JPH083235Y2 - 軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスター - Google Patents
軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスターInfo
- Publication number
- JPH083235Y2 JPH083235Y2 JP5432893U JP5432893U JPH083235Y2 JP H083235 Y2 JPH083235 Y2 JP H083235Y2 JP 5432893 U JP5432893 U JP 5432893U JP 5432893 U JP5432893 U JP 5432893U JP H083235 Y2 JPH083235 Y2 JP H083235Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- track
- groove
- slip
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば傾斜地に多く
栽培される茶園の栽培や管理摘採等の各種管理作業を機
械化するため、茶畝に沿って軌道を敷設し、その軌道上
を車輪で走行する架台に整枝機とか摘採機等を搭載して
使用される軌道式の栽培管理装置と、この栽培管理装置
の架台に使用される溝付きの軌道用駆動車輪と、安価に
提供可能な駆動用キャスターとに関する。
栽培される茶園の栽培や管理摘採等の各種管理作業を機
械化するため、茶畝に沿って軌道を敷設し、その軌道上
を車輪で走行する架台に整枝機とか摘採機等を搭載して
使用される軌道式の栽培管理装置と、この栽培管理装置
の架台に使用される溝付きの軌道用駆動車輪と、安価に
提供可能な駆動用キャスターとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図12に示したように茶畝
1の間の通路に1本ずつ敷設した軌道2の上を車輪3で
走行する門形の架台4に所望の整枝機、摘採機その他の
管理機械を搭載し、茶樹の手入れや茶葉の摘採(収穫)
作業などを機械化する軌道式栽培管理装置5、及び前記
栽培管理装置5の畝移動作業を機械化するため、畝移動
用レール6に沿って移動する畝移動用台車7が、例えば
実開平4−77706号公報その他に記載されて公知に
属し、実用にも供されている。図12において、符号3
2は畝移動用台車の軌道車輪であり、33は同接地車輪
である。
1の間の通路に1本ずつ敷設した軌道2の上を車輪3で
走行する門形の架台4に所望の整枝機、摘採機その他の
管理機械を搭載し、茶樹の手入れや茶葉の摘採(収穫)
作業などを機械化する軌道式栽培管理装置5、及び前記
栽培管理装置5の畝移動作業を機械化するため、畝移動
用レール6に沿って移動する畝移動用台車7が、例えば
実開平4−77706号公報その他に記載されて公知に
属し、実用にも供されている。図12において、符号3
2は畝移動用台車の軌道車輪であり、33は同接地車輪
である。
【0003】次に、薄肉鋼管の外周面に合成樹脂を薄く
均一な層状に被覆し接着した、横断面が円形の樹脂被覆
金属管と、これにより構成された栽培管理装置用の軌道
も、例えば実開平1−138902号公報その他に記載
されて公知に属し、実用にも供されている。更に、図1
3に例示したように、薄肉鋼管Sの外周面に被覆した被
覆樹脂Pの表面に、円周方向の滑り止め溝11を軸線方
向に波形状に連続する凹凸状に形成した樹脂被覆金属管
40、及びこれにより構成したスリップ防止軌道も、実
願平4−85174号明細書及び図面に開示されてい
る。
均一な層状に被覆し接着した、横断面が円形の樹脂被覆
金属管と、これにより構成された栽培管理装置用の軌道
も、例えば実開平1−138902号公報その他に記載
されて公知に属し、実用にも供されている。更に、図1
3に例示したように、薄肉鋼管Sの外周面に被覆した被
覆樹脂Pの表面に、円周方向の滑り止め溝11を軸線方
向に波形状に連続する凹凸状に形成した樹脂被覆金属管
40、及びこれにより構成したスリップ防止軌道も、実
願平4−85174号明細書及び図面に開示されてい
る。
【0004】更に、上述した軌道式栽培管理装置の架台
の足車として使用され、上述の軌道上を走行する溝付き
の軌道用車輪、特に動力の伝達を受けて回転駆動される
駆動車輪は、例えば図10に示したように金属製の車輪
本体fの外周面の溝kの溝底部分にゴム又は合成樹脂製
の滑り止め部材aを装着した軌道用の駆動車輪が公知で
あり、実用に供されている。この駆動車輪を走行車輪と
して使用した図10の駆動用キャスターは、車輪ホルダ
bの軸受cにて回転自在に支持された車軸dにキーeを
使用して車輪本体fが取り付けられ、車輪ホルダbの外
方へ長く突き出された車軸dの一端部にやはりキーgを
使用してスプロケット、ベルト車、ロープ車、歯車の如
き回転動力伝達用の伝動輪体hが前記車輪本体fと一体
的に回転する状態に設置され、横断面が円形の樹脂被覆
金属管で構成した軌道jの上を走行する構成とされてい
る。
の足車として使用され、上述の軌道上を走行する溝付き
の軌道用車輪、特に動力の伝達を受けて回転駆動される
駆動車輪は、例えば図10に示したように金属製の車輪
本体fの外周面の溝kの溝底部分にゴム又は合成樹脂製
の滑り止め部材aを装着した軌道用の駆動車輪が公知で
あり、実用に供されている。この駆動車輪を走行車輪と
して使用した図10の駆動用キャスターは、車輪ホルダ
bの軸受cにて回転自在に支持された車軸dにキーeを
使用して車輪本体fが取り付けられ、車輪ホルダbの外
方へ長く突き出された車軸dの一端部にやはりキーgを
使用してスプロケット、ベルト車、ロープ車、歯車の如
き回転動力伝達用の伝動輪体hが前記車輪本体fと一体
的に回転する状態に設置され、横断面が円形の樹脂被覆
金属管で構成した軌道jの上を走行する構成とされてい
る。
【0005】図11A、Bに例示した駆動用キャスター
は、金属製アングルを山形の態様に使用した軌道j上を
走行する。伝動輪体hは金属製又は合成樹脂製の走行車
輪と共にヨーク型の車輪ホルダbにおける左右両側のサ
イドフレーム内に並べて納められ、伝動輪体hは走行車
輪とボルトmで結合され、車輪ホルダbに固定された固
定軸dを中心としてその回りを一体的に回転する構成で
設置されている。
は、金属製アングルを山形の態様に使用した軌道j上を
走行する。伝動輪体hは金属製又は合成樹脂製の走行車
輪と共にヨーク型の車輪ホルダbにおける左右両側のサ
イドフレーム内に並べて納められ、伝動輪体hは走行車
輪とボルトmで結合され、車輪ホルダbに固定された固
