JPH08329854A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH08329854A JPH08329854A JP13224395A JP13224395A JPH08329854A JP H08329854 A JPH08329854 A JP H08329854A JP 13224395 A JP13224395 A JP 13224395A JP 13224395 A JP13224395 A JP 13224395A JP H08329854 A JPH08329854 A JP H08329854A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】一つの集束電圧を用い、低いダイナミックフォ
ーカス電圧により画面周辺部の解像度を改善する。 【構成】電子ビームを蛍光面上に集束させるための主レ
ンズを陰極7から蛍光面側に順次配置されたG3電極1
1、G4電極12、G5電極13、G6電極14により構成
し、G6電極には最高電位である加速電圧Ebを与え、G
3とG5電極には電子ビームの偏向量の増大に応じて変
化する集束電圧(Vf +Vd) を与え、G3,G4,G5電
極により水平方向の集束作用が垂直方向の集束作用より
も強く、かつ電子ビームの偏向量の増大に対応してレン
ズ強度を強める非軸対称のレンズを形成し、G5,G6
電極により電子ビームの断面形状を強く水平方向に引き
伸ばす作用を有する最終段のレンズを形成してなる。
ーカス電圧により画面周辺部の解像度を改善する。 【構成】電子ビームを蛍光面上に集束させるための主レ
ンズを陰極7から蛍光面側に順次配置されたG3電極1
1、G4電極12、G5電極13、G6電極14により構成
し、G6電極には最高電位である加速電圧Ebを与え、G
3とG5電極には電子ビームの偏向量の増大に応じて変
化する集束電圧(Vf +Vd) を与え、G3,G4,G5電
極により水平方向の集束作用が垂直方向の集束作用より
も強く、かつ電子ビームの偏向量の増大に対応してレン
ズ強度を強める非軸対称のレンズを形成し、G5,G6
電極により電子ビームの断面形状を強く水平方向に引き
伸ばす作用を有する最終段のレンズを形成してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管にかか
り、特に画面全域において良好な解像度を得ることので
きるカラー陰極線管に関する。
り、特に画面全域において良好な解像度を得ることので
きるカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の解像度は、蛍光面体ス
クリーン上でのビームスポツトの大きさとその形状に依
存する。
クリーン上でのビームスポツトの大きさとその形状に依
存する。
【0003】すなわち、電子銃から出射した電子ビーム
が蛍光面に射突して、当該蛍光面スクリーンを発行させ
て生成されるビームスポツトが径小でかつ真円に近いも
のであれば良好な解像度を得ることができる。
が蛍光面に射突して、当該蛍光面スクリーンを発行させ
て生成されるビームスポツトが径小でかつ真円に近いも
のであれば良好な解像度を得ることができる。
【0004】電子銃から出射した電子ビームは、蛍光面
に到達する途上で水平と垂直に偏向を受けて蛍光体スク
リーンに到達するが、蛍光体スクリーンの中央部と周辺
部とでは、偏向中心からの距離が異なるために、偏向量
の増大に伴ってビームスポツトの形状は主として縦長に
変形する。
に到達する途上で水平と垂直に偏向を受けて蛍光体スク
リーンに到達するが、蛍光体スクリーンの中央部と周辺
部とでは、偏向中心からの距離が異なるために、偏向量
の増大に伴ってビームスポツトの形状は主として縦長に
変形する。
【0005】また、所謂インライン配列の3電子ビーム
を出射する電子銃では、両サイドの電子ビームは管軸か
らオフセットしているために、蛍光体スクリーンの周辺
部ではコンバーゼンスが劣化して解像度を低下させる。
を出射する電子銃では、両サイドの電子ビームは管軸か
らオフセットしているために、蛍光体スクリーンの周辺
部ではコンバーゼンスが劣化して解像度を低下させる。
【0006】図7は従来構造の電子銃を備えたカラー陰
極線管の構成を模式的に示す水平断面図であって、1は
ガラス外囲器、2はフェースプレート部、3は蛍光面、
4はシャドウマスク、5は導電膜、6,7,8は陰極、
9は第1電極(G1電極)、10は第2電極(G2電
極)、11は第3電極(G3電極)、12は第4電極
(G4電極)、13は第5電極(G5電極)、14は第
6電極(G6電極)、15は遮蔽カップ、16,17,
18は陰極6,7,8の中心軸、19,20はG6電極
14の外側電子ビーム通過孔の中心軸、21は偏向ヨー
ク、22はステムピンである。
極線管の構成を模式的に示す水平断面図であって、1は
ガラス外囲器、2はフェースプレート部、3は蛍光面、
4はシャドウマスク、5は導電膜、6,7,8は陰極、
9は第1電極(G1電極)、10は第2電極(G2電
極)、11は第3電極(G3電極)、12は第4電極
(G4電極)、13は第5電極(G5電極)、14は第
6電極(G6電極)、15は遮蔽カップ、16,17,
18は陰極6,7,8の中心軸、19,20はG6電極
14の外側電子ビーム通過孔の中心軸、21は偏向ヨー
ク、22はステムピンである。
【0007】同図において、ガラス外囲器1のフェース
プレート部2の内壁には3色の蛍光体を交互にストライ
プ状に塗布した蛍光面3が支持されている。
プレート部2の内壁には3色の蛍光体を交互にストライ
プ状に塗布した蛍光面3が支持されている。
【0008】そして、陰極6,7,8の中心軸16,1
7,18はG1電極9、G2電極10、電子ビームを蛍
光面上に集束させるための主レンズを構成するG3電極
11、G4電極12、G5電極13、および遮蔽カップ
15の各陰極6,7,8に対応する開孔部(電子ビーム
通過孔)の中心軸と一致し、水平方向の共通する一平面
上に互いにほぼ平行に配置されている。
7,18はG1電極9、G2電極10、電子ビームを蛍
光面上に集束させるための主レンズを構成するG3電極
11、G4電極12、G5電極13、および遮蔽カップ
15の各陰極6,7,8に対応する開孔部(電子ビーム
通過孔)の中心軸と一致し、水平方向の共通する一平面
上に互いにほぼ平行に配置されている。
【0009】しかし、G6電極14の中央の電子ビーム
通過孔の中心軸は、上記中心軸17と一致しているが、
外側の両電子ビーム通過孔の中心軸19,20は、それ
ぞれに対応する中心軸16,18と一致せず、外側に僅
かに変位している。
通過孔の中心軸は、上記中心軸17と一致しているが、
外側の両電子ビーム通過孔の中心軸19,20は、それ
