JPH08320054A - 歯車式変速装置 - Google Patents
歯車式変速装置Info
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- JPH08320054A JPH08320054A JP7124123A JP12412395A JPH08320054A JP H08320054 A JPH08320054 A JP H08320054A JP 7124123 A JP7124123 A JP 7124123A JP 12412395 A JP12412395 A JP 12412395A JP H08320054 A JPH08320054 A JP H08320054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- gear train
- speed
- clutch
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/006—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by parallel flow paths, e.g. dual clutch transmissions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯車式変速装置において、前進5段、後進1
段を達成しながら、軸方向寸法をより短縮し、小型・軽
量化を図る。 【構成】 変速機入力軸2よりの動力伝達を断接する2
つのクラッチC1、C2よりの各クラッチ出力軸4、6
のうち一方に奇数段用歯車列を、他方に偶数段用歯車列
を設け、第3速段用歯車列GT3及び第5速段用歯車列
GT5の間に第1変速段選択装置S1と第1速段用歯車
列GT1を配置すると共に、第2速段用歯車列GT2及
び第4速段用歯車列GT4の間に第2変速段選択装置S
2と後進段用歯車列GTRを配置し、第1速段用歯車列
GT1に一方向クラッチ10を設け、第1速段用歯車列
GT1を介して変速機入力軸2から変速機出力軸8への
回転伝達のみを許容するようにした。
段を達成しながら、軸方向寸法をより短縮し、小型・軽
量化を図る。 【構成】 変速機入力軸2よりの動力伝達を断接する2
つのクラッチC1、C2よりの各クラッチ出力軸4、6
のうち一方に奇数段用歯車列を、他方に偶数段用歯車列
を設け、第3速段用歯車列GT3及び第5速段用歯車列
GT5の間に第1変速段選択装置S1と第1速段用歯車
列GT1を配置すると共に、第2速段用歯車列GT2及
び第4速段用歯車列GT4の間に第2変速段選択装置S
2と後進段用歯車列GTRを配置し、第1速段用歯車列
GT1に一方向クラッチ10を設け、第1速段用歯車列
GT1を介して変速機入力軸2から変速機出力軸8への
回転伝達のみを許容するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに独立して作動さ
れる2つのクラッチを備えた歯車式変速装置に関する。
れる2つのクラッチを備えた歯車式変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車式変速装置として、変速機入
力軸と、該変速機入力軸と同一軸線上に配置される第1
及び第2クラッチ出力軸と、変速機出力軸とを有すると
共に変速機入力軸と第1クラッチ出力軸とを断接する第
1クラッチ及び変速機入力軸と第2クラッチ出力軸とを
断接する第2クラッチの2つのクラッチを有するものが
知られている。
力軸と、該変速機入力軸と同一軸線上に配置される第1
及び第2クラッチ出力軸と、変速機出力軸とを有すると
共に変速機入力軸と第1クラッチ出力軸とを断接する第
1クラッチ及び変速機入力軸と第2クラッチ出力軸とを
断接する第2クラッチの2つのクラッチを有するものが
知られている。
【0003】一般にこの種の変速装置では、1つのクラ
ッチ出力軸の動力を奇数段用歯車列を介して変速機出力
軸に動力伝達可能にすると共に、他のクラッチ出力軸の
動力を偶数段用歯車列を介して変速機出力軸に動力伝達
可能にしている。
ッチ出力軸の動力を奇数段用歯車列を介して変速機出力
軸に動力伝達可能にすると共に、他のクラッチ出力軸の
動力を偶数段用歯車列を介して変速機出力軸に動力伝達
可能にしている。
【0004】このような歯車式変速装置で、前進5段、
後進1段を達成するものとして、例えば特開昭61−2
74144号公報、特開昭61−274145号公報あ
るいは特開昭61−274146号公報等に開示されて
いるものが知られている。
後進1段を達成するものとして、例えば特開昭61−2
74144号公報、特開昭61−274145号公報あ
るいは特開昭61−274146号公報等に開示されて
いるものが知られている。
【0005】特開昭61−274144号公報において
は、第1クラッチ出力軸の動力を第1及び第3速段用歯
車列を介して出力するようにし、その間に後進段用歯車
列を配置し、第2クラッチ出力軸の動力を第2及び第4
速段用歯車列を介して出力するようにしている。又、第
5速段用歯車列を別に設けている。
は、第1クラッチ出力軸の動力を第1及び第3速段用歯
車列を介して出力するようにし、その間に後進段用歯車
列を配置し、第2クラッチ出力軸の動力を第2及び第4
速段用歯車列を介して出力するようにしている。又、第
5速段用歯車列を別に設けている。
【0006】又、特開昭61−274145号公報及び
特開昭61−274146号公報においては、第1クラ
ッチ出力軸の動力を第2及び第4速段用歯車列を介して
出力している。又、第2クラッチ出力軸の動力を第3及
び第5速段用歯車列を介して出力し、その間に後進段用
歯車列を配置し、これらと別に第1速段用歯車列を設け
ている。
特開昭61−274146号公報においては、第1クラ
ッチ出力軸の動力を第2及び第4速段用歯車列を介して
出力している。又、第2クラッチ出力軸の動力を第3及
び第5速段用歯車列を介して出力し、その間に後進段用
歯車列を配置し、これらと別に第1速段用歯車列を設け
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭61−274144号公報に開示されている変速装
置では、2つの歯車列とその間に配置される変速段選択
装置を1つのセットとして軸方向に3セット並べてお
り、軸方向寸法が長くなっているという問題がある。
開昭61−274144号公報に開示されている変速装
