JPH08319942A - 両頭斜板式圧縮機 - Google Patents
両頭斜板式圧縮機Info
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- JPH08319942A JPH08319942A JP7164161A JP16416195A JPH08319942A JP H08319942 A JPH08319942 A JP H08319942A JP 7164161 A JP7164161 A JP 7164161A JP 16416195 A JP16416195 A JP 16416195A JP H08319942 A JPH08319942 A JP H08319942A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Springs (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】消費動力の低減と振動の抑制とを巧みに両立さ
せる。 【構成】斜板5のボス部に形成された受圧座5bと、シ
リンダブロック3の支承部に形成された受圧座3bとの
間にすべり軸受63、64とともに2枚の皿ばね7、8
を並列組み合わせで介装する。遠心力により負荷に対す
る斜板支持剛性の変動比率を運転速度の高低により二様
に変化させるとともに、摩擦力により振動の減衰作用を
発揮させる。
せる。 【構成】斜板5のボス部に形成された受圧座5bと、シ
リンダブロック3の支承部に形成された受圧座3bとの
間にすべり軸受63、64とともに2枚の皿ばね7、8
を並列組み合わせで介装する。遠心力により負荷に対す
る斜板支持剛性の変動比率を運転速度の高低により二様
に変化させるとともに、摩擦力により振動の減衰作用を
発揮させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両頭斜板式圧縮機に係
り、詳しくは斜板のアキシヤル荷重を受承するスラスト
軸受部分の改良に関する。
り、詳しくは斜板のアキシヤル荷重を受承するスラスト
軸受部分の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両空調用に供されている両頭斜板式圧
縮機の多くは、特開昭64−63669号公報に開示さ
れているように(図7参照)、対のシリンダブロック1
0A、10Bによって支承された駆動軸11上に斜板1
2が取付けられ、この斜板12の前後に介装されたスラ
スト軸受13、13は、上記両シリンダブロック10
A、10B並びにその外端を閉塞する両ハウジング1
4、15が通しボルト16によって共締めされることに
より挟持されている。そして、この共締めに伴う軸方向
のしめしろをスラスト軸受13の内輪及び外輪に生じる
弾性変形によって吸収すべく、内輪13aはその外径近
傍で斜板12の両ボス部に形成された環状受圧座12a
と衝接し、一方、外輪13bはその内径近傍でシリンダ
ブロック10A、10Bの支承部に形成された環状受圧
座10aと衝接するように構成されている。
縮機の多くは、特開昭64−63669号公報に開示さ
れているように(図7参照)、対のシリンダブロック1
0A、10Bによって支承された駆動軸11上に斜板1
2が取付けられ、この斜板12の前後に介装されたスラ
スト軸受13、13は、上記両シリンダブロック10
A、10B並びにその外端を閉塞する両ハウジング1
4、15が通しボルト16によって共締めされることに
より挟持されている。そして、この共締めに伴う軸方向
のしめしろをスラスト軸受13の内輪及び外輪に生じる
弾性変形によって吸収すべく、内輪13aはその外径近
傍で斜板12の両ボス部に形成された環状受圧座12a
と衝接し、一方、外輪13bはその内径近傍でシリンダ
ブロック10A、10Bの支承部に形成された環状受圧
座10aと衝接するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように共締めに伴う軸方向のしめしろの吸収をスラスト
軸受(レース)の弾性変形能にのみ依存する構成では、
しめしろを大きく設定して斜板の支持剛性を高くすると
消費動力が増大し、一方、しめしろを小さく設定して斜
板の支持剛性を低くすると、斜板の変位に基づく振動が
高次数異音(騒音)を誘起するといった問題を生じる。
勿論、かかる問題は上述の従来構成に限らず、しめしろ
の吸収を他の弾性部材に求める形態のものにも同様に存
在している。
ように共締めに伴う軸方向のしめしろの吸収をスラスト
軸受(レース)の弾性変形能にのみ依存する構成では、
しめしろを大きく設定して斜板の支持剛性を高くすると
消費動力が増大し、一方、しめしろを小さく設定して斜
板の支持剛性を低くすると、斜板の変位に基づく振動が
高次数異音(騒音)を誘起するといった問題を生じる。
勿論、かかる問題は上述の従来構成に限らず、しめしろ
の吸収を他の弾性部材に求める形態のものにも同様に存
在している。
【0004】本発明は、消費動力の低減と振動の抑制と
を巧みに両立させることを解決すべき技術課題とするも
のである。
を巧みに両立させることを解決すべき技術課題とするも
のである。
【0005】
(1)請求項1の両頭斜板式圧縮機は、前後に対設され
た一対のシリンダブロックの両外端がそれぞれ前後のハ
ウジングにより閉塞され、該各シリンダブロックの共通
中心軸孔には駆動軸が前後一対のラジアル軸受を介して
支承され、該駆動軸と共動する斜板のボス部に形成され
た受圧座と、各シリンダブロックの支承部に形成された
受圧座との間でそれぞれスラスト軸受を挟持してなる両
頭斜板式圧縮機において、少なくとも一方側における上
記斜板のボス部に形成された受圧座と、上記シリンダブ
ロックの支承部に形成された受圧座との間には、上記ス
ラスト軸受とともに少なくとも2枚の皿ばねが並列組み
合わせで介装されていることを特徴とする。
た一対のシリンダブロックの両外端がそれぞれ前後のハ
ウジングにより閉塞され、該各シリンダブロックの共通
中心軸孔には駆動軸が前後一対のラジアル軸受を介して
支承され、該駆動軸と共動する斜板のボス部に形成され
た受圧座と、各シリンダブロックの支承部に形成された
受圧座との間でそれぞれスラスト軸受を挟持してなる両
頭斜板式圧縮機において、少なくとも一方側における上
記斜板のボス部に形成された受圧座と、上記シリンダブ
ロックの支承部に形成された受圧座との間には、上記ス
ラスト軸受とともに少なくとも2枚の皿ばねが並列組み
合わせで介装されていることを特徴とする。
【0006】(2)請求項2の両頭斜板式圧縮機は、請
求項1記載の両頭斜板式圧縮機において、各皿ばね間に
は互いの径方向の移動を許容しつつ互いの相対回転を抑
制する回り止めが存在することを特徴とする。 (3)請求項3の両頭斜板式圧縮機は、請求項2記載の
両頭斜板式圧縮機において、回り止めは各皿ばねの対向
面に施された粗面により構成されていることを特徴とす
る。
求項1記載の両頭斜板式圧縮機において、各皿ばね間に
は互いの径方向の移動を許容しつつ互いの相対回転を抑
制する回り止めが存在することを特徴とする。 (3)請求項3の両頭斜板式圧縮機は、請求項2記載の
