JPH0832606A - リングネットワークシステム - Google Patents

リングネットワークシステム

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Publication number
JPH0832606A
JPH0832606A JP6160038A JP16003894A JPH0832606A JP H0832606 A JPH0832606 A JP H0832606A JP 6160038 A JP6160038 A JP 6160038A JP 16003894 A JP16003894 A JP 16003894A JP H0832606 A JPH0832606 A JP H0832606A
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JP
Japan
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band
branch
synchronous data
bandwidth
data transmission
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Pending
Application number
JP6160038A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Gunji
嘉規 郡司
Tetsuya Wada
哲也 和田
Rieko Nakajima
理江子 中島
Yutaka Doi
裕 土居
Taku Matsuda
卓 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支局が同期データ送信を要求してから実際に
リング上へ送信を開始するまでの遅延時間を短縮するこ
とができるリングネットワークシステムを提供すること
である。 【構成】 複数の支局12〜14と、帯域管理局11と
がリング1を介して接続されている。各支局には、冗長
同期データ伝送帯域を保持する冗長帯域格納部が設けら
れている。各支局は、リング1へ同期データを送信する
場合、希望する同期データ伝送帯域量を、帯域管理局1
1へ獲得要求することで、帯域管理局11から帯域割り
当てが行われるが、その前に内部の冗長帯域格納部から
同期データ伝送帯域を確保して内部の帯域格納部へ格納
する。これによって、今後トークンを受信してデータ送
信権を獲得したとき、支局は、内部の帯域格納部が格納
する帯域量の範囲内で、接続するリング1へ同期データ
を送信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リングネットワークシ
ステムに関し、より特定的には、同期データを伝送する
リング状伝送路を介して帯域管理局と複数の支局とが接
続され、当該帯域管理局は、各支局からの同期データ伝
送帯域の獲得要求に対し、リング状伝送路全体の同期デ
ータ伝送帯域から割り当てを行い、各支局は、帯域管理
局からの割り当てにより確保した同期データ伝送帯域の
範囲内で、前記リング状伝送路へ同期データを送信する
ようなリングネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディア技術の発展に伴
い、音声データや動画データなど遅延時間を保証する同
期データの通信が、ネットワークに接続する支局間で頻
繁に行われるようになった。リングネットワークシステ
ムで同期データの通信を行うには、遅延時間を保証する
ため、各支局にリングへ送信する同期データ量を制限す
るための同期データ伝送帯域を割り付けておくことが必
要である。各支局は、接続するリングからトークンを受
信してデータ送信権を獲得すると、割り付けられた同期
データ伝送帯域量だけ同期データを送信し、その後にト
ークンを送信することでデータ送信権を放棄する。ここ
で、リングに接続する各支局に割り付けられた同期デー
タ伝送帯域量の合計が規定した定数値を越えなければ、
必ず規定した定数値から算出される遅延時間内で各支局
間のデータ通信が保証される。しかし、各支局に割り付
けられた同期データ伝送帯域量の合計が規定した定数値
を越えると、規定した定数値から算出される遅延時間内
で各支局間のデータ通信を行うことが保証されないばか
りか、送信したトークンを再び受信するまでの時間が保
証されないため、リングの再初期化が発生する可能性も
ある。
【0003】そのため、上記合計が規定した定数値を越
えずにリングに接続した各支局へ同期データ伝送帯域を
割り付ける方法が問題となる。この問題を解決するため
に、リングに接続する各支局へ同期データ伝送帯域を割
り付けるための帯域管理局を新たに設ける方法がある。
この方法に関しては特開平03−159436号公報に
記載されている。
【0004】以下に、同期データ伝送帯域を割り付ける
ための帯域管理局を設けた、従来のリングネットワーク
システムについて説明する。図36は、従来のリングネ
ットワークシステムの概略構成を示す図である。図36
において、リング型ネットワーク(以下、単にリングと
称す)8は、帯域管理局81と支局82〜84とを接続
する。
【0005】帯域管理局81は、図37に示すように、
帯域管理テーブル811と、パケット送受信制御部81
2と、中央演算部813と、パケットデータ格納部81
4とを備え、リング8に接続する各支局へ同期データ伝
送帯域の割り付けを行う。帯域管理テーブル811に
は、リング8に接続する各支局と、各支局に割り付けた
同期データ伝送帯域量とのリストが登録される。なお、
本明細書では、同期データ伝送帯域量を、リング全体の
同期データ伝送帯域の割合としてパーセント表示する。
パケット送受信制御部812は、リング8に対するパケ
ット送受信を行う。中央演算部813は、帯域管理テー
ブル811を参照して、リング8に接続する各支局へ同
期データ伝送帯域を割り付ける処理を行う。パケットデ
ータ格納部814には、リング8を送受信するパケット
データが格納される。
【0006】支局82は、図38に示すように、帯域格
納部821と、パケット送受信制御部823と、中央演
算部824と、パケットデータ格納部825とを備え、
保持する同期データ伝送帯域の範囲内で、接続するリン
グ8へ同期データを送信する。帯域格納部821は、支
局82に対して帯域管理局81から割り付けられた同期
データ伝送帯域量を格納する。パケット送受信制御部8
23は、リング8に対するパケットの送受信制御を行
う。ただし、送信するパケットのデータが同期データの
場合は、帯域格納部821が保持する同期データ伝送帯
域量の範囲内でパケット送信を行う。中央演算部824
は、パケットデータをリング8へ送信するため、パケッ
ト送受信制御部823を制御する。パケットデータ格納
部825には、リング8を送受信するパケットデータが
格納される。なお、他の支局83および84の構成も、
上記支局82の構成と同様である。
【0007】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信する過程について説明する。なお、リングに接続
する各支局には、当初、同期データ伝送帯域が割り付け
られていないものとする。
【0008】例えば、支局82が接続するリング8へ同
期データを送信する場合、同期データ伝送帯域を獲得す
るため、希望帯域量を含む帯域要求フレームを、帯域管
理局81へ送信する。ここでは、支局82の希望帯域量
を10%とする。帯域管理局81は、支局82から帯域
要求フレームを受信すると、フレームに含まれる支局8
2の希望帯域量と、帯域管理テーブル811とを参照
し、現在リング8に接続する各支局に割り付けた帯域量
の合計が0%であることから、帯域管理テーブル811
に登録されている支局82の帯域量を0%から10%に
変更し、支局82へ帯域要求が成功したことを通知する
帯域応答フレームを送信する。支局82は、帯域管理局
81から帯域要求が成功した内容の帯域応答フレームを
受信すると、リング8全体の同期データ伝送帯域の10
%が帯域管理局81から支局82へ割り付けられたと認
識し、帯域格納部821へ獲得した帯域量10%を格納
する。支局82は、今後トークンを受信してデータ送信
権を獲得した場合、帯域格納部821が格納する帯域量
であるリング8全体の同期データ伝送帯域の10%の範
囲内で、接続するリング8へ同期データを送信すること
ができる。
【0009】すでに支局82、83に同期データ伝送帯
域が割り付けられた後に、支局84が、接続するリング
8へ同期データを送信する場合、まず同期データ伝送帯
域を獲得するため、希望帯域量を含む帯域要求フレーム
を、帯域管理局81へ送信する。ここでは、支局84の
希望帯域量を30%とし、支局82、83へはすでに合
計80%の同期データ伝送帯域量が割り付けられている
とする。帯域管理局81は、支局84から帯域要求フレ
ームを受信すると、フレームに含まれる支局84の希望
帯域量と、帯域管理テーブル811とを参照する。そし
て、現在リング8に接続する各支局に割り付けた帯域量
の合計が80%であることから、支局84に希望帯域量
である30%を割り付けると、リング8に接続する支局
全体に110%の同期データ伝送帯域を割り付けてしま
うことになるため、帯域管理局81は、支局84へ帯域
要求が失敗したことを通知する帯域応答フレームを送信
する。支局84は、帯域管理局81から帯域要求が失敗
した内容の帯域応答フレームを受信すると、帯域管理局
81から同期データ伝送帯域が割り付けられなかったと
認識し、帯域格納部841へは帯域量を格納しない。支
局84は、今後トークンを受信してデータ送信権を獲得
した場合でも、帯域格納部841が格納する帯域量は0
%であることから、接続するリング8へ同期データを送
信することができない。以上の動作により、帯域管理局
81は、リング8に接続した各支局に割り付ける同期デ
ータ伝送帯域量の合計を100%以内に抑えることがで
きる。
【0010】図39に、上記従来システムにおける各支
局の同期データ送信処理フローチャートを示す。以下、
この図39を参照して、各支局における同期データ送信
処理動作をより詳細に説明する。
【0011】支局が接続するリングへ同期データを送信
する場合、まず、同期データ伝送帯域獲得の要求が発生
する(ステップS101)。次に、中央演算部824
は、要求する帯域量を含む、同期データ伝送帯域の要求
フレームを作成して、パケットデータ格納部825に格
納し、パケット送受信制御部823へパケット送信を要
求する。応じて、パケット送受信制御部823は、中央
演算部824からのパケット送信要求に基づき、パケッ
トデータ格納部823に格納されている同期データ伝送
帯域の要求フレームを、帯域管理局81を宛先としてリ
ング8へ送信する(ステップS102)。
【0012】その後、パケット送受信制御部823は、
送信した同期データ伝送帯域の要求フレームに対応する
応答フレームを帯域管理局81から受信する(ステップ
S103)。次に、パケット送受信制御部823は、受
信した同期データ伝送帯域の応答フレームの内容を判定
する(ステップS104)。このとき、受信した応答フ
レームの内容が要求した同期データ伝送帯域量の獲得に
成功した内容である場合、パケット送受信制御部823
は、その帯域量を帯域格納部821へ格納する(ステッ
プS105)。次に、中央演算部824は、パケットデ
ータ格納部825に格納されている同期データをリング
8に送信するため、パケット送受信制御部823にパケ
ット送信を要求する(ステップS106)。次に、パケ
ット送受信制御部823は、中央演算部824からのパ
ケット送信要求に基づき、帯域格納部821に格納され
ている同期データ伝送帯域量を超えない範囲で、パケッ
トデータ格納部825に格納されている同期データをリ
ング8に送信する(ステップS107)。
【0013】一方、受信した応答フレームの内容が、要
求した同期データ伝送帯域量の獲得に失敗した内容の場
合、パケット送受信制御部823は、帯域格納部821
に帯域量を格納しない(ステップS108)。次に、中
央演算部824は、パケットデータ格納部825に格納
されている同期データをリング8に送信するため、パケ
ット送受信制御部823にパケット送信を要求する(ス
