JPH08329465A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JPH08329465A JPH08329465A JP13668995A JP13668995A JPH08329465A JP H08329465 A JPH08329465 A JP H08329465A JP 13668995 A JP13668995 A JP 13668995A JP 13668995 A JP13668995 A JP 13668995A JP H08329465 A JPH08329465 A JP H08329465A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録層としてCo−Sm−X(X=Z
r,Mo,Hf,Ta,W,Pt,Ti,V,Cr,C
u)合金を用いて、高記録密度対応の高保磁力を有する
磁気記録媒体を実現する。 【構成】 アモルファスカーボン基板上に、基板温度 4
00℃以下で、下地層としてCr、磁気記録層としてCo
(x)−Sm( 100−x−y)−X(y)合金(x=70
〜85at%,y=1〜10at%,x+y≦90)、上地層とし
てCrを成膜した後、不活性ガス中あるいは真空中にて
300〜 700℃の温度で加熱処理する。
r,Mo,Hf,Ta,W,Pt,Ti,V,Cr,C
u)合金を用いて、高記録密度対応の高保磁力を有する
磁気記録媒体を実現する。 【構成】 アモルファスカーボン基板上に、基板温度 4
00℃以下で、下地層としてCr、磁気記録層としてCo
(x)−Sm( 100−x−y)−X(y)合金(x=70
〜85at%,y=1〜10at%,x+y≦90)、上地層とし
てCrを成膜した後、不活性ガス中あるいは真空中にて
300〜 700℃の温度で加熱処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の外部
記録装置に使用される磁気ディスク等の磁気記録媒体の
製造方法に関し、特に、高記録密度対応の高保磁力な磁
気記録媒体の製造方法に関するものである。
記録装置に使用される磁気ディスク等の磁気記録媒体の
製造方法に関し、特に、高記録密度対応の高保磁力な磁
気記録媒体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
情報量の増大により、コンピュータの外部記録装置に用
いられている磁気ディスクの大容量化/高記録密度化が
益々促進されている。一般に、線記録密度と、磁気記録
媒体の保磁力Hc、残留磁束密度Br、磁性層膜厚tと
の間には、次式の関係がある。
情報量の増大により、コンピュータの外部記録装置に用
いられている磁気ディスクの大容量化/高記録密度化が
益々促進されている。一般に、線記録密度と、磁気記録
媒体の保磁力Hc、残留磁束密度Br、磁性層膜厚tと
の間には、次式の関係がある。
【0003】線記録密度∝Hc/(Br*t) 従って、記録密度を高めるためには、保磁力を高めるこ
とが必要となる。現状でも、保磁力として1800Oe以上
が要求されており、今後の技術動向を考慮すると、350
0、4500Oeといったさらなる高保磁力化が想定されて
いる。このような磁気記録媒体の高保磁力化に対して、
主に大きな結晶磁気異方性を有するCo−Cr−Pt合
金系材料、Co−Sm合金系材料が検討されている。
とが必要となる。現状でも、保磁力として1800Oe以上
が要求されており、今後の技術動向を考慮すると、350
0、4500Oeといったさらなる高保磁力化が想定されて
いる。このような磁気記録媒体の高保磁力化に対して、
主に大きな結晶磁気異方性を有するCo−Cr−Pt合
金系材料、Co−Sm合金系材料が検討されている。
【0004】Co−Cr−Pt合金系材料としては、C
o−Cr−Pt、Co−Cr−Pt−Ta、Co−Cr
−Pt−B、Co−Ni−Cr−Pt等が用いられてい
るが、非常に高価な貴金属であるPtを用いるために、
コストの大幅な上昇は免れない。Co−Sm合金系材料
を用いた媒体としては、幾例かの研究がなされている。
例えば、H.C.Theuerer等は、Co−Sm−Cu合金を用
い、基板温度 500℃の条件にて高保磁力の面内磁化結晶
膜を作製している(J.Appl.Phys.40,2944(1969);特公
平5−26321号公報の従来技術の欄参照)。しかし
ながら、前述したようにさらなる高保磁力媒体が望まれ
ている。
o−Cr−Pt、Co−Cr−Pt−Ta、Co−Cr
−Pt−B、Co−Ni−Cr−Pt等が用いられてい
るが、非常に高価な貴金属であるPtを用いるために、
コストの大幅な上昇は免れない。Co−Sm合金系材料
を用いた媒体としては、幾例かの研究がなされている。
例えば、H.C.Theuerer等は、Co−Sm−Cu合金を用
い、基板温度 500℃の条件にて高保磁力の面内磁化結晶
膜を作製している(J.Appl.Phys.40,2944(1969);特公
平5−26321号公報の従来技術の欄参照)。しかし
ながら、前述したようにさらなる高保磁力媒体が望まれ
ている。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、磁気記
録層としてCo−Sm合金系材料を用いて、高記録密度
対応の高保磁力を有する磁気記録媒体を実現するための
製造方法を提供することを目的とする。
録層としてCo−Sm合金系材料を用いて、高記録密度
対応の高保磁力を有する磁気記録媒体を実現するための
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、基板とし