両頭斜板式圧縮機において、回り止めは各皿ばねの対向
面に施された粗面により構成されていることを特徴とす
る。
【0007】(4)請求項4の両頭斜板式圧縮機は、請
求項2又は3記載の両頭斜板式圧縮機において、回り止
めは各皿ばねの対向面に施された凹凸面により構成され
ていることを特徴とする。 (5)請求項5の両頭斜板式圧縮機は、請求項1、2、
3又は4記載の両頭斜板式圧縮機において、各皿ばねは
互いに対面する円錐面の内周端及び外周端に平面座を有
することを特徴とする。
求項2又は3記載の両頭斜板式圧縮機において、回り止
めは各皿ばねの対向面に施された凹凸面により構成され
ていることを特徴とする。 (5)請求項5の両頭斜板式圧縮機は、請求項1、2、
3又は4記載の両頭斜板式圧縮機において、各皿ばねは
互いに対面する円錐面の内周端及び外周端に平面座を有
することを特徴とする。
【0008】(6)請求項6の両頭斜板式圧縮機は、請
求項1、2、3、4、5又は6記載の両頭斜板式圧縮機
において、各皿ばねは斜板のボス部に形成された受圧座
側に位置されていることを特徴とする。 (7)請求項7の両頭斜板式圧縮機は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載の両頭斜板式圧縮機において、ス
ラスト軸受は複合型のすべり軸受であることを特徴とす
る。
求項1、2、3、4、5又は6記載の両頭斜板式圧縮機
において、各皿ばねは斜板のボス部に形成された受圧座
側に位置されていることを特徴とする。 (7)請求項7の両頭斜板式圧縮機は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載の両頭斜板式圧縮機において、ス
ラスト軸受は複合型のすべり軸受であることを特徴とす
る。
【0009】
(1)請求項1記載の圧縮機では、組付時のしめしろは
比較的小さく設定されている。また、低速運転時には、
並列組み合わせで介装された各皿ばねのうち径内方向に
位置するものがそれらのうち径外方向に位置するものに
未ださほど大きくない遠心力しか作用しないため、各皿
ばねは完全な別体として相対回転しやすい状態であり、
各々の反発力に基づいて斜板を支持することとなる。こ
のため、低速運転時には、各皿ばねの反発力の合計に基
づいた斜板の支持剛性が低くされている。したがって、
低速運転時における消費動力は十分低い値に保たれてい
る。
比較的小さく設定されている。また、低速運転時には、
並列組み合わせで介装された各皿ばねのうち径内方向に
位置するものがそれらのうち径外方向に位置するものに
未ださほど大きくない遠心力しか作用しないため、各皿
ばねは完全な別体として相対回転しやすい状態であり、
各々の反発力に基づいて斜板を支持することとなる。こ
のため、低速運転時には、各皿ばねの反発力の合計に基
づいた斜板の支持剛性が低くされている。したがって、
低速運転時における消費動力は十分低い値に保たれてい
る。
【0010】そして、高速運転時には、並列組み合わせ
で介装された各皿ばねのうち径内方向に位置するものが
それらのうち径外方向に位置するものに大きな遠心力を
作用するため、各皿ばねは一体的なものとして相対回転
しにくい状態であり、各々の反発力以上の反発力に基づ
いて斜板を支持することとなる。このため、高速運転時
には、各皿ばねの反発力の合計以上の反発力に基づいて
斜板の支持剛性が高くなる。したがって、高速運転時に
は斜板の振動並びにこの振動に基づく騒音は良好に抑制
される。
で介装された各皿ばねのうち径内方向に位置するものが
それらのうち径外方向に位置するものに大きな遠心力を
作用するため、各皿ばねは一体的なものとして相対回転
しにくい状態であり、各々の反発力以上の反発力に基づ
いて斜板を支持することとなる。このため、高速運転時
には、各皿ばねの反発力の合計以上の反発力に基づいて
斜板の支持剛性が高くなる。したがって、高速運転時に
は斜板の振動並びにこの振動に基づく騒音は良好に抑制
される。
【0011】また、並列組み合わせで介装された各皿ば
ねは、低速及び高速運転時の振動により、各対向面で径
方向に移動する。このとき、各対向面間には各対向面に
平行な方向の摩擦力が生じ、この摩擦力のうち軸方向の
分力が振動を減衰させる。このため、低速及び高速運転
時の斜板の振動並びにこの振動に基づく騒音が一層良好
に抑制される。
ねは、低速及び高速運転時の振動により、各対向面で径
方向に移動する。このとき、各対向面間には各対向面に
平行な方向の摩擦力が生じ、この摩擦力のうち軸方向の
分力が振動を減衰させる。このため、低速及び高速運転
時の斜板の振動並びにこの振動に基づく騒音が一層良好
に抑制される。
【0012】さらに、皿ばねによれば、軸方向の取付け
スペースが小さく、荷重管理が容易となる利点がある。 (2)高速運転時には、大きな遠心力により各皿ばねが
相対回転しにくく、各対向面間には間隙が存在しにくい
と考えられる。このため、振動によって各対向面に平行
な方向の摩擦力が大きく発生し、各皿ばねの各対向面間
に生じる摩擦力による振動の減衰作用は効果的であると
考えられる。但し、各皿ばねが完全に一体になった場合
は、各皿ばねの径方向の移動がなくなり、摩擦力による
振動の減衰作用は期待できない。
スペースが小さく、荷重管理が容易となる利点がある。 (2)高速運転時には、大きな遠心力により各皿ばねが
相対回転しにくく、各対向面間には間隙が存在しにくい
と考えられる。このため、振動によって各対向面に平行
な方向の摩擦力が大きく発生し、各皿ばねの各対向面間
に生じる摩擦力による振動の減衰作用は効果的であると
考えられる。但し、各皿ばねが完全に一体になった場合
は、各皿ばねの径方向の移動がなくなり、摩擦力による
振動の減衰作用は期待できない。
【0013】一方、低速運転時には、小さな遠心力によ
り各皿ばねが相対回転しやすく、相対回転している状態
では、各対向面間に間隙が存在すると考えられる。この
ため、振動によって生じる摩擦力も小さく、上記振動の
減衰作用はあまり効果的とは考えられない。この点、請
求項2記載の圧縮機では、各皿ばね間の回り止めが互い
の相対回転を抑制する。この回り止めは、各皿ばねの径
方向の移動は許容するため、振動による各対向面の径方
向の移動は可能であり、摩擦力による振動の減衰作用は
損なわれない。このため、低速運転時においては、各皿
ばねの各対向面間の間隙が存在しにくくなっていること
から、振動により確実に摩擦力を生じ、振動の減衰作用
を確実に発揮できると考えられる。但し、回り止めの手
段や程度によっては、低速運転時において、小さな遠心
力にもかかわらず、各皿ばねが摩擦力によって一体的な
ものとなり、斜板の支持剛性を高くしてしまう。このた
め、常用する回転数の範囲を考慮に入れて回り止めの手
段や程度を設定する必要がある。
り各皿ばねが相対回転しやすく、相対回転している状態
では、各対向面間に間隙が存在すると考えられる。この
ため、振動によって生じる摩擦力も小さく、上記振動の
減衰作用はあまり効果的とは考えられない。この点、請
求項2記載の圧縮機では、各皿ばね間の回り止めが互い
の相対回転を抑制する。この回り止めは、各皿ばねの径
方向の移動は許容するため、振動による各対向面の径方