定軸dを中心としてその回りを一体的に回転する構成で
設置されている。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】傾斜地で栽培された
茶園において使用される軌道式の栽培管理装置は、特に
駆動車輪がスリップする不具合を解決することが肝要で
ある。この点、図10に例示した駆動車輪のように外周
面の溝kの底部に滑り止め部材aが装着された車輪は、
スリップ防止又は低減に効果的である。前記滑り止め部
材aの材質を硬度が低いポリウレタン又は合成ゴム等で
成形すると、摩擦係数が大きくなってスリップも少なく
なるが、その反面、摩耗量が多くなり、寿命が短くな
る。逆に、硬度を80°〜90°に上げた耐久性の良い
ポリウレタンで成形すると、摩耗量が少なく、寿命も伸
びるが、今度は摩擦係数が小さくスリップし易くなる問
題がある。
茶園において使用される軌道式の栽培管理装置は、特に
駆動車輪がスリップする不具合を解決することが肝要で
ある。この点、図10に例示した駆動車輪のように外周
面の溝kの底部に滑り止め部材aが装着された車輪は、
スリップ防止又は低減に効果的である。前記滑り止め部
材aの材質を硬度が低いポリウレタン又は合成ゴム等で
成形すると、摩擦係数が大きくなってスリップも少なく
なるが、その反面、摩耗量が多くなり、寿命が短くな
る。逆に、硬度を80°〜90°に上げた耐久性の良い
ポリウレタンで成形すると、摩耗量が少なく、寿命も伸
びるが、今度は摩擦係数が小さくスリップし易くなる問
題がある。
【0007】次に、図10又は図11Aに示したように
外周面に軌道jが嵌まる溝kを有する溝付きの軌道用車
輪を合成樹脂で射出成形しようとすると、その成形用金
型は成形品の外周部分の全体を割り型(スライド駒型)
構造とするほかなく、成形用金型の大型化、複雑化を招
き、金型製作費の高騰を余儀なくされる。ひいては使用
する射出成形機の大形化、成形コストの高騰等を招来
し、特に少量生産の場合に著しいコストアップをきた
す。この点は、滑り止め部材aをインサート成形する場
合にも全く同様のことがいえる。
外周面に軌道jが嵌まる溝kを有する溝付きの軌道用車
輪を合成樹脂で射出成形しようとすると、その成形用金
型は成形品の外周部分の全体を割り型(スライド駒型)
構造とするほかなく、成形用金型の大型化、複雑化を招
き、金型製作費の高騰を余儀なくされる。ひいては使用
する射出成形機の大形化、成形コストの高騰等を招来
し、特に少量生産の場合に著しいコストアップをきた
す。この点は、滑り止め部材aをインサート成形する場
合にも全く同様のことがいえる。
【0008】また、図10及び図11に例示したような
従来の駆動車輪は、車輪本体fと伝動輪体hとを一体的
に回転する状態に設置する手段として、キー溝の加工、
ボルト孔、ネジ孔の加工が必要であるほか、キーe,
g、ボルトmなどの部品も必要であり、部品点数が多
く、組み立ての工数も嵩み、コストが高い欠点がある。
従って、本考案の目的は、第1に、スリップの少ない軌
道式栽培管理装置を提供することであり、第2に、スリ
ップしないかスリップの少ない駆動車輪を提供すること
であり、第3には合成樹脂の射出成形に適し、成形用金
型の小形化、簡単化、及び金型製作費の低減が可能で、
少量、低コストの生産に適した軌道用の駆動車輪を提供
することであり、第4には安価な駆動用キャスターを提
供することである。
従来の駆動車輪は、車輪本体fと伝動輪体hとを一体的
に回転する状態に設置する手段として、キー溝の加工、
ボルト孔、ネジ孔の加工が必要であるほか、キーe,
g、ボルトmなどの部品も必要であり、部品点数が多
く、組み立ての工数も嵩み、コストが高い欠点がある。
従って、本考案の目的は、第1に、スリップの少ない軌
道式栽培管理装置を提供することであり、第2に、スリ
ップしないかスリップの少ない駆動車輪を提供すること
であり、第3には合成樹脂の射出成形に適し、成形用金
型の小形化、簡単化、及び金型製作費の低減が可能で、
少量、低コストの生産に適した軌道用の駆動車輪を提供
することであり、第4には安価な駆動用キャスターを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するための手段として、第1の考案に係る軌道式
栽培管理装置は、栽培場に敷設された軌道2と、軌道2
上を車輪3を介して走行する架台4とを有し、前記車輪
3はその外周面に前記軌道2が嵌まる溝8を有する溝付
きの車輪であり、駆動車輪9はその外周面の溝8の少な
くとも底部の全周に滑り止め部材10が装着されている
軌道式栽培管理装置5において、軌道2は、横断面が円
形の金属管40で構成されていること、駆動車輪9の外
周面の溝8の底部に装着された滑り止め部材10は、そ
の外周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に前記軌
道の曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝12が全
周に形成されていることを特徴とする。
を解決するための手段として、第1の考案に係る軌道式
栽培管理装置は、栽培場に敷設された軌道2と、軌道2
上を車輪3を介して走行する架台4とを有し、前記車輪
3はその外周面に前記軌道2が嵌まる溝8を有する溝付
きの車輪であり、駆動車輪9はその外周面の溝8の少な
くとも底部の全周に滑り止め部材10が装着されている
軌道式栽培管理装置5において、軌道2は、横断面が円
形の金属管40で構成されていること、駆動車輪9の外
周面の溝8の底部に装着された滑り止め部材10は、そ
の外周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に前記軌
道の曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝12が全
周に形成されていることを特徴とする。
【0010】第2の考案に係る軌道式栽培管理装置は、
主要部の構成を上記第1の考案と共通にし、軌道2は、
横断面が円形の樹脂被覆金属管40で構成され、前記被
覆樹脂Pの表面には円周方向の滑り止め溝11が軸線方
向に等間隔に形成されていること、駆動車輪9の外周面
の溝8の底部に装着された滑り止め部材10は、その外
周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に前記軌道の
曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝12が全周に
形成されると共に前記円弧溝の全周面に車軸方向の滑り
