JPH08324448A - 車両用電動式操舵装置の診断装置 - Google Patents
車両用電動式操舵装置の診断装置Info
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- JPH08324448A JPH08324448A JP13187895A JP13187895A JPH08324448A JP H08324448 A JPH08324448 A JP H08324448A JP 13187895 A JP13187895 A JP 13187895A JP 13187895 A JP13187895 A JP 13187895A JP H08324448 A JPH08324448 A JP H08324448A
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- supply voltage
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電動式操舵装置のモータの電源電圧異常を、誤
動作なく確実に診断する。 【構成】モータリレーのON制御状態において(S6
2)、モータ電源電圧VMと閾値とを比較して、モータ
電源電圧VMの異常を診断する(S66)。ここで、バッ
テリ電圧VB,モータ駆動電流の指令値IM* ,モータ
通電回路のハーネスインピーダンスZo,固定値αに基
づき、前記閾値を(VB−IM* ・Zo−α)として算
出する。そして、実際のモータ電源電圧VMが前記閾値
よりも低い状態が所定時間Δt以上継続したときには
(S66)、ショート故障の発生を判別して(S67)、モ
ータリレーを強制的にOFFする(S68)。
動作なく確実に診断する。 【構成】モータリレーのON制御状態において(S6
2)、モータ電源電圧VMと閾値とを比較して、モータ
電源電圧VMの異常を診断する(S66)。ここで、バッ
テリ電圧VB,モータ駆動電流の指令値IM* ,モータ
通電回路のハーネスインピーダンスZo,固定値αに基
づき、前記閾値を(VB−IM* ・Zo−α)として算
出する。そして、実際のモータ電源電圧VMが前記閾値
よりも低い状態が所定時間Δt以上継続したときには
(S66)、ショート故障の発生を判別して(S67)、モ
ータリレーを強制的にOFFする(S68)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用電動式操舵装置の
診断装置に関し、詳しくは、操舵用アクチュエータの電
源電圧の異常を診断する装置に関する。
診断装置に関し、詳しくは、操舵用アクチュエータの電
源電圧の異常を診断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の操縦安定性を向上させ
るべく、車速やステアリング操舵角などの情報に基づい
て後輪に補助舵角を与える後輪操舵制御装置が知られて
おり、更に、アクチュエータとしてモータを用い、該モ
ータの回転量に応じた補助舵角を後輪に与える構成のも
のが知られている。
るべく、車速やステアリング操舵角などの情報に基づい
て後輪に補助舵角を与える後輪操舵制御装置が知られて
おり、更に、アクチュエータとしてモータを用い、該モ
ータの回転量に応じた補助舵角を後輪に与える構成のも
のが知られている。
【0003】かかる電動式補助操舵装置においては、例
えば図12に示すようなシステム構成によってモータに供
給する電流を調整して、補助舵角を後輪に与えるように
なっている。図12において、後輪舵角目標値演算手段A
は、車速やステアリング操舵角などの検出信号に基づい
て後輪舵角の目標値θsを演算し、後輪実舵角検出手段
Bは、実際の後輪舵角θを検出する。
えば図12に示すようなシステム構成によってモータに供
給する電流を調整して、補助舵角を後輪に与えるように
なっている。図12において、後輪舵角目標値演算手段A
は、車速やステアリング操舵角などの検出信号に基づい
て後輪舵角の目標値θsを演算し、後輪実舵角検出手段
Bは、実際の後輪舵角θを検出する。
【0004】そして、サーボ手段Cは、実舵角θが目標
値θsに一致するように、モータリレーEを介してモー
タDに供給される電流Iout を調整する。ここで、異常
判断手段Fは、例えばモータリレーEがON制御状態で
あって、かつ、モータDの電源電圧VMが所定値Vo
(例えば2V)以下である場合に、サーボ手段Cにおけ
るショート故障によりモータ電源電圧VMが異常になっ
たと判断して、モータリレーEをOFFし、モータDへ
の通電をカットする。
値θsに一致するように、モータリレーEを介してモー
タDに供給される電流Iout を調整する。ここで、異常
判断手段Fは、例えばモータリレーEがON制御状態で
あって、かつ、モータDの電源電圧VMが所定値Vo
(例えば2V)以下である場合に、サーボ手段Cにおけ
るショート故障によりモータ電源電圧VMが異常になっ
たと判断して、モータリレーEをOFFし、モータDへ
の通電をカットする。
【0005】これにより、サーボ手段Cにショート故障
が発生しても、モータDに過剰電流が供給されて後輪に
異常舵角が与えられることが回避される。
が発生しても、モータDに過剰電流が供給されて後輪に
異常舵角が与えられることが回避される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バッテリか
らサーボ手段Cまでのハーネスにおけるインピーダンス
Zoが、ハーネス長さやノイズ除去用のコイルの設置等
によって無視できない程度に大きくなった場合には、か
かるインピーダンスZoによる電圧降下により前記電源
電圧VMは正常状態でも低下し、かつ、かかる電圧降下
代は、電流Ioutの増大に応じて拡大することになる。
らサーボ手段Cまでのハーネスにおけるインピーダンス
Zoが、ハーネス長さやノイズ除去用のコイルの設置等
によって無視できない程度に大きくなった場合には、か
かるインピーダンスZoによる電圧降下により前記電源
電圧VMは正常状態でも低下し、かつ、かかる電圧降下
代は、電流Ioutの増大に応じて拡大することになる。
【0007】このため、インピーダンスZoが大きい場
合には、ショート故障(電源電圧異常)を誤診断するこ
とを回避すべく、前記所定値Voを低下させる必要があ
るが、最大電流印加時にも誤診断しないような低い所定
値Voを設定すると、印加電流が比較的小さいときにシ
ョート故障の発生を確実に診断できなくなってしまう惧
れがあり、また、印加電流の比較的小さいときに適合し
て閾値を上げると高電流時に誤診断が発生する可能があ
った。
合には、ショート故障(電源電圧異常)を誤診断するこ
とを回避すべく、前記所定値Voを低下させる必要があ
るが、最大電流印加時にも誤診断しないような低い所定
値Voを設定すると、印加電流が比較的小さいときにシ
ョート故障の発生を確実に診断できなくなってしまう惧
れがあり、また、印加電流の比較的小さいときに適合し
て閾値を上げると高電流時に誤診断が発生する可能があ
った。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、車両用電動式操舵装置において、アクチュエータ
用電源電圧の異常を誤診断なくかつ確実に診断できる診
断装置を提供することを目的とする。
あり、車両用電動式操舵装置において、アクチュエータ
用電源電圧の異常を誤診断なくかつ確実に診断できる診
断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
では、車輪の実際の舵角が目標舵角に一致するように、
操舵用アクチュエータに供給する電流を制御するサーボ
手段を備えて構成された車両用電動式操舵装置におい
て、電源電圧の異常を診断する診断装置を図1に示すよ
うに構成する。
では、車輪の実際の舵角が目標舵角に一致するように、
操舵用アクチュエータに供給する電流を制御するサーボ
