JPH08325660A - 多孔質アルミニウム焼結材 - Google Patents
多孔質アルミニウム焼結材Info
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- JPH08325660A JPH08325660A JP7156778A JP15677895A JPH08325660A JP H08325660 A JPH08325660 A JP H08325660A JP 7156778 A JP7156778 A JP 7156778A JP 15677895 A JP15677895 A JP 15677895A JP H08325660 A JPH08325660 A JP H08325660A
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- sintered material
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C1/00—Making non-ferrous alloys
- C22C1/04—Making non-ferrous alloys by powder metallurgy
- C22C1/0408—Light metal alloys
- C22C1/0416—Aluminium-based alloys
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F3/00—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
- B22F3/10—Sintering only
- B22F3/11—Making porous workpieces or articles
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルミニウムまたはその合金の粉末粒子間の
孔隙が連通されて連通孔が形成され、高速電車、自動車
や産業機器からの騒音を効果的に吸音できる上に、機械
的特性に優れ、多孔性と十分な濾過面積が必要とされる
濾過材や、吸着材等に好適な多孔質アルミニウム焼結材
を提案する。 【構成】 アルミニウムまたはその合金から成るベ−ス
粉末1、1の間に、無限に屈曲する連通孔を形成する孔
隙3が形成される多孔質アルミニウム焼結材において、
ベ−ス粉末1、1の間は、アルミニウムより高融点を持
ってアルミニウムとの間で共晶反応する共晶元素を共晶
点以上含み残部が実質的にアルミニウムからなり、しか
も、組織が過共晶組織からなる橋絡部2によって、互い
に連絡され結合される。
孔隙が連通されて連通孔が形成され、高速電車、自動車
や産業機器からの騒音を効果的に吸音できる上に、機械
的特性に優れ、多孔性と十分な濾過面積が必要とされる
濾過材や、吸着材等に好適な多孔質アルミニウム焼結材
を提案する。 【構成】 アルミニウムまたはその合金から成るベ−ス
粉末1、1の間に、無限に屈曲する連通孔を形成する孔
隙3が形成される多孔質アルミニウム焼結材において、
ベ−ス粉末1、1の間は、アルミニウムより高融点を持
ってアルミニウムとの間で共晶反応する共晶元素を共晶
点以上含み残部が実質的にアルミニウムからなり、しか
も、組織が過共晶組織からなる橋絡部2によって、互い
に連絡され結合される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔質アルミニウム焼結
材に係り、詳しくは、アルミニウムまたはその合金の粉
末粒子の間に孔隙が形成され、この孔隙が連通されて連
通孔が形成される多孔質アルミニウム焼結材であって、
高速電車、自動車や産業機器からの騒音を効果的に吸音
できる上に、機械的特性に優れ、多孔性と十分な濾過面
積が必要とされる濾過材や、吸着材等に好適な多孔質ア
ルミニウム焼結材に関する。
材に係り、詳しくは、アルミニウムまたはその合金の粉
末粒子の間に孔隙が形成され、この孔隙が連通されて連
通孔が形成される多孔質アルミニウム焼結材であって、
高速電車、自動車や産業機器からの騒音を効果的に吸音
できる上に、機械的特性に優れ、多孔性と十分な濾過面
積が必要とされる濾過材や、吸着材等に好適な多孔質ア
ルミニウム焼結材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の金属多孔質材が提案さ
れている。金属多孔質材は、多数の孔隙を有する構造を
持つところから、この構造的特性を利用して、騒音など
を吸収する吸音材、溶液中に溶存する溶存物などを濾過
する濾過材、更に、多数の孔隙の内壁面に悪臭物などを
吸着する吸着材などに利用されている。
れている。金属多孔質材は、多数の孔隙を有する構造を
持つところから、この構造的特性を利用して、騒音など
を吸収する吸音材、溶液中に溶存する溶存物などを濾過
する濾過材、更に、多数の孔隙の内壁面に悪臭物などを
吸着する吸着材などに利用されている。
【0003】これら金属多孔質材のうちで、きわめて容
易に製造でき安価で経済性に優れるところから、アルミ
ニウム(以下、Alという)やその合金(以下、Al合
金という。)の金属板に多数の真直ぐな貫通孔を形成し
た多孔質材、所謂、パンチングメタルが提案されてい
る。
易に製造でき安価で経済性に優れるところから、アルミ
ニウム(以下、Alという)やその合金(以下、Al合
金という。)の金属板に多数の真直ぐな貫通孔を形成し
た多孔質材、所謂、パンチングメタルが提案されてい
る。
【0004】パンチングメタルは、多数の貫通孔を音が
通る間に、音の持つエネルギ−が失なわれるため、ある
程度の吸音効果が達成できる。
通る間に、音の持つエネルギ−が失なわれるため、ある
程度の吸音効果が達成できる。
【0005】また、パンチングメタルは、Al又はAl
合金の板材から成るため、所望の機械的強度を持ち、そ
の上で、所望の形状に加工し易く、軽量である。このた
め、広く一般に用いられている。
合金の板材から成るため、所望の機械的強度を持ち、そ
の上で、所望の形状に加工し易く、軽量である。このた
め、広く一般に用いられている。
【0006】しかし、パンチングメタルで吸音される範
囲は、低周波数、例えば、100Hz程度の音に限ら
れ、高周波数、例えば、500Hz又はそれ以上の音は
吸収できない。
囲は、低周波数、例えば、100Hz程度の音に限ら
れ、高周波数、例えば、500Hz又はそれ以上の音は
吸収できない。
【0007】最近の産業の発達から、種々の騒音源が生
れている。ちなみに、所謂、新幹線で代表される高速電
車乃至高速鉄道は、きわめて速い速度で走行するため、
走行にともなって高周波数(例えば、500〜2000
Hz)の音が発生し、新しい騒音源になっている。
れている。ちなみに、所謂、新幹線で代表される高速電
車乃至高速鉄道は、きわめて速い速度で走行するため、
走行にともなって高周波数(例えば、500〜2000
Hz)の音が発生し、新しい騒音源になっている。
【0008】高速道路網の発達、整備の上から、高速自
動車により、新しい騒音源が生まれ、更に、住宅の密集
のため、マンションなどの騒音、公会堂やイベントホ−
ルなどからの騒音などの問題が発生する。
動車により、新しい騒音源が生まれ、更に、住宅の密集
のため、マンションなどの騒音、公会堂やイベントホ−
ルなどからの騒音などの問題が発生する。
【0009】このように発生する騒音は、きわめて周波
数の高い音が混在し、この騒音を除去するのには、従来
例のパンチングメタルなどではその目的が達成できな
い。
数の高い音が混在し、この騒音を除去するのには、従来
例のパンチングメタルなどではその目的が達成できな
い。
【0010】このところから、金属多孔質材、なかで
も、AlまたはAl合金の粉末を焼結した多孔質Al焼
結材から成る吸音材が提案されている(特公昭56−1
8646号公報ならびに特公昭56−11375号公報
参照)。
も、AlまたはAl合金の粉末を焼結した多孔質Al焼
結材から成る吸音材が提案されている(特公昭56−1
8646号公報ならびに特公昭56−11375号公報
参照)。
【0011】この多孔質Al焼結材は、Al粉末に対し
Al−Cu合金粉末を添加し、実質的に無加圧状態で成
型してから、水素雰囲気中において、Al粉末の融点よ
り10℃以下低い温度で焼結し、Al粉末間に孔隙を残
して、容積比で孔隙率30%以上の孔隙を形成して成る
ものである。
Al−Cu合金粉末を添加し、実質的に無加圧状態で成
型してから、水素雰囲気中において、Al粉末の融点よ
り10℃以下低い温度で焼結し、Al粉末間に孔隙を残
して、容積比で孔隙率30%以上の孔隙を形成して成る
ものである。
【0012】骨格を成すAl粉末に介在するAl−Cu
合金粉末は、通常、融点の低い共晶組成(Cu33%内
外)のものが用いられる。このAl−Cu合金粉末は、
焼結時に加熱溶融されると、骨格を成すAl粉末間に拡
散し消失し、その部分に孔隙が形成される。
合金粉末は、通常、融点の低い共晶組成(Cu33%内
外)のものが用いられる。このAl−Cu合金粉末は、
焼結時に加熱溶融されると、骨格を成すAl粉末間に拡
散し消失し、その部分に孔隙が形成される。
【0013】しかし、焼結前に加圧し圧粉体を形成する
と、例えば、30%程度に孔隙率を高めることがむづか
しく、この程度の孔隙率がないと、吸音材としての機能
が発揮できないと考えられる。
と、例えば、30%程度に孔隙率を高めることがむづか
しく、この程度の孔隙率がないと、吸音材としての機能
が発揮できないと考えられる。
【0014】このため、焼結前にほとんど加圧すること
がなく、焼結材としての機械強度などの機械的性質を左
右する圧粉体を形成することができない。
がなく、焼結材としての機械強度などの機械的性質を左
右する圧粉体を形成することができない。
【0015】このため、従来例の多孔質Al焼結体は機
械的強度などが劣り、更に、骨格を成するAl粉末相互
間の直接結合に依存して一体に焼結されるために、焼結
材の機械的強度などの機械的性質は焼結条件に左右さ
れ、高い歩留りのもとで、機械的性質に優れかつ均一な
Al焼結体を得ることができない。
械的強度などが劣り、更に、骨格を成するAl粉末相互
間の直接結合に依存して一体に焼結されるために、焼結
材の機械的強度などの機械的性質は焼結条件に左右さ
れ、高い歩留りのもとで、機械的性質に優れかつ均一な
Al焼結体を得ることができない。
【0016】このように従来例の多孔質Al焼結材は、
Al粉末間に形成される孔隙が連らなって形成される連
通孔が無限に屈曲し、しかも、その長さは無限大に近い
ほど長い。このため、金属多孔質材として代表的な所謂
パンチングメタルに較べると、従来例の多孔質Al焼結
材は、例えば、1000Hz内外のような高い周波数の
音でも高い吸音率で吸音でき、材質もAl又はその合金
であるため、きわめて軽量で、用途も広い。
Al粉末間に形成される孔隙が連らなって形成される連
通孔が無限に屈曲し、しかも、その長さは無限大に近い
ほど長い。このため、金属多孔質材として代表的な所謂
パンチングメタルに較べると、従来例の多孔質Al焼結
材は、例えば、1000Hz内外のような高い周波数の
音でも高い吸音率で吸音でき、材質もAl又はその合金
であるため、きわめて軽量で、用途も広い。
【0017】しかし、このような利点があるのにも拘ら
ず、従来例の多孔質Al焼結材は引張り強度、靭性、曲
げ強度が劣り、これを用いて曲げその他の加工ができな
い欠点を持っている。
ず、従来例の多孔質Al焼結材は引張り強度、靭性、曲
げ強度が劣り、これを用いて曲げその他の加工ができな
い欠点を持っている。
【0018】なお、吸音材として、Alなどの多孔質焼
結材のほかに、グラスウ−ルと呼ばれるガラス繊維や、
高炉スラグを処理してスラグウ−ル、更に、Alやその
合金に発泡などの処理をほどこしたAl繊維などが用い
られている。
結材のほかに、グラスウ−ルと呼ばれるガラス繊維や、
高炉スラグを処理してスラグウ−ル、更に、Alやその
合金に発泡などの処理をほどこしたAl繊維などが用い
られている。
【0019】これら吸音材は多数の空所を持つとともに
各空所には空気などが存在するため、吸音効果は良好で
ある。しかし、定形性がほとんどなく、施工作業のとき
や、使用による経事変化によって、繊維が飛び易く、健
康などの面からも好ましくない。
各空所には空気などが存在するため、吸音効果は良好で
ある。しかし、定形性がほとんどなく、施工作業のとき
や、使用による経事変化によって、繊維が飛び易く、健
康などの面からも好ましくない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点の解
決を目的とし、具体的には、Alまたはその合金の粉末
粒子の間に形成される孔隙が連続的に連らなって成る多
数の連通孔を具える多孔質Al焼結材において、これら
粉末粒子間の結合部の機械的強度を高めると共に、曲げ
などの機械的加工性にもすぐれる多孔質Al焼結材を提
案する。
決を目的とし、具体的には、Alまたはその合金の粉末
粒子の間に形成される孔隙が連続的に連らなって成る多
数の連通孔を具える多孔質Al焼結材において、これら
粉末粒子間の結合部の機械的強度を高めると共に、曲げ
などの機械的加工性にもすぐれる多孔質Al焼結材を提
案する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多孔質Al
焼結材においては、 (a)、この焼結材の骨格は、Al粉末粒子またはAl
合金粉末粒子のほかに、これら粉末粒子の間を連絡する
橋絡部から構成する。 (b)、この橋絡部は、AlのほかにAlと共晶反応す
る元素(以下、共晶元素という。)とから成って、この
共晶元素を共晶組成より過剰に含んだ過共晶組織から構
成する。 (c)、Alと共晶反応する共晶元素は、Si、Ni、
MnまたはCuのうちの1種または1種以上とする。 (d)、橋絡部は、初晶として凝固する硬い共晶元素と
Alの金属間化合物を中心として、その周囲にAlリッ
チな固溶体と共晶元素ならびにAlの化合物との共晶組
織が凝固されて囲む組織であって、この組織の共晶組織
が連続する構造から成っている。
焼結材においては、 (a)、この焼結材の骨格は、Al粉末粒子またはAl
合金粉末粒子のほかに、これら粉末粒子の間を連絡する
橋絡部から構成する。 (b)、この橋絡部は、AlのほかにAlと共晶反応す
る元素(以下、共晶元素という。)とから成って、この
共晶元素を共晶組成より過剰に含んだ過共晶組織から構
成する。 (c)、Alと共晶反応する共晶元素は、Si、Ni、
MnまたはCuのうちの1種または1種以上とする。 (d)、橋絡部は、初晶として凝固する硬い共晶元素と
Alの金属間化合物を中心として、その周囲にAlリッ
チな固溶体と共晶元素ならびにAlの化合物との共晶組
織が凝固されて囲む組織であって、この組織の共晶組織
が連続する構造から成っている。
【0022】すなわち、本発明に係る多孔質Al焼結材
は、アルミニウムまたはその合金から成るベ−ス粉末の
間に、無限に屈曲する連通孔を形成する孔隙が形成され
る多孔質Al焼結材において、ベ−ス粉末の間は、融点
を持ってアルミニウムとの間で共晶反応する共晶元素を
共晶点以上含み残部が実質的にアルミニウムからなり、
しかも、組織が過共晶組織からなる橋絡部によって、互
いに連絡され結合されることを特徴とする。
は、アルミニウムまたはその合金から成るベ−ス粉末の
間に、無限に屈曲する連通孔を形成する孔隙が形成され
る多孔質Al焼結材において、ベ−ス粉末の間は、融点
を持ってアルミニウムとの間で共晶反応する共晶元素を
共晶点以上含み残部が実質的にアルミニウムからなり、
しかも、組織が過共晶組織からなる橋絡部によって、互
いに連絡され結合されることを特徴とする。
【0023】そこで、これら手段たる構成ならびにその
作用について、図面によって更に具体的に説明すると、
次の通りである。
作用について、図面によって更に具体的に説明すると、
次の通りである。
【0024】なお、図1は、本発明の一つの実施例に係
る多孔質Al焼結材の構造の一部を拡大して示す説明図
である。
る多孔質Al焼結材の構造の一部を拡大して示す説明図
である。
【0025】図2は、図1に示す多孔質Al焼結材の橋
絡部の組織を模式的に示す説明図である。
絡部の組織を模式的に示す説明図である。
【0026】図3は、図2に示す橋絡部の一つの組織に
おいて初晶組織や共晶組織の析出態様を断面で示す説明
図である。
おいて初晶組織や共晶組織の析出態様を断面で示す説明
図である。
【0027】図4は、比較例の橋絡部の一つの組織にお
いて図3と同様に示す初晶組織と共晶組織の析出態様を
断面で示す説明図である。
いて図3と同様に示す初晶組織と共晶組織の析出態様を
断面で示す説明図である。
【0028】図5は、図2に示す橋絡部の長さ方向の共
晶元素の濃度分布を、図4に示す比較例の橋絡部と併せ
て、示すグラフである。
晶元素の濃度分布を、図4に示す比較例の橋絡部と併せ
て、示すグラフである。
【0029】図6は、図2に示す橋絡部の焼結前の状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【0030】図7は、AlとAlと共晶反応する共晶元
素との状態図である。
素との状態図である。
【0031】まず、図1において、符号1はAlまたは
Al合金の粉末粒子(以下、ベ−ス粉末という。)2は
これらベ−ス粉末1を連結する橋絡部、3はベ−ス粉末
2の間に形成される孔隙を示す。
Al合金の粉末粒子(以下、ベ−ス粉末という。)2は
これらベ−ス粉末1を連結する橋絡部、3はベ−ス粉末
2の間に形成される孔隙を示す。
【0032】図1に示すように、ベ−ス粉末1の間には
孔隙3を形成し、これら孔隙3は連通して無限に屈曲す
る連通孔を形成する一方、ベ−ス粉末1の間は積極的に
橋絡部2によって連結して一体化する。このようにベ−
ス粉末1間を直接接触させて結合させることなく、橋絡
部2を介在させ、橋絡部2について、次の通りに構造的
に改善をはかると、機械的強度が高められるほか、靭性
も向上する。
孔隙3を形成し、これら孔隙3は連通して無限に屈曲す
る連通孔を形成する一方、ベ−ス粉末1の間は積極的に
橋絡部2によって連結して一体化する。このようにベ−
ス粉末1間を直接接触させて結合させることなく、橋絡
部2を介在させ、橋絡部2について、次の通りに構造的
に改善をはかると、機械的強度が高められるほか、靭性
も向上する。
【0033】すなわち、橋絡部2はほとんど液相焼結を
利用して形成される。橋絡部2は、図1に示すように連
結させるAlやAl合金のベ−ス粉末1より細く、ベ−
ス粉末1に比べると、機械的強度が不足し、更に、端部
の結合部分は応力の集中も受け易い。このため、橋絡部
2が脆弱であると、その他の部分、つまり、ベ−ス粉末
1がどのように強化されていても焼結材全体としては機
械的特性の向上は望めない。
利用して形成される。橋絡部2は、図1に示すように連
結させるAlやAl合金のベ−ス粉末1より細く、ベ−
ス粉末1に比べると、機械的強度が不足し、更に、端部
の結合部分は応力の集中も受け易い。このため、橋絡部
2が脆弱であると、その他の部分、つまり、ベ−ス粉末
1がどのように強化されていても焼結材全体としては機
械的特性の向上は望めない。
【0034】そこで、本発明に係るAl焼結材では、機
械的特性を向上させる上から、Al若しくはAl合金の
ベ−ス粉末同士を結合させるために、橋絡部2を形成
し、この橋絡部2の機械的特性を向上させる。
械的特性を向上させる上から、Al若しくはAl合金の
ベ−ス粉末同士を結合させるために、橋絡部2を形成
し、この橋絡部2の機械的特性を向上させる。
【0035】換言すると、Alと共晶反応する共晶元素
またはそれを含む合金を添加して橋絡部2を形成し、そ
れの凝固組織が焼結体の特性、特に、ベ−ス粉末1同士
を結合させている橋絡部2の特性に大きな違いを及ぼす
という新規事実に着目して、本発明は成立する。
またはそれを含む合金を添加して橋絡部2を形成し、そ
れの凝固組織が焼結体の特性、特に、ベ−ス粉末1同士
を結合させている橋絡部2の特性に大きな違いを及ぼす
という新規事実に着目して、本発明は成立する。
【0036】更に詳しく説明すると、溶質する共晶元素
が同じであって、Alとの量的な組合わせで、亜共晶と
過共晶では初晶と共晶の組合わせが相違する。すなわ
ち、図7はAlと共晶元素(一般的にMと示す)の状態
であって、共晶元素MをCuとして、例えば、Al−C
u合金系では、亜共晶組成(仮りに、図7のc組成とす
る。)だとすると、図4に示すように、初晶として、A
lリッチで柔らかい結晶21が最初に凝固析出する。そ
の次に、この結晶21の周囲にAlリッチの固溶体22
とCuAl2のような金属間化合物23から成る共晶が
凝固し、柔らかい初晶21の周囲がこのような共晶組成
によっておおわれる。
が同じであって、Alとの量的な組合わせで、亜共晶と
過共晶では初晶と共晶の組合わせが相違する。すなわ
ち、図7はAlと共晶元素(一般的にMと示す)の状態
であって、共晶元素MをCuとして、例えば、Al−C
u合金系では、亜共晶組成(仮りに、図7のc組成とす
る。)だとすると、図4に示すように、初晶として、A
lリッチで柔らかい結晶21が最初に凝固析出する。そ
の次に、この結晶21の周囲にAlリッチの固溶体22
とCuAl2のような金属間化合物23から成る共晶が
凝固し、柔らかい初晶21の周囲がこのような共晶組成
によっておおわれる。
【0037】一方、過共晶組成(仮りに、図7のd組成
とする。)だとすると、最初に、初晶として、CuAl
2のような金属間化合物23が凝固し、その次に、その
周囲に、CuAl2のような金属間化合物23とAlリ
ッチな固溶体22とから成る共晶が凝固析出する(図3
参照)。
とする。)だとすると、最初に、初晶として、CuAl
2のような金属間化合物23が凝固し、その次に、その
周囲に、CuAl2のような金属間化合物23とAlリ
ッチな固溶体22とから成る共晶が凝固析出する(図3
参照)。
【0038】この場合、上記のような凝固析出に関与す
る共晶元素は、Alより高融点でかつアルミと共晶反応
する元素は、より高融点である。このため、焼結時に、
Alが軟化する高温時でもAlより硬く、高強度であ
る。
る共晶元素は、Alより高融点でかつアルミと共晶反応
する元素は、より高融点である。このため、焼結時に、
Alが軟化する高温時でもAlより硬く、高強度であ
る。
【0039】従って、図4に示すような亜共晶の橋絡部
であると、凝固中心よりその周囲が硬くなるのに対し、
図3に示すような過共晶の橋絡部2であると、凝固中央
よりその周囲の方が柔らかくなる。
であると、凝固中心よりその周囲が硬くなるのに対し、
図3に示すような過共晶の橋絡部2であると、凝固中央
よりその周囲の方が柔らかくなる。
【0040】更に、両者の共晶部分を比べると、本発明
のように過共晶組成時の共晶の方が、亜共晶組成の共晶
よりも硬いCuAl2などの金属間化合物の相が共晶部
分に占める割合が多くなり、橋絡部2は硬質高強度とな
る。
のように過共晶組成時の共晶の方が、亜共晶組成の共晶
よりも硬いCuAl2などの金属間化合物の相が共晶部
分に占める割合が多くなり、橋絡部2は硬質高強度とな
る。
【0041】従って、本発明のように、過共晶組成とし
て橋絡部2を構成した場合には、多孔質Al焼結材は強
度は確保されかつ大きい変形は周囲に連続した靭性のあ
る共晶組織が柔軟に受け持ち、曲げなどの加工性も向上
する。
て橋絡部2を構成した場合には、多孔質Al焼結材は強
度は確保されかつ大きい変形は周囲に連続した靭性のあ
る共晶組織が柔軟に受け持ち、曲げなどの加工性も向上
する。
【0042】図5は共晶元素の橋絡部の長さ方向の濃度
分布を示し、なかでも、(イ)は本発明のような過共晶
組成、(ロ)は比較例の亜共晶組成を示す。図5に示す
ように過共晶組成の方が亜共晶組成に比べ溶質する共晶
元素が高濃度のため降伏強さは大きく、かつ、液相焼結
時濃度勾配が大きくなる。このため、Alやその合金の
ベ−ス粉末1は、本発明のような過共晶の場合には進
み、ベ−ス粉末1との結合強度も向上する。
分布を示し、なかでも、(イ)は本発明のような過共晶
組成、(ロ)は比較例の亜共晶組成を示す。図5に示す
ように過共晶組成の方が亜共晶組成に比べ溶質する共晶
元素が高濃度のため降伏強さは大きく、かつ、液相焼結
時濃度勾配が大きくなる。このため、Alやその合金の
ベ−ス粉末1は、本発明のような過共晶の場合には進
み、ベ−ス粉末1との結合強度も向上する。
【0043】本発明では、Al若しくはその合金のベ−
ス粉末相互間を結合させている橋絡部2がAlより高融
点でかつAlと共晶反応する共晶元素の過共晶組織を有
する組織に構成とする。更に具体的に示すと、焼結が共
晶温度以上で行なわれると、機械的強度に優れる共晶元
素が凝固核として最初に凝固して中心部を形成し、次
に、その中心部を包むように周囲に共晶組織が凝固析出
する。この共晶組織は、核になる中心部よりも靭性に富
む。
ス粉末相互間を結合させている橋絡部2がAlより高融
点でかつAlと共晶反応する共晶元素の過共晶組織を有
する組織に構成とする。更に具体的に示すと、焼結が共
晶温度以上で行なわれると、機械的強度に優れる共晶元
素が凝固核として最初に凝固して中心部を形成し、次
に、その中心部を包むように周囲に共晶組織が凝固析出
する。この共晶組織は、核になる中心部よりも靭性に富
む。
【0044】また、このように機械的強度に優れる中心
部を共晶組織が集合して、橋絡部が形成され(図2参
照)、個々の各組織において、それぞれの共晶組織は別
の共晶組織と連続的に結合している。このため、橋絡部
全体は靭性に富む共晶の基地中に硬度・強度に優る初晶
が微細に散在する理想的な組織となる。
部を共晶組織が集合して、橋絡部が形成され(図2参
照)、個々の各組織において、それぞれの共晶組織は別
の共晶組織と連続的に結合している。このため、橋絡部
全体は靭性に富む共晶の基地中に硬度・強度に優る初晶
が微細に散在する理想的な組織となる。
【0045】多孔質Al焼結材において橋絡部がこのよ
うな組織形態を有するため、強度は、ベ−ス粉末より高
く靭性も確保でき、曲げ加工性問題も解決される。
うな組織形態を有するため、強度は、ベ−ス粉末より高
く靭性も確保でき、曲げ加工性問題も解決される。
【0046】そこで、Alより高融点でかつAlと共晶
反応する元素、つまり、橋絡部形成に関与する共晶元素
については、表1に示すSi、Ni、Mn、Cuが好ま
しい。
反応する元素、つまり、橋絡部形成に関与する共晶元素
については、表1に示すSi、Ni、Mn、Cuが好ま
しい。
【0047】また、これら共晶元素はベ−ス粉末に対し
て単味で添加するのに較べて、Alとの合金粉として添
加するのが望ましい。このようにAlとの合金粉として
添加すると、焼結時の液相焼結によって、先にのべた組
織の橋絡部が形成できる。
て単味で添加するのに較べて、Alとの合金粉として添
加するのが望ましい。このようにAlとの合金粉として
添加すると、焼結時の液相焼結によって、先にのべた組
織の橋絡部が形成できる。
【0048】
【表1】
【0049】このように橋絡部をAlとの合金粉として
添加し、この合金粉を液相焼結させて形成する場合に
は、次の組成のAl合金粉を用いるのが好ましい。
添加し、この合金粉を液相焼結させて形成する場合に
は、次の組成のAl合金粉を用いるのが好ましい。
【0050】共晶元素の下限は、表1に示すような共晶
点の組成になるが、上限は、共晶の一つとしてAlと固
溶体を形成する限度から決められる。
点の組成になるが、上限は、共晶の一つとしてAlと固
溶体を形成する限度から決められる。
【0051】例えば、Siの融点はAlの融点660℃
より高い1430℃である。Alとの間で11.7%S
i組成で577℃の共晶反応を示す。したがって、Al
との間でSiは共晶点の11.7%以上含まれているこ
とが必要で、Siは15.0%以上含まれていることが
好ましい。更に、上限としては、Siのみでは高融点で
あり、液相焼結にならないのでSi100%は含まな
い。
より高い1430℃である。Alとの間で11.7%S
i組成で577℃の共晶反応を示す。したがって、Al
との間でSiは共晶点の11.7%以上含まれているこ
とが必要で、Siは15.0%以上含まれていることが
好ましい。更に、上限としては、Siのみでは高融点で
あり、液相焼結にならないのでSi100%は含まな
い。
【0052】また、Cuの共晶点は33%であるが、5
2.5%Cuをこえると、共晶の一つとしてAlとの固
溶体が形成できず、とくに、これを超すと硬質の金属間
化合物が形成され、共晶組織が金属間化合物同志のもの
となって好ましくない。
2.5%Cuをこえると、共晶の一つとしてAlとの固
溶体が形成できず、とくに、これを超すと硬質の金属間
化合物が形成され、共晶組織が金属間化合物同志のもの
となって好ましくない。
【0053】すなわち、共晶組織において、金属間化合
物同志の共晶は硬質であるが粘性がなく、破断に対して
は脆弱である。
物同志の共晶は硬質であるが粘性がなく、破断に対して
は脆弱である。
【0054】これに対し、本発明は、橋絡部として、一
部が靭性に富むAl固溶体から成る共晶組織であり、こ
の組織が得られないと、本発明の目的が達成されない。
部が靭性に富むAl固溶体から成る共晶組織であり、こ
の組織が得られないと、本発明の目的が達成されない。
【0055】過共晶範囲内での組成は焼結材に必要とさ
れる機械的特性により任意に選定される。例えば、機械
的強度が曲げ加工性より重視される平板状材料では共晶
元素の含有量の多い過共晶組成は適するし、逆に、強度
より曲げ加工性が重視される小物の筒状焼結材では共晶
成分に近い過共晶組成が選ばれる。
れる機械的特性により任意に選定される。例えば、機械
的強度が曲げ加工性より重視される平板状材料では共晶
元素の含有量の多い過共晶組成は適するし、逆に、強度
より曲げ加工性が重視される小物の筒状焼結材では共晶
成分に近い過共晶組成が選ばれる。
【0056】この目的から云って、Siは15〜80
%、Ni6〜42%、Mn3〜20%、Cu35〜52
%が好ましい。
%、Ni6〜42%、Mn3〜20%、Cu35〜52
%が好ましい。
【0057】また、共晶元素をAl合金として配合する
場合に、その配合量は必要とされる孔隙率によって選定
される。配合量が多くなれば液相量が増加し、焼結が進
むので空隙率は少なくなる傾向を示す。この点、橋絡部
が仮りに亜共晶組成で構成する場合には、強度が劣るた
めに、強度を確保するには橋絡部を太くする必要があ
り、配合量を多くしなければならない。このようにする
と、液相量が過大になって、吸音材や濾過材等に必要な
通気性のある孔隙率の確保が困難となる。
場合に、その配合量は必要とされる孔隙率によって選定
される。配合量が多くなれば液相量が増加し、焼結が進
むので空隙率は少なくなる傾向を示す。この点、橋絡部
が仮りに亜共晶組成で構成する場合には、強度が劣るた
めに、強度を確保するには橋絡部を太くする必要があ
り、配合量を多くしなければならない。このようにする
と、液相量が過大になって、吸音材や濾過材等に必要な
通気性のある孔隙率の確保が困難となる。
【0058】
【実施例】次に、実施例について説明する。
【0059】表2に示す組成、粒度、配合量で、ベ−ス
粉末と共晶元素を含む橋絡形成用Al合金粉末を混合
し、その後、表3に示す焼結条件で焼結した。
粉末と共晶元素を含む橋絡形成用Al合金粉末を混合
し、その後、表3に示す焼結条件で焼結した。
【0060】その結果、表3に示す特性を持つ多孔質A
l焼結材を得た。
l焼結材を得た。
【0061】なお、表2ならびに表3の試料番号21、
22、23の各焼結材は比較例である。とくに、試料番
号21はAl−Cu合金が共晶組成であり、22は亜共
晶組成であり、23は過共晶の上限を超えた組成のもの
である。
22、23の各焼結材は比較例である。とくに、試料番
号21はAl−Cu合金が共晶組成であり、22は亜共
晶組成であり、23は過共晶の上限を超えた組成のもの
である。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】このように得られたAl焼結材について、
機械的特性、孔隙率、吸音率をしらべたところ、表3に
示す通りであった。
機械的特性、孔隙率、吸音率をしらべたところ、表3に
示す通りであった。
【0065】曲げ性は、所定の外径の丸棒に巻きつけた
時の2.5mm厚の焼結材に割れの発生しない最小曲率
を示し、小さいほど曲げ加工性が優れる事を示す。
時の2.5mm厚の焼結材に割れの発生しない最小曲率
を示し、小さいほど曲げ加工性が優れる事を示す。
【0066】吸音率は、焼結材の背後に50mmの空気
層を配置して1000〜1600Hzの音の垂直入射吸
音率を示す。
層を配置して1000〜1600Hzの音の垂直入射吸
音率を示す。
【0067】試料番号1、2、3は比較例の試料番号2
1、22、23と比べて引張り強度と吸音率が向上し、
曲げ加工性が著しく向上している。
1、22、23と比べて引張り強度と吸音率が向上し、
曲げ加工性が著しく向上している。
【0068】試料番号4は比較例の試料番号21、2
2、23と比べて引張り強度が著しく向上し、曲げ加工
性と吸音率は同等以上を確保している。
2、23と比べて引張り強度が著しく向上し、曲げ加工
性と吸音率は同等以上を確保している。
【0069】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明に係
るAl焼結材では、Al又その合金のベ−ス粉末の間を
連絡結合する橋絡部を形成し、この橋絡部がAlより高
融点でかつAlと共晶反応する共晶元素を共晶点以上含
んだ過共晶組織から成っている。
るAl焼結材では、Al又その合金のベ−ス粉末の間を
連絡結合する橋絡部を形成し、この橋絡部がAlより高
融点でかつAlと共晶反応する共晶元素を共晶点以上含
んだ過共晶組織から成っている。
【0070】このため、このAl焼結材であると、機械
的強度が確保でき、従来問題とされていた曲げ加工性が
向上させることができ、更に、橋絡部そのものを細くで
きるために、孔隙率を高めることができる。したがっ
て、高速電車や自動車などや産業機器の吸音材や濾過
材、吸着材等に好適である。
的強度が確保でき、従来問題とされていた曲げ加工性が
向上させることができ、更に、橋絡部そのものを細くで
きるために、孔隙率を高めることができる。したがっ
て、高速電車や自動車などや産業機器の吸音材や濾過
材、吸着材等に好適である。
【図1】本発明の一つの実施例に係る多孔質Al焼結材
の構造の一部を拡大して示す説明図である。
の構造の一部を拡大して示す説明図である。
【図2】図1に示す多孔質Al焼結材の橋絡部の組織を
模式的に示す説明図である。
模式的に示す説明図である。
【図3】図2に示す橋絡部の一つの組織において初晶組
織や共晶組織の析出態様を断面で示す説明図である。
織や共晶組織の析出態様を断面で示す説明図である。
【図4】比較例の橋絡部の一つの組織において図3と同
様に示す初晶組織と共晶組織の析出態様を断面で示す説
明図である。
様に示す初晶組織と共晶組織の析出態様を断面で示す説
明図である。
【図5】図2に示す橋絡部の長さ方向の共晶元素の濃度
分布を、図4に示す比較例の橋絡部と併せて、示すグラ
フである。
分布を、図4に示す比較例の橋絡部と併せて、示すグラ
フである。
【図6】図2に示す橋絡部の焼結前の状態を示す説明図
である。
である。
【図7】AlとAlと共晶反応する共晶元素との状態図
である。
である。
1 ベ−ス粉 2 橋絡部 3 孔隙
Claims (4)
- 【請求項1】 アルミニウムまたはその合金から成るベ
−ス粉末の間に、無限に屈曲する連通孔を形成する孔隙
が形成される多孔質アルミニウム焼結材において、 前記ベ−ス粉末の間は、アルミニウムより高融点を持っ
てアルミニウムとの間で共晶反応する共晶元素を共晶点
以上含み残部が実質的にアルミニウムからなり、しか
も、組織が過共晶組織からなる橋絡部によって、互いに
連絡され結合されることを特徴とする多孔質アルミニウ
ム焼結材。 - 【請求項2】 前記共晶元素が、11.7%をこえて1
00%未満のSi、5.7%をこえて42.0%以下の
Ni、2.0%をこえて25.3%以下のMnまたは3
3.0〜52.5%のCuのうちの1種または1種以上
から成ることを特徴とする請求項1記載の多孔質アルミ
ニウム焼結材。 - 【請求項3】 前記過共晶組成が、前記共晶元素とアル
ミニウムの化合物からなる中心部とその周囲をかこむ共
晶組成とからなる単位組織の集合から成って、この共晶
組成の一つは、前記共晶元素がアルミニウムに固溶した
固溶体から成ることを特徴とする請求項1または2記載
の多孔質アルミニウム焼結材。 - 【請求項4】 前記各単位組織において、周囲の共晶組
織が各単位組織間で結合し連結されて成ることを特徴と
する請求項1、2または3記載の多孔質アルミニウム焼
結材。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156778A JPH08325660A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 多孔質アルミニウム焼結材 |
| US08/762,817 US5788737A (en) | 1995-05-31 | 1996-12-09 | Aluminum base sintered material |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156778A JPH08325660A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 多孔質アルミニウム焼結材 |
| US08/762,817 US5788737A (en) | 1995-05-31 | 1996-12-09 | Aluminum base sintered material |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08325660A true JPH08325660A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=26484442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7156778A Pending JPH08325660A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 多孔質アルミニウム焼結材 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5788737A (ja) |
| JP (1) | JPH08325660A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007042494B4 (de) * | 2007-09-03 | 2009-09-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Bauteil sowie seine Verwendung |
| JP6488875B2 (ja) | 2014-05-16 | 2019-03-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 多孔質アルミニウム焼結体及び多孔質アルミニウム焼結体の製造方法 |
| JP6488876B2 (ja) | 2014-05-16 | 2019-03-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 多孔質アルミニウム焼結体及び多孔質アルミニウム焼結体の製造方法 |
| JP6477254B2 (ja) | 2014-05-30 | 2019-03-06 | 三菱マテリアル株式会社 | 多孔質アルミニウム複合体及び多孔質アルミニウム複合体の製造方法 |
| JP6405892B2 (ja) * | 2014-10-30 | 2018-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 多孔質アルミニウム焼結体及び多孔質アルミニウム焼結体の製造方法 |
| CN111542407B (zh) * | 2017-11-08 | 2023-05-23 | 恩特格里斯公司 | 具有不同烧结点的不同材料的节点和纤维的经烧结多孔材料与相关制备方法和用途 |
| CN113403513B (zh) * | 2021-06-17 | 2022-02-25 | 山东吕美熔体技术有限公司 | 过共晶Al-Cu系合金及其制备方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3232754A (en) * | 1961-11-07 | 1966-02-01 | Alloys Res & Mfg Corp | Porous metallic bodies and fabrication methods therefor |
| US3754905A (en) * | 1971-12-23 | 1973-08-28 | Johnson & Co Inc A | Exothermic structuring of aluminum |
| US5000781A (en) * | 1983-10-03 | 1991-03-19 | Allied-Signal Inc. | Aluminum-transistion metal alloys having high strength at elevated temperatures |
| US4715893A (en) * | 1984-04-04 | 1987-12-29 | Allied Corporation | Aluminum-iron-vanadium alloys having high strength at elevated temperatures |
| CH673242A5 (ja) * | 1986-08-12 | 1990-02-28 | Bbc Brown Boveri & Cie | |
| JP2810057B2 (ja) * | 1988-08-05 | 1998-10-15 | 日産自動車株式会社 | アルミニウム系軸受合金 |
| EP0436952B1 (en) * | 1989-12-29 | 1997-04-02 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Aluminium-alloy powder, sintered aluminium-alloy, and method for producing the sintered aluminum-alloy |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7156778A patent/JPH08325660A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-09 US US08/762,817 patent/US5788737A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5788737A (en) | 1998-08-04 |
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