JPH08328582A - ヒドン・マルコフ・モデルの学習方法 - Google Patents
ヒドン・マルコフ・モデルの学習方法Info
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- JPH08328582A JPH08328582A JP7136951A JP13695195A JPH08328582A JP H08328582 A JPH08328582 A JP H08328582A JP 7136951 A JP7136951 A JP 7136951A JP 13695195 A JP13695195 A JP 13695195A JP H08328582 A JPH08328582 A JP H08328582A
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- MQJKPEGWNLWLTK-UHFFFAOYSA-N Dapsone Chemical compound C1=CC(N)=CC=C1S(=O)(=O)C1=CC=C(N)C=C1 MQJKPEGWNLWLTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境依存型音素HMM(ヒドン・マルコフ
・モデル)の利点を維持ながら、学習データに偏りが少
なく、平滑化された環境依存型音素HMMの学習方法を
提供する。 【構成】 ステップ6で単語HMMを学習した後、それ
らをステップ7で環境依存型音素HMMに分解し、それ
ら環境依存型音素HMMをステップ9で再連結して単語
HMMを作る。このような学習、分解、連結学習を繰り
返すことによって環境依存型音素HMMを学習する。そ
の後、ステップ11で、環境依存型音素HMMでの学習
サンプル数が十分あったか否かを判定し、不十分だと判
定されたときのみ、ステップ12で、環境依存型音素H
MMの中心部分のとそれに対応する環境独立型音素HM
Mの相同部分のパラメータとを重み付き平均したパラメ
ータを求め、それを環境依存型音素HMMの中心部分の
パラメータに置換える。
・モデル)の利点を維持ながら、学習データに偏りが少
なく、平滑化された環境依存型音素HMMの学習方法を
提供する。 【構成】 ステップ6で単語HMMを学習した後、それ
らをステップ7で環境依存型音素HMMに分解し、それ
ら環境依存型音素HMMをステップ9で再連結して単語
HMMを作る。このような学習、分解、連結学習を繰り
返すことによって環境依存型音素HMMを学習する。そ
の後、ステップ11で、環境依存型音素HMMでの学習
サンプル数が十分あったか否かを判定し、不十分だと判
定されたときのみ、ステップ12で、環境依存型音素H
MMの中心部分のとそれに対応する環境独立型音素HM
Mの相同部分のパラメータとを重み付き平均したパラメ
ータを求め、それを環境依存型音素HMMの中心部分の
パラメータに置換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声認識方法等に用い
られるヒドン・マルコフ・モデル(以下、HMMとい
う)の学習方法に関するものである。
られるヒドン・マルコフ・モデル(以下、HMMとい
う)の学習方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;ザ・ベル・システム・テクニカル・ジャーナル
(The Bell System Technical Journal)、62「4」
(1983−4)American Telephoneand Telegraph Co
mpany,(米)、エス・イー・レビンソン(S.E .Levin
son)、エル・アール・ラビナー(L.R .Rabiner)、エ
ム・エム・ソンディ(M.M .Sondhi)共著「An Introdu
ction to the Application of the Theory of Probabil
istic Functions of a Markov Process to Automatic S
peech Recognition 」P.1035−1074 文献2;中川聖一著「確率モデルによる音声認識」(昭
63−7)、電子情報通信学会、P.55−61 音声認識技術には、古典的なパターン・マッチング手法
と統計的な手法とがあり、近年では後者が主流になりつ
つある。後者の統計的な手法では、確率的な有限状態を
持つマルコフ・モデルが提案されており、通常、HMM
と呼ばれている。一般に、HMMは、複数の状態(例え
ば、音声の特徴等)と状態間の遷移からなる。さらに、
HMMは、状態間の遷移を表す遷移確率と、遷移する際
に伴うラベル(音声の特徴パラメータの典型的なもの
で、通常数十から数千種類がある)を出力する出力確率
を有している。このようなHMMを用いた音声認識方法
が前記文献1に記載されており、その単語音声認識の例
を図2に示す。
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;ザ・ベル・システム・テクニカル・ジャーナル
(The Bell System Technical Journal)、62「4」
(1983−4)American Telephoneand Telegraph Co
mpany,(米)、エス・イー・レビンソン(S.E .Levin
son)、エル・アール・ラビナー(L.R .Rabiner)、エ
ム・エム・ソンディ(M.M .Sondhi)共著「An Introdu
ction to the Application of the Theory of Probabil
istic Functions of a Markov Process to Automatic S
peech Recognition 」P.1035−1074 文献2;中川聖一著「確率モデルによる音声認識」(昭
63−7)、電子情報通信学会、P.55−61 音声認識技術には、古典的なパターン・マッチング手法
と統計的な手法とがあり、近年では後者が主流になりつ
つある。後者の統計的な手法では、確率的な有限状態を
持つマルコフ・モデルが提案されており、通常、HMM
と呼ばれている。一般に、HMMは、複数の状態(例え
ば、音声の特徴等)と状態間の遷移からなる。さらに、
HMMは、状態間の遷移を表す遷移確率と、遷移する際
に伴うラベル(音声の特徴パラメータの典型的なもの
で、通常数十から数千種類がある)を出力する出力確率
を有している。このようなHMMを用いた音声認識方法
が前記文献1に記載されており、その単語音声認識の例
を図2に示す。
【0003】図2は、従来の音声認識方法に用いられる
単語HMMの構造例を示す図である。図2のS1 ,
S2 ,S3 ,S4 は、HMMにおける音声の特徴等の状
