JPH08330102A - チップ抵抗器 - Google Patents

チップ抵抗器

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Publication number
JPH08330102A
JPH08330102A JP7131716A JP13171695A JPH08330102A JP H08330102 A JPH08330102 A JP H08330102A JP 7131716 A JP7131716 A JP 7131716A JP 13171695 A JP13171695 A JP 13171695A JP H08330102 A JPH08330102 A JP H08330102A
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JP
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film
resistor
terminal electrodes
thickness
chip
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JP7131716A
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Inventor
Seiichiro Okuda
誠一郎 奥田
Nobuhiko Kitagawa
信彦 北川
Takehiko Suzuki
健彦 鈴木
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、基板1上の端子電極2、3部分の
厚みと抵抗体膜4部分の厚みを同等にして、バルクカッ
セットに対応でき、しかしも、抵抗値の変動を抑え、端
子電極2、3の強度を向上させたチップ抵抗器を提供す
ることである。 【構成】概略四角形状のセラミック基板1の対向しあう
一方対の端部の表面、端面及び裏面に端子電極2、3を
被着形成し、前記一対の端子電極2、3と接続する抵抗
体膜4を被着し、さらに、該抵抗体膜4上に保護ガラス
膜5、6を被着形成したチップ抵抗器である。このチッ
プ抵抗器において、表面電極部2a、3aは、抵抗体膜
4と接続する内側の辺の厚み方向に段差部21a、31
aを有し、その厚みは、抵抗体膜部分(抵抗体膜4及び
保護ガラス膜5、6)と実質的に同一となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ状固定抵抗器、チ
ップ状多連抵抗器などのチップ抵抗器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、チップ状電子部品、例えばチ
ップ状固定抵抗器の典型的な構造は、図8の断面図に示
すように、概略四角形状のセラミック基板11の対向し
あう一対の端面部分の表面、端面、裏面の3面にわたり
端子電極12、13が形成されており、この1対の端子
電極12、13に接続されるように抵抗体膜14が形成
されていた。さらに、抵抗体膜14上に、保護ガラス膜
である1次オーバーガラス膜15及び2次オーバーガラ
ス膜16が被着形成されていた(特開昭60−2710
4号、実開昭63−182501号)。
【0003】ここで、1次オーバーガラス膜15は、抵
抗体膜14を所定抵抗特性に調整する際、1次オーバー
ガラス膜15及び抵抗体膜14にレーザ照射して、それ
ら一部を焼失除去するが、この時にレーザー照射による
抵抗体膜14への衝撃などを緩和するために設けられる
ものであり、2次オーバーガラス膜16は、レーザー照
射による除去跡を被覆するとともに、端子電極12、1
3の表面にメッキ処理を行う際の保護、さらに、プリン
ト配線基板に実装した際の耐湿保護のために設けられる
ものである。
【0004】いずれの第1次、2次オーバーガラス膜1
5、16は、シリカなどの含む低融点ガラスペーストを
所定形状にスクリーン印刷を行い、乾燥・焼きつけによ
って形成されるものである。
【0005】尚、端子電極12、13において、第2次
オーバーガラス膜16から露出する部位は、プリント配
線基板への半田接合を確実に行うために、Niメッキや
半田メッキ層12a、13aが形成されていた。
