JPH08327132A - 風量調整ダンパー - Google Patents
風量調整ダンパーInfo
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- JPH08327132A JPH08327132A JP15234895A JP15234895A JPH08327132A JP H08327132 A JPH08327132 A JP H08327132A JP 15234895 A JP15234895 A JP 15234895A JP 15234895 A JP15234895 A JP 15234895A JP H08327132 A JPH08327132 A JP H08327132A
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- damper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で羽根開閉に伴う大きな風切り音
の発生を防止すると共に、ダンパー羽根近縁での偏流を
防止し、かつ整流作用を備えると共に、センサによる風
量検知精度を大幅に向上させる。 【構成】 内部に風の流路Pを形成するケーシング12
と、このケーシング12内に回動自在に軸支され該流路
を開閉する羽根体と、を備え、この羽根体14には複数
の孔20が穿孔されていることを特徴とする風量調整ダ
ンパーである。簡単な構成である程度の空気流量制御、
整流作用を行なう。
の発生を防止すると共に、ダンパー羽根近縁での偏流を
防止し、かつ整流作用を備えると共に、センサによる風
量検知精度を大幅に向上させる。 【構成】 内部に風の流路Pを形成するケーシング12
と、このケーシング12内に回動自在に軸支され該流路
を開閉する羽根体と、を備え、この羽根体14には複数
の孔20が穿孔されていることを特徴とする風量調整ダ
ンパーである。簡単な構成である程度の空気流量制御、
整流作用を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物天井裏などに架設
され、ダクト中間に介在して設けられる空調用ダンパー
であって、特に風量調整用のダンパーに関する。
され、ダクト中間に介在して設けられる空調用ダンパー
であって、特に風量調整用のダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】空調用のダクト内を流れる空気の遮断や
風量を調節するためにダクト中間等にダンパーを介在さ
せ、このダンパーのダンパー羽根を開閉させる機構が公
知である。図10は、従来の1つの風量調整ダンパーの
概略断面説明図であり、図に見られるように、このよう
なダンパーは、所要の厚さを有する箱体の枠Fと、この
枠F内に設けられた軸受に軸支される回動軸Sと、この
回動軸Sに固定されて枠F内の通風口を開閉回動するバ
タフライ羽根Vと、を有し、回動軸Sの一端を延設させ
てその端部をハンドルやモータの出力軸に接続させてい
る。
風量を調節するためにダクト中間等にダンパーを介在さ
せ、このダンパーのダンパー羽根を開閉させる機構が公
知である。図10は、従来の1つの風量調整ダンパーの
概略断面説明図であり、図に見られるように、このよう
なダンパーは、所要の厚さを有する箱体の枠Fと、この
枠F内に設けられた軸受に軸支される回動軸Sと、この
回動軸Sに固定されて枠F内の通風口を開閉回動するバ
タフライ羽根Vと、を有し、回動軸Sの一端を延設させ
てその端部をハンドルやモータの出力軸に接続させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の風量調整ダンパーでは、羽根が流路を閉鎖するよう
に回動すると、羽根の上下端側に空気を押しやるように
して風量制御するので大きな開口から一気に空気を下流
側に流すことになり、どうしても大きな風切り音を生じ
やすく、この騒音をいかに小さなものとするかが空調用
ダンパーの開発段階においても重要な課題となってい
た。また、上記従来の風量調整ダンパーでは、回転角と
風量の関係が曲線的に変化しやすく、特に、流路の全閉
状態に近い場合には羽根のわずかな開度変化でも急激に
風量が変化して、モータ駆動により目標値と応答値を比
較して風量制御する場合にはハンチング動作を生じて良
好な風量制御を行えないという問題があった。更に、上
記のようなバタフライ羽根などでは前述のように羽根の
上下端側に空気を押しやるので流れ下流側において偏流