置では、2つの歯車列とその間に配置される変速段選択
装置を1つのセットとして軸方向に3セット並べてお
り、軸方向寸法が長くなっているという問題がある。
【0008】これに対し、特開昭61−274145号
公報や特開昭61−274146号公報に開示されてい
る変速装置では、第3速段用歯車列と第5速段用歯車列
との間の、これらの間に配置される変速段選択装置によ
るスペースに、後進段用歯車列を設けることにより、前
記特開昭61−274144号公報のものよりも、軸方
向寸法を短縮している。しかし、これらにおいても、第
1速段用歯車列をケースと第3速段用歯車列との間に配
置せざるを得ず、依然として、軸方向寸法が長いという
問題がある。
公報や特開昭61−274146号公報に開示されてい
る変速装置では、第3速段用歯車列と第5速段用歯車列
との間の、これらの間に配置される変速段選択装置によ
るスペースに、後進段用歯車列を設けることにより、前
記特開昭61−274144号公報のものよりも、軸方
向寸法を短縮している。しかし、これらにおいても、第
1速段用歯車列をケースと第3速段用歯車列との間に配
置せざるを得ず、依然として、軸方向寸法が長いという
問題がある。
【0009】本発明は、前記従来の問題を解決するべく
なされたもので、前進5段、後進1段を達成しながら軸
方向寸法をより短縮し、小型化することにより搭載性を
向上させた歯車式変速装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、前進5段、後進1段を達成しながら軸
方向寸法をより短縮し、小型化することにより搭載性を
向上させた歯車式変速装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、変速機入力軸
と、該変速機入力軸と同一軸線上に配置される第1、第
2クラッチ出力軸と、前記第1、第2クラッチ出力軸に
対して平行に配置された変速機出力軸と、前記変速機入
力軸と第1クラッチ出力軸とを断接する第1クラッチ
と、前記変速機入力軸と第2クラッチ出力軸とを断接す
る第2クラッチとを備え、前記第1クラッチ出力軸の動
力を奇数段用歯車列を介して前記変速機出力軸に動力伝
達可能にすると共に、第2クラッチ出力軸の動力を偶数
段用歯車列を介して前記変速機出力軸に動力伝達可能に
する歯車式変速装置において、第3速段用歯車列と第5
速段用歯車列との間に、これらの歯車列を選択する第1
変速段選択装置を配置すると共に、第2速段用歯車列と
第4速段用歯車列との間に、これらの歯車列を選択する
第2変速段選択装置を配置し、第3速段用歯車列と第5
速段用歯車列との間に第1速段用歯車列を設けると共
に、第2速段用歯車列と第4速段用歯車列との間に後進
段用歯車列を設け、第1速段用歯車列に対し、前記第1
クラッチ出力軸側から前記変速機出力軸側への回転伝達
のみを許容する一方向クラッチを設けたことにより、前
記目的を達成したものである。
と、該変速機入力軸と同一軸線上に配置される第1、第
2クラッチ出力軸と、前記第1、第2クラッチ出力軸に
対して平行に配置された変速機出力軸と、前記変速機入
力軸と第1クラッチ出力軸とを断接する第1クラッチ
と、前記変速機入力軸と第2クラッチ出力軸とを断接す
る第2クラッチとを備え、前記第1クラッチ出力軸の動
力を奇数段用歯車列を介して前記変速機出力軸に動力伝
達可能にすると共に、第2クラッチ出力軸の動力を偶数
段用歯車列を介して前記変速機出力軸に動力伝達可能に
する歯車式変速装置において、第3速段用歯車列と第5
速段用歯車列との間に、これらの歯車列を選択する第1
変速段選択装置を配置すると共に、第2速段用歯車列と
第4速段用歯車列との間に、これらの歯車列を選択する
第2変速段選択装置を配置し、第3速段用歯車列と第5
速段用歯車列との間に第1速段用歯車列を設けると共
に、第2速段用歯車列と第4速段用歯車列との間に後進
段用歯車列を設け、第1速段用歯車列に対し、前記第1
クラッチ出力軸側から前記変速機出力軸側への回転伝達
のみを許容する一方向クラッチを設けたことにより、前
記目的を達成したものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、2つのクラッチにより、変速
機入力軸の動力を交互に2つのクラッチ出力軸に伝達す
るようにしている。各クラッチ出力軸に伝達された動力
は、変速段選択装置によって選択された歯車列を介し
て、変速機出力軸に伝達される。
機入力軸の動力を交互に2つのクラッチ出力軸に伝達す
るようにしている。各クラッチ出力軸に伝達された動力
は、変速段選択装置によって選択された歯車列を介し
て、変速機出力軸に伝達される。
【0012】ここで、第3速段用及び第5速段用歯車列
の間に第1速段用歯車列を配置し、第2速段用及び第4
速段用歯車列の間に後進段用歯車列を配置したため、装
置の軸方向寸法を短縮することができ、装置の小型化を
図ることができる。
の間に第1速段用歯車列を配置し、第2速段用及び第4
速段用歯車列の間に後進段用歯車列を配置したため、装
置の軸方向寸法を短縮することができ、装置の小型化を
図ることができる。
【0013】なお、前記特開昭61−274146で
は、前述したように、第3速段用歯車列と第5速段用歯
車列との間に後進段用歯車列を配置して軸方向の短縮を
図っている。従ってこの変速装置を応用し、第2速段用
歯車列と第4速段用歯車列との間に第1速段用歯車列を
配置するようにすれば、一見本発明と同様の軸方向短縮
作用が得られそうである。
は、前述したように、第3速段用歯車列と第5速段用歯
車列との間に後進段用歯車列を配置して軸方向の短縮を
図っている。従ってこの変速装置を応用し、第2速段用
歯車列と第4速段用歯車列との間に第1速段用歯車列を
配置するようにすれば、一見本発明と同様の軸方向短縮
作用が得られそうである。
【0014】しかしながら、この方法では、第1速段と
第2速段が同一のクラッチ出力軸に接続されることにな
るため、(もともと大きな変速ショックが発生し易い)
第1速段から第2速段への変速を良好に行うことができ
ないという大きな新たな問題が発生する。
第2速段が同一のクラッチ出力軸に接続されることにな
るため、(もともと大きな変速ショックが発生し易い)
第1速段から第2速段への変速を良好に行うことができ
ないという大きな新たな問題が発生する。
【0015】本発明では相隣り合う変速段は全て別軸上
に接続されており、しかも第1速段用歯車列には一方向
クラッチが配置されているため、第1速段から第2速段
