JPH08324259A - テントの取付構造 - Google Patents

テントの取付構造

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JPH08324259A
JPH08324259A JP13438095A JP13438095A JPH08324259A JP H08324259 A JPH08324259 A JP H08324259A JP 13438095 A JP13438095 A JP 13438095A JP 13438095 A JP13438095 A JP 13438095A JP H08324259 A JPH08324259 A JP H08324259A
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tent
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floor
ceiling
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Kouzou Oodoi
耕三 大土井
Tomoaki Matsunobu
知昭 松延
Minoru Kamimukai
稔 上向井
Katsunori Ito
克憲 伊藤
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Daikyo Webasto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テント7の取付作業、取替作業を容易に行う
ことができつつも、不慮にテント7が外れることがなく
確実に本体ルーフ4及び昇降ルーフ5に取付け得るよう
にする。 【構成】 テント7の上縁及び下縁には、縁方向に延び
る芯材8a,8bを設ける。本体ルーフ4及び昇降ルー
フ5には、芯材8a,8bが嵌着保持される嵌着溝12
a,12bを有する取付ブラケット10a,10bを固
定し、該取付ブラケット10a,10bに、嵌着溝12
a,12bの内部から外部へとテント7が引き出される
スリット15a,15bを形成する。そして、取付ブラ
ケット10a,10bの嵌着溝12a,12bに、テン
ト7に設けた芯材8a,8bを順次嵌着していく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャンピングカーのル
ーフテントの取り付けなどに採用できるテントの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】キャンピングカー等の車両には、車両本
体のルーフに上部開口が形成され、該開口を開閉する昇
降ルーフが本体ルーフに対して昇降可能に取付られるも
のがある。かかる車両にあっては、一般に、本体ルーフ
(床部材)と昇降ルーフ(天井部材)との間にルーフテ
ントが設けられる。
【0003】このルーフテントの取付構造としては、例
えば、実開平5−5534号公報に記載されているよう
に、ルーフテントの下側の一側縁と本体ルーフ(取付
体)の上面側にそれぞれマジックファスナテープを設
け、これらのマジックファスナテープを係着せしめると
ともに、ルーフテントの上側の一側縁と昇降ルーフ(取
付体)の下面側にそれぞれマジックファスナテープを設
け、これらのマジックファスナテープを係着せしめるよ
うにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によれば、上昇された昇降ルーフと本体ルーフとの間
にルーフテントが張られたときに、マジックファスナテ
ープの係着が外れ易くなり、不慮にルーフテントが本体
ルーフ又は昇降ルーフから外れてしまう惧れが大きい。
【0005】一方、図11又は図12に示すように、ル
ーフテント40の縁部を、縁方向全域に亘って複数箇所
で本体ルーフ41にビス止めすれば、ルーフテント40
と本体ルーフ41との取付けが確実となるが、ルーフテ
ント40の取付け、取替えを行うには縁方向に沿う複数
