JPH08320079A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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Publication number
JPH08320079A
JPH08320079A JP14956995A JP14956995A JPH08320079A JP H08320079 A JPH08320079 A JP H08320079A JP 14956995 A JP14956995 A JP 14956995A JP 14956995 A JP14956995 A JP 14956995A JP H08320079 A JPH08320079 A JP H08320079A
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JP
Japan
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water
casing
valve
valve body
valve seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP14956995A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kato
勉 加藤
Makoto Kawajiri
誠 川尻
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Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水圧力及び給水温度が変化しても、給湯器
等から常に所定の温度の水が流出するように供給水量を
調整することができ、製品毎の流量調整のばらつきが少
なく、構造が簡単で製造コストも安い流量制御弁を提供
する。 【構成】 ケーシング11内に、基部16、筒部17を
有する弁座18を設置する。弁座18の筒部17の外周
に遊嵌する有底筒部20と、有底筒部20の閉塞端面か
ら筒部17内に挿入されるボス部21を有する弁体19
を、ケーシング11内で移動可能に配置する。弁体19
をケーシング11の入水口側12に向けて付勢する形状
記憶合金ばねを含む第1押しばね26と、弁体19をケ
ーシング11の出水口側14に向けて付勢する第2押し
ばね27とを設けて、流量制御弁を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば給湯器等への供
給管に取付けられ、給水圧力及び給水温度に応じて給湯
器等への供給水量を自動的に変化させることにより、給
湯器等から常に所定の温度の水が流出するようにした流
量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器を用いて温水を得る場合、給湯器
への供給水の圧力によって流量が変化するため、給湯器
での加熱力が一定の場合には、供給水の圧力が高く流量
が多いほど流出水の温度は低くなり、供給水の圧力が低
く流量が少ないほど流出水の温度は高くなる傾向があ
る。このため、供給水の圧力変動によって温度が変動す
るという不便があった。
【0003】また、給湯器での加熱力が一定の場合に
は、夏季などで供給水自体の温度が高い場合には、その
分だけ流出水の温度が高くなり、冬期などで供給水自体
の温度が低い場合には、その分だけ流出水の温度が低く
なる。したがって、供給水の温度によっても流出水の温
度が変化するという不便があった。
【0004】このような問題を解決するため、例えば実
公平5−35253号には、給湯器等に対する入水温度
の変化に応じて流量を自動的に変化させ、かつ入水圧力
に関係なく流量を一定に保つように制御する流量制御弁
が開示されている。
【0005】この流量制御弁は、図7に示すように、中
間部に入水口31を有するケーシング32を有し、その
内周には円環状の第1弁座33及び第2弁座34が間隔
をおいて一体に設けられている。また、ケーシング32
の内部には、第1弁座33の下流側に対向するように配
置された円環状の第1弁体35、及び第2弁座34の下
流側に対向するように配置された円環状の第2弁体36
