JPH0832074B2 - テレビジヨン装置 - Google Patents

テレビジヨン装置

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JPH0832074B2
JPH0832074B2 JP60095312A JP9531285A JPH0832074B2 JP H0832074 B2 JPH0832074 B2 JP H0832074B2 JP 60095312 A JP60095312 A JP 60095312A JP 9531285 A JP9531285 A JP 9531285A JP H0832074 B2 JPH0832074 B2 JP H0832074B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
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    • H04N5/00Details of television systems
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  • Television Systems (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、垂直細部の強調されたテレビジヨン装置
に関するものである。一例をあげればこの発明は、飛越
し走査法で生成されたテレビジヨン信号の画像情報を非
飛越し走査形式で表示するテレビジヨン表示装置に関す
るもので、以下一例としてその様な装置について説明す
る。
〔発明の背景〕
今日の標準によるテレビジョン信号は普通の受像機や
モニタ上に可視的な不自然さ(artifacts)を生する。
走査線数が1フレーム当り525本で毎秒30フレームの525
/30NTSC方式または625/25PAL方式のような放送方式にお
いては、飛越し走査法を使用しているために不自然さが
生ずる。この飛越し走査法は、NTSC標準における525本
の走査線画像すなわちフレームを走査線がそれぞれ262
1/2本の2個のフイールドに分割している。この1フイ
ールドの走査線262 1/2本は60分の1秒で走査され、そ
れに続いて他方のフイールドの262 1/2本の走査が、第
1フイールドの走査線間の間隙を第2フイールドの走査
線が占める形で、行なわれる。この飛越し走査方式に特
有の一つの効果は、シーン画像中に動きがある場合にい
わゆる「ラインクロール」として周知の、ラスタ中の走
査線に縦の線の途切れ運動が現われることである。この
明らかなふらつき現象は広いスクリン面の表示像を近距
離で見るときに常に目立ちやすい。また別の具合の悪い
可視的効果は、飛越し走査形式に起因する、一走査線か
ら次の走査線への移り変りにおける線間ちらつき(フリ
ツカ)である。
高品位テレビシヨン(HDTV)方式の開発における最近
の関心は、現在の標準の制限の中で現用方式の本来の特
性を改善しようとする技術に向けられている。一つの試
みとして、順次走査または非飛越し走査と呼ばれる技法
が幾つかの特許や文献に開示されている。たとえば、52
5本の走査線の全部を(1フイールド当り525本、60Hzの
場合)、たとえば60分の1秒である各垂直走査期間中に
表示スクリンの頂部から底部に向つて下向きに連続的に
走査する方法である。順次走査方式によると、通常の2
対1型飛越し表示器における線間ちらつきやラインクロ
ールの様な、飛越し走査方式に関係する不自然さが低減
する。この固有の特徴によつて観察者はより快適な画像
を見ることができる。
プリチヤード(D.H.Pritchard)氏とセツプ(W.E.Sep
p)氏による英国特許出願第2145603号(米国特許出願第
526702号および特開昭60-70890号公報対応)には、たと
えばベースバンドのNTSC信号の画像情報を表示するため
の装置が開示されている。このプリチヤード氏他が開示
したテレビシヨン装置は、NTSC信号の各水平ビデオ線期
間中に1対の輝度情報含有信号を発生する。このNTSC信
号の各水平ビデオ線期間中に上記1対の信号のうちの一
方として生成された画像情報は、表示器の最初の走査線
中に表示され、上記1対の他方の信号の情報はこの最初
の走査線のすぐ下に隣接する次の走査線中に続いて表示
される。NTSC信号の1水平走査線期間中に双方の信号中
に含まれている輝度情報を表示するために、各信号は高