止め溝13が円周方向に等間隔に形成されていることを
特徴とする。
主要部の構成を上記第1の考案と共通にし、軌道2は、
横断面が円形の樹脂被覆金属管40で構成され、前記被
覆樹脂Pの表面には円周方向の滑り止め溝11が軸線方
向に等間隔に形成されていること、駆動車輪9の外周面
の溝8の底部に装着された滑り止め部材10は、その外
周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に前記軌道の
曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝12が全周に
形成されると共に前記円弧溝の全周面に車軸方向の滑り
止め溝13が円周方向に等間隔に形成されていることを
特徴とする。
【0011】第3の考案は、外周面に軌道2が嵌まる溝
8を有し、同溝の少なくとも底部の全周に滑り止め部材
10が装着されている軌道用の駆動車輪9において、車
輪本体14は、外周面の溝8の中央点を通り車軸15の
中心線と直角な分割面Q−Qで二つ割りとされた一対の
車輪ピース14a,14aから成ること、前記滑り止め
部材10も、前記車輪本体14の分割面と共通な分割面
Q−Qで二つ割りとされた一対の滑り止めピース10
a,10aから成ること、前記一対の車輪ピース14
a,14aは、各々の溝底部分に前記滑り止めピース1
0aを装着された状態で軸孔24の中心線を一致させて
略対称形状に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的
に結合されていること、前記のように結合された状態で
滑り止め部材10は、その外周面のうち軌道2と接触し
て走行する範囲に円弧溝12が全周にわたり形成されて
いることを特徴とする。
8を有し、同溝の少なくとも底部の全周に滑り止め部材
10が装着されている軌道用の駆動車輪9において、車
輪本体14は、外周面の溝8の中央点を通り車軸15の
中心線と直角な分割面Q−Qで二つ割りとされた一対の
車輪ピース14a,14aから成ること、前記滑り止め
部材10も、前記車輪本体14の分割面と共通な分割面
Q−Qで二つ割りとされた一対の滑り止めピース10
a,10aから成ること、前記一対の車輪ピース14
a,14aは、各々の溝底部分に前記滑り止めピース1
0aを装着された状態で軸孔24の中心線を一致させて
略対称形状に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的
に結合されていること、前記のように結合された状態で
滑り止め部材10は、その外周面のうち軌道2と接触し
て走行する範囲に円弧溝12が全周にわたり形成されて
いることを特徴とする。
【0012】第4の考案に係る軌道用の駆動車輪は、主
要部の構成を上記第3の考案と共通にし、合成樹脂製の
車輪本体14は、外周面の溝8の中央点を通り車軸15
の中心線と直角な分割面Q−Qで二つ割りとされた一対
の車輪ピース14a,14aから成ること、前記一対の
車輪ピースは、各々の溝底部分に前記滑り止めピースを
装着された状態で軸孔の中心線を一致させて略対称形状
に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的に結合され
ていること、滑り止め部材10は、その外周面のうち軌
道2と接触して走行する範囲に円弧溝12が全周にわた
り形成されていると共に前記円弧溝12の全周面に車軸
方向の滑り止め溝13が円周方向に等間隔に形成されて
いることを特徴とする。
要部の構成を上記第3の考案と共通にし、合成樹脂製の
車輪本体14は、外周面の溝8の中央点を通り車軸15
の中心線と直角な分割面Q−Qで二つ割りとされた一対
の車輪ピース14a,14aから成ること、前記一対の
車輪ピースは、各々の溝底部分に前記滑り止めピースを
装着された状態で軸孔の中心線を一致させて略対称形状
に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的に結合され
ていること、滑り止め部材10は、その外周面のうち軌
道2と接触して走行する範囲に円弧溝12が全周にわた
り形成されていると共に前記円弧溝12の全周面に車軸
方向の滑り止め溝13が円周方向に等間隔に形成されて
いることを特徴とする。
【0013】第5の考案は、車輪ホルダ19に車軸15
を介して走行車輪と伝動輪体25とが一体的に回転する
状態に設置されている駆動用キャスターにおいて、走行
車輪および伝動輪体25は車輪ホルダ19のサイドフレ
ーム19a,19a内に並んで納められ、各サイドフレ
ーム19aの内側面で走行車輪および伝動輪体25の外
側面の横ずれを規制した状態で設置されており、走行車
輪と伝動輪体25の接触面が回転を伝達可能な噛み合い
構造28で結合されていることを特徴とする。
を介して走行車輪と伝動輪体25とが一体的に回転する
状態に設置されている駆動用キャスターにおいて、走行
車輪および伝動輪体25は車輪ホルダ19のサイドフレ
ーム19a,19a内に並んで納められ、各サイドフレ
ーム19aの内側面で走行車輪および伝動輪体25の外
側面の横ずれを規制した状態で設置されており、走行車
輪と伝動輪体25の接触面が回転を伝達可能な噛み合い
構造28で結合されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】滑り止め部材10の円弧溝12の中へ若干大径
の軌道2が食い込む形に接触し、円弧溝12はその両肩
部が軌道2を抱きかかえる形に強く挟んで接触する結
果、かなり急勾配の傾斜地でもほとんどスリップしな
い。とりわけ、樹脂被覆金属管40で構成した軌道2の
表面に形成されている滑り止め溝11と、駆動車輪9の
滑り止め部材10の外周面に形成された滑り止め溝13
とが相互に噛み合い状態で走行する結果、スリップの防
止に一層効果的である。
の軌道2が食い込む形に接触し、円弧溝12はその両肩
部が軌道2を抱きかかえる形に強く挟んで接触する結
果、かなり急勾配の傾斜地でもほとんどスリップしな
い。とりわけ、樹脂被覆金属管40で構成した軌道2の
表面に形成されている滑り止め溝11と、駆動車輪9の
滑り止め部材10の外周面に形成された滑り止め溝13
とが相互に噛み合い状態で走行する結果、スリップの防
止に一層効果的である。
【0015】従って、滑り止め部材10を硬度の高い合
成樹脂で成形してもスリップ防止の効果は低下せず、も
って耐用寿命を延ばすことが可能である。次に、外周面
に軌道2が嵌まる溝8を有する軌道用の駆動車輪の車輪
本体14を、二つ割りとした同一形状の車輪ピース14
aで組立てる結果、特に溝8の成形に関して、成形用金
型20は車輪外周部分の全体を割型構造とする必要がな