への変速を始め、通常実行される変速を良好に実現する
ことができる。
に接続されており、しかも第1速段用歯車列には一方向
クラッチが配置されているため、第1速段から第2速段
への変速を始め、通常実行される変速を良好に実現する
ことができる。
【0016】例えば第1クラッチのみを接続した状態で
第1クラッチ出力軸側の第3速段用歯車列及び第5速段
用歯車列のいずれも選択しない状態とすると第1速段が
達成される。この状態で(別軸である)第2クラッチ出
力軸側の第2速段用歯車列を(予め)選択しておき、第
2クラッチを接続すると一方向クラッチが作用して自然
と第2速段となる。第1クラッチはその後に何らの支障
なく切断することができる。
第1クラッチ出力軸側の第3速段用歯車列及び第5速段
用歯車列のいずれも選択しない状態とすると第1速段が
達成される。この状態で(別軸である)第2クラッチ出
力軸側の第2速段用歯車列を(予め)選択しておき、第
2クラッチを接続すると一方向クラッチが作用して自然
と第2速段となる。第1クラッチはその後に何らの支障
なく切断することができる。
【0017】なお、第2速段〜第5速段のうちのいずれ
かの変速段が選択された場合には、この一方向クラッチ
の働きにより第1速段用歯車列による動力伝達は行われ
ず、このとき選択された変速段での走行が行われる。
かの変速段が選択された場合には、この一方向クラッチ
の働きにより第1速段用歯車列による動力伝達は行われ
ず、このとき選択された変速段での走行が行われる。
【0018】従って、これにより、第1速段から第2速
段への変速を含め、各変速を良好に実行できるようにな
ると共に、変速装置の搭載性を向上させることができ
る。
段への変速を含め、各変速を良好に実行できるようにな
ると共に、変速装置の搭載性を向上させることができ
る。
【0019】又、装置の小型化により室内スペースが拡
大され居住性が向上する。又、装置の小型化により軽量
化された分、コスト低減、燃費向上も達成される。
大され居住性が向上する。又、装置の小型化により軽量
化された分、コスト低減、燃費向上も達成される。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1実施例に係わる歯車
式変速装置の側断面図であり、図2は、全体スケルトン
図である。
式変速装置の側断面図であり、図2は、全体スケルトン
図である。
【0022】図1、2に示すように、本第1実施例に係
る歯車式変速装置1は、原動機出力軸である変速機入力
軸2と、該変速機入力軸2と同一軸線上に配置される第
1、第2クラッチ出力軸4、6と、前記第1、第2クラ
ッチ出力軸4、6に対して平行に配置された変速機出力
軸8と、前記変速機入力軸2と第1クラッチ出力軸4と
を断接する第1クラッチC1と、前記変速機入力軸2と
第2クラッチ出力軸6とを断接する第2クラッチC2と
を備える。前記第1クラッチ出力軸4の動力は奇数段用
歯車列を介して前記変速機出力軸8に動力伝達可能とさ
れ、前記第2クラッチ出力軸6の動力は偶数段用歯車列
を介して前記変速機出力軸8に動力伝達可能とされてい
る。
る歯車式変速装置1は、原動機出力軸である変速機入力
軸2と、該変速機入力軸2と同一軸線上に配置される第
1、第2クラッチ出力軸4、6と、前記第1、第2クラ
ッチ出力軸4、6に対して平行に配置された変速機出力
軸8と、前記変速機入力軸2と第1クラッチ出力軸4と
を断接する第1クラッチC1と、前記変速機入力軸2と
第2クラッチ出力軸6とを断接する第2クラッチC2と
を備える。前記第1クラッチ出力軸4の動力は奇数段用
歯車列を介して前記変速機出力軸8に動力伝達可能とさ
れ、前記第2クラッチ出力軸6の動力は偶数段用歯車列
を介して前記変速機出力軸8に動力伝達可能とされてい
る。
【0023】ここで、第3速段用歯車列GT3と、第5
速段用歯車列GT5との間には、これらの歯車列を選択
する第1変速段選択装置S1が配置され、第2速段用歯
車列GT2と第4速段用歯車列GT4との間には、これ
らの歯車列を選択する第2変速段選択装置S2が配置さ
れている。又、第3速段用歯車列GT3と第5速段用歯
車列GT5との間には第1速段用歯車列GT1が配置さ
れると共に、第2速段用歯車列GT2と第4速段用歯車
列GT4との間には後進段用歯車列GTRが配置されて
いる。
速段用歯車列GT5との間には、これらの歯車列を選択
する第1変速段選択装置S1が配置され、第2速段用歯
車列GT2と第4速段用歯車列GT4との間には、これ
らの歯車列を選択する第2変速段選択装置S2が配置さ
れている。又、第3速段用歯車列GT3と第5速段用歯
車列GT5との間には第1速段用歯車列GT1が配置さ
れると共に、第2速段用歯車列GT2と第4速段用歯車
列GT4との間には後進段用歯車列GTRが配置されて
いる。
【0024】更に、第1速段用歯車列GT1には、前記
第1クラッチ出力軸4側から前記変速機出力軸8側への
回転伝達のみを許容する一方向クラッチ10が介在され
ている。
第1クラッチ出力軸4側から前記変速機出力軸8側への
回転伝達のみを許容する一方向クラッチ10が介在され
ている。
【0025】歯車式変速機1のケーシング20には、互
いに同一直線上に位置するように、変速機入力軸2、第
1クラッチ出力軸4、第2クラッチ出力軸6が回転自在
に保持されている。これら各軸2、4、6と、変速機と
変速機出力軸8とは互いに平行に配置されている。
いに同一直線上に位置するように、変速機入力軸2、第
1クラッチ出力軸4、第2クラッチ出力軸6が回転自在
に保持されている。これら各軸2、4、6と、変速機と
変速機出力軸8とは互いに平行に配置されている。
【0026】第1クラッチ出力軸4は、第2クラッチ出
力軸6の外周に同軸に配置され、一方、第2クラッチ出
力軸6の後端部(図中左端部)は、第1クラッチ出力軸
4の外部へ長く延びている。
力軸6の外周に同軸に配置され、一方、第2クラッチ出
力軸6の後端部(図中左端部)は、第1クラッチ出力軸
4の外部へ長く延びている。
【0027】変速機入力軸2に対しては、第1クラッチ
C1を介して第1クラッチ出力軸4が断接され、又第2
クラッチC2を介して第2クラッチ出力軸6が断接され
るようになっている。
C1を介して第1クラッチ出力軸4が断接され、又第2
クラッチC2を介して第2クラッチ出力軸6が断接され
るようになっている。
【0028】この両クラッチC1、C2は摩擦式とされ
互いに独立して作動される。両クラッチC1、C2は変
速機入力軸2の後端部に一体化されたクラッチ外殻部材