手段を備えて構成された車両用電動式操舵装置におい
て、電源電圧の異常を診断する診断装置を図1に示すよ
うに構成する。
【0010】図1において、異常診断手段は、前記アク
チュエータの電源電圧と所定の閾値とを比較して、前記
電源電圧の異常診断を行う。ここで、閾値変更手段は、
前記サーボ手段で制御される電流に応じて前記所定の閾
値を変更する。請求項2の発明にかかる車両用電動式操
舵装置の診断装置では、前記閾値変更手段が、予め求め
られたアクチュエータ用電源とサーボ手段との間のイン
ピーダンスと、前記電流との乗算値の増大に応じて前記
閾値をより低く変更する構成とした。
チュエータの電源電圧と所定の閾値とを比較して、前記
電源電圧の異常診断を行う。ここで、閾値変更手段は、
前記サーボ手段で制御される電流に応じて前記所定の閾
値を変更する。請求項2の発明にかかる車両用電動式操
舵装置の診断装置では、前記閾値変更手段が、予め求め
られたアクチュエータ用電源とサーボ手段との間のイン
ピーダンスと、前記電流との乗算値の増大に応じて前記
閾値をより低く変更する構成とした。
【0011】請求項3の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置では、前記閾値変更手段が、前記サーボ
手段における電流指令値に基づいて電流を間接的に検出
し、かつ、前記異常診断手段が、前記アクチュエータの
電源電圧が前記所定の閾値よりも低い状態が所定時間以
上継続したときに、電源電圧の異常判定を行う構成とし
た。
装置の診断装置では、前記閾値変更手段が、前記サーボ
手段における電流指令値に基づいて電流を間接的に検出
し、かつ、前記異常診断手段が、前記アクチュエータの
電源電圧が前記所定の閾値よりも低い状態が所定時間以
上継続したときに、電源電圧の異常判定を行う構成とし
た。
【0012】一方、請求項4の発明では、車輪の実際の
舵角が目標舵角に一致するように、操舵用アクチュエー
タに供給する電流を制御するサーボ手段を備えて構成さ
れた車両用電動式操舵装置において、電源電圧の異常を
診断する診断装置を図2に示すように構成する。図2に
おいて、異常診断手段は、前記アクチュエータの電源電
圧と所定の閾値とを比較して、前記電源電圧の異常診断
を行う。
舵角が目標舵角に一致するように、操舵用アクチュエー
タに供給する電流を制御するサーボ手段を備えて構成さ
れた車両用電動式操舵装置において、電源電圧の異常を
診断する診断装置を図2に示すように構成する。図2に
おいて、異常診断手段は、前記アクチュエータの電源電
圧と所定の閾値とを比較して、前記電源電圧の異常診断
を行う。
【0013】ここで、診断許可手段は、前記サーボ手段
で制御される電流が所定値以下であるときにのみ前記異
常診断手段による異常診断を許可する。請求項5の発明
にかかる車両用電動式操舵装置の診断装置では、前記診
断許可手段が、前記サーボ手段における電流指令値に基
づいて電流を間接的に検出し、かつ、該電流指令値に対
応する電流が所定値以下である状態が所定時間以上継続
したときに、前記異常診断手段による異常診断を許可す
る構成とした。
で制御される電流が所定値以下であるときにのみ前記異
常診断手段による異常診断を許可する。請求項5の発明
にかかる車両用電動式操舵装置の診断装置では、前記診
断許可手段が、前記サーボ手段における電流指令値に基
づいて電流を間接的に検出し、かつ、該電流指令値に対
応する電流が所定値以下である状態が所定時間以上継続
したときに、前記異常診断手段による異常診断を許可す
る構成とした。
【0014】請求項6の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置では、前記異常診断手段により電源電圧
の異常が判定されたときに、前記アクチュエータに対す
る通電を遮断する通電遮断手段を備える構成とした。
装置の診断装置では、前記異常診断手段により電源電圧
の異常が判定されたときに、前記アクチュエータに対す
る通電を遮断する通電遮断手段を備える構成とした。
【0015】
【作用】請求項1の発明にかかる車両用電動式操舵装置
の診断装置によると、アクチュエータの実際の電源電圧
と所定の閾値とを比較して、電源電圧が異常であるか否
かを判別するが、前記所定の閾値を、サーボ手段で制御
される電流に応じて変更することで、前記電流の増大に
よる正常電圧の降下に対応する閾値に基づいて診断がな
されようにした。
の診断装置によると、アクチュエータの実際の電源電圧
と所定の閾値とを比較して、電源電圧が異常であるか否
かを判別するが、前記所定の閾値を、サーボ手段で制御
される電流に応じて変更することで、前記電流の増大に
よる正常電圧の降下に対応する閾値に基づいて診断がな
されようにした。
【0016】請求項2の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、前記閾値を電流に応じて変更
する構成において、アクチュエータ用電源とサーボ手段
との間のインピーダンスを予め求めておいて、電流の増
大に応じて大きくなる前記インピーダンスによる電圧降
下分に対応して閾値が変更されるようにした。請求項3
の発明にかかる車両用電動式操舵装置の診断装置による
と、サーボ手段における電流指令値に基づいて間接的に
電流を検出する構成において、前記電流指令値に対する
実際の電流の応答遅れを見込んで、アクチュエータの電
源電圧が所定の閾値よりも低い状態が所定時間以上継続
していることを条件として異常判定を行うものとした。
装置の診断装置によると、前記閾値を電流に応じて変更
する構成において、アクチュエータ用電源とサーボ手段
との間のインピーダンスを予め求めておいて、電流の増
大に応じて大きくなる前記インピーダンスによる電圧降
下分に対応して閾値が変更されるようにした。請求項3
の発明にかかる車両用電動式操舵装置の診断装置による
と、サーボ手段における電流指令値に基づいて間接的に
電流を検出する構成において、前記電流指令値に対する
実際の電流の応答遅れを見込んで、アクチュエータの電
源電圧が所定の閾値よりも低い状態が所定時間以上継続
していることを条件として異常判定を行うものとした。
【0017】請求項4の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、アクチュエータの実際の電源
電圧と所定の閾値とを比較して、電源電圧が異常である
か否かを判別するが、かかる判別を、サーボ手段で制御
される電流が所定値以下であるとき、即ち、ハーネスの
インピーダンスによる電圧降下代(正常電圧の降下)が
充分に小さい状態でのみ許可する。
装置の診断装置によると、アクチュエータの実際の電源
電圧と所定の閾値とを比較して、電源電圧が異常である
か否かを判別するが、かかる判別を、サーボ手段で制御
される電流が所定値以下であるとき、即ち、ハーネスの
インピーダンスによる電圧降下代(正常電圧の降下)が
充分に小さい状態でのみ許可する。
【0018】請求項5の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、サーボ手段における電流指令
値に基づいて間接的に電流を検出する構成において、前
記電流指令値に対する実際の電流の応答遅れを見込ん
で、電流指令値を介して検出される電流が所定以下であ
る状態が所定時間以上の継続していることを条件として
診断を許可するものとした。
装置の診断装置によると、サーボ手段における電流指令
値に基づいて間接的に電流を検出する構成において、前
記電流指令値に対する実際の電流の応答遅れを見込ん
で、電流指令値を介して検出される電流が所定以下であ
る状態が所定時間以上の継続していることを条件として
診断を許可するものとした。
【0019】請求項6の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、電源電圧の異常が判定された
ときに、アクチュエータに対する通電を遮断して、アク
