JPH08324176A - ワンタッチ式マーカーホルダー - Google Patents
ワンタッチ式マーカーホルダーInfo
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Landscapes
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Abstract
プの着脱の煩わしさを解消し、動作の簡素化及び事務能
率の向上を計る。 【構成】 キャップ着脱に対応する操作を片手で行える
ようにすることにより課題の解決を計り、回転式のふた
またはキャップを具備したホルダーにマーカーを取付け
て使用する。このホルダーが本発明の対象となるもの
で、ノック式にして外力でホルダー内のマーカーを移動
させてふたを押し開きペン先を外に出す方式と、回転式
のキャップに直接力を加えこの回転によりキャップの着
脱を果たす2方式を呈示する。更に前者に関してはふた
を押し開くときにペン先がふたに直接触れぬようにする
ために、ふたとペン先の間に中空の筒を介在させる機構
と、ふたの裏面とマーカーの側部に突起を設けこれらの
接触によりふたを押し開く機構の2つがある。
Description
筆記用具に関する。そのうちでもインクを使用し、イン
ク溜より繊維束あるいは多孔性樹脂の毛管現象によりイ
ンクを導出し、該繊維束等の先端を成型加工して筆記尖
端たるペン先として使用する筆記用具に関する。この種
の器具には同じ構造、原理の物であってもメーカー、用
途等により、マーカー、マジックインキ、フェルトペ
ン、サインペン等の複数の名称が慣用されている。本明
細書ではこれらを一括しマーカーとして引用する。毛筆
あるいはこれに類するものであっても、筆記尖端となる
毛先に墨またはインクを供給する溜を具備しかつ該毛先
に相当する部分の大きさが上記各筆記具と同程度の器具
の場合にはこれもマーカーに属するものとする。
ンクのものがあるが、一般にインクは揮発性で、万年筆
と同様ペン先を露出して放置すると、そこからインクが
蒸発し乾いてしまうので、これを防止するために非使用
時にはペン先にキャップを被せこれを外気から遮断して
密封状態に置くことを必要とする。図1にマーカーの1
例の、キャップを外した状態で水平に寝かせた位置にお
ける外観図を示す。左側が立面図、右側がこれをペン先
側より見た側面図である。図2は図1のマーカーの中心
軸を含む面における断面図であるが、本発明の課題はマ
ーカーの内部構造に拘わるものではないので、外形を表
す輪郭線のみ記載する。図中マーカーキャップは点線で
示す。製品によって、マーカーキャップはマーカー胴部
14に被さる大形のもの15と、ペン先11だけを覆う
小形のもの16がある。マーカーは製品により大きさ、
形状に差異が生じるが本明細書では図1及び図2に示す
形状のものをマーカーの基本形として表示し、断面図に
おいても後述するマーカー自身が請求項の対象となる1
例を除いて平行斜線を引かずに輪郭線のみを記載する。
また以下器具に関してマーカーのペン先の向く方向を前
方、反対側を後方と称することにする。
ての、キャップの着脱はかなり面倒なものである。その
最も大きな理由は着脱に両手を要することである。特に
ホワイトボードに使用するときに支障が大きい。他の筆
記用具でも使用時と非使用時の用具の状態の切り替えの
簡便化が課題となっているが、多くは解決法が見出ださ
れており、ボールペン、シャープペンではノック式の機
構により片手でワンタッチでペン先あるいは芯の出し入
れが可能になっているものが普及している。万年筆でも
片手で操作可能なノック式のものが市販されているが
(パイロット社製)、これに関しては器具の性質上両手
でキャップを着脱する煩わしさが強く意識されていない
せいかあまり普及してはいない。本発明はマーカーのキ
ャップの着脱の煩わしさを解消すべく、使用時と非使用
時の切り替えを片手の動作で可能にする新規の方式を呈
示するものである。
の中に収納することができるマーカーホルダーを構成
し、そのホルダーにキャップの着脱に相当する機能を設
ける。収納はマーカー全体がホルダーの中に入ってしま
う場合のみを意味するではなく一部のみの場合もある。
市販されてるマーカーのほとんど総てはインクが切れた
ら使捨てにするので、マーカー本体に新たな構造上の造
作を付加するとコストの上で製品として不利であると判
断されるからである。しかしながら、本発明はこのホル
ダーを主たる対象とするものであるが、ホルダーないし
はこれと同一の機能をマーカーに具備して一体となし独
立した製品としても、機能面では同一の効果を期待でき
ホルダーの型式によっては廉価に製作できるものもある
ので、特許請求の範囲の欄における請求項の中に該機能
を具備したマーカーそのものを対象とする項目も設け
る。そもそもキャップの着脱が面倒なのは、その動作が
キャップのマーカー本体に対する並進移動に困ってお
り、着脱の都度キャップがマーカーから離れるためであ
る。そこで本発明ではキャップあるいはこれに相当する
ものの動きを回転移動に代える。その結果、キャップは
ペン先から外された状態であってもマーカー本体から離
脱させる必要がなく、次にペン先に再び被せるときの操
作が簡素化できる。更にこのキャップの着脱に伴う移動
を行うための外力即ち片手で器具に加える力を、器具の
長さ方向の並進方向の力に因るか、あるいはキャップに
直接回転する力を加えるかの2方式を呈示する。特許請
求の範囲の欄における「請求項1」及び「請求項2」に
係る器具は前者の方式に拠り、「請求求項3」は後者に
拠り、「請求求項4」及び「請求項5」は前3項を改良
あるいは補足するものである。
用時の切り替えを行う方式について述べる。この種の方
式として既にボールペン等の他の筆記用具に慣用されて
いる周知のものはノック式であるが、本発明においても
この動作機構を利用する。並進方向の外力によりペン先
を器具の外に押し出して突出露出させ使用時の状態にさ
せるものである。図3に、この動作機構を具現する最も
簡明なノック式マーカーホルダーの構造及び作用の様態
を表す断面図を示す。これは他の筆記用具の周知の機構
から容易に類推されるものである。この器具自体は本発
明の対家ではないが、本発明の原型となるもので、本発
明はこれを改良したものである。図3の上図は非使用時
の様態を表し、先が多少細くなってホルダー先端口21
として開放されている円筒状のホルダー2にマーカー1
がキャップを外した状態で収められている。器具の外観
は回転体であり、図は回転体の中心軸を含む面における
断面図で、図中の開閉ふた回転軸23の方向を視方向と
