JPH08322846A - トロカール管、トロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具 - Google Patents
トロカール管、トロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具Info
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- JPH08322846A JPH08322846A JP8087299A JP8729996A JPH08322846A JP H08322846 A JPH08322846 A JP H08322846A JP 8087299 A JP8087299 A JP 8087299A JP 8729996 A JP8729996 A JP 8729996A JP H08322846 A JPH08322846 A JP H08322846A
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Abstract
と、その基端部13に接続されたグリップ部材17から
構成されている。管状部材11は、複数の板状体15を
その側面同士で接着または融着により連結し、一体化し
たものであり、自然状態では、先端部14が基端部13
より小径の略円錐形状に構成され、拡張管の挿入によ
り、板状体15が分離して拡張する。管状部材11の側
面には、管状部材11の長手方向に沿ってスリット16
が形成されている。トロカール管10は、内腔12に栓
子を挿入した状態で体壁に穿刺され、その後トロカール
管10を残して栓子のみを抜去し、さらに内腔12に、
スリット16と重なるスリットが側面に形成された拡張
管を挿入することにより拡張される。 【効果】カテーテルの挿入を容易かつ確実に行え、生体
に対し低侵襲である。
Description
ルチューブを体内に挿入する際、特に腹膜透析において
留置カテーテルを腹腔内に挿入、留置する際に用いられ
る、トロカール管、トロカール管組立体およびカテーテ
ル挿入用器具に関するものである。
行う腹膜透析療法のなかで、腹腔への新鮮な透析液の注
入と透析液廃液の排出とを繰り返し行うことにより、持
続的に透析を行うことができる連続的携帯式腹膜透析法
(continuous ambulatory peritoneal dialysis,以下
「CAPD」という)が最近広く行われている。
析液の注入、排出を行うために、腹腔内と体外とを連通
するカテーテルチューブ(留置カテーテル)を腹壁内に
留置する必要がある。このとき、カテーテルチューブを
確実に固定する、あるいは感染を防止する目的で、カテ
ーテルチューブが腹膜を貫通して腹腔内に挿入する箇所
と、体外から皮膚を貫通する箇所とを異ならせ、それら
両箇所の間に皮下トンネルを形成することが行われる。
膜を貫通する箇所(第1切開部位)の皮膚を5cm程度切
開してカテーテルチューブを腹腔内に挿入した後、カテ
ーテルチューブの手元側部分(基端部)に先端が鋭利な
誘導針を接続して、前記第1切開部位より4〜5cm程度
離れた箇所(第2切開部位)で体外へ向けて穿刺するこ
とにより体外へ出す。また、他の方法として、カテーテ
ルチューブを前記第1切開部位にて腹腔内に挿入した
後、それより4〜5cm程度離れた箇所に切開を施し、そ
の部位より前記第1切開部位へ向けて鉗子等を差し込ん
で、第1切開部位にて挿通されているカテーテルチュー
ブを把持し、カテーテルチューブの手元側部分を体外へ
引き出す。
穿刺部位、特に第1切開部位における切開が大きいた
め、患者に与える侵襲、負担(具体的には、術後疼痛や
美容上の問題、入院期間の長さ)が大きくなるという問
題がある。
ばCAPDに用いられる留置カテーテルのようなカテー
テルチューブを、容易かつ確実に、低侵襲で挿入するこ
とができるトロカール管、トロカール管組立体およびカ
テーテル挿入用器具を提供することにある。
(1)〜(22)の本発明により達成される。
に位置するグリップ部材とからなるトロカール管であっ
て、前記管状部材の側面に、該管状部材の内腔に連通す
る第1の開口部が形成されていることを特徴とするトロ
カール管。
に位置するグリップ部材とからなるトロカール管であっ
て、前記管状部材の側面に、該管状部材の内腔に連通し
得る第1の開口部を形成するための開口形成部を有する
ことを特徴とするトロカール管。
口部を開閉可能な板片で構成されている上記(2)に記
載のトロカール管。
軟性が高い上記(3)に記載のトロカール管。
形成したとき、前記管状部材の内腔の少なくとも一部を
遮蔽する機能を有する上記(3)または(4)に記載の
トロカール管。
材の長手方向に沿って前記管状部材の先端から少なくと
も途中まで連続するものである上記(1)ないし(5)
のいずれかに記載のトロカール管。
状部材の長手方向に沿って変化している上記(1)ない
し(6)のいずれかに記載のトロカール管。
端部に接続されたグリップ部材とからなるトロカール管
であって、前記管状部材および前記グリップ部材が、前
記管状部材の管軸を含む面または前記管軸とほぼ平行な
面により複数に分割可能であることを特徴とするトロカ
ール管。
配置された複数の板状体を接着または融着により連結、
一体化したものである上記(1)ないし(8)のいずれ
かに記載のトロカール管。
開口の方向を示すマーカーが設けられている上記(1)
ないし(9)のいずれかに記載のトロカール管。
部の径が小さいものである上記(1)ないし(10)のい
ずれかに記載のトロカール管。
先端部の径が拡張可能である上記(11)に記載のトロカ
ール管。
と、前記管状部材の内腔に挿入して前記先端部の径を拡
張する拡張管とを備えるトロカール管組立体であって、
前記拡張管の側面に、該拡張管の内腔に連通する第2の
開口部が形成されていることを特徴とするトロカール管
組立体。
の方向を示すマーカーを有している上記(13)に記載の
トロカール管組立体。
用され、先端に穿刺端を有する栓子を備える上記(13)
または(14)に記載のトロカール管組立体。
かに記載のトロカール管と、前記管状部材の内腔に挿入
して使用され、先端に穿刺端を有する栓子とを備えるこ
とを特徴とするトロカール管組立体。
かに記載のトロカール管組立体と、内部に通路を有する
穿刺針とを備えるカテーテル挿入用器具であって、前記
通路の一端が前記穿刺針の先端付近の側方に開口してい
ることを特徴とするカテーテル挿入用器具。
る方向を示すマーカーを有する上記(17)に記載のカテ
ーテル挿入用器具。
かに記載のトロカール管組立体と、穿刺針組立体とを備
えるカテーテル挿入用器具であって、前記穿刺針組立体
は、内部に通路を有する穿刺針と、該穿刺針と異なる位
置にある管体と前記穿刺針との距離を一定に保持するス
ペーサーとを備え、前記通路の一端が、前記穿刺針の先
端付近の側方であって、前記スペーサーの装着状態での
前記管体の方向に向く位置に開口していることを特徴と
するカテーテル挿入用器具。
合する係合部を有する上記(19)に記載のカテーテル挿
入用器具。
調節する距離調節手段を有する上記(19)または(20)
に記載のカテーテル挿入用器具。
穿刺深さ規制手段を有する上記(17)ないし(21)のい
ずれかに記載のカテーテル挿入用器具。
基端側に位置するグリップ部材とからなり、管状部材の
側面に、該管状部材の内腔に連通する第1の開口部また
はこれを形成するための開口形成部を有するものであ
る。
って管状部材の先端から少なくとも途中まで連続するも
のである。また、第1の開口部の幅は、管状部材の長手
方向に沿って一定でも、変化していてもよい。開口形成
部は、例えば、第1の開口部を開閉可能な板片、好まし
くは管状部材より柔軟性の高い板片で構成されている。
とその基端側に位置するグリップ部材とからなり、管状
部材およびグリップ部材が、管状部材の管軸を含む面ま
たは管軸とほぼ平行な面により複数に分割可能なもので
あってもよい。
て、管状部材は、長手方向に沿ってその径が一定のもの
でも、基端部より先端部の径が小さいものでもよい。後
者の場合、管状部材は、少なくともその先端部の径が拡
張可能であるものが好ましい。
れた複数の板状体を接着または融着により連結、一体化
したものとすることができる。また、本発明のトロカー
ル管は、グリップ部材に、第1の開口(または開口形成
部)の方向を示すマーカーが設けられているのが好まし
い。
うなトロカール管と、管状部材の内腔に挿入して使用さ
れ、先端に穿刺端を有する栓子とを備えるものである。
また、本発明のトロカール管組立体は、管状部材が、基
端部より先端部の径が小さくかつ少なくともその先端部
の径が拡張可能なものである場合には、さらに、管状部
材の内腔に挿入して管状部材の先端部の径を拡張する拡
張管を備えるものである。この拡張管の側面には、拡張
管の内腔に連通する第2の開口部が形成されている。ま
た、拡張管は、第2の開口部の方向を示すマーカーを有
しているのが好ましい。
状部材の管軸を含む面または管軸とほぼ平行な面により
複数に分割可能なものである場合には、管状部材の側面
に開口が形成されていなくてもよい。また、本発明のト
ロカール管またはトロカール管組立体に対しては、穿刺