速化すなわち時間圧縮される。従つて、このプリチヤー
ド氏他提案のテレビシヨン装置では、標準的な飛越し走
査型テレビシヨン受像機において画像情報が1走査線中
だけに表示されるのと同じ期間中に、所定対数の走査線
中に画像情報が表示されることになる。
この対をなす輝度信号のうちの各信号は線くし形フイ
ルタを使つて発生させている。線くし形フイルタの加算
過程では補間すなわち平均化処理が行なわれるので、垂
直細部情報の或程度の損失が生ずる。その様な垂直細部
情報の損失は、表示面の画像中に垂直方向の転移部が生
ずる部分で目立つことになる。プリチヤード氏他の上記
提案では、上記平均化処理のために生じた垂直細部の損
失を補償するために垂直細部信号成分を再挿入する方法
を開示している。それは、くし形フイルタ源の減算過程
から得られる垂直細部成分を特別なやり方で再挿入して
目的とする垂直方向の精細度を上げてきれいな画像を得
るやり方である。
この非飛越し走査方式によつて、標準テレビシヨン表
示装置における飛越し走査に起因する線間ちらつきやラ
インクロール形の不自然さは低減するけれども、テレビ
シヨン・カメラなどの飛越し信号の発生源における飛越
し走査過程に起因する不自然さは、このテレビシヨン受
像機側の非飛越し走査方式によつては取除くことができ
ない。更に、上記プリチヤード氏提案の如き垂直細部強
調法をテレビシヨン受像機に使用すると、上記の様な発
生源に関係する不自然さが更に目立つようになる。その
様な不自然さは、飛越しテレビシヨン信号発生源におけ
る、飛越し走査NTSC信号中に含まれているエイリアシン
グ成分に起因するものである。飛越し走査NTSC信号中の
このエイリアシング成分は、カメラ部で飛越し信号を生
成する際に必要なサンプリング過程で生ずるフイールド
−フイールド側波帯が重畳する結果現われるものであ
る。
この信号発生源で使用している飛越し走査方式のため
に、テレビシヨン・カメラが生成する信号の周波数スペ
クトルは、たとえば15734Hzの水平走査周波数の整数倍
周波数と、たとえば垂直周波数30Hzの倍数周波数を有し
上記水平走査周波数の各倍数周波数の上下にある側波帯
とを含んでいる。カメラが静止画像を取扱う場合には、
生成されるこの側波帯は水平走査周波数から30Hzの整数
倍だけ離れた周波数を含んでいる。カメラでは、走査用
(電子ビーム)スポツトの形状が通常はガウス分布また
は余弦状であるから、上記の側波帯はエイリアシング成
分を含むことになる。これらのエイリアシング成分は、
テレビシヨン受像機の表示装置に運動する物体が表示さ
れたとき、およびテレビシヨン・カメラを縦に上下動
(パン)させることによつて1つのフイールド期間と次
のフイールド期間の間にシーンの内容の不同が生じたと
き、に肉眼で見える。上記の様なシーンの不同は、画像
シーンの動きと通常呼ばれている。
〔発明の概要〕
この発明によるテレビシヨン装置は、画像情報を表わ
すテレビシヨン信号を処理するもので、このテレビシヨ
ン信号に応じて画像を表わす第1の信号を生成する手段
と、同じく上記テレビシヨン信号に応じて上記第1の信
号に欠けている画像細部を表わす画像細部信号を生成す
る手段と、画像中の動きを表わす信号を生成する手段
と、この動きを表わす信号に従つて上記画像細部信号と
上記第1の信号を比例的に合成して画像中の動きによつ
て強調された画像細部を含む第2の信号を生成する手段
とを具備して成るものである。
この発明の一実施例にあつては、上記第2の信号中に
おける画像細部信号の割合は、動きを表わす信号で示さ
れる画像中の動きの量と逆の関係をなしている。
或る実施例では、上記の動きを表わす信号を生成する
手段は、画像シーン中に動きが生じたときだけ、相当な
スペクトル情報を含む、上記テレビシヨン信号の周波数
スペクトルの部分を抽出するフイルタを含んでいる。
〔詳細な説明と実施例〕
以下、添付図面を参照しつゝこの発明を詳細に説明す
る。
第1図のテレビシヨン装置150において、飛越し走査
式のアナログ合成カラーテレビシヨンNTSC信号130が、
図示されていない発生源から端子11に供給される。この
アナログ信号の発生源は、たとえば標準的なテレビシヨ
ン受像機の中間周波数(IF)段の復調出力のような部分
である。この発明は、以下、NTSC方式の飛越し走査式合
成カラーテレビシヨン信号を参照して説明するが、当該
専門家にとつてPAL方式のようなNTSC方式とは異なる方
式の飛越し走査式合成または成分カラーテレビシヨン方
