JPH08324288A - 四輪駆動装置 - Google Patents

四輪駆動装置

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JPH08324288A
JPH08324288A JP7137049A JP13704995A JPH08324288A JP H08324288 A JPH08324288 A JP H08324288A JP 7137049 A JP7137049 A JP 7137049A JP 13704995 A JP13704995 A JP 13704995A JP H08324288 A JPH08324288 A JP H08324288A
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Nobuhiko Hayashi
暢彦 林
Sumio Iwai
澄男 岩井
Watoson Uiru
ワトソン ウィル
Shiyowarutaa Dan
ショワルター ダン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 四輪駆動走行中に駆動モード検出スイッチ系
に不良が発生しても、ステアリング特性の急変を防止し
得る四輪駆動装置を提供する。 【構成】 本発明に係る四輪駆動装置5は、エンジン3
からの駆動力を前後輪1,2に分配するためのクラッチ
9と、クラッチ9の締結力を前後輪1,2の速度差に基
づいて制御すると共にそのクラッチ9を断続して四輪駆
動と二輪駆動とを切り換えるコントローラ45と、四輪
駆動時に四輪1,2を駆動系に接続し、二輪駆動時に前
輪1を駆動系から分断する断続機構40とを備え、上記
コントローラ45に、上記断続機構40の断続を制御し
且つ四輪駆動から二輪駆動への切換時に車速が所定速度
以下になるまで上記断続機構40の接続状態を保持する
ための演算処理部47を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンからの駆動力
を前後輪に可変に分配できる所謂トルクスプリット型の
四輪駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動車に適用される四輪駆動装置に
おいては、電子制御式クラッチを備えて前後輪への駆動
力乃至トルクを可変に分配できる所謂トルクスプリット
型のものが実用化されている。これによれば、走行状況
に応じてトルク配分を最適化でき、四輪を常時最適に駆
動することができるため、走行性能を格段に向上すると
共に、不要なスリップ等を防止して安全性をも高めるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置において、二輪駆動への切換えが可能なパートタイ
ム方式を考えた場合、二輪駆動時にクラッチの制御を止
めて分断してしまうのが簡単で、また、運転席から操作
できるスイッチ等を設け、切換えを電気的に行うことも
容易に考えられる。
【0004】しかし、こうした場合、スイッチ等の故
障、ハーネス異常(断線、ショート等)、或いは乗員に
よる誤操作等が生じると、運転者の意思に反して勝手に
切換えがなされてしまう。特にこのような故障等と、正
規操作による切換えとの判別は極めて難しく、構造的な
対処が非常に困難である。
【0005】一方、従来の特に後輪駆動ベースの装置に
おいて、四輪駆動から二輪駆動への切換時に前輪をその
駆動系から分断し、走行回転する前輪により駆動系が逆
駆動されるのを防止して、燃費の向上、振動騒音の低減
等を図るものがある。この前輪と駆動系とを断続するの
が断続機構(所謂フリーホイールハブ等)で、これは手
動で操作するものが一般的であるが、運転者の手間を軽
減するため、前述の切換制御と同期させて自動制御する
ことも考えられる。
【0006】しかし、この場合にも、前述のハーネス異
常等が生じると断続機構の断続が勝手になされてしま
い、特に四輪駆動での走行中に断続機構が分断され、前
輪への駆動力が急に除かれてしまうと、ステアリング特
性がアンダーステア傾向からオーバーステア傾向に急変
することもあり得、操縦安定性が低下する。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決すべく創
案されたものであり、その目的は、四輪駆動から二輪駆
動への切換時におけるステアリング特性の急変を防止し