て、1000℃以上の耐熱性を有するアモルファスカーボン
基板を用いる。現在一般に使用されているNi−Pメッ
キを施したAl合金基板では、Ni−Pの磁化温度であ
る約 290℃が最大使用温度である。また、強化ガラス基
板では、高温加熱により強化処理層中のイオンが膜中に
拡散する問題や約500℃付近に軟化点があり基板の変形
が生じる可能性が高い。よって、これらは本発明での基
板としては適さない。
て、1000℃以上の耐熱性を有するアモルファスカーボン
基板を用いる。現在一般に使用されているNi−Pメッ
キを施したAl合金基板では、Ni−Pの磁化温度であ
る約 290℃が最大使用温度である。また、強化ガラス基
板では、高温加熱により強化処理層中のイオンが膜中に
拡散する問題や約500℃付近に軟化点があり基板の変形
が生じる可能性が高い。よって、これらは本発明での基
板としては適さない。
【0007】本発明では、アモルファスカーボン基板上
に、下地層としてCrあるいはCr合金、磁気記録層と
してCo−Sm−X(X=Zr,Mo,Hf,Ta,
W,Pt,Ti,V,Cr,Cu)合金、上地層として
Cr、Cr合金あるいはCrの窒化物を具備する磁気記
録媒体を前提とする。本発明では、磁気記録層としての
Co−Sm−X合金をCo(x)−Sm( 100−x−
y)−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at
%,x+y≦90)とし、基板温度 400℃以下で、下地
層、磁気記録層、上地層を成膜後、不活性雰囲気中(不
活性ガス中あるいは真空中)で 300〜 700℃の加熱処理
を施すことにより、磁気記録媒体を得る。
に、下地層としてCrあるいはCr合金、磁気記録層と
してCo−Sm−X(X=Zr,Mo,Hf,Ta,
W,Pt,Ti,V,Cr,Cu)合金、上地層として
Cr、Cr合金あるいはCrの窒化物を具備する磁気記
録媒体を前提とする。本発明では、磁気記録層としての
Co−Sm−X合金をCo(x)−Sm( 100−x−
y)−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at
%,x+y≦90)とし、基板温度 400℃以下で、下地
層、磁気記録層、上地層を成膜後、不活性雰囲気中(不
活性ガス中あるいは真空中)で 300〜 700℃の加熱処理
を施すことにより、磁気記録媒体を得る。
【0008】ここで、Co(x)−Sm( 100−x−
y)−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at
%,x+y≦90)以外の組成においては、高い保磁力の
媒体が得られていない。下地層の役割は、磁気記録層
(磁性層)の結晶粒径を制御して、さらに保磁力を高め
ることにある。
y)−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at
%,x+y≦90)以外の組成においては、高い保磁力の
媒体が得られていない。下地層の役割は、磁気記録層
(磁性層)の結晶粒径を制御して、さらに保磁力を高め
ることにある。
【0009】上地層の役割は、磁気記録層(磁性層)の
成分であるSmの酸化を防止すると共に、磁性層結晶粒
界中へCrを拡散させて高保磁力を達成することにあ
る。上地層として、Cr、Cr合金あるいはCrの窒化
物に代えて、非拡散性金属元素、該非拡散性金属元素を
含む合金あるいは該非拡散性金属元素の窒化物を用いて
もよい。
成分であるSmの酸化を防止すると共に、磁性層結晶粒
界中へCrを拡散させて高保磁力を達成することにあ
る。上地層として、Cr、Cr合金あるいはCrの窒化
物に代えて、非拡散性金属元素、該非拡散性金属元素を
含む合金あるいは該非拡散性金属元素の窒化物を用いて
もよい。
【0010】ここでいう非拡散性とは、CrやCよりも
拡散しにくいことを意味し、非拡散性金属元素として
は、Si、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Ta、Wを例
示できる。但し、上地層として非拡散性金属元素、該非
拡散性金属元素を含む合金あるいは該非拡散性金属元素
の窒化物を用いる場合、上地層の効果は、Smの酸化防
止効果のみである。
拡散しにくいことを意味し、非拡散性金属元素として
は、Si、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Ta、Wを例
示できる。但し、上地層として非拡散性金属元素、該非
拡散性金属元素を含む合金あるいは該非拡散性金属元素
の窒化物を用いる場合、上地層の効果は、Smの酸化防
止効果のみである。
【0011】また、磁気記録層を、Co−Sm−X合金
よりなる複数の磁性層と、これらの磁性層間を隔てるC
rあるいはCr合金よりなる非磁性層とを積層すること
により形成してもよい。このように磁性層を非磁性層で
分断することにより、非磁性層中のCrが磁性層のCo
の結晶粒間に進入することで、磁性結晶粒間の磁気的相
互作用が低減されて、さらなる高保磁力化が達成でき
る。
よりなる複数の磁性層と、これらの磁性層間を隔てるC
rあるいはCr合金よりなる非磁性層とを積層すること
により形成してもよい。このように磁性層を非磁性層で
分断することにより、非磁性層中のCrが磁性層のCo
の結晶粒間に進入することで、磁性結晶粒間の磁気的相
互作用が低減されて、さらなる高保磁力化が達成でき
る。
【0012】上地層の外側には、従来の一般的な磁気記
録媒体と同様に、保護層を成膜するが、保護層には、カ
ーボン、水素化カーボン、SiC、SiO2 、ZrO2