している。ホルダー先端口21のすぐ後方には、その一
部がペン先出入口25として開口している隔壁を構成す
る隔壁基板24がある。ペン先出入口25には開閉ふた
22が設けられ、該ふたは開閉ふた回転軸23の回りに
回転し、ねじりバネなどが取り付けられる等して外力が
加わらず放置されているときには閉じた状態にある。開
閉ふたが閉じているときはマーカーのペン先11は密封
状態にある。開閉ふた22が通常のマーカーのキャップ
に相当する役割を果たす。ホルダーの隔壁基盤24より
前方の部分は開閉ふた22がむき出しになるのを防ぎ外
観と筆記性能の向上に寄与してはいるが、効果は相対的
であり存在しなくても一応の機能は果たせる。隔壁基板
24とマーカー1の間には主コイルバネ26があって、
上図の状態で自然長よりわずかに圧縮された状態にあ
り、マーカーが前方に移動すると更に圧縮される。マー
カーの後方にスライド回転子27、溝付固定子28、ノ
ブ30が一団として連なった状態にある。これらはノッ
ク式ボールペンでよく用いられる機構を構成するもの
で、スライド回転子の突起が溝付固定子に刻まれた長短
2通りのものが交互に環状に配置されたの何本かの平行
な溝を並進移動しながらノブを押すごとに隣の溝に移る
構造になっており、ノブを一度押すとマーカーが前方に
押し出された状態で止まり、次に押すと元の位置に戻
り、以下これを繰り返す動作のためのものである。この
機構を以下本明細書ではダブルノック式として引用する
が、周知の機構であるので図も省略して記載してありこ
れ以上詳述しない。以下図3の中図から下図にかけて、
ノブ30を押しマーカー1を左方に押し出す時の様子を
示す。マーカーのペン先11によって開閉ふた22が押
し開かれ、ペン先はペン先出入口25を突き抜けてホル
ダー2の外に達し、下図の使用時の状態に至る。次にノ
ブ30を押すと上述のダブルノック式機構と圧縮された
主コイルバネ26の復元力との作用によって上図の状態
に戻る。
ボールペンの芯に置き換え、開閉ふた22及び隔壁基板
24を取り去ると市販されているダブルノック式のボー
ルペンと同じである。またマーカー1をインクカートリ
ッジを伴った万年筆用のペン先に置き換えると、市販さ
れているノック式の万年筆と重なる。この万年筆の場合
は形状もマーカーのように中心軸をもつ回転体ではな
く、開閉ふたの位置も回転の様子も異なるが、開閉ふた
を設けてこれをペン先で押し開く点で原理的には図3の
器具と同一である。しかしながら、図3の構造では一応
曲がりなりにノック式のマーカーを可能にするが、万年
筆やボールペンと異なり、マーカーのペン先は剛直では
ないので、これを用いて開閉ふた22を押し開くと、こ
の際にかかる力によってペン先が傷み更に開閉ふたに付
着したインクにより器具やペン先が汚れ筆記性能に大き
な支障を米す。この事由を鑑み、本発明では図3の構造
を基本とするものの、ペン先11が開閉ふた22に接触
することなく、ノブ30を押しマーカーを並進移動させ
る力によって開閉ふたを押し開き、ペン先を外に押し出
す新規の方法を呈示する。
呈示する。特許請求の範囲における「請求項1」に係る
ものと「請求項2」に係るものである。まず「請求項
1」に係るものについて述べる。図4にその構造及び作
用の様態を表す断面図を示す器具は、図3のものと比較
して中押筒40と補助バネ41が設けられている点が異
なっている。更に図3では主コイルバネ26がマーカー
1と隔壁基板24の間に介在したが、図4ではマーカー
1と中押筒40の間に位置し、両者間の相対的な位置関
係即ち距離によって伸縮する。主コイルバネ26は、補
助バネ41や開閉ふた22を閉じる力と比較して十分に
強いバネ、即ち大きなバネ定数を持つバネでなければな
らない。補助バネ41は隔壁基板24と中押筒40の間
に介在している。図4では、その中図と下図において図
3と同一となる部分は省略してある。同様の図の省略は
本出願の図面において適宜行う。
5の左図は典型的な形状でじょうごあるいはろうと形を
している。径が細くなっている側の出入口挿入部44が
ペン先出入口25の中に入るようにホルダー内では設置
され、径が大きい側の位置制御部45がホルダー内にお
けるこの部品の位置を定め、ホルダー内を筒の長さ方向
に沿って並進移動できるようにしている。また出入口挿
入部44の内径はペン先11及びペン先支持軸12の外
径より大きくなければならない。図5の右図は左図と同
一の機能を果たす別の一形状であり、「実施例」の項で
再度言及する。
及び作用の様態を表す断面図を示す。図3のものとの相
異は、開閉ふた22の裏側即ち非使用時にペン先の側に
向いている面の側に裏面突起42、またマーカー1のペ
ン先支持軸12に側部突起43が設けられている点であ
る。図中これらは断面図の切断面上にないので点線で表
している。裏面突起42は開閉ふた22に直結しており
回転の動きを共にする。裏面突起42と側部突起43
は、マーカーの押し出しに伴い、マーカー1がある程度
前進したら互いに接触を開始し、以降開閉ふた22の回
転を妨げることなく、ペン先が外部に露出した使用時の
状態になるまで常に接触している状態にあるようにそれ
ぞれの位置及び形状が定められなければならない。
2、図8に側部突起43を設けたマーカーの外観図を示
す。共に左下図を立面図とした位置に対して、右図が左
方から見たときの側面図、上図が平面図である。ホルダ
ー内では2つの裏面突起42の間にペン先11が開閉ふ
た22に接触しないように位置する関係になる。
れに直接外力を加えて非使用時と使用時の切り替えをす
る方式について述べる。「請求項3」に係る器具であ
る。図9にその構造及び作用の様態を表す断面図を示す
器具は、その最も簡単なもので、キャップ回転軸51の
まわりに回転する回転キャップ50を設けたホルダーで
ある。回転キャップはペン先11に接触することなく回
転し、非使用時の閉じた状態から最大限に回転した状態
即ち回転し切った使用時の状態では、回転キャップ50
のすべての部分がペン先より後方になければならない。
また回転キャップは非使用時と使用時の両状態のそれぞ
れの位置で固定可能でなければならない。固定の手段は
問わない。図9では非使用時にキャップを固定するため
にキャップを受けるキャップ中受口52、回転キャップ
50をペン先より外した使用時に固定するためキャップ
止ツメ53が設けられている。
ネ55を設けた器具の断面図を示す。該バネはコイルバ
ネで、バネの両端の一端は回転キャップ側に、他の一端
はキャップ回転軸51以外のホルダーの本体側に、回転
キャップ50の回転に伴い該2端の間の距離が回転の途
中の段階で最も大きくなるように取り付けられている。