向の移動は可能であり、摩擦力による振動の減衰作用は
損なわれない。このため、低速運転時においては、各皿
ばねの各対向面間の間隙が存在しにくくなっていること
から、振動により確実に摩擦力を生じ、振動の減衰作用
を確実に発揮できると考えられる。但し、回り止めの手
段や程度によっては、低速運転時において、小さな遠心
力にもかかわらず、各皿ばねが摩擦力によって一体的な
ものとなり、斜板の支持剛性を高くしてしまう。このた
め、常用する回転数の範囲を考慮に入れて回り止めの手
段や程度を設定する必要がある。
【0014】(3)請求項3記載の圧縮機では、各皿ば
ねの対向面に施した粗面の凹凸が請求項2の回り止めの
作用を奏する。粗面化も比較的容易である。 (4)請求項4記載の圧縮機では、各皿ばねの対向面に
施した凹凸面が請求項2の回り止めの作用を奏する。 (5)請求項5記載の圧縮機では、各皿ばねが互いに対
面する円錐面の内周端及び外周端に平面座を有している
ため、鋭角当たりが生じない。このため、各皿ばねが相
対回転をしても、各皿ばねは劣化しにくくなっている。
また、各皿ばねがスラスト軸受又は斜板若しくはシリン
ダブロックの受圧座と相対回転をしても、各皿ばねやス
ラスト軸受又は斜板若しくはシリンダブロックは劣化し
にくくなっている。
ねの対向面に施した粗面の凹凸が請求項2の回り止めの
作用を奏する。粗面化も比較的容易である。 (4)請求項4記載の圧縮機では、各皿ばねの対向面に
施した凹凸面が請求項2の回り止めの作用を奏する。 (5)請求項5記載の圧縮機では、各皿ばねが互いに対
面する円錐面の内周端及び外周端に平面座を有している
ため、鋭角当たりが生じない。このため、各皿ばねが相
対回転をしても、各皿ばねは劣化しにくくなっている。
また、各皿ばねがスラスト軸受又は斜板若しくはシリン
ダブロックの受圧座と相対回転をしても、各皿ばねやス
ラスト軸受又は斜板若しくはシリンダブロックは劣化し
にくくなっている。
【0015】(6)斜板とシリンダブロックとでは、吐
出圧力が上昇した際に斜板がそれによるモ−メントを確
実に受承すべく、通常、斜板はシリンダブロックと比し
て比較的硬質なものとされる。この点、各皿ばねが斜板
のボス部に形成された受圧座側に位置された請求項6記
載の圧縮機では、各皿ばねの反発力を比較的硬質の斜板
で確実に受承し、斜板が劣化することはほとんどない。
出圧力が上昇した際に斜板がそれによるモ−メントを確
実に受承すべく、通常、斜板はシリンダブロックと比し
て比較的硬質なものとされる。この点、各皿ばねが斜板
のボス部に形成された受圧座側に位置された請求項6記
載の圧縮機では、各皿ばねの反発力を比較的硬質の斜板
で確実に受承し、斜板が劣化することはほとんどない。
【0016】(7)請求項7記載の圧縮機では、スラス
ト軸受がすべり軸受であり、ころがり軸受のように軸受
自体から発する雑音もなく、きわめて安価に製作しうる
点で一層有利である。特に、スラスト軸受をいずれもす
べり軸受とすれば、よりこの傾向が大きい。また、すべ
り軸受が複合型であれば、複合型を構成する内輪(斜板
側)と外輪(シリンダブロック側)との間で相対回転が
生じやすく、斜板と内輪との間や外輪とシリンダブロッ
クとの間の相対回転を低減することができる。このた
め、特に、上述のように比較的軟質なシリンダブロック
が劣化しにくくなっている。
ト軸受がすべり軸受であり、ころがり軸受のように軸受
自体から発する雑音もなく、きわめて安価に製作しうる
点で一層有利である。特に、スラスト軸受をいずれもす
べり軸受とすれば、よりこの傾向が大きい。また、すべ
り軸受が複合型であれば、複合型を構成する内輪(斜板
側)と外輪(シリンダブロック側)との間で相対回転が
生じやすく、斜板と内輪との間や外輪とシリンダブロッ
クとの間の相対回転を低減することができる。このた
め、特に、上述のように比較的軟質なシリンダブロック
が劣化しにくくなっている。
【0017】
【実施例】以下、請求項1〜7の発明を具体化した実施
例1〜4を図面を参照しつつ説明する。ここで、圧縮機
の全体構成については従来のそれと特に変わるところは
ないので、詳しい図示説明は省略する。 (実施例1)実施例1の圧縮機は請求項1、5〜7を具
体化している。すなわち、図1において、1は、前部シ
リンダブロック2及び後部シリンダブロック3の共通中
心軸孔に前後一対のラジアル軸受4A、4Bを介して支
承された駆動軸であり、この駆動軸1上に取付けられた
斜板5の前後にはスラスト軸受6A、6Bが介装され、
これら両スラスト軸受6A、6Bは従来と同様な通しボ
ルトの共締めにより、斜板5の両ボス部と両シリンダブ
ロック2、3の支承部との間に挟持されている。なお、
斜板5と両シリンダブロック2、3とでは、吐出圧力が
上昇した際に斜板5がそれによるモ−メントを確実に受
承すべく、斜板5は両シリンダブロック2、3と比して
比較的硬質なものとされている。
例1〜4を図面を参照しつつ説明する。ここで、圧縮機
の全体構成については従来のそれと特に変わるところは
ないので、詳しい図示説明は省略する。 (実施例1)実施例1の圧縮機は請求項1、5〜7を具
体化している。すなわち、図1において、1は、前部シ
リンダブロック2及び後部シリンダブロック3の共通中
心軸孔に前後一対のラジアル軸受4A、4Bを介して支
承された駆動軸であり、この駆動軸1上に取付けられた
斜板5の前後にはスラスト軸受6A、6Bが介装され、
これら両スラスト軸受6A、6Bは従来と同様な通しボ
ルトの共締めにより、斜板5の両ボス部と両シリンダブ
ロック2、3の支承部との間に挟持されている。なお、
斜板5と両シリンダブロック2、3とでは、吐出圧力が
上昇した際に斜板5がそれによるモ−メントを確実に受
承すべく、斜板5は両シリンダブロック2、3と比して
比較的硬質なものとされている。
【0018】本実施例の特徴的な構成であるスラスト軸
受6A、6Bは、斜板5の両ボス部側の内輪61、63
と、両シリンダブロック2、3側の外輪62、64とか
らなる複合型のすべり軸受である。内輪61及び外輪6
4は、SPCCからなる母材表面にフッ素樹脂がコーテ
ィングされたものである。また、外輪62及び内輪63
はSUJ2からなるものである。なお、他の実施例とし
て、3枚以上の複合型のすべり軸受を採用することも可
能である。
受6A、6Bは、斜板5の両ボス部側の内輪61、63
と、両シリンダブロック2、3側の外輪62、64とか
らなる複合型のすべり軸受である。内輪61及び外輪6
4は、SPCCからなる母材表面にフッ素樹脂がコーテ
ィングされたものである。また、外輪62及び内輪63
はSUJ2からなるものである。なお、他の実施例とし
て、3枚以上の複合型のすべり軸受を採用することも可
能である。
【0019】前部のスラスト軸受6Aを挟持する斜板5
の前部ボス並びに前部シリンダブロック2の支承部に
は、互いに対向するフラットな受圧座5a、2aが形成
され、内輪61及び外輪62がそれぞれ該受圧座5a、
2aとほぼ全面的に密合することにより、該スラスト軸
受6Aは安定、かつリジッドに挟持されている。なお、
他の実施例として、外輪62を前部シリンダブロック2
の支承部に回り止めすることも可能である。
の前部ボス並びに前部シリンダブロック2の支承部に