チュエータに過剰電流が供給されることを回避する。
装置の診断装置によると、電源電圧の異常が判定された
ときに、アクチュエータに対する通電を遮断して、アク
チュエータに過剰電流が供給されることを回避する。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図3は、
本発明にかかる車両用電動式操舵装置が後輪操舵用とし
て適用された4輪操舵車両を示すシステム図である。こ
の図3において、前輪1,2の操舵は、ステアリングハ
ンドル3と機械リンク式ステアリング機構4によって行
われる。これは、例えば、ステアリングギヤ、ピットマ
ンアーム、リレーロッド、サイドロッド5,6、ナック
ルアーム7,8等で構成される。
本発明にかかる車両用電動式操舵装置が後輪操舵用とし
て適用された4輪操舵車両を示すシステム図である。こ
の図3において、前輪1,2の操舵は、ステアリングハ
ンドル3と機械リンク式ステアリング機構4によって行
われる。これは、例えば、ステアリングギヤ、ピットマ
ンアーム、リレーロッド、サイドロッド5,6、ナック
ルアーム7,8等で構成される。
【0021】一方、後輪9,10の操舵は、電動式操舵装
置11によって行われる。後輪9,10間は、ラックシャフ
ト12、サイドロッド13,14、ナックルアーム15,16によ
り連結され、ラックシャフト12が内挿されたラックチュ
ーブ17には、減速機構18と操舵用アクチュエータとして
のモータ19とが設けられ、このモータ19は、車速センサ
21,前輪舵角センサ22,後輪舵角メインセンサ23,後輪
舵角サブセンサ24,ヨーレイトセンサ25等からの信号を
入力するコントローラ26(サーボ手段)により駆動制御
される。
置11によって行われる。後輪9,10間は、ラックシャフ
ト12、サイドロッド13,14、ナックルアーム15,16によ
り連結され、ラックシャフト12が内挿されたラックチュ
ーブ17には、減速機構18と操舵用アクチュエータとして
のモータ19とが設けられ、このモータ19は、車速センサ
21,前輪舵角センサ22,後輪舵角メインセンサ23,後輪
舵角サブセンサ24,ヨーレイトセンサ25等からの信号を
入力するコントローラ26(サーボ手段)により駆動制御
される。
【0022】図4は前記電動式操舵装置11の具体的な構
成を示す断面図である。図4において、ラックシャフト
12が内挿されたラックチューブ17は、図示しないブラケ
ットを介して車体に固定されている。ラックシャフト12
の両端部には、ボールジョイントを介して前記サイドロ
ッド13,14が連結される。減速機構18は、ラックチュー
ブ17と一体的に形成されたハウジング34内に設けられて
おり、該ハウジング34にボルト47で固定されたモータ19
のモータ軸に一端が連結され、他端がボールベアリング
44により回動自在にハウジング34内に支持されたピニオ
ンギヤ32(駆動ギヤ)と、該ピニオンギヤ32に噛合する
リングギヤ33(被動ギヤ)と、該リングギヤ33に採動自
在に設けられると共にラックシャフト12に嵌合するラッ
クピン35とによって構成される。ラックピン35は、リン
グギヤ33の回転軸に対して偏心させて設けられており、
リングギヤ33が回転すると、ラックピン35は図上で左右
に移動可能となっている。
成を示す断面図である。図4において、ラックシャフト
12が内挿されたラックチューブ17は、図示しないブラケ
ットを介して車体に固定されている。ラックシャフト12
の両端部には、ボールジョイントを介して前記サイドロ
ッド13,14が連結される。減速機構18は、ラックチュー
ブ17と一体的に形成されたハウジング34内に設けられて
おり、該ハウジング34にボルト47で固定されたモータ19
のモータ軸に一端が連結され、他端がボールベアリング
44により回動自在にハウジング34内に支持されたピニオ
ンギヤ32(駆動ギヤ)と、該ピニオンギヤ32に噛合する
リングギヤ33(被動ギヤ)と、該リングギヤ33に採動自
在に設けられると共にラックシャフト12に嵌合するラッ
クピン35とによって構成される。ラックピン35は、リン
グギヤ33の回転軸に対して偏心させて設けられており、
リングギヤ33が回転すると、ラックピン35は図上で左右
に移動可能となっている。
【0023】従って、モータ19のモータ軸が回転する
と、ピニオンギヤ32からリングギヤ33へと回転が伝達さ
れ、該リングギヤ33の回転に伴いラックピン35が図上で
左右に移動し、該ラックピン35が嵌合されているラック
シャフト12が軸方向に移動して後輪9,10の操舵が行わ
れる。この後輪9,10の操舵量(補助舵角)は、ラック
シャフト12の軸方向移動量、即ち、モータ軸の回転量に
対応することになる。
と、ピニオンギヤ32からリングギヤ33へと回転が伝達さ
れ、該リングギヤ33の回転に伴いラックピン35が図上で
左右に移動し、該ラックピン35が嵌合されているラック
シャフト12が軸方向に移動して後輪9,10の操舵が行わ
れる。この後輪9,10の操舵量(補助舵角)は、ラック
シャフト12の軸方向移動量、即ち、モータ軸の回転量に
対応することになる。
【0024】前記リングギヤ33には、その回転量により
後輪舵角を検出するポテンショメータ式の後輪舵角メイ
ンセンサ23が設けられており、更に、前記ラックシャフ
ト12の軸方向の移動量により後輪舵角を検出するポテン
ショメータ式の後輪舵角サブセンサ24が設けられてい
る。前記リングギヤ33は、その軸に直交する平面上の軸
周りに形成されたベベルギヤを有しており、該リングギ
ヤ33に対して前記ピニオンギヤ32は、リングギヤ33の軸
に直交する平面上の軸周りに形成され前記ベベルギヤと
噛合するウォームギヤを有している(図5参照)。
後輪舵角を検出するポテンショメータ式の後輪舵角メイ
ンセンサ23が設けられており、更に、前記ラックシャフ
ト12の軸方向の移動量により後輪舵角を検出するポテン
ショメータ式の後輪舵角サブセンサ24が設けられてい
る。前記リングギヤ33は、その軸に直交する平面上の軸
周りに形成されたベベルギヤを有しており、該リングギ
ヤ33に対して前記ピニオンギヤ32は、リングギヤ33の軸
に直交する平面上の軸周りに形成され前記ベベルギヤと
噛合するウォームギヤを有している(図5参照)。
【0025】尚、本実施例では、ピニオンギヤ32からの
動力はリングギヤ33側に伝達されるが、リングギヤ33が
回転しようとしても歯の角度設定によってピニオンギヤ
32が回転しない非可逆特性を有する構成としてある。こ
こで、前記リングギヤ33のフランジ部33aを、リングギ
ヤ33の軸方向に沿ってピニオンギヤ32側に押圧付勢する
スプリング(弾性部材)45が設けられており、かかるス
プリング45の付勢力によってリングギヤ33をピニオンギ
ヤ32側に押圧することで、リングギヤ33とピニオンギヤ
32との間における歯面間のクリアンランスを最小に詰め
ることができるようにしてある。
動力はリングギヤ33側に伝達されるが、リングギヤ33が
回転しようとしても歯の角度設定によってピニオンギヤ
32が回転しない非可逆特性を有する構成としてある。こ
こで、前記リングギヤ33のフランジ部33aを、リングギ
ヤ33の軸方向に沿ってピニオンギヤ32側に押圧付勢する
スプリング(弾性部材)45が設けられており、かかるス
プリング45の付勢力によってリングギヤ33をピニオンギ
ヤ32側に押圧することで、リングギヤ33とピニオンギヤ
32との間における歯面間のクリアンランスを最小に詰め
ることができるようにしてある。
【0026】図6は、コントローラ26を中心とする電動
式操舵装置11の電子制御系を示すブロック図である。図
6において、21は車速センサ、22は前輪舵角センサ(ス
テアリング舵角センサ)、23は後輪舵角メインセンサ、
24は後輪舵角サブセンサ、25はヨーレイトセンサ、26は
コントローラ、26aはCPU、26bはモータ駆動回路、
26cはフェイルセーフ回路である。