く、通常の抜き型構造として成形用金型の小形化、簡単
化に有益である。駆動車輪9の溝8の底部に装着する滑
り止め部材10も前記車輪本体14と共通の分割面Q−
Qで二つ割りとした同一形状の滑り止めピース10aで
組立てる結果、滑り止めピース10aの成形用金型につ
いても全く同じことが云える。のみならず、滑り止め部
材10を車輪本体の溝の底部へ装着する組立て作業が至
極簡単である。また、滑り止め部材10の外周面の円弧
溝12の全周面に車軸方向の滑り止め溝13を形成する
ことも容易に可能である。
成樹脂で成形してもスリップ防止の効果は低下せず、も
って耐用寿命を延ばすことが可能である。次に、外周面
に軌道2が嵌まる溝8を有する軌道用の駆動車輪の車輪
本体14を、二つ割りとした同一形状の車輪ピース14
aで組立てる結果、特に溝8の成形に関して、成形用金
型20は車輪外周部分の全体を割型構造とする必要がな
く、通常の抜き型構造として成形用金型の小形化、簡単
化に有益である。駆動車輪9の溝8の底部に装着する滑
り止め部材10も前記車輪本体14と共通の分割面Q−
Qで二つ割りとした同一形状の滑り止めピース10aで
組立てる結果、滑り止めピース10aの成形用金型につ
いても全く同じことが云える。のみならず、滑り止め部
材10を車輪本体の溝の底部へ装着する組立て作業が至
極簡単である。また、滑り止め部材10の外周面の円弧
溝12の全周面に車軸方向の滑り止め溝13を形成する
ことも容易に可能である。
【0016】走行車輪と伝道輪体25とは、両外側面が
車輪ホルダーの両内側面によって規制され、内側接触面
同志が回転の伝達が可能な噛み合い構造30で結合され
た駆動用キャスター(図8)は、キー溝の加工、ボルト
孔、ネジ孔の加工が無用であるほか、キーやボルト等の
管理が無用で部品点数が少ないので、組立て工数が削減
され、コストダウンが図れる。
車輪ホルダーの両内側面によって規制され、内側接触面
同志が回転の伝達が可能な噛み合い構造30で結合され
た駆動用キャスター(図8)は、キー溝の加工、ボルト
孔、ネジ孔の加工が無用であるほか、キーやボルト等の
管理が無用で部品点数が少ないので、組立て工数が削減
され、コストダウンが図れる。
【0017】
【実施例】次に、図示した本考案の実施例を説明する。
図1は駆動車輪の車輪本体が二つ割りとされた車輪ピー
ス14aを成形する射出成形用金型20の構造と、車輪
ピース14aの成形状態とを示している。この車輪ピー
ス14aは、図3の駆動車輪9を構成する車輪本体14
の外周面の溝8の中央点を通って車軸15の中心線と直
角な分割面Q−Qで二つ割りとされている。前記の射出
成形用金型20は、車輪ピース14aのボス部を成形す
る中心部の成形駒22,22′、及び溝部分から中央デ
ィスク部分にかけての成形駒21,21′を各々左右の
外枠23と23′にセットした左右の雌型36、雄型3
7の一対で構成され、かくして抜き型構造として雌型3
6と雄型37は図1のパーティングライン35の位置か
ら左右方向に開閉される。
図1は駆動車輪の車輪本体が二つ割りとされた車輪ピー
ス14aを成形する射出成形用金型20の構造と、車輪
ピース14aの成形状態とを示している。この車輪ピー
ス14aは、図3の駆動車輪9を構成する車輪本体14
の外周面の溝8の中央点を通って車軸15の中心線と直
角な分割面Q−Qで二つ割りとされている。前記の射出
成形用金型20は、車輪ピース14aのボス部を成形す
る中心部の成形駒22,22′、及び溝部分から中央デ
ィスク部分にかけての成形駒21,21′を各々左右の
外枠23と23′にセットした左右の雌型36、雄型3
7の一対で構成され、かくして抜き型構造として雌型3
6と雄型37は図1のパーティングライン35の位置か
ら左右方向に開閉される。
【0018】図2は成形された車輪ピース14aの側面
図を示している。中心部に車軸を通す軸孔24が形成さ
れ、放射状に8本(但し、本数はこの限りでない。)の
補強リブ26が等配され、中央ディスク部分には前記補
強リブ26を避けた中間位置に締結用のボルトを車軸方
向に通す4個(但し、個数はこの限りではない。)のボ
ルト孔27が円周を4等分した配置で設けられている。
図を示している。中心部に車軸を通す軸孔24が形成さ
れ、放射状に8本(但し、本数はこの限りでない。)の
補強リブ26が等配され、中央ディスク部分には前記補
強リブ26を避けた中間位置に締結用のボルトを車軸方
向に通す4個(但し、個数はこの限りではない。)のボ
ルト孔27が円周を4等分した配置で設けられている。
【0019】図3と図4は、前記のように二つ割りとさ
れた同一形状の車輪ピース14aを2個組合せて作った
車輪本体14の外周面の溝8の底部に滑り止め部材10
が装着された駆動車輪9と、図示省略の原動機から回転
動力を受ける伝動輪体としてのチエンスプロケット25
とをヨーク型の車輪ホルダー19のサイドフレーム19
a,19a内に車軸15を介して並べて納め、各サイド
フレーム19aの内側面で車輪本体14及びチエンスプ
ロケット25の外側面の外方への横ずれを規制した状態
に設置した軌道用にして駆動用のキャスターを示してい
る。車輪本体14及び滑り止め部材10は、溝8の中央
点を通り車軸15の中心線と直角な共通の分割面Q−Q
で二つ割りとされたほぼ同一形状の一対の車輪ピース1
4a,14a及び一対の滑り止めピース10a,10a
の組合せで構成されている。車輪ピース14a及び滑り
止めピース10aは別々に射出成形され、車輪本体の組
立てに先立って、滑り止めピース10aが車輪ピース1
4aの溝底部に装着される。その後、一対の車輪ピース
14a,14aは、軸孔24の中心線を一致させて対称
形状に組合せ、図5に示したように各ボルト孔27へボ
ルト28を通しナット29を締結して合体し組立て分解
が可能な駆動車輪9が組立てられる。
れた同一形状の車輪ピース14aを2個組合せて作った
車輪本体14の外周面の溝8の底部に滑り止め部材10
が装着された駆動車輪9と、図示省略の原動機から回転
動力を受ける伝動輪体としてのチエンスプロケット25
とをヨーク型の車輪ホルダー19のサイドフレーム19
a,19a内に車軸15を介して並べて納め、各サイド
フレーム19aの内側面で車輪本体14及びチエンスプ
ロケット25の外側面の外方への横ずれを規制した状態
に設置した軌道用にして駆動用のキャスターを示してい
る。車輪本体14及び滑り止め部材10は、溝8の中央
点を通り車軸15の中心線と直角な共通の分割面Q−Q
で二つ割りとされたほぼ同一形状の一対の車輪ピース1
4a,14a及び一対の滑り止めピース10a,10a
の組合せで構成されている。車輪ピース14a及び滑り