22を共用している。第1クラッチC1は、クラッチ外
殻部材22に設けたドライブプレート24及び中央部材
27と、第1クラッチ出力軸4に設けたドリブンプレー
ト26とで構成され、ドライブプレート24が中央部材
27に接近してこれらの間にドリブンプレート26とが
圧接されたときに第1クラッチC1が接続されて変速機
入力軸2と第1クラッチ出力軸4とが連結される。又、
逆にドライブプレート24が中央部材27から離間して
これら間にドリブンプレート26が圧接されなくなった
ときに切断状態とされる。
互いに独立して作動される。両クラッチC1、C2は変
速機入力軸2の後端部に一体化されたクラッチ外殻部材
22を共用している。第1クラッチC1は、クラッチ外
殻部材22に設けたドライブプレート24及び中央部材
27と、第1クラッチ出力軸4に設けたドリブンプレー
ト26とで構成され、ドライブプレート24が中央部材
27に接近してこれらの間にドリブンプレート26とが
圧接されたときに第1クラッチC1が接続されて変速機
入力軸2と第1クラッチ出力軸4とが連結される。又、
逆にドライブプレート24が中央部材27から離間して
これら間にドリブンプレート26が圧接されなくなった
ときに切断状態とされる。
【0029】同様に、第2クラッチC2も、クラッチ外
殻部材22に設けたドライブプレート28及び中央部材
27と、第2クラッチ出力軸6に設けたドリブンプレー
ト30とで構成され、ドライブプレート28が中央部材
27に接近してこれらの間にドリブンプレート30とが
圧接されたときに接続状態とされ、又、逆にドライブプ
レート28が中央部材27から離間してこれら間にドリ
ブンプレート26が圧接されなくなったときに切断状態
とされる。
殻部材22に設けたドライブプレート28及び中央部材
27と、第2クラッチ出力軸6に設けたドリブンプレー
ト30とで構成され、ドライブプレート28が中央部材
27に接近してこれらの間にドリブンプレート30とが
圧接されたときに接続状態とされ、又、逆にドライブプ
レート28が中央部材27から離間してこれら間にドリ
ブンプレート26が圧接されなくなったときに切断状態
とされる。
【0030】第1クラッチ出力軸4には前方側(図中右
方側)より後方側へ順次、第3速段用、第1速段用及び
第5速段用の各ドライブギヤ38、40、42が一体的
に取り付けられている。
方側)より後方側へ順次、第3速段用、第1速段用及び
第5速段用の各ドライブギヤ38、40、42が一体的
に取り付けられている。
【0031】又、第2クラッチ出力軸6には、前方側
(図中右方側)より後方側へ順次、第2速段用、後進段
用及び第4速段用の各ドライブギヤ32、34、36が
一体的に取り付けられている。
(図中右方側)より後方側へ順次、第2速段用、後進段
用及び第4速段用の各ドライブギヤ32、34、36が
一体的に取り付けられている。
【0032】一方、前記変速機出力軸8には、その前方
側から後方側へ順次、第3速段用、第5速段用、第2速
段用、第4速段用の各ドリブンギヤ44、46、48、
50が回転自在に取り付けられている。
側から後方側へ順次、第3速段用、第5速段用、第2速
段用、第4速段用の各ドリブンギヤ44、46、48、
50が回転自在に取り付けられている。
【0033】前記第2速段用のドライブギヤ32と、ド
リブンギヤ48とが常時噛み合って第2速段用歯車列G
T2を構成している。同様に第3速段用のドライブギヤ
38と、ドリブンギヤ44とが常時噛み合って第3速段
用歯車列GT3を構成し、第4速段用のドライブギヤ3
6と、ドリブンギヤ50とが常時噛み合って第4速段用
歯車列GT4を構成し、第5速段用のドライブギヤ42
と、ドリブンギヤ46とが常時噛み合って第5速段用歯
車列GT5を構成している。
リブンギヤ48とが常時噛み合って第2速段用歯車列G
T2を構成している。同様に第3速段用のドライブギヤ
38と、ドリブンギヤ44とが常時噛み合って第3速段
用歯車列GT3を構成し、第4速段用のドライブギヤ3
6と、ドリブンギヤ50とが常時噛み合って第4速段用
歯車列GT4を構成し、第5速段用のドライブギヤ42
と、ドリブンギヤ46とが常時噛み合って第5速段用歯
車列GT5を構成している。
【0034】ここで、各歯車列GT2〜GT5はその各
ドリブンギヤ48、44、50、46、が回転自在に変
速機出力軸8に取り付けられているため、変速機出力軸
8に対する第1クラッチ出力軸4あるいは第2クラッチ
出力軸6の連動関係はこれから述べる第1、第2変速段
選択装置S1、S2の選択状態に依存することになる。
ドリブンギヤ48、44、50、46、が回転自在に変
速機出力軸8に取り付けられているため、変速機出力軸
8に対する第1クラッチ出力軸4あるいは第2クラッチ
出力軸6の連動関係はこれから述べる第1、第2変速段
選択装置S1、S2の選択状態に依存することになる。
【0035】即ち、変速機出力軸8には、前記各変速段
の歯車列を選択するために第1、第2変速段選択装置S
1、S2が設けられている。
の歯車列を選択するために第1、第2変速段選択装置S
1、S2が設けられている。
【0036】第1変速段選択装置S1は第3速段用歯車
列GT3と第5速段用歯車列GT5とを選択するための
もので、両者の間に配置され、クラッチハブ52と、そ
の外周に相対回転不能且つ摺動自在に取り付けられたク
ラッチスリーブ56とを備えている。又、このクラッチ
スリーブ56に対応して、第3速段用ドリブンギヤ44
の後側面にはギヤスプライン58が一体的に構成される
一方、第5速段用ドリブンギヤ46の前側面にはギヤス
プライン60が一体的に構成されている。
列GT3と第5速段用歯車列GT5とを選択するための
もので、両者の間に配置され、クラッチハブ52と、そ
の外周に相対回転不能且つ摺動自在に取り付けられたク
ラッチスリーブ56とを備えている。又、このクラッチ
スリーブ56に対応して、第3速段用ドリブンギヤ44
の後側面にはギヤスプライン58が一体的に構成される
一方、第5速段用ドリブンギヤ46の前側面にはギヤス
プライン60が一体的に構成されている。
【0037】これにより、クラッチスリーブ56を前方
(図中右方)へ移動させてギヤスプライン58と噛み合
わせたときに、第3速段用ドリブンギヤ44がこの第1
変速段選択装置S1を介して、変速機出力軸8に連結、
一体化されて、第1クラッチ出力軸4の動力が、第3速
段用歯車列GT3より変速機出力軸8に伝達可能とされ
る。又、上記クラッチスリーブ56を後方へ移動させて
