JPH08325618A - 低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法 - Google Patents
低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法Info
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- JPH08325618A JPH08325618A JP15115395A JP15115395A JPH08325618A JP H08325618 A JPH08325618 A JP H08325618A JP 15115395 A JP15115395 A JP 15115395A JP 15115395 A JP15115395 A JP 15115395A JP H08325618 A JPH08325618 A JP H08325618A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 亜鉛含有物を脱りん剤として用いて溶銑の脱
りんを実施し、亜鉛含有物中の亜鉛分の濃縮回収を図
る。 【構成】 トーピードカー2内のシリコン濃度が0.2
mass%以下の脱珪溶銑1に、CaOと共に酸化剤と
して酸化鉄と亜鉛含有物を含むダストを粉体吹込みラン
ス3より吹込んで、低シリコン溶銑を脱りんすると同時
に、発生する精錬ダストを集塵フード5、集塵ダクト6
および集塵機7により回収して、亜鉛成分を濃縮した回
収精錬ダスト8とする。回収した精錬ダストは再び酸化
剤として用い、且つ、精錬容器内の上部空間には酸素ガ
ス吹付けランス4より酸素ガスを供給しつつ処理を実施
する。
りんを実施し、亜鉛含有物中の亜鉛分の濃縮回収を図
る。 【構成】 トーピードカー2内のシリコン濃度が0.2
mass%以下の脱珪溶銑1に、CaOと共に酸化剤と
して酸化鉄と亜鉛含有物を含むダストを粉体吹込みラン
ス3より吹込んで、低シリコン溶銑を脱りんすると同時
に、発生する精錬ダストを集塵フード5、集塵ダクト6
および集塵機7により回収して、亜鉛成分を濃縮した回
収精錬ダスト8とする。回収した精錬ダストは再び酸化
剤として用い、且つ、精錬容器内の上部空間には酸素ガ
ス吹付けランス4より酸素ガスを供給しつつ処理を実施
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物である亜鉛
含有物を低シリコン溶銑の脱りん剤として活用して、溶
銑に含有されているりん[P]を除去すると共に、亜鉛
含有物質および精錬ダスト中の亜鉛分を濃縮して回収す
る方法に関する。
含有物を低シリコン溶銑の脱りん剤として活用して、溶
銑に含有されているりん[P]を除去すると共に、亜鉛
含有物質および精錬ダスト中の亜鉛分を濃縮して回収す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精錬ダスト中の亜鉛分の回収は、
特公平2−8002号に開示されているような、亜鉛含
有高炉ダストを溶銑に吹込んで炭素CやシリコンSiに
より還元して、発生した亜鉛蒸気を集塵機により捕集し
回収する方法や、特開昭53−46406号に開示され
ているような、低沸点化合物を含む製鉄ダストを溶銑に
吹込み蒸発させて濃縮回収する方法等がある。
特公平2−8002号に開示されているような、亜鉛含
有高炉ダストを溶銑に吹込んで炭素CやシリコンSiに
より還元して、発生した亜鉛蒸気を集塵機により捕集し
回収する方法や、特開昭53−46406号に開示され
ているような、低沸点化合物を含む製鉄ダストを溶銑に
吹込み蒸発させて濃縮回収する方法等がある。
【0003】一方、溶銑の脱りんについては、例えば、
特開昭56−23212号に開示されているように、石
灰CaOと酸化鉄(鉄鉱石やミルスケール等のFe
tO)を主成分とし、反応性を高めるためにCaF2やC
aCl2等の添加剤を加えたフラックスを用いて実施し
ている。
特開昭56−23212号に開示されているように、石
灰CaOと酸化鉄(鉄鉱石やミルスケール等のFe
tO)を主成分とし、反応性を高めるためにCaF2やC
aCl2等の添加剤を加えたフラックスを用いて実施し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特公平2−8002号等で開示されている亜鉛分の回収
方法は、亜鉛分の回収だけを目的としているため、通常
の精錬工程に組込む場合は工程の増加と、シリコンの酸
化反応等により熱損失をもたらし経済的ではないという
問題がある。
特公平2−8002号等で開示されている亜鉛分の回収
