JPH08325190A - 7−アリール−2,6−ジ置換キノンメチドのワンポット製造方法 - Google Patents

7−アリール−2,6−ジ置換キノンメチドのワンポット製造方法

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JPH08325190A
JPH08325190A JP8153089A JP15308996A JPH08325190A JP H08325190 A JPH08325190 A JP H08325190A JP 8153089 A JP8153089 A JP 8153089A JP 15308996 A JP15308996 A JP 15308996A JP H08325190 A JPH08325190 A JP H08325190A
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carbon atoms
formula
compound
acid
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Samuel Evans
エバンス サムエル
Peter Nesvadba
ネスバドバ ピーター
Stephan Allenbach
アーレンバッハ ステファン
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香族ビニル化合物およびアクリルモノマー
の重合阻害剤として有用な、新しい7−アリール−2,
6−ジ置換キノンメチオジドのワン−ポット製造方法を
提供する。 【解決手段】第一段階において、2,6−ジ第三ブチル
フェノールを、ベンズアルデヒドおよびピペリジンと反
応させ、第二段階においてマンニッヒ塩を単離すること
なく、マンニッヒ塩よりピペリジン塩酸塩を除去するこ
とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新しい7−アリール
−2,6−ジ置換キノンメチドのワン−ポット製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】7−アリール−2,6−ジ置換キノンメ
チオジドは従来技術として知られており、また多くの異
なるそれらの製造方法が提案されてきた。
【0003】米国特許第4032547号は、ヒンダー
ドフェノールからのキノンメチドの製造のために、第二
酸化剤としてのフェリシアニドを、第一酸化剤としての
過硫酸塩と組み合わせて使用する酸化プロセスを開示し
ている。
【0004】German Offenlegungsschrift 27342
39は、アルカリ重金属化合物を用いたビス(3,5−
ジ−第三−アルキル−4−ヒドロキシベンジル)スルフ
ィドの処理による2,6−ジ−第三−アルキル−4−ア
ルキリデン−2,5−シクロヘキサジエノンの製造方法
を開示している。
【0005】B.koutek et al.,Synthetic Communicatio
ns,6(4),305(1976) は、水性アルカリを用いた4−ヒド
ロキシベンジルスルホネートの容易な開裂による、4−
アルキリデン−2,5−シクロヘキサジエノ−1−オン
の製造方法を開示している。該スルホネートは相当する
4−ヒドロキシベンジルアルコールより製造される。
【0006】V.N.Komissarov et al.,Izv.Akad.Nauk.Se
r.Khim.10, 2389(1992) は、3,5−ジ−第三−ブチル
−4−ヒドロキシベンズアルデヒドおよび2−ナフトー
ルからの光変色性および熱変色性マンニッヒ塩基(phot
ochromic and thermochromicMannich bases) を記載し
ている。
【0007】V.N.Komissarov et al.,Zn.Organ.Khimii,
28(3),513(1992) は、2,6−ジ−ブチルフェノールと
芳香族o−ヒドロキシアルデヒドのアミナール(aminal
s) との反応により、マンニッヒ塩基をその場で与える
ことを記載している。
【0008】これらの材料は光変色特性を種々の有機溶
媒中において有し、また熱変色特性をアルコール中にお
いて有する。このクロミズム(chromism)は、マンニッヒ
塩基が遊離アミンおよび着色キノメタン誘導体へ可逆解
離することに由来する。
【0009】H.Mohrle et al.,Arch.Pharm. 316, 229(1
983)は、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウムもし
くは酢酸存在下水性アルコール中で加熱するとき、アル
コールおよびエーテルからの種々のp−置換フェノール