が生じ、例えば室内吹出口の近く等では使用に耐えない
と共に、上流側の風速の分布も偏ってしまう結果、風速
センサの検知精度が劣るという問題があった。
来の風量調整ダンパーでは、羽根が流路を閉鎖するよう
に回動すると、羽根の上下端側に空気を押しやるように
して風量制御するので大きな開口から一気に空気を下流
側に流すことになり、どうしても大きな風切り音を生じ
やすく、この騒音をいかに小さなものとするかが空調用
ダンパーの開発段階においても重要な課題となってい
た。また、上記従来の風量調整ダンパーでは、回転角と
風量の関係が曲線的に変化しやすく、特に、流路の全閉
状態に近い場合には羽根のわずかな開度変化でも急激に
風量が変化して、モータ駆動により目標値と応答値を比
較して風量制御する場合にはハンチング動作を生じて良
好な風量制御を行えないという問題があった。更に、上
記のようなバタフライ羽根などでは前述のように羽根の
上下端側に空気を押しやるので流れ下流側において偏流
が生じ、例えば室内吹出口の近く等では使用に耐えない
と共に、上流側の風速の分布も偏ってしまう結果、風速
センサの検知精度が劣るという問題があった。
【0004】本発明は、かかる上記従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その主要の目的は、極めて簡単
な構成で羽根開閉に伴う大きな風切り音の発生を防止す
ると共に、ダンパー羽根近縁での偏流を防止し、かつ整
流作用を備えると共に、センサによる風量検知精度を大
幅に向上させることのできる風量調整ダンパーを提供す
ることにある。
てなされたものであり、その主要の目的は、極めて簡単
な構成で羽根開閉に伴う大きな風切り音の発生を防止す
ると共に、ダンパー羽根近縁での偏流を防止し、かつ整
流作用を備えると共に、センサによる風量検知精度を大
幅に向上させることのできる風量調整ダンパーを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明に係る風量調整ダンパーは、内部に風
の流路Pを形成するケーシング12と、このケーシング
12内に回動自在に軸支され、該流路Pを開閉する羽根
体14と、を備え、この羽根体14には複数の孔が穿孔
されていることを特徴としてなる風量調整ダンパー10
から構成される。
に請求項1の発明に係る風量調整ダンパーは、内部に風
の流路Pを形成するケーシング12と、このケーシング
12内に回動自在に軸支され、該流路Pを開閉する羽根
体14と、を備え、この羽根体14には複数の孔が穿孔
されていることを特徴としてなる風量調整ダンパー10
から構成される。
【0006】
【作用】本発明の請求項1の風量調整ダンパーにおいて
は、内部に風の流路を形成するケーシングと、このケー
シング内を回動しつつ該流路を開閉する羽根体とを備
え、該羽根体には、複数の孔が穿溝されている。羽根体
が流路内を回動すると、例えば全開状態からしだいに傾
き、羽根体によりしだいに抵抗を増して風の流れを抑制
するが、この流路内を開閉回動するときには羽根体に穿
孔された多数の孔から常時若干の風量が通流する。風は
複数の孔により分割されて下流側に流れるので大きな騒
音や風切り音がない極めて低騒音のダンパーとして使用
できることとなる。また整流効果、偏流防止効果に優
れ、センサ検知精度も大幅に向上する。また、羽根体を
流路に対して傾斜した状態に保持した場合においても、
風切り音がなく、羽根体に開孔された複数の孔から分割
した風を下流側に流しながら流路内を通流する風量を調
整でき、このときも風を均等に整流して偏流が発生する
ことがない。羽根体の回動操作は外部に回動軸の一端部
を延長させて手動操作としても良く、また、モータ等の
駆動装置によることとしても良い。
は、内部に風の流路を形成するケーシングと、このケー
シング内を回動しつつ該流路を開閉する羽根体とを備
え、該羽根体には、複数の孔が穿溝されている。羽根体
が流路内を回動すると、例えば全開状態からしだいに傾
き、羽根体によりしだいに抵抗を増して風の流れを抑制
するが、この流路内を開閉回動するときには羽根体に穿
孔された多数の孔から常時若干の風量が通流する。風は
複数の孔により分割されて下流側に流れるので大きな騒
音や風切り音がない極めて低騒音のダンパーとして使用
できることとなる。また整流効果、偏流防止効果に優
れ、センサ検知精度も大幅に向上する。また、羽根体を
流路に対して傾斜した状態に保持した場合においても、
風切り音がなく、羽根体に開孔された複数の孔から分割
した風を下流側に流しながら流路内を通流する風量を調