図11に図10に示す器具の上図に相当する状態におけ
る外観図を示す。図7や図8と同様、左下が立面図、右
図が側面図、上図が平面図である。
用の様態を示す。図3の場合と同じく非使用時の状態を
示すのが上図、この状態からノブ30を押してマーカー
1を前方に押し出し、ペン先がホルダーの外に出た使用
時の状態を示すのが下図、中図はその中間の状態を示
す。マーカー1の前方への移動に伴い中押筒40も前方
に移動し、これに伴い補助バネ41が縮み同時に中押筒
40の出入口挿入部44の先端が開閉ふた22に接触し
てこれを押し開く。この間、マーカー1と中押筒40の
間の主コイルバネ26は強いバネであるので圧縮される
ことなく両者の距離をほぼ一定に保ったまま共に平行移
動し、ペン先11が開閉ふた22に接触することはな
い。開閉ふた22が開いた状態では中押筒40の位置制
御部45が隔壁基板24に接触し、これにつかえてそれ
以上前方に移動できなくなる。あるいは補助バネ41が
極限まで圧縮されてそれ以上縮まなくなり中押筒40の
移動が抑止される。この状態から更にノブ30に力を加
え続けると、次に主コイルバネ26が縮み始めてマーカ
ー1が更に前方に移動し、ペン先11が中押筒40の中
をくぐり抜けてホルダーの外に露出し使用時の状態にな
る。ノブを押し切ったところで前述のダブルノック式の
機構が働き、マーカーを一時的にその位置に固定する。
次に再度ノブを押すとダブルノック式の機構と主コイル
バネ26及び補助バネ41の復元力により図4の上図の
状態に戻る。
作用の様態を示す。図6の上中下の3図の関係は図4の
場合と同じである。上図の位置からノブ30に力を加え
ていくと、マーカー1が前方に移動し主コイルバネ26
が圧縮されていく。図6の器具では主コイルバネの様態
及び作用は図3の場合と同じである。これに伴いマーカ
ー1に設けられた側部突起43が開閉ふた22の裏面突
起42に接触し、以下この接触を保ったまま力が開閉ふ
た22に伝えられてこれが押し開かれ、マーカー1も前
方への移動を続けて下図の状態に至る。この間ペン先は
開閉ふた22と2つの裏面突起42の間の空間に入り込
んで開閉ふた22と直接接触することはない。裏面突起
42の突出度により適用可能なマーカーのペン先11の
大きさが決まる。作用を安定化する観点から両突起はペ
ン先をはさんで両側に対称に2組ある場合を例示してい
るが、1組でも可能である。移動の過程でマーカーが器
具の中心軸の回りに回転しないように各部の形状等を配
慮する必要がある。図6の下図の状態でノブ30を押す
とダブルノック式の機構に基づき主コイルバネ26の復
元力により上図の状態に戻る。
係る器具の作用の様態を示す。該両図の各における上中
下の3図の関係は図4や図6の場合と同じである。これ
らの器具ではマーカー1はホルダー内に固定されてお
り、非使用時と使用時の切り替えに伴い移動することは
ない。図4及び図6におけるホルダー先端口21がペン
先出入口25に重なって一つになった構造に相当し、ペ
ン先11は常時このペン先出入口25より突き出てお
り、非使用時にはこれに回転キャップ50が被さりペン
先を密封する状態になっている。キャップ上端部54に
親指をかけて力を加え他の指でホルダー2あるいはマー
カー胴部14を握って支え、回転キャップ50を回転さ
せてペン先を露出させるだけの簡単な機構である。この
操作は片手で行うことができる。筆記用具には類似の操
作をするものが見当たらないが、他の小形の携帯具では
喫煙具であるライターのふたをあける動作に似ている。
この動作をマーカーの使用に導入し操作の簡便化を計る
のが「請求項3」に係る器具における主眼とするところ
である。回転式であるので、ペン先を露出させた使用時
にもキャップが器具から離脱することがない。図9の器
具では非使用時にはキャップ中受口52に回転キャップ
50がはまる状態になって固定され、使用時にはキャッ
プ止ツメ53が回転キャップ50を開き切った状態で固
定する。図10の器具では回転キャップ50とホルダー
本体の間に回転制御バネ55を設ける。該バネのホルダ
ー本体側の端が図のように回転中心たるキャップ回転軸
51から多少離れているので、回転キャップの回転角度
によってバネ長さが変化して、上図と下図の状態で短く
なり、中図の位置のあたりで引き伸ばされる。上図と下
図の位置でバネを自然長より多少引き伸ばした状態にし
ておけば、これらの位置で回転キャップ50の状態が安
定化され、使用に十分な程度に固定される。即ち回転の
途中で手を離すと、回転角が小さいと回転キャップ50
は閉じた状態に戻り、ある角度を越えると更に回転して
開き切った状態になる。図10では図9のキャップ止ツ
メ53はなく、またキャップ中受口52はなくてもよ
い。キャップを取り去って使用する通常のマーカーの情
況と異なり、図9及び図10の器具では、回転キャップ
50をホルダー2に着けたまま使用することになり、こ
の部分が出っ張りになって多少筆記動作の妨げになる懸
念はあるが、もともとマーカーは太く大きな字を書く用
途向けで、繊細で細かな宇を書く場合が少ないので実用
上は支障がないといえる。デザインの工夫により回転キ
ャップの形状や大きさを更に調整し、書きやすさの向上
を計ることは可能である。
い更に詳述する。「請求項1」に係る図4に示す器具は
中押筒40を設けることを大きな特徴とする。前述のご
とくこの2例の見取り図を図5に示す。左図はその作用
の様態が分かり易い典型的な形状であるが、円筒状の出
入口挿入部44の外径はペン先出入口25の径より小さ
く、円すい台状の位置制御部45の底面の周辺部に相当
するすその端の外径はホルダー内径よりわずかに小さく
する必要がある。出入口挿入部44の長さは、これに対
応する距離分の移動によって開閉ふた22を押し開くの
でこの観点から規定される。中押筒40はホルダー内を
ホルダーの長さ方向即ち中心軸方向に平行に移動しその
機能を果たす。図5の右図は中押筒40の別の1例で、
位置制御部45を3本足の骨格のみにして簡素化してい
る。これでもこれらの3本足の先端をホルダー内壁に接
触させることにより、平行移動が可能である。また出入
口挿入部44の先端を斜めにしてあるが、これはマーカ
ーを押し出すときに最初に接触する突き出ている側を開
閉ふた回転軸23から遠い位置に置くことにより、開閉
ふた22を押し開き始めるときの抵抗を少なくするため
のものである。このときは移動の過程でホルダーの中心
軸の回りに中押筒40が無制御に回転してしまうと不都
合であるので、ホルダーの長さ方向に前記3本足のため
の溝を設けるとか、ペン先出入口25及び出入口挿入部
44の中心軸に垂直な断面の形状を円以外のものにする
とよい。