は、互いに対向するフラットな受圧座5a、2aが形成
され、内輪61及び外輪62がそれぞれ該受圧座5a、
2aとほぼ全面的に密合することにより、該スラスト軸
受6Aは安定、かつリジッドに挟持されている。なお、
他の実施例として、外輪62を前部シリンダブロック2
の支承部に回り止めすることも可能である。
【0020】一方、後部のスラスト軸受6Bを挟持する
斜板5の後部ボス並びに後部シリンダブロック3の支承
部にも、互いに対向するフラットな受圧座5b、3bが
形成されている。そして、外輪64は受圧座3bとほぼ
全面的に密合され、内輪63と受圧座5bとの間には2
枚の皿ばね7、8が並列組み合わせで介装されている。
こうして、各皿ばね7、8は斜板5のボス部に形成され
た受圧座5b側に位置されている。なお、外輪64も後
部シリンダブロック3の支承部に回り止めすることも可
能である。
斜板5の後部ボス並びに後部シリンダブロック3の支承
部にも、互いに対向するフラットな受圧座5b、3bが
形成されている。そして、外輪64は受圧座3bとほぼ
全面的に密合され、内輪63と受圧座5bとの間には2
枚の皿ばね7、8が並列組み合わせで介装されている。
こうして、各皿ばね7、8は斜板5のボス部に形成され
た受圧座5b側に位置されている。なお、外輪64も後
部シリンダブロック3の支承部に回り止めすることも可
能である。
【0021】各皿ばね7、8は、図2及び図3に示すよ
うに、互いに対面する円錐面(対向面)7a、8aの内
周端に平面座7b、8bを有するとともに、円錐面7
a、8aの外周端にも平面座7c、8cを有している。
各皿ばね7、8の各円錐面7a、8a等には回り止めと
しての何らの粗面化も施していない。以上のように構成
された実施例1の圧縮機では、図1に示すように、斜板
5の両ボス部がスラスト軸受6A、6B及び皿ばね7、
8を介して両シリンダブロック2、3を含む共締め部材
によって挟着されると、皿ばね7、8固有の弾性変形に
基づく緩衝機能により軸方向のしめしろは巧みに吸収さ
れるので、共締め緊締力は容易、かつ安定的に調整する
ことができる。
うに、互いに対面する円錐面(対向面)7a、8aの内
周端に平面座7b、8bを有するとともに、円錐面7
a、8aの外周端にも平面座7c、8cを有している。
各皿ばね7、8の各円錐面7a、8a等には回り止めと
しての何らの粗面化も施していない。以上のように構成
された実施例1の圧縮機では、図1に示すように、斜板
5の両ボス部がスラスト軸受6A、6B及び皿ばね7、
8を介して両シリンダブロック2、3を含む共締め部材
によって挟着されると、皿ばね7、8固有の弾性変形に
基づく緩衝機能により軸方向のしめしろは巧みに吸収さ
れるので、共締め緊締力は容易、かつ安定的に調整する
ことができる。
【0022】また、図2に示すように、径内方向に位置
する皿ばね7と径外方向に位置する皿ばね8との間に
は、角速度をω、互いに当接している皿ばね7の円錐面
7aと皿ばね8の円錐面8aとの中央位置までの軸心か
らの距離をr、皿ばね7の質量をmとすれば、 F=mrω2 の遠心力が作用する。皿ばね7から皿ばね8へは、この
遠心力Fにおける円錐面7aと直角方向の分力Fnが互
いに押圧し合う力として作用し、遠心力Fにおける円錐
面7aと平行方向の分力Ftが互いにずれ合う力として
作用する。
する皿ばね7と径外方向に位置する皿ばね8との間に
は、角速度をω、互いに当接している皿ばね7の円錐面
7aと皿ばね8の円錐面8aとの中央位置までの軸心か
らの距離をr、皿ばね7の質量をmとすれば、 F=mrω2 の遠心力が作用する。皿ばね7から皿ばね8へは、この
遠心力Fにおける円錐面7aと直角方向の分力Fnが互
いに押圧し合う力として作用し、遠心力Fにおける円錐
面7aと平行方向の分力Ftが互いにずれ合う力として
作用する。
【0023】このため、低速運転時には、角速度ωが未
だ小さいことから、皿ばね7が皿ばね8に未ださほど大
きくない分力Fnしか作用しないため、各皿ばね7、8
は完全な別体として相対回転しやすい状態となってい
る。このため、低速運転時には、各皿ばね7、8は各々
の反発力に基づいて斜板5を支持し、各皿ばね7、8の
反発力の合計に基づいた斜板5の支持剛性が低くされて
いる。
だ小さいことから、皿ばね7が皿ばね8に未ださほど大
きくない分力Fnしか作用しないため、各皿ばね7、8
は完全な別体として相対回転しやすい状態となってい
る。このため、低速運転時には、各皿ばね7、8は各々
の反発力に基づいて斜板5を支持し、各皿ばね7、8の
反発力の合計に基づいた斜板5の支持剛性が低くされて
いる。
【0024】発明者らの試験結果によれば、皿ばね7の
弾性係数をK1 、皿ばね8の弾性係数をK2 とした場
合、これらと皿ばね7、8全体の弾性係数Kとの間に
は、数1がほぼ成立することが明らかとなった。
弾性係数をK1 、皿ばね8の弾性係数をK2 とした場
合、これらと皿ばね7、8全体の弾性係数Kとの間に
は、数1がほぼ成立することが明らかとなった。
【0025】
【数1】
【0026】したがって、低速運転時における消費動力
は十分低い値に保たれている。そして、高速運転時に
は、角速度ωが大きいことから、皿ばね7が皿ばね8に
大きな分力Fnを作用するため、各皿ばね7、8は一体
的なものとして相対回転しにくい状態となっている。こ
のため、高速運転時には、各皿ばね7、8は各々の反発
力以上の反発力に基づいて斜板5を支持し、各皿ばね
7、8の反発力の合計以上の反発力に基づいて斜板5の
支持剛性が高くなる。
は十分低い値に保たれている。そして、高速運転時に
は、角速度ωが大きいことから、皿ばね7が皿ばね8に
大きな分力Fnを作用するため、各皿ばね7、8は一体
的なものとして相対回転しにくい状態となっている。こ
のため、高速運転時には、各皿ばね7、8は各々の反発
力以上の反発力に基づいて斜板5を支持し、各皿ばね
7、8の反発力の合計以上の反発力に基づいて斜板5の
支持剛性が高くなる。
【0027】ここでも、発明者らの試験結果によれば、
数2がほぼ成立することが明らかとなった。
数2がほぼ成立することが明らかとなった。
【0028】
【数2】
【0029】したがって、高速運転時には斜板の振動並
びに騒音は良好に抑制される。なお、これら数1、2
は、一般的な板材の弾性係数が板厚の3乗に比例するこ
とに起因していると考えられる。このため、低速運動時
には各皿ばね7、8は完全な別体として相対回転しやす
い状態であるのに対し、高速運転時には各皿ばね7、8
は一体的なものとして相対回転しにくい状態となってい
ることが明らかであり、これにより上記作用が起きてい
ると考えられる。
びに騒音は良好に抑制される。なお、これら数1、2
は、一般的な板材の弾性係数が板厚の3乗に比例するこ
とに起因していると考えられる。このため、低速運動時
には各皿ばね7、8は完全な別体として相対回転しやす
い状態であるのに対し、高速運転時には各皿ばね7、8
は一体的なものとして相対回転しにくい状態となってい
ることが明らかであり、これにより上記作用が起きてい
ると考えられる。
【0030】また、図3に示すように、各皿ばね7、8
は、低速及び高速運転時の振動により、各円錐面7a、
8aで径方向に移動する。このとき、各円錐面7a、8
