JPH08322809A - 触覚センサ - Google Patents
触覚センサInfo
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Landscapes
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Abstract
対象の広範囲な面に対しての硬さ変化の情報を得ること
ができる硬さセンサを提供することを目的とするもので
ある。 【構成】本発明は、少なくとも1つ以上の超音波振動子
を含み、生体組織に接触させる測定用接触部を有した触
覚センサ用プローブ1と、前記測定用接触部を生体組織
に接触させたときの超音波振動子9の共振特性の変化を
検出しこれを生体組織の硬さの情報とするための検出回
路22と、前記測定用接触部が接触する生体組織部位2
6の表面で前記超音波振動子9が作用する領域が2次元
的にならしめることを特徴とする触覚センサ。
Description
させてその接触部分における硬さを検知する触覚センサ
に関する。
まず、特開平2−290529号公報に開示された硬さ
センサがある。この硬さセンサは物体に接触させる振動
板上に圧電素子を設け、この圧電素子には発信回路と、
物体に接触したときに生じる共振周波数の変化を検出す
る検出回路を接続してなり、検出回路からの出力により
物体の硬さを計測するものである。
柔軟度測定装置が提案されている。この装置は超音波発
振器よりの電気エネルギーを圧電素子を介して超音波振
動エネルギーに変換し、この超音波振動エネルギーを金
属針に与える一方、金属針の先端の超音波振動に対する
機械的負荷の変化を、前記圧電素子における音響インピ
ーダンスの変化として取り出して、金属針の先端が当た
る物体の柔軟度を測定するものである。
ては測定場所が点または非常に狭い面であり、いずれの
場合も広がりを持った面内においての硬さを知るもので
はない。また、このような測定装置を用いて広がりを持
った面内においての硬さ情報を得ようとする場合には圧
電振動子を含むセンシング部分を手で動かす必要がある
が、その際に測定対象物体に対する押圧力量が大きく変
動する。押圧力量が大きく変化すれば当然に押圧された
部分の硬さも変化して同一条件としての情報が得にくく
なる。
場合、本来柔軟な組織が多く、シビアな測定、つまり均
一な押圧で広範な面内における圧電素子の移動が実際上
困難である。接触面積の小さいセンサ先端を、ある範囲
に渡って均一な力量で移動させることはかなりの熟練を
要する。しかも、慎重な操作と多大な時間を要する割に
正確な測定結果を得にくいものである。
で、その目的とするところは短時間で、しかも比較的精
度よく測定対象の広範囲な面に対しての硬さ変化の情報
を得ることができる硬さセンサを提供することにある。
も1つ以上の超音波振動子を含み、生体組織に接触させ
る測定用接触部を有した触覚センサプローブと、 前記
測定用接触部を生体組織に接触させたときの超音波振動
子の共振特性の変化を検出しこれを生体組織の硬さの情
報とするための検出手段と、 前記測定用接触部が接触
する生体組織の表面で前記超音波振動子が作用する領域
が2次元的にならしめる駆動手段を具備したことを特徴
とする触覚センサである。超音波振動子を2次元的に走
査可能な手段により走査することで広範囲にわたり共振
特性の変化を測定できる。
1の実施例を説明する。 (目的)この実施例の目的は主に短時間に広範囲な面に
対して硬さの変化の情報を得ることと、人体に対して低
侵襲な状態で体腔内に挿通でき、体腔内臓器に対して直
接に接触させて硬さ変化の情報が得られるようにするこ
とにある。 (構成)図1は触覚センサのシステムの概要を示す。本
システムは生体に接触させる触覚センサ用プローブ1及
びプローブ制御部2を備える。プローブ1は生体に接触
させる先端部3と、先端部3の向きを変えることを許容
する弾性湾曲部4と、これに続く挿入管5と、この挿入
管5の基端に設けた駆動部6と、操作時に必要な把持部
7とを備え、さらにプローブ1の把持部7には前記プロ
ーブ制御部2との信号をやり取りするケーブル8が接続
されている。プローブ1における先端部3の側面部分に
はこれに納められた超音波振動子9を有するセンサ部1
0が設けられている。超音波振動子9には信号線11が
接続されている。
性湾曲部4、及び挿入管5の部材の外径が略同径であ
り、これらの部分は図2で示すように、トラカール等の
外套管12を介して体腔内に挿入され得るものである。
先端部3及び弾性湾曲部4は軸受け部13を介して挿入