方法は、亜鉛分の回収だけを目的としているため、通常
の精錬工程に組込む場合は工程の増加と、シリコンの酸
化反応等により熱損失をもたらし経済的ではないという
問題がある。
【0005】また、特開昭56−23212号に開示さ
れている溶銑の脱りんについては、FetOの代替とし
て酸素ガスは活用されているが、高温で容易に分解しや
すい酸化物を積極的に活用する技術については未だ提案
されていないという問題がある。
れている溶銑の脱りんについては、FetOの代替とし
て酸素ガスは活用されているが、高温で容易に分解しや
すい酸化物を積極的に活用する技術については未だ提案
されていないという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、亜鉛含有物を活
用して溶銑の脱りんを実施すると同時に、亜鉛含有物の
亜鉛分を経済的な方法で濃縮回収できる低シリコン溶銑
の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法を提
供することにある。
用して溶銑の脱りんを実施すると同時に、亜鉛含有物の
亜鉛分を経済的な方法で濃縮回収できる低シリコン溶銑
の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に示した本発明は、シリコンが0.2ma
ss%以下の脱珪溶銑をCaOを主成分としたフラック
スを用いて脱りんするにあたり、CaOと共に酸化剤と
して亜鉛含有物を溶銑に吹込み発生する精錬ダストを回
収することを特徴としている。
め、請求項1に示した本発明は、シリコンが0.2ma
ss%以下の脱珪溶銑をCaOを主成分としたフラック
スを用いて脱りんするにあたり、CaOと共に酸化剤と
して亜鉛含有物を溶銑に吹込み発生する精錬ダストを回
収することを特徴としている。
【0008】更に、請求項2に示した本発明は、前記回
収した精錬ダストを酸化剤として用いることを特徴とし
ている。
収した精錬ダストを酸化剤として用いることを特徴とし
ている。
【0009】更に、請求項3に示した本発明は、精錬容
器内の上部空間に酸素ガスを供給することを特徴として
いる。
器内の上部空間に酸素ガスを供給することを特徴として
いる。
【0010】
【作用】請求項1に示した本発明によれば、シリコンが
0.2mass%以下の脱珪溶銑の脱りんにおいて、C
aOと共に酸化剤として亜鉛含有物を溶銑に吹込み発生
する精錬ダストを回収するので、溶銑の脱りんと共に高
濃度の亜鉛含有精錬ダストを回収することができる。
0.2mass%以下の脱珪溶銑の脱りんにおいて、C
aOと共に酸化剤として亜鉛含有物を溶銑に吹込み発生
する精錬ダストを回収するので、溶銑の脱りんと共に高
濃度の亜鉛含有精錬ダストを回収することができる。
【0011】請求項2に示した本発明によれば、回収し
た精練ダストを酸化剤として用いるので、回収した亜鉛
含有精錬ダストを再度脱りん用酸化剤として活用し、繰
返し使用することで更に亜鉛濃度の高い精錬ダストを得
ることができる。
た精練ダストを酸化剤として用いるので、回収した亜鉛
含有精錬ダストを再度脱りん用酸化剤として活用し、繰
返し使用することで更に亜鉛濃度の高い精錬ダストを得
ることができる。
【0012】請求項3に示した本発明によれば、精錬容
器内の上部空間に酸素ガスを供給するので、精錬中に発
生する亜鉛蒸気を酸化させ容器およびダクト内に金属亜
鉛が堆積するのを防止することができる。
器内の上部空間に酸素ガスを供給するので、精錬中に発
生する亜鉛蒸気を酸化させ容器およびダクト内に金属亜
鉛が堆積するのを防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る脱珪溶銑の
脱りん工程の概要を示す図である。
脱りん工程の概要を示す図である。
【0015】図1の工程では、高炉からトーピードカー
2に収容された脱珪溶銑1に、粉体吹込みランス3を用
いて脱りん剤(CaO、FetO、亜鉛含有物、Ca
F2、CaCl2の混合物)を吹込み溶銑脱りんを実施す
る。この時、酸素ガス吹付けランス4を用いて、酸素を
トーピード内に供給し精錬中に発生する亜鉛蒸気を酸化
させる。トーピードカー2から排出される亜鉛を含むダ
ストは、集塵フード5と集塵ダクト6を介し、集塵機7
で吸引され精錬ダスト8として集められる。
2に収容された脱珪溶銑1に、粉体吹込みランス3を用
いて脱りん剤(CaO、FetO、亜鉛含有物、Ca
F2、CaCl2の混合物)を吹込み溶銑脱りんを実施す
る。この時、酸素ガス吹付けランス4を用いて、酸素を
トーピード内に供給し精錬中に発生する亜鉛蒸気を酸化
させる。トーピードカー2から排出される亜鉛を含むダ
ストは、集塵フード5と集塵ダクト6を介し、集塵機7
で吸引され精錬ダスト8として集められる。
【0016】CaOと共に吹込まれた亜鉛酸化物ZnO
は、次の(1)式に示すような反応によって[P]と反
応し、Zn蒸気:Zn(gas)として溶銑から離脱す
る。 3(CaO)+5(ZnO)+2[P]=3CaO・P2O5 +5Zn(gas) (1) この時、精錬容器内の上部空間はCO雰囲気であり、こ
の状態では、反応容器外に排出される金属亜鉛蒸気が、
温度の低いダスト回収のためのダクト6や密閉容器に付
着堆積して発生ダスト回収の阻害になる。このような障
害を防止するために精錬容器2内の上部空間には酸素ガ
スを供給し、発生したZn(gas)の一部又は大部分
を、下の(2)式に示すような反応によりZnOとし
て、温度の低いダスト回収のためのダクト6や容器内で
の凝縮、堆積を防いでいる。
は、次の(1)式に示すような反応によって[P]と反
応し、Zn蒸気:Zn(gas)として溶銑から離脱す
る。 3(CaO)+5(ZnO)+2[P]=3CaO・P2O5 +5Zn(gas) (1) この時、精錬容器内の上部空間はCO雰囲気であり、こ
の状態では、反応容器外に排出される金属亜鉛蒸気が、
温度の低いダスト回収のためのダクト6や密閉容器に付
着堆積して発生ダスト回収の阻害になる。このような障
害を防止するために精錬容器2内の上部空間には酸素ガ
スを供給し、発生したZn(gas)の一部又は大部分
を、下の(2)式に示すような反応によりZnOとし
て、温度の低いダスト回収のためのダクト6や容器内で
の凝縮、堆積を防いでいる。
【0017】 Zn(gas)+1/2O2(gas)=ZnO(solid) (2) このような、溶銑処理中に発生したダストを集塵機7に
よって回収するが、溶銑に吹込んだ脱りん剤はZnOを
除き高温では極めて安定であるから、回収したダストは
亜鉛濃度の高いダストが得られる。
よって回収するが、溶銑に吹込んだ脱りん剤はZnOを
除き高温では極めて安定であるから、回収したダストは
亜鉛濃度の高いダストが得られる。
【0018】更に、かかる方法で回収したダスト中の亜
鉛濃度を高めたい時には、再度脱りん用酸化剤として活
用し同様な手順で回収すればよく、繰返し使用すること
で亜鉛濃度の高いダストが得られる。
鉛濃度を高めたい時には、再度脱りん用酸化剤として活
用し同様な手順で回収すればよく、繰返し使用すること
で亜鉛濃度の高いダストが得られる。
【0019】CaOと共に使用するZnOは電気炉製鋼
で発生するダスト“電気炉発生ダスト”でも脱りん剤と
して使用可能であり、次(3)式で表される脱りん効率
ηPに与える影響はほぼ同程度である。
で発生するダスト“電気炉発生ダスト”でも脱りん剤と
して使用可能であり、次(3)式で表される脱りん効率
ηPに与える影響はほぼ同程度である。
【0020】 脱りん効率ηP=脱りん前溶銑[P]−脱りん後溶銑[P]/脱りん前[P] ×100 (3) 本実施例は、亜鉛含有物中の亜鉛酸化物ZnOが、Fe
tOよりも還元されやすく酸素供給源として極めて反応
性が高い点を利用して、脱りんのための酸化剤に積極的
に活用し、工程増加に伴う経済性を損なうことなく反応
で発生する亜鉛を酸化物として凝縮回収するものであ
り、加えて、従来例として挙げた特公平2−8002の
場合のようなシリコンSiの酸化発熱反応等は伴わず、
ZnOの分解反応は吸熱反応であるから脱りん反応の進
行にも有利に作用する。
tOよりも還元されやすく酸素供給源として極めて反応
性が高い点を利用して、脱りんのための酸化剤に積極的
に活用し、工程増加に伴う経済性を損なうことなく反応
で発生する亜鉛を酸化物として凝縮回収するものであ
り、加えて、従来例として挙げた特公平2−8002の
場合のようなシリコンSiの酸化発熱反応等は伴わず、
ZnOの分解反応は吸熱反応であるから脱りん反応の進
行にも有利に作用する。
【0021】つぎに実際に行った各実施条件による実施
例について述べる。
例について述べる。
【0022】第1の実施例では、図1に示すようなトー
ピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO15
(Kg/ton)と鉄鉱石20(Kg/ton)および
添加剤(CaF2、CaCl2、各1.5(Kg/to
n))の混合物と共に、図2の図表1の組成に示す亜鉛
含有物を吹込み、脱りん処理を実施した。
ピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO15
(Kg/ton)と鉄鉱石20(Kg/ton)および
添加剤(CaF2、CaCl2、各1.5(Kg/to
n))の混合物と共に、図2の図表1の組成に示す亜鉛
含有物を吹込み、脱りん処理を実施した。
【0023】この場合に、総酸素原単位(亜鉛含有物中
のFetOとZnO重量から算定した酸素重量+鉄鉱石
中の酸素重量+吹込み酸素ガスの酸素重量)は一定であ
る。また、脱りん前の溶銑のりん濃度[P]0は0.0
98〜0.125(mass%)、[Si]は0.10
5〜0.185(mass%)の範囲であり、溶銑温度
は1420〜1350℃であった。この時の(3)式で
算定した脱りん効率ηPは、亜鉛ダストを含まず酸化鉄
を脱りんに用いた時の値85〜93%とほぼ同等か、も
しくは高い値87〜93%が得られた。同時に図表1に
示す組成の精練ダストを回収できた。
のFetOとZnO重量から算定した酸素重量+鉄鉱石
中の酸素重量+吹込み酸素ガスの酸素重量)は一定であ
る。また、脱りん前の溶銑のりん濃度[P]0は0.0
98〜0.125(mass%)、[Si]は0.10
5〜0.185(mass%)の範囲であり、溶銑温度
は1420〜1350℃であった。この時の(3)式で
算定した脱りん効率ηPは、亜鉛ダストを含まず酸化鉄
を脱りんに用いた時の値85〜93%とほぼ同等か、も
しくは高い値87〜93%が得られた。同時に図表1に
示す組成の精練ダストを回収できた。
【0024】このように、CaOと亜鉛含有物とを使用
することで溶銑1の脱りんが実行でき、同時にZnO含
有量が15.3〜18.1(mass)の高濃度亜鉛含
有の精錬ダストが回収できた。
することで溶銑1の脱りんが実行でき、同時にZnO含
有量が15.3〜18.1(mass)の高濃度亜鉛含
有の精錬ダストが回収できた。
【0025】次に、第2実施例では、図1に示すような
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石20(Kg/ton)およ
び添加剤(CaF2とCaCl2、各1.5(Kg/to
n))の混合物と共に、図表1に示す組成の回収精錬ダ
ストを再度活用して吹き込み、脱りん処理を実施した。
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石20(Kg/ton)およ
び添加剤(CaF2とCaCl2、各1.5(Kg/to
n))の混合物と共に、図表1に示す組成の回収精錬ダ
ストを再度活用して吹き込み、脱りん処理を実施した。
【0026】但し、脱りん前の溶銑のりん濃度[P]0
は0.098〜0.125(mass%)、シリコン
[Si]は0.105〜0.185(mass%)の範
囲であり、溶銑温度は1420〜1350℃であった。
この時の総酸素原単位は一定である。
は0.098〜0.125(mass%)、シリコン
[Si]は0.105〜0.185(mass%)の範
囲であり、溶銑温度は1420〜1350℃であった。
この時の総酸素原単位は一定である。
【0027】この場合は、脱りん効率ηPが亜鉛ダスト
を含まず酸化鉄を脱りんに用いた時の値85〜93%と
ほぼ同等の値が得られた。同時に図表1に示すような亜
鉛分の高濃度組成の循環使用後の回収ダストを得てい
る。
を含まず酸化鉄を脱りんに用いた時の値85〜93%と
ほぼ同等の値が得られた。同時に図表1に示すような亜
鉛分の高濃度組成の循環使用後の回収ダストを得てい
る。
【0028】このように、CaOと回収精練ダストを使
用することで溶銑1の脱りんが実行でき、同時にZn含
有量が55.1〜78.2(mass)の高濃度亜鉛含
有ダストが回収できた。
用することで溶銑1の脱りんが実行でき、同時にZn含
有量が55.1〜78.2(mass)の高濃度亜鉛含
有ダストが回収できた。
【0029】次に、第3実施例では、図1に示すような
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石及び添加剤(CaF2とC
aCl2)の混合物と共に、図3の図表2に示す組成の
電気炉発生含亜鉛ダストを吹込み脱りん処理を実施し
た。
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石及び添加剤(CaF2とC
aCl2)の混合物と共に、図3の図表2に示す組成の
電気炉発生含亜鉛ダストを吹込み脱りん処理を実施し
た。
【0030】但し、脱りん前の溶銑のりん濃度[P]0
は0.098〜0.115(mass%)、[Si]は
0.105〜0.175(mass%)の範囲である。
溶銑温度は1420〜1350℃であった。この場合の
脱りん効率ηPは、亜鉛ダストを含まない酸化鉄を用い
た時の値85〜93%とほぼ同等の値が得られ、同時に
図表2に示す亜鉛分の高濃度組成の回収亜鉛濃縮ダスト
が得られた。
は0.098〜0.115(mass%)、[Si]は
0.105〜0.175(mass%)の範囲である。
溶銑温度は1420〜1350℃であった。この場合の
脱りん効率ηPは、亜鉛ダストを含まない酸化鉄を用い
た時の値85〜93%とほぼ同等の値が得られ、同時に
図表2に示す亜鉛分の高濃度組成の回収亜鉛濃縮ダスト
が得られた。
【0031】このように、CaOと電気炉発生含亜鉛ダ
ストを使用することで、溶銑1の脱りんが実行でき、同
時にZnO含有量が55.1〜78.2(mass)の
高濃度亜鉛含有ダストが回収できた。
ストを使用することで、溶銑1の脱りんが実行でき、同
時にZnO含有量が55.1〜78.2(mass)の
高濃度亜鉛含有ダストが回収できた。
【0032】次に、第4実施例では、図1に示すような
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石及び添加剤(CaF2とC
aCl2)の混合物と共に、図表2に示す組成の電気炉
発生含亜鉛ダストを吹込み脱りん処理を実施した。この
時トーピードカー2内の空間にランス4より毎分、5〜
30Nm3/minの酸素ガスを吹込んだ。
トーピードカー2内の300トンの溶銑1に、CaO1
5(Kg/ton)と鉄鉱石及び添加剤(CaF2とC
aCl2)の混合物と共に、図表2に示す組成の電気炉
発生含亜鉛ダストを吹込み脱りん処理を実施した。この
時トーピードカー2内の空間にランス4より毎分、5〜
30Nm3/minの酸素ガスを吹込んだ。
【0033】脱りん処理前の溶銑のりん濃度[P]0は
0.098〜0.115(mass%)、[Si]は
0.105〜0.175(mass%)の範囲で、溶銑
温度は1420〜1350℃であった。この時の脱りん
効率ηPは、亜鉛ダストを含まない酸化鉄を用いた時の
値85〜93%とほぼ同等の値が得られた。同時に図表
2に示す亜鉛分の高濃度組成の回収亜鉛濃縮ダストを得
た。
0.098〜0.115(mass%)、[Si]は
0.105〜0.175(mass%)の範囲で、溶銑
温度は1420〜1350℃であった。この時の脱りん
効率ηPは、亜鉛ダストを含まない酸化鉄を用いた時の
値85〜93%とほぼ同等の値が得られた。同時に図表
2に示す亜鉛分の高濃度組成の回収亜鉛濃縮ダストを得
た。
【0034】この時、ダスト回収用の集塵ダスト6での
ダスト堆積量を測定したところ、酸素ガスをトーピード
カー2内の空間に吹込まない場合に比較すれば、ダスト
堆積量は1/5に減少している。
ダスト堆積量を測定したところ、酸素ガスをトーピード
カー2内の空間に吹込まない場合に比較すれば、ダスト
堆積量は1/5に減少している。
【0035】このように、溶銑1の脱りんを実行すると
同時に、ダスト堆積量を抑制して高濃度亜鉛含有ダスト
を回収することができた。
同時に、ダスト堆積量を抑制して高濃度亜鉛含有ダスト
を回収することができた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリコンが0.2mass%以下の脱珪溶銑をCaOを
主成分としたフラックスを用いて脱りんするにあたり、
Caoと共に酸化剤として亜鉛含有物を溶銑に吹込み発
生する精錬ダストを回収し、更に回収した精錬ダストを
再び酸化剤として用い、且つ精錬容器内の上部空間に酸
素ガスを供給しつつ、脱りん処理を行い発生精錬ダスト
を回収するので、廃棄物として処理されていた亜鉛含有
物をCaOと共に溶銑に吹込むことで、溶銑の脱りんを
従来の方法と同程度に実行できると共に脱りん工程で発
生するダスト中の亜鉛濃度を高めることが可能となり、
回収した高濃度亜鉛ダストは金属亜鉛製造のための原料
として活用することもでき、廃棄物の活用法として極め
て有効であるという効果がある。
シリコンが0.2mass%以下の脱珪溶銑をCaOを
主成分としたフラックスを用いて脱りんするにあたり、
Caoと共に酸化剤として亜鉛含有物を溶銑に吹込み発
生する精錬ダストを回収し、更に回収した精錬ダストを
再び酸化剤として用い、且つ精錬容器内の上部空間に酸
素ガスを供給しつつ、脱りん処理を行い発生精錬ダスト
を回収するので、廃棄物として処理されていた亜鉛含有
物をCaOと共に溶銑に吹込むことで、溶銑の脱りんを
従来の方法と同程度に実行できると共に脱りん工程で発
生するダスト中の亜鉛濃度を高めることが可能となり、
回収した高濃度亜鉛ダストは金属亜鉛製造のための原料
として活用することもでき、廃棄物の活用法として極め
て有効であるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例に係る脱珪溶銑の脱りん工程
の概要を示す図である。
の概要を示す図である。
【図2】図1に示す脱りん工程における組成物の組成図
表である。
表である。
【図3】図1に示す脱りん工程の電気炉発生ダストによ
る組成物の組成図表である
る組成物の組成図表である
1 脱珪溶銑 2 トーピードカー 3 粉体吹込みランス 4 酸素ガス吹付けランス 5 集塵フード 6 集塵ダクト 7 集塵機 8 回収精錬ダスト
フロントページの続き (72)発明者 山本 誠司 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内
Claims (3)
- 【請求項1】 シリコンが0.2mass%以下の脱珪
溶銑をCaOを主成分としたフラックスを用いて脱りん
するにあたり、CaOと共に酸化剤として亜鉛含有物を
溶銑に吹込み発生する精錬ダストを回収することを特徴
とする低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの
亜鉛成分濃縮方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の低シリコン溶銑の脱りん
による亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法において、前
記回収した精錬ダストを酸化剤として用いることを特徴
とする低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの
亜鉛成分濃縮方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の低シリコン溶銑の
脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法におい
て、精錬容器内の上部空間に酸素ガスを供給することを
特徴とする低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物か
らの亜鉛成分濃縮方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15115395A JPH08325618A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15115395A JPH08325618A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08325618A true JPH08325618A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15512522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15115395A Pending JPH08325618A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 低シリコン溶銑の脱りんによる亜鉛含有物からの亜鉛成分濃縮方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08325618A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114735708A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-12 | 成都理工大学 | 一种制备低铁铝钙含量硅的方法 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP15115395A patent/JPH08325618A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114735708A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-12 | 成都理工大学 | 一种制备低铁铝钙含量硅的方法 |
| CN114735708B (zh) * | 2022-04-29 | 2023-06-02 | 成都理工大学 | 一种制备低铁铝钙含量硅的方法 |
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| A02 | Decision of refusal |
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