のビス42の着脱を行わなければならず、かかる作業が
煩雑となる。
【0006】そこで、本発明は、ルーフテントの取付作
業、取替作業を容易に行うことができつつも、不慮にル
ーフテントが外れることがなく確実に取付体に取付け得
るようにし、さらに、外観上体裁が良く、雨水等の室内
への侵入をも効果的に阻止し得るようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明は、床部材と天井部材との間に張られるテントの
取付構造であって、テントの上下方向側縁に縁方向に延
びる芯材が設けられているとともに、床部材及び/又は
天井部材には取付部材が固定されており、該取付部材
は、床部材又は天井部材の取付面に沿って前記芯材が嵌
着保持される溝と、床部材又は天井部材に固定される固
定片とを有していることを特徴としている。
【0008】また、本発明は、床部材と天井部材との間
に張られるテントの取付構造であって、テントの上下方
向側縁に縁方向に延びる芯材が設けられているととも
に、床部材及び天井部材には、前記芯材がテントの縁方
向に挿通される挿通部を備えた取付部材が固定されてお
り、該取付部材には前記挿通部の内部から外部へとテン
トが引き出されるスリットが形成され、床部材側の取付
部材のスリットと天井部材側の取付部材のスリットとが
ほぼ対向する位置に設けられていることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明は、床部材と天井部材との間
に張られるテントの取付構造であって、テントの上下方
向側縁に縁方向に延びる芯材が設けられているととも
に、床部材及び/又は天井部材には取付部材が固定され
ており、該取付部材は、前記芯材が嵌着保持される嵌着
溝と該嵌着溝の内部から外部へとテントが引き出される
スリットとを有する長尺の取付部と、該取付部よりも室
内側に位置しかつ床部材又は天井部材に面接状として固
定手段により固定される長尺板状の固定片とを一体に備
えており、前記取付部を、上下方向外方に向かって突設
されかつ所定間隔で対向する一対の弾性変形自在な抱持
片を備えて構成し、該一対の抱持片の一方又は両方の先
端部には、前記嵌着溝からの芯材の抜けを阻止すべく芯
材に係合する係合鉤部が形成されていることを特徴とし
ている。
【0010】また、本発明は、床部材に対するテントの
取付構造であって、テントの下側縁に縁方向に延びる芯
材が設けられているとともに、床部材の取付面に沿って
前記芯材が嵌着保持される溝と、床部材に固定される固
定片を有する取付部材を備えており、前記溝は、上方に
突設された対の立ち上がり片により構成されており、室
内側の立ち上がり片が、室外側の立ち上がり片に対して
高くなっていることを特徴としている。
【0011】また、本発明は、床部材に対するテントの
取付構造であって、テントの下側縁に縁方向に延びる芯
材が設けられているとともに、床部材には、前記芯材が
テントの縁方向に挿通される挿通部を備えた取付部材が
固定されており、該取付部材には前記挿通部の内部から
外部へとテントが引き出されるスリットが、上方開口状
に形成されており、該スリットを構成する立ち上がり部
の車体内方側が外方側に対して高くなっていることを特
徴としている。
【0012】また、本発明は、床部材と天井部材との間
に張られるテントの取付構造であって、テントの上下方
向側縁に縁方向に延びる芯材が設けられているととも
に、床部材及び/又は天井部材には、前記芯材が嵌着保
持される溝を備えた取付部材が固定されており、該取付
部材の床部材又は天井部材への固定部が、前記溝よりも
室内側に配置されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】例えば、本体ルーフ(床部材)の上側に昇降ル
ーフ(天井部材)が昇降可能に設けられた車両におい
て、テントを本体ルーフ及び昇降ルーフに取付けるに
は、テントの上下の一側縁に設けた芯材を床部材及び/
又は昇降ルーフの取付面に沿って固定した取付部材の嵌
着溝内に嵌着していけばよく、テントの取付にあたりネ