等が用いられる。また、加熱処理は保護層形成前でもよ
いし、形成後でもよい。但し、保護層形成後に加熱処理
を行う場合は、保護層の下の層に拡散しにくい材料で保
護層を形成することが好ましい。例えばSiO2 は好ま
しく、一般にCを含む材料は好ましいとは言えない。
録媒体と同様に、保護層を成膜するが、保護層には、カ
ーボン、水素化カーボン、SiC、SiO2 、ZrO2
等が用いられる。また、加熱処理は保護層形成前でもよ
いし、形成後でもよい。但し、保護層形成後に加熱処理
を行う場合は、保護層の下の層に拡散しにくい材料で保
護層を形成することが好ましい。例えばSiO2 は好ま
しく、一般にCを含む材料は好ましいとは言えない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 〔実施例1〕基板には、密度 1.5g/cm3 、ビッカース
硬度 700なる特性を有する1.89”(外径48mm)のアモル
ファスカーボン基板を用いた。そして、この基板を精密
洗浄(アルカリ洗浄→リンス→リンス→温純水乾燥)
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。尚、図1に実施例1の膜構
造を示す。
硬度 700なる特性を有する1.89”(外径48mm)のアモル
ファスカーボン基板を用いた。そして、この基板を精密
洗浄(アルカリ洗浄→リンス→リンス→温純水乾燥)
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。尚、図1に実施例1の膜構
造を示す。
【0014】1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚30nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 400℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、以下の手法により保磁
力を求めた。
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚30nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 400℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、以下の手法により保磁
力を求めた。
【0015】保磁力は、VSM(振動試料型磁力計)に
より最大磁界15kOeまで印加して得られたM−Hルー
プより求めた。結果を表1に示す。 〔実施例2〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
より最大磁界15kOeまで印加して得られたM−Hルー
プより求めた。結果を表1に示す。 〔実施例2〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
【0016】1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−T
a(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 600℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔実施例3〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。尚、図2に実施例3の膜構
造を示す。
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−T
a(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 600℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔実施例3〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。尚、図2に実施例3の膜構
造を示す。
【0017】1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層(磁性層/非磁性層/磁性層/非磁性層
/磁性層/非磁性層/磁性層/非磁性層/磁性層の9
層) ・磁性層:Co(78at%)−Sm(17at%)−Cu(5
at%) ×5層 Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚8nm ・非磁性層:Cr ×4層 Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚2nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 600℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔実施例4〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層(磁性層/非磁性層/磁性層/非磁性層
/磁性層/非磁性層/磁性層/非磁性層/磁性層の9
層) ・磁性層:Co(78at%)−Sm(17at%)−Cu(5