針または穿刺針組立体を用いるのが好ましい。
刺針または穿刺針組立体と、上述したトロカール管組立
体とを備えるものである。穿刺針は、内部に通路を有
し、この通路の一端が穿刺針の先端付近の側方に開口し
ているものである。
張管のような管体に装着して使用されるものであり、内
部に通路を有する穿刺針と、トロカール管と穿刺針との
距離を一定に保持するスペーサーとを備え、前記通路の
一端が、穿刺針の先端付近の側方であってかつスペーサ
ーが装着されたトロカール管の方向に向く位置に開口し
ているものである。
係合する係合部を有する。また、トロカール管と穿刺針
との距離を調節する距離調節手段が設けられているのが
好ましい。
て、穿刺針は、通路が開口する方向を示すマーカーを有
するものであるのが好ましい。また、穿刺針の穿刺深さ
を規制する穿刺深さ規制手段が設けられているのが好ま
しい。
ル管組立体において、トロカール管内に栓子を挿入した
状態で腹壁等の生体組織を穿刺するに際しては、前述し
たように、トロカール管の管状部材の先端部の径が基端
部の径より小さいと、すなわち先細りとなっていると、
より少ない抵抗で腹壁の所定部位(第1穿刺部位)を穿
刺、貫通することができ、侵襲が少ない。
より拡張管等を挿入することにより、その有効内径、特
に先端部の内径を拡張することができ、これにより、カ
テーテルチューブやその他の器具の挿通が容易となる
(以下、特に区別を要する場合には、このような構成の
トロカール管を「拡張型トロカール管」と言う)。
を連結、一体化して構成されている場合には、分離され
た板状体を固定するために外周に被覆チューブ等を設置
する必要がなく、よって、十分な細径化が図れ、生体へ
の穿刺の際の穿刺抵抗が小さくなり、侵襲が少なくな
る。そして、隣接する板状体同士は、側面において接着
または融着により接合されているので、拡張管等の挿入
により、容易かつ確実に管状部材を拡張することができ
る。
ト(第1の開口部)、特に、管状部材の長手方向に沿っ
て管状部材の先端から少なくとも途中まで連続するスリ
ットが形成されている。また、開口形成部を有するトロ
カール管の場合には、例えば板片を管状部材の内側へ開
いてスリット(第1の開口部)を形成する。
位より所定距離離間した部位(第2穿刺部位)からは、
ガイドワイヤー、シース、留置カテーテルのようなカテ
ーテルチューブ等の長尺な器具が挿入され、これらは、
皮下組織内を通って前記スリット内に達し、さらにトロ
カール管の内腔を経て腹腔内の目的部位に挿入される。
このようにしてカテーテルを目的部位へ挿入した後、ト
ロカール管を腹壁より抜去すれば、カテーテルチューブ
のみが留置される。
の拡張管の側面にも、スリット(第2の開口部)が形成
されている。このスリットは、拡張管をトロカール管に
挿入したとき、前記拡張型トロカール管に形成されたス
リットと重なる。従って、トロカール管を拡張した状態
で、前記と同様に、皮下組織内を経たカテーテルチュー
ブ等を、拡張管およびトロカール管にそれぞれ形成され
たスリットならびに拡張管の内腔を順次経て腹腔内の目
的部位に挿入することができる。
に区別を要する場合には、このような構成のトロカール
管を「分割型トロカール管」と言う)を第1穿刺部位に
穿刺した場合には、トロカール管を分割して抜去するこ
とができ、操作性が向上する。
に適用した場合、このトロカール管を第1穿刺部位に穿
刺し、これを前記スリット付きの拡張管で拡張したと
き、拡張管を腹壁に残したままトロカール管を分割して
抜去することができる。この場合にも、前記と同様に、
皮下組織内を経たカテーテルチューブ等を、拡張管に形
成されたスリットおよび拡張管の内腔を順次経て腹腔内
の目的部位に挿入することができる。このような分割型
トロカール管の側面には、スリットが形成されていなく
てもよい。
次のようにして使用される。第1穿刺部位より、栓子を
挿入したトロカール管(または栓子と拡張管とを挿入し
た拡張型トロカール管)を穿刺し、トロカール管を腹腔
内に挿入する。次いで、穿刺針等を第2穿刺部位に穿刺
し、該穿刺針の内部に形成された通路(内腔)を介して
第1のガイドワイヤーを挿入し、皮下組織内を通し、ト
ロカール管の側面に形成されたスリットおよびトロカー
ル管の内腔を順次経て、腹腔内まで到達させる。そし
て、穿刺針のみを抜去する。
レータ(チューブ挿入補助具)を挿入した状態のシース
を沿わせて進め、該シースを前記と同様の経路で腹腔内
に導く。第1のガイドワイヤーおよびダイレータを抜去
した後、シース内に内視鏡を挿入し、内視鏡で撮影され
たモニタ画面で腹腔内を観察しながら、シース先端を小
骨盤腔内等の目的部位へ進める。このとき、シースの先
端部は、予め所望に湾曲しており、また、シースは、編
組体等の補強部材により補強されているので、シースの
手元側での回転操作や押し込み操作がシース先端部へ確
実に伝達され、目的部位への誘導がし易い。
を抜去し、シース内に第2のガイドワイヤーを挿入し、
これを小骨盤腔内に到達させる。さらに、第2のガイド
ワイヤを残したままシースを抜去し、その後、留置カテ
ーテルを第2のガイドワイヤーに沿わせて進める。これ
により、留置カテーテルは、前記と同様の経路で導か
れ、すなわち、皮下トンネルを経由し、その先端を小骨
盤腔内に容易かつ確実に挿入することができる。
カール管を抜去すれば、留置カテーテルのみが留置され
る。このとき、留置カテーテルの中途部分を、上記方法
により腹壁内に形成される皮下トンネルに準じた形状に
予め湾曲または屈曲させておけば、留置後に腹壁内で移
動し難くなる。
ドワイヤーの挿入に先立ち、拡張型トロカール管内への
拡張管の挿入により第1穿刺部位に穿刺されたトロカー
ル管の管状部材を拡張してもよい。また、開口形成部を
有する拡張型トロカール管の場合、拡張管の挿入によ
り、管状部材の先端側が広がり、スリット(第1の開
口)が形成される。また、分割可能な拡張型トロカール
管を拡張管により拡張した後、トロカール管を分割して
除去し、第1穿刺部位に拡張管のみを残すこともでき
る。
に通路を有し、該通路の一端が穿刺針の先端付近の側方
に開口している。よって、前記通路の他端側から通路内
に挿入された第1のガイドワイヤーは、前記開口より穿
刺針の側方に向けて突出し、皮下組織内へ容易かつ確実
に挿通させることができる。
穿刺針と、該穿刺針と異なる位置にある管体(トロカー
ル管、拡張管等)と前記穿刺針との距離を一定に保持す
るスペーサーとを備えた穿刺針組立体を用いることもで
きる。この場合には、スペーサーの端部に形成された係
合部を第1穿刺部位に穿刺されたトロカール管または拡
張管に係合しつつ、穿刺針を腹壁に穿刺するので、穿刺
針による第2穿刺部位が第1穿刺部位から常に一定の距
離となる。
一端は、穿刺針の先端付近の側方であって、スペーサー
をトロカール管または拡張管に装着した状態で、それら
の管体の方向に向く位置に開口しているので、前記通路
の他端側から通路内に挿入された第1のガイドワイヤー
は、前記開口より穿刺針の側方に向けて突出し、皮下組
織内をトロカール管および/または拡張管に形成された
スリットに向けて容易かつ確実に進み、スリット内に確
実に到達させることができる。
は、穿刺針の穿刺深さが適正な深さに規制されているの
で、穿刺が浅過ぎて皮膚に接近したり、穿刺が深過ぎて
穿刺針の先端が筋層にまで到達するといった不都合は生
じず、皮膚と腹直筋前鞘との間の皮下組織内に適正な深
さでガイドワイヤーや留置カテーテルを挿通することが
できる。
PDに用いられる留置カテーテルを腹腔内に挿入し、留
置する際に、腹壁にトロカール管組立体を穿刺し、さら
には、それと異なる箇所に穿刺針を穿刺するので、腹壁
を大きく切開する必要がなく、しかも、容易かつ確実に
皮下トンネルを形成してカテーテルチューブを腹腔内に
挿入、留置することができ、よって、カテーテルチュー
ブ挿入の操作性が向上するとともに、侵襲が大幅に低減
される。
ロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具を添付図
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
施例を示す斜視図、図2は、栓子の斜視図、図3は、ト
ロカール管内に栓子を挿入した状態を示す斜視図であ
る。また、図4は、トロカール管を拡張するための拡張
管の構成例を示す斜視図、図5は、図4に示す拡張管に
よりトロカール管を拡張した状態を示す斜視図である。
すトロカール管10と、図2に示す栓子(トロカール管
内針)20と、図4に示す拡張管30とから構成されて
いる。以下、これらの構成について順次説明する。
(拡張型トロカール管)10は、管状部材11と、該管
状部材11の基端部(手元側部)13に接続されたグリ
ップ部材17とから構成されている。
14を有し、自然状態では、基端部13の径(内径、外
径)よりも先端部14の径(内径、外径)の方が小さい
略円錐形状に構成されている。本実施例では、管状部材
11は、その外径が基端部13から先端部14に向かっ
て漸減するテーパ状をなしている。なお、ここで、「自
然状態」とは、管状部材11に外力が付与されていない
状態を言う。
張管30の挿入により、その外径に合わせて拡張するよ
うに構成されている。以下、管状部材11が拡張するた