整でき、このときも風を均等に整流して偏流が発生する
ことがない。羽根体の回動操作は外部に回動軸の一端部
を延長させて手動操作としても良く、また、モータ等の
駆動装置によることとしても良い。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例について説明する。図1、図2には、本発明の実施例
に係る風量調整ダンパー10の第1実施例が示されてお
り、金属性の中空円筒形のケーシング12の直径方向に
対向するように軸受16を設け、この軸受に軸支されて
回転軸18が回動自在に設けられている。そして、この
回転軸18に円形の羽根体14が直径方向に沿って固定
され、回転軸18の回転とともに流路P内を回転して同
空気流路Pを開閉するようになっている。
例について説明する。図1、図2には、本発明の実施例
に係る風量調整ダンパー10の第1実施例が示されてお
り、金属性の中空円筒形のケーシング12の直径方向に
対向するように軸受16を設け、この軸受に軸支されて
回転軸18が回動自在に設けられている。そして、この
回転軸18に円形の羽根体14が直径方向に沿って固定
され、回転軸18の回転とともに流路P内を回転して同
空気流路Pを開閉するようになっている。
【0008】回転軸18に対する羽根体の取り付け構造
は任意で良く、例えば単に軸受に軸棒を軸支させ、この
軸棒の端部を羽根体の両側に固定させて回転自在に支持
させるようにしても良い。図にも示すように羽根体14
は、ケーシング12内の流路Pを閉塞し得る大きさで、
略円形状に形成されている。
は任意で良く、例えば単に軸受に軸棒を軸支させ、この
軸棒の端部を羽根体の両側に固定させて回転自在に支持
させるようにしても良い。図にも示すように羽根体14
は、ケーシング12内の流路Pを閉塞し得る大きさで、
略円形状に形成されている。
【0009】本発明において特徴的なことは空気流路を
開閉する羽根体14には複数の孔20が穿孔されている
ことである。従って、この風量調整ダンパー10では図
3に示す流路の全開状態から中間の開度及び図4に示す
全閉状態にいたるまで常に最低限の空気量を通流させる
こととなる。羽根体14は、例えば、1枚の金属製の円
形羽根であり、この羽根体にパンチング、プレス、ワイ
ヤカット、レーザその他任意の加工手法により円形の孔
を複数個穿孔させている。従って、羽根体14を流路内
を閉鎖するように、すなわち流れと交差するように位置
させるとこれらの孔20が形成する面も流れに交差する
方向に配置される。羽根体14は1枚の鋼板製で形成す
る場合に限らない。型材で複数枚を組み合わせて形成し
ても良いし、鋳造であっても良い。また、材質はプラス
チック合成樹脂、金属、アルミニウムその他の軽金属、
合金...その他任意の素材を用いても良い。
開閉する羽根体14には複数の孔20が穿孔されている
ことである。従って、この風量調整ダンパー10では図
3に示す流路の全開状態から中間の開度及び図4に示す
全閉状態にいたるまで常に最低限の空気量を通流させる
こととなる。羽根体14は、例えば、1枚の金属製の円
形羽根であり、この羽根体にパンチング、プレス、ワイ
ヤカット、レーザその他任意の加工手法により円形の孔
を複数個穿孔させている。従って、羽根体14を流路内
を閉鎖するように、すなわち流れと交差するように位置
させるとこれらの孔20が形成する面も流れに交差する
方向に配置される。羽根体14は1枚の鋼板製で形成す
る場合に限らない。型材で複数枚を組み合わせて形成し
ても良いし、鋳造であっても良い。また、材質はプラス
チック合成樹脂、金属、アルミニウムその他の軽金属、
合金...その他任意の素材を用いても良い。
【0010】本発明の直接的な目的は流路内に最低限の
空気を流しつつづけることではない。空気を流し続ける
とともに、複数孔の開口率により設定される空気流量を
最大制限量として必要な空気の流量制御を行う。また、
開口率の設定によっては従来のメクラ板タイプのバタフ
ライ羽根の全閉状態近辺に対応する程度の流量制御も可
能である。そして、このときに、従来のメクラ板羽根で
あれば、全閉状態近縁で極めて大きな風切り音、その他
の騒音を生じさせ、使用上の問題を惹起させるものが、
極めて低騒音の消音型のダンパーとして機能し得る。従
来型のダンパーに比較して条件を同一にして数倍低い音
量レベルを維持することができ、この点は実験的にも証
明されている。
空気を流しつつづけることではない。空気を流し続ける
とともに、複数孔の開口率により設定される空気流量を