ジ等の固定具を用いないので、テントの取付作業を容易
かつ迅速に行え、テントが張設状態でなくても容易に外
れることがない。
【0014】また、芯材が取付けられる取付部よりも室
内側で、固定片を固定手段により面接状に取付体に取付
けているので、固定手段たるビス等がテントにより車外
から遮蔽されるとともに、固定片の位置に関係なく嵌着
溝を床部材及び/又は昇降ルーフに沿って配置でき車外
からの外観が良好になり、構造も簡素で強度的にも有利
である。
【0015】また、芯材を取付部材の挿通部の端部より
挿通していくことによりテントを取り付けることが出来
る。一方、弾性変形可能な一対の把持片間が嵌着溝とさ
れたものでは、テントの側縁に設けた芯材を、一対の把
持片に対して上下方向外方から押し込むことにより、テ
ントの側縁部を床部材又は天井部材に取り付けることが
出来る。
【0016】取付状態にあっては、テントの一側縁に設
けた芯材が取付部材の挿通部に形成されたスリットから
テントが引き出され、スリットの幅は芯材の挿通部から
の抜け止めをする幅とされているので、テントが張られ
た状態でも芯材が抜け出すことがないとともに、スリッ
トが上下対向して形成されているので、テントの芯材を
床部材と昇降ルーフに同時に挿通することができ、組み
付け性がよい。
【0017】また、嵌着用に上下方向に突設された立ち
上がり片の車体内方側或いは、スリットを構成する立ち
上がり部の車体内方側が外方側に対して高くなっている
ので、雨水等の室内への侵入が防止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1〜図7に示す本発明の第1実施例におい
て、図2に示す車両1はいわゆるキャンピングカーであ
って、この車両1のルーフ2は、車体3の上部を構成す
る本体ルーフ4の上側に、該本体ルーフ4に対して昇降
ルーフ5が適宜の昇降機構によって昇降可能に取付けら
れて構成されている。本体ルーフ4には、図3に示すよ
うに、方形状の開口部6が形成されており、昇降ルーフ
5を昇降することにより該開口部6の開閉がなされる。
また、昇降ルーフ5は、その前端側が大きく昇降するよ
うになされており、昇降ルーフ5が上昇した位置(開姿
勢)では、図2に示すように、後方傾斜状となされる。
【0019】これら本体ルーフ4と昇降ルーフ5との間
には、シート状のルーフテント7が設けられている。こ
のルーフテント7は、昇降ルーフ5を開姿勢にしたとき
に昇降ルーフ5と本体ルーフ4との間の空間を四方から
包囲して車室内空間を形成するように取付けられてい
る。かかる車室内空間にベッドを配置する等、その他空
間の有効活用が図れる。
【0020】ルーフテント7の下側の一側縁及び上側の
一側縁には、図1にも示すように、縁方向に延びる芯材
8a,8bがそれぞれ設けられている。この芯材8a,
8bは合成樹脂等の折曲可能な材料からなる。具体的に
は、ルーフテント7の下側の一側縁及び上側の一側縁に
は、縁方向に延びる袋状部9が、ルーフテント7の縁部
を重合状に折り返して縫着することによりそれぞれ形成
されており、この袋状部9に芯材8a,8bが縁方向に
挿通されている。
【0021】また、本体ルーフ4(床部材)の上面(取
付面)側には、図1及び図3に示すように、開口部6の
周囲四方に、ルーフテント7の下側の一側縁を本体ルー
フ4に取り付けるための長尺の取付部材10a(取付ブ
ラケット)がそれぞれ設けられている。この取付部材1
0aは、図1に示すように、適宜の固定手段18によっ
て本体ルーフ4に面接状に取付固定される長尺板状の固
定片11a(固定部)と、ルーフテント7の下側の一側
縁に設けた芯材8aが嵌着保持される嵌着溝12aを有
する長尺の取付部13aとを備えて、例えばアルミ押出
材により一体に構成されている。嵌着溝12aは、取付
部13aに長手方向貫通状に形成されており、芯材8a
を長手方向に亘って挿通するための挿通部となされてい
る。また、固定片11aは、取付部13aよりも室内側
に位置している。なお、固定手段18としては、ネジ、
樹脂クリップ、ボルトナット等を採用できる。