a間には各円錐面7a、8aに平行な方向の摩擦力Rが
生じる。例えば、円錐面7a、8a間の摩擦係数をμ、
振動による力をVとすれば、振動による力Vの垂直抗力
Nにより円錐面7a、8a間には、 R=μN の摩擦力が生じる。この摩擦力Rのうち軸方向の分力R
1 が振動を減衰させる。このため、低速及び高速運転時
の斜板5の振動並びにこの振動に基づく騒音が一層良好
に抑制される。但し、低速運転時には、上記遠心力Fが
小さいことで各皿ばね7、8が相対回転しやすく、各円
錐面7a、8a間には間隙が存在すると考えられるた
め、振動によって生じる摩擦力Rも小さく、上記振動の
減衰作用はあまり効果的とは考えられない。なお、摩擦
力Rのうち径方向の分力R2 は上記遠心力Fに加算され
ると考えられる。
は、低速及び高速運転時の振動により、各円錐面7a、
8aで径方向に移動する。このとき、各円錐面7a、8
a間には各円錐面7a、8aに平行な方向の摩擦力Rが
生じる。例えば、円錐面7a、8a間の摩擦係数をμ、
振動による力をVとすれば、振動による力Vの垂直抗力
Nにより円錐面7a、8a間には、 R=μN の摩擦力が生じる。この摩擦力Rのうち軸方向の分力R
1 が振動を減衰させる。このため、低速及び高速運転時
の斜板5の振動並びにこの振動に基づく騒音が一層良好
に抑制される。但し、低速運転時には、上記遠心力Fが
小さいことで各皿ばね7、8が相対回転しやすく、各円
錐面7a、8a間には間隙が存在すると考えられるた
め、振動によって生じる摩擦力Rも小さく、上記振動の
減衰作用はあまり効果的とは考えられない。なお、摩擦
力Rのうち径方向の分力R2 は上記遠心力Fに加算され
ると考えられる。
【0031】さらに、この圧縮機では、皿ばね7、8を
採用しているため、軸方向の取付けスペースが小さく、
荷重管理が容易となる利点がある。また、この圧縮機で
は、各皿ばね7、8が斜板5のボス部に形成された受圧
座5b側に位置されているため、各皿ばね7、8による
反発力を比較的硬質の斜板5で確実に受承し、斜板5が
劣化しにくくなっている。
採用しているため、軸方向の取付けスペースが小さく、
荷重管理が容易となる利点がある。また、この圧縮機で
は、各皿ばね7、8が斜板5のボス部に形成された受圧
座5b側に位置されているため、各皿ばね7、8による
反発力を比較的硬質の斜板5で確実に受承し、斜板5が
劣化しにくくなっている。
【0032】加えて、スラスト軸受6A、6Bが複合型
のすべり軸受であることから、内輪61と外輪62との
間及び内輪63と外輪64との間で相対回転が生じやす
く、斜板5と内輪61との間、外輪62と前部シリンダ
ブロック2との間、斜板5と皿ばね7との間、皿ばね7
と皿ばね8との間、皿ばね8と内輪63との間及び外輪
64と後部シリンダブロック3との間の相対回転を低減
することができる。このため、一般に比較的軟質なシリ
ンダブロック2、3が劣化しにくくなっている。
のすべり軸受であることから、内輪61と外輪62との
間及び内輪63と外輪64との間で相対回転が生じやす
く、斜板5と内輪61との間、外輪62と前部シリンダ
ブロック2との間、斜板5と皿ばね7との間、皿ばね7
と皿ばね8との間、皿ばね8と内輪63との間及び外輪
64と後部シリンダブロック3との間の相対回転を低減
することができる。このため、一般に比較的軟質なシリ
ンダブロック2、3が劣化しにくくなっている。
【0033】ここで、斜板5と皿ばね7との間、皿ばね
7と皿ばね8との間及び皿ばね8と内輪63との間に相
対回転が生じ得るが、この圧縮機では、各皿ばね7、8
が平面座7a、8a、7c、8cを有しているため、鋭
角当たりが生じない。このため、斜板5、各皿ばね7、
8及び内輪63が劣化しにくくなっている。なお、別の
実施例として、円錐面7a、8aの円周端及び外周端に
十分大きな曲率半径の丸みを帯びさせることも可能であ
る。
7と皿ばね8との間及び皿ばね8と内輪63との間に相
対回転が生じ得るが、この圧縮機では、各皿ばね7、8
が平面座7a、8a、7c、8cを有しているため、鋭
角当たりが生じない。このため、斜板5、各皿ばね7、
8及び内輪63が劣化しにくくなっている。なお、別の
実施例として、円錐面7a、8aの円周端及び外周端に
十分大きな曲率半径の丸みを帯びさせることも可能であ
る。
【0034】したがって、この圧縮機では、優れた耐久
性を発揮することが可能である。また、この圧縮機で
は、スラスト軸受6A、6Bがすべり軸受であり、ころ
がり軸受のように軸受自体から発する雑音もなく、きわ
めて安価に製作しうる点で一層有利である。なお、上記
両皿ばね7、8は、斜板5の前部ボス部側にも全く同一
構成で配置が可能ではあるが、上記実施例のように、両
皿ばね7、8が斜板5のボス部の一方側(後方側)にの
み配置されて、他方側(前方側)のスラスト軸受6Aが
リジッドに挟持されたものでは、前後双方に配置された
ばね要素の相互緩衝によって生じ易い斜板5の不安定振
動を併せて抑制することができる。 (実施例2)実施例2の圧縮機は請求項1〜3、5〜7
を具体化している。ここで、圧縮機の外観の構成につい
ては実施例1のそれと特に変わるところはないので、図
1〜3を参照し、異なる構成、作用及び効果について詳
説する。
性を発揮することが可能である。また、この圧縮機で
は、スラスト軸受6A、6Bがすべり軸受であり、ころ
がり軸受のように軸受自体から発する雑音もなく、きわ
めて安価に製作しうる点で一層有利である。なお、上記
両皿ばね7、8は、斜板5の前部ボス部側にも全く同一
構成で配置が可能ではあるが、上記実施例のように、両
皿ばね7、8が斜板5のボス部の一方側(後方側)にの
み配置されて、他方側(前方側)のスラスト軸受6Aが
リジッドに挟持されたものでは、前後双方に配置された
ばね要素の相互緩衝によって生じ易い斜板5の不安定振
動を併せて抑制することができる。 (実施例2)実施例2の圧縮機は請求項1〜3、5〜7
を具体化している。ここで、圧縮機の外観の構成につい
ては実施例1のそれと特に変わるところはないので、図
1〜3を参照し、異なる構成、作用及び効果について詳
説する。
【0035】すなわち、この圧縮機では、図1〜3に示
す各皿ばね7、8の円錐面7a、8a等は回り止めとし
てショットピーニング処理により粗面化されている。こ
の圧縮機では、各皿ばね7、8の円錐面7a、8a間の
粗面が互いの相対回転を抑制する。この粗面は、各皿ば
ね7、8の径方向の移動は許容するため、振動による各
円錐面7a、8aの径方向の移動は可能であり、摩擦力
Rによる振動の減衰作用は損なわれない。
す各皿ばね7、8の円錐面7a、8a等は回り止めとし
てショットピーニング処理により粗面化されている。こ
の圧縮機では、各皿ばね7、8の円錐面7a、8a間の
粗面が互いの相対回転を抑制する。この粗面は、各皿ば
ね7、8の径方向の移動は許容するため、振動による各
円錐面7a、8aの径方向の移動は可能であり、摩擦力
Rによる振動の減衰作用は損なわれない。
【0036】このため、この圧縮機では、低速運転時に
おける斜板5の支持剛性を低く維持しつつ、低速運転時
においても、各皿ばね7、8の各円錐面7a、8a間の
間隙が存在しにくくなっていることから、振動により確
