JPH08328672A - 安定化直流電圧回路および該回路を付随したスイッチング電源 - Google Patents

安定化直流電圧回路および該回路を付随したスイッチング電源

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JPH08328672A
JPH08328672A JP13685695A JP13685695A JPH08328672A JP H08328672 A JPH08328672 A JP H08328672A JP 13685695 A JP13685695 A JP 13685695A JP 13685695 A JP13685695 A JP 13685695A JP H08328672 A JPH08328672 A JP H08328672A
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JP
Japan
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terminal
circuit
voltage
stabilizing circuit
current
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JP13685695A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kanegae
毅 鐘ヶ江
Taku Narita
卓 成田
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電圧リップル成分を低減する機能を有する回路
を提供する。 【構成】第1の端子と、第2の端子と、前記第1の端子
と前記第2の端子との間に接続された安定化回路とを備
える。安定化回路は、前記第1の端子に接続されたイン
ピーダンス素子と、該インピーダンス素子に直列に接続
され、電流制御端子を備えた電流制御素子30と、前記
第1の端子に接続された容量素子10と、該容量素子1
0と前記電流制御端子30との間に接続された反転増幅
器20とを有し、さらに、前記第2の端子に、前記電流
制御素子30が備える電流出力端子を接続した、直流電
圧安定化回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】接続する負荷の種類が変化して
も、出力電圧が変化しないように電圧リップル成分を低
減する機能を有する回路に係り、特に、構成が簡単で既
存の回路に容易に接続可能な回路に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、理想直流出力電圧(内部インピー
ダンスが「0」の理想的な直流電圧源の出力電圧)と、
現実の直流出力電圧とについて、比較して説明する。
【0003】理想直流出力電圧は、負荷の変動が生じて
も、即ち、出力電流が変動しても、変化しない。
【0004】図1において、Esは、内部インピーダン
ス「0」の理想直流電圧源、「Eout」は、出力電圧、
Rは、固定分(変動しない部分)の負荷抵抗、i(t)
は、負荷の変動分によって生じる出力電流の交流分であ
り、i(t)=I・sinωt、(ω=2πf、fは、
周波数)は、時間tで変化する電流源、IRは、負荷抵
抗Rに流れる電流、Ioutは、Esから流れる出力電流で
ある。
【0005】ここで、図1のような、電流源の等化回路
が得られる過程について、図11を参照して、説明す
る。図11は、理想電圧源の出力端子A、A’に、負荷
抵抗Rと可変抵抗Rtとを並列に接続した回路である。
可変抵抗の概念を導入したのは、負荷変動、即ち、各種
の負荷を接続することを想定するためである。
【0006】今、負荷抵抗R、可変抵抗Rtに流れる電
流を、IR、iRtとすると、オームの法則によって、IR
=Es/R、iRt=Es/Rtとなり、ここで、可変抵抗
が、例えば、時間tに対して、Rt=r/sinωtで
変化するとすれば、iRt=Essinωt/rとなる。
【0007】ここで、Es/r=Iとおけば、iRt=I
sinωtとなる。そして、iRtは、時間tの関数とな