式操舵装置11の電子制御系を示すブロック図である。図
6において、21は車速センサ、22は前輪舵角センサ(ス
テアリング舵角センサ)、23は後輪舵角メインセンサ、
24は後輪舵角サブセンサ、25はヨーレイトセンサ、26は
コントローラ、26aはCPU、26bはモータ駆動回路、
26cはフェイルセーフ回路である。
【0027】前記CPU26aは、フィードフォワード目
標値算出部261 、推定ヨーレイト算出部262 、フィード
バック目標値算出部263 、後輪舵角目標値算出部264 、
舵角サーボ算出部265 を有する。前記モータ駆動回路26
bは、前記舵角サーボ算出部265 からのモータ指令電流
IM* (電流指令値)をモータ19へのモータ駆動電流I
Mに変換する。
標値算出部261 、推定ヨーレイト算出部262 、フィード
バック目標値算出部263 、後輪舵角目標値算出部264 、
舵角サーボ算出部265 を有する。前記モータ駆動回路26
bは、前記舵角サーボ算出部265 からのモータ指令電流
IM* (電流指令値)をモータ19へのモータ駆動電流I
Mに変換する。
【0028】フェイルセーフ回路26cは、例えば、後輪
舵角メインセンサ23と後輪舵角サブセンサ24との間で、
後輪舵角量の検出ずれが発生したときに、前記モータ駆
動電流IMの出力を強制的に停止させ、後輪をフェイル
セーフ作動時の状態に保持する。図7は、前記コントロ
ーラ26のCPU26aで行われる後輪操舵制御の流れを示
すフローチャートである。
舵角メインセンサ23と後輪舵角サブセンサ24との間で、
後輪舵角量の検出ずれが発生したときに、前記モータ駆
動電流IMの出力を強制的に停止させ、後輪をフェイル
セーフ作動時の状態に保持する。図7は、前記コントロ
ーラ26のCPU26aで行われる後輪操舵制御の流れを示
すフローチャートである。
【0029】まず、ステップ40では、車速Vとステアリ
ング舵角θと実ヨーレイトΨ'sと後輪舵角メインセンサ
23の出力値δrsとが読み込まれる。ここで、実ヨーレイ
トΨ'sは、ヨーレイトセンサ25からのヨーレイトセンサ
値VΨ' と、温度ドリフトによる影響を取り除く検出ヨ
ーレイト補正処理によって得られた最新のヨーレイトゼ
ロ補正メモリ値VΨ'om により算出される。
ング舵角θと実ヨーレイトΨ'sと後輪舵角メインセンサ
23の出力値δrsとが読み込まれる。ここで、実ヨーレイ
トΨ'sは、ヨーレイトセンサ25からのヨーレイトセンサ
値VΨ' と、温度ドリフトによる影響を取り除く検出ヨ
ーレイト補正処理によって得られた最新のヨーレイトゼ
ロ補正メモリ値VΨ'om により算出される。
【0030】ステップ41では、車速Vとステアリング舵
角θを用いた位相反転ディレイ制御方式に基づく下記の
式により後輪舵角フィードフォワード目標値δ RFF
* (以下、*は目標値を表すものとする。)が算出され
る。 δ RFF* =Kθ+τθ+τ’θ このステップ41での演算処理は、フィードフォワード
(F/F)目標値算出部261 で行われる。
角θを用いた位相反転ディレイ制御方式に基づく下記の
式により後輪舵角フィードフォワード目標値δ RFF
* (以下、*は目標値を表すものとする。)が算出され
る。 δ RFF* =Kθ+τθ+τ’θ このステップ41での演算処理は、フィードフォワード
(F/F)目標値算出部261 で行われる。
【0031】ステップ42では、アクチュエータモデルを
用い、後輪舵角フィードフォワード目標値δ RFF* を与
えた場合、実際に後輪舵角アクチュエータ(モータ)が
後輪を操舵する量である後輪舵角推定値δ RFF# (以
下、#は推定値を表すものとする。)が算出される。こ
のアクチュエータモデルは、後輪舵角指令値に対して実
際のアクチュエータを駆動させて得られる実後輪舵角の
伝達特性で与えられる。
用い、後輪舵角フィードフォワード目標値δ RFF* を与
えた場合、実際に後輪舵角アクチュエータ(モータ)が
後輪を操舵する量である後輪舵角推定値δ RFF# (以
下、#は推定値を表すものとする。)が算出される。こ
のアクチュエータモデルは、後輪舵角指令値に対して実
際のアクチュエータを駆動させて得られる実後輪舵角の
伝達特性で与えられる。
【0032】ステップ43では、車両モデルを用い、車速
Vとステアリング舵角θと後輪舵角推定値δ RFF# を与
えての走行を想定した場合のヨーレイト推定値Ψ' # が
算出される。この車両モデルとしては、線形2自由度平
面車両モデルが用いられる。ステップ44では、ヨーレイ
トセンサモデルを用い、ヨーレイト推定値Ψ' # から推
定ヨーレイトΨ's# が算出される。このヨーレイトセン
サモデルは、センサの周波数応答等のセンサ動特性の実
験結果に基づく伝達関数で与えられる。
Vとステアリング舵角θと後輪舵角推定値δ RFF# を与
えての走行を想定した場合のヨーレイト推定値Ψ' # が
算出される。この車両モデルとしては、線形2自由度平
面車両モデルが用いられる。ステップ44では、ヨーレイ
トセンサモデルを用い、ヨーレイト推定値Ψ' # から推
定ヨーレイトΨ's# が算出される。このヨーレイトセン
サモデルは、センサの周波数応答等のセンサ動特性の実
験結果に基づく伝達関数で与えられる。
【0033】尚、前記ステップ42〜44の算出処理は、推
定ヨーレイト算出部262 で行われる。ステップ45では、
実ヨーレイトΨ'sと推定ヨーレイトΨ's# との差により
ヨーレイト偏差Ψ'eが算出される。ステップ46では、一
次遅れのフィルタを構成するフィードバック補償器−1
により、ヨーレイト偏差Ψ'eを入力とし、ヨーレイトセ
ンサ25の出力に含まれる高周波ノイズを除去した出力信
号Ψ'eclを得る。
定ヨーレイト算出部262 で行われる。ステップ45では、
実ヨーレイトΨ'sと推定ヨーレイトΨ's# との差により
ヨーレイト偏差Ψ'eが算出される。ステップ46では、一
次遅れのフィルタを構成するフィードバック補償器−1
により、ヨーレイト偏差Ψ'eを入力とし、ヨーレイトセ
ンサ25の出力に含まれる高周波ノイズを除去した出力信
号Ψ'eclを得る。
【0034】ステップ47では、1次/1次のフィルタを
構成するフィードバック補償器−2により、前記出力信
号Ψ'ec1と車速Cを入力とし、外乱に対する車両の過渡
応答が調整された出力信号Ψ'ec2を得る。ステップ48で
は、フィードバック比例ゲインKpにより、Ψ'ec2と車
速Vを入力とし、フィードバック後輪舵角指令値δRFBO
* が算出される。
構成するフィードバック補償器−2により、前記出力信
号Ψ'ec1と車速Cを入力とし、外乱に対する車両の過渡
応答が調整された出力信号Ψ'ec2を得る。ステップ48で
は、フィードバック比例ゲインKpにより、Ψ'ec2と車
速Vを入力とし、フィードバック後輪舵角指令値δRFBO
* が算出される。
【0035】ステップ49では、舵角リミッタにより、車
速Vに応じて、フィードバック後輪舵角指令値δRFBO*
の最大値を滑らかに制限したフィードバック後輪舵角制
限指令値δRFBL* が算出される。ステップ50では、微小
変化吸収器により、δRFBL* と後輪舵角フィードバック
目標値δRFB * を入力とし、フィードバック後輪舵角制
限指令値δRFBL* にヒステリシスを設け、フィードバッ
クによる微小なヨーレイトの振動を取り除いたフィード
バック後輪舵角制限指令値δRFBH* が算出される。
速Vに応じて、フィードバック後輪舵角指令値δRFBO*
の最大値を滑らかに制限したフィードバック後輪舵角制
限指令値δRFBL* が算出される。ステップ50では、微小
変化吸収器により、δRFBL* と後輪舵角フィードバック
目標値δRFB * を入力とし、フィードバック後輪舵角制
限指令値δRFBL* にヒステリシスを設け、フィードバッ
クによる微小なヨーレイトの振動を取り除いたフィード
バック後輪舵角制限指令値δRFBH* が算出される。
【0036】ステップ51では、2次/2次のフィルタを