ぞれに対応する中心軸16,18と一致せず、外側に僅
かに変位している。
【0010】各陰極6,7,8から射出される3本の電
子ビームは、中心軸16,17,18に沿って主レンズ
に入射する。
子ビームは、中心軸16,17,18に沿って主レンズ
に入射する。
【0011】G3電極11とG5電極13には、5〜1
0kV程度の集束電圧がステムピン22を通して図示し
ない集束電源から供給される。
0kV程度の集束電圧がステムピン22を通して図示し
ない集束電源から供給される。
【0012】G6電極14には、25〜35kV程度の
加速電圧が印加され、遮蔽カップ15、およびガラス外
囲器1の内壁に塗布され導電膜5と同電位になってい
る。
加速電圧が印加され、遮蔽カップ15、およびガラス外
囲器1の内壁に塗布され導電膜5と同電位になってい
る。
【0013】G5電極13とG6電極14の中央部の電
子ビーム通過孔は同軸になっているので、当該中央部に
形成されるレンズは軸対称となり、陰極7から放出され
た電子ビームはこのレンズによって集束された後、管軸
に沿った軌道を直進する。
子ビーム通過孔は同軸になっているので、当該中央部に
形成されるレンズは軸対称となり、陰極7から放出され
た電子ビームはこのレンズによって集束された後、管軸
に沿った軌道を直進する。
【0014】一方、G5電極13とG6電極14の外側
の電子ビーム通過孔は互いに中心軸がずれているので、
この外側の電子ビーム通過孔には非軸対称のレンズが形
成される。このため、両側の陰極6と8から放出された
電子ビームは、G5電極13とG6電極14の間に形成
されるレンズ領域のうち、G6電極14側に形成される
発散レンズ領域でレンズ中心軸から外れた部分を通過
し、該レンズによる集束作用と同時に、中心軸17方向
への集中力を受ける。
の電子ビーム通過孔は互いに中心軸がずれているので、
この外側の電子ビーム通過孔には非軸対称のレンズが形
成される。このため、両側の陰極6と8から放出された
電子ビームは、G5電極13とG6電極14の間に形成
されるレンズ領域のうち、G6電極14側に形成される
発散レンズ領域でレンズ中心軸から外れた部分を通過
し、該レンズによる集束作用と同時に、中心軸17方向
への集中力を受ける。
【0015】こうして、3本の電子ビームはシャドウマ
スク5上で結像すると同時に、互いに重なり合うように
集中する。このように、各電子ビームを集中させる操作
を静コンバーゼンス(以下、STCと略す)と呼ぶ。
スク5上で結像すると同時に、互いに重なり合うように
集中する。このように、各電子ビームを集中させる操作
を静コンバーゼンス(以下、STCと略す)と呼ぶ。
【0016】さらに、各電子ビームはシャドウマスク4
により色選別をうけ、各電子ビームに対応する色の蛍光
体を励起発光させる成分だけがシャドウマスクの開口を
通過して蛍光面3に到る。
により色選別をうけ、各電子ビームに対応する色の蛍光
体を励起発光させる成分だけがシャドウマスクの開口を
通過して蛍光面3に到る。
【0017】また、電子ビームを蛍光面3上で走査する
ためにガラス外囲器の外部に偏向ヨーク21が装架され
ている。
ためにガラス外囲器の外部に偏向ヨーク21が装架され
ている。
【0018】上記のように、3本の電子ビーム通路が水
平方向の一平面上に配置されるインライン電子銃を特殊
な非斉一磁界分布を形成する、所謂セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークと組み合わせることにより、画面中央でS
TCが取れていれば画面全域にわたってコンバーゼンス
を取ることができるということが知られている。
平方向の一平面上に配置されるインライン電子銃を特殊
な非斉一磁界分布を形成する、所謂セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークと組み合わせることにより、画面中央でS
TCが取れていれば画面全域にわたってコンバーゼンス
を取ることができるということが知られている。
【0019】しかし、一般にセルフコンバーゼンス偏向
ヨークでは、形成される磁界の非斉一性のため偏向収差
が大きく、画面の周辺部で解像度が低下するという問題
がある。
ヨークでは、形成される磁界の非斉一性のため偏向収差
が大きく、画面の周辺部で解像度が低下するという問題
がある。
【0020】すなわち、偏向ヨーク21による偏向に伴
って蛍光面3上での電子ビームの断面形状(ビームスポ
ツト形状)が歪む。
って蛍光面3上での電子ビームの断面形状(ビームスポ
ツト形状)が歪む。
【0021】図8は従来の電子銃を備えたカラー陰極線
管における蛍光面上の各位置での電子ビームスポツトの
形状を説明する概念図であって、3は蛍光面、3aは画
面の中央部でのビームスポツト、3bは画面の隅周辺部
でのビームスポツト、3cは画面の水平方向周辺部での
ビームスポツト、cはビームスポツトのコア部、hはビ
ームスポツトのハロー部である。なお、X−Xは水平方
向、Y−Yは垂直方向を示す。
管における蛍光面上の各位置での電子ビームスポツトの
形状を説明する概念図であって、3は蛍光面、3aは画
面の中央部でのビームスポツト、3bは画面の隅周辺部
でのビームスポツト、3cは画面の水平方向周辺部での
ビームスポツト、cはビームスポツトのコア部、hはビ
ームスポツトのハロー部である。なお、X−Xは水平方
向、Y−Yは垂直方向を示す。
【0022】同図において、画面中央部でほぼ真円とな
るビームスポット3aは、画面の隅部のビームスポツト
3bと水平方向周辺部のビームスポツト3cに示したよ
うに、斜線で示した電子ビームのコアc(高輝度部分)
が水平方向(X方向)に拡がり、その周辺部のハローh
(低輝度部分)が垂直方向に拡がった形状となるため画
面周辺部の解像度は著しく低下する。
るビームスポット3aは、画面の隅部のビームスポツト
3bと水平方向周辺部のビームスポツト3cに示したよ
うに、斜線で示した電子ビームのコアc(高輝度部分)
が水平方向(X方向)に拡がり、その周辺部のハローh
(低輝度部分)が垂直方向に拡がった形状となるため画
面周辺部の解像度は著しく低下する。
【0023】このような偏向収差による解像度の低下
は、最終段のレンズ及び偏向磁界内を通過する電子ビー
ムの断面径を小さくすることにより軽減できる。そのた
めには、一般に、前段のレンズで電子ビームを強く絞る
方法がとられているが、そうした場合は画面中央部のビ
ームスポット径は大きくなる。つまり、画面中央部の解
像度が低下するという欠点がある。
は、最終段のレンズ及び偏向磁界内を通過する電子ビー
ムの断面径を小さくすることにより軽減できる。そのた
めには、一般に、前段のレンズで電子ビームを強く絞る
方法がとられているが、そうした場合は画面中央部のビ
ームスポット径は大きくなる。つまり、画面中央部の解