止めピース10aは別々に射出成形され、車輪本体の組
立てに先立って、滑り止めピース10aが車輪ピース1
4aの溝底部に装着される。その後、一対の車輪ピース
14a,14aは、軸孔24の中心線を一致させて対称
形状に組合せ、図5に示したように各ボルト孔27へボ
ルト28を通しナット29を締結して合体し組立て分解
が可能な駆動車輪9が組立てられる。
【0020】滑り止めピース10aは、車輪ピース14
aの溝底部との食い付き構造及び車輪ピース14a同士
の締結力により滑り止め部材10として構造的安定性を
発揮する。前記のように組立てられた滑り止め部材10
の外周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に、横断
面が円形の軌道2の曲率外半径(R=21mm)よりも少
し小さい曲率半径(R=19mm)の円弧溝12が形成さ
れている。そのため、円弧溝12の両肩部が軌道2を抱
きかかえるように強く挟んで接触するので、スリップ防
止に効果的である。更に前記円弧溝12の全周面に、一
例として図3B,Cに詳示した形状、構造で車軸方向の
滑り止め溝13が円周方向に等間隔に形成されている。
従って、軌道2を、図13に示したように、薄肉鋼管S
の外周面に合成樹脂を被覆し接着すると共に前記被覆樹
脂Pの表面には円周方向の滑り止め溝11が軸線方向に
等間隔に形成された横断面が円形の樹脂被覆金属管40
を使用して構成すると、車輪本体14の滑り止め部材1
0に形成してある滑り止め溝13と軌道2の滑り止め溝
11とが相互に噛み合う形で走行することになり、スリ
ップ防止に一層有効的である。
aの溝底部との食い付き構造及び車輪ピース14a同士
の締結力により滑り止め部材10として構造的安定性を
発揮する。前記のように組立てられた滑り止め部材10
の外周面のうち軌道2と接触して走行する範囲に、横断
面が円形の軌道2の曲率外半径(R=21mm)よりも少
し小さい曲率半径(R=19mm)の円弧溝12が形成さ
れている。そのため、円弧溝12の両肩部が軌道2を抱
きかかえるように強く挟んで接触するので、スリップ防
止に効果的である。更に前記円弧溝12の全周面に、一
例として図3B,Cに詳示した形状、構造で車軸方向の
滑り止め溝13が円周方向に等間隔に形成されている。
従って、軌道2を、図13に示したように、薄肉鋼管S
の外周面に合成樹脂を被覆し接着すると共に前記被覆樹
脂Pの表面には円周方向の滑り止め溝11が軸線方向に
等間隔に形成された横断面が円形の樹脂被覆金属管40
を使用して構成すると、車輪本体14の滑り止め部材1
0に形成してある滑り止め溝13と軌道2の滑り止め溝
11とが相互に噛み合う形で走行することになり、スリ
ップ防止に一層有効的である。
【0021】なお、滑り止め部材10も、上述した分割
面Q−Qで二つ割りにした滑り止めピース10aとして
射出成形するので、円弧溝12の成形は通常の抜き型で
容易に成形可能である。その成形用金型は、車輪本体1
4と同様に外周部分の全体を割り型構造とする必要がな
く、成形用金型の小形化、簡単化を図れる。そして、滑
り止め部材10を車輪本体14の溝8の底部へ装着する
作業も至極簡単であり、また、円弧溝12の全周面に車
軸方向の滑り止め溝13を容易に成形可能である。
面Q−Qで二つ割りにした滑り止めピース10aとして
射出成形するので、円弧溝12の成形は通常の抜き型で
容易に成形可能である。その成形用金型は、車輪本体1
4と同様に外周部分の全体を割り型構造とする必要がな
く、成形用金型の小形化、簡単化を図れる。そして、滑
り止め部材10を車輪本体14の溝8の底部へ装着する
作業も至極簡単であり、また、円弧溝12の全周面に車
軸方向の滑り止め溝13を容易に成形可能である。
【0022】図3,図4の駆動用キャスター9は、車輪
本体14とチエンスプロケット25との接触面部の構造
として、チエンスプロケット25の片側面(図3の左側
面)に伝動用筒部25aが設けられていると共に、前記
筒部25aの先端部には、車輪本体14のボス部に形成
された環状の凹部40を放射方向に横断する補強リブ2
6(図2参照)の板厚と略同一の溝幅で、且つ前記凹部
40の深さと略等しい長さのスリット25bが、補強リ
ブ26と同一の配置で同数だけ設けられ、該スリット2
5bが補強リブ26にはめ合わされ、回転動力を伝達可
能な噛み合い構造で結合されている。前述したように、
車輪本体14とチエンスプロケット25は車輪ホルダ1
9の両サイドフレーム19a,19aにより外方への横
ずれをしないように規制されているから、前述の噛み合
い構造は良好に保持される。もっとも、前記の噛み合い
構造は、前記補強リブ26とスリット25bの関係に限
らず、図8と図9A,Bに示したような円周方向の凹凸
の組合せその他を採用して実施することが可能である。
本体14とチエンスプロケット25との接触面部の構造
として、チエンスプロケット25の片側面(図3の左側
面)に伝動用筒部25aが設けられていると共に、前記
筒部25aの先端部には、車輪本体14のボス部に形成
された環状の凹部40を放射方向に横断する補強リブ2
6(図2参照)の板厚と略同一の溝幅で、且つ前記凹部
40の深さと略等しい長さのスリット25bが、補強リ
ブ26と同一の配置で同数だけ設けられ、該スリット2
5bが補強リブ26にはめ合わされ、回転動力を伝達可
能な噛み合い構造で結合されている。前述したように、
車輪本体14とチエンスプロケット25は車輪ホルダ1
9の両サイドフレーム19a,19aにより外方への横
ずれをしないように規制されているから、前述の噛み合
い構造は良好に保持される。もっとも、前記の噛み合い
構造は、前記補強リブ26とスリット25bの関係に限
らず、図8と図9A,Bに示したような円周方向の凹凸
の組合せその他を採用して実施することが可能である。
【0023】図3の駆動用キャスターは、車軸15がナ
ット31で車輪ホルダー19に固定された固定軸であ
り、駆動車輪9が走行車輪としてチエンスプロケット2
5からの動力伝達を受けて車軸15を中心として回転す
る。次に、図6は軌道用の従動車輪17(図7参照)の
二つ割りとされた車輪ピース18aを成形する射出成形
用金型20′の構造と、車輪ピース18aの成形状態と
を例示している。要するに、この射出成形用金型20′
の基本構造は図1に示した駆動車輪の射出成形用金型2
0と同一である。即ち、車輪ピース18aのボス部を成
形する中心部の成形駒22と22′、及び溝部分から中
央ディスク部分にかけての成形駒21と21′を、各々
左右の外枠23と23′にセットした左右の雌型36、
雄型37の対で構成され、図6のパーティングライン3
5の位置から左右方向に開閉される。従って、図1と図