構成するアクチュエータ位相補償器により、フィードバ
ック後輪舵角制限指令値δRFBH* を入力とし、アクチュ
エータ制御系で設定されている伝達特性を希望する伝達
特性に変更して後輪舵角フィードバック目標値δRFB *
が算出される。尚、ステップ45〜51の演算処理は、フィ
ードバック(F/B)目標値算出部263 で行われる。
構成するアクチュエータ位相補償器により、フィードバ
ック後輪舵角制限指令値δRFBH* を入力とし、アクチュ
エータ制御系で設定されている伝達特性を希望する伝達
特性に変更して後輪舵角フィードバック目標値δRFB *
が算出される。尚、ステップ45〜51の演算処理は、フィ
ードバック(F/B)目標値算出部263 で行われる。
【0037】ステップ52では、後輪舵角フィードフォワ
ード目標値δRFF * と後輪舵角フィードバック目標値δ
RFB * との和により後輪舵角目標値δR * が算出され
る。このステップでの演算処理は、後輪舵角目標値算出
部264 で行われる。ステップ53では、後輪舵角メインセ
ンサ値δrsとロバストモデルマッチング手法を用いて、
後輪舵角目標値δR * が得られるモータ指令電流IM*
がモータ駆動回路26bに出力される。そして、モータ駆
動回路26bにより、モータ駆動電流IMが電動式操舵装
置11のアクチュエータとしてのモータ19に出力される。
ード目標値δRFF * と後輪舵角フィードバック目標値δ
RFB * との和により後輪舵角目標値δR * が算出され
る。このステップでの演算処理は、後輪舵角目標値算出
部264 で行われる。ステップ53では、後輪舵角メインセ
ンサ値δrsとロバストモデルマッチング手法を用いて、
後輪舵角目標値δR * が得られるモータ指令電流IM*
がモータ駆動回路26bに出力される。そして、モータ駆
動回路26bにより、モータ駆動電流IMが電動式操舵装
置11のアクチュエータとしてのモータ19に出力される。
【0038】ここで、前記モータ19に対する駆動電流I
Mの供給回路は、具体的には、図8に示すように構成さ
れている。この図8において、モータ駆動回路26bに
は、電源としてバッテリ51がCPU26aでON・OFF
制御されるモータリレー52を介して接続されており、か
かる電源供給に基づいてモータ19の駆動電流IMをモー
タ指令電流IM* に応じて制御する。
Mの供給回路は、具体的には、図8に示すように構成さ
れている。この図8において、モータ駆動回路26bに
は、電源としてバッテリ51がCPU26aでON・OFF
制御されるモータリレー52を介して接続されており、か
かる電源供給に基づいてモータ19の駆動電流IMをモー
タ指令電流IM* に応じて制御する。
【0039】また、モータ19の電源電圧VM、及び、イ
グニッションスイッチ53を介したイグニッション電圧V
B(バッテリ電圧)が、CPU26aにモニタされるよう
にしてある。そして、CPU26aは後述するようにし
て、前記電源電圧VMの異常を診断し、異常発生時に
は、通電遮断手段としての前記モータリレー52を強制的
にOFFしてモータ19に対する電流供給を遮断し、後輪
をフェイルセーフ作動時の状態に保持するようになって
いる。
グニッションスイッチ53を介したイグニッション電圧V
B(バッテリ電圧)が、CPU26aにモニタされるよう
にしてある。そして、CPU26aは後述するようにし
て、前記電源電圧VMの異常を診断し、異常発生時に
は、通電遮断手段としての前記モータリレー52を強制的
にOFFしてモータ19に対する電流供給を遮断し、後輪
をフェイルセーフ作動時の状態に保持するようになって
いる。
【0040】図9のフローチャートは、前記CPU26a
による前記電源電圧異常診断の第1実施例を示すもので
ある。S61では、モータ電源電圧VMを読み込む。S62
では、モータリレー52をON制御して後輪操舵制御を実
行している状態であるか否かを判別する。
による前記電源電圧異常診断の第1実施例を示すもので
ある。S61では、モータ電源電圧VMを読み込む。S62
では、モータリレー52をON制御して後輪操舵制御を実
行している状態であるか否かを判別する。
【0041】モータリレー52のOFF制御時であるとき
には、S63へ進み、前記読み込んだモータ電源電圧VM
が予め設定された第1の閾値電圧(例えば2V)を越え
ているか否かを判別する。そして、モータ電源電圧VM
が第1の閾値電圧を越えている場合には、OFF制御に
も関わらずモータリレー52が実際にはOFF状態に切り
換わらずにON状態のままになっている故障(リレーO
N故障)が発生したものと判断し、S64へ進んで、その
後のモータ指令電流IM* をゼロに保持させると共に、
車室内に設けられた警告灯を点灯して運転者にリレーO
N故障(電動式操舵装置の故障)の発生を警告する。
には、S63へ進み、前記読み込んだモータ電源電圧VM
が予め設定された第1の閾値電圧(例えば2V)を越え
ているか否かを判別する。そして、モータ電源電圧VM
が第1の閾値電圧を越えている場合には、OFF制御に
も関わらずモータリレー52が実際にはOFF状態に切り
換わらずにON状態のままになっている故障(リレーO
N故障)が発生したものと判断し、S64へ進んで、その
後のモータ指令電流IM* をゼロに保持させると共に、
車室内に設けられた警告灯を点灯して運転者にリレーO
N故障(電動式操舵装置の故障)の発生を警告する。
【0042】一方、S62でモータリレー52をON制御し
て後輪操舵制御を実行している状態であると判別された
ときには、S65へ進み、モータ指令電流IM* (電流指
令値)を読み込む。次のS66では、VM<VB−IM*
・Zo−αなる状態が、所定時間Δt(例えば100ms)以
上継続しているか否かを判別する。このS66における
(VB−IM * ・Zo−α)なる演算処理が、閾値変更
手段に相当する。
て後輪操舵制御を実行している状態であると判別された
ときには、S65へ進み、モータ指令電流IM* (電流指
令値)を読み込む。次のS66では、VM<VB−IM*
・Zo−αなる状態が、所定時間Δt(例えば100ms)以
上継続しているか否かを判別する。このS66における
(VB−IM * ・Zo−α)なる演算処理が、閾値変更
手段に相当する。
【0043】ここで、VBはイグニッション電圧VB、
IM* はモータ指令電流(電流指令値)、αは予め余裕
分として設定された固定値(例えば2V)、Zoはバッ
テリ51からモータ駆動回路26b(サーボ手段)までの間
におけるハーネスインピーダンスであって予め実測して
記憶させておいたものである。ここで、(VB−IM*
・Zo−α)として与えられる第2の閾値電圧よりも実
際のモータ電源電圧VMが低い状態が、所定時間Δt以
上継続している場合には、S67へ進んで、駆動回路26b
のショート故障が発生したものと判断し、次のS68で
は、モータリレー52を強制的にOFF制御すると共に
(通電遮断手段)、その後のモータ指令電流IM* をゼ
ロに保持させ、更に、車室内に設けられた警告灯を点灯
して運転者にショート故障(電動式操舵装置の故障)の
発生を警告する。
IM* はモータ指令電流(電流指令値)、αは予め余裕
分として設定された固定値(例えば2V)、Zoはバッ
テリ51からモータ駆動回路26b(サーボ手段)までの間
におけるハーネスインピーダンスであって予め実測して
記憶させておいたものである。ここで、(VB−IM*
・Zo−α)として与えられる第2の閾値電圧よりも実
際のモータ電源電圧VMが低い状態が、所定時間Δt以
上継続している場合には、S67へ進んで、駆動回路26b
のショート故障が発生したものと判断し、次のS68で
は、モータリレー52を強制的にOFF制御すると共に
(通電遮断手段)、その後のモータ指令電流IM* をゼ
ロに保持させ、更に、車室内に設けられた警告灯を点灯
して運転者にショート故障(電動式操舵装置の故障)の
発生を警告する。
