JPH08323922A - 樹脂被覆金属板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶 - Google Patents
樹脂被覆金属板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶Info
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- JPH08323922A JPH08323922A JP7136936A JP13693695A JPH08323922A JP H08323922 A JPH08323922 A JP H08323922A JP 7136936 A JP7136936 A JP 7136936A JP 13693695 A JP13693695 A JP 13693695A JP H08323922 A JPH08323922 A JP H08323922A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、絞りしごきまたは絞り成形性に優
れ、金属板との密着性に優れるとともに耐衝撃性にも優
れ、さらにピンホールがなく、フレーバー性に優れる等
の特性を有する樹脂が被覆された缶用樹脂被覆金属板、
およびそれからなる絞りしごき缶または絞り缶を提供す
ることを目的としている。 【構成】 本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶用樹
脂被覆金属板は、金属板と、該金属板片面または両面上
に設けられた、[A]飽和ポリエステル50〜98重量
部、および[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエ
ステルカーボネート2〜50重量部からなる樹脂組成物
被膜とからなることを特徴とする缶用樹脂被覆金属板。
本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶は、上記のよう
な缶用樹脂被覆金属板が、樹脂組成物被膜が缶内面側に
なるように絞りしごき成形または絞り成形されてなるこ
とを特徴としている。
れ、金属板との密着性に優れるとともに耐衝撃性にも優
れ、さらにピンホールがなく、フレーバー性に優れる等
の特性を有する樹脂が被覆された缶用樹脂被覆金属板、
およびそれからなる絞りしごき缶または絞り缶を提供す
ることを目的としている。 【構成】 本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶用樹
脂被覆金属板は、金属板と、該金属板片面または両面上
に設けられた、[A]飽和ポリエステル50〜98重量
部、および[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエ
ステルカーボネート2〜50重量部からなる樹脂組成物
被膜とからなることを特徴とする缶用樹脂被覆金属板。
本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶は、上記のよう
な缶用樹脂被覆金属板が、樹脂組成物被膜が缶内面側に
なるように絞りしごき成形または絞り成形されてなるこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、樹脂被覆金属板およびこ
の樹脂被覆金属板からなる絞りしごき缶または絞り缶に
関し、さらに詳しくは特定の樹脂組成物が被覆されてな
る樹脂被覆金属板およびこのから樹脂組成物なる絞りし
ごき缶または絞り缶に関する。
の樹脂被覆金属板からなる絞りしごき缶または絞り缶に
関し、さらに詳しくは特定の樹脂組成物が被覆されてな
る樹脂被覆金属板およびこのから樹脂組成物なる絞りし
ごき缶または絞り缶に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、ブリキ板などの鋼板あ
るいはアルミニウム板を絞りしごき加工または絞り加工
して得られる絞りしごき缶(DI缶)または絞り缶(D
RD缶)は、継ぎ目がなく諸特性に優れており、広く用
いられている。
るいはアルミニウム板を絞りしごき加工または絞り加工
して得られる絞りしごき缶(DI缶)または絞り缶(D
RD缶)は、継ぎ目がなく諸特性に優れており、広く用
いられている。
【0003】このようなDI缶およびDRD缶などに
は、金属板からの金属溶出による味の低下、フレーバー
の低下、内容物の変質およびピンホールの発生などを防
止するために、缶内面側に樹脂層を設けることがある。
このような缶内面側に樹脂層が設けられた缶およびこの
ような缶を形成しうる樹脂被覆金属板としては、たとえ
ば特開昭51−130647号公報には、飽和ポリエス
テル層で被覆された鋼板およびこれから得られる容器が
提案されている。また特開平1−180336号公報に
は、ポリブチレンテレフタレート層で被覆された鋼板が
提案されており、特開平1−192545号公報、特開
平2−57339号公報、特開平3−10835号公報
には、特定の飽和共重合ポリエステル層で被覆された鋼
板およびこれから得られる容器が提案されている。
は、金属板からの金属溶出による味の低下、フレーバー
の低下、内容物の変質およびピンホールの発生などを防
止するために、缶内面側に樹脂層を設けることがある。
このような缶内面側に樹脂層が設けられた缶およびこの
ような缶を形成しうる樹脂被覆金属板としては、たとえ
ば特開昭51−130647号公報には、飽和ポリエス
テル層で被覆された鋼板およびこれから得られる容器が
提案されている。また特開平1−180336号公報に
は、ポリブチレンテレフタレート層で被覆された鋼板が
提案されており、特開平1−192545号公報、特開
平2−57339号公報、特開平3−10835号公報
には、特定の飽和共重合ポリエステル層で被覆された鋼
板およびこれから得られる容器が提案されている。
【0004】ところで、絞りしごき缶用鋼板に用いられ
る被覆用樹脂には、絞りしごき加工および絞り加工に追
従しうる優れた成形性が要求されると共に、鋼板から剥
離しないような優れた密着性が要求される。さらにこの
樹脂には、打缶時、缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え
得るような優れた耐衝撃性が要求される。また保存時に
