JPH08327669A - 光磁界センサ - Google Patents
光磁界センサInfo
- Publication number
- JPH08327669A JPH08327669A JP7133528A JP13352895A JPH08327669A JP H08327669 A JPH08327669 A JP H08327669A JP 7133528 A JP7133528 A JP 7133528A JP 13352895 A JP13352895 A JP 13352895A JP H08327669 A JPH08327669 A JP H08327669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- magnetic field
- total reflection
- reflection prism
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】挿入損失が小さく且つ安価な光磁界センサを提
供すること。 【構成】光源1から出射した光は光ファイバ2,レンズ
3,全反射プリズム12,偏光ガラス14を通過して磁
気光学素子6に入射する。磁気光学素子6を通過すると
き被測定磁界の強さに応じて旋光を受け、偏光ガラス1
5を通過したあと全反射プリズム12,レンズ8,光フ
ァイバ9を経て被測定磁界の強さに応じた強度の光が光
検出器10に入射し、光電変換されて信号処理回路11
に伝えられる。全反射プリズム12,偏光ガラス14,
磁気光学素子6,偏光ガラス15,全反射プリズム12
は接着剤16,17,18,19によって接着され、界
面d,eには無反射膜が施されているが、界面a,b,
c,f,g,hには無反射膜は施されていない。
供すること。 【構成】光源1から出射した光は光ファイバ2,レンズ
3,全反射プリズム12,偏光ガラス14を通過して磁
気光学素子6に入射する。磁気光学素子6を通過すると
き被測定磁界の強さに応じて旋光を受け、偏光ガラス1
5を通過したあと全反射プリズム12,レンズ8,光フ
ァイバ9を経て被測定磁界の強さに応じた強度の光が光
検出器10に入射し、光電変換されて信号処理回路11
に伝えられる。全反射プリズム12,偏光ガラス14,
磁気光学素子6,偏光ガラス15,全反射プリズム12
は接着剤16,17,18,19によって接着され、界
面d,eには無反射膜が施されているが、界面a,b,
c,f,g,hには無反射膜は施されていない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気光学素子のファラ
デー効果を利用して磁界強度を測定する光磁界センサに
関するものであり、特に、電力を供給する送電線及び配
電線や、受変電設備(以下、キュービクルという),G
IS(GAS INSULATED SWITCH GEAR) 等の電線の周囲に発
生する磁界の強度を測定することによって電流の大きさ
を検知する場合に用いて好適な光磁界センサに関する。
デー効果を利用して磁界強度を測定する光磁界センサに
関するものであり、特に、電力を供給する送電線及び配
電線や、受変電設備(以下、キュービクルという),G
IS(GAS INSULATED SWITCH GEAR) 等の電線の周囲に発
生する磁界の強度を測定することによって電流の大きさ
を検知する場合に用いて好適な光磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、送電線や配電線に流れる電流
の大きさを測定して異常を発見する電流センサや、キュ
ービクル,GIS内において使用されている電流センサ
としては、トランス型のものが用いられてきた。しかし
ながら、トランス型の電流センサは、大型且つ大重量で
あって絶縁性も良くないなど種々の問題点があるため、
最近ではそのような電流センサに代えて光磁界センサを
用いる計画が進められている。
の大きさを測定して異常を発見する電流センサや、キュ
ービクル,GIS内において使用されている電流センサ
としては、トランス型のものが用いられてきた。しかし
ながら、トランス型の電流センサは、大型且つ大重量で
あって絶縁性も良くないなど種々の問題点があるため、
最近ではそのような電流センサに代えて光磁界センサを
用いる計画が進められている。
【0003】光磁界センサを用いる場合には、導体例え
ば送電線に流れる電流によりその周囲に発生する磁界
を、磁気光学材料が有するファラデー効果を利用して測
定し、その測定された磁界からそこに流れている電流値
を求めるようにするが、この場合の特徴としては、高耐
圧,高絶縁性,非接触,小型軽量であって、高圧側に電
源や電気回路が不要なことなどを挙げることができる。
ば送電線に流れる電流によりその周囲に発生する磁界
を、磁気光学材料が有するファラデー効果を利用して測
定し、その測定された磁界からそこに流れている電流値