るため、iRt=i(t)とすると、図11に示す回路の
等化回路が求められ、これが図1に示す回路となる。
【0008】なお、図2は、出力電流がEsから流れた
場合の電流と電圧の関係を示している。図1に示す回路
図から、以下の関係式が求まる。
【0009】すなわち、IR=Eout/R、Iout=IR+
i(t)、Eout=Esとなり、電流源i(t)の変化に
対して、出力電流Ioutも変化するが、出力電圧Eout
は、一定値Esのまま変化しない。これは、Esは、内部
インピーダンス「0」の理想直流電圧源だからである。
【0010】一方、現実の直流電圧源にはインピーダン
スが存在し、このインピーダンスをrとした場合の直流
出力電圧は、理想の直流電圧源Esと、インピーダンス
rとの直列接続で表現される。
【0011】図3において、a部はイ、ンピーダンスr
の直流電圧源、A、A’は、a部の出力端子、その他
は、図1と同様である。図3を参照する、下記の条件式
が求まる。
【0012】すなわち、Iout=IR+i(t)、IR=
Eout/R、Eout=Es−rIoutとなる。また、上式よ
り出力電圧は、Eout=(R/(r+R))(Es−rI
sinωt)となる。
【0013】ここで、r、R、Esは、一定値であるか
ら、変化電流であるi(t)による出力電圧、即ち、出
力電圧の交流分をe0(t)とすれば上式より、
【0014】
【数1】
【0015】但し、Z=(rR/(r+R))となる。
【0016】この電圧変動e0(t)が発生すると、負
荷側の装置に、誤動作等の悪影響を及ぼす場合があり、
問題となる。
【0017】そこで、従来、負荷電流変化に対する出力
電圧の変化を低減するために、次のような方法が用いら
れていた。
【0018】a.第1に、出力端子から電源側を見たイ
ンピーダンスrを小さくする方法である。
【0019】b.第2に、図3のA、A’端子間に、コ
ンデンサを設ける方法である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記a.の
方法としては、図4に示すように、直流電圧源と負荷と
の間に、シリーズレギュレータ(3端子レギュレータ)
を設けて、出力電圧の変化を低減する方法が一般的に採
用されている。なお、図4の回路は公知であるため、回
路の動作についての説明は省略する。
【0021】さて、図4に示すように、シリーズレギュ
レータを用いた回路においては、シリーズレギュレータ
による電力損失が問題となる。損失電力をPとすると、
P=Iout・(E1−Eout)、E1=E−rIoutとなる。
この損失電力が大きいと、シリーズレギュレータの放熱
対策が必要となり、放熱対策のため回路全体のの寸法、
質量、コストが、増加するという問題があった。
【0022】また、上記b.の方法を使用した回路を、
図5に示す。図5において、Cは、コンデンサ、ic
は、コンデンサCに流れる電流である。
【0023】ここで、図5を参照すると、以下の式が求
まる。
【0024】Iout=IR+i(t)+ic、Eout=Es
−rI、IR=Eout/R、ic=C(dEout/dt)、
i(t)=Isinωtとなる。
【0025】上式より、 Eout=(R/(r+R))Es−{ZI/√(1+(ω
/ω02)}sin(ωt−θ) となる。
【0026】但し、ω0=1/CZ,Z=(rR/(r
+R)),θ=tan~1CZωである。
【0027】よって、出力電流の変化i(t)による、
出力電圧の交流分をe1(t)(サフックス「1」は、コ
ンデンサがある場合、「0」は、コンデンサがない場合
を表現する)とすれば、上式より
【0028】
【数2】
【0029】したがって、e1(t)とe0(t)の振幅
比は、式2と式1より、次の式3となる。
【0030】
【数3】
【0031】式3は、コンデンサCを設けることによ
る、出力電圧の交流分の減少率を表し、図6に示すよう
に、周波数が高い交流分に対して、出力電圧の交流分を
減少させる効果はあるものの、低い周波数に対しては、
その効果は小さいと言わざるを得ない。
【0032】従って、低い周波数成分まで、出力電圧の
交流分を減少させる効果を及ぼすためには、コンデンサ
Cの容量を充分大きくして、ω0を小さくするしかない