腐食の原因となるピンホールがないとともに、飲料の味
に影響を及ぼさないすなわちフレーバー性に優れること
などの特性が要求される。
る被覆用樹脂には、絞りしごき加工および絞り加工に追
従しうる優れた成形性が要求されると共に、鋼板から剥
離しないような優れた密着性が要求される。さらにこの
樹脂には、打缶時、缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え
得るような優れた耐衝撃性が要求される。また保存時に
腐食の原因となるピンホールがないとともに、飲料の味
に影響を及ぼさないすなわちフレーバー性に優れること
などの特性が要求される。
【0005】しかしながら従来の缶用鋼板に被覆される
樹脂は、このような要求を必ずしも満足するものではな
かった。たとえば、絞りしごき加工または絞り加工時に
樹脂被膜中にピンホールを生じることがあった。また製
缶後、乾燥、印刷、焼き付けなどの工程において加熱さ
れた缶は、耐衝撃性が低下することがあった。
樹脂は、このような要求を必ずしも満足するものではな
かった。たとえば、絞りしごき加工または絞り加工時に
樹脂被膜中にピンホールを生じることがあった。また製
缶後、乾燥、印刷、焼き付けなどの工程において加熱さ
れた缶は、耐衝撃性が低下することがあった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであり、絞りしごき性あるいは絞り成形
性に優れ、金属板との密着性に優れるとともに耐衝撃性
にも優れ、さらにピンホールがなく、フレーバー性に優
れるなどの特性を有する樹脂が積層された樹脂被覆金属
板、およびこのような樹脂被覆金属板からなる絞りしご
き缶または絞り缶を提供することを目的としている。
てなされたものであり、絞りしごき性あるいは絞り成形
性に優れ、金属板との密着性に優れるとともに耐衝撃性
にも優れ、さらにピンホールがなく、フレーバー性に優
れるなどの特性を有する樹脂が積層された樹脂被覆金属
板、およびこのような樹脂被覆金属板からなる絞りしご
き缶または絞り缶を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る樹脂被覆金属板は、金属板
と、該金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物
被膜とからなり、この樹脂組成物被膜は、[A]飽和ポ
リエステル50〜98重量部、および[B]芳香族ポリ
カーボネートまたはポリエステルカーボネート2〜50
重量部からなることを特徴としている。
と、該金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物
被膜とからなり、この樹脂組成物被膜は、[A]飽和ポ
リエステル50〜98重量部、および[B]芳香族ポリ
カーボネートまたはポリエステルカーボネート2〜50
重量部からなることを特徴としている。
【0008】前記ポリエステルカーボネートは、ジヒド
ロキシ化合物と、ホスゲンあるいは炭酸ジエステル化合
物と、ジカルボン酸化合物とから誘導される構成単位か
らなり、ジカルボン酸成分として脂肪族ジカルボン酸か
ら誘導される構成単位を2〜40モル%の量で含有して
いることが好ましい。
ロキシ化合物と、ホスゲンあるいは炭酸ジエステル化合
物と、ジカルボン酸化合物とから誘導される構成単位か
らなり、ジカルボン酸成分として脂肪族ジカルボン酸か
ら誘導される構成単位を2〜40モル%の量で含有して
いることが好ましい。
【0009】本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶
は、上記のような樹脂被覆金属板からなる。
は、上記のような樹脂被覆金属板からなる。
【0010】
【発明の具体的説明】以下に本発明に係る樹脂被覆金属
板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶につ
いて説明する。
板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶につ
いて説明する。
【0011】本発明に係る樹脂被覆金属板は、金属板
と、金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物被
膜とからなる。本発明では、金属板として、一般的に缶
用途に用いられている従来公知の金属板が広く用いら
れ、具体的に、表面が公知の方法でSn(錫)メッキさ
れた鋼板(ブリキ)、錫無し鋼板(ティンフリースチー
ル、電解クロム酸処理鋼板)あるいはアルミニウム板な
どが用いられる。
と、金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物被
膜とからなる。本発明では、金属板として、一般的に缶
用途に用いられている従来公知の金属板が広く用いら
れ、具体的に、表面が公知の方法でSn(錫)メッキさ
れた鋼板(ブリキ)、錫無し鋼板(ティンフリースチー
ル、電解クロム酸処理鋼板)あるいはアルミニウム板な
どが用いられる。
【0012】この金属板は、厚さが、通常0.01〜5
mm、好ましくは0.1〜2mmである。この金属板片
面または両面上には、[A]飽和ポリエステル樹脂と、
[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルカー
ボネートとからなる樹脂組成物が被覆されてなる。
mm、好ましくは0.1〜2mmである。この金属板片
面または両面上には、[A]飽和ポリエステル樹脂と、
[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルカー
ボネートとからなる樹脂組成物が被覆されてなる。
【0013】本発明で用いられる[A]飽和ポリエステ
ルは、テレフタル酸またはそのエステル誘導体(例えば
低級アルキルエステル、フェニルエステルなど)などの
ジカルボン酸と、エチレングリコールまたはそのエステ
ル誘導体(例えばモノカルボン酸エステルエチレンオキ
サイドなど)などのジヒドロキシ化合物とから誘導され
る構成単位から形成されている。
ルは、テレフタル酸またはそのエステル誘導体(例えば
低級アルキルエステル、フェニルエステルなど)などの
ジカルボン酸と、エチレングリコールまたはそのエステ
ル誘導体(例えばモノカルボン酸エステルエチレンオキ
