JPH08320670A - マトリクス型画像表示装置用駆動回路 - Google Patents

マトリクス型画像表示装置用駆動回路

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JPH08320670A
JPH08320670A JP12673195A JP12673195A JPH08320670A JP H08320670 A JPH08320670 A JP H08320670A JP 12673195 A JP12673195 A JP 12673195A JP 12673195 A JP12673195 A JP 12673195A JP H08320670 A JPH08320670 A JP H08320670A
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JP
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signal
switching element
sampling
sampling signal
capacitive load
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JP12673195A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kato
憲一 加藤
Tamotsu Sakai
保 酒井
Yasushi Kubota
靖 久保田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 画像信号線Hの画像信号をスイッチトランジ
スタSWをONすることによって容量性負荷Cに書込
み、その容量性負荷Cの端子電圧を階調信号としてアク
ティブマトリクス型液晶表示装置のTFTへ与える駆動
回路21において、トランジスタSWのON時にそのチ
ャネル部に発生する電荷を、サンプリングOFF時に吸
収する電荷補償用トランジスタQを設け、そのトランジ
スタQを遅延回路Dで遅延して制御する。 【効果】 バッファBおよびインバータINの特性のば
らつきなどによって動作タイミングにずれが生じても、
トランジスタSWのOFF時にはトランジスタQはOF
Fとなっており、前記電荷を吸収して、負荷Cの端子間
電圧、すなわち画素駆動用のTFTへの階調信号の変動
を抑えて、ちらつきを防止することができる。また、従
来に比べて遅延回路Dを付加するだけの簡便な構成で実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置などの画
素電極がマトリクス配列された画像表示装置において、
画素電極に印加すべき表示画像に対応した階調信号を出
力するための回路に関し、特に低温で成膜される多結晶
シリコンを用いる駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】前記マトリクス型画像表示装置の一例と
して、たとえばTFT(Thin Film Transistor)液晶表
示装置は、マトリクス配列された各画素電極を駆動する
ために、相互に直交配列された複数の走査信号線とデー
タ信号線との各交点に前記TFTが形成され、このTF
Tが前記走査信号線からの選択信号によってONされて
いる期間だけデータ信号線からの階調信号をサンプルホ
ールド用のコンデンサに蓄積し、そのコンデンサの端子
間電圧を画素電極に印加することによって画像表示を行
なうものである。したがって、時間軸方向に連続する画
像信号を所定の周期で離散化して、空間的な一次元方向
に並べ替えて、階調信号として前記データ信号線へ出力
する駆動回路が必要となる。
【0003】図9は、そのようなマトリクス型画像表示
装置に階調信号を出力するための典型的な従来技術の駆
動回路1の一部分の構成を示すブロック図である。シフ
トレジスタなどで実現される走査回路2からは、複数の
サンプリング信号線s1,s2,…(総称するときには
参照符sで示す)へ、前記所定周期毎に、かつ各サンプ
リング信号線s間で相互にON期間が重複することのな
いように、サンプリング信号が順次出力される。
【0004】前記各サンプリング信号線sのサンプリン
グ信号は、それぞれバッファb1,b2,…(総称する
ときには参照符bで示す)を介して、スイッチトランジ
スタsw1,sw2,…(総称するときには参照符sw
で示す)のゲートに与えられる。前記サンプリング信号
のON期間に、スイッチトランジスタswを介して、画
像信号線hの電圧が、データ信号線に寄生している容量
性負荷c1,c2,…(総称するときには参照符cで示
す)に書込まれてゆく。
【0005】前記各スイッチトランジスタswに関連し
て、電荷補償用トランジスタq1,q2,…(総称する
ときには参照符qで示す)が設けられている。前記スイ
ッチトランジスタswのゲートは前記サンプリング信号
線sからバッファbを介して走査回路2に接続され、ド
レインは画像信号線hに接続され、ソースは容量性負荷
cに接続されている。一方、前記電荷補償用トランジス
タqのゲートは、インバータin1,in2,…(総称
するときには参照符inで示す)をそれぞれ介してサン
プリング信号線sに接続され、ドレインおよびソースは
前記スイッチトランジスタswと容量性負荷cとを接続
するラインk1,k2,…に接続されている。各容量性
負荷cの端子電圧が、前記階調信号として、図示しない
データ信号線を介して画素駆動用のTFTに出力され
る。
【0006】上述のように構成された駆動回路1におい
て、前記スイッチトランジスタswには、図10(a)
で示すように、該スイッチトランジスタswが導通して
いる間にチャネル部に電荷が生じる。図10(b)で示
すようにスイッチトランジスタswが遮断すると、前記
電荷のほぼ半分は画像信号線hを介して、低インピーダ
ンスである前記画像信号源側に流れて除去され、残余の
電荷はハイインピーダンスの容量性負荷c側に流れるこ
とになる。
【0007】このため、従来から、前記電荷補償用トラ
ンジスタqを設けて、スイッチトランジスタswから容
量性負荷cへ流入しようとする電荷を、該電荷補償用ト
ランジスタqのチャネル部に吸収するようにしている。
こうして、容量性負荷cに蓄えられる電荷をスイッチト