40をわずかでも開閉ふた22から引き離して、開閉ふ
た22が隔壁基板24に密着して閉じるのに支障をあた
えないことである。中押筒が開閉ふたを押し開くのに必
要な距離だけの比較的小さな伸縮の変化幅をもてばよい
ので、コイルバネでなく板バネのようなものでもよい。
乾電池をケース内に電極を兼ねて支えるときに用いるよ
うな板バネを、バネの力を弱くして隔壁基板24の後方
側の端の面上に設けるのである。板バネのときは対称性
から複数設けた方が動作が安定する。開閉ふた22を閉
じる力が十分に大きければそれのみでもマーカーを後方
に押し戻す事ができ、非使用時の密着状態を得るのに支
障はないが、ダブルノック式の機構を安定した状態で機
能させるには、マーカーおよびこれと連なるスライド回
転子27及びノブ30が常時後方に向く力を受けている
方がよいので、この点からは補助バネ41が必要にな
る。補助バネがないと非使用時にマーカー等の位置に遊
びが生じホルダーを動かすとこれらが内部でずれて移動
し不安定になる。しかし本発明が目的とするマーカーの
使用時と非使用時の切替えは補助バネ41無しでも一応
達成でき、これによる器具の性能向上は相対的な効果で
あるので、補助バネ41は発明構成の必須の要件では無
い。
を示す。この機構もボールペン等に利用される周知のも
のである。ペン先を出すときにはノブ30を押すが、戻
すときはボッチ60を押す。ダブルノック式に代えてこ
の機構を利用してもよい。上図が非使用時、下図が使用
時のものでそれぞれ図3の上図、下図に対応するが、図
は右側のみ記載している。左側は図4のものと同一であ
るので省略している。図中切断面上にない部位は点線で
表している。この場合ノブ30は中空円筒で、円筒の側
壁の一部が欠落しておりそこを貫いてコの字型バネ61
が設置されている。その一端に押止ツメ62があり、ノ
ブを押していくとこのツメがノブの円筒の壁面に設けら
れているツメ止穴63に落込み引っ掛かってマーカーが
戻るのを妨げ、使用時の状態が維持できる。ボッチ60
を押すと押止ツメ62が下がってツメ止穴63より外れ
主コイルバネ26の復元力により上図の状態に戻る。
図13の断面図で示す。左図は標準的なもので開閉ふた
22は平板状で開閉ふた回転軸23の回りに回転するよ
うになっており、更にねじりバネ64を開閉ふた22と
隔壁基板24の間に架橋することにより、外力のない状
態では閉じるようになっている。開閉ふたの回転角が小
さい範囲で使用できる場合には後述する図10に係る器
具の回転キャップ50を制御する機構も利用できる。ペ
ン先出入口25の周辺の隔壁基板の部位で開閉ふた22
と接触する箇所には、閉鎖時の密封性を高めるためにパ
ッキング65が介在する。パッキングの装着は隔壁基板
側でも開閉ふた側でもあるいは両方でもよい。両者の材
質や接触面の加工精度によっては無くても実用上十分な
効果をもつものも製作可能である。このパッキング材と
して通常天然あるいは合成のゴムを素材としたものが考
えられるが、磁性ゴムを利用すると特に効果が大きく、
本出願では「請求項1」及び「請求項2」及び「請求項
3」の各器具において、これらの非使用時の密封性を高
めるために「請求項1及び「請求項2」の開閉ふた2
2、「請求項3」の回転キャップ50に磁性ゴムを使用
した器具を特許請求の範囲の欄における請求項の一つと
する。磁性ゴムあるいはこれを軟ゴムで被覆したものを
パッキング材として用いるのである。磁性ゴムの代表的
な利用例としては冷蔵庫の扉の周囲への使用がある。磁
性粒子をゴムの樹脂基盤に混入させたもので形状を自由
に制御でき本発明の器具に使用する薄く小さなものも成
型可能である。磁性ゴムの使用により開閉ふた22を隔
壁基板24に押し付ける力が均質になり閉じたときの密
封性を極めて高くすることが可能になる。密封性を高め
る以外に、開閉ふた22を押し開く際の開き始めに必要
とする力を大きくし後はこれを緩和するので、作用の円
滑化にも寄与する。当然のことながら磁性ゴムを利用す
るときは一方の材質は鉄板等の磁性体である。両方に極
性が異なり互いに引き合う磁性ゴムを用いてもよい。加
工上の問題から開閉ふた22あるいは隔壁基板24全体
に磁性ゴムを使用しても支障はない。ただし開閉ふた2
2は中押筒40がこれに接触し滑りながら押し開くの
で、接触する部分の表面は滑りやすくする配慮が必要で
ある。図13の中図は開閉ふた22に角度をもたせ斜め
の位置から開閉させるようにしたもので小さな回転角度
で機能させる事ができる。右図は開閉ふた22を半球状
にしたもので非使用時のペン先11や中押筒40の位置
をより前方におくことができマーカーの並進距離を短く
することができる。また開閉ふたを開閉させるのに必ず
しも回転のための軸受けを構成してねじりバネを架橋す
る必要はない。プラスチック素材でポリプロピレン、ポ
リエチレン等折り曲げを繰り返しても破断せず一定の復
元力を持つものがあるのでこのようなものを利用すれば
安価に製造できる。一方これらの例は開閉ふたが総て単
数であるが、2つの扉を構成するいわゆる観音開きの形
にしてもよい。但しこの場合には閉じたときに扉と扉の
間の接触面ができるが、この部分の密封性が多少劣る恐
れがある。図6に係る器具の場合も開閉ふた周辺の構造
は裏面突起42の存在を除けば図4の器具に準ずる。図
13の各図の構成に適当な裏面突起を付加すれば図6に
係る器具にも利用可能である。図13の右図の構造は、
図4の器具の場合くぼみの程度によっては開閉ふたの回
転の途中で中押筒に引っ掛かってしまう恐れがあり適用
が限られるが、図6の器具では適用可能なマーカーのペ
ン先を大きくできる利点がある。
定する第1の要所は前述の開閉ふた22と隔壁基板24
の接触面であるが、他にホルダー内部と外気が通ずるお
それのある箇所としては、ノック式機構を可能にするノ
ブ30とホルダー2の外容器との間のスライド面、マー
カーの着脱に際して図3及び図4の器具ではホルダー前
部31とホルダー後部32を分離するようになっている
が、その接合部分たるホルダー接合部33がある。これ
らに関する方策の1つとしては、ホルダーの寸法が適切
で内壁の加工精度が高くマーカー胴部14がホルダーの
内壁に密着していれば、この間を経ての気体の流通を押
さえることで同時に解決することができる。しかしなが
らマーカーはホルダーに対してスライドするので固着さ
せるわけにはいかず限界がある。そこで気密性を更に高
めるには前述の2箇所を個別に処置する事になるが、ま
ずホルダー接合部33に関してはネジ込式等気密性を高
める手段は多くあり全く問題がない。ノブ30の処置は
寸法及び加工の精度を上げて対応するホルダーの外容器