像度が低下するという欠点がある。
【0024】この問題を解決すルための1手段が特開平
2−72546号公報に開示されている。
2−72546号公報に開示されている。
【0025】図9は解像度低下を低減させるような構成
を備えた従来の陰極線管用電子銃の一例を示す中央電子
ビームに沿って切断した断面図であって、図7と同一符
号は同一部分に対応し、131と132は二分割した第
5電極(G5電極)13を構成する第1部材と第2部
材、131aは第1部材の電極内部に設置した電極板、
132aは第2部材から第1部材側に延在させて設けた
平板状電極である。
を備えた従来の陰極線管用電子銃の一例を示す中央電子
ビームに沿って切断した断面図であって、図7と同一符
号は同一部分に対応し、131と132は二分割した第
5電極(G5電極)13を構成する第1部材と第2部
材、131aは第1部材の電極内部に設置した電極板、
132aは第2部材から第1部材側に延在させて設けた
平板状電極である。
【0026】最終段のレンズを形成する電極の一つであ
るG5電極13を陰極7から蛍光面に向かって第1部材
131、第2部材132に2分割する。第2部材132
の第1部材131に対向する端面には、電子ビーム通過
孔の上下に一対の平板状電極132aが設けられ、第1
部材131の第2部材132との対向端面に設けられた
単一の開口を通じて第1部材131の内部にまで延長さ
れている。
るG5電極13を陰極7から蛍光面に向かって第1部材
131、第2部材132に2分割する。第2部材132
の第1部材131に対向する端面には、電子ビーム通過
孔の上下に一対の平板状電極132aが設けられ、第1
部材131の第2部材132との対向端面に設けられた
単一の開口を通じて第1部材131の内部にまで延長さ
れている。
【0027】また、第1部材131の内部には、電子ビ
ーム通過孔を設けた電極板131aが平板状電極132
aと一定の間隔をおいて配置されている。
ーム通過孔を設けた電極板131aが平板状電極132
aと一定の間隔をおいて配置されている。
【0028】第2部材132には、偏向ヨークに供給さ
れる偏向電流に同期してダイナミックに変動する電圧、
すなわちダイナミックフォーカス電圧Vdが第2の集束
電圧Vf2に重畳して与えられる。
れる偏向電流に同期してダイナミックに変動する電圧、
すなわちダイナミックフォーカス電圧Vdが第2の集束
電圧Vf2に重畳して与えられる。
【0029】なお、Vf1は第1の集束電圧、Ec2は
G2電極10とG4電極12に印加される固定電圧、E
bは陽極電圧(加速電圧:最高電圧)である。
G2電極10とG4電極12に印加される固定電圧、E
bは陽極電圧(加速電圧:最高電圧)である。
【0030】同図の構成において、電子ビームの偏向量
が大きいときには、第1部材131と第2部材132の
電位差が大きくなるので、平板状電極132aにより形
成される非軸対称の4重極レンズ効果が強くなり、前記
平板状電極間を通過する電子ビームには大きな非点収差
が生じる。
が大きいときには、第1部材131と第2部材132の
電位差が大きくなるので、平板状電極132aにより形
成される非軸対称の4重極レンズ効果が強くなり、前記
平板状電極間を通過する電子ビームには大きな非点収差
が生じる。
【0031】G5電極13を構成する第2部材132の
電位が第1部材131の電位より高ければ、電子ビーム
に生じる非点収差はコアcを垂直方向に長く、ハローh
を水平方向に長く引き伸ばす効果を生じるので、図7で
説明した電子ビーム偏向に伴う非点収差を打ち消すこと
ができ、画面周辺部の解像度を向上させることができ
る。
電位が第1部材131の電位より高ければ、電子ビーム
に生じる非点収差はコアcを垂直方向に長く、ハローh
を水平方向に長く引き伸ばす効果を生じるので、図7で
説明した電子ビーム偏向に伴う非点収差を打ち消すこと
ができ、画面周辺部の解像度を向上させることができ
る。
【0032】一方、電子ビームが偏向されないときは第
1部材131と第2部材132との電位差を無くし、非
軸対称のレンズを形成しないような条件にできるので画
面中央部の解像度の劣化は生じない。
1部材131と第2部材132との電位差を無くし、非
軸対称のレンズを形成しないような条件にできるので画
面中央部の解像度の劣化は生じない。
【0033】また、カラー受像管では最終段のレンズか
ら画面周辺部までの距離が、画面中央部までの距離に比
較して長いので、画面中央部と周辺部とでは電子ビーム
の集束条件が異なる。そのため画面中央部の蛍光面上に
電子ビームを集束させる条件では画面周辺部の蛍光面上
に集束させることができず解像度が低下する。これを像
面湾曲収差という。
ら画面周辺部までの距離が、画面中央部までの距離に比
較して長いので、画面中央部と周辺部とでは電子ビーム
の集束条件が異なる。そのため画面中央部の蛍光面上に
電子ビームを集束させる条件では画面周辺部の蛍光面上
に集束させることができず解像度が低下する。これを像
面湾曲収差という。
【0034】しかし、図9に示した従来例による電子銃
では、電子ビームを画面の周辺に偏向するとき第2部材
132の電位を増大させるので、G6電極14に印加さ
れている加速電圧Ebとの電圧差は縮小される。
では、電子ビームを画面の周辺に偏向するとき第2部材
132の電位を増大させるので、G6電極14に印加さ
れている加速電圧Ebとの電圧差は縮小される。
【0035】このため、G6電極14とG5電極13の
第2部材132との間に形成される最終段のレンズのレ
ンズ強度が弱まり、電子ビーム集束点は蛍光面方向に延
長され、画面周辺部でも電子ビームを蛍光面上に集束さ
せることができる。
第2部材132との間に形成される最終段のレンズのレ
ンズ強度が弱まり、電子ビーム集束点は蛍光面方向に延
長され、画面周辺部でも電子ビームを蛍光面上に集束さ
せることができる。
【0036】しかし、この電子銃では集束電源として、
一定の集束電圧Vf1と偏向に同期して変化する集束電
圧(Vf2+Vd)の2個を設ける必要がある。
一定の集束電圧Vf1と偏向に同期して変化する集束電
圧(Vf2+Vd)の2個を設ける必要がある。
【0037】一般に、集束電圧は5kV〜10kV程度
と比較的高いので、従来はステムピン22に接続するソ
ケットから供給できるのは1個の集束電圧だけであっ
た。
と比較的高いので、従来はステムピン22に接続するソ
ケットから供給できるのは1個の集束電圧だけであっ
た。
【0038】上記従来例では、ソケットから2つの集束
電圧を供給する必要があるので、ソケット部での放電を
防止するために特別の工夫を要する。更に、集束電源が
2個必要となることは、従前からの受像管との互換性が
なくなる。
電圧を供給する必要があるので、ソケット部での放電を
防止するために特別の工夫を要する。更に、集束電源が