6の対比で明らかなように、駆動車輪の車輪ピース14
aと、従動車輪17の車輪ピース18aの射出成形は、
共通の射出成形用金型20又は20′を使用し、溝部分
から中央ディスク部分にかけての成形駒21と21′を
交換して行われる。従って、金型製作費の大幅削減と管
理を省ける。
ット31で車輪ホルダー19に固定された固定軸であ
り、駆動車輪9が走行車輪としてチエンスプロケット2
5からの動力伝達を受けて車軸15を中心として回転す
る。次に、図6は軌道用の従動車輪17(図7参照)の
二つ割りとされた車輪ピース18aを成形する射出成形
用金型20′の構造と、車輪ピース18aの成形状態と
を例示している。要するに、この射出成形用金型20′
の基本構造は図1に示した駆動車輪の射出成形用金型2
0と同一である。即ち、車輪ピース18aのボス部を成
形する中心部の成形駒22と22′、及び溝部分から中
央ディスク部分にかけての成形駒21と21′を、各々
左右の外枠23と23′にセットした左右の雌型36、
雄型37の対で構成され、図6のパーティングライン3
5の位置から左右方向に開閉される。従って、図1と図
6の対比で明らかなように、駆動車輪の車輪ピース14
aと、従動車輪17の車輪ピース18aの射出成形は、
共通の射出成形用金型20又は20′を使用し、溝部分
から中央ディスク部分にかけての成形駒21と21′を
交換して行われる。従って、金型製作費の大幅削減と管
理を省ける。
【0024】図7は、前記のようにして射出成形された
車輪ピース18aを2個組合せて作った従動車輪17を
示している。従動車輪17の外周面には軌道2が嵌まる
溝8を有している。また、図7で明らかなように、従動
車輪17を構成する車輪ピース18aは、やはり溝8の
中央点を通り車軸又は軸孔24の中心線と直角な共通の
分割面Q−Qで二つ割りとされ略同一形状に構成されて
いる。一対の車輪ピース18a,18aは、軸孔24の
中心線を一致させて対称形状に組合せ、図5に示した駆
動車輪の場合と全く同じように、各ボルト孔へボルトを
通しナットを締結して一体的に結合し、組立て分解が可
能な従動車輪17が構成される。
車輪ピース18aを2個組合せて作った従動車輪17を
示している。従動車輪17の外周面には軌道2が嵌まる
溝8を有している。また、図7で明らかなように、従動
車輪17を構成する車輪ピース18aは、やはり溝8の
中央点を通り車軸又は軸孔24の中心線と直角な共通の
分割面Q−Qで二つ割りとされ略同一形状に構成されて
いる。一対の車輪ピース18a,18aは、軸孔24の
中心線を一致させて対称形状に組合せ、図5に示した駆
動車輪の場合と全く同じように、各ボルト孔へボルトを
通しナットを締結して一体的に結合し、組立て分解が可
能な従動車輪17が構成される。
【0025】ちなみに、図12に例示した架台4の車輪
3のうち、駆動車輪としては図3,図4に示した駆動車
輪9を採用し、併せて軌道2は図13に例示した外周面
に滑り止め溝11を有する樹脂被覆金属管40で構成す
ることにより、傾斜地でもスリップの少ない栽培管理装
置を提供できる。また、架台4及び畝移動用台車7の軌
道用の非駆動車輪には、図7に示した従動車輪17を好
適に使用できる。
3のうち、駆動車輪としては図3,図4に示した駆動車
輪9を採用し、併せて軌道2は図13に例示した外周面
に滑り止め溝11を有する樹脂被覆金属管40で構成す
ることにより、傾斜地でもスリップの少ない栽培管理装
置を提供できる。また、架台4及び畝移動用台車7の軌
道用の非駆動車輪には、図7に示した従動車輪17を好
適に使用できる。
【0026】次に、図8は非軌道用でリム型の駆動用キ
ャスターを示している。要するに、図示の駆動用キャス
ターは、例えば図12に示した畝移動用台車7の接地車
輪33として適用可能なもので、車輪本体14のリムに
平たいタイヤ38が装着されて駆動車輪9が走行車輪と
して構成されている。図8の駆動用キャスターの特色
は、車輪ホルダ19に車軸15を介して車輪本体14と
伝動輪体25とが一体的に回転する状態に設置されてい
る。そして、車輪本体14および伝動輪体25はヨーク
型の車輪ホルダ19の両サイドフレーム19a,19a
内に並んで納められ、各サイドフレームの内側面で車輪
本体14および伝動輪体25の外側面の外方への横ずれ
を規制した状態で設置されている。更に、車輪本体14
と伝動輪体25の接触面は、回転動力を伝達可能な噛み
合い構造30で結合されている。図9A,Bは前記車輪
本体14の前記噛み合い構造30の具体的構造を例示し
ている。図9Aの噛み合い構造30は、各凹・凸が放射
状に延びる円周方向のの凹凸構造から成り、○印は凸、
△印は凹で、両者が交互に配置された構成を示してい
る。当然、伝動輪体25の方には凹凸関係が正反対の構
造が設けられ、両者が互い違いに噛み合わされる。図9
Bは凹凸構造の円周方向の断面を示している。
ャスターを示している。要するに、図示の駆動用キャス
ターは、例えば図12に示した畝移動用台車7の接地車
輪33として適用可能なもので、車輪本体14のリムに
平たいタイヤ38が装着されて駆動車輪9が走行車輪と
して構成されている。図8の駆動用キャスターの特色
は、車輪ホルダ19に車軸15を介して車輪本体14と
伝動輪体25とが一体的に回転する状態に設置されてい
る。そして、車輪本体14および伝動輪体25はヨーク
型の車輪ホルダ19の両サイドフレーム19a,19a
内に並んで納められ、各サイドフレームの内側面で車輪
本体14および伝動輪体25の外側面の外方への横ずれ
を規制した状態で設置されている。更に、車輪本体14
と伝動輪体25の接触面は、回転動力を伝達可能な噛み
合い構造30で結合されている。図9A,Bは前記車輪
本体14の前記噛み合い構造30の具体的構造を例示し
ている。図9Aの噛み合い構造30は、各凹・凸が放射
状に延びる円周方向のの凹凸構造から成り、○印は凸、
△印は凹で、両者が交互に配置された構成を示してい
る。当然、伝動輪体25の方には凹凸関係が正反対の構
造が設けられ、両者が互い違いに噛み合わされる。図9
Bは凹凸構造の円周方向の断面を示している。
【0027】なお、本考案の駆動用キャスターは、走行
車輪としては必らずしも滑り止め部材10、タイヤ38
等を有する駆動車輪である必要はなく、滑り止め部材1
0、タイヤ38等がなくても実用に供し得る限り、例え
ば溝8に関し図11に図示したような走行車輪f′であ
ってもよい。また、本考案の軌道式栽培管理装置、軌道
用駆動車輪、駆動用キャスターは、施設園芸における各
種の軌道式栽培管理装置に広く適用できる。
車輪としては必らずしも滑り止め部材10、タイヤ38
等を有する駆動車輪である必要はなく、滑り止め部材1