を有する中空2重弁体37が配置され、中空2重弁体3
7上端の大径環状部52はケーシング32の上部内周に
摺動可能に嵌合している。そして、中空2重弁体37の
外周に装着されたダイヤフラム53が、ケーシング2の
入水口31より上方の内周に水密状態で固定されてい
る。
【0006】そして、ケーシング32の上端部に出水口
38が設けられ、かつケーシング32の上端部と中空2
重弁体37との間に、使用温度範囲において温度に比例
して伸縮する形状記憶合金製コイルばねからなる開弁用
ばね39が圧縮状態で取付けられ、この開弁用ばね39
によって中空2重弁体37の下端がケーシング32の下
端部に設けられた弁体ストッパ54に向かって押圧され
ている。弁体ストッパ54には、通水溝55が設けられ
ている。また、ケーシング32の外周には、シール用O
リング56が嵌着されている。
【0007】更に、ケーシング32の下部に、水抜孔5
7とその水抜孔57の下部に連通する排水弁室58とが
設けられ、その排水弁室58内に、ケーシング外部水圧
により閉弁位置に移動される球状の開閉弁体59が収容
され、排水弁室58の下端には開閉弁体59の支承部材
60が係止されている。
【0008】この流量制御弁によると、給水管路61か
ら上向きに給水すると、ケーシング32の下部における
給水管路61内の水圧により、開閉弁体59が押し上げ
られて水抜き孔57が閉じられる。そして、入水口31
を通ってケーシング32内に導入された水は、第1弁座
33と第1弁体35の間隙、及び第2弁座34と第2弁
体36の間隙を通り、中空2重弁体37の内部を通過し
て出水口38から流出する。この場合、給水管路61の
水圧に応じて中空2重弁体37が押し上げられ、上記間
隙が変化することにより、水圧が変化しても流量を一定
にすることができる。
【0009】また、給水温度が高くなると、その温度に
応じて形状記憶合金製コイルばねからなる開弁用ばね3
9が伸長するので、中空2重弁体37が押し下げられて
上記間隙が広がり、出水口38からの流出水量を増大さ
せるので、給水温度が変化しても一定の温度の水を供給
することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平5−35253号に開示された流量制御弁では、中
空2重弁体37を摺動自在に支持する手段として、ダイ
ヤフラム53を用いているため、ダイヤフラム53によ
る抵抗があって、しかもその抵抗はダイヤフラム53の
膜厚によって大きく変動する。ところが、工業的に大量
生産しようとすると、ダイヤフラム53の膜厚を一定に
することは難しいため、流量制御弁によって調整される
流量が製品毎に変わってしまうという問題があった。
【0011】また、上記流量制御弁では、ケーシング3
2の内周に第1弁座33、第2弁座34を設けている
が、このような構造のものを樹脂で一体成形することは
難しく、例えば2部品を組み付けるなどの方法を採用せ
ざるを得ず、部品点数が増えて製造コストが高くなると
いう問題があった。
【0012】更に、上記流量制御弁では、給水を停止し
たとき、流量制御弁内に残留した水を抜き出すために、
開閉弁体59と支承部材60とを設ける必要があり、し
かも開閉弁体59と支承部材60とが下端に位置するよ
うに、流量制御弁の方向を決めなければならず、流量制
御弁を自由な方向に配置することができなかった。
【0013】したがって、本発明の目的は、給水圧力及
び給水温度に応じて給湯器等への供給水量を変化させ
て、給湯器等から常に所定の温度の水が流出するように
調整することができ、しかも製品毎の流量調整のばらつ
きが少なく、構造が簡単で製造コストも安い流量制御弁
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の流量制御弁は、一端に入水口、他端に出水
口を有する筒状のケーシングと、このケーシングの出水
口側の端部内周に固着された基部と、この基部から前記
ケーシングの入水口側に向けて、前記ケーシングの中間
部まで延出された筒部とを有する弁座と、前記弁座の筒
部外周に遊嵌し、前記ケーシングの入水口側が閉塞さ
れ、出水口側が開口された有底筒部と、この有底筒部の
閉塞端面から前記弁座の筒部内に挿入されたボス部とを