式もこの発明思想の範囲に入ることは容易に理解できる
であろう。
NTSC信号130は、たとえば、くし形フイルタとしても
周知の、1−H遅延器17を有する2端子トランスバーサ
ルフイルタで構成された分離器15に供給される。1−H
の遅延は、NTSC信号中で水平線1本を走査するに要する
時間たとえば63.5マイクロ秒に等しい。分離器15の内部
では、1−H遅延を受けた信号が加算器19中でNTSC信号
130と合成されて、くし形濾波された補間された信号Yi
が生成される。信号Yiは相前後するビデオ線間の算定さ
れた信号を表わしている。信号Yiは、NTSC信号130の輝
度を表わす成分で、信号エネルギが水平線周波数(すな
わち、15734Hz)の整数倍周波数位置の近くに集中しま
た水平線周波数の2分の1の奇数整数倍周波数位置の近
くに信号エネルギの谷のある周波数スペクトルを持つて
いる。
同様に、遅延された線信号と遅延を受けない線信号と
が減算器18に印加され、そこでくし形濾波されたクロミ
ナンス信号Ciが生成される。この信号Ciは、輝度情報の
一部分(すなわち、信号Yiから失われた垂直画像細部を
表す情報)と、水平線周波数(すなわち15734Hz)の2
分の1の奇数整数倍周波数位置の近傍に信号エネルギが
集中しかつ水平線周波数の整数倍周波数位置の近くに信
号エネルギの谷を持つたクロミナンス情報とを表わして
いる。減算器18からのクロミナンス信号Ciは帯域通過フ
イルタ25で帯域通過濾波されて、くし形濾波された変調
クロミナンス情報として復調器27に加えられる。復調器
27は普通の形式のもので復調されたI信号とQ信号を高
速化処理器19と21にそれぞれ供給する。
高速化処理器19と21は、入力周波数の或る倍数(たと
えば2倍)に圧縮された、時間圧縮I信号およびQ信号
を生成する。NTSC信号130の各水平ビデオ線ごとに、高
速化処理器19はたとえばI2H信号の2本のビデオ線を発
生する。I2H信号の2本のビデオ線の各々は、対応する
圧縮されないI信号のビデオ線におけると同じI情報を
含んでいる。このI2H信号の2本のビデオ線の各々中の
I情報は、I信号の対応部分中で占める時間の2分の1
の時間を占めるように高速化されている。高速化処理器
21は、上記と同様にして、Q信号からQ2H信号を生成す
る。高速化処理器19と21は、この明細書で引用する、セ
ツプ(W.E.Sepp)氏発明の英国特許出願第2145602号
(米国特許出願第526701号、特開昭60-70891号公報対
応)に開示されたように構成することができる。この2
倍の周波数のI2HとQ2H信号は、I、Q、Yマトリクス43
に結合され、後述の如くしてR、GおよびB信号を発生
する。
輝度信号Yiが、減算器39の入力端子39aと加算器33の
入力端子33aに供給される。クロミナンス信号Ciが、た
とえば1.5MHzの遮断周波数をもつ低域通過フイルタ36を
通して結合されて、端子23aに垂直細部強調信号Yd(す
なわち、信号Yiから失われた垂直画像細部を表す画像細
部信号)を生成する。次に説明するように、信号Ydは、
加算器19で行なわれるくし形処理過程で失なわれた信号
Yi中の垂直細部を再挿入する。信号Ydは、水平線相互間
の縦方向の画像細部の差を表わすものである。
信号Ydは、後述する利得可制御型の装置35を通して加
算器33の他方の入力端子に供給される。加算器33はその
双方の入力端子に供給される信号を相加して、後記の如
く、輝度情報を形成するYb信号を生成する。同様に、垂
直細部信号Ydは、たとえば利得可制御型装置35と同様な
利得可制御型装置41を介して減算器39のもう一方の入力
端子に与えられ、そこで輝度信号Yiから減算される。減
算器39中の減算処理によつて、後述のように、同様に輝
度情報を構成するYa信号を生成する。
上記の装置35と41の利得Kを、こゝでは、それぞれ1
に等しいものとする。NTSC信号130の各有効ビデオ線期
間中、Ya信号は、その期間の直前のNTSC信号130の有効
ビデオ線期間中に端子11に供給されたNTSC信号130の部
分の、フイルタ36の遮断周波数以下の実質的に全輝度垂
直細部を含んでいる。同時に、Yb信号は、NTSC信号130
のその時の有効ビデオ線期間中に端子11に供給されたNT
SC信号の部分における、フイルタ36の遮断周波数以下の
実質的に全輝度細部を含んでいる。
Ya信号とYb信号は、高速化処理器19および21と同時に