サイドなど)などのジヒドロキシ化合物とから誘導され
る構成単位から形成されている。
【0014】この飽和ポリエステルは、他のジカルボン
酸および/または他のジヒドロキシ化合物から誘導され
る構成単位を40モル%以下の量で含有していてもよ
い。テレフタル酸以外のジカルボン酸としては、具体的
に、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪
族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂
環族ジカルボン酸などが挙げられる。
酸および/または他のジヒドロキシ化合物から誘導され
る構成単位を40モル%以下の量で含有していてもよ
い。テレフタル酸以外のジカルボン酸としては、具体的
に、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪
族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂
環族ジカルボン酸などが挙げられる。
【0015】これらのテレフタル酸以外のジカルボン酸
は、そのエステル誘導体として用いてもよい。またエチ
レングリコール以外のジヒドロキシ化合物としては、具
体的には、トリメチレングリコール(プロピレングリコ
ール)テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどの脂肪族グリコール;シクロヘキサンジメタノー
ルなどの脂環族グリコール;ビスフェノール類、ハイド
ロキノン、2,2-ビス(4-β-ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパンなどの芳香族ジオール類などが挙げられ
る。
は、そのエステル誘導体として用いてもよい。またエチ
レングリコール以外のジヒドロキシ化合物としては、具
体的には、トリメチレングリコール(プロピレングリコ
ール)テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどの脂肪族グリコール;シクロヘキサンジメタノー
ルなどの脂環族グリコール;ビスフェノール類、ハイド
ロキノン、2,2-ビス(4-β-ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパンなどの芳香族ジオール類などが挙げられ
る。
【0016】これらのジヒドロキシ化合物は、そのエス
テル誘導体として用いてもよい。また本発明で用いられ
る(a) 飽和ポリエステルは、トリメシン酸、ピロメリッ
ト酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールなど
の多官能化合物から誘導される構成単位を少量、たとえ
ば2モル%以下の量で含んでいてもよい。
テル誘導体として用いてもよい。また本発明で用いられ
る(a) 飽和ポリエステルは、トリメシン酸、ピロメリッ
ト酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールなど
の多官能化合物から誘導される構成単位を少量、たとえ
ば2モル%以下の量で含んでいてもよい。
【0017】このような(a) 飽和ポリエステルは、実質
上線状であり、このことは該飽和ポリエステルが、o-ク
ロロフェノールに溶解することによって確認される。本
発明で用いられる飽和ポリエステルは、o-クロロフェノ
ール中で25℃で測定した極限粘度[η]は、通常0.
5〜1.4dl/g、好ましくは0.5〜1.0dl/g、
さらに好ましくは0.6〜1.0dl/gであることが望
ましい。
上線状であり、このことは該飽和ポリエステルが、o-ク
ロロフェノールに溶解することによって確認される。本
発明で用いられる飽和ポリエステルは、o-クロロフェノ
ール中で25℃で測定した極限粘度[η]は、通常0.
5〜1.4dl/g、好ましくは0.5〜1.0dl/g、
さらに好ましくは0.6〜1.0dl/gであることが望
ましい。
【0018】このような極限粘度[η]を有する(a) 飽
和ポリエステルは、溶融成形性および絞りしごき成形性
に優れるとともに耐衝撃性などの機械的強度にも優れて
いて好ましい。
和ポリエステルは、溶融成形性および絞りしごき成形性
に優れるとともに耐衝撃性などの機械的強度にも優れて
いて好ましい。
【0019】本発明で用いられる(a) 飽和ポリエステル
樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が、通常50〜120
℃、好ましくは60〜100℃であることが望ましい。
この(a) 飽和ポリエステル樹脂は、非晶性であっても結
晶性であってもよく、結晶性である場合には、結晶融解
温度(Tm)が、通常210〜265℃、好ましくは2
20〜260℃であり、低温結晶化温度(Tc)が、通
常110〜220℃、好ましくは120〜215℃であ
ることが望ましい。
樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が、通常50〜120
℃、好ましくは60〜100℃であることが望ましい。
この(a) 飽和ポリエステル樹脂は、非晶性であっても結
晶性であってもよく、結晶性である場合には、結晶融解
温度(Tm)が、通常210〜265℃、好ましくは2
20〜260℃であり、低温結晶化温度(Tc)が、通
常110〜220℃、好ましくは120〜215℃であ
ることが望ましい。
【0020】本発明で用いられる[B]芳香族ポリカー
ボネートは、芳香族ジヒドロキシ化合物と、ホスゲンあ
るいは炭酸ジエステルとから誘導される構成単位からな
る。このような芳香族ジヒドロキシ化合物として、具体
的には、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフ
ェニル)ブタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)オ
クタン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-1- メチルフェニル)プロ
パン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-t-ブチルフェニル)プ
ロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-ブロモフェニル)
プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロペンタ
ン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
などのビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、
4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'-ジヒドロ
キシ-3,3'-ジメチルフェニルエーテルなどのジヒドロキ
シアリールエーテル類、4,4'-ジヒドロキシジフェニル
スルフィド、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルフェニ
ルスルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィド
類、4,4'- ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4'
- ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルジフェニルスルホキシド
などのジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4'-
ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4'-ジヒドロキシ-
3,3'-ジメチルフェニルスルホンなどのジヒドロキシジ
アリールスルホン類。
ボネートは、芳香族ジヒドロキシ化合物と、ホスゲンあ
るいは炭酸ジエステルとから誘導される構成単位からな
る。このような芳香族ジヒドロキシ化合物として、具体
的には、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフ
ェニル)ブタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)オ
クタン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-1- メチルフェニル)プロ
パン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-t-ブチルフェニル)プ
ロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-ブロモフェニル)
プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロペンタ
ン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
などのビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、
4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'-ジヒドロ
キシ-3,3'-ジメチルフェニルエーテルなどのジヒドロキ
シアリールエーテル類、4,4'-ジヒドロキシジフェニル
スルフィド、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルフェニ
ルスルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィド
類、4,4'- ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4'
- ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルジフェニルスルホキシド
などのジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4'-
ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4'-ジヒドロキシ-
3,3'-ジメチルフェニルスルホンなどのジヒドロキシジ
アリールスルホン類。
【0021】これらのうちでは、特に2,2-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)プロパンが好ましく挙げられる。炭酸
ジエステルとしては、具体的には、ジフェニルカーボネ
ート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニ
ル)カーボネート、m-クレジルカーボネート、ジナフチ
ルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジ
エチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジブチル
カーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートなどが挙
げられる。
ロキシフェニル)プロパンが好ましく挙げられる。炭酸
ジエステルとしては、具体的には、ジフェニルカーボネ
ート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニ
ル)カーボネート、m-クレジルカーボネート、ジナフチ
ルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジ
エチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジブチル
カーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートなどが挙
げられる。
【0022】また本発明で用いられるポリエステルカー
ボネートは、上記のような芳香族ジヒドロキシ化合物
と、ホスゲンあるいは炭酸ジエステルとともに、ジカル
ボン酸化合物とから誘導される構成単位を有するポリカ
ーボネートである。
ボネートは、上記のような芳香族ジヒドロキシ化合物
と、ホスゲンあるいは炭酸ジエステルとともに、ジカル
ボン酸化合物とから誘導される構成単位を有するポリカ
ーボネートである。
【0023】このようなジカルボン酸化合物としては、
ジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステルが挙げら
れ、具体的に、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニルなどの芳香族
ジカルボン酸類、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
デカン二酸、ドデカン二酸、、ブラシル酸セバシン酸ジ
フェニル、デカン二酸ジフェニル、ドデカン二酸ジフェ
ニル、ピメリン酸ジフェニルなどの脂肪族ジカルボン酸
類、シクロプロパンジカルボン酸、1,2-シクロブタンジ
カルボン酸、1,3-シクロブタンジカルボン酸、1,2-シク
ロペンタンジカルボン酸、1,3-シクロペンタンジカルボ
ン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン
酸、シクロプロパンジカルボン酸ジフェニル、1,2-シク
ロブタンジカルボン酸ジフェニル、1,3-シクロブタンジ
カルボン酸ジフェニル、1,2-シクロペンタンジカルボン
酸ジフェニル、1,3-シクロペンタンジカルボン酸ジフェ
ニル、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ジフェニルなど
の脂環族ジカルボン酸類が挙げられる。
ジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステルが挙げら
れ、具体的に、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニルなどの芳香族
ジカルボン酸類、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
デカン二酸、ドデカン二酸、、ブラシル酸セバシン酸ジ
フェニル、デカン二酸ジフェニル、ドデカン二酸ジフェ
ニル、ピメリン酸ジフェニルなどの脂肪族ジカルボン酸
類、シクロプロパンジカルボン酸、1,2-シクロブタンジ
カルボン酸、1,3-シクロブタンジカルボン酸、1,2-シク
ロペンタンジカルボン酸、1,3-シクロペンタンジカルボ
ン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン
酸、シクロプロパンジカルボン酸ジフェニル、1,2-シク
ロブタンジカルボン酸ジフェニル、1,3-シクロブタンジ
カルボン酸ジフェニル、1,2-シクロペンタンジカルボン
酸ジフェニル、1,3-シクロペンタンジカルボン酸ジフェ
ニル、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ジフェニルなど
の脂環族ジカルボン酸類が挙げられる。
【0024】このようなポリエステルカーボネートは、
ガラス転移温度(Tg)が、通常100〜160℃、好
ましくは100〜125℃である。なおガラス転移温度
(Tg)は、示差熱分析計(Perkin Elmer-7型) を用い
て10℃/分の昇温速度で測定される。
ガラス転移温度(Tg)が、通常100〜160℃、好
ましくは100〜125℃である。なおガラス転移温度
(Tg)は、示差熱分析計(Perkin Elmer-7型) を用い
て10℃/分の昇温速度で測定される。
【0025】上記のような芳香族ポリカーボネートおよ
びポリエステルカーボネートは、ホスゲン法または溶融
重縮合法などの従来公知の方法で製造される。本発明で
は、[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエステル
カーボネートとして、これらのうち、脂肪族ジカルボン
酸類から誘導される構成単位を2〜40モル%の量で含
有するポリエステルカーボネートが好ましく、特に8〜
20モル%の量で含有するポリエステルカーボネートが
好ましい。
びポリエステルカーボネートは、ホスゲン法または溶融
重縮合法などの従来公知の方法で製造される。本発明で
は、[B]芳香族ポリカーボネートまたはポリエステル
カーボネートとして、これらのうち、脂肪族ジカルボン
酸類から誘導される構成単位を2〜40モル%の量で含
有するポリエステルカーボネートが好ましく、特に8〜
20モル%の量で含有するポリエステルカーボネートが
好ましい。
【0026】脂肪族ジカルボン酸から誘導される構成単
位を上記のような量で含有するポリエステルカーボネー
トは、特に[A]飽和ポリエステルとの相溶性に優れ均
一樹脂組成物を形成するとともに、耐衝撃性が向上され
た樹脂組成物が得られる。
位を上記のような量で含有するポリエステルカーボネー
トは、特に[A]飽和ポリエステルとの相溶性に優れ均
一樹脂組成物を形成するとともに、耐衝撃性が向上され
た樹脂組成物が得られる。
【0027】本発明において、金属板上に被覆される樹
脂組成物は、[A]飽和ポリエステル樹脂と[B]芳香
族ポリカーボネートまたはポリエステルカーボネートと
の合計を100重量部とするときに、上記のような
[A]飽和ポリエステル樹脂を50〜98重量部、好ま
しくは60〜95重量部の量で、[B]芳香族ポリカー
ボネートまたはポリエステルカーボネートを2〜50重
量部、好ましくは4〜40重量部の量で含有している。
脂組成物は、[A]飽和ポリエステル樹脂と[B]芳香
族ポリカーボネートまたはポリエステルカーボネートと
の合計を100重量部とするときに、上記のような
[A]飽和ポリエステル樹脂を50〜98重量部、好ま
しくは60〜95重量部の量で、[B]芳香族ポリカー
ボネートまたはポリエステルカーボネートを2〜50重
量部、好ましくは4〜40重量部の量で含有している。
【0028】樹脂組成物は、成分[A]と[B]とをこ
のような量で含有することにより、耐衝撃性に優れると
ともに押出成形および絞りしごきまたは絞り加工に追従
しうる優れた成形性を有し、かつ金属板への密着性に優
れ、しかもピンホールのない均一な被膜を形成しうる。
のような量で含有することにより、耐衝撃性に優れると
ともに押出成形および絞りしごきまたは絞り加工に追従
しうる優れた成形性を有し、かつ金属板への密着性に優
れ、しかもピンホールのない均一な被膜を形成しうる。
【0029】本発明では、上記のような樹脂組成物を金
属板片面または両面上に公知の複合材積層方法により被
覆することができ、特に被覆方法は限定されない。具体
的には、たとえば下記のように行われる。
