 | 현대자동차주식회사 | 차량의 시동 꺼짐 방지 방법 및 방지 장치 |
| CN110296017B (zh) * | 2018-03-22 | 2023-03-28 | 现代自动车株式会社 | 防止车辆的发动机熄火的方法和设备 |
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