得る四輪駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る四輪駆動装置は、エンジンからの駆動
力を前後輪に分配するためのクラッチと、クラッチの締
結力を前後輪の速度差に基づいて制御すると共にそのク
ラッチを断続して四輪駆動と二輪駆動とを切り換えるコ
ントローラと、四輪駆動時に四輪を駆動系に接続し、二
輪駆動時に前輪を駆動系から分断する断続機構とを備
え、上記コントローラに、上記断続機構の断続を制御し
且つ四輪駆動から二輪駆動への切換時に車速が所定速度
以下になるまで上記断続機構の接続状態を保持するため
の演算処理部を設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成においては、車速が所定速度以下にな
るまで断続機構が接続状態に保持され、逆に言えば所定
速度以下の場合にのみ分断される。よって、分断を行う
車速を十分安全な低速に定めれば、通常走行中において
の分断を防止できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】図1は、本発明に係る四輪駆動装置を示す
構成図である。図中左側に位置する1が前輪、右側に位
置する2が後輪で、これにおいてはエンジン3からの駆
動力によって後輪2が常時直接的に駆動されるようにな
っている。即ち、この四輪駆動装置5は後輪駆動(FR)
ベースとなっている。なお図2は、図1の構成をより具
体的に描いたものなので適宜参照されたい。
【0012】四輪駆動装置5は、エンジン3からの駆動
力或いはトルクを入力して前後輪1,2に各々出力する
ためのトランスファ6を有する。なお、エンジン3とト
ランスファ6との間には変速装置(トランスミッショ
ン)4が介設される。トランスファ6は、セレクタレバ
ー7の手動操作によって高速段(以下ハイモードとい
う)及び低速段(以下ローモードという)を切り換える
ための切換機構8と、切換機構8からの入力を実質的に
分配するためのクラッチ9とから主に構成される。
【0013】切換機構8は、入力軸10に同軸に設けら
れた入力スプライン11及び入力ギヤ12と、サンギヤ
としての入力ギヤ12及び固定ギヤ13間で歯合回転す
るプラネタリギヤ14と、プラネタリギヤ14の回転に
伴って入力軸10回りを回転する円筒状ギヤ15とを有
する。そして入力スプライン11、又は円筒状ギヤ15
に付属したスプラインが、セレクタレバー7の操作によ
り、後輪駆動軸16の入力端の駆動スプライン16a
に、スライド可能なシフトスリーブ18を介して選択的
に接続されるようになっている。図示例においては、通
常の四駆走行を想定して四駆ハイモード4Hが選択され
ており、この場合、シフトスリーブ18は、入力スプラ
イン11と駆動スプライン16aとを接続して、入力軸
10を後輪駆動軸16に直結する。また四駆ローモード
4Lが選択されると、シフトスリーブ18は、円筒状ギ
ヤ15に付属したスプラインと駆動スプライン16aと
を接続して、後輪駆動軸16を減速回転させるようにな
る。なお四駆ハイモード4Hは、通常の雪道、ぬかるみ
等の路面状況で選択され、四駆ローモード4Lは、急
坂、極悪路、けん引等の比較的高い駆動力を要する状況
で選択される。
【0014】後輪駆動軸16の出力端には、終減速装置
17の一部をなす小ギヤ16bが設けられ、小ギヤ16
bは、デファレンシャルケース19に一体に設けられた
大ギヤ20を駆動する。そして大ギヤ20は、左右の差
動小ギヤ21及び後輪車軸22を介して後輪2をそれぞ
れ駆動する。なお図2に示すように、後輪駆動軸16に
おいて、そのトランスファ6から延出する部分は後輪側
プロペラシャフト16cによって形成される。
【0015】クラッチ9は、湿式多板式の構成が採用さ
れ、即ちこれは、後輪駆動軸16に列設された複数のイ
ンナプレート23と、インナプレート23間に配置され
たアウタプレート24との摩擦接続により駆動力を分配
するようになっている。インナプレート23は後輪駆動
軸16に、またアウタプレート24はクラッチハウジン
グ25にそれぞれスプライン嵌合されており、軸方向に
はスライド移動でき、回転方向には移動できぬようにな
っている。クラッチハウジング25は後輪駆動軸16の
回りを回転可能である。そしてインナプレート23とア
ウタプレート24とは、その近傍に固定されたアクチュ
エータ即ち電磁ソレノイド26の発生電磁力をきっかけ
に、スライド移動して圧着を行うようになっている。よ
って、このクラッチ9においては、電磁ソレノイド26