ギヤスプライン60と噛み合わせたときは、第5速段用
ドリブンギヤ46が第1変速段選択装置S1を介して変
速機出力軸8に連結、一体化されて、第1クラッチ出力
軸4の動力が第5速段用歯車列GT5を経て変速機出力
軸8へ伝達される。なお、このクラッチスリーブ56が
前後方向中間位置にあるときは、上述した各連結関係は
解除される。
(図中右方)へ移動させてギヤスプライン58と噛み合
わせたときに、第3速段用ドリブンギヤ44がこの第1
変速段選択装置S1を介して、変速機出力軸8に連結、
一体化されて、第1クラッチ出力軸4の動力が、第3速
段用歯車列GT3より変速機出力軸8に伝達可能とされ
る。又、上記クラッチスリーブ56を後方へ移動させて
ギヤスプライン60と噛み合わせたときは、第5速段用
ドリブンギヤ46が第1変速段選択装置S1を介して変
速機出力軸8に連結、一体化されて、第1クラッチ出力
軸4の動力が第5速段用歯車列GT5を経て変速機出力
軸8へ伝達される。なお、このクラッチスリーブ56が
前後方向中間位置にあるときは、上述した各連結関係は
解除される。
【0038】又、第2変速段選択装置S2は第2速段用
歯車列GT2と第4速段用歯車列GT4とを選択するた
めのもので、両者の間に配置され、第1変速段選択装置
S1と同様に、クラッチハブ54と、このクラッチハブ
54の外周に回転不能且つ摺動自在に取り付けられたク
ラッチスリーブ62を備えている。このクラッチスリー
ブ62に対応して、第2速段用ドリブンギヤ48の後側
面にはギヤスプライン64が一体的に構成され、又第4
速段用ドリブンギヤ50の前側面にはギヤスプライン6
6が一体的に構成されている。
歯車列GT2と第4速段用歯車列GT4とを選択するた
めのもので、両者の間に配置され、第1変速段選択装置
S1と同様に、クラッチハブ54と、このクラッチハブ
54の外周に回転不能且つ摺動自在に取り付けられたク
ラッチスリーブ62を備えている。このクラッチスリー
ブ62に対応して、第2速段用ドリブンギヤ48の後側
面にはギヤスプライン64が一体的に構成され、又第4
速段用ドリブンギヤ50の前側面にはギヤスプライン6
6が一体的に構成されている。
【0039】従って、クラッチスリーブ62を前方へ移
動させてギヤスプライン64と噛み合わせたときに、第
2速段用ドリブンギヤ48が第2変速段選択装置S2を
介して変速機出力軸8と連結、一体化されて、第2クラ
ッチ出力軸6と変速機出力軸8とが第2速段用歯車列G
T2を介して連結される。
動させてギヤスプライン64と噛み合わせたときに、第
2速段用ドリブンギヤ48が第2変速段選択装置S2を
介して変速機出力軸8と連結、一体化されて、第2クラ
ッチ出力軸6と変速機出力軸8とが第2速段用歯車列G
T2を介して連結される。
【0040】又、上記クラッチスリーブ62を後方へ移
動させてギヤスプライン66と噛み合わせたときに、第
4速段用ドリブンギヤ50が第2変速段選択装置S2を
介して変速機出力軸8と連結、一体化されて、第2クラ
ッチ出力軸6と変速機出力軸8とが第4速段用歯車列G
T4を介して連結される。なお、前と同様クラッチスリ
ーブ62が前後方向中間位置にあるときは、上述した連
結関係は解除される。
動させてギヤスプライン66と噛み合わせたときに、第
4速段用ドリブンギヤ50が第2変速段選択装置S2を
介して変速機出力軸8と連結、一体化されて、第2クラ
ッチ出力軸6と変速機出力軸8とが第4速段用歯車列G
T4を介して連結される。なお、前と同様クラッチスリ
ーブ62が前後方向中間位置にあるときは、上述した連
結関係は解除される。
【0041】第1速段用歯車列GT1は、前記ドライブ
ギヤ40の他、第1変速段選択装置S1のクラッチスリ
ーブ56外周囲に一体的に取り付けられたドリブンギヤ
68を含んでいる。このドライブギヤ40とドリブンギ
ヤ68は一方向クラッチ10を介して常時噛み合わさ
れ、第1クラッチ出力軸4から変速機出力軸8への回転
伝達のみが許容される。
ギヤ40の他、第1変速段選択装置S1のクラッチスリ
ーブ56外周囲に一体的に取り付けられたドリブンギヤ
68を含んでいる。このドライブギヤ40とドリブンギ
ヤ68は一方向クラッチ10を介して常時噛み合わさ
れ、第1クラッチ出力軸4から変速機出力軸8への回転
伝達のみが許容される。
【0042】又、後進段用歯車列GTRは、前記ドライ
ブギヤ34の他、第2変速段選択装置S2のクラッチス
リーブ62外周囲に一体的に取り付けられたドリブンギ
ヤ70と、アイドルギヤ72とから構成されている。ア
イドルギヤ72は図3にその断面を模式的に示すよう
に、ケーシング20に回転自在且つ摺動自在に保持され
たアイドル軸74に一体的に取り付けられて、このアイ
ドル軸74の前後動に応じて、ドライブギヤ34とドリ
ブンギヤ70とに対する噛み合わせ及び噛み合わせ解除
が行われるようになっている。
ブギヤ34の他、第2変速段選択装置S2のクラッチス
リーブ62外周囲に一体的に取り付けられたドリブンギ
ヤ70と、アイドルギヤ72とから構成されている。ア
イドルギヤ72は図3にその断面を模式的に示すよう
に、ケーシング20に回転自在且つ摺動自在に保持され
たアイドル軸74に一体的に取り付けられて、このアイ
ドル軸74の前後動に応じて、ドライブギヤ34とドリ
ブンギヤ70とに対する噛み合わせ及び噛み合わせ解除
が行われるようになっている。
【0043】この噛み合わせが行われたとき、後進段用
歯車列GTRを介して第1クラッチ出力4と変速機出力
軸8とが連結される。即ち、前後動されるアイドルギヤ
72そのものが、後進段用歯車列GTRを選択するため
の変速段選択装置の役割を果たしている。
歯車列GTRを介して第1クラッチ出力4と変速機出力
軸8とが連結される。即ち、前後動されるアイドルギヤ
72そのものが、後進段用歯車列GTRを選択するため
の変速段選択装置の役割を果たしている。
【0044】上述した歯車式変速装置は、自動車に搭載
され以下のように作用する。
され以下のように作用する。
【0045】まず、発進時においては、第1、第2クラ
ッチC1、C2が共に切断されたニュートラル状態にあ
り、第1、第2変速段選択装置S1、S2が共に中立位
置にあり、更にアイドルギヤ72が両ギヤ34、70に
対して噛み合わない状態とされる。ここで、第1クラッ
チC1が接続されると、一方向クラッチ10が作用し、
第1速段用歯車列GT1により、第1速段発進が行われ
る。
ッチC1、C2が共に切断されたニュートラル状態にあ
り、第1、第2変速段選択装置S1、S2が共に中立位