ランジスタswのOFFタイミングの前後で一定に保持
し、表示画像のちらつきを抑えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
の駆動回路1では、対を成すスイッチトランジスタsw
および電荷補償用トランジスタqは、サンプリング信号
線sから与えられるサンプリング信号によってON/O
FF駆動されるので、バッファbを介する図11(a)
で示すようなスイッチトランジスタswに与えられるサ
ンプリング信号に対して、インバータinを介して電荷
補償用トランジスタqに与えられるサンプリング信号に
は、バッファbおよびインバータinを構成するトラン
ジスタの特性のばらつき等から、図11(b)で示すよ
うに位相差が生じることがある。
【0009】すなわち、前記スイッチトランジスタsw
へのサンプリング信号に同期した参照符α1で示す信号
に対して、参照符α2で示す信号のように進みが生じた
り、参照符α3で示す信号のように遅れが生じたりす
る。特に、参照符α2で示すように、電荷補償用トラン
ジスタqへのサンプリング信号の立上がりタイミングが
スイッチトランジスタswへのサンプリング信号の立下
がりタイミングよりも速いときには、スイッチトランジ
スタswのOFFタイミングには、既に電荷補償用トラ
ンジスタqには階調信号による電荷が蓄積されている。
【0010】したがって、前記図10(a)で示すよう
なスイッチトランジスタswに生じた電荷は、直接、容
量性負荷cに流込んでしまい、前記階調信号の最大振幅
によってレベルの異なる前記ちらつきが発生してしまう
という問題がある。すなわち、階調信号の最大振幅が小
さい程、電荷による影響が大きく、ちらつきのレベルが
高くなる。
【0011】特に、スイッチトランジスタswの半導体
層が多結晶シリコンによって形成されているときには、
同じ容量の容量性負荷cを駆動するにあたって、前記デ
ータ信号のレベルに対するちらつきのレベルのばらつき
が非常に大きくなる。これは、多結晶シリコンが単結晶
シリコンと比較して電子移動度が低いことなどに起因し
て、前記同じ容量の容量性負荷cを駆動するにあたっ
て、チャネル部の面積が大きく、かつ特性のばらつきも
大きくなってしまうためである。
【0012】このため、このような不具合を解消するた
めの他の従来技術が、特開平4−179996号公報で
示されている。
【0013】図12は、前記他の従来技術の駆動回路1
1の一部分の構成を示すブロック図であり、前述の図9
で示す構成に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付してその説明を省略する。この駆動回路11では、各
スイッチトランジスタswは、対応するサンプリング信
号線sからのサンプリング信号によって、ON/OFF
駆動される。しかしながら、電荷補償用トランジスタq
では、次段のスイッチトランジスタのためのサンプリン
グ信号線、すなわち電荷補償用トランジスタq1の場合
にはサンプリング信号線s2のサンプリング信号がイン
バータin1で反転されて、ON/OFF駆動に用いら
れる。
【0014】このため、たとえばサンプリング信号線s
1のサンプリング信号が図13(a)で示されるとき、
サンプリング信号線s2のサンプリング信号は、図13
(b)で示されるように、前記サンプリング信号線s1
のサンプリング信号線のON期間w1内に立上がり、O
N期間が重複する必要がある。これによって、図13
(c)で示すように、サンプリング信号に同期した参照
符β1で示す信号に対して、参照符β2で示すように進
みが生じても、また参照符β3で示すように遅れが生じ
ても、電荷補償用トランジスタqへのサンプリング信号
の立上がりタイミングをスイッチトランジスタswへの
サンプリング信号の立下がりタイミングよりも確実に遅
らせて、前記電荷を吸収することが可能となる。
【0015】しかしながら、この従来技術では、隣接し
たサンプリング信号線s間でサンプリング信号のON期
間を重複させるために、図14(a)で示すような画像
信号を、図14(b)および図14(c)で示すよう
に、前記サンプリング信号に対応して分割し、かつそれ
に合せてサンプリング信号線sを複数、図12では2つ
のグループに区分し、その2つのグループ毎に専用の画
像信号線h1,h2を介して画像信号を送信する必要が
ある。したがって、画像信号を処理する外部回路の回路
規模が大きくなるという新たな問題が生じる。
【0016】本発明の目的は、簡単な構成で、信号線に
出力すべき階調信号をサンプリングするスイッチング素
子に発生した電荷を確実に除去し、表示画像へのちらつ
きの発生を抑えることができるマトリクス型画像表示装
置用駆動回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るマ
トリクス型画像表示装置用駆動回路は、マトリクス配列
された画素電極に対応して形成された複数の各信号線
に、前記画素電極へ印加すべき表示画像に対応した階調
信号を出力するマトリクス型画像表示装置用駆動回路に
おいて、前記各信号線に個別的に対応して設けられ、前
記階調信号を出力する容量性負荷と、前記容量性負荷に
個別的に対応して設けられ、サンプリング信号がONで
ある期間だけ、前記表示画像に対応した画像信号を容量
性負荷に与える第1のスイッチング素子と、前記各信号
線毎に相互にON期間が重複しないようにサンプリング
タイミングを規定するための前記サンプリング信号を出
力してゆく走査回路と、前記サンプリング信号を、該サ
ンプリング信号のON期間より短い予め定める時間だけ
遅延して出力する遅延手段と、前記第1のスイッチング
素子と容量性負荷との間のラインにソース電極およびド
レイン電極が接続され、前記遅延手段からのサンプリン
グ信号に応答して、第1のスイッチング素子とは反転し
たスイッチング動作を行う第2のスイッチング素子とを
含むことを特徴とする。
【0018】また請求項2の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路では、前記遅延手段は、前記サン
プリング信号を前記予め定める時間だけ遅延した遅延信
号を作成する遅延信号作成手段と、前記遅延信号に応答
してサンプリング信号をラッチするラッチ手段とを備え
ることを特徴とする。