最大制限量として必要な空気の流量制御を行う。また、
開口率の設定によっては従来のメクラ板タイプのバタフ
ライ羽根の全閉状態近辺に対応する程度の流量制御も可
能である。そして、このときに、従来のメクラ板羽根で
あれば、全閉状態近縁で極めて大きな風切り音、その他
の騒音を生じさせ、使用上の問題を惹起させるものが、
極めて低騒音の消音型のダンパーとして機能し得る。従
来型のダンパーに比較して条件を同一にして数倍低い音
量レベルを維持することができ、この点は実験的にも証
明されている。
【0011】さらに、複数の孔20を羽根体の全体につ
いて穿孔しておけば、流路断面全体について空気を流す
ので下流側の空気の偏流を防止することができる。ま
た、同時に上流側に乱流等が生じていても複数の孔20
で下流側に均一な空気を流してその流れを整流すること
ができ、従って、吹出口やダクト分岐の直前その他室内
負荷側に近接した場所でも使用することができる。さら
に、風量検知用のセンサを取り付ける場合には整流作用
があるのでダンパーの上流側に取り付けても検知精度が
高い。
いて穿孔しておけば、流路断面全体について空気を流す
ので下流側の空気の偏流を防止することができる。ま
た、同時に上流側に乱流等が生じていても複数の孔20
で下流側に均一な空気を流してその流れを整流すること
ができ、従って、吹出口やダクト分岐の直前その他室内
負荷側に近接した場所でも使用することができる。さら
に、風量検知用のセンサを取り付ける場合には整流作用
があるのでダンパーの上流側に取り付けても検知精度が
高い。
【0012】実施例において複数の孔20は円形孔であ
り、羽根体14の全体に分布して開孔されている。この
複数の孔20の数や孔形状は任意で良く、さらに孔と孔
の配置間隔も任意に設定して良い。これらの孔20の全
体の流路断面に対する割合である開口率を大きく取るよ
うにすると、消音効果は高るなるが、空気流量の制御特
性との関係があるからこれらを考慮して設定すれば良
い。
り、羽根体14の全体に分布して開孔されている。この
複数の孔20の数や孔形状は任意で良く、さらに孔と孔
の配置間隔も任意に設定して良い。これらの孔20の全
体の流路断面に対する割合である開口率を大きく取るよ
うにすると、消音効果は高るなるが、空気流量の制御特
性との関係があるからこれらを考慮して設定すれば良
い。
【0013】前記複数孔の径はできるだけ複数種類につ
いて異なる孔径としても良いし、同じ孔形のものを均一
にあるいはランダムにあるいは種々の形態で配置しても
良い。
いて異なる孔径としても良いし、同じ孔形のものを均一
にあるいはランダムにあるいは種々の形態で配置しても
良い。
【0014】実施例においては図示していないが回転軸
18の端部側に手動ハンドルを接続しても良いし、ま
た、駆動モータの出力側に接続しても良い。羽根体の形
状は、楕円型、角型、その他任意の形状の羽根体として
も良く、また、図8に示すように角型の多翼型ダンパー
としても良い。また、羽根板には例えばフェルト布を接
着させたり、植毛加工を施すこことにより、より高い消
音作用を行わせるようにしても良い。このような完全に
流路を閉塞しない羽根体を有するダンパーは、例えば室
内の天井吹出口の直前等に好適に設置使用できる。吹出
口そのものは完全に閉塞すること自体がまれであり、む
しろ天井内等のダクトの分岐部等で他の流量制御ダンパ
ーあるいは気密ダンパー等で開閉制御を行うのが通常で
あることから、ほとんどないといえる。そして、このよ
うな吹出口の直前でのある程度の風量制御を行う際に風
切り音が生じれば、室内に直接的に影響が及ぼされ、使
用上の問題を生ずるものが、風量制御を行うときに、消
音効果により風切り音を発生させず、更に、吹出口にお
いて特に必要な室内への吹出し時の空気流の整流を実現
させることとなる。その他、必要に応じて空調ダクトや
その他の任意箇所に設置して用いても良い。
18の端部側に手動ハンドルを接続しても良いし、ま
た、駆動モータの出力側に接続しても良い。羽根体の形
状は、楕円型、角型、その他任意の形状の羽根体として
も良く、また、図8に示すように角型の多翼型ダンパー
としても良い。また、羽根板には例えばフェルト布を接
着させたり、植毛加工を施すこことにより、より高い消
音作用を行わせるようにしても良い。このような完全に
流路を閉塞しない羽根体を有するダンパーは、例えば室
内の天井吹出口の直前等に好適に設置使用できる。吹出
口そのものは完全に閉塞すること自体がまれであり、む
しろ天井内等のダクトの分岐部等で他の流量制御ダンパ