【0044】上記S66〜S68の部分が異常診断手段に相
当する。前記ショート故障は、イグニッション電圧VB
に対して所定値以上に電源電圧VMが降下していること
に基づいて診断できるが、前記ハーネスインピーダンス
Zoが、ノイズ除去用コイルの設置などによって無視で
きない程度に大きくなると、前記インピーダンスZoに
よる電圧降下が、駆動電流IMが大きいときほど大きく
なり、正常状態であっても、駆動電流IMが大きいとき
には電源電圧VMが大きく降下することになる。
当する。前記ショート故障は、イグニッション電圧VB
に対して所定値以上に電源電圧VMが降下していること
に基づいて診断できるが、前記ハーネスインピーダンス
Zoが、ノイズ除去用コイルの設置などによって無視で
きない程度に大きくなると、前記インピーダンスZoに
よる電圧降下が、駆動電流IMが大きいときほど大きく
なり、正常状態であっても、駆動電流IMが大きいとき
には電源電圧VMが大きく降下することになる。
【0045】そこで、本実施例では、ハーネスインピー
ダンスZoによる電圧降下が駆動電流IMの増大に伴っ
て増大することに対応して、電源電圧VMと比較される
第2の閾値電圧を駆動電流IM(モータ指令電流IM*
とインピーダンスZoとの乗算値)が高くなるほど減少
変化させる構成とし(図10参照)、インピーダンスZo
による電圧降下をショート故障の発生として誤診断する
ことを回避しつつ、実際にショート故障が発生したとき
には、これを確実に診断できるようにした。
ダンスZoによる電圧降下が駆動電流IMの増大に伴っ
て増大することに対応して、電源電圧VMと比較される
第2の閾値電圧を駆動電流IM(モータ指令電流IM*
とインピーダンスZoとの乗算値)が高くなるほど減少
変化させる構成とし(図10参照)、インピーダンスZo
による電圧降下をショート故障の発生として誤診断する
ことを回避しつつ、実際にショート故障が発生したとき
には、これを確実に診断できるようにした。
【0046】また、本実施例では、モータ指令電流IM
* (電流指令値)に基づいて間接的に駆動電流IMを検
出するが、モータ指令電流IM* に対応して実際の駆動
電流IMが発生するまでには応答遅れがあるため、VM
<VB−IM* ・Zo−αなる相関が前記応答遅れによ
って発生する惧れがある。そこで、前記応答遅れ時間に
対応する所定時間Δtだけ前記相関が継続して初めて異
常診断する構成とし、前記応答遅れによる誤診断の発生
を防止するようにしてある。
* (電流指令値)に基づいて間接的に駆動電流IMを検
出するが、モータ指令電流IM* に対応して実際の駆動
電流IMが発生するまでには応答遅れがあるため、VM
<VB−IM* ・Zo−αなる相関が前記応答遅れによ
って発生する惧れがある。そこで、前記応答遅れ時間に
対応する所定時間Δtだけ前記相関が継続して初めて異
常診断する構成とし、前記応答遅れによる誤診断の発生
を防止するようにしてある。
【0047】ところで、上記図9のフローチャートに示
した電源電圧診断では、インピーダンスZoによる電圧
降下に対応すべく、モータ指令電流IM* が大きくなる
ほど閾値をより減少変化させる構成としたが、モータ指
令電流IM* (駆動電流IM)として大電流が出力され
る頻度は少ないから、モータ指令電流IM* が比較的小
さくインピーダンスZoによる電圧降下が充分に小さい
ときに限って、駆動電流変化に対して固定の閾値と電源
電圧VMとを比較させて電源電圧の異常診断を行わせる
構成としても良い。
した電源電圧診断では、インピーダンスZoによる電圧
降下に対応すべく、モータ指令電流IM* が大きくなる
ほど閾値をより減少変化させる構成としたが、モータ指
令電流IM* (駆動電流IM)として大電流が出力され
る頻度は少ないから、モータ指令電流IM* が比較的小
さくインピーダンスZoによる電圧降下が充分に小さい
ときに限って、駆動電流変化に対して固定の閾値と電源
電圧VMとを比較させて電源電圧の異常診断を行わせる
構成としても良い。
【0048】インピーダンスZoが大きいと、モータ指
令電流IM* (駆動電流IM)が大きくなるほど正常時
の電源電圧VMが低くなり、正常時の電源電圧VMが低
いときほどショート故障時の電源電圧と正常時の電源電
圧とが近くなる。従って、閾値を固定とすると、モータ
指令電流IM* (駆動電流IM)が大きい領域では、シ
ョート故障時の電源電圧と正常時の電源電圧とからそれ
ぞれ所定以上のマージンをもたせることができないが、
ショート故障時の電源電圧と正常時の電源電圧との差が
充分に広くなる駆動電流IMの比較的小さい領域では、
固定の閾値であってもショート故障時の電源電圧と正常
時の電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージンを確保
することが可能である。然も、前述のように、大電流出
力の頻度は少ないから、駆動電流が比較的小さい領域に
診断領域を限定しても、診断制御の信頼性が大きく低下
することはない。
令電流IM* (駆動電流IM)が大きくなるほど正常時
の電源電圧VMが低くなり、正常時の電源電圧VMが低
いときほどショート故障時の電源電圧と正常時の電源電
圧とが近くなる。従って、閾値を固定とすると、モータ
指令電流IM* (駆動電流IM)が大きい領域では、シ
ョート故障時の電源電圧と正常時の電源電圧とからそれ
ぞれ所定以上のマージンをもたせることができないが、
ショート故障時の電源電圧と正常時の電源電圧との差が
充分に広くなる駆動電流IMの比較的小さい領域では、
固定の閾値であってもショート故障時の電源電圧と正常
時の電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージンを確保
することが可能である。然も、前述のように、大電流出
力の頻度は少ないから、駆動電流が比較的小さい領域に
診断領域を限定しても、診断制御の信頼性が大きく低下
することはない。
【0049】そこで、図11のフローチャートに示す電源
電圧診断の第2実施例では、ショート故障時の電源電圧
と正常時の電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージン
を確保できる固定閾値の設定が可能な小駆動電流領域に
おいてのみ診断を行わせて、ショート故障の誤診断を回
避しつつ、ショート故障の発生を確実に診断できるよう
にしてある。
電圧診断の第2実施例では、ショート故障時の電源電圧
と正常時の電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージン
を確保できる固定閾値の設定が可能な小駆動電流領域に
おいてのみ診断を行わせて、ショート故障の誤診断を回
避しつつ、ショート故障の発生を確実に診断できるよう
にしてある。
【0050】図11のフローチャートにおいて、まず、S
71では、モータ電源電圧VMを読み込む。S72では、モ
ータリレー52のON/OFF制御状態を判別し、OFF
制御状態であるときには、S73へ進んで、前記読み込ん
だモータ電源電圧VMが予め設定された第1の閾値電圧
(例えば2V)を越えているか否かを判別する。
71では、モータ電源電圧VMを読み込む。S72では、モ
ータリレー52のON/OFF制御状態を判別し、OFF
制御状態であるときには、S73へ進んで、前記読み込ん
だモータ電源電圧VMが予め設定された第1の閾値電圧
(例えば2V)を越えているか否かを判別する。
【0051】そして、モータ電源電圧VMが第1の閾値
電圧を越えている場合には、モータリレー52がOFF制
御にも関わらずOFF状態に切り換わらずにON状態の
ままになっている故障(リレーON故障)が発生したも
のと判断し、S74へ進んで、その後のモータ指令電流I
M* をゼロに保持させると共に、車室内に設けられた警
告灯を点灯して運転者にリレーON故障(電動式操舵装
置の故障)の発生を警告する。
電圧を越えている場合には、モータリレー52がOFF制