【0022】また、取付部13aの室内側でかつ固定片
11aの室外側には上方に立ち上がる立ち上がり片14
a(立ち上がり部)が設けられている。この立ち上がり
片14aは、テント部材20の下端部から車室内に水が
侵入することを防止するためのものである。取付部13
aには、芯材8aは通過できないがルーフテント7は嵌
着溝12aの内部から外部へと引き出し可能な幅のスリ
ット15aが長手方向全長にわたって上方開口状に形成
されている。このスリット15aは上記した立ち上がり
部14aにより構成されるものである。なお、スリット
15aの幅は、必ずしも芯材8aの幅よりも小さくする
ことは要求されず、ルーフテント7の厚みと芯材8aの
幅との総和により、ルーフテント7の側縁の幅がスリッ
ト15aの幅よりも小さくなれば、芯材8aの嵌着溝1
2aからの抜け止めをすることができる。
【0023】また、昇降ルーフ5(天井部材)の下面
(取付面)側には、本体ルーフ4に設けた4つの取付部
材10aに対応する位置に同様の取付部材10bがそれ
ぞれ設けられている。この取付部材10bは、ビス等の
固定手段によって昇降ルーフ5に取付固定される固定片
11bと、ルーフテント7の上側の一側縁に設けた芯材
8bが嵌着保持される嵌着溝12bを有する取付部13
bとを備えて、例えばアルミ押出材により一体に構成さ
れている。また、取付部13bには、芯材8bは通過で
きないがルーフテント7は嵌着溝12bの内部から外部
へと引き出し可能な幅のスリット15bが長手方向全長
にわたって下方開口状に形成されている。
【0024】これら本体ルーフ4(床部材)側の取付部
材10aのスリット15aと、昇降ルーフ5(天井部
材)側の取付部材10bのフリット15bとは、上下に
ほぼ対向する位置に設けられており、テント7の取付作
業性の向上を図っている。そして、ルーフテント7の下
側の一側縁に設けた芯材8aは、本体ルーフ4に設けた
前後左右の取付部材10aの嵌着溝12aにそれぞれ嵌
着保持されているとともに、ルーフテント7の上側の一
側縁に設けた芯材8bは、昇降ルーフ5に設けた前後左
右の取付部材10bの嵌着溝12bにそれぞれ嵌着保持
されており、これによりルーフテント7が本体ルーフ4
と昇降ルーフ5とに取付けられている。なお、左右及び
後側の3つの取付部材10a,10bに嵌着保持される
芯材8a,8b及び袋状部9は連続一体状に構成されて
おり、これとは別に前側の取付部材10a,10bに嵌
着保持される芯材8a,8bが構成されている。
【0025】かかるルーフテント7の取付けは、ルーフ
テント7の上下の袋状部9をまず各取付部材10a,1
0bのスリット15a,15bから嵌着溝12a,12
b内に挿入してから、これら袋状部9にその端部から芯
材8a,8bを挿通していくことにより行うこともでき
るし、また、取付前に予め各袋状部9に芯材8a,8b
を挿通しておき、かかるルーフテント7を各取付部材1
0a,10bの挿通部(嵌着溝)12a,12bにその
端部から順次挿通していくことにより行うこともでき
る。
【0026】このように、本実施例によれば、予め本体
ルーフ4及び昇降ルーフ5に固定された取付部材10
a,10bに対し、芯材8a,8bを挿通部(嵌着溝)
12a,12bの端部から順次挿通していくという単純
な作業によってルーフテント7を取付けることができ、
ルーフテント7の取付作業時にあっては複数のビス等を
個別に締結するなどという非効率的な作業が必要でな
く、ルーフテント7の取付作業の容易化及び迅速化が図
られる。
【0027】また、ルーフテント7の上下側の一側縁に
設けた芯材8a,8bを本体ルーフ4又は昇降ルーフ5
に固定した取付部材10a,10bの嵌着溝12a,1
2bに嵌着保持し、芯材8a,8bが通過できない幅の
スリット15a,15bからルーフテント7を引き出し
ているので、ルーフテント7に引っ張り力等が作用して
も、ルーフテント7が本体ルーフ4及び昇降ルーフ5か
ら外れることがなく、確実に取り付けることができる。
【0028】また、ルーフテント7の縁方向に沿って設