とのスライド接触面を密にしすき間のないようにする。
これに加えて、ノブの前端の径を少し大きくして出っぱ
らし、ノブが非使用時の位置にあるときにホルダーの外
容器とノブの対面する接触面ができるようにしてここに
適切なパッキングを設ければ気密性はほぼ完全なものに
なる。
ン先支持軸12の外径7mm、マーカー胴部14の外径
18mmのマーカーを考えると、これに対応してホルダ
ー側は、中押筒40を金属製の薄手のものにして、ペン
先出入口25の径8mm、開閉ふた22を径10mmの
円盤に取ることができる。このとき使用時にペン先がホ
ルダー先端口21の外に出るためには、ホルダー先端口
から隔壁基板24までの距離を開閉ふたの径と同じく1
0mm、該基板の厚さを1mm、該基板から非使用時に
おけるペン先までの距離1mmとして、マーカー移動距
離17mmとなる。これを可能にするペン先支持軸12
の長さ12mm、中間くびれ13の長さ10mm、主コ
イルバネは自然長20mm余り圧縮時約10mm、ホル
ダーの外径は肉厚1mmとして20mmとなる。このよ
うな寸法のマーカーは多少首長の感じを与え必ずしも標
準的な製品ではないが一応市販されているものの範囲に
収まる。マーカーとしての筆記性能が妨げられることも
ない。ホルダーに合わせて独自の寸法規格のマーカーを
製品とすることも可能である。更に製品としてのホルダ
ーが定着すれば、その中に収納するマーカーは必ずしも
独立した筆記器具として使用する必要がなくなり、万年
筆のカートリッジやボールペンの替えしんに対応するも
のを製品化することも可能である。ホルダーも上記寸法
で実用に支障がない。上記寸法に該当するコイルバネを
用意することも十分可能である。図4では主コイルバネ
26の一端を中間くびれ13とマーカー胴部14の境目
にしているが、ホルダー径を多少大きくすれば主コイル
バネの一端をマーカー胴部の更に後方とすることがで
き、そのときには主コイルバネや中間くびれの長さに対
する条件は大きく緩和される。
ついて述べる。この器具では開閉ふた22の回転角が図
3や図4の器具に比較して大きくなるため、この動きの
邪魔にならぬようにホルダー先端口21の形状を多少考
慮する必要があり、該先端口の図6における形状は図3
及び図4のものと多少異なっている。図14に図6に相
応するホルダー全体の見取図を2例示す。図3及び図4
の器具ではホルダー全体の外観は単純な回転体である
が、図6に係る器具ではホルダー先端口の形状が円でな
くなり、図14の左図のようにホルダー全体か右図のよ
うに先端口の周囲のみ回転体より離れた形状をとる。い
ずれの場合も筆記動作の妨げにならない程度にとどめる
ことは可能である。ホルダーの外径を大きくしてホルダ
ー先端口21と隔壁基板24の間の空間を大きくとれ
ば、図3及び図4の場合と同じく回転体のままでも設計
可能である。他に裏面突起42が図7のように細長の板
状の場合にこれを金属板等弾性のある材質にし、開閉ふ
た22が図4の下図程度回転した後は裏面突起42が弾
性変形してペン先11やペン先支持軸12が通る道を空
けるような構成でも回転体の設計が可能である。ホルダ
ーのその他の部分や収めるマーカーの大きさ、形状に関
しては前述の図4に係る器具に準ずる。
2の裏の裏面突起42、マーカー側にはペン先支持軸1
2のペン先に近い位置に側部突起43を設けることを特
徴とする。しかしながら、本出願の時点において市販さ
れているマーカーにはこの側部突起が付けられていな
い。将来この「請求項2」に係るホルダーに装着するこ
とを想定したマーカーがこの側部突起を具備した形で製
品として製造されることはありうるが、具備していない
マーカーに対してはこのホルダーが機能しない。そこで
具備しない通常の図1及び図2に示すようなマーカーに
対しては、図15に見取図で示すような突起付補助筒6
6を用意し、マーカーのペン先支持軸12にはめ込んで
使用する。図15の器具はペン先支持軸12に相応する
内径を持つ中空円筒で、側面に側部突起43を設けてあ
り、これを通常のマーカーに取り付けることにより、マ
ーカーの外形を図8に示すような形にすることができ
る。側部突起43を持たない通常のマーカーに適用する
他の方法を図16の断面図に示す。図15の突起付補助
筒66を多少変形拡張して、側部突起43のない側の径
をホルダーの内径にまで拡大し、これを支えとしてホル
ダー内を並進移動できる形にしてホルダー側の内部構造
の一部としてしまいマーカー保持筒67とする。マーカ
ーをこのマーカー保持筒67に取り付けることによりホ
ルダーに装着する。これで図6と同じ情況を作りホルダ
ーを機能させることが可能になる。また図16に示す構
成は、マーカー保持筒67より側部突起43を除去し代
わりに中押筒40を加える等すれば、図4の方式を直接
には形状の合わないマーカーに適用する器具としても利
用できる。サインペンのように図1及び図2に示す形状
から多少離れ、ペン先支持軸12とマーカー胴部14の
区別が明りょうではなく全体に寸胴な細いマーカーに対
してでも、あまり長くない場合にはこれをマーカー保持
筒67に取り付けることにより適用可能である。
から使用状態に向けてマーカーを前方に押し出していく
際、裏面突起42と側部突起43が接触を開始した後は
常時この接触を保っていなければならない。側部突起4
3が裏面突起42を押しこの力を開閉ふた22に伝えて
該ふたを押し開く。図17にこの過程の様態の1例を、
該両突起の相互の接触状態を表す一連の図を上から順に
示すことにより詳細に記載する。図17は図6と同一の
視方向からその一部を投影した図になるが、図中マーカ
ーのペン先は点線で裏面突起42と側部突起43は平行
斜線を施さずに実線で表す。この時の裏面突起42を伴
った開閉ふた22の外観図を図18に示す。図18の3
図の関係は図7と同じである。裏面突起42では側部突
起43と接触する突起接面70の形状が作用の性質を大
きく決定する。図17では作用の様態の理解の簡便を計
って、該接面の形状が図18の左下図の視方向で直線と
なる場合を取上げ例示するが、円弧などの曲線でも例え
ばペン先出入口25の径よりわずかに小さな直径をもち
開閉ふた22の真中を中心とする円弧のように作用を可
能とする場合がある。側部突起43に関しては円弧で表
した側部突起頭部71と直線の側部突起側部72よりな
る形状が例示してある。これも作用の様態の理解を計っ
て大き目に表している。側部突起側部72は開閉ふた2
2が十分押し開かれた後ペン先を更に前方に押し進める
必要があるときのためのもので、開閉ふたが十分開いた
段階で既にペン先が筆記に必要な分だけ外に露出してい
れば不要で、このときは側部突起全体の形は単純な円に