を制御することでインナプレート23とアウタプレート
24との接触状態或いは当たり具合を制御し、前後輪
1,2への分配トルクを車両の走行状態に応じて制御す
る仕組みとなっている。そして、このようにクラッチ9
の締結力を制御することにより、クラッチ9からは0:10
0 〜50:50 (前輪:後輪)の分配トルクを常時連続的に
得ることができる。
【0016】さらに、クラッチハウジング25と後輪駆
動軸16とには直結用スプライン27,28がそれぞれ
設けられる。これら直結用スプライン27,28は、四
駆ローモード4Lが選択されたとき、スライド可能な接
続スリーブ29によって互いに接続される。こうなる
と、クラッチハウジング25は後輪駆動軸16に直結さ
れることになり、メカニカルロックが達成されてクラッ
チ9による分配トルク制御はなされない。このように、
直結用スプライン27,28と接続スリーブ29とは、
クラッチ9の前輪駆動側を後輪駆動系に直結するため直
結機構9aを形成する。
【0017】図3には、セレクタレバー7を乗員室内か
ら見たときの様子が示されている。セレクタレバー7
は、クランク状のゲート55に沿って移動可能で、ゲー
ト55には、四駆ローモード4L及び四駆ハイモード4
Hに加え、後述するニュートラルモードN及び二駆ハイ
モード2Hのポジションがそれぞれ与えられている。よ
って運転者は、セレクタレバー7をゲート55に沿って
移動して各モードを選択することになる。そして図1,
図2に示すように、トランスファ6には、セレクタレバ
ー7のポジションによってON/OFFが切り換わる二つのス
イッチSW1,SW2が設けられる。これらスイッチS
W1,SW2のON/OFFの組み合わせは図4に示す通りで
ある。
【0018】図1に戻って、クラッチハウジング25に
はスプロケット30が設けられ、スプロケット30から
は前輪駆動力が、チェーン31及び駆動スプロケット3
2を介して前輪駆動軸33に伝達される。そして前記同
様、前輪駆動軸33の出力端には終減速装置34の一部
をなす小ギヤ35が設けられ、小ギヤ35は大ギヤ3
6、デファレンシャルケース37、差動小ギヤ38及び
前輪車軸39を介して前輪1をそれぞれ駆動する。なお
図2に示すように、前輪駆動軸33において、そのトラ
ンスファ6から延出する部分は前輪側プロペラシャフト
33aによって形成される。
【0019】さらに、トランスファ6において、後輪駆
動軸16と前輪駆動軸33とには速度検出のための突起
付ディスク41,42がそれぞれ設けられる。突起付デ
ィスク41,42は、その周縁部に等間隔且つ複数の突
起を有する。そして突起付ディスク41,42の近傍に
は、ホール素子を用いた無接触近接式の速度センサ4
3,44が設けられ、速度センサ43,44は、回転す
るディスク41,42の突起が通過する毎にパルス信号
を出力する。
【0020】これら速度センサ43,44は、主にクラ
ッチ9の電子制御を行うためのコンピュータ式コントロ
ーラ45(例えばECU)に電気的に接続される。コン
トローラ45は、速度センサ43,44からの信号及び
他の信号等を入力する入力部46と、入力部46からの
入力信号に基づき演算処理を行う演算処理部47と、演
算処理部47で得られた出力値等に基づき出力信号や作
動電流を出力する出力部48とから主に構成される。こ
こで、出力部48から電磁ソレノイド26に出力される
作動電流は、具体的にはパルス電流によるデューティ比
の変化により増減される。そしてその作動電流の増減に
よりクラッチ9の電子制御が達成される。またコントロ
ーラ45は、セレクタレバー7のポジションを示すスイ
ッチSW1,SW2によるON/OFF信号や、後述する断続
機構40の接続状態を示す信号等も入力して、かかる四
輪駆動装置5を一括して制御するものである。
【0021】四駆ハイモード4Hにおける通常制御にお
いて、演算処理部47は、速度センサ43,44からの
パルス信号を読み取って、時間当たりの回転位相から、
各軸16,33の回転速度、さらにはそれらを補正して
後輪速度Vr及び前輪速度Vfを算出する。なお本実施
例では、前輪速度Vfを車両自体の速度即ち車速に等し
いとしている。そしてこれらに速度差がある場合、例え
ば発進加速等においてVr>Vfの場合には、その速度
差を打ち消すように前輪1側にトルクを分配させる。具
体的には、電磁ソレノイド26に与える作動電流を増大
して、インナプレート23とアウタプレート24との押
付けを強くする。一方Vr■Vfの場合は、それらプレ