態を表し、a11,a12,a22,a23,a33,a34,
a44,a45は状態遷移確率、b1 (k),b2 (k),
b3 (k),b4 (k)はラベル出力確率を表してい
る。HMMでは、状態遷移確率aij(但し、i=1,
…,4、j=1,…,5)で状態遷移が行われる際、ラ
ベル出力確率bj (k)でラベルを出力する。発声され
た単語をHMMを用いて認識するには、まず、各単語に
対して用意された学習データを用いて、その単語のラベ
ル列を最も高い確率で出力するようにHMMを学習す
る。次に、発声された未知単語のラベル列を入力し、最
も高い出力確率を与えた単語HMMを認識結果とする。
この種の音声認識方法では、発声された単語そのものに
HMMを与えて学習し、尤度(即ち、ラベル列の出力確
率)によって認識結果を判断している。このような単語
HMMは優れた認識精度を保証するが、認識語彙数が増
大することによって、膨大な学習データが必要となる。
また、学習対象語以外の音声が全く認識できない等の欠
点もある。
単語HMMの構造例を示す図である。図2のS1 ,
S2 ,S3 ,S4 は、HMMにおける音声の特徴等の状
態を表し、a11,a12,a22,a23,a33,a34,
a44,a45は状態遷移確率、b1 (k),b2 (k),
b3 (k),b4 (k)はラベル出力確率を表してい
る。HMMでは、状態遷移確率aij(但し、i=1,
…,4、j=1,…,5)で状態遷移が行われる際、ラ
ベル出力確率bj (k)でラベルを出力する。発声され
た単語をHMMを用いて認識するには、まず、各単語に
対して用意された学習データを用いて、その単語のラベ
ル列を最も高い確率で出力するようにHMMを学習す
る。次に、発声された未知単語のラベル列を入力し、最
も高い出力確率を与えた単語HMMを認識結果とする。
この種の音声認識方法では、発声された単語そのものに
HMMを与えて学習し、尤度(即ち、ラベル列の出力確
率)によって認識結果を判断している。このような単語
HMMは優れた認識精度を保証するが、認識語彙数が増
大することによって、膨大な学習データが必要となる。
また、学習対象語以外の音声が全く認識できない等の欠
点もある。
【0004】一方、音声学では通常、音素と呼ばれる声
学的要素の系列で単語を表している。従って、音素ごと
にHMMを用意し、これらのHMMを連結して単語HM
Mを生成し、単語認識を行う方法もある。しかし、実際
に発声された単語音声においては、各々の音素は隣同士
の音素の影響を受け、特徴パラメータ(例えば、スペク
トル)が、かなり変形してしまう。このような調音結合
によるスペクトルの変形は、音素HMMで表現しきれな
いことがある。そのため、このような単純に音素HMM
を連結して単語を認識する方法では、認識率の低下が免
れない。このような調音結合による影響を除去するた
め、前後の音韻環境に依存する音素モデル、つまり、ダ
イフォン(diphone)とトライフォン(triphoen)が提案さ
れている。ここで言うダイフォンは、対象音素に対し
て、先行音素もしくは後続音素のどれかが既知である音
素を指し、トライフォンは先行音素と後続音素両方とも
既知である音素を指す。音声認識を行う際、ダイフォン
あるいはトライフォンHMMを用意し、これらのHMM
の連接によって単語HMMを構成し、単語認識を行うよ
うにしている。
学的要素の系列で単語を表している。従って、音素ごと
にHMMを用意し、これらのHMMを連結して単語HM
Mを生成し、単語認識を行う方法もある。しかし、実際
に発声された単語音声においては、各々の音素は隣同士
の音素の影響を受け、特徴パラメータ(例えば、スペク
トル)が、かなり変形してしまう。このような調音結合
によるスペクトルの変形は、音素HMMで表現しきれな
いことがある。そのため、このような単純に音素HMM
を連結して単語を認識する方法では、認識率の低下が免
れない。このような調音結合による影響を除去するた
め、前後の音韻環境に依存する音素モデル、つまり、ダ
イフォン(diphone)とトライフォン(triphoen)が提案さ
れている。ここで言うダイフォンは、対象音素に対し
て、先行音素もしくは後続音素のどれかが既知である音
素を指し、トライフォンは先行音素と後続音素両方とも
既知である音素を指す。音声認識を行う際、ダイフォン
あるいはトライフォンHMMを用意し、これらのHMM
の連接によって単語HMMを構成し、単語認識を行うよ
うにしている。
【0005】音韻環境依存型音素HMMは、音韻環境独
立型音素HMMに比べ、調音結合によるスペクトル変形
に伴う認識率の低下が回避できるが、モデル数が多いた
め、HMMを学習するには大量な学習データを用意しな
ければならない。その上、学習データに各々のトライフ
ォンあるいはダイフォンが存在する区間を示す情報(即
ち、ラベル情報)も用意しなければならない。しかも、
ラベル付け作業を行う場合、例えばコンピュータによる
自動作業では、満足のゆく精度が得られず、ほとんど手
作業でラベル付けを行っている。そこで、従来、ラベル
情報を要しない学習法が提案されている。この方法で
は、まず学習しやすい環境独立型音素HMMを用意す
る。そして、発声内容が既知でラベルが付かない単語
(又は文節もしくは文、以下同様)発声の学習データに
対して、先の環境独立型音素HMMを連結して単語HM
Mを構築し、これらの単語HMMを学習する。単語HM
Mの学習なので、単語境界(即ち、単語の始端と終端)
が分かれば、学習プロセスが実現できる。さらに、連結
と逆の手続きで、これらの単語HMMを分解し、環境依
存型音素HMMを生成する。学習精度を良くするため、
上述の連結学習、及び分解生成を繰り返すことによっ
て、近似的に環境依存型音素HMMを生成する。
立型音素HMMに比べ、調音結合によるスペクトル変形
に伴う認識率の低下が回避できるが、モデル数が多いた
め、HMMを学習するには大量な学習データを用意しな
ければならない。その上、学習データに各々のトライフ
ォンあるいはダイフォンが存在する区間を示す情報(即
ち、ラベル情報)も用意しなければならない。しかも、
ラベル付け作業を行う場合、例えばコンピュータによる
自動作業では、満足のゆく精度が得られず、ほとんど手
作業でラベル付けを行っている。そこで、従来、ラベル
情報を要しない学習法が提案されている。この方法で
は、まず学習しやすい環境独立型音素HMMを用意す
る。そして、発声内容が既知でラベルが付かない単語
(又は文節もしくは文、以下同様)発声の学習データに
対して、先の環境独立型音素HMMを連結して単語HM
Mを構築し、これらの単語HMMを学習する。単語HM
Mの学習なので、単語境界(即ち、単語の始端と終端)
が分かれば、学習プロセスが実現できる。さらに、連結
と逆の手続きで、これらの単語HMMを分解し、環境依
存型音素HMMを生成する。学習精度を良くするため、