を求めるようにするが、この場合の特徴としては、高耐
圧,高絶縁性,非接触,小型軽量であって、高圧側に電
源や電気回路が不要なことなどを挙げることができる。
【0004】このような光磁界センサの基本構成を図5
を用いて説明する。光源1から出射した光は、光ファイ
バ2,レンズ3,偏光子4を経て直線偏光となった後、
半波長板5を通過して磁気光学素子6に入射する。直線
偏光となった光は、磁気光学素子6を通過するとき被測
定磁界(以下、磁界と略称する)の強さに応じて旋光を
受け、検光子7を通過したあと磁界の強さに対応した強
度となってレンズ8で集光され、光ファイバ9に入射す
る。
を用いて説明する。光源1から出射した光は、光ファイ
バ2,レンズ3,偏光子4を経て直線偏光となった後、
半波長板5を通過して磁気光学素子6に入射する。直線
偏光となった光は、磁気光学素子6を通過するとき被測
定磁界(以下、磁界と略称する)の強さに応じて旋光を
受け、検光子7を通過したあと磁界の強さに対応した強
度となってレンズ8で集光され、光ファイバ9に入射す
る。
【0005】光ファイバ9に入射した光は、光検出器1
0に導かれて光電変換される。その後、信号処理回路1
1によって交流成分と直流成分に分けられ、割り算器に
より交流電圧成分を直流電圧成分で除算された値が出力
される。このようにして計算された実効値をもって被測
定磁界を表す。ここで、交流電圧成分を直流電圧成分で
除算した値を検出する理由は、光源1の出射光強度の変
動及び光ファイバ2,9の揺れ等による光量の変動を消
去して所望の磁界を検出することができるためである。
0に導かれて光電変換される。その後、信号処理回路1
1によって交流成分と直流成分に分けられ、割り算器に
より交流電圧成分を直流電圧成分で除算された値が出力
される。このようにして計算された実効値をもって被測
定磁界を表す。ここで、交流電圧成分を直流電圧成分で
除算した値を検出する理由は、光源1の出射光強度の変
動及び光ファイバ2,9の揺れ等による光量の変動を消
去して所望の磁界を検出することができるためである。
【0006】上記の構成において、光源1には発光ダイ
オード或いはレーザダイオードを用いることが考えられ
る。しかし、レーザダイオードから出射される光は略直
線偏光であるため、光ファイバ2を通過するときに、光
ファイバ2に生じた応力誘起複屈折により偏光面が変化
してしまい、偏光子4を通過した光の強度が不安定にな
るという問題点がある。従って、光源1には無偏光の光
を出射する発光ダイオードが用いられる。
オード或いはレーザダイオードを用いることが考えられ
る。しかし、レーザダイオードから出射される光は略直
線偏光であるため、光ファイバ2を通過するときに、光
ファイバ2に生じた応力誘起複屈折により偏光面が変化
してしまい、偏光子4を通過した光の強度が不安定にな
るという問題点がある。従って、光源1には無偏光の光
を出射する発光ダイオードが用いられる。
【0007】また、半波長板5を用いている理由は、偏
光面を45度回転させ、偏光子4と検光子7の相対主軸
角を45度として、光磁界センサの感度を最大とするた
めである。また、磁界と磁気光学材料6を通過する光の
進路とは平行である。尚、この場合には半波長板5と磁
気光学材料6は配置を入れ換えても特性上大きな問題は
ない。
光面を45度回転させ、偏光子4と検光子7の相対主軸
角を45度として、光磁界センサの感度を最大とするた
めである。また、磁界と磁気光学材料6を通過する光の
進路とは平行である。尚、この場合には半波長板5と磁
気光学材料6は配置を入れ換えても特性上大きな問題は
ない。
【0008】図5においては偏光子4及び検光子7に偏
光ビームスプリッタを用いているが、この偏光ビームス
プリッタに代えて偏光ガラスを用いることもある。その
ように構成した場合の一例が図6に示されており、第1
の偏光ガラス14と第2の偏光ガラス15の相対主軸角
を45度に配置することによって、図1における半波長
板5を除去するようにしている。また、一般には光路を
90度曲げることが多いため、この図6に示した例にお
いては全反射プリズム12,13が用いられている。
光ビームスプリッタを用いているが、この偏光ビームス
プリッタに代えて偏光ガラスを用いることもある。その
ように構成した場合の一例が図6に示されており、第1
の偏光ガラス14と第2の偏光ガラス15の相対主軸角
を45度に配置することによって、図1における半波長
板5を除去するようにしている。また、一般には光路を
90度曲げることが多いため、この図6に示した例にお
いては全反射プリズム12,13が用いられている。
【0009】このような構成の光磁界センサに用いられ
る磁気光学素子6用の材料としては、鉛ガラス,ZnS
e,BGO,BSO等の常磁性材料、又は反磁性材料が
あるが、最近では上記したように送電線,配電線の電流
計測、GIS,キュービクル内の計器用変流器にも光磁
界センサを用いる計画が積極的に進められており、光磁