系マンニッヒ塩基を開示している。アミンの脱離および
続く溶媒の添加により反応が進行して、キノンメチドが
得られる。Filar et al.,Tetrahedron Letters,25, 9(1
960)は、酸化銀もしくは二酸化鉛によるフェノールの酸
化により、キノンメチドが生成されることを教示してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の方法は、上記
の従来技術に記載された方法よりも明らかに優れてい
る。V.N.Komissarovの刊行物中に、マンニッヒ塩基の合
成法が記載されているが、しかし収量が一般に悪い(1
1ないし40%)。これらの塩基により示される熱変色
特性および光変色特性に関連して、相当するマンニッヒ
塩基を無水酢酸で処理することによる、いくつかのメチ
レンキノンの合成法が記載されている。
【0011】本発明の方法は、マンニッヒ塩基の生成に
続いて、アミンの脱離をその場で行うことによる、予期
せぬ高収量の、2,6−ジ置換された−4−ベンジリデ
ン(および4−置換されたベンジリデン)−2,5−シ
クロヘキサジエノンのワン−ポット製造方法に関し、こ
のプロセスは、Komissarovの刊行物に記載されたプロセ
スよりも、技術的および経済的に明らかに有利なもので
ある。
【0012】さらに、本発明のプロセスは、上記German
Offen. および Filar methodsに必要とされる重金属を
包含していないので、環境的に魅力のあるものである。
本発明において、廃棄材料は最小限にまで減り、またア
ミン副生成物は再生され得る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、次式I
【化4】 (式中、R1 およびR2 は独立して炭素原子数1ないし
18のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロア
ルキル基もしくは炭素原子数7ないし15のフェニルア
ルキル基を表し、およびR3 は2−、3−もしくは4−
ピリジル基、2−もしくは3−チエニル基、2−もしく
は3−ピリル基、2−もしくは3−フリル基、炭素原子
数6ないし10のアリール基、または1ないし3個の炭
素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし
8のアルコキシ基、炭素原子数1ないし8のアルキルチ
オ基、炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、炭素
原子数2ないし8のジアルキルアミノ基、炭素原子数2
ないし8のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、ニ
トロ基、アミノ基、シアノ基、カルボキシ基、アミノカ
ルボニル基、塩素原子もしくは前記置換基の混合物によ
り置換された前記アリール基を表す。)で表される7−
アリール−2,6−ジ置換キノンメチドのワンポット製
造方法であって、第一段階において、次式II
【化5】 で表される化合物を、次式III R3 −CHO(III) (式中、R1 、R2 およびR3 は前に定義された意味を
表す。)で表される化合物、および次式IV R4 −NH−R5 (IV) (式中、R4 およびR5 は独立して水素原子、炭素原子
数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル基、フェ
ニル基もしくはベンジル基を表すか、もしくはR4 およ
びR5 はそれらが結合するN原子と一緒になってピペリ
ジノ基、モルホリノ基もしくはピロリジノ基を表す。)
で表される化合物と反応させて、次式V
【化6】 で表されるマンニッヒ塩基をその場で生成し、そして第
二段階において、最初にマンニッヒ塩基を単離させるこ
となく、マンニッヒ塩基から式IVの化合物を除去して
式Iの化合物を得ることよりなる7−アリール−2,6
−ジ置換キノンメチドのワンポット製造方法に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基は、線状もしくは枝分かれであり、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、第二−ブチル基、第三−ブチル基、
ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基もし
くはオクタデシル基を表す。アルキル基は、例えば炭素
原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数1ないし
8のアルキル基、炭素原子数4ないし12のアルキル
基、炭素原子数4ないし8のアルキル基もしくは炭素原
子数1ないし4のアルキル基を表す。