上述の連結学習、及び分解生成を繰り返すことによっ
て、近似的に環境依存型音素HMMを生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
環境依存型音素HMM学習法では、次のような問題点が
あった。ある特定の環境依存型音素HMMに対して、そ
れに対応する音声データの数が場合によっては非常に限
られるため、上述のように学習して得た環境依存型音素
HMMは、性質が学習データに左右されやすい。即ち、
学習データに偏るおそれがある。前記の学習方法で環境
依存型音素HMMを学習し、特に少量の学習サンプルか
ら学習されたHMMに対して、環境依存型音素HMMの
中心部分のパラメータをそれに対応する環境独立型音素
HMMの中心部分のパラメータで置換えることも考えら
れる。これは、環境独立型音素HMMが大量の学習デー
タから学習しやすく、学習データへの偏りが少ないから
である。ところが、前記の置換え処理は、異なるHMM
から切り取った状態をそのまま連結するため、一部のモ
デルに見られるHMMパラメータに不連続が生じる現象
があり、HMMの精度が低下する恐れがある。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題として、置換え処理
の利点を維持しながらパラメータの不連続を防ぐ、環境
依存型音素HMMの学習方法を提供するものである。
環境依存型音素HMM学習法では、次のような問題点が
あった。ある特定の環境依存型音素HMMに対して、そ
れに対応する音声データの数が場合によっては非常に限
られるため、上述のように学習して得た環境依存型音素
HMMは、性質が学習データに左右されやすい。即ち、
学習データに偏るおそれがある。前記の学習方法で環境
依存型音素HMMを学習し、特に少量の学習サンプルか
ら学習されたHMMに対して、環境依存型音素HMMの
中心部分のパラメータをそれに対応する環境独立型音素
HMMの中心部分のパラメータで置換えることも考えら
れる。これは、環境独立型音素HMMが大量の学習デー
タから学習しやすく、学習データへの偏りが少ないから
である。ところが、前記の置換え処理は、異なるHMM
から切り取った状態をそのまま連結するため、一部のモ
デルに見られるHMMパラメータに不連続が生じる現象
があり、HMMの精度が低下する恐れがある。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題として、置換え処理
の利点を維持しながらパラメータの不連続を防ぐ、環境
依存型音素HMMの学習方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、環境依存
型音素HMMを学習するに際して、予め用意しておいた
環境独立型音素HMMを連結して単語(又は文節もしく
は文)HMMを構築する。そして前記単語(又は文節も
しくは文)HMMを学習する学習処理と、前記学習処理
後にその学習結果を環境依存型音素HMMに分解する分
解処理と、前記分解された環境依存型音素HMMを再連
結して単語(又は文節もしくは文)HMMを作る連結処
理とを用い、前記学習処理、分解処理及び連結処理を繰
り返すことによって前記環境依存型音素HMMを学習す
るHMMの学習方法において、次の手段を講じている。
即ち、この第1の発明は、前記環境依存型音素HMMの
学習に使われた学習サンプルの数を計数し、学習サンプ
ル数が不十分だと判断されたときのみ、前記繰り返しで
最後に分解された環境依存型音素HMMの中心部分のパ
ラメータを、該中心部分の環境依存型音素HMMのパラ
メータとそれに対応する前記環境独立型音素HMMの相
同部分のパラメータとを重み付き平均したパラメータで
置換え、偏りが無く且つ平滑化された前記環境依存型音
素HMMを学習するようにしている。
型音素HMMを学習するに際して、予め用意しておいた
環境独立型音素HMMを連結して単語(又は文節もしく
は文)HMMを構築する。そして前記単語(又は文節も
しくは文)HMMを学習する学習処理と、前記学習処理
後にその学習結果を環境依存型音素HMMに分解する分
解処理と、前記分解された環境依存型音素HMMを再連
結して単語(又は文節もしくは文)HMMを作る連結処
理とを用い、前記学習処理、分解処理及び連結処理を繰
り返すことによって前記環境依存型音素HMMを学習す
るHMMの学習方法において、次の手段を講じている。
即ち、この第1の発明は、前記環境依存型音素HMMの
学習に使われた学習サンプルの数を計数し、学習サンプ
ル数が不十分だと判断されたときのみ、前記繰り返しで
最後に分解された環境依存型音素HMMの中心部分のパ
ラメータを、該中心部分の環境依存型音素HMMのパラ
メータとそれに対応する前記環境独立型音素HMMの相
同部分のパラメータとを重み付き平均したパラメータで
置換え、偏りが無く且つ平滑化された前記環境依存型音
素HMMを学習するようにしている。
【0008】第2の発明は、第1の発明のHMMの学習
方法において、前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・
モデルの学習に使われた学習サンプルの数を計数し、学
習サンプル数が不十分だと判断されたときのみ、前記繰
り返しで最後に分解された環境依存型音素ヒドン・マル
コフ・モデルの周辺部分のパラメータを、該周辺部分の
環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルのパラメータ
とそれに対応する前記環境独立型音素ヒドン・マルコフ
・モデルの相同部分のパラメータとを前記中心部分のパ
ラメータとは独立の重み係数で重み付き平均したパラメ
ータで置換え、偏りが無く且つ平滑化された前記環境依
存型音素HMMを学習するようにしている。
方法において、前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・
モデルの学習に使われた学習サンプルの数を計数し、学
習サンプル数が不十分だと判断されたときのみ、前記繰
り返しで最後に分解された環境依存型音素ヒドン・マル
コフ・モデルの周辺部分のパラメータを、該周辺部分の
環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルのパラメータ
とそれに対応する前記環境独立型音素ヒドン・マルコフ
・モデルの相同部分のパラメータとを前記中心部分のパ
ラメータとは独立の重み係数で重み付き平均したパラメ
ータで置換え、偏りが無く且つ平滑化された前記環境依
存型音素HMMを学習するようにしている。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、以上のように、HMMの
学習方法を構成しているので、環境依存型音素HMMを