ーあるいは気密ダンパー等で開閉制御を行うのが通常で
あることから、ほとんどないといえる。そして、このよ
うな吹出口の直前でのある程度の風量制御を行う際に風
切り音が生じれば、室内に直接的に影響が及ぼされ、使
用上の問題を生ずるものが、風量制御を行うときに、消
音効果により風切り音を発生させず、更に、吹出口にお
いて特に必要な室内への吹出し時の空気流の整流を実現
させることとなる。その他、必要に応じて空調ダクトや
その他の任意箇所に設置して用いても良い。
【0015】次に、上記した実施例の風量調整ダンパー
10の作用を説明すると、図3において、矢示方向から
空気が流れるとき、羽根体14は流路Pを全開した状態
にある。
10の作用を説明すると、図3において、矢示方向から
空気が流れるとき、羽根体14は流路Pを全開した状態
にある。
【0016】これから、流路Pを閉鎖すべく、例えば図
示しない駆動モータを駆動して羽根体14を回動させる
と、羽根体14は次第に流路Pを閉鎖する方向に変位す
る。このとき、複数の孔20により、複数個に分割形成
されたセル状の開口が形成されているので、この連通開
口から若干の空気流れfを下流側に流しながら羽根体1
4の本体部分の抵抗により風量を減少させる。そして、
図4の空気流路の全閉時には複数の孔の開口率により設
定される最も空気流量が少ない状態となる。そして、こ
のときも羽根体14が回動する途中の段階と同じように
若干の空気流れfが羽根体14の複数の孔18を通過し
て流れるので風切り音、その他の騒音の発生を効果的に
抑制することとなる。
示しない駆動モータを駆動して羽根体14を回動させる
と、羽根体14は次第に流路Pを閉鎖する方向に変位す
る。このとき、複数の孔20により、複数個に分割形成
されたセル状の開口が形成されているので、この連通開
口から若干の空気流れfを下流側に流しながら羽根体1
4の本体部分の抵抗により風量を減少させる。そして、
図4の空気流路の全閉時には複数の孔の開口率により設
定される最も空気流量が少ない状態となる。そして、こ
のときも羽根体14が回動する途中の段階と同じように
若干の空気流れfが羽根体14の複数の孔18を通過し
て流れるので風切り音、その他の騒音の発生を効果的に
抑制することとなる。
【0017】ここにおいて従来のメクラ板形式のバタフ
ライ羽根だと、流路全閉近くで大きな風切り音が生じて
いたものが、本願の多孔羽根では従来羽根の全閉に近づ
いた状態でも風切り音を生じさせることがないものであ
る。
ライ羽根だと、流路全閉近くで大きな風切り音が生じて
いたものが、本願の多孔羽根では従来羽根の全閉に近づ
いた状態でも風切り音を生じさせることがないものであ
る。
【0018】さらに、これによって、例えば上流側に取
り付けたセンサも偏流による影響を受けることなく、安
定的に実際の空気流に極めて近い空気流を忠実に検知
し、反映させ得ることとなる。更に、これによって、目
標値に極めて近い精度の高い風量調整が可能となり、特
に、近時のVAVシステム用のダンパーとしても用いか
たによっては有効に機能し得ることとなる。従って、従
来のバタフライ羽根のように流路内を急激に絞りながら
変位する際に生じさせる風切り音その他の騒音がなく、
従来に比較して同一条件下でも大幅に騒音量を抑制でき
ることととなる。
り付けたセンサも偏流による影響を受けることなく、安
定的に実際の空気流に極めて近い空気流を忠実に検知
し、反映させ得ることとなる。更に、これによって、目
標値に極めて近い精度の高い風量調整が可能となり、特
に、近時のVAVシステム用のダンパーとしても用いか
たによっては有効に機能し得ることとなる。従って、従
来のバタフライ羽根のように流路内を急激に絞りながら
変位する際に生じさせる風切り音その他の騒音がなく、
従来に比較して同一条件下でも大幅に騒音量を抑制でき
ることととなる。
【0019】次に、図5、図6、図7には、本発明の第
2実施例に係る風量調整ダンパー10が示されている。
図より明らかな様に、この風量調整ダンパー10では中
空円筒状のケーシング12内に支軸部22に支持されて
2個の半楕円状の羽根体14が開閉自在に設けられてい
る。
2実施例に係る風量調整ダンパー10が示されている。
図より明らかな様に、この風量調整ダンパー10では中
空円筒状のケーシング12内に支軸部22に支持されて
2個の半楕円状の羽根体14が開閉自在に設けられてい
る。
【0020】支軸部22はケーシング12に取り付けら
れた支軸24に2個の半楕円形状の羽根体14を所要の
摩擦抵抗で開閉できるように取り付けて構成されてい