【0015】炭素原子数1ないし12のアルキル基は、
相当する炭素原子数の上記の意味と同一の意味を表す。
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基は、例えば
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基もしくはシクロドデシル基、特に
シクロペンチル基およびシクロヘキシル基を表す。炭素
原子数7ないし15のフェニルアルキル基は、フェニル
基により置換された上記の炭素原子数1ないし9のアル
キル基、例えばベンジル基、2−フェニルエチル基、3
−フェニルプロピル基、α−メチルベンジル基もしくは
α、α−ジメチルベンジル基、好ましくはベンジル基を
表す。
【0016】炭素原子数6ないし10のアリール基は、
フェニル基またはα−もしくはβ−ナフチル基、好まし
くはフェニル基を表す。置換されたアリール基は1ない
し3個の、例えば1もしくは2個の、好ましくは1個の
置換基により置換されたアリール基を表す。炭素原子数
1ないし8のアルキル置換基は相当する炭素原子数の上
記の意味を表す。
【0017】炭素原子数1ないし8のアルコキシ基は線
状もしくは枝分かれであり、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、
イソブトキシ基、第二−ブトキシ基、第三−ブトキシ
基、ペントキシ基、イソペントキシ基、ヘキシルオキシ
基、ヘプチルオキシ基もしくはオクチルオキシ基を表
す。好ましいものは炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基を表す。
【0018】炭素原子数1ないし8のアルキルチオ基は
線状もしくは枝分かれであり、例えばメチルチオ基、エ
チルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、第三−ブ
チルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチ
ルチオ基もしくはオクチルチオ基を表す。好ましいもの
は、炭素原子数1ないし4のアルキルチオ基を表す。
【0019】炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基
は線状もしくは枝分かれであり、そして−NHR(式
中、Rは炭素原子数1ないし8のアルキル基であって、
相当する炭素原子数のものについて上記に定義されたも
のを表す。)を表す。例はメチルアミノ基、エチルアミ
ノ基およびブチルアミノ基を表す。
【0020】炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ
基は−NRR’[式中、RおよびR’は互いに独立して
炭素原子数1ないし7のアルキル基(相当する炭素原子
数のものについて上記に定義されたものを表す。)を表
す。]を表す。例はジメチルアミノ基、ジエチルアミノ
基、メチルエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基もしく
はジブチルアミノ基、好ましくはジメチルアミノ基を表
す。
【0021】炭素原子数2ないし8のアルコキシカルボ
ニル基は−(CO)O−炭素原子数1ないし7のアルキ
ル基(式中、炭素原子数1ないし7のアルキルは相当す
る炭素原子数のものについて上記に定義されたものを表
す。)を表す。
【0022】置換された炭素原子数6ないし10のアリ
ール基の例は、ヒドロキシフェニル基、ニトロフェニル
基、アミノフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフ
ェニル基、トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、
メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、メチルチオ
フェニル基、ジメチルアミノフェニル基、メチル−メト
キシフェニル基、特にトリル基およびメトキシフェニル
基を表す。
【0023】好ましくは、式Iの化合物中、R1 および
R2 は同一であり、特にそれらは第三ブチル基、第三ア
ミル基、第三オクチル基、シクロアルキル基、α−メチ
ルベンジル基もしくはα、α−ジメチルベンジル基を表
す。R1 およびR2 は、例えば炭素原子数が4ないし
8、4ないし12もしくは4ないし8のアルキル基を表
す。最も好ましくは、R1 およびR2 は第三−ブチル
基、第三−アミル基もしくは第三−オクチル基を表す。
【0024】好ましくは、式Iの化合物中、R3 はフェ
ニル基またはニトロ基、シアノ基、ジメチルアミノ基、
メトキシ基、炭素原子数1ないし4のアルキル基、ヒド