実に摩擦力Rを生じ、振動の減衰作用を確実に発揮でき
る。したがって、この圧縮機では、特に不十分となりや
すい低速運転時の斜板5の振動並びに騒音をさらに良好
に抑制することができる。
おける斜板5の支持剛性を低く維持しつつ、低速運転時
においても、各皿ばね7、8の各円錐面7a、8a間の
間隙が存在しにくくなっていることから、振動により確
実に摩擦力Rを生じ、振動の減衰作用を確実に発揮でき
る。したがって、この圧縮機では、特に不十分となりや
すい低速運転時の斜板5の振動並びに騒音をさらに良好
に抑制することができる。
【0037】また、この圧縮機では、作業が比較的容易
なショットピーニング処理により各皿ばね7、8に回り
止めを構成できるため、安価な製造コストを実現でき
る。 (実施例3)実施例3の圧縮機は請求項1〜3を具体化
している。この圧縮機は、スラスト軸受、皿ばね等が異
なる点を除いて実施例1と同一のものである。このた
め、同一の構成については同一の符合を付し、同一の作
用及び効果についての詳説は省略する。
なショットピーニング処理により各皿ばね7、8に回り
止めを構成できるため、安価な製造コストを実現でき
る。 (実施例3)実施例3の圧縮機は請求項1〜3を具体化
している。この圧縮機は、スラスト軸受、皿ばね等が異
なる点を除いて実施例1と同一のものである。このた
め、同一の構成については同一の符合を付し、同一の作
用及び効果についての詳説は省略する。
【0038】すなわち、図4において、スラスト軸受6
C、6Dは、斜板5の両ボス部側の内輪71、73と、
両シリンダブロック2、3側の外輪72、74と、各内
輪71、73及び外輪72、74間に保持されたころ7
5、76とからなるころ軸受である。前部のスラスト軸
受6Cを挟持する斜板5の前部ボス並びに前部シリンダ
ブロック2の支承部には、互いに対向するフラットな受
圧座5a、2aが形成されている。内輪71は受圧座5
aとほぼ全面的に密合し、これにより該スラスト軸受6
Cは安定、かつリジッドに挟持されている。そして、外
輪72と受圧座2aとの間には3枚の皿ばね21〜23
が並列組み合わせで介装されている。
C、6Dは、斜板5の両ボス部側の内輪71、73と、
両シリンダブロック2、3側の外輪72、74と、各内
輪71、73及び外輪72、74間に保持されたころ7
5、76とからなるころ軸受である。前部のスラスト軸
受6Cを挟持する斜板5の前部ボス並びに前部シリンダ
ブロック2の支承部には、互いに対向するフラットな受
圧座5a、2aが形成されている。内輪71は受圧座5
aとほぼ全面的に密合し、これにより該スラスト軸受6
Cは安定、かつリジッドに挟持されている。そして、外
輪72と受圧座2aとの間には3枚の皿ばね21〜23
が並列組み合わせで介装されている。
【0039】一方、後部のスラスト軸受6Dを挟持する
斜板5の後部ボス並びに後部シリンダブロック3の支承
部にも、互いに対向するフラットな受圧座5b、3bが
形成されている。内輪73も受圧座5bとほぼ全面的に
密合し、これにより該スラスト軸受6Dも安定、かつリ
ジッドに挟持されている。そして、外輪74と受圧座3
bとの間にも3枚の皿ばね24〜26が並列組み合わせ
で介装されている。
斜板5の後部ボス並びに後部シリンダブロック3の支承
部にも、互いに対向するフラットな受圧座5b、3bが
形成されている。内輪73も受圧座5bとほぼ全面的に
密合し、これにより該スラスト軸受6Dも安定、かつリ
ジッドに挟持されている。そして、外輪74と受圧座3
bとの間にも3枚の皿ばね24〜26が並列組み合わせ
で介装されている。
【0040】各皿ばね24〜26は、図5及び図6に示
すように、互いに対面する円錐面(対向面)24a、2
5a、25b、26aをもつものであり、各円錐面24
a等は回り止めとしてショットピーニング処理により粗
面化されている。各皿ばね21〜23も同様である。こ
の圧縮機では、図4に示すように、スラスト軸受6C、
6Dがともにリジッドに挟持されたころ軸受であるた
め、斜板5とシリンダブロック2、3との相対回転をス
ラスト軸受6C、6Dでほとんど吸収する。このため、
斜板5及びシリンダブロック2、3が劣化しにくくなっ
ている。
すように、互いに対面する円錐面(対向面)24a、2
5a、25b、26aをもつものであり、各円錐面24
a等は回り止めとしてショットピーニング処理により粗
面化されている。各皿ばね21〜23も同様である。こ
の圧縮機では、図4に示すように、スラスト軸受6C、
6Dがともにリジッドに挟持されたころ軸受であるた
め、斜板5とシリンダブロック2、3との相対回転をス
ラスト軸受6C、6Dでほとんど吸収する。このため、
斜板5及びシリンダブロック2、3が劣化しにくくなっ
ている。
【0041】但し、皿ばね21〜26の回転は程度の差
はあるものの生じ得る。このため、図5に示すように、
皿ばね25に対して径内方向に位置する皿ばね26と径
外方向に位置する皿ばね25との間に、実施例1、2と
同様、遠心力Fが作用する。皿ばね26から皿ばね25
へは、この遠心力Fにおける円錐面26aと直角方向の
分力Fnが互いに押圧し合う力として作用し、遠心力F
における円錐面26aと平行方向の分力Ftが互いにず
れ合う力として作用する。皿ばね24に対して径内方向
に位置する皿ばね25と径外方向に位置する皿ばね24
との間においても同様である。また、各皿ばね21〜2
3においても同様である。
はあるものの生じ得る。このため、図5に示すように、
皿ばね25に対して径内方向に位置する皿ばね26と径
外方向に位置する皿ばね25との間に、実施例1、2と
同様、遠心力Fが作用する。皿ばね26から皿ばね25
へは、この遠心力Fにおける円錐面26aと直角方向の
分力Fnが互いに押圧し合う力として作用し、遠心力F
における円錐面26aと平行方向の分力Ftが互いにず
れ合う力として作用する。皿ばね24に対して径内方向
に位置する皿ばね25と径外方向に位置する皿ばね24
との間においても同様である。また、各皿ばね21〜2
3においても同様である。
【0042】また、図6に示すように、各皿ばね24、
25は、低速及び高速運転時の振動により、各円錐面2
4a、25aで径方向に移動する。このとき、各円錐面
24a、25a間には、実施例1、2と同様、各円錐面
24a、25aに平行な方向の摩擦力Rが生じる。この
摩擦力Rのうち軸方向の分力(図示せず)が振動を減衰
させる。皿ばね25と皿ばね26との間においても同様
である。また、各皿ばね21〜23においても同様であ
る。
25は、低速及び高速運転時の振動により、各円錐面2
4a、25aで径方向に移動する。このとき、各円錐面
24a、25a間には、実施例1、2と同様、各円錐面
24a、25aに平行な方向の摩擦力Rが生じる。この
摩擦力Rのうち軸方向の分力(図示せず)が振動を減衰
させる。皿ばね25と皿ばね26との間においても同様
である。また、各皿ばね21〜23においても同様であ
る。
【0043】したがって、この圧縮機においても、実施
例1、2と同様の効果を奏することができる。 (実施例4)実施例4の圧縮機は請求項1、2、4を具
体化している。ここで、圧縮機の外観の構成については
実施例3のそれと特に変わるところはないので、図4〜