【0019】さらにまた請求項3の発明に係るマトリク
ス型画像表示装置用駆動回路では、前記遅延手段は、相
互に縦続接続された偶数個のインバータであることを特
徴とする。
【0020】また請求項4の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路は、マトリクス配列された画素電
極に対応して形成された複数の各信号線に、前記画素電
極へ印加すべき表示画像に対応した階調信号を出力する
マトリクス型画像表示装置用駆動回路において、前記各
信号線に個別的に対応して設けられ、前記階調信号を出
力する容量性負荷と、前記容量性負荷に個別的に対応し
て設けられ、サンプリング信号がONである期間だけ、
前記表示画像に対応した画像信号を容量性負荷に与える
第1のスイッチング素子と、前記各信号線を複数のグル
ープに区分し、各グループ毎に設けられる走査回路であ
って、各グループ内では相互にON期間が重複すること
なく、かつグループ間では相互に前記ON期間よりも短
い予め定める時間だけ位相がずれて、サンプリングタイ
ミングを規定するための前記サンプリング信号を出力し
てゆく、そのような走査回路と、前記第1のスイッチン
グ素子と容量性負荷との間のラインにソース電極および
ドレイン電極が接続され、後段側で、かつ他のグループ
の第1のスイッチング素子のためのサンプリング信号に
応答して、第1のスイッチング素子とは反転したスイッ
チング動作を行う第2のスイッチング素子とを含むこと
を特徴とする。
【0021】さらにまた請求項5の発明に係るマトリク
ス型画像表示装置用駆動回路では、前記第1のスイッチ
ング素子および第2のスイッチング素子を構成する半導
体中の不純物種およびその濃度が同じであるときには、
前記第2のスイッチング素子のチャネル部の面積が第1
のスイッチング素子のチャネル部の面積の半分以下であ
ることを特徴とする。
【0022】また請求項6の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路では、前記第1のスイッチング素
子および第2のスイッチング素子を構成する半導体は、
多結晶シリコンであることを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1の発明に従えば、液晶表示装置などの
画像表示装置のために用いられ、マトリクス配列された
画素電極に対応して形成された複数の各信号線に対し
て、第1のスイッチング素子がサンプリング信号によっ
てONされている期間中に表示画像に対応した画像信号
を容量性負荷に書込み、その容量性負荷の端子電圧を階
調信号として出力するようにした駆動回路において、前
記第1のスイッチング素子のON期間中に、該第1のス
イッチング素子のチャネル部に発生した電荷を、該第1
のスイッチング素子のOFFタイミングで除去するにあ
たって、まず、走査回路からは、各信号線毎に相互にO
N期間が重複しないようにサンプリングタイミングを規
定するためのサンプリング信号を出力しておく。
【0024】また、第1のスイッチング素子と容量性負
荷との間のラインに第2のスイッチング素子のソース電
極およびドレイン電極を接続しておく。前記第2のスイ
ッチング素子は、インバータなどを備えて構成されてお
り、前記サンプリング信号に対して第1のスイッチング
素子とは反転したスイッチング動作を行う。さらにま
た、この第2のスイッチング素子へのサンプリング信号
を、遅延手段によって、該サンプリング信号のON期間
より短い予め定める時間だけ遅延して入力する。
【0025】したがって、遅延手段での前記予め定める
時間を第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素
子との動作タイミングのずれなどに対応して設定するこ
とによって、第1のスイッチング素子のサンプリングタ
イミングに対して第2のスイッチング素子のサンプリン
グタイミングは確実に遅延することになり、第1のスイ
ッチング素子のOFFタイミングでは第2のスイッチン
グ素子は確実にOFF状態であり、第1のスイッチング
素子のON期間中にそのチャネル部に発生した電荷を、
該第1のスイッチング素子のOFFタイミングで第2の
スイッチング素子のチャネル部に吸収させることができ
る。これによって、前記階調信号の最大振幅の大小に拘
わらず、該階調信号は前記画像信号のレベルのみに対応
したものとなり、表示画像のちらつきを防止することが
できる。
【0026】また、このようなちらつきの防止を実現す
るにあたって、前記画像信号線数の増加を招くことはな
く、簡便な構成で実現することができる。
【0027】また請求項2の発明に従えば、前記遅延手
段を、前記サンプリング信号を前記予め定める時間だけ
遅延した遅延信号を作成する遅延信号作成手段と、その
遅延信号に応答してサンプリング信号をラッチするラッ
チ手段とを備えて構成する。
【0028】したがって、遅延信号作成手段での遅延時
間を所望とする値に設定するだけで、前記動作タイミン
グのずれなどに対応して、前記予め定める時間の微調整
を容易に行うことができる。
【0029】さらにまた請求項3の発明に従えば、前記
遅延手段を、相互に縦続接続された偶数個のインバータ
で構成する。すなわち、たとえば1段のインバータで数
nsecの遅延が可能であり、該インバータを偶数個縦
続接続して所望とする遅延時間を設定することができ
る。
【0030】したがって、簡便な構成で所望とする遅延
時間を得ることができる。
【0031】また請求項4の発明に従えば、液晶表示装
置などの画像表示装置のために用いられ、マトリクス配
列された画素電極に対応して形成された複数の各信号線
に対して、第1のスイッチング素子がサンプリング信号
によってONされている期間中に表示画像に対応した画
像信号を容量性負荷に書込み、その容量性負荷の端子電
圧を階調信号として出力するようにした駆動回路におい
て、前記第1のスイッチング素子のON期間中に、該第
1のスイッチング素子のチャネル部に発生した電荷を、
該第1のスイッチング素子のOFFタイミングで除去す
るにあたって、まず、前記各信号線を複数のグループ、
たとえば偶数番目の信号線と、奇数番目の信号線とのよ
うな2つのグループや、さらに多数、たとえば4つのグ
ループに区分し、それらのグループ毎に個別に走査回路