でもすればよい。。作用が生じる条件を考察するため
に、図17の形状から多少離れ極限の場合として側部突
起頭部71の円弧の半径を無限小で点で表されるときを
例に取れば、この点をP、直線となる場合も含めて突起
接面70の形状を表す曲線をCとすると、点Pと曲線C
との接点で力が伝わる。開閉ふた回転軸23の中心を点
Oとして単純化のために摩擦力を無視すると、該接点に
おける曲線Cの法線方向に力が伝わるので、該法線が開
閉ふた22の一部かあるいはこれの点Oと反対方向の延
長と交われば、開閉ふた22を点Oの回りに回転させる
モーメントが存在することになり、マーカーの前進に伴
い開閉ふた22が押し開かれる。更にこの前進の途中、
点Oから線分OPに等しい距離にある曲線C上の点が点
Pとの接点になるので、その曲線C上の点が対応する点
Pのホルダー内の位置に一致するように開閉ふた22が
回転していき、点Pは曲線C上を移動していく。両突起
の接触開始時から開閉ふた22がペン先11の通過に必
要な角度まで回転するまでの間の線分OPの長さの変化
の範囲に対応して、曲線Cが点Oからその距離の範囲に
ある部分の法線が上記の条件を満たす曲線であれば、開
閉ふた22の回転がマーカーの前進により妨げられるこ
となく図6の器具は作用する。図17の場合のように側
部突起頭部71が点ではなく側部突起43に2次元的広
がりのあるときは回転の様子が多少異なり一般化は困難
であるが、両突起の接点における曲線Cの法線方向に力
が伝わることに変わりはなく該法線に必要な条件も同じ
である。図17の例ではマーカーの前進に件う各局面に
おいてこの条件が満たされている。マーカーの各位置に
おいて、曲線C上の各点の器具の長さ方向を基準とする
こう配は開閉ふた22の回転角によって変化するが、曲
線Cと側部突起側の曲線とで点Oからの距離が等しくか
つこう配が一致する点が存在すればこれが接点となり、
これに対応して開閉ふた22が回転していく。側部突起
頭部71の形状としては種々のこう配が取れるように比
較的径の小さい円弧にしておけば曲線Cの大方の形状に
対応可能で製作上も簡便である。裏面突起42の突起接
面70と側部突起43の相互の形状、大きさの組合わせ
により、許容されるペン先の大きさ、開閉ふたの回転角
度、マーカーを押し出すのに必要な力等が決定される。
例えば効率良く力を伝えるために歯車に用いられる曲線
などを考慮してもよい。どの事項を優先させるかによっ
て該両突起の形状、大きさを決定することになるが、図
17に示す例のみならず図6の器具の作用を可能にする
大きさ、形状の組合わせは確かに存在する。
と同一の作用をする他の1例で、図6のホルダー前部3
1に相当する部位を始めとする前半部分を残し、ホルダ
ーの後半部分を除去して簡素化を計っている。マーカー
胴部14を図2のものより多少長目に描いているが、マ
ーカー底端73をノブ30の代わりにしてペン先を押し
出す。図19の上図が非使用状態、下図が使用状態を表
している。図6のダブルノック機構がないので、止ツメ
74を用意しこれをマーカー底端73にかけて使用す
る。使用状態を維持するのに必要な方法はこれ以外にも
多く存在する。
をする他の1例で、簡素化を計ってジャバラ76を使用
している。ジャバラはポリプロピレン等の安価なプラス
チック製のものが出回っている。このジャバラがホルダ
ーに該当する器具の大半を占める。マーカーをホルダー
に収納するというよりも、マーカーに特殊なキャップを
取り付けるという感じである。ジャバラの一端をマーカ
ー側に、他の一端を開閉ふた22を備えた隔壁基板24
側に固着させる。ジャバラの両端につばあるいはひさし
を設けてジャバラ前つば75とジャバラ後つば77とな
し、両者の間に手をかけるか、ジャバラ後つば77とマ
ーカー底端73を利用し、注射器を操作するような手つ
きでジャバラを押し縮めペン先11を押し出す。上図に
非使用状態、下図にペン先を押し出した後の使用状態を
示す。使用状態は止ツメ74を止ツメ受穴78にかけて
維持し、使用後に外して上図の状態に戻す。ジャバラに
は復元力があるので、図6の主コイルバネ26に代わる
働きをする。
に示す器具について述べる。これらは回転キャップ50
の着脱により非使用状態と使用状態の切り替えをするだ
けの簡単な構造で、図4及び図6の器具に比較して利用
できるマーカーの形状が大きく緩和され適用範囲が広
い。回転キャップの材質は通常回転により形状、大きさ
の変化しない剛直性のあるものにするが、前述のジャバ
ラを利用したような特殊なものも設計可能である。即ち
回転キャップ50を図9の上図における長さ方向に押し
縮めことが可能なジャバラ状とし、使用状態の回転し切
った段階で押し縮めて該キャップの占有体積を滅少させ
出っ張る部分を少なくして筆記性能の向上を計ってもよ
い。回転運動の両端の状態で回転キャップ50を固定す
ることが要件として必要である。図9ではキャップ中受
口52やキャップ止ツメ53によって、図10では回転
制御バネ55によってこれを果たしている。非使用状態
で磁性ゴムを利用可能なことは図4や図6の器具と同様
であるが、図9の器具では使用状態の固定にも磁石が利
用可能である。図10では図中にキャップ中受口52が
記載してあるが、これはなくともよい。長期間使用しな
い場合には、マーカーをホルダーより外し通常のはめ込
み式のキャップを被せておく方が密封性が高いと思われ
るが、面倒で忘れやすい。これに対する一つの方策は、
ホルダーに付けたまま回転キャップを開き切りペン先を
露出させた状態にして、図2のマーカーキャップ小形1
6のタイプのものをペン先に被せておくことである。今
一つの方策は、図10に係る器具にもこの図のようにキ
ャップ中受口52を設けて、長期の非使用時には回転キ
ャップ50をこれに押し込んで固く閉じ、断続的に使用
するときには回転キャップをこれより外して半開きの状
態で使用する。短期の非使用状態であればバネや磁石の
押し付ける力によっても十分な密封性を維持できる。図
10のキャップ中受口52はこのことを考慮して記載し
たものであるが、回転制御バネ55による作用を理解す
る観点からは無い方が分かりやすい。該バネを強力にし
磁性ゴムを併用すればこれだけでも長期の非使用状態に
耐えられる十分な気密性が得られると思われる。回転キ
ャップ50を開くときにこれに直接力を加えることがで
きるので、操作に多少強い力を必要としても十分実用に
供する。
回転の両極端を固定する別の1例を示す。上図が非使用
状態、下図が使用状態、中図が回転途中の中間の状態を
示し、回転キャップ50の周囲のみを記載している。こ
の例では板バネ固定板81によってホルダーの本体側に