属板片面または両面上に公知の複合材積層方法により被
覆することができ、特に被覆方法は限定されない。具体
的には、たとえば下記のように行われる。
【0030】(1) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとを、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダーなどにより混合した後、さらに押出
機、ニーダーバンバリーミキサーなどで溶融混合し、次
いで先端にTダイを有する押出機あるいはギヤーポンプ
で定量的に押出すことにより金属板上に被覆することが
できる。
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとを、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダーなどにより混合した後、さらに押出
機、ニーダーバンバリーミキサーなどで溶融混合し、次
いで先端にTダイを有する押出機あるいはギヤーポンプ
で定量的に押出すことにより金属板上に被覆することが
できる。
【0031】(2) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとを、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダーなどにより混合した後、直接Tダイ
を有する押出機あるいはギヤーポンプで定量的に押し出
すことにより金属板上に被覆することもできる。
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとを、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダーなどにより混合した後、直接Tダイ
を有する押出機あるいはギヤーポンプで定量的に押し出
すことにより金属板上に被覆することもできる。
【0032】(3) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとからなる樹脂組成物を一旦フィルムにした後、
このフィルムと金属板と貼り合わせてもよい。
芳香族ポリカーボネートまたはポリエステルポリカーボ
ネートとからなる樹脂組成物を一旦フィルムにした後、
このフィルムと金属板と貼り合わせてもよい。
【0033】上記のような樹脂組成物を金属板に被覆す
るに際しては、押出機から溶融状態で押し出されて金属
板上に被覆された樹脂組成物は、急冷して樹脂組成物の
結晶化を防止することが好ましい。
るに際しては、押出機から溶融状態で押し出されて金属
板上に被覆された樹脂組成物は、急冷して樹脂組成物の
結晶化を防止することが好ましい。
【0034】このように被覆された樹脂組成物層の厚さ
は、通常5〜500μm、好ましくは10〜100μ
m、特に好ましくは20〜60μmである。本発明に係
る樹脂被覆金属板は、上記のように金属板と、この片面
または両面上に設けられた樹脂組成物とからなり、優れ
た耐衝撃性を有するとともに成形性特に絞りしごきおよ
び絞り成形性に優れ、成形時に被膜中にピンホールを生
じることなく均一加工される。また樹脂組成物は、金属
板との密着性にも優れており、成形時の加工追従性に優
れるため、外観に優れた缶が得られる。
は、通常5〜500μm、好ましくは10〜100μ
m、特に好ましくは20〜60μmである。本発明に係
る樹脂被覆金属板は、上記のように金属板と、この片面
または両面上に設けられた樹脂組成物とからなり、優れ
た耐衝撃性を有するとともに成形性特に絞りしごきおよ
び絞り成形性に優れ、成形時に被膜中にピンホールを生
じることなく均一加工される。また樹脂組成物は、金属
板との密着性にも優れており、成形時の加工追従性に優
れるため、外観に優れた缶が得られる。
【0035】本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶
は、このような樹脂被覆組成物金属板が絞りしごき加工
または絞り加工されてなる。絞りしごき缶(DI缶)ま
たは絞り缶(DRD缶)を製造する際には公知の各種方
法を特に限定することなく採用して、上記のような樹脂
被覆金属板を、絞りしごき成形または絞り成形すればよ
い。なお片面のみに樹脂被膜を有する金属板を用いると
きには、樹脂被膜が缶内面側になるように絞りしごき成
形または絞り成形する。最も一般的な方法としては、し
ごきポンチを用いて一段階もしくは数段階しごき加工す
る方法により製造することができる。
は、このような樹脂被覆組成物金属板が絞りしごき加工
または絞り加工されてなる。絞りしごき缶(DI缶)ま
たは絞り缶(DRD缶)を製造する際には公知の各種方
法を特に限定することなく採用して、上記のような樹脂
被覆金属板を、絞りしごき成形または絞り成形すればよ
い。なお片面のみに樹脂被膜を有する金属板を用いると
きには、樹脂被膜が缶内面側になるように絞りしごき成
形または絞り成形する。最も一般的な方法としては、し
ごきポンチを用いて一段階もしくは数段階しごき加工す
る方法により製造することができる。
【0036】たとえば、絞りしごき加工は、下記のよう
な条件下に行うことができる。 プランク径 …120〜150mm 絞り条件 …1段絞り比 H/D=20〜40/70〜95mmφ 2段絞り比 H/D=30〜60/50〜80mmφ 絞りしごき径…3段アイアニング 50〜80mmφ 総しごき率 …60〜80%
な条件下に行うことができる。 プランク径 …120〜150mm 絞り条件 …1段絞り比 H/D=20〜40/70〜95mmφ 2段絞り比 H/D=30〜60/50〜80mmφ 絞りしごき径…3段アイアニング 50〜80mmφ 総しごき率 …60〜80%
【0037】
【発明の効果】本発明に係る樹脂組成物被覆金属板は、
樹脂と金属板との密着性に優れており絞りしごき成形性
または絞り成形性に優れ、成形加工時の樹脂の追従性に
優れており、外観に優れた缶を形成しうる。
樹脂と金属板との密着性に優れており絞りしごき成形性
または絞り成形性に優れ、成形加工時の樹脂の追従性に
優れており、外観に優れた缶を形成しうる。
【0038】また本発明に係る絞りしごき缶または絞り
缶は、打缶、缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え得る優