ため、コンデンサCの寸法が大きくなり、回路が大きく
なってしまうという問題があった。
【0033】例えば、r=1(Ω)、R=5(Ω)、C
=1000(μF)、i(t)の周波数をf=1(kH
z)とすると、式3より、|e1(t)|/|e0(t)
|=1/√(1+(CZ2πf)2)≒1/5.33となり、
「C=1000(μF)で,1kHzの電圧変動分が、1
/5.33に減少する」ことが示される。
【0034】これに対し、i(t)の周波数をf=10
0Hzとした場合では、電圧変動分が、[1/1.13]にし
か減少しない。即ち、周波数fが低くなると、Cの容量
値を大きくする必要があった。
【0035】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
決するため、以下の手段が考えられる。
【0036】すなわち、第1の端子と、第2の端子と、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に接続された安
定化回路とを備える。
【0037】そして、前記安定化回路は、前記第1の端
子に接続されたインピーダンス素子と、該インピーダン
ス素子に直列に接続され、電流制御端子を備えた電流制
御素子と、前記第1の端子に接続された容量素子と、該
容量素子と前記電流制御端子との間に接続された反転増
幅器とを有し、さらに、前記第2の端子に、前記電流制
御素子が備える電流出力端子を接続した回路である。
【0038】また、以下のような態様も考えられる。
【0039】第1の端子と、第2の端子と、前記第1の
端子と前記第2の端子との間に接続された安定化回路と
を備える。
【0040】そして、前記安定化回路は、正転、反転入
力端子および出力端子を備える演算増幅器と、前記第1
の端子と前記正転入力端子との間に接続された第1の容
量素子と、前記出力端子と前記反転入力端子との間に接
続された第1のインピーダンス素子と、前記反転入力端
子と前記第2の端子との間に接続された第2の容量素子
と、前記出力端子と前記第2の端子との間に接続された
第2のインピーダンス素子とを有して構成される回路で
ある。
【0041】
【作用】本発明にかかる回路が備える第1の端子および
第2の端子を、既存回路における接続部と、接続して使
用する。
【0042】出力電圧に変動が生じると、出力電圧は、
前記第1の端子に接続された容量素子を介して、反転増
幅器に印加されるようになる。印加された電圧は、反転
増幅器によって増幅、反転出力され、電流制御素子の電
流制御端子に印加される。
【0043】これにより、出力電圧に変動が生じると、
インピーダンス素子に流れる電流が制御されることにな
る。
【0044】その結果、出力電圧の変動が低減されるよ
うな動作が行なわれる。
【0045】また、本発明の第2の態様によれば以下の
ように動作する。
【0046】本態様においても、回路が備える第1の端
子および第2の端子を、既存回路における接続部と、接
続して使用する。
【0047】リップル電流が発生すると、第1、第2の
容量素子のインピーダンスが小さくなり、第1の容量素
子を介して、リップル分が演算増幅器の正転入力端子に
入力され、リップル分が増幅される。そして、増幅電流
が、演算増幅器の出力端子と前記第2の端子との間に接
続された、第2のインピーダンス素子を介して流れて、
出力電圧の変動が低減される。
【0048】このように、本発明にかかる回路は、構成
が簡単で既存の回路に容易に接続可能な回路となる。し
たがって、例えば、スイッチング電源の出力端子に負荷
を接続した回路において、前記スイッチング電源と負荷
との間に、本発明にかかる回路を設けることが容易であ
る。即ち、回路が備える、第1の端子および第2の端子
を、スイッチング電源の出力端子に接続すれば良い。
【0049】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ
説明する。
【0050】図7は、本発明にかかる直流電圧安定化回
路を設けた回路の一例を示す回路図である。本構成によ
って、負荷の種類が変わっても、出力電圧の変動分であ
る、交流電圧を低減可能とする。
【0051】C(10)は、コンデンサ、b(20)