働く高速化処理器23の入力端子23aと23bにそれぞれ供給
される。一般に、高速化処理器23は、たとえば4個の遅
延線を含むもので、それら遅延線は各々1水平線期間の
遅延を与え、かつ色副搬送波周波数の4倍の周波数(4S
C)でクロツク入力され、転流法により色副搬送波周波
数の8倍の周波数(8SC)で読出されるものである。従
つて、高速化処理器23からの出力は水平線周波数の2倍
の連続的なビデオからなる2倍速のY2H信号を生成す
る。
NTSC信号130の、63.5マイクロ秒である各水平ビデオ
線期間中、時間圧縮された信号Yaのビデオ線は時間圧縮
されたYbのビデオ線と交番して、それぞれ直接連続する
非飛越し走査線の対として表示用の輝度情報を生成す
る。各63.5マイクロ秒の期間中、信号Y2Hは、それぞれ6
3.5/231.7マイクロ秒の時間をもつ2つの連続する時
間区間中に、それぞれYa信号とYb信号の輝度情報を含む
2つの信号部分を含んでいる。
NTSC信号130の水平ビデオ線時間である各63.5マイク
ロ秒に、高速化処理器19で高速化されたI信号である信
号I2Hは、直接連続する1対の非飛越し走査線として表
示するため、I画像情報をそれぞれ形成する2つの信号
部分を含んでいる。同時に、高速化処理器21中で高速化
されたQ信号である信号Q2Hは、対をなす直接連続する
走査線としてそれぞれ表示するため、Q画像情報を構成
する2つの信号部分を含んでいる。信号Q2Hは、I、
Q、Yマトリクス43内で周知の形式で信号I2HおよびY2H
と非飛越し式の線順次ベースで合成されて、時間圧縮さ
れたR、GおよびB信号を形成する。この時間圧縮され
たR、G、B信号に含まれている情報は、たとえば、順
次走査ラスタ表示方式で表示器51のスクリーン上に表示
される。
プリチヤード氏他の前記英国特許出願2145603号(特
開昭60-70890号公報対応)中に開示されているように、
利得可制御型装置41と35の各々の利得KはYa信号とYb
号とにそれぞれ垂直ピーキングが生ずるようなものであ
る。利得可制御型装置41の利得Kが装置35の利得値と異
つていても良いことは当然である。装置41または35の利
得Kが1より大であれば、垂直方向の変移はK=1の場
合に比べてオーバシユートする。この垂直細部の強調は
より良好な画面を形成することになる。
既述のように、垂直細部の強調は、垂直細部を表わす
記号Ydを利得可制御型装置41と35を介して減算器39と加
算器33の両入力に結合することによつて行なわれる。第
1図に示すこの発明の実施例では、この垂直細部の強調
作用は以下より詳しく説明するように画像中に動きのあ
るとき低減される。
垂直細部を表わす信号Ydは、動き検出器37にも結合さ
れる。この検出器37はNTSC信号130中に動きがある場合
に動き(を表わす)信号Mを発生する。動き信号Mは、
たとえば、NTSC信号130の各フレーム時間中垂直ブラン
キング期間の外に、一定レベルの出力を供給する。各フ
レームにおける信号Mの電圧レベルは画像シーン中の動
きの程度を示している。動き信号Mは利得可制御型装置
41と35の利得Kをそれぞれ制御する。動き検出器37につ
いては、その一実施例を第3図に関連して詳細に後述す
る。
第4図は、各利得可制御型装置35と41の利得Kの動き
信号Mに対する依存性の2例を示すものである。第4図
に破線で示した第1の例では、Kは可能な2つの状態の
一方をとる。動き信号Mが或る閾値レベルM1を超えると
Kは0に等しくなる。それ以外の場合には、K>1とい
うような、或る所定の値をとる。この2つの状態の間で
はKは急激な変化を示す。実線で示した第2の例では、
Mが或る閾値レベルM1を超えると利得Kの値は漸減す
る。この2つの例における閾値レベルM1は雑音の影響が
最小となるように設定される。動き信号Mが、第1の例
ではレベルM1を、第2の例ではレベルM2を超えると、垂
直細部強調作用は無くなる。一方、動き信号MがM1より
低いレベルのときは(第4図参照)、画像シーン中に事
実上動きが無い状態に相当し、垂直細部の強調作用は最
大になる。
既述のように、NTSC信号130の発生源で生成するNTSC
信号130中のエイリアシング成分に起因する不自然さの
見える程度を低下させるために、動きのある状態下では
垂直細部強調作用は行なわないか弱くされる。動き信号
Mに対する、装置41または35或はその双方の利得Kの変
動を表わす関数は、エイリアシング成分で誘起される不
自然さの低減の程度と動きのある場合の画像のシヤープ