めの構造について説明する。
沿って環状に配置された複数の細長い板状体15により
構成されている。各板状体15は、先端側の幅よりも基
端側の幅の方が大きい台形形状をなすものである。そし
て、隣接する板状体15の側面同士は、互いに接着また
は融着され、これにより、各板状体15が連結、一体化
され、管状部材11を構成する。この場合、各板状体1
5の先端部同士は、分離されている(結合力を有さな
い)のが好ましい。
接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、シリコーン
系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着
剤、ポリアミド系接着剤等の各種接着剤または各種溶剤
を用いることができる。
融着、高周波融着、超音波融着等が可能である。このよ
うな板状体15の接着または融着は、後述する拡張管3
0等の挿入により板状体15同士が容易に分離し得る程
度の接合強度となるようになされるのが好ましい。な
お、このような板状体15の接着、融着は、後述する板
片151、152、161、191を接着、融着する場
合にも、同様に適用することができる。
内に穿刺する際の衝撃あるいは体壁から受ける圧力に耐
えられる程度の強度とを有する材料であるのが好まし
く、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金、超弾性合金、形状記憶合金等の各種金属材
料や、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリテトラフルオロエチレン、アクリル樹
脂、ポリエステル、ポリイミド、ポリアリレート、ポリ
アセタール、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液
晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
等の各種合成樹脂材料等を挙げることができる。なお、
後述する板状体で構成されない管状部材111等につい
ても、ここで挙げたような材料を用いることができる。
ば、超弾性合金、軟質ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、シリコーンゴム、ポリウレタン、熱可
塑性エラストマーのようなより柔軟な材料で構成するこ
ともでき、これにより、臓器等の生体組織に接触した際
に傷付き等の損傷を与えることが防止され、より安全性
が高まる。
低減するために、板状体15の外表面は、平滑化されて
いるのが好ましい。このような板状体15の合計枚数
は、その材質や肉厚にもよるが、好ましくは4〜50枚
程度、より好ましくは5〜12枚程度、さらに好ましく
は6〜8枚程度とされる。
が、30〜250mm程度が好ましく、50〜200mm程
度がより好ましく、70〜150mm程度がさらに好まし
い。
別個に成形した複数の板状体を連結したものに限らな
い。例えば、先端に向かって徐々に細径化した管状部材
を形成した後、その外周面および/または内周面に、管
軸方向に伸びた複数の切り込みを入れて薄肉部を形成
し、該薄肉部により隣接する板状体同士が連結された構
成としてもよい。この場合、管状部材11内に後述する
拡張管30等を挿入すると、前記薄肉部のうちの少なく
とも一部が破断し、板状体が分離して拡張される。
長手方向に沿って伸びるスリット(第1の開口部)16
が形成されている。本実施例の場合、1つの板状体15
をその途中から先端まで欠損させることにより、スリッ
ト16が形成されている。このスリット16は、管状部
材11の内腔12および先端開口にそれぞれ連通してい
る。
が、管状部材11の全長の10〜100%程度とするの
が好ましく、30〜70%程度とするのがより好まし
い。また、管状部材11の拡張時におけるスリット16
の幅は、管状部材11の長手方向に沿って同一でも異な
っていてもよい。この場合、スリット16の幅(平均)
は、特に限定されないが、1〜20mm程度とするのが好
ましく、3〜10mm程度とするのがより好ましい。
成した場合には、その形成が容易であるとともに、管状
部材11の拡張の前後でスリット16の幅(開口面積)
が変化することに由来する次のような利点がある。
1の拡張前(自然状態)では、スリット16の先端部1
4における幅は、スリット16の基端より狭いので、ト
ロカール管10の生体組織への穿刺にはなんら支障を生
じず、しかも、スリット16の開口面積が小さいので、
生体組織への穿刺時に、スリット16を介して管状部材
11内に皮下の脂肪組織等が侵入するのを抑制すること
ができ、また、管状部材11の先端部14が拡張された
ときは、それに伴ってスリット16の幅も増大し、カテ
ーテルチューブ等の器具の挿通が容易に可能となる。
図示のごときスリット状のものに限らず、例えば、円
形、楕円形、四角形等の多角形、これらを複数連結した
形状、またはこれらを一部に含む形状等、ガイドワイヤ
ーやカテーテルチューブ等の器具が通過可能なものであ
れば、いかなるものであってもよい。
カール管10を操作することを主目的として設けられた
ものである。このグリップ部材17は、外壁部171を
有し、その内部には、後述する栓子20、拡張管30等
を挿入するための挿入口が外壁部171を貫通して形成
されている。この挿入口の先端側に、管状部材11の基
端部13が固定されている。
る材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム
またはアルミニウム合金等の各種金属材料や、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ABS樹脂、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリテ
トラフルオロエチレン、アクリル樹脂等の各種合成樹脂
材料が挙げられる。
スリット16に対応する位置には、スリット16の形成
方向、すなわち管状部材11の周方向における形成位置
を示すマーカー(目印)172が付されている。このマ
ーカー172の存在により、トロカール管10を生体組
織へ穿刺した状態で、スリット16の方向を容易に把握
することができ、より正確な操作が可能となる。
21と、該シャフト21の基端22に接続されたグリッ
プ部材24と、シャフト21の先端23に形成されたヘ
ッド部25とから構成される。ヘッド部25には、鋭利
な穿刺端(刃先)26とその基端側に位置するテーパ部
27とが形成されている。また、シャフト21とヘッド
部25との境界部分には、くびれ部28が形成されてい
る。シャフト21とヘッド部25とは、一体成形されて
いるのが好ましい。なお、穿刺端26の先端は、丸みを
帯びたものでもよく、これにより、穿刺時において、腹
腔内の臓器等の傷付き防止効果がより一層高まる。
向かってその外径が漸減するテーパ状をなしている。こ
の場合、シャフト21は、図3に示すように、栓子20
をトロカール管10内に挿入した状態で、シャフト21
の外周面が管状部材11の内周面に接触または接近する
ような形状とされるのが好ましい。
プ部材24を構成する材料としては、それぞれ、例え
ば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合
金、チタンまたはチタン合金、超弾性合金、形状記憶合
金等の各種金属材料や、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチ
レン、アクリル樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエ
ーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー等の各種合成
樹脂材料、各種セラミックス材料が挙げられ、特にステ
ンレス鋼や硬質樹脂のような硬質材料が好ましい。
ル管10の管状部材11の全長との関係で決定される。
すなわち、図3に示すように、シャフト21は、栓子2
0をトロカール管10内に挿入した状態で、ヘッド部2
5が管状部材11の先端開口から突出する程度の長さに
設定されている。具体的には、シャフト21の全長は、
40〜300mm程度が好ましく、60〜250mm程度が
より好ましい。
管10のグリップ部材17の挿入口から管状部材11の
内腔12に挿入し、グリップ部材24の先端面がグリッ
プ部材17の基端面に接近または当接すると、トロカー
ル管10の先端開口からヘッド部25が突出した状態と
なる。トロカール管10の先端部14では、板状体15
が柔軟な材料で構成されかつそれらが互いに分離してい
るので、ヘッド部25が先端部14を容易に通過するこ
とができ、栓子20のトロカール管10内への挿入を容
易に行うことができる。
0のくびれ部28に位置し、このとき、トロカール管1
0の先端部14の外径は、ヘッド部25の最大外径とほ
ぼ等しいかまたはそれより小さいので、栓子20および
トロカール管10を腹壁(体壁)に穿刺する際の穿刺抵
抗が少なく、穿刺操作がし易いとともに、侵襲が少な
い。腹壁への刺通後、トロカール管10を残したまま栓
子20のみを抜去するが、この際、栓子20のテーパ部
27により、トロカール管10の柔軟な先端部14が拡
張されるので、円滑に栓子20を抜去することができ
る。
材31と、管状部材31の基端部(手元側部)32に接
続されたグリップ部材36とから構成されている。管状
部材31の側面には、管状部材31の長手方向に沿って
伸びるスリット(第2の開口部)35が形成されてい
る。このスリット35は、管状部材31の内腔34およ
び先端開口にそれぞれ連通している。
が、管状部材31の全長の10〜100%程度とするの
が好ましく、25〜65%程度とするのがより好まし
い。また、スリット35の幅は、管状部材31の長手方
向に沿って同一でも異なっていてもよい。この場合、ス
リット35の幅(平均)は、特に限定されないが、1〜
20mm程度とするのが好ましく、3〜10mm程度とする
のがより好ましい。
内径および外径は、管状部材31の全長に渡ってほぼ一
定であるが、これに限らず、管状部材31の内径および
外径は、先端方向に徐々に減少していてもよい。
ット状のものに限らず、例えば、円形、楕円形、四角形
等の多角形、これらを複数連結した形状、またはこれら
を一部に含む形状等、ガイドワイヤーやカテーテルチュ
ーブ等の器具が通過可能なものであれば、いかなるもの
であってもよい。そして、第2の開口部の形状、寸法、
設置位置等は、それぞれ、前記第1の開口部のそれらと
同一でも異なっていてもよい。グリップ部材36は、外
壁部361を有し、その内部には、前記と同様の挿入口
が形成されている。
スリット35に対応する位置には、スリット35の形成
方向、すなわち管状部材31の周方向における形成位置
を示すマーカー(目印)362が付されている。このマ
ーカー362の存在により、拡張管30のトロカール管
10への挿入時に、拡張管30のスリット35の方向を
容易に把握し、該スリット35をトロカール管10のス
リット16に合致させることができる。
状部材11と同様のものを用いることができ、グリップ
部材36の構成材料としては、前記グリップ部材17と
同様のものを用いることができる。
するトロカール管10の管状部材11の全長との関係で
決定され、特に限定されないが、40〜300mm程度が
好ましく、60〜250mm程度がより好ましい。この場
合、管状部材31の全長は、管状部材11の全長以上で
あるのが好ましい。
ルチューブ等の寸法、管状部材11の外径および管状部
材11の拡張の程度等の諸条件により異なるが、2.0
〜49mm程度が好ましく、3.0〜30mm程度がより好
ましく、3.0〜20mm程度がさらに好ましい。
ロカール管10のグリップ部材17の基端の挿入口か
ら、管状部材11の内腔12に挿入して、グリップ部材
36の先端面がグリップ部材17の基端面に接近または
当接すると、図5に示すように、管状部材31が管状部
材11を押し広げ、管状部材11を構成する各板状体1
5の接着または融着部が破断して、板状体15が互いに
分離し、トロカール管10が拡張される。このとき、ト
ロカール管10のスリット16に拡張管30のスリット
35の全部または一部が重なり、この重なった開口部分
に、後述するガイドワイヤー、シース、留置カテーテル
等の器具の挿通路が形成される。
20をトロカール管10内に挿入した状態で、これらを
腹壁の前記第1穿刺部位より穿刺し、腹膜を貫通して腹
腔内に挿入した後、トロカール管10を残したまま栓子
20のみを抜去し、その後、トロカール管10内に拡張
管30を挿入することにより、トロカール管10の管状
部材11の少なくとも先端部を拡張する。
に説明する第1のガイドワイヤー40、ダイレータ(チ
ューブ挿入補助器具)50、シース60および軟性鏡
(内視鏡)70を用いて、皮下トンネルを形成し、留置
カテーテルのようなカテーテルチューブを腹腔内に挿入
することができる。
示す斜視図である。同図に示す第1のガイドワイヤー4
0は、皮下組織内へ押し込むことにより進むことができ
る程度の剛性を有する線材で構成されている。具体的に
は、超弾性合金よりなる芯線あるいはその芯線の外周に
例えばポリウレタンよりなる被覆層を形成したものが挙
げられる。
である。同図に示すダイレータ50は、後述するシース
チューブ61に比べて硬質のダイレータシャフト51
と、該ダイレータシャフト51の基端部(手元側部)5
2に接続されたダイレータハウジング54とから構成さ
れている。このダイレータ50には、その先端から基端
まで貫通する内腔55が形成されている。
しては、ある程度の剛性を有する材料が用いられ、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリア
ミド、ポリテトラフルオロエチレン、ABS樹脂、ポリ
カーボネート等が挙げられる。
る。同図に示すシース60は、可撓性を有するシースチ
ューブ61と、該シースチューブ61の基端部(手元側
部)62に接続されたシースハウジング65とから構成
されている。このシース60には、その先端から基端ま
で貫通する内腔64が形成されている。また、シースチ
ューブ61の先端部63は、所望に湾曲した湾曲形状と
なっている。
好ましくは編組体よりなる補強部材(図示せず)が埋設
されている。これにより、シース60の手元側での回転
操作や押し込み操作がシース先端部へ確実に伝達され、
シース先端部の誘導がし易いとともに、内腔64の潰れ
を防止することができる。
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、シリコ
ーン等またはこれらのうちの2以上を組合わせたもの
(積層体等)が挙げられる。
ブ67および混注器具68よりなる薬液注入ライン66
が接続されており、この薬液注入ライン66を介してシ
ース60の内腔64に薬液等を供給し得るようになって
いる。
み合わせた場合の側面図である。同図に示すように、シ
ース60の内腔64にダイレータ50を挿入して組み合
わせると、ダイレータシャフト51の剛性により、シー
スチューブ61の先端部63は、ほぼ直線状態となる。
また、この状態では、ダイレータシャフト51の先端部
53は、シースチューブ61の先端開口より所定長さ突
出する。
ある。同図に示す軟性鏡70は、可撓性を有するシャフ
ト部71と、該シャフト部71の基端部(手元側部)7
2に接続された操作部74とで構成されている。シャフ
ト部71内には、送光用および受光用の光ファイバーの
束が設置されている。この光ファイバー束の基端側は、
操作部74を経てモニタ装置(図示せず)に接続され
る。操作部74には、回転可能なハンドル75が設置さ
れ、該ハンドル75を所定方向に回転操作することによ
り、シャフト部71の先端部73は、図10中の一点鎖
線で示すように、2方向に湾曲する。
カテーテルチューブを腹腔内に挿入、留置する方法の一
例について説明する。
状態で、これらを腹壁の第1穿刺部位より穿刺し、腹膜
を貫通して腹腔内に挿入した後、トロカール管10を残
したまま栓子20のみを抜去し、その後、トロカール管
10内に拡張管30を挿入して管状部材11を拡張す
る。
置の腹壁上に小切開を施し、その小切開部より第1のガ
イドワイヤー40を挿入し、皮膚と筋層との間の皮下組
織内を、第1穿刺部位に穿刺されたトロカール管10の
方向へ向けて、腹壁とほぼ平行に進めて行く。第1のガ
イドワイヤー40は、スリット35および16内に到達
し、さらに、拡張管30の内腔34をその先端側へ向か
って進み、拡張管30の先端開口より突出し、腹腔内に
挿入される。
組み合わせた状態で、ダイレータ50の内腔55に第1
のガイドワイヤー40の基端側を挿入し、シース60お
よびダイレータ50を第1のガイドワイヤー40に沿っ
て押し進め、腹腔内に挿入する。その後、シース60を
残したまま第1のガイドワイヤー40およびダイレータ
50を抜去する。第1のガイドワイヤー40およびダイ
レータ50が抜去されると、シースチューブ61の先端
部63は、元の湾曲形状に復帰する。
腔64に軟性鏡70を挿入し、軟性鏡70の先端をシー
スチューブ61の先端付近まで進め、シースチューブ6
1の先端近傍を観察する。このとき、シースチューブ6
1の先端部63は、所望に湾曲している。この状態で、
シース60の手元側で、シースハウジング65を把持
し、回転および押し込み操作を行うとともに、軟性鏡7
0の操作部74による先端部73の湾曲操作を行いなが
ら、シースチューブ61の先端を目的とする位置に誘導
する。
0を抜去し、シース60の内腔64に、別途用意された
第2のガイドワイヤー(図示せず、第1のガイドワイヤ
ーと同様の構成)を挿入する。さらに、第2のガイドワ
イヤーを残したままシース60を抜去し、別途用意され
た留置カテーテル(図示せず)の内腔に第2のガイドワ
イヤーの基端側を挿入し、留置カテーテルを第2のガイ
ドワイヤーに沿って押し進め、腹腔内に挿入する。この
とき、留置カテーテルは、前記と同様、皮下組織内、ス
リット35、16および拡張管30の内腔34を順次経
て腹腔内に挿入される。
10および拡張管30を抜去する。このとき、拡張状態
のトロカール管10により拡張されていた腹膜や筋膜、
腹直筋、皮下組織等は、収縮して留置カテーテルに密着
する。
ドワイヤーを抜去して、留置カテーテルの留置が完了す
る。このようにして腹膜内に留置された留置カテーテル
を介して新鮮な透析液の注入および透析液廃液の排出を
行い、腹膜透析を実行することができる。
2穿刺部位に相当)から第1穿刺部位までの間に形成さ
れた皮下トンネルは、留置カテーテルの外径以上には広
がらないので、留置カテーテルと生体組織とは確実に密
着する。さらに、前述したように、第1穿刺部位におい
ても、生体組織と留置カテーテルとは確実に密着してい
るので、留置カテーテルを介して腹膜内に注入された透
析液は、漏れにくい。
で構成されたものに限らず、留置カテーテルの外周面、
特に腹壁組織と接する部分に、コラーゲン等の生体由来
材料を設置したものであってもよい。このような構成と
することにより、留置カテーテルの挿入後に、コラーゲ
ン層と生体組織とが癒合し、皮下トンネル部分に比較的
早期に瘻孔が形成される。従って、皮下トンネル部分で
皮膚感染を起こしにくくなり、留置カテーテルを長期に
渡り留置することができるようになる。また、留置カテ
ーテルと生体組織とは、癒着を起こさないので、留置カ
テーテルの交換も容易に行うことができる。
る留置カテーテルの挿入、留置に適用した場合について
説明したが、本発明の用途は、これに限らず、例えば、
腹壁および胃壁を貫通させる胃瘻造設術に適用すること
もできる。
実施例を示す斜視図である。以下、この実施例について
説明するが、前記第1の実施例と同様の事項について
は、その説明を省略する。
ール管)80は、内腔82を有する管状部材81と、該
管状部材81の基端部(手元側部)83に接続された分
割可能なグリップ部材88とから構成されている。
基端部83の径(内径、外径)よりも先端部84の径
(内径、外径)の方が小さい略円錐形状に構成されてい
る。管状部材81の先端部84は、前記拡張管30の挿
入により、その外径に合わせて拡張するように構成され
ている。
沿って環状に配置された複数の前記と同様の板状体85
により構成されている。隣接する板状体15の側面同士
は、互いに接着または融着され、これにより、各板状体
85が連結、一体化され、管状部材81を構成する。こ
の場合、管状部材81を分割し易いように、各板状体8
5の基端部83付近は、切り込み86等の形成により板
状体85同士が分離されている(結合力を有さない)の
が好ましい。
ある。図11および図12に示すように、グリップ部材
88は、一対のグリップ半体88a、88bで構成され
ている。これらのグリップ半体88a、88bの接合面
には、着脱自在な凸部および凹部で構成される凹凸嵌合
部881が形成され、この凹凸嵌合部881の嵌合によ
り、グリップ半体88a、88bが接合、一体化され、
グリップ部材88を構成する。
中央部には、それぞれ、半円状の溝が形成され、グリッ
プ半体88a、88bを接合、一体化した状態で、両溝
により、拡張管30を挿入するための挿入口89が形成
される。この挿入口89の先端側に、管状部材81の基
端部83が固定されている。
0内に挿入した状態で、これらを腹壁の前記第1穿刺部
位より穿刺し、腹膜を貫通して腹腔内に挿入した後、ト
ロカール管80を残したまま栓子20のみを抜去し、そ
の後、トロカール管80内に拡張管30を挿入すること
により、トロカール管80の管状部材81の少なくとも
先端部を拡張する。
てグリップ半体88a、88bを分割する。これに伴
い、管状部材81も境界部87(管状部材81の拡張に
より、板状体85同士が既に分離している)を境に分割
される。すなわち、グリップ部材88は、管状部材81
の管軸を含む面により2分割される。このようにして分
割されたグリップ部材88および管状部材81は、それ
ぞれ、第1穿刺部位から抜去され、拡張管30のみが残
る。
の管軸とほぼ平行な面により分割されてもよく、さらに
は、3個以上に分割されてもよい。また、グリップ半体
88a、88bは、図示のごとき凹凸嵌合部881以外
の手段により接合されていてもよく、あるいは、グリッ
プ半体88a、88bの内面同士が単に接触または接近
(対面)しているものであってもよい。
実施例を示す斜視図、図14は、栓子の他の構成例を示
す斜視図、図15は、図13に示すトロカール管内に図
14に示す栓子を挿入した状態を示す斜視図である。以
下、これらの図に示す実施例について説明するが、前記
第1の実施例と同様の事項については、その説明を省略
する。
112を有する管状部材111と、該管状部材111の
基端部(手元側部)113に接続されたグリップ部材1
17とから構成されている。
外径および内径がほぼ一定であり、管状部材111の側
面には、管状部材111の長手方向に沿って、管状部材
111の先端から途中まで伸びるスリット(第1の開口
部)115が形成されている。
内腔112および先端開口にそれぞれ連通している。本
実施例の場合、スリット115の幅は、その長手方向に
沿って一定となっている。
17と同様の構成であり、その外壁部118には、スリ
ット115に対応する位置に、スリット115の形成方
向を示すマーカー(目印)119が付されている。
フト121と、該シャフト121の基端122に接続さ
れたグリップ部材124とで構成されている。シャフト
121は、全長に渡ってその外径がほぼ一定であり、そ
の先端123には、穿刺端(刃先)125が形成されて
いる。なお、穿刺端125の先端は、丸みを帯びたもの
でもよく、これにより、穿刺時において、腹腔内の臓器
等の傷付き防止効果がより一層高まる。
栓子120をトロカール管110内に挿入した状態で、
穿刺端125が管状部材111の先端開口から突出する
程度の長さに設定されている。
のトロカール管の第4の実施例および第5の実施例を示
す斜視図である。以下、これらの図に示す各実施例につ
いて説明するが、前記第3の実施例等と同様の事項につ
いては、その説明を省略する。
110は、前記第3の実施例と同様に、内腔112を有
する管状部材111と、該管状部材111の基端部(手
元側部)113に接続されたグリップ部材117とから
構成されているが、管状部材111の側面に形成された
スリット(第1の開口部)130の幅が、その長手方向
に沿って変化している点が前記第3の実施例と異なって
いる。
0において、スリット130は、その先端から所定長さ
分は、一定の細幅、すなわちガイドワイヤーやカテーテ
ルチューブ等の器具が通過可能な程度の細幅を有してい
るが、その基端側(グリップ部材117側)において
は、前記細幅より直径が大なる円形の開口131を呈し
ており、スリット130全体の開口面積が、前記第3の
実施例におけるスリット115の開口面積に比べて小さ
く設定されている。
器具は、十分に大きな開口面積を有する円形の開口13
1内を通過して管状部材11内に挿入されるので、その
操作は円滑かつ確実に行うことができ、一方、スリット
130全体の開口面積は、より小さくすることができる
ので、トロカール管110の生体組織への穿刺時等に、
スリット130を介して管状部材111内に皮下の脂肪
組織等が侵入するのを抑制することができる。
は、スリット130は、前記と同様の円形の開口131
を有するものであり、さらに、スリット130の先端部
には、先端方向に向かって幅が漸増するテーパ部132
が形成されている。このようなスリット130では、前
記と同様の作用・効果を発揮するとともに、テーパ部1
32により、スリットの先端部分に鋭角な部分がなくな
るので、先端部分で組織を損傷しにくくなるという利点
がある。
実施例を示す斜視図、図19は、図18中のA−A線断
面図である。以下、これらの図に示す実施例について説
明するが、前記第3の実施例等と同様の事項について
は、その説明を省略する。
142を有する管状部材141と、該管状部材141の
基端部(手元側部)143に接続されたマーカー149
を有するグリップ部材147とから構成されている。
外径および内径がほぼ一定であり、管状部材141の側
面には、管状部材141の長手方向に沿って、管状部材
141の先端から途中までの位置に、前述したようなス
リット(第1の開口部)115等を形成するための開口
形成部150が形成されている。
の開口部)を開閉可能な一対の細幅の板片151、15
2で構成されている。板片151、152は、それらの
境界部153で分割され、かつ、スリット(第1の開口
部)の対向する縁部154、155となる部分におい
て、管状部材141に対し回動可能にまたは湾曲(屈
曲)変形可能に支持されており、これにより、スリット
(第1の開口部)を開閉する扉としての機能を有してい
る。
行うために、管状部材141に比べ柔軟性が高いもので
あるのが好ましい。その一例として、板片151、15
2を管状部材141と同一の材料(異なる材料でもよ
い)で構成した場合に、その厚さを管状部材141の厚
さより薄くすることが挙げられる。すなわち、図19に
示すように、板片151、152の厚さを、それぞれ、
境界部153へ向かって漸減させるような構成が挙げら
れる。
を、より柔軟性の高い材料で構成するものでもよい。こ
のような材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)等の各種軟質樹脂、天然ゴム、イソプレンゴ
ム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等の各種ゴム、
ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等
の各種エラストマーが挙げられる。
41に対し、一体形成されていても、例えば図20に示
すように、管状部材141に対し別部材を接着、融着等
により取り付けてもよい。なお、図20の例では、板片
151、152の取り付け位置は、管状部材141の内
面となっているが、管状部材141の外面やスリットの
縁部154、155であってもよい。
いて、接触していても、わずかな距離離間していてもよ
い。板片151、152が境界部153において接触し
ている場合、それらは、結合力(接着力)を有していな
い。すなわち、境界部153においては、切り込みが形
成され、該切り込みを介して板片151、152の端部
同士は接触(圧着)しているが、外力の作用により、図
19中の点線で示すように板片151、152が湾曲
(屈曲)変形した際には、その接触(圧着)部分は容易
に離間する。
152の端部同士が、ある程度重なった状態で接触(圧
着)していてもよい。この場合も前記と同様に、その接
触(圧着)部分は容易に離間することができる。
3において結合力(接着力)を有していてもよい。例え
ば、境界部153において板片151、152の端部同
士を接着剤により軽度に接着するかまたは軽度に融着し
ておき、使用時にその接着部または融着部を破断・分離
するような構成であってもよい。
152が、境界部153において、薄肉部156を介し
て連結されているような構成であってもよい。この場
合、使用時には、薄肉部156を容易に破断・分離し、
板片151、152を開いてスリット(第1の開口部)
を形成することができる。
のトロカール管の第7の実施例を示す斜視図である。以
下、この図に示す実施例について説明するが、前記第3
の実施例等と同様の事項については、その説明を省略す
る。
182を有する管状部材181と、該管状部材181の
基端部(手元側部)183に接続されたマーカー189
を有するグリップ部材187とから構成されている。
外径および内径がほぼ一定であり、管状部材181の側
面には、管状部材181の長手方向に沿って、管状部材
111の先端から途中までの位置に、前記と同様のスリ
ット(第1の開口部)166を形成するための開口形成
部160が形成されている。
の開口部)を開閉可能な1枚の板片161で構成されて
いる。板片161は、スリット(第1の開口部)の形状
に対応した帯状をなしており、例えば前述したような材
料で構成することにより、適度な可撓性(柔軟性)を有
している。
て、管状部材181に固着または一体形成され、対向す
る両縁部163、164の全部または一部は、スリット
(第1の開口部)の縁部となる部分に対し、好ましくは
前記接着剤接着、融着、薄肉部の介在等により結合力
(接着力)をもって接合されている。
163、164を破断・分離し、板片161の少なくと
も先端側を管状部材181の内腔182に押し込み、特
に、開口形成部160と反対側の管状部材181内面付
近まで移動し、スリット(第1の開口部)166を形成
する。
たとき、板片161の基端部が湾曲し、この湾曲部16
5が、ガイドワイヤーやカテーテルチューブ等の器具
を、管状部材181の内腔182へ案内するための案内
面として機能する。すなわち、前記器具が管状部材18
1の軸線に対しほぼ直角方向から接近して来た場合で
も、器具先端が湾曲部165に沿って直角方向へ、すな
わち管状部材181の先端方向へ向くように曲げられ
る。よって、前記器具を容易かつ円滑に内腔182へ誘
導し、挿通させることができ、操作性がさらに向上す
る。
165が内腔182の大部分を遮蔽し、内腔182をス
リット166より先端側と基端側とに区画するので、細
菌の侵入抑制(感染の防止)に寄与する。さらに、留置
カテーテルを留置した状態でトロカール管180を抜去
する際にも、抜去の抵抗を増大することなくその操作を
円滑に行うことができる。
実施例を示す斜視図である。以下、この図に示す実施例
について説明するが、前記第7の実施例等と同様の事項
については、その説明を省略する。
形成部における板片191の形状が前記板片161と異
なる以外は、前記第7の実施例と同様である。すなわ
ち、開口形成部190を構成する板片191は、細幅の
帯状部分192と、その基端側の楕円形部分(円形でも
よい)193とで構成され、長手方向に沿ってその幅が
変化するスリット(第1の開口部)195を形成する。
3の基端194において、管状部材181に固着または
一体形成されている。なお、楕円形部分193の短径
は、好ましくは管状部材181の内径と等しいかまたは
それより若干大きく設定されている。また、帯状部分1
92の先端は、管状部材181の先端より基端側に位置
している。
帯状部分192を管状部材181の内腔182に押し込
んでスリット(第1の開口部)195を形成したとき、
板片191の楕円形部分193が前記案内面として機能
するとともに、内腔182をほぼ完全に遮蔽するので、
前述した感染防止効果等がより高い。
トロカール管180を抜去する際にも、前記と同様に、
抜去の抵抗を増大することなくその操作を円滑に行うこ
とができる。
形成部を有するトロカール管は、トロカール管の生体組
織への穿刺時等に、スリット(第1の開口部)が遮蔽さ
れているため、管状部材内に皮下の脂肪組織等が侵入す
るのを抑制する効果が極めて高い。
は、いずれも、管状部材の内径および外径がその長手方
向に沿って一定のものであるが、本発明では、これに限
らず、管状部材の内径および/または外径が、その長手
方向に沿って変化していてもよい。例えば、管状部材の
内径および/または外径が、先端方向に向かって漸減し
ているかまたはこのような部分(テーパ部分)を有する
ようなものであってもよい。本発明のトロカール管組立
体は、前述したいずれかのトロカール管を備えるもので
あればよい。
前述したいずれかのトロカール管組立体と、穿刺針とで
構成されている。図25は、穿刺針の構成例を示す斜視
図である。同図に示すように、穿刺針91は、その先端
部に好ましくは鋭利な穿刺端92を有し、穿刺針91の
内部には、後述するガイドワイヤー100を挿通し得る
通路93が形成されている。なお、穿刺端92の先端
は、若干丸みを帯びたものでもよい。
面(図25中上端面)に開口して開口94aを形成し、
通路93の先端は、穿刺針91の先端付近の側面に開口
して開口94bを形成している。穿刺針91の基端面に
は、開口94bが向いている方向を示すマーカー911
が付されている。
ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、
チタンまたはチタン合金、超弾性合金、形状記憶合金等
の各種金属材料、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、ポ
リカーボネート、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリテトラフルオロエチレン、アクリル樹脂、
ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルケ
トン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)等の各種硬質樹脂材料、アルミナ、シリカ、窒化ア
ルミ、炭化ケイ素等の各種セラミックス等が挙げられ
る。
イドワイヤーの構成例を示す側面図である。同図に示す
ガイドワイヤー100は、前記第1のガイドワイヤー4
0と同様の可撓性を有する線材で構成されており、その
先端部101は、先端に向かって外径が漸減するような
テーパが形成されている。これにより、ガイドワイヤー
100を皮下組織内で円滑に進めることができ、皮下組
織の損傷も極めて少ない。なお、ガイドワイヤー100
の先端は、図示のように若干丸みを帯びたものでも、針
状に尖った鋭利なものでもよい。
は、前述した第1のガイドワイヤー、第2のガイドワイ
ヤーとしても用いることができる。
る。前述したカテーテルチューブを腹腔内に挿入、留置
する方法において、第1穿刺部位と異なる位置の腹壁上
に小切開を施す代わりに、腹壁の第2穿刺部位に穿刺針
91を穿刺する。このとき、穿刺深さは、開口94bが
皮膚と筋層との間に位置するように調整する。また、マ
ーカー911を目視で確認しつつ、穿刺針91を所望に
回転して、開口94bが第1穿刺部位の方向に向くよう
にする。なお、穿刺針91の第2穿刺部位への穿刺は、
開口94bの向く方向が腹壁とほぼ平行となるような角
度で穿刺されるのが好ましい。
3内に、前記第1のガイドワイヤーに相当するガイドワ
イヤー100を挿入する。ガイドワイヤー100の先端
部101は、第1穿刺部位の方向へ向いている開口94
bから突出し、皮膚と筋層の間の皮下組織内を、第1穿
刺部位に穿刺されたトロカール管10、80、110、
140または180(以下、トロカール管10で代表的
に説明する)の方向へ向けて進む。そして、ガイドワイ
ヤー100は、スリット35、16内に到達し、さら
に、拡張管30の内腔34を経て腹腔内に挿入される。
ガイドワイヤー100の挿入が完了した後、穿刺針91