学習し終えた後、その環境依存型音素HMMの学習に使
われた学習サンプルの数が計数され、その数が十分でな
いと判断されると、最後に分解された環境依存型音素H
MMの中心部分のパラメータが、該中心部分の環境依存
型音素HMMのパラメータとそれに対応する環境独立型
音素HMMの相同部分のパラメータとを重み付き平均し
たパラメータで置換えられる。学習サンプルの数が十分
ある場合には、置換え処理が行われない。このように、
十分に学習されていない環境依存型音素HMMのみに対
して、中心部分のパラメータが置換えられるので、効率
の良い環境依存型音素HMMの学習が行えると共に、音
素定常部分の性質が保たれて学習データへの偏りが低減
する。また、中心部分の環境依存型音素HMMのパラメ
ータとそれに対応する環境独立型音素HMMの相同部分
のパラメータとを重み付き平均したパラメータで置換え
るので、環境依存型音素HMMの平滑化をすることがで
きる。
学習方法を構成しているので、環境依存型音素HMMを
学習し終えた後、その環境依存型音素HMMの学習に使
われた学習サンプルの数が計数され、その数が十分でな
いと判断されると、最後に分解された環境依存型音素H
MMの中心部分のパラメータが、該中心部分の環境依存
型音素HMMのパラメータとそれに対応する環境独立型
音素HMMの相同部分のパラメータとを重み付き平均し
たパラメータで置換えられる。学習サンプルの数が十分
ある場合には、置換え処理が行われない。このように、
十分に学習されていない環境依存型音素HMMのみに対
して、中心部分のパラメータが置換えられるので、効率
の良い環境依存型音素HMMの学習が行えると共に、音
素定常部分の性質が保たれて学習データへの偏りが低減
する。また、中心部分の環境依存型音素HMMのパラメ
ータとそれに対応する環境独立型音素HMMの相同部分
のパラメータとを重み付き平均したパラメータで置換え
るので、環境依存型音素HMMの平滑化をすることがで
きる。
【0010】第2の発明によれば、第1の発明のHMM
の学習方法で実施される環境依存型音素HMMの中心部
分の置換えに加え、環境依存型音素HMMの周辺部分の
パラメータについても、置換えが行われる。周辺部分の
環境依存型音素HMMのパラメータとそれに対応する環
境独立型音素HMMの相同部分のパラメータとを重み付
き平均したパラメータが求められ、環境依存型音素HM
Mの周辺部分のパラメータが置換えられる。ここで、中
心部分のパラメータに対する重み係数と周辺部分のパラ
メータに対する重み係数は独立であり、各重み付き平均
を自由に制御することができる。よって、環境依存型音
素HMMの学習データへの偏りを取り除きながら、中心
部分と周辺部分のパラメータにおける不連続を平滑化で
きる。従って、前記課題を解決できるのである。
の学習方法で実施される環境依存型音素HMMの中心部
分の置換えに加え、環境依存型音素HMMの周辺部分の
パラメータについても、置換えが行われる。周辺部分の
環境依存型音素HMMのパラメータとそれに対応する環
境独立型音素HMMの相同部分のパラメータとを重み付
き平均したパラメータが求められ、環境依存型音素HM
Mの周辺部分のパラメータが置換えられる。ここで、中
心部分のパラメータに対する重み係数と周辺部分のパラ
メータに対する重み係数は独立であり、各重み付き平均
を自由に制御することができる。よって、環境依存型音
素HMMの学習データへの偏りを取り除きながら、中心
部分と周辺部分のパラメータにおける不連続を平滑化で
きる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0011】
【実施例】第1の実施例 図1は本発明の第1の実施例を示すHMMの学習方法の
処理内容のフローチャート、図3(a),(b)は図1
中のステップ12の処理説明図である。これらの図を参
照しつつ、本実施例のHMMの学習方法を説明する。本
実施例のHMM学習方法では、例えば、プログラム制御
されるコンピュータを用いて、図1のステップ1〜13
の処理が実行される。先ず、ステップ1で学習が開始さ
れると、ステップ2において、学習データの音声信号
(例えば、単語音声として単語akaiとsakae)が入力さ
れ、ステップ3の前処理へ進む。ステップ3の前処理で
は、例えば、入力されたアナログ音声信号をアナログ/
デジタル変換(以下、A/D変換という)によってデジ
タル信号に変換し、LPC(Linear Predictive Codin
g、線形予測符号化)分析によるLPCケプストラムの
抽出等により、音声特徴パラメータを抽出し、ステップ
5へ進む。
処理内容のフローチャート、図3(a),(b)は図1
中のステップ12の処理説明図である。これらの図を参
照しつつ、本実施例のHMMの学習方法を説明する。本
実施例のHMM学習方法では、例えば、プログラム制御
されるコンピュータを用いて、図1のステップ1〜13
の処理が実行される。先ず、ステップ1で学習が開始さ
れると、ステップ2において、学習データの音声信号
(例えば、単語音声として単語akaiとsakae)が入力さ
れ、ステップ3の前処理へ進む。ステップ3の前処理で
は、例えば、入力されたアナログ音声信号をアナログ/
デジタル変換(以下、A/D変換という)によってデジ
タル信号に変換し、LPC(Linear Predictive Codin
g、線形予測符号化)分析によるLPCケプストラムの
抽出等により、音声特徴パラメータを抽出し、ステップ
5へ進む。
【0012】環境独立型音素HMM辞書4には、例え
ば、日本語音素(約30〜40種類)のHMMが格納さ
れている。いわゆる環境独立型というのは、その音素の
前後の音素が未知であることを指す。これを、例えば次
のように表す。 (*)a(*) (*)i(*) (*)u(*) (*)e(*) (*)o(*) (*)k(*) (*)s(*) (*)t(*)・ ・・ ステップ5では、入力された単語の音素列表現と、環境
独立型音素HMM辞書4を参照しながら、上述の環境独
立型音素HMMを、例えば次式(1)のように連結して
単語HMMを生成する。 連結 単語akaiのHMM ← ( *) a( *) +( *) k( *) +( *) a( *) +( *) i( *) 連結 単語sakae のHMM ← ( *) s( *) +( *) a( *) +( *) k( *) +( *) a( *) +( *) e( *) ・・・(1) 但し、“十”;HMMの連結を意味する。
ば、日本語音素(約30〜40種類)のHMMが格納さ
れている。いわゆる環境独立型というのは、その音素の
前後の音素が未知であることを指す。これを、例えば次
のように表す。 (*)a(*) (*)i(*) (*)u(*) (*)e(*) (*)o(*) (*)k(*) (*)s(*) (*)t(*)・ ・・ ステップ5では、入力された単語の音素列表現と、環境