at%) ×5層 Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚8nm ・非磁性層:Cr ×4層 Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚2nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 600℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔実施例4〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。
【0018】磁気記録層:Co(80at%)−Sm(17at
%)−W(3at%) 〔実施例5〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。 磁気記録層:Co(78at%)−Sm(15at%)−Zr
(7at%) 〔実施例6〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。
%)−W(3at%) 〔実施例5〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。 磁気記録層:Co(78at%)−Sm(15at%)−Zr
(7at%) 〔実施例6〕磁気記録層の組成以外は、実施例1と同じ
であり、磁気記録層の組成は下記の通りである。
【0019】磁気記録層:Co(78at%)−Sm(15at
%)−Mo(7at%) 〔比較例1〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。 1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚30nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔比較例2〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
%)−Mo(7at%) 〔比較例1〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。 1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚30nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度28℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔比較例2〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
【0020】1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 200℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔比較例3〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度30℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 200℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。 〔比較例3〕基板は、実施例1と同じであり、精密洗浄
後、インライン式通過型スパッタ装置により、以下の手
順及び条件で成膜を行った。
【0021】1)下地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 800℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。
-200V、膜厚 100nm 2)磁気記録層:Co(78at%)−Sm(17at%)−C
u(5at%) Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚40nm 3)上地層:Cr Arガス圧3mTorr、基板温度32℃、基板バイアス電圧
-200V、膜厚5nm 4)不活性雰囲気中での加熱処理 真空中5×10-7Torr、基板温度 800℃、加熱時間1分 5)保護層:SiO2 トータルガス圧3mTorr(Ar:O2 =95:5)、基板
温度 200℃、膜厚15nm 得られた磁気記録媒体の評価は、実施例1と同様に、保
磁力を求めた。結果を表1に示す。
【0022】
【表1】 上記の結果から、実施例1〜3では、十分な保磁力が得
られ、磁気記録層をCo(x)−Sm( 100−x−y)
−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at%,x
+y≦90)とし、基板温度 400℃以下で、下地層、磁気
記録層、上地層を成膜後、不活性雰囲気中で 300〜 700
℃の加熱処理を施すことにより、高保磁力が得られるこ
とが確認された。
られ、磁気記録層をCo(x)−Sm( 100−x−y)
−X(y)合金(x=70〜85at%,y=1〜10at%,x
+y≦90)とし、基板温度 400℃以下で、下地層、磁気
記録層、上地層を成膜後、不活性雰囲気中で 300〜 700
℃の加熱処理を施すことにより、高保磁力が得られるこ
とが確認された。
【0023】また、実施例3のように、磁気記録層を、
Co−Sm−X合金よりなる複数の磁性層と、これらの
磁性層間を隔てるCrあるいはCr合金よりなる非磁性
層とを積層して形成することで、さらなる高保磁力化を
達成できることも確認された。一方、比較例1では、加
熱処理を行わなかったため、高保磁力は得られなかっ
た。
Co−Sm−X合金よりなる複数の磁性層と、これらの
磁性層間を隔てるCrあるいはCr合金よりなる非磁性
層とを積層して形成することで、さらなる高保磁力化を