有する弁体と、この弁体を前記ケーシングの入水口側に
向けて付勢する形状記憶合金ばねを含む第1押しばね
と、この弁体を前記ケーシングの出水口側に向けて付勢
する第2押しばねとを備えていることを特徴とする。
【0015】また、本発明の好ましい態様においては、
前記弁体には、前記有底筒部の基部外周にフランジ部が
設けられ、前記有底筒部又は前記フランジ部に透孔が設
けられている。
【0016】
【作用】本発明の流量制御弁によれば、ケーシングの入
水口から導入された水は、弁体の筒部内周と弁座の筒部
外周との隙間を通って、弁体の筒部の内端部に流入し、
更に弁体のボス部外周と弁座の筒部内周との隙間を通っ
て、弁座の筒部内周を通過し、ケーシングの出水口から
流出する。このため、弁体の筒部内周と弁座の筒部外周
との隙間を通る際、及び弁体のボス部外周と弁座の筒部
内周との隙間を通る際に水圧が減少し、出水口からの水
の流出量が調整される。
【0017】上記において、弁体は、入水口側の水圧が
ないときには、第1押しばねと第2押しばねとがバラン
スしたところに位置するが、入水口から水が流入して水
圧がかかると、その水圧に応じて第1押しばねを圧縮さ
せて出水口側に移動する。その結果、入水口側の水圧が
大きいほど、弁体の筒部内周と弁座の筒部外周との隙間
を通る距離、及び弁体のボス部外周と弁座の筒部内周と
の隙間を通る距離が長くなり、上記隙間を通るときの減
圧作用が大きくなって、結果的に流量を一定に保つこと
ができる。
【0018】また、入水口から導入される水の温度が高
くなると、その水温に応じて形状記憶合金ばねを含む第
1押しばねが伸長し、弁体を入水口側に移動させる。そ
の結果、入水口から導入される水の温度が高くなるほ
ど、弁体の筒部内周と弁座の筒部外周との隙間を通る距
離、及び弁体のボス部外周と弁座の筒部内周との隙間を
通る距離が短くなり、上記隙間を通るときの減圧作用を
減少させて、結果的に流量を多くすることができる。
【0019】上記のように、入水口から流入する水圧が
変化しても、出水口から流出する水量を一定にできるの
で、この流量制御弁を介して給湯器等に水を供給する
と、給水圧が変動しても一定の流量で水を給湯器等に供
給することができ、その結果、給湯器等から取り出され
る水の温度を一定に保つことができる。
【0020】また、入水口から流入する水温が変化した
場合には、水温が高くなるほど出水口からの流出量が多
くなるので、給湯器等から取り出される水量は変動する
ものの、水温は一定に保つことができる。
【0021】したがって、給水される水の圧力や温度が
変化しても、給湯器等の加熱力(出力)に応じた一定の
温度の水を給湯器等から取出すことができ、給湯器等か
ら取り出される水の温度が思いがけず変動して、火傷を
したり冷たい思いをしたりするという不都合が解消され
る。
【0022】また、本発明の流量制御弁は、弁座に設け
られた筒部も、弁体に設けられた有底筒部も、比較的単
純な筒形状をなし、これらを軸方向に相対移動させるだ
けで流量制御を行うので、全体的な構造も簡略化され
る。その結果、製品毎の流量調整のばらつきも少なくな
り、製造コストも低減させることができる。
【0023】更に、減圧作用をなす部分が、弁体の筒部
内周と弁座の筒部外周との隙間、及び弁体のボス部外周
と弁座の筒部内周との隙間であって、これらがケーシン
グの半径方向に重なって二重構造をなしているので、ケ
ーシングの軸方向長さが比較的短くても十分な減圧作用
をもたらすことができ、ひいては弁全体をコンパクト化
することができる。
【0024】更にまた、一端に入水口、他端に出水口を
有する筒状のケーシングを用いたことにより、流量制御
弁がどのような方向に配置されていようとも、給水を停
止したときには、残留した水を入水口又は出水口から排
出させることができ、流量制御弁の方向を自由に定める
ことができる。
【0025】
【実施例】図1〜3には、本発明による流量制御弁の一
実施例が示されている。この流量制御弁は、全体として
円筒状のケーシング11を有する。ケーシング11は、
入水口12を有する本体13と、出水口14を有する蓋
体15とで構成され、本体13と蓋体15とは、図示し
ない螺合構造によって、着脱自在に螺着されるようにな
っている。
【0026】このケーシング11内には、フランジ状の