御にも関わらずOFF状態に切り換わらずにON状態の
ままになっている故障(リレーON故障)が発生したも
のと判断し、S74へ進んで、その後のモータ指令電流I
M* をゼロに保持させると共に、車室内に設けられた警
告灯を点灯して運転者にリレーON故障(電動式操舵装
置の故障)の発生を警告する。
【0052】一方、モータリレー52のON制御状態のと
きには、S75でモータ指令電流IM * を読み込んだ後、
S76(診断許可手段)で前記読み込んだモータ指令電流
IM * が所定値Io以下である状態が、所定時間Δt
(例えば100ms)以上継続しているか否かを判別する。前
記所定値Ioは、ショート故障時の電源電圧と正常時の
電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージンを確保でき
る固定閾値の設定が可能な駆動電流領域の最大電流値に
対応するものである。
きには、S75でモータ指令電流IM * を読み込んだ後、
S76(診断許可手段)で前記読み込んだモータ指令電流
IM * が所定値Io以下である状態が、所定時間Δt
(例えば100ms)以上継続しているか否かを判別する。前
記所定値Ioは、ショート故障時の電源電圧と正常時の
電源電圧とからそれぞれ所定以上のマージンを確保でき
る固定閾値の設定が可能な駆動電流領域の最大電流値に
対応するものである。
【0053】従って、モータ指令電流IM* が前記所定
値Io以下である場合には、たとえインピーダンスZo
による電圧降下があっても、固定された閾値との比較に
よって電源電圧VMの異常診断が精度良く行える。一
方、モータ指令電流IM* が前記所定値Ioを越えると
きには、インピーダンスZoによる電圧降下が大きく、
モータ指令電流IM* の変化に対して充分なマージンを
確保できる固定閾値の設定ができなくなるので、本実施
例では、電源電圧の診断を行わないものとする。但し、
前記所定値Ioを越える大電流出力の頻度が充分に低い
から、診断の信頼性を大きく悪化させることはない。
値Io以下である場合には、たとえインピーダンスZo
による電圧降下があっても、固定された閾値との比較に
よって電源電圧VMの異常診断が精度良く行える。一
方、モータ指令電流IM* が前記所定値Ioを越えると
きには、インピーダンスZoによる電圧降下が大きく、
モータ指令電流IM* の変化に対して充分なマージンを
確保できる固定閾値の設定ができなくなるので、本実施
例では、電源電圧の診断を行わないものとする。但し、
前記所定値Ioを越える大電流出力の頻度が充分に低い
から、診断の信頼性を大きく悪化させることはない。
【0054】尚、所定時間Δtの継続を条件とするの
は、前述のようにモータ指令電流IM * に対する駆動電
流IMの応答遅れに対応するためである。S76で、モー
タ指令電流IM* が所定値Io以下である状態が所定時
間Δt以上継続していると判別された場合には、S77へ
進む。S77では、モータ指令電流IM* の変化に対して
固定の第3の閾値電圧Vo よりもモータ電源電圧VMが
低い状態が所定時間t(例えば2秒)以上継続している
か否かを判別する。尚、前記第3の閾値電圧Vo は、イ
グニッション電圧VB−固定電圧として設定することが
好ましい。
は、前述のようにモータ指令電流IM * に対する駆動電
流IMの応答遅れに対応するためである。S76で、モー
タ指令電流IM* が所定値Io以下である状態が所定時
間Δt以上継続していると判別された場合には、S77へ
進む。S77では、モータ指令電流IM* の変化に対して
固定の第3の閾値電圧Vo よりもモータ電源電圧VMが
低い状態が所定時間t(例えば2秒)以上継続している
か否かを判別する。尚、前記第3の閾値電圧Vo は、イ
グニッション電圧VB−固定電圧として設定することが
好ましい。
【0055】そして、第3の閾値電圧Vo よりもモータ
電源電圧VMが低い状態が所定時間t以上継続している
場合には、S78へ進んで、駆動回路26bのショート故障
が発生したものと判断し、次のS79では、モータリレー
52を強制的にOFF制御すると共に(通電遮断手段)、
その後のモータ指令電流IM* をゼロに保持させ、更
に、車室内に設けられた警告灯を点灯して運転者にショ
ート故障(電動式操舵装置の故障)の発生を警告する。
電源電圧VMが低い状態が所定時間t以上継続している
場合には、S78へ進んで、駆動回路26bのショート故障
が発生したものと判断し、次のS79では、モータリレー
52を強制的にOFF制御すると共に(通電遮断手段)、
その後のモータ指令電流IM* をゼロに保持させ、更
に、車室内に設けられた警告灯を点灯して運転者にショ
ート故障(電動式操舵装置の故障)の発生を警告する。
【0056】上記S77〜S79の部分が異常診断手段に相
当する。
当する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる車両用電動式操舵装置の診断装置によると、アク
チュエータの駆動電流に応じて閾値を変化させて、電源
電圧の異常診断を行う構成としたので、駆動電流の増大
による正常電圧の降下に対応した閾値に基づいて異常診
断でき、駆動電流の変化に関わらずに誤診断なく異常状
態を確実に診断できるという効果がある。
かかる車両用電動式操舵装置の診断装置によると、アク
チュエータの駆動電流に応じて閾値を変化させて、電源
電圧の異常診断を行う構成としたので、駆動電流の増大
による正常電圧の降下に対応した閾値に基づいて異常診
断でき、駆動電流の変化に関わらずに誤診断なく異常状
態を確実に診断できるという効果がある。
【0058】請求項2の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、アクチュエータ用電源とサー
ボ手段との間のインピーダンスによる正常電圧の降下に
対応した閾値に基づいて電源電圧の異常を診断できると
いう効果がある。請求項3の発明にかかる車両用電動式
操舵装置の診断装置によると、電流指令値から正確に駆
動電流を検出して、実際の駆動電流に見合った閾値を設
定させることができるという効果がある。
装置の診断装置によると、アクチュエータ用電源とサー
ボ手段との間のインピーダンスによる正常電圧の降下に
対応した閾値に基づいて電源電圧の異常を診断できると
いう効果がある。請求項3の発明にかかる車両用電動式
操舵装置の診断装置によると、電流指令値から正確に駆
動電流を検出して、実際の駆動電流に見合った閾値を設
定させることができるという効果がある。
【0059】請求項4の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、駆動電流が所定値以下である
ときに、アクチュエータの実際の電源電圧と所定の閾値
とを比較して電源電圧の異常診断を行わせるようにした
ので、駆動電流に応じて閾値を変更する必要なく精度の
良い異常診断を行わせることができるという効果があ
る。
装置の診断装置によると、駆動電流が所定値以下である
ときに、アクチュエータの実際の電源電圧と所定の閾値
とを比較して電源電圧の異常診断を行わせるようにした
ので、駆動電流に応じて閾値を変更する必要なく精度の
良い異常診断を行わせることができるという効果があ
る。
【0060】請求項5の発明にかかる車両用電動式操舵
装置の診断装置によると、駆動電流が所定値以下である
状態を、電流指令値から確実に検出できるという効果が
ある。請求項6の発明にかかる車両用電動式操舵装置の
診断装置によると、電源電圧の異常時にアクチュエータ
に対する通電を遮断するので、異常舵角が与えられるこ
とを防止できるという効果がある。
装置の診断装置によると、駆動電流が所定値以下である
状態を、電流指令値から確実に検出できるという効果が
ある。請求項6の発明にかかる車両用電動式操舵装置の
診断装置によると、電源電圧の異常時にアクチュエータ
に対する通電を遮断するので、異常舵角が与えられるこ