ート23,24の押付けを逆に弱くする。こうしてコン
トローラ45は、速度センサ43,44からパルス信号
が送出される瞬間毎に、インナープレート23とアウタ
プレート24との圧着を増減し、クラッチ9の制御を行
う。
【0022】一方、前述したように、かかる四輪駆動装
置5においては、二駆ハイモード2H即ち高速二輪駆動
モードを選択することもできる。この場合、シフトスリ
ーブ18及び接続スリーブ29の位置は四駆ハイモード
4Hの場合に等しく、クラッチ9は分断されたまま制御
がなされない。
【0023】そして二駆ハイモード2Hのとき、一方即
ち左側の前輪車軸39は、その車軸39の接続・分断を
行うための断続機構40によって分断される。具体的
に、前輪車軸39は分割車軸39a,39bからなり、
分割車軸39a,39bには断続用スプライン56a,
56bが設けられ、これら断続用スプライン56a,5
6bは、四駆ハイモード4Hのときには接続スリーブ4
0aを介して接続される一方、二駆ハイモード2Hのと
きには接続スリーブ40aのスライド移動により分断さ
れる。ここで接続スリーブ40aの移動は、セレクタレ
バー7の操作と同期して、アクチュエータ40bによる
空気圧制御によって自動的になされる。
【0024】図2にはアクチュエータ40bの構成が詳
細に示されており、これによると、断続機構40にはバ
キュームポンプ50が接続され、バキュームポンプ50
で発生した真空圧はバキュームタンク51に溜められ、
その真空圧が電磁弁52の切換えによって断続機構40
に選択的に供給されることにより、接続スリーブ40a
の往復移動がなされて断続機構40の自動切換が達成さ
れる。なお53は逆止弁である。
【0025】ここで、演算処理部47は、出力部48か
ら電磁弁52に作動電流を供給して前述の制御を実行す
る。そして演算処理部47は、断続機構40に設けられ
たスイッチSW3により、接続スリーブ40aの位置を
検出して断続を確認することができる。断続機構40は
スイッチSW3がONのときに接続、 OFFのときに分断す
るようになっており、そのON/OFFと各モードとの組み合
わせは図4に示す通りである。これによれば、四輪駆動
の場合はON(接続)、それ以外の場合は OFF(分断)に
なっているのが分かる。
【0026】このように、前輪車軸39が分断される
と、左右の前輪1は前輪駆動系から分断されて走行中フ
リーに回転できるようになる。そして、それらの走行中
の回転により、前輪駆動軸33からクラッチハウジング
25に至る前輪駆動系が逆駆動されないので、それらを
走行中であっても静止状態に保持でき、燃費の悪化、振
動騒音等を防止できる。
【0027】次にニュートラルモードNについて説明す
ると、前述したように、四駆ローモード4Lの場合、切
換機構8においては円筒状ギヤ15及び駆動スプライン
16aが、直結機構9aにおいては直結用スプライン2
7及び28がそれぞれメカニカルに接続される。そして
四駆ハイモード4Hから四駆ローモード4Lへの切換え
を考えた場合、各ギヤには速度差があるため調速が必要
となるが、本実施例では調速のための機構を持たないた
め、各ギヤの接続は停止時のみ行うことができる。よっ
て途中で、一旦ニュートラルモードNに入れて各ギヤを
完全に分断し、シフトスリーブ18及び接続スリーブ2
9を一方にのみ噛み合う中間位置にした後、それから接
続を行うようにして接続をスムーズにしている。またニ
ュートラルモードNを設けたことで、四駆ハイモード4
Hから四駆ローモード4Lへの直接的な切換えを防止
し、これにより各機構8,9aの破損防止等を図れる。
ここでニュートラルモードNにおいては、エンジン3か
らの駆動力は前後輪1,2いずれにも伝達されず、また
前述のクラッチ9の制御も行われない。
【0028】このように、かかる四輪駆動装置5は、可
変分配式で且つパートタイム式の構成がなされている。
【0029】さて、特に四駆ローモード4Lで走行中、
スイッチSW1,SW2の故障、或いはこれらスイッチ
SW1,SW2とコントローラ45とを結ぶハーネスの
異常等により、図4に示すON/OFFの組み合わせが変わ
り、即ちモード切換信号がコントローラ45に入力され
て、二駆ハイモード2HやニュートラルモードNが不意
に選択されてしまう場合がある。こうなると、前述した
ような断続機構40の制御が実行されて断続機構40が
分断状態となり、実質的な二輪駆動或いはニュートラル
状態となって操縦安定性が低下する場合がある。
【0030】そこで、本実施例では、このような問題を