る。すなわち、支軸24に2個の羽根体14の基部を蝶
番状に開閉し得るように取り付けている。また、この羽
根体の縁部にはダンパー羽根の設定開度位置で静止し得
るような円弧溝を備えたガイド部が突設され、これに係
止ピンが嵌合したガイド保持部26を備えている。これ
によっても、第1実施例と同様に常時少量の空気流れを
伴いながら、消音作用を維持しつつ風量制御を行い、同
時に整流を行って、下流負荷側等に通づる流路内流れの
偏流を効果的に抑制させることとなる。さらに、これに
よって、風量についてのセンサ検知精度を向上させるこ
とができる。
れた支軸24に2個の半楕円形状の羽根体14を所要の
摩擦抵抗で開閉できるように取り付けて構成されてい
る。すなわち、支軸24に2個の羽根体14の基部を蝶
番状に開閉し得るように取り付けている。また、この羽
根体の縁部にはダンパー羽根の設定開度位置で静止し得
るような円弧溝を備えたガイド部が突設され、これに係
止ピンが嵌合したガイド保持部26を備えている。これ
によっても、第1実施例と同様に常時少量の空気流れを
伴いながら、消音作用を維持しつつ風量制御を行い、同
時に整流を行って、下流負荷側等に通づる流路内流れの
偏流を効果的に抑制させることとなる。さらに、これに
よって、風量についてのセンサ検知精度を向上させるこ
とができる。
【0021】この第2実施例に係る風量調整ダンパー1
0は例えば図7のように室内吹出口の直上部に連通設置
されるチャンバボックスの入口接続口部分に取り付けら
れ、図5に示すように、例えば羽根体14の縁部に設け
た突片を把持して手動により直接羽根体部分を回動させ
て適宜の開度調整を行うこととなる。この第2実施例の
分割羽根体タイプのダンパーについても回動軸をモータ
等の原動機入力軸に連結させて駆動させるようにしても
良い。
0は例えば図7のように室内吹出口の直上部に連通設置
されるチャンバボックスの入口接続口部分に取り付けら
れ、図5に示すように、例えば羽根体14の縁部に設け
た突片を把持して手動により直接羽根体部分を回動させ
て適宜の開度調整を行うこととなる。この第2実施例の
分割羽根体タイプのダンパーについても回動軸をモータ
等の原動機入力軸に連結させて駆動させるようにしても
良い。
【0022】図9は吹出口のネック部あるいは上流側入
口直前にこの風量調整ダンパーを設置した状態を示す概
略説明図であり、この場合にはダンパーが前記したよう
な流量制御機能とともに、消音作用、整流作用、偏流防
止作用を有するのでチャンバボックスを吹出口直前に取
り付ける必要がなく、この風量調整ダンパーの機能を充
分に発揮させてより効果的に使用することができる。
口直前にこの風量調整ダンパーを設置した状態を示す概
略説明図であり、この場合にはダンパーが前記したよう
な流量制御機能とともに、消音作用、整流作用、偏流防
止作用を有するのでチャンバボックスを吹出口直前に取
り付ける必要がなく、この風量調整ダンパーの機能を充
分に発揮させてより効果的に使用することができる。
【0023】実施例のように半楕円に限ることなく、半
円形状として流路内壁にストッパを設ける構造としても
良い。またこのような分割羽根は四角形の分割羽根構造
としても良い。また、軸受部分あるいは蝶番部分はその
他任意構成で良く、実施例に限定されるものではない。
また、気流方向に対する羽根体の取り付け方向は上流側
に向けて開閉するようにしても良いし、あるいは下流側
に向けて開閉する方式としても良い。
円形状として流路内壁にストッパを設ける構造としても
良い。またこのような分割羽根は四角形の分割羽根構造
としても良い。また、軸受部分あるいは蝶番部分はその
他任意構成で良く、実施例に限定されるものではない。
また、気流方向に対する羽根体の取り付け方向は上流側
に向けて開閉するようにしても良いし、あるいは下流側
に向けて開閉する方式としても良い。
【0024】本発明の風量調整ダンパーにおいては、上
記実施例構成に限られるものではなく、特許請求の範囲
に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において任意の
改変を加えても良いものである。
記実施例構成に限られるものではなく、特許請求の範囲
に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において任意の
改変を加えても良いものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の風量調
整ダンパーによれば、内部に風の流路を形成するケーシ