を設けておく。
【0032】また、この走査回路から出力されるサンプ
リング信号は、各グループ内では相互にON期間が重複
することなく、かつグループ間では前記ON期間よりも
短い予め定める時間、たとえば前記2つのグループであ
るときにはON期間の1/2の期間、また前記4つのグ
ループであるときには、順次、ON期間の1/4の期間
だけ位相がずれて重複するようにしておく。さらにま
た、第1のスイッチング素子と容量性負荷との間のライ
ンに第2のスイッチング素子のソース電極およびドレイ
ン電極を接続しておく。前記第2のスイッチング素子
は、インバータなどを備えて構成されており、前記サン
プリング信号に対して第1のスイッチング素子とは反転
したスイッチング動作を行う。この第2のスイッチング
素子へは、該第2のスイッチング素子が対応する第1の
スイッチング素子の後段側で、かつ他のグループの第1
のスイッチング素子へのサンプリング信号が入力され
る。
【0033】したがって、前記予め定める時間を第1の
スイッチング素子と第2のスイッチング素子との動作タ
イミングのずれなどに対応して設定することによって、
たとえば4つのグループに区分した場合には、順次、位
相がON期間の1/4の期間ずつずれて出力されるサン
プリング信号に対して、1/4、2/4または3/4の
うち、最も適した位相遅れ期間を有するサンプリング信
号を選択することによって、第1のスイッチング素子の
サンプリングタイミングに対して第2のスイッチング素
子のサンプリングタイミングは確実に遅延することにな
り、第1のスイッチング素子のOFFタイミングでは第
2のスイッチング素子を確実にOFF状態として、第1
のスイッチング素子のON期間中にそのチャネル部に発
生した電荷を、第2のスイッチング素子に吸収させるこ
とができる。これによって、前記階調信号の最大振幅に
拘わらず、該階調信号は画像信号のレベルのみに対応し
たものとなり、表示画像のちらつきを防止することがで
きる。
【0034】また、このようなちらつきの防止を実現す
るにあたって、前記走査回路をグループ毎に設ける必要
が生じるけれども、画素数の増大に対して走査回路の動
作周波数を低くするために、走査回路を複数設け、各走
査回路間で相互にずれて動作させる場合があり、本発明
はこのような場合に、特別な構成を設ける必要がなく、
簡便な構成で実現することができる。また、この場合、
たとえば図12で示す従来技術では、走査回路を2つに
した場合には、画像信号線は4本必要であるけれども、
本発明では2本のままとすることができ、画像信号線数
を削減することができるとともに、画像信号を処理する
画像処理回路などの外部回路も削減することができる。
【0035】さらにまた請求項5の発明に従えば、第1
のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を構
成する半導体中の不純物種およびその濃度が同じである
とき、すなわちこれら第1および第2のスイッチング素
子のON期間中にチャネル部に発生する電荷の、チャネ
ル部の単位面積当りの量が同じであるときには、第2の
スイッチング素子のチャネル部の面積を第1のスイッチ
ング素子のチャネル部の面積の半分以下とする。
【0036】一方、第1のスイッチング素子のON時に
そのチャネル部に蓄積された電荷は、理論的には、画像
信号を供給する画像信号源側と、第2のトランジスタ側
とにそれぞれ半分ずつ流れることになる。しかしなが
ら、実際にはサンプリング信号が過渡的に変化するため
に、第1のスイッチング素子がOFF状態となるまでに
僅かな遅延時間が存在し、このためハイインピーダンス
の第2のスイッチング素子側に流れた電荷が、該第1の
スイッチング素子を介してローインピーダンスの画像信
号源側へ流れることがある。したがって、このように第
2のスイッチング素子のチャネル部の面積を第1のスイ
ッチング素子のチャネル部の面積の半分以下とすること
によって、第2のスイッチング素子のチャネル部の面積
を不必要に大きくすることはなく、最も高い効果を得る
ことができる。
【0037】また請求項6の発明に従えば、第1のスイ
ッチング素子および第2のスイッチング素子を構成する
半導体を多結晶シリコンとする。
【0038】したがって、単結晶シリコンなどに比べて
電子移動度などが低く、同じ容量の容量性負荷を駆動す
るにあたって、チャネル部の面積が大きく、かつ特性の
ばらつきも大きくなってしまうこのような多結晶シリコ
ンの場合に、本発明は特に顕著な効果を得ることができ
る。
【0039】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1〜図4
に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0040】図1は、マトリクス型画像表示装置に階調
信号を出力するための本発明の第1の実施例の駆動回路
21の一部分の構成を示すブロック図である。シフトレ
ジスタなどで実現される走査回路22からは、複数のサ
ンプリング信号線S1,S2,…(総称するときには参
照符Sで示す)へ、前記所定周期毎に、かつ各サンプリ
ング信号線S間で相互にON期間が重複することのない
ように、サンプリング信号が順次出力される。
【0041】前記各サンプリング信号線Sのサンプリン
グ信号は、それぞれバッファB1,B2,…(総称する
ときには参照符Bで示す)を介して、Nチャネルのスイ
ッチトランジスタSW1,SW2,…(総称するときに
は参照符SWで示す)のゲートに与えられる。前記サン
プリング信号のON期間に、スイッチトランジスタSW
を介して、画像信号線Hの電圧が、データ信号線に寄生
している容量性負荷C1,C2,…(総称するときには
参照符Cで示す)に書込まれてゆく。
【0042】前記各スイッチトランジスタSWに関連し
て、Nチャネルの電荷補償用トランジスタQ1,Q2,
…(総称するときには参照符Qで示す)が設けられてい
る。前記スイッチトランジスタSWのゲートは前記サン
プリング信号線SからバッファBを介して走査回路22
に接続され、ドレインは画像信号線Hに接続され、ソー
スは容量性負荷Cに接続されている。一方、前記電荷補
償用トランジスタQのゲートは、遅延回路D1,D2,
…(総称するときには参照符Dで示す)およびインバー