置にあり、更にアイドルギヤ72が両ギヤ34、70に
対して噛み合わない状態とされる。ここで、第1クラッ
チC1が接続されると、一方向クラッチ10が作用し、
第1速段用歯車列GT1により、第1速段発進が行われ
る。
【0046】第1速段から第2速段へのシフトアップ
は、次のように行われる。即ち、第1速段での走行状態
で、予め第2変速段選択装置S2により第2速段用歯車
列GT2が選択される。次いで、第2クラッチC2を接
続すると、変速機出力軸8は図示せぬ車輪側に連結され
ていてその速度がほぼ一定であるため、(エンジン側
の)変速機入力軸2がそれまでの第1速段のギヤ比相当
の回転から第2速段のギヤ比相当の回転に速度を落とそ
うとする。
は、次のように行われる。即ち、第1速段での走行状態
で、予め第2変速段選択装置S2により第2速段用歯車
列GT2が選択される。次いで、第2クラッチC2を接
続すると、変速機出力軸8は図示せぬ車輪側に連結され
ていてその速度がほぼ一定であるため、(エンジン側
の)変速機入力軸2がそれまでの第1速段のギヤ比相当
の回転から第2速段のギヤ比相当の回転に速度を落とそ
うとする。
【0047】このとき、第1クラッチC1は未だ接続さ
れたままなので、第1クラッチ出力軸4も速度を落とそ
うとし、(速度がほぼ一定の)変速機出力軸8に対し、
相対的にそれまでより遅い回転となろうとする。しかし
ながら、ここで一方向クラッチ10が空転を開始するた
め、該1クラッチ出力軸4の減速は全く支障なく円滑に
実行される。
れたままなので、第1クラッチ出力軸4も速度を落とそ
うとし、(速度がほぼ一定の)変速機出力軸8に対し、
相対的にそれまでより遅い回転となろうとする。しかし
ながら、ここで一方向クラッチ10が空転を開始するた
め、該1クラッチ出力軸4の減速は全く支障なく円滑に
実行される。
【0048】即ち、第1速段から第2速段への変速は第
1速段の状態から第2クラッチC2を接続するだけで良
好に実現されることになる。
1速段の状態から第2クラッチC2を接続するだけで良
好に実現されることになる。
【0049】その後は、そのときのアクセル開度と車
速、あるいはこれにブレーキ操作の有無等を加味して次
の変速段の予測を行う。
速、あるいはこれにブレーキ操作の有無等を加味して次
の変速段の予測を行う。
【0050】第2速段から再び第1速段に戻りそうであ
ると予測される間は、第1クラッチC1はそのまま接続
されたままとされる。ここで第1速段への指令があって
第2クラッチC2を切断すると、第2速段用歯車列GT
2を介した動力伝動系が断たれるため、エンジン回転は
容易に上昇し、第1速段での同期回転速度にまで至ると
一方向クラッチ10が係合し第1速段へのシフトダウン
が完了する。
ると予測される間は、第1クラッチC1はそのまま接続
されたままとされる。ここで第1速段への指令があって
第2クラッチC2を切断すると、第2速段用歯車列GT
2を介した動力伝動系が断たれるため、エンジン回転は
容易に上昇し、第1速段での同期回転速度にまで至ると
一方向クラッチ10が係合し第1速段へのシフトダウン
が完了する。
【0051】即ち、第2速段から第1速段へのシフトダ
ウンも、基本的に第2速段の状態から第2クラッチC2
を切断するだけで実現できることになる。
ウンも、基本的に第2速段の状態から第2クラッチC2
を切断するだけで実現できることになる。
【0052】一方、第2速段から第3速段へシフトアッ
プされると予測された場合は、第1クラッチC1が切断
された状態であると共に、第1変速段選択装置S1を介
して第3速段用歯車列GT3側が予め選択される。そし
て第3速段への変速指令があったとは、第2クラッチC
2を切断していくと共に、この切断途中で第1クラッチ
C1を接続していく。そして、第2クラッチC2の切断
後に第1クラッチC1が完全に接続されて、これにより
第3速段での走行が行われる。
プされると予測された場合は、第1クラッチC1が切断
された状態であると共に、第1変速段選択装置S1を介
して第3速段用歯車列GT3側が予め選択される。そし
て第3速段への変速指令があったとは、第2クラッチC
2を切断していくと共に、この切断途中で第1クラッチ
C1を接続していく。そして、第2クラッチC2の切断
後に第1クラッチC1が完全に接続されて、これにより
第3速段での走行が行われる。
【0053】以後のシフトアップは上述した第2速段か
ら第3速段へのシフトアップと同様にして行われる。即
ちシフトアップに際しては、常に次の高位段となる変速
段に対応した歯車列が予め選択される。
ら第3速段へのシフトアップと同様にして行われる。即
ちシフトアップに際しては、常に次の高位段となる変速
段に対応した歯車列が予め選択される。
【0054】第2速段〜第5速段での走行においては、
たとえ第1クラッチC1が接続された状態であっても、
変速機入力軸8は常に第1速段での同期回転速度より遅
く回転することになるため、一方向クラッチ10は単に
滑るだけで、第1速段用歯車列GT1は動力伝達に関し
ては全く無関係となる。
たとえ第1クラッチC1が接続された状態であっても、
変速機入力軸8は常に第1速段での同期回転速度より遅
く回転することになるため、一方向クラッチ10は単に
滑るだけで、第1速段用歯車列GT1は動力伝達に関し
ては全く無関係となる。
【0055】又、シフトダウンは、シフトアップと同様
に第1、第2クラッチC1、C2を交互に使用(接続)
しつつ行われる。このシフトダウンにおいて、予め選択
される変速段は、現在使用されている歯車列の次の低位
段となる歯車列である。
に第1、第2クラッチC1、C2を交互に使用(接続)
しつつ行われる。このシフトダウンにおいて、予め選択
される変速段は、現在使用されている歯車列の次の低位
段となる歯車列である。
【0056】なお、第2速段から第1速段へのシフトダ
ウンは、一方向クラッチ10の機能により特に簡易に実
行可能である。これについては既に詳述した通りであ
る。
ウンは、一方向クラッチ10の機能により特に簡易に実
行可能である。これについては既に詳述した通りであ
る。
【0057】更に、後進段の場合は、一旦第1、第2ク
ラッチC1、C2が共に切断されたニュートラル状態
で、アイドルギヤ72をドライブギヤ34とドリブンギ
ヤ70とに噛み合わせた後、第2クラッチC2を接続す
ることにより行われる。
ラッチC1、C2が共に切断されたニュートラル状態
で、アイドルギヤ72をドライブギヤ34とドリブンギ
ヤ70とに噛み合わせた後、第2クラッチC2を接続す
ることにより行われる。