独立型音素HMM辞書4を参照しながら、上述の環境独
立型音素HMMを、例えば次式(1)のように連結して
単語HMMを生成する。 連結 単語akaiのHMM ← ( *) a( *) +( *) k( *) +( *) a( *) +( *) i( *) 連結 単語sakae のHMM ← ( *) s( *) +( *) a( *) +( *) k( *) +( *) a( *) +( *) e( *) ・・・(1) 但し、“十”;HMMの連結を意味する。
【0013】次に、ステップ6では、ステップ2で入力
された単語音声を用いて上述の単語HMMのパラメータ
を推定する(HMMの学習)。HMMパラメータの推定
には、例えば前記文献2に記載されたBaum-Welch(B-W)
アルゴリズムを用いる。このB−Wアルゴリズムでは、
例えば、観測ラベル系列O=o1 ,o2 ,…,oT 及び
状態系列I=i1 ,i2 ,…,iT に対して、次式
(2)のように、前向き変数αt (i)と後向き変数β
t (i)を定義する。 αt (i)=Pr(o1 ,o2 ,…,ot |it =si ) βt (i)=Pr(ot+1 ,ot+2 ,…,oT |it =si ) ・・・(2) そして、状態遷移確率aijとラベル出力確率bj (k)
を次式(3)のように推定する。
された単語音声を用いて上述の単語HMMのパラメータ
を推定する(HMMの学習)。HMMパラメータの推定
には、例えば前記文献2に記載されたBaum-Welch(B-W)
アルゴリズムを用いる。このB−Wアルゴリズムでは、
例えば、観測ラベル系列O=o1 ,o2 ,…,oT 及び
状態系列I=i1 ,i2 ,…,iT に対して、次式
(2)のように、前向き変数αt (i)と後向き変数β
t (i)を定義する。 αt (i)=Pr(o1 ,o2 ,…,ot |it =si ) βt (i)=Pr(ot+1 ,ot+2 ,…,oT |it =si ) ・・・(2) そして、状態遷移確率aijとラベル出力確率bj (k)
を次式(3)のように推定する。
【0014】
【数1】 このように単語HMMを学習し終えると、ステップ7で
は、例えば次式(4)のように、単語HMMを環境依存
型音素HMMに分解する。 分解 単語HMM akai → ( 0) a( k) ;( a) k( a) ;( k) a( i) ;( a) i( 0) 分解 単語HMM sakae → ( 0) s( a) ;( s) a( k) ;( a) k( a) ;( k) a( e) ;( a) e( 0) ・・・(4) これらの環境依存型音素HMMを環境依存型音素HMM
辞書8に保存する。このとき、(a)k(a)というH
MMが2つあるので、次式(5)のように、その平均を
取り、環境依存型音素HMM辞書8に保存する。
は、例えば次式(4)のように、単語HMMを環境依存
型音素HMMに分解する。 分解 単語HMM akai → ( 0) a( k) ;( a) k( a) ;( k) a( i) ;( a) i( 0) 分解 単語HMM sakae → ( 0) s( a) ;( s) a( k) ;( a) k( a) ;( k) a( e) ;( a) e( 0) ・・・(4) これらの環境依存型音素HMMを環境依存型音素HMM
辞書8に保存する。このとき、(a)k(a)というH
MMが2つあるので、次式(5)のように、その平均を
取り、環境依存型音素HMM辞書8に保存する。
【0015】
【数2】 ステップ10では、ある基準で上述の環境依存型音素H
MMが収束したかどうかを判別し、もし収束していなけ
れば、ステップ9で次式(6)のように、ステップ7で
分解した環境依存型音素HMMを連結して単語HMMを
再構成し、ステップ6の単語HMMの学習へ戻り、上述
の学習処理と分解処理を繰り返す。
MMが収束したかどうかを判別し、もし収束していなけ
れば、ステップ9で次式(6)のように、ステップ7で
分解した環境依存型音素HMMを連結して単語HMMを
再構成し、ステップ6の単語HMMの学習へ戻り、上述
の学習処理と分解処理を繰り返す。
【0016】 連結 単語akaiのHMM ← ( 0) a( k) +( a) k( a) +( k) a( i) +( a) i( 0) 連結 単語sakae のHMM ← ( 0) s( a) +( s) a( k) +( a) k( a) +( k) a( e) +( a) e( 0) ・・・(6) これに対し、ステップ10の判別の結果、もし収束して
いたら(即ち、環境依存型音素HMMパラメータの前回
の値と今回の値との差が充分に小さければ)、学習ルー
プを終え、ステップ11で、該当する環境依存型音素H
MMの学習に使われた学習サンプル数が十分であるか否
かを判別する。学習サンプル数が十分であれば、そのま
まステップ13で学習を終了する。学習サンプル数が十
分でなければ、ステップ12で、環境依存型音素HMM
の中心部分のパラメータに対する置換を行う。例えば、
ステップ12において、環境依存型音素HMMの各状態
のパラメータはaij(i=1、・・・、44;j=1、
・・・、5)とし、bj (k)(j=1、・・・、4)
とし、環境独立型音素HMMの各状態のパラメータはa
ij 0(i=1、・・・、4;j=1、・・・、5)、bj0
(k)(j=1、・・・、4)とすると、新しい環境依
存型音素HMMの各状態のパラメータにおいて、a11,
a12,a44,a45とb1 (k),b4(k)は変化しな
い。そして、パラメータa22,a23,a33,a34とb2
(k),b3 (k)は、次式(7)〜(12)で重み付
き平均されたパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a34 とb2
(k),b3 (k)と置換えられる。なお、式(7)〜
(12)におけるαは重み係数であり、0と1の間の値
をとる。αの値は、実験的に求められた最適値が使用さ
れてもよいし、また、学習サンプル数に基づいて、クラ
ス分けした値を用いてもよい。 a22 =α×a22+(1−α)×a22 0 ・・・(7) a23 =α×a23+(1−α)×a23 0 ・・・(8) a33 =α×a33+(1−α)×a33 0 ・・・(9) a34 =α×a34+(1−α)×a34 0 ・・・(10) b2 (k)=α×b2 (k)+(1−α)×b2 0 (k)・・・(11) b3 (k)=α×b3 (k)+(1−α)×b3 0 (k)・・・(12) 以上のように、この第1の実施例では、次のような利点
がある。
いたら(即ち、環境依存型音素HMMパラメータの前回
の値と今回の値との差が充分に小さければ)、学習ルー
プを終え、ステップ11で、該当する環境依存型音素H
MMの学習に使われた学習サンプル数が十分であるか否