達成できることも確認された。一方、比較例1では、加
熱処理を行わなかったため、高保磁力は得られなかっ
た。
【0024】また、比較例2では、加熱処理を行ったも
のの、加熱処理温度が範囲外の 200℃で、低温すぎるこ
とにより、高保磁力は得らなかった。また、比較例3で
は、加熱処理を行ったものの、加熱処理温度が範囲外の
800℃で、高温すぎることにより、高保磁力は得らなか
った。
のの、加熱処理温度が範囲外の 200℃で、低温すぎるこ
とにより、高保磁力は得らなかった。また、比較例3で
は、加熱処理を行ったものの、加熱処理温度が範囲外の
800℃で、高温すぎることにより、高保磁力は得らなか
った。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気記録層としてCo−Sm−X合金を用いて、高記録密
度対応の高保磁力を有する磁気記録媒体を実現すること
ができるという効果が得られる。また、磁気記録層を、
Co−Sm−X合金よりなる複数の磁性層と、これらの
磁性層間を隔てるCrあるいはCr合金よりなる非磁性
層とを積層して形成することで、さらなる高保磁力化を
達成することができるという効果が得られる。
気記録層としてCo−Sm−X合金を用いて、高記録密
度対応の高保磁力を有する磁気記録媒体を実現すること
ができるという効果が得られる。また、磁気記録層を、
Co−Sm−X合金よりなる複数の磁性層と、これらの
磁性層間を隔てるCrあるいはCr合金よりなる非磁性
層とを積層して形成することで、さらなる高保磁力化を
達成することができるという効果が得られる。
【図1】 実施例の膜構造を示す図
【図2】 実施例の膜構造を示す図
Claims (4)
- 【請求項1】アモルファスカーボン基板上に、下地層と
してCrあるいはCr合金、磁気記録層としてCo−S
m−X(X=Zr,Mo,Hf,Ta,W,Pt,T
i,V,Cr,Cu)合金、上地層としてCr、Cr合
金あるいはCrの窒化物を具備する磁気記録媒体におい
て、 磁気記録層としてのCo−Sm−X合金をCo(x)−
Sm( 100−x−y)−X(y)合金(x=70〜85at
%,y=1〜10at%,x+y≦90)とし、基板温度 400
℃以下で、下地層、磁気記録層、上地層を成膜後、不活
性雰囲気中で 300〜 700℃の加熱処理を施すことを特徴
とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】前記上地層として、Cr、Cr合金あるい
はCrの窒化物に代えて、非拡散性金属元素、該非拡散
性金属元素を含む合金あるいは該非拡散性金属元素の窒
化物を用いることを特徴とする請求項1記載の磁気記録
媒体の製造方法。 - 【請求項3】前記非拡散性金属元素は、Si、Ti、
V、Zr、Nb、Mo、Ta、又はWであることを特徴
とする請求項2記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項4】前記磁気記録層を、Co−Sm−X合金よ
りなる複数の磁性層と、これらの磁性層間を隔てるCr
あるいはCr合金よりなる非磁性層とを積層することに
より形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のい
ずれか1つに記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13668995A JPH08329465A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13668995A JPH08329465A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08329465A true JPH08329465A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15181178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13668995A Pending JPH08329465A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08329465A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6849336B2 (en) | 1998-06-18 | 2005-02-01 | Hamamatsu Photonics K.K. | Scintillator panel and radiation image sensor |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP13668995A patent/JPH08329465A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6849336B2 (en) | 1998-06-18 | 2005-02-01 | Hamamatsu Photonics K.K. | Scintillator panel and radiation image sensor |
| US7112801B2 (en) | 1998-06-18 | 2006-09-26 | Hamamatsu Photonics K.K. | Scintillator panel and radiation image sensor |
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