タIN1,IN2,…(総称するときには参照符INで
示す)をそれぞれ介してサンプリング信号線Sに接続さ
れ、ドレインおよびソースは前記スイッチトランジスタ
SWと容量性負荷Cとを接続するラインK1,K2,…
に接続されている。各容量性負荷Cの端子電圧が、前記
階調信号として、図示しないデータ信号線を介して画素
駆動用のTFTに出力される。
【0043】上述のように構成された駆動回路21にお
いて、遅延回路Dは、インバータINによって極性が反
転されたサンプリング信号を、該サンプリング信号のO
N期間W1よりも短い予め定める時間W2だけ遅延し
て、電荷補償用トランジスタQのゲートに与える。した
がって、前記サンプリング信号線Sへのサンプリング信
号によるスイッチトランジスタSWの動作が図2(a)
で示されるとき、電荷補償用トランジスタQの動作は図
2(b)で示されるようになる。
【0044】一方、前記走査回路22からのサンプリン
グ信号に対して、バッファBおよびインバータINを構
成するトランジスタの特性のばらつきなどによって、時
間W3の範囲で変動を生じる。すなわち、走査回路22
からのサンプリング信号をインバータINによってその
まま反転して、かつ遅延回路Dによって時間W2だけ遅
延すると参照符γ1で示すような信号となるのに対し
て、前記特性のばらつきによって、参照符γ2で示すよ
うに進みが生じたり、参照符γ3で示すように遅れが生
じたりする。このため、前記時間W2は、参照符γ1で
示す信号を基準として、時間W3の範囲で変動が生じて
も、前記サンプリング信号が確実にOFFに立下がって
から、電荷補償用トランジスタQへのサンプリング信号
をONに立上げることができる時間、たとえばW1/2
に選ばれる。
【0045】これによって、前記図10(a)で示すよ
うにスイッチトランジスタSWのチャネルに発生した電
荷は、そのOFFタイミングで、図10(b)で示すよ
うに電荷補償用トランジスタQに確実に吸収される。し
たがって、画像信号線Hへ出力される階調信号の最大振
幅が小さくても、前記電荷による容量性負荷Cへの影響
が無くなり、スイッチトランジスタSWのOFFタイミ
ングの前後での容量性負荷Cの電圧変動、すなわち表示
画像のちらつきを防止することができる。また、このよ
うなちらつきの防止を、前記図9で示す従来技術と比較
して、遅延回路Dを付加するだけの簡便な構成で実現す
ることができる。
【0046】また、トランジスタSW,Qは、不純物種
およびその濃度が等しい多結晶シリコンによって形成さ
れる。一方、スイッチトランジスタSWに蓄積された電
荷は、そのOFF時に、理論的には、画像信号線H側と
電荷補償用トランジスタQ側とにそれぞれ半分ずつ流れ
ることになる。しかしながら、実際には、サンプリング
信号が過渡的に変化するために、スイッチトランジスタ
SWがOFFとなり始めてから完全にOFFとなるまで
には遅延時間が存在し、ハイインピーダンスである電荷
補償用トランジスタQ側へ流れた電荷が、該スイッチト
ランジスタSWを介して、ローインピーダンスの画像信
号線H側へ流れることがある。
【0047】このため本発明では、上述のように不純物
種およびその濃度が等しいと、電荷補償用トランジスタ
Qのチャネル部の面積をスイッチトランジスタSWのチ
ャネル部の面積の半分以下として、該電荷補償用トラン
ジスタQのチャネル部の面積を不必要に大きくすること
なく、容量性負荷Cへの電荷の流入を防止している。
【0048】さらにまたこのような構成は、液晶パネル
の画像表示部と同一基板上に、該駆動回路21がモノシ
リックに形成される場合に特に大きな効果を得ることが
できる。すなわち、このような構成の場合には、前記ト
ランジスタSW,Qは、前記多結晶シリコンによって形
成されるので、単結晶シリコンなどに比べて電子移動度
が低いことなどに起因して、同じ容量の容量性負荷Cを
駆動するにあたって、チャネル部の面積が大きく、した
がって蓄積される電荷が多く、かつトランジスタの特性
のばらつきも大きいためである。
【0049】なお、前記遅延回路Dは、具体的には、た
とえばCMOS(相補型金属酸化膜半導体)構造の電界
効果トランジスタなどから成る偶数個のインバータG
1,G2,…G(2n)(nは自然数)が、図3で示す
ように相互に縦続接続されて構成されても良い。この場
合、たとえば1個のインバータで数nsecの遅延が可
能であり、したがって前記時間W2に対応した所望とす
る遅延時間分の偶数個のインバータを組合わせることに
よって、容易に遅延回路Dを構成することができる。
【0050】また、前記遅延回路Dの他の例として、図
4に示すように、各電荷補償用トランジスタQに個別的
に対応して、Dフィリップフロップなどで実現されるラ
ッチ回路Fを設け、それらのラッチタイミングを制御信
号発生回路25によって制御するようにしても良い。
【0051】すなわち、制御信号発生回路25には、前
記走査回路22から各サンプリング信号線S1,S2,
…へサンプリング信号が出力される度毎に、サンプリン
グタイミング信号が入力されており、この制御信号発生
回路25は、サンプリングタイミング信号の立上がりタ
イミングから前記時間W2だけ遅延した後に制御信号線
26へ制御信号を出力する。各ラッチ回路Fは、前記制
御信号のタイミングでインバータINからの反転された
サンプリング信号をラッチして保持する。
【0052】したがって、制御信号発生回路25での遅
延時間をインバータINの特性などに合せて微調整する
ことが可能となる。
【0053】本発明の第2の実施例について、図5に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0054】図5は、本発明の第2の実施例の駆動回路
31の一部分の構成を示すブロック図である。この実施
例は前述の実施例に類似し、対応する部分には同一の参
照符号を付して、その説明を省略する。
【0055】注目すべきは、前述の駆動回路21がスイ
ッチトランジスタSWをn型の電界効果トランジスタだ
けで構成した、いわゆるNMOS構造であるけれども、
この液晶表示装置31は、n型のスイッチトランジスタ
SW1,SW2,…に、それぞれインバータIN1,I
N2,…からのサンプリング信号によって駆動されるp
型のスイッチトランジスタSWa1,SWa2,…を並
列に接続した、いわゆるCMOS構造である。またこれ