界センサに対し高感度化、小型化、低価格化が要求され
ているために、量産性が高く磁気感度の高い磁性ガーネ
ットやBi置換の磁性ガーネットを用いた光磁界センサ
の開発が行われるようになってきた。
る磁気光学素子6用の材料としては、鉛ガラス,ZnS
e,BGO,BSO等の常磁性材料、又は反磁性材料が
あるが、最近では上記したように送電線,配電線の電流
計測、GIS,キュービクル内の計器用変流器にも光磁
界センサを用いる計画が積極的に進められており、光磁
界センサに対し高感度化、小型化、低価格化が要求され
ているために、量産性が高く磁気感度の高い磁性ガーネ
ットやBi置換の磁性ガーネットを用いた光磁界センサ
の開発が行われるようになってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な光磁界センサにおいては、光検出器による光電変換後
のS/N比を高める必要があるが、そのためには各光学
系における挿入損失をできるだけ小さくすることが重要
である。挿入損失を低減する場合には、通常、全反射プ
リズムや偏光ガラスなどの光学面に対空気用の無反射膜
を真空蒸着によって施すようにするのが普通であるが、
上記のような光磁界センサの全光学部品に対しそのよう
な加工方法を施すと、製造コストが高くなってしまうた
め、この点の改善が光磁界センサの低コスト化にとって
大きな問題点の一つとなっていた。尚、ここで挿入損失
とは、各光学部品の光吸収や回折による避けることので
きない損失を除いた、各光学部品の界面における反射損
失を意味する。
な光磁界センサにおいては、光検出器による光電変換後
のS/N比を高める必要があるが、そのためには各光学
系における挿入損失をできるだけ小さくすることが重要
である。挿入損失を低減する場合には、通常、全反射プ
リズムや偏光ガラスなどの光学面に対空気用の無反射膜
を真空蒸着によって施すようにするのが普通であるが、
上記のような光磁界センサの全光学部品に対しそのよう
な加工方法を施すと、製造コストが高くなってしまうた
め、この点の改善が光磁界センサの低コスト化にとって
大きな問題点の一つとなっていた。尚、ここで挿入損失
とは、各光学部品の光吸収や回折による避けることので
きない損失を除いた、各光学部品の界面における反射損
失を意味する。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、偏
光ガラスと全反射プリズムの光学面に無反射膜を施すこ
となく、挿入損失が小さく且つ安価な光磁界センサを提
供することである。
めになされたものであり、その目的とするところは、偏
光ガラスと全反射プリズムの光学面に無反射膜を施すこ
となく、挿入損失が小さく且つ安価な光磁界センサを提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明は、光源と、第1全反射プリズム
と、偏光子と、磁気光学素子と、検光子と、第2全反射
プリズムと、光検出器と、信号処理回路とを有する光磁
界センサにおいて、該第1全反射プリズムと、該偏光子
と、該磁気光学素子と、該検光子と、該第2全反射プリ
ズムの光学面が接着剤で張り合わされている構成とす
る。
成するために、本発明は、光源と、第1全反射プリズム
と、偏光子と、磁気光学素子と、検光子と、第2全反射
プリズムと、光検出器と、信号処理回路とを有する光磁
界センサにおいて、該第1全反射プリズムと、該偏光子
と、該磁気光学素子と、該検光子と、該第2全反射プリ
ズムの光学面が接着剤で張り合わされている構成とす
る。
【0013】また、好ましくは、上記の光磁界センサに
おいて、前記接着剤の屈折率が略1.43以上であって
且つ略1.595以下であるようにする。更に、好まし
くは、上記の光磁界センサにおいて、前記偏光子と前記
検光子が各々偏光ガラスであり、前記磁気光学素子が磁
性ガーネットであるようにする。
おいて、前記接着剤の屈折率が略1.43以上であって
且つ略1.595以下であるようにする。更に、好まし
くは、上記の光磁界センサにおいて、前記偏光子と前記
検光子が各々偏光ガラスであり、前記磁気光学素子が磁
性ガーネットであるようにする。
【0014】
【実施例】本発明の実施例の具体的な構成とその試験結
果を図1乃至図4を用いて説明する。図1は実際に試作
した光磁界センサの構成を示しており、図中の符号は図
6に示したものと同じものには同じ符号を用いてある。
そこで、先ず、この試作した実施例の構成を具体的に説
明する。光源1は波長が0.85μmの発光ダイオード
であり、光検出器10はSiダイオードである。光ファ
イバ2,9はマルチモードファイバであり、レンズ3,
8は夫々セルフォクレンズである。
果を図1乃至図4を用いて説明する。図1は実際に試作
した光磁界センサの構成を示しており、図中の符号は図
6に示したものと同じものには同じ符号を用いてある。
そこで、先ず、この試作した実施例の構成を具体的に説