は、増幅度Aの反転増幅器、Q(30)は、トランジス
タ、R0(40)は、抵抗、i0は、R0を流れる電流、
その他の構成要素は、図3と同様である。
【0052】したがって、電源部と負荷との間に、本発
明にかかる回路が配置された構成になっている。そし
て、抵抗R0とコンデンサCの端子が接続された側を、
第1の端子、また、トランジスタQのコレクタ側を第2
の端子と考えると、本発明にかかる回路は、第1、第2
の端子を備えて、既存の回路の任意の位置に容易に接続
可能である。
【0053】さて、直流電圧安定化回路は、コンデンサ
C、反転増幅器b、抵抗R0、およびトランジスタQを
有して構成される。
【0054】以下、この回路によって、交流電圧を低減
可能とする理由について述べる。
【0055】反転増幅器bの入力インピーダンスをZb
とする(一般に、Zbは、数100kΩ〜数MΩ)と、
i(t)=Isinωt(ω=2πf)であるから、コン
デンサCの容量を、f>>1/2πCZb、即ち、C>
>1/2πfZbとすれば、出力電圧Eoutの交流電圧e
2(t)は、反転増幅器bの入力信号として、そのまま
入力される。
【0056】反転増幅器bの出力電圧をexとすると、
ex=−Ae2(t)となる。
【0057】i0の電流として、e0(t)=0における
バイアス電流Iを流しておくと、交流電圧e2(t)が
発生した時には、i0は、次式4のようになる。
【0058】
【数4】
【0059】なお、式4の導出過程を、図12を参照し
て説明しておく。
【0060】図2は、直流バイアス回路を省略した、交
流回路の等化回路を示した。
【0061】今、図11の回路(この回路も直流バイア
ス回路を省略したもの)で、各表示電圧を、直流分と交
流分を含めた表示にして、説明する。
【0062】このとき、図11より、E0+e2(t)=
Eout(A)、図7でのe2は、「V2+e2」(B)、図
7でのexは、「Vx+ex」(C)である。なお、
(A)、(B)、(C)において、大文字、小文字は、
夫々、直流分、交流分を示す。
【0063】図11右図の時間T1間のように、e
2(t)=0とした時に、抵抗R0に流れる電流をIとな
るように設定する。すると、(A)、(B)、(C)
は、夫々、E0=Eout、「V2」、「Vx」となる。
【0064】よって、E0=i00+VBE+Vxとなる。
【0065】したがって、i0=(E0−(VBE+Vx))
/R0=Iとなる。
【0066】さて、Eoutにe2(t)が発生すると、上
記(A)、(B)、(C)は、夫々、E0+e2(t)=
Eout、「V2+e2」、「Vx+ex」となる。
【0067】よって、E0+e2=i00+VBE+Vx+e
xとなる。
【0068】したがって、i0=(E0+e2−(VBE+V
x+ex))/R0=(E0−(VBE+Vx))/R0+(e2
−ex)/R0=I+、(e2−ex)/R0となる。これ
に、ex=−Ae2(t)を代入すると、式4が得られ
る。なお、交流信号を解析する回路においては、直流バ
イアス回路を省略して、交流分のみについて解析すれば
良い。
【0069】さて、図7より、Iout=IR+i(t)+
0、IR=Eout/R、Eout=Es−rIout、となる。
【0070】以上の式より、次式5が求まる。
【0071】
【数5】
【0072】なお、説明の便宜上、式5を2つの下線部
に分け、各々をA部、B部とする。
【0073】式5のA部は、直流出力電圧を示し、B部
は、交流電圧e2(t)を示す。
【0074】故に、e2(t)=−Z{i(t)+(1
/R0)(1+A)e2(t)}となる。よって、e
2(t)は、次式6のように求まる。
【0075】
【数6】
【0076】但し、Z=(rR/(r+R))である。
【0077】e2(t)とe0(t)との振幅比は、式
6、式1より、次式7のようになる。
【0078】
【数7】
【0079】以上、C、b、R0、Qを有して構成され
る回路を、既存の回路に追加構成することにより、負荷
電流の交流変化i(t)による、出力電圧の交流電圧
は、1/{1+(Z/R0)(1+A)}に減少するこ
とが分かる。
【0080】例えば、r=1(Ω)、R=5(Ω)、R
0=20(Ω)、A=600とすれば、出力電圧の交流