けられた芯材8a,8bが床部材(本体ルーフ)4及び
天井部材(昇降ルーフ)5の取付面に沿って取付部材1
0a,10bの嵌着溝12a,12bに略全長にわたっ
て嵌着保持されているため、ルーフテント7と本体ルー
フ4との間、及び、ルーフテント7と昇降ルーフ5との
間に隙間が殆ど形成されず、よってルーフテント7の取
付部分のシール性が確保され、雨水等が車室内に浸入す
ることを防止できるとともに、車室内の保温性も確保さ
れる。
【0029】また、ルーフテント7の取付けに必要な部
品点数も比較的少なく、構造の簡素化が図られ、コスト
低減を図ることができるとともに、ルーフテント7の上
下側の一側縁部の見栄えを向上することができる。な
お、本実施例では、ルーフテント7は、樹脂シート状の
テント部材20の上部側外側面にネット部材21が設け
られてなる内外二重構造とされている。ネット部材21
の下側の一側縁は、図5又は図6に示すようにテント部
材20の上下中途部に縫着されており、また、ネット部
材21の上側の一側縁は、図1又は図6に示すようにテ
ント部材20の上側の一側縁に縫着されている。ネット
部材21は、その上側の一側縁寄りの位置でファスナ2
2によって開閉自在とされている。なお、ファスナ22
としては、チャック式のものの他、マジックファスナを
採用することもできる。
【0030】テント部材20は、ネット部材21の下側
の一側縁の縫着部よりも若干上側で上下2分割状とさ
れ、これら上側テント部材20Aと下側テント部材20
Bとがファスナ23により連結・分離自在となされてお
り、上側テント部材20Aは図1に示すように巻回状
に、下側テント部材20Bは室内側に折り畳み状に収納
可能とされている。なお、下側テント部材20Bの前端
側上端部は、張架ベルト26によって昇降ルーフ5に連
結されており、ファスナ23を開けたときでも下側テン
ト部材20Bを張った状態で保持するようになってい
る。
【0031】また、上側テント部材20Aには適宜の数
の巻付けベルト24が設けられており、巻回状とされた
上側テント部材20Aを図1又は図6に示すように巻付
けベルト24で保持して、該巻付けベルト24の端部を
マジックファスナ25により上側テント部材20Aの上
端部に係着することによって、上側テント部材20Aを
昇降ルーフ5の下部近傍に収めておくことにより、日光
を車室内に採り入れたり、換気の促進を図ることができ
る。
【0032】また、テント部材20の前端部の左右内面
には筒状部27が設けられ、各筒状部27に、本体ルー
フ4上面に起倒自在に取付けられた左右一対のガイドシ
ャフト28がそれぞれ挿通されている。このガイドシャ
フト28は、スプリング29によって左右内方に倒伏す
る方向に付勢されている。したがって、昇降ルーフ5を
下降させたときに、左右のガイドシャフト28はそれぞ
れ左右内方に倒伏され、テント部材20が室内側に折り
畳まれる。
【0033】また、テント部材20の後左右端部には舌
片32が設けられており、この舌片32が、図7に示す
ように、引込スプリング31によって左右内方に引き込
まれており、テント部材20の後部側が室外側へはみ出
すのを防止している。これらガイドシャフト28及び引
込スプリング31により、昇降ルーフ5を閉じたときに
ルーフテント7が強制的に室内側に倒し込まれるので、
昇降ルーフ5の昇降機構を構成するガイドレール30に
ルーフテント7がかみ込んだり、昇降ルーフ5と本体ル
ーフ4との間にルーフテント7が挟み込んだりすること
が防止される。なお、これらガイドシャフト28及び引
込スプリング31からなるはみ出し防止手段により、ル
ーフテント7には常時、内方折り畳み側への付勢力を受
けるが、本実施例のルーフテント7は上記したように取
付部材10a,10bと芯材8a,8bとにより確実に
本体ルーフ4及び昇降ルーフ5に取付けられているの
で、かかる付勢力によってルーフテント7が外れてしま
うことがない。
【0034】図8は本発明の第2実施例を示しており、
上記第1実施例と同様の構成については同符号を付して
詳細説明を省略するとともに、異なる構成、作用効果に