明する。光源1は波長が0.85μmの発光ダイオード
であり、光検出器10はSiダイオードである。光ファ
イバ2,9はマルチモードファイバであり、レンズ3,
8は夫々セルフォクレンズである。
【0015】また、偏光子と検光子には夫々コーニング
社製の偏光ガラス(商品名、ポーラコア)14,15を
用いた。磁気光学素子6は(YbTbBi)3 Fe5 O
12の磁性ガーネットであり、全反射プリズム12,13
は夫々ガラス製の三角形プリズムである。偏光ガラス1
4,15を偏光面の相対角度が45度となるようにして
配置したあと、全反射プリズム12,偏光ガラス14,
磁気光学素子6,偏光ガラス15,全反射プリズム13
は上記した波長0.85μmの光に対して屈折率1.5
1を有する接着剤16,17,18,19によって接着
されている。
社製の偏光ガラス(商品名、ポーラコア)14,15を
用いた。磁気光学素子6は(YbTbBi)3 Fe5 O
12の磁性ガーネットであり、全反射プリズム12,13
は夫々ガラス製の三角形プリズムである。偏光ガラス1
4,15を偏光面の相対角度が45度となるようにして
配置したあと、全反射プリズム12,偏光ガラス14,
磁気光学素子6,偏光ガラス15,全反射プリズム13
は上記した波長0.85μmの光に対して屈折率1.5
1を有する接着剤16,17,18,19によって接着
されている。
【0016】偏光ガラス14,15の両光学面と全反射
プリズム12,13の接着面には無反射膜を施していな
いが、磁気光学素子6の両光学面には、屈折率が1.5
1の接着剤に対する無反射膜を、また、レンズ3,8の
両光学面と全反射プリズム12,13のレンズ側の光学
面には、空気に対する無反射膜を施してあり、夫々の無
反射膜は波長0.85μmの光に対して無反射となって
いる。尚、予め、全反射プリズム12,13と偏光ガラ
ス14,15に接着剤を用いず各光学面に無反射膜を施
した場合における挿入損失の総和を調べてみたところ約
0.02dBであった。
プリズム12,13の接着面には無反射膜を施していな
いが、磁気光学素子6の両光学面には、屈折率が1.5
1の接着剤に対する無反射膜を、また、レンズ3,8の
両光学面と全反射プリズム12,13のレンズ側の光学
面には、空気に対する無反射膜を施してあり、夫々の無
反射膜は波長0.85μmの光に対して無反射となって
いる。尚、予め、全反射プリズム12,13と偏光ガラ
ス14,15に接着剤を用いず各光学面に無反射膜を施
した場合における挿入損失の総和を調べてみたところ約
0.02dBであった。
【0017】そこで、上記のようにして作製された本実
施例の光磁界センサに対しても、光の損失のうち、各光
学部品の光吸収や回折による不可避な損失を除き、反射
によって生じる挿入損失を調べてみたところ、0.02
dB以下の結果が得られた。尚、各光学部品をこのよう
に接着剤で接着しても光磁界センサの感度,精度面に対
する悪影響は全くなく、従来通りの性能を得ることがで
きた。このように、本実施例によれば、偏光ガラスと全
反射プリズムの光学面に無反射膜を施さなくても挿入損
失が充分に小さくなっており、また、二つの偏光ガラス
の各両光学面、及び各全反射プリズムの偏光ガラス側の
面の計6面の無反射処理を省略することができるため、
従来に比べ低価格化が可能となる。
施例の光磁界センサに対しても、光の損失のうち、各光
学部品の光吸収や回折による不可避な損失を除き、反射
によって生じる挿入損失を調べてみたところ、0.02
dB以下の結果が得られた。尚、各光学部品をこのよう
に接着剤で接着しても光磁界センサの感度,精度面に対
する悪影響は全くなく、従来通りの性能を得ることがで
きた。このように、本実施例によれば、偏光ガラスと全
反射プリズムの光学面に無反射膜を施さなくても挿入損
失が充分に小さくなっており、また、二つの偏光ガラス
の各両光学面、及び各全反射プリズムの偏光ガラス側の
面の計6面の無反射処理を省略することができるため、
従来に比べ低価格化が可能となる。
【0018】次に、接着剤の屈折率について考察した結
果を説明する。図1において、接着剤16,17,1
8,19が関係する界面は、全反射プリズム12,13
と接着剤16,19との界面a,h、偏光ガラス14,
15と接着剤16,17,18,19との界面b,c,
f,g、磁気光学素子(磁性ガーネット)6と接着剤1
7,18との界面d,eの計8面である。
果を説明する。図1において、接着剤16,17,1
8,19が関係する界面は、全反射プリズム12,13
と接着剤16,19との界面a,h、偏光ガラス14,
15と接着剤16,17,18,19との界面b,c,
f,g、磁気光学素子(磁性ガーネット)6と接着剤1
7,18との界面d,eの計8面である。
【0019】このうち、先ず、全反射プリズムと接着剤
との界面a,h、及び偏光ガラスと接着剤との界面b,
c,f,gについて考える。全反射プリズムと偏光ガラ