電圧は、図7に示す回路構成によって、「1/26」に
減少する。
【0081】また、R0と並列に、コンデンサを設けた
構成とすることにより、R0のインピーダンスを交流的
に低くすることも可能である。
【0082】さらに、R0を流れる電流i0は、式4に式
6を代入することによって求められる。
【0083】即ち、i0=I[1−{Z(1+A)/
(R0+Z(1+A))}sinωt]となり、今、Z
(1+A)>>R0とすれば、i0≒I(1−sinω
t)=I−i(t)となる。従って、Iout≒IR+Iよ
り、Ioutは、直流分の電流になり、交流分の電流は非
常に少なくなる。また、直流電圧安定化回路を設けたこ
とによって、電流増加i0による平均電力損失P0は、P
0=(1/T)∫i0Eoutdt=IEoutとなる。ここ
で、Tは、時間周期、積分「∫」の下限は、「0」上限
は「T」である。
【0084】次に、図7を更に詳細に記載した図8を参
照して、本実施例の回路の機能について解析する。
【0085】図8において、直流電圧安定化回路は、抵
抗R0、R1、R2、R3、R4、コンデンサC、トランジ
スタQ、およびシャントレギュレータUを有して構成さ
れている。そして、直流電圧安定化回路は、第1、第2
の端子によって、電圧源と負荷との間に接続されてい
る。
【0086】また、図7に示す、増幅度Aの反転増幅器
は、抵抗R1〜R4およびシャントレギュレータUを有し
て構成されている。シャントレギュレータUは、周知の
素子であるため詳細な説明は行なわないが、3端子を有
する増幅器として機能する。
【0087】3端子とは、カソード、アノード、リファ
レンスの各端子であり、今、カソード端子は、抵抗R4
の一端に接続され、アノード端子は、第2の端子に直接
接続されている。また、リファレンス端子には、コンデ
ンサを介して電圧が印加され、該電圧が、増幅されるこ
とになる。なお、増幅度は、抵抗R2、R4の値を所望の
値にすることによって、所望の値に設定できる。
【0088】さて、R0に流すバイアス電流Iの値を、
以下の式によって決定する。
【0089】図8のb回路部より、Vrefは、e2(t)
の直流分であるバイアス電圧であり、一定値であるの
で、E1=(1+(R2/R3))Vref、I1=(1/
1)・(Eout−E1)となり、R1<<R2、R3とすれ
ば、I1は、殆どR4を流れるので、以下の式8が成立す
る。
【0090】
【数8】
【0091】ここでVBEは、トランジスタQのベースエ
ミッタ間電圧であり、約0.6(V)である。式8におい
て、VBE≒0.6Vであることを考慮して、R0、R1
4の値を設定する。
【0092】なお、出力電圧Eoutの交流電圧e2(t)
は、図7で説明したとおりである。
【0093】例えば、r=1(Ω)、R=5(Ω)、R
0=20(Ω)Zb≒(R23/(R2+R3))=10
(kΩ)、C=10(μF)、さらに、Uの増幅度を600
とすれば、i(t)の周波数f=100Hz以上に対し
て、C>>1/2πfZbであるから、出力電圧e
2(t)は、コンデンサCを介して、そのままシャント
レギュレータUに入力される。
【0094】従って、式7より、|e2(t)/e
0(t)|=1/{1+(Z/R0)(1+A)}≒1/
26となる。
【0095】よって、「f=100Hz以上で、出力電
圧の交流分は、1/26に減少する」ことが示された。
【0096】図7に示すように、本回路では、リップル
分が、コンデンサCを介して、反転増幅器に入力され、
反転増幅され、さらに、PNP型トランジスタのベース
端子に印加される。その結果、トランジスタは、リップ
ル電流を通電して、電圧変動を低減する。
【0097】なお、トランジスタQをNPN型にして、
反転増幅器bを、通増の反転しない増幅器にすることに
よっても、同様の効果が得られる。
【0098】以上の説明によれば、本発明にかかる直流
電圧安定化回路は、(特に低周波数における)負荷変動
による、出力電圧の変動を減少させる効果を有する。
【0099】次に、他の実施例について説明する。
【0100】一方、図9は、本発明の他の実施例である
直流電圧安定化回路を用いてリップル電圧を低減するも
のであり、直流電圧安定化回路は、抵抗R1、R2