テップS109)。次に、パケット送受信制御部823
は、帯域格納部821に帯域量が格納されていないた
め、中央演算部824からパケット送信が要求された場
合でも、パケットデータ格納部825に格納されている
同期データをリング8に送信しない(ステップS11
0)。
【0014】図40に、上記従来システムにおける帯域
管理局81の帯域割り付け処理フローチャートを示す。
以下、この図40を参照して、帯域管理局81の帯域割
り付け処理動作をより詳細に説明する。
【0015】まず、パケット送受信制御部812は、支
局から送信された同期データ伝送帯域の要求フレームを
受信すると、その要求フレームをパケットデータ格納部
814に格納する(ステップS201)。次に、中央演
算部813は、パケットデータ格納部814に格納され
た要求フレームから、支局が希望した同期データ伝送の
帯域量を抽出する(ステップS202)。次に、中央演
算部813は、抽出した同期データ伝送の希望帯域量
と、帯域管理テーブル811が支局へ新たに割り当てる
ため確保している帯域量とを比較する(ステップS20
3)。
【0016】同期データ伝送の希望帯域量が、帯域管理
テーブル811が各支局へ新たに割り当てるため確保し
ている帯域量よりも小さい場合、中央演算部813は、
帯域管理テーブル811が確保する帯域量から希望帯域
量を獲得する(ステップS204)。次に、中央演算部
813は、帯域を要求した支局と獲得した希望帯域量か
らなる支局リストを、帯域管理テーブル811に登録す
る(ステップS205)。次に、中央演算部813は、
要求帯域の獲得に成功したことを内容とする応答フレー
ムを作成して、パケットデータ格納部814に格納する
(ステップS206)。次に、中央演算部813は、パ
ケット送受信制御部812に応答フレームのパケット送
信を要求する。応じて、パケット送受信制御部812
は、中央演算部813からのパケット送信要求に基づ
き、パケットデータ格納部814に格納されている応答
フレームを、帯域を要求した支局を宛先としてリング8
へ送信する(ステップS207)。
【0017】一方、同期データ伝送の希望帯域量が、帯
域管理テーブル811が各支局へ新たに割り当てるため
確保している帯域量よりも大きい場合、要求された希望
帯域量を割り付けることができないため、中央演算部8
13は、要求帯域の獲得に失敗したことを内容とする応
答フレームを作成して、パケットデータ格納部814に
格納する(ステップS208)。パケットデータ格納部
814に格納された応答フレームは、上記ステップS2
07で、帯域を要求した支局を宛先としてリング8へ送
信される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したごとく、
従来のリングネットワークシステムでは、帯域要求フレ
ームを作成して帯域管理局へ送信し、帯域管理局から帯
域応答フレームを受信するというプロセスが完了しなけ
れば、支局は同期データ伝送帯域を獲得することができ
ない。そのため、支局が同期データ送信を要求してから
実際にリング上へ送信を開始するまでの遅延時間を考え
た場合、必ず上記プロセスが完了するまでの時間が必要
となる。さらに、帯域要求フレームや帯域応答フレーム
が何らかの理由で送受信中に廃棄された場合は、フレー
ムの再送処理などが発生するため、それ以上の時間が必
要となる。しかしながら、音声データや画像データなど
遅延時間を保証した通信が必要な同期データの性質か
ら、同期データ送信を要求してから実際にリング上へ送
信を開始するまでの時間は、できるだけ短くする必要が
ある。
【0019】それゆえに、本発明の目的は、同期データ
送信を要求してから実際にリング上へのデータ送信を開
始するまでの時間を短縮化することのできるリングネッ
トワークシステムを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
同期データを伝送するリング状伝送路を介して帯域管理
局と複数の支局とが接続され、当該帯域管理局は、各支
局からの同期データ伝送帯域の獲得要求に対し、リング
状伝送路全体の同期データ伝送帯域から割り当てを行
い、各支局は、帯域管理局からの割り当てにより確保し
た同期データ伝送帯域の範囲内で、リング状伝送路へ同
期データを送信するリングネットワークシステムにおい
て、支局は、予め冗長同期データ伝送帯域を保持する冗
長帯域格納手段を含み、それによってリング状伝送路へ
同期データを送信するとき、帯域管理局へ同期データ伝
送帯域の獲得要求を行う前に、冗長帯域格納手段に予め
保持されている冗長同期データ伝送帯域から同期データ
伝送帯域を確保することを特徴とする。
【0021】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、支局が冗長帯域格納手段を保持することの有無
を予め決定しておくことを特徴とする。
【0022】請求項3に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、冗長帯域格納手段を保持しない支局は、コネク
ション型の通信を行う支局であることを特徴とする。
【0023】請求項4に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、支局は、帯域管理局に対する単位時間当たりの
同期データ伝送帯域の獲得要求回数が予め定めるしきい
値を越えたとき、帯域管理局へ要求する同期データ伝送
帯域の獲得希望量を増量することを特徴とする。
【0024】請求項5に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、帯域管理局は、支局から単位時間当たりに受信
した同期データ伝送帯域の獲得要求回数が予め定めるし
きい値を越えたとき、当該支局へ割り付ける同期データ
伝送帯域量を増量することを特徴とする。
【0025】請求項6に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、リング状伝送路へ送信する同期データ量が多い
と予想される支局については、帯域管理局へ獲得要求す
る同期データ伝送帯域量を予め増量しておくことを特徴
とする。
【0026】請求項7に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、帯域管理局は、リング状伝送路全体の同期デー
タ伝送帯域の全部が支局全体に割り付けられている状態
においていずれかの支局から同期データ伝送帯域の獲得
要求を受信した場合、各支局に対して冗長帯域格納手段
が保持する冗長同期データ伝送帯域の返還を要求し、そ
れによって新たに同期データ伝送帯域を確保し、獲得要
求を行った支局に対して同期データ伝送帯域の割り当て
を行うことを特徴とする。
【0027】請求項8に係る発明は、請求項7の発明に
おいて、帯域管理局は、冗長同期データ伝送帯域を返還
可能な支局を登録したリストを予め保有しており、リン
グ状伝送路全体の同期データ伝送帯域の全部が支局全体
に割り付けられている状態においていずれかの支局から
同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場合、当該リ
ストに登録されている支局に対してのみ、冗長同期デー
タ伝送帯域の返還を要求することを特徴とする。
【0028】請求項9に係る発明は、請求項7の発明に
おいて、予め各支局には、冗長同期データ伝送帯域を返
還する優先度を決定する帯域返還優先度が付与されてお
り、帯域管理局は、リング状伝送路全体の同期データ伝
送帯域の全部が支局全体に割り付けられている状態にお
いていずれかの支局から同期データ伝送帯域の獲得要求
を受信した場合、当該同期データ伝送帯域の獲得要求を
送信した支局に付与された帯域返還優先度よりも高い帯
域返還優先度が付与されている支局に対してのみ、冗長
同期データ伝送帯域の返還を要求することを特徴とす
る。
【0029】請求項10に係る発明は、請求項7の発明
において、予め各支局には、冗長同期データ伝送帯域を
返還する順位を決定する帯域返還優先番号が付与されて
おり、帯域管理局は、リング状伝送路全体の同期データ
伝送帯域の全部が支局全体に割り付けられている状態に
おいていずれかの支局から同期データ伝送帯域の獲得要
求を受信した場合、帯域返還優先番号で決められた順番
で各支局に対して冗長同期データ伝送帯域の返還を要求
することを特徴とする。
【0030】
【作用】請求項1に係る発明においては、予め冗長同期
データ伝送帯域を保持する冗長帯域格納手段を支局内に
設け、支局がリング状伝送路へ同期データを送信すると
き、帯域管理局へ同期データ伝送帯域の獲得要求を行う
前に、冗長帯域格納手段に予め保持されている冗長同期
データ伝送帯域から同期データ伝送帯域を確保するよう
にしている。これによって、帯域要求フレームを作成し
て帯域管理局へ送信し、帯域管理局から帯域応答フレー
ムを受信するというプロセスを完了する前に、同期デー
タ伝送帯域を確保することができる。その結果、支局が
同期データ送信を要求してから実際にリング上へ送信を
開始するまでの遅延時間を短縮することができる。
【0031】請求項2に係る発明においては、支局が冗
長帯域格納手段を保持することの有無を予め決定してお
くことにより、同期データ伝送帯域を有効に利用できる
ようにしている。
【0032】請求項3に係る発明においては、コネクシ
ョン型の通信を行う支局は、同期データの伝送を要求し
てから実際にリング状伝送路上に同期データの送信を開
始するまでの遅延時間がそれほど厳しくないため、冗長
帯域格納手段を保持しないようにして、同期データ伝送
帯域の有効利用を図るようにしている。
【0033】請求項4に係る発明においては、支局にお
いて、帯域管理局に対する単位時間当たりの同期データ
伝送帯域の獲得要求回数が予め定めるしきい値を越えた
とき、帯域管理局へ要求する同期データ伝送帯域の獲得
希望量を増量するようにしている。これにより、帯域管
理局に対して頻繁に同期データ伝送帯域の獲得要求を送
信する支局については、その獲得伝送帯域量が希望量以
上に増量され、当該支局において冗長帯域格納手段が枯
渇する回数が低減する。
【0034】請求項5に係る発明においては、帯域管理
局において、支局から単位時間当たりに受信した同期デ
ータ伝送帯域の獲得要求回数が予め定めるしきい値を越
えたとき、当該支局へ割り付ける同期データ伝送帯域量
を増量するようにしている。これにより、帯域管理局に
対して頻繁に同期データ伝送帯域の獲得要求を送信する
支局については、その割り付け伝送帯域量が希望量以上
に増量され、当該支局内において冗長帯域格納手段が枯
渇する回数が低減する。
【0035】請求項6に係る発明においては、リング状
伝送路へ送信する同期データ量が多いと予想される支局
については、帯域管理局へ獲得要求する同期データ伝送
帯域量を予め増量しておくようにしている。これによ
り、支局の単位時間当たりの同期データ伝送帯域の獲得
要求回数を判定することなく、同期データの伝送量が多
い支局内で冗長帯域格納手段が枯渇する回数を低減する
ことができる。
【0036】請求項7に係る発明においては、帯域管理
局は、リング状伝送路全体の同期データ伝送帯域の全部
が支局全体に割り付けられている状態においていずれか
の支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場
合、各支局に対して冗長帯域格納手段が保持する冗長同
期データ伝送帯域の返還を要求するようにしている。こ
れによって、たとえ同期データ伝送帯域の割り付けが満
杯状態であったとしても、獲得要求を行った支局に対し
て同期データ伝送帯域の割り当てを行うことができ、支
局で同期データの伝送が不能になるのを防止できる。
【0037】請求項8に係る発明においては、冗長同期
データ伝送帯域を返還可能な支局を登録したリストを帯
域管理局内に予め設けておき、リング状伝送路全体の同
期データ伝送帯域の全部が支局全体に割り付けられてい
る状態においていずれかの支局から同期データ伝送帯域
の獲得要求を受信した場合は、当該リストに登録されて
いる支局に対してのみ、冗長同期データ伝送帯域の返還
を要求するようにしている。これにより、冗長同期デー
タ伝送帯域の返還要求先を制限でき、無駄な返還要求を
送信することがなくなる。