スの屈折率は、近赤外の波長領域(0.8〜1.6μ
m)で殆ど変化せず両者共に1.51程度である。そこ
で、0.85μmの波長の光に対して屈折率の異なる接
着剤を用意し、全反射プリズムに各々の接着剤を付け、
挿入損失を求めた結果を図2に示してある。同様にし
て、偏光ガラスの場合を図3に示してある。これらの図
から分かるように、全反射プリズムと偏光ガラスの屈折
率が略同じであるため、同じ屈折率の接着剤に対する挿
入損失は略一致している。
との界面a,h、及び偏光ガラスと接着剤との界面b,
c,f,gについて考える。全反射プリズムと偏光ガラ
スの屈折率は、近赤外の波長領域(0.8〜1.6μ
m)で殆ど変化せず両者共に1.51程度である。そこ
で、0.85μmの波長の光に対して屈折率の異なる接
着剤を用意し、全反射プリズムに各々の接着剤を付け、
挿入損失を求めた結果を図2に示してある。同様にし
て、偏光ガラスの場合を図3に示してある。これらの図
から分かるように、全反射プリズムと偏光ガラスの屈折
率が略同じであるため、同じ屈折率の接着剤に対する挿
入損失は略一致している。
【0020】全反射プリズムと接着剤との界面は2面、
偏光ガラスと接着剤との界面は4面であるため、図2の
挿入損失の2倍と、図3の挿入損失の4倍との和が、界
面a,b,c,f,g,hにおける挿入損失の総和とな
る。それを示したのが図4である。この図4から、上記
6界面の挿入損失の総和を、接着剤を用いず且つ該界面
に無反射膜を施した場合の総和である上記した0.02
dB以下にするためには、接着剤の屈折率を1.43以
上1.595以下の範囲にすればよいことが分かる。
偏光ガラスと接着剤との界面は4面であるため、図2の
挿入損失の2倍と、図3の挿入損失の4倍との和が、界
面a,b,c,f,g,hにおける挿入損失の総和とな
る。それを示したのが図4である。この図4から、上記
6界面の挿入損失の総和を、接着剤を用いず且つ該界面
に無反射膜を施した場合の総和である上記した0.02
dB以下にするためには、接着剤の屈折率を1.43以
上1.595以下の範囲にすればよいことが分かる。
【0021】尚、接着剤を用いずに全反射プリズムと偏
光ガラスを空間的配置とし、しかも上記6界面に無反射
膜を施さない場合には、該6界面の挿入損失の総和が
1.10dBであったので、それに対しては1dB以上
も低減することができていることになる。また、図2乃
至図4は波長0.85μmの場合を示したものである
が、全反射プリズムと偏光ガラスの屈折率は近赤外の波
長領域では殆ど変化しないため、上記波長領域内であれ
ば光源光がどの様な波長の光であっても、屈折率が上記
の範囲である接着剤を用いることによって挿入損失を
0.02dB以下にすることが可能である。
光ガラスを空間的配置とし、しかも上記6界面に無反射
膜を施さない場合には、該6界面の挿入損失の総和が
1.10dBであったので、それに対しては1dB以上
も低減することができていることになる。また、図2乃
至図4は波長0.85μmの場合を示したものである
が、全反射プリズムと偏光ガラスの屈折率は近赤外の波
長領域では殆ど変化しないため、上記波長領域内であれ
ば光源光がどの様な波長の光であっても、屈折率が上記
の範囲である接着剤を用いることによって挿入損失を
0.02dB以下にすることが可能である。
【0022】次に、磁気光学素子6と接着剤17,18
との界面d,eについて考える。磁気光学素子6として
用いた磁性ガーネットの屈折率は、近赤外の波長領域で
は2.2〜2.3程度であるため、上記のように屈折率
が1.43以上1.595以下の接着剤を用いたのでは
磁性ガーネットと接着剤の屈折率の整合が取れず、反射
損失が生じてしまう。
との界面d,eについて考える。磁気光学素子6として
用いた磁性ガーネットの屈折率は、近赤外の波長領域で
は2.2〜2.3程度であるため、上記のように屈折率
が1.43以上1.595以下の接着剤を用いたのでは
磁性ガーネットと接着剤の屈折率の整合が取れず、反射
損失が生じてしまう。
【0023】そこで、磁性ガーネットと接着剤の屈折率
を整合させるためには、接着剤の屈折率を磁性ガーネッ
トの屈折率に整合させる必要があるが、実際にはそのよ
うな高い屈折率を有する接着剤が存在しない。従って、
光磁界センサの挿入損失を低減させるためには、偏光ガ
ラスと磁性ガーネット間の接着剤は偏光ガラスの屈折率
に合わせて1.43以上1.595以下の範囲の屈折率
とし、磁性ガーネットには対接着剤用の無反射膜を施す
ことが必要となる。このような実情から、上記の実施例
においては、磁気光学素子6の両光学面に、屈折率が
1.51の接着剤に対する無反射膜を施している。
を整合させるためには、接着剤の屈折率を磁性ガーネッ
トの屈折率に整合させる必要があるが、実際にはそのよ
うな高い屈折率を有する接着剤が存在しない。従って、
光磁界センサの挿入損失を低減させるためには、偏光ガ
ラスと磁性ガーネット間の接着剤は偏光ガラスの屈折率
