JPH08321914A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH08321914A
JPH08321914A JP7125332A JP12533295A JPH08321914A JP H08321914 A JPH08321914 A JP H08321914A JP 7125332 A JP7125332 A JP 7125332A JP 12533295 A JP12533295 A JP 12533295A JP H08321914 A JPH08321914 A JP H08321914A
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JP
Japan
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waveguide
image sensor
light
limiting member
optical waveguide
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Application number
JP7125332A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kyotani
博 京谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH08321914A publication Critical patent/JPH08321914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製作工程が簡単で、S/N比の高い導波路型縮
小イメージセンサの提供。 【構成】光導波路7の入射端7aの周囲に、外乱光が入
射端7aに入射するのを制限する外乱光制限部材10,
14を設けてクロストークを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードコピー画像の一
次元読み取り光学系等に使用されるイメージセンサに関
し、さらに詳しくは、光導波路を用いた縮小イメージセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ、イメージスキャ
ナ、ディジタル複写機等の画像の読み取り需要の増加と
ともに、画像情報を電気信号に変換する一次元イメージ
センサの高性能化と小型化が要望されている。
【0003】従来より一次元イメージセンサには、原稿
幅よりもセンサ長が短く、縮小光学系を用いて画像を読
み取る縮小型センサと、縮小比率1対1の光学系を用い
て等倍の結像画像を読み取る密着型センサ(等倍型セン
サとも呼ばれる)とがある。
【0004】図15に縮小型イメージセンサの概念図を
示す。同図において、原稿面Gは直線状に配置された発
光ダイオード(以下「LED」という)アレイまたは蛍
光灯等の直線状の光源60により照明され、原稿面Gか
らの反射光をレンズ61によりCCD等の光電変換素子
アレイ62に縮小結像させ、光電変換素子アレイ62
は、原稿面Gのイメージ情報を電気信号に時系列に変換
して出力する。
【0005】この縮小型イメージセンサの分解能は、光
電変換素子アレイ62の画素ピッチとレンズ性能によっ
て決定され、読み取り分解能が200dpi(1インチ
当たり200ドット)で、かつ読み取り幅が256mm
の条件では、原稿面Gから光電変換素子アレイ62まで
の距離(光路長)d1は約330mmとなる。
【0006】このように構成された縮小型イメージセン
サは、低価格であり、高速読み取りが可能であるという
特徴がある。
【0007】一方、図16に示す密着型イメージセンサ
では、光電変換素子アレイ63等の検出器は、原稿面G
の幅、すなわち、読み取り幅全体を覆うように配置さ
れ、光源64で照明された原稿面Gからの反射光は直接
またはロッドレンズ65を介して光電変換素子アレイ6
3に入射され、ここで、反射光、すなわち、イメージ情
報が電気信号に変換される。
【0008】このように構成された密着型イメージセン
サでは、原稿面Gから光電変換素子アレイ63までの距
離(光路長)d2は縮小型のイメージセンサより小さ