かを判別する。学習サンプル数が十分であれば、そのま
まステップ13で学習を終了する。学習サンプル数が十
分でなければ、ステップ12で、環境依存型音素HMM
の中心部分のパラメータに対する置換を行う。例えば、
ステップ12において、環境依存型音素HMMの各状態
のパラメータはaij(i=1、・・・、44;j=1、
・・・、5)とし、bj (k)(j=1、・・・、4)
とし、環境独立型音素HMMの各状態のパラメータはa
ij 0(i=1、・・・、4;j=1、・・・、5)、bj0
(k)(j=1、・・・、4)とすると、新しい環境依
存型音素HMMの各状態のパラメータにおいて、a11,
a12,a44,a45とb1 (k),b4(k)は変化しな
い。そして、パラメータa22,a23,a33,a34とb2
(k),b3 (k)は、次式(7)〜(12)で重み付
き平均されたパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a34 とb2
(k),b3 (k)と置換えられる。なお、式(7)〜
(12)におけるαは重み係数であり、0と1の間の値
をとる。αの値は、実験的に求められた最適値が使用さ
れてもよいし、また、学習サンプル数に基づいて、クラ
ス分けした値を用いてもよい。 a22 =α×a22+(1−α)×a22 0 ・・・(7) a23 =α×a23+(1−α)×a23 0 ・・・(8) a33 =α×a33+(1−α)×a33 0 ・・・(9) a34 =α×a34+(1−α)×a34 0 ・・・(10) b2 (k)=α×b2 (k)+(1−α)×b2 0 (k)・・・(11) b3 (k)=α×b3 (k)+(1−α)×b3 0 (k)・・・(12) 以上のように、この第1の実施例では、次のような利点
がある。
【0017】本実施例では、図1のステップ10で、環
境依存型音素HMMを学習し終えた後、ステップ11
で、該当する環境依存型音素HMMの学習に使われた学
習サンプルの数が十分あったか否かを判別し、その学習
サンプル数が少なければ、ステップ12において、中心
部分のパラメータa22,a23,a33,a34とb
2 (k),b3 (k)を、それら中心部分の環境依存型
音素HMMの各パラメータとそれに対応する前記環境独
立型音素HMMの相同部分のパラメータa22 0 ,
a23 0 ,a33 0 ,a34 0 とb2 0 (k),b3 0 (k)
とを重み付き平均したパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a
34 とb2 (k),b3 (k)を求めて置換える。一方ス
テップ12で、学習サンプル数が十分あったと判定され
れば、学習した環境依存型音素HMMをそのまま利用す
る。よって、従来の環境依存型音素HMMの長所を損な
うことなく、学習データへの偏りを低減でき、かつパラ
メータの平滑化を図ることが可能となり、高精度の音声
認識が可能となる。
境依存型音素HMMを学習し終えた後、ステップ11
で、該当する環境依存型音素HMMの学習に使われた学
習サンプルの数が十分あったか否かを判別し、その学習
サンプル数が少なければ、ステップ12において、中心
部分のパラメータa22,a23,a33,a34とb
2 (k),b3 (k)を、それら中心部分の環境依存型
音素HMMの各パラメータとそれに対応する前記環境独
立型音素HMMの相同部分のパラメータa22 0 ,
a23 0 ,a33 0 ,a34 0 とb2 0 (k),b3 0 (k)
とを重み付き平均したパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a
34 とb2 (k),b3 (k)を求めて置換える。一方ス
テップ12で、学習サンプル数が十分あったと判定され
れば、学習した環境依存型音素HMMをそのまま利用す
る。よって、従来の環境依存型音素HMMの長所を損な
うことなく、学習データへの偏りを低減でき、かつパラ
メータの平滑化を図ることが可能となり、高精度の音声
認識が可能となる。
【0018】第2の実施例 図4は、本発明の第2の実施例を示すHMMの学習方法
の処理内容のフローチャートであり、図1と共通する処
理については、共通の符号が付されている。本実施例の
HMM学習方法では、例えば、プログラム制御されるコ
ンピュータを用いて、図4のステップ1〜13及びステ
ップ20の処理が実行される。即ち、環境依存型音素H
MMの学習に使用された学習サンプル数が、十分である
か否かの判別するまでの処理は、第1の実施例と同様の
ステップ1〜11で行われる。学習サンプル数が十分で
あれば、そのまま、ステップ13で学習を終了する。学
習サンプル数が不十分の場合、処理はステップ20に進
む。ステップ20において、環境依存型音素HMMの中
心部分のパラメータと周辺部分のパラメータに対する置
換を行う。置換前の環境依存型音素HMMの各状態のパ
ラメータはaij(i=1、・・・、44;j=1、・・
・、5)、bj (k)(j=1、・・・、4)とし、環
境独立型音素HMMの各状態のパラメータをaij 0(i=
1、・・・、4;j=1、・・・、5)、bj0(k)
(j=1、・・・、4)とすると、新しい環境依存型音
素HMMの各状態のパラメータは、それぞれ次式(1
3)〜(24)で求められ、これらがaij及びb
j (k)とそれぞれ置換えられて、ステップ13で学習
を終了する。
の処理内容のフローチャートであり、図1と共通する処
理については、共通の符号が付されている。本実施例の
HMM学習方法では、例えば、プログラム制御されるコ
ンピュータを用いて、図4のステップ1〜13及びステ
ップ20の処理が実行される。即ち、環境依存型音素H
MMの学習に使用された学習サンプル数が、十分である
か否かの判別するまでの処理は、第1の実施例と同様の
ステップ1〜11で行われる。学習サンプル数が十分で
あれば、そのまま、ステップ13で学習を終了する。学
習サンプル数が不十分の場合、処理はステップ20に進
む。ステップ20において、環境依存型音素HMMの中
心部分のパラメータと周辺部分のパラメータに対する置
換を行う。置換前の環境依存型音素HMMの各状態のパ
ラメータはaij(i=1、・・・、44;j=1、・・
・、5)、bj (k)(j=1、・・・、4)とし、環
境独立型音素HMMの各状態のパラメータをaij 0(i=
1、・・・、4;j=1、・・・、5)、bj0(k)
(j=1、・・・、4)とすると、新しい環境依存型音
素HMMの各状態のパラメータは、それぞれ次式(1
3)〜(24)で求められ、これらがaij及びb
j (k)とそれぞれ置換えられて、ステップ13で学習
を終了する。
【0019】環境依存型音素HMMの中心部分のパラメ
ータa22,a23,a33,a34とb2(k),b3 (k)