【0058】このように本実施例によれば、各変速段選
択装置によるスペースにそれぞれ歯車列を設け、第3速
段用歯車列GT3と第5速段用歯車列GT5の間に第1
速段用歯車列GT1を配置すると共に、第2速段用歯車
列GT2と第4速段用歯車列GT4の間に後進段用歯車
列GTRを配置したため、前進5段、後進1段を達成し
ながら、装置の軸方向寸法をより短縮し、装置の小型化
を達成することができる。又、特に変速ショックの大き
くなり易い第1速段及び第2速段間の変速を極めて円滑
に実行することができる。
択装置によるスペースにそれぞれ歯車列を設け、第3速
段用歯車列GT3と第5速段用歯車列GT5の間に第1
速段用歯車列GT1を配置すると共に、第2速段用歯車
列GT2と第4速段用歯車列GT4の間に後進段用歯車
列GTRを配置したため、前進5段、後進1段を達成し
ながら、装置の軸方向寸法をより短縮し、装置の小型化
を達成することができる。又、特に変速ショックの大き
くなり易い第1速段及び第2速段間の変速を極めて円滑
に実行することができる。
【0059】ここで、第1速段用歯車列GT1における
動力伝達時に作用する荷重(特にスラスト荷重)につい
て、図4を用いて説明する。
動力伝達時に作用する荷重(特にスラスト荷重)につい
て、図4を用いて説明する。
【0060】図4は、図1の第1速段用歯車列GT1の
部分を拡大したものである。
部分を拡大したものである。
【0061】既に図2で述べたように、図4において、
10は一方向クラッチ、56は第1変速段選択装置S1
のクラッチスリーブ、68はその外周囲に一体的に取り
付けられたドリブンギヤである。
10は一方向クラッチ、56は第1変速段選択装置S1
のクラッチスリーブ、68はその外周囲に一体的に取り
付けられたドリブンギヤである。
【0062】又、76はスラスト荷重を受け持つ部位に
用いられるスラストベアリング、78はシフトフォーク
である。
用いられるスラストベアリング、78はシフトフォーク
である。
【0063】第1速段用歯車列GT1においては、特に
歯車の噛み合い率を上げるために、はす歯歯車が用いら
れている。しかし、はす歯歯車ではスラスト力が発生す
る。そこで、本実施例ではスラスト力が図の右側から左
側へ向かって作用するように、歯車のねじれ角を設定
し、このスラスト力をシフトフォーク78で受けるよう
にしている。シフトフォーク78でスラスト力を受ける
ことにより、ドリブンギヤ68が軸方向に移動しないよ
うに保持することで、確実な回転伝達を保証することが
できる。
歯車の噛み合い率を上げるために、はす歯歯車が用いら
れている。しかし、はす歯歯車ではスラスト力が発生す
る。そこで、本実施例ではスラスト力が図の右側から左
側へ向かって作用するように、歯車のねじれ角を設定
し、このスラスト力をシフトフォーク78で受けるよう
にしている。シフトフォーク78でスラスト力を受ける
ことにより、ドリブンギヤ68が軸方向に移動しないよ
うに保持することで、確実な回転伝達を保証することが
できる。
【0064】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
る。
【0065】図5に第2実施例による歯車式変速装置1
00の全体スケルトン図を示す。
00の全体スケルトン図を示す。
【0066】この第2実施例は、上に説明した第1実施
例に対し、第2速段用歯車列GT2と第4速段用歯車列
GT4の位置を逆にしたものである。従って、基本的な
構成及び作用は第1実施例と同じであるため、対応する
構成部品に図2で付した符号と下2桁が同一の符号を付
すに止め、重複説明は省略する。
例に対し、第2速段用歯車列GT2と第4速段用歯車列
GT4の位置を逆にしたものである。従って、基本的な
構成及び作用は第1実施例と同じであるため、対応する
構成部品に図2で付した符号と下2桁が同一の符号を付
すに止め、重複説明は省略する。
【0067】本実施例によれば、第4速段用歯車列GT
4よりギヤ比の大きい第2速段用歯車列GT2をケーシ
ング120側に近付けたため、シャフトの撓みを小さく
することができる。従って、ギヤの噛み合いが良好とな
り、伝達効率及び装置の寿命を向上させることができ
る。
4よりギヤ比の大きい第2速段用歯車列GT2をケーシ
ング120側に近付けたため、シャフトの撓みを小さく
することができる。従って、ギヤの噛み合いが良好とな
り、伝達効率及び装置の寿命を向上させることができ
る。
【0068】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
る。
【0069】図6に、第3実施例による歯車式変速装置
200の全体スケルトン図を示す。
200の全体スケルトン図を示す。
【0070】この第3実施例は、第1実施例に対し、第
1、第2クラッチ201、202(及びこれと接続され
ている第1、第2クラッチ出力軸204、206)の配
置を逆にしたものである。即ち、図6に示すように、第
1クラッチ出力軸204に接続される奇数段用歯車列G
T1、GT3、GT5等をケーシング220の後端側
(図の左側)に配置すると共に、第2クラッチ出力軸2
06に接続される偶数段用歯車列GT2、GT4等を同
前端側(図の右側)に配置するようにしている。これを
実現するため、第1クラッチ出力軸204が中実とさ
れ、中空の第2クラッチ出力軸206の中心部を貫通す
る構成とされている。
1、第2クラッチ201、202(及びこれと接続され
ている第1、第2クラッチ出力軸204、206)の配
置を逆にしたものである。即ち、図6に示すように、第
1クラッチ出力軸204に接続される奇数段用歯車列G
T1、GT3、GT5等をケーシング220の後端側
(図の左側)に配置すると共に、第2クラッチ出力軸2
06に接続される偶数段用歯車列GT2、GT4等を同
前端側(図の右側)に配置するようにしている。これを
実現するため、第1クラッチ出力軸204が中実とさ
れ、中空の第2クラッチ出力軸206の中心部を貫通す
る構成とされている。
【0071】第1クラッチ出力軸204側の第3速段用
歯車列GT3と第5速段用歯車列GT5の間に第1速段
用歯車列GT1を配置し、偶数段の第2速段用歯車列G
T2と第4速段用歯車列GT4との間に後進段用歯車列
GTRを配置している等、他の点については第1実施例
と同じである。従って対応する構成部品の符号を図2と
下2桁を同一にして、細かい説明は省略する。
歯車列GT3と第5速段用歯車列GT5の間に第1速段
用歯車列GT1を配置し、偶数段の第2速段用歯車列G