0、タイヤ38等がなくても実用に供し得る限り、例え
ば溝8に関し図11に図示したような走行車輪f′であ
ってもよい。また、本考案の軌道式栽培管理装置、軌道
用駆動車輪、駆動用キャスターは、施設園芸における各
種の軌道式栽培管理装置に広く適用できる。
【0028】
【本考案が奏する効果】本考案に係る軌道式栽培管理装
置は、駆動車輪9の滑り止め部材10に硬度の高い材料
を使用して長い耐用寿命を得ながら、軌道2と車輪との
間のスリップを少なくでき、特に傾斜地でのスリップの
少ない使用に有効的であり、栽培管理の能率向上と使い
良さに寄与する。
置は、駆動車輪9の滑り止め部材10に硬度の高い材料
を使用して長い耐用寿命を得ながら、軌道2と車輪との
間のスリップを少なくでき、特に傾斜地でのスリップの
少ない使用に有効的であり、栽培管理の能率向上と使い
良さに寄与する。
【0029】また、本考案に係る駆動車輪は、第一に、
少量・低コストの要求をクリヤーした車輪を提供するこ
とができる。第二に、損傷した車輪部品の交換が容易
で、メンテナンスが可能である。第三に、車輪本体を二
つ割りの車輪ピースで成形する駆動車輪の射出成形用金
型は、外周面に溝8を有する軌道用車輪であっても、そ
して、溝8の底部に滑り止め部材10を有する構造であ
るにもかかわらず、外周部分の全体を割り型構造とする
必要がなく、成形用金型の小形化、簡単化、ひいては金
型製作費の低減を図れる。同じことは二つ割りの滑り止
めピース10aで組立てる滑り止め部材10も、成形が
容易であり、車輪本体の溝への装着作業が容易であり、
成形用金型の小形化、簡素化が達成される。
少量・低コストの要求をクリヤーした車輪を提供するこ
とができる。第二に、損傷した車輪部品の交換が容易
で、メンテナンスが可能である。第三に、車輪本体を二
つ割りの車輪ピースで成形する駆動車輪の射出成形用金
型は、外周面に溝8を有する軌道用車輪であっても、そ
して、溝8の底部に滑り止め部材10を有する構造であ
るにもかかわらず、外周部分の全体を割り型構造とする
必要がなく、成形用金型の小形化、簡単化、ひいては金
型製作費の低減を図れる。同じことは二つ割りの滑り止
めピース10aで組立てる滑り止め部材10も、成形が
容易であり、車輪本体の溝への装着作業が容易であり、
成形用金型の小形化、簡素化が達成される。
【0030】更に、本考案の駆動用キャスターは、走行
車輪と伝動輪体25とは、両外側面が車輪ホルダー19
の両内側面によって規制され、内側接触面同志が回転動
力の伝達が可能な噛み合い構造30を常時維持されてい
るので、部品点数の低減と、加工数及び組立工数の低減
を図れ、コストダウンに有益である。
車輪と伝動輪体25とは、両外側面が車輪ホルダー19
の両内側面によって規制され、内側接触面同志が回転動
力の伝達が可能な噛み合い構造30を常時維持されてい
るので、部品点数の低減と、加工数及び組立工数の低減
を図れ、コストダウンに有益である。
【図1】軌道用の駆動車輪の車輪ピースを射出成形する
状態と金型構造とを示した断面図である。
状態と金型構造とを示した断面図である。
【図2】成形された車輪ピースの側面図である。
【図3】軌道用の駆動車輪を使用した駆動用のキャスタ
ーを半分断面にして示した正面図である。
ーを半分断面にして示した正面図である。
【図4】前記駆動用のキャスターの側面図である。
【図5】図4の5−5線矢視断面図である。
【図6】軌道用の従動車輪の車輪ピースを射出成形する
状態と金型構造とを示した断面図である。
状態と金型構造とを示した断面図である。
【図7】軌道用の従動車輪を正面方向から示した断面図
である。
である。
【図8】非軌道用にして駆動用のキャスターを示した正
面方向の断面図である。
面方向の断面図である。
【図9】Aは前記キャスターに使用した駆動車輪の車輪
本体を示した側面図、Bは噛み合い構造の凹凸を示した
断面図である。
本体を示した側面図、Bは噛み合い構造の凹凸を示した
断面図である。
【図10】従来の軌道用にして駆動用のキャスターを正
面方向から示した断面図である。
面方向から示した断面図である。
【図11】Aは他の従来の軌道用にして駆動用のキャス
ターを示した正面方向の断面図、Bは側面図である。
ターを示した正面方向の断面図、Bは側面図である。
【図12】軌道式栽培管理装置の一例を示した斜視図で
ある。
ある。
【図13】滑り止め溝付きの樹脂被覆金属管を示した斜
視図である。
視図である。
2 軌道 3 車輪 4 架台 8 溝 9 駆動車輪 10 滑り止め部材 40 樹脂被覆金属管 12 円弧溝 11,13 滑り止め溝 14 車輪本体 15 車軸 14a 車輪ピース 10a 滑り止めピース 24 軸孔 17 従動車輪 20 射出成形用金型 21 成形駒 19 車輪ホルダー 25 伝動輪体 19a サイドフレーム 30 噛み合い構造
Claims (5)
- 【請求項1】栽培場に敷設された軌道と、前記軌道上を
車輪を介して走行する架台とを有し、前記車輪はその外
周面に前記軌道が嵌まる溝を有する溝付き車輪であり、
駆動車輪はその外周面の溝の少なくとも底部の全周に滑
り止め部材が装着されている軌道式栽培管理装置におい
て、 軌道は、横断面が円形の金属管で構成されていること、 駆動車輪の外周面の溝の底部に装着された滑り止め部材
は、その外周面のうち軌道と接触して走行する範囲に前
記軌道の曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝が全
周に形成されていることを特徴とする、軌道式栽培管理
装置。 - 【請求項2】栽培場に敷設された軌道と、前記軌道上を
車輪を介して走行する架台とを有し、前記車輪はその外
周面に前記軌道が嵌まる溝を有する溝付き車輪であり、
駆動車輪はその外周面の溝の少なくとも底部の全周に滑
り止め部材が装着されている軌道式栽培管理装置におい
て、 軌道は、薄肉鋼管の外周面に合成樹脂を被覆し接着し
た、横断面が円形の樹脂被覆金属管で構成され、前記被
覆樹脂の表面には円周方向の滑り止め溝が軸線方向に等
間隔に形成されていること、 駆動車輪の外周面の溝の底部に装着された滑り止め部材
は、その外周面のうち軌道と接触して走行する範囲に前
記軌道の曲率外半径よりも小さい曲率半径の円弧溝が全
周に形成され、前記円弧溝の全周面に車軸方向の滑り止
め溝が円周方向に等間隔に形成されていることを特徴と
する、軌道式栽培管理装置。 - 【請求項3】外周面に軌道が嵌まる溝を有し、同溝の少
なくとも底部の全周に滑り止め部材が装着されている軌
道用の駆動車輪において、 車輪本体は、外周面の溝の中央点を通り車軸の中心線と
直角な分割面で二つ割りとされた一対の車輪ピースから