管5に対して回動自在に固定されている。挿入管5は駆
動部6のケース14に固定されている。
した回転駆動源16が配設されている。駆動力伝達軸1
5は挿入管5に挿通され、その駆動力伝達軸15の先端
は前記湾曲部4に固定されている。駆動力伝達軸15内
には前記信号線11が配設されている。先端部3と弾性
湾曲部4は駆動力伝達軸15を介して回転駆動源16に
より操作されて挿入管5を中心として回転する手段、つ
まり前記センサ部10が測定用接触部となって、これが
接触する生体組織の表面で前記超音波振動子9が作用す
る領域が2次元的にならしめる駆動手段を構成する。
報を得るためのエンコーダ17、信号線11を通じての
センサ部10との電気信号を中継するスリップリング1
8が設けられている。
部2は大きく次のように分けられる。つまり、プローブ
1の先端部3内に収められたセンサ部10に超音波駆動
信号を送るための超音波駆動ユニット21と、センサ部
10にて検知される共振周波数を測定する周波数カウン
トユニット22と、この周波数カウントユニット22で
測定された周波数変化、またはそれに対応した生体組織
部位の硬さの表示をする表示ユニット23と、先端部3
の走査を行うために回転駆動源16を制御する走査制御
ユニット24とである。 (作用・効果)このプローブ1を使用する場合、図2で
示すように予め体腔壁25に穿刺した外套管12を通じ
て体腔内へプローブ1の先端部3を挿入し、弾性湾曲部
4を屈曲させて挿入管5に対して先端部3が略直角な状
態にし、センサ部10が体腔内の生体組織部位26の表
面に接触させる。駆動力伝達軸15を通じて回転駆動源
16の回転力を先端部3と弾性湾曲部4に伝えると、そ
の屈曲状態を保持しながら先端部3と弾性湾曲部4は挿
入管5を中心として矢印で示す如く回転する。つまり、
弾性湾曲部4の弾性により先端部3はそのセンサ部10
が生体組織部位26の表面に常に接触させたまま移動す
ることにより、そのセンサ部10は生体組織部位26の
表面を円環状に走査する。このときのセンサ部10にて
検知される共振周波数を周波数カウントユニット22で
測定する。周波数変化は一般に柔らかい物質程、空中で
の周波数に対する変化量が大きくなる特性がある。そこ
で、その周波数の変化によりそれに対応した生体組織部
位の硬さを測定する。
となって、これが接触する生体組織の表面で前記超音波
振動子9が作用する領域が2次元的にならしめるように
駆動される。このことにより生体組織部位の広い範囲に
わたって硬さ変化の情報が得られる。さらに、エンコー
ダ17により硬さ情報と順次操作される位置の情報を関
連づけることも可能であり、このようにすれば、広い範
囲にわたっての各位置の硬さ情報を個別的に得ることが
できる。
12を介して挿入可能であるので、被検者に対する侵襲
が少なく、それでいて体腔内では挿入管5に対して先端
部3を屈曲させた上でその先端部3を回転できるので、
その外套管12の外径に比しても広い範囲の硬さ測定が
効率よくできる。さらに体腔内に挿入することで、目的
部位に対してより直接的にセンサ部10を当てがうこと
が可能となった。加えて、弾性湾曲部4によりセンサ部
10が常に適当な圧力にて付勢されており、また接触圧
力が安定し、硬さ測定の精度を高めることができる。 <第2の実施例>図3を参照して、本発明の第2の実施
例を説明する。 (目的)この実施例の目的は主に簡単な構成により短時
間で、しかも比較的精度よく広範囲な面に対して硬さ変
化の情報が得られ、また安価なシステムを提供できるよ
うにすることにある。 (構成)この実施例のプローブ30はハウジング31を
備える。ハウジング31の前面開口部には例えばシリコ
ンゴム等の弾性のある膜体32が張設されている。ハウ
ジング31の内部には超音波振動子33と振動伝搬体3
4からユニット化されたセンサユニット部36が設けら
れている。振動伝搬体34は先端部37がその先端に僅
かな丸みのある円錐形に形成されている。ハウジング3
1の内部にはボールネジ38が前記膜体32の表面と平
行に配置され、ハウジング31の片側にはボールネジ3
8を駆動するステッピングモータ39が設けられてい
る。ステッピングモータ39によるボールネジ38の回
転情報はエンコーダ40により得られるようになってい
る。
ボールネジ38に支持され、ボールネジ38の回転によ
って図面上の水平方向、つまり膜体32の表面に沿った
方向に移動可能である。つまり、生体組織の表面で前記
超音波振動子が作用する領域が2次元的にならしめる駆
動手段を構成している。センサユニット部36の振動伝