取り付けられた板バネ80を利用する。これと接触する
状態を保ちながら板バネ制御子82が軸中心棒83に取
り付けられ、回転キャップ50の回転に伴いこれと共に
動く。板バネ制御子82は回転キャップ50の回転中心
を中心とする円形ではなく、偏心した曲面を構成し、該
回転中心から板バネまでの距離を回転角によって変える
働きをし、上図と下図の位置では板バネの圧迫度を低く
して状態の安定性を高め、中間状態では逆に板バネを強
く押して、上図か下図のどちらかの状態に行きやすくし
ている。この条件が満たされさえすれば、他の位置に板
バネを取り付けたり板バネ制御子の形状を別のものに変
えてもよい。作用の様態は図10の場合と同じである。
この例の方が図21のものより機構的に図10の器具に
近い。図10の回転制御バネ55に代えて直角あるいは
鋭角に折れた状態が自然状態である折板バネ84を用い
る。2箇所の板バネ端85は自由に折れ曲がることがで
きる材質とし、これが図10の回転制御バネ55の両端
と同じ立場にある。即ち回転キャップ50の回転角によ
ってその間の距離が異なり、図10では回転に伴いコイ
ルバネの回転制御バネ55が伸縮するのに対して図22
では折板バネ84の角度が変わり、折板バネの自然状態
の角度に戻ろうとする復元力によって、共に回転キャッ
プ50の閉じた状態と開き切った状態が安定するように
なっている。図22の機構は化粧品や日用薬品を入れる
プラスチック容器のふたに広く利用されている周知のも
ので、折板バネ84もプラスチック製で安価なものが作
成可能である。これらの他にも、回転の両極端の状態が
安定で、回転の程度がそれらの中間の状態であるときに
それらのうちのどちらかに移行させようと機能する周知
の機構は多く存在する。
ぞれの機構の特徴を組合わせたもので、操作は回転式で
「請求項3]に係り、図6の開閉ふた22を前方に拡大
して開閉ふた操作突起90となし、これに外力を加えて
作用させる。該突起の回転に伴いマーカーがホルダーに
対して並進移動し、図6と同様裏面突起42と側部突起
43が接触を保ちながらペん先11が前方に移動して露
出する。この場合図6の主コイルバネ26に代わる逆コ
イルバネ92は、ホルダーとマーカーの間の図の位置に
置かれるだけではなくその両端がそれぞれに固着され、
使用時が自然長よりわずかに伸びた状態で、非使用時で
はそこから更に引き伸ばされた状態にある。逆コイルバ
ネ92の復元力によりマーカーが押し出される構成にな
っている。非使用状態に戻すときは、裏面突起42でマ
ーカーを逆コイルバネに逆らって押し戻すことになり、
裏面突起42が図17の側部突起側部72に接触してい
る状態であれば力が伝わらないので、該側部がなくても
作用する構成に限定される。開閉ふた操作突起90を閉
じる働きをするバネを設けるときは、このバネの方が逆
コイルバネ92よりも強くなければならない。キャップ
を回転させることだけではなくペン先側も前方に移動さ
せることにより、使用時にキャップの各部位がペン先よ
りも後方に位置するようにしている。図9、図10の回
転式の操作や気密性の高さを維持するが、回転キャップ
50を設けることによって生じる使用時のホルダーの出
っ張りを小さくすることができる。
の1例で、「請求項1」あるいは「請求項2」あるいは
「請求項3」あるいは「請求項4」に係るホルダーに、
マーカーを取り付けた状態でこれを一体化し独立した製
品とするものである。マーカーのインクが切れれば使捨
てになるので通常はコスト面で不利であるが、全体が安
価に製造できれば商品として成立する。特に「請求項
3」に係る器具の場合には低コストが達成できる可能性
のあるものが有り、図24はこれを取り上げ図22に示
す機構を取り込んだ例を示している。前述のごとくこれ
はプラスチック製の容器等で広く普及しており、容器の
ふたを回転キャップに、容器本体をマーカーに置き換え
たような状態であるので安価な製造が見込まれる。別個
に製造された定まった形状のマーカーを利用するわけで
はないので、使用時の回転キャップの出っ張りを滅らす
ためにマーカー本体のそこに対応する箇所をへこませる
等の形状設計も可能である。
ャップの着脱に対応する非使用状態と使用状態の切り替
えを片手で可能にし、マーカーの機能性を高め、事務能
率の向上に寄与する。
面図と側面図
を示す断面図
の様態を示す断面図。
の見取図。
の様態を示す断面図。
2を伴う開閉ふた22の外観図。
図。
の様態を示す断面図。
の作用の様態を示す断面図。
図。
22の実施例を示す断面図。
を示す見取図。
面図。
図。
42を伴う開閉ふた22の外観図。
図。
図。
示す断面図。
示す断面図。
ーの作用の様態を示す断面図。
例の1つを示す断面図。
12 ペン先支持軸、 13 中間くびれ、 14
マーカー胴部、15 マーカーキャップ大型、 1
6 マーカーキャップ小形、21 ホルダー先端口、
22 開閉ふた、 23 開閉ふた回転軸、24
隔壁基盤、 25 ペン先出入口、 26 主コイ
ルバネ、27 スライド回転子、 28 溝付固定
子、 30 ノブ、31 ホルダー前部、 32
ホルダー後部、 33 ホルダー接合部、40 中押
筒、 41 補助バネ、 42 裏面突起、43
側部突起、 44 出入口挿入部、 45 位置制
御部、50 回転キャップ、 51 キャップ回転
軸、 52 キャップ中受口、53 キャップ止ツ
メ、 54 キャップ上端部、 55 回転制御バ
ネ、60 ポッチ、 61 コの宇型バネ、 62
押止ツメ、63 ツメ止穴、 64 ねじりバネ、
65 パッキング、66 突起付補助筒、 67
マーカー保持筒、 70 突起接面、71 側部突
起頭部、 72 側部突起側部、 73 マーカー
底端、74 止ツメ、 75 ジャバラ前ツバ、
76 ジャバラ、77 ジャバラ後ツバ、 78 止
ツメ受穴、 80 制御板バネ、81 板バネ固定
板、 82 板バネ制御子、 83 軸中心棒、8
4 折板バネ、 85 折板バネ端、 90 開閉
ふた操作突起、91 操作突起止めツメ、 92 逆
コイルバネ、
Claims (5)
- 【請求項1】 マーカーをその内に収納して収納時には
全体として手で扱う筆記用具として使用可能な細長の外
形を有し、非使用時には該マーカーのペン先を密封空間
に置くことができ、該空間を囲む構造の一部を外力のな
い状態では自ずと閉じる傾向にある開閉ふたを具備した
ペン先出入口を設けた隔壁とし、使用時には長さ方向に
加えた外力によりマーカーを並進移動させると共に該開
閉ふたを押し開きペン先を該ペン先出入口を通過させて
外部に押し出すことの可能なホルダーに係る器具で、一
部が該ペン先出入口に挿入可能でかつその内側にペン先