基部16と、この基部16から入水口12側に向けてケ
ーシング11の中間部まで延出された円筒部17とを有
する弁座18が配置されている。弁座18の基部16の
外周は、ケーシング11の本体13と蓋体15との螺着
部に挟まれて、ケーシング11の内周に水密に固着され
ている。なお、弁座18の円筒部17は、両端が開口さ
れている。
【0027】また、ケーシング11内には、弁体19が
ケーシング11の筒軸方向に移動可能に配置されてい
る。弁体19は、上記弁座18の円筒部17の外周に遊
嵌し、入水口12側が閉塞され、出水口14側が開口さ
れた有底円筒部20と、この有底円筒部20の閉塞端面
から弁座18の円筒部17に挿入されたボス部21と、
上記有底円筒部20の開口端部外周に形成されたフラン
ジ部22とで構成されている。このフランジ部22の外
周は、弁体19がケーシング11内を移動するときの摺
動面をなしている。
【0028】更に、有底円筒部20の基部には、透孔2
3が設けられている。この実施例の場合、透孔23は、
丸孔となっているが、軸方向に細長く伸びるスリットで
あってもよい。また、透孔23がフランジ部22に形成
されていてもよく、更には透孔23の代わりにフランジ
部22に切り欠きを設けてもよい。
【0029】弁座18の基部16と、弁体19のフラン
ジ部22との間には、通常のばね材料からなる圧縮コイ
ルばね24と、形状記憶合金からなる圧縮コイルばね
(以下形状記憶合金ばねとする)25とで構成される第
1押しばね26が介装され、弁体19を入水口12側に
向けてばね付勢している。また、ケーシング11の入水
口12側の端部と、弁体19のフランジ部との間には、
通常のばね材料からなる圧縮コイルバネで構成された第
2押しばね27が介装され、弁体19を出水口14側に
向けてばね付勢している。したがって、弁体19は、水
圧がかからない状体では、第1押しばね26と第2押し
ばね27とがバランスしたところで停止するようになっ
ている。
【0030】形状合金コイルバネ25は、所定の変態温
度で所定長さに伸長した状態で形状記憶されており、そ
れを圧縮させて装着されているので、給水温度が高くな
って変態温度に近づき、あるいは変態温度を超えると弾
発力が強くなるようにされている。なお、上記変態温度
は、給水温度の変動を考慮して5〜25℃の範囲に設定
することが好ましい。
【0031】次に、この流量制御弁の作用について説明
する。まず、この流量制御弁の取付けに際しては、入水
口12に図示しない給水管を接続し、出水口14に例え
ば図示しない給湯器への供給管を接続する。そして、給
水管からの水を流量制御弁を通して給湯器へ供給する。
【0032】給水管からの水の供給がないときは、弁体
19は、第1押しばね26と第2押しばね27とがバラ
ンスしたところで停止し、例えば第3図に示したような
位置にある。ところが、給水管から水が供給されると、
入水口12から導入された水圧によって弁体19が第1
押しばね26に抗して出水口14方向に移動し、例えば
図1、図2に示した状態となる。
【0033】この場合、図1は水圧が高い状態で、弁体
19が出水口14方向に大きく移動し、弁体19のボス
部21と、弁座18の円筒部17とが重なる部分の長さ
aが長くなっている。図2は水圧が比較的低い状態で、
弁体19が出水口14方向に少し移動し、弁体19のボ
ス部21と、弁座18の円筒部17とが重なる部分の長
さbが長くなっている。
【0034】また、例えば図1に示す状態で、給水温度
が高くなって、形状記憶合金ばね25の変態温度に近づ
き、あるいは変態温度を超えると、形状記憶合金ばね2
5のの弾発力が強くなるので、第1押しばね26の弾発
力が強くなり、例えば図2に示すように弁体19を入水
口12方向に移動させる。
【0035】入水口12から導入された水は、弁体19
の透孔23から弁体19の有底円筒部20と弁座18の
円筒部17との隙間に入り、この隙間を通って有底円筒
部20の内端に達し、更にボス部21と円筒部17との
隙間を通って円筒部17内に抜け、出水口14から流出
する。
【0036】この場合、弁体19の有底円筒部20と弁
座18の円筒部17との隙間を通るとき、弁体19のボ
ス部21と弁座18の円筒部17との隙間を通るとき
に、減圧作用がなされて流量が制御される。このため、