を抜去し、以下、前記と同様にして、留置カテーテルを
留置する。
部位において、切開を施す必要がないので、侵襲がより
低減する。また、マーカー911を設けたことにより、
開口94bの方向を体外より容易に確認することがで
き、ガイドワイヤー100の先端をスリット35および
16へ到達させ易い。
制する穿刺深さ規制手段として、例えば、穿刺針91の
長手方向所定位置の外周面に突出形成された鍔状のフラ
ンジ(リブ)を有していてもよい。穿刺針91を穿刺す
る際には、皮膚がこのフランジに当接するまで穿刺すれ
ば、一定の深さ、すなわちフランジより下方(先端側)
の長さ分が穿刺されることとなる。
前記いずれかのトロカール管組立体と、穿刺針組立体と
で構成されている。図27は、穿刺針組立体の構成例を
示す斜視図である。同図に示す穿刺針組立体90は、穿
刺針91と、スペーサー(サイドアーム)95とで構成
されている。穿刺針組立体90における穿刺針91は、
マーカー911を有さない以外は、前記穿刺針91と同
様の構成である。
状の部材であり、その一端96は、穿刺針91の長手方
向途中部分の側面に固着されている。また、スペーサー
95の他端97には、U字状の溝981を有する係合部
98が形成されている。この係合部98の溝981に、
第1穿刺部位に穿刺されたトロカール管10の管状部材
11の基端部13または第1穿刺部位に穿刺された拡張
管30の管状部材31の基端部32が係合され、これに
より、管10または30と穿刺針91との距離、すなわ
ち第1穿刺部位と第2穿刺部位との距離が一定に保持さ
れる。
溝981がある方向、すなわち係合部98に嵌合したト
ロカール管10または拡張管30の方向に向くような位
置に形成されている。また、開口94bは、該開口94
bから突出した直後のガイドワイヤー100がスペーサ
ー95とほぼ平行(平行に対し±15°程度の誤差を含
む)となるような向きに形成されているのが好ましい。
角度は、特に限定されないが、穿刺針91の軸線とスペ
ーサー95の中心線とのなす角度(鋭角側)が、30〜
90°程度であるのが好ましく、45〜70°程度であ
るのがより好ましい。
は、穿刺針91の穿刺深さを規制する穿刺深さ規制手段
を構成している。すなわち、穿刺針91とスペーサー9
5との固着部99の位置(穿刺針91の長手方向位置)
の設定により、穿刺針91の穿刺深さを一定の深さに規
制することができる。この場合、固着部99と開口94
bとの距離を、穿刺針91の腹壁への穿刺時にスペーサ
ー95の一端96付近の下面が皮膚に接触または密着し
たとき(最深穿刺状態)、開口94bが皮膚と筋層との
間に位置するような距離とするのが好ましく、さらに
は、固着部99と穿刺針91の先端との距離を、前記最
深穿刺状態のとき、穿刺針91の先端が腹直筋前鞘へは
達しない程度の距離に設定するのが好ましい。
サー95の係合部98を第1の穿刺部位に穿刺されたト
ロカール管10または拡張管30の基端部13または3
2に係合した状態で、穿刺針91を腹壁の第2穿刺部位
に穿刺する。この際、スペーサー95の一端96付近が
皮膚に接触または密着するまで刺入するだけで、開口9
4bは、適正な深さ、すなわち皮膚と腹直筋前鞘の間の
皮下組織内に位置し、かつ第1穿刺部位の方向に向くこ
ととなる。
93を介してガイドワイヤー100を挿入し、スリット
35、16、拡張管30の内腔34を経て腹腔内へ挿入
後、係合部98の係合を解除するとともに穿刺針91を
抜去し、以下、前記と同様にして、留置カテーテルを留
置する。
さおよび方向に設定されるため、ガイドワイヤー100
や留置カテーテルを容易かつ確実にスリット35および
16へ到達させることができ、また、スペーサー95の
作用により、第1穿刺部位と第2穿刺部位との距離、す
なわち皮下トンネルの長さを常に一定に設定することが
できる。
90において、第1穿刺部位と第2穿刺部位との距離を
変えるために、穿刺針91と係合部98との距離(スペ
ーサー95の長さ)を可変調節する調節手段を設けるこ
ともできる。これにより、第1穿刺部位と第2穿刺部位
との距離(皮下トンネルの長さ)を症例等に応じて適宜
調節することができ、好ましい。
ー95を第1のアームと第2のアームとで構成し、両ア
ームの接続位置を適宜変更して第1のアームに対する第
2のアームの突出長さを調節するような構成のものが挙
げられる。また、その他の調節手段として、長さの異な
る複数のスペーサー95を用意し、これらを適宜選択し
て穿刺針91に装着する構成であってもよい。
たは拡張管30の基端部等を把持し得る例えば、チャッ
ク、クリップ等の把持機構や、その他任意の構造の連結
機構等を有するものであってもよい。また、固着部99
の穿刺針91長手方向の位置を変更可能とし、穿刺針9
1の穿刺深さを調節し得るような構成であってもよい。
に詳細に説明する。
ロカール管組立体、第1、第2のガイドワイヤー、ダイ
レータ、シース、軟性鏡および留置カテーテルを製作し
た。これらの器具の諸条件は、次の通りである。
タン(外層) 先端部形状:先端に向けて外径が漸減するテーパが形成 外径:約1mm
16本撚り線 外径:3.5mm 内径:3.0mm 先端湾曲部の長さ:30mm
湾曲)
タン(外層) 先端部形状:先端に向けて外径が漸減するテーパが形成 外径:約1.2mm
実験動物(豚)の腹壁に対し、前述した方法により留置
カテーテルの皮下トンネル経由での挿入、留置を行っ
た。
への刺通は、刺通抵抗が小さく、円滑にしかも低侵襲で
行うことができた。また、拡張管によるトロカール管の
管状部材の拡張も、軽微な力で容易かつ確実に行うこと
ができた。
ルは、いずれも、円滑に、しかも目的部位に正確に挿入
することができ、腹壁上に残された創痕も目立つもので
はなかった。
時間経過後、留置カテーテルを介して腹腔内に透析液5
00mlを注入したところ、透析液の漏出は全く認められ
なかった。その後、透析液廃液を排出することも可能で
あった。また、皮下トンネル部位での細菌感染も認めら
れなかった。
ラーゲン層を被覆形成した以外は、実施例1と同様の各
器具を製作した。コラーゲン層の諸条件は、次の通りで
ある。
から約230mmの位置までの外周面全周。
と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
特に、実施例1に比べ、留置カテーテルの長期留置が可
能であった。
25に示す穿刺針とで構成されるカテーテル挿入用器具
を製作した。穿刺針の諸条件は、次の通りである。
い、前記実験1と同様の実験を行ったところ、同様の結
果が得られた。特に、ガイドワイヤー等を皮下経由でス
リットへ到達させる操作は、実施例1に比べ、より容易
かつ確実に行うことができた。
成のトロカール管によるトロカール管組立体と、図27
に示す穿刺針組立体とを用いた以外は、実施例3と同様
のカテーテル挿入用器具を製作した。トロカール管組立
体および穿刺針組立体の諸条件は、次の通りである。
能) 構成材料:ポリカーボネート
い、前記実験1と同様の実験を行ったところ、同様の結
果が得られた。特に、ガイドワイヤー等を皮下経由でス
リットへ到達させる操作は、実施例3に比べ、さらに容
易かつ確実に行うことができた。
長が42mmのスペーサー(他の条件は同じ)に交換した
穿刺針組立体を用い、前記実験1と同様の実験を行った
ところ、実施例4と同様の結果が得られた。
〜図15に示す構成のものとした以外は、実施例1と同
様の各器具を製作した。トロカール管組立体の諸条件
は、次の通りである。
と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
構成のものに代えた以外は、実施例6と同様とした。ト
ロカールの諸条件は、次の通りである。
と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
また、実施例7では、トロカール管の腹壁への穿刺時
に、皮下脂肪組織のトロカール管内への侵入が抑制さ
れ、ガイドワイヤーおよび留置カテーテルの挿入操作が
し易かった。
構成のものに代えた以外は、実施例6と同様とした。ト
ロカールの諸条件は、次の通りである。
と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
また、実施例8では、トロカール管の腹壁への穿刺時
に、皮下脂肪組織のトロカール管内への侵入が抑制さ
れ、ガイドワイヤーおよび留置カテーテルの挿入操作が
し易かった。
3に示す構成のものに代えた以外は、実施例6と同様と
した。トロカールの諸条件は、次の通りである。
両縁部をスリットの縁部に対し部分的に軽度(剥離可
能)に接着剤接着
と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
また、実施例9では、トロカール管の腹壁への穿刺時
に、皮下脂肪組織のトロカール管内への侵入がほとんど
なく、ガイドワイヤーおよび留置カテーテルの挿入操作
がし易かった。
す構成のものに代えた以外は、実施例6と同様とした。
トロカールの諸条件は、次の通りである。
片の両縁部をスリットの縁部に対し部分的に軽度(剥離
可能に)に融着
1と同様の実験を行ったところ、同様の結果が得られ