【0006】この種のチップ状抵抗器は、収納凹部が形
成されたテーピング部材やバルクカセットなどに収納さ
れ、プリント配線基板の所定位置には、テーピング部材
やバルクカセットから、1つ1つのチップ状抵抗器が抽
出されて、所定プリント配線基板上に配置・実装され
る。
【0007】特に、収納凹部が形成されたテーピング部
材からチップ状抵抗器を抽出する場合には、通常、収納
凹部の開口側には、チップ状抵抗器の表面側が位置され
ているため、実装にあたり、表裏の判別が不要であっ
た。
【0008】しかし、バルクカセットに収納した場合、
カセット内にはチップ状抵抗器がランダムに収納されて
いることから、安定的な実装を行うためには、プリント
配線基板に対するチップ状抵抗器の表裏の判別が必要で
あった。
【0009】仮に、この表裏の判別を行わないと、プリ
ント配線基板の実装面に当接するチップ状抵抗器の面
が、裏面側であれば支障なく実装できるものの、その面
が表面側であれば、安定した実装が行われない。
【0010】これは、チップ状抵抗器の基板表面の構造
において、端子電極12、13部分と抵抗体膜14部分
では厚みが異なることから、このチップ状抵抗器の表面
側がプリント配線基板に当接するように実装されると、
端子電極12、13部分がプリント配線基板の実装面に
安定して接触しなくなる。
【0011】例えば、チップ状抵抗器の端子電極12、
13部分においては、基板11の表面から、約10μm
端子電極12、13となる下地導体膜、約10μmのメ
ッキ層12a、13a(約5μmのNiメッキ層、約5
μmの半田メッキ層)が存在し、約20μmの厚みとな
る。これに対して、抵抗体膜14部分には、約10μm
の抵抗体膜14、約10μmの第1次オーバーガラス膜
15、約30μmの2次オーバーガラス膜16が存在し
約50μmの厚みとなる。
【0012】この端子電極12、13部分の厚みを抵抗
体膜14部分の厚みの差を緩和するために、特開平4−
102302号では、端子電極の表面部分に、補助端子
電極を形成することが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のチップ
状抵抗器においては、補助端子電極は、端子電極の形
成、抵抗体膜の形成、1次オーバーガラス膜の形成、抵
抗体膜の抵抗値調整、2次オーバーガラス膜の形成後に
形成していた。即ち、抵抗値を調整して後の抵抗体膜
は、2次オーバーガラス膜の焼きつけ、基板端面部分の
端子電極部の焼きつけ、さらに、補助端子電極の形成の
ための焼きつけ処理が与えられることになり、合計3回
の熱処理が与えられる。このように多数の焼きつけ処理
によって、抵抗値を調整した抵抗体膜に、特性の変動が
発生してしまうことになる。
【0014】さらに、1次オーバーガラス膜15や2次
オーバーガラス16を形成した後に、補助端子電極を形
成することになる。特に、2次オーバーガラス16は、
全体の保護膜として用いるため、その厚みが30μm程
度と特に厚くなる。従って、2次オーバーガラス16を
形成すべき、ガラスペーストを印刷した場合、ペースト
のダレなどによって、既に形成した表面側端子電極上に
も広く付着することになる。このように、ガラス膜が形
成されている上に補助端子電極を形成した場合、異種材
料の接合となり、その接合強度は低下してしまい、表面
側端子電極と補助端子電極との接合信頼性が低下してし
まうことになる。
【0015】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、端子電極部分の厚みと抵抗
体膜部分の厚みを同等にして、バルクカッセットに対応
でき、しかも、抵抗値の変動を抑え、端子電極の強度を
向上させたチップ抵抗器を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、概略四角形状
のセラミック基板の対向しあう端部の表面、端面及び裏
面に一対の端子電極を被着させるとともに、セラミック
基板表面に前記一対の端子電極と接続する抵抗体膜と、
該抵抗体膜を保護する保護ガラス膜を順次被着させて成
るチップ抵抗器において、前記一対の端子電極のうちセ
ラミック基板の表面に被着されている領域の厚みは、前
記基板表面から保護ガラス膜表面までの厚みと実質的に
同一であり、且つ前記抵抗体膜が接続される該領域の内
側の辺に厚み方向の段差を有しているチップ抵抗器であ
る。
【0017】
【作用】本発明によれば、一対の端子電極のうちセラミ
ック基板の表面に被着されている領域、即ち、表面電極
部の厚みは、基板表面の抵抗体膜部分(抵抗体膜、保護
ガラス膜の合計)の厚みと実質的に同一であり、さら
に、抵抗体膜と接続する表面電極部の内側の辺に段差が
形成されている。尚、このような構造の表面電極部は、
複数回の重ね印刷によって簡単に形成できる。
【0018】これにより、絶縁基板上において、端子電
極部分と抵抗体部分の厚みの変位を実質的に無くすこと
が可能となり、プリント配線基板の実装時に、部品の表
裏の判別をしなくとも、プリント配線基板に安定して配
置することができる。これにより、バルクカセットに対
する適応性が向上する。
【0019】また、表面電極部と抵抗体膜の重畳接続
は、厚みの少ない段差部で行うことができるため、抵抗
体膜の重畳接続による段切れを抑えることができ、安定
した抵抗特性を導出することができる。
【0020】さらに、表面電極部の形成においては典型
的なチップ状抵抗器のように1回の焼成で達成されるこ
とになり、抵抗値を調整した抵抗体膜への熱処理回数を
最小数となり、抵抗値調整した抵抗体膜の特性変動を有
効に抑えることができる。
【0021】さらに1次オーバーガラス膜や2次オーバ
ーガラス膜の印刷時に、この多層構造の端子電極が、ガ
ラスペーストのダレを防止する障壁として作用するた
め、表面電極部の表面に、導電性部材を広く露出させる
ことができるため、メッキ被覆面積が増大し、プリント
配線基板上への半田接合がより安定することになる。
【0022】さらに、表面電極部の形成の一工程で形成
しているのに対して、従来のチップ状抵抗器では、表面
電極部上に、別の工程で補助電極を形成していた。従っ
て、工程が複雑になることがなく、また、従来のよう
に、表面電極部と補助電極との間にガラス膜が介在され
ることがないため、強固な端子電極が形成できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のチップ抵抗器を図面に基づい
て説明する。
【0024】図1は、本発明のチップ抵抗器の1部破断
した状態の平面図であり、図2は、図1中のA−A線断
面の構造図である。尚、図ではセラミック基板に1つの
抵抗体膜を有するチップ抵抗器10を例に説明する。
【0025】チップ抵抗器10は、矩形状のセラミック
基板1、端子電極2、3、抵抗体膜4、1次オーバーガ
ラス膜5、2次オーバーガラス膜6とから構成されてい
る。
【0026】セラミック基板1は、例えばアルミナセラ
ミックなどからなり、その形状は例えば1.6mm×
3.2mm、0.5×1.0mmなどの四角形状となっ
ている。
【0027】このセラミック基板1の対向しあう一方対
の端部、例えばセラミック基板1の長手方向の両端部に
は端子電極2、3が形成されている。
【0028】端子電極2、3は、セラミック基板1の端
部表面、端面、裏面の3つの面に導体膜によって構成さ
れている。例えばAgを主成分とする導体ペーストを印
刷・焼きつけによって形成されてた下地導体膜2x、3
xと、2次オーバーガラス膜6から露出した部分に、N
iメッキや半田メッキなどが施されたメッキ層2y、3
yとを有し、抵抗体膜4と接続する辺には、その厚み方
向に段差部21a、31aが形成されている。ここで、
特に、端子電極2、3の端部表面に形成された導体膜部
分を表面電極部2a、3aという。
【0029】表面電極部2a、3aの下地導体膜2x、
3xは、多層構造となっており、絶縁基板1から上部に
かけて、その形状が徐々に小さくなるに、導電性ペース
トの複数回印刷によって形成する。これにより、表面電
極部2a、3aのセラミック基板1の中央寄り、即ち、
抵抗体膜4の端部と接続する側の辺に段差部21a、3
1aが形成される。尚、下地導体膜2x、3xを形成す
るための導電性ペーストの印刷回数は、抵抗体膜部分
(抵抗体膜、保護ガラス膜)の厚みからメッキ層2y、
3yの厚みを除算して、この値になるように回数が設定
される。
【0030】例えば、抵抗体膜部分の厚みが、約50μ
m(抵抗体膜4の厚み10μm、1次オーバーガラス膜
5の厚み10μm、2次オーバーガラス膜6の厚み30
μm)であり、端子電極2、3の表面メッキ層の厚み1
0μm(例えばNiメッキ層5μm、半田メッキ5μ
m)であるとすると、その差は40μmとなる。また、
端子電極2、3の下地導体膜2x、3xを形成すするた
めの1回の導電性ペーストの印刷で厚みで10μm程度
が得られるため、結果として、4回程度の印刷が必要と
なる。尚、上述の段差部21a、31aにおいて、導電
性ペーストの粘度などによって、その稜線部分が丸みが
ついたり、複数の段差がつながり下地導体膜2x、3x
の端面が傾斜したりするが、このような場合であてっも
構わない。
【0031】セラミック基板1の端子電極2、3の表面
電極部2a、3aの段差部21a、31aに重畳するよ
うに抵抗体膜4が形成されている。
【0032】抵抗体膜4は、金属酸化物、例えば酸化ル
テニウムを主成分とする抵抗体材料によって形成され
る。尚、抵抗体膜4は、表面電極部2a、3aの下地導
体膜2x、3xが形成する段差部21a、31aに、例
えば0.05〜0.2mm程度の長さで重畳接続してい
る。
【0033】また、抵抗体膜4の表面には、ガラス保護
膜である1次オーバーガラス膜5及び2次オーバーガラ
ス膜6が形成されている。
【0034】1次オーバーガラス膜5は、SiO2 など
を含む低融点ガラスからなり、上述したように抵抗体膜
4へのレーザー照射による衝撃を緩和するために設けら
れ、その膜厚は〜10μm程度である。
【0035】2次オーバーガラス膜6は、SiO2 など
を含む低融点ガラスからなり、接続重畳部分の抵抗体膜
4、1次オーバーガラス膜5、レーザー照射によるトリ
ミング溝4aを完全に覆うように形成され、その膜厚
は、例えば、30〜60μmである。
【0036】次に、上述のチップ抵抗器の製造方法の概
略を説明する。
【0037】まず、セラミック基板1が複数抽出するこ
とができる大型セラミック基板を形成する。大型セラミ
ック基板には、1つのチップ抵抗器が抽出できるように
縦横に分割溝が形成されている。即ち、分割溝によって
1素子領域が区画されている。
【0038】次に大型セラミック基板の各素子領域の裏
面に、端子電極2、3の裏面側電極部2b、3bの下地
導体膜を形成する。具体的には、Agなどを主成分とす
る導電性ペーストを用いて所定形状にスクリーン印刷を
行い、乾燥後、約850℃で焼きつけ処理を行う。
【0039】また、大型セラミック基板の各素子領域の
表面に、端子電極2、3の表面電極部2a、3aの下地
導体膜2x、3xを形成する。具体的には、Agなどを
主成分とする導電性ペーストを用いて所定形状にスクリ
ーン印刷を複数、例えば4回行い、乾燥後、約850℃
で焼きつけ処理を行う。この状態を図3に示す。
【0040】尚、図3では、1素子分のみを示すもので
あり、端子電極2、3の表面電極部2a、3aは、その
中央寄りの端面に段差部21a、31aが形成されるよ
うに重ね印刷の印刷形状を、重ね印刷毎に印刷領域を徐
々に小さくすることによって簡単に形成することができ
る。
【0041】尚、上述の表面電極部2a、3a、裏面電
極部2b、3bの各下地導体膜2x、3xの形成におい
て、導電性ペーストの印刷及び乾燥処理までは夫々別個
を行い、焼成工程を共通化しても構わない。
【0042】次に、大型セラミック基板の各素子領域の
表面において、端子電極2、3の表面電極部2a、3a
の段差部21a、31aの一部に重畳するように抵抗体
膜4を形成する。具体的には、例えば酸化ルテニウムな
どを主成分とする抵抗体ペーストを用いて所定形状にス
クリーン印刷を施して、乾燥後、約850℃で焼きつけ
処理を行う。この状態を図4に示す。
【0043】次に、大型セラミック基板の各素子領域の
表面において、少なくとも抵抗体膜4上に1次オーバー
ガラス膜5を形成する。具体的には、例えばSiO2
どを含む低融点ガラスペーストを用いて所定形状にスク
リーン印刷を施して、乾燥後、約600℃で焼きつけ処
理を行う。この状態を図5に示す。
【0044】次に、端子電極2、3の表面電極部2a、
3aの下地導体膜2x、3xに抵抗値測定用装置の端子
(プローブ)を接続して、抵抗体膜4の抵抗値を測定し
ながら、1次オーバーガラス膜5を介して抵抗体膜4に
レーザー照射を行い、抵抗体膜4の一部にトリミング溝
4aを形成する。このレーザー光線が照射された1次オ
ーバーガラス膜5及び抵抗体膜4の一部は焼失、除去し
て、トリミング溝4aが形成されることになる。このト
リミング溝4aの長さによって、抵抗体膜4の実質的な
電気的な幅が減少して、抵抗値を所定値にすることがで
きる。尚、抵抗体膜4は1次オーバーガラス膜5を介し
て、レーザーが照射されるため、照射による衝撃が緩和
されて、抵抗体膜4に不要なクラックなどが発生するた
ことがなく、調整後においても安定した特性を導出する
ことができる。
【0045】次に、大型セラミック基板の各素子領域の
表面において、2次オーバーガラス膜6を形成する。具
体的には、例えばSiO2 などを含む低融点ガラスペー
ストを用いて所定形状にスクリーン印刷を施して、乾燥
後、約600℃で焼きつけ処理を行う。この状態を図6
に示す。特に、2次オーバーガラス膜6の厚みは、1次
オーバーガラス膜5に比較して非常に厚いため、この2
次オーバーガラス膜6の形成のために、ガラスペースト
を印刷した場合、ガラスのダレによる端子電極2、3の
表面への過剰付着が懸念されるが、本工程においては、
表面電極部2a、3aの下地導体膜2x、3x自身が、
このダレを防止する障壁として作用することになるた
め、下地導体膜2x、3xの表面に過剰のガラスペース
トの付着が有効に防止できる。
【0046】次に、大型セラミック基板の各素子領域に
区画した一方方向の分割溝に沿って分割処理を行い、短
冊状基板とする。ここで、一方方向の分割溝とは、分割
された端面に端子電極2、3となる面が露出する側の分
割溝である。
【0047】次に、短冊状基板の分割端面を整列させ
て、各素子領域の分割端面に、端子電極2、3となる端
面電極部を形成する。具体的には、Agなどを主成分と
する導電性ペーストを用いて所定形状にスクリーン印刷
を施して、乾燥後、約600℃で焼きつけ処理を行う。
【0048】次に、大型セラミック基板の各素子領域に
区画した他方方向の分割溝に沿って分割処理を行い、個
々の素子とする。
【0049】その後、端子電極2、3が露出している表
面電極部2a、3a、端面電極部、裏面電極部2b、3
bの表面に、Niや半田などのメッキ層2y、3yを被
着形成する。
【0050】上述のチップ抵抗器10においては、セラ
ミック基板1の表面側の端部に位置する端子電極2、3
の表面電極部2a、3aが、内側の辺に厚み方向に段差
部21a、31aが形成され、表面電極部2a、3aの
厚みは、抵抗体部分の厚みを想定して設定されている。
その結果、セラミック基板1上の端子電極部分と抵抗体
膜部分との厚みが実質的に同一、好ましくは若干端子電
極部分の厚みが厚くなるように形成されている。
【0051】このため、図7に示すように、プリント配
線基板70の所定配線導体71、72に、チップ状抵抗
器10の表面がプリント配線基板70側に対向するよう
に配置されても、抵抗体部分のオーバーガラス膜5、6
が表面電極部2a、3aよりも大きく突出することを抑
えることができるため、安定してプリント配線基板上に
実装することができる。
【0052】従って、チップ状抵抗器10の表裏の判別
が不要となるため、カセット内にランダムにチップ状抵
抗器を収納するバルクカセットを用いて、搬送及びプリ
ント基板への実装が効率的に行うことができる。
【0053】また、表面電極部2a、3aと抵抗体膜4
との重畳接続が、実際の厚みよりも充分に小さい段差部
21a、31aで行われるため、その厚みによる段切れ
が一切なく、安定した抵抗特性を導出することができ
る。
【0054】さらに、抵抗値を調整した抵抗体膜への熱
処理回数は、典型的なチップ状抵抗器と何等変わること
がないため、抵抗値調整した抵抗体膜の特性を安定に維
持できる。
【0055】また、一次オーバーガラス膜5及び二次オ
ーバーガラス膜6を一対の端子電極2、3の表面電極部
2a、3a間に充填するように印刷形成されることにな
るため、ガラスペーストのダレを有効に防止でき、メッ
キ層2y、3yが形成されるの表面電極部2a、3aの
被覆面積を広くなる。その結果、プリント配線基板70
上の半田接合がより安定することになる。
【0056】さらに、多層構造の一対の端子電極2、3
の表面電極部2a、3aを一連の工程で形成できるた
め、従来のチップ状抵抗器に比較して工程が複雑になる
ことがなく、また、従来のように、端子電極2、3にガ
ラス成分などの異物が介在してしまうことがないため、
強固な端子電極2、3が形成できる。
【0057】特に、チップ抵抗器は、近年、セラミック
基板1の形状が非常に小さくなっており、このような小
型されたチップ抵抗器においては、上述の作用が一層顕
著に現れることになる。
【0058】尚、上述の実施例では、単一の抵抗体膜が
形成されたチップ状抵抗器を例にして説明したが、抵抗
体膜が複数形成され、且つその複数対の端子電極を有す
る多連抵抗器などにも適用できるものである。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表面電
極部には、抵抗体膜と接続する内側の辺に厚み方向に段
差が形成されて、その厚みが、抵抗体膜部分の厚みと実
質的に同一となっている。従って、チップ抵抗器の表面
においては、端子電極部分及び抵抗体膜部分の各厚みを
実質的に同一となるため、バルクカッセットから取り出
してプリント配線基板に実装する際に、表裏の判別作業
が必要なくなり、効率よく実装することができる。しか
も、抵抗体膜と端子電極との間の段切れを防止し、抵抗
値の変動を抑制できるため、所定抵抗値特性を安定して
導出することができる。また、プリント配線基板へき接
合強度、端子電極自身の強度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ抵抗器の一例であるチップ状抵
抗器の一部を破断した状態の平面図である。
【図2】図1中のA−A線断面の構造図である。
【図3】本発明に係るチップ状抵抗器の主要工程におけ
る部分断面図である。
【図4】本発明に係るチップ状抵抗器の主要工程におけ
る部分断面図である。
【図5】本発明に係るチップ状抵抗器の主要工程におけ
る部分断面図である。
【図6】本発明に係るチップ状抵抗器の主要工程におけ
る部分断面図である。
【図7】本発明に係るチップ状抵抗器をプリント配線基
板に実装した状態の概略図である。
【図8】典型的なチップ抵抗器の構造図である。
【符号の説明】 10・・・・・チップ状抵抗器 1・・・・・・セラミック基板 2、3・・・・端子電極 2x、3x・・下地導体膜 2y、3y・・メッキ層 2a、3a・・・表面電極部 21a、31a・・・段差部 4・・・・・・抵抗体膜 5・・・1次オーバーガラス膜 6・・・2次オーバーガラス膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略四角形状のセラミック基板の対向し
    あう端部の表面、端面及び裏面に一対の端子電極を被着
    させるとともに、セラミック基板表面に前記一対の端子
    電極と接続する抵抗体膜と、該抵抗体膜を保護する保護
    ガラス膜を順次被着させて成るチップ抵抗器において、 前記一対の端子電極のうちセラミック基板表面に被着さ
    れている領域の厚みは、前記セラミック基板表面から保
    護ガラス膜表面までの厚みと実質的に同一であり、且つ
    前記抵抗体膜が接続される該領域の内側の辺に厚み方向
    の段差を有していることを特徴とするチップ抵抗器。
JP7131716A 1995-05-30 1995-05-30 チップ抵抗器 Pending JPH08330102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7131716A JPH08330102A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 チップ抵抗器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068503A (ja) * 2001-08-30 2003-03-07 Koa Corp チップ抵抗器
JP2010161135A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Rohm Co Ltd チップ抵抗器およびその製造方法
JPWO2015162858A1 (ja) * 2014-04-24 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 チップ抵抗器およびその製造方法

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