6を参照し、異なる構成、作用及び効果について詳説す
る。
例1、2と同様の効果を奏することができる。 (実施例4)実施例4の圧縮機は請求項1、2、4を具
体化している。ここで、圧縮機の外観の構成については
実施例3のそれと特に変わるところはないので、図4〜
6を参照し、異なる構成、作用及び効果について詳説す
る。
【0044】すなわち、この圧縮機では、図4〜6に示
す各皿ばね21〜26として、各対向面に凹凸面を施し
たものを採用した。これらの皿ばね21〜26としては
特開平2−134430号公報記載のウェーブ付き皿ば
ね等を採用することができる。この圧縮機においても、
実施例3と同様の作用及び効果を奏することができる。
す各皿ばね21〜26として、各対向面に凹凸面を施し
たものを採用した。これらの皿ばね21〜26としては
特開平2−134430号公報記載のウェーブ付き皿ば
ね等を採用することができる。この圧縮機においても、
実施例3と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項の発明
は、各請求項記載の構成を採用しているため、次のよう
な優れた効果を発揮することができる。請求項1の圧縮
機では、遠心力により負荷に対する斜板支持剛性の変動
比率を運転速度の高低により二様に変化させるととも
に、摩擦力により振動の減衰作用を発揮させるため、消
費動力の低減と振動の抑制とを巧みに両立させることが
できる。
は、各請求項記載の構成を採用しているため、次のよう
な優れた効果を発揮することができる。請求項1の圧縮
機では、遠心力により負荷に対する斜板支持剛性の変動
比率を運転速度の高低により二様に変化させるととも
に、摩擦力により振動の減衰作用を発揮させるため、消
費動力の低減と振動の抑制とを巧みに両立させることが
できる。
【0046】したがって、請求項1の圧縮機では、消費
動力の低減、つまりは燃費を向上させることができると
ともに、斜板の振動並びに派生する騒音を良好に抑制す
ることができる。また、請求項1の圧縮機では、皿ばね
の採用により、軸方向の取付けスペースが小さく、荷重
管理が容易となる利点がある。
動力の低減、つまりは燃費を向上させることができると
ともに、斜板の振動並びに派生する騒音を良好に抑制す
ることができる。また、請求項1の圧縮機では、皿ばね
の採用により、軸方向の取付けスペースが小さく、荷重
管理が容易となる利点がある。
【0047】請求項2〜4の圧縮機では、各皿ばね間の
回り止めにより低速運転時の振動の減衰作用を確実に発
揮させるため、特に低速運転時の斜板の振動並びに騒音
をさらに良好に抑制することができる。特に、請求項3
記載の圧縮機では、比較的容易な作業により回り止めを
構成することができるため、安価な製造コストを実現で
きる。
回り止めにより低速運転時の振動の減衰作用を確実に発
揮させるため、特に低速運転時の斜板の振動並びに騒音
をさらに良好に抑制することができる。特に、請求項3
記載の圧縮機では、比較的容易な作業により回り止めを
構成することができるため、安価な製造コストを実現で
きる。
【0048】請求項5の圧縮機では、各皿ばねが平面座
を有して鋭角当たりを防止しているため、皿ばね等の劣
化を防止して優れた耐久性を発揮することができる。請
求項6の圧縮機では、各皿ばねが斜板のボス部に形成さ
れた受圧座側に位置されているため、各皿ばねの反発力
を比較的硬質の斜板で確実に受承し、斜板が劣化するこ
とはほとんどない。
を有して鋭角当たりを防止しているため、皿ばね等の劣
化を防止して優れた耐久性を発揮することができる。請
求項6の圧縮機では、各皿ばねが斜板のボス部に形成さ
れた受圧座側に位置されているため、各皿ばねの反発力
を比較的硬質の斜板で確実に受承し、斜板が劣化するこ
とはほとんどない。
【0049】請求項7の圧縮機では、スラスト軸受がす
べり軸受であるため、雑音の低減と構造の簡素化による
経済性との観点から一層有利である。また、請求項7の
圧縮機では、複合型のすべり軸受の採用により、特にシ
リンダブロックの劣化を防止して優れた耐久性を発揮す
ることができる。
べり軸受であるため、雑音の低減と構造の簡素化による
経済性との観点から一層有利である。また、請求項7の
圧縮機では、複合型のすべり軸受の採用により、特にシ
リンダブロックの劣化を防止して優れた耐久性を発揮す
ることができる。
【図1】実施例1、2の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】実施例1、2の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図3】実施例1、2の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図4】実施例3、4の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】実施例3、4の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図6】実施例3、4の両頭斜板式圧縮機に係り、要部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図7】従来の両頭斜板式圧縮機の全容を示す断面図で
ある。
ある。
1…駆動軸 2…前部シリンダ
ブロック 3…後部シリンダブロック 5…斜板 5a、5b、2a、3b……受圧座 6A、6B、6
C、6D…スラスト軸受 61、63、71、73…内輪 62、64、7
5、76…外輪 75、76…ころ 7、8、21〜2
6…皿ばね 7a、8a、24a、25a、25b、26a…円錐面 7b、8b、7c、8c…平面座
ブロック 3…後部シリンダブロック 5…斜板 5a、5b、2a、3b……受圧座 6A、6B、6
C、6D…スラスト軸受 61、63、71、73…内輪 62、64、7
5、76…外輪 75、76…ころ 7、8、21〜2
6…皿ばね 7a、8a、24a、25a、25b、26a…円錐面 7b、8b、7c、8c…平面座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴻村 哲志 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 池田 勇人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 川村 尚登 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 横井 雅宣 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 道行 広美 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】前後に対設された一対のシリンダブロック
の両外端がそれぞれ前後のハウジングにより閉塞され、
該各シリンダブロックの共通中心軸孔には駆動軸が前後
一対のラジアル軸受を介して支承され、該駆動軸と共動
する斜板のボス部に形成された受圧座と、各シリンダブ
ロックの支承部に形成された受圧座との間でそれぞれス