に対応して、電荷補償用トランジスタQ1,Q2,…に
は、それぞれ電荷補償用トランジスタQa1,Qa2,
…が並列に接続され、さらに各電荷補償用トランジスタ
Qa1,Qa2,…には、バッファB1,B2,…を介
するサンプリング信号が、遅延回路Da1,Da2,…
を介してそれぞれ入力されている。
【0056】このように、前記スイッチトランジスタの
導電形式は、各スイッチトランジスタに要求されるスイ
ッチングの閾値電圧や電子移動度、または製造プロセス
などに基づいて最適な形式が用いられてもよい。
【0057】本発明の第3の実施例について、図6に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0058】図6は、本発明の第3の実施例の駆動回路
41の一部分の構成を示すブロック図である。この駆動
回路41では、複数のスイッチトランジスタSWは、サ
ンプリング方向(図6の左方から右方)に対して、奇数
番目と偶数番目との2つのグループに区分されており、
奇数番目のスイッチトランジスタSW1,SW3,…に
は、走査回路22aからサンプリング信号線Sa1,S
a3,…をそれぞれ介してサンプリング信号が供給さ
れ、これに対して偶数番目のスイッチトランジスタSW
2,SW4,…には、走査回路22bからサンプリング
信号線Sb1,Sb4,…をそれぞれ介してサンプリン
グ信号が入力される。
【0059】また、電荷補償用トランジスタQのゲート
へは、該電荷補償用トランジスタQが対応するスイッチ
トランジスタSWよりも後段側で、かつ他のグループの
スイッチトランジスタのためのサンプリング信号がイン
バータINを介して入力されている。さらにまた、走査
回路22aからサンプリング信号線Sa1,Sa3,…
に出力されるサンプリング信号に対して、走査回路22
bからサンプリング信号線Sb2,Sb4,…に出力さ
れるサンプリング信号は、前記時間W2だけずれて相互
に重複し、かつ各グループ内では、相互に重複しないよ
うに設定されている。
【0060】したがって、或るスイッチトランジスタ、
たとえばSW1の動作が前記図2(a)で示されると
き、そのスイッチトランジスタSW1に対応する電荷補
償用トランジスタQ1の動作は、図2(b)で示すよう
に、時間W2だけ遅延されることになり、スイッチトラ
ンジスタSW1のOFFタイミングでは電荷補償用トラ
ンジスタQ1はOFF状態であり、スイッチトランジス
タSW1のON期間中に発生した電荷を確実に吸収して
除去することができる。
【0061】なお、この実施例のようにスイッチトラン
ジスタSWを2つの走査回路22a,22bで駆動する
ようにした場合には、2本の画像信号線H1,H2が必
要となり、図示しない画像信号源はそれらの画像信号線
H1,H2に対応するグループの走査回路22aまたは
22bからのサンプリング信号に同期して画像信号を出
力する必要がある。
【0062】但し、このような構成は、たとえば画素数
の増大などに伴って複数の走査回路を設け、走査回路の
動作周波数を抑える場合に従来から用いられる手法であ
り、本実施例と前述の図12で示す従来技術とを比較す
ると、本実施例のように走査回路を2つ設けた場合に
は、従来技術の場合には画像信号線は4本必要となるの
に対して、本実施例では2本とすることができる。同様
に、各スイッチトランジスタSWを3つのグループに区
分した場合には、従来技術ではデータ信号線が6本必要
となるのに対して、本実施例では3本に抑えることがで
きる。こうして、従来技術に比較して、画像信号線数を
削減することができる。またこれによって、画像信号を
処理する画像信号処理回路などの外部回路も、従来技術
に比べて削減することができる。
【0063】本発明の第4の実施例について、図7に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0064】図7は、本発明の第4の実施例の駆動回路
41aの一部分の構成を示すブロック図である。この実
施例では、スイッチトランジスタSWは4つのグループ
に区分されており、各グループ毎の走査回路22a,2
2b,22c,22dが設けられている。前記サンプリ
ング方向に対して、第(4i+1)番目(i=0,1,
2,…)のスイッチトランジスタSW(4i+1)は、
走査回路22aによって、順次選択的に駆動され、画像
信号線H1の画像信号を容量性負荷C(4i+1)へ与
える。同様に、スイッチトランジスタSW(4i+
2),SW(4i+3),SW(4(i+1))は、そ
れぞれ走査回路22b、22c、22dによって、順次
選択的に駆動され、画像信号線H2,H3,H4の画像
信号を容量性負荷C(4i+2),C(4i+3),C
(4(i+1))へ与える。
【0065】各走査回路22a,22b,22c,22
dは、グループ内では相互にON期間W1が重複しない
ように、かつグループ間ではON期間W1の1/4の期
間ずつずれて、サンプリング信号を出力する。また、各
電荷補償用トランジスタQは、対応するスイッチトラン
ジスタSWよりも後段側で、かつ他のグループ(本実施
例では、前記サンプリング方向に2グループだけ後方の
グループ)のスイッチトランジスタのためのサンプリン
グ信号によって駆動される。
【0066】このようにスイッチトランジスタSWが複
数のグループに区分されるときには、前記時間W3の範
囲で変動が生じても、スイッチトランジスタSWのOF
Fタイミングで電荷補償用トランジスタQを確実にOF
F状態とすることができるサンプリング信号であれば、
その電荷補償用トランジスタQの対応するスイッチトラ
ンジスタSWよりも後段側で、かつ任意の他のグループ
のサンプリング信号が、該電荷補償用トランジスタQの
駆動のために用いられてもよい。
【0067】本発明の第5の実施例について、図8に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0068】図8は、本発明の第5の実施例の駆動回路
51の一部分の構成を示すブロック図である。この実施
例は、前記図6で示すような次段のスイッチトランジス
タのためのサンプリング信号を用いて電荷補償用トラン
ジスタQを制御するための構造を、前記図5で示すよう
なCMOS構造に用いたものである。また、PMOS構
造にも前記図6で示すような構造を用いることができ