2個必要となることは、従前からの受像管との互換性が
なくなる。
【0039】これに対し、上記問題を解決するための他
の一手段として特開昭64−38947号公報に開示さ
れたものが知られている。
の一手段として特開昭64−38947号公報に開示さ
れたものが知られている。
【0040】図10は2個の集束電圧を陰極線管の管内
で生成するようにして互換性を維持した従来の電子銃の
構成を説明する模式図であって、14b,14cは中間
電極、23は抵抗器、図8と同一符号は同一部分に対応
する。
で生成するようにして互換性を維持した従来の電子銃の
構成を説明する模式図であって、14b,14cは中間
電極、23は抵抗器、図8と同一符号は同一部分に対応
する。
【0041】同図において、電子ビームを蛍光面上に集
束させるための第2の電極手段を、G3電極11,G4
電極12,G5電極13,G6電極14、そして、ガラ
ス外囲器内でかつ電子銃近傍に配置した抵抗器22によ
りG6電極14に印加する加速電圧Ebを所定の値に分
割した電圧を給する複数の中間電極14b,14cで構
成する。
束させるための第2の電極手段を、G3電極11,G4
電極12,G5電極13,G6電極14、そして、ガラ
ス外囲器内でかつ電子銃近傍に配置した抵抗器22によ
りG6電極14に印加する加速電圧Ebを所定の値に分
割した電圧を給する複数の中間電極14b,14cで構
成する。
【0042】前記複数の中間電極14b,14cはG6
電極14とG5電極13との間に配置され、それぞれの
中間電極には各電子ビームに対応した円形の電子ビーム
通過孔が設けられている。
電極14とG5電極13との間に配置され、それぞれの
中間電極には各電子ビームに対応した円形の電子ビーム
通過孔が設けられている。
【0043】G5電極13の中間電極14bと対向する
端面に設けられた電子ビーム通過孔の開孔は水平方向に
長軸を有する長円形となっており、G6電極14の中間
電極と対向する端面に設けられた電子ビーム通過孔の開
孔も水平方向に長軸を有する長円形となっている。
端面に設けられた電子ビーム通過孔の開孔は水平方向に
長軸を有する長円形となっており、G6電極14の中間
電極と対向する端面に設けられた電子ビーム通過孔の開
孔も水平方向に長軸を有する長円形となっている。
【0044】また、G3電極11とG5電極13には電
子ビームの偏向量に同期して上昇する電圧Vdが集束電
圧Vfに重畳して印加される。
子ビームの偏向量に同期して上昇する電圧Vdが集束電
圧Vfに重畳して印加される。
【0045】さらに、G5電極13とG6電極14との
間に形成される最終段のレンズは、中間電極14b,1
4cの存在によりレンズの集束領域と発散領域とにそれ
ぞれ分離・独立し、G5電極13と中間電極14bとの
間の集束領域には電子ビームの断面形状を水平方向に長
く引き伸ばす作用をもち、G6電極14と中間電極14
cとの間の発散領域には電子ビームの断面形状を垂直方
向に長く引き伸ばす作用をもつ。
間に形成される最終段のレンズは、中間電極14b,1
4cの存在によりレンズの集束領域と発散領域とにそれ
ぞれ分離・独立し、G5電極13と中間電極14bとの
間の集束領域には電子ビームの断面形状を水平方向に長
く引き伸ばす作用をもち、G6電極14と中間電極14
cとの間の発散領域には電子ビームの断面形状を垂直方
向に長く引き伸ばす作用をもつ。
【0046】このように構成したことで、画面中央部で
は上記集束領域および発散領域のそれぞれの作用が互い
に打ち消し合い解像度の劣化は生じない。
は上記集束領域および発散領域のそれぞれの作用が互い
に打ち消し合い解像度の劣化は生じない。
【0047】一方、画面周辺部では電子ビームの偏向に
伴ってG5電極13の電圧が上昇するので中間電極14
bとの電圧差が縮小し、上記集束領域のレンズ強度は弱
くなる。
伴ってG5電極13の電圧が上昇するので中間電極14
bとの電圧差が縮小し、上記集束領域のレンズ強度は弱
くなる。
【0048】そして、上記発散領域のレンズ強度は変化
しないので、相対的に発散領域のレンズ強度が強まった
ことになる。即ち、上記発散領域がもつ電子ビームの断
面形状を垂直方向に長く引き伸ばす作用が上記集束領域
がもつ電子ビームの断面形状を水平方向に長く引き伸ば
す作用を上回る。
しないので、相対的に発散領域のレンズ強度が強まった
ことになる。即ち、上記発散領域がもつ電子ビームの断
面形状を垂直方向に長く引き伸ばす作用が上記集束領域
がもつ電子ビームの断面形状を水平方向に長く引き伸ば
す作用を上回る。
【0049】このため、最終段のレンズを通過した電子
ビームの断面形状は垂直方向に長い形状となり、偏向収
差によって生じる非点収差を補正することが可能とな
る。
ビームの断面形状は垂直方向に長い形状となり、偏向収
差によって生じる非点収差を補正することが可能とな
る。
【0050】また、最終段のレンズ全体としてはレンズ
強度を弱めているので、電子ビームの集束点は蛍光面方
向に延長し、像面湾曲収差を補正することが可能とな
る。
強度を弱めているので、電子ビームの集束点は蛍光面方
向に延長し、像面湾曲収差を補正することが可能とな
る。
【0051】しかし、上記他の従来例による電子銃の最
終段のレンズでは、電子ビームの偏向量に比例して集束
領域のレンズ強度のみが弱くなるために、発散領域での
電子ビームの断面径は増大する結果となる。
終段のレンズでは、電子ビームの偏向量に比例して集束
領域のレンズ強度のみが弱くなるために、発散領域での
電子ビームの断面径は増大する結果となる。
【0052】このため、電子ビームに生じる偏向収差に
よる非点収差は増大するため、これを補正するために
は、さらに集束領域のレンズ強度を弱くしなければなら
ないという悪循環を生み出す。
よる非点収差は増大するため、これを補正するために
は、さらに集束領域のレンズ強度を弱くしなければなら
ないという悪循環を生み出す。
【0053】それ故、G5電極13に印加する集束電圧
の値を変化させたときの画面周辺部での解像度の改善度
は低い。
の値を変化させたときの画面周辺部での解像度の改善度
は低い。
【0054】また、上記中間電極14b,14cには、
G5電極13に印加される変動する集束電圧の静電誘導
による電圧が抵抗器23により所望の電圧に分圧されて
与えられる電圧に重畳する現象が起きる。そのため、電
子ビーム偏向時のG5電極13と中間電極14bとの間
の電圧差の縮小が妨げられる。
G5電極13に印加される変動する集束電圧の静電誘導
による電圧が抵抗器23により所望の電圧に分圧されて
与えられる電圧に重畳する現象が起きる。そのため、電
子ビーム偏向時のG5電極13と中間電極14bとの間
の電圧差の縮小が妨げられる。
【0055】したがって、この点においても、G5電極
13に印加する集束電圧の値を変化させたときの画面周