ついて説明する。本第2実施例では、テント7の上下方
向の側縁は、芯材8aに一体に設けられたテント取付片
33にウエルダー取付けされている。突出片33はスリ
ット15aから外方に若干突出されており、該突出片3
3と立ち上がり片14aとの間にテント7が挟み込まれ
るようになっている。なお、図8において、符号34は
シールワッシャ、符号35はエプトシーラーである。
【0035】本実施例によれば、テント7の上下方向側
縁に縫い目が形成されず、縫い目から水がしみこむこと
がなく、一層効果的に水の室内への侵入を防止すること
ができる。図9及び図10は本発明の第3実施例を示し
ており、上記第1実施例と同様の構成については同符号
を付して詳細説明を省略するとともに、異なる構成、作
用効果について説明する。
【0036】本第3実施例では、取付部材10aは弾性
変形可能な材料、例えば硬質塩化ビニルにより押出成形
されており、これにより設備投資額の削減、製造コスト
低減が図られる。また、本体ルーフ4の開口部6の周囲
四方の取付部材10aは押出成形により一体に構成され
ており、コーナー部分は、図9に示すように、固定片1
1aが切り欠かれて取付部13aが屈曲されている。な
お、図9に二点鎖線で示すように取付部13aを円弧状
に屈曲させてもよい。このように各辺部の取付部材10
aを一体に形成することにより、特にコーナー部分の見
栄えを向上できる。
【0037】取付部材10aの固定片11aと本体ルー
フ4との間にはシール材(クッション材)35が介在さ
れている。取付部材10aの取付部13aには、長手方
向全長にわたる鉄芯36が設けられ、剛性の向上が図ら
れている。また、取付部13aは、所定間隔で対向する
ように上下方向外方(即ち、図示実施例では下方)に突
設された一対の抱持片37a,37bを備えて構成さ
れ、該一対の抱持片37a,37b間が嵌着溝12aと
され、各抱持片37a,37bの先端部(下端部)間が
下方開口状のスリット15aとされている。また、室内
側の一方の抱持片37aには、嵌着溝12a内に嵌着さ
れた芯材8aの下方への抜けを阻止するべく芯材8aに
係合する係合鉤部38が形成されている。この係合鉤部
38は、両方の抱持片37a,37bに形成することも
できる。
【0038】なお、芯材8aを下方から嵌着溝12aに
押し込むときの室内側の抱持片37aの弾性変形を容易
に行わせるべく、該抱持片37aの肉厚は、他方の抱持
片37bの肉厚よりも薄く形成されている。また、係合
鉤部38の先端面は、芯材8aを下方から嵌着溝12a
に押し込むにつれて抱持片37aを押し拡げるカム面に
形成されている。
【0039】ルーフテント7の下側の一側縁には袋状部
が設けられておらず、折り返し部39に芯材8aが固着
されている。なお、上記第1実施例と同様に袋状部を形
成して、該袋状部に芯材8aを挿通するようにしてもよ
い。本実施例によれば、ルーフテント7を取付体たる本
体ルーフ4に取付けるには、予め本体ルーフ4に固定さ
れた取付部材10aの嵌着溝12aに対して、予めルー
フテント7の下側の一側縁に設けられた芯材8aを下方
から押し込んでいけばよく、非常に容易かつ迅速に作業
を行えるにもかかわらず、係合鉤部38によって芯材8
aの嵌着溝12aからの離脱を確実に阻止することがで
きる。
【0040】また、ルーフテント7の下側の一側縁を折
返して、該折返し部39に芯材39を固着し、この芯材
39を下方開口状の嵌着溝12aに下方から嵌着してお
り、よってルーフテント7の下端が室外側の抱持片37
bの下端に掛け渡されるようになり、ルーフテント7に
生じた引張力の多くが室外側の抱持片37bにより支持
され、室内側の抱持片37aの係合鉤部38に作用する
力を軽減でき、該抱持片37aを比較的薄肉に形成して
いるにも拘わらず全体として強度の確保がなされてい
る。
【0041】本発明は、上記各実施例に限定されるもの
ではなく、適宜設計変更することができる。例えば、第
3実施例に係るルーフテントの取付構造を、ルーフテン
トの上側の一側縁と昇降ルーフとの取付けに採用するこ
とができる。また、本発明にかかるルーフテントの取付