に合わせて1.43以上1.595以下の範囲の屈折率
とし、磁性ガーネットには対接着剤用の無反射膜を施す
ことが必要となる。このような実情から、上記の実施例
においては、磁気光学素子6の両光学面に、屈折率が
1.51の接着剤に対する無反射膜を施している。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、偏光ガ
ラスと全反射プリズムの光学面に無反射膜を施さなくて
も挿入損失が充分に小さくなっており、また、二つの偏
光ガラスの各両光学面、及び各全反射プリズムの偏光ガ
ラス側の面の計6面の無反射処理を省略することができ
るため、従来に比べ低価格化が可能となる。
ラスと全反射プリズムの光学面に無反射膜を施さなくて
も挿入損失が充分に小さくなっており、また、二つの偏
光ガラスの各両光学面、及び各全反射プリズムの偏光ガ
ラス側の面の計6面の無反射処理を省略することができ
るため、従来に比べ低価格化が可能となる。
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】本実施例の全反射プリズムと接着剤との間にお
ける挿入損失と、接着剤の屈折率との関係を示す図であ
る。
ける挿入損失と、接着剤の屈折率との関係を示す図であ
る。
【図3】本実施例の偏光ガラスと接着剤との間における
挿入損失と、接着剤の屈折率との関係を示す図である。
挿入損失と、接着剤の屈折率との関係を示す図である。
【図4】本実施例の界面a,b,c,f,g,hにおけ
る挿入損失の総和と、接着剤の屈折率との関係を示す図
である。
る挿入損失の総和と、接着剤の屈折率との関係を示す図
である。
【図5】従来の光磁界センサの構成図である。
【図6】従来の光磁界センサの他の構成図である。
1 光源 2,9 光ファイバ 3,8 レンズ 4 偏光子 5 半波長板 6 磁気光学素子 7 検光子 10 光検出器 11 信号処理回路 12,13 全反射プリズム 14,15 偏光ガラス 16,17,18,19 接着剤 a,h 全反射プリズムと接着剤と
の界面 b,c,f,g 偏光ガラスと接着剤との界
面 d,e 磁気光学素子と接着剤との
界面
の界面 b,c,f,g 偏光ガラスと接着剤との界
面 d,e 磁気光学素子と接着剤との
界面
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と、第1全反射プリズムと、偏光子
と、磁気光学素子と、検光子と、第2全反射プリズム
と、光検出器と、信号処理回路とを有する光磁界センサ
において、該第1全反射プリズムと、該偏光子と、該磁
気光学素子と、該検光子と、該第2全反射プリズムの光
学面が接着剤で張り合わされていることを特徴とする光
磁界センサ。 - 【請求項2】 前記接着剤の屈折率が略1.43以上で
あって且つ略1.595以下であることを特徴とする請
求項1に記載の光磁界センサ。 - 【請求項3】 前記偏光子と前記検光子が各々偏光ガラ
スであり、前記磁気光学素子が磁性ガーネットであるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の光磁界センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7133528A JPH08327669A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 光磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7133528A JPH08327669A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 光磁界センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08327669A true JPH08327669A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15106906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7133528A Pending JPH08327669A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 光磁界センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08327669A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004072671A1 (en) * | 2003-02-13 | 2004-08-26 | Lee, Hun-Su | Optical magnetic field sensor and optical magnetic field measurement apparatus using the same |