は、(13)〜(18)で求められた重み付き平均され
たパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a34 とb2 (k),b
3 (k)と置換えられる。 a22 =α×a22+(1−α)×a22 0 ・・・(13) a23 =α×a23+(1−α)×a23 0 ・・・(14) a33 =α×a33+(1−α)×a33 0 ・・・(15) a34 =α×a34+(1−α)×a34 0 ・・・(16) b2 (k)=α×b2 (k)+(1−α)×b2 0 (k)・・・(17) b3 (k)=α×b3 (k)+(1−α)×b3 0 (k)・・・(18) 環境依存型音素HMMの周辺部分のパラメータa11,a
12,a44,a45とb1(k),b4 (k)は、(19)
〜(24)で求められた重み付き平均されたパラメータ
a11 ,a12 ,a44 ,a45 とb1 (k),b4 (k)と置
換えられる。 a11 =β×a11+(1−β)×a11 0 ・・・(19) a12 =β×a12+(1−β)×a12 0 ・・・(20) a44 =β×a44+(1−β)×a44 0 ・・・(21) a45 =β×a45+(1−β)×a45 0 ・・・(22) b1 (k)=β×b1 (k)+(1−β)×b1 0 (k)・・・(23) b4 (k)=β×b4 (k)+(1−β)×b4 0 (k)・・・(24) (13)〜(24)におけるαとβは、重み係数であ
り、互いに独立して0から1の間の値をとる。α及びβ
の値は、実験的に求められた最適値が使用されてもよい
し、また、学習サンプル数に基づいて、クラス分けした
値を用いるようにしてもよい。
ータa22,a23,a33,a34とb2(k),b3 (k)
は、(13)〜(18)で求められた重み付き平均され
たパラメータa22 ,a23 ,a33 ,a34 とb2 (k),b
3 (k)と置換えられる。 a22 =α×a22+(1−α)×a22 0 ・・・(13) a23 =α×a23+(1−α)×a23 0 ・・・(14) a33 =α×a33+(1−α)×a33 0 ・・・(15) a34 =α×a34+(1−α)×a34 0 ・・・(16) b2 (k)=α×b2 (k)+(1−α)×b2 0 (k)・・・(17) b3 (k)=α×b3 (k)+(1−α)×b3 0 (k)・・・(18) 環境依存型音素HMMの周辺部分のパラメータa11,a
12,a44,a45とb1(k),b4 (k)は、(19)
〜(24)で求められた重み付き平均されたパラメータ
a11 ,a12 ,a44 ,a45 とb1 (k),b4 (k)と置
換えられる。 a11 =β×a11+(1−β)×a11 0 ・・・(19) a12 =β×a12+(1−β)×a12 0 ・・・(20) a44 =β×a44+(1−β)×a44 0 ・・・(21) a45 =β×a45+(1−β)×a45 0 ・・・(22) b1 (k)=β×b1 (k)+(1−β)×b1 0 (k)・・・(23) b4 (k)=β×b4 (k)+(1−β)×b4 0 (k)・・・(24) (13)〜(24)におけるαとβは、重み係数であ
り、互いに独立して0から1の間の値をとる。α及びβ
の値は、実験的に求められた最適値が使用されてもよい
し、また、学習サンプル数に基づいて、クラス分けした
値を用いるようにしてもよい。
【0020】以上のように、この第2の実施例では、環
境依存型音素HMMの中心部分だけでなく、周辺部分の
パラメータa11,a12,a44,a45とb1 (k),b4
(k)も、重み付き平均されたパラメータa11 ,a12 ,
a44 ,a45 とb1 (k),b 4 (k)と置換えられるよ
うにしているので、第1の実施例と同様に環境依存型音
素HMMの長所を損なうことなく、学習データへの偏り
を低減できると共に、周辺部分のパラメータと中心部分
のパラメータの間の平滑化を図ることが可能となり、さ
らに高精度の音声認識が可能となる。なお、本発明は、
上記実施例に限定されず種々の変形が可能である。例え
ば、上記第1及び第2の実施例では、図3に示す4状態
HMMを例として、HMMの学習方法を説明している
が、その他の状態数のHMMについても同様に適応可能
である。また、入力された単語音声に対するHMMの学
習方法について説明しているが、文節や文の音声が入力
された場合にも、同様にして環境依存型音素HMMの学
習することができる。
境依存型音素HMMの中心部分だけでなく、周辺部分の
パラメータa11,a12,a44,a45とb1 (k),b4
(k)も、重み付き平均されたパラメータa11 ,a12 ,
a44 ,a45 とb1 (k),b 4 (k)と置換えられるよ
うにしているので、第1の実施例と同様に環境依存型音
素HMMの長所を損なうことなく、学習データへの偏り
を低減できると共に、周辺部分のパラメータと中心部分
のパラメータの間の平滑化を図ることが可能となり、さ
らに高精度の音声認識が可能となる。なお、本発明は、
上記実施例に限定されず種々の変形が可能である。例え
ば、上記第1及び第2の実施例では、図3に示す4状態
HMMを例として、HMMの学習方法を説明している
が、その他の状態数のHMMについても同様に適応可能
である。また、入力された単語音声に対するHMMの学
習方法について説明しているが、文節や文の音声が入力
された場合にも、同様にして環境依存型音素HMMの学
習することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、環境依存型音素HMMを学習し終えた後、該
当する環境依存型音素HMMの学習に使われた学習サン
プルの数が十分あったか否かを判別し、その学習サンプ
ル数が少ないときのみ、環境依存型音素HMMの中心部
分のパラメータを、その中心部分の各パラメータとそれ
に対応する環境独立型音素HMMの相同部分のパラメー
タとを重み付き平均したパラメータで置換える。そのた
め、従来の環境依存型音素HMMの長所を損なうことな
く、学習データへの偏りを低減でき、かつパラメータの
平滑化を図ることが可能となり、高精度の音声認識が可
能となる。第2の発明によれば、第1の発明における置
換えに加え、さらに、環境依存型音素HMMの周辺部分
のパラメータを、該周辺部分のパラメータとそれに対応
する環境独立型音素HMMの相同部分のパラメータとを
重み付き平均したパラメータで置換える。これにより、
環境依存型音素HMMの周辺部分のパラメータと中心部
分のパラメータの間の不連続を解消することが可能とな
り、さらに高精度の音声認識が可能となる。
によれば、環境依存型音素HMMを学習し終えた後、該
当する環境依存型音素HMMの学習に使われた学習サン
プルの数が十分あったか否かを判別し、その学習サンプ