ロキシル基もしくは前記の置換基の混合物により置換さ
れたフェニル基を表す。最も好ましくは、R3 はフェニ
ル基またはp−シアノ基、p−メトキシ基、p−ジメチ
ルアミノ基、m−ニトロ基もしくはp−ニトロ基により
置換されたフェニル基を表す。とりわけ特に、R3 はフ
ェニル基を表す。
【0025】好ましくは、R4 およびR5 は同一であり
また炭素原子数1ないし8のアルキル基もしくはシクロ
ヘキシル基を表すか、またはR4 およびR5 はそれらが
結合するN原子と一緒になってピペリジノ基もしくはモ
ルホリノ基を表す。最も好ましくは、R4 およびR5 は
同一でありまた炭素原子数1ないし4のアルキル基、ま
たはR4 およびR5 はそれらが結合するN原子と一緒に
なってピペリジノ基もしくはモルホリノ基を表す。とり
わけ特に、R4 およびR5 は各々メチル基を表すか、ま
たはR4 およびR5 はそれらが結合するN原子と一緒に
なってピペリジノ基を表す。
【0026】本発明のプロセスはワンポット中で行われ
るが、しかし2つの別個の段階が、第一段階においてそ
の場で作られたマンニッヒ塩基の単離を行わずに、引き
続いてなされることを伴うものである。第一段階には中
間体マンニッヒ塩基の製造が含まれ、続く第二段階は新
規な式Iの化合物を高収量および高純度において得ると
ころの脱離反応である。中間体マンニッヒ塩基を製造す
るのに必要とされるアミンは、熱による脱離それ自体に
より取り除かれるか、またあるいは中間体マンニッヒ塩
基の製造に使用されるもとのアミンの酸塩を与える酸に
より促進される脱離により除かれるか、またあるいは使
用される酸無水物の置換されたアミドを与える酸無水物
により促進される脱離により除かれる。またあるいはヨ
ウ化メチル、臭化メチルもしくは硫酸ジメチルにを用い
た4級化およびこれに続くホフマン脱離反応により、マ
ンニッヒ塩基の製造に使用される式Iの化合物および最
初のアミンが与えられる。
【0027】本発明のプロセスは、80℃ないし190
℃、例えば130℃ないし160℃、好ましくは135
℃ないし140℃において行われる。
【0028】プロセスは、適宜、溶媒を使用することな
く、もしくは不活性な高沸点の溶媒例えば、トルエン、
キシレン、ジクロロベンゼン、パラフィンオイル、ヘプ
タン、N、N−ジメチルホルムアミド、ジオキサンもし
くはN、N−ジメチルアセトアミドを使用することによ
り適切に行われ得る。好ましくは、使用される溶媒はト
ルエンおよび/もしくはキシレンである。いくつかの場
合、水もまた存在し得る。
【0029】熱による脱離が第二段階において用いられ
る場合、温度は好ましくは130℃ないし160℃であ
り、また脱離反応は大気圧においてもしくはわずかに真
空下において行われる。この段階において生成される遊
離アミンは本発明のプロセスの第一段階に再利用させる
ことができる。
【0030】酸により促進される脱離が第二段階におい
て用いられる場合、反応は例えば、135℃ないし14
0℃において、鉱酸例えば塩化水素、硫酸もしくは燐
酸、有機酸例えば蟻酸、酢酸もしくはプロピオン酸、ル
イス酸例えば三塩化アルミニウムもしくは三フッ化ホウ
素、担持された酸触媒例えば酸性土、例えば、登録商標
Fulcate22Bもしくは登録商標Fulmont
もしくはシリカゲルを使用して行われる。アミンはアミ
ン塩より再生されて、そして本発明のプロセスの第一段
階に戻って再循環され得る。
【0031】酸無水物により促進される脱離が第二段階
において用いられる場合、反応は例えば80℃ないし8
5℃において酸無水物、例えば無水酢酸もしくは無水プ
ロピオン酸を用いて行われる。得られた置換されたアミ
ド例えばN、N−ジメチルアセトアミドは、工業用溶媒
として再使用され得る。
【0032】第一段階における成分の添加の順番を多少
変えることができる。各成分(フェノール、アルデヒド
およびアミン)は一緒に混合されて、脱水と共にマンニ
ッヒ塩基がその場で生成される。
【0033】他に、アルデヒドおよびアミンは一緒に添
加されて、脱水と共にアミナール中間体が生成される。
これにその後フェノールが添加されてマンニッヒ塩基が
その場で生成され得る。
【0034】もしくは、最終的に、フェノールおよびア
ルデヒドは、続くアミンの添加により一緒に反応して、
脱水されそしてマンニッヒ塩基がその場で生成される。
【0035】本発明のプロセスにおける成分のモル比
は、フェノール各1モル当りに対するアルデヒドのモル
比は例えば0.8ないし1.2であり、またアミンのモ
ル比は、例えば0.8ないし2.0である。
【0036】好ましくは、等モル量のフェノールおよび
アルデヒドは、フェノール1モル当りに対するアミンの
モル比1.0ないし2.5、特に1.0ないし2.0、
もしくは特に1.0ないし1.5モルで反応する。