辺部の解像度の改善度は低い。つまり、低いダイナミッ
クフォーカス電圧では十分に画面周辺部の解像度を改善
することができないという欠点がある。
13に印加する集束電圧の値を変化させたときの画面周
辺部の解像度の改善度は低い。つまり、低いダイナミッ
クフォーカス電圧では十分に画面周辺部の解像度を改善
することができないという欠点がある。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術では、2つの集束電圧を必要とすることや、受
像装置のソケット部の問題、互換性の問題、あるいは低
いダイナミックフォーカス電圧では十分に画面周辺部の
解像度の改善が行われないという欠点がある。
従来技術では、2つの集束電圧を必要とすることや、受
像装置のソケット部の問題、互換性の問題、あるいは低
いダイナミックフォーカス電圧では十分に画面周辺部の
解像度の改善が行われないという欠点がある。
【0057】本発明は、上記従来技術の諸問題を解消
し、一つの集束電圧を用い、かつ低いダイナミックフォ
ーカス電圧により画面周辺部の解像度を十分に改善する
ことができる電子銃を備えたカラー陰極線管を提供する
ことにある。
し、一つの集束電圧を用い、かつ低いダイナミックフォ
ーカス電圧により画面周辺部の解像度を十分に改善する
ことができる電子銃を備えたカラー陰極線管を提供する
ことにある。
【0058】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるカラー陰極線管に用いる電子銃は、電
子ビームを蛍光面上に集束させるための主レンズを陰極
から蛍光面側に順次配置されたG3電極、G4電極、G
5電極、G6電極により構成し、前記G6電極には最高
電位である加速電圧を与え、前記G3,G5電極には電
子ビームの偏向量の増大に応じて変化する集束電圧を与
え、前記G3,G4,G5電極により水平方向の集束作
用が垂直方向の集束作用よりも強く、かつ電子ビームの
偏向量の増大に対応してレンズ強度を強める非軸対称の
レンズを形成し、前記G5,G6電極により電子ビーム
の断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用を有する最
終段のレンズを形成してなることを特徴とする。
に、本発明によるカラー陰極線管に用いる電子銃は、電
子ビームを蛍光面上に集束させるための主レンズを陰極
から蛍光面側に順次配置されたG3電極、G4電極、G
5電極、G6電極により構成し、前記G6電極には最高
電位である加速電圧を与え、前記G3,G5電極には電
子ビームの偏向量の増大に応じて変化する集束電圧を与
え、前記G3,G4,G5電極により水平方向の集束作
用が垂直方向の集束作用よりも強く、かつ電子ビームの
偏向量の増大に対応してレンズ強度を強める非軸対称の
レンズを形成し、前記G5,G6電極により電子ビーム
の断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用を有する最
終段のレンズを形成してなることを特徴とする。
【0059】すなわち、本発明の構成を明確にするため
に、実施例の符号を併記して切目すると、請求項1に記
載の第1の発明は、複数の電子ビームを発生させ、かつ
これらの電子ビームを水平方向の一平面上の互いに平行
な初期通路に沿って蛍光面へ指向させる第1の電極手段
7,9,10と、前記各電子ビームを前記蛍光面上に集
束させるための主レンズを構成する第2の電極手段とを
少なくとも有する電子銃を備えたカラー陰極線管におい
て、前記主レンズを、前記第1の電極手段側から前記蛍
光面側に順次配置された第3電極11、第4電極12、
第5電極13、および第6電極14により構成し、前記
第6電極14には最高電位である加速電圧Ebを与え、
前記第3電極11と第5電極13には電子ビームの偏向
量の増大に応じて変化する集束電圧(Vf+Vd)を与
え、前記第3電極11、第4電極12、および第5電極
13により前記水平方向の集束作用が垂直方向の集束作
用よりも強く、かつ電子ビームの偏向量の増大に応じて
レンズ強度を強める非軸対称のレンズを形成し、前記第
5電極13と第6電極14により電子ビームの断面形状
を水平方向に強く引き伸ばす作用を有する最終段のレン
ズを形成することを特徴とする。
に、実施例の符号を併記して切目すると、請求項1に記
載の第1の発明は、複数の電子ビームを発生させ、かつ
これらの電子ビームを水平方向の一平面上の互いに平行
な初期通路に沿って蛍光面へ指向させる第1の電極手段
7,9,10と、前記各電子ビームを前記蛍光面上に集
束させるための主レンズを構成する第2の電極手段とを
少なくとも有する電子銃を備えたカラー陰極線管におい
て、前記主レンズを、前記第1の電極手段側から前記蛍
光面側に順次配置された第3電極11、第4電極12、
第5電極13、および第6電極14により構成し、前記
第6電極14には最高電位である加速電圧Ebを与え、
前記第3電極11と第5電極13には電子ビームの偏向
量の増大に応じて変化する集束電圧(Vf+Vd)を与
え、前記第3電極11、第4電極12、および第5電極
13により前記水平方向の集束作用が垂直方向の集束作
用よりも強く、かつ電子ビームの偏向量の増大に応じて
レンズ強度を強める非軸対称のレンズを形成し、前記第
5電極13と第6電極14により電子ビームの断面形状
を水平方向に強く引き伸ばす作用を有する最終段のレン
ズを形成することを特徴とする。
【0060】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記第1の発明において、前記第3電極11の前記第4電
極12と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔、前
記第4電極12の前記第3電極11と対向する面に設け
られた電子ビーム通過孔、前記第4電極12の前記第5
電極13と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔、
前記第5電極13の前記第4電極12と対向する面に設
けられた電子ビーム通過孔のうちの少なくとも1つは非
軸対称の形状であることを特徴とする。
記第1の発明において、前記第3電極11の前記第4電
極12と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔、前
記第4電極12の前記第3電極11と対向する面に設け
られた電子ビーム通過孔、前記第4電極12の前記第5
電極13と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔、
前記第5電極13の前記第4電極12と対向する面に設
けられた電子ビーム通過孔のうちの少なくとも1つは非