| CN103604973A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-02-26 | 北京交通大学 | 一种利用光环路镜为反射元件的全光纤电流传感器 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7133528A patent/JPH08327669A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004072671A1 (en) * | 2003-02-13 | 2004-08-26 | Lee, Hun-Su | Optical magnetic field sensor and optical magnetic field measurement apparatus using the same |
| CN103604973A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-02-26 | 北京交通大学 | 一种利用光环路镜为反射元件的全光纤电流传感器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Ning et al. | Recent progress in optical current sensing techniques | |
| JP2818300B2 (ja) | 温度補償を行った光学的交流測定方法及びこの方法を実施する装置 | |
| EP0587708B1 (en) | Determination of induced change of polarization state of light | |
| US6534977B1 (en) | Methods and apparatus for optically measuring polarization rotation of optical wavefronts using rare earth iron garnets | |
| US6756781B2 (en) | Sensor for optically measuring magnetic fields | |
| JP2663999B2 (ja) | 温度補償付き交番電流測定用の光学的測定方法及び該方法を実施するための装置 | |
| CN106526277B (zh) | 一种用于低压光学电流传感器的新型光路传感单元 | |
| US6114846A (en) | Optical measuring method and device for measuring a magnetic alternating field with an expanded measuring range and good linearity | |
| US6512357B2 (en) | Polarimetric sensor for the optical detection of a magnetic field and polarimetric sensor for the optical detection of an electric current | |
| CN101968508B (zh) | 全光纤电流传感器及其偏振态调节方法 | |
| JP2818301B2 (ja) | ファラデー効果を利用して2つの逆向きの光信号により電流を測定する方法および装置 | |
| CN105866506B (zh) | 一种利用磁光材料测量导体电流的装置及方法 | |
| KR960013755B1 (ko) | 광자계센서 | |
| CA2238971A1 (en) | Process and device for measuring a quantity, in particular an electric current, with a high measurement resolution | |
| JPH08327669A (ja) | 光磁界センサ | |
| JPH10227814A (ja) | ファラデー効果光ファイバを用いた電流計測装置 | |
| JP2000292459A (ja) | 光変流器 | |
| JP2001033492A (ja) | 光応用測定装置 | |
| JPS58140716A (ja) | 磁界−光変換器 | |
| JPH0980137A (ja) | 光磁界センサ | |
| JP3494525B2 (ja) | 光ファイバ電流計測装置 | |
| CN2181005Y (zh) | 光纤电流传感器 | |
| JPH09274056A (ja) | 光ファイバ電流計測装置 | |
| JPS5862571A (ja) | 光計測装置 | |
| JPH01292263A (ja) | 光ファイバ電流測定装置 |