搬体34の先端部37はこの移動中において膜体32の
内面に滑らかに接するように設けられている。超音波振
動子33についての信号の送受はコイル状に巻かれてい
る伸縮性信号ケーブル41によって行われる。
タ39への駆動信号ケーブル42と共に前述したような
プローブ制御部に導かれている。プローブ制御部にはセ
ンサユニット部36に超音波駆動信号を送るための超音
波駆動ユニットと、センサユニット部36にて検知され
る共振周波数を測定する周波数カウントユニットと、こ
の周波数カウントユニットで測定された周波数変化を表
示する表示ユニットと、センサユニット部36の走査を
行うために回転駆動源としてのステッピングモータ39
を制御する走査制御ユニット等が設けられている。ま
た、エンコーダ40によって得たボールネジ38の回転
情報もそのプローブ制御部に伝送されるようになってい
る。 (作用・効果)この実施例のプローブ30を使用する場
合、図3で示すように予め生体組織部位44の表面に膜
体32を当てがう。そして、プローブ制御部に指令を与
えてステッピングモータ39を駆動し、ボールネジ38
を回転してセンサユニット部36を膜体32に沿って移
動させる。センサユニット部36における振動伝搬体3
4の先端部37は膜体32の内面に滑らかに接するよう
に移動し、膜体32を介して生体組織部位44の表面に
押し当たり直線的に移動して2次元的な走査を行う。こ
のことにより広い範囲にわたっての硬さ変化の情報が得
られる。さらに、エンコーダ40により、硬さ情報と位
置情報を関連づけることも可能であり、このようにすれ
ば、広い範囲にわたっての各位置の硬さ情報を個別的に
得ることができる。
を機械的に走査しながら硬さ情報を得る方法をとってい
るので、超音波振動子の固体差の補正をする必要がな
い。したがって、周波数変化を測定する場合の精度がよ
い。
価なプローブが実現できる。さらに、プローブ制御部内
の回路も簡略化されるので、システムとしても安価にな
る。加えて、水平走査幅に合わせて成形されているハウ
ジングに対して膜体が張ってあるので、被検物に対して
本プローブを当てがう事で、走査範囲内を均一に押圧す
ることが可能であり、測定精度が向上する。
入して使用するように比較的小型に構成して体腔内の生
体組織の硬さの測定にも使用することが可能である。 <第3の実施例>図4を参照して、本発明の第3の実施
例を説明する。 (目的)この実施例の目的は主に簡単な構成により短時
間で、しかも比較的精度よく広範囲な面に対して硬さ変
化の情報が得られるシステムを提供し、さらに、安価で
かつ故障のしにくいプローブを提供できるようにするこ
とにある。 (構成)この実施例のプローブ50はハウジング51を
備える。ハウジング51の前面開口部には例えばシリコ
ンゴム等の弾性のある膜体52が張設されている。ハウ
ジング51の内部には超音波振動子53と振動伝搬体5
4からユニット化された同一構成のセンサユニット部5
6が複数個、並べて固定的に配設されている。センサユ
ニット部56の振動伝搬体54は先端部57がその先端
に僅かな丸みのある円錐形に形成されている。複数個の
センサユニット部56は振動伝搬体54の先端部57が
膜体52の内表面に当たるように一列で、かつ互いに平
行で密接する状態で隣接して配置されている。つまり、
生体組織の表面で前記超音波振動子53が作用する領域
が2次元的にならしめる駆動手段を構成している。
ル部58を介して前述したようなプローブ制御部に導か
れている。プローブ制御部には各センサユニット部56
に超音波駆動信号を送るための超音波駆動ユニットと、
各センサユニット部56にて検知される共振周波数をそ
れぞれ測定する周波数カウントユニットと、この周波数
カウントユニットで測定された周波数変化を表示する表
示ユニット等が設けられている。なお、超音波駆動ユニ
ットは超音波振動子53の数だけ内蔵するか、もしくは
駆動信号切り替え回路を用いて駆動ユニットの数を超音
波振動子53の数より減らしてもよい。 (作用・効果)この実施例のプローブ50を使用する場
合、その膜体52を生体組織部位の表面に当てがう。そ
して、プローブ制御部に指令を与えて各センサユニット
部56の超音波振動子53を駆動し、各センサユニット
部56にて検知される共振周波数を測定する。この共振
周波数の違いから硬さ変化の情報が得られる。各センサ
ユニット部56がライン状に2次元的に配置されてお
り、このため、広い範囲にわたっての硬さ変化の情報が
得られる。また、広い範囲にわたって各センサユニット
部56に対応した各位置の硬さ情報をそれぞれ個別的に
得ることができる。