ングと、このケーシング内に回動自在に軸支され該流路
を開閉する羽根体と、を備え、この羽根体には複数の孔
が穿孔されているので、羽根の開度を変化させる場合に
も複数の孔を連通させてこの開口から複数個の多数に分
割された空気流を流すので風切り音その他の騒音の発生
を防止し得ると共に、羽根板の全体面から空気流を流す
ことにより閉鎖方向回動時の偏流を生じさせないばかり
でなく、整流を行って下流側へ均一な空気を流すことが
できる。従って、吹出口等の負荷に近い空調機器に近接
して配置することができ、この種の空調ダンパーの用途
を大幅に広げることが可能である。更に、偏流を生じさ
せないので上流側に取り付けられる風速センサの検知精
度が大幅に向上し、センサそのものも流路断面全体を検
出するために複数個設ける必要がなく、単に1個のセン
サのみで精度の高い風速の検出が可能であり、センサ費
用、その取り付け費用などを節約できるという効果を奏
する。
整ダンパーによれば、内部に風の流路を形成するケーシ
ングと、このケーシング内に回動自在に軸支され該流路
を開閉する羽根体と、を備え、この羽根体には複数の孔
が穿孔されているので、羽根の開度を変化させる場合に
も複数の孔を連通させてこの開口から複数個の多数に分
割された空気流を流すので風切り音その他の騒音の発生
を防止し得ると共に、羽根板の全体面から空気流を流す
ことにより閉鎖方向回動時の偏流を生じさせないばかり
でなく、整流を行って下流側へ均一な空気を流すことが
できる。従って、吹出口等の負荷に近い空調機器に近接
して配置することができ、この種の空調ダンパーの用途
を大幅に広げることが可能である。更に、偏流を生じさ
せないので上流側に取り付けられる風速センサの検知精
度が大幅に向上し、センサそのものも流路断面全体を検
出するために複数個設ける必要がなく、単に1個のセン
サのみで精度の高い風速の検出が可能であり、センサ費
用、その取り付け費用などを節約できるという効果を奏
する。
【図1】本発明の第1実施例に係る風量調整ダンパーの
一部破断斜視説明図である。
一部破断斜視説明図である。
【図2】同実施例の羽根体を流路正面側から見た平面図
である。
である。
【図3】同実施例の風量調整ダンパーの作用説明図であ
る。
る。
【図4】同実施例の風量調整ダンパーの作用説明図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例に係る風量調整ダンパーの
概略要部説明を兼ねた作用説明図である。
概略要部説明を兼ねた作用説明図である。
【図6】その横断面作用説明図である。
【図7】その設置使用状態の説明図である。
【図8】角型多翼ダンパーに構成した場合の斜視説明図
である。
である。
【図9】従来のダンパーの概略構成説明図である。
10 風量調整ダンパー 12 ケーシング 14 羽根体 16 軸受 18 回転軸 20 孔 22 支軸部 24 支軸部 26 保持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る風量調整ダンパーの
一部破断斜視説明図である。
一部破断斜視説明図である。
【図2】同実施例の羽根体を流路正面側から見た平面図
である。
である。
【図3】同実施例の風量調整ダンパーの作用説明図であ
る。
る。
【図4】同実施例の風量調整ダンパーの作用説明図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例に係る風量調整ダンパーの
概略要部説明を兼ねた作用説明図である。
概略要部説明を兼ねた作用説明図である。
【図6】その横断面作用説明図である。
【図7】その設置使用状態の説明図である。
【図8】角型翼ダンパーに構成した場合の斜視説明図で
ある。
ある。
【図9】実施例の風量調整ダンパーの設置状態を示す概
略説明図である。
略説明図である。
【図10】従来の風量調整ダンパーの概略断面説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 10 風量調整ダンパー 12 ケーシング 14 羽根体 16 軸受 18 回転軸 20 孔 22 支軸部 24 支軸 26 保持部
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に風の流路を形成するケーシング
と、 このケーシング内に回動自在に軸支され該流路を開閉す
る羽根体と、を備え、 この羽根体には複数の孔が穿孔されていることを特徴と