解決すべく以下の制御を実行している。
【0031】図5は、コントローラ45の演算処理部4
7による断続機構40の制御のフローチャートを示す。
四駆ローモード4Lで走行中、ハーネス異常等により二
駆ハイモード2H或いはニュートラルモードNへのモー
ド切換信号が入力されると、先ず前輪側速度センサ44
の信号から前輪速度Vfを読み取る。そしてVfが所定
速度V0 以下、即ち十分な低速以下であるかどうかを判
断して、そうであれば次のステップに進んで、後輪側速
度センサ43の信号から後輪速度Vrを読み取る。そし
て同じくVrがV0 以下であるかどうかを判断し、そう
であれば次のステップに進んで、電磁弁52に作動電流
を供給して断続機構40を分断する。一方これにおいて
は、モード切換信号の入力後、前輪速度Vf(車速に等
しい)と後輪速度VrとのいずれもがV0 以下まで落ち
ない限り、断続機構40の接続状態は保持される。
【0032】これによると、四駆ローモード4Lで走行
中不意に切換えがなされても、断続機構40が接続され
続けるため、前輪1が駆動系から外れて完全な二輪駆動
或いはニュートラル状態に切り換わってしまうのを防止
でき、これによりステアリング特性の急変を防止でき、
操縦安定性を保持できる。ここで、断続機構40が分断
する車速を十分な低速としたので、分断を安全な速度に
て行うことができる。或いは、速度V0 は実質上停止と
同等な速度に設定され、本実施例の場合、停止又はそれ
に近い状態ではじめて分断を行うとも言える。なお上記
の制御は、四駆ローモード4Lからの切換えの場合に限
られ、四駆ハイモード4Hからの切換えの場合は走行状
況等に即した別の制御が実行される。そして四駆ローモ
ード4Lからの切換えがなされたという判断は、演算処
理部47が切換前のモードを監視することにより行われ
ている。上記においては、ハーネス異常等の場合を想定
して説明したが、正規操作による切換えの場合も全く同
様な制御がなされ、つまりこの制御はフェイルセーフの
機能をも兼ね備えたものである。
【0033】尚、本発明は上記実施例に限るものではな
く、例えば断続機構を前輪車軸以外の場所に設ける等、
様々な変形実施例が可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0035】(1) 四輪駆動走行中に駆動モード検出
スイッチ系に不良が発生しても、ステアリング特性の急
変を防止でき、操縦安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る四輪駆動装置の実施例を示す構成
図である。
【図2】図1の四輪駆動装置をより具体的に描いた構成
図である。
【図3】セレクタレバー及びゲートを示す平面図であ
る。
【図4】各モードにおけるスイッチのON/OFFの組合せを
示す表である。
【図5】演算処理部による制御を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 エンジン 5 四輪駆動装置 9 クラッチ 40 断続機構 45 コントローラ 47 演算処理部
フロントページの続き (72)発明者 ウィル ワトソン アメリカ合衆国 ミシガン州 スターリン グ・ハイツ 18 1/2マイル・ロード 6690 ボーグ・ワーナー・オートモーティ ブ・インク・パワートレイン・システム ズ・コーポレーション内 (72)発明者 ダン ショワルター アメリカ合衆国 ミシガン州 スターリン グ・ハイツ 18 1/2マイル・ロード 6690 ボーグ・ワーナー・オートモーティ ブ・インク・パワートレイン・システム ズ・コーポレーション内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの駆動力を前後輪に分配す
    るためのクラッチと、該クラッチの締結力を前後輪の速
    度差に基づいて制御すると共にそのクラッチを断続して
    四輪駆動と二輪駆動とを切り換えるコントローラと、四
    輪駆動時に四輪を駆動系に接続し、二輪駆動時に前輪を
    駆動系から分断する断続機構とを備え、上記コントロー
    ラに、上記断続機構の断続を制御し且つ四輪駆動から二
    輪駆動への切換時に車速が所定速度以下になるまで上記
    断続機構の接続状態を保持するための演算処理部を設け
    たことを特徴とする四輪駆動装置。
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