軸対称の形状であることを特徴とする。
【0061】
【作用】上記のような本発明による主レンズでは、G3
電極11,G4電極12,G5電極13により形成され
る非軸対称のレンズは水平方向の集束作用が垂直方向の
集束作用よりも強いので、前記非軸対称のレンズを通過
した電子ビームの断面形状は垂直方向に長い形状となっ
た後、最終段のレンズに入射する。
電極11,G4電極12,G5電極13により形成され
る非軸対称のレンズは水平方向の集束作用が垂直方向の
集束作用よりも強いので、前記非軸対称のレンズを通過
した電子ビームの断面形状は垂直方向に長い形状となっ
た後、最終段のレンズに入射する。
【0062】画面中央部において、上記非軸対称のレン
ズの集束作用により垂直方向に長い断面形状となった電
子ビームは、G5電極13,G6電極14により形成さ
れる最終段のレンズがもつ電子ビームの断面形状を強く
水平方向に引き伸ばす作用により、円形の断面形状とな
るように修正される。
ズの集束作用により垂直方向に長い断面形状となった電
子ビームは、G5電極13,G6電極14により形成さ
れる最終段のレンズがもつ電子ビームの断面形状を強く
水平方向に引き伸ばす作用により、円形の断面形状とな
るように修正される。
【0063】これにより、画面上のビームスポット形状
はほぼ円形となるので画面中央部における解像度の劣化
は起こらない。
はほぼ円形となるので画面中央部における解像度の劣化
は起こらない。
【0064】それに対し、画面周辺部では、G5電極1
3に印加している集束電圧の電位が電子ビームの偏向量
の増大に応じて上昇するため、G6電極14に印加して
いる加速電圧Ebとの電圧差が縮小し、G5電極13と
G6電極14により形成される最終段のレンズの集束領
域、発散領域ともレンズ強度は弱まる。また、前記レン
ズ強度が弱まると同時に前記最終段のレンズがもつ電子
ビームの断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用も弱
まるため、上記非軸対称のレンズを通過した垂直方向に
長い断面形状の電子ビームは前記最終段のレンズがもつ
電子ビームの断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用
を受けるが、完全には修正されないため垂直方向に長い
断面形状のままとなる。
3に印加している集束電圧の電位が電子ビームの偏向量
の増大に応じて上昇するため、G6電極14に印加して
いる加速電圧Ebとの電圧差が縮小し、G5電極13と
G6電極14により形成される最終段のレンズの集束領
域、発散領域ともレンズ強度は弱まる。また、前記レン
ズ強度が弱まると同時に前記最終段のレンズがもつ電子
ビームの断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用も弱
まるため、上記非軸対称のレンズを通過した垂直方向に
長い断面形状の電子ビームは前記最終段のレンズがもつ
電子ビームの断面形状を強く水平方向に引き伸ばす作用
を受けるが、完全には修正されないため垂直方向に長い
断面形状のままとなる。
【0065】これにより、偏向収差によって生じる非点
収差を打ち消すことができる。また、このとき、最終段
のレンズはレンズ強度が弱まるので、集束点は蛍光面方
向に延長され画面周辺部でも電子ビームを蛍光面上に集
束させることができる。
収差を打ち消すことができる。また、このとき、最終段
のレンズはレンズ強度が弱まるので、集束点は蛍光面方
向に延長され画面周辺部でも電子ビームを蛍光面上に集
束させることができる。
【0066】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0067】図1は本発明によるカラー陰極線管の用い
る電子銃の1実施例を説明する中央電子ビームに沿って
切断した断面図であって、7は陰極、9は第1電極(G
1電極)、10は第2電極(G2電極)、11は第3電
極(G3電極)、12は第4電極(G4電極)、13は
第5電極(G5電極)、13aはG5電極の内部に設置
した電極板、14は第6電極(G6電極)、14aはG
6電極の内部に設置した電極板、15は遮蔽カップであ
る。
る電子銃の1実施例を説明する中央電子ビームに沿って
切断した断面図であって、7は陰極、9は第1電極(G
1電極)、10は第2電極(G2電極)、11は第3電
極(G3電極)、12は第4電極(G4電極)、13は
第5電極(G5電極)、13aはG5電極の内部に設置
した電極板、14は第6電極(G6電極)、14aはG
6電極の内部に設置した電極板、15は遮蔽カップであ
る。
【0068】同図において、電子ビームを蛍光面上に集
束させるための主レンズをG3電極11、G4電極1
2、G5電極13、およびG6電極14で構成する。
束させるための主レンズをG3電極11、G4電極1
2、G5電極13、およびG6電極14で構成する。
【0069】G6電極14には遮蔽カップ15を通じて
加速電圧Ebが印加される。G3電極11およびG5電
極13には電子ビームの偏向量の増大に同期して上昇す
る電圧Vdを集束電位Vfに重畳した電圧が印加され
る。G4電極12には200〜2000V程度の電圧E
v4が印加される。
加速電圧Ebが印加される。G3電極11およびG5電
極13には電子ビームの偏向量の増大に同期して上昇す
る電圧Vdを集束電位Vfに重畳した電圧が印加され
る。G4電極12には200〜2000V程度の電圧E
v4が印加される。
【0070】G4電極12は板状の電極であり、垂直方
向径が水平方向径よりも大きい電子ビーム通過孔をも
つ。
向径が水平方向径よりも大きい電子ビーム通過孔をも
つ。
【0071】図2はG4電極に形成される電子ビーム通
過孔の形状を示す平面図であって、12cは中央の電子
ビーム通過孔、12sは外側の電子ビーム通過孔であ
る。
過孔の形状を示す平面図であって、12cは中央の電子
ビーム通過孔、12sは外側の電子ビーム通過孔であ
る。
【0072】図示したように、G4電極12に形成され
る3個の電子ビーム通過孔12c,12s,12sは円
の一部を長方形で切り取ったような形の開孔である。こ
の円の円弧の部分を隣接する電極の対向面に設けられて
いる電子ビーム通過孔と同径、同軸とすれば、従来、電
子銃の組立てに用いられてきた円柱状の貫通治具により
精度良く組み立てることができる。
る3個の電子ビーム通過孔12c,12s,12sは円
の一部を長方形で切り取ったような形の開孔である。こ
の円の円弧の部分を隣接する電極の対向面に設けられて
いる電子ビーム通過孔と同径、同軸とすれば、従来、電
子銃の組立てに用いられてきた円柱状の貫通治具により
精度良く組み立てることができる。
【0073】また、図3はG4電極に形成される電子ビ
ーム通過孔の他の形状例を示す平面図であって、(a)
は垂直方向に長軸をもつ楕円形、(b)は垂直方向に長
軸をもつ長方形、(c)は垂直方向に長軸をもつ菱形と
したものである。
ーム通過孔の他の形状例を示す平面図であって、(a)
は垂直方向に長軸をもつ楕円形、(b)は垂直方向に長
軸をもつ長方形、(c)は垂直方向に長軸をもつ菱形と
したものである。
【0074】このG4電極に形成される電子ビーム通過
孔は、上記の形状に限るものではなく、垂直方向に大径
の他の適宜の形状を採用できるものである。
孔は、上記の形状に限るものではなく、垂直方向に大径
の他の適宜の形状を採用できるものである。
【0075】なお、図1において、最終段のレンズを形
成するための上記G5電極13とG6電極電極14は、
例えば特開昭58−103752号公報で示されている
電極形状により実現できる。
成するための上記G5電極13とG6電極電極14は、
例えば特開昭58−103752号公報で示されている
電極形状により実現できる。
【0076】図4は本実施例の最終段レンズを形成する
電極の主要部分を説明する断面図であって、113はG
5電極13の外周部、113はG6電極14の外周部、
13aはG5電極13の外周部113の内部に設けられ
た非点収差修正用の電極板、14aはG6電極14の外
周部114の内部に設けられた非点収差修正用の電極
板、113cは電極板13aの中央の電子ビーム通過
孔、113sは電極板13aの脇の電子ビーム通過孔、
114cは電極板14aの中央の電子ビーム通過孔、1
14sは電極板14aの外側の電子ビーム通過孔であ
る。
電極の主要部分を説明する断面図であって、113はG
5電極13の外周部、113はG6電極14の外周部、
13aはG5電極13の外周部113の内部に設けられ
た非点収差修正用の電極板、14aはG6電極14の外
周部114の内部に設けられた非点収差修正用の電極
板、113cは電極板13aの中央の電子ビーム通過
孔、113sは電極板13aの脇の電子ビーム通過孔、
114cは電極板14aの中央の電子ビーム通過孔、1
14sは電極板14aの外側の電子ビーム通過孔であ
る。
【0077】上記電極板13aには中央ビームの電子ビ
ーム通過孔113cと、外側ビームの電子ビーム通過孔
113s,113sが、また上記電極板14aには中央
ビームの電子ビーム通過孔114cと、外側ビームの電
子ビーム通過孔114s,114sが一列に設けられて
いる。これらの電子ビーム通過孔113c,113s,
113s、114c,114s,114sは垂直方向に
長い楕円形状であり、また、G5電極13側とG6電極
14側の互いに対向する開口の形状と寸法は同一であ
る。
ーム通過孔113cと、外側ビームの電子ビーム通過孔
113s,113sが、また上記電極板14aには中央
ビームの電子ビーム通過孔114cと、外側ビームの電
子ビーム通過孔114s,114sが一列に設けられて
いる。これらの電子ビーム通過孔113c,113s,
113s、114c,114s,114sは垂直方向に
長い楕円形状であり、また、G5電極13側とG6電極
14側の互いに対向する開口の形状と寸法は同一であ
る。
【0078】また、図5は図4のA−A線側からみた平
面図、図6は図4のB−B線側からみた平面図である。
面図、図6は図4のB−B線側からみた平面図である。
【0079】このような構造において、電極板13aの
外周部113の開口端からの後退量d1 、電極板14a
の外周部114の開口端からの後退量d2 、開孔113
s,113sの水平径b13、垂直径a13、開孔113c
の水平径b14、垂直径a14、開孔114s,114sの
水平径b23、垂直径a23、開孔114cの水平径b24、
垂直径a24 寸法を所望の値にすることにより、大口径
かつ垂直方向の集束作用を水平方向の集束作用よりも強
くすることができる。
外周部113の開口端からの後退量d1 、電極板14a
の外周部114の開口端からの後退量d2 、開孔113
s,113sの水平径b13、垂直径a13、開孔113c
の水平径b14、垂直径a14、開孔114s,114sの
水平径b23、垂直径a23、開孔114cの水平径b24、
垂直径a24 寸法を所望の値にすることにより、大口径
かつ垂直方向の集束作用を水平方向の集束作用よりも強
くすることができる。
【0080】つまり、電子ビームの断面形状を強く水平
方向に引き伸ばす作用を最終段のレンズにもたせること
ができる。
方向に引き伸ばす作用を最終段のレンズにもたせること
ができる。
【0081】上記した図1,2,4,5に示した実施例
における代表的な寸法例を挙げれば、次のとおりであ
る。
における代表的な寸法例を挙げれば、次のとおりであ
る。
【0082】G4電極12の板厚=0.5mm G4電極12の開孔の垂直方向径=4.8mm G4電極12の開孔の水平方向径φ=4.4mm b13=10.4mm 単一開口の水平方向径=22.0mm d1 =5.5mm d2 =3.6mm a14=6.4mm b14=4.8mm a24=10.4mm b24=5.1mm 上記の寸法に基づいて試作を行った結果、本実施例によ
れば、画面中央部の解像度を損なうこと無く、低いダイ
ナミックフォーカス電圧により画面周辺部の解像度を十
分に改善することができることを確認した。
れば、画面中央部の解像度を損なうこと無く、低いダイ
ナミックフォーカス電圧により画面周辺部の解像度を十
分に改善することができることを確認した。
【0083】また、集束電圧が一つであることから受像
装置のソケット部や互換性に関する問題はないのは言う
までもない。
装置のソケット部や互換性に関する問題はないのは言う
までもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカス電源を2個必要とするために生じる受像装置
のソケット部の構造変更や陰極線管の互換性の問題が無
く、かつ低いダイナミックフォーカス電圧により画面周
辺部の解像度も十分に改善することができるので、画面
全域において良好な解像度を得ることができる。
フォーカス電源を2個必要とするために生じる受像装置
のソケット部の構造変更や陰極線管の互換性の問題が無
く、かつ低いダイナミックフォーカス電圧により画面周
辺部の解像度も十分に改善することができるので、画面
全域において良好な解像度を得ることができる。
【図1】本発明によるカラー陰極線管の用いる電子銃の
1実施例を説明する中央電子ビームに沿って切断した断
面図である。
1実施例を説明する中央電子ビームに沿って切断した断
面図である。
【図2】本発明の1実施例における第4電極に形成され
る電子ビーム通過孔の形状を示す平面図である。
る電子ビーム通過孔の形状を示す平面図である。
【図3】本発明の1実施例における第4電極に形成され
る電子ビーム通過孔の他の形状例を示す平面図である。
る電子ビーム通過孔の他の形状例を示す平面図である。
【図4】本発明の1実施例における最終段レンズを形成
する電極の主要部分を説明する断面図である。
する電極の主要部分を説明する断面図である。
【図5】図4のA−A線側からみた平面図である。
【図6】図4のB−B線側からみた平面図である。
【図7】従来構造の電子銃を備えたカラー陰極線管の構
成を模式的に示す水平断面図である。
成を模式的に示す水平断面図である。
【図8】従来の電子銃を備えたカラー陰極線管における
蛍光面上の各位置での電子ビームスポツトの形状を説明
する概念図である。
蛍光面上の各位置での電子ビームスポツトの形状を説明
する概念図である。
【図9】解像度低下を低減させるような構成を備えた従
来の陰極線管用電子銃の一例を示す中央電子ビームに沿
って切断した断面図である。
来の陰極線管用電子銃の一例を示す中央電子ビームに沿
って切断した断面図である。
【図10】2個の集束電圧を陰極線管の管内で生成する
ようにして互換性を維持した従来の電子銃の構成を説明
する模式図である。
ようにして互換性を維持した従来の電子銃の構成を説明
する模式図である。
1 ガラス外囲器 2 フェースプレイト部 3 蛍光面 4 シャドウマスク 5 導電膜 6,7,8 陰極 9 G1電極 10 G2電極 11 G3電極 113 G5電極の外周部 114 G6電極の外周部 12 G4電極 12c,12s,113c,113s,114c,11
4s 電子ビーム通過孔 13 G5電極 13a 非点収差修正用電極板 131 G5電極の第1部材 131a 電極板 132 G5電極の第2部材 132a 平板状電極 14 G6電極 14a 非点収差修正用電極板 14b,14c 中間電極 15 遮蔽カップ 16,17,18 電子ビーム初期通路 21 外部磁気偏向ヨーク 22 ステムピン 23 抵抗器。
4s 電子ビーム通過孔 13 G5電極 13a 非点収差修正用電極板 131 G5電極の第1部材 131a 電極板 132 G5電極の第2部材 132a 平板状電極 14 G6電極 14a 非点収差修正用電極板 14b,14c 中間電極 15 遮蔽カップ 16,17,18 電子ビーム初期通路 21 外部磁気偏向ヨーク 22 ステムピン 23 抵抗器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (3)
- 【請求項1】複数の電子ビームを発生させ、かつこれら
の電子ビームを水平方向の一平面上の互いに平行な初期
通路に沿って蛍光面へ指向させる第1の電極手段と、前
記各電子ビームを前記蛍光面上に集束させるための主レ
ンズを構成する第2の電極手段とを少なくとも有する電
子銃を備えたカラー陰極線管において、 前記主レンズを前記第1の電極手段側から前記蛍光面側
に順次配置された第3電極、第4電極、第5電極、およ
び第6電極により構成し、前記第6電極には最高電位で
ある加速電圧を与え、前記第3電極と第5電極には電子
ビームの偏向量の増大に応じて変化する集束電圧を与
え、 前記第3電極、第4電極、および第5電極により前記水
平方向の集束作用が垂直方向の集束作用よりも強く、か
つ電子ビームの偏向量の増大に応じてレンズ強度を強め
る非軸対称のレンズを形成し、 前記第5電極と第6電極により電子ビームの断面形状を
水平方向に強く引き伸ばす作用を有する最終段のレンズ
を形成することを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項2】請求項1において、前記第3電極の前記第
4電極と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔、前
記第4電極の前記第3電極と対向する面に設けられた電
子ビーム通過孔、前記第4電極の前記第5電極と対向す
る面に設けられた電子ビーム通過孔、前記第5電極の前
記第4電極と対向する面に設けられた電子ビーム通過孔
のうちの少なくとも1つは非軸対称の形状であることを
特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項3】請求項1において、前記第4電極を板状の
電極とし、その電子ビーム通過孔の垂直方向径が水平方
向径よりも大きいことを特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13224395A JPH08329854A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13224395A JPH08329854A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08329854A true JPH08329854A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15076720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13224395A Pending JPH08329854A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08329854A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6111350A (en) * | 1997-09-05 | 2000-08-29 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved electron gun |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13224395A patent/JPH08329854A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6111350A (en) * | 1997-09-05 | 2000-08-29 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved electron gun |
| US6445116B1 (en) | 1997-09-05 | 2002-09-03 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved electron gun |
| US6624562B2 (en) | 1997-09-05 | 2003-09-23 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved electron gun |
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