く、かつ調整が不要という利点を有している。
【0009】また、入力画像から光電変換素子アレイま
で光を導く複数の導波路を備え、導波路の入力端のピッ
チよりも出射端のピッチを狭くすることにより、縮小画
像を得る導波路型縮小イメージセンサにおいて、誘電体
導波路に光学的反射材料(金属薄膜)を形成した構成が
提案されている(特開昭60−189256号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ系を使用
した縮小型イメージセンサでは、原稿面と光電変換素子
アレイとの間に長い光路長を必要とするため小型化が困
難であり、組み立て時に1台毎に調整が必要であるう
え、振動にも弱いという問題点があった。
【0011】また、従来の密着型イメージセンサでは、
光電変換素子アレイが原稿幅と同じ大きさとなるので、
光電変換信号のS/N比が低下したり、配線間の寄生容
量のために、高速動作が困難になるという問題点があっ
た。
【0012】また、金属薄膜の反射を利用した導波路型
縮小イメージセンサでは、隣接導波路への光の漏れを防
ぐため、導波路の上下面のみならず、両側面にも同様に
金属薄膜を形成することが必要であり、製作工程が複雑
になるうえ、歩留まりが低下するという問題点があっ
た。
【0013】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、製作工程が簡単で、S/N比の高い導波路型
縮小イメージセンサを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0015】すなわち、原稿面からの反射光を集光する
レンズアレイと、レンズアレイの集光位置に入射端を配
置させて当該入射端に入射した光を光電変換素子に導く
光導波路とを備えたイメージセンサにおいて、外乱光が
前記入射端に入射するのを制限する外乱光制限部材を前
記入射端の周囲に設けたことに特徴を有している。
【0016】前記外乱光制限部材に光反射膜を形成して
もよい。
【0017】光導波路を導波路基板に形成するととも
に、該導波路基板と前記外乱光制限部材とを一体成形体
から構成してもよい。
【0018】光導波路と前記レンズアレイとを一体成形
体から構成してもよい。
【0019】
【作用】上記構成によれば、入射端の周囲に設けた外乱
光制限部材によって外乱光が遮断されるために、入射端
への外乱光入射が起きにくくなる。
【0020】外乱光制限部材に光反射膜を形成すれば、
外乱光はこの光反射膜によって反射されるために、遮断
効果が高まることになる。
【0021】光導波路を導波路基板に形成するととも
に、該導波路基板と前記外乱光制限部材とを一体成形体
から構成すれば、これらを個別に製作して一体化する場
合に比べて、組み立て調整が容易になる。
【0022】光導波路と前記レンズアレイとを一体成形
体から構成すれは、レンズアレイと光導波路とを個別に
製作する構成に比べて、組み立て調整が容易となる。し
かも、レンズアレイから光電変換素子まで光を導く光導
波路は、任意の形状に製作可能となるので、結合光学系
である光導波路と光電変換素子との相互配置位置関係が
任意となり、イメージセンサを小型化することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0024】以下に示す実施例は、いずれも200dp
iの分解能をもつG3型ファクシミリ用一次元イメージ
センサ(スキャン幅256mm:B4用紙対応)に適用
した例であり、光電変換素子としては、14μmピッ
チ、2048ピクセルのCCDである日本電気株式会社
(NEC)製μPD3743Dを用いている。
【0025】図1は、本発明の一実施例のイメージセン
サの概略構成図であり、図2は、導波路基板を中心とし
た平面図であり、図3は、イメージセンサの断面構成図
である。
【0026】このイメージセンサ1はマイクロレンズア
レイ2と導波路基板3とCCDアレイ4とLEDアレイ
5と蓋板6とを備えている。マイクロレンズアレイ2は
例えばDAI(Diallylisophthalate:屈折率1.57)
や光学用ポリエステル樹脂(非晶質ポリエステル共重合
体 例;鐘紡(株)製 "O−PET"[商品名]:屈折率