【0038】請求項9に係る発明においては、予め各支
局に対して冗長同期データ伝送帯域を返還する優先度を
決定する帯域返還優先度を付与しておき、帯域管理局
は、リング状伝送路全体の同期データ伝送帯域の全部が
支局全体に割り付けられている状態においていずれかの
支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場
合、当該同期データ伝送帯域の獲得要求を送信した支局
に付与された帯域返還優先度よりも高い帯域返還優先度
が付与されている支局に対してのみ、冗長同期データ伝
送帯域の返還を要求するようにしている。
【0039】請求項10に係る発明においては、予め各
支局に対して冗長同期データ伝送帯域を返還する順位を
決定する帯域返還優先番号を付与しておき、帯域管理局
は、リング状伝送路全体の同期データ伝送帯域の全部が
支局全体に割り付けられている状態においていずれかの
支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場
合、帯域返還優先番号で決められた順番で各支局に対し
て冗長同期データ伝送帯域の返還を要求するようにして
いる。
【0040】
【実施例】
(1)第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例に係るリングネットワー
クシステムの概略構成図である。図1において、リング
1は、帯域管理局11と複数の支局12〜14とを接続
する。
【0041】帯域管理局11は、図2に示すように、図
37で説明した従来の帯域管理局81と同様の構成であ
り、帯域管理テーブル111と、パケット送受信制御部
112と、中央演算部113と、パケットデータ格納部
114とを備え、リング1に接続する各支局へ同期デー
タ伝送帯域の割り付けを行う。
【0042】支局12は、図3に示すように、帯域格納
部121と、冗長帯域格納部122と、パケット送受信
制御部123と、中央演算部124と、パケットデータ
格納部125とを備え、保持する同期データ伝送帯域の
範囲内で、接続するリング1へ同期データを送信する。
帯域格納部121は、支局12に対して帯域管理局11
から割り付けられた同期データ伝送帯域量を格納する。
冗長帯域格納部122は、支局12に対して帯域管理局
11から予め割り付けられた同期データ伝送帯域量を格
納する。パケット送受信制御部123は、リング1に対
するパケットの送受信制御を行う。ただし、送信するパ
ケットのデータが同期データの場合は、帯域格納部12
1が保持する同期データ伝送帯域量の範囲内でパケット
送信を行う。中央演算部124は、パケットデータをリ
ング1へ送信するため、パケット送受信制御部123を
制御する。パケットデータ格納部125には、リング1
を送受信するパケットデータが格納される。なお、他の
支局13および14の構成も上記支局12の構成と同様
である。
【0043】次に、支局が接続するリング1へ同期デー
タを送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程
について説明する。なお、リング1に接続する各支局に
は、当初、同期データ伝送帯域が割り付けられているも
のとし、より具体的には、各支局の冗長帯域格納部にリ
ング1全体の同期データ伝送帯域量の10%が予め格納
されているものとする。ただし、帯域格納部121につ
いては、帯域の格納は行わていないものとする。ここ
で、冗長帯域格納部122へ格納される同期データ伝送
帯域も、リング1全体の同期データ伝送帯域に含まれる
ため、帯域管理局11が有する帯域管理テーブル111
に登録されている支局12、13、14には、それぞれ
帯域量10%が予め割り当てられている。
【0044】例えば、支局12が、希望帯域量を10%
として接続するリング1へ同期データを送信する場合、
まず、希望帯域量と、冗長帯域格納部122に格納され
ている帯域量とを比較する。そして、冗長帯域格納部1
22に格納されている帯域量10%が希望帯域量以上で
あることから、帯域格納部121に格納する帯域量を0
%から10%へ、冗長帯域格納部122に格納する帯域
量を10%から0%へ変更することで、支局12は帯域
量10%の同期データ伝送帯域を確保したことになる。
従って、支局12は、今後トークンを受信してデータ送
信権を獲得した場合、帯域格納部121に格納している
帯域量10%の範囲内で、接続するリング1へ同期デー
タを送信することができる。ただし、冗長帯域格納部1
22に格納する帯域量を確保しなければならないので、
支局12は、同期データ伝送帯域を確保した時点で、冗
長帯域格納部122で不足した帯域量を希望帯域量とす
る帯域要求フレームを帯域管理局11へ送信する。帯域
管理局11は、支局12から受信した帯域要求フレーム
に含まれる支局12の希望帯域量と、帯域管理テーブル
111とを参照して、リング1に接続する各支局に割り
付けた帯域量の合計が30%であることから、帯域管理
テーブル111に登録されている支局12の帯域量を1
0%から20%へ変更し、支局12へ帯域要求が成功し
たことを通知する帯域応答フレームを送信する。支局1
2は、帯域管理局11から帯域要求が成功した内容の帯
域応答フレームを受信すると、帯域量10%が帯域管理
局11から支局12へ新たに割り付けられたと認識し、
冗長帯域格納部122へ不足した帯域量10%を格納す
る。
【0045】また、支局12が希望帯域量20%として
接続するリング1へ同期データを送信する場合、冗長帯
域格納部122に格納されている帯域量10%が希望帯
域量を下回るため、冗長帯域格納部122からの帯域確
保ができない。この場合には、従来の方法により支局1
2から帯域管理局11へ同期データ伝送帯域の獲得要求
を行い、帯域管理局11から同期データ伝送帯域の割り
付けによるプロセスを完了した後に、リング1へ同期デ
ータの送信が可能になる。
【0046】図4および図5に、本発明の第1の実施例
における支局の同期データ送信処理フロチャートを示
す。以下、これら図4および図5を参照して、支局の同
期データ送信処理動作をより詳細に説明する。
【0047】支局が接続するリング1へ同期データを送
信する場合、まず、同期データ伝送帯域の要求が発生す
る(ステップS301)。ここでは、希望する帯域量も
含まれる。次に、中央演算部124は、希望する同期デ
ータ伝送の帯域量を保持しているか否かを、パケット送
受信制御部123に問い合わせる。パケット送受信制御
部123は、中央演算部124からの問い合わせに基づ
き、冗長帯域格納部122に希望した帯域量が確保され
ているかどうか判定し、その結果を中央演算部124に
応答する(ステップS302)。
【0048】冗長帯域格納部122に希望した帯域量が
確保されている場合、パケット送受信制御部123は、
冗長帯域格納部122から希望した帯域量を帯域格納部
121へ移動させる(ステップS303)。次に、中央
演算部124は、冗長帯域格納部122に希望した帯域
量が確保されていることを、パケット送受信制御部12
3から応答されると、帯域管理局11へ同期データ伝送
帯域を要求する処理を行わず、パケットデータ格納部1
25に格納されている同期データをリング1に送信する
ため、パケット送受信制御部123にパケット送信を要
求する(ステップS304)。応じて、パケット送受信
制御部123は、中央演算部124からのパケット送信
要求に基づき、帯域格納部121に格納されている同期
データ伝送帯域量を超えない範囲で、パケットデータ格
納部125に格納されている同期データをリング1に送
信する(ステップS305)。
【0049】次に、中央演算部124は、同期データ伝
送帯域の要求フレームを作成して、パケットデータ格納
部125に格納し、パケット送受信制御部123へパケ
ット送信を要求する。応じて、パケット送受信制御部1
23は、中央演算部124からのパケット送信要求に基
づき、パケットデータ格納部125に格納されている同
期データ伝送帯域の要求フレームを、帯域管理局11を
宛先としてリング1へ送信する(ステップS306)。
【0050】その後、パケット送受信制御部123は、
送信した同期データ伝送帯域の要求フレームに対応する
応答フレームを帯域管理局11から受信すると(ステッ
プS307)、当該受信した応答フレームの内容を判定
する(ステップS308)。受信した応答フレームの内
容が希望した同期データ伝送帯域量の獲得に成功した内
容の場合、パケット送受信制御部123は、その帯域量
を冗長帯域格納部122へ格納する(ステップS30
9)。一方、受信した応答フレームの内容が希望した帯
域量の獲得に失敗した内容の場合、パケット送受信制御
部123は、冗長帯域格納部122に帯域量を格納しな
い(ステップS310)。
【0051】一方、前述のステップS302において、
冗長帯域格納部122に希望した帯域量が確保されてい
ないと判断された場合、図4のステップS311〜S3
19の処理が実行されるが、これらステップS311〜
S319の処理は、従来のシステムにおける支局の同期
データ送信処理フロチャート(図39)のステップS1
02〜S110の処理と同様であり、その説明を省略す
る。
【0052】上記第1の実施例では、リングに接続する
全ての支局に冗長帯域格納部を設けているが、冗長帯域
格納部に格納する帯域量もリング全体の同期データ伝送
帯域の総量に含まれる。よって、同期データを送信する
までの遅延時間が厳しい支局に対してのみ冗長帯域格納
部を設けることで、帯域管理局は支局へ割り付けるため
の帯域量をより多く保持することができる。また、帯域
管理局による同期データ伝送帯域の割り付けは、支局全
体に対して行われ、支局が保有する冗長帯域格納部の有
無には影響されない。よって、リングに接続する支局に
対して予め冗長同期データ伝送帯域を保有することの有
無について決定しておくことにより、リング全体の同期
データ伝送帯域を有効に利用することができる。
【0053】また、コネクション型の同期データ通信を
考えた場合、支局はコネクションが確立するまで同期デ
ータを送信する必要がないことから、同期データの送信
を要求して実際に送信するまでの遅延時間は厳しくな
い。そのため、帯域管理局が支局へ同期データ伝送帯域
を割り付けるプロセスをコネクション確立の処理中に含
めても遅延時間的には許される。従って、同期データ送
信の前にコネクション確立が必要な通信を行う支局に対
しては、予め冗長同期データ伝送帯域を保有しないよう
にすることで、リング全体の同期データ伝送帯域を有効
に利用することができる。
【0054】また、上記第1の実施例では、各支局の冗
長帯域格納部に格納する帯域量が均等である。しかしな
がら、帯域管理局への帯域要求フレーム送信と、帯域管
理局からの帯域応答フレーム受信は、各支局が保有する
冗長帯域格納部の容量に無関係に行われる。そのため、
帯域管理局から同期データ伝送帯域の割り付けの頻度が
多い支局については、冗長帯域格納部に格納する帯域量
を増加させることで、保持する冗長同期データ伝送帯域
が枯渇する回数を少なくし、帯域管理局への帯域要求フ
レーム送信と帯域管理局からの帯域応答フレーム受信の
回数を減らすことができる。これは、冗長同期データ伝
送帯域からの帯域獲得に対する帯域管理局への帯域要求
を減らすことになるため、帯域管理局が行う同期データ
伝送帯域の割り付けプロセスが軽減する。以下に、これ
を実現した実施例を、第2の実施例として詳細に説明す
る。
【0055】(2)第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例に係るリングネットワー
クシステムの全体構成を示すブロック図である。図6に
おいて、リング2は、帯域管理局21と複数の支局22
〜24とを接続する。
【0056】帯域管理局21は、図7に示すように、図
37で説明した従来の帯域管理局81と同じ構成であ
り、帯域管理テーブル211と、パケット送受信制御部
212と、中央演算部213と、パケットデータ格納部
214とを備え、リング2に接続する各支局へ同期デー
タ伝送帯域の割り付けを行う。
【0057】支局22は、図8に示すように、帯域格納
部221と、冗長帯域格納部222と、パケット送受信
制御部223と、中央演算部224と、パケットデータ
格納部225と、帯域要求回数判定部226とを備え、