ラスト軸受を挟持してなる両頭斜板式圧縮機において、 少なくとも一方側における上記斜板のボス部に形成され
た受圧座と、上記シリンダブロックの支承部に形成され
た受圧座との間には、上記スラスト軸受とともに少なく
とも2枚の皿ばねが並列組み合わせで介装されているこ
とを特徴とする両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項2】各皿ばね間には互いの径方向の移動を許容
しつつ互いの相対回転を抑制する回り止めが存在するこ
とを特徴とする請求項1記載の両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項3】回り止めは各皿ばねの対向面に施された粗
面により構成されていることを特徴とする請求項2記載
の両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項4】回り止めは各皿ばねの対向面に施された凹
凸面により構成されていることを特徴とする請求項2又
は3記載の両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項5】各皿ばねは互いに対面する円錐面の内周端
及び外周端に平面座を有することを特徴とする請求項
1、2、3又は4記載の両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項6】各皿ばねは斜板のボス部に形成された受圧
座側に位置されていることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5又は6記載の両頭斜板式圧縮機。 - 【請求項7】スラスト軸受は複合型のすべり軸受である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
の両頭斜板式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7164161A JPH08319942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-06-29 | 両頭斜板式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-59396 | 1995-03-17 | ||
| JP5939695 | 1995-03-17 | ||
| JP7164161A JPH08319942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-06-29 | 両頭斜板式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319942A true JPH08319942A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=26400437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7164161A Pending JPH08319942A (ja) | 1995-03-17 | 1995-06-29 | 両頭斜板式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319942A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003083321A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Nhk Spring Co Ltd | ボールジョイント |
| WO2003029654A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Compressor |
| WO2007132696A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Nhk Spring Co., Ltd. | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
| JP2008520879A (ja) * | 2004-11-20 | 2008-06-19 | イグゼティック エムアーツェー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | アキシャルピストン機械 |
| JP2008544134A (ja) * | 2005-06-16 | 2008-12-04 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | ターボチャージャ用の円板部材 |
| WO2010050163A1 (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | パナソニック株式会社 | 密閉型圧縮機 |
| JP2010112249A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機 |
| JP2020067037A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社Soken | 圧縮機 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7164161A patent/JPH08319942A/ja active Pending
Cited By (12)
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| WO2007132696A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Nhk Spring Co., Ltd. | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
| JP2007309354A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Nhk Spring Co Ltd | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
| US7997242B2 (en) | 2006-05-16 | 2011-08-16 | Nhk Spring Co., Ltd. | Spring retainer and spring system |
| WO2010050163A1 (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | パナソニック株式会社 | 密閉型圧縮機 |
| US8721304B2 (en) | 2008-10-27 | 2014-05-13 | Panasonic Corporation | Sealed compressor |
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