1.63)から構成されている。また、マイクロレンズ
アレイ2は原稿面Gと同等の幅を有しており、その原稿
当接面には複数のレンズ部2aが原稿面Gに沿って並列
に形成されている。レンズ部2aは原稿面Gの幅および
イメージセンサ1の分解能に対応して構成されており、
具体的には直径127μmの球面レンズからなってお
り、この実施例では計2048個設けられている。
【0027】導波路基板3はマイクロレンズアレイ2よ
り屈折率の低い例えばアクリル(PMMA:Polymethyl
Methacrylate:屈折率1.492)の矩形板からなっ
ており、互いに平行となって対向する入出射端面3a,
3bを有している。マイクロレンズアレイ2は導波路基
板3の入射端面3aのほぼ全幅にわたって取り付けられ
ており、CCDアレイ4は出射端面3bの幅方向中央部
に取り付けられている。
【0028】導波路基板3は各レンズ部2aに対応して
同数(2028個)の光導波路7…を有している。光導
波路7は導波路基板3の一面3cに溝となって穿たれた
キャピラリ8に導波路コア9を充填して構成されてお
り、この光導波路7は一面3cにおいて入射端面3aか
ら出射端面3bにわたって設けられている。導波路コア
9は、マイクロレンズアレイ2と同一材料、すなわち、
上述の例ではDAI(屈折率1.57)や光学用ポリエ
ステル樹脂(屈折率1.63)から構成されている。
【0029】各光導波路7…の入射端7aは導波路基板
3の入射端面3aにおいてマイクロレンズアレイ2の各
レンズ部2aに対向するように、レンズ部2a形成ピッ
チと同ピッチ(127μmピッチ)に離間して入射面3
a全幅にわたって配置されている。そして、各レンズ部
2aの焦点は各光導波路7の入射端7a位置に設定され
ており、直径127μmのレンズ部2aに入射した光は
直径8μmに縮小されて入射端7aに入光するようにな
っている。したがって、光導波路7は入射端7aに入光
した直径8μmの光を導くために幅8μm×深さ8μm
の断面矩形状に形成されている。
【0030】一方、各光導波路7の出射端7bは出射端
面3bにおいてCCDアレイ4を構成するCCD素子に
対向するように、CCD素子形成ピッチ(14μm)と
同ピッチに離間して出射端面3bの幅方向中央部に配置
されている。光導波路の中途部7cは入射端7aと出射
端7bとを繋ぐように二度直角に屈曲されている。
【0031】また、光導波路基板3の入射端面3aには
光導波路7の入射端7aを取り囲む外乱光制限部材10
が設けられている。外乱光制限部材10の中央位置に
は、円錐形、すなわち、光導波路7の入射端7aを底部
としてその径をレンズ部2aに向かって徐々に拡大する
光通過孔10aが形成されており、光通過孔10aの底
部は開口しており入射端7aを臨んでいる。この光通過
孔10aの壁面、つまり外乱光制限部材10のレンズア
レイ集光軸側側面の傾斜角度は、レンズ部2aの集光角
度に沿って設定されている。
【0032】外乱光制限部材10は導波路基板3の入射
端面3aに一体に形成されている。すなわち、外乱光制
限部材10は、導波路基板3を入射端面3aからマイク
ロレンズアレイ2側に、さらに、一面(光導波路形成
面)3cより基板厚み方向外側に突出させて構成されて
いる。そして、光通過孔10a内にはマイクロレンズア
レイ2や導波路コア9と同一材料(DAI,光学用ポリ
エステル樹脂等)が充填されている。したがって、導波
路コア9は光通過孔10a内の樹脂を介してマイクロレ
ンズアレイ2と一体に成形されている。
【0033】導波路基板3の入射端面3aおよび外乱光
制限部材10の頂面10bは金属反射膜11,12によ
って覆われており、さらには入射端面3a側に位置する
蓋板6の端面6aも金属反射膜13によって覆われてい
る。
【0034】なお、導波路基板3は上述した光導波路6
が形成できるように、横260mm×縦25mm×厚み
2mmの大きさとなっている。
【0035】蓋板6は、導波路基板3と同じアクリル
(PMMA:Polymethyl Methacrylate:屈折率1.4
92)からなっており、上記したように、入射端面3a
側に位置する蓋端面6aは金属反射膜13によって覆わ
れている。そして、蓋端面6aを外乱光制限部材10に
当接させた状態で蓋板6は導波路基板3の一面3c(光
導波路形成面)に張り付けられている。したがって、導
波路基板3のキャピラリ8は蓋板6によって閉塞されて
おり、これによって、光導波路7内の導波路コア9は導
波路コア9より屈折率の低い導波路基板3および蓋板6
によって囲まれている。
【0036】このような外乱光制限部材10を設けてそ
の頂面10b、導波路基板3の入射端面3a、および蓋
板6の端面6aに金属反射膜11,12,13を設ける
ことにより、隣接するレンズ部2aから散乱光が入射端
7aに入射してクロストークが発生するのを防止してい
る。外乱光制限部材10によるクロストーク防止につい
ての詳細は後述する。
【0037】ところで、外乱光制限部材10の構造とし
ては、図1〜6に示すもののほか、図7,8に示すよう
にしてもよい。なお、図7は図4に相当する断面図であ
り、図8は図5に相当する断面図である。
【0038】すなわち、図7,8の示す外乱光制限部材
14と、図1〜6に示す外乱光制限部材10とは、その
高さが異なっており、図1〜6に示す外乱光制限部材1
0はレンズ部2aと入射端7aとの離間間隔のほぼ中間
位置に達する高さH1(図4参照)を備えているのに対
して、図7,8に示す外乱光制限部材14はレンズ部2
a間近に達する高さH2(図7参照)を備えており、こ
の点で、まず両外乱光制限部材10,14が相違してい
る。なお、この外乱光制限部材14の中央位置には、外
乱光制限部材10と同様、円錐形、すなわち、光導波路
7の入射端7aを底部としてその径をレンズ部2aに向
かって徐々に拡大する光通過孔14aが形成されてお
り、光通過孔14aの底部は開口して入射端7aを臨ん
でいる。
【0039】さらに、両外乱光制限部材10,14の相
違するのは次の点である。すなわち、外乱光制限部材1
4はその頂面14a、導波路基板3の入射端面3a、お
よび蓋板6の端面6aに金属反射膜11,12,13を
設ける他に、外乱光制限部材14の内周面、すなわち、
光通過孔14aの壁面にも金属反射膜15を形成してい
る。
【0040】高さH2という背の高い外乱光制限部材1
4を設けてその光通過孔14aに金属反射膜15を形成
することにより、この金属反射膜15でも原稿面Gの外
乱光(原稿面Gで乱反射した光)を遮っている。このよ
うに、図7〜8に示すイメージセンサの構造では、外乱
光制限部材14の頂面14a、導波路基板3の入射端面
3a、および蓋板6の端面6aに設けた金属反射膜1
2,11,13によって外乱光を遮るだけではなく、高
さH2という背の高い外乱光制限部材14を設けてその
光通過孔14aに形成した金属反射膜15によっても外
乱光を遮っており、このような構成にすることで、クロ
ストークを防止している。
【0041】次に、このイメージセンサ1の製造工程を
説明する。このイメージセンサ1の製造には、DAI等
を材料として毛細管現象を利用してマイクロレンズアレ
イ2や光導波路7を形成する第1の製法と、光学用ポリ
エステル樹脂等を材料として射出成形することによって
マイクロレンズアレイ2や光導波路7を形成する第2の
製法とがある。なお、以下の説明では、低背型の外乱光
制限部材10を有するイメージセンサ1の製法について
説明するが、高背型の外乱光制限部材14を有するイメ
ージセンサであっても同様の製法で製造できるのはいう
までもない。
【0042】第1の製法 まず、導波路基板3と蓋板6とを射出成形する。蓋板6
は表面の平坦な矩形状をしているので、その作製は金型
を用いた一般的な射出成形により行えるので、その作製
工程についての説明は省略する。
【0043】一方、導波路基板3はその表面にキャピラ
リ8を有して複雑であるので、その金型はフォトリソグ
ラフィ技術を利用して次のようにして形成する。
【0044】すなわち、図9(a)に示すように、膜厚
が8μmのフォトレジスト膜21をシリコン基板20上
に形成し、さらに、その上にキャピラリ8形状のマスク
22を配置して紫外線23で露光することで、図9
(b)に示すように、マスク形状をフォトレジスト膜2
1に転写する。さらに、図9(c)に示すように、フォ
トレジスト膜21表面に塩化ニッケルの水溶液を用いた
電気メッキ法により金属薄膜23を作成する。そして、
この金属薄膜23の表面に金型支持体24をエポキシベ
ースの接着剤を用いて接着する。最後に、レジスト剥離
液を用いてフォトレジスト膜21を溶解することで、金
属薄膜23をシリコン基板20から分離する。これによ
って図9(d)に示すように、金属薄膜23と金属支持
体24とからなる導波路基板3用の金型30が完成す
る。
【0045】さらには、図10に示すように、この金型
30に面着してその間に導波路基板3および外乱光制限
部材10となる成形空間を形成する金型31と、光通過
孔10aを形成する中子32とを射出成形金型の技法に
より作製する。そして、金型30,31と中子32とを
組み付けたうえで、その内部に成形樹脂を注入すること
により、導波路基板3と外乱光制限部材10とを一体に
射出成形する。
【0046】このようにして作製した導波路基板3、外
乱光制限部材10、および蓋板6の所定部位、すなわ
ち、導波路基板3の入射端面3a、外乱光制限部材10
の頂面10b、および蓋板6の端面6aにそれぞれ金属
反射膜11,12,13を形成する。これら金属反射膜
11,12,13は例えばアルミニウム等の金属を蒸着
することより行う。
【0047】このようにして形成した導波路基板3の一
面3cに蓋板6を接着する。接着は例えば超音波溶着に
より行う。
【0048】一方、図11に示すように、マイクロレン
ズアレイ2を形成する金型33を用意する。金型33は
その一面33aにマイクロレンズアレイとなる成形空間
34が形成されているとともに、他面33bには、成形
空間34に連通する注入口35が開口している。そし
て、この金型33の一面33aに、導波路基板3の入射
端面3aを当接させる。このとき、外乱光制限部材10
が成形空間34に収納されるとともに、各光導波路7の
入射端7aが成形空間34のレンズ部2a形成部位と対
向するように、導波路基板3を金型33に対して位置合
わせしておく。
【0049】金型33に導波路基板3を当接させたの
ち、両者をクランプ用治具36によって固定して一体化
する。クランプ用治具36は治具板36aと、締め付け
ネジ体36bとからなっており、治具板36aを導波路
基板3の出射端面3bに当接させた状態で、治具板36
aと金型33とを締め付けネジ体36bによって連結し
て締め付けることで、金型33と導波路基板3とを一体
化する。このとき、治具板36aの導波路基板当接面に
は出射端7bとなるキャピラリ8の開口を囲むパッキン
37が設けられており、一方、金型33には、成形空間
34を囲んでパッキン38が設けられている。そのた
め、キャピラリ8およびキャピラリ8に連通する成形空
間34は注入口35を除いて密封される。
【0050】このようにして一体化した導波路基板3と
金型33とをチャンバ39内に挿入して、チャンバ39
内に設けた保持具40で保持する。保持具40は導波路
基板3および金型33を上下移動可能に支持している。
チャンバ39内には、5%の過酸化ベンゾイルを含むD
AIのモノマ溶液42が入れられた容器43が収納され
れている。容器43は保持具40の下方に配置されてい
る。なお、DAIモノマ溶液42中に含有される過酸化
ベンゾイルは後に加熱されるDAIモノマを高分子化さ
せる重合剤として作用するものである。
【0051】次に、チャンバ39内を10-4Torrの
真空度まで真空引きして、DAIモノマ溶液42中に含
まれる気体を取り除くまで脱ガス処理を施し、その後、
保持具40を用いて導波路基板3および金型33を容器
43内まで下降させて、金型33のの注入口35をDA
Iモノマ溶液42に浸す。
【0052】DAIモノマ溶液42に注入口35を浸し
たのち、チャンバ39内部を真空から大気圧まで徐々に
変化するようにリークさせると、キャピラリ8および成
形空間34内の圧力がDAIモノマ溶液42の表面にか
かる圧力より相対的に小さくなるので、負圧状態で毛細
管現象が発生して、DAIモノマ溶液42が金型33お
よびキャピラリ8内に吸入される。このように、毛細管
現象による吸入効果を負圧で補助することによりDAI
モノマ溶液42を確実に吸入させることができる。
【0053】金型33およびキャピラリ8にDAIモノ
マ溶液42が充填され、チャンバ39内が大気圧に達し
た後、保持具40を上昇させ、さらに金型33および導
波路基板3をクランプ用治具36から取り外す。そし
て、金型33およぴ導波路基板3をオーブン(図示省
略)等を用いて85℃で6時間加熱して内部のDAIモ
ノマ溶液42を高分子化する、すなわち、固形化する。
DAIモノマ溶液42が高分子すると、金型33を導波
路基板3から取り外し、余分となる注入口部分を切除す
ることで、光導波路7とマイクロレンズアレイ2とがで
き上がる。そして、光導波路7ができ上がった導波路基
板3の出射端面3b中央部にCCDアレイ4を取り付け
る。この際、光導波路7の出射端7bそれぞれに、CC
Dアレイ4の各CCD素子が対向するようにCCDアレ
イ4を取り付ける。
【0054】第2の製法 この製法においても、導波路基板3および蓋板6の製法
は、第1の製法と同一であるので、その製法についての
説明は省略する。
【0055】この製法は、簡単にいえば、マイクロレン
ズアレイ2と導波路コア7とを導波路基板3にインサー
ト成形するのであって、まず、導波路基板3および蓋板
6が収納される可動型44と、マイクロレンズアレイ2
形成用の固定型45とを用意する。
【0056】可動型44には、導波路基板3と蓋板6と
を収納する収納空間44aと、型外部とパート面Aとを
連通させる吸引孔46とが形成されている。一方、固定
型45には、レンズアレイ形成用の成形空間47が形成
されている。成形空間47はパート面Aに開口してい
る。また、固定型45には、成形空間47に型外部から
成形樹脂を供給するゲート48とスプル49とが設けら
れている。
【0057】そして、可動型44の収納空間44aに蓋
板6と一体となった導波路基板3を収納したうえで、両
型44,45を接合し、さらに、吸引孔46から真空吸
入することで、成形空間47および導波路基板3のキャ
ピラリ8を脱気する。
【0058】脱気した後、スプル49から成形空間47
内に溶融した注入樹脂50を注入する。注入樹脂50と
しては、光学用ポリエステル樹脂(例;鐘紡(株)製
O−PET[商品名]:屈折率1.63)を用いる。注
入された注入樹脂50はゲート48を介して成形空間4
7を充填したのち、各キャピラリ8内に注入される。こ
のとき、キャピラリ8内は脱気されているので、細径で
あるキャピラリ8内の端部まで注入樹脂50が行き渡
る。
【0059】成形空間47およびキャピラリ8内に充填
された注入樹脂50は強制冷却されて固化する。注入樹
脂50が冷却固化すると、固定型45と可動型44とを
分離し、さらに、ゲート48内で固化した余分な樹脂を
ゲート位置でマイクロレンズアレイ2から切断する。こ
れによって、光導波路7とマイクロレンズアレイ2とが
でき上がる。
【0060】そして、光導波路7ができ上がった導波路
基板3の出射端面3b中央部にCCDアレイ4を取り付
ける。この際、光導波路7の出射端7bそれぞれに、C
CDアレイ4の各CCD素子が対向するようにCCDア
レイ4を取り付ける。
【0061】ところで、上記実施例では、導波路コア9
およびマイクロレンズアレイ2に適した材料として、第
1の製法では、DAI(Diallyl Isophthalate:屈折率
1.57)を、また、第2の製法では、光学用ポリエス
テル樹脂(非晶質ポリエステル共重合体 例;鐘紡(株)
製 "O−PET"[商品名]:屈折率1.63)を提示
した。しかしながら、導波路コア9およびマイクロレン
ズアレイ2の材料はこれら材料に限定されるものではな
く、次のような材料でもよい。すなわち、毛細管現象を
利用する第1の製法では、アリルジグリコールカーボネ
ート(例;三井石油化学製"RAV7"[商品名]:屈折
率1.503)が適している。また、射出成形法を用い
る第2の製法では、ポリカーボネート、ポリオレフィ
ン、スチレン系エラストマー等が適している。
【0062】次に、各光導波路7の間でクロストークが
発生する理由、および、外乱光制限部材10,14を設
けることで、クロストークが防止できる理由を図13,
14に基づいて説明する。
【0063】各レンズ部2aの開口数NAaは次の式
で求められる。
【0064】NAa=n0sinα… n0:レンズアレイ2の光屈折率 α:レンズ部2aの有効口径位置と焦点位置との間に形
成される角度(図13参照) これに対して、図14において、入射端7aに入射角度
θで入射したのち、導波路コア9の界面上のk点に角度
δで入射する入射光の臨界角δ相当の入射角(これ以上
入射角度θが大きくなれば、k点で反射せずに導波路コ
ア9を素通りする角度)をθ0とすると、導波路3の開
口数NAdは次の式で求められる。
【0065】 NAd=n0sinθ0=√(n1 2−n2 2)… n0:導波路3外部の光屈折率(この場合はレンズアレ
イ2の光屈折率) n1:導波路コア9の光屈折率 n2:クラッドとなる導波路基板3、蓋板6の光屈折率 したがって、各レンズ部2aの開口数NAa=NAdであ
れば、レンズ部2aの口径幅(図13においてabで表
示)内に入射した光はレンズ部2aの焦点位置、すなわ
ち、入射端7aで焦点を結んで、問題なく光導波路7を
伝播していく。
【0066】これに対して、ab範囲より外側のP点
(図13参照)からレンズ部2aに入射して入射端7a
に達した光は、その入射角度θ1が入射光の臨界角δ相
当の入射角θ0より大きくなるため、導波路コア9の界
面を素通りして導波路基板3内に達するため、光導波路
7を伝播しない。
【0067】また、ab範囲より外側のQ点(図13参
照)からレンズ部2aに入射し、さらに、入射端3aで
はない入射端面7aから導波路基板3内に入射して隣の
光導波路7の側面に達した光は隣の光導波路7内に入射
する。しかしながら、この入射光が隣の導波路コア9の
界面j点において形成する角度δ1(図13参照)は光
導波路7界面の臨界角δ相当の入射角θ0より大きくな
る。そのため、入射光は光導波路7の界面で反射するこ
となく素通りし、光導波路7を伝播しない。
【0068】以上のことから、レンズ部2aの開口数N
aと光導波路7の開口数NAdとを一致させれば、クロ
ストークを起こすことなく光を伝播させることができ
る。しかしながら、実際上、レンズ部2aの開口数NA
aと光導波路7の開口数NAdとを一致させることは困難
である。なぜなら、そのような開口数NAa,NAdを得
られるような光屈折率を備えたレンズ部2a、導波路基
板3、導波路コア9の各材料を揃えることはほとんど不
可能である。
【0069】そのため、(レンズ部2aの開口数NA
a)>(光導波路7の開口数NAd)として、レンズ部2
aで集光した光を100%光導波路7に入射することは
できないものの、クロストークの発生を完全に防止す
る、(レンズ部2aの開口数NAa)<(光導波路7
の開口数NAd)として、レンズ部2aで集光した光を
100%光導波路7に入射することはできるものの、ク
ロストークの発生はある程度許容する、のいずれかの構
成を取らざるを得ない。
【0070】本発明では、(レンズ部2aの開口数NA
a)<(光導波路7の開口数NAd)として、レンズ部2
aで集光した光を100%光導波路7に入射させる一
方、外乱光制御部材10,14を設けることで、クロス
トークの発生を防止しており、これによって、クロスト
ークを起こすことなく、イメージセンサ1の感度を向上
させている。
【0071】また、NAd>NAaとすることで、NAd
=NAaの場合に比較し、臨界角δ相当の入射角θ0が相
対的に大きく(臨界角δが相対的に小さく)なり、光導
波路7内面が粗面であても光導波路7の壁面からの透過
損失を低減できる。同じ理由により、光導波路7の曲線
部(図2に示すように光導波路7の中途部7cには2カ
所の直角折り曲げ部が存在する)の壁面からの透過損失
も低減できる。
【0072】一般に、加工面を平滑にするには加工時間
が長くなるうえに加工コストもかかる作業であり、この
ような平滑加工を緩和できる本発明のイメージセンサ1
では、その分、加工コストの低減と、加工時間の短縮化
が可能となっている。
【0073】また、このイメージセンサ1では、マイク
ロレンズ2と導波路コア9とを同材質で形成しているた
め、両者の光屈折率/温度の違いは問題ではなくなり、
また、レンズ部2aと光導波路9との間の界面反射がな
くなり、透過損失を低減できるメリットがある。これ
は、光導波路の実効屈折率は導波路コアだけではなくク
ラッド部の屈折率変化の影響を受けるが、主として導波
路コアに依存しているからである。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入射端の
周囲に設けた外乱光制限部材によって外乱光が遮断され
るために、クロストークを防止することができるように
なった。そのため、S/N比の高い光電変換効率が得ら
れる。
【0075】外乱光制限部材に光反射膜を形成すれば、
外乱光はこの光反射膜によって反射されるために、遮断
効果が高まり、さらに、クロストーク防止効果を高める
ことができる。
【0076】光導波路を導波路基板に形成するととも
に、導波路基板と外乱光制限部材とを一体成形体から構
成すれば、これらを個別に製作して一体化する場合に比
べて、組み立て調整が容易になって、製造コストの低
減、および製造時間の短縮化が可能となった。
【0077】光導波路とレンズアレイとを一体成形体か
ら構成すれは、レンズアレイと光導波路とを個別に製作
する構成に比べて、組み立て調整が容易になって、製造
コストの低減、および製造時間の短縮化が可能となっ
た。しかも光導波路は、任意の形状に製作可能となるの
で、結合光学系である光導波路と光電変換素子との相互
配置位置関係が任意となり、イメージセンサを小型化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のイメージセンサの概略構成
図である。
【図2】図1の実施例のイメージセンサの平面図であ
る。
【図3】図1の実施例のイメージセンサの側面図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】実施例のイメージセンサの斜視図である。
【図7】イメージセンサの変形例であって、図4に相当
する断面図である。
【図8】イメージセンサの変形例であって、図5に相当
する断面図である。
【図9】第1の製法の前期工程をそれぞれ示す図であ
る。
【図10】第1の製法の中期工程に用いられる金型の構
成を示す図である。
【図11】第1の製法の後期工程に用いられるチャンバ
の構成を示す図である。
【図12】第2の製法に用いられる金型の構成を示す断
面図である。
【図13】クロストークが発生する理由の説明に供する
図である。
【図14】クロストークが発生する理由の説明に供する
図である。
【図15】第1の従来例の概略構成図である。
【図16】第2の従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
2 マイクロレンズアレイ 3 導波路基板 7 光導波路 7a 入射端 8 キャピラリ 10 外乱光制限部材 14 外乱光制限部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面からの反射光を集光するレンズア
    レイと、レンズアレイの集光位置に入射端を配置させて
    当該入射端に入射した光を光電変換素子に導く光導波路
    とを備えたイメージセンサにおいて、 外乱光が前記入射端に入射するのを制限する外乱光制限
    部材を前記入射端の周囲に設けたことを特徴とするイメ
    ージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記外乱光制限部材に光反射膜を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記光反射膜を前記外乱光制限部材のレ
    ンズアレイ集光軸側側面に形成したことを特徴とする請
    求項2記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記外乱光制限部材のレンズアレイ集光
    軸側側面を、レンズアレイの集光角度に沿って傾斜させ
    たことを特徴とする請求項1記載のイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記光導波路を導波路基板に形成すると
    ともに、導波路基板と前記外乱光制限部材とを一体成形
    体から構成したことを特徴とする請求項1記載のイメー
    ジセンサ。
  6. 【請求項6】 光導波路と前記レンズアレイとを一体成
    形体から構成したことを特徴とする請求項1記載のイメ
    ージセンサ。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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