保持する同期データ伝送帯域の範囲内で、接続するリン
グ2へ同期データを送信する。帯域格納部221は、支
局22に対して帯域管理局21から割り付けられた同期
データ伝送帯域量を格納する。冗長帯域格納部222
は、支局22に対して帯域管理局21から予め割り付け
られた同期データ伝送帯域量を格納する。パケット送受
信制御部223は、リング2に対するパケットデータの
送受信の制御を行う。ただし、送信するパケットのデー
タが同期データの場合は、帯域格納部221が保持する
同期データ帯域量の範囲内でパケットデータの送信を行
う。中央演算部224は、パケットデータをリング2へ
送信するため、パケット送受信制御部223を制御す
る。パケットデータ格納部225には、リング2を送受
信するパケットデータが格納される。帯域要求回数判定
部226は、一定時間内に支局22が帯域管理局21へ
同期データ伝送帯域の獲得要求を行った回数がしきい値
を超えたかどうかを判定する。なお、他の支局23およ
び24も上記支局22と同様の構成である。
【0058】次に、支局が接続するリング2へ同期デー
タを送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程
について説明する。なお、リング2に接続する支局22
には、当初、同期データ伝送帯域が割り付けられると
し、より具体的には、冗長帯域格納部222にリング2
全体の同期データ伝送帯域量の10%が予め格納されて
いるものとする。
【0059】例えば、支局22が希望帯域量を10%と
して接続するリング2へ同期データを送信する場合、同
期データ伝送帯域を冗長帯域格納部222から確保した
後に、帯域管理局21へ帯域要求フレームを送信し、帯
域管理局21から帯域獲得の成功を内容とする帯域応答
フレームを受信することで、冗長帯域格納部222へ獲
得した帯域量10%を新たに格納する。この時点で、帯
域管理局21が保持する帯域管理テーブル211に登録
されている支局22の帯域量は、予め割り付けられてい
る帯域量10%と、今回の帯域獲得要求により新たに割
り付けられた帯域量10%との合計20%に変更され
る。そして、同期データ送信が終了した支局22は、獲
得した同期データ伝送帯域を帯域管理局21へ返却する
ため、帯域格納部221の帯域量を10%から0%に変
更して、帯域量10%を返却する内容の帯域返却フレー
ムを帯域管理局21へ送信する。帯域管理局21は、支
局22から帯域返却フレームを受信すると、帯域管理テ
ーブル211に登録されている支局22の帯域量を20
%から10%へ変更することで、リング2に接続する各
支局へ割り当て可能な同期データ伝送帯域の合計が80
%から90%に増加したことを認識する。
【0060】支局22は、上記のプロセスが行われた回
数が一定時間内でしきい値を超えたと判定したとき、帯
域管理局21に要求する同期データ伝送帯域の希望帯域
量を増加する。ここでは、増加する希望帯域量を30%
とし、冗長帯域格納部222には予め帯域量10%が格
納されているものとする。
【0061】支局22が希望帯域量を10%として接続
するリング2へ同期データを送信する場合に、帯域要求
回数判定部226が一定時間内に帯域管理局21へ同期
データ伝送帯域の獲得要求を行った回数がしきい値を超
えたと判定したとき、支局22は、同期データ伝送帯域
を冗長帯域格納部222から確保した後に、帯域管理局
21へ希望帯域量30%とする帯域要求フレームを送信
し、帯域管理局21から帯域獲得の成功を内容とする帯
域応答フレームを受信することで、冗長帯域格納部22
2へ獲得した帯域量30%を新たに格納する。そして、
支局22がさらに帯域量10%を増加してリング2へ同
期データを送信する場合、支局22は、冗長帯域格納部
222が格納している帯域量を30%から20%へ変更
し、帯域格納部221に格納している帯域量を10%か
ら20%へ変更することで、同期データ伝送帯域の希望
帯域量を確保することができる。このように、支局22
では、冗長帯域格納部122が枯渇する回数が少なくな
るため、帯域管理局21へ同期データ伝送帯域を獲得要
求するための帯域要求フレームを頻繁に送信する必要が
なくなる。
【0062】図9および図10に、本発明の第2の実施
例における支局の同期データ送信処理フローチャートを
示す。以下、これら図9および図10を参照して、支局
の同期データ送信動作をより詳細に説明する。
【0063】なお、ステップS401〜S405の処理
については、本発明の第1の実施例における支局の同期
データ送信処理フロチャート(図4参照)のステップS
301〜S305と同じ処理となるため、その説明を省
略する。次に、中央演算部224は、同期データ伝送帯
域の要求フレームを作成して、パケットデータ格納部2
25に格納し、パケット送受信制御部223へパケット
送信を要求する(ステップS406)。応じて、パケッ
ト送受信制御部223は、帯域要求回数判定部226
へ、一定時間内に同期データ伝送帯域の要求回数がしき
い値を超えたか問い合わせる(ステップS407)。
【0064】帯域要求回数判定部226から一定時間内
に同期データ伝送帯域の要求回数がしきい値を超えたと
応答された場合、パケット送受信制御部223は、中央
演算部224にその内容を通知する。応じて、中央演算
部224は、パケット送受信制御部223から通知され
た内容に基づき、作成した同期データ伝送帯域の要求フ
レームに含まれる、冗長帯域格納部222が不足した帯
域量を増加させ、再度パケット送受信制御部223へパ
ケット送信を要求する(ステップS408)。
【0065】一方、帯域要求回数判定部226から一定
時間内に同期データ伝送帯域の要求回数がしきい値を超
えないと応答された場合、パケット送受信制御部223
は、そのまま同期データ伝送帯域の要求フレームを送信
する状態となる(ステップS409)。
【0066】上記ステップS408またはS409の
後、パケット送受信制御部223は、中央演算部224
からのパケット送信要求に基づき、パケットデータ格納
部225に格納されている同期データ伝送帯域の要求フ
レームを、帯域管理局21を宛先としてリング2へ送信
する(ステップS410)。このとき、パケット送受信
制御部223は、帯域を要求した回数をインクリメント
して帯域要求回数判定部226へ通知する。
【0067】以後のステップS411〜S423の処理
については、本発明の第1の実施例における支局の同期
データ送信処理フロチャート(図4および図5参照)の
ステップS307〜S319と同じ処理となるため、そ
の説明を省略する。
【0068】上記第2の実施例では、リングに接続する
各支局に対して、一定時間内に同期データ伝送帯域の獲
得要求を行った回数がしきい値を超えたかどうかを判定
する帯域要求回数判定部226が必要となる。この判定
は、帯域管理局21でも実行することができる。帯域管
理局21が一定時間内に同期データ伝送帯域の獲得要求
を行った回数がしきい値を超えたと判定した支局に対し
て、希望帯域量よりも多い帯域量を割り付けることで、
該当する支局からの同期データ伝送帯域の獲得要求回数
を減少させることができる。以下に、これを実現した実
施例を、第3の実施例として詳細に説明する。
【0069】(3)第3の実施例 図11は、本発明の第3の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの全体構成を示すブロック図である。図1
1において、リング3は、帯域管理局31と複数の支局
32〜34とを接続する。
【0070】帯域管理局31は、図12に示すように、
帯域管理テーブル311と、パケット送受信制御部31
2と、中央演算部313と、パケットデータ格納部31
4と、パケット帯域要求回数判定部315とを備え、リ
ング3に接続する各支局へ同期データ伝送帯域の割り付
けを行う。帯域管理テーブル311には、リング3に接
続する各支局に割り付けた同期データ伝送帯域量のリス
トが登録される。パケット送受信制御部312は、リン
グ3に対するパケットの送受信の制御を行う。中央演算
部313は、帯域管理テーブル311を参照して、リン
グ3に接続する各支局へ同期データ伝送帯域を割り付け
る処理を行う。パケットデータ格納部314には、リン
グ3を送受信するパケットデータが格納される。帯域要
求回数判定部315は、一定時間内にそれぞれ支局3
2、33、34から同期データ伝送帯域の獲得要求を受
信した回数がしきい値を超えたかどうかを判定する。
【0071】支局32は、図13に示すように、図3で
説明した本発明の第1の実施例の支局12と同じ構成で
あり、帯域格納部321と、冗長帯域格納部322と、
パケット送受信制御部323と、中央演算部324と、
パケットデータ格納部325とを備え、保持する同期デ
ータ伝送帯域の範囲内で、接続するリング3へ同期デー
タを送信する。なお、他の支局33および34の構成も
上記支局32の構成と同様である。
【0072】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程に
ついて説明する。なお、リング3に接続する支局32に
は、当初、同期データ伝送帯域が割り付けられているも
のとし、より具体的には、支局32の冗長帯域格納部3
22には、リング3全体の同期データ伝送帯域量の10
%が予め格納されているものとする。
【0073】例えば、支局32が希望帯域量を10%と
して接続するリング3へ同期データを送信する場合、支
局32は、同期データ伝送帯域を冗長帯域格納部322
から確保した後に、帯域管理局31へ帯域要求フレーム
を送信する。帯域管理局31は、支局32から帯域要求
フレームを受信したとき、支局32が一定時間内に同期
データ伝送帯域の獲得要求を行った回数がしきい値を超
えたことを、帯域要求回数判定部315が判定すると、
支局32へ希望帯域量10%より多い帯域量の獲得を成
功した内容の帯域応答フレームを送信する。ここでは、
帯域量30%を支局32に割り付けるものとする。
【0074】支局32は、帯域管理局31から希望帯域
量より多い帯域量の獲得が成功した内容の帯域応答フレ
ームを受信することで、冗長帯域格納部322へ新たに
獲得した帯域量30%を格納する。そして、支局32が
さらに帯域量10%を増加してリング3へ同期データを
送信する場合、支局32は冗長帯域格納部322が格納
している帯域量を30%から20%へ変更し、帯域格納
部321に格納している帯域量を10%から20%へ変
更することで、同期データ伝送帯域の希望帯域量を確保
することができる。このように、支局32では、冗長帯
域格納部322の枯渇する回数が少なくなるため、帯域
管理局31へ同期データ伝送帯域を獲得要求するための
帯域要求フレームを頻繁に送信する必要がなくなる。
【0075】図14に、本発明の第3の実施例における
帯域管理局31の帯域割り付け処理フロチャートを示
す。以下、この図14を参照して、帯域管理局31の帯
域割り付け処理動作をより詳細に説明する。
【0076】帯域管理局31のパケット送受信制御部3
12は、支局から送信された同期データ伝送帯域の要求
フレームを受信すると、その要求フレームをパケットデ
ータ格納部314に格納する(ステップS501)。次
に、中央演算部313は、パケットデータ格納部314
に格納された要求フレームから、支局が希望した同期デ
ータ伝送の帯域量を抽出する(ステップS502)。そ
して、中央演算部313は、支局が帯域要求した回数を
インクリメントして帯域要求回数判定部315へ通知す
る。次に、中央演算部313は、抽出した同期データ伝
送の希望帯域量と、帯域管理テーブル311が各支局へ
新たに割り当てるため確保している帯域量とを比較する
(ステップS503)。
【0077】中央演算部313は、同期データ伝送の希
望帯域量が、帯域管理テーブル311で確保している帯
域量よりも小さい場合、帯域要求した支局に関して一定
時間内の要求回数がしきい値を超えたかを、帯域要求回
数判定部315へ問い合わせる(ステップS504)。
帯域要求回数判定部315から、一定時間内の同期デー
タ伝送帯域の要求回数がしきい値を超えたと応答された
場合、中央演算部313は、帯域管理テーブル311が
確保する帯域量から、希望より多い帯域量を獲得する
(ステップS505)。一方、帯域要求回数判定部31
5から、一定時間内の同期データ伝送帯域の要求回数が