れた耐衝撃性を有しており、製缶後、乾燥、印刷、焼き
付けなどの工程において加熱されても、優れた耐衝撃性
を保持している。
缶は、打缶、缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え得る優
れた耐衝撃性を有しており、製缶後、乾燥、印刷、焼き
付けなどの工程において加熱されても、優れた耐衝撃性
を保持している。
【0039】本発明に係る絞りしごき缶または絞り缶
は、ピンホールがなく、内容物の長期保存性に優れると
ともに内容物の香り、フレーバー性(保香性)などの保
持性にも優れている。
は、ピンホールがなく、内容物の長期保存性に優れると
ともに内容物の香り、フレーバー性(保香性)などの保
持性にも優れている。
【0040】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
【0041】
【実施例1〜5】表1に示す飽和ポリエステルと、ポリ
エステルカーボートとを、表1に示す量で押出機に供給
し、樹脂組成物を得た。
エステルカーボートとを、表1に示す量で押出機に供給
し、樹脂組成物を得た。
【0042】両面に片面あたり2.8g/m2のSnメ
ッキが施された鋼板(板厚み0.30mm、硬度T−1相
当)の片面上に、上記のようにして得られた樹脂組成物
を、押出Tダイを用いて30μm厚さで被覆して、樹脂
被覆鋼板を製造した。
ッキが施された鋼板(板厚み0.30mm、硬度T−1相
当)の片面上に、上記のようにして得られた樹脂組成物
を、押出Tダイを用いて30μm厚さで被覆して、樹脂
被覆鋼板を製造した。
【0043】このとき、Tダイでの樹脂溶解温度は26
5℃〜300℃であり、被覆時の鋼板温度は、150℃
〜200℃であった。またTダイで樹脂が被覆された鋼
板は、10秒以内に100℃以下まで急冷した。
5℃〜300℃であり、被覆時の鋼板温度は、150℃
〜200℃であった。またTダイで樹脂が被覆された鋼
板は、10秒以内に100℃以下まで急冷した。
【0044】得られた樹脂組成物のTg(ガラス転移温
度)、Tm(融点)、Tc(低温結晶化温度)の測定結
果を表1に示す。なおTg、Tm、Tcは、示差熱分析
計(Perkin Elmer-7型)を用いて、昇温速度10℃/分
で測定した。
度)、Tm(融点)、Tc(低温結晶化温度)の測定結
果を表1に示す。なおTg、Tm、Tcは、示差熱分析
計(Perkin Elmer-7型)を用いて、昇温速度10℃/分
で測定した。
【0045】
【表1】
【0046】(表中、*1 J125;三井ペット樹脂
(株)製 結晶性ポリエステル *2 共重合PET−1…コポリエステル(イソフタル
酸構成単位を10モル%含有、三井ペット樹脂(株)
製) *3 共重合PET−2…コポリエステル(シクロヘキ
サンジメタノール構成単位を30モル%含有、三井ペッ
ト樹脂(株)製) *4 ポリエステルカーボネート…日本ジーイープラス
チック(株)製Tg:122℃) このようにして得られた常温の樹脂被覆鋼板について、
被膜の密着性試験を行った。
(株)製 結晶性ポリエステル *2 共重合PET−1…コポリエステル(イソフタル
酸構成単位を10モル%含有、三井ペット樹脂(株)
製) *3 共重合PET−2…コポリエステル(シクロヘキ
サンジメタノール構成単位を30モル%含有、三井ペッ
ト樹脂(株)製) *4 ポリエステルカーボネート…日本ジーイープラス
チック(株)製Tg:122℃) このようにして得られた常温の樹脂被覆鋼板について、
被膜の密着性試験を行った。
【0047】<樹脂組成物被膜の密着性試験>常温の樹
脂被覆鋼板を、クエン酸1.5重量%、食塩1.5重量
%水溶液(UCC液)に24時間浸した後、フィルムの
はがれた長さを測定し、その長さ(mm)で評価した。
脂被覆鋼板を、クエン酸1.5重量%、食塩1.5重量
%水溶液(UCC液)に24時間浸した後、フィルムの
はがれた長さを測定し、その長さ(mm)で評価した。
【0048】0.0mmを◎とし、0.0〜0.5を○と
し、0.5〜2.0を△とし、2.0〜を×とした。密
着性試験の結果を表2に示す。
し、0.5〜2.0を△とし、2.0〜を×とした。密
着性試験の結果を表2に示す。
【0049】上記のようにして得られた常温の樹脂被覆
鋼板を、缶内面が樹脂被覆面となるようにして下記のよ
うな成形条件で、絞りしごき加工を行って絞りしごき缶
(DI缶)を製造した。
鋼板を、缶内面が樹脂被覆面となるようにして下記のよ
うな成形条件で、絞りしごき加工を行って絞りしごき缶
(DI缶)を製造した。
【0050】<成形条件> 1.絞りしごき加工直前の樹脂温度:常温 2.プランク径:137mm 3.絞り条件:1段絞り比 H/D=33/86mmφ 2段絞り比 H/D=50/65mmφ 4.しごきポンチ径:3段アイアニング65.5mmφ 5.総しごき率:70.5% <缶内面(樹脂被覆面)の硫酸銅試験>このようにして
得られたDI缶について、缶内面(樹脂被覆面)の健全
性を評価するために、以下のような硫酸銅試験を行っ
た。
得られたDI缶について、缶内面(樹脂被覆面)の健全
性を評価するために、以下のような硫酸銅試験を行っ
た。
【0051】缶の中に硫酸20g/リットル、硫酸銅
(CuSO4・7H2O)50g/リットルを含むCuの
化学メッキ液を入れて10分間放置し、液を除去、水洗
した後、析出したCuを観察した。
(CuSO4・7H2O)50g/リットルを含むCuの
化学メッキ液を入れて10分間放置し、液を除去、水洗
した後、析出したCuを観察した。
【0052】缶内面の樹脂層に欠如(ピンホール)があ
れば、欠如部から鉄が溶出して、Cuが置換メッキされ
る。硫酸銅試験の結果を表2に示す。
れば、欠如部から鉄が溶出して、Cuが置換メッキされ
る。硫酸銅試験の結果を表2に示す。
【0053】<樹脂組成物被膜の耐衝撃性の評価>製缶
後に、乾燥、印刷、焼き付け工程などにより缶が加熱さ
れる状態を想定して、以下のように樹脂組成物被覆鋼板
を加熱した後、衝撃後電流試験を行った。
後に、乾燥、印刷、焼き付け工程などにより缶が加熱さ
れる状態を想定して、以下のように樹脂組成物被覆鋼板
を加熱した後、衝撃後電流試験を行った。
【0054】製缶後に、乾燥、印刷、焼き付け工程など
により缶が加熱される状態を想定して、以下のように樹
脂被覆鋼板を加熱した後、衝撃後電流試験を行った。樹