さの程度との間の或る妥協を得るように選ばれることは
理解されよう。
第2図aは、静止画像を表わしている第1図における
NTSC信号130の、周知の周波数スペクトルである。到来N
TSC信号130の、水平線周波数fH=15734KHzの2分の1の
奇数倍周波数位置の付近には殆どスペクトル成分が無
く、一方、周波数fH=15734KHzの整数倍または零倍周波
数位置とフレーム周波数30Hzの倍数の間隔でその上方ま
たは下方の側波帯位置にスペクトル・エネルギが存在す
ることに注意されたい。また、動きのない場合には第1
側波帯は30Hz位置にあることにも注意されたい。fHの所
定倍数周波数位置から遠ざかるにつれて側波帯のエネル
ギは、たとえば対数的に減少する。
第2図bは、非静止画像を表わしている、第1図のNT
SC信号130の周波数スペクトルである。第2図aに示さ
れた形態とは対照的に、この場合にはfHの所定倍数周波
数位置から遠い位置にある側波帯のスペクトル成分は無
視できるものではない。たとえば、水平走査周波数の2
分の1の奇数倍周波数位置の付近のスペクトル成分は零
ではない。更に、静止画像の場合には存在しなかつた周
波数位置に側波帯が現われる。たとえば、f=0とf=
30Hzの間にスペクトル成分が現われる。第3図に例示し
た動き検出器の一実施例の裏にある思想は、動き信号M
は動きが生じた結果生ずるスペクトル成分を表わすよう
にされていると言うことである。たとえば、NTSC信号13
0のスペクトルのうちf=0とf=30Hzに挾まれた範囲
(部分)にエネルギが存在することは動きを表わしてい
る。
第3図aは、プリチヤード(D.H.Pritchard)氏によ
る米国特許第4641186号「ベースバンド・テレビジヨン
信号の側波帯から動き情報を抽出する動き検出器」に詳
述されているような、動き検出器37の1例である。第3
図bと第3図cは、第3図aの動き検出器37の説明に有
用なタイミング図である。第1図と第3図a〜cにおい
て同一数字は同様な物または機能を示している。第3図
aにおいて、くし形濾波された垂直細部信号Ydが、スイ
ツチ55のワイパKを通して、更にたとえば垂直周波数30
Hzの遮断周波数をもつ低域通過フイルタ52を通して供給
されて、端子52aに動き側波帯を表わす信号Smを生成す
る。なお、信号Ydは分離器15中で行なわれるくし形濾波
処理のために0周波数位置には成分を含んでいないこと
に注意されたい。
第5図は、第3図aの端子52aにおける入力信号の絶
対値と第1図の端子11における信号の絶対値の比を表わ
す伝達関数Aを周波数の関数として示す図である。第5
図から、第1図のNTSC信号130のスペクトルのローエン
ド(low end)だけが第3図の端子52aに結合されて信号
Smを形成することが明らかである。第1図のNTSC信号13
0のf=0からf=30Hzに至る間のスペクトル成分だけ
が、画像シーン中に動きのある場合に現われるので、信
号Smの振幅はその画像シーン中の動きを表わしている。
信号Smはピーク検波器53に結合され、そこで信号Smの
ピーク電圧の絶対値を表わす信号Smpが生成される。信
号Smpは、サンプル・ホールド回路54に結合され、この
回路は各1つおきの垂直リトレース期間の始点における
信号Smpのレベルを蓄積して、第3図bに破線で示され
るような動き信号Mを生成する。第3図aの各サンプル
・ホールド回路54とピーク検波器53は、第3図cに示さ
れるように各1つおきの垂直リトレース期間の始めに生
ずる第3図aのパルス21bによつて制御される。パルス2
1bは、普通に取出される垂直ブランキング期間パルスV
biから取出すことができる。パルスVbiは第3図cにパ
ルス21aと21bによつて例示されている。パルスVbiは第
3図aのフリツプフロツプ56を通して結合されて、各パ
ルスVbi対ごとに1個のパルス21bを生成する。
ピーク検波器53は、第3図aには示されていないキヤ
パシタを有し、このキヤパシタは各30分の1秒間信号Sm
のピーク電圧の絶対値に充電され、第3図bに実線で示
されるようにパルス21bの制御を受けて放電する。従つ
て第3図aとbの信号Smpの電圧はそれに先行する30分
の1秒間の信号Smのピーク電圧を表わすことになる。第
3図aの検出器37はNTSC信号130のf=0とf=30Hzの
間における側波帯から動き情報を取出す。パルス21bは3
0分の1秒ごとに現われるが、これは信号Smpを生成する