子53がほぼ同時に駆動できるので、非常に短時間に測
定が行える。したがって、被検者に対する時間的制約が
少なくて済む。ハウジング51及び膜体52がある程度
の面積を持っているので、均一な押圧が得られ、硬さの
測定精度が向上する。プローブ50自身が機械的に動く
要素を持っていないため、一旦、組立てると故障しにく
い。 <第4の実施例>図5及び図6を参照して、本発明の第
4の実施例を説明する。 (目的)この実施例の目的は短時間で、しかも比較的精
度よく広範囲な面に対して硬さ変化の情報が得られるシ
ステムを提供することにある。 (構成)この実施例のプローブ60はハンドル61を備
えた本体62に対して回転自在なドラム63を備える。
ドラム63にはスリップリング64を有する。ドラム6
3はその円筒状のハウジング65の一部に同じく例えば
シリコンゴム等の弾性のある円筒状の膜体66を張り、
この中に複数のセンサユニット部67を放射状に配置し
たものである。センサユニット部67は前記第3の実施
例と同様、超音波振動子68と振動伝搬体69からユニ
ット化された同一構成のものであり、その振動伝搬体6
9の先端部70を外側に向けて膜体66の内面に当てる
ようにする。ドラム63に複数のセンサユニット部67
を組み込むことにより生体組織の表面で前記超音波振動
子68が作用する領域が2次元的にならしめる駆動手段
を構成している。複数のセンサユニット部67はドラム
63の回転中心を中心とする放射状に等間隔で配置され
ているが、センサユニット部67の数を増やし、これら
を密に配置するため、その中心側基部を隣接側部71を
細く狭めて密に突き合わせている。
72はドラム63の円筒中心に向かって束ねられ、図5
で示すスリップリング64に接続され、ハンドル61内
に挿通されたケーブル部72と電気的に接続されてい
る。ケーブル部72はハンドル61の端面から導出さ
れ、前述したようなプローブ制御部に接続される。
7に超音波駆動信号を送るための超音波駆動ユニット
と、各センサユニット部67にて検知される共振周波数
を測定する周波数カウントユニットと、この周波数カウ
ントユニットで測定された周波数変化を表示する表示ユ
ニット等が設けられている。なお、超音波駆動ユニット
は超音波振動子68の数だけ内蔵するか、もしくは駆動
信号切り替え回路を用いて駆動ユニットの数をセンサユ
ニット部67の数より減らしてもよい。 (作用・効果)この実施例のプローブ60を使用する場
合、そのドラム63を生体組織部位の表面に当てがって
転がす。そして、各センサユニット部67の超音波振動
子68を駆動し、各センサユニット部67にて検知され
る共振周波数を測定する。この共振周波数の違いから硬
さ変化の情報が得られる。各センサユニット部67が回
転するドラム63に放射状に配されており、生体組織部
位の表面に当てがって転がすことによって広い範囲にわ
たっての硬さ変化の情報が得られる。また、広い範囲に
わたって各センサユニット部67に対応した各位置の硬
さ情報をそれぞれ得ることができる。
ことによって単一のセンサユニット部67を点接触させ
ることなく、常にハウジング65を含めた広い面で対象
物を押さえながら硬さ測定が2次元的に測定することが
可能となり、しかも、ドラム63を転動させるので、押
付け圧がバラつきにくく、精度よく硬さの変化の情報が
得られる。 <変形例>前述した第3、第4の実施例においてセンサ
ユニット部は一列に並べて配置したが、センサユニット
部を複数列に配置してもよい。このようにすれば、測定
部位に対して、一度に多くのセンサユニット部を対向可
能となるため、広い範囲をより短時間に測定を行なうこ
とができる。
テムの他の例を説明する。 (構成)図7はこの例に係る触覚センサシステムの概略
的な構成を示しており、これには内視鏡81内を通じて
体腔内に導入される触覚センサプローブ82とプローブ
制御部83とを備えている。
挿入部84を備えてなり、その挿入部84の先端部85
には図8で示すようなセンサユニット部が組み込まれて
いる。つまり、先端部85には円筒状の超音波振動子8
6が挿入部84の長軸に対して同軸的に配置した状態で
設けられ、さらに超音波振動子86は先端カバー87に
よって密着した状態で同軸的に覆われている。先端カバ
ー87の外周側面は例えば管腔状の臓器に接触させる接
触部88を形成している。円筒状の超音波振動子86は
図8(b)で示すようにその中心軸に対して径方向xの
振動を行うように分極されている。そして、自励発振に
よって超音波振動子86と接触部88が一体となって共
振周波数による径方向xの向きの振動を行うようになっ