3、R4、コンデンサC1、C2、C3、OPアンプ(演
算増幅器)a、およびバッファbを有して構成される。
なお、抵抗R1、R2、コンデンサC3、バッファbは、
必ずしも必須の回路素子ではない。本直流電圧安定化回
路は、スイッチング電源と負荷(RL)との間に設けられ
ており、図に示すように、第1、第2の端子によって接
続されている。
【0101】本直流電圧安定化回路は、リップル分がコ
ンデンサC1を介して、OPアンプaの正転入力端子に
入力されて増幅され、さらに、バッファbを介して、抵
抗R4に、流れることによって、電圧の変動を低減す
る。
【0102】さて、isは、スイッチング電源の出力端
A'から流れるリップル電流、iLは、B'端から負荷RL
に流れるリップル電流、eLは、B−B'端子間のリップ
ル電圧、i0は、直流電圧安定化回路に流れるリップル
電流であり、is=i0+iL、eL=iL・RLとなる。
【0103】リップル電流の周波数をfとした時、コン
デンサC1、C2の容量を、C1>>(1/2πfR2、C
2>>(1/2πfR3)なる条件を満足するように設定
すればe1≒eLとなり、OPアンプaの増幅度をAとす
れば、e2=AeLとなる。
【0104】さらに、バッファbの増幅度を、B=1と
すれば、e3=e2=AeLとなる。
【0105】以上より、eL={RL/(1+(RL
Z)A)}iSとなる。但し、Z=R4/(1+jωCR
4)、ω=2πfである。
【0106】なお、この式が導出される過程を、若干説
明しておくことにする。
【0107】今、抵抗R4、コンデンサC4の並列接続回
路側を見た、インピーダンスZは、虚数単位をjとし
て、Z=R4/(1+jωR44)である。Zに流れる電
流izは、iz=e3/Zとなる。また、e3=e2=Ae1
かつe1≒eLより、iz=AeL/Zとなる。このiz
は、図9のA−A'端子の出力リップル電流iSにより、
B−B'端子に発生する電圧eL=RL・isによって変化
する。即ち、i0≒iz(ここでA、B等に流れる電流を
無視した)である。
【0108】したがって、is=i0+iLであるから、
is=AeL/Z+eL/Zより、eL={RL/(1+
(RL/Z)A)}iSとなるわけである。
【0109】このように、直流電圧安定化回路が接続さ
れていない場合は、i0=0であるから、その時のeL
は、eL=RL・isであるから、直流電圧安定化回路を
接続することにより、リップル電圧は「1/{1+(R
L/Z)A}」に低減される。
【0110】以上説明してきた直流電圧安定化回路の基
本回路(図7)や応用回路(図8、9。図8は、基本回
路を詳細に説明したという意味で応用とした)は、交流
電圧の低減やリップル電圧の低減機能を有する。
【0111】図10に示すように、スイッチング電源の
基本回路においても、コンデンサCと抵抗Rの間に、図
7や図8に示す回路を設けることが可能である。
【0112】ここで、図10において、einは矩形波電
圧、Lは、インダクタンス、Cは、コンデンサ、Rは、
負荷抵抗である。
【0113】なお、詳細の計算は省略するが、スイッチ
ング電源においては、Eout=(Ton/T)Eであり、
リップル電流ΔiLは、ΔiL=(Ton・Toff/T)
(E/L)となる。ここで、Eは、einのピーク値、T
は、所定時間であり、時間幅Tで、スイッチング電源
は、スイッチング動作される。Tonは、Tのうち、出力
電圧の値を決定する時間である。なお、Ton+Toff=
Tなる関係がある。
【0114】このリップル電流も、本発明の直流電圧安
定化回路を設けることにより、低減することができる。
【0115】なお、本発明にかかる回路は、図13に示
すように、電源ラインの正側と負側に接続して、設けれ
ば良く、既存の各種回路の所望の位置に、簡単に追加す
ることができる。
【0116】
【発明の効果】電圧リップル成分を低減する機能を有す
る回路を実現できる。特に、構成が簡単で既存の回路に
容易に接続可能な回路を提供できる。特に、低周波リッ
プルの低減に好敵な回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回路の回路図である。
【図2】従来の回路の説明図である。