ためにf=30Hz以下の側波帯のピーク電圧を得るのに充
分な時間である。これらの側波帯は動きを表わすもの
で、それは非静止画像シーンのみがNTSC信号130のf=
0とf=30Hzの間に側波帯を含むからである。
第3図aのスイツチ55は、各垂直ブランキング期間中
NTSC信号130が低域通過フイルタ52に供給されないよう
に、これを阻止する。この動作は垂直ブランキング期間
パルスVbiの制御作用で有効画像ビデオ線だけが動き信
号Mに働くようにすることで、行なわれる。
以上、この発明を、一例として第3図の動き検出器37
を参照して説明したが、相異なるフレームからとつたNT
SC信号130の対応ビデオ線を比較して各ビデオ線が整合
しないとき動きを確認するためにフレーム蓄積器または
フイールド蓄積器を利用する動き検出器のような、周知
の他の動き検出器も利用できるものと理解されたい。
上記の様な、フイールドまたはフレーム蓄積器を利用
する周知の動き検出器では、相連続するフイールドまた
はフレームのビデオ線同士が直接同時に比較されまたは
減算されて動き信号を生成する。その様な、フイールド
時間またはフレーム時間だけ隔つた2本のビデオ線間の
直接同時動作は、第3図aの動き検出器37では必要とし
ない。第3図aの動き検出器37は動きが発生したときの
み生ずる側波帯から情報を取出している。第3図aの動
き検出器37は、第1図のNTSC信号130の周波数スペクト
ルから動きに関する情報を得ているので、1フイールド
または1フレームだけ離れた2本のビデオ線の直接同時
比較操作は必要としていない。
【図面の簡単な説明】
第1図は動きを表わす信号に従つて画像細部を含む信号
を生成して非飛越し走査形式の改善された画像を表示す
るための、この発明によるテレビジヨン装置の一実施例
構成を示す図、第2図aと第2図bは、それぞれ、静止
画像および非静止画像のNTSC信号の周波数スペクトルを
例示する図、第3図aは動き表示信号を発生する動き検
出器の一例構成を示すブロツク図、第3図bと第3図c
は、それぞれ第3図aに示す動き検出器の動作説明に有
用な波形図、第4図は第1図に示す装置中に使用されて
いる利得可制御型装置のうちの1つの利得Kと動き表示
信号Mとの間の依存性の2つの例を示す図、第5図は第
3図aのフイルタ回路の伝達関数Aと周波数の関数とし
て示す一例線図である。 17、18、19……くし形フィルタ手段(1−H遅延線、減
算器、加算器)、Yi……第1の輝度信号、Ci……クロミ
ナンス信号、36……低域通過フィルタ手段、37……動き
を表わす信号(M)を生成する手段(動き検出器)、3
5、33……画像細部信号と第1の輝度信号の合成手段
(利得可制御型装置、加算器)、Yd……画像細部信号、
Yb……第2の輝度信号、130……合成カラービデオ信
号、150……テレビジヨン装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を表し、輝度信号成分およびクロ
    ミナンス信号成分を含む複合カラービデオ信号を処理す
    るためのテレビジョン装置であって、 前記複合カラービデオ信号に応答して、前記クロミナン
    ス成分が取り除かれ、かつ垂直画像細部を表す情報が失
    われた、前記輝度成分を表す第1くし形フィルタ出力信
    号を生成すると共に、前記クロミナンス成分および第1
    くし形フィルタ出力信号から失われた前記垂直画像細部
    を表す情報を含む第2くし形フィルタ出力信号を生成す
    るくし形フィルタ手段と、 前記第2くし形フィルタ出力信号の供給を受けて、前記
    第1くし形フィルタ出力信号から失われた垂直画像細部
    を表す画像細部信号を生成する低域通過フィルタ手段
    と、 前記複合カラービデオ信号によって表された画像中の動
    きを示す信号を生成する手段と、 前記画像細部信号を前記第1くし形フィルタ出力信号に
    合成して、強調された垂直画像細部を含む輝度信号を形
    成する手段と、 前記輝度信号中における前記画像細部信号の割合が前記
    動きを表す信号によって示される画像中の動きの量と逆
    の関係になるように、前記第1くし形フィルタ出力信号
    に合成する前記画像細部信号を、前記動きを表す信号に
    従って制御する手段と、 を具えたことを特徴とするテレビジョン装置。
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