構造を、ルーフテントの上側の一側縁と昇降ルーフとの
取付け、又は、ルーフテントの下側の一側縁と本体ルー
フとの取付けの、いずれか一方に採用して、他方は本発
明とは異なる他の取付構造を採用することができる。ま
た、ルーフテント以外の他のテントの取付けに採用する
ことも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテントの
取付構造によれば、テントの上下方向の側縁を床部材又
は天井部材に取付けるには、床部材又は天井部材に固定
された取付部材の嵌着溝(挿通部)に、テントの側縁に
設けた芯材を順次嵌着(挿通)していけばよく、よっ
て、テントの取付作業、取替作業を容易に行うことがで
きるとともに、スリットからテントは引き出し可能であ
るが、芯材はスリットから抜け出すことなく嵌着溝内に
嵌着保持されるため、不慮にテントが外れることがなく
確実に床部材又は天井部材に取付けることができ、さら
に、テントの側縁部分のシール性をも確保することがで
きる。
【0043】また、床部材側の取付部材のスリットと天
井部材側の取付部材のスリットとがほぼ対向する位置に
設けられているので、芯材を挿通部に挿通するに際して
の作業性が良く、容易かつ迅速に取付作業を行うことが
できるとともに、取付状態にあっては、テントが真っ直
ぐに上下方向に引き出されるようになるため、テントに
余計な力が作用せず、テントの破れ等を阻止することが
できる。
【0044】また、取付部材は、長尺の取付部と、該取
付部よりも室内側に位置しかつ床部材又は天井部材に面
接状として固定手段により固定される長尺板状の固定片
とを一体に備えており、取付部にテントが引き出される
スリットが形成されているので、固定手段たるビス等が
テントにより車外から遮蔽され、車外から固定手段が見
えないため、外観を良好なものとすることができる。
【0045】また、嵌着用に上下方向に突設された室内
側の立ち上がり片、或いは、スリットを構成する立ち上
がり部の室内側が室外側に対して高くなっているので、
嵌着溝内に雨水等が充満しても、かかる雨水が室内側に
漏れ出すことはなく、雨水等の室内への侵入を防止する
ことができる。また、床部材又は天井部材の取付面が凹
凸面であっても、嵌着溝の室内側に配置された固定部を
前記取付面に固定すれば、嵌着溝が直線状に構成されて
いる場合であっても、かかる嵌着溝を有する取付部材を
床部材又は天井部材に固定することができ、かかる取付
状態にあってはテントによって固定部が車外から遮蔽さ
れるため、外観を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るテントの取付構造を
示す断面図である。
【図2】テントを備えた車両の側面図である。
【図3】同車両の本体ルーフの平面図である。
【図4】テントの側面図である。
【図5】テントの下部側を示す断面図である。
【図6】テントの上部側を示す断面図である。
【図7】テントの後部側を示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るテントの取付構造を
示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るテントの取付構造を
示す断面図である。
【図10】同実施例の取付部材のコーナー部を示す平面
図である。
【図11】比較例に係るテントの取付構造を示す断面図
である。
【図12】他の比較例に係るテントの取付構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
4 床部材(本体ルーフ) 5 天井部材(昇降ルーフ) 7 テント 8a, 8b 芯材 10a,10b 取付部材 11a,11b 固定片(固定部) 12a,12b 嵌着溝(挿通部) 13a,13b 取付部 15a,15b スリット 37a,37b 抱持片 38 係合鉤部
フロントページの続き (72)発明者 上向井 稔 広島県東広島市八本松町吉川5702−4 ダ イキョー・ベバスト株式会社テクニカルセ ンター内 (72)発明者 伊藤 克憲 広島県東広島市八本松町吉川5702−4 ダ イキョー・ベバスト株式会社テクニカルセ ンター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材と天井部材との間に張られるテン
    トの取付構造であって、テントの上下方向側縁に縁方向
    に延びる芯材が設けられているとともに、床部材及び/
    又は天井部材には取付部材が固定されており、該取付部
    材は、床部材又は天井部材の取付面に沿って前記芯材が
    嵌着保持される溝と、床部材又は天井部材に固定される
    固定片とを有していることを特徴とするテントの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 床部材と天井部材との間に張られるテン
    トの取付構造であって、テントの上下方向側縁に縁方向
    に延びる芯材が設けられているとともに、床部材及び天
    井部材には、前記芯材がテントの縁方向に挿通される挿
    通部を備えた取付部材が固定されており、該取付部材に
    は前記挿通部の内部から外部へとテントが引き出される
    スリットが形成され、床部材側の取付部材のスリットと
    天井部材側の取付部材のスリットとがほぼ対向する位置
    に設けられていることを特徴とするテントの取付構造。
  3. 【請求項3】 床部材と天井部材との間に張られるテン
    トの取付構造であって、テントの上下方向側縁に縁方向
    に延びる芯材が設けられているとともに、床部材及び/
    又は天井部材には取付部材が固定されており、該取付部
    材は、前記芯材が嵌着保持される嵌着溝と該嵌着溝の内
    部から外部へとテントが引き出されるスリットとを有す
    る長尺の取付部と、該取付部よりも室内側に位置しかつ
    床部材又は天井部材に面接状として固定手段により固定
    される長尺板状の固定片とを一体に備えており、前記取
    付部を、上下方向外方に向かって突設されかつ所定間隔
    で対向する一対の弾性変形自在な抱持片を備えて構成
    し、該一対の抱持片の一方又は両方の先端部には、前記
    嵌着溝からの芯材の抜けを阻止すべく芯材に係合する係
    合鉤部が形成されていることを特徴とするテントの取付
    構造。
  4. 【請求項4】 床部材に対するテントの取付構造であっ
    て、テントの下側縁に縁方向に延びる芯材が設けられて
    いるとともに、床部材の取付面に沿って前記芯材が嵌着
    保持される溝と、床部材に固定される固定片を有する取
    付部材を備えており、前記溝は、上方に突設された対の
    立ち上がり片により構成されており、室内側の立ち上が
    り片が、室外側の立ち上がり片に対して高くなっている
    ことを特徴とするテントの取付構造。
  5. 【請求項5】 床部材に対するテントの取付構造であっ
    て、テントの下側縁に縁方向に延びる芯材が設けられて
    いるとともに、床部材には、前記芯材がテントの縁方向
    に挿通される挿通部を備えた取付部材が固定されてお
    り、該取付部材には前記挿通部の内部から外部へとテン
    トが引き出されるスリットが、上方開口状に形成されて
    おり、該スリットを構成する立ち上がり部の車体内方側
    が外方側に対して高くなっていることを特徴とするテン
    トの取付構造。
  6. 【請求項6】 床部材と天井部材との間に張られるテン
    トの取付構造であって、テントの上下方向側縁に縁方向
    に延びる芯材が設けられているとともに、床部材及び/
    又は天井部材には、前記芯材が嵌着保持される溝を備え
    た取付部材が固定されており、該取付部材の床部材又は
    天井部材への固定部が、前記溝よりも室内側に配置され
    ていることを特徴とするテントの取付構造。
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