た。また、実施例10では、トロカール管の腹壁への穿
刺時に、皮下脂肪組織のトロカール管内への侵入がほと
んどなく、ガイドワイヤーおよび留置カテーテルの挿入
操作がし易かった。
管、トロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具に
よれば、次のような効果を有する。
テーテルを腹腔に挿入、留置する際に、腹壁を大きく切
開することなく、皮下トンネルを容易かつ確実に形成し
て留置することができ、侵襲が低減される。
形成部を有する場合には、必要時に第1の開口を形成す
るので、例えば、トロカール管の生体組織への穿刺時に
トロカール管内へ脂肪組織等が侵入するのを抑制または
阻止することができる等の利点がある。
該板片が第1の開口形成時にトロカール管の内腔を遮蔽
する機能を有する場合には、感染防止効果がより向上す
る。
の管状部材の先端部を基端部に比べて小径とした場合、
その管状部材の細径化を図ることができ、穿刺抵抗が小
さく、トロカール管の刺通操作を容易に行うことができ
るとともに、侵襲が小さい。
より拡張可能な場合には、拡張前の低い穿刺抵抗の状態
で穿刺した後、先端部等の有効内径を拡張して、留置カ
テーテルのようなカテーテルチューブやその他の器具を
容易かつ確実に挿通することができる。
板状体を接着または融着等により連結、一体化したもの
である場合には、管状部材の拡張時や除去時に、板状体
同士が容易かつ確実に分離され、軽微な力で拡張するこ
とができ、また、第1の開口部も容易に形成することが
できる。
合、トロカール管に挿入した拡張管等の器具を残したま
まトロカール管を分割して抜去することができるので、
上記各効果に加え、操作性が向上するとともに、手技の
バリエーションが拡大する。
大きく切開を施すことなく、穿刺針によりトロカール管
の穿刺部位と異なる部位を穿刺するので、侵襲が低減さ
れ、しかも、ガイドワイヤーやカテーテルチューブ等の
長尺器具を、皮下組織内等に適正な方向および深さで挿
通させることができ、その操作も簡単である。
用いた場合には、異なる穿刺部位間の距離を一定に保持
すること、特に、皮下トンネルの適正な長さに設定する
ことができ、その操作も簡単である。
は、トロカール管、拡張管等の管体に対する確実な位置
決めを行うことができる。
異なる穿刺部位間の距離を症例等に応じて適宜設定する
ことができる。
は、簡単な操作で、穿刺針の穿刺深さを適正にすること
ができ、特に、腹壁への穿刺の際、穿刺過剰により筋層
をも貫通するといった不都合が防止され、侵襲の低減お
よび安全性の向上が図れる。
の穿刺部位における生体組織の密着度が向上するため、
透析液等の漏出が生じず、また、感染の防止効果も高
い。
感染の防止効果が向上し、入院期間の短縮等が図れる。
ある。
構成例を示す斜視図である。
入した状態を示す斜視図である。
の構成例を示す斜視図である。
挿入してトロカール管を拡張した状態を示す斜視図であ
る。
のガイドワイヤーの構成例を示す斜視図である。
レータの構成例を示す側面図である。
スの構成例を示す側面図である。
挿入した状態を示す側面図である。
性鏡(内視鏡)の構成例を示す側面図である。
視図である。
部材の横断面図である。
視図である。
の他の構成例を示す斜視図である。
子を挿入した状態を示す斜視図である。
視図である。
視図である。
視図である。
管状部材の横断面図である。
管状部材の横断面図である。
視図である。
開口部を形成した状態を示す斜視図である。
視図である。
刺針の構成例を示す斜視図である。
イドワイヤーの構成例を示す側面図である。
刺針組立体の構成例を示す斜視図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 管状部材と、該管状部材の基端側に位置
するグリップ部材とからなるトロカール管であって、 前記管状部材の側面に、該管状部材の内腔に連通する第
1の開口部が形成されていることを特徴とするトロカー
ル管。 - 【請求項2】 管状部材と、該管状部材の基端側に位置
するグリップ部材とからなるトロカール管であって、 前記管状部材の側面に、該管状部材の内腔に連通し得る
第1の開口部を形成するための開口形成部を有すること
を特徴とするトロカール管。 - 【請求項3】 前記開口形成部は、前記第1の開口部を
開閉可能な板片で構成されている請求項2に記載のトロ
カール管。 - 【請求項4】 前記板片は、前記管状部材より柔軟性が
高い請求項3に記載のトロカール管。 - 【請求項5】 前記板片は、前記第1の開口部を形成し
たとき、前記管状部材の内腔の少なくとも一部を遮蔽す
る機能を有する請求項3または4に記載のトロカール
管。 - 【請求項6】 前記第1の開口部は、前記管状部材の長
手方向に沿って前記管状部材の先端から少なくとも途中
まで連続するものである請求項1ないし5のいずれかに
記載のトロカール管。 - 【請求項7】 前記第1の開口部の幅は、前記管状部材
の長手方向に沿って変化している請求項1ないし6のい
ずれかに記載のトロカール管。 - 【請求項8】 管状部材と、該管状部材の前記基端部に
接続されたグリップ部材とからなるトロカール管であっ
て、 前記管状部材および前記グリップ部材が、前記管状部材
の管軸を含む面または前記管軸とほぼ平行な面により複
数に分割可能であることを特徴とするトロカール管。 - 【請求項9】 前記管状部材は、周方向に沿って配置さ
れた複数の板状体を接着または融着により連結、一体化
したものである請求項1ないし8のいずれかに記載のト
ロカール管。 - 【請求項10】 前記グリップ部材に、前記第1の開口
の方向を示すマーカーが設けられている請求項1ないし
9のいずれかに記載のトロカール管。 - 【請求項11】 前記管状部材は、基端部より先端部の
径が小さいものである請求項1ないし10のいずれかに
記載のトロカール管。 - 【請求項12】 前記管状部材は、少なくともその先端
部の径が拡張可能である請求項11に記載のトロカール
管。 - 【請求項13】 請求項12に記載のトロカール管と、
前記管状部材の内腔に挿入して前記先端部の径を拡張す
る拡張管とを備えるトロカール管組立体であって、 前記拡張管の側面に、該拡張管の内腔に連通する第2の
開口部が形成されていることを特徴とするトロカール管
組立体。 - 【請求項14】 前記拡張管は、前記第2の開口部の方
向を示すマーカーを有している請求項13に記載のトロ
カール管組立体。 - 【請求項15】 前記管状部材の内腔に挿入して使用さ
れ、先端に穿刺端を有する栓子を備える請求項13また
は14に記載のトロカール管組立体。 - 【請求項16】 請求項1ないし12のいずれかに記載
のトロカール管と、前記管状部材の内腔に挿入して使用
され、先端に穿刺端を有する栓子とを備えることを特徴
とするトロカール管組立体。 - 【請求項17】 請求項13ないし16のいずれかに記
載のトロカール管組立体と、内部に通路を有する穿刺針
とを備えるカテーテル挿入用器具であって、 前記通路の一端が前記穿刺針の先端付近の側方に開口し
ていることを特徴とするカテーテル挿入用器具。 - 【請求項18】 前記穿刺針は、前記通路が開口する方
向を示すマーカーを有する請求項17に記載のカテーテ
ル挿入用器具。 - 【請求項19】 請求項13ないし16のいずれかに記
載のトロカール管組立体と、穿刺針組立体とを備えるカ
テーテル挿入用器具であって、 前記穿刺針組立体は、内部に通路を有する穿刺針と、該
穿刺針と異なる位置にある管体と前記穿刺針との距離を
一定に保持するスペーサーとを備え、 前記通路の一端が、前記穿刺針の先端付近の側方であっ
て、前記スペーサーの装着状態での前記管体の方向に向
く位置に開口していることを特徴とするカテーテル挿入
用器具。 - 【請求項20】 前記スペーサーは、前記管体と係合す
る係合部を有する請求項19に記載のカテーテル挿入用
器具。 - 【請求項21】 前記管体と前記穿刺針との距離を調節
する距離調節手段を有する請求項19または20に記載
のカテーテル挿入用器具。 - 【請求項22】 前記穿刺針の穿刺深さを規制する穿刺
深さ規制手段を有する請求項17ないし21のいずれか
に記載のカテーテル挿入用器具。
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|---|---|---|---|
| JP08729996A JP4344016B2 (ja) | 1995-03-30 | 1996-03-15 | トロカール管、トロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-97945 | 1995-03-30 | ||
| JP9794595 | 1995-03-30 | ||
| JP08729996A JP4344016B2 (ja) | 1995-03-30 | 1996-03-15 | トロカール管、トロカール管組立体およびカテーテル挿入用器具 |
Publications (2)
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ID=26428587
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