する風量調整ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15234895A JPH08327132A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 風量調整ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15234895A JPH08327132A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 風量調整ダンパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08327132A true JPH08327132A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15538584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15234895A Pending JPH08327132A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 風量調整ダンパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08327132A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001079762A1 (en) * | 2000-04-19 | 2001-10-25 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner |
| WO2014017190A1 (ja) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機 |
| CN104121634A (zh) * | 2013-04-27 | 2014-10-29 | 广东松下环境系统有限公司 | 空气净化装置 |
| CN104764161A (zh) * | 2015-03-31 | 2015-07-08 | 广州华凌制冷设备有限公司 | 空调器的控制方法 |
| CN104764096A (zh) * | 2015-03-31 | 2015-07-08 | 广州华凌制冷设备有限公司 | 柜式空调器 |
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| CN105202905A (zh) * | 2015-09-13 | 2015-12-30 | 杨峥雄 | 一种可导流式阀门及调节方法 |
| CN106642619A (zh) * | 2016-11-26 | 2017-05-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 扫风叶片组件、空气调节装置及其控制方法 |
| CN107674688A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-02-09 | 宣化钢铁集团有限责任公司 | 一种焦炉交换开闭器风门开度调节装置 |
| CN104791949B (zh) * | 2015-04-03 | 2018-06-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器的无风控制方法 |
| CN109724101A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-07 | 台州发电厂 | 一种连杆传动执行机构预防死区装置 |
| CN110621941A (zh) * | 2017-03-13 | 2019-12-27 | 克兰茨有限责任公司 | 置换排气口 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP15234895A patent/JPH08327132A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN107674688A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-02-09 | 宣化钢铁集团有限责任公司 | 一种焦炉交换开闭器风门开度调节装置 |
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