上記隙間を通る長さaが長い図1の場合は、上記隙間を
通る長さbが短い図2の場合に比べて、減圧作用が大き
く働く。
【0037】したがって、給水圧が高い場合には、図1
のように弁体19が出水口14方向に大きく移動して減
圧作用が大きくなり、給水圧が低い場合には、図2のよ
うに弁体19が出水口14方向に少ししか移動せず、減
圧作用が小さくなる。このため、給水圧が変動しても、
出水口14からの水の流出量をほぼ一定にすることがで
き、給湯器に供給される水量の変動によって給湯器から
取り出される水温が変動することを防止できる。
【0038】また、例えば図1の状態で給水温度が高く
なると、形状記憶合金ばね25の弾発力が増加して、弁
体19が例えば図2に示すように入水口12方向へ移動
するので、減圧作用が小さくなり、出水口14からの流
出量が増大する。その結果、給湯器に供給される水の温
度の変動によって給湯器から取り出される水温が変動す
ることを防止できる。
【0039】図4には、本発明による流量制御弁の他の
実施例が示されている。なお、図1〜3と実質的に同一
部分には同符号を付してその説明を省略することにす
る。
【0040】この流量制御弁は、基本的に図1〜3に示
した実施例と同じ構造をなすが、弁体19のボス部21
の先端外周にリブ21aが設けられ、そこで減圧作用を
大きくしている点が異なっている。なお、これとは逆
に、ボス部21の先端部を図中想像線で示す如く先細テ
ーパ状に形成し、減圧作用を小さくすることもできる。
このように、目的とする減圧度に応じてボス部19等の
形状は適宜変更することが可能である。
【0041】試験例1 図1〜3に示す流量制御弁であって、ケーシング11の
内径18mm、内側の軸方向長さ50mm、弁座18の円筒
部17の外径8.5mm、内径6mm、長さ30mm、弁体1
9の有底円筒部20の外径11mm、内径9mm、長さ30
mm、ボス部21の外径5.5mm、長さ20mmであって、
第1押しばね26のコイルばね24の弾性係数0.15
kgf/mm、自由長26.3mm、形状記憶合金ばね25の変
態温度15℃、変態温度以上での弾性係数0.027、
自由長24.8mm、第2押しばね27の弾性係数0.0
87、自由長26.3mmのものを作成した。
【0042】この流量制御弁を用い、入水口12に導入
される給水圧を0〜3kg/cm2の間で変化させ、かつ、給
水温度を5℃と25℃とで変えて、出水口14から流出
する水の流量を測定した。この結果を図5に示す。
【0043】このように、給水温度が一定の場合には、
給水圧が約1.5kg/cm2 を超えると、出水口14から流出
する水の流量は一定になることがわかる。また、水温が
高いほど、出水口14から流出する水の流量は多くなる
ことがわかる。
【0044】試験例2 試験例1と同じ流量制御弁を用い、第1押しばね26を
取り外してその部分にスペーサを挟むことにより、図1
におけるcの長さを種々変化させ、かつ、入水口12に
導入される給水圧も変化させて、出水口14からの水の
流量の変化を測定した。
【0045】この結果を図6に示す。図6において、1
は給水圧が1kg/cm2の場合、3は給水圧が3kg/cm2の場
合、5は給水圧が5kg/cm2の場合、7は給水圧が7kg/c
m2の場合、9は給水圧が9kg/cm2の場合を表している。
【0046】このように、同じ給水圧の場合には、弁体
19が入水口12側に移動する距離にほぼ比例して流量
が増大することがわかる。したがって、例えば流量を8
L/minにしたい場合には、図1のcの長さが、給水圧が
1kg/cm2のときに約34mm、給水圧が3kg/cm2のときに約
20mm、給水圧が5kg/cm2のときに約10mm、給水圧が7kg
/cm2のときに約3mm、給水圧が9kg/cm2のときに約0mm
となるように、第1押しばね26及び第2押しばね27
の弾発力を調整すればよいことがわかる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量制御
弁によれば、給水圧力及び給水温度に応じて給湯器等へ
の供給水量を変化させて、給湯器等から常に所定の温度
の水が流出するように調整することができる。
【0048】また、ダイヤフラムなどのゴム製品を用い