【図3】従来の回路の回路図である。
【図4】従来の回路の回路図である。
【図5】従来の回路の回路図である。
【図6】従来の回路の説明図である。
【図7】本発明にかかる回路の回路図である。
【図8】本発明の他の実施例の回路の回路図である。
【図9】本発明の他の実施例の回路の回路図である。
【図10】スイッチング電源回路の回路図である。
【図11】従来の回路を説明するための回路図である。
【図12】本発明にかかる回路の回路図である。
【図13】本発明にかかる回路の接続例の説明図であ
る。
【符号の説明】
10…コンデンサ(C)、20…反転増幅器(b)、3
0…トランジスタ(Q)、40…抵抗(R0

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の端子と、第2の端子と、前記第1の
    端子と前記第2の端子との間に接続された安定化回路と
    を備え、 前記安定化回路は、前記第1の端子に接続されたインピ
    ーダンス素子と、該インピーダンス素子に直列に接続さ
    れ、電流制御端子を備えた電流制御素子と、前記第1の
    端子に接続された容量素子と、該容量素子と前記電流制
    御端子との間に接続された反転増幅器とを有し、さら
    に、前記第2の端子に、前記電流制御素子が備える電流
    出力端子を接続した、直流電圧安定化回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記インピーダンス素
    子は、抵抗(R0)であり、前記電流制御素子は、ベー
    スを電流制御端子とするトランジスタ(Q)であり、前記
    容量素子は、コンデンサ(C)であり、前記反転増幅器
    は、シャントレギュレータを含んで構成される、直流電
    圧安定化回路。
  3. 【請求項3】第1の端子と、第2の端子と、前記第1の
    端子と前記第2の端子との間に接続された安定化回路と
    を備え、 前記安定化回路は、正転、反転入力端子および出力端子
    を備える演算増幅器と、前記第1の端子と前記正転入力
    端子との間に接続された第1の容量素子と、前記出力端
    子と前記反転入力端子との間に接続された第1のインピ
    ーダンス素子と、前記反転入力端子と前記第2の端子と
    の間に接続された第2の容量素子と、前記出力端子と前
    記第2の端子との間に接続された第2のインピーダンス
    素子とを有して構成される、直流電圧安定化回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第1、第2の容量
    素子は、夫々、コンデンサ(C1)、コンデンサ(C2)
    であり、前記第1、第2のインピーダンス素子は、夫
    々、抵抗(R3)、抵抗(R4)である、直流電圧安定化
    回路。
  5. 【請求項5】負荷を接続可能な端子を有するスイッチン
    グ電源において、 前記スイッチング電源に、直流電圧安定化回路を設け、 該直流電圧安定化回路は、第1の端子および第2の端子
    を備え、前記スイッチング電源の出力端子の各々に、前
    記第1の端子、前記第2の端子を接続し、 前記直流電圧安定化回路は、正転、反転入力端子および
    出力端子を備える演算増幅器と、前記第1の端子と前記
    正転入力端子との間に接続された第1の容量素子と、前
    記出力端子と前記反転入力端子との間に接続された第1
    のインピーダンス素子と、前記反転入力端子と前記第2
    の端子との間に接続された第2の容量素子と、前記出力
    端子と前記第2の端子との間に接続された第2のインピ
    ーダンス素子とを有して構成される、直流電圧安定化回
    路を付随したスイッチング電源。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121845A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Ricoh Co Ltd 定電圧電源回路
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