しきい値を超えていないと応答された場合、中央演算部
313は、帯域管理テーブル311が確保する帯域量か
ら、希望帯域量を獲得する(ステップS506)。
【0078】上記ステップS505またはS506の
後、中央演算部313は、帯域を要求した支局と獲得し
た帯域量からなる支局リストを、帯域管理テーブル31
1に登録する(ステップS507)。次に、中央演算部
313は、帯域の要求に成功したことを内容とする応答
フレームを作成して、パケットデータ格納部314に格
納する(ステップS508)。次に、中央演算部313
は、パケット送受信制御部312にパケット送信を要求
する。応じて、パケット送受信制御部312は、中央演
算部313からのパケット送信要求に基づき、パケット
データ格納部314に格納されている応答フレームを、
帯域を要求した支局を宛先としてリング3へ送信する
(ステップS509)。
【0079】一方、前述のステップS503において、
同期データ伝送の希望帯域量が、帯域管理テーブル31
1で確保している帯域量よりも大きい場合、中央演算部
313は、要求された希望帯域量を割り付けることがで
きないため、帯域要求に失敗したことを内容とする応答
フレームを作成して、パケットデータ格納部314に格
納する(ステップS510)。その後、中央演算部31
3は、パケット送受信制御部312にパケット送信を要
求する。応じて、パケット送受信制御部312は、中央
演算部313からのパケット送信要求に基づき、パケッ
トデータ格納部314に格納されている応答フレーム
を、帯域を要求した支局を宛先としてリング3へ送信す
る(ステップS509)。
【0080】なお、上記第2または第3の実施例では、
支局または帯域管理局に帯域要求回数判定部を設けてい
るが、予め帯域管理局へ同期データ伝送帯域の獲得要求
する回数がしきい値を超えると予想される支局に対して
は、リングへ同期データを送信するために必要な帯域量
よりも帯域管理局へ要求する希望帯域量を必ず多くする
ようにすれば、帯域要求回数判定部を設ける必要がなく
なる。
【0081】また、上記第1〜第3の実施例において、
帯域管理局は、リングに接続する各支局へ割り付けるた
めの同期データ伝送帯域を必ず保持し、支局から同期デ
ータ伝送帯域の獲得要求に対して必ず希望帯域量を割り
付けてきたが、すでにリング全体の同期データ伝送帯域
量全てを支局に割り付けた後に、支局からの同期データ
伝送帯域の獲得要求が行われる状況も考えられる。この
とき、他の支局が冗長同期データ伝送帯域を保持してい
るなら、その帯域を獲得要求している支局へ渡すことで
リング全体の同期データ伝送帯域を有効に利用すること
ができる。以下に、これを実現した実施例を、第4の実
施例として詳細に説明する。
【0082】(4)第4の実施例 図15は、本発明の第4の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成図である。図15において、リ
ング4は、帯域管理局41と複数の支局42〜44とを
接続する。
【0083】帯域管理局41は、図15に示すように、
図37で説明した従来の帯域管理局81と同様の構成で
あり、帯域管理テーブル411と、パケット送受信制御
部412と、中央演算部413と、パケットデータ格納
部414とを備え、リング4に接続する各支局へ同期デ
ータ伝送帯域の割り付けを行う。
【0084】支局42は、図17に示すように、図3で
説明した第1の実施例の支局12の構成と同様であり、
帯域格納部421と、冗長帯域格納部422と、パケッ
ト送受信制御部423と、中央演算部424と、パケッ
トデータ格納部425とを備え、保持する同期データ伝
送帯域の範囲内で、接続するリング4へ同期データを送
信する。なお、他の支局43および44の構成も上記支
局42の構成と同様である。
【0085】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程に
ついて説明する。なお、当初、リング4全体の同期デー
タ伝送帯域の全てが支局に割り付けられているものと
し、より具体的には、支局43が有する帯域格納部へ帯
域量20%、その冗長帯域格納部へ帯域量30%、支局
44が有する帯域格納部へ帯域量20%、その冗長帯域
格納部へ帯域量30%が予め格納されているとする。
【0086】上記のような状態で、支局42が希望帯域
量を10%として接続するリング4へ同期データを送信
する場合、同期データ伝送帯域を獲得するため希望帯域
量を含む帯域要求フレームを帯域管理局41へ送信す
る。帯域管理局41は、支局42から帯域要求フレーム
を受信すると、当該フレームに含まれる支局42の希望
帯域量と、帯域管理テーブル411(図18参照)とを
参照する。帯域管理局41は、現在リング4に接続する
各支局に割り付けた帯域量の合計が100%であること
から、支局42が希望する同期データ伝送帯域量を割り
付けることができないため、支局43、44に対して冗
長帯域格納部に格納している帯域の返還を要求する帯域
返還要求フレームを送信する。
【0087】帯域管理局41から帯域返還要求フレーム
を受信した支局43、44のうち支局43が帯域の返還
に応じる場合、支局43は受信した帯域返還要求フレー
ムから返還する帯域量10%を認識して、内部の冗長帯
域格納部が格納する帯域量を30%から20%へ変更
し、帯域量10%を返還する内容を含む帯域返還応答フ
レームを帯域管理局41へ送信する。帯域管理局41
は、支局43から帯域返還応答フレームを受信すると、
帯域管理テーブル411に登録している支局43に割り
付けた帯域量を50%から40%に、支局42に割り付
けた帯域量を0%から10%に変更して、支局42へ帯
域要求が成功したことを通知する帯域応答フレームを送
信する。支局42は、帯域管理局41から帯域要求が成
功した内容の帯域応答フレームを受信することで、リン
グ4全体の同期データ伝送帯域の10%が帯域管理局4
1から支局42へ割り付けられたと認識し、帯域格納部
421へ要求した帯域量10%を格納する。
【0088】図19に、本発明の第4の実施例における
帯域管理局41の帯域割り付け処理フローチャートを示
す。以下、この図19を参照して、帯域管理局41の帯
域割り付け処理動作をより詳細に説明する。
【0089】まず、ステップS601〜S607の処理
については、従来のシステムにおける帯域管理局81の
帯域割り付け処理フローチャート(図40参照)のステ
ップS201〜S207と同様の処理であるため、その
説明を省略する。ステップS603で、希望帯域量が帯
域管理テーブル411で確保する帯域量よりも小さいと
判断された場合、中央演算部413は、リング4に接続
する支局に対して同期データの伝送の帯域返還を要求す
るため、同期データ伝送の帯域返還フレームを作成し
て、パケットデータ格納部414に格納し、パケット送
受信制御部412へパケット送信を要求する(ステップ
S608)。応じて、パケット送受信制御部412は、
中央演算部413からのパケット送信要求に基づき、パ
ケットデータ格納部414に格納されている帯域返還要
求フレームを、リング4に接続する全支局を宛先とし
て、リング4へ送信する(ステップS609)。
【0090】次に、パケット送受信制御部412は、送
信した帯域返還要求フレームに対応する帯域返還応答フ
レームを、リング4に接続する各支局から受信し、パケ
ットデータ格納部414に格納する(ステップS61
0)。次に、中央演算部413は、パケットデータ格納
部414に格納されている帯域返還応答フレームから、
各支局が返還した帯域量を獲得して、帯域管理テーブル
411が各支局へ新たに割り当てるため確保している帯
域量へ追加する(ステップS611)。次に、中央演算
部413は、帯域要求フレームを送信した支局が希望す
る帯域量と、帯域管理テーブル411が当該支局へ新た
に割り当てるため確保している帯域量とを再度比較する
(ステップS612)。このとき、同期データ伝送の希
望帯域量が、帯域管理テーブル411が各支局へ新たに
割り当てるため確保している帯域量よりも大きい場合、
中央演算部413は、要求された希望帯域量を割り付け
ることができないため、帯域要求に失敗したことを内容
とする応答フレームを作成して、パケットデータ格納部
414に格納する。パケットデータ格納部414に格納
された応答フレームは、帯域要求フレームを送信した支
局に送信される(ステップS607)。一方、同期デー
タ伝送の希望帯域量が、帯域管理テーブル411が各支
局へ新たに割り当てるため確保している帯域量よりも小
さい場合、ステップS604〜S607の処理が実行さ
れ、帯域要求に成功したことを内容とする応答フレーム
が、帯域要求フレームを送信した支局に送信される。
【0091】上記第4の実施例において、帯域管理局4
1は、同期データ伝送帯域の獲得を要求した支局を除く
全ての支局に対して帯域返還要求フレームを送信してい
るが、予め帯域返還を要求する支局を限定することによ
り、帯域返還を対象とする支局を削減し、帯域管理局4
1が行う同期データ伝送帯域の返還処理を軽減すること
ができる。以下に、これを実現する実施例を、第5〜第
7の実施例として詳細に説明する。
【0092】(5)第5の実施例 図20は、本発明の第5の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成図である。図20において、リ
ング5は、帯域管理局51と複数の支局52〜54とを
接続する。
【0093】帯域管理局51は、図21に示すように、
図37で説明した従来の帯域管理局81と同様の構成で
あり、帯域管理テーブル511と、パケット送受信制御
部512と、中央演算部513と、パケットデータ格納
部514とを備え、リング5に接続する各支局へ同期デ
ータ伝送帯域の割り付けを行う。なお、帯域管理テーブ
ル511には、図23に示すように、リング5に接続す
る各支局と、各支局に割り付けた同期データ伝送帯域量
と、冗長帯域格納部に格納された帯域を帯域管理局51
へ返還可能かどうかを示す帯域返還フラグとから成るリ
ストが登録されている。
【0094】支局52は、図22に示すように、図3で
説明した第1の実施例の支局12の構成と同様であり、
帯域格納部521と、冗長帯域格納部522と、パケッ
ト送受信制御部523と、中央演算部524と、パケッ
トデータ格納部525とを備え、保持する同期データ伝
送帯域の範囲内で、接続するリング5へ同期データを送
信する。なお、他の支局53および54の構成も上記支
局52の構成と同様である。
【0095】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程に
ついて説明する。なお、当初、リング5全体の同期デー
タ伝送帯域の全てが支局に割り付けられているとし、よ
り具体的には、支局53が有する帯域格納部へ帯域量2
0%、その冗長帯域格納部へ帯域量30%、支局54が
有する帯域格納部へ帯域量20%、その冗長帯域格納部
へ帯域量30%が予め格納されているものとする。ま
た、支局53は、帯域管理局51に帯域返還が可能であ
るとし、そのため、帯域管理局51が有する帯域管理テ
ーブル511に登録されている支局53の帯域返還フラ
グには、“1”が設定されている(図23参照)。
【0096】例えば、支局52が希望帯域量を10%と
して接続するリング5へ同期データを送信する場合、同
期データ伝送帯域を獲得するため希望帯域量を含む帯域
要求フレームを、帯域管理局51へ送信する。帯域管理
局51は、支局52から帯域要求フレームを受信する
と、当該フレームに含まれる支局52の希望帯域量と、
帯域管理テーブル511とを参照する。帯域管理局51
は、現在リング5に接続する各支局に割り付けた帯域量
の合計が100%であることから、支局52が希望する
同期データ伝送帯域量を割り付けることができないた
め、帯域管理テーブル511に登録され、帯域返還フラ
グが“1”に設定されている支局53に対して、冗長帯
域格納部に格納している帯域の返還を要求する帯域返還
要求フレームを送信する。支局53は、受信した帯域返
還要求フレームから返還する帯域量10%を認識して、
冗長帯域格納部532が格納する帯域量を30%から2
0%へ変更し、帯域量10%を返還する内容を含む帯域
返還応答フレームを帯域管理局51へ送信する。帯域管
理局51は、支局53から帯域返還応答フレームを受信
すると、帯域管理テーブル511に登録している支局5
3に割り付けた帯域量を50%から40%へ、支局52
に割り付けた帯域量を0%から10%へ変更して、支局
52へ帯域要求が成功したことを通知する帯域応答フレ
ームを送信する。支局52は、帯域管理局51から帯域
要求が成功した内容の帯域応答フレームを受信すると、
リング5全体の同期データ伝送帯域の10%が帯域管理
局51から支局52へ割り付けられたと認識し、帯域格
納部521へ要求した帯域量10%を格納する。
【0097】図24に、本発明の第5の実施例における
帯域管理局51の帯域割り付け処理フローチャートを示
す。以下、この図24を参照して、帯域管理局51の帯
域割り付け処理動作を説明する。ただし、帯域管理局5
1がリング5に接続する各支局に対して帯域返還を要求
し、返還された帯域を獲得するまでの帯域処理以外につ
いては、本発明の第4の実施例における帯域管理局41
の帯域割り付け処理と同じになる。すなわち、本発明の
第4の実施例における帯域管理局41の帯域割り付けフ
ローチャート(図19参照)のステップS601〜S6
07およびS612〜S613が同じとなるため、ここ
ではステップS608〜S611に対応する帯域獲得処
理フローチャートについてのみ記述する。
【0098】まず、リング5に接続する支局に対して同
期データ伝送の帯域返還を要求するため、中央演算部5
13は、同期データ伝送の帯域返還要求フレームを作成
して、パケットデータ格納部514に格納する(ステッ
プS701)。次に、中央演算部513は、帯域管理テ
ーブル511に登録している支局リストを参照する(ス
テップS702)。次に、中央演算部513は、リング
5に接続する全支局から帯域返還を要求する支局を区別
するため、帯域返還フラグが“1”であるか否かを判定
する(ステップS703)。そして、この判定結果に基
づき、中央演算部503は、支局リストから、帯域返還
フラグが“1”である支局を帯域返還要求フレームを送
信する宛先として選択し(ステップS704)、帯域返
還フラグが“1”でない支局を帯域返還要求フレームを
送信する宛先として選択しない(ステップS705)。
【0099】次に、中央演算部513は、帯域管理テー
ブル511に登録されている全支局の支局リストを参照
したかを判定する(ステップS706)。もし参照して
いな支局リストがあれば、中央演算部513は、再びス
テップS702の動作に戻り、帯域管理テーブル511
に登録されている、次の支局リストを参照の対象とす
る。一方、全支局の支局リストを参照し終わると、中央
演算部513は、パケット送受信制御部512に対して
パケット送信を要求する。応じて、パケット送受信制御
部512は、中央演算部513からのパケット送信要求
に基づき、パケットデータ格納部514に格納されてい
る帯域返還要求フレームを、選択した支局を宛先として
リング5に送信する(ステップS707)。その後、パ
ケット送受信制御部512は、送信した帯域返還要求フ
レームに対応する、帯域返還応答フレームをリング5に
接続する各支局から受信し、パケットデータ格納部51
4に格納する(ステップS708)。次に、中央演算部
513は、パケットデータ格納部514に格納されてい
る帯域返還応答フレームから、各支局が返還した帯域量
を獲得して、帯域管理テーブル511が各支局へ新たに
割り当てるため確保している帯域量へ追加する(ステッ
プS709)。
【0100】また、帯域管理局が帯域返還を要求する支
局を限定する方法として、各支局に帯域返還の優位を決
定する帯域返還優先度を付与することで、帯域管理局は
帯域を要求した支局の帯域返還優先度よりも高い帯域返
還優先度を持つ支局に対してのみ、帯域返還を要求する
方法も考えられる。以下に、これを実現する実施例を、
第6の実施例として詳細に説明する。
【0101】(6)第6の実施例 図25は、本発明の第6の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成図である。図25において、リ
ング6は、帯域管理局61と複数の支局62〜64とを
接続する。
【0102】帯域管理局61は、図26に示すように、
図37で説明した従来の帯域管理局81と同様の構成で
あり、帯域管理テーブル611と、パケット送受信制御
部612と、中央演算部613と、パケットデータ格納
部614とを備え、リング6に接続する各支局へ同期デ
ータ伝送帯域の割り付けを行う。なお、帯域管理テーブ
ル611には、図28に示すように、リング6に接続す
る各支局と、各支局に割り付けた同期データ伝送帯域量
と、帯域返還の優位を決定する帯域返還優先度とから成
るリストが登録されている。
【0103】支局62は、図27に示すように、図3で
説明した第1の実施例の支局12の構成と同様であり、
帯域格納部621と、冗長帯域格納部622と、パケッ
ト送受信制御部623と、中央演算部624と、パケッ
トデータ格納部625とを備え、保持する同期データ伝
送帯域の範囲内で、接続するリング6へ同期データを送
信する。なお、他の支局63および64の構成も上記支
局62の構成と同様である。
【0104】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程に
ついて説明する。なお、当初、リング6全体の同期デー
タ伝送帯域の全てが支局に割り付けられているものと
し、より具体的には、支局63が有する帯域格納部へ帯
域量20%、その冗長帯域格納部へ帯域量30%、支局
64が有する帯域格納部へ帯域量20%、その冗長帯域
格納部へ帯域量30%が予め格納されているものとす
る。また、帯域返還優先度をリング6に接続する各支局
に予め付与するため、帯域管理テーブル611に登録さ
れている支局62へ帯域返還優先度“2”、支局63へ
帯域返還優先度“1”、支局64へ帯域返還優先度
“3”を設定する。そして、帯域返還優先度は、小さな
値ほど優先度が高いものとする。
【0105】例えば、支局62が希望帯域量を10%と
して接続するリング6へ同期データを送信する場合、同
期データ伝送帯域を獲得するため希望帯域量を含む帯域
要求フレームを帯域管理局61へ送信する。帯域管理局
61は、支局62から帯域要求フレームを受信すると、
当該フレームに含まれる支局62の希望帯域量と、帯域
管理テーブル611とを参照する。帯域管理局61は、
現在リング6に接続する各支局に割り付けた帯域量の合
計が100%であることから、支局62が希望する同期
データ伝送帯域量を割り付けることができないため、帯
域管理テーブル611に登録されている各支局の帯域返
還優先度を比較し、支局62に付与された帯域返還優先
度“2”より高い優先度が付与されている支局63に対
して、その内部の冗長帯域格納部に格納されている帯域
の返還を要求する帯域返還要求フレームを送信する。支
局63は、受信した帯域返還要求フレームから返還する
帯域量10%を認識して、内部の冗長帯域格納部が格納
する帯域量を30%から20%へ変更し、帯域量10%
を返還する内容を含む帯域返還応答フレームを、帯域管
理局61へ送信する。帯域管理局61は、支局63から
帯域返還応答フレームを受信すると、帯域管理テーブル
611に登録している支局63に割り付けた帯域量を5
0%から40%へ、支局62に割り付けた帯域量を0%
から10%へ変更して、支局62へ要求帯域の獲得が成
功したことを通知する帯域応答フレームを送信する。支
局62は、帯域管理局61から要求帯域の獲得が成功し
た内容の帯域応答フレームを受信すると、リング6全体
の同期データ伝送帯域の10%が帯域管理局61から支
局62へ割り付けられたと認識し、帯域格納部621へ
要求した帯域量10%を格納する。
【0106】図29に、本発明の第6の実施例における
帯域管理局61の帯域割り付け処理フローチャートを示
す。ただし、帯域管理局61がリング6に接続する各支
局に対して帯域返還を要求し、返還された帯域を獲得す
るまでの帯域獲得処理以外については、本発明の第4の
実施例における帯域管理局41の帯域割り付け処理と同
じになる。すなわち、本発明の第4の実施例における帯
域管理局41の帯域割り付けフローチャート(図19参
照)のステップS601〜S607およびS612〜S
613が同じとなるため、ここではステップS608〜
S611に対応する帯域獲得処理フローチャートについ
てのみ記述する。
【0107】まず、リング6に接続する支局に対して同
期データ伝送の帯域返還を要求するため、中央演算部6
13は、同期データ伝送の帯域返還要求フレームを作成
して、パケットデータ格納部614に格納する(ステッ
プS801)。次に、中央演算部613は、帯域管理テ
ーブル611に登録している支局リストを参照する(ス
テップS802)。次に、中央演算部613は、リング
6に接続する全支局から帯域返還を要求する支局を区別
するため、帯域要求フレームに存在する、帯域獲得を希
望する支局の帯域返還優先度と、支局リストの帯域優先
度とを比較する(ステップS803)。そして、この比
較結果に基づき、中央演算部613は、帯域獲得を希望
する支局の帯域返還優先度よりも支局リストの帯域優先
度が高い支局を帯域返還要求フレームを送信する宛先と
して選択し(ステップS804)、帯域獲得を希望する
支局の帯域返還優先度よりも支局リストの帯域優先度が
低い支局を帯域返還要求フレームを送信する宛先として
は選択しない(ステップS805)。
【0108】次に、中央演算部613は、帯域管理テー
ブル611に登録されている全支局の支局リストを参照
したか否かを判定する(ステップS806)。もし参照
していなければ、中央演算部613は、再びステップS
802の動作に戻り、帯域管理テーブル811に登録さ
れている、次の優先順位の支局リストを参照の対象とす
る。一方、全支局の支局リストを参照し終わると、中央
演算部613は、パケット送受信制御部612に対して
パケット送信を要求する。応じて、パケット送受信制御
部612は、中央演算部613からのパケット送信要求
に基づき、パケットデータ格納部614に格納されてい
る帯域返還要求フレームを、選択した支局を宛先として
リング6に送信する(ステップS807)。その後、パ
ケット送受信制御部612は、送信した帯域返還要求フ
レームに対応する、帯域返還応答フレームをリング6に
接続する各支局から受信し、パケットデータ格納部61
4に格納する(ステップS808)。次に、中央演算部
613は、パッケットデータ格納部614に格納されて
いる帯域返還応答フレームから、各支局が返還した帯域
量を獲得して、帯域管理テーブル611が各支局へ新た
に割り当てるため確保している帯域量へ追加する(ステ
ップS809)。
【0109】なお、上記第6の実施例では、帯域管理テ
ーブル上で各支局へ帯域返還優先度を付与しているが、
リングに接続する各支局に対して直接、帯域返還優先度
を付与するようにしてもよい。この場合、帯域管理テー
ブル上で各支局に対する帯域返還優先度を格納する必要
はない。ただし、各支局は、付与された帯域返還優先度
を含む帯域要求フレームを帯域管理局へ送信し、帯域管
理局は、帯域返還要求フレームを帯域要求した支局の帯
域返還優先度を含むマルチキャストフレームとして各支
局へ送信する。帯域返還要求フレームを受信した支局
は、付与された帯域返還優先度と帯域要求した支局の帯
域返還優先度とを比較し、付与された帯域返還優先度が
小さいと判定したとき、帯域管理局へ帯域を返還する処
理を開始する。
【0110】また、帯域管理局が帯域返還を要求する支
局を限定する方法として、各支局に帯域返還の順位を一
意的に決定する帯域返還順位を付与することで、帯域管
理局は帯域返還順位の小さい値が付与された支局から順
番に帯域返還を要求する方法も考えられる。以下、これ
を実現する実施例を、第7の実施例として詳細に説明す
る。
【0111】(7)第7の実施例 図30は、本発明の第7の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成図である。図30において、リ
ング7は、帯域管理局71と複数の支局72〜74とを
接続する。
【0112】帯域管理局71は、図31に示すように、
図37で説明した従来の帯域管理局81と同様の構成で
あり、帯域管理テーブル711と、パケット送受信制御
部712と、中央演算部713と、パケットデータ格納
部714とを備え、リング7に接続する各支局へ同期デ
ータ伝送帯域の割り付けを行う。なお、帯域管理テーブ
ル711には、図33に示すように、リング7に接続す
る各支局と、各支局に割り付けた同期データ伝送帯域量
と、帯域返還の順位を一意的に決定する帯域返還順位と
から成るリストが登録されている。
【0113】支局72は、図32に示すように、図3で
説明した第1の実施例の支局12の構成と同様であり、
帯域格納部721と、冗長帯域格納部722と、パケッ
ト送受信制御部723と、中央演算部724と、パケッ
トデータ格納部725とを備え、保持する同期データ伝
送帯域の範囲内で、接続するリング7へ同期データを送
信する。なお、他の支局73および74の構成も上記支
局72の構成と同様である。
【0114】次に、支局が接続するリングへ同期データ
を送信するため、同期データ伝送帯域を確保する過程に
ついて説明する。なお、当初、リング7全体の同期デー
タ伝送帯域全てが支局に割り付けられているものとし、
より具体的には、支局73が有する帯域格納部へ帯域量
20%、その冗長帯域格納部へ帯域量30%、支局74
が有する帯域格納部へ帯域量20%、その冗長帯域格納
部へ帯域量30%が予め格納されているものとする。ま
た、帯域返還順位をリング7に接続する各支局に予め付
与するため、帯域管理テーブル711に登録されている
支局72へ帯域返還順位“3”、支局73へ帯域返還順
位“2”、支局74へ帯域返還順位“1”が設定されて
いるものとする。
【0115】例えば、支局72が希望帯域量を10%と
して接続するリング7へ同期データを送信する場合、同
期データ伝送帯域を獲得するため、希望帯域量を含む帯
域要求フレームを、帯域管理局71へ送信する。帯域管
理局71は、支局72から帯域要求フレームを受信する
と、当該フレームに含まれる支局72の希望帯域量と、
帯域管理テーブル711とを参照する。帯域管理局71
は、現在リング7に接続する各支局に割り付けた帯域量
の合計が100%であることから、支局72が希望する
同期データ伝送帯域量を割り付けることができないた
め、帯域管理テーブル711に登録されている各支局の
帯域返還順位を比較し、帯域返還順位が一番小さい支局
74に対して、冗長帯域格納部に格納している帯域の返
還を要求する帯域返還要求フレームを送信する。
【0116】支局74が、受信した帯域返還要求フレー
ムに対して帯域返還を拒否する内容の帯域返還応答フレ
ームを、帯域管理局71へ送信すると、支局74から帯
域返還応答フレームを受信した帯域管理局71は、次に
帯域返還順位が小さい支局73に対して帯域返還要求フ
レームを送信する。支局73は、受信した帯域返還要求
フレームに対して帯域返還に応じるため返還する帯域量
10%を認識して、内部の冗長帯域格納部が格納する帯
域量を30%から20%へ変更し、帯域量10%を返還
する内容を含む帯域返還応答フレームを帯域管理局71
へ送信する。帯域管理局71は、支局73から帯域返還
応答フレームを受信すると、帯域管理テーブル711に
登録している支局73に割り付けた帯域量を50%から
40%へ、支局72に割り付けた帯域量を0%から10
%へ変更して、支局72へ帯域要求が成功したことを通
知する帯域応答フレームを送信する。支局72は、帯域
管理局71から帯域要求が成功した内容の帯域応答フレ
ームを受信すると、リング7全体の同期データ伝送帯域
の10%が、帯域管理局71から支局72へ割り付けら
れたと認識し、帯域格納部721へ要求した帯域量10
%を格納する。
【0117】図34および図35に、本発明の第7の実
施例おける帯域管理局71の帯域割り付け処理フローチ
ャートを示す。以下、これら図34および図35を参照
して、帯域管理局71の帯域割り付け処理動作をより詳
細に説明する。
【0118】まず、ステップS901〜S907の処理
については、従来のシステムにおける帯域管理局81の
帯域割り付け処理フローチャート(図40参照)のステ
ップS201〜S207と同じ処理になるため、その説
明を省略する。
【0119】次に、リングに接続する支局に対して同期
データ伝送の帯域返還を要求するため、中央演算部71
3は、同期データ伝送の帯域返還要求フレームを作成し
て、パケットデータ格納部714に格納する(ステップ
S908)。次に、中央演算部713は、帯域管理テー
ブル711に登録されている支局リストを参照して、帯
域返還順位が一番小さい支局を選択する(ステップS9
09)。次に、中央演算部713は、パッケット送受信
制御部712に対してパケット送信を要求する。応じ
て、パケット送受信制御部712は、中央演算部713
からのパケット送信要求に基づき、パケットデータ格納
部714に格納されている帯域返還要求フレームを、選
択した支局を宛先としてリング7へ送信する(ステップ
S910)。その後、パケット送受信制御部712は、
送信した帯域返還要求フレームに対応する帯域返還応答
フレームを、選択した支局から受信し、パケットデータ
格納部714に格納する(ステップS911)。次に、
中央演算部713は、パケットデータ格納部714に格
納した帯域返還応答フレームの内容から、選択した支局
が帯域返還を承諾したかを判定する(ステップS91
2)。
【0120】選択した支局が帯域返還を承諾した場合、
中央演算部713は、パケットデータ格納部714に格
納されている帯域返還応答フレームから、選択した支局
が返還した帯域量を獲得して、帯域管理テーブル711
が各支局へ新たに割り当てるため確保している帯域量へ
追加する(ステップS913)。次に、中央演算部71
3は、帯域要求フレームを送信した支局が希望する帯域
量と、帯域管理テーブル711が支局へ新たに割り当て
るため確保している帯域量とを再度比較する(ステップ
S914)。
【0121】選択した支局が帯域返還を拒否した、また
は選択した支局が帯域返還を承諾したにもかかわらず返
還した帯域量が少ないために、帯域要求フレームを送信
した支局の希望帯域量が、帯域管理テーブル711が各
支局へ新たに割り当てるため確保している帯域量よりも
大きい場合、帯域管理局71は要求された希望帯域量を
割り付けることができない。この場合、中央演算部71
3は、リング7に接続する他の支局に対して帯域返還要
求を再度行うため、まず帯域管理テーブル711に登録
されている全支局を選択したか否かを判定する(ステッ
プS915)。帯域管理テーブル711に登録されてい
る全支局を参照していない場合、中央演算部713は、
帯域管理テーブル711に登録されている支局リストを
参照して、帯域返還順位が次に大きな支局を選択する
(ステップS916)。その後、中央演算部713は、
ステップS910の処理に戻り、選択した次の支局に対
して帯域返還処理を行う(ステップS910〜S91
5)。
【0122】一方、上記ステップS914で、帯域要求
フレームを送信した支局が希望する帯域量が、帯域管理
テーブル711が支局へ新たに割り当てるため確保して
いる帯域量よりも小さいと判定された場合、中央演算部
713は、ステップS904に進み、帯域管理テーブル
711が確保する帯域量から帯域要求フレームを送信し
た支局が希望する帯域量を獲得し、その旨を帯域管理テ
ーブル711に登録後、帯域要求に成功したことを内容
とする応答フレームを作成して、帯域要求フレームを送
信した支局に送信する(ステップS904〜S90
7)。
【0123】ところで、帯域管理テーブル711に登録
されている全支局を選択したにもかかわらず、帯域要求
フレームを送信した支局に希望帯域量を割り付けること
ができない場合、中央演算部713は、帯域要求に失敗
したことを内容とする応答フレームを作成して、パケッ
トデータ格納部714に格納する(ステップS91
7)。当該応答フレームは、帯域要求フレームを送信し
た支局に送信される(ステップS907)。
【0124】以上のように、第1〜第7の実施例によれ
ば、リングに接続する各支局に対して冗長同期データ伝
送帯域を保持させ、支局がリングへ同期データを送信す
るために必要とする同期データ伝送帯域を、保持する冗
長同期データ伝送帯域から直接獲得できることから、帯
域要求フレームを作成して帯域管理局へ送信し、帯域管
理局から帯域応答フレームを受信するというプロセスを
完了する前に、同期データ伝送帯域を確保することがで
きる。
【0125】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、支局がリング
状伝送路へ同期データを送信するとき、帯域管理局へ同
期データ伝送帯域の獲得要求を行う前に、冗長帯域格納
手段に予め保持されている冗長同期データ伝送帯域から
同期データ伝送帯域を確保するようにしているので、帯
域要求フレームを作成して帯域管理局へ送信し、帯域管
理局から帯域応答フレームを受信するというプロセスを
完了する前に、同期データ伝送帯域を確保することがで
きる。その結果、支局が同期データ送信を要求してから
実際にリング上へ送信を開始するまでの遅延時間を短縮
化することができる。
【0126】請求項2の発明によれば、支局が冗長帯域
格納手段を保持することの有無を予め決定しておくよう
にしているので、限りある同期データ伝送帯域を有効に
利用することができる。
【0127】請求項3の発明によれば、同期データの伝
送を要求してから実際にリング状伝送路上に同期データ
の送信を開始するまでの遅延時間がそれほど厳しくない
コネクション型の通信を行う支局については、冗長帯域
格納手段を設けないようにしているので、限りある同期
データ伝送帯域を有効に利用することができる。
【0128】請求項4の発明によれば、帯域管理局に対
して頻繁に同期データ伝送帯域の獲得要求を送信する支
局については、その獲得伝送帯域量を希望量以上に増量
するようにしているので、当該支局内において冗長帯域
格納手段が枯渇する回数を低減することができる。その
結果、支局から帯域管理局へ同期データ伝送帯域の獲得
要求を送信する回数が少なくなり、帯域管理局の負荷が
軽くなる。
【0129】請求項5の発明によれば、帯域管理局に対
して頻繁に同期データ伝送帯域の獲得要求を送信する支
局については、帯域管理局側で当該支局に対する割り付
け伝送帯域量を希望量以上に増量するようにしているの
で、当該支局内において冗長帯域格納手段が枯渇する回
数を低減することができる。その結果、支局から帯域管
理局へ同期データ伝送帯域の獲得要求を送信する回数が
少なくなり、帯域管理局の負荷が軽くなる。
【0130】請求項6の発明によれば、リング状伝送路
へ送信する同期データ量が多いと予想される支局につい
ては、帯域管理局へ獲得要求する同期データ伝送帯域量
を予め増量しておくようにしているので、支局の単位時
間当たりの同期データ伝送帯域の獲得要求回数を判定す
ることなく、同期データの伝送量が多い支局内で冗長帯
域格納手段が枯渇する回数を低減することができる。
【0131】請求項7の発明によれば、帯域管理局は、
同期データ伝送帯域の割り付けが満杯状態で、いずれか
の支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場
合、各支局に対して冗長同期データ伝送帯域の返還を要
求するようにしているので、獲得要求を行った支局に対
して確実に同期データ伝送帯域の割り当てを行うことが
でき、支局で同期データの伝送が不能になるのを防止す
ることができる。
【0132】請求項8の発明によれば、冗長同期データ
伝送帯域を返還可能な支局を登録したリストを予め帯域
管理局内に設けておき、同期データ伝送帯域の割り付け
が満杯状態で、いずれかの支局から同期データ伝送帯域
の獲得要求を受信した場合は、当該リストに登録されて
いる支局に対してのみ、冗長同期データ伝送帯域の返還
を要求するようにしているので、冗長同期データ伝送帯
域の返還要求先を制限でき、無駄な返還要求を送信する
ことがなくなる。
【0133】請求項9の発明によれば、帯域管理局は、
同期データ伝送帯域の割り付けが満杯状態で、いずれか
の支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信した場
合、当該同期データ伝送帯域の獲得要求を送信した支局
に付与された帯域返還優先度よりも高い帯域返還優先度
が付与されている支局に対してのみ、冗長同期データ伝
送帯域の返還を要求するようにしているので、冗長同期
データ伝送帯域の返還要求先を制限しつつ、獲得要求を
行った支局に対して確実に同期データ伝送帯域の割り当
てを行うことができる。
【0134】請求項10の発明によれば、帯域管理局
は、同期データ伝送帯域の割り付けが満杯状態で、いず
れかの支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受信し
た場合、予め各支局に付与された帯域返還優先番号で決
められた順番で、各支局に対して冗長同期データ伝送帯
域の返還を要求するようにしているので、冗長同期デー
タ伝送帯域を返還する可能性が高い順番で各支局に対し
て返還要求を送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るリングネットワー
クシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1における帯域管理局11の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1における支局12の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第1の実施例における支局の同期デー
タ送信処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例における支局の同期デー
タ送信処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係るリングネットワー
クシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6における帯域管理局21の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】図6における支局22の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第2の実施例における支局の同期デー
タ送信処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例における支局の同期デ
ータ送信処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図12】図11における帯域管理局31の構成を示す
ブロック図である。
【図13】図11における支局32の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】本発明の第3の実施例における帯域管理局の
帯域割り付け処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図16】図15における帯域管理局41の構成を示す
ブロック図である。
【図17】図15における支局42の構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】図16における帯域管理テーブル411の設
定例を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施例における帯域管理局の
帯域割り付け処理を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図21】図20における帯域管理局51の構成を示す
ブロック図である。
【図22】図20における支局52の構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】図21における帯域管理テーブル511の設
定例を示す図である。
【図24】本発明の第5の実施例における帯域管理局の
帯域獲得処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第6の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図26】図25における帯域管理局61の構成を示す
ブロック図である。
【図27】図25における支局62の構成を示すブロッ
ク図である。
【図28】図26における帯域管理テーブル611の設
定例を示す図である。
【図29】本発明の第6の実施例における帯域管理局の
帯域獲得処理を示すフローチャートである。
【図30】本発明の第7の実施例に係るリングネットワ
ークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図31】図30における帯域管理局71の構成を示す
ブロック図である。
【図32】図30における支局72の構成を示すブロッ
ク図である。
【図33】図31における帯域管理テーブル711の設
定例を示す図である。
【図34】本発明の第7の実施例における帯域管理局の
帯域割り付け処理の前半部分を示すフローチャートであ
る。
【図35】本発明の第7の実施例における帯域管理局の
帯域割り付け処理の後半部分を示すフローチャートであ
る。
【図36】従来のリングネットワークシステムの概略構
成を示すブロック図である。
【図37】図36における帯域管理局81の構成を示す
ブロック図である。
【図38】図36における支局82の構成を示すブロッ
ク図である。
【図39】従来のリングネットワークシステムにおける
支局の同期データ送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図40】従来のリングネットワークシステムにおける
帯域管理局の帯域割り付け処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1〜7…リング 11〜71…帯域管理局 111〜711…帯域管理テーブル 112〜712…パケット送受信制御部 113〜713…中央演算部 114〜714…パケットデータ格納部 315…帯域要求回数判定部 12〜72,13〜73,14〜74…支局 121〜721…帯域格納部 122〜722…冗長帯域格納部 123〜723…パケット送受信制御部 124〜724…中央演算部 125〜725…パケットデータ格納部 226…帯域要求回数判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期データを伝送するリング状伝送路を
    介して帯域管理局と複数の支局とが接続され、当該帯域
    管理局は、各支局からの同期データ伝送帯域の獲得要求
    に対し、リング状伝送路全体の同期データ伝送帯域から
    割り当てを行い、各支局は、帯域管理局からの割り当て
    により確保した同期データ伝送帯域の範囲内で、前記リ
    ング状伝送路へ同期データを送信するリングネットワー
    クシステムにおいて、 前記支局は、 予め冗長同期データ伝送帯域を保持する冗長帯域格納手
    段を含み、それによって前記リング状伝送路へ同期デー
    タを送信するとき、前記帯域管理局へ同期データ伝送帯
    域の獲得要求を行う前に、前記冗長帯域格納手段に予め
    保持されている冗長同期データ伝送帯域から同期データ
    伝送帯域を確保することを特徴とする、リングネットワ
    ークシステム。
  2. 【請求項2】 前記支局が前記冗長帯域格納手段を保持
    することの有無を予め決定しておくことを特徴とする、
    請求項1に記載のリングネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記冗長帯域格納手段を保持しない支局
    は、コネクション型の通信を行う支局であることを特徴
    とする、請求項2に記載のリングネットワークシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記支局は、前記帯域管理局に対する単
    位時間当たりの同期データ伝送帯域の獲得要求回数が予
    め定めるしきい値を越えたとき、前記帯域管理局へ要求
    する同期データ伝送帯域の獲得希望量を増量することを
    特徴とする、請求項1に記載のリングネットワークシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記帯域管理局は、前記支局から単位時
    間当たりに受信した同期データ伝送帯域の獲得要求回数
    が予め定めるしきい値を越えたとき、当該支局へ割り付
    ける同期データ伝送帯域量を増量することを特徴とす
    る、請求項1に記載のリングネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記リング状伝送路へ送信する同期デー
    タ量が多いと予想される支局については、前記帯域管理
    局へ獲得要求する同期データ伝送帯域量を予め増量して
    おくことを特徴とする、請求項1に記載のリングネット
    ワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記帯域管理局は、前記リング状伝送路
    全体の同期データ伝送帯域の全部が前記支局全体に割り
    付けられている状態においていずれかの支局から同期デ
    ータ伝送帯域の獲得要求を受信した場合、各支局に対し
    て前記冗長帯域格納手段が保持する冗長同期データ伝送
    帯域の返還を要求し、それによって新たに同期データ伝
    送帯域を確保し、獲得要求を行った支局に対して同期デ
    ータ伝送帯域の割り当てを行うことを特徴とする、請求
    項1に記載のリングネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記帯域管理局は、冗長同期データ伝送
    帯域を返還可能な支局を登録したリストを予め保有して
    おり、前記リング状伝送路全体の同期データ伝送帯域の
    全部が前記支局全体に割り付けられている状態において
    いずれかの支局から同期データ伝送帯域の獲得要求を受
    信した場合、当該リストに登録されている支局に対して
    のみ、冗長同期データ伝送帯域の返還を要求することを
    特徴とする、請求項7に記載のリングネットワークシス
    テム。
  9. 【請求項9】 予め各前記支局には、冗長同期データ伝
    送帯域を返還する優先度を決定する帯域返還優先度が付
    与されており、 前記帯域管理局は、前記リング状伝送路全体の同期デー
    タ伝送帯域の全部が前記支局全体に割り付けられている
    状態においていずれかの支局から同期データ伝送帯域の
    獲得要求を受信した場合、当該同期データ伝送帯域の獲
    得要求を送信した支局に付与された帯域返還優先度より
    も高い帯域返還優先度が付与されている支局に対しての
    み、冗長同期データ伝送帯域の返還を要求することを特
    徴とする、請求項7に記載のリングネットワークシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 予め各前記支局には、冗長同期データ
    伝送帯域を返還する順位を決定する帯域返還優先番号が
    付与されており、 前記帯域管理局は、前記リング状伝送路全体の同期デー
    タ伝送帯域の全部が前記支局全体に割り付けられている
    状態においていずれかの支局から同期データ伝送帯域の
    獲得要求を受信した場合、前記帯域返還優先番号で決め
    られた順番で各支局に対して冗長同期データ伝送帯域の
    返還を要求することを特徴とする、請求項7に記載のリ
    ングネットワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010267A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp 通信システム、通信装置および帯域制御方法
US10819217B2 (en) 2017-03-03 2020-10-27 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device and communication method

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