【0037】以下の実施例は説明の目的のためにのみ示
されるものであって、いかなる場合においても本発明を
制限するものと解釈されるべきではない。
【0038】実施例1:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−ベンジリデン−シクロヘキサ−2,5−ジエノン トルエン20ml中のピペリジン23.7g(0.28
モル)、ベンズアルデヒド106.1g(1.0モル)
および2,6−ジ−第三−ブチルフェノール206.3
g(1.0モル)の溶液に、ピペリジン70g(0.8
2モル)を1時間に渡って135℃ないし140℃にお
いてゆっくりと加えた。反応混合物をその後、生じる水
を連続して分離しながらさらに3時間加熱した。同時に
製造されたマンニッヒ塩基をキシレン200mlで希釈
しそして約140℃において、飽和状態が得られるまで
約45分間塩化水素ガスを反応混合物中に吹き込んだ。
混合物をさらに1時間加熱し、薄層クロマトグラフィー
(trc)およびガス液体クロマトグラフィー試験によ
り反応が完了したことが確実なものとした。生成された
ピペリジン塩酸塩をろ過により取り除いた。得られた暗
赤色のろ過物を水200mlで3回洗浄しそして最終的
に多孔質珪藻土100gと一緒に30分間攪拌した。多
孔質珪藻土をろ過により取り除きそして溶媒を蒸発させ
ることにより、表題化合物約90%(glc)を含有す
る暗赤色の粘稠なオイル285.6gを得た。この生成
物を真空(10-2bar)蒸留により精製して、160
℃ないし168℃で沸騰する96%の純度(glc)の
画分253.4g(86.1%収量)を与えた。黄色い
粘稠な生成物は、室温に放置するとゆっくりと結晶化し
た。 C21H26Oの元素分析 計算値 C 85.7;H 8.9 実験値 C 85.5;H 9.0
【0039】実施例2:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−ベンジリデン−シクロヘキサ−2,5−ジエノン 実施例1において記載された反応を、マンニッヒ塩基が
その場で製造される時点まで繰り返した。この時点にお
いて、無水酢酸122.5g(1.2モル)を反応混合
物に、110℃において15分間攪拌しながら加えた。
粗組成物をその後10-2barにおいて蒸留により精製
して、97.5%の純度(glc)を有する表題化合物
267.3g(90.8%収量)を得た。
【0040】実施例3:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−ベンジリデン−シクロヘキサ−2,5−ジエノン (A)0.3lの反応器中において、2,6−ジ−第三
−ブチルフェノール51.6g(0.25モル)、ベン
ズアルデヒド26.5g(0.25モル)およびジメチ
ルアミンの40%水溶液42.3g(0.375モル)
を、140℃において6時間反応させた。反応混合物を
無水酢酸38.3g(0.375モル)で直接処理しそ
して15分間100℃ないし110℃において加熱し
た。トルエン(200ml)を加えそして有機相を水1
00mlで2回洗浄した。溶媒の蒸発により、表題化合
物90.3%(glc)を含有する生成物を得た。 (B)水性ジメチルアミン0.3モルを使用することを
除いて、(A)の操作を繰り返して、表題化合物87%
(glc)を含有する生成物を得た。 (C)同モル濃度の反応物を使用し、そして反応を10
時間140℃において行い、続いてその場で製造された
マンニッヒ塩基を、等モル量の無水酢酸で処理すること
により表題化合物85.7%(glc)を含有する生成
物を得た。
【0041】実施例4:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−(4−メトキシベンジリデン)−シクロヘキサ−2,
5−ジエノン ベンズアルデヒドを等モル量のp−メトキシベンズアル
デヒドに代えて、反応を実施例1において記載されたと
おり、マンニッヒ塩基がその場で製造される時点まで行
った。反応混合物をその後酢酸で110℃において90
分間処理して、仕上げ後の表題化合物を76%の収量
で、メタノールから再結晶した後に、黄色い結晶ソリッ
ドとして得た。生成物は約99%の純度(glc)であ
りまた115℃ないし116℃において溶融した。
【0042】実施例5:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−(4−ジメチルアミノベンジリデン)−シクロヘキサ
−2,5−ジエノン p−メトキシベンズアルデヒドを等モル量のp−ジメチ
ルアミノベンズアルデヒドに代えて、反応を実施例2に
おいて記載されたとおり行った。処理後、表題化合物は
175℃において溶融する赤色粉末として得られた。 C23H31NOの元素分析 計算値 C 81.8;H 9.3;N 4.2 実験値 C 81.7;H 9.2;N 4.2
【0043】実施例6:2,6−ジ−第三−ブチル−4
−(3−ニトロベンジリデン)−シクロヘキサ−2,5
−ジエノン p−メトキシベンズアルデヒドを等モル量のm−ニトロ
ベンズアルデヒドに代えて、反応を実施例2において記
載されたとおり行った。処理後、表題化合物は118℃
において溶融するオレンジ色粉末として得られた。 C21H25NO3 の元素分析 計算値 C 74.3;H 7.4;N 4.1 実験値 C 74.1;H 7.4;N 4.1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 205/46 9450−4H C07C 205/46 225/22 7457−4H 225/22 235/84 9547−4H 235/84 323/22 7419−4H 323/22 C07D 333/08 C07D 333/08 // C07D 295/08 295/08 Z (72)発明者 ピーター ネスバドバ スイス国,1723 マリー ルト デュ プ ラレッツ 83 アー (72)発明者 ステファン アーレンバッハ スイス国,3186 デューディンゲン ヴァ イドストラーセ 12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I 【化1】 (式中、R1 およびR2 は独立して炭素原子数1ないし
    18のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロア
    ルキル基もしくは炭素原子数7ないし15のフェニルア
    ルキル基を表し、およびR3 は2−、3−もしくは4−
    ピリジル基、2−もしくは3−チエニル基、2−もしく
    は3−ピリル基、2−もしくは3−フリル基、炭素原子
    数6ないし10のアリール基、または1ないし3個の炭
    素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし
    8のアルコキシ基、炭素原子数1ないし8のアルキルチ
    オ基、炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、炭素
    原子数2ないし8のジアルキルアミノ基、炭素原子数2
    ないし8のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、ニ
    トロ基、アミノ基、シアノ基、カルボキシ基、アミノカ
    ルボニル基、塩素原子もしくは前記置換基の混合物によ
    り置換された前記アリール基を表す。)で表される7−
    アリール−2,6−ジ置換キノンメチドのワンポット製
    造方法であって、第一段階において、次式II 【化2】 で表される化合物を、次式III R3 −CHO(III) (式中、R1 、R2 およびR3 は前に定義された意味を
    表す。)で表される化合物、および次式IV R4 −NH−R5 (IV) (式中、R4 およびR5 は独立して水素原子、炭素原子
    数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル基、フェ
    ニル基もしくはベンジル基を表すか、もしくはR4 およ
    びR5 はそれらが結合するN原子と一緒になってピペリ
    ジノ基、モルホリノ基もしくはピロリジノ基を表す。)
    で表される化合物と反応させて、次式V 【化3】 で表されるマンニッヒ塩基をその場で生成し、そして第
    二段階において、最初にマンニッヒ塩基を単離させるこ
    となく、マンニッヒ塩基から式IVの化合物を除去して
    式Iの化合物を得ることよりなる7−アリール−2,6
    −ジ置換キノンメチドのワンポット製造方法。
  2. 【請求項2】 式Iの化合物中、R1 およびR2 は同一
    であるところの請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 式Iの化合物中、R1 およびR2 は第三
    −ブチル基、第三−アミル基、第三−オクチル基、シク
    ロアルキル基、α−メチルベンジル基もしくはα、α−
    ジメチルベンジル基を表すところの請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 式Iの化合物中、R3 はフェニル基また
    はニトロ基、シアノ基、ジメチルアミノ基、メトキシ
    基、炭素原子数1ないし4のアルキル基、ヒドロキシ基
    もしくは前記置換基の混合物により置換されたフェニル
    基を表すところの請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 式Iの化合物中、R3 はフェニル基を表
    すところの請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 式IVの化合物中、R4 およびR5 は同
    一でありまた炭素原子数1ないし8のアルキル基もしく
    はシクロヘキシル基を表すか、またはR4 およびR5 は
    それらが結合するN原子と一緒になってピペリジノ基も
    しくはモルホリノ基を表すところの請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 式Iの化合物中、R1 およびR2 は第三
    −ブチル基を表し、およびR3 はフェニル基またはメト
    キシ基、ジメチルアミノ基もしくはニトロ基により置換
    されたフェニル基を表すところの請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 式IVの化合物中、R4 およびR5 は同
    一でありまた炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す
    か、またはR4 およびR5 はそれらが結合するN原子と
    一緒になってピペリジノ基もしくはモルホリノ基を表す
    ところの請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 80℃ないし190℃の温度において反
    応を行うところの請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 135℃ないし140℃の温度におい
    て反応を行うところの請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 いかなる溶媒を使用することなく、も
    しくは不活性な高沸点の溶媒例えば、トルエン、キシレ
    ン、ジクロロベンゼン、パラフィンオイル、ヘプタン、
    N、N−ジメチルホルムアミド、ジオキサンもしくは
    N、N−ジメチルアセトアミドを使用することにより、
    適切に反応を行うところの請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 使用される溶媒はトルエンおよび/も
    しくはキシレンであるところの請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 第二段階において、130℃ないし1
    60℃の温度にて熱脱離がなされ、そして脱離反応が大
    気圧においてもしくはわずかに真空下において行われる
    ところの請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 酸により促進される脱離が第二段階に
    おいてなされ、反応は135℃ないし140℃におい
    て、鉱酸、有機酸、ルイス酸もしくは担持された酸触媒
    を用いて行うところの請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 鉱酸は塩化水素、硫酸もしくは燐酸で
    あり、有機酸は蟻酸、酢酸もしくはプロピオン酸であ
    り、ルイス酸は三塩化アルミニウムもしくは三フッ化ホ
    ウ素であり、担持された酸触媒は酸性土(acidic eart
    h) もしくはシリカゲルであるところの請求項14記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 酸無水物により促進される脱離が第二
    段階においてなされ、反応は80℃ないし85℃におい
    て酸無水物を用いて行うところの請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 酸無水物は無水酢酸もしくは無水プロ
    ピオン酸であるところの請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 式IIのフェノール各1モル当りに対
    する、アルデヒドのモル比は0.8ないし1.2であ
    り、およびアミンのモル比は0.8ないし2.0である
    ところの請求項1記載の方法。
JP8153089A 1995-05-26 1996-05-24 7−アリール−2,6−ジ置換キノンメチドのワンポット製造方法 Pending JPH08325190A (ja)

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