ル数が少ないときのみ、環境依存型音素HMMの中心部
分のパラメータを、その中心部分の各パラメータとそれ
に対応する環境独立型音素HMMの相同部分のパラメー
タとを重み付き平均したパラメータで置換える。そのた
め、従来の環境依存型音素HMMの長所を損なうことな
く、学習データへの偏りを低減でき、かつパラメータの
平滑化を図ることが可能となり、高精度の音声認識が可
能となる。第2の発明によれば、第1の発明における置
換えに加え、さらに、環境依存型音素HMMの周辺部分
のパラメータを、該周辺部分のパラメータとそれに対応
する環境独立型音素HMMの相同部分のパラメータとを
重み付き平均したパラメータで置換える。これにより、
環境依存型音素HMMの周辺部分のパラメータと中心部
分のパラメータの間の不連続を解消することが可能とな
り、さらに高精度の音声認識が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すHMMの学習方法
の処理内容のフローチャートである。
の処理内容のフローチャートである。
【図2】従来の音声認識方法に用いられる単語HMMの
構造例を示す図である。
構造例を示す図である。
【図3】図1中のステップ12の処理説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すHMMの学習方法
の処理内容のフローチャートである。
の処理内容のフローチャートである。
4 環境独立型音素HMM辞書 5 単語HMMの構成処理のステップ 6 単語HMMの学習処理のステップ 7 単語HMMを環境依存型音素HMMに分解する
分解処理のステップ 8 環境依存型音素HMM辞書 9 環境依存型音素HMMを連結して単語HMMを
再構成する連結学習処理のステップ 10 環境依存型音素HMMの収束判定処理のステッ
プ 11 学習サンプル数の判定処理のステップ 12 中心部分のパラメータの置換え処理のステップ 20 HMMのパラメータ(中心部分と周辺部分)の
置換え処理のステップ
分解処理のステップ 8 環境依存型音素HMM辞書 9 環境依存型音素HMMを連結して単語HMMを
再構成する連結学習処理のステップ 10 環境依存型音素HMMの収束判定処理のステッ
プ 11 学習サンプル数の判定処理のステップ 12 中心部分のパラメータの置換え処理のステップ 20 HMMのパラメータ(中心部分と周辺部分)の
置換え処理のステップ
Claims (2)
- 【請求項1】 環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデ
ルを学習するに際して、予め用意しておいた環境独立型
音素ヒドン・マルコフ・モデルを連結して単語、文節又
は文のうちのいずれか1つのヒドン・マルコフ・モデル
を構築し、 前記いずれか1つのヒドン・マルコフ・モデルを学習す
る学習処理と、前記学習処理後にその学習結果を環境依
存型音素ヒドン・マルコフ・モデルに分解する分解処理
と、前記分解された環境依存型音素ヒドン・マルコフ・
モデルを再連結して単語、文節又は文のうちのいずれか
1つのヒドン・マルコフ・モデルを作る連結処理とを用
い、前記学習処理、分解処理及び連結処理を繰り返すこ
とによって前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデ
ルを学習するヒドン・マルコフ・モデルの学習方法にお
いて、 前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルの学習に
使われた学習サンプルの数を計数し、学習サンプル数が
不十分だと判断されたときのみ、前記繰り返しで最後に
分解された環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルの
中心部分のパラメータを、該中心部分の環境依存型音素
ヒドン・マルコフ・モデルのパラメータとそれに対応す
る前記環境独立型音素ヒドン・マルコフ・モデルの相同
部分のパラメータとを重み付き平均したパラメータで置
換え、前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルを
学習することを特徴とするヒドン・マルコフ・モデルの
学習方法。 - 【請求項2】 前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・
モデルの学習に使われた学習サンプルの数を計数し、学
習サンプル数が不十分だと判断されたときのみ、前記繰
り返しで最後に分解された環境依存型音素ヒドン・マル
コフ・モデルの周辺部分のパラメータを、該周辺部分の
環境依存型音素ヒドン・マルコフ・モデルのパラメータ
とそれに対応する前記環境独立型音素ヒドン・マルコフ
・モデルの相同部分のパラメータとを前記中心部分のパ
ラメータとは独立の重み係数で重み付き平均したパラメ
ータで置換え、前記環境依存型音素ヒドン・マルコフ・
モデルを学習することを特徴とする請求項1記載のヒド
ン・マルコフ・モデルの学習方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7136951A JPH08328582A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヒドン・マルコフ・モデルの学習方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7136951A JPH08328582A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヒドン・マルコフ・モデルの学習方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08328582A true JPH08328582A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15187328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7136951A Withdrawn JPH08328582A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヒドン・マルコフ・モデルの学習方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08328582A (ja) |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP7136951A patent/JPH08328582A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |