JPH08322539A - たばこフィルター - Google Patents

たばこフィルター

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JPH08322539A
JPH08322539A JP13021795A JP13021795A JPH08322539A JP H08322539 A JPH08322539 A JP H08322539A JP 13021795 A JP13021795 A JP 13021795A JP 13021795 A JP13021795 A JP 13021795A JP H08322539 A JPH08322539 A JP H08322539A
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cellulose ester
water
cellulose
fibers
filter
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Hiroyuki Matsumura
裕之 松村
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  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】喫味および有害成分のろ過性能が優れ、かつ湿
潤時に崩壊性を発現するたばこ煙用フィルターにより、
環境汚染を低減する。 【構成】本発明のたばこフィルターは、セルロースエス
テルを主成分とし、これを水溶性バインダーによって結
合してなる不織布を、棒状に巻き上げたものである。こ
のようなたばこフィルターは、喫味および有害成分のろ
過性能が優れ、かつ湿潤時の崩壊性に優れるため、環境
汚染を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿潤時の崩壊性に優
れ、かつたばこ有害成分のろ過性能および喫味が良好な
たばこフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】たばこ煙中のタール類を除去し、喫味に
優れるたばこ煙用フィルターとして、セルロースアセテ
ートの繊維束をトリアセチンなどの可塑剤を用いて成型
したフィルタープラグが広く使用されている。しかし、
このフィルタープラグは可塑剤により繊維同士が部分的
に融着しているため、使用後に廃棄すると、環境中で形
状が崩壊するまでに長時間を要し、環境汚染の一因とな
る。
【0003】一方、クレープ状に加工した木材パルプシ
ートを原料とした紙製のたばこフィルターや再生セルロ
ース繊維束からなるたばこ煙用フィルターも知られてい
る。これらのフィルターは、セルロースアセテート繊維
束からなるフィルタープラグと比較して、湿潤時の崩壊
性が若干高く、環境汚染をある程度軽減できる。しか
し、たばこの喫味が劣ると共に、フィルターとして必要
なフェノール類の選択除去性がセルロースアセテートに
比べて極端に低い。
【0004】これに対し、喫味・ろ過性能に優れ、さら
に湿潤時の崩壊性に優れたたばこフィルターとして、特
願平6−145578には、セルロースエステルと木材
パルプからなる抄紙構造を有する湿潤時の崩壊性の良好
なシート状素材から製造したたばこフィルターが開示さ
れている。この方法によると、確かに湿潤時の崩壊性の
良好なたばこフィルターを得ることが出来るが、以下の
ような問題点を有する。すなわち、特別なバインダーを
用いず慣用の湿式抄紙法によってシート化したものであ
るため、巻き上げを行なう際にシートからセルロースエ
ステルや木材パルプが脱落しやすい、またセルロースエ
ステルの含有量を多くするとシート強度が低下するなど
によって製造上の制約を受ける。また、湿式抄造で得ら
れたシートは通常密度が高いため、通気性が低い。その
結果、均一に充填されて「す」がなく、また硬さ、通気
抵抗が要求を満たすフィルターを得るためには、通常巻
上前に限定された条件でクレープ処理を行う必要があ
り、シートの性状や巻上条件に制約がある。
【0005】また、不織布をたばこフィルターに用いる
例として、特公昭45−2079、特開昭52−132
122などがある。特公昭45−2079はパルプ繊維
の繊維層を酢酸ビニール樹脂などを用いて成形してい
る。これは、パルプ繊維を主成分とするため喫味に劣る
ことは前述の紙製のたばこフィルターに同じである。特
開昭52−132122はパルプ、セルロースアセテー
トなどを3次元のあらゆる方向に均等に分布させ、通常
の不織布成形に用いられる接着剤で成形している。しか
し、不織布に関するこれらの公報のいずれにおいてもフ
ィルターの分解性までは考慮されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、たばこの喫味および有害成分のろ過性能を損なうこ
となく、湿潤時の崩壊性に優れ、環境汚染を軽減できる
たばこフィルターを提供することにある。また、このよ
うなたばこフィルターを備えた湿潤時の崩壊性に優れた
たばこを提供するものである。
【0007】本発明の他の目的は、このようなたばこフ
ィルターを製造するにあたり、繊維の脱落を防ぎ、かつ
高速の巻き上げに耐えうるたばこフィルター用素材を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、慣用の不織布を製造
する方法において、セルロースエステル組成物を主成分
とし、特定の水分散性の良好なバインダーを用いること
によって、得られた不織布を棒状に巻き上げたたばこフ
ィルターを水に浸漬すると、容易に崩壊することを見い
出し、本発明を完成した。また、本発明の不織布を慣用
の紙製フィルターの巻き上げ機を用いて巻き上げると、
不織布からの繊維の脱落も少なく、さらにシート強度に
も優れるため巻き上げ適性が良好なことも見い出した。
【0009】即ち、本発明はセルロースエステル組成物
と水への分散性の良好なバインダーとからなる不織布を
棒状に巻き上げてなるたばこフィルターを提供すること
にある。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明で用いるセルロースエステルとして
は、例えばセルロースアセテート、セルロースブチレー
ト、セルロースプロピオネートなどの有機酸エステル、
硝酸セルロース、硫酸セルロース、リン酸セルロースな
どの無機酸エステル、セルロースアセテートプロピオネ
ート、セルロースアセテートブチレート、セルロースア
セテートフタレート、硝酸酢酸セルロースなどの混合エ
ステル、およびポリカプロラクトングラフト化セルロー
スアセテートなどのセルロースエステル誘導体などが例
示される。これらのセルロースエステルは、単独または
二種以上混合して利用できる。また、これらのセルロー
スエステルを含む他の物質との混合物でもよく、この場
合は、セルロースエステルの含有率が50%以上である
ことが好ましい。
【0012】セルロースエステルの平均置換度は、例え
ば平均置換度1〜3程度である場合が多いが、平均置換
度1〜2.15、好ましくは1.1〜2.0程度のセル
ロースエステルを用いると、生分解性が高められ、環境
汚染を低減する上で有用である。またセルロースを繊維
形状を保ったままエステル化した場合には、平均置換度
は0.1以上、3.0以下であることが望ましい。
【0013】好ましいセルロースエステルには、有機酸
エステル(例えば、炭素数2〜4程度の有機酸とのエス
テル)、特にセルロースアセテートが含まれる。セルロ
ースアセテートの置換度は1.5〜3が好ましいが、前
記のようにセルロースの繊維形状を残したままエステル
化した生成物では、はるかに低い置換度でも実質的な吸
着表面の置換度は高く、好ましい平均置換度は0.1以
上、3.0以下である。
【0014】但し、効率良く繊維表面がセルロースエス
テルで被覆されている繊維状エステル化セルロース繊維
やセルロースエステルをコーティングした繊維などで
は、繊維全体としての置換度は前記の範囲よりはるかに
低くても、優れた喫味やろ過性能を示すことができる。
【0015】セルロースエステルの形態については特に
制限しないが、セルロースエステル粉末、慣用の紡糸法
によって調製した繊維状物(例えば、慣用の紡糸法によ
って調製したセルロースエステル繊維を切断した短繊
維)、フィブリル化したセルロースエステル繊維(例え
ば、、繊維状エステル化セルロース繊維、セルロースエ
ステルをコーティングした天然あるいは合成繊維などが
例示できる。すなわち、本発明におけるセルロースエス
テル組成物とは、セルロースエステル単体から成るもの
だけではなく、セルロースエステルで表面の大部分が被
覆された組成物を含む意味に用いる。これらのセルロー
スエステル組成物は単独で用いてもよいし、2種類以上
を組み合せて用いてもよい。
【0016】本発明のセルロースエステル組成物の形態
としては、湿潤時の崩壊性という観点から慣用の紡糸法
によって調製したセルロースエステル繊維を切断したセ
ルロースエステル短繊維、特願平6−282584記載
のフィブリル化されたセルロースエステル繊維、特願平
6−280053記載の繊維状酢化物、特願平6−25
455記載のセルロースエステルをコーティングした繊
維状物などが好ましく例示できる。
【0017】該セルロースエステル組成物は、不織布の
形成し易さと強度、崩壊性の良さを合せ持つためには、
重量平均長さが1.0mm以上、10mm以下であるこ
とが望ましい。ここにいう重量平均長さは、Kajaa
ni FS−200を用いて測定することができる。
【0018】本発明の不織布は、これらのセルロースエ
ステル組成物と後述する水への分散性に優れたバインダ
ーのみで構成されていてもよいが、その他に、各種繊維
素材、例えば、木材、リンター、麻などの天然セルロー
ス繊維や、合成繊維を含んでいてもよい。また、これら
の繊維をパルプ化したものを含んでいてもよい。さら
に、前記パルプは叩解されたものでも未叩解のものでも
よい。サルファイト法、クラフト法などの慣用の方法で
広葉樹、針葉樹などから得られる木材パルプを、喫味を
損なわない程度に適量用いると、低コストであるととも
に、たばこ有害成分のろ過効率を上げることも可能であ
り、好ましい場合がある。
【0019】セルロースエステル組成物とその他の繊維
素材の混合割合は、喫味およびたばこ有害成分のろ過効
率の点から、前者/後者=100/0〜40/60が好
ましく、さらに前者/後者=90/10〜50/50が
好ましい。
【0020】本発明では、前記のセルロースエステル組
成物単独、あるいはセルロースエステル組成物とその他
の繊維素材の混合物を、慣用の不織布の製造方法を用い
て不織布化するが、その際、水への分散性良好なバイン
ダーを用いて成形する。
【0021】不織布化の方法はいかなるものであっても
良い。例えば、セルロースエステル組成物あるいはセル
ロースエステル組成物とその他の繊維素材の混合物を、
平坦なスクリーンワイヤー上に吹きつけ、もしくは落下
する形で積層し、スプレイ方式等によって接着剤を添加
したのち乾燥固着する。水溶性接着剤添加方法について
は特に制限しないが、例えば水溶液の状態にして、エア
ースプレーガン、エアーレススプレーガン、高速回転ブ
ラシ及び回転円板の円心力を利用した添加装置などが利
用できる。あるいは該セルロースエステル組成物あるい
はその他の繊維素材との混合物と共にバインダも一緒に
積層し、しかる後に水あるいは含水有機溶媒をスプレー
する、水蒸気をあてる、含水有機溶媒に浸すなどであ
る。
【0022】水への分散性良好なバインダーとしては、
例えば水溶性接着剤が例示できる。水溶性接着剤には、
天然物系接着剤、例えば、デンプン、変性デンプン、可
溶性デンプン、デキストラン、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム、カゼイン、ゼラチンなど; セルロース
誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、水溶性酢酸
セルロースなど; 合成樹脂接着剤、例えば、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、水溶性アクリル
樹脂などが例示される。また、該バインダーは必ずしも
水溶性である必要はなく、水によって膨潤して結合力を
著しく低下させるものであってもよい。例えば、部分的
にカルボキシメチル化された繊維状セルロースパルプ、
架橋ポリアクリル酸繊維などである。このような場合に
は、水溶液にして添加することはできないが、そのまま
あるいは水湿状態で添加すれば良い。またセルロースエ
ステルによっては、それ自体がここに述べたような結合
力を示す場合もあり、その時にはバインダーはかならず
しも必要としない。
【0023】また、水溶性のホットメルト接着剤(例え
ば、第一工業製薬(株)製パオゲンPP、日本合成化学
(株)製HM、日本合成化学(株)製OKS等 )を用
いる場合は、セルロースエステル組成物あるいはセルロ
ースエステル組成物とその他の繊維素材の混合物をスク
リーンワイヤー上に積層した後、粉末または繊維状で固
体状態のまま添加する、あるいはセルロースエステル組
成物あるいはセルロースエステル組成物とその他の繊維
素材の混合物に接着剤を粉末または繊維状で固体状態の
まま混合しスクリーンワイヤー上に積層してから、加熱
することによって接着できる。加熱の方法としては、例
えば、熱圧プレスやマイクロ波照射による方法がある。
このような方法で水溶性のホットメルト接着剤を用いる
場合、水溶液で用いる場合に比べ、水を蒸発させて乾燥
する工程を省くことが可能であり、製造速度の上昇など
のメリットがある。
【0024】これらの水への分散性良好なバインダーは
一種、あるいは二種以上を併用して用いることができ
る。
【0025】また、これらの水への分散性良好なバイン
ダーは、喫味を害しないためなるべく無臭のもので、人
体に対して有害でないもの、例えば食品添加物に属する
ものであることが好ましく、添加量も少量、例えば重量
にしてセルロースエステル組成物あるいはセルロースエ
ステル組成物とその他の繊維素材の混合物の30%以
下、さらには20%以下、より好ましくは10%以下で
あることが望ましい。
【0026】本発明における不織布の坪量は特に限定し
ないが、15〜45g/m2 が好ましく、特に20〜4
0g/m2 であることが好ましい。坪量が15g未満で
は不織布は強度が弱くなり好ましくない。坪量45gを
越えるとクレープ加工工程でクレープがかかりにくくな
り、フィルター断面に不均一なすき間ができやすくなり
好ましくない。
【0027】本発明の不織布は、前記成分で構成されて
おり、バインダーによる接着力により乾燥時の強度は大
きいが、雨水などにより湿潤すると、バインダーの膨
潤、溶解に伴って迅速に崩壊する。
【0028】本発明の不織布は、例えば一般の紙フィル
ター用巻き上げ装置を用いて、常法に従い、必要があれ
ばクレープ加工またはエンボス加工を施した後に、所望
の円周に巻き上げ、所望の長さに切断すれば、本発明の
たばこフィルターを得ることができる。
【0029】クレープ加工を行う場合には、進行方向に
沿って多数の溝が形成された一対のクレープ化ロールに
不織布を通し、不織布の進行方向に沿って皺および若干
の裂け目を形成することにより行なうことができる。エ
ンボス加工は、格子状、ランダム状になどに凹凸部が形
成されたロール間に不織布を通したり、凹凸部が、形成
されたロールで不織布を押圧することにより行なうこと
ができる。
【0030】本発明の不織布をそのまま、あるいは前記
加工を施した後に不織布をロート中に巻き込んだ後、巻
紙により円筒状に巻き上げ、糊付けし、適当な長さに切
断することにより、フィルタープラグを作製できる。必
要があればロートに巻き込む際にガイドを付け、巻上後
の折たたみ状態をコントロールすることもできる。巻き
上げに際して、クレープ化した不織布は、皺が延びる方
向にたいして横断又は略直交する方向に巻き上げる場合
が多い。
【0031】このような巻き上げ方法において、例え
ば、特願平6−145578のように、特別なバインダ
ーを用いず、慣用の湿式抄紙法によって製造したセルロ
ースエステルと木材パルプよりなる不織布では、クレー
プ化ロールやその他の部分で装置と擦れることによっ
て、繊維の著しい脱落が生じるという問題があるが、本
発明による不織布においては、バインダーによる接着力
により、このような問題は少ない。
【0032】他のフィルター化の方法として、嵩高で通
気性のよい不織布を調製し、これを細い短冊幅をもって
連続テープ状に裁断し、数層を段違いに重ね合わせてS
字状に巻き上げるという既存の方法も適応できる。
【0033】フィルタープラグの作製に際して、円筒状
の巻紙同士の端部での糊付け、巻き上げられた円筒状の
素材と巻紙との糊付けが必要な場合は、湿潤時の崩壊性
を失わないため、前記の水溶性接着剤を用いることが好
ましい。
【0034】
【発明の効果】本発明のたばこフィルターは、セルロー
スエステル組成物を主成分としているため、喫味および
フェノール類の選択除去性に優れ、かつ湿潤時の崩壊性
に優れ、環境汚染を低減できる。また、本発明による不
織布は、クレープ処理を行わなくても「す」がなく、通
気抵抗、硬度がタバコフィルターとして満足すべきもの
を与える。装置と擦れる部分での繊維の脱落も少なく、
作業性がよい。
【0035】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0036】なお、実施例及び比較例において、坪量、
引張強度、崩壊性、喫味は下記の方法で測定した。
【0037】−坪量(g/m2 ) : JIS−P−8
121に準じて測定した。
【0038】−引張強度(kg/15mm) : 巾1
5mmの試料についてJIS−P−8113に準じて測
定した。
【0039】−水崩壊度 : 試料約0.2gを、30
0mlビーカー(直径75mm)内の水200mlに投
入し、渦中心部の高さが最も高い液面の高さの3/4の
高さとなるように、マグネチックスターラーで撹拌し、
10分後および20分後に試料の崩壊の様子を観察し、
以下の基準に従って、5段階で評価する。
【0040】 評価基準 A : 10分後に完全に崩壊する B : 10分後では一部崩壊しない部分(塊り)があ
るが、20分後には完全に崩壊する C : 20分後にも崩壊しない部分が残る、あるいは
形状は崩壊しているが再凝集などによって一部塊りが残
る D : 20分後にも半量以上の崩壊しない部分が残
る、あるいは形状は崩壊しているが再凝集などによっ
て、半量以上の塊りが残る E : 20分後にも殆ど崩壊しない −喫味試験 : 紙巻たばこ[市販のたばこ(日本たば
こ産業(株)、商品名ハイライト)のフィルタープラグ
を除去したもの]にフィルタープラグ化した試料を取り
つけ、喫煙愛好者5人によって喫味試験を行ない、下記
の基準で香喫味を評価し、5人の評価の平均値で表し
た。
【0041】 評価基準 香喫味3 : 辛味がなく、たばこの旨味がある 香喫味2 : 辛味はないが、旨味がおちる 香喫味1 : 辛味がある 実施例1 セルロースアセテート短繊維(断面Y形、繊度4デニー
ル、繊維長5.2mm、置換度2.45)を気流によっ
てスクリーンワイヤーに吹き付けて積層するとともに、
ワイヤー状の混合物に対し10重量%のカルボキシメチ
ルセルロースを5%水溶液の状態でスプレーした後、プ
レス、乾燥し、坪量29g/m2の不織布を調製した。
引張強度は1.0kg、水崩壊度はAであった。
【0042】実施例2 1kgの木材パルプ(針葉樹漂白サルファイトパルプ)
を1000mlの水に1時間浸漬した後、脱液し、酢酸
で置換した。これに60lの酢酸と60lの無水酢酸を
加え、1時間、80℃に保った。生成物を遠心脱液した
後、水洗、乾燥し、平均置換度0.15、繊維長3.2
mmの繊維状エステル化物を得た。該表面アセチル化パ
ルプ80重量部、アセチル化コンスターチ20重量部を
気流によってスクリーンワイヤーに吹き付けて積層し、
100°Cの水蒸気を満たした。2分後、適当な圧力で
プレスした後、熱風乾燥し、スクリーンワイヤーより剥
離した。本不織布の坪量は33g、引張強度は0.7k
g、水崩壊度はBであった。
【0043】実施例3 実施例2の表面アセチル化パルプ90重量部を気流によ
ってスクリーンワイヤーに吹き付けて積層し、途中3回
に分けて10重量部相当のカルボキシメチルセルロース
を、5%水溶液の状態でスプレーした。一旦このまま乾
燥してスクリーンワイヤーより剥離した後、蒸気を吹き
かけながら0.5mmの間隙を設定した乾燥ロールを通
した。本不織布の坪量は53g、引張強度は1.3k
g、水崩壊度はAであった。
【0044】実施例4 酢酸セルロース(置換度2.45)をアセトン95部、
水5部からなる溶媒に溶かし濃度20%の溶液を得た。
ジュ−サ−ミキサ−中に500mlの水をいれ、刃を回
転させながら、前記の酢酸セルロ−ス溶液100mlを
徐々に加えた。この操作を繰り返し、得られたスラリ−
を遠心脱液し、さらに水で洗浄した。得られた繊維状物
をさらに100℃の沸騰水で30分間処理、遠心脱液、
風乾することによって繊維の絡まった塊を得た。これを
差動ロ−ルで粉砕することによって解砕し、繊維長2.
3mmの繊維状物を得た。一方、製紙用木材パルプ(針
葉樹漂白クラフトパルプ)を水中に分散し、脱液、風
乾、リファイナーで解砕し、14メッシュの篩にかけ、
篩を通過した解砕パルプを得た。本繊維状酢酸セルロー
ス70部、本解砕パルプ20部を気流によってスクリー
ンワイヤーに吹き付けて積層しながら、メチルビニルエ
ーテル無水マレイン酸共重合体(ダイセル化学(株)製
VEMA 101)10部相当を5%溶液として、3回
に分けてエアレススプレーで吹きかけた。適当な圧力で
プレスした後、熱風乾燥し、スクリーンワイヤーより剥
離した。本不織布の坪量は27g、引張強度は1.8k
g、水崩壊度はBであった。
【0045】実施例5 セルロースアセテート短繊維(断面Y形、繊度2.2デ
ニール、繊維長4.8mm、置換度2.45)90部、
水溶性ホットメルト接着剤パオゲンPP−15(第一工
業製薬(株)製)10部を気流によってスクリーンワイ
ヤーに吹き付けて積層した。これを10分間、120°
Cに保った後、放冷、スクリーンワイヤーより剥離し
た。更に60°Cのロールを用いて線圧0.1kg/c
mでプレスした。本不織布の坪量は31g、引張強度は
1.1kg、水崩壊度はAであった。
【0046】実施例6 実施例4と同様にして調製し、スクリーンワイヤーより
剥離した不織布を、60°Cのロールを用いて線圧9k
g/cmでプレスした。本不織布の坪量は30g、引張
強度は1.6kg、水崩壊度はAであった。
【0047】実施例7 実施例1で得た不織布を幅280mmに切断し、クレー
プロール(表面温度室温、溝ピッチ幅2mm,、溝深さ
0.5mm)で処理した後巻き上げ、フィルタープラグ
を作製した。得られたフィルタープラグは、長さ100
mm、円周24.8mm、通気抵抗370mmWGであ
った。喫味試験は2.8であった。
【0048】実施例8 実施例2で得た不織布を幅250mmに切断し、クレー
プロール(表面温度室温、溝ピッチ幅2mm,、溝深さ
0.5mm)で処理した後巻き上げ、フィルタープラグ
を作製した。得られたフィルタープラグは、長さ100
mm、円周25.1mm、通気抵抗440mmWGであ
った。喫味試験は2.2であった。 実施例9 実施例3で得たシートを幅25mmに切断し、該テープ
状不織布4枚を、クレープ処理は行わずに巻き上げ、フ
ィルタープラグを作製した。得られたフィルタープラグ
は、長さ100mm、円周25.1mm、通気抵抗38
0mmWGであった。喫味試験は2.7であった。
【0049】実施例10 実施例4で得た不織布を幅280mmに切断し、クレー
プロール(表面温度室温、溝ピッチ幅2mm,、溝深さ
0.6mm)で処理した後巻き上げ、フィルタープラグ
を作製した。得られたフィルタープラグは、長さ100
mm、円周23.9mm、通気抵抗510mmWGであ
った。喫味試験は2.7であった。
【0050】実施例11 実施例5で得た不織布を幅280mmに切断し、クレー
プ処理は行わずに巻き上げ、フィルタープラグを作製し
た。得られたフィルタープラグは、長さ100mm、円
周25.3mm、通気抵抗380mmWGであった。喫
味試験は2.4であった。
【0051】実施例12 実施例6で得た不織布を幅280mmに切断し、クレー
プロール(表面温度室温、溝ピッチ幅2mm,、溝深さ
0.4mm)で処理した後巻き上げ、フィルタープラグ
を作製した。得られたフィルタープラグは、長さ100
mm、円周24.6mm、通気抵抗480mmWGであ
った。喫味試験は2.1であった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロースエステル組成物と水への分散
    性の良好なバインダーとからなる不織布を棒状に巻き上
    げてなるたばこフィルター。
  2. 【請求項2】 水への分散性が良好なバインダーが、水
    溶性の天然物系あるいは合成樹脂系の接着剤である請求
    項1記載のたばこフィルター。
  3. 【請求項3】 セルロースエステル組成物がセルロース
    エステル短繊維、繊維状エステル化パルプ、セルロース
    エステルフィブレット、セルロースエステルコーティン
    グパルプ、フィブリル化セルロースエステル繊維から選
    ばれる1種または2種以上の混合物である請求項1また
    は2記載のたばこフィルター。
  4. 【請求項4】 さらに、天然繊維および/または合成繊
    維を含む請求項1〜3のいずれかの項に記載のたばこフ
    ィルター。
  5. 【請求項5】 さらに、木材パルプを含む請求項1〜4
    のいずれかの項に記載のたばこフィルター
  6. 【請求項6】 不織布にクレープ加工及び/又はエンボ
    ス加工を施した後に巻き上げることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかの項に記載のたばこフィルター。
  7. 【請求項7】請求項1〜6記載のたばこフィルターを備
    えたたばこ。
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