T2と第4速段用歯車列GT4との間に後進段用歯車列
GTRを配置している等、他の点については第1実施例
と同じである。従って対応する構成部品の符号を図2と
下2桁を同一にして、細かい説明は省略する。
【0072】本実施例によれば、第1速段用歯車列GT
1のギヤ比を大きくとることができる。即ち、第1実施
例の場合には、前述したように、第1速段用歯車列GT
1が第2クラッチ出力軸6の「外周」に配置された中空
の第1クラッチ出力軸4上に設けられているため、この
ドライブギヤ40の径が制約されて、大きなギヤ比をと
ることができない。これに対し、本実施例の場合には、
中実の第1クラッチ出力軸204上に第1速段歯車列G
T1の第1速段用ドライブギヤ240が設けられている
ので、第1実施例に比べて、第1速段用歯車列GT1の
ギヤ比を大きくとることができる。
1のギヤ比を大きくとることができる。即ち、第1実施
例の場合には、前述したように、第1速段用歯車列GT
1が第2クラッチ出力軸6の「外周」に配置された中空
の第1クラッチ出力軸4上に設けられているため、この
ドライブギヤ40の径が制約されて、大きなギヤ比をと
ることができない。これに対し、本実施例の場合には、
中実の第1クラッチ出力軸204上に第1速段歯車列G
T1の第1速段用ドライブギヤ240が設けられている
ので、第1実施例に比べて、第1速段用歯車列GT1の
ギヤ比を大きくとることができる。
【0073】従って、本実施例によれば、第1速段のギ
ヤ比を確保するために装置全体が大型化してしまうのを
防止でき、装置を一層小型化できる。
ヤ比を確保するために装置全体が大型化してしまうのを
防止でき、装置を一層小型化できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
歯車式変速装置において、前進5段、後進1段を達成し
ながら、軸方向寸法を短縮し、装置の小型・軽量化を図
ることができる。従って、小型化により搭載性、居住性
も向上される。又、変速ショックが大きくなりがちな第
1速段、第2速段間の変速も良好に実現することができ
る。
歯車式変速装置において、前進5段、後進1段を達成し
ながら、軸方向寸法を短縮し、装置の小型・軽量化を図
ることができる。従って、小型化により搭載性、居住性
も向上される。又、変速ショックが大きくなりがちな第
1速段、第2速段間の変速も良好に実現することができ
る。
【図1】第1実施例に係る歯車式変速装置を表わす側断
面図
面図
【図2】同じく第1実施例に係る歯車式変速装置を表わ
すスケルトン図
すスケルトン図
【図3】後進段用歯車列をその軸と直交する方向で切断
した状態を表わす断面図
した状態を表わす断面図
【図4】図1の第1速段用歯車列付近の拡大図
【図5】第2実施例に係る歯車式変速装置を表わすスケ
ルトン図
ルトン図
【図6】第3実施例に係る歯車式変速装置を表わすスケ
ルトン図
ルトン図
1、100、200…歯車式変速装置 2、102、202…変速機入力軸 4、104、204…第1クラッチ出力軸 6、106、206…第2クラッチ出力軸 8、108、208…変速機出力軸 10、110、210…一方向クラッチ C1、C101、C201…第1クラッチ C2、C102、C202…第2クラッチ S1、S101、S201…第1変速段選択装置 S2、S102、S202…第2変速段選択装置 GT1…第1速段用歯車列 GT2…第2速段用歯車列 GT3…第3速段用歯車列 GT4…第4速段用歯車列 GT5…第5速段用歯車列 GTR…後進段用歯車列
Claims (1)
- 【請求項1】変速機入力軸と、該変速機入力軸と同一軸
線上に配置される第1、第2クラッチ出力軸と、前記第
1、第2クラッチ出力軸に対して平行に配置された変速
機出力軸と、前記変速機入力軸と第1クラッチ出力軸と
を断接する第1クラッチと、前記変速機入力軸と第2ク
ラッチ出力軸とを断接する第2クラッチとを備え、 前記第1クラッチ出力軸の動力を奇数段用歯車列を介し
て前記変速機出力軸に動力伝達可能にすると共に、第2
クラッチ出力軸の動力を偶数段用歯車列を介して前記変
速機出力軸に動力伝達可能にする歯車式変速装置におい
て、 第3速段用歯車列と第5速段用歯車列との間に、これら
の歯車列を選択する第1変速段選択装置を配置すると共
に、第2速段用歯車列と第4速段用歯車列との間に、こ
れらの歯車列を選択する第2変速段選択装置を配置し、 第3速段用歯車列と第5速段用歯車列との間に第1速段
用歯車列を設けると共に、第2速段用歯車列と第4速段
用歯車列との間に後進段用歯車列を設け、 第1速段用歯車列に対し、前記第1クラッチ出力軸側か
ら前記変速機出力軸側への回転伝達のみを許容する一方
向クラッチを設けたことを特徴とする歯車式変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7124123A JPH08320054A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 歯車式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7124123A JPH08320054A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 歯車式変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320054A true JPH08320054A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14877500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7124123A Pending JPH08320054A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 歯車式変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08320054A (ja) |
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1995
- 1995-05-24 JP JP7124123A patent/JPH08320054A/ja active Pending
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