脂被覆鋼板を210℃、10分のオーブンで加熱した
後、常温まで冷却し、樹脂組成物を被覆していない鋼板
側から30cmの高さから0.5kgの鉄球を落とした。凸
状に膨らんだ側が上面となるように鋼板を底面にして、
鋼板の端に柔らかいゴム状の樹脂で壁を形成した後、凸
状に膨らんだ側に1.0%食塩水を入れ、鋼板を陽極と
し、膨らみの近くに設置した白金を陰極として+6Vの
電圧をかけたときに流れる電流値(mA)を測定した。
により缶が加熱される状態を想定して、以下のように樹
脂被覆鋼板を加熱した後、衝撃後電流試験を行った。樹
脂被覆鋼板を210℃、10分のオーブンで加熱した
後、常温まで冷却し、樹脂組成物を被覆していない鋼板
側から30cmの高さから0.5kgの鉄球を落とした。凸
状に膨らんだ側が上面となるように鋼板を底面にして、
鋼板の端に柔らかいゴム状の樹脂で壁を形成した後、凸
状に膨らんだ側に1.0%食塩水を入れ、鋼板を陽極と
し、膨らみの近くに設置した白金を陰極として+6Vの
電圧をかけたときに流れる電流値(mA)を測定した。
【0055】衝撃後電流試験の結果を表2に示す。
【0056】
【比較例1】実施例1において、樹脂組成物に代えて、
結晶性ポリエステルJ125を用いた以外は、実施例1
と同様にして樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造
した。
結晶性ポリエステルJ125を用いた以外は、実施例1
と同様にして樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造
した。
【0057】実施例と同様の試験を行った。結果を表2
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
【0058】
【比較例2】実施例2において、樹脂組成物に代えて、
共重合PET−1を用いた以外は、実施例2と同様にし
て樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造した。
共重合PET−1を用いた以外は、実施例2と同様にし
て樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造した。
【0059】実施例と同様の試験を行った。結果を表2
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
【0060】
【比較例3】実施例3において、樹脂組成物に代えて、
共重合PET−2を用いた以外は、実施例3と同様にし
て樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造した。
共重合PET−2を用いた以外は、実施例3と同様にし
て樹脂被覆鋼板およびこれからなる缶を製造した。
【0061】実施例と同様の試験を行った。結果を表2
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
に示す。原料としての飽和ポリエステルの固有粘度およ
びTg、Tm、Tcの測定結果を表1に示す。
【0062】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 69/00 LPR C08L 69/00 LPR
Claims (4)
- 【請求項1】金属板と、 該金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物被膜
とからなり、 この樹脂組成物被膜は、[A]飽和ポリエステル50〜
98重量部、および[B]芳香族ポリカーボネートまた
はポリエステルカーボネート2〜50重量部からなるこ
とを特徴とする樹脂被覆金属板。 - 【請求項2】金属板が、鋼板あるはアルミニウム板であ
ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆金属板。 - 【請求項3】前記ポリエステルカーボネートは、ジヒド
ロキシ化合物と、ホスゲンあるいは炭酸ジエステル化合
物と、ジカルボン酸化合物とから誘導される構成単位か
らなり、 ジカルボン酸成分として脂肪族ジカルボン酸から誘導さ
れる構成単位を2〜40モル%の量で含有していること
を特徴とする請求項1または2に記載の樹脂被覆金属
板。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆
金属板を、樹脂組成物被膜面が缶内面側になるように絞
りしごき成形または絞り成形してなる絞りしごき缶また
は絞り缶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7136936A JPH08323922A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 樹脂被覆金属板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7136936A JPH08323922A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 樹脂被覆金属板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323922A true JPH08323922A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15187012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7136936A Pending JPH08323922A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 樹脂被覆金属板、およびこれからなる絞りしごき缶または絞り缶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08323922A (ja) |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP7136936A patent/JPH08323922A/ja active Pending
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