る。
【0069】本発明は、液晶表示装置に限らず、たとえ
ばアナログ信号を時間経過に伴って複数のサンプルホー
ルド回路に順次ホールドさせてゆくような構成におい
て、好適に実施することができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明に係るマトリクス型画像
表示装置用駆動回路は、以上のように、マトリクス配列
された画素電極に対応して形成された複数の信号線に対
して、表示画像に対応した階調信号を出力する駆動回路
において、前記階調信号を出力する容量性負荷に画像信
号を書込む第1のスイッチング素子のON期間にそのチ
ャネル部で発生した電荷を吸収するために、該第1のス
イッチング素子と容量性負荷との間に、第1のスイッチ
ング素子とは反転した動作を行なう第2のスイッチング
素子を設け、この第2のスイッチング素子の動作を、遅
延手段によって、前記第1のスイッチング素子のOFF
タイミングでは確実に該第2のスイッチング素子がOF
Fとなっているようにする。
【0071】それゆえ、第1のスイッチング素子のON
期間に発生した電荷がOFFタイミングで流出しても第
2のスイッチング素子のチャネル部で蓄積することがで
き、前記電荷が容量性負荷へ流込むことによる表示画像
のちらつきを抑えることができるとともに、このような
ちらつきの防止を簡便な構成で実現することができる。
【0072】また請求項2の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路は、以上のように、第1のスイッ
チング素子へのためのサンプリング信号を遅延して第2
のスイッチング素子に与える遅延手段を、前記サンプリ
ング信号をラッチするラッチ手段と、そのラッチ手段で
のラッチタイミングを任意に設定可能な遅延信号作成手
段とを備えて構成する。
【0073】それゆえ、第1のスイッチング素子と第2
のスイッチング素子との動作タイミングのずれに対応し
て、確実に該第2のスイッチング素子のONタイミング
を第1のスイッチング素子のOFFタイミング以降とで
きるような、所望とする遅延時間を容易に微調整して得
ることができる。
【0074】さらにまた請求項3の発明に係るマトリク
ス型画像表示装置用駆動回路は、以上のように、前記遅
延手段を、相互に縦続接続された偶数個のインバータに
よって構成する。
【0075】それゆえ、1段のインバータでは、たとえ
ば数nsecの遅延が可能であり、所望とする遅延時間
に対応した偶数個だけインバータを接続することによっ
て、前記サンプリング信号と同一極性の信号で、かつサ
ンプリング信号に対して所望とする時間だけ遅延した信
号を、簡単な構成で作成することができる。
【0076】また請求項4の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路は、以上のように、マトリクス配
列された画素電極に対応して形成された複数の信号線に
対して、表示画像に対応した階調信号を出力する駆動回
路において前記各信号線に対応する容量性負荷へ画像信
号をサンプリングして与えるための走査回路を複数設
け、各走査回路からのサンプリング信号を、その走査回
路に対応したグループでは、相互にON期間が重複する
ことなく、かつグループ間では相互にON期間よりも短
い予め定める時間だけ位相がずれて重複するようにして
おき、第1のスイッチング素子のON期間にチャネル部
で発生した電荷を吸収して除去するための第2のスイッ
チング素子を、後段側で、かつ他のグループの第1のス
イッチング素子への走査回路からのサンプリング信号で
駆動する。
【0077】それゆえ、第1のスイッチング素子と第2
のスイッチング素子との動作タイミングのずれなどに対
応して遅延時間を設定しておくことによって、第1のス
イッチング素子のOFFタイミングには第2のスイッチ
ング素子は確実にOFF状態となっており、第1のスイ
ッチング素子から流出する電荷を確実に第2のスイッチ
ング素子で吸収し、表示画像のちらつきを抑えることが
可能となる。また、走査回路が複数必要となるけれど
も、画素数の増大などに対して該走査回路の動作周波数
を低くすることができるように走査回路を複数設ける場
合があり、このような場合に、画像信号線数および画像
処理のための外部回路などの構成の増加を招くことな
く、第2のスイッチング素子の遅延動作を行うことがで
きる。
【0078】さらにまた請求項5の発明に係るマトリク
ス型画像表示装置用駆動回路は、以上のように、第1の
スイッチング素子および第2のスイッチング素子を構成
する半導体中の不純物種およびその濃度が同じであると
き、すなわち前記ON期間にチャネル部に発生する電荷
の、チャネル部の単位面積当りの量が等しいときには、
第2のスイッチング素子のチャネル部の面積を第1のス
イッチング素子のチャネル部の面積の半分以下とする。
【0079】それゆえ、第1のスイッチング素子のチャ
ネル部に発生した電荷のほぼ半分が画像信号を供給する
低インピーダンスの画像信号源側で吸収されるので、第
2のスイッチング素子のチャネル部の面積は、該第2の
スイッチング素子側へ流込んでくる電荷の量に最適な面
積となり、該チャネル部の面積を不必要に大きくするこ
となく、前記電荷を確実に吸収することができる。
【0080】また請求項6の発明に係るマトリクス型画
像表示装置用駆動回路は、以上のように、第1のスイッ
チング素子および第2のスイッチング素子を構成する半
導体を多結晶シリコンとする。
【0081】それゆえ、単結晶シリコンなどに比べて電
子移動度が低いことなどに起因してチャネル部に広い面
積が必要となり、したがってそのチャネル部に蓄積され
る電荷の量が多くなってしまうこのような多結晶シリコ
ンの半導体において、本発明は特に顕著な効果を奏する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の駆動回路の一部分の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す駆動回路の動作を説明するための波
形図である。
【図3】図1で示す駆動回路に用いられる遅延回路の具
体的構成の一実施例を示すブロック図である。
【図4】図1で示す駆動回路における遅延回路の他の実