とを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明にかかる診断装置の基本構成ブ
ロック図。
ロック図。
【図2】請求項4の発明にかかる診断装置の基本構成ブ
ロック図。
ロック図。
【図3】実施例の電動式操舵装置が適用された4輪操舵
車両を示すシステム図。
車両を示すシステム図。
【図4】実施例の電動式操舵装置の断面図。
【図5】実施例におけるピニオンギヤとリングギヤとを
示す図。
示す図。
【図6】実施例における操舵装置の電子制御系を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図7】実施例における後輪操舵制御を示すフローチャ
ート。
ート。
【図8】実施例におけるモータ電流供給回路を示す回路
ブロック図。
ブロック図。
【図9】電源電圧診断の第1実施例を示すフローチャー
ト。
ト。
【図10】前記第1実施例における閾値特性を示す線図。
【図11】電源電圧診断の第2実施例を示すフローチャー
ト。
ト。
【図12】従来の電源電圧の異常診断システムを示すブロ
ック図。
ック図。
9,10 後輪 11 電動式操舵装置 12 ラックシャフト 12a ラックギヤ 13,14 サイドロッド 15,16 ナックルアーム 17 ラックチューブ 18 減速機構 19 モータ 26 コントローラ 26a CPU 26b モータ駆動回路 51 バッテリ 52 モータリレー 53 イグニッションスイッチ
Claims (6)
- 【請求項1】車輪の実際の舵角が目標舵角に一致するよ
うに、操舵用アクチュエータに供給する電流を制御する
サーボ手段を備えて構成された車両用電動式操舵装置に
おいて、 前記アクチュエータの電源電圧と所定の閾値とを比較し
て、前記電源電圧の異常診断を行う異常診断手段と、 前記サーボ手段で制御される電流に応じて前記所定の閾
値を変更する閾値変更手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両用電動式操舵
装置の診断装置。 - 【請求項2】前記閾値変更手段が、予め求められたアク
チュエータ用電源とサーボ手段との間のインピーダンス
と、前記電流との乗算値の増大に応じて前記閾値をより
低く変更することを特徴とする請求項1記載の車両用電
動式操舵装置の診断装置。 - 【請求項3】前記閾値変更手段が、前記サーボ手段にお
ける電流指令値に基づいて電流を間接的に検出し、か
つ、前記異常診断手段が、前記アクチュエータの電源電
圧が前記所定の閾値よりも低い状態が所定時間以上継続
したときに、電源電圧の異常判定を行うことを特徴とす
る請求項1又は2に記載の車両用電動式操舵装置の診断
装置。 - 【請求項4】車輪の実際の舵角が目標舵角に一致するよ
うに、操舵用アクチュエータに供給する電流を制御する
サーボ手段を備えて構成された車両用電動式操舵装置に
おいて、 前記アクチュエータの電源電圧と所定の閾値とを比較し
て、前記電源電圧の異常診断を行う異常診断手段と、 前記サーボ手段で制御される電流が所定値以下であると
きにのみ前記異常診断手段による異常診断を許可する診
断許可手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両用電動式操舵
装置の診断装置。 - 【請求項5】前記診断許可手段が、前記サーボ手段にお
ける電流指令値に基づいて電流を間接的に検出し、か
つ、該電流指令値に対応する電流が所定値以下である状
態が所定時間以上継続したときに、前記異常診断手段に
よる異常診断を許可することを特徴とする請求項4記載
の車両用電動式操舵装置の診断装置。 - 【請求項6】前記異常診断手段により電源電圧の異常が
判定されたときに、前記アクチュエータに対する通電を
遮断する通電遮断手段を備えたことを特徴とする請求項
1〜5のいずれか1つに記載の車両用電動式操舵装置の
診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13187895A JPH08324448A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用電動式操舵装置の診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13187895A JPH08324448A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用電動式操舵装置の診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324448A true JPH08324448A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15068261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13187895A Pending JPH08324448A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用電動式操舵装置の診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08324448A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166632A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2017085742A (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-18 | 株式会社デンソー | モータ制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 |
| CN114379647A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 奥迪股份公司 | 用于双辙车辆的线控转向系统 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13187895A patent/JPH08324448A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166632A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2017085742A (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-18 | 株式会社デンソー | モータ制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 |
| DE102016221230B4 (de) * | 2015-10-27 | 2025-08-07 | Denso Corporation | Motorsteuervorrichtung und elektrische servolenkungsvorrichtung hiermit |
| CN114379647A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 奥迪股份公司 | 用于双辙车辆的线控转向系统 |
| CN114379647B (zh) * | 2020-10-21 | 2024-06-21 | 奥迪股份公司 | 用于双辙车辆的线控转向系统 |
| US12179850B2 (en) | 2020-10-21 | 2024-12-31 | Audi Ag | Steer-by-wire steering system for a two-track vehicle |
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