をくぐり抜けさせることのできる中空構造でホルダー内
を長さ方向に並進移動可能な中押筒を、マーカーと隔壁
の間にマーカーとの間に強力なバネを介して配置する事
を特徴とするマーカーホルダー。 - 【請求項2】 マーカーをその内に収納して収納時には
全体として手で扱う筆記用具として使用可能な細長の外
形を有し、非使用時には該マーカーのペン先を密封空間
に置くことができ、該空間を囲む構造の一部を外力のな
い状態では自ずと閉じる傾向にある開閉ふたを具備した
ペン先出入口を設けた隔壁とし、使用時には長さ方向に
加えた外力によりマーカーを並進移動させると共に該開
閉ふたを押し開きペン先を該ペン先出入口を通過させて
外部に押し出すことの可能なホルダーに係る器具で、該
開閉ふたの裏面に該ふたの開閉の妨げにならない裏面突
起を設け、かつ該裏面突起の大きさ、形状、位置におい
て、収納するマーカーとしてペン先のすぐ後方側部にペ
ン先がペン先出入口を通過する妨げとならない側部突起
を設けたマーカーあるいはこれと同等の外形を呈するも
のを収納したときに、該側部突起に相応して、マーカー
の並進に伴い該側部突起と該裏面突起が接触して該開閉
ふたの開閉を妨げることなくこの接触を持続保持させる
ことができ、もって開閉ふたを押し開くと共にペン先を
外部に押し出すことを特徴とするマーカーホルダー。 - 【請求項3】 マーカーをその内に収納して収納時には
全体として手で扱う筆記用具として使用可能な細長の外
形を有するホルダーに係り、片手で操作可能でかつ該マ
ーカーのペン先に触れることなく回転可能な回転キャッ
プを有するとともに、非使用時には該回転キャップを該
ペン先に被せてこれを密封状態に置き、使用時には該回
転キャップの部位のすべてをペン先より後方に位置さ
せ、かつ非使用時及び使用時の両位置で固定可能な構造
を有することを特徴とするマーカーホルダー。 - 【請求項4】 「請求項1」あるいは「請求項2」ある
いは「請求項3」に係る器具で、「請求項1」及び「請
求項2」においては開閉ふたの、「請求項3」において
は回転キャップの、それぞれの密封状態の位置の接合面
に磁性ゴムを使用することを特徴とするマーカーホルダ
ー。 - 【請求項5】 「請求項1」あるいは「請求項2」ある
いは「請求項3」あるいは「請求項4」に係るマーカー
ホルダーに取り付けた状態を、該各のホルダーに相応す
る部分を自らの構造、形状の一部として取り込み共々一
体として独立した器具としたるマーカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17130795A JP3793929B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | ワンタッチ式マーカーホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17130795A JP3793929B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | ワンタッチ式マーカーホルダー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324176A true JPH08324176A (ja) | 1996-12-10 |
| JP3793929B2 JP3793929B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=15920851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17130795A Expired - Fee Related JP3793929B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | ワンタッチ式マーカーホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3793929B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108855785A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-11-23 | 扬州扬杰电子科技股份有限公司 | 一种带有限位和缓冲装置的点胶模组 |
| CN114055987A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-02-18 | 温州市简系文具有限公司 | 一种笔用快门结构 |
| CN115771350A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-03-10 | 安吉舒宜智能家居有限公司 | 一种圆珠笔式记号笔 |
| CN117901563A (zh) * | 2024-03-01 | 2024-04-19 | 桐庐梦哲制笔有限公司 | 一种按压笔 |
-
1995
- 1995-06-03 JP JP17130795A patent/JP3793929B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108855785A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-11-23 | 扬州扬杰电子科技股份有限公司 | 一种带有限位和缓冲装置的点胶模组 |
| CN108855785B (zh) * | 2018-08-28 | 2024-05-17 | 扬州扬杰电子科技股份有限公司 | 一种带有限位和缓冲装置的点胶模组 |
| CN114055987A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-02-18 | 温州市简系文具有限公司 | 一种笔用快门结构 |
| CN115771350A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-03-10 | 安吉舒宜智能家居有限公司 | 一种圆珠笔式记号笔 |
| CN117901563A (zh) * | 2024-03-01 | 2024-04-19 | 桐庐梦哲制笔有限公司 | 一种按压笔 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3793929B2 (ja) | 2006-07-05 |
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