施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の駆動回路の一部分の構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例の駆動回路の一部分の構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施例の駆動回路の一部分の構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施例の駆動回路の一部分の構
成を示すブロック図である。
【図9】典型的な従来技術の駆動回路の一部分の構成を
示すブロック図である。
【図10】図9で示す駆動回路における問題点を説明す
るための電気回路図である。
【図11】図9で示す駆動回路の動作を説明するための
波形図である。
【図12】他の従来技術の駆動回路の一部分の構成を示
すブロック図である。
【図13】図12で示す駆動回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図14】図12で示す駆動回路の動作を説明するため
の波形図である。
【符号の説明】
21 駆動回路 22 走査回路 25 制御信号発生回路(遅延信号作成手段) 26 制御信号線 31 駆動回路 41 駆動回路 41a 駆動回路 51 駆動回路 B バッファ C 容量性負荷 D 遅延回路 F ラッチ回路 G インバータ H 画像信号線 IN インバータ(第2のスイッチング素子) Q 電荷補償用トランジスタ(第2のスイッチング素
子) S サンプリング信号線 SW スイッチトランジスタ(第1のスイッチング素
子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス配列された画素電極に対応して
    形成された複数の各信号線に、前記画素電極へ印加すべ
    き表示画像に対応した階調信号を出力するマトリクス型
    画像表示装置用駆動回路において、 前記各信号線に個別的に対応して設けられ、前記階調信
    号を出力する容量性負荷と、 前記容量性負荷に個別的に対応して設けられ、サンプリ
    ング信号がONである期間だけ、前記表示画像に対応し
    た画像信号を容量性負荷に与える第1のスイッチング素
    子と、 前記各信号線毎に相互にON期間が重複しないようにサ
    ンプリングタイミングを規定するための前記サンプリン
    グ信号を出力してゆく走査回路と、 前記サンプリング信号を、該サンプリング信号のON期
    間より短い予め定める時間だけ遅延して出力する遅延手
    段と、 前記第1のスイッチング素子と容量性負荷との間のライ
    ンにソース電極およびドレイン電極が接続され、前記遅
    延手段からのサンプリング信号に応答して、第1のスイ
    ッチング素子とは反転したスイッチング動作を行う第2
    のスイッチング素子とを含むことを特徴とするマトリク
    ス型画像表示装置用駆動回路。
  2. 【請求項2】前記遅延手段は、前記サンプリング信号を
    前記予め定める時間だけ遅延した遅延信号を作成する遅
    延信号作成手段と、前記遅延信号に応答してサンプリン
    グ信号をラッチするラッチ手段とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のマトリクス型画像表示装置用駆動回
    路。
  3. 【請求項3】前記遅延手段は、相互に縦続接続された偶
    数個のインバータであることを特徴とする請求項1記載
    のマトリクス型画像表示装置用駆動回路。
  4. 【請求項4】マトリクス配列された画素電極に対応して
    形成された複数の各信号線に、前記画素電極へ印加すべ
    き表示画像に対応した階調信号を出力するマトリクス型
    画像表示装置用駆動回路において、 前記各信号線に個別的に対応して設けられ、前記階調信
    号を出力する容量性負荷と、 前記容量性負荷に個別的に対応して設けられ、サンプリ
    ング信号がONである期間だけ、前記表示画像に対応し
    た画像信号を容量性負荷に与える第1のスイッチング素
    子と、 前記各信号線を複数のグループに区分し、各グループ毎
    に設けられる走査回路であって、各グループ内では相互
    にON期間が重複することなく、かつグループ間では相
    互に前記ON期間よりも短い予め定める時間だけ位相が
    ずれて、サンプリングタイミングを規定するための前記
    サンプリング信号を出力してゆく、そのような走査回路
    と、 前記第1のスイッチング素子と容量性負荷との間のライ
    ンにソース電極およびドレイン電極が接続され、後段側
    で、かつ他のグループの第1のスイッチング素子のため
    のサンプリング信号に応答して、第1のスイッチング素
    子とは反転したスイッチング動作を行う第2のスイッチ
    ング素子とを含むことを特徴とするマトリクス型画像表
    示装置用駆動回路。
  5. 【請求項5】前記第1のスイッチング素子および第2の
    スイッチング素子を構成する半導体中の不純物種および
    その濃度が同じであるときには、前記第2のスイッチン
    グ素子のチャネル部の面積が第1のスイッチング素子の
    チャネル部の面積の半分以下であることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のマトリクス型画像表示装
    置用駆動回路。
  6. 【請求項6】前記第1のスイッチング素子および第2の
    スイッチング素子を構成する半導体は、多結晶シリコン
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のマトリクス型画像表示装置用駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016125640A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 シャープ株式会社 データ信号線駆動回路、データ信号線駆動方法、および表示装置
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