成ること、 前記滑り止め部材も、前記車輪本体の分割面と共通な分
割面で二つ割りとされた一対の滑り止めピースから成る
こと、 前記一対の車輪ピースは、各々の溝底部分に前記滑り止
めピースを装着された状態で軸孔の中心線を一致させて
略対称形状に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的
に結合されていること、 前記のように結合された状態で滑り止め部材は、その外
周面のうち軌道と接触して走行する範囲に円弧溝が全周
にわたり形成されていること、をそれぞれ特徴とする軌
道用の駆動車輪。 - 【請求項4】外周面に軌道が嵌まる溝を有し、同溝の少
なくとも底部の全周に滑り止め部材が装着されている軌
道用の駆動車輪において、 合成樹脂製の車輪本体は、外周面の溝の中央点を通り車
軸の中心線と直角な分割面で二つ割りとされた一対の車
輪ピースから成ること、 前記滑り止め部材も、前記車輪本体の分割面と共通な分
割面で二つ割りとされた一対の滑り止めピースから成る
こと、 前記一対の車輪ピースは、各々の溝底部分に前記滑り止
めピースを装着された状態で軸孔の中心線を一致させて
略対称形状に組合わされ、組み立て分解が可能に一体的
に結合されていること、 前記のように結合された状態で滑り止め部材は、その外
周面のうち軌道と接触して走行する範囲に円弧溝が全周
にわたり形成され、前記円弧溝の全周面に車軸方向の滑
り止め溝が円周方向に等間隔に形成されていること、を
それぞれ特徴とする、軌道用の合成樹脂製駆動車輪。 - 【請求項5】車輪ホルダに車軸を介して走行車輪と伝動
輪体とが一体的に回転する状態に設置されている駆動用
キャスターにおいて、 走行車輪および伝動輪体は車輪ホルダのサイドフレーム
内に並んで納められ、各サイドフレームの内側面で走行
車輪および伝動輪体の外側面の横ずれを規制した状態で
設置されており、走行車輪と伝動輪体の接触面が回転を
伝達可能な噛み合い構造で結合されていることを特徴と
する、駆動用キャスター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5432893U JPH083235Y2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5432893U JPH083235Y2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724010U JPH0724010U (ja) | 1995-05-09 |
| JPH083235Y2 true JPH083235Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=12967529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5432893U Expired - Lifetime JPH083235Y2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083235Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5432893U patent/JPH083235Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724010U (ja) | 1995-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10703140B2 (en) | Wheel assemblies with non-pneumatic tires | |
| US20080018167A1 (en) | Omnidirectionally Moving Wheel, Moving Device, Carrying Device, and Massage Device | |
| CA2878285C (en) | Drive sprocket for a tracked utility vehicle | |
| US8783795B2 (en) | Frameless track assembly | |
| CA2715699C (en) | Omni-directional wheel | |
| US10899169B2 (en) | Wheel assemblies with non-pneumatic tires | |
| KR100976171B1 (ko) | 전방향 바퀴 | |
| US6757936B2 (en) | Wheel of traveling structure | |
| JP2005067334A (ja) | 全方向移動用車輪およびこれに使用されるフレキシブルタイヤ | |
| US9242510B2 (en) | Wheel and tire assembly and method of assembly | |
| WO2002046031A1 (en) | Remote-operated multi-directional transport vehicle | |
| FR2800295B1 (fr) | Roue pour patin | |
| CA2974999A1 (en) | Wheel assemblies with non-pneumatic tires | |
| US1284385A (en) | Traction-wheel. | |
| US5868036A (en) | Split transfer wheel | |
| US6209697B1 (en) | Small diameter wheel with overrunning clutch assembly | |
| JPH083235Y2 (ja) | 軌道式栽培管理装置とその駆動車輪並びに駆動用キャスター | |
| EP2081425B1 (en) | Roller assembly | |
| US4469379A (en) | Flexible belt with tread to aid turning | |
| EP1342591A3 (en) | Independently rotating wheels | |
| AU732383B2 (en) | Self-propelled implement | |
| JPH0328002A (ja) | 移動車両用タイヤ | |
| JP2512420Y2 (ja) | 電縫管成形ロ―ル | |
| JPH0239897Y2 (ja) | ||
| JPH0313099Y2 (ja) |