ている。
接続されている。この信号線89は挿入部84の内部を
通じてその手元側に導かれた後、信号ケーブル91を通
じてプローブ制御部83に接続される。また、触覚セン
サプローブ82の手元部には発振動作を操作する動作ス
イッチ92が設けられている。術者はその動作スイッチ
92を任意に操作することができるようになっている。
86を共振周波数で振動させるための信号を発振する発
振回路93が設けられている。発振回路93には周波数
検出回路94と電圧検出回路95が接続されており、共
振周波数の変化や機械的インピーダンスの変化をモニタ
する手段を構成している。 (作用)この触覚センサシステムを使用して管腔状臓器
の硬さを測定し、病変部の位置を同定しようとする場合
には次のように行われる。まず、予め体腔内に挿入した
内視鏡81のチャンネルを通じて触覚センサプローブ8
2を誘導し、内視鏡81の観察下で、触覚センサプロー
ブ82の先端部85を患者97の管腔状臓器98内に挿
入する。図8(a)はその状態の様子を示している。
臓器98の内面に接触させながらその臓器98内を移動
させる。ここで、術者が動作スイッチ92を操作して発
振回路93を動作させると、超音波振動子86と接触部
88が発振回路93からの信号によって一体的に共振周
波数による振動を行う。接触部88の臓器98への接触
によって臓器98の硬さに応じて機械的インピーダンス
が変化し、接触部88の共振周波数は変化するが、発振
回路93が自励発振を行うために共振周波数の変化に追
随した発振を行うことができる。この際の共振周波数の
変化は周波数検出回路94によってモニターされ、また
電圧変化は電圧検出回路95によってモニターされ、こ
れらの少なくとも一方の情報によって臓器98の硬さの
変化情報として得ることができる。例えば、臓器98の
粘膜下に局在する病変部99の位置を硬さの変化情報に
よって同定することができる。 (効果)この実施例の触覚センサプローブ82によれ
ば、触覚センサプローブ82の挿入方向に対して垂直方
向の硬さ特性を周波数や電圧の変化として測定するた
め、管腔状臓器98の粘膜下の例えば腫瘍等の病変部9
9の存在の判断のために、優れた操作性を発揮すること
ができる。
ステムの例を説明する。 (構成)図9はこの例に係る触覚センサシステムの概略
的な構成を示しており、これにはトラカール外套管10
1を通じて体腔内に導入される触覚センサプローブ10
2とプローブ制御部103とを備えている。これとは別
に、トラカール外套管104を通じて体腔内に導入され
る硬性鏡105が用意されている。
挿入部106を備えてなり、その挿入部106の先端部
107には図10で示すようなセンサユニット部が組み
込まれている。つまり、先端部107には円筒状の超音
波振動子108が挿入部106の長軸に対して同軸的に
配置した状態で設けられている。超音波振動子108は
先端部107の中心軸方向xに振動するように分極され
ている。さらに超音波振動子108はその先端に触覚用
接触部を兼ねた振動角度変換素子109を有している。
振動角度変換素子109では超音波振動子108より受
けた振動を内部で反射させ、中心軸方向xと特定の角度
を持つ斜め前方へその振動方向を変換する。振動角度変
換素子109の先端部分はカバー111の孔112から
突出し、その最先端部分は僅かに丸みが付けられた接触
部113を形成している。
4が接続されている。この信号線114は挿入部106
の内部を通じてその手元側に導かれた後、信号ケーブル
115を通じてプローブ制御部103に接続される。ま
た、触覚センサプローブ102の手元部には発振動作を
操作する動作スイッチ116が設けられている。術者は
その動作スイッチ116を任意に操作することができる
ようになっている。
子108を共振周波数で振動させるための信号を発振す
る発振回路93が設けられている。この発振回路93に
は周波数検出回路94と電圧検出回路95が接続されて
おり、共振周波数の変化や機械的インピーダンスの変化
をモニタする手段を構成している。 (作用)この触覚センサシステムを使用して腹腔内臓器
の硬さを測定し、病変部の位置を同定しようとする場合
には次のようになる。トラカール外套管101を通じて
触覚センサプローブ102を腹腔内に挿入し、硬性鏡1
05の観察下で、斜めに突き出した振動角度変換素子1
09の先端にある接触部113を臓器121の表面に接
触させながらその臓器121の表面上を移動させる。こ
の際、術者が動作スイッチ116を操作することにより
発振回路93を動作させる。接触部113のある振動角