ることなく、筒部を有する弁座と、この弁座の筒部に遊
嵌する有底筒部及びボス部を有する弁体との組合せによ
って流量を制御するので、製品毎の流量調整のばらつき
が少なく、構造が簡単で製造コストも安い流量制御弁を
提供することができる。
【0049】更に、減圧作用をなす部分が、弁体の筒部
内周と弁座の筒部外周との隙間、及び弁体のボス部外周
と弁座の筒部内周との隙間であって、これらがケーシン
グの半径方向に重なって二重構造をなしているので、ケ
ーシングの軸方向長さが比較的短くても十分な減圧作用
をもたらすことができ、弁全体をコンパクト化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量制御弁の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1において弁体が入水口側へやや移動した状
態を示す断面図である。
【図3】図1において弁体が入水口側へ大きく移動した
状態を示す断面図である。
【図4】本発明の流量制御弁の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】本発明の流量制御弁を用い、給水温度を5℃又
は25℃として、給水圧を変動させたときの給水圧と流
量との関係を示す図表である。
【図6】本発明の流量制御弁を用い、給水圧をいくつか
に設定し、弁体の移動量を変化させたときの弁体の移動
量と流量との関係を示す図表である。
【符号の説明】
11 ケーシング 12 入水口 13 本体 14 出水口 15 蓋体 16 基部 17 円筒部 18 弁座 19 弁体 20 有底円筒部 21 ボス部 22 フランジ部 23 透孔 24 コイルばね 25 形状記憶合金ばね 26 第1押しばね 27 第2押しばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量制御弁の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】 ゛図1において弁体
が入水口側へやや移動した状態を示す断面図である。
【図3】図1において弁体が入水口側へ大きく移動した
状態を示す断面図である。
【図4】本発明の流量制御弁の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】本発明の流量制御弁を用い、給水温度を5℃又
は25℃として、給水圧を変動させたときの給水圧と流
量との関係を示す図表である。
【図6】本発明の流量制御弁を用い、給水圧をいくつか
に設定し、弁体の移動量を変化させたときの弁体の移動
量と流量との関係を示す図表である。
【図7】従来の流量制御弁の一例を示す断面図である。
【符号の説明】 11 ケーシング 12 入水口 13 本体 14 出水口 15 蓋体 16 基部 17 円筒部 18 弁座 19 弁体 20 有底円筒部 21 ボス部 22 フランジ部 23 透孔 24 コイルばね 25 形状記憶合金ばね 26 第1押しばね 27 第2押しばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に入水口、他端に出水口を有する筒状
    のケーシングと、 このケーシングの出水口側の端部内周に固着された環状
    の基部と、この基部から前記ケーシングの入水口側に向
    けて、前記ケーシングの中間部まで延出された筒部とを
    有する弁座と、 前記弁座の筒部外周に遊嵌し、前記ケーシングの入水口
    側が閉塞され、出水口側が開口された有底円筒部と、こ
    の有底円筒部の閉塞端面から前記弁座の筒部内に挿入さ
    れたボス部とを有する弁体と、 この弁体を前記ケーシングの入水口側に向けて付勢する
    形状記憶合金ばねを含む第1押しばねと、 この弁体を前記ケーシングの出水口側に向けて付勢する
    第2押しばねとを備えていることを特徴とする流量制御
    弁。
  2. 【請求項2】前記弁体には、前記有底円筒部の基部外周
    に環状部が設けられ、前記有底円筒部又は前記環状部に
    透孔が設けられている請求項1記載の流量制御弁。
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