度変換素子109と超音波振動子108は発振回路93
からの信号によって一体的に共振周波数による振動を行
う。接触部113の先端部は触覚センサプローブ102
の軸に対して斜め前方に突出して振動している。このた
め、触覚センサプローブ102の斜め前方にある臓器1
21へのアプローチが容易にできる。自励発振によって
超音波振動子108と振動角度変換素子109は一体と
なって共振周波数による振動を行う。また、図10で示
すように接触部113ではその接触表面に垂直なx方向
の縦振動が行われる。そして、この接触部113の、臓
器121への接触によって臓器121の硬さに応じて機
械的インピーダンスが変化し、接触部113の共振周波
数は変化するが、発振回路93が自励発振を行うために
共振周波数の変化に追随した発振を行う。共振周波数の
変化は周波数変化検出回路94によってモニターされ、
また電圧変化は電圧検出回路95によってモニターさ
れ、これらの少なくとも一方のものを臓器121の硬さ
の変化情報として得ることができる。硬さの変化によっ
て例えば、臓器121の内部に局在する病変部122の
位置を同定することができる。 (効果)触覚センサプローブ102の斜め前方の臓器1
21に対して硬さ測定ができるために、それの操作性を
向上させることができる。
プローブの例を説明する。 (構成)この例における触覚センサプローブ131はそ
の体腔内挿入部132の先端部近傍の上下両側面部分に
それぞれ薄い膜状のエネルギ閉込め型振動子133が配
置されている。このエネルギ閉込め型振動子133の数
は一つでも複数個でもよいし、また、エネルギ閉込め型
振動子133を1つの管状のものとして形成してもよい
ものである。
に振動するが、触覚センサプローブ131の軸に対して
垂直方向に振動するように取り付けられており、外部に
対しては接触部134となるポリウレタン、シリコンな
どの樹脂膜によって外部に対して気密的に覆われてい
る。
2に示すように構成されている。すなわち、セラミック
等の圧電素子材の円弧状薄板135の両面に電極136
を形成してなり、円弧状薄板135はその膜厚方向に分
極されている。また、この超音波振動子133と接触部
134は一体となって共振周波数による自励発振が行わ
れ、触覚センサプローブ131の径方向xへ振動する。
エネルギ閉込め型振動子133は例えば半導体製造技術
を利用して形成できる。
6には信号線137が接続されている。この信号線13
7は前述したようなプローブ制御部に接続される。ま
た、触覚センサプローブ131の手元部には発振動作を
操作する動作スイッチ(図示し内。)が設けられてい
る。術者はその動作スイッチを任意に操作することがで
きるようになっている。
振動子133を共振周波数で振動させるための信号を発
振する発振回路が設けられている。この発振回路には周
波数検出回路と電圧検出回路が接続されており、共振周
波数の変化や機械的インピーダンスの変化をモニタする
手段を構成している。 (作用)この触覚センサプローブ131は経内視鏡的に
管腔状臓器内に挿入し、その接触部134を臓器の内面
に接触させながらその臓器内を移動させる。この際、術
者が動作スイッチを操作することにより発振回路を動作
させる。超音波振動子133と接触部134は発振回路
からの信号によって一体的に共振周波数による振動を行
う。接触部134の臓器への接触によってその臓器の硬
さに応じて機械的インピーダンスが変化し、接触部13
4の共振周波数は変化するが、発振回路が自励発振を行
うために共振周波数の変化に追随した発振を行うことが
できる。共振周波数の変化は周波数検出回路によってモ
ニターされ、また電圧変化は電圧検出回路によってモニ
ターされ、これらの少なくとも一方のものを臓器の硬さ
の変化情報として得ることができる。これから、例えば
臓器の粘膜下に局在する病変部の位置を同定することが
できる。 (効果)この実施例の触覚センサプローブ131によれ
ば、その挿入方向に対して垂直方向の硬さ特性を周波数
や電圧の変化として測定するため、管腔状臓器の粘膜下
の例えば腫瘍等の病変部の存在の判断のために、優れた
操作性を発揮することができる。 [付記] 1.少なくとも1つ以上の超音波振動子を含み、生体組
織に接触させる測定用接触部を有した触覚センサプロー
ブと、 前記測定用接触部を生体組織に接触させたとき
の超音波振動子の共振特性の変化を検出しこれを生体組
織の硬さの情報とするための検出手段と、 前記測定用
接触部が接触する生体組織の表面で前記超音波振動子が
作用する領域が2次元的にならしめる駆動手段を具備し
たことを特徴とする触覚センサ。 2.前記駆動手段が、複数の超音波振動子を備え、同時
に駆動するものであることを特徴とする付記第1項に記
載の触覚センサ。 3.前記駆動手段が、複数の超音波振動子を備え、これ
らの超音波振動子を電気的に切り替えて駆動するもので
あることを特徴とする付記第1項に記載の触覚センサ。 4.前記駆動手段が、1つの超音波振動子を機械的に走
査するものであることを特徴とする付記第1項に記載の
触覚センサ。 5.前記駆動手段が、複数の超音波振動子を機械的に走
査するものであることを特徴とする付記第1項に記載の
触覚センサ。 6.複数の超音波振動子を備え、これらの超音波振動子
が直線状に配されていることを特徴とする付記第1項に
記載の触覚センサ。 7.複数の超音波振動子を備え、これらの超音波振動子
が円環状に配されていることを特徴とする付記第1項に
記載の触覚センサ。 8.複数の超音波振動子を備え、これらの超音波振動子
がマトリクス状に配置されていることを特徴とする付記
第1項に記載の触覚センサ。 9.前記駆動手段が、体腔内に挿通可能なプローブの挿
入部に弾性湾曲部を設け、この弾性湾曲部の先端側に設
けられた超音波振動子を含む測定用接触部を湾曲させた
状態で挿入部の中心軸回りに回動させるものであること
を特徴とする付記第1項に記載の触覚センサ。 10.少なくとも1つ以上の超音波振動子を含み、生体
組織に接触させる測定用接触部を有した触覚センサプロ
ーブと、前記測定用接触部を生体組織に接触させたとき
の超音波振動子の共振特性の変化を検出しこれを生体組
織の硬さの情報とするための検出回路とを備えた触覚セ
ンサにおいて、測定部における超音波振動の振動の方向
が触覚センサプローブの中心軸と平行ではないことを特
徴とする触覚センサ。 11.上記超音波振動子が円筒形状であり、その径方向
に分極していることを特徴とする付記第10項に記載の
触覚センサ。 12.上記超音波振動子と測定部との間に振動方向変換
部材が配置されていることを特徴とする付記第10項に
記載の触覚センサ。 13.上記超音波振動子がエネルギ閉込み型振動子であ
ることを特徴とする付記第10項に記載の触覚センサ。 14.上記エネルギ閉込め型振動子がプローブの側面に
取り付けられていることを特徴とする付記第13項に記
載の触覚センサ。 (付記第10〜14の従来例と問題点)超音波振動する
プローブを生体組織に接触させ、プローブの共振周波数
の変化を検知することによって生体組織の硬さを測定す
る触覚センサが提案されている。このような触覚センサ
は、皮膚の弾性度を測定したり、内視鏡下に使用するこ
とによって、体腔内の粘膜下に局在する腫瘍の位置を同
定するために用いられている。しかしながら、従来の触
覚センサでは、測定部と一体となった軸方向に振動する
超音波振動子がプローブの先端部の軸上に配置されてい
るため、プローブの軸方向に測定物を接触させる必要が
あった。このため、プローブの側方や、斜め前方に存在
する生体組織の触覚を測定することが困難であり、操作
性が非常に悪いという問題があった。
の挿入方向にかかわらず、さまざまな方向に位置する生
体組織の触覚が測定することのできる操作性の良い触覚
センサを提供するものである。この構成のものによれ
ば、測定部における超音波振動の振動の方向がプローブ
の中心軸と平行ではないために、プローブ軸の斜め前方
や、側面にある生体組織に対して測定部における超音波
振動が生体表面に対して垂直方向に入力しやすく、操作
性の良い触覚センサとすることができる。
音波の周波数変化により硬さ測定を行なうものにおい
て、短時間で、しかも精度よく広範囲な面に対して硬さ
の変化の情報が得られる。
要を示す説明図。
の説明図。
明図。
明図。
視図。
図。
図。
図。
図。
先端部、4…弾性湾曲部、5…挿入管、6…駆動部、9
…超音波振動子、10…センサ部、11…信号線、14
…ケース、15…駆動力伝達軸、16…回転駆動源、1
7…エンコーダ、18…スリップリング、21…超音波
駆動ユニット、22…周波数カウントユニット、24…
走査制御ユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1つ以上の超音波振動子を含
み、生体組織に接触させる測定用接触部を有した触覚セ
ンサプローブと、 前記測定用接触部を生体組織に接触させたときの超音波
振動子の共振特性の変化を検出しこれを生体組織の硬さ
の情報とするための検出手段と、 前記測定用接触部が接触する生体組織の表面で前記超音
波振動子が作用する領域が2次元的にならしめる駆動手
段を具備したことを特徴とする触覚センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13056795A JPH08322809A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 触覚センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13056795A JPH08322809A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 触覚センサ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004360053A Division JP2005111280A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 触覚センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08322809A true JPH08322809A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15037346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13056795A Pending JPH08322809A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 触覚センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08322809A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003505134A (ja) * | 1999-07-22 | 2003-02-12 | アータン ラボラトリーズ | 前立腺の触診および機械的イメージングのための装置 |
| JP2008301903A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Univ Nihon | 2次元的硬さ測定装置 |
| JP2020161569A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社東芝 | 筐体、電子機器、筐体の製造方法、及び電子機器の製造方法 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP13056795A patent/JPH08322809A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003505134A (ja) * | 1999-07-22 | 2003-02-12 | アータン ラボラトリーズ | 前立腺の触診および機械的イメージングのための装置 |
| JP2008301903A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Univ Nihon | 2次元的硬さ測定装置 |
| JP2020161569A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社東芝 | 筐体、電子機器、筐体の製造方法、及び電子機器の製造方法 |
| WO2020194793A1 (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社 東芝 | 筐体、電子機器、筐体の製造方法、及び電子機器の製造方法 |
| US11229129B2 (en) | 2019-03-25 | 2022-01-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Housing, electronic device, method for manufacturing housing